[go: up one dir, main page]

JP2000024601A - ディスク形ワークの洗浄装置 - Google Patents

ディスク形ワークの洗浄装置

Info

Publication number
JP2000024601A
JP2000024601A JP10194129A JP19412998A JP2000024601A JP 2000024601 A JP2000024601 A JP 2000024601A JP 10194129 A JP10194129 A JP 10194129A JP 19412998 A JP19412998 A JP 19412998A JP 2000024601 A JP2000024601 A JP 2000024601A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
cleaning
drive belt
washing
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10194129A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinobu Terui
井 善 信 照
Hiroshi Sato
藤 博 司 佐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Speedfam Clean System Co Ltd
Original Assignee
Speedfam Clean System Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Speedfam Clean System Co Ltd filed Critical Speedfam Clean System Co Ltd
Priority to JP10194129A priority Critical patent/JP2000024601A/ja
Priority to US09/337,728 priority patent/US6163916A/en
Publication of JP2000024601A publication Critical patent/JP2000024601A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B3/00Cleaning by methods involving the use or presence of liquid or steam
    • B08B3/04Cleaning involving contact with liquid
    • B08B3/10Cleaning involving contact with liquid with additional treatment of the liquid or of the object being cleaned, e.g. by heat, by electricity or by vibration
    • B08B3/12Cleaning involving contact with liquid with additional treatment of the liquid or of the object being cleaned, e.g. by heat, by electricity or by vibration by sonic or ultrasonic vibrations
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B1/00Cleaning by methods involving the use of tools
    • B08B1/20Cleaning of moving articles, e.g. of moving webs or of objects on a conveyor

Landscapes

  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク形ワークを大きな駆動力で確実に回
転させながら洗浄することができる、簡単で効率的な駆
動手段を備えた洗浄装置を得る。 【解決手段】 ワークWを1枚ずつ洗浄するための洗浄
機構18を、上記ワークを軸線の回りに強制的に回転さ
せる無端の駆動ベルト19と、回転するワークWの両面
を両側から挟持して洗浄する一対の洗浄ローラー20,
20とで構成し、上記駆動ベルト19を、ワークWの円
周方向に湾曲させた状態で該ワークWの外周に線接触さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク基板
や光ディスク基板、シリコンウエハ、ガラスウエハなど
のような、実質的にディスク形をしたワークを洗浄する
ための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディスク形をしたワークをロール状の洗
浄部材で洗浄するスクラブ式の洗浄装置は、例えば特開
昭61−8734号公報や特公平7−14509号公報
等に記載されているように、従来より公知である。
【0003】この種の洗浄装置は一般に、ワークの外周
に小径で硬質の駆動ローラーを接触させ、この駆動ロー
ラーでワークを軸線の回りに強制的に回転させながら、
該ワークの表面を回転する上記洗浄部材で洗浄するよう
に構成されている。
【0004】ところがこのように、ワークの外周に小径
の駆動ローラーを接触させて回転させる方法は、該駆動
ローラーとワークとの接触が点接触であるため、該駆動
ローラーの回転力がワークに伝わりにくく、スリップに
よる回転不良を生じ易いという問題があった。しかも、
このように駆動ローラーがスリップする現象は、ワーク
に作用する洗浄部材の面圧(押付力)が大きいほど顕著
に現れるため、該面圧をあまり大きくすることができ
ず、これが洗浄効果を低下させる原因の1つになってい
た。
【0005】上記スリップの問題は、上記駆動ローラー
を複数設けることによってある程度解決することはでき
るが、洗浄槽内の狭い空間部分に複数の駆動ローラーを
適度の間隔を保って設置しなければならないため、それ
らの設置スペースの確保が難しい。しかも、間隔をおい
て位置する複数の駆動ローラーをそれぞれ駆動源に連結
しなければならないため、装置の構造が複雑化し、これ
らの駆動ローラーや連結機構等がワークの搬送や洗浄部
材の配置等の邪魔になるという問題も生ずる。また、硬
質の駆動ローラーとの接触によってワークの外周に傷が
付き易いという欠点もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主要な技術的
課題は、ワークを大きな駆動力で確実に回転させながら
洗浄することができる、簡単で効率的な駆動手段を備え
た洗浄装置を提供することにある。
【0007】本発明の他の技術的課題は、洗浄中のワー
クを傷付けることなく安全かつ確実に回転させることが
できる、ベルト式の駆動手段を備えた洗浄装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明によれば、ディスク形ワークを1枚ずつ洗浄
するための洗浄機構を少なくとも1つ備えた洗浄装置が
提供される。この洗浄機構は、上記ワークを軸線の回り
に強制的に回転させる無端の駆動ベルトと、回転するワ
ークの両面を両側から挟持して洗浄する複数の洗浄ロー
ラーとを含んでいて、上記駆動ベルトが、ワークの円周
方向に湾曲した状態で該ワークの外周に線接触するよう
に配設されていることを特徴としている。
【0009】上記構成を有する本発明の洗浄装置によれ
ば、ワークの駆動に無端の駆動ベルトを使用し、該駆動
ベルトをワークの外周に線接触させるようにしているた
め、小径の駆動ローラーをワークに点接触させる従来方
式に比べ、ベルトの駆動力をワークに確実に伝えること
が可能になり、該ワークを大きな駆動力で確実に回転さ
せることができる。この結果、ワークの種類やその他の
洗浄条件に応じ、洗浄ローラーの面圧を増大させて洗浄
効果を高めることも可能になる。また、柔軟な駆動ベル
トをワークに線接触させるようにしているため、該ワー
クに傷が付きにくい。
【0010】本発明の具体的な構成態様によれば、上記
洗浄ローラーが、ワークを挟んで相対する位置に該ワー
クを横断するように少なくとも一対配設され、洗浄時の
回転力によって該ワークを上記駆動ベルトに押し付ける
ように構成されている。このように、洗浄ローラーに押
付手段を兼ねさせることにより、洗浄中にワークを回転
自在に支持する専用の支持ローラー等を設ける必要がな
いため、洗浄装置の構成が簡単になる。
【0011】本発明の洗浄装置は、ワークを洗浄液の流
れの中に浸漬させた状態で洗浄する構成であっても、ノ
ズルから洗浄液をワークに噴射しながら洗浄する構成で
あっても良い。
【0012】また、本発明の好ましい具体的な実施形態
によれば、ワークを自動的かつ連続的に洗浄できるよう
にするため、一方向から他方向に向けて洗浄液が連続的
に流れる洗浄槽に沿って、上記駆動ベルト及び洗浄ロー
ラーを含む洗浄機構を少なくとも1つ有する1つ以上の
洗浄部と、該洗浄部に未洗浄ワークを供給するためのロ
ーディング部と、該洗浄部から洗浄済ワークを取り出す
ためのアンローディング部とが設けられると共に、これ
らのローディング部と洗浄部及びアンローディング部と
の間にワークを順次搬送するワークホルダが設けられ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を図面を参照しながら詳細に説明する。図1には第1実
施例の洗浄装置1Aが主要な構成部品のみを用いて簡略
的に示され、図2〜図6にはその具体的構成が示されて
いる。この洗浄装置1Aは、ディスク形ワークWを一枚
ずつ自動的かつ連続的に搬送しながら、洗浄液2の流れ
の中でスクラブ式に洗浄するものである。
【0014】上記洗浄装置1Aは、機体3に支持された
流液式の洗浄槽4を備えている。この洗浄槽4は、実質
的に溝形をしていて、その一端に洗浄液2を供給するた
めの給液部6を有すると共に、他端に洗浄液2を排出す
るための排液部7を有し、上記給液部6から排液部7に
向けて、純水や洗剤溶液又は化学薬液等からなる洗浄液
2が連続的に流されるようになっている。また、該洗浄
槽4の底部4aは、給液部6側より排液部7側が低くな
る方向に若干傾斜している。
【0015】上記給液部6及び排液部7には、洗浄液2
の流れを全液深についてほぼ一様なものにするため、多
孔質プレートからなる整流機構9,10がそれぞれ設け
られている。給液部6側の整流機構9は、空隙率の異な
る複数の繊維プレート9a,9bにより形成されてい
て、空隙率の小さい繊維プレート9aが空隙率の大きい
繊維プレート9bより上流側に配設されている。そし
て、密閉構造の給液部6から上記繊維プレート9a,9
bを通じて洗浄液2を加圧状態で供給することにより、
全液深についてほぼ一様な流速が得られるようになって
いる。
【0016】一方、排液部7側の整流機構10は、多数
の通水孔10bを開けた金属製の穿孔プレート10aで
形成され、この穿孔プレート10aが、その上端を洗浄
液2の一部がオーバーフローし、残りが上記通水孔10
bを通じて排液部7に流出するように配設されている。
【0017】上記給液部6には、供給源から常時新しい
洗浄液を供給しても良いが、該給液部6と排液部7との
間に洗浄液の浄化機能を備えた給液機構を接続し、使用
済みの洗浄液を回収、浄化することによって循環的に再
使用することもできる。
【0018】上記洗浄槽4には、洗浄液2の流れに沿っ
て下流側から順次、未洗浄ワークを供給するためのロー
ディング部13と、供給されたワークを洗浄するための
洗浄部14と、洗浄済ワークを取り出すためのアンロー
ディング部15とが、相互間に等間隔Lを保って設置さ
れている。また、洗浄槽4の内部には、ワークWを縦向
きかつ液流と平行に支持して上記各部の間を搬送する複
数のワークホルダ16が設けられている。
【0019】上記洗浄部14には、ワークWを1枚ずつ
洗浄するための洗浄機構18が設けられている。この洗
浄機構18は、上記ワークWを洗浄液2中で軸線の回り
に強制的に回転させる無端の駆動ベルト19と、回転す
るワークWの両面を両側から挟持して洗浄液2中で洗浄
する複数の洗浄ローラー20とを含んでいる。
【0020】上記駆動ベルト19は、複数の溝付きプー
リ22に巻き掛けられて周回方向に駆動されるようにな
っていて、ワークWの円周方向に湾曲した状態で、該ワ
ークWの上部外周に線接触するように配設されている。
この駆動ベルト19は、ゴムや合成ゴムあるいは合成樹
脂のような、ワークを傷付けない程度に柔軟で摩擦の大
きい素材からなるもので、図6からも分かるように、そ
の外周面に周方向の窪み19aが設けられ、該窪み19
aの部分でワークWの外周に当接するようになってい
る。
【0021】このように、ワークWの駆動に無端の駆動
ベルト19を使用し、この駆動ベルト19をワークの外
周に線接触させることにより、小径の駆動ローラーをワ
ークに点接触させる従来の駆動方式に比べ、駆動ベルト
19の駆動力をワークに確実に伝えることが可能にな
り、該ワークWを大きな駆動力で確実に回転させること
ができる。また、駆動ベルト19が軟質でワークに線接
触しているため、該ワークを傷付けることがない。
【0022】上記プーリ22は、図2及び図4から分か
るように、機体3に取り付けられた台板25から洗浄槽
4内に延びる軸受部材26に回転自在に支持されてい
て、上記台板25上に設けられたモーター27により、
伝動機構28を通じて矢印方向に駆動されるようになっ
ている。
【0023】また、上記駆動ベルト19のワークWに当
接する部分は、図2及び図6から分かるように、2つの
プーリ22,22の間に設けられた一対のガイド29,
29によって湾曲した状態に支持されている。これらの
ガイド29は、上記台板25から下向きに延びる取付部
材30の下端に、駆動ベルト19を挟んで相対するよう
に取り付けられたもので、それぞれの内側面に上向きに
湾曲するガイド面29aを有し、このガイド面29a上
に駆動ベルト19を摺接させることにより、該ベルト1
9を上向きに湾曲させたものである。
【0024】一方、上記洗浄ローラー20は、上記駆動
ベルト19のほぼ真下の、ワークWを実質的に直径方向
に横断する位置に、該ワークWを挟んで相対するように
一対配設されている。この洗浄ローラー20は、金属や
合成樹脂等からなる硬質の芯材20aの周囲に、スポン
ジ質や繊維質の素材か、又はその他の柔軟で洗浄能力の
ある素材からなる洗浄部材20bを必要な厚さに取り付
けたもので、ワークWを両側から挟持した状態で回転す
ることによって該ワークWの両面を洗浄するものであ
る。
【0025】上記各洗浄ローラー20は、軸受部材32
によって支持板33上に回転自在に取り付けられ、伝動
機構34を介してモーター35に連結されることによ
り、洗浄時に矢印方向に駆動されるようになっている。
このときの上記各洗浄ローラー20,20の回転方向
は、それらの回転力でワークWを上方に持ち上げる方向
であり、これによって該ワークWが、ワークホルダ16
から持ち上げられて上記駆動ベルト19に下から押し付
けられるようになっている。即ち、上記洗浄ローラー2
0は、ワークWを駆動ベルト19に押し付けるための押
付手段を兼ねるものである。
【0026】このように洗浄ローラー20に押付手段を
兼ねさせることにより、洗浄中のワークを回転自在に支
持させるために専用の支持ローラーを特別に設ける必要
がないため、洗浄装置1Aの構成が簡単になる。しか
も、洗浄ローラー20のワークWに対する面圧(押付
力)を大きくすると、それだけ該ワークを駆動ベルト1
9に強く押し付けることができて該駆動ベルト19によ
る駆動がより確実になると同時に、洗浄ローラー20に
よる洗浄効果も向上するといった相乗効果が得られる。
【0027】上記洗浄ローラー20が取り付けられてい
る支持板33は、ベース37の両端から洗浄槽4内に延
びる支持アーム38の下端に取り付けられていて、上記
ベース37は、機体3にスライド機構39を介して洗浄
槽4の横幅方向に移動自在に取り付けられており、この
ベース37の移動によって一対の洗浄ローラー20,2
0が、相互に接近したり離れたりできるようになってい
る。
【0028】上記伝動機構34は、モーター35に連結
された第1駆動軸34aと、該第1駆動軸34aに歯車
34b,34cで連結された第2駆動軸34dと、該第
2駆動軸34dと洗浄ローラー20とを連結する歯車3
4e,34fとで構成され、これらの各部材が、上記支
持板33と一方の支持アーム38とに沿って設置されて
いる。また、上記スライド機構39は、機体3に洗浄槽
4の横幅方向に向けて設けられたレール39aと、ベー
ス37側に設けられて該レール39aに沿って摺動自在
の移動部材39bと、上記ベース37を駆動するための
図示しない駆動手段とで構成されている。
【0029】なお、図示の例では、上記洗浄ローラー2
0がワークWを挟んで相対する位置に一対だけ設けられ
ているが、2対以上設けることもできる。また、ワーク
Wの両側の洗浄ローラーの位置は上下に若干ずれていて
も良い。要するに洗浄ローラー20は、ワークWを駆動
ベルト19に押し付けながら洗浄できるような位置関係
に複数配設されていれば良いのである。
【0030】ワークWを搬送する上記ワークホルダ16
は、円弧状に湾曲する支持溝17を上端に有し、この支
持溝17内にワークの下端部外周を嵌合させた状態で支
持するものである。このワークホルダ16は、上記洗浄
部14(正確には洗浄機構18)とローディング部13
及びアンローディング部15の総数より1つ少ない数
(図示の実施例では2つ)だけ設けられていて、これら
のワークホルダ16A,16Bがそれぞれ、共通の支持
基板42から洗浄槽4内に延びる支持アーム43の下端
に、上記各部13,14,15間の間隔Lと同じ間隔を
保って取り付けられている。そして上記支持基板42
は、機体3に設けた駆動機構44に連結されており、こ
れにより上記2つのワークホルダ16A,16Bが、互
いに同期した状態で、図3に実線と鎖線で示す位置の間
を上下動自在、かつ洗浄槽4に沿って上記間隔Lと同じ
距離だけ往復移動自在となっている。
【0031】更に、上記ローディング部13及びアンロ
ーディング部15には、それぞれ、ワークWの中心孔に
挿入、係止可能なフック47を備えたチャックアーム4
6が設けられていて、これらのチャックアーム46が図
示しない駆動機構に接続されており、これらのチャック
アーム46によって未洗浄ワークの供給と洗浄済ワーク
の取り出しとが自動的に行われるようになっている。
【0032】上記構成を有する洗浄装置1Aにおいて、
図1に示すように、2つのワークホルダ16A,16B
が、それぞれローディング部13と洗浄部14とに臨む
復帰位置を占めている状態で、第1ワークホルダ16A
にチャックアーム46で未洗浄ワークWが供給される
と、これら2つのワークホルダ16A,16Bは、一旦
下降したあと間隔L分だけ上流側に向けて移動すること
により、図3に鎖線で示す前進位置まで変移し、その位
置で再び上昇する。これにより、第1ワークホルダ16
Aが保持する未洗浄ワークWは洗浄部14に送られ、第
2ワークホルダ16Bが洗浄部14から供給された洗浄
済ワークWを保持している場合には、この洗浄済ワーク
Wがアンローディング部15に送られる。
【0033】上記洗浄部14においては、一対の洗浄ロ
ーラー20,20が両側からワークWを挟持して図1及
び図6の矢印方向に回転することにより、その回転力で
該ワークWを第1ワークホルダ16Aから持ちあげて駆
動ベルト19に押し付ける。これにより該ワークWは、
この駆動ベルト19で強制的に回転させられながら、上
記洗浄ローラー20,20で両面がスクラブ洗浄され
る。このとき該ワークWは、図6に示すように、洗浄ロ
ーラー20,20の回転力により持ち上げられて駆動ベ
ルト19に押し付けられており、上記第1ワークホルダ
16Aからは離間している。
【0034】一方、アンローディング部15において
は、第2ワークホルダ16Bに保持された洗浄済ワーク
Wが、チャックアーム46によって外部に取り出され
る。
【0035】空になった上記2つのワークホルダ16
A,16Bは、一旦下降して下流側に後退したあと再び
上昇し、図1に実線で示すように、第1ワークホルダ1
6Aがローディング部13に臨みかつ第2ワークホルダ
16Bが洗浄部14に臨む位置である復帰位置を占め
る。そして再び、上記動作を繰り返すことにより、ワー
クWが一枚ずつ自動的かつ連続的に搬送されながら洗浄
液2の流れの中でスクラブ式に洗浄される。
【0036】上記洗浄槽4には、洗浄中又は搬送中のワ
ークWに超音波を照射するための超音波照射手段48を
適宜位置に少なくとも1つ取り付けることができる。
【0037】図7は本発明の第2実施例を概略的に示す
もので、この第2実施例の洗浄装置1Bは、複数の洗浄
部14a,14bを洗浄液2の流れに沿って配設した点
が、上記第1実施例の洗浄装置1Aと相違している。こ
のように洗浄部14a,14bを複数段に設けることに
より、各洗浄部14a,14bで精度の異なる洗浄を行
うことができる。この場合に、洗浄部の数に応じてワー
クホルダ16も増設されることは当然である。また、各
洗浄部に設けられている洗浄ローラー20は、洗浄部毎
に個別に駆動しても良いが、洗浄槽4の左右同じ側に位
置する洗浄ローラー同士を一つに連結し、それらを1つ
の駆動機構で駆動するように構成しても良い。なお、そ
の他の構成及び作用は第1実施例と実質的に同じである
から、主要な同一構成部分に第1実施例と同じ符号を付
してその説明は省略する。
【0038】図8は本発明の第3実施例を概略的に示す
もので、この第3実施例の洗浄装置1Cは、複数の洗浄
部を備えている点で上記第2実施例の洗浄装置1Bと共
通しているが、各洗浄部にそれぞれ複数の洗浄機構を設
けることにより、複数のワークを個別にかつ同時に洗浄
処理することができるようになっている点で、第2実施
例と相違している。
【0039】即ち、この洗浄装置1Aは、第1及び第2
の2つの洗浄部14a,14bを有していて、各洗浄部
14a,14bにそれぞれ、第1及び第2の2つの洗浄
機構18a,18bが設けられており、これにより、2
枚のワークWを個別にかつ同時に洗浄できるように構成
したものである。
【0040】この場合、ローディング部13とアンロー
ディング部15にも、2枚のワークWを同時に処理でき
るように2つのチャックアーム46a,46bが設けら
れており、ワークホルダ16についても同様に、2枚の
ワークを同時に搬送できるよう、2つのワークホルダ1
6a,16bを1組として3組が設けられている。ま
た、このワークホルダ16の移動距離は、上記洗浄部1
4とローディング部13及びアンローディング部15の
配設間隔が2Lということになるため、それと同じ2L
になる。なお、その他の構成は第2実施例と実質的に同
じである。
【0041】図9は本発明の第4実施例であって、この
実施例の洗浄装置1Dは、ワークを洗浄液中に浸漬させ
た状態で洗浄するのではなく、ノズル50から噴射され
る洗浄液2のシャワー流の中で洗浄するように構成され
ている点で、上記第1実施例と相違している。
【0042】なお、それ以外の構成、即ち洗浄部14、
ローディング部13、アンローディング部15、及びワ
ークホルダ16の構成については、実質的に上記第1実
施例と同じであるから、同一構成部分に第1実施例と同
一の符号を付してそれらの説明は省略する。また、この
シャワー式の洗浄装置1Dにおいても、上記第2及び第
3実施例のように、洗浄部13や洗浄機構18を複数段
設けることができることは言うまでもないことである。
【0043】更にまた、上記各実施例では、ワークWを
洗浄ローラー20,20の回転力だけで駆動ベルト19
に押し付けるようにしているが、ワークホルダ16で補
助的に駆動ベルトに押し付けるようにしても良い。この
場合には、上記ワークホルダ16における支持溝17の
溝底を、ワークが接触した状態で抵抗なく回転できるよ
うに形成しておく必要がある。その方法として、該支持
溝17の溝底面の摩擦を小さくすることによりワークが
滑り易い面にするとか、支持溝17の溝底にローラーや
ベアリングのような自由に回転できる部材を複数設け、
この回転部材でワークを2点又は3点で支持させるよう
にすれば良い。
【0044】
【発明の効果】このように本発明によれば、ワークを無
端の駆動ベルトにより大きな駆動力で確実に回転させな
がら洗浄することができ、洗浄中のワークを傷付けるこ
ともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る洗浄装置の第1実施例を主要な構
成部品のみを用いて簡略的に示した断面図である。
【図2】図1の洗浄装置の洗浄機構に関する構成を具体
的に示す断面図である。
【図3】図1の洗浄装置のワークホルダに関する構成を
具体的に示す断面図である。
【図4】図2におけるIV−IV線での断面図である。
【図5】図1におけるV−V線での断面図である。
【図6】洗浄機構の要部拡大断面図である。
【図7】本発明に係る洗浄装置の第2実施例を主要な構
成部品のみを用いて簡略的に示した断面図である。
【図8】本発明に係る洗浄装置の第3実施例を主要な構
成部品のみを用いて簡略的に示した断面図である。
【図9】本発明に係る洗浄装置の第4実施例を示す要部
断面図である。
【符号の説明】
1A,1B,1C,1D 洗浄装置 2 洗浄液 4 洗浄槽 13 ローディ
ング部 14,14a,14b 洗浄部 15 アンロ
ーディング部 16,16A,16B,16a,16b ワークホルダ 18,18a,18b 洗浄機構 19 駆動ベ
ルト 19a 窪み 20 洗浄ロ
ーラー 50 給液ノズル W ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B116 AA03 AB23 AB33 AB44 BB02 3B201 AA03 AB13 AB24 AB29 AB33 AB44 BA02 BA15 BB03 BB23 BB81 BB83 BB93 BB94 CB01 CB12

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク形ワークを1枚ずつ洗浄するため
    の洗浄機構を少なくとも1つ有し、該洗浄機構が、上記
    ワークを軸線の回りに強制的に回転させる無端の駆動ベ
    ルトと、回転するワークの両面を両側から挟持して洗浄
    する複数の洗浄ローラーとを含んでいて、上記駆動ベル
    トが、ワークの円周方向に湾曲した状態で該ワークの外
    周に線接触するように配設されていることを特徴とする
    ディスク形ワークの洗浄装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の洗浄装置において、上記
    洗浄ローラーが、ワークを挟んで相対する位置に該ワー
    クを横断するように少なくとも一対配設されていて、洗
    浄時の回転力によって該ワークを上記駆動ベルトに押し
    付ける押付手段を兼ねていることを特徴とするもの。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の洗浄装置におい
    て、上記駆動ベルト及び洗浄ローラーが、洗浄槽内に充
    填された洗浄液中においてワークを洗浄可能なるように
    配設されていることを特徴とするもの。
  4. 【請求項4】請求項1又は2に記載の洗浄装置におい
    て、該洗浄装置が、ワークに洗浄液を供給するための給
    液ノズルを有し、該給液ノズルから噴射される洗浄液の
    噴流の中で上記ワークを洗浄するように構成されている
    ことを特徴とするもの。
  5. 【請求項5】一方向から他方向に向けて洗浄液が連続的
    に流れる流液式の洗浄槽、該洗浄槽に沿って設けられた
    少なくとも1つの洗浄部、該洗浄部の下流側に設けられ
    た未洗浄ワークを供給するためのローディング部、上記
    洗浄部の上流側に設けられた洗浄済ワークを取り出すた
    めのアンローディング部、上記ローディング部と洗浄部
    及びアンローディング部の間を一定距離往復移動するこ
    とによりワークを上流側の各部へと順次搬送する複数の
    ワークホルダ、を有し、 上記各洗浄部が、ディスク形ワークを1枚ずつ洗浄する
    ための洗浄機構を少なくとも1つ有し、 上記洗浄機構が、上記ワークを洗浄液中で軸線の回りに
    強制的に回転させる無端の駆動ベルトと、回転するワー
    クの両面を両側から挟持して洗浄液中で洗浄する複数の
    洗浄ローラーとを含んでいて、上記駆動ベルトが、ワー
    クの円周方向に湾曲した状態で該ワークの外周に線接触
    するように配設されている、ことを特徴とするディスク
    形ワークの洗浄装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の洗浄装置において、上記
    洗浄ローラーが、ワークを挟んで相対向する位置に該ワ
    ークを実質的に直径方向に横断するように一対配設され
    ていて、洗浄時の回転力で該ワークを上記駆動ベルトに
    押し付ける押付手段を兼ねていることを特徴とするも
    の。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の洗浄装置において、上記
    各ワークホルダが、1枚のワークを縦向きかつ液流と平
    行に支持して搬送可能なるように構成されると共に、上
    記駆動ベルトが、上記ワークの上部外周に当接するよう
    に配設され、かつ上記一対の洗浄ローラーが、上記駆動
    ベルトとワークホルダとの間に配設されていて、該洗浄
    ローラーの洗浄時の回転力でワークが上記ワークホルダ
    から持ち上げられた状態で駆動ベルトに押し付けられる
    ようなっていることを特徴とするもの。
  8. 【請求項8】請求項1から7までの何れか1つに記載の
    洗浄装置において、上記駆動ベルトが外周面に周方向に
    延びる窪みを有していて、該窪み内にワークの外周面が
    嵌合した状態で当接するように構成されていることを特
    徴とするもの。
JP10194129A 1998-07-09 1998-07-09 ディスク形ワークの洗浄装置 Pending JP2000024601A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10194129A JP2000024601A (ja) 1998-07-09 1998-07-09 ディスク形ワークの洗浄装置
US09/337,728 US6163916A (en) 1998-07-09 1999-06-22 Cleaning apparatus for disk-shaped workpieces

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10194129A JP2000024601A (ja) 1998-07-09 1998-07-09 ディスク形ワークの洗浄装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000024601A true JP2000024601A (ja) 2000-01-25

Family

ID=16319399

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10194129A Pending JP2000024601A (ja) 1998-07-09 1998-07-09 ディスク形ワークの洗浄装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6163916A (ja)
JP (1) JP2000024601A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111299207A (zh) * 2019-12-24 2020-06-19 江苏欧达光学有限公司 一种旋转式光学镜片清洗装置

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6438781B1 (en) 2000-04-21 2002-08-27 Toda Citron Technologies, Inc. Washer for cleaning substrates
US20050022851A1 (en) * 2003-07-30 2005-02-03 Jun-Ming Chen [water cleaning apparatus]
CN101862738A (zh) * 2010-05-14 2010-10-20 苏州聚晶科技有限公司 硅片水平清洗机滚轮
CN104138870A (zh) * 2013-05-10 2014-11-12 盛美半导体设备(上海)有限公司 硅片清洗装置及方法
CN115634890B (zh) * 2022-10-31 2023-05-23 广东嘉元科技股份有限公司 一种电解铜箔抛光辊自动清理设备

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS618734A (ja) * 1984-06-21 1986-01-16 Mitsubishi Chem Ind Ltd ワ−ク洗浄装置
JP2802783B2 (ja) * 1989-09-04 1998-09-24 システム精工株式会社 ハードディスク基板の洗浄・乾燥装置
JPH0422411A (ja) * 1990-05-17 1992-01-27 Wako Sangyo Kk フィルターエレメント用濾材およびその製造方法
JP3131149B2 (ja) * 1996-05-09 2001-01-31 スピードファムクリーンシステム株式会社 流液式スクラバ洗浄方法及び装置
US5875507A (en) * 1996-07-15 1999-03-02 Oliver Design, Inc. Wafer cleaning apparatus
US5868857A (en) * 1996-12-30 1999-02-09 Intel Corporation Rotating belt wafer edge cleaning apparatus
JPH11192461A (ja) * 1997-10-30 1999-07-21 Speedfam Clean System Kk 流液式ワークカセット洗浄装置
US5933902A (en) * 1997-11-18 1999-08-10 Frey; Bernhard M. Wafer cleaning system
US5975094A (en) * 1997-11-26 1999-11-02 Speedfam Corporation Method and apparatus for enhanced cleaning of a workpiece with mechanical energy
TW392241B (en) * 1998-09-15 2000-06-01 Worldwild Semiconductor Mfg Co Wafer cleaning device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111299207A (zh) * 2019-12-24 2020-06-19 江苏欧达光学有限公司 一种旋转式光学镜片清洗装置

Also Published As

Publication number Publication date
US6163916A (en) 2000-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6625835B1 (en) Disk cascade scrubber
JP3131149B2 (ja) 流液式スクラバ洗浄方法及び装置
TWI300594B (ja)
JP4295878B2 (ja) 円板形ワークの洗浄装置
JP2003151943A (ja) スクラブ洗浄装置
EP1652222A1 (en) Substrate processing apparatus, substrate processing method, and substrate holding apparatus
KR19980042583A (ko) 기판세정장치 및 기판세정방법
JP2001096245A (ja) 洗浄方法および洗浄装置
JP2000024601A (ja) ディスク形ワークの洗浄装置
JPS58166726A (ja) ウエ−ハエツチング装置
JPH1190359A (ja) オーバーフロー式スクラブ洗浄方法及び装置
US6540841B1 (en) Method and apparatus for removing contaminants from the perimeter of a semiconductor substrate
US6079073A (en) Washing installation including plural washers
KR20010071759A (ko) 기판 세척 방법 및 장치
JP2543007B2 (ja) ウエ−ハ枚葉洗浄装置
JPH10314684A (ja) ディスク形ワークの洗浄方法及び装置
US7566663B2 (en) Method for manufacturing semiconductor device or semiconductor wafer using a chucking unit
KR0186043B1 (ko) 세정용 브러시를 가지는 기판세정장치 및 기판 세정방법
TWI713790B (zh) 處理裝置、具備該處理裝置之鍍覆裝置、搬送裝置、以及處理方法
JPH09223681A (ja) 洗浄装置
CN113292246B (zh) 一种用于玻璃减薄的连续生产装置
JP4908316B2 (ja) 洗浄装置、フラットパネルディスプレイの製造装置及びフラットパネルディスプレイ
JP2023050877A (ja) 洗浄装置
KR20100130951A (ko) 기판 액처리 장치, 기판 액처리 방법, 및 기판 액처리 프로그램을 저장한 기억 매체
JP2003031541A (ja) 洗浄装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050608

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080304

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080708