JP2000100175A - 多値強誘電体メモリ - Google Patents
多値強誘電体メモリInfo
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- G11C11/5657—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using storage elements with more than two stable states represented by steps, e.g. of voltage, current, phase, frequency using ferroelectric storage elements
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Abstract
(57)【要約】
【課題】多値FRAMにおけるFRAMセルの複数のセ
ルキャパシタ間の"0" データ同士および"1" データ同士
を区別可能な状態で四値以上の多値の分極量を容易に記
憶させ、セルの1回の読み出し動作でそのデータの読み
出しを行う。 【解決手段】それぞれ電極間絶縁膜に強誘電体膜が用い
られてなり、各一端が共通接続された複数個のセルキャ
パシタCA、CBと、複数個のセルキャパシタの各一端
側の共通接続ノードに一端が接続された少なくとも1個
のスイッチ素子Qと、複数個のキャパシタと1個のスイ
ッチ素子とにより構成されるメモリセルが二次元に配列
されて形成されたメモリセルアレイMCAとを具備する
多値FRAMにおいて、各メモリセルの複数個のキャパ
シタはそれぞれの容量値が実質的に異なる。
ルキャパシタ間の"0" データ同士および"1" データ同士
を区別可能な状態で四値以上の多値の分極量を容易に記
憶させ、セルの1回の読み出し動作でそのデータの読み
出しを行う。 【解決手段】それぞれ電極間絶縁膜に強誘電体膜が用い
られてなり、各一端が共通接続された複数個のセルキャ
パシタCA、CBと、複数個のセルキャパシタの各一端
側の共通接続ノードに一端が接続された少なくとも1個
のスイッチ素子Qと、複数個のキャパシタと1個のスイ
ッチ素子とにより構成されるメモリセルが二次元に配列
されて形成されたメモリセルアレイMCAとを具備する
多値FRAMにおいて、各メモリセルの複数個のキャパ
シタはそれぞれの容量値が実質的に異なる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記憶用キャパ
シタの絶縁膜に強誘電体薄膜を用いた強誘電体メモリセ
ルのアレイを有する強誘電体メモリ(FRAM)に係
り、特に複数個の強誘電体キャパシタが少なくとも1つ
のMOSトランジスタに接続されて構成されたメモリセ
ルに三値以上の多値のデータ(分極量)を蓄積するFR
AMにおけるセルデータの読み出し/書込み制御回路に
関するもので、FRAMを含む半導体集積回路に適用さ
れる。
シタの絶縁膜に強誘電体薄膜を用いた強誘電体メモリセ
ルのアレイを有する強誘電体メモリ(FRAM)に係
り、特に複数個の強誘電体キャパシタが少なくとも1つ
のMOSトランジスタに接続されて構成されたメモリセ
ルに三値以上の多値のデータ(分極量)を蓄積するFR
AMにおけるセルデータの読み出し/書込み制御回路に
関するもので、FRAMを含む半導体集積回路に適用さ
れる。
【0002】
【従来の技術】近年、情報記憶用キャパシタの電極間絶
縁膜としてペロブスカイト構造あるいは層状ペロブスカ
イト構造の物質からなる強誘電体を用いたFRAMセル
のアレイを有するFRAMが注目を集めている。
縁膜としてペロブスカイト構造あるいは層状ペロブスカ
イト構造の物質からなる強誘電体を用いたFRAMセル
のアレイを有するFRAMが注目を集めている。
【0003】強誘電体は、印加電界(V/m)と電気分
極量(C/m)との関係がヒステリシス特性を有し、強
誘電体膜の両端間の印加電圧(印加電界)を零に戻して
も分極が残る、つまり、不揮発性を示すことが特徴であ
る。
極量(C/m)との関係がヒステリシス特性を有し、強
誘電体膜の両端間の印加電圧(印加電界)を零に戻して
も分極が残る、つまり、不揮発性を示すことが特徴であ
る。
【0004】即ち、電界が印加された時に一旦発生した
電気分極は上記電界が印加されなくなっても残留し、上
記電界とは反対方向の向きにある程度以上の強さの電界
が印加された時に分極の向きが反転する特性を有してい
る。
電気分極は上記電界が印加されなくなっても残留し、上
記電界とは反対方向の向きにある程度以上の強さの電界
が印加された時に分極の向きが反転する特性を有してい
る。
【0005】このような特性に着目し、強誘電体の薄膜
を電極間絶縁膜に用いた強誘電体キャパシタの分極の方
向として情報を蓄積するFRAMセルを実現し、二値の
データを記憶する技術が開発されている。
を電極間絶縁膜に用いた強誘電体キャパシタの分極の方
向として情報を蓄積するFRAMセルを実現し、二値の
データを記憶する技術が開発されている。
【0006】前記FRAMセルは、DRAMセルのキャ
パシタを強誘電体キャパシタに置き換えた構成になって
おり、スイッチ用のMOSトランジスタを介して強誘電
体キャパシタから分極反転あるいは非反転の際の電荷が
取り出される(データ破壊読み出し)ので、データ読み
出し後に再書込みが行われる。
パシタを強誘電体キャパシタに置き換えた構成になって
おり、スイッチ用のMOSトランジスタを介して強誘電
体キャパシタから分極反転あるいは非反転の際の電荷が
取り出される(データ破壊読み出し)ので、データ読み
出し後に再書込みが行われる。
【0007】上記のようなFRAMセルのアレイを有す
るFRAMは、他の不揮発性メモリであるフラッシュメ
モリと比較すると、データ書換え回数が多く、かつデー
タ書き換え速度が著しく速いという特徴を持つ。また、
メモリーカード等に使用される電池バックアップ可能な
SRAMと比較しても、消費電力が小さく、セル面積を
大幅に小さくできるという特徴を持つ。
るFRAMは、他の不揮発性メモリであるフラッシュメ
モリと比較すると、データ書換え回数が多く、かつデー
タ書き換え速度が著しく速いという特徴を持つ。また、
メモリーカード等に使用される電池バックアップ可能な
SRAMと比較しても、消費電力が小さく、セル面積を
大幅に小さくできるという特徴を持つ。
【0008】上記のような特徴を持つFRAMは、既存
のDRAM、フラッシュメモリ、SRAMとの置き換
え、ロジック混載デバイスへの適用等、その期待は大変
大きい。また、FRAMは、バッテリーレスで高速動作
が可能であるので、非接触カード(RF−ID:Radio
Frequency-Identification)への展開が始まりつつあ
る。
のDRAM、フラッシュメモリ、SRAMとの置き換
え、ロジック混載デバイスへの適用等、その期待は大変
大きい。また、FRAMは、バッテリーレスで高速動作
が可能であるので、非接触カード(RF−ID:Radio
Frequency-Identification)への展開が始まりつつあ
る。
【0009】なお、FRAMのメモリセルの構造は、情
報記憶用のキャパシタに強誘電体膜を用いる構造と、ス
イッチ用のMOSトランジスタのゲート絶縁膜に強誘電
体膜を用いる構造との2種類に大別される。後者は半導
体基板がシリコンである場合にその界面に直接形成でき
る適当な強誘電体膜が存在しないので実現性に疑問が残
る状況である。
報記憶用のキャパシタに強誘電体膜を用いる構造と、ス
イッチ用のMOSトランジスタのゲート絶縁膜に強誘電
体膜を用いる構造との2種類に大別される。後者は半導
体基板がシリコンである場合にその界面に直接形成でき
る適当な強誘電体膜が存在しないので実現性に疑問が残
る状況である。
【0010】前者のFRAMセルの構成には、図12に
示すように、スイッチ用の1つのMOSトランジスタQ
と情報記憶用の1つの強誘電体キャパシタCが直列に接
続されて構成される1トランジスタ・1キャパシタ型の
ものと、2組の1トランジスタ・1キャパシタ型のセル
(2つのトランジスタと2つの強誘電体キャパシタ)に
より構成される2トランジスタ・2キャパシタ型のもの
がある。
示すように、スイッチ用の1つのMOSトランジスタQ
と情報記憶用の1つの強誘電体キャパシタCが直列に接
続されて構成される1トランジスタ・1キャパシタ型の
ものと、2組の1トランジスタ・1キャパシタ型のセル
(2つのトランジスタと2つの強誘電体キャパシタ)に
より構成される2トランジスタ・2キャパシタ型のもの
がある。
【0011】1トランジスタ・1キャパシタ型のセル
は、DRAMと同等の高集積化が可能という長所を持
ち、2トランジスタ・2キャパシタ型のセルは、信頼性
に優れているという長所を持つ。
は、DRAMと同等の高集積化が可能という長所を持
ち、2トランジスタ・2キャパシタ型のセルは、信頼性
に優れているという長所を持つ。
【0012】上記1トランジスタ・1キャパシタ型のF
RAMセルにおいて、スイッチ用のMOSトランジスタ
Qは、ゲートにワード線WLが接続され、一端側のノー
ドにビット線BLが接続される。そして、強誘電体キャ
パシタCは、一端側のノードが前記MOSトランジスタ
Qの他端側のノードに接続され、他端側のノード(プレ
ート電極)がプレート線PLに接続される。
RAMセルにおいて、スイッチ用のMOSトランジスタ
Qは、ゲートにワード線WLが接続され、一端側のノー
ドにビット線BLが接続される。そして、強誘電体キャ
パシタCは、一端側のノードが前記MOSトランジスタ
Qの他端側のノードに接続され、他端側のノード(プレ
ート電極)がプレート線PLに接続される。
【0013】図13は、図12に示した1トランジスタ
・1キャパシタ型のFRAMセルのセルキャパシタに対
応した"0" 読み、"1" 読み動作を説明するために示すヒ
ステリシス曲線であり、図中、a 、b 、c 、d 点は残留
分極量を示す。
・1キャパシタ型のFRAMセルのセルキャパシタに対
応した"0" 読み、"1" 読み動作を説明するために示すヒ
ステリシス曲線であり、図中、a 、b 、c 、d 点は残留
分極量を示す。
【0014】次に、図13を参照しながら1トランジス
タ・1キャパシタ型のFRAMセルのアレイを有する二
値情報記憶方式のFRAMの動作を説明する。まず、プ
リチャージサイクルにおいてビット線電圧VBLを接地
電位にする。次に、ビット線のプリチャージを解除し、
ワード線WLを選択してトランジスタQをオンにした
後、プレート線電圧VPLを接地電位から電源電圧に上
昇させることによりキャパシタCの電荷をビット線に読
み出し、これにより生じるビット線電位の変化をセンス
アンプ(図示せず)で比較増幅する。
タ・1キャパシタ型のFRAMセルのアレイを有する二
値情報記憶方式のFRAMの動作を説明する。まず、プ
リチャージサイクルにおいてビット線電圧VBLを接地
電位にする。次に、ビット線のプリチャージを解除し、
ワード線WLを選択してトランジスタQをオンにした
後、プレート線電圧VPLを接地電位から電源電圧に上
昇させることによりキャパシタCの電荷をビット線に読
み出し、これにより生じるビット線電位の変化をセンス
アンプ(図示せず)で比較増幅する。
【0015】この時、"0" 読みの場合には、キャパシタ
Cの分極は反転しないので、ビット線に読み出される電
荷量は少なく、センスアンプによる比較増幅の結果、ビ
ット線(キャパシタCのストレージノード側)は接地電
位のままである。これにより、キャパシタCの分極点は
ヒステリシス曲線のa 点からc 点へ移動する。
Cの分極は反転しないので、ビット線に読み出される電
荷量は少なく、センスアンプによる比較増幅の結果、ビ
ット線(キャパシタCのストレージノード側)は接地電
位のままである。これにより、キャパシタCの分極点は
ヒステリシス曲線のa 点からc 点へ移動する。
【0016】これに対して、"1" 読みの場合には、キャ
パシタCの分極反転を伴い、前記プレート線電圧VPL
として電源電圧を加えた時にビット線に読み出される電
荷量が"0" 読みの場合に比べて多く、センスアンプによ
る比較増幅の結果、ビット線(キャパシタCのストレー
ジノード側)が電源電圧となる。これにより、キャパシ
タCの分極点はヒステリシス曲線のb 点からc 点に移っ
た後、a 点に移動する。
パシタCの分極反転を伴い、前記プレート線電圧VPL
として電源電圧を加えた時にビット線に読み出される電
荷量が"0" 読みの場合に比べて多く、センスアンプによ
る比較増幅の結果、ビット線(キャパシタCのストレー
ジノード側)が電源電圧となる。これにより、キャパシ
タCの分極点はヒステリシス曲線のb 点からc 点に移っ
た後、a 点に移動する。
【0017】次に、センスアンプの出力データをデータ
線(図示せず)に送り出した後、プレート線電圧VPL
を接地電位へ落とすことにより、"0" 読みの場合の分極
点はa 点に戻り、"1" 読みの場合の分極点はd 点に移
る。
線(図示せず)に送り出した後、プレート線電圧VPL
を接地電位へ落とすことにより、"0" 読みの場合の分極
点はa 点に戻り、"1" 読みの場合の分極点はd 点に移
る。
【0018】この後、トランジスタQをオフにした
時、"1" 読みの場合の分極点はd 点からb 点へ移り、セ
ルキャパシタCへの再書き込みが終了する。以上は、読
み出しおよび再書き込みを説明したが、データの書き換
えを行いたい時は、上記プレート電圧VPLとして電源
電圧が加えられている時に、"1" を書き込みたい時はビ
ット線に電源電圧、"0" を書き込みたい時はビット線に
接地電位を入出力線(図示せず)を通じて加えればよ
い。
時、"1" 読みの場合の分極点はd 点からb 点へ移り、セ
ルキャパシタCへの再書き込みが終了する。以上は、読
み出しおよび再書き込みを説明したが、データの書き換
えを行いたい時は、上記プレート電圧VPLとして電源
電圧が加えられている時に、"1" を書き込みたい時はビ
ット線に電源電圧、"0" を書き込みたい時はビット線に
接地電位を入出力線(図示せず)を通じて加えればよ
い。
【0019】一方、特開平4−90189号公報の「強
誘電体記憶装置」には、複数個の強誘電体キャパシタを
1つのMOSトランジスタに接続して1つのメモリセル
を構成し、これに三値以上の分極量(三値以上の多値デ
ータ)を蓄積することのできる技術が開示されている。
誘電体記憶装置」には、複数個の強誘電体キャパシタを
1つのMOSトランジスタに接続して1つのメモリセル
を構成し、これに三値以上の分極量(三値以上の多値デ
ータ)を蓄積することのできる技術が開示されている。
【0020】このメモリセルは、複数個の強誘電体キャ
パシタを用いているが、多値データを蓄積でき、ビット
線とのコンタクトは1個で済むので、ビットコストの安
い多値強誘電体メモリを実現できる。
パシタを用いているが、多値データを蓄積でき、ビット
線とのコンタクトは1個で済むので、ビットコストの安
い多値強誘電体メモリを実現できる。
【0021】但し、この技術では、複数個のセルキャパ
シタの各面積は等しいので、それぞれのデータ"1" 同士
またはデータ"0" 同士を同時に区別することはできな
い。また、メモリセルからデータを読み出すために使用
するセンスアンプ(図示せず)の個数は1個だけである
ので、センスアンプをキャパシタの数だけ複数回駆動す
る必要があるという問題がある。
シタの各面積は等しいので、それぞれのデータ"1" 同士
またはデータ"0" 同士を同時に区別することはできな
い。また、メモリセルからデータを読み出すために使用
するセンスアンプ(図示せず)の個数は1個だけである
ので、センスアンプをキャパシタの数だけ複数回駆動す
る必要があるという問題がある。
【0022】以下、この問題を具体的な動作を通じて説
明する。図14は、例えば2キャパシタ・1トランジス
タを用いて四値メモリを実現した構成を示す。
明する。図14は、例えば2キャパシタ・1トランジス
タを用いて四値メモリを実現した構成を示す。
【0023】このような構成の場合、まず、プリチャー
ジサイクルにおいてビット線電圧VBLを接地電位にす
る。次に、ビット線のプリチャージを解除し、ワード線
WLを選択してトランジスタQをオンにした後、第1の
プレート線電位VPLAを接地電位から電源電圧に上昇
させることにより第1のセルキャパシタAの電荷をビッ
ト線に読み出し、これにより生じるビット線電位の変化
をセンスアンプ(図示せず)で比較増幅する。この時、
非選択の第2のセルキャパシタBのプレート線電位(つ
まり、第2のプレート線電位VPLB)をVcc/2にし
ておく。
ジサイクルにおいてビット線電圧VBLを接地電位にす
る。次に、ビット線のプリチャージを解除し、ワード線
WLを選択してトランジスタQをオンにした後、第1の
プレート線電位VPLAを接地電位から電源電圧に上昇
させることにより第1のセルキャパシタAの電荷をビッ
ト線に読み出し、これにより生じるビット線電位の変化
をセンスアンプ(図示せず)で比較増幅する。この時、
非選択の第2のセルキャパシタBのプレート線電位(つ
まり、第2のプレート線電位VPLB)をVcc/2にし
ておく。
【0024】次に、センスアンプの出力データをデータ
線(図示せず)に送り出した後、第1のプレート線電圧
VPLAを接地電位へ落とすことにより、第1のセルキ
ャパシタAへの再書き込みが終了する。
線(図示せず)に送り出した後、第1のプレート線電圧
VPLAを接地電位へ落とすことにより、第1のセルキ
ャパシタAへの再書き込みが終了する。
【0025】次に、ビット線電圧VBLを接地電位にイ
コライズした後、ビット線のプリチャージを解除し、前
述した第1のセルキャパシタAの読み出しと同様な手順
により第2のセルキャパシタBのデータを読み出す。こ
の時も、非選択の第1のセルキャパシタAのプレート線
電位(つまり、第1のプレート線電位VPLA)を前述
と同様にVcc/2にしておく。
コライズした後、ビット線のプリチャージを解除し、前
述した第1のセルキャパシタAの読み出しと同様な手順
により第2のセルキャパシタBのデータを読み出す。こ
の時も、非選択の第1のセルキャパシタAのプレート線
電位(つまり、第1のプレート線電位VPLA)を前述
と同様にVcc/2にしておく。
【0026】次に、センスアンプの出力データをデータ
線(図示せず)に送り出した後、第2のプレート線電圧
VPLBを接地電位へ落とすことにより、第2のセルキ
ャパシタBへの再書き込みが終了する。
線(図示せず)に送り出した後、第2のプレート線電圧
VPLBを接地電位へ落とすことにより、第2のセルキ
ャパシタBへの再書き込みが終了する。
【0027】最後に、トランジスタQをオフにすること
により、メモリセルの読み出し/再書き込み動作が終了
する。なお、上記したような第1のセルキャパシタA、
第2のセルキャパシタBからのデータの読み出しにおい
て、それぞれ非選択になるセルキャパシタのプレート線
電位をVcc/2にしたが、これによって選択されている
セルキャパシタから“1”が読み出されようと“0”が
読み出されようと、非選択のセルキャパシタの電極間に
は抗電界以下の電界しか加わらず、分極の反転は生じな
い。
により、メモリセルの読み出し/再書き込み動作が終了
する。なお、上記したような第1のセルキャパシタA、
第2のセルキャパシタBからのデータの読み出しにおい
て、それぞれ非選択になるセルキャパシタのプレート線
電位をVcc/2にしたが、これによって選択されている
セルキャパシタから“1”が読み出されようと“0”が
読み出されようと、非選択のセルキャパシタの電極間に
は抗電界以下の電界しか加わらず、分極の反転は生じな
い。
【0028】このような動作において特徴的なことは、
1個のメモリセルの読み出しおよび再書き込みを行うた
めに、プレート線とセンスアンプを2回駆動しなければ
いけないことである。
1個のメモリセルの読み出しおよび再書き込みを行うた
めに、プレート線とセンスアンプを2回駆動しなければ
いけないことである。
【0029】また、このことに関連して、前記特開平4
−90189号公報には、読み出し動作の高速化のため
に強誘電体キャパシタの数およびそれぞれのキャパシタ
容量等がどうあればよいかについての開示は一切なされ
ていない。
−90189号公報には、読み出し動作の高速化のため
に強誘電体キャパシタの数およびそれぞれのキャパシタ
容量等がどうあればよいかについての開示は一切なされ
ていない。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事情に
鑑みてなされたもので、1つのFRAMセルの複数のセ
ルキャパシタ間の"0" データ同士および"1" データ同士
を区別可能な状態で三値以上の多値の分極量を容易に記
憶させ、プレート線とセンスアンプをそれぞれ実質的に
1回動作させるだけで多値データの読み出しを行うこと
が可能になり、高集積化が可能でビットコストが安く、
セルデータの読み出し動作の高速化を図り得る多値強誘
電体メモリを提供することを目的とする。
鑑みてなされたもので、1つのFRAMセルの複数のセ
ルキャパシタ間の"0" データ同士および"1" データ同士
を区別可能な状態で三値以上の多値の分極量を容易に記
憶させ、プレート線とセンスアンプをそれぞれ実質的に
1回動作させるだけで多値データの読み出しを行うこと
が可能になり、高集積化が可能でビットコストが安く、
セルデータの読み出し動作の高速化を図り得る多値強誘
電体メモリを提供することを目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明の多値強誘電体メ
モリは、それぞれ電極間絶縁膜に強誘電体膜が用いられ
てなり、それぞれの容量値が実質的に異なり、各一端が
共通接続された複数個のキャパシタおよび前記複数個の
キャパシタの各一端側の共通接続ノードに一端が接続さ
れた少なくとも1個のスイッチ素子により構成されるメ
モリセルが二次元に配列されて形成されたメモリセルア
レイを具備することを特徴とする。
モリは、それぞれ電極間絶縁膜に強誘電体膜が用いられ
てなり、それぞれの容量値が実質的に異なり、各一端が
共通接続された複数個のキャパシタおよび前記複数個の
キャパシタの各一端側の共通接続ノードに一端が接続さ
れた少なくとも1個のスイッチ素子により構成されるメ
モリセルが二次元に配列されて形成されたメモリセルア
レイを具備することを特徴とする。
【0032】また、本発明の多値強誘電体メモリは、そ
れぞれ電極間絶縁膜に強誘電体膜が用いられてなり、そ
れぞれの容量値が実質的に異なり、各一端が共通接続さ
れた複数個のキャパシタおよび前記複数個のキャパシタ
の各一端側の共通接続ノードに一端が接続された少なく
とも1個のスイッチ素子により構成されるメモリセルが
二次元に配列されて形成されたメモリセルアレイと、前
記メモリセルアレイの各カラムにおける前記メモリセル
のスイッチ素子の他端側のノードに接続された第1のビ
ット線と、前記複数個のキャパシタの各他端側のプレー
ト電極にそれぞれ対応して接続されたプレート線と、前
記メモリセルから前記第1のビット線に読み出されたn
値データを相異なる複数の参照電位とそれぞれ比較して
増幅する複数(n-1) 個のセンスアンプを含むセンスアン
プ領域と、前記第1のビット線を前記メモリセルに接続
されているメモリセル領域と前記センスアンプ領域とに
区分する位置と前記複数個のセンスアンプをそれぞれ分
割する位置に挿入されたNMOSトランジスタからな
り、それぞれのゲートに印加されるゲート制御信号によ
りスイッチ制御されることによって前記第1のビット線
に対する複数個のセンスアンプの接続切り離しを選択的
に行うセンスアンプ領域分割用スイッチ素子と、前記メ
モリセル領域の第1のビット線に接続され、前記メモリ
セルからのデータ読み出し開始前には前記第1のビット
線を接地電位にプリチャージし、前記メモリセルからの
データ読み出し開始時にはプリチャージを解除するプリ
チャージ回路を具備することを特徴とする。
れぞれ電極間絶縁膜に強誘電体膜が用いられてなり、そ
れぞれの容量値が実質的に異なり、各一端が共通接続さ
れた複数個のキャパシタおよび前記複数個のキャパシタ
の各一端側の共通接続ノードに一端が接続された少なく
とも1個のスイッチ素子により構成されるメモリセルが
二次元に配列されて形成されたメモリセルアレイと、前
記メモリセルアレイの各カラムにおける前記メモリセル
のスイッチ素子の他端側のノードに接続された第1のビ
ット線と、前記複数個のキャパシタの各他端側のプレー
ト電極にそれぞれ対応して接続されたプレート線と、前
記メモリセルから前記第1のビット線に読み出されたn
値データを相異なる複数の参照電位とそれぞれ比較して
増幅する複数(n-1) 個のセンスアンプを含むセンスアン
プ領域と、前記第1のビット線を前記メモリセルに接続
されているメモリセル領域と前記センスアンプ領域とに
区分する位置と前記複数個のセンスアンプをそれぞれ分
割する位置に挿入されたNMOSトランジスタからな
り、それぞれのゲートに印加されるゲート制御信号によ
りスイッチ制御されることによって前記第1のビット線
に対する複数個のセンスアンプの接続切り離しを選択的
に行うセンスアンプ領域分割用スイッチ素子と、前記メ
モリセル領域の第1のビット線に接続され、前記メモリ
セルからのデータ読み出し開始前には前記第1のビット
線を接地電位にプリチャージし、前記メモリセルからの
データ読み出し開始時にはプリチャージを解除するプリ
チャージ回路を具備することを特徴とする。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の多
値FRAMの実施の形態を詳細に説明する。本発明の多
値FRAMで用いているFRAMセルは、それぞれ電極
間絶縁膜に強誘電体膜が用いられてなり、それぞれの容
量値が実質的に異なり、各一端が共通接続された複数個
のキャパシタと、前記複数個のキャパシタの各一端側の
共通接続ノードに一端が接続された少なくとも1個のス
イッチ素子とを具備する。
値FRAMの実施の形態を詳細に説明する。本発明の多
値FRAMで用いているFRAMセルは、それぞれ電極
間絶縁膜に強誘電体膜が用いられてなり、それぞれの容
量値が実質的に異なり、各一端が共通接続された複数個
のキャパシタと、前記複数個のキャパシタの各一端側の
共通接続ノードに一端が接続された少なくとも1個のス
イッチ素子とを具備する。
【0034】このような構成のFRAMセルにおける複
数個のキャパシタにn(≧4)値の分極量を情報として
蓄積することによって四値以上の多値データを記憶する
ものである。
数個のキャパシタにn(≧4)値の分極量を情報として
蓄積することによって四値以上の多値データを記憶する
ものである。
【0035】以下、本発明の多値FRAMの第1実施例
として、四値データを記憶可能な四値FRAMについて
説明する。図1は、四値FRAMで用いるFRAMセル
の1個分の一例を示す等価回路図である。
として、四値データを記憶可能な四値FRAMについて
説明する。図1は、四値FRAMで用いるFRAMセル
の1個分の一例を示す等価回路図である。
【0036】このFRAMセルは、容量値の比が1:2
のセルキャパシタCA、CBの各一端のノードに1個の
MOSトランジスタQの一端のノードが接続された1ト
ランジスタ・2キャパシタ構成のメモリセルである。
のセルキャパシタCA、CBの各一端のノードに1個の
MOSトランジスタQの一端のノードが接続された1ト
ランジスタ・2キャパシタ構成のメモリセルである。
【0037】なお、セルキャパシタCA、CBの容量比
を1:2に設定するためには、通常は、キャパシタ電極
間の対向面積(強誘電体薄膜の面積)の比率を1:2に
設定すればよいが、強誘電体薄膜の厚さを2:1に設定
してもよい。
を1:2に設定するためには、通常は、キャパシタ電極
間の対向面積(強誘電体薄膜の面積)の比率を1:2に
設定すればよいが、強誘電体薄膜の厚さを2:1に設定
してもよい。
【0038】上記1トランジスタ・2キャパシタ型のF
RAMセルのトランジスタQは、ゲートにワード線WL
が接続され、他端側のノードにビット線BLが接続さ
れ、2個のセルキャパシタCA、CBの各他端側のプレ
ート電極は各対応して第1のプレート線PLA、第2の
プレート線PLBに接続される。
RAMセルのトランジスタQは、ゲートにワード線WL
が接続され、他端側のノードにビット線BLが接続さ
れ、2個のセルキャパシタCA、CBの各他端側のプレ
ート電極は各対応して第1のプレート線PLA、第2の
プレート線PLBに接続される。
【0039】図2は、図1に示したFRAMセルの"0"
読み、"1" 読み動作を説明するためにセルキャパシタC
A、CBに対応したヒステリシス曲線を示しており、図
中、A0 、A1 、A2 、A3 はセルキャパシタCAの残
留分極量、B0 、B1 、B2、B3 はセルキャパシタC
Bの残留分極量を示す。
読み、"1" 読み動作を説明するためにセルキャパシタC
A、CBに対応したヒステリシス曲線を示しており、図
中、A0 、A1 、A2 、A3 はセルキャパシタCAの残
留分極量、B0 、B1 、B2、B3 はセルキャパシタC
Bの残留分極量を示す。
【0040】ここで、セルキャパシタCAとCBは、強
誘電体薄膜の面積比が1:2であるので、それぞれのプ
レート線・ビット線間の電位差(VPLA−VBL)、
(VPLB−VBL)が等しい場合に分極電荷量も1:
2となる。
誘電体薄膜の面積比が1:2であるので、それぞれのプ
レート線・ビット線間の電位差(VPLA−VBL)、
(VPLB−VBL)が等しい場合に分極電荷量も1:
2となる。
【0041】<第1実施例>図3は、第1実施例に係る
四値FRAMの主要部の概略構成を示しており、特にメ
モリセルアレイおよび周辺回路の一部の回路接続を示し
ている。
四値FRAMの主要部の概略構成を示しており、特にメ
モリセルアレイおよび周辺回路の一部の回路接続を示し
ている。
【0042】図3において、10は多値データを蓄積す
るメモリセル領域、12k(k=0、1、2)はメモリ
セルからビット線に読み出された多値データを比較増幅
するセンスアンプ(S/A)領域である。
るメモリセル領域、12k(k=0、1、2)はメモリ
セルからビット線に読み出された多値データを比較増幅
するセンスアンプ(S/A)領域である。
【0043】上記センスアンプ領域12kは、多値デー
タを1回で比較増幅するために、各々1つのセンスアン
プS/Akを含む複数(本例では3)個の領域に分割さ
れている。前記3個のセンスアンプ領域12kを、メモ
リセル領域10側から順に第1のセンスアンプ領域12
0、第2のセンスアンプ領域121、第3のセンスアン
プ領域122と呼ぶものとする。
タを1回で比較増幅するために、各々1つのセンスアン
プS/Akを含む複数(本例では3)個の領域に分割さ
れている。前記3個のセンスアンプ領域12kを、メモ
リセル領域10側から順に第1のセンスアンプ領域12
0、第2のセンスアンプ領域121、第3のセンスアン
プ領域122と呼ぶものとする。
【0044】(BL0 、BBL0 )、(BL1 、BBL
1 )、(BL2 、BBL2 )は前記分割された3個のセ
ンスアンプ領域12kにおけるそれぞれビット線対であ
り、全てほぼ等しい容量を持っている。
1 )、(BL2 、BBL2 )は前記分割された3個のセ
ンスアンプ領域12kにおけるそれぞれビット線対であ
り、全てほぼ等しい容量を持っている。
【0045】前記メモリセル領域10の中には、図1に
示したようなメモリセルMCが行列状に配列されて形成
されたメモリセルアレイMCAの他に、ビット線対B
L、BBLをプリチャージ・イコライズするプリチャー
ジ・イコライズ回路部11を含む。
示したようなメモリセルMCが行列状に配列されて形成
されたメモリセルアレイMCAの他に、ビット線対B
L、BBLをプリチャージ・イコライズするプリチャー
ジ・イコライズ回路部11を含む。
【0046】上記メモリセル領域10における同一列の
メモリセルMCは、トランジスタQの他端側のノードが
ビット線BLまたはBBLに接続されている。また、メ
モリセル領域10における同一行のセルMCのスイッチ
素子用トランジスタQのゲートには共通にワード線WL
i(代表的にWL0、WL1の2本のみ示している)が
接続されている。
メモリセルMCは、トランジスタQの他端側のノードが
ビット線BLまたはBBLに接続されている。また、メ
モリセル領域10における同一行のセルMCのスイッチ
素子用トランジスタQのゲートには共通にワード線WL
i(代表的にWL0、WL1の2本のみ示している)が
接続されている。
【0047】そして、同一行のセルMCのセルキャパシ
タCAのプレート電極には共通に第1のプレート線PL
i0(代表的にPL00、PL10の2本のみ示してい
る)が接続されており、同一行のセルMCのセルキャパ
シタCBのプレート電極には共通に第2のプレート線P
Li1(代表的にPL01、PL11の2本のみ示してい
る)が接続されている。これらのプレート線PLi0、P
Li1は、前記ワード線WLiにほぼ平行に配置されてい
る。
タCAのプレート電極には共通に第1のプレート線PL
i0(代表的にPL00、PL10の2本のみ示してい
る)が接続されており、同一行のセルMCのセルキャパ
シタCBのプレート電極には共通に第2のプレート線P
Li1(代表的にPL01、PL11の2本のみ示してい
る)が接続されている。これらのプレート線PLi0、P
Li1は、前記ワード線WLiにほぼ平行に配置されてい
る。
【0048】前記プリチャージ・イコライズ回路部11
は、ビット線プリチャージ電位(本例では接地電位Vs
s)が与えられるVss線とメモリセル領域10のビット
線対BL、BBLとの間にそれぞれ接続されたビット線
プリチャージ用のNMOSトランジスタQNと、上記ビ
ット線対BL、BBL間に接続されたビット線電位イコ
ライズ用のNMOSトランジスタQEとを有し、プリチ
ャージ・イコライズ制御信号EQにより制御される。
は、ビット線プリチャージ電位(本例では接地電位Vs
s)が与えられるVss線とメモリセル領域10のビット
線対BL、BBLとの間にそれぞれ接続されたビット線
プリチャージ用のNMOSトランジスタQNと、上記ビ
ット線対BL、BBL間に接続されたビット線電位イコ
ライズ用のNMOSトランジスタQEとを有し、プリチ
ャージ・イコライズ制御信号EQにより制御される。
【0049】なお、前記メモリセル領域10の複数本の
ワード線WLiは、アドレス信号に基づいてワード線選
択回路(図示せず)により1本のワード線(例えばWL
0)が選択されてワード線駆動電圧VWLiが供給され
る。
ワード線WLiは、アドレス信号に基づいてワード線選
択回路(図示せず)により1本のワード線(例えばWL
0)が選択されてワード線駆動電圧VWLiが供給され
る。
【0050】また、前記メモリセル領域10の複数本の
プレート線PLi0、PLi1は、アドレス信号に基づいて
プレート線選択回路(図示せず)により一対のプレート
線(例えばPL00、PL01)が選択され、後述する
ようにプレート線電圧が供給される。
プレート線PLi0、PLi1は、アドレス信号に基づいて
プレート線選択回路(図示せず)により一対のプレート
線(例えばPL00、PL01)が選択され、後述する
ようにプレート線電圧が供給される。
【0051】前記メモリセル領域10と3個のセンスア
ンプ領域12kとは、メモリセル領域10のビット線対
BL、BBLと第1のセンスアンプ領域120のビット
線対BL0 、BBL0 との間にそれぞれ1個挿入された
センスアンプ領域分割用のNMOSトランジスタQSに
よって区切られ、このトランジスタQSのゲートに印加
される制御信号φtによって選択的に接続切り離しが行
われる。
ンプ領域12kとは、メモリセル領域10のビット線対
BL、BBLと第1のセンスアンプ領域120のビット
線対BL0 、BBL0 との間にそれぞれ1個挿入された
センスアンプ領域分割用のNMOSトランジスタQSに
よって区切られ、このトランジスタQSのゲートに印加
される制御信号φtによって選択的に接続切り離しが行
われる。
【0052】また、前記第1のセンスアンプ領域120
のビット線対BL0 、BBL0 と第2のセンスアンプ領
域121のビット線対BL1 、BBL1 とは、両者間に
それぞれ1個挿入されたセンスアンプ領域分割用のNM
OSトランジスタQSによって区切られ、このトランジ
スタQSのゲートに印加される制御信号φtによって選
択的に接続切り離しが行われる。
のビット線対BL0 、BBL0 と第2のセンスアンプ領
域121のビット線対BL1 、BBL1 とは、両者間に
それぞれ1個挿入されたセンスアンプ領域分割用のNM
OSトランジスタQSによって区切られ、このトランジ
スタQSのゲートに印加される制御信号φtによって選
択的に接続切り離しが行われる。
【0053】同様に、前記第2のセンスアンプ領域12
1のビット線対BL1 、BBL1 と第3のセンスアンプ
領域122のビット線対BL2 、BBL2 とは、両者間
にそれぞれ1個挿入されたセンスアンプ領域分割用のN
MOSトランジスタQSによって区切られ、このトラン
ジスタQSのゲートに印加される制御信号φtによって
選択的に接続切り離しが行われる。
1のビット線対BL1 、BBL1 と第3のセンスアンプ
領域122のビット線対BL2 、BBL2 とは、両者間
にそれぞれ1個挿入されたセンスアンプ領域分割用のN
MOSトランジスタQSによって区切られ、このトラン
ジスタQSのゲートに印加される制御信号φtによって
選択的に接続切り離しが行われる。
【0054】図4は、図1の多値FRAMにおける3個
のセンスアンプ領域12k(k=0、1、2)の1個を
代表的に取り出して具体例を示す回路図である。このセ
ンスアンプ領域12kの中には、センスアンプS/Ak
自身の他に、参照電位を作るためのダミーセル部DCA
k、カラム選択ゲートCGkが含まれている。
のセンスアンプ領域12k(k=0、1、2)の1個を
代表的に取り出して具体例を示す回路図である。このセ
ンスアンプ領域12kの中には、センスアンプS/Ak
自身の他に、参照電位を作るためのダミーセル部DCA
k、カラム選択ゲートCGkが含まれている。
【0055】上記センスアンプS/Akは、選択された
メモリセルに接続されているビット線の電位(セルデー
タ読み出し電位)と選択されたダミーセルに接続されて
いるビット線の電位(参照電位)とを比較増幅するため
のビット線電位センス用のNMOSトランジスタS/A
n0 、S/An1 およびビット線電位を電源電位Vccに
回復させるためのビット線電位リストア用のPMOSト
ランジスタS/Ap0、S/Ap1 からなる。
メモリセルに接続されているビット線の電位(セルデー
タ読み出し電位)と選択されたダミーセルに接続されて
いるビット線の電位(参照電位)とを比較増幅するため
のビット線電位センス用のNMOSトランジスタS/A
n0 、S/An1 およびビット線電位を電源電位Vccに
回復させるためのビット線電位リストア用のPMOSト
ランジスタS/Ap0、S/Ap1 からなる。
【0056】なお、上記NMOSトランジスタS/An
0 、S/An1 は、接地電位(=0V)が与えられる/
SAN線に活性化制御用のNMOSトランジスタTNを
介して接続されており、上記NMOSトランジスタTN
のゲートに印加されるセンスアンプ中NMOS駆動信号
/SANDrが0Vのときは非活性状態、上記/SAN
DrがVccになると活性状態に制御される。
0 、S/An1 は、接地電位(=0V)が与えられる/
SAN線に活性化制御用のNMOSトランジスタTNを
介して接続されており、上記NMOSトランジスタTN
のゲートに印加されるセンスアンプ中NMOS駆動信号
/SANDrが0Vのときは非活性状態、上記/SAN
DrがVccになると活性状態に制御される。
【0057】また、前記PMOSトランジスタS/Ap
0 、S/Ap1 は、電源電位Vccが与えられるSAP線
に活性化制御用のPMOSトランジスタTPを介して接
続されており、上記PMOSトランジスタTPのゲート
に印加されるセンスアンプ中PMOS駆動信号SAPD
rがVccのときは非活性状態、上記SAPDrが0Vに
なると活性状態に制御される。
0 、S/Ap1 は、電源電位Vccが与えられるSAP線
に活性化制御用のPMOSトランジスタTPを介して接
続されており、上記PMOSトランジスタTPのゲート
に印加されるセンスアンプ中PMOS駆動信号SAPD
rがVccのときは非活性状態、上記SAPDrが0Vに
なると活性状態に制御される。
【0058】前記各センスアンプ領域12kのダミーセ
ル部DCAkは、センスアンプ領域12kにおけるビッ
ト線BLk、BBLkに1個ずつ接続された参照電位を
作るためのダミーセル(後述する)を有する。
ル部DCAkは、センスアンプ領域12kにおけるビッ
ト線BLk、BBLkに1個ずつ接続された参照電位を
作るためのダミーセル(後述する)を有する。
【0059】そして、メモリセルアレイの同一行のダミ
ーセルは、ダミーワード線回路(図示せず)により択一
的に選択される一対のダミーワード線DWL、/DWL
に接続されている。
ーセルは、ダミーワード線回路(図示せず)により択一
的に選択される一対のダミーワード線DWL、/DWL
に接続されている。
【0060】この場合、前記メモリセル領域10で選択
された1本のワード線が例えばWL0であるとすれば、
このワード線WL0により選択されるセルMCが接続さ
れているビット線BLkとは対をなす相補的なビット線
BBLkに接続されているダミーセルを選択すべく、ダ
ミーワード線DWLが選択されて参照電位が供給され
る。
された1本のワード線が例えばWL0であるとすれば、
このワード線WL0により選択されるセルMCが接続さ
れているビット線BLkとは対をなす相補的なビット線
BBLkに接続されているダミーセルを選択すべく、ダ
ミーワード線DWLが選択されて参照電位が供給され
る。
【0061】ここで、前記ダミーセル部DCAkはセン
スアンプ領域12k毎に異なる参照電位を作る点に注意
すべきである。即ち、前記センスアンプ領域12kのビ
ット線(例えばBLk)に読み出されたn値の信号電位
をVk (但し、0 ≦k ≦(n-1) ,Vk <V(k+1) )とす
ると、前記(n-1) 個のセンスアンプS/Akで用いる相
異なる参照電位Vref k(但し、0 ≦k≦(n-2) 、Vre
f k<Vref(k+1) )は、Vk <Vref k<V(k+1) で
ある。この場合、例えばVref k=(Vk + V(k+1) )
/2である。
スアンプ領域12k毎に異なる参照電位を作る点に注意
すべきである。即ち、前記センスアンプ領域12kのビ
ット線(例えばBLk)に読み出されたn値の信号電位
をVk (但し、0 ≦k ≦(n-1) ,Vk <V(k+1) )とす
ると、前記(n-1) 個のセンスアンプS/Akで用いる相
異なる参照電位Vref k(但し、0 ≦k≦(n-2) 、Vre
f k<Vref(k+1) )は、Vk <Vref k<V(k+1) で
ある。この場合、例えばVref k=(Vk + V(k+1) )
/2である。
【0062】本実施例では、前記ビット線BLk、BB
Lkにそれぞれ対応して接続されているダミーセルとし
て、ビット線BLkまたはBBLkに一端が接続された
スイッチ用のNMOSトランジスタQd(セルのスイッ
チ用のNMOSトランジスタQと同等のもの)と、この
トランジスタQdの他端に一端が接続されたダミーセル
基準電位供給用のNMOSトランジスタQcとからな
る。
Lkにそれぞれ対応して接続されているダミーセルとし
て、ビット線BLkまたはBBLkに一端が接続された
スイッチ用のNMOSトランジスタQd(セルのスイッ
チ用のNMOSトランジスタQと同等のもの)と、この
トランジスタQdの他端に一端が接続されたダミーセル
基準電位供給用のNMOSトランジスタQcとからな
る。
【0063】上記トランジスタQdのゲートは対応する
ダミーワード線DWLまたは/DWLに接続され、前記
トランジスタQcは、ゲートにダミーセル書込み制御信
号線DCPが接続され、他端にダミーセル基準電位VD
Ckが与えられている。
ダミーワード線DWLまたは/DWLに接続され、前記
トランジスタQcは、ゲートにダミーセル書込み制御信
号線DCPが接続され、他端にダミーセル基準電位VD
Ckが与えられている。
【0064】そして、上記ダミーワード線DWLまたは
/DWLが選択される前の所定期間にダミーセル書込み
制御信号線DCPが活性化されてダミーセル基準電位供
給用のトランジスタQcがオン状態に制御され、この時
にトランジスタQcとQdとの接続ノードに電荷が書き
込まれる。
/DWLが選択される前の所定期間にダミーセル書込み
制御信号線DCPが活性化されてダミーセル基準電位供
給用のトランジスタQcがオン状態に制御され、この時
にトランジスタQcとQdとの接続ノードに電荷が書き
込まれる。
【0065】また、前記センスアンプ領域12kのカラ
ム選択ゲートCGkは、複数のカラムに対して共通に設
けられたデータ線対DQk、/DQkのうちの対応する
一対と、対応するビット線対BLk、BBLkとの間に
それぞれ接続されたNMOSトランジスタQGk0 、Q
Gk1 からなり、所望のカラムのビット線対BLk、B
BLkを選択するためのカラム選択信号CSLによりス
イッチ制御され、対応するカラムのセンスアンプS/A
kにより比較増幅した後のビット線対BLk、BBLk
のデータを対応するデータ線対DQk、/DQkに転送
するためのものである。
ム選択ゲートCGkは、複数のカラムに対して共通に設
けられたデータ線対DQk、/DQkのうちの対応する
一対と、対応するビット線対BLk、BBLkとの間に
それぞれ接続されたNMOSトランジスタQGk0 、Q
Gk1 からなり、所望のカラムのビット線対BLk、B
BLkを選択するためのカラム選択信号CSLによりス
イッチ制御され、対応するカラムのセンスアンプS/A
kにより比較増幅した後のビット線対BLk、BBLk
のデータを対応するデータ線対DQk、/DQkに転送
するためのものである。
【0066】さらに、図1の各センスアンプ領域12k
中には、前記メモリセル領域10のビット線対BL、B
BLに再書込み電位を供給するための再書込み電位供給
回路が設けられている。
中には、前記メモリセル領域10のビット線対BL、B
BLに再書込み電位を供給するための再書込み電位供給
回路が設けられている。
【0067】この再書込み電位供給回路は、多値データ
をメモリセルに再書き込みするためにメモリセル領域1
0のビット線対BL、BBLに接続された一対の再書込
み電位供給線13、13Bと、第1の再書込み電位VR
W0〜第4の再書込み電位VRW3が供給される第1の
再書込み電位線130〜第4の再書込み電位線133
と、前記一対の再書込み電位供給線13、13Bに再書
き込み電位を供給するためのPMOSトランジスタP0
〜P5およびNMOSトランジスタN0〜N5を有す
る。
をメモリセルに再書き込みするためにメモリセル領域1
0のビット線対BL、BBLに接続された一対の再書込
み電位供給線13、13Bと、第1の再書込み電位VR
W0〜第4の再書込み電位VRW3が供給される第1の
再書込み電位線130〜第4の再書込み電位線133
と、前記一対の再書込み電位供給線13、13Bに再書
き込み電位を供給するためのPMOSトランジスタP0
〜P5およびNMOSトランジスタN0〜N5を有す
る。
【0068】ここで、第1の再書込み電位VRW0(=
0V)が与えられる第1の再書込み電位線130と前記
一対の再書込み電位供給線13、13Bとの間に対応し
てそれぞれ接続されたトランジスタP0、P3は第1の
再書込み電位選択回路を構成している。
0V)が与えられる第1の再書込み電位線130と前記
一対の再書込み電位供給線13、13Bとの間に対応し
てそれぞれ接続されたトランジスタP0、P3は第1の
再書込み電位選択回路を構成している。
【0069】この場合、上記トランジスタP0およびP
3は、各ゲートが対応して第1のセンスアンプ領域12
0のビット線対BL0 、BBL0 の電位により制御され
る。また、第2の再書込み電位VRW1(=Vccパルス
電位)が与えられる第2の再書込み電位線131と一方
の再書込み電位供給線13との間に直列に接続されたト
ランジスタP1、N0および前記第2の再書込み電位線
131と他方の再書込み電位供給線13Bとの間に直列
に接続されたトランジスタP4、N3は第2の再書込み
電位選択回路を構成している。
3は、各ゲートが対応して第1のセンスアンプ領域12
0のビット線対BL0 、BBL0 の電位により制御され
る。また、第2の再書込み電位VRW1(=Vccパルス
電位)が与えられる第2の再書込み電位線131と一方
の再書込み電位供給線13との間に直列に接続されたト
ランジスタP1、N0および前記第2の再書込み電位線
131と他方の再書込み電位供給線13Bとの間に直列
に接続されたトランジスタP4、N3は第2の再書込み
電位選択回路を構成している。
【0070】この場合、上記NMOSトランジスタN0
およびN3は、各ゲートが対応して第1のセンスアンプ
領域120のビット線対BL0 、BBL0 の電位により
制御され、前記PMOSトランジスタP1およびP4
は、各ゲートが対応して第2のセンスアンプ領域121
のビット線対BL1 、BBL1 の電位により制御され
る。
およびN3は、各ゲートが対応して第1のセンスアンプ
領域120のビット線対BL0 、BBL0 の電位により
制御され、前記PMOSトランジスタP1およびP4
は、各ゲートが対応して第2のセンスアンプ領域121
のビット線対BL1 、BBL1 の電位により制御され
る。
【0071】また、第3の再書込み電位VRW2(=V
ccパルス電位)が与えられる第3の再書込み電位線13
2と一方の再書込み電位供給線13との間に直列に接続
されたトランジスタP2、N1および前記第3の再書込
み電位線132と他方の再書込み電位供給線13Bとの
間に直列に接続されたトランジスタP5、N4は第3の
再書込み電位選択回路を構成している。
ccパルス電位)が与えられる第3の再書込み電位線13
2と一方の再書込み電位供給線13との間に直列に接続
されたトランジスタP2、N1および前記第3の再書込
み電位線132と他方の再書込み電位供給線13Bとの
間に直列に接続されたトランジスタP5、N4は第3の
再書込み電位選択回路を構成している。
【0072】この場合、上記NMOSトランジスタN1
およびN4は、各ゲートが対応して第2のセンスアンプ
領域121のビット線対BL1 、BBL1 の電位により
制御され、前記PMOSトランジスタP2およびP5
は、各ゲートが対応して第3のセンスアンプ領域122
のビット線対BL2 、BBL2 の電位により制御され
る。
およびN4は、各ゲートが対応して第2のセンスアンプ
領域121のビット線対BL1 、BBL1 の電位により
制御され、前記PMOSトランジスタP2およびP5
は、各ゲートが対応して第3のセンスアンプ領域122
のビット線対BL2 、BBL2 の電位により制御され
る。
【0073】そして、第4の再書込み電位VRW3(=
Vccパルス電位)が与えられる第4の再書込み電位線1
33と前記一対の再書込み電位供給線13、13Bとの
間に対応して接続されたトランジスタN2、N5は第4
の再書込み電位選択回路を構成している。
Vccパルス電位)が与えられる第4の再書込み電位線1
33と前記一対の再書込み電位供給線13、13Bとの
間に対応して接続されたトランジスタN2、N5は第4
の再書込み電位選択回路を構成している。
【0074】この場合、上記NMOSトランジスタN2
およびN5は、各ゲートが対応して第3のセンスアンプ
領域122のビット線対BL2 、BBL2 の電位により
制御される。
およびN5は、各ゲートが対応して第3のセンスアンプ
領域122のビット線対BL2 、BBL2 の電位により
制御される。
【0075】図5(a)は、図1の四値FRAMにおい
て、図4のセンスアンプ領域12kに示したデータ線対
DQk、/DQkの3組のデータを二値2ビット形式の
I/O線対データに変換する第1のデータ変換回路の一
例を示す回路図、図5(b)は同図(a)の回路の動作
を表わす真理値表である。
て、図4のセンスアンプ領域12kに示したデータ線対
DQk、/DQkの3組のデータを二値2ビット形式の
I/O線対データに変換する第1のデータ変換回路の一
例を示す回路図、図5(b)は同図(a)の回路の動作
を表わす真理値表である。
【0076】図5(a)において、二入力のナンド回路
41〜46およびインバータ回路47〜50は、図5
(b)に示す真理値表の動作を実現するように論理接続
されている。
41〜46およびインバータ回路47〜50は、図5
(b)に示す真理値表の動作を実現するように論理接続
されている。
【0077】図6(a)は、図1の四値FRAMにおい
て、二値2ビット形式で入力したI/O線対データを、
図4のセンスアンプ領域12kに示したデータ線対DQ
k、/DQkの3組のデータに変換する第2のデータ変
換回路の一例を示す回路図、図6(b)は同図(a)の
回路の動作を表わす真理値表である。
て、二値2ビット形式で入力したI/O線対データを、
図4のセンスアンプ領域12kに示したデータ線対DQ
k、/DQkの3組のデータに変換する第2のデータ変
換回路の一例を示す回路図、図6(b)は同図(a)の
回路の動作を表わす真理値表である。
【0078】図6(a)において、二入力のナンド回路
61、67、二入力のノア回路63、65およびインバ
ータ回路62、64、66、68は、図6(b)に示す
真理値表の動作を実現するように論理接続されている。
61、67、二入力のノア回路63、65およびインバ
ータ回路62、64、66、68は、図6(b)に示す
真理値表の動作を実現するように論理接続されている。
【0079】図7は、第1実施例に係る図1の多値FR
AMにおける四値データの読み出し/再書き込み動作の
電圧波形を示すタイミングチャートである。図7には、
前記ビット線プリチャージ・イコライズ信号EQ、セン
スアンプ領域分割トランジスタ制御信号φt、選択ワー
ド線(例えばWL0)、選択ダミーワード線(例えばD
WL)、選択された第1のプレート線(例えばPL0
0)、選択された第2のプレート線(例えばPL0
1)、センスアンプ中PMOS駆動信号SAPDr、セ
ンスアンプ中NMOS駆動信号/SANDr、カラム選
択信号CSL、センスアンプ領域120〜122のビッ
ト線対(BL0、BBL0)、(BL1、BBL1)、
(BL2、BBL2)および再書き込み電位VRW0〜
VRW3の各電圧波形の一例を示している。
AMにおける四値データの読み出し/再書き込み動作の
電圧波形を示すタイミングチャートである。図7には、
前記ビット線プリチャージ・イコライズ信号EQ、セン
スアンプ領域分割トランジスタ制御信号φt、選択ワー
ド線(例えばWL0)、選択ダミーワード線(例えばD
WL)、選択された第1のプレート線(例えばPL0
0)、選択された第2のプレート線(例えばPL0
1)、センスアンプ中PMOS駆動信号SAPDr、セ
ンスアンプ中NMOS駆動信号/SANDr、カラム選
択信号CSL、センスアンプ領域120〜122のビッ
ト線対(BL0、BBL0)、(BL1、BBL1)、
(BL2、BBL2)および再書き込み電位VRW0〜
VRW3の各電圧波形の一例を示している。
【0080】図8(a)、(b)乃至図11(a)、
(b)は、第1実施例に係る各四値データの読み出し/
再書き込み動作に伴うプレート電極とビット線間の電圧
VPLA−VBLまたはVPLB−VBLとFRAMセ
ルの2つのセルキャパシタCA、CBのヒステリシス曲
線を示す図である。
(b)は、第1実施例に係る各四値データの読み出し/
再書き込み動作に伴うプレート電極とビット線間の電圧
VPLA−VBLまたはVPLB−VBLとFRAMセ
ルの2つのセルキャパシタCA、CBのヒステリシス曲
線を示す図である。
【0081】ここで、セルキャパシタCAのデータが"
0" の時の電荷量をQ0、セルキャパシタCAのデータが"
1" の時の電荷量をQ1で表わし、セルキャパシタCA、
CBの容量比が1:2であることから、セルキャパシタ
CBのデータが"0" の時の電荷量を2Q0 、セルキャパシ
タCBのデータが"1" の時の電荷量を2Q1 で表わす。
0" の時の電荷量をQ0、セルキャパシタCAのデータが"
1" の時の電荷量をQ1で表わし、セルキャパシタCA、
CBの容量比が1:2であることから、セルキャパシタ
CBのデータが"0" の時の電荷量を2Q0 、セルキャパシ
タCBのデータが"1" の時の電荷量を2Q1 で表わす。
【0082】そして、セルキャパシタCA、CBのデー
タの状態に応じて電荷量の組み合わせは4通り存在し、
セルキャパシタCA、CBの合計電荷量の小さい順にQ
00、Q01、Q10、Q11で表わし、この合計電荷量の小さ
い順に対応して四値データの各データを便宜的にそれぞ
れ"0" 、"1/3" 、"2/3" 、"1" と呼ぶことにする。
タの状態に応じて電荷量の組み合わせは4通り存在し、
セルキャパシタCA、CBの合計電荷量の小さい順にQ
00、Q01、Q10、Q11で表わし、この合計電荷量の小さ
い順に対応して四値データの各データを便宜的にそれぞ
れ"0" 、"1/3" 、"2/3" 、"1" と呼ぶことにする。
【0083】この時、図8乃至図11は、これら"0"
、"1/3" 、"2/3" 、"1" の各データが記憶されている
それぞれの場合について、読み出し/再書き込み動作時
における2つのセルキャパシタCA、CBのヒステリシ
ス曲線を示している。
、"1/3" 、"2/3" 、"1" の各データが記憶されている
それぞれの場合について、読み出し/再書き込み動作時
における2つのセルキャパシタCA、CBのヒステリシ
ス曲線を示している。
【0084】次に、図1中のメモリセルMCからの四値
データの読み出し/再書き込み動作について、図7のタ
イミングチャート、図8乃至図11のヒステリシス曲線
を参照しながら説明する。
データの読み出し/再書き込み動作について、図7のタ
イミングチャート、図8乃至図11のヒステリシス曲線
を参照しながら説明する。
【0085】(1) 待機状態では、信号EQが活性状態
(本例では“H”レベル、Vcc)であり、プリチャージ
・イコライズ回路部11がオン状態であり、メモリセル
領域10のビット線対BL、BBLの電位が接地電位V
ssにイコライズされている。
(本例では“H”レベル、Vcc)であり、プリチャージ
・イコライズ回路部11がオン状態であり、メモリセル
領域10のビット線対BL、BBLの電位が接地電位V
ssにイコライズされている。
【0086】また、この時、前記3対のセンスアンプ領
域分割用トランジスタQSはそれぞれ信号φtによりオ
ン状態に制御されており、センスアンプ領域120〜1
22のビット線対BL0 、BBL0 〜BL2 、BBL2
の電位がVssにプリチャージされている。
域分割用トランジスタQSはそれぞれ信号φtによりオ
ン状態に制御されており、センスアンプ領域120〜1
22のビット線対BL0 、BBL0 〜BL2 、BBL2
の電位がVssにプリチャージされている。
【0087】上記待機状態では、セルキャパシタCA、
CBの分極の状態は、図8乃至図11のヒステリシス曲
線中に示す点(1) にいる。 (2) 読み出し/ 再書き込み動作の開始に際して、まず、
信号EQを非活性状態(“L”レベル、0V)にしてプ
リチャージ・イコライズ回路部11をオフにし、メモリ
セル領域10のビット線対BL、BBLのイコライズを
解除してビット線対をフローティング状態にする。
CBの分極の状態は、図8乃至図11のヒステリシス曲
線中に示す点(1) にいる。 (2) 読み出し/ 再書き込み動作の開始に際して、まず、
信号EQを非活性状態(“L”レベル、0V)にしてプ
リチャージ・イコライズ回路部11をオフにし、メモリ
セル領域10のビット線対BL、BBLのイコライズを
解除してビット線対をフローティング状態にする。
【0088】(3) 次に、選択ワード線WL0を昇圧電位
に立ち上げる。この後、選択プレート線PL00および
PL01にそれぞれVcc電位を加えることにより、セル
キャパシタCA、CBの分極量をビット線BLに電荷量
として読み出す。
に立ち上げる。この後、選択プレート線PL00および
PL01にそれぞれVcc電位を加えることにより、セル
キャパシタCA、CBの分極量をビット線BLに電荷量
として読み出す。
【0089】この時、以下の表1に示すようにセルキャ
パシタCA、CBの分極の方向に応じた4通りの電荷量
およびビット線容量CBで決まるビット線電位が現われ
る。なお、図7には、セルキャパシタCA、CBのデー
タがともに“1”であり、四値データのうちのデータ
“1”が読み出された時のビット線電位を示している。
パシタCA、CBの分極の方向に応じた4通りの電荷量
およびビット線容量CBで決まるビット線電位が現われ
る。なお、図7には、セルキャパシタCA、CBのデー
タがともに“1”であり、四値データのうちのデータ
“1”が読み出された時のビット線電位を示している。
【0090】
【表1】
【0091】この状態では、セルキャパシタCA、CB
の分極の状態は、図8乃至図11のヒステリシス曲線中
に示す点(2) にいる。 (4) ビット線に出てきたデータが3つのセンスアンプS
/Akに伝達された段階で前記3対のセンスアンプ領域
分割用トランジスタQSを信号φtによりオフ状態に制
御して3個のセンスアンプ領域12kの各ビット線対
(BL0 、BBL0 )、(BL1 、BBL1 )、(BL
2 、BBL2 )を切り離す。
の分極の状態は、図8乃至図11のヒステリシス曲線中
に示す点(2) にいる。 (4) ビット線に出てきたデータが3つのセンスアンプS
/Akに伝達された段階で前記3対のセンスアンプ領域
分割用トランジスタQSを信号φtによりオフ状態に制
御して3個のセンスアンプ領域12kの各ビット線対
(BL0 、BBL0 )、(BL1 、BBL1 )、(BL
2 、BBL2 )を切り離す。
【0092】次いで、各センスアンプ領域12kのビッ
ト線BBL0 、BBL1 、BBL2側に接続されている
ダミーセルに対応するダミーワード線(本例ではDW
L)の電位を立ち上げ、選択ダミーセルから参照電荷を
読み出す。
ト線BBL0 、BBL1 、BBL2側に接続されている
ダミーセルに対応するダミーワード線(本例ではDW
L)の電位を立ち上げ、選択ダミーセルから参照電荷を
読み出す。
【0093】ここで、各センスアンプ領域12kにおい
て選択ダミーセルからビット線BBL0 、BBL1 、B
BL2 に読み出される参照電位Vrefkは、全て異なって
おり、それぞれ以下の表2に示す通りである。
て選択ダミーセルからビット線BBL0 、BBL1 、B
BL2 に読み出される参照電位Vrefkは、全て異なって
おり、それぞれ以下の表2に示す通りである。
【0094】
【表2】
【0095】次に、駆動信号SAPDrを“L”レベ
ル、駆動信号/SANDrを“H”レベルにしてセンス
アンプS/Akを駆動して前記3つのセンスアンプS/
Akにより比較増幅する。この結果は、以下の表3に示
すようになる。
ル、駆動信号/SANDrを“H”レベルにしてセンス
アンプS/Akを駆動して前記3つのセンスアンプS/
Akにより比較増幅する。この結果は、以下の表3に示
すようになる。
【0096】
【表3】
【0097】即ち、上記表3に示したように、3組のセ
ンスアンプS/Akは、選択セルから読み出されていた
1組の四値データを3組の二値データに変換したことに
なる。
ンスアンプS/Akは、選択セルから読み出されていた
1組の四値データを3組の二値データに変換したことに
なる。
【0098】(5) 次に、上記分割された状態の各センス
アンプ領域12kにおいて、カラム選択信号CSLを活
性化(=Vcc)することによってカラム選択ゲートCG
k0、CGk1 をオン状態にして対応するデータ線対DQ
k、/DQkにセンスアンプS/Akのデータを転送す
る。
アンプ領域12kにおいて、カラム選択信号CSLを活
性化(=Vcc)することによってカラム選択ゲートCG
k0、CGk1 をオン状態にして対応するデータ線対DQ
k、/DQkにセンスアンプS/Akのデータを転送す
る。
【0099】この3対のデータ線対DQk、/DQkの
データは、図5(a)に示す3ビット/2ビットデータ
変換回路によって、図5(b)に示す真理値表のよう
に、2ビットの二値データに変換され、2組の入出力デ
ータ線I/O0、/I/O0、I/O1、/I/O1を
通じて外部に出力されることになる。
データは、図5(a)に示す3ビット/2ビットデータ
変換回路によって、図5(b)に示す真理値表のよう
に、2ビットの二値データに変換され、2組の入出力デ
ータ線I/O0、/I/O0、I/O1、/I/O1を
通じて外部に出力されることになる。
【0100】(6) 次に、再書込み電位供給回路により、
再書込み供給電位線13または13Bを通じてメモリセ
ル領域10のビット線(本例ではBL)にメモリセルへ
の再書き込みのための電位(再書込み電位)VRW0〜
VRW3のいずれかを与える。
再書込み供給電位線13または13Bを通じてメモリセ
ル領域10のビット線(本例ではBL)にメモリセルへ
の再書き込みのための電位(再書込み電位)VRW0〜
VRW3のいずれかを与える。
【0101】この再書込み電位が供給された時、セルキ
ャパシタCA、CBの分極の状態は、図8乃至図11の
ヒステリシス曲線中に示す点(3) にいる。 (7) 次に、下記の表4を参照しながら、四値データの再
書込み動作を説明する。
ャパシタCA、CBの分極の状態は、図8乃至図11の
ヒステリシス曲線中に示す点(3) にいる。 (7) 次に、下記の表4を参照しながら、四値データの再
書込み動作を説明する。
【0102】表4は、四値データ"0" 、"1/3" 、"2/3"
、"1" に対応する2つのセルキャパシタCA、CBの
合計電荷量、センスアンプ領域S/Akにおける再書込
み電位供給用トランジスタP0〜P2およびN0〜N2
のオン/オフ状態、再書込み電位供給線13に供給され
る再書込み電位VRW0〜VRW3の関係を示す。ここ
で、*印は再書き込み電位の供給に寄与しているトラン
ジスタのオン状態に付している。
、"1" に対応する2つのセルキャパシタCA、CBの
合計電荷量、センスアンプ領域S/Akにおける再書込
み電位供給用トランジスタP0〜P2およびN0〜N2
のオン/オフ状態、再書込み電位供給線13に供給され
る再書込み電位VRW0〜VRW3の関係を示す。ここ
で、*印は再書き込み電位の供給に寄与しているトラン
ジスタのオン状態に付している。
【0103】
【表4】
【0104】(7-1) 合計電荷量Q00(データ"0" )が読
み出された場合を図8のヒステリシス曲線を参照して説
明する。最初は、セルキャパシタCA、CBの分極の状
態は図8のヒステリシス曲線中に示す点(1) に対応して
いる。データ"0" 読み出し後のセンスアンプS/Akに
よる比較増幅によって、各センスアンプ領域12kのビ
ット線BL0 、BL1 、BL2 側が"0" となる。この段
階は、セルキャパシタCA、CBの分極の状態は図8の
ヒステリシス曲線中に示す点(2) に対応している。
み出された場合を図8のヒステリシス曲線を参照して説
明する。最初は、セルキャパシタCA、CBの分極の状
態は図8のヒステリシス曲線中に示す点(1) に対応して
いる。データ"0" 読み出し後のセンスアンプS/Akに
よる比較増幅によって、各センスアンプ領域12kのビ
ット線BL0 、BL1 、BL2 側が"0" となる。この段
階は、セルキャパシタCA、CBの分極の状態は図8の
ヒステリシス曲線中に示す点(2) に対応している。
【0105】この時点で、カラム選択信号CSLを活性
化し、データ線対(DQ0 、/DQ0 )、(DQ1 、/
DQ1 )、(DQ2 、/DQ2 )に対応してデータ(0,
1),(0,1),(0,1) を出力する。
化し、データ線対(DQ0 、/DQ0 )、(DQ1 、/
DQ1 )、(DQ2 、/DQ2 )に対応してデータ(0,
1),(0,1),(0,1) を出力する。
【0106】この後、図5(a)に示すデータ変換回路
によって2ビットの二値データに変換し、2組の入出力
データ線(I/O0、/I/O0)、(I/O1、/I
/O1)から(0,1),(0,1) をチップ外部に出力する。
によって2ビットの二値データに変換し、2組の入出力
データ線(I/O0、/I/O0)、(I/O1、/I
/O1)から(0,1),(0,1) をチップ外部に出力する。
【0107】この時、各センスアンプ領域12kにおけ
るビット線対(BL0 、BBL0 )、(BL1 、BBL
1 )、(BL2 、BBL2 )は対応して(0,1),(0,1),
(0,1)になっているので、第1〜第4の再書込み電位選
択回路のうちの第1の再書込み電位選択回路(トランジ
スタP0)のみがオンし、再書き込み電位VRW0が上
記トランジスタP0を通じて再書込み供給電位線13に
供給される。
るビット線対(BL0 、BBL0 )、(BL1 、BBL
1 )、(BL2 、BBL2 )は対応して(0,1),(0,1),
(0,1)になっているので、第1〜第4の再書込み電位選
択回路のうちの第1の再書込み電位選択回路(トランジ
スタP0)のみがオンし、再書き込み電位VRW0が上
記トランジスタP0を通じて再書込み供給電位線13に
供給される。
【0108】この再書き込み電位VRW0は0Vで一定
であるので、この状態では、セルキャパシタCA、CB
の分極の状態は、ともに図8のヒステリシス曲線中に示
す点(3) にいる。
であるので、この状態では、セルキャパシタCA、CB
の分極の状態は、ともに図8のヒステリシス曲線中に示
す点(3) にいる。
【0109】続いて、第1のプレート線PL00の電位
を0Vに下降させ、次いで、後の(7-3) 項でも述べる理
由により、第1のプレート線PL00を一旦Vcc/2に
昇圧する。この間、ビット線にはずっと0Vが供給され
ているので、セルキャパシタCAの電極間にVcc/2が
かかることになる。
を0Vに下降させ、次いで、後の(7-3) 項でも述べる理
由により、第1のプレート線PL00を一旦Vcc/2に
昇圧する。この間、ビット線にはずっと0Vが供給され
ているので、セルキャパシタCAの電極間にVcc/2が
かかることになる。
【0110】続いて、第2のプレート線PL01の電位
を0Vに下降させる。この時点で、セルキャパシタC
A、CBの分極の状態は、ともに図8のヒステリシス曲
線中に示す点(4) にいる。
を0Vに下降させる。この時点で、セルキャパシタC
A、CBの分極の状態は、ともに図8のヒステリシス曲
線中に示す点(4) にいる。
【0111】この後、第1のプレート線PL00の電位
も0Vに戻す。この段階で、セルキャパシタCA、CB
の分極の状態は図8のヒステリシス曲線中に示す点(1)
に戻る。
も0Vに戻す。この段階で、セルキャパシタCA、CB
の分極の状態は図8のヒステリシス曲線中に示す点(1)
に戻る。
【0112】また、前記第1のプレート線PL00とと
もにワード線WL0の電位およびダミーワード線DWL
0の電位を元の0Vに戻し、センスアンプS/Akを非
活性状態にし、プリチャージ・イコライズ回路部11を
オンにし、メモリセル分割用トランジスタQSをオンに
して待機状態に設定する。
もにワード線WL0の電位およびダミーワード線DWL
0の電位を元の0Vに戻し、センスアンプS/Akを非
活性状態にし、プリチャージ・イコライズ回路部11を
オンにし、メモリセル分割用トランジスタQSをオンに
して待機状態に設定する。
【0113】即ち、図8および後述する図9乃至図11
において、点 (1)は初期状態、点 (2)はプレート線PL
00、PL01が駆動された時の状態、点 (3)は再書き
込み電位が供給された時の状態、点 (4)はプレート線P
L00の電位がVcc/2に上昇し、プレート線PL01
の電位が0Vに下降した時の状態に対応する。
において、点 (1)は初期状態、点 (2)はプレート線PL
00、PL01が駆動された時の状態、点 (3)は再書き
込み電位が供給された時の状態、点 (4)はプレート線P
L00の電位がVcc/2に上昇し、プレート線PL01
の電位が0Vに下降した時の状態に対応する。
【0114】(7-2) 合計電荷量Q10(データ"1/3" )が
読み出された場合を図9のヒステリシス曲線を参照して
説明する。最初は、セルキャパシタCA、CBの分極の
状態は図9のヒステリシス曲線中に示す点(1) に対応し
ている。データ"1/3" 読み出し後のセンスアンプS/A
kによる比較増幅によって、k=0のセンスアンプ領域
120においてはビット線BL0 側が"1" に、k=1、
2のセンスアンプ領域121、122においてはビット
線BL1 、BL2 側が"0" となる。この段階は、セルキ
ャパシタCA、CBの分極の状態は、ともに図9のヒス
テリシス曲線中に示す点(2) に対応している。
読み出された場合を図9のヒステリシス曲線を参照して
説明する。最初は、セルキャパシタCA、CBの分極の
状態は図9のヒステリシス曲線中に示す点(1) に対応し
ている。データ"1/3" 読み出し後のセンスアンプS/A
kによる比較増幅によって、k=0のセンスアンプ領域
120においてはビット線BL0 側が"1" に、k=1、
2のセンスアンプ領域121、122においてはビット
線BL1 、BL2 側が"0" となる。この段階は、セルキ
ャパシタCA、CBの分極の状態は、ともに図9のヒス
テリシス曲線中に示す点(2) に対応している。
【0115】この時点で、カラム選択信号CSLを活性
化し、データ線対(DQ0 、/DQ0 )、(DQ1 、/
DQ1 )、(DQ2 、/DQ2 )に対応してデータ(1,
0),(0,1),(0,1) を出力する。
化し、データ線対(DQ0 、/DQ0 )、(DQ1 、/
DQ1 )、(DQ2 、/DQ2 )に対応してデータ(1,
0),(0,1),(0,1) を出力する。
【0116】この後、図5(a)に示すデータ変換回路
によって2ビットの二値データに変換し、2組の入出力
データ線(I/O0、/I/O0)、(I/O1、/I
/O1)を介して(1,0),(0,1) をチップ外部に出力す
る。
によって2ビットの二値データに変換し、2組の入出力
データ線(I/O0、/I/O0)、(I/O1、/I
/O1)を介して(1,0),(0,1) をチップ外部に出力す
る。
【0117】この時、各センスアンプ領域12kにおけ
るビット線対(BL0 、BBL0 )、(BL1 、BBL
1 )、(BL2 、BBL2 )は対応して(1,0),(0,1),
(0,1)になっているので、第1〜第4の再書込み電位選
択回路のうちの第2の再書込み電位選択回路(トランジ
スタN0、P1)のみがオンし、再書き込み電位VRW
1が上記トランジスタN0、P1を通じて再書込み供給
電位線13に供給される。この時、他にトランジスタP
2もオンするが、それに直列に接続されているトランジ
スタN1がオフしているので、再書き込み電位VRW2
が再書込み供給電位線13に供給されることはない。
るビット線対(BL0 、BBL0 )、(BL1 、BBL
1 )、(BL2 、BBL2 )は対応して(1,0),(0,1),
(0,1)になっているので、第1〜第4の再書込み電位選
択回路のうちの第2の再書込み電位選択回路(トランジ
スタN0、P1)のみがオンし、再書き込み電位VRW
1が上記トランジスタN0、P1を通じて再書込み供給
電位線13に供給される。この時、他にトランジスタP
2もオンするが、それに直列に接続されているトランジ
スタN1がオフしているので、再書き込み電位VRW2
が再書込み供給電位線13に供給されることはない。
【0118】この時点では、セルキャパシタCA、CB
の分極の状態は、ともに図9のヒステリシス曲線中に示
す点(3) にいる。上記再書き込み電位VRW1が供給さ
れている状態で第1のプレート線PL00の電位を下降
させた後に再書き込み電位VRW1を0Vに下降させる
と、セルキャパシタCAにはビット線からプレート線の
方向の分極("1" データ)が再書き込みされる。この段
階では、セルキャパシタCA、CBの分極の状態は、そ
れぞれ対応して図9のヒステリシス曲線中に示す点A1
、B3 にいる。
の分極の状態は、ともに図9のヒステリシス曲線中に示
す点(3) にいる。上記再書き込み電位VRW1が供給さ
れている状態で第1のプレート線PL00の電位を下降
させた後に再書き込み電位VRW1を0Vに下降させる
と、セルキャパシタCAにはビット線からプレート線の
方向の分極("1" データ)が再書き込みされる。この段
階では、セルキャパシタCA、CBの分極の状態は、そ
れぞれ対応して図9のヒステリシス曲線中に示す点A1
、B3 にいる。
【0119】一方、上記再書き込み電位VRW1を0V
に下降させた後に第2のプレート線PL01の電位を下
降させると、セルキャパシタCBにはプレート線からビ
ット線方向の分極("0" データ)が再書き込みされる。
但し、後の(7-3) 項で述べる理由により、第1のプレー
ト線PL00を一旦Vcc/2に昇圧する。この状態で
は、セルキャパシタCA、CBの分極の状態は、ともに
図9のヒステリシス曲線中に示す点(4) にいる。
に下降させた後に第2のプレート線PL01の電位を下
降させると、セルキャパシタCBにはプレート線からビ
ット線方向の分極("0" データ)が再書き込みされる。
但し、後の(7-3) 項で述べる理由により、第1のプレー
ト線PL00を一旦Vcc/2に昇圧する。この状態で
は、セルキャパシタCA、CBの分極の状態は、ともに
図9のヒステリシス曲線中に示す点(4) にいる。
【0120】この後、前記第1のプレート線PL00の
電位、ワード線WL0の電位およびダミーワード線DW
L0の電位を元の0Vに戻し、センスアンプS/Akを
非活性状態にし、プリチャージ・イコライズ回路部11
をオンにし、メモリセル分割用トランジスタQSをオン
にして待機状態に設定する。この段階で、セルキャパシ
タCA、CBの分極の状態は、ともに図9のヒステリシ
ス曲線中に示す点(1)に戻る。
電位、ワード線WL0の電位およびダミーワード線DW
L0の電位を元の0Vに戻し、センスアンプS/Akを
非活性状態にし、プリチャージ・イコライズ回路部11
をオンにし、メモリセル分割用トランジスタQSをオン
にして待機状態に設定する。この段階で、セルキャパシ
タCA、CBの分極の状態は、ともに図9のヒステリシ
ス曲線中に示す点(1)に戻る。
【0121】(7-3) 合計電荷量Q01(データ"2/3" )が
読み出された場合を図10のヒステリシス曲線を参照し
て説明する。最初は、セルキャパシタCA、CBの分極
の状態は図10のヒステリシス曲線中に示す点(1) に対
応している。データ"2/3" 読み出し後のセンスアンプS
/Akによる比較増幅によって、k=0、1のセンスア
ンプ領域120、121においてはビット線BL0 、B
L1 側が"1" に、k=2のセンスアンプ領域122にお
いてはビット線BL2 側が"0" となる。この段階は、セ
ルキャパシタCA、CBの分極の状態は、ともに図10
のヒステリシス曲線中に示す点(2) に対応している。
読み出された場合を図10のヒステリシス曲線を参照し
て説明する。最初は、セルキャパシタCA、CBの分極
の状態は図10のヒステリシス曲線中に示す点(1) に対
応している。データ"2/3" 読み出し後のセンスアンプS
/Akによる比較増幅によって、k=0、1のセンスア
ンプ領域120、121においてはビット線BL0 、B
L1 側が"1" に、k=2のセンスアンプ領域122にお
いてはビット線BL2 側が"0" となる。この段階は、セ
ルキャパシタCA、CBの分極の状態は、ともに図10
のヒステリシス曲線中に示す点(2) に対応している。
【0122】この時点で、カラム選択信号CSLを活性
化し、データ線対(DQ0 、/DQ0 )、(DQ1 、/
DQ1 )、(DQ2 、/DQ2 )に対応してデータ(1,
0),(1,0),(0,1) を出力する。
化し、データ線対(DQ0 、/DQ0 )、(DQ1 、/
DQ1 )、(DQ2 、/DQ2 )に対応してデータ(1,
0),(1,0),(0,1) を出力する。
【0123】この後、図5(a)に示すデータ変換回路
によって2ビットの二値データに変換し、2組の入出力
データ線(I/O0、/I/O0)、(I/O1、/I
/O1)を介して(0,1),(1,0) をチップ外部に出力す
る。
によって2ビットの二値データに変換し、2組の入出力
データ線(I/O0、/I/O0)、(I/O1、/I
/O1)を介して(0,1),(1,0) をチップ外部に出力す
る。
【0124】この時、各センスアンプ領域12kにおけ
るビット線対(BL0 、BBL0 )、(BL1 、BBL
1 )、(BL2 、BBL2 )は対応して(1,0),(1,0),
(0,1)になっているので、第1〜第4の再書込み電位選
択回路のうちの第3の再書込み電位選択回路(トランジ
スタN1、P2)のみがオンし、再書き込み電位VRW
2が上記トランジスタN1、P2を通じて再書込み供給
電位線13に供給される。この時、他にトランジスタN
0もオンするが、それに直列に接続されているトランジ
スタP1がオフしているので、再書き込み電位VRW1
が再書込み供給電位線13に供給されることはない。
るビット線対(BL0 、BBL0 )、(BL1 、BBL
1 )、(BL2 、BBL2 )は対応して(1,0),(1,0),
(0,1)になっているので、第1〜第4の再書込み電位選
択回路のうちの第3の再書込み電位選択回路(トランジ
スタN1、P2)のみがオンし、再書き込み電位VRW
2が上記トランジスタN1、P2を通じて再書込み供給
電位線13に供給される。この時、他にトランジスタN
0もオンするが、それに直列に接続されているトランジ
スタP1がオフしているので、再書き込み電位VRW1
が再書込み供給電位線13に供給されることはない。
【0125】この時点では、セルキャパシタCA、CB
の分極の状態は、ともに図10のヒステリシス曲線中に
示す点(3) にいる。上記再書き込み電位VRW2が未だ
0Vの時に第1のプレート線PL00の電位を下降させ
ると、セルキャパシタCAにはプレート線からビット線
方向の分極("0" データ)が再書き込みされる。この段
階では、セルキャパシタCA、CBの分極の状態は、そ
れぞれ対応して図10のヒステリシス曲線中に示す点A
3 、B2 にいる。
の分極の状態は、ともに図10のヒステリシス曲線中に
示す点(3) にいる。上記再書き込み電位VRW2が未だ
0Vの時に第1のプレート線PL00の電位を下降させ
ると、セルキャパシタCAにはプレート線からビット線
方向の分極("0" データ)が再書き込みされる。この段
階では、セルキャパシタCA、CBの分極の状態は、そ
れぞれ対応して図10のヒステリシス曲線中に示す点A
3 、B2 にいる。
【0126】この後、上記再書き込み電位VRW2が供
給されている状態で第2のプレート線PL01の電位を
下降させた後に再書き込み電位VRW2を0Vに下降さ
せると、セルキャパシタCBにはビット線からプレート
線の方向の分極("1" データ)が再書き込みされる。但
し、第1のプレート線PL00を一旦Vcc/2に昇圧し
ておくことにより、セルキャパシタCAにビット線から
プレート線の方向の分極が再書き込みされることを防止
する。この状態では、セルキャパシタCA、CBの分極
の状態は、ともに図10のヒステリシス曲線中に示す点
(4) にいる。
給されている状態で第2のプレート線PL01の電位を
下降させた後に再書き込み電位VRW2を0Vに下降さ
せると、セルキャパシタCBにはビット線からプレート
線の方向の分極("1" データ)が再書き込みされる。但
し、第1のプレート線PL00を一旦Vcc/2に昇圧し
ておくことにより、セルキャパシタCAにビット線から
プレート線の方向の分極が再書き込みされることを防止
する。この状態では、セルキャパシタCA、CBの分極
の状態は、ともに図10のヒステリシス曲線中に示す点
(4) にいる。
【0127】この後、前記第1のプレート線PL00の
電位、ワード線WL0の電位およびダミーワード線DW
L0の電位を元の0Vに戻し、センスアンプS/Akを
非活性状態にし、プリチャージ・イコライズ回路部11
をオンにし、メモリセル分割用トランジスタQSをオン
にして待機状態に設定する。この段階で、セルキャパシ
タCA、CBの分極の状態は、ともに図10のヒステリ
シス曲線中に示す点(1) に戻る。
電位、ワード線WL0の電位およびダミーワード線DW
L0の電位を元の0Vに戻し、センスアンプS/Akを
非活性状態にし、プリチャージ・イコライズ回路部11
をオンにし、メモリセル分割用トランジスタQSをオン
にして待機状態に設定する。この段階で、セルキャパシ
タCA、CBの分極の状態は、ともに図10のヒステリ
シス曲線中に示す点(1) に戻る。
【0128】(7-4) 合計電荷量Q11(データ"1" )が読
み出された場合を図11のヒステリシス曲線を参照して
説明する。最初は、セルキャパシタCA、CBの分極の
状態は図11のヒステリシス曲線中に示す点(1) に対応
している。データ"1" 読み出し後のセンスアンプS/A
kによる比較増幅によって、各センスアンプ領域12k
のビット線BL0 、BL1、BL2 側が"1" となる。こ
の段階は、セルキャパシタCA、CBの分極の状態は、
ともに図11のヒステリシス曲線中に示す点(2) に対応
している。
み出された場合を図11のヒステリシス曲線を参照して
説明する。最初は、セルキャパシタCA、CBの分極の
状態は図11のヒステリシス曲線中に示す点(1) に対応
している。データ"1" 読み出し後のセンスアンプS/A
kによる比較増幅によって、各センスアンプ領域12k
のビット線BL0 、BL1、BL2 側が"1" となる。こ
の段階は、セルキャパシタCA、CBの分極の状態は、
ともに図11のヒステリシス曲線中に示す点(2) に対応
している。
【0129】この時点で、カラム選択信号CSLを活性
化し、データ線対(DQ0 、/DQ0 )、(DQ1 、/
DQ1 )、(DQ2 、/DQ2 )に対応してデータ(1,
0),(1,0),(1,0) を出力する。
化し、データ線対(DQ0 、/DQ0 )、(DQ1 、/
DQ1 )、(DQ2 、/DQ2 )に対応してデータ(1,
0),(1,0),(1,0) を出力する。
【0130】この後、図5(a)に示すデータ変換回路
によって2ビットの二値データに変換し、2組の入出力
データ線(I/O0、/I/O0)、(I/O1、/I
/O1)を介して(1,0),(1,0) をチップ外部に出力す
る。
によって2ビットの二値データに変換し、2組の入出力
データ線(I/O0、/I/O0)、(I/O1、/I
/O1)を介して(1,0),(1,0) をチップ外部に出力す
る。
【0131】この時、各センスアンプ領域12kにおけ
るビット線対(BL0 、BBL0 )、(BL1 、BBL
1 )、(BL2 、BBL2 )は対応して(1,0),(1,0),
(1,0)になっているので、第1〜第4の再書込み電位選
択回路のうちの第4の再書込み電位選択回路(トランジ
スタN2)のみがオンし、再書き込み電位VRW3が上
記トランジスタN2を通じて再書込み供給電位線13に
供給される。この時、他にトランジスタN0、N1もオ
ンするが、N0に直列に接続されているトランジスタP
1がオフしているので、再書き込み電位VRW1が再書
込み供給電位線13に供給されることはなく、また、N
1に直列に接続されているトランジスタP2がオフして
いるので、再書き込み電位VRW2が再書込み供給電位
線13に供給されることはない。
るビット線対(BL0 、BBL0 )、(BL1 、BBL
1 )、(BL2 、BBL2 )は対応して(1,0),(1,0),
(1,0)になっているので、第1〜第4の再書込み電位選
択回路のうちの第4の再書込み電位選択回路(トランジ
スタN2)のみがオンし、再書き込み電位VRW3が上
記トランジスタN2を通じて再書込み供給電位線13に
供給される。この時、他にトランジスタN0、N1もオ
ンするが、N0に直列に接続されているトランジスタP
1がオフしているので、再書き込み電位VRW1が再書
込み供給電位線13に供給されることはなく、また、N
1に直列に接続されているトランジスタP2がオフして
いるので、再書き込み電位VRW2が再書込み供給電位
線13に供給されることはない。
【0132】この時点では、セルキャパシタCA、CB
の分極の状態は、ともに図11のヒステリシス曲線中に
示す点(3) にいる。上記再書き込み電位VRW3が供給
されている状態で第1のプレート線PL00の電位を下
降させた後に再書き込み電位VRW3を0Vに下降させ
ると、セルキャパシタCAにはビット線からプレート線
の方向の分極("1" データ)が再書き込みされる。
の分極の状態は、ともに図11のヒステリシス曲線中に
示す点(3) にいる。上記再書き込み電位VRW3が供給
されている状態で第1のプレート線PL00の電位を下
降させた後に再書き込み電位VRW3を0Vに下降させ
ると、セルキャパシタCAにはビット線からプレート線
の方向の分極("1" データ)が再書き込みされる。
【0133】この後、上記再書き込み電位VRW3が再
び供給されている状態で第2のプレート線PL01の電
位を下降させた後に再書き込み電位VRW3を0Vに下
降させると、セルキャパシタCBにはビット線からプレ
ート線の方向の分極("1" データ)が再書き込みされ
る。但し、(7-3) 項でも述べたように、第1のプレート
線PL00を一旦Vcc/2に昇圧する。この状態では、
セルキャパシタCA、CBの分極の状態は、ともに図1
1のヒステリシス曲線中に示す点(4) にいる。
び供給されている状態で第2のプレート線PL01の電
位を下降させた後に再書き込み電位VRW3を0Vに下
降させると、セルキャパシタCBにはビット線からプレ
ート線の方向の分極("1" データ)が再書き込みされ
る。但し、(7-3) 項でも述べたように、第1のプレート
線PL00を一旦Vcc/2に昇圧する。この状態では、
セルキャパシタCA、CBの分極の状態は、ともに図1
1のヒステリシス曲線中に示す点(4) にいる。
【0134】この後、前記第1のプレート線PL00の
電位、ワード線WL0の電位およびダミーワード線DW
L0の電位を元の0Vに戻し、センスアンプS/Akを
非活性状態にし、プリチャージ・イコライズ回路部11
をオンにし、メモリセル分割用トランジスタQSをオン
にして待機状態に設定する。この段階で、セルキャパシ
タCA、CBの分極の状態は、ともに図11のヒステリ
シス曲線中に示す点(1) に戻る。
電位、ワード線WL0の電位およびダミーワード線DW
L0の電位を元の0Vに戻し、センスアンプS/Akを
非活性状態にし、プリチャージ・イコライズ回路部11
をオンにし、メモリセル分割用トランジスタQSをオン
にして待機状態に設定する。この段階で、セルキャパシ
タCA、CBの分極の状態は、ともに図11のヒステリ
シス曲線中に示す点(1) に戻る。
【0135】上記実施例の四値FRAMでは、各メモリ
セルにおける2個のセルキャパシタCA、CBの強誘電
体膜の面積を異ならせることにより、セルキャパシタC
A、CB間の"0" データ同士および"1" データ同士が区
別できるようにし、複数個のセンスアンプS/Akを1
回動作させるだけで四値データの読み出しが行えるよう
にしている。
セルにおける2個のセルキャパシタCA、CBの強誘電
体膜の面積を異ならせることにより、セルキャパシタC
A、CB間の"0" データ同士および"1" データ同士が区
別できるようにし、複数個のセンスアンプS/Akを1
回動作させるだけで四値データの読み出しが行えるよう
にしている。
【0136】即ち、本発明の多値FRAMは、それぞれ
電極間絶縁膜に強誘電体膜が用いられてなり、それぞれ
の容量値が実質的に異なり、各一端が共通接続された複
数個のキャパシタおよび前記複数個のキャパシタの各一
端側の共通接続ノードに一端が接続された少なくとも1
個のスイッチ素子により構成されるメモリセルが二次元
に配列されて形成されたメモリセルアレイを具備するこ
とを特徴とする。
電極間絶縁膜に強誘電体膜が用いられてなり、それぞれ
の容量値が実質的に異なり、各一端が共通接続された複
数個のキャパシタおよび前記複数個のキャパシタの各一
端側の共通接続ノードに一端が接続された少なくとも1
個のスイッチ素子により構成されるメモリセルが二次元
に配列されて形成されたメモリセルアレイを具備するこ
とを特徴とする。
【0137】このような構成により、各メモリセルにお
ける複数のセルキャパシタ間の"0"データ同士および"1"
データ同士を区別可能な状態で四値以上の多値の分極
量を容易に記憶させ、セルの1回の読み出し動作でその
データの読み出しを行うことが可能になり、高集積化が
可能でビットコストが安く、セルデータの読み出し動作
の高速化を図り得る多値FRAMを実現することができ
る。
ける複数のセルキャパシタ間の"0"データ同士および"1"
データ同士を区別可能な状態で四値以上の多値の分極
量を容易に記憶させ、セルの1回の読み出し動作でその
データの読み出しを行うことが可能になり、高集積化が
可能でビットコストが安く、セルデータの読み出し動作
の高速化を図り得る多値FRAMを実現することができ
る。
【0138】なお、上記(7-1) 〜(7-4) ではデータの再
書込み動作を説明したが、チップ外部から入力するデー
タを書き込む場合は、以下に述べるように制御すればよ
い。即ち、図6(a)に示す2ビット/3ビットデータ
変換回路にチップ外部から2組の入出力データ線(I/
O0、/I/O0)、(I/O1、/I/O1)を介し
て入力される2ビットの二値データを、図6(b)に示
す真理値表のように、3組の2値データに変換して3組
のデータ線対DQk、/DQkに出力する。
書込み動作を説明したが、チップ外部から入力するデー
タを書き込む場合は、以下に述べるように制御すればよ
い。即ち、図6(a)に示す2ビット/3ビットデータ
変換回路にチップ外部から2組の入出力データ線(I/
O0、/I/O0)、(I/O1、/I/O1)を介し
て入力される2ビットの二値データを、図6(b)に示
す真理値表のように、3組の2値データに変換して3組
のデータ線対DQk、/DQkに出力する。
【0139】そして、セルデータを読み出した時のセン
スアンプS/Akによる比較増幅時に、分割された状態
の各センスアンプ領域12kにおいてカラム選択信号C
SLを活性化することによってカラム選択ゲートCGを
オン状態にし、データ線対DQk、/DQkから各セン
スアンプ領域12kにおける対応するビット線対(BL
0 、BBL0 )、(BL1 、BBL1 )、(BL2 、B
BL2 )に所望のデータを書き込み、後は前記再書込み
動作と同じ要領でメモリセル領域のビット線BL、BB
Lに四値電位を供給すれば良い。
スアンプS/Akによる比較増幅時に、分割された状態
の各センスアンプ領域12kにおいてカラム選択信号C
SLを活性化することによってカラム選択ゲートCGを
オン状態にし、データ線対DQk、/DQkから各セン
スアンプ領域12kにおける対応するビット線対(BL
0 、BBL0 )、(BL1 、BBL1 )、(BL2 、B
BL2 )に所望のデータを書き込み、後は前記再書込み
動作と同じ要領でメモリセル領域のビット線BL、BB
Lに四値電位を供給すれば良い。
【0140】また、前記実施例では、セルキャパシタC
A、CBの容量比を1:2としたが、セルキャパシタC
A、CBのデータ"0" 同士および"1" 同士の区別がつけ
ばよく、容量比を必ずしも1:2とする必要はない。
A、CBの容量比を1:2としたが、セルキャパシタC
A、CBのデータ"0" 同士および"1" 同士の区別がつけ
ばよく、容量比を必ずしも1:2とする必要はない。
【0141】また、前記実施例では、1個のトランジス
タに2個のセルキャパシタを接続して1個のメモリセル
を構成した場合を述べたが、1個のトランジスタに3個
以上のセルキャパシタを接続して1個のメモリセルを構
成する場合も、前記実施例に準じて実施することができ
る。
タに2個のセルキャパシタを接続して1個のメモリセル
を構成した場合を述べたが、1個のトランジスタに3個
以上のセルキャパシタを接続して1個のメモリセルを構
成する場合も、前記実施例に準じて実施することができ
る。
【0142】なお、本発明の多値FRAMは、前記実施
例に限らず、以下に記載するような一般的な構成を採用
することが可能である。 (1)、センスアンプ領域中で、メモリセルへの再書き
込みのためにそれぞれ異なるn個の電位を供給する電位
発生回路の内で最低の電位を供給するノードとビット線
とは、ゲートが最も低い参照電位を持つセンスアンプの
片側のノードに接続されたPMOSトランジスタを介し
て接続される。
例に限らず、以下に記載するような一般的な構成を採用
することが可能である。 (1)、センスアンプ領域中で、メモリセルへの再書き
込みのためにそれぞれ異なるn個の電位を供給する電位
発生回路の内で最低の電位を供給するノードとビット線
とは、ゲートが最も低い参照電位を持つセンスアンプの
片側のノードに接続されたPMOSトランジスタを介し
て接続される。
【0143】(2)、センスアンプ領域中で、メモリセ
ルへの再書き込みのためにそれぞれ異なるn個の電位を
供給する電位発生回路の内で最高の電位を供給するノー
ドとビット線とは、ゲートが最も高い参照電位を持つセ
ンスアンプの片側のノードに接続されたNMOSトラン
ジスタを介して接続される。
ルへの再書き込みのためにそれぞれ異なるn個の電位を
供給する電位発生回路の内で最高の電位を供給するノー
ドとビット線とは、ゲートが最も高い参照電位を持つセ
ンスアンプの片側のノードに接続されたNMOSトラン
ジスタを介して接続される。
【0144】(3)、センスアンプ領域中で、メモリセ
ルへの再書き込みのためにそれぞれ異なるn個の電位を
供給する電位発生回路の内でx番目(2≦x≦n-1)の電位
を供給するノードとビット線とは、ゲートがx−1番目
の参照電位を持つセンスアンプの片側のノードに接続さ
れたNMOSトランジスタおよびゲートがx番目の参照
電位を持つセンスアンプの片側のノードに接続されたP
MOSトランジスタを介して接続される。
ルへの再書き込みのためにそれぞれ異なるn個の電位を
供給する電位発生回路の内でx番目(2≦x≦n-1)の電位
を供給するノードとビット線とは、ゲートがx−1番目
の参照電位を持つセンスアンプの片側のノードに接続さ
れたNMOSトランジスタおよびゲートがx番目の参照
電位を持つセンスアンプの片側のノードに接続されたP
MOSトランジスタを介して接続される。
【0145】(4)、x番目の参照電位が入力されてい
るセンスアンプに接続されたPMOSトランジスタは、
x番目の再書き込み用電位発生回路とビット線を接続す
るPMOSトランジスタに隣接し、また、上記x番目の
参照電位が入力されているセンスアンプに接続されたN
MOSトランジスタは、x+1 番目の再書き込み用電位
発生回路とビット線を接続するNMOSトランジスタに
隣接する。
るセンスアンプに接続されたPMOSトランジスタは、
x番目の再書き込み用電位発生回路とビット線を接続す
るPMOSトランジスタに隣接し、また、上記x番目の
参照電位が入力されているセンスアンプに接続されたN
MOSトランジスタは、x+1 番目の再書き込み用電位
発生回路とビット線を接続するNMOSトランジスタに
隣接する。
【0146】(5)、(n-1) 個のセンスアンプをビット
線の両端に少なくとも1個以上分けて接続する。この
際、(n-1) が偶数の場合は、(n-1) 個のセンスアンプを
ビット線の両端に(n-1)/2 個ずつ接続し、(n-1) が奇数
の場合は、(n-1) 個のセンスアンプをビット線の両端に
n/2 、(n/2)-1 個ずつ接続する。
線の両端に少なくとも1個以上分けて接続する。この
際、(n-1) が偶数の場合は、(n-1) 個のセンスアンプを
ビット線の両端に(n-1)/2 個ずつ接続し、(n-1) が奇数
の場合は、(n-1) 個のセンスアンプをビット線の両端に
n/2 、(n/2)-1 個ずつ接続する。
【0147】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、1つの
FRAMセルの複数のセルキャパシタ間の"0" データ同
士および"1" データ同士を区別可能な状態で四値以上の
多値の分極量を容易に記憶させ、セルの1回の読み出し
動作でそのデータの読み出しを行うことが可能になり、
高集積化が可能でビットコストが安く、セルデータの読
み出し動作の高速化を図り得る多値強誘電体メモリを実
現することができる。
FRAMセルの複数のセルキャパシタ間の"0" データ同
士および"1" データ同士を区別可能な状態で四値以上の
多値の分極量を容易に記憶させ、セルの1回の読み出し
動作でそのデータの読み出しを行うことが可能になり、
高集積化が可能でビットコストが安く、セルデータの読
み出し動作の高速化を図り得る多値強誘電体メモリを実
現することができる。
【図1】四値FRAMで用いるFRAMセルの1個分の
一例を示す等価回路図。
一例を示す等価回路図。
【図2】図1のFRAMセルの"0" 読み、"1" 読み動作
を説明するために2つの強誘電体セルキャパシタCA、
CBに対応した電極間電位差と分極量の関係(ヒステリ
シス曲線を表す)を示す特性図。
を説明するために2つの強誘電体セルキャパシタCA、
CBに対応した電極間電位差と分極量の関係(ヒステリ
シス曲線を表す)を示す特性図。
【図3】本発明の第1実施例に係る四値データを記憶可
能な四値FRAMの主要部の概略構成を概略的に示す回
路図。
能な四値FRAMの主要部の概略構成を概略的に示す回
路図。
【図4】図3中の3個のセンスアンプ領域12kのうち
の1個を取り出して具体例を示す回路図。
の1個を取り出して具体例を示す回路図。
【図5】図3の四値FRAMにおいて3組のデータ線対
DQk、/DQkのデータを二値2ビット形式のI/O
線対データに変換するデータ変換回路の一例を示す回路
図およびその動作を示す真理値表。
DQk、/DQkのデータを二値2ビット形式のI/O
線対データに変換するデータ変換回路の一例を示す回路
図およびその動作を示す真理値表。
【図6】図3の四値FRAMにおいて二値2ビット形式
で入力したI/O線対データを3組のデータ線対DQ
k、/DQkのデータに変換するデータ変換回路の一例
を示す回路図およびその動作を示す真理値表。
で入力したI/O線対データを3組のデータ線対DQ
k、/DQkのデータに変換するデータ変換回路の一例
を示す回路図およびその動作を示す真理値表。
【図7】図3の四値FRAMにおける読み出し/再書込
み動作の一例を示すタイミングチャート。
み動作の一例を示すタイミングチャート。
【図8】図7に示した動作による"0" 読み動作における
ビット線の電位変化と2つのセルキャパシタのヒステリ
シス曲線との関係を説明するために示す特性図。
ビット線の電位変化と2つのセルキャパシタのヒステリ
シス曲線との関係を説明するために示す特性図。
【図9】図7に示した動作による"1/3" 読み動作におけ
るビット線の電位変化と2つのセルキャパシタのヒステ
リシス曲線との関係を説明するために示す特性図。
るビット線の電位変化と2つのセルキャパシタのヒステ
リシス曲線との関係を説明するために示す特性図。
【図10】図7に示した動作による"2/3" 読み動作にお
けるビット線の電位変化と2つのセルキャパシタのヒス
テリシス曲線との関係を説明するために示す特性図。
けるビット線の電位変化と2つのセルキャパシタのヒス
テリシス曲線との関係を説明するために示す特性図。
【図11】図7に示した動作による"1" 読み動作におけ
るビット線の電位変化と2つのセルキャパシタのヒステ
リシス曲線との関係を説明するために示す特性図。
るビット線の電位変化と2つのセルキャパシタのヒステ
リシス曲線との関係を説明するために示す特性図。
【図12】従来の二値データ記憶用のFRAMセルの構
成例を示す等価回路図。
成例を示す等価回路図。
【図13】図12中のセルキャパシタに対応した"0" 読
みと"1" 読みのヒステリシス曲線。
みと"1" 読みのヒステリシス曲線。
【図14】多値データ記憶用のFRAMセルの従来例を
示す等価回路図。
示す等価回路図。
10…メモリセル領域、 MC…1トランジスタQ・2キャパシタC型のメモリセ
ル、 MCA…メモリセルアレイ、 BL、BBL…メモリセル領域のビット線対、 WL0、WL1…ワード線、 PL00、PL10…第1のプレート線、 PL01、PL11…第2のプレート線、 11…プリチャージ・イコライズ回路部、 12…センスアンプ領域、 S/Ak…センスアンプ、 BL0 、BBL0 〜BL2 、BBL2 …センスアンプ領
域のビット線対、 DCAk…ダミーセル部、 DWL0、/DWL0…ダミーワード線、 Qd…ダミースイッチ用のNMOSトランジスタ、 Qc…ダミーセル基準電位供給用のNMOSトランジス
タ、 CG(QGk0 、QGk1 )…カラム選択ゲート(NM
OSトランジスタ)、 DQk、/DQk…データ線対、 13、13B…再書込み電位供給線、 130〜133…再書込み電位線。
ル、 MCA…メモリセルアレイ、 BL、BBL…メモリセル領域のビット線対、 WL0、WL1…ワード線、 PL00、PL10…第1のプレート線、 PL01、PL11…第2のプレート線、 11…プリチャージ・イコライズ回路部、 12…センスアンプ領域、 S/Ak…センスアンプ、 BL0 、BBL0 〜BL2 、BBL2 …センスアンプ領
域のビット線対、 DCAk…ダミーセル部、 DWL0、/DWL0…ダミーワード線、 Qd…ダミースイッチ用のNMOSトランジスタ、 Qc…ダミーセル基準電位供給用のNMOSトランジス
タ、 CG(QGk0 、QGk1 )…カラム選択ゲート(NM
OSトランジスタ)、 DQk、/DQk…データ線対、 13、13B…再書込み電位供給線、 130〜133…再書込み電位線。
Claims (19)
- 【請求項1】 それぞれ電極間絶縁膜に強誘電体膜が用
いられてなり、それぞれの容量値が実質的に異なり、各
一端が共通接続された複数個のキャパシタおよび前記複
数個のキャパシタの各一端側の共通接続ノードに一端が
接続された少なくとも1個のスイッチ素子により構成さ
れるメモリセルが二次元に配列されて形成されたメモリ
セルアレイを具備することを特徴とする多値強誘電体メ
モリ。 - 【請求項2】 請求項1記載の多値強誘電体メモリにお
いて、 前記複数個のキャパシタは、それぞれ面積が異なる強誘
電体薄膜が電極間絶縁膜に用いられてなることを特徴と
する多値強誘電体メモリ。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の多値強誘電体メ
モリにおいて、 前記複数個のキャパシタの各他端側のプレート電極はそ
れぞれ独立に駆動可能であることを特徴とする多値強誘
電体メモリ。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
多値強誘電体メモリにおいて、 前記メモリセルからn値データを読み出す際、前記複数
個のキャパシタの各他端側のプレート電極に接地電位を
印加した状態で前記スイッチ素子をオン状態に駆動した
後、前記プレート電極の電位を昇圧することによって、
前記スイッチ素子の他端側にn値の電荷の形でn値デー
タを読み出すように制御する読み出し制御回路をさらに
具備することを特徴とする多値強誘電体メモリ。 - 【請求項5】 請求項4記載の多値強誘電体メモリにお
いて、 前記読み出し制御回路は、前記複数個のキャパシタの各
他端側のプレート電極の電位を実質的に同時に昇圧する
ことを特徴とする多値強誘電体メモリ。 - 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
多値強誘電体メモリにおいて、 前記メモリセルアレイの各カラムにおける前記メモリセ
ルのスイッチ素子の他端側のノードに接続された第1の
ビット線と、 前記複数個のキャパシタの各他端側のプレート電極にそ
れぞれ対応して接続されたプレート線と、 前記メモリセルから前記第1のビット線に読み出された
n値データを相異なる複数の参照電位とそれぞれ比較し
て増幅する複数(n-1) 個のセンスアンプを含むセンスア
ンプ領域と、 前記第1のビット線を前記メモリセルに接続されている
メモリセル領域と前記センスアンプ領域とに区分する位
置と複数個のセンスアンプをそれぞれ分割する位置に挿
入されたNMOSトランジスタからなり、それぞれのゲ
ートに印加されるゲート制御信号によりスイッチ制御さ
れることによって前記第1のビット線に対する複数個の
センスアンプの接続切り離しを選択的に行うセンスアン
プ領域分割用スイッチ素子と、 前記メモリセル領域の第1のビット線に接続され、前記
メモリセルからのデータ読み出し開始前には前記第1の
ビット線を接地電位にプリチャージし、前記メモリセル
からのデータ読み出し開始時にはプリチャージを解除す
るプリチャージ回路とをさらに具備することを特徴とす
る多値強誘電体メモリ。 - 【請求項7】 請求項6記載の多値強誘電体メモリにお
いて、 前記メモリセルからn値データを読み出す時には、前記
プリチャージ回路によるプリチャージを解除した後、前
記メモリセルに接続されている複数のプレート線に接地
電位を印加した状態で前記スイッチ素子をオン状態に
し、さらに、前記複数のプレート線の電位を電源電位に
昇圧することによって前記メモリセルから信号電荷を前
記第1のビット線に読み出してn値の信号電位を生じさ
せた後、前記(n-1) 個のセンスアンプをそれぞれ起動し
てそれぞれ相異なる複数の参照電位Vrefkと比較増幅す
ることを特徴とする多値強誘電体メモリ。 - 【請求項8】 請求項7記載の多値強誘電体メモリにお
いて、 前記第1のビット線に読み出されたn値の信号電位をV
k (但し、0 ≦k ≦(n-1) ,Vk <V(k+1) )とする
と、 前記(n-1) 個のセンスアンプで用いる相異なる参照電位
Vrefk(但し、0 ≦k≦(n-2) 、Vrefk<Vref(k+1))
はVk <Vrefk<V(k+1) であることを特徴とする多値
強誘電体メモリ。 - 【請求項9】 請求項8記載の多値強誘電体メモリにお
いて、 前記Vrefkは、Vrefk=(Vk + V(k+1) ) /2である
ことを特徴とする多値強誘電体メモリ。 - 【請求項10】 請求項6乃至9のいずれか1項に記載
の多値強誘電体メモリにおいて、 前記メモリセルからn値データを読み出した後の再書込
みに際して、前記(n-1) 個のセンスアンプによる比較増
幅後に、前記第1のビット線に再書き込みのための電位
を発生させ、前記メモリセルに接続されている複数のプ
レート線の電位を接地電位に下降させ、前記メモリセル
のスイッチ素子をオフすることによって複数個のキャパ
シタにおける分極の方向の形でn値のデータをメモリセ
ルに再書き込みすることを特徴とする多値強誘電体メモ
リ。 - 【請求項11】 請求項10記載の多値強誘電体メモリ
において、 前記プレート線の電位を接地電位に下降させた後に、前
記第1のビット線の電位を下降させることによって前記
キャパシタに第1のビット線からプレート電極に向かう
方向の分極を再書き込みする、または、前記プレート線
の電位を下降させる前後に前記第1のビット線の電位を
接地電位に保つことによって、前記キャパシタにプレー
ト電極から第1のビット線に向かう方向の分極を再書き
込みすることを特徴とする多値強誘電体メモリ。 - 【請求項12】 請求項11記載の多値強誘電体メモリ
において、 前記複数のプレート線の電位は互いに他と異なるタイミ
ングで下降されることを特徴とする多値強誘電体メモ
リ。 - 【請求項13】 請求項10乃至12のいずれか1項に
記載の多値強誘電体メモリにおいて、 前記(n-1) 個のセンスアンプを含むセンスアンプ領域
は、前記メモリセルから前記第1のビット線に読み出さ
れたn値の信号電位を前記相異なる参照電位と比較増幅
するとともに、前記メモリセルへの再書込みのための再
書込み電位を供給する相異なるn本の再書込み電位線と
前記メモリセル領域の第1のビット線とを選択的に接続
することを特徴とする多値強誘電体メモリ。 - 【請求項14】 請求項13記載の多値強誘電体メモリ
において、 前記n本の再書込み電位線のうち、前記メモリセルへ再
書込みするn値の信号電位のうちの最低の電位を供給す
るための1本の再書込み電位線は、接地電位で一定であ
り、 残りの(n-1) 本の再書込み電位線は、前記キャパシタに
第1のビット線からプレート電極に向かう方向の分極を
再書き込みする場合に、前記キャパシタに接続されてい
る前記プレート線の電位が接地電位に下降した後に電源
電位から接地電位に下降する再書込みパルスが供給さ
れ、前記セルキャパシタにプレート電極から第1のビッ
ト線に向かう方向の分極を再書き込みする場合には、前
記キャパシタに接続されている前記プレート線の電位が
接地電位に下降する前後で接地電位を保持することを特
徴とする多値強誘電体メモリ。 - 【請求項15】 請求項14記載の多値強誘電体メモリ
において、 前記プレート電極から第1のビット線に向かう方向の分
極が再書き込みされるキャパシタは、前記キャパシタに
接続されているプレート線の電位が接地電位に下降した
後に前記第1のビット線の電位が電源電位Vccに上昇す
る場合は、前記第1のビット線の電位が上昇する前に前
記プレート線の電位がVa (0<Va <Vcc)だけ上昇
することによって第1のビット線からプレート電極に向
かう方向の分極が発生することが防止されることを特徴
とする多値強誘電体メモリ。 - 【請求項16】 請求項15記載の多値強誘電体メモリ
において、 前記Va はVcc/2であることを特徴とする多値強誘電
体メモリ。 - 【請求項17】 請求項6乃至16のいずれか1項に記
載の多値強誘電体メモリにおいて、 前記第1のビット線と対をなし、前記(n-1) 個のセンス
アンプに接続された第2のビット線と、 前記第2のビット線の前記(n-1) 個のセンスアンプに接
続された各部分にそれぞれ対応して接続された(n-1) 個
の参照電位生成用のダミーセルとをさらに具備し、 前記第2のビット線の前記(n-1) 個のセンスアンプに接
続された各部分にそれぞれ対応して、前記相異なる複数
の参照電位を発生させることを特徴とする多値強誘電体
メモリ。 - 【請求項18】 請求項6乃至17のいずれか1項に記
載の多値強誘電体メモリにおいて、 前記(n-1) 個のセンスアンプによる比較増幅後の二値情
報をm(但し、2(m-1) ≦n≦2m )ビットの二値情報
に変換してチップ外部に出力する第1のデータ変換回路
をさらに具備することを特徴とする多値強誘電体メモ
リ。 - 【請求項19】 請求項6乃至18のいずれか1項に記
載の多値強誘電体メモリにおいて、 前記チップ外部から入力されたm(但し、2(m-1) ≦n
≦2m )ビットの二値情報を前記(n-1) 個のセンスアン
プに対応して供給するための二値情報に変換する第2の
データ変換回路をさらに具備することを特徴とする多値
強誘電体メモリ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10264834A JP2000100175A (ja) | 1998-09-18 | 1998-09-18 | 多値強誘電体メモリ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10264834A JP2000100175A (ja) | 1998-09-18 | 1998-09-18 | 多値強誘電体メモリ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000100175A true JP2000100175A (ja) | 2000-04-07 |
Family
ID=17408864
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10264834A Pending JP2000100175A (ja) | 1998-09-18 | 1998-09-18 | 多値強誘電体メモリ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000100175A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1049256A (ja) * | 1996-07-31 | 1998-02-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電気配線材処理構造 |
| JP3319437B2 (ja) | 1999-06-04 | 2002-09-03 | ソニー株式会社 | 強誘電体メモリおよびそのアクセス方法 |
| KR100451763B1 (ko) * | 2001-11-19 | 2004-10-08 | 주식회사 하이닉스반도체 | 불휘발성 강유전체 메모리 장치 및 그 구동방법 |
| JP2016122852A (ja) * | 2010-11-24 | 2016-07-07 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 半導体装置 |
| JP2018049673A (ja) * | 2016-09-20 | 2018-03-29 | 東芝メモリ株式会社 | 半導体記憶装置 |
| US10049720B2 (en) | 2016-07-29 | 2018-08-14 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Dynamic random access memory (DRAM) |
| JP2021532607A (ja) * | 2018-08-13 | 2021-11-25 | ウーシー ペタバイト テクノロジ カンパニー リミテッドWuxi Petabyte Technologies Co., Ltd. | 三次元強誘電体メモリ装置 |
-
1998
- 1998-09-18 JP JP10264834A patent/JP2000100175A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1049256A (ja) * | 1996-07-31 | 1998-02-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電気配線材処理構造 |
| JP3319437B2 (ja) | 1999-06-04 | 2002-09-03 | ソニー株式会社 | 強誘電体メモリおよびそのアクセス方法 |
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| KR100451763B1 (ko) * | 2001-11-19 | 2004-10-08 | 주식회사 하이닉스반도체 | 불휘발성 강유전체 메모리 장치 및 그 구동방법 |
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| JP2017183741A (ja) * | 2010-11-24 | 2017-10-05 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 半導体装置 |
| US9786670B2 (en) | 2010-11-24 | 2017-10-10 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor memory device |
| US10049720B2 (en) | 2016-07-29 | 2018-08-14 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Dynamic random access memory (DRAM) |
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| US9978441B2 (en) | 2016-09-20 | 2018-05-22 | Toshiba Memory Corporation | Semiconductor memory device |
| JP2021532607A (ja) * | 2018-08-13 | 2021-11-25 | ウーシー ペタバイト テクノロジ カンパニー リミテッドWuxi Petabyte Technologies Co., Ltd. | 三次元強誘電体メモリ装置 |
| JP2023179695A (ja) * | 2018-08-13 | 2023-12-19 | 无錫舜銘存儲科技有限公司 | 三次元強誘電体メモリ装置 |
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