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JP2000224227A - 通信処理装置およびターミナルアダプタ - Google Patents

通信処理装置およびターミナルアダプタ

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JP2000224227A
JP2000224227A JP2002199A JP2002199A JP2000224227A JP 2000224227 A JP2000224227 A JP 2000224227A JP 2002199 A JP2002199 A JP 2002199A JP 2002199 A JP2002199 A JP 2002199A JP 2000224227 A JP2000224227 A JP 2000224227A
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JP2002199A
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Masaaki Kimura
雅明 木村
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Nakayo Telecommunications Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】MPを処理する機能を備えたホスト装置の、当該
ホスト装置が処理できるMPリンク数より多い数のシリア
ル回線を用いた、通信を可能とする。 【解決手段】各TA10は、ホスト装置20から受け取っ
たリンクの設定要求に含まれるMRRUとEDの値を保存する
と共に、一つのBチャネル上にリンクを確立する。そし
て、各TA10は、独自に、保存しておいたMRRUとEDに従
った新しいリンクをもう一つのBチャネル上に確立す
る。TA10は、ホスト装置20がホスト装置20が一つ
のリンクで送信するつもりでTA10に出力したパケット
を、確立した二つのリンクに分配し、二つのリンクから
受け取ったパケットを、ホスト装置20が、一つのリン
クで受け取ったパケットとして認識するようにホスト装
置20に送る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2地点間で複数の
シリアル回線を用いたリンクを確立するMP:ThePPP Mul
tilink Protocolを処理する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】2地点間でシリアル回線を用いたデータ
リンクを確立するためのプロトコルとしては、RFC16
61に規定されたPPP:Point to Point Protocolと、RF
C1990に規定されたMP:The PPP Multilink Protoco
lが知られている。
【0003】MPは、PPPを拡張したものであり、PPPが一
つのシリアル回線上に設定した一つのリンクによるデー
タリンクを確立するのに対して、MPでは複数のシリアル
回線上にそれぞれ一つづつ設定した複数のリンクを用い
たデータリンクを確立することにより、複数のシリアル
回線を同時使用するPPPに比べ高速なデータリンクを実
現するさて、従来、このようなMPは、たとえば、シリア
ル回線としてISDNのBチャネルを用いるシステムでは、
次の二つの形態のいずれかで利用されたきた。
【0004】第1の形態は、上位層を処理するホスト装
置(パーソナルコンピュータなど)に一つのシリアルイ
ンタフェースで接続したTA:Terminal AdapterがPPP-MP
変換機能を備える場合の形態であり、図6(A)に示すよ
うにTAにおいて、ホスト装置から相手装置との間のPPP
のデータリンクの確立が要求されたときに、相手装置と
の間で、複数のBチャネルを用いたMPのデータリンクを
確立する。そして、TAが、相手装置との間のMPのデータ
リンクと、ホスト装置との間のPPPのデータリンクの変
換を行うことにより、MPをサポートせずPPPのみをサポ
ートしているホスト装置に、MPによる高速なデータリン
クを提供する。
【0005】また、第2の形態は、図6(B)に示すよう
に、ホスト装置が、MPを処理する機能を備えた場合の形
態であり、この場合、ホスト装置は、ホスト装置の複数
のシリアルインタフェースのそれぞれに一つづつ接続し
た複数のTAのそれぞれに対して、リンクの確立を要求
し、各TAは、それぞれ一つのBチャネルを用いた一つの
リンクを確立する。これにより、ホスト装置と相手装置
の間に複数のBチャネルを用いたMPのデータリンクが確
立される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記第1の形
態におけるMPのデータリンクはTAで終端され、第2の形
態におけるMPのデータリンクはホスト装置で終端される
相互に排他的な形態であるため、ホスト装置がMPを処理
する機能を備え、かつ、ホスト装置に接続した複数のTA
のうち少なくとも一つがPPP-MP変換機能を備えている場
合であっても、従来は、どちらかの機能を停止し、上記
二つの形態のいずれかでMPを利用する必要があった。
【0007】この為、従来、利用できるMPのリンク数し
たがってシリアル回線数は、ホスト装置が処理できるMP
のリンク数もしくはPPP-MP変換機能を備えた一台のTAが
処理できるMPのリンク数のいずれかに限定されていた。
【0008】いいかえるならば、ホスト装置でMPを処理
する場合、ホスト装置が通信に利用できるシリアル回線
数は、当該ホスト装置が処理できるMPのリンク数に限定
されていた。
【0009】そこで、本発明は、MPを処理する機能を備
えたホスト装置の、当該ホスト装置が処理できるMPのリ
ンク数より多い数のシリアル回線を用いた、通信を可能
とすることを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題達成のために、
本発明は、たとえば、ホスト装置に接続し、当該ホスト
装置がMP(RFC1990, The PPP Multilink Protoco
l)のデータリンクを用いてパケットを送受する相手装
置と、前記ホスト装置との間の、MPのデータリンクを構
成するリンク上を転送されるパケットの中継を行う通信
処理装置であって、ホスト装置と前記相手装置との間
に、当該中継装置がパケットの中継を行う、前記MPのデ
ータリンクを構成する第1のリンクが設定された場合
に、当該MPのデータリンクを構成する新たなリンクとし
て前記相手装置に認識される新たなリンクを、当該通信
処理装置と前記相手装置との間に設定する付加リンク設
定手段と、設定した新たなリンク上で前記相手装置から
受け取ったパケットを、前記第1のリンク上のパケット
として前記ホスト装置に転送し、記第1のリンク上のパ
ケットとして前記ホスト装置から受け取ったパケット
を、前記第1のリンクと前記新たなリンクに分配し、分
配したリンク上で相手装置に転送するリンク変換手段と
を有することを特徴とする通信処理装置を提供する。
【0011】このような通信処理装置によれば、ホスト
装置が処理する一つのリンクに対して、複数のリンクを
相手装置との間に設定し、この複数のリンクをホスト装
置が処理する一つのリンクに接続することができる。し
たがって、ホスト装置が処理することのできるリンク数
より多い数のシリアル回線を用いた、通信を可能とする
ことができることになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、シリアル回線としてISDNのBチャネルを用いる場合
への適用を例にとり説明する。
【0013】図1に、本実施形態に係る通信システムの
構成を示す。
【0014】図示するように、本通信システムは、端末
システム40と、相手装置(たとえばルータ)30との
間で、ISDN50を介して、4つのBチャネル上にそれぞ
れ一つづつ設定された4つのリンクを同時に用いたMPの
データリンクによる通信を行うものである。
【0015】端末システム40は、2つのリンクを用い
たMPを処理可能なホスト装置20(たとえば、電子計算
機)と、ホスト装置20に、一つのシリアルインタフェ
ースで接続し、ISDNにD+2Bの基本インタフェースで接
続した2つのTA10を有している。
【0016】このような構成において、ホスト装置20
は、各TA10に一つのMPのリンクの確立を要求し、これ
に応え、各TAは、それぞれ、2つのBチャネル上に2つ
のMPのリンクを確立することにより、計4つのBチャネ
ル上に4つのMPのリンクを確立する。また、各TA10
は、それぞれ、相手装置30との間に確立した2つのMP
のリンクとホスト装置20との間の一つのMPのリンクの
間の変換を行う。これにより、ホスト装置20に、TA1
0-相手装置30間では、4つのリンクにしたがって4
つのBチャネルを用いたMPのデータリンクを提供する。
【0017】以下、このような動作を行うTA10の詳細
について説明する。
【0018】図2に、TA10のハードウエア構成を示
す。
【0019】図示するように、TA10は、RS-232Cな
どのシリアルインタフェース上のホスト装置20との通
信を制御するシリアルインタフェース回路部1と、ISDN
のDチャネル上の呼制御や各Bのチャネル上のデータ伝送
を制御する通信制御部2と、制御部3と、メモリ4を備
えている。
【0020】次に、図3に、制御部3が予めメモリ4に
記憶された制御プログラムを実行することにより、TA1
0上に実現される機能構成を示す。
【0021】図中、105はシリアルインタフェース回
路1を介したホスト装置20との通信を処理するシリア
ルインタフェース制御タスク、106は通信制御部3を
介したISDNとの間のDチャネルを用いた呼制御を処理す
る回線交換制御タスク、107はB1チャネルを用いた
データ転送を制御するB1チャネル制御タスク、108
はB2チャネルを用いたデータ転送を制御するB2チャネ
ル制御タスク、109は相手装置30およびホスト装置
10との間のMPのリンクを処理するリンクプロトコル制
御タスク、110は後述する動作を連携して行うよう各
部を制御するモニタである。
【0022】以下、このようなTA10の動作について、
図4のシーケンス図を用いて説明する。
【0023】まず、シリアルインタフェース制御タスク
105がホスト装置10から相手装置30への発信指示
を受け取ると、回線交換制御タスク106は、Dチャネ
ルを用いて相手装置との間のBチャネル接続を要求する
呼設定をISDN50に送信する。また、リンクプロトコル
制御タスク109は、この発信指示の内容を保存する。
【0024】この呼設定を受信したISDN50は、Dチャ
ネルを用いて、以下の制御を行うことにより、TA10と
相手装置との間20で一つのBチャネルを接続する。す
なわち、TA10から呼設定を受けたISDN50は、TA10
に呼設定受け付けを送ると共に、相手装置30に呼設定
を送信し、これに対して相手装置30が応答したなら
ば、相手装置30に応答確認を送ると共に、TA10に応
答30を送る。
【0025】これにより、TA10と相手装置30間で一
つのBチャネルが接続する。ここでは、説明の便宜上、
このBチャネルは、TA10が接続する基本インタフェー
ス上のB1チャネルであるものとする。
【0026】さて、TA10において、回線交換制御タス
ク106が、相手装置30との間でBチャネルが接続し
たことを認識すると、シリアルインタフェース制御タス
ク105は、ホスト装置20に相手装置30と接続した
ことを通知する接続通知を送る。
【0027】これを受けたホスト装置20は、Bチャネ
ル上に一つのMPのリンクを設定するために、MPのリンク
の設定要求をTA10に送る。
【0028】ここで、MPのリンクの確立は、LCP;Link
Control Protocolに従って行われる。
【0029】LCPによれば、MPの一つのデータリンク
(バンドル)を構成するリンクを設定するときには、MR
RU;Max Receive Reconstructed Unitによって、データ
リンク上で複数のパケットに分割して送るデータの最大
分割数、したがって、データを再構築するのに必要なパ
ケット数を交渉により決定しなけらばばらない。ここ
で、MRRUは、その送信元がMPを実行することをも表して
おり、MRRUの値は、MPの一つのデータリンク(バンド
ル)を構成する各リンクで同じ値とならなければならな
い。
【0030】また、LCPによれば、MPの一つのデータリ
ンクを構成する各リンク上を転送されるパケットは、全
て、同じClassとAddressをもつED:Endpoint Discrimin
atorを持たなければならない。このClassとAddressは、
各リンク上を転送されるパケットの属するMPのデータリ
ンクを一意に示すものである。
【0031】さて、ホスト装置20が送るリンクの設定
要求には、そのリンクがMPのリンクである場合、このMR
RUとEDが含まれる。TA10において、シリアルインタフ
ェース制御タスク105を介して設定要求を受け取っ
た、リンクプロトコル制御タスク109は、ホスト装置
20からの設定要求にMRRUが含まれている場合には、こ
のMRRUとEDの値を保存する。そして、B1チャネル制御
タスク107は、ホスト装置20からの設定要求をB1
チャネルに送信することにより、相手装置30に設定要
求を転送する。
【0032】その後、ホスト装置20が、TA10のB1
チャネル制御タスク107とシリアルインタフェース制
御タスク105を介して、相手装置30から設定確認を
受け取ると、ホスト装置20と相手装置30の間で、ホ
スト装置20から相手装置30へ送るデータのMRRUが交
渉によって決定されたことになる。同様に、相手装置3
0からホスト装置20へ送るデータのMRRUが、TA10の
B1チャネル制御タスク107とシリアルインタフェー
ス制御タスク105を介して相手装置30からホスト装
置20に設定要求が送られ、TA10のシリアルインタフ
ェース制御タスク105とB1チャネル制御タスク10
7を介してホスト装置20から相手装置30に設定確認
が送られ決定される。ただし、このとき、リンクプロト
コル制御タスク109は、ホスト装置20が設定確認し
た、相手装置30が発行した設定要求に含まれるMRRUを
保存する。
【0033】以上で、ホスト装置20と相手装置30と
の間に、シリアルインタフェースとB1チャネルを経由
する一つのMPのリンクが確立する。以降、シリアルイン
タフェース制御タスク105とB1チャネル制御タスク
107を介して、ホスト装置20と相手装置30間でパ
ケットが送受される。
【0034】一方、ホスト装置20と相手装置30との
間に一つのリンクが確立したならば、リンクプロトコル
制御タスク109は、保存しておいた発信指示の内容に
従って、回線交換制御タスク106を介して、Dチャネ
ルを用いて相手装置30との間の新たなBチャネル接続
を要求する呼設定をISDN50に送信する。
【0035】この呼設定を受信したISDN50は、さきほ
どと同様に動作し、もう一つのBチャネルをTA10と相
手装置30間に接続する。ここでは、このBチャネル
は、TA10が接続する基本インタフェース上のB2チャ
ネルとなる。
【0036】このようにして、新たなBチャネルが接続
されたならば、リンクプロトコル制御タスク109は、
保存しておいたMRRUとEDを含めた、新たなリンクの設定
要求をB2チャネル制御タスク108を介してB2チャネ
ルに送信することにより、相手装置30に設定要求を送
信する。これに対して、B2チャネル制御タスク108
を介してリンクプロトコル制御タスク109が、相手装
置30から設定確認を受け取り、さらに、B2チャネル
制御タスク108を介して受け取った相手装置30から
の設定要求に対して、リンクプロトコル制御タスク10
9がB2チャネル制御タスク108を介して設定確認を
送ると、TA10と相手装置30の間に、先ほど確立した
リンクと同じMPのデータリンク(バンドル)に属する新
たなリンクが確立したことになる。なお、リンクプロト
コル制御タスク109は、相手装置30からの設定要求
に含まれるMRRUが先ほど保存しておいた、ホスト装置2
0が設定確認した相手装置30が発行した設定要求に含
まれるMRRUと一致する場合にのみ設定確認を送るように
してもよい。
【0037】さて、この状態において、相手装置30と
TA10は、このようにして確立した新たなリンクを認識
するが、ホスト装置20は、これを認識せず、最初に確
立したリンクのみを認識する。
【0038】そこで、TA10は、ホスト装置20がホス
ト装置20が認識しているリンクで送信するつもりでTA
10に出力したパケットを、最初に確立したリンクと新
たに確立したリンクに分配し、最初に確立したリンクと
新たに確立したリンクから受け取ったパケットを、ホス
ト装置20が、ホスト装置20が認識しているリンクで
受け取ったパケットとして認識するようにホスト装置2
0に送ることにより、ホスト装置20と相手装置30と
の間の通信に、新たに設定したリンクも利用されるよう
にする。
【0039】具体的には、相手装置30へのパケットの
送信については、図5(A)に示すように、リンクプロト
コル制御タスク109は、B1チャネル制御タスク10
7、B2チャネル制御タスク108を介して、B1チャネ
ル、B2チャネルの送信側の混み具合を監視し、より空
いている方のBチャネルから、シリアルインタフェース
制御タスク105がホスト装置から受け取ったパケット
が送信されるよう、シリアルインタフェース制御タスク
105、B1チャネル制御タスク107、B2チャネル制
御タスク108を制御する。
【0040】また、相手装置30からのパケットの受信
については、図5(B)に示すように、リンクプロトコル
制御タスク109は、B1チャネル制御タスク107がB
1チャネルで受信したパケットとB2チャネル制御タス
ク108がB2チャネルで受信したパケットの双方を受
け取り、受け取ったパケットを一時保存し、保存した各
パケットについて、そのパケットのパケット番号より大
きなパケット番号のパケットを受け取ったならば、その
パケットを、シリアルインタフェース制御タスク105
を介してホスト装置20に出力する。
【0041】この処理は、MPの一つのリンク上では、パ
ケットはパケット番号順(飛び飛びであってもよい)に
転送されなければならないために必要となるものであ
り、ホスト装置20が、シリアルインタフェースを介し
てパケット列を一つのリンク上のパケット列として処理
できるようにするためのものである。
【0042】また、リンクプロトコル制御タスク109
は、保存した各パケットについて、そのパケットのパケ
ット番号より大きなパケット番号のパケットを、所定期
間以上受け取ることができなかったならば、そのパケッ
トを、シリアルインタフェース制御タスク105を介し
てホスト装置20に出力する。
【0043】これは、相手装置30から送信された最後
のパケットについては、そのパケット番号より大きなパ
ケット番号のパケットを受信できないため、一定期間経
過したならば、そのパケットは最後のパケットであると
認識し、ホスト装置20に送るようにしたものである。
【0044】以上、TA10の詳細について説明した。
【0045】さて、図1に戻り、二つのTA10が以上の
動作を実行することにより、二つのTA10と相手装置3
0との間には、TA10毎に2つのBチャネルを用いた2
つのMPのリンク、すなわち、計4つのBチャネルを用い
た4つのMPのリンクよりなるMPのデータリンクが設けら
れる。そして、この4つのMPのリンクによるデータリン
クは、二つのTA10によって、ホスト装置20が処理可
能な二つのMPのリンクのデータリンクとして、ホスト装
置20が認識するような形態で、ホスト装置20に接続
される。
【0046】なお、二つのTA10は、上記の処理を行な
うにあたり、互いに通信してネゴシェーションを行なう
必要はない。いいかえれば、一方のTA10は、他方のTA
10を意識することなく、処理を行なうことができる。
【0047】結果、ホスト装置20と相手装置30は、
4つのBチャネルの帯域の和分に帯域を用いて通信する
ことができるようになる。
【0048】以上、本発明の実施形態について説明し
た。
【0049】なお、以上の実施形態では、TA10から相
手装置30に、ホスト装置20が処理可能な数以上のリ
ンクを設定する場合について説明したが、逆に、相手装
置30からTA10に、ホスト装置20が処理可能な数以
上のリンクを設定された場合にも、以上とほぼ同様な動
作によって、ホスト装置20と相手装置30が、4つの
Bチャネルの帯域の和分に帯域を用いて通信可能とする
ことができる。ただし、この場合、TA10は、新たなB
チャネルは相手装置30からの呼設定に応答して接続
し、新たなリンクは相手装置30からの設定要求に応答
して設定することになることになる。
【0050】また、以上の実施形態において、各TA10
は、2つのBチャネル上を用いてMPのリンクを2つ設定
する場合を例にとり説明したが、各TA10もしくは一部
のTA10は3以上のBチャネル上を用いてMPのリンクを
3以上設定するものであってもよい。また、ホスト装置
20も、3以上のリンクを用いるMPを処理するものであ
ってよく、この場合は、TA10を、ホスト装置20が用
いるリンク数分設けるようにする。また、一部のTA10
は、従来同様、一つのリンクのみを設定するものであっ
てもよい。
【0051】また、以上の実施形態は、シリアル回線と
してISDNのBチャネルを用いる場合を例にとり示した
が、シリアル回線としては任意のシリアル回線を用いて
よい。この場合、TAに代えて、そのシリアル回線の通信
を制御する装置(たとえば、モデム)に上記、MPのリン
クに関する処理を実行させるようにすればよい。なお、
シリアル回線は、ISDNや公衆電話網などの公衆網や回線
交換網を利用したものでなくてもかまわない。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、MPを処
理する機能を備えたホスト装置の、当該ホスト装置が処
理できるMPリンク数より多い数のシリアル回線を用い
た、通信を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る通信システムの構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係るTAのハードウエア構成
を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態に係るTAの機能構成を示すブ
ロック図である。
【図4】本発明の実施形態に係るTAのリンク設定動作を
示すシーケンス図である。
【図5】本発明の実施形態に係るTAのパケット処理動作
を示すシーケンス図である。
【図6】従来のMPの利用形態を示す図である。
【符号の説明】
1 シリアルインタフェース回路、2 通信制御部2、
3 制御部、4 メモリ、10 TA、20 ホスト装
置、30 相手装置、40 端末システム、50ISDN、
105 シリアルインタフェース制御タスク、106
回線交換制御タスク、107 B1チャネル制御タス
ク、108 B2チャネル制御タスク、109リンクプ
ロトコル制御タスク、110 モニタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホスト装置に接続し、当該ホスト装置がMP
    (RFC1990, The PPP MultilinkProtocol)のデータ
    リンクを用いてパケットを送受する相手装置と、前記ホ
    スト装置との間の、MPのデータリンクを構成するリンク
    上を転送されるパケットの中継を行う通信処理装置であ
    って、 ホスト装置と前記相手装置との間に、当該中継装置がパ
    ケットの中継を行う、前記MPのデータリンクを構成する
    第1のリンクが設定された場合に、当該MPのデータリン
    クを構成する新たなリンクとして前記相手装置に認識さ
    れる新たなリンクを、当該通信処理装置と前記相手装置
    との間に設定する付加リンク設定手段と、 設定した新たなリンク上で前記相手装置から受け取った
    パケットを、前記第1のリンク上のパケットとして前記
    ホスト装置に転送し、記第1のリンク上のパケットとし
    て前記ホスト装置から受け取ったパケットを、前記第1
    のリンクと前記新たなリンクに分配し、分配したリンク
    上で相手装置に転送するリンク変換手段とを有すること
    を特徴とする通信処理装置。
  2. 【請求項2】ホスト装置に接続し、当該ホスト装置がMP
    (RFC1990, The PPP MultilinkProtocol)のデータ
    リンクを用いてパケットを送受する相手装置との間にB
    チャネルを接続し、接続したBチャネル上に設定され
    た、前記MPのデータリンクを構成するリンク上を転送さ
    れるパケットの中継を行う、ターミナルアダプタであっ
    て、 ホスト装置と前記相手装置との間に、当該ターミナルア
    ダプタが接続したBチャネルを用いた、前記MPのデータ
    リンクを構成する第1のリンクが設定された場合に、前
    記相手装置と当該ターミナルアダプタとの間を接続する
    新たなBチャネルを接続する手段と、設定した新たなBチ
    ャネルを用いた、前記MPのデータリンクを構成する新た
    なリンクとして前記相手装置に認識される新たなリンク
    を、当該ターミナルアダプタと前記相手装置との間に設
    定する付加リンク設定手段と、 前記第1のリンク上で前記相手装置から受け取ったパケ
    ットと設定した新たなリンク上で前記相手装置から受け
    取ったパケットとを、前記第1のリンク上のパケットと
    して前記ホスト装置に転送し、前記第1のリンク上のパ
    ケットとして前記ホスト装置から受け取ったパケット
    を、前記第1のリンクと前記新たなリンクに分配し、分
    配したリンク上で相手装置に転送するリンク変換手段と
    を有することを特徴とするターミナルアダプタ。
  3. 【請求項3】請求項2記載のターミナルアダプタであっ
    て、 前記リンク変換手段は、前記第1のリンク上および新た
    なリンク上で前記相手装置から受け取った各パケットに
    ついて、当該パケットに付加されたシーケンス番号より
    大きなシーケンス番号が付加された他のパケットを、記
    第1のリンク上もしくは新たなリンク上で前記相手装置
    から受け取った場合に、前記第1のリンク上のパケット
    として前記ホスト装置に転送することを特徴とするター
    ミナルアダプタ。
  4. 【請求項4】請求項2記載のターミナルアダプタであっ
    て、 前記付加リンク設定手段は、前記ホスト装置が、前記第
    1のリンクを設定するために、当該ターミナルアダプタ
    を介してMRRU(Max Receive Reconstructed Unit)を前記
    相手装置に送信した場合に前記MPのデータリンクを構成
    する第1のリンクが設定されたと認識して、前記ホスト
    装置が前記相手装置に送信するMRRUとED(Endpoint Disc
    riminator)の値を保存し、保存したMRRUとEDの値に従っ
    た、当該ターミナルアダプタと前記相手装置との間に新
    たなリンクを前記新たなBチャネル上に設定することに
    より、前記MPのデータリンクを構成する新たなリンクと
    して前記相手装置に認識される新たなリンクを設定する
    ことを特徴とするターミナルアダプタ。
  5. 【請求項5】MP(RFC1990, The PPP Multilink Pro
    tocol)のデータリンクを処理可能な電子計算機と、前
    記電子計算機と当該電子計算機がMPのデータリンクを用
    いてパケットを送受する相手装置との間の、MPのデータ
    リンクを構成するリンク上を転送されるパケットの中継
    を行う、複数の通信処理装置とを有し、 前記複数の通信処理装置のうちの少なくとも一つの通信
    処理装置は、 前記電子計算機と前記相手装置との間に、当該中継装置
    がパケットの中継を行う、前記MPのデータリンクを構成
    する第1のリンクが設定された場合に、当該MPのデータ
    リンクを構成する新たなリンクとして前記相手装置に認
    識される新たなリンクを、当該通信処理装置と前記相手
    装置との間に設定する付加リンク設定手段と、 設定した新たなリンク上で前記相手装置から受け取った
    パケットを、前記第1のリンク上のパケットとして前記
    電子計算機に転送し、記第1のリンク上のパケットとし
    て前記電子計算機から受け取ったパケットを、前記第1
    のリンクと前記新たなリンクに分配し、分配したリンク
    上で相手装置に転送するリンク変換手段とを有すること
    を特徴とする電子計算機システム。
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WO2015117491A1 (zh) * 2014-08-20 2015-08-13 中兴通讯股份有限公司 一种跨板mlppp组传输业务的方法及装置

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