JP2000502462A - デスクトッププリンタノート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 バックシートに取り外し可能に貼付された貼り直し可能な接着剤塗布（非連続）支持体からなるプリンタノート構造であって、構造はパーソナルコンピュータ用のプリンタを、プリンタまたは物品に損傷（しわになったり、裂けたり、折れたり、はがれたりするなど）を与えずに通ることができるプリンタノート構造が提供される。一般にこの構造は、ＰＯＳ（point of sale）ラベルストックにある程度類似した方法で予め組み合わせられパッケージされる。あるいは、典型的なノートパッドからの貼り直し可能なノート（Post-it^R ブランドのノート等）がテンプレートマーキングに沿って整列されて、パーソナルコンピュータ用のプリンタを通る予め印刷されたテンプレートが提供される。

Description

【発明の詳細な説明】デスクトッププリンタノート 技術分野 本発明は、予め組み合わせられた物品であるかユーザが組み合わせるかのいず れかの条件で、デスクトッププリンタと貼り直し可能で印刷可能な物品の配列と を使用して、特別に誂えた貼り直し可能なノートを印刷する手段に関する。 発明の背景 印刷装置に使用することができるといわれる従来の材料は、主に、剥離塗布支 持体を完全に塗布した接着性ラベルからなるラベル材料である。これらの材料は 、印刷装置から外れたりジャムしたりしないでプリンタを通ると言われているが 、実際には必ずしもそうではない。 オフィス環境では特別誂え及び個人化に対する要求は増大していると思われる 。この特別誂えの要求に加えて、「オンデマンド」製品（予め格納しておいたり 、注文したりする必要がなく、欲しいときに（オンデマンドで）入手できる製品 ）に対するトレンドもあると思われる。消費者が郵便及び／またはシッピング用 のラベルを特別に誂えることができる多様なラベルストック構造は以前から入手 可能であった。 例えば、ラベル層よりも幅の広い剥離ライナを備えたラベル構造は、米国特許 第５,３７０,４２０号に開示されている。完全に塗布された恒久接着剤ラベルは 、プリンタが接着剤で汚れるのを避けるために剥離ライナより狭い寸法でなけれ ばならない。 戸外耐久性を有する印刷可能な恒久接着性ラベルは国際特許出願公開第ＷＯ９ ２／２１１１９号に開示されている。これには、剥離塗料で支持体に接着される ビニルラベル層と吸湿防止材とを備えた多層構造が記載されている。吸湿防止材 は、防湿層を介して湿分を制御することにより支持体がカールするのを制御する ものである。この層がなければ、構造はかなりカールする結果となり、そのため ラベルが薄い層に裂け、プリンタジャムが起こると言われている。 米国特許第５,４１８，０２６号に記載されている印刷可能なラベル構造は、 少なくとも３層を具備し、そのうち２層は互いに恒久的に接着して、構造に熱を 加える印刷装置を通るときに構造のカールを制御する。 英国特許第ＧＢ２２８０６５９Ａ号に記載されている印刷可能な物品はラベル 周縁部に少なくとも１つの接着剤層を有さなければならない。代わりの方法は、 物品の一方の面に完全に接着剤を塗布された層を有することである。 オフィス環境において、生産性、専門イメージ及び個人イメージ（創造性）を 上げる必要性は増大している。オフィスワーカーは、同一メッセージを複数の人 に伝えたり、数字が正確で読みやすいことを確実にしたり（生産性問題）、きれ いで読みやすく専門的に見えるメモ及びノートを取ったり（専門イメージ問題） 、交信の中で自分の個性を「輝かせ」たり（個人イメージ問題）する必要が頻繁 にある。自分のデスクトップコンピュータ及びプリンタで印刷されたノートを作 り出せることは、これら及び他の必要性に合致する。 しかし、ラベルとは異なり貼り直し可能なノートを個人化するにはリクエスト を出し、そのリクエストは一般の印刷業者に送られるため、今日までは問題があ った。一般にそのような注文の費用効果を上げるためには、同一種類のデザイン を大量に作製しなければな らなかった。しかし、最近の開発発展により、小さなプリントショップまたはコ ピーショップが少量の製品を短時間で誂えて個人化することが可能になった。し かし、現実に欲しいものは、ラベルストックと同一の手軽さで貼り直し可能なノ ートを個人化し誂えられることであった。 従って、このような背景に対して本発明が開発された。 発明の開示 簡単に言うと、本発明の態様では、バックシートに取り外し可能に貼付された 貼り直し可能な接着剤塗布（非連続的）支持体からなるプリンタノート構造が、 パーソナルコンピュータ用のプリンタをプリンタまたは物品に損傷（しわになっ たり、裂けたり、折れたり、はがれたりするなど）を与えずに通ることができる ように提供される。一般に、この構造はＰＯＳ（point of sale）ラベルストッ クにある程度類似した方法で予め組み合わせられてパッケージされる。 あるいは、予め印刷されたテンプレートが提供され、一般的なノートパッドか ら貼り直し可能なノート（Post-it^R ブランドのノート等）が所定のテンプレー トマーキングに沿って整列され、パーソナルコンピュータ用のプリンタを通る。 ユーザは、予め印刷されたバックシートテンプレートと、予め印刷されたバック シートテンプレート上の所定のマーキングに一致するように整列された少なくと も１つの貼り直し可能なノートとを組み合わせることによって物品を組み立てる 。 本発明は、印刷に適した方法でバックシートに取り外し可能に接着した貼り直 し可能で印刷可能な物品の配列を提供し、貼り直し可能で印刷可能な物品は感圧 接着剤によって取り外し可能に取り付けられ、感圧接着剤は各物品の１つの面の 少なくとも１つの部分に、 各物品の３側面を超えずに、塗布され、更に接着剤部分は連続パターンでも非連 続パターンでもよい。 一般に、貼り直し可能で印刷可能な物品は、一般的な貼り直し可能なノート等 のバックシートの前縁に平行に走る筋として構成される接着剤を塗布される。し かし、企図された他の構成の例として、互いに平行であるかまたは互いに垂直で あるいくつかの接着剤の筋が挙げられる。筋は縁部から引っ込み、及び／または 連続ではなく非連続でもよい。 有利なことに、本発明は、消費者が複数人への同一のメッセージを印刷するこ とができる一方、挨拶を個人化したり、数字が正確で読みやすいことを確実にし たり（生産性問題）、きれいで読みやすく専門的に見えるかまたはユーモアのあ るメモ及びノートを取ったり、交信の中で自分の個性を「輝かせ」たりすること ができる。自分のデスクトップコンピュータ及びプリンタで印刷されたノートを 作り出せることは、これら及び他の必要性に合致する。 図面の簡単な説明 図１は、ユーザが組み合わせるプリンタノート構造の概略図である。 図２は、予め組み合わせられたプリンタノート構造の斜視図である。 図３ａ〜３ｉは、プリンタノートに塗布される接着剤の筋の種々の構成の斜視 図である。 本発明では印刷は容易であり、バックシート材料は普通紙に極めて類似してお り低接着ライナ材料ではないため、バックシート材料へ信頼性をもって適用する ことができる。現在のラベル材料はライナ材料の裏側（低接着材料を塗布してい ない側）に印刷して、製造 業者を確認することができるが、頂面には何も印刷されていない。本発明では、 いずれの説明、アートワーク等もユーザの目に見せることができる。 実施態様の詳細な説明 １つの実施例では、プリンタノートの構造は、プリンタにシート供給されるこ とを意図するラベルシートと同様に、バックシートに特定の色及び大きさを有す る１つ以上の貼り直し可能な接着性ノート（Post-it^R ブランドのノート等）を 設けて、予め組み合わせられる。しかし、典型的なラベルとは異なり、バックシ ートは低エネルギ材料を塗布された表面である必要はなく、標準結合紙でよい。 追加の定着法を使用して、ノートが印刷装置を通るときにノートをバックシー トに定着させる助けとするが、このような追加の定着は任意である。これらの追 加定着案は、ノートの非接着剤部分を一時的に保持するバックシート上の低粘着 接着剤の領域、及び／または、貼り直し可能な接着剤がより侵略的に持続するバ ックシート上のフィルムまたは他の支持体の領域、及び／または、ノート自体の 上にある追加の接着剤の筋、及び／または、ノート上の丸みを帯びた隅である。 図２を参考にすると、予め組み合わせられたノート構造（２０）は、バックシ ート（２５）の特定の位置に組み合わせられるノート（２１）を具備する。バッ クシート（２５）上のこの位置はソフトウェアテンプレートの位置に対応し、エ ンドユーザが自分用に誂えたノートを作製し／作り出すことができる。印刷準備 済ノートシート（２０）（予め組み合わせられたノート構造である）を、予め組 み合わせられた構造（２０）の前縁が選択された特定のプリンタにふさわしい方 向を示す矢印（２３）でプリンタ内に位置決めされる ように、プリンタに（標準カートリッジまたは単シートバイパスフィーダのいず れかに）挿入する。これらのノート（２１）は、前面（２６）、すなわち印刷に 使用する面と、裏面（２２）とを有する。一般に、ノート（２１）は、ノート（ ２１）の裏面（２２）の上縁に沿って接着剤の筋を塗布される。ノート（２１） の底部には接着剤の筋はない。 ソフトウェアテンプレート内の作成された情報が印刷ノートシート（２０）に 印刷されるときは、ノートがプリンタから出てからエンドユーザはノートをノー トシートから取り外すことができ、標準の貼り直し可能なノートとして使用する ことができる。予め組み合わせられたノート構造を作る特に有効な方法は、所定 のパターンに接着剤の筋を塗布したシートをバックシートに貼り合わせることで ある。１度この貼り合わせが行われると、貼り合わせをダイカッターにかけるこ とによってノートが作り出され、貼り合わせの頂部シート（すなわち、印刷可能 なノートシート）は、３”×４”等の使用可能なサイズに切断される。 図１には別の実施例が提供され、予め印刷されたバックシートテンプレート（ １０）を使用してすぐにプリンタにかけられる物品を準備する。このようなバッ クシートテンプレート（１０）を使用して、Post-it^R Noteの商品名で容易に入 手できるような市販の貼り直し可能なノート（図示せず）を、バックシートテン プレート（１０）の予め印をつけた位置（例えば、１２、１４、１５で示される 符号）に取り外し可能にバックシートテンプレート（１０）に貼付することがで き、市販の貼り直し可能なノート上の接着剤の筋は１６、１７として示されるテ ンプレートの部分に位置決めされる。次にユーザが作ったシートを予め組み合わ せられた印刷準備済ノート構造と同一の方法でプリンタに入れる。これは、多様 なサイズを同 時に使用できるため、印刷準備済ノート構造を提供するための特に有利な手段で ある。１枚のシート上に多様な色を同時に使用することもできる。更に、提供さ れたテンプレートのデザイン及びレイアウトに依ってノートの多様な構成を提供 することもできる。 貼り直し可能なノートは、エンドユーザ用に市販されている大半のプリンタを 通るときに、コーティングされてもされなくてもよい結合紙バックシートに固定 されている。しかし、追加の定着が必要なプリンタもある。バックシートと貼り 直し可能なノートとの間にきわめて軽い結合が得られるような接着剤であるなら ば、追加の定着を使用することにより、ノートシートがプリンタ路を通るときに プリンタジャム及びノートが剥離する懸念を軽減することができる。 異なる接着剤の筋の配向は考慮されている。しかし、使用が容易であるように またよく使用できるように、貼り直し可能なノートの少なくとも１つの縁部は塗 布されない。１つの接着剤の筋のみがあることが好ましく、１つの接着剤の筋の 位置はバックシートの前縁に平行な縁部に沿ったものであることが好ましい。図 ３ａ〜３ｉ図には、これらの接着剤の筋の配向のいくつかが示されている。例え ば、図３ａには、ノート（３０）の裏側に接着剤の筋（３１）がノートの上縁に 沿って配置されている。これは典型的な構成であり、Post-it^R ブランドのノー ト等の市販の貼り直し可能なノートに使用される構成である。図３ｂは、上縁及 び側縁部の１つ（どちら側の縁部でもよい）に沿って位置決めされる接着剤の筋 （３２）を示す。図３ｃ及び図３ｄは、一対の接着剤の筋を示し、上縁に沿った １つの筋（３１）とシートの更に低部に位置決めされる第２の筋（３３）とを備 え、小さいがはっきりした分離があるようにするか、または、一方の筋（３１） は上縁に沿い、他方の筋（３４）は低縁部に沿う。図３ｅは異なる用紙形状を使 用することができることを示し、ノー ト（３３）は隅が丸みを帯びており、２つの接着剤の筋（３１０、３３０）を有 する構成である。更に、本発明は、接着剤の筋がノートの裏面全体またはノート の外部周縁部につけられるのでなければ、ノート用紙の幾何学的形状にも接着剤 の筋の位置にも制限されない。しかし、図３ｆ〜図３Ｉに示すような他の多様な 構成も本発明の範囲内であるとみなされる。図３ｆは、パターン配列または非パ ターンの配列の一連の接着剤部からなる「筋」（３５）を示し、あるいは１枚の 固体筋（３１）と組み合わせることができる図３ｈに示すようなパターンの筋（ ３７）、または更に別のパターンの筋でもよい。図３ｇは、ノート（３０）の上 縁に沿い、ノート（３０）の上縁に垂直な２つの側部の少なくとも一部に沿った 「筋」（３６）を示す。図３ｉは本発明の範囲内であり、接着剤部（３８）から なる接着剤「筋」を備えたノート（３０）を有し、接着剤はノートの縁部に接触 せず、ノートの縁部がバックシートに貼り合わされずに自由になるように、ノー トの縁部から離れている。 図面に示す構成及び実施例は本発明の例示であるが、これらの例示は可能性の 徹底的なリストではない。接着剤塗布物品をバッキングシートに接着させる方法 は、審美的な設計的考慮に過ぎない。図面において、接着剤の筋は単筋または二 重筋として示される。筋は、少なくて１つであり、所望なだけ多くてもよいと理 解されるが、取り扱いが容易なように好適な構成は図３ａである。筋の位置も消 費者の好みにより、物品を印刷する機能は変わらない。 本発明に使用するバックシートまたは支持体層に適切な材料の例として、紙、 プラスチックフィルム、酢酸セルロース、エチルセルロース、合成材料または天 然材料製の織布または不織布、金属、蒸着ポリマーフィルム、セラミックシート 材料等が挙げられるが、それらに限定されない。一般に、これらの層は、厚さ約 ５０μｍ〜約 １５５μｍであるが、これより厚い材料も薄い材料も除外されない。印刷装置を 通ることにより材料を不当に傷つけないような材料でなければならない。これら の層に好適な材料は従来の結合紙である。これらの層は所望により、剥離塗料、 下塗層及びインク受理層で処理してもよく、塗料は当業者には公知のものであり 、塗り厚及び塗布条件は公知の塗料に典型的なものである。例えば、バッキング ペーパーの頂部に剥離塗料を塗布してノート層を取り外すのに要請される力を低 減することが所望される。同様に、下塗層を使用して接着剤塗膜のノート層への 定着を高めることもできる。これらのいずれか１つまたは組み合わせて使用する ことができるが、それは本発明の実施に必須ではない。 任意に、バックシート（２５）に会社のロゴ、製品使用説明、製品名等を印刷 することもできる。これは、バックシートのノートを取り外し可能に接着する側 または反対側のいずれの側にも印刷することができる。バックシートのノートが 取り外し可能に接着される側に印刷を施すことが好ましい。 適用可能な下塗層は、使用する接着剤の型と相溶性のあるものである。例えば 、酸化亜鉛アクリレート接着剤またはシリカベースの材料、積層ポリブタジエン 等を使用することができる。このような接着剤／下塗材料の組み合わせは当業者 には公知のものであり、使用する組み合わせの量、塗布量及び塗り厚、及び型は 、当業者には公知の典型的な適用に一致するものである。 インク受理強化層は、例えば、アクリル、ポリエステルまたはウレタンボリマ ー含有微細クレーまたはシリカあるいは炭酸カルシウム等の貼り直し可能なノー ト上の塗膜である。 適切な剥離材料は、業界には公知のアクリレート、ウレタン、シリコーン、フ ルオロポリマー等である。使用の際は、剥離材料はバ ックシートのノートに接触する面に塗布される。これらは、業界には公知の従来 の方法によって、適切な塗布量で塗布され、所定の剥離レベルを提供する。特に 有効な剥離材料は、感圧接着剤の層から容易に剥離するものであり、例としてシ リコーン、フルオロカーボン、アクリレート、ウレタン、クロム錯体、グラフト またはブロックシロキサン炭化水素、及びこれらの材料の混合が挙げられる。 本発明に有効な接着剤は貼り直し可能で取り外し可能な特性を呈する。そのよ うな接着剤の例として、微小球ベースの接着剤、微粒子ベースの接着剤、ホット メルト感圧接着剤、エアゾール接着剤等が挙げられる。特に有効な接着剤の例と して、米国特許第３,６９１,１４０号に記載の粘着性で弾性がある共重合体微小 球、米国特許第４,５９９,２６５号に記載の接着塗り厚を呈さない紫外線重合さ れたアクリレート接着剤、及び米国特許第４,５８７,１５２号に記載の残留物が なく再分離可能な接触接着剤シート状構造が挙げられ、これらすべての内容を本 願明細書に引用したものとする。これらの接着剤のいずれか１つ、または組み合 わせて本発明に使用してもよい。取り外し可能な特性を呈する他の材料も使用し てよく、物品に塗布することができ、本願明細書に詳述する本発明の範囲内であ ると理解される。 接着剤は少なくとも１つの主要面に塗布することができ、少なくとも１つの非 連続筋または連続筋から構成され、その例は図３ａ〜図３ｉに見ることができる 。 本発明を検査するために使用される印刷装置は、パーソナルコンピュータ用プ リンタに最も共通な２つの型を含む。すなわち、レーザプリンタと称される電子 写真型と、インクジェットプリンタとである。後者は、画像を光導電ドラムに塗 布し、次にその画像を支持体に転写する。物品上の画像は、熱及び圧力により支 持体に溶融さ れる。溶融ステーションにかける熱の温度は４００°Ｆの桁であるが、この温度 は機械により種々の製造業者により変動する。 インクジェットは、小滴の形態のインクを支持体に噴射することによって機能 する。この場合、インクは液体で支持体を濡らすため、画像は加熱されたり溶融 されたりしない。 本発明の目的及び利点は下記の実施例によって更に例示されるが、これらの実 施例に引用された特定の材料及び量、及び他の条件及び詳細は、本発明を不当に 制限するよう理解されるものではない。別途記載がある場合または明らかである 場合を除き、材料はいずれも市販のものかまたは当業者間では公知なものである 。 実施例 一般実施例記載 プリンタノートシートは、およそ３インチ×３インチの大きさの、実験室で作 られたまたは市販の、個々の貼り直し可能なノートを貼り合わせることによって 作られた。各ノートは、ノートの頂部を横切ってまたはノートの頂部及び底部を 横切ってまたはノートの頂部及び中央を横切って、１つまたは２つの取り外し可 能な接着剤の筋を電子写真結合紙に備えて、標準２０＃電子写真結合紙（８．５ インチ×１１インチ）の非コート紙に、６〜１２ノートが１枚の電子写真結合紙 に適合するようにした。下記に述べるように、異なる接着剤及び筋位置を調べた 。 実施例１ ミネソタ州セントボールの３Ｍ社から市販されているPost-it^Rノート等の貼り 直し可能なノートを入手して、上記一般実施例に記載のプリンタノートシートを 作るのに使用した。これらのノートは、 頂部を横切る接着剤の筋の幅が３／４”または１／８”であった。 上述のように、標準 Post-it^R ノートを作製するのに使用するのと同一の材料 から、ノート頂部に１インチの接着剤の筋とノート底部に１／８” の接着剤の 筋とを備えたノートを作製した。底部接着剤筋を得るために、加工方法のみを変 えた。 実施例２ 米国特許出願第０８／１７４,６２０号に記載の共重合体機能微小球を、一方 の面にシリカベースの下塗剤を予め塗布し反対側の面に低エネルギ剥離塗料を予 め塗布した Georgia Pacific 社製の標準２０＃電子写真紙に溶剤からしごき塗 した。微小球は下塗に塗布した。接着剤の筋は幅およそ３／４”であった。この 材料を、上記一般記載に記載した最終プリンタノート製品に作られる貼り直し可 能なシートに転用した。 実施例３ 実施例１で述べた重合体微小球と、アクリル感圧結合剤と、１９９５年１０月 １７日に出願した米国特許出願、代理人番号５２０３２ＵＳＡ５Ａ（整理番号第 ０８／５４３，９５８号）に記載の界面活性剤及び増粘剤とからなる接着剤処方 は、中間シリコーンベルトを使用して、一方の面にシリカベースの下塗剤を予め 塗布し反対側の面に低剥離シリコーン含有剥離塗料を予め塗布した２０＃Ashdow n 紙にトランスファー塗布された。微小球は下塗に塗布した。接着剤の筋は幅お よそ０．５”であった。この材料を、上記一般実施例に記載した最終プリンタノ ート製品に作られる貼り直し可能なノートに転用した。 実施例４ ミネソタ州セントポールの３Ｍ社から市販されている Post-it^RSuper Sticky Notes ノートを入手した。微小球接着剤処方を用いるこの製品を、上記一般実施 例に記載したプリンタノートシートを作るのに使用した。 実施例５ Barton-Nelson 社から市販されている貼り直し可能な「eSeetac」ノートを入 手した。これらのノートは、ホットメルトを紙に塗布したラバーレジン型の接着 剤を有すると信じられている。この市販のノートから、上記一般実施例に記載し たプリンタノートシートを作った。 実施例６ スロベニア、vSavinjski Dolini の Aero 社から市販されている貼り直し可能 な「Memo Fix」ノートを入手した。これらのノートは、２−エチルヘキシルアク リレートからなる接着剤を紙に塗布したと信じられている。この市販のノートか ら、上記一般実施例に記載したプリンタノートシートを作った。 実施例７ ミネソタ州セントポールの３Ｍ社から市販されている貼り直し可能なグルース ティンクを入手した。微小球接着剤処方を用いるこの製品を、上記一般実施例に 記載した製品を作れる方法で、２０＃Ashdown 紙に塗布した。最終ノート上の接 着剤の筋は幅がおよそ３／４”であった。 検査結果 上記実施例に記載のプリンタノートシートを、２つの異なる型のプリンタ、す なわち、インクジェットプリンタ（ヒューレットパッカード１２００Ｃ）と電子 写真プリンタ（ヒューレットパッカードLaserjet 4 Plus）で検査し、トレーと 単シート（バイパス）フィーダとの両方を通した。フルテキストの標準書類をプ リンタノートシートに印刷した。プリンタノートシートは、ジャム、しわ、プリ ンタインクによる汚れ／漏れ等をチェックした。これらの検査の結果を下記に示 す。「ＯＫ」は、実施例がプリンタにうまく通ったことを示す。 実施例 インクジェ レーザ単シート レーザトレー ットトレー 実施例１ OK OK OK 実施例２ OK OK OK 実施例３ OK OK OK 実施例４ OK OK OK 実施例５ OK OK OK 実施例６ OK OK OK 実施例７ OK OK OK 実施例１を、更にいくつかのプリンタで追加検査した。その結果を下記の表に 示す。 na＝バイパストレーがこのモデルにはないため、該当せず。 本発明の範囲及び原則を逸脱することなく本発明に対する種々の修正及び変更 は当業者には明らかである。本発明は、本願明細書に述べられた例示的実施例に 不当に制限されるべきではないと理解されるものである。すべての刊行物及び特 許は、各々の刊行物または特許を特定して個別に本願明細書に引用したのと同程 度に、その内容を本願明細書に引用したものとする。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ， ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，Ｇ Ｅ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ， ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，Ｐ Ｌ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 ボーゲル，マーク エス. アメリカ合衆国，ミネソタ 55133―3427, セントポール，ポスト オフィス ボック ス 33427

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．貼り直し可能な接着剤を塗布した少なくとも１つのプリンタノートからな るプリンタノート構造であって、該プリンタノートは、該プリンタノートの３つ 以下の縁部であって少なくとも１つの縁部に沿った、または少なくとも１つの縁 部に平行な、少なくとも１つの筋状の貼り直し可能な接着剤によって、バックシ ートに取り外し可能に貼付され、それにより、該プリンタノート構造がパーソナ ルコンピュータのプリンタを、該プリンタまたは該プリンタノート構造を損傷せ ずに通過するようになっているプリンタノート構造。 ２．前記貼り直し可能な接着剤は微小球ベースの感圧接着剤である請求項１記 載のプリンタノート構造。 ３．前記接着剤の筋は１つの縁部に沿って配置され、該１つの縁部は前記バッ クシートの前縁に平行である請求項１記載のプリンタノート構造。 ４．前記接着剤は、前記ノートの前記縁部に沿って配置されずに、該ノートの 該縁部から離れて配置され、それにより、該ノートの該縁部が前記バックシート に貼り合わされずに自由になっている請求項１記載のプリンタノート構造。 ５．前記バックシートは、前記取り外し可能に接着されるノートを取り付ける 側が印刷される請求項１記載のプリンタノート構造。 ６．予め定めたマーキング群を有する予め印刷されたバックシートテンプレー トであって、各ノートの３つ以下の縁部であって少なくとも１つの縁部に沿って 接着剤の筋を有し、貼り直し可能なノート群のパッドから取出された貼り直し可 能なノート群が、予め定めたテンプレートマーキング群に整列配置されて、パー ソナルコンピュータのプリンタに通されるように構成されたバックシートテンプ レート。 ７．前記貼り直し可能なノート群は、各ノートの１つの縁部に沿って接着剤の 筋を有する請求項６記載の予め印刷されたバックシートテンプレート。 ８．前記貼り直し可能なノート群は、感圧接着剤の筋を有する請求項６記載の 予め印刷されたバックシートテンプレート。 ９.請求項６記載の予め印刷されたバックシートテンプレートと、該予め印刷 されたバックシートテンプレート上の前記予め定めたマーキング群に一致するよ うに整列配置された少なくとも１つの貼り直し可能なノートとを具備するユーザ 組立物品。