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JP2000504957A - 計量装置 - Google Patents

計量装置

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JP2000504957A
JP2000504957A JP9541552A JP54155297A JP2000504957A JP 2000504957 A JP2000504957 A JP 2000504957A JP 9541552 A JP9541552 A JP 9541552A JP 54155297 A JP54155297 A JP 54155297A JP 2000504957 A JP2000504957 A JP 2000504957A
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Abstract

(57)【要約】 キャリヤー(C)まで、沈殿防止剤と粉末状薬剤とを含む懸濁液(S)を装填させるようになった装置(100)。この装置(110)は、リザーバー(110)、液体を含有するようにできている接続容器(120)、リザーバー(110)から接続容器(120)を通ってポンプ(P)まで延びる引き出しライン(130)、ポンプ(P)に接続されたノズル(160)、および接続容器(120)に操作的に接続された音波破砕器(150)とを含む。リザーバー(110)は、懸濁液中に沈殿防止剤と粉末状薬剤とを維持するようにできている。ノズル(160)は、外側シリンダー(162)内に配置された内側シリンダー(161)から形成され、それによって両シリンダー間にスペース(X)を成し、さらにノズル(160)は、外側シリンダー(162)に流動的に接続された放出ライン(165)を含み、スペース(X)へガスジェットを提供する。音波破砕器(150)は、容器(110)内の液体中に波動を生成し、懸濁液(S)がリザーバー(110)からポンプ(P)へ引き出しライン(130)を通って移動するときに起きる凝集の防止に役立つ。ポンプ(P)は、懸濁液(S)をノズル(160)を通ってキャリヤー(C)に進ませ、放出ライン(165)からのガスジェット(GJ)は、懸濁液(S)が、毛細管現象によってノズル(160)内側シリンダー(161)の先端部(T)まわりに凝集するのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】 計量装置 発明の分野 本発明は、広くは、患者に薬剤を投与するのに適したキャリヤーに、粉末状の 薬剤を装填する装置に関する。より詳しくは、沈殿防止剤と1回または複数回分 の投与量の乾燥粉末状の薬剤との懸濁液をキャリヤー(たとえば、薬剤の患者投 与用の乾燥粉末吸入器内に配置できるようになったキャリヤースクリーン)上に 分与し、その後、沈殿防止剤を蒸発させることによってキャリヤー上に乾燥粉末 粒子を残すようにした計量装置に関する。 背景技術 適切な薬剤を肺のなかに吸入させ、患者が楽に呼吸できるようにして空気容量 を増加させる呼吸器疾病の二つの治療方法が広く使われている。ひとつは、薬剤 を、クロロフルオロカーボンのようなガス推進剤を用いた噴霧器(つまり加圧さ れた容器)内の薬剤溶液あるいは懸濁液から、吸入するものである。もうひとつ は、乾燥粉末薬剤を(乾燥粉末薬剤は、−般的に、たとえば付形剤と混合するこ とによってマイクログラム単位の量の薬剤が分与できるようになっている)乾燥 粉末吸入器から吸入するものである。 患者の呼吸管に微粒粉末状になった薬剤を投与する多様な乾燥粉末吸入器具が あり、さらにその粉末を器具に装填するための装置もいくつかある。このような 乾燥粉末吸入器を用いて投与されるものは、およそ50から500μgの薬剤と およそ500から25,000μgの付形剤というのが、普通である。吸入器内 に入っている粉末粒子は通常、微細化され肺に吸い込みやすいサイズとしての粒 径として典型的には10μm未満、好ましくは6μm未満、さらに好ましくは5μ m未満である。吸入器は、カプセル、ブリスタ、ベルベット繊維、スクリーンな どを用いており、それらは下記に詳しく説明するようにして粉末状薬剤を装填す る。 たとえば、このような種類の乾燥粉末吸入器具が、1992年1月9日に発行 されたギュプテ(Gupte)らによるPCT出願WO 92/00115号に開示されて おり、この出願によると、ベロア繊維もしくはベルベット繊維のキャリヤー材で 、薬剤の粉末が繊維間に装填されたものが示されている。使用に際しては、空気 流が粉末をキャリヤーから持ち上げ、粉末を空気流に飛沫同伴させ、それを患者 が吸い込むようになっている。粉末は、その粉末と沈殿防止剤(たとえばジクロ ロメタン)との懸濁液の液滴によって繊維間に装填される。さらに粉末は、計量 装置で調合されるとき隣り合う液滴どうしが必要な距離をとるように、キャリヤ ー材上に装填されている。 PCT出願WO 92/00115号に開示された計量装置は、懸濁液用の第1貯蔵 容器を含んでおり、その容器からの懸濁液は、第1パイプを介してピストンを有 した磁気バルブに流れ、それから横方向にバルブ表面とピストンとを第2パイプ を介して通過し、そして第2貯蔵容器内に流れる。磁気バルブは、第3パイプと 関連しており、電磁石を使ってピストンを引いて第3パイプへの開口部を開ける ことによって、懸濁液がキャリヤーに到達できる。それぞれの第1および第2貯 蔵容器には、攪拌器がついており、薬剤粉末粒子が懸濁状態を一定に保てるよう にしている。 別の興味深い吸入器具として、硬質のゼラチンカプセルを用いるものがある。 これは、各カプセルが粉末状の薬剤を、場合によっては種々の付形剤も一緒に装 填している。カプセルは吸入器に挿入され、さらに穿孔されて患者が吸入器のマ ウスピース上に空気流を形成し粉末を吸入できるようになっている。このカプセ ル技術を用いた乾燥粉末吸入器が、ベル(Bell)による米国特許4,161,5 16号、テイラー(Taylor)らによる米国特許4,395,421号に開示され ている。これらはそれぞれ、ぜんそく薬剤、クロモグリク酸二ナトリウムのペレ ットや粉粒をつくるための、凝集−ペレット化装置と湿潤粉粒化装置を示し、カ プセル内に装填するようになっている。 他のタイプの吸入器具では、距離をおいて設けられたプラスチックブリスタを 多数有したパッケージインサートを含み、各ブリスタに1回分の投与量に計量さ れた粉末薬剤が入っている。患者がブリスタを正しい位置に動かし、器具内のメ カニズムを用いてブリスタを壊し、出した粉末を吸入するようになっている。こ のタイプの吸入器具は、ニューウェル(Newell)らによるヨーロッパ特許出願0 211 595号、ベラスケス(Velasquez)らによる同0 455 463 号、ココザ(Cocozza)らによる同0 467 172号に開示されている。 乾燥粉末吸入器で使用されている比較的新型のキャリヤーが、1994年9月 15日発行されたマルハウザー(Mulhauser)らによるPCT出願WO 94/201 64号に述べられている。オキシナフトエ酸サルメテロール(salmeterol hydro xynapthoate)のような1回分の投与量の粉末状のぜんそく薬剤が、キャリヤー スクリーンディスクの周囲に沿っていくつかのスペースをおいて設けられた各空 隙に入り込んで詰め込まれる。呼吸に際しては、スクリーンの空隙に空気が衝突 して、各空隙内の投与分を囲み、取り出して飛沫同伴させてから、患者の肺に配 される。 PCT出願WO 94/20164号に開示されたキャリヤースクリーンより改良さ れたものが、米国特許5,503,869号および米国特許出願08/328, 578号(いずれの特許もファン・オールト(Van Oort)による)に述べられて いる。参考のためにこれら二つの開示を本願に引用する。これらの出願では、乾 燥粉末吸入器具で使用できるように作られた薬剤キャリヤーについて述べており 、この吸入器具は、一つまたは複数のキャリヤースクリーンを有しており、その キ ャリヤー表面はスクリーン上に複数の空隙を成している。少なくとも1回分もし くは複数回分の投与量の粉末状薬剤をスクリーン表面に装填するので、スクリー ンの空隙の少なくとも一部は開放され粉末状薬剤は入っていない状態になってい る。薬剤投与分が全部の空隙内に入っていないので、投与量はキャリヤースクリ ーンの空隙容積とは無関係である。したがってキャリヤースクリーンの空隙サイ ズが特定されていても、それにかかわりなく薬剤の投与量範囲は幅広く変わりう る。 米国特許5,503,869号および米国特許出願08/328,578号の 開示によれば、スクリーン表面上への粉末の装填に際しては、選択要求分量(た とえば50μg)の粉末を沈殿防止剤(たとえば過フルオロペンタン)と混合し て、その結果できた懸濁液を計量器具からキャリヤースクリーン上に分与し、そ の後、沈殿防止剤を蒸発させて微細粉末乾燥粒子をスクリーン表面上に残すよう になっている。計量できるように、普通、スクリーンホルダー組立体には6つの キャリヤースクリーンが固定され、そして吸入器内で使用できるように、6つの 装填されたキャリヤースクリーン(日常ドラッグ「ドット」と呼ぶ)が、6つの 第2あるいは頂上衝突スクリーンのそれぞれと共に、2個組みスクリーン組立体 のなかに固定されている。衝突スクリーンは、薬剤が空気によって飛沫同伴され たときに、薬剤が衝突するスクリーンである。その後、患者の肺のなかに分散す る。それぞれのスクリーン(キャリヤースクリーンおよび衝突スクリーンの両方 )は、メッシュ状になっており、通常は、ポリプロピレン、エチレン−クロロト リフルオロエチレンの共重合体、エチレン−テトラフルオロエチレンの共重合体 、あるいはステンレススチール(以後、これらをPP、E-CTFE、ETFE、そしてSSと 略す)などから成るスクリーン材でできている。ただし、これらの材料に限定さ れるものではない。発明の概要 本発明によれば、キャリヤーに、沈殿防止剤と1回分もしくは複数回分の投与 量の粉末状薬剤とから成る懸濁液を装填し、その後、沈殿防止剤を蒸発させて、 キャリヤーに粉末状薬剤を残すようにした装置が提供される。この装置は、リザ ーバー、引き出しライン、そして同心ノズルを含む。 リザーバーは、頂上部と底部とを有し、沈殿防止剤と乾燥粉末状薬剤とが懸濁 液に混入された状態を維持させるようにできている。引き出しラインはリザーバ ーと流動的に連通されており、そして後に詳しく説明するように、ポンプのピス トンとも流動的に連通している、その結果、懸濁液はリザーバーから引き出しラ インを通ってポンプに移動できるようになっている。 同心ノズルは頂上部と底部とを有し、外側シリンダー内に入っている内側シリ ンダーから形成され、また両シリンダー間にスペースができている。内側シリン ダーは、ノズル底部付近そして好ましくはノズル底部より下位まで延びている先 端部内で、終端となる。ノズルはさらにまた、外側シリンダーと流動的に接続さ れた放出ラインを有し、スペースにガスジェットを提供する。 ポンプは、引き出しラインとポンプに関連したシリンダーとを有し、これらは 引き出しラインと流動的に接続され、さらにまたノズルと操作的に関連している 。その結果、懸濁液が引き出しラインからピストンシリンダー内に移動し、ピス トンシリンダーは選択要求分量の懸濁液で充填される。特に、この選択要求分量 の懸濁液は1回分の投与量の粉末状薬剤を含有し、粉末状薬剤が乾燥した粉末状 薬剤でなければならない。結局、ポンプの1回のストロークで、この選択要求分 量の懸濁液が、ピストンシリンダーから出てノズルの内側シリンダーを通ってキ ャリヤーまで到達する。そして、放出ラインから内側と外側シリンダー間のスペ ースにガスジェットが提供される。選択要求分量の懸濁液は、進行するにつれ、 毛細管現象により内側シリンダーの先端部まわりに凝集するようになるはずであ る が、前述のガスジェットによりそれが防止される。特にこのガスジェットは、ス トロークと協働して提供される。 ひとつの態様では、この装置はさらに接続容器と音波破砕器を含む。接続容器 と音波破砕器は、使用される薬剤と沈殿防止剤の凝集性に応じて利用される。接 続容器は、頂上部と底部とを有し液体を含有するようにできている。引き出しラ インは、リザーバーと流動的に連通しており、このリザーバーを通って出てきて 接続容器に入ってそこから出ている。これによって懸濁液は、接続容器を通る引 き出しラインを通って移動できるようになっている。 音波破砕器は接続容器と操作的に関連しており、それによって接続容器が液体 を含有し音波破砕器が作動しているときに、音波破砕器が引き出しラインと連通 した液体内に波動を作る。引き出しラインを通る懸濁液が凝集物を作り一緒に塊 となって引き出しラインを詰まらせるようなことが起こりえたが、この波動によ ってそれを防止できる。かくしてこの態様では、ピストンと関連シリンダーは引 き出しラインが接続容器を出るところで引き出しラインと流動的に接続されてお り、そして懸濁液は、引き出しラインが接続容器をでるところから、引き出しラ インを通って、引き出しラインがピストンシリンダーと流動的に接続されている ところまで移動する。かくして、ピストンシリンダーは上述したように選択要求 分量の懸濁液で充填されるようになる。 したがって、本発明の目的は、キャリヤーへの、沈殿防止剤と少なくとも1回 分の投与量の粉末状薬剤との懸濁液を計量する装置を提供することである。本発 明の利点は、従来の計量装置で行われたよりも均等な懸濁液の分割分がキャリヤ ー向けに計量されることである。 図面の簡単な説明 本発明のいくつかの目的と利点を述べてきたが、添付図面および後述する実施 例と結び付けて説明がすすむにつれ、他の目的は明らかとなろう。 図1は、本発明の計量装置の概略図である。 図2は、図1に描かれた計量装置の同心ノズル部分の拡大概略図である。 図3Aおよび図3Bは、本発明による計量装置に用いる別の二つの同心ノズルの 拡大概略図である。 図4は、本発明の計量装置を用いて除法薬と沈殿防止剤の懸濁液からSSキャリ ヤースクリーン上に別々に分与された、薬剤の複数回分の投与量について、均等 性を示すグラフである。 図5は、本発明の計量装置を用いて除法薬と沈殿防止剤の懸濁液からETFEキャ リヤースクリーン上に別々に分与された、薬剤の複数回分の投与量について、均 等性を示すグラフである。 発明の詳細な説明 図面中、同様の参照符号で示したものは、ともに同様の構成要素を表している 。 図1を参照すると、本発明の主要部分である計量装置100のある態様の概略 図が示されている。装置100は、1回分もしくは複数回分の投与量の粉末状の 薬剤、特に乾燥粉末状の薬剤と、沈殿防止剤とを含む懸濁液Sを、キャリヤーに 装填するようにできている。このキャリヤーは、懸濁液Sが装填しやすいように 、適切なキャリヤー用のホルダーに支持されているとよい。このホルダーに支持 されたキャリヤーが、キャリヤー/ホルダーCとして概略的に図示されている。 当業者であれば周知である種々の付形剤も、懸濁液S内に存在する。便宜上、キ ャリヤー/ホルダーCを以後キャリヤ-Cと呼ぶ。 懸濁液Sを装填しているときのキャリヤーCの安定性を保持するため、垂直なス テージもしくはブレースZに取り付けられた、水平なステージもしくはブレースX Yに、キャリヤーCが保持されていると都合がよい。さらにまた、位置づけシステ ム(図示せず)が設けられて、懸濁液SをキャリヤーCに装填する際に、装置10 0をキャリヤーC上に正しく維持できるようになってるとよい。これは、特に、 複数のキャリヤーCが組立てライン上で動いている工場生産設備においては、ラ インが止まるとこの位置づけシステムが必要となる。つまり位置づけシステムは 、装置100からの懸濁液Sが特定キャリヤーCに分与されるとき、装置100が その特定キャリヤーC上に正しく配置されるべく、装置100および/またはそ の特定キャリヤーCを正しく支持するようになっている。このような位置づけシ ステムは当業者ならば周知である。懸濁液Sの装填後、たとえば空気の雰囲気温 度、減圧、あるいは熱供給によって、沈殿防止剤が蒸発し、粉末状の薬剤がキャ リヤーC上に析出する。 装置100は、頂上部110Aと底部110Bとを有したリザーバー110を含 む。リザーバー110は、沈殿防止剤と粉末状の除放薬を保有および混合して、 懸濁液Sとして混合された状態に保つようにできている。 たとえば、適切な割合の沈殿防止剤と除放薬がそれぞれ計量される。そしてそ れらは薬ビン(図示せず)に配され(粉末状除放薬が最初に配され、沈殿防止剤 が後に配されるほうが都合よい)、混合される。頂上部110Aが開いて、薬ビ ンの中身をリザーバー110に注ぎ、頂上部110Aを閉める。あるいは、リザ ーバー110に計量された沈殿防止剤と除放薬をそれぞれ直接注いでもよい(粉 末状除放薬が最初に注がれ、沈殿防止剤が後に注がれるほうが都合よい)。 選択要求分量の懸濁液(selected amount of suspension;SAS)に含まれる特 定量の薬剤は、1回分の投与量かもしれないし、それより少ないかもしれないし 、あるいはそれより多いかもしれない。とにかく、適切に計量された薬剤を含有 した適切な容量の懸濁液Sとは、キャリヤーCに懸濁液Sを装填するに際して、選 択要求分量の懸濁液SASが以下に詳述するごとくキャリヤーCに分与されるように 、特に薬剤1回分の投与量がキャリヤーCに提供されるように、沈殿防止剤が薬 剤に対して適性比率を示すような容積を有して選択されたものである。そうでな い場合、必要に応じて、プロピオン酸フルチカソーネ(fluticasone propionate ) をETFEキャリヤースクリーン上に分与するのに対して、実施例で後述するように 、選択要求分量の懸濁液Sの特定量をキャリヤーCのひとつの位置に1回分与して 、それを必要投与量の一部分とし、かくして、キャリヤーC上の懸濁液Sの量が1 回分の投与量の薬剤に至るまで、選択要求分量の懸濁液SASの分与を2回、3回 、それ以上の回数繰り返すこともできる。さらに、第1のタイプの患者に対する 第1のタイプの薬物管理用の1回分の投与量を、第1のタイプの患者より厳しい 医療状態を有する第2のタイプの患者に対する第2のタイプの薬物管理用の1回 分の投与量より少なく、すなわち一部分にもなりうるように、投与量が変更可能 であることを理解しておくべきである。 通常、選択要求分量の懸濁液SASの分与される容積は、およそ1μlからおよそ 5μlであり、それゆえ、装置100はとくにマイクロ単位の容積を計量するの に適したものとなっている。さらにまた、薬剤が吸入用を意図したものであると き、その薬剤としては適切な微粒子径を有したものが選択されるべきであり、典 型的には10μm未満、好ましくは6μm未満、さらに好ましくは5μm未満の粒 径である。その結果、粒子が肺のなかに吸入可能となる。 種々の沈殿防止剤と粉末状の除放薬の適用できる。沈殿防止剤としては種々の 有機剤および/または無機剤があるが、これらに限定されるわけではない。有機 剤としては、過フルオロメチルシクロヘキサン(以後PFMCHと略す)、過フルオ ロヘキサン、過フルオロペンタン、ジクロルメタン、ヘキサン、およびこれらの 組み合わせのような、弗化炭化水素類、塩化炭化水素類、および/または炭化水 素があるが、これらに限定されるわけではない。無機剤としては二酸化炭素およ び六弗化イオウがあるが、これらに限定されるわけではない。 ぜんそく、気管支炎、慢性閉塞性肺疾病、および胸部感染症などの、呼吸不全 を治療するべく行う、呼吸治療や気道を介する全身吸収のための呼吸用粉末薬剤 は以下のようなものからなるグループより選択できるが、これらに限定されるわ けではない。つまり、コデリン、ジヒドロモルフィン、エルゴタミン、フェンタ ニール、あるいはモルヒネのような鎮痛薬;ジルチアゼムのような狭心症製剤; クロモグリク酸、ケトティフェン(ketotifen)、あるいはネオドクロミル(neo docromil)のような抗アレルギー剤;セファロスポリン、ペニシリン、ストレプ トマイシン、スルホンアミド、テトラサイクリンおよびペンタミジンのような抗 感染症剤;メタピリレンのような抗ヒスタミン剤;プロピオン酸フルチカソーネ 、ジプロピオン酸ベクロメタゾン、フルニソリド、ブデソニド(budesonide)、 あるいはトリアムシノロンアセトニドのような抗炎症剤;ノスカピンのような鎮 咳薬;サルメテロール、サルブタモール、エフェドリン、アドレナリン、フェノ テロール、フォルモテロール(formoterol)、イソプレナリン、メタプロテレノ ール、フェニレフリン、フェニルプロパノールアミン、ピルブテロール(pirbut erol)、レプロテロール(reproterol)、リミテロール(rimiterol)、イソエ タリン、テルブタリン、トゥロブテロール(tulobuterol)、オルシプリナリン 、あるいは(−)−4−アミノ−3,5−ジクロロ−α−[[[6−[2−(2−ピ リジニル)エトキシ]ヘキシル]アミノ]メチル]ベンゼンメタノールなどの気管支 拡張剤;アミロライドのような利尿剤;イパトロピウム(ipatropium)、アトロ ピン、オキシトロピウム(oxitropium)のようなコリン作動抑止剤;コルチゾン 、ヒドロコルチゾン、あるいはプレドニゾロンのような副腎皮質ホルモン;アミ ノフィリン、コリンテオフィリネート、リジンテオフィリネート、あるいはテオ フィリンのようなキサンチン;およびインシュリン、あるいはグルカゴンのよう な医療たんぱく質およびペプチドからなるグループである。さらなる薬剤として 、イソプロテレノール、メタプロタレノール(metaprotarenol)、ピルブテロー ル、トリアセトニド、バンブテロール(bambuterol)、およびモメタソン(mome tasone)を含む。さらに、薬剤として、呼吸治療に有効な他の適切な薬剤から選 択してもよい。当業者にとっては、薬剤を塩の形で(たとえば、アルカリメタル やア ミン塩として、あるいは酸添加塩として)あるいはエステル(たとえば、低級ア ルキルエステル類)として、あるいは溶媒化合物(たとえば、含水化物)として 使用すると、薬剤としての活性および/または安定性を最適化するのに適切であ ることは明白であろう。好適な薬剤は、サルブタモール、サルメテロール、プロ ピオン酸フルチカソーネ、ジプロピオン酸ベクロメタゾン、テルブタリン、クロ モグリク酸、ブデソニド、トリアムシノロンアセトニド、および/またはこれら の塩である。 薬剤は、人体に吸入可能な適切な付形剤を含んでいると有利であると思われる。 この付形剤は、ポリサッカライド(すなわちスターチ、セルロースなど)、ラク トース、グルコース、マニトール、アミノ酸、およびマルトデキストリンのよう な有機付形剤、あるいは炭酸カルシウムおよび塩化ナトリウムのような無機付形 剤から選択される。付形剤は、混和、共沈のような公知の方法で薬剤に含有され る。 どのような粉末状薬剤を用いる場合も、使用する沈殿防止剤は、粉末状薬剤の 真の密度とほぼ同じ密度を有しているど理想的である。たとえば、薬剤としてプ ロピオン酸フルチカソーネを使ったとき、沈殿防止剤としてPFMCHとヘキサンの 混合したものを使うと特によく、PFMCH70容量%とヘキサン30容量%の混合 に対してプロピオン酸フルチカソーネ2.5重量/容量%添加したものが、さら によい。 下記に示す実験実施例での特定キャリヤーCは、典型的なメッシュスクリーン (粉末状薬剤をキャリヤースクリーン表面に有し、粉末吸入器具での使用に適し た、薬剤キャリヤースクリーンについて説明している前述の米国特許5,503 ,869号および米国特許出願8/328,578号に開示されているようなメ ッシュスクリーン)を用いたが、本発明において、キャリヤーCをメッシュスク リーン、あるいは薬剤を吸入用と限定しようとする意図はない。装置100の使 い 方としては、選択された量の懸濁液SASを粉末吸入器に有用なスクリーンのキャ リヤー表面上に装填させるという他に、薬剤を計量したうえで、ゼラチンカプセ ルあるいはキャプレットやプラスチックブリスター内や、薬ビン内、繊維(たと えばベルベット繊維)間、キャリヤー空隙(PCT出願WO94/20164号で述 べられたような空隙)内、付形剤で覆われた錠剤、注射器の筒、等々、当業者に とって周知の他のキャリヤーC内あるいはキャリヤーC上に、入れることもできる 。そしてまたこれらに限定されるわけではない。 したがって、「装置100は、懸濁液SをキャリヤーCに装填するようにできてい る。」、「装置100は、選択要求分量の懸濁液SASをキャリヤーCに装填するよ うにできている。」などの文章があっても、キャリヤーC内部、キャリヤーC内、 キャリヤーC上とすべてを含めようとするもので、キャリヤーC、薬剤、および/ または沈殿防止剤などに、どのようなタイプのものが使用されているかに応じて 、その内容は変わる。 リザーバー110内部での混合は、適切な攪拌器具を介して行われる。この攪 拌器具は、特に限定されないが、一例としてかき混ぜ用のパドルホイール(図示 せず)のようなリザーバー内部に固定された機械的に攪拌する装置、あるいは別 の一例としては磁気攪拌装置(Magnetic Stirring Apparatus;MSA)があげられ る。この磁気攪拌装置MSAについては、たとえば、磁気攪拌ロッドRを懸濁液中に 配して、磁気攪拌装置MSAをリザーバー110付近に配置して、そして、磁気攪 拌装置MSAが作動しているときに、ロッドRが回転し、それによって薬剤と沈殿防 止剤を混合し、懸濁液Sとしての状態を維持できるようになっている。 ひとつの態様において、装置100は接続容器120を含んでおり、この容器は 頂上部120Aと底部120Bを有し水のような液体Lを含有するようにできてい る。装置100が接続容器120を含んでいるこの態様では、さらに装置100 が以下に述べる音波破砕器150を含んでいてもよい。 加えて、装置100の一部として含まれているものに、リザーバー110と流 動的に連通した状態の、中空の柔軟な管(たとえば、TEFZEL製の管状物が、米国 オレゴン州ポートランドのオプティマイズ・テクノロジー社(Optimize Technol ogies Inc.)から入手できる)のような引き出しライン130がある。引き出し ライン130はリザーバー110から出て、そして接続容器120がある場合に はその接続容器120に入ってさらにそこを出る。このようにすることによって 、懸濁液Sが、引き出しライン130を介して、接続容器120を通過し、そし て液体L(ただし液体Lが接続容器120内にある場合)を通って、移動できるよ うになっている。 特に、装置100はまた、リザーバー110に流動的に接続されたガスライン 140を含んでいてもよい。このガスライン140は、リザーバー110内の懸 濁液Sの上側に、窒素あるいは他の適切な不活性ガスのブランケットのようなガ スブランケットGBを提供するようにできている。窒素を供給するために、ガスラ イン140は、窒素を含有しライン140用の従来の調整弁(図示せず)を備え た加圧タンク(図示せず)に接続されている。ガスブランケットGBの懸濁液Sに おける適切な圧は、0から20psig(0から0.24MPa)、特に15psig(0 .20MPa)である。ガスブランケットGBは残留湿気と酸素をリザーバー110 から放出し、それによって攪拌中に不活性雰囲気を作り出す。またガスブランケ ットGBは、使用されているポンプ構造によっては、懸濁液Sの引き出しライン1 30への移動を助することもできる。ただしガスブランケットGBは大気圧である のが好ましい。 さらに、リザーバー110に固着されリザーバーと流動的に相互に流通し、塩 化カルシウムや硫酸カルシウムのような従来のデシカントDを含有する、乾燥管D Tが備えられていると望ましい。多くの種類の薬剤が湿気を引きつけやすく、そ れによって、リザーバー壁あるいはノズル160内への毛管付着をひきおこす (このような状況は、キャリヤーCの装填中は望ましくない)ため、この乾燥管 DTは、懸濁液Sからの湿気放出を維持させるために設けられたものである。乾燥 管DTがある場合、これが大気と連通しているため、ガスブランケットGBは懸濁液 Sの引き出しライン130への移動を助することはないであろう。 装置100が接続容器120(既述)と音波破砕器150を含んでいる態様で は、音波破砕器150はプローブ端部151を有する。そして水や他の適切なカ ップリング媒体のような液体Lが接続容器120内にあって、プローブ端部15 1が液体L中に配され、さらに音波破砕器150が作動すると、音波破砕器15 0は圧力波動Wを液体L中に生成し、圧力波動Wが引き出しライン130に接触す る。引き出しライン130を通って移動する懸濁液S中の粉末状薬剤が、凝集し て大きな塊となるのは望ましいことではなくまた引き出しライン130を詰まら せるおそれもあるが、圧力波動Wが引き出しライン130に接触することによっ て、この凝集を防止できる。 したがって装置100は、便宜上、接続容器120と音波破砕器150をオプ ションとして備えていてもよいが、使用する薬剤と沈殿防止剤の凝集性が問題に ならないような場合、音波破砕器150はスイッチを切ったままにして接続容器 120から液体Lをぬいてしまってもよい。このようにしておけば、装置100 が凝集やつまりを起こしそうな他の薬剤や沈殿防止剤を使用しなければならない ようなとき、接続容器120と音波破砕器150はすでに備わっているのである から、接続容器120に液体Lを満たし音波破砕器150のスイッチを入れるだ けでよい。 装置100はさらに、頂上部160Aと底部160Bとを備えた同心ノズル16 0を含んでいる(図2の拡大図のほうが分かりやすい)。ノズル160は、中空 スペース通路161Aを内部に備え中空外側シリンダー162に配された中空内 側シリンダー161から形成される。かくして、内側シリンダー161および外 側シリンダー162で、空間スペースXを両者の間に成す。ノズル160はさら に、内側シリンダー161の中空スペース161Aに導かれるノズル入り口16 3を含む。 これらの中空通路161Aと入り口163は、どちらもおおよそ円形の断面を 有していなければならず、内径については等しくともどちらか一方が他方より大 きくてもよいが、一般的には通路161Aが入り口163より大きい内径を有し ているべきである。中空通路161Aと入り口163の両方に対する適切な内径 の範囲は、およそ0.01からおよそ0.035インチ(およそ0.0254か らおよそ0.0889cm)であり、より好適には、中空通路161Aの内径がお よそ0.016インチ(およそ0.041cm)で、入り口163の内径がおよ そ0.02インチ(およそ0.050cm)である。 内側シリンダー161は出口先端部T付近で終端となっており、この先端部Tは 図面に示されたように、底部160Bより下位まで延びているのが好ましい。先 端部Tの内径がおよそ0.010インチからおよそ0.035インチ(およそ0 .0254cmからおよそ0.0889cm)であると好ましく、およそ0.016 インチからおよそ0.030インチ(およそ0.041cmからおよそ0.076 cm)であるとさらに好ましい。たとえば、懸濁液Sが、薬剤としてのプロピオン 酸フルチカソーネと、沈殿防止剤としてのヘキサンとPFMCHとの混合物とから成 ると、先端部Tがおよそ0.016インチ(およそ0.041cm)の内径を有す ることになる。先端部Tと底部160Bとの間の距離は懸濁液の種類に応じて調整 される。たとえば、懸濁液Sが、PFMCH中に2.5%のプロピオン酸フルチカソー ネを含有したものから成るときは、先端部Tと底部160Bとの間の適切な距離は 3.4mmである。 ガス放出ライン165は、外側シリンダー162に流動的に接続されて、窒素 ジェットのようなガスジェットGJを、空間Xへおよび先端部Tを越えて提供する。 ガス放出ライン165は、ガス流の特徴を適性化するために、ノズル160に対 して90°の角度を有していなければならない。外側シリンダー162の内側壁 にオプションで羽根(図示せず)を取り付けて、ガスジェットGJの方向づけを助 けるようにしてもよい。密着適合をより確実にするために、ガスジェットGJが先 端部Tを越えて提供されるとき、外側シリンダー162をテープリボンのような スリーブやジャケット(図示せず)で包んでも良い。窒素や他の不活性ガスのよ うなガスを供給するためには、ガス放出ライン165を、窒素を含有しガス放出 ライン165用の調整弁(図示せず)を備えた従来の加圧タンク(図示せず)に 接続する。このタンクは上述のライン140にガスを供給するのに使用したもの と同じタンクでもよい。 接続容器120と同心ノズル160との間で、装置100は、ポンプP(図1 参照)を含んでおり、このポンプPは、ピストン入り口Iとピストン出口Eとを備 えた、ポンプピストン・付随シリンダーPPとを有している。適切なポンプは、米 国ニューヨーク州オイスターベイのフルーイッド・ミータリング社(Fluid Mete ring Incorporated)社から型番QC72として、アダプターRH/Qと、さらに、ポ ンプヘッド、ピストン、ライナー(すなわち空孔、あるいはピストン周りのシリ ンダー)およびピストンがシリンダー内を動くときのピストンのストローク容積 設定用のポンプダイアルとを含む組立て体RHOOCKCLFとともに、入手可能である 。FMI(米国ニューヨーク州オイスターベイ、Fluid Metering Incorporated)製 のこの特定ピストンは、中実円筒形が一般的である(ただし、4分の1は中実で はなく、不完全−円筒型であるこの部分に空孔スペースが形成されている)。さ らにこの特定ポンプは、360°回転するようにできており、のみならず、長手 方向にも動く(すなわちピストンのストローク運動)ようにできており、これら のピストンシリンダー内のピストンの動きはダイアルを設定することで調整され る。 接続容器120からの引き出しライン130は、入り口Iで、ポンプPのポンプ ピストン・付随シリンダーPPに流動的に接続されている。さらにまたポンプPは 、ピストン/シリンダーPPを介して出口Eで、流動的に同心ノズル160に接続 している。特に、ポンプピストン/シリンダーPPは、入り口Iと出口Eとでつなが れ、その結果ポンプピストン/シリンダーPPは、水平方向で支持され、ピストン シリンダーにおいてピストンはひとつの向きで長手方向に前後に動き、その後、 逆向きとなる(ポンプピストン/シリンダーPPは、ピストンシリンダーにおいて ピストンが上下に動くべく垂直方向に支持されるのではない)。 したがってノズル160は、ポンプPとポンプ・ピストン/シリンダーPPとを 介して、ノズル頂上部160Aで、引き出しライン130と流動的に連通してお り、また引き出しライン130は接続容器120をその底部120Bから出て、 その結果懸濁液Sはピストンシリンダー内に移動し、さらにノズル入り口163 に入り、内側シリンダー161の中空通路161Aを通る。その結果、選択要求 分量の懸濁液SASが液滴DL(図2参照)として内側シリンダー161を通過して 出る。 より詳しくは、ピストンが180°回転しひとつの向きで長手方向に動いたと き、懸濁液Sは入り口Iを通ってピストンシリンダーに充填される。つまり、選択 要求分量の懸濁液SASが不完全−円筒状空孔に充填される。この選択要求分量の 懸濁液SASは、ピストンシリンダーによって囲まれているピストンによって、空 孔内に保持される。 次に、この空孔がノズル入り口163と一直線上に並ぶように、ピストンはさ らに180°回転し、逆向きで長手方向に動く。逆向きの一ストロークによって 、選択要求分量の懸濁液SASは、出口Eを通って、ピストンシリンダーから出て、 すなわち空孔から出て、内部シリンダー161を通過して、液滴DLとして先端部 Tから出る。ポンプ・ピストン/シリンダーPPは適切なサイズでなければならず 、たとえば不完全−円筒状空孔をおよそ0μlからおよそ25μlに、好ましくは お よそ0.3μlからおよそ20μlに、より好ましくはおよそ0.5μlからおよ そ20μlに、さらにより好ましくはおよそ1μlからおよそ2μlに、調整可能 に容積を有するように精密に製造することによって、ポンプ・ピストンPPが保有 する選択要求分量の懸濁液SASが好ましく1回分の投与量の薬剤を含有するよう になる。 結局、ポンプPによって提供される、ピストンの長手方向の一ストロークによ って、つまりピストンの360°の回転に相当する動きによって、選択要求分量 の懸濁液SASは、不完全−円筒状空孔を出て内側シリンダー161の中空部16 1Aを通過して、液滴DLとして先端部TからキャリヤーC上に出るように、促され る。さらにまた、ガスジェットGJはガス放出ライン165から供給されるが、そ のときポンプPによって提供されるピストンのストロークと協働して供給される と好ましい。ガスジェットGJは適切に連続排出されるが、あるいは、ポンプPに よって提供されるピストンのストロークによって脈動的に排出されるようになっ ていてもよい。つまり、「ガスジェットがストロークと協働して供給される」と いう表現にはどちらの状態も含まれることが、意図されている。 ガスジェットGJが、矢印A(図2参照)の向きに内側シリンダー161の先端 部Tを越えて吹き出される。一方、毛管現象によって、選択要求分量の懸濁液SAS は進むにつれ先端部Tまわりに凝集を起こしうる。しかし、前述のように吹き出 されるガスジェットの助けによってこのような凝集は防止される。かくして液滴 DLがキャリヤーC上に装填される。先端部TとキャリヤーC間の距離は、0.00 1インチ(0.00254cm)以上でなければならず、さらに、およそ0.00 2インチと0.005インチ間(およそ0.0051cmと0.0127cm間)が 好ましい。ただし、先端部TとキャリヤーCが接触するかもしれない距離ではある 。 ここで、図3Aと図3Bを参照すると、本発明の二つの別の態様に従った、計量装 置100で使用されるための、同心ノズル170、180のそれぞれの拡大略 図が示されている。ノズル170、180は、ノズル160とほぼ同様で、それ ぞれ以下のように対応しあう組成部品を含んでいる。つまり、選択要求分量の懸 濁液SAS1、SAS2を分与するための中空スペース172、182を備えた内側シ リンダー171、181;外側シリンダー172、182;入り口173、18 3;ガスジェットGJ1、GJ2用のガス放出ライン175、185;およびジャケ ット(図示せず)である。 ただし、内側シリンダ−171、181がそれぞれの出口先端部T1、T2で終 端となるものの、出口先端部T1、T2はノズル160の先端部Tとは異なる構造 である。より詳しくは、ノズル170の先端部T1は、垂直方向に延びて、分離 空孔延長部分E1がスリーブすなわちジャケットJ1によって先端部T1に固定さ れている。特に、延長部分E1は、容積が1マイクロリットルでなければならず 、内径は0.02インチ(0.051cm)でなければならない。ノズル180の 先端部T2は、垂直方向および水平方向の両方に延びて、分離空孔延長部分E2が 内側スリーブあるいはジャケットJ2’および外側スリーブあるいはジャケットJ 2”によって先端部T2に固定されている。特に、延長部分E2は、容積が1マイ クロリットルでなければならず、内径は0.03インチ(0.076cm)でなけ ればならない。 毛管現象によって、それぞれの選択要求分量の懸濁液SASが、それぞれの内側 シリンダー171、181のそれぞれの先端部T1、T2まわりに凝集を起こしう る。このような状況は、それぞれのガスジェットGJ1、GJ2によって放出中に防 止されるが、延長部分E1、E2は、ガスジェットGJ1、GJ2のこの働きを助ける 。 もし必要であれば、先端部T、T1、T2それぞれに現れうるいかなる障害をも 取り除くための追加的な機能(図示せず)が、ノズル160、170、180に 組み込まれていてもよい。 ここで、図4および図5を参照すると、それぞれのグラフは、本発明の計量装 置100を用いたときの、キャリヤー上への薬剤の複数回分の投与量の均等性を 示したものである。より詳しくは、薬剤と沈殿防止剤(PFMCH70容量%とヘキ サン30容量%の混合に対してプロピオン酸フルチカソーネ2.5重量/容量% 添加したもの)からなる懸濁液を複数回、個々に投与し、本発明の計量装置10 0を用いて、SSキャリヤースクリーン(図4)あるいはETFEキャリヤースクリー ン(図5)に装填して、溶剤を蒸発させた。より詳しい説明を下記に述べる。 新規計量装置で薬剤を投与したときの態様の詳細な説明 2.5重量/容量%の懸濁液(薬剤としてのプロピオン酸フルチカソーネと、 沈殿防止剤としてのヘキサンとPFMCHとの混合物)を次のようにして製造した。 プロピオン酸フルチカソーネ(375.04mg)を、0.1μgまで読み取れる 較正バランス(米国、ニュージャージー州、ハイツタウン、メトラー・インスツ ルメント社(Mettler Instrument Corporation)から入手できる型番UMT2)を 備えた7グラム(20ml)のシンチレーションビン内に入れた。沈殿防止剤は、 メスシリンダーを用いて、15mlのヘキサンを35mlのPFMCHに添加して製造し た。この沈殿防止剤は室温まで暖まるようにされてからよく混合された。メスシ リンダーを使って、沈殿防止剤15mlを計量し、シンチレーションビンに添加し た。それをさっと振って、卓上音波破砕器(米国、コネチカット州、シェルトン 、ブランソン・クリーニング社(Branson Cleaning Company)から入手できる型 番5200のもの)で1分間音波破砕し、微細に混合された懸濁液が生成された 。 注射器を用いて、その懸濁液を2.5オンス(0.083リットル)のポリエ チレンリザーバー内に、400メッシュステンレススクリーン(以後、SSスクリ ーンと略す)の小片を通過して、直接ろ過し、存在しうるすべての異物を取り除 いた。懸濁液をリザーバーに添加したら、攪拌速度は穏やかな一定の速度に調整 し、リザーバーキャップに接触しないように視覚で確かめられるようにしなけれ ばならない。 窒素が、タンクから三方弁(米国、ネバダ州、レノ、ハミルトン社(Hamilton Company)から入手できる、部品番号86777、HVP3−3のもの)を通って 、それぞれの管を介して、リザーバーもしくは同心ノズルに供給された。リザー バーへの窒素圧は、減圧弁(米国、カリフォルニア州、サンラモン、リンデ(Li nde)(現在、プラクスエア・デイストリビューション社(Praxair Distributio n Inc.)として知られているところ)から入手できる、部品番号E3.UPE315 0580のもの)で制御し、さらに別の減圧弁(米国、ロードアイランド州、イ ーストプロビデンス、EFDから入手できる、型番2002Aのもの)で15psigま で減圧した。同心ノズルを通過する窒素ガス流の微細な調整は、ガス弁(米国、 オハイオ州、クリーブランド、ウィッティー社(Whitey Company)から入手でき る、部品番号5S−21RS4のもの)、および非較正流量計(米国、イリノイ州 、バリントン、ギルモント・インダストリー(Gilmont Industries)から入手で きる、型番12のもの)を用いて、窒素ガス流が2000ml/分になるまで監視 された。 リザーバーは、保持体とキャップ組立体(米国、ロードアイランド州、イース トプロビデンス、EFDから入手できる、部品番号5190Rのもの)および2.5 オンス(0.083リットル)の高密度ポリエチレンカートリッジ(米国、ロー ドアイランド州、イーストプロビデンス、EFDから入手できる、カタログ番号5 190C-SHDのもの)から成る。リザーバーのキャップあるいは上部に変形を加 え、乾燥剤として、表示(indicating)無水硫酸カルシウム((米国、オハイオ 州、ゼニア、ハモンド・ドライエライト社(Hammond Drierite Company)によっ て所有されている)登録商標DRIERITEとして入手できるもの)で充填された乾燥 管をはめこめるようにした。この変形によって沈殿防止剤は制御不能な速度で蒸 発するようになったが、後に示す結果のとおり、これはさほど重大な影響ではな かった。実験室の室温は、蒸発をさらに最小化する20℃から24℃に維持され た。 “S/P”フットボール形磁気攪拌ロッド(米国、イリノイ州、マックグローパ ーク、バクスター・ダイアグノステイック社(Baxter Diagnostics Inc.)科学 製品部から入手できる、部品番号S8311−721x1/2のもの)、および磁 気攪拌装置(米国、ニューハンプシャー州、ハンプトン、フィッシャー・サイエ ンティフィック・インターナショナル社(Fisher Scientific International,In c.)から入手できる部品番号11−498−78のもの)を用いて懸濁液を攪拌 した。磁気攪拌装置は、ロッドのそばに、磁気攪拌装置のモーター軸が水平とな るように配置され、最大磁気結合を提供できるように注意深く位置づけられてい る。攪拌速度を低くして、懸濁液がはねるために生じる壁面でのロスによる濃度 変化を最小限に抑え、懸濁液を均質にした。 5.5インチ(14cm)の管状物(米国、オレゴン州、ポートランド、オプテ ィマイズ・テクノロジー社(Optimize Technologies,Inc.)からの登録商標TEFZE Lとして入手でき、外径は0.0625インチつまり0.1588cmで、内径は 0.03インチつまり0.0762cmのもの)を、引き出しラインとして使用し 、リザーバーを、液体接続容器(次パラグラフで後述)を通過する管状物を介し て、ポンプ(FMI(米国、ニューヨーク州、オイスターベイ、フルーイッド・ミ ータリング社(Fluid Metering Incorporated)から入手できる、ポンプピスト ンのストローク容積を設定するための適切なダイアルを含むポンプヘッド/ピス トン/ライナー組立体RHOOCKCLFで、アイテム番号QC 72のもの)に接続した。 第2三方弁(米国、ネバダ州、レノ、ハミルトン社(HamiltonCompany)から入手で きる、部品番号86777、HVP3−3のもの)を用いて、リザーバーからの懸 濁液の流れを、廃棄もしくはポンプに分流させた。ポンプのセラミックピストン とライナーは、100x100万/1インチの標準すき間で、製造された。 液体接続容器は、トリムダウンした高密度ポリエチレンカートリッジ(米国、 ロードアイランド州、イーストプロビデンス、EFDから入手できるもの)から形 成され、引き出しライン管状物がその容器を通過するようにした。この容器は液 体としての水で充填され、その結果、水が引き出しライン管状物を取り囲んだ状 態になった。音響分離(米国、ニューハンプシャー州、ハンプトン、フィッシャ ー・サイエンティフィック・インターナショナル社(Fisher Scientific Intern ational,Inc.)から入手できる型番550のもの)音波破砕器をそのプローブ端 部が水中にあるように配置して、水に20KHzで機械的振動を提供するようにし た。かくして、この音波破砕器は水を介して引き出しライン管状物に結合された ことになる。 同心ノズルの本体は、1.962インチ(9.78cm)の長さで0.010イ ンチ(0.0254cm)の内径x0.0625インチ(0.1588cm)の外径 のHPLC(high pressure/liquid chromatography;高圧/液体クロマトグラフイ ー)ステンレススチール管状物で、その一端が0.020インチ(0.051cm )までくりぬかれたものを用いて、作った。ノズル先端部は、ノズル(米国、ロ ードアイランド州、イーストプロビデンス、EFDから入手できる、部品番号51 25−Bのもの)から、0.01インチ(0.025cm)の内径x0.099イ ンチ(0.251cm)の外径のステンレススチール先端を取り除いて形成された 。このノズル先端部を、くりぬかれたHPLC管状物に挿入させ、シアノアクリル系 の接着剤で強固に固定させた。 同心ノズルの空気鞘組立体は真鍮の管状物から作られた。この組立体は、0. 047インチ(0.119cm)の内径x0.061インチ(0.155cm)の外 径の管状物(空気鞘管)を、0.062インチ(0.157cm)の内径x0.0 78インチ(0.198cm)の外径の結合管内に挿入させて、空気鞘管が結合管 より0.511インチ(1.30cm)突き出すように形成された。強化のために 、空気鞘組立体は一緒にはんだづけした。 空気鞘に導かれる窒素ガス放出吸入ラインは、1.912インチ(4.856 cm)の長さで0.036インチ(0.091cm)の内径x0.061インチの外 径管状物から形成された。同心ノズルの最初の構造では、ガス放出管が窒素をお よそ30°の角度で同心ノズルに導入した;しかし、空気流の特徴は、望ましい ものには至っていなかったため、ガス放出管はノズル先端部に90°の角度で配 置しなおされた。ポリテトラフルオロエチレンのテープの小リボン、0.003 インチx0.25インチx0.30インチ(0.007cm x0.64cm x0.76 cm)のものを、0.0625インチ(0.1588cm)のステンレススチール管 状物まわりに、スリーブやジャケットとしてまくことによって、空気鞘のノズル まわりの気密性を確実にし、なおかつそれらの調整も可能となる。 二つの異なる種類のメッシュスクリーンキャリヤーを用いた。第1の種類は、 ステンレススチール(以後SSと略す)の400メッシュスクリーンで、38μm の穴と36%の開放域をもつものであった。第2の種類は、エチレン−テトラフ ルオロエチレン共重合体(以後ETFEと略す)の169メッシュスクリーンで、7 0μmの穴と22%の開放域をもつものであった。SSキャリヤースクリーンとETF Eキャリヤースクリーンはそれぞれ、上述の米国特許5,503,869号と米 国特許出願08/328,578号でそれぞれ対応して説明されているキャリヤ ースクリーンのタイプである。 SSスクリーン材とETFEスクリーン材は両方とも、48インチ幅のロールから、 およそ0.8インチx3.2インチ(2.0cm x8.1cm)のキャリヤースクリー ンストリップを切り取って、得られた。スクリーンはすべて洗浄し、最初はスク リーンをヘキサンで洗浄してつぎにアセトンですすぎ、残留していた製造時のオ イルを除いた。そしてキャリヤースクリーンを乾燥させた。 リザーバー、液体接続容器、引き出しライン、音波破砕器、同心ノズルおよび ポンプを有する上記の計量装置を用いて、懸濁液でキャリヤースクリーンを装填 している間、それぞれのキャリヤースクリーンを正しい位置に維持するために、 下記のホルダーとステージを用いた。各キャリヤースクリーンはまず、スクリー ンホルダー(6個のキャリヤースクリーン/ホルダー)内に配置された。そして 、組み合わせスクリーンとスクリーンーホルダーの組立体を、z軸垂直ステージ (米国、カリフォルニア州、サンマルコス、シャーライン・プロダクツ社(Sher line Products,Itc.)社から入手できる5000型のもの)に取り付けられたx- y水平ステージ内に設置した。この垂直ステージは、安定性を増すため、ベース (米国、カリフォルニア州、サンマルコス、シャーライン・プロダクツ社(Sher line Products,Inc.)社から入手できる部品番号6100のもの)上に取り付け られていた。これによって、この装置で計量中に装置の水平および垂直位置の正 確な制御ができるようになった。スクリーンとスクリーンホルダーの各組立体は 、スクリーン1個ごとに患者6人分の投与量(ドラッグドットともいう)を含有 し、充填均一性を満たしているかどうかの決定を行うための十分なサンプルを提 供した。 選択要求分量の懸濁液は、計量装置を使って、よく制御された方法でキャリヤ ースクリーン上に計量された。測定されることになっているドットあたりの正確 な容積は、所定の較正カーブから正確な分与容積を推定することによって決定さ れ、続いて薬剤をキャリヤースクリーン上に分与し、さらに分散された投与量を 分析する。さらに分与容積が、分析結果および再チェックされた分散投与量にし たがって再調整された。 スクリーンとスクリーンホルダーの満足のいく組立体が製造されると、装填は 3回の試行が許された、したがって、最初の3回の装填の間に、計量容積は調整 され、その結果、目的量である50μg±5μgのプロピオン酸フルチカソーネを 含有する選択要求分量の懸濁液が、6個の投与域のそれぞれで分与された。それ にしたがって、計量装置は最初に、各投与域に対しておよそ2μlの2.5%重 量 /容量懸濁液を分与させるべく調整された。ETFEキャリヤースクリーンにも、SS キャリヤースクリーンに用いた充填プロセスと以下の相違点を除いて同じプロセ スを用いた。 SSキャリヤースクリーンは、6個の投与域のそれぞれごとに、およそ2μlの 分与1回で充填された。しかし、ETFEキャリヤースクリーンは、表面エネルギー が低いことやメッシュサイズの違いといった表面特性がSSキャリヤースクリーン と異なるため、2μlの懸濁液をETFEキャリヤースクリーンに装填した場合、SS キャリヤースクリーン上で観察されたドットのサイズのおよそ2倍という大きな ドラッグドットとなってしまい受け入れられない。したがって、ETFEキャリヤー スクリーンは、6個の投与域のそれぞれごとに目的投与量である50μgのプロ ピオン酸フルチカソーネを充填するのに、SSスクリーン上への分与で行われたよ うにおよそ2μl容積の1分割分のかわりに、より小さい1μlの容積であるが2 分割分としてほぼ等しくなった量を分与した。 SSキャリヤースクリーンの充填中に用いられたポンプピストンのストローク容 積のダイアル設定は、1回の分与に対して2.75であった。これは各ドットに 対しておよそ1.91μlに相当する。この設定でプロピオン酸フルチカソーネ の予想分与量は、高圧液体クロマトグラフィによって決定された較正カーブに基 づいて、52.2μgであった。ETFEキャリヤースクリーンの充填中に用いられ たポンプピストンのストローク容積のためのダイアル設定は、2回の分与に対し て0.75であった。これは各ドットに対しておよそ1.66μlに相当する。 この設定でプロピオン酸フルチカソーネの予想分与量は、高圧液体クロマトグラ フィによって決定された較正カーブに基づいて、46.2μgであった。プロピ オン酸フルチカソーネの実際の分与量の平均は、49.5μgであった。 リザーバーからポンプへの引き出し管のあき(dead)容積は、計算するとおよ そ64μlであった。均等な懸濁液で引き出し管による完全な放出を確実にする ために、まずおよそ191μlの懸濁液を分与して廃棄した。したがって、スク リーン充填の前に、全部でおよそ100回分与して廃棄した。 つづいて、12個のSSキャリヤースクリーンに1個のスペアー用のスクリーン の第1のセットに懸濁液を充填し、それから12個のSSキャリヤースクリーンの 第2のセットを充填した。 意図された充填作業では、先端部のスクリーンに対するすき間距離を、およそ 0.005インチ±0.002インチ(0.013cm±0.005cm)に維持す ることだったが、キャリヤースクリーンとノズル先端部との間のすき間は、少な くとも0.001インチ(0.00254cm)に維持された。 懸濁液をキャリヤースクリーンに装填したあと、沈殿防止剤は大気状態で蒸発 され、こうしてプロピオン酸フルチカソーネが装填されたキャリアスクリーンは 、2個組のスクリーン構造体内に組み立てられた。この構造体では、63μmの 穴と36%の開放域を有する250メッシュのSSトップ衝突スクリーンを使用し た。この衝突スクリーンは、上記米国特許5,503,869号および米国特許 出願08/328,578号で説明された2個組スクリーン方式用の衝突スクリ ーンと同じタイプのものである。2個組のスクリーン方式内で組み立てるに先立 って、SS衝突スクリーンも、上記のキャリヤースクリーンに対して行ったように 、洗浄しておいた。 それぞれのスクリーンについて、充填中のほとんど最初、中間、そして最後と 、薬剤含有量を、高圧液体クロマトグラフィーを用いて、分析した。装填および 操作パラメーターを下記の表A、Bにまとめた。 表A(原料ロット番号および入手源) *供給者提供による公称値 表B(充填パラメーター) 図4のグラフ(SSキャリヤースクリーン)および図5のグラフ(ETFEキャリヤ ースクリーン)に示した結果の一貫性からわかるように、計量装置の同心ノズル は、6%±1%オーダーでの薬剤投与量期待値の標準偏差で、プロピオン酸フル チカソーネをその懸濁液から分与できるようになっていることがわかる。 本発明について種々の詳細を本発明の範囲から離れることなく変更できること は理解できよう。さらに、これまで述べてきたことは、例示を目的とするだけで 、限定の意図はない。本発明は請求の範囲によって決まる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, US,UZ,VN,YU (72)発明者 ミッチェル、メアリー、バン、オート アメリカ合衆国ノースカロライナ州、リサ ーチ、トライアングル、パーク、ファイ ブ、ムーア、ドライブ グラクソ、ウェル カム、インコーポレーテッド (72)発明者 ウイリアム、レロイ、ロバーツ ザ、セカ ンド アメリカ合衆国ノースカロライナ州、リサ ーチ、トライアングル、パーク、ファイ ブ、ムーア、ドライブ グラクソ、ウェル カム、インコーポレーテッド (72)発明者 サルバイナ、クマール、ドビベディ アメリカ合衆国ノースカロライナ州、リサ ーチ、トライアングル、パーク、ファイ ブ、ムーア、ドライブ グラクソ、ウェル カム、インコーポレーテッド 【要約の続き】 凝集の防止に役立つ。ポンプ(P)は、懸濁液(S)をノ ズル(160)を通ってキャリヤー(C)に進ませ、放 出ライン(165)からのガスジェット(GJ)は、懸濁 液(S)が、毛細管現象によってノズル(160)内側 シリンダー(161)の先端部(T)まわりに凝集する のを防止する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 沈殿防止剤と1回分または複数回分の投与量の粉末状薬剤とを含む懸濁 液をキャリヤーに装填するための装置において、 (a)懸濁液中に沈殿防止剤と粉末状薬剤とを維持するためのリザーバーと、 (b)リザーバーと流動的に連通している引き出しラインであって、リザーバ ーから延びて、懸濁液がこの引き出しラインを通って移動できるようになってい る、引き出しラインと、 (c)頂上部と底部を有する同心ノズルであって、外側シリンダー内に配置さ れた内側シリンダーから形成され、それによって外側と内側シリンダー間にスペ ースを成し、この内側シリンダーがノズル底部付近に配置された先端部で終端と なり、さらにガスジェットを前記スペースに提供するために、外側シリンダーと 流動的に接続された放出ラインを含む、同心ノズルと、 (d)流動体入り口と流動体出口とを有し、この流動体入り口において引き出 しラインと流動的に接続され、流動体出口でノズルに流動的に接続されている、 ポンプとを含み、それによって、懸濁液が引き出しラインからポンプに移動して 、ポンプを選択要求分量の懸濁液で充填すると、ポンプは、その選択要求分量の 懸濁液をノズルを通ってキャリヤーに進めることを特徴とする、装置。 2. 沈殿防止剤が有機剤、無機剤、およびそれらの組み合わせから成るグル ープより選択されたいずれかである請求項1記載の装置。 3. 有機沈殿防止剤が、弗化炭化水素、塩化炭化水素、炭化水素、およびそ れらの組み合わせから成るグループより選択されたいずれかである請求項2記載 の装置。 4. 無機沈殿防止剤が、二酸化炭素、六弗化イオウ、およびそれらの組み合 わせから成るグループより選択されたいずれかである請求項2記載の装置。 5. 粉末状薬剤が、ぜんそく、気管支炎、慢性閉塞性肺疾病、および胸部感 染症のような、呼吸不全を治療するべく行う、呼吸治療や気道を介する全身吸収 のための呼吸用粉末薬剤を含む、請求項1から4のいずれかに記載の装置。 6. 粉末状薬剤が、鎮痛薬、狭心症製剤、抗アレルギー剤、抗感染症剤、抗 ヒスタミン剤、抗炎症剤、鎮咳薬、気管支拡張剤、利尿剤、コリン作動抑止剤、 副腎皮質ホルモン、キサンチン、あるいは医療たんぱく質やペプチド、もしくは それらの組み合わせを含む、請求項5記載の装置。 7. 粉末状薬剤が、アセトニド、アドレナリン、アルブテロール、アミロラ イド、アミノフィリン、アトロピン、バンブテロール、ベクロメタゾン、ジプロ ピオン酸ベクロメタゾン、ブデソニド、セファロスポリン、コリンテオフィリネ ート、コデイン、コルチゾン、クロモグリク酸、エフェドリン、エルゴタミン、 フェノテロール、フェンタニール、フルニソリド、フルチカソーネ、プロピオン 酸フルチカソーネ、フォルモテロール、グルカゴン、ヒドロコルチゾン、インシ ュリン、イパラトロピウム(iparatropium)、イソエタリン、イソプレナリン、 イソプロテレノール、ケトティフェン、リジンテオフィリネート、メタプロテレ ノール、メタピリレン、モメタソン、モルヒネ、ネオドクロミル、ノスカピン、 オルシプリナリン、オキシトロピウム、ペニシリン、ペンタミジン、フェニレフ リン、フェニルプロパノールアミン、ピルブテロール、プレドニゾロン、レプロ テロール、リミテロール、サルブタモール、サルメテロール、ストレプトマイシ ン、スルホンアミド、テトラサイクリン、テオフィリン、チプレダン(tipredan e)、トリアセトニド、トリアミシノロンアセトニド、テルブタリン、トゥロブ テロール、(−)−4−アミノ−3,5−ジクロロ−α−[[[6−[2−(2−ピ リジニル)エトキシ]ヘキシル]アミノ]メチル]ベンゼンメタノール、それらの薬 剤的に受入可能な塩とエステル、あるいはそれらの組み合わせである、請求項6 記載の装置。 8. ガスジェットが放出ラインから継続的に提供される、請求項1から7の いずれかに記載の装置。 9. 選択要求分量の懸濁液が、進行するにつれ、毛細管現象によりノズル内 側シリンダーの先端部まわりに凝集するのを、放出ラインからのガスジェットが 防止する、請求項1から8のいずれかに記載の装置。 10. リザーバーが、沈殿防止剤と粉末状薬剤との混合物を懸濁液として維 持するために、リザーバーと関連した攪拌装置を有する、請求項1から9いずれ かに記載の装置。 11. 攪拌装置が、機械的攪拌装置、磁気攪拌装置、およびそれらの組み合 わせから成るグループから選択されたいずれかである、請求項10記載の装置。 12. リザーバーが、沈殿防止剤と粉末状薬剤との混合物を懸濁液として 維持するために、リザーバーに近接して磁気攪拌装置を有し、懸濁液がその内部 に配された磁気攪拌ロッドを有する、請求項11記載の装置。 13. リザーバーが、リザーバーと流動的に接続されたガスラインを有し 、このガスラインが、リザーバー内懸濁液上側にガスブランケットを提供するよ うにできている、請求項1から12のいずれかに記載の装置。 14. リザーバーが、リザーバー内部の湿気を防ぐために、リザーバーと 流動的に接続された、乾燥剤を含有する乾燥管を有する、請求項1から13のい ずれかに記載の装置。 15. 内側シリンダーの先端部がおよそ0.010インチからおよそ0.0 35インチの内径を有する、請求項1から14のいずれかに記載の装置。 16. 内側シリンダーの先端部がおよそ0.016インチからおよそ0.0 30インチの内径を有する、請求項15に記載の装置。 17. 内側シリンダーおよび外側シリンダーのいずれか一方もしくは両方の 先端部が位置調整可能になっている、請求項1から16のいずれかに記載の装置 。 18. 内側シリンダーの先端部が外側シリンダーの下位まで延びている、請 求項1から18のいずれかに記載の装置。 19. ポンプが選択要求分量の懸濁液で充填されているピストンを含む、請 求項1から18のいずれかに記載の装置。 20. 選択された量の懸濁液を進めるために、ポンプが、ガスジェットを提 供する放出ラインと協働して、ピストンに1ストロークを提供するようにできて いる、請求項1から19のいずれかに記載の装置。 21. 選択要求分量の懸濁液が、1回分の投与量、1回分より多い投与量、 1回分より少ない投与量から成るグループより選択されたいずれかの量である粉 末状薬剤を含有する、請求項1から20のいずれかに記載の装置。 22. 前記装置がさらに装置およびキャリヤーの少なくとも一つを正しい配 置に維持するための、位置づけシステムを含有し、懸濁液がノズルを通ってキャ リヤーに進むときに、装置がキャリヤーと適切に直線上に並ぶようになっている 、請求項1から21のいずれかに記載の装置。 23. 前記装置がさらに (e)液体を含有するようにできている接続容器であって、それによって、引 き出しラインがリザーバーから接続容器を通過して延び、懸濁液が引き出しライ ンを介して接続容器を通過する接続容器と、 (f)接続容器と操作的に関連している音波破砕器であって、液体を引き出し ラインと接触させながら攪拌して、それによって、ポンプが流動体入り口で接続 容器を出たあとの引き出しラインと流動的に接続される音波破砕器とを含む、請 求項1から22のいずれかに記載の装置。 24. 沈殿防止剤と1回分または複数回分の投与量の粉末状薬剤とを含む懸 濁液をキャリヤーに装填するための装置において、 (a)懸濁液中に沈殿防止剤と粉末状薬剤とを維持するためのリザーバーであ って、このリザーバーがリザーバーと流動的に接続された、(i)リザーバー内 懸濁液上側にガスブランケットを提供するようにできているガスラインと、(ii )リザーバー内部の湿気を防ぐように乾燥剤を含有する乾燥管とを有するリザー バーと、 (b)沈殿防止剤と粉末状薬剤との混合物を懸濁液として維持するための、リ ザーバーに近接して配された磁気攪拌装置と、懸濁液内に配された磁気攪拌装置 に関連した磁気攪拌ロッドと、 (c)液体を含有するようできている接続容器と、 (d)リザーバーと流動的に連通しリザーバーから接続容器を通過して延びて いる引き出しラインであって、懸濁液が引き出しラインを介して接続容器を通過 して移動できるようにしている、引き出しラインと、 (e)接続容器と操作的に関連している音波破砕器であって、液体を引き出し ラインと接触させながら攪拌させ、それによって引き出しラインを通過する懸濁 液が塊を形成しないようにさせている、音波破砕器と、 (f)頂上部と底部を有する同心ノズルであって、外側シリンダー内に配置さ れた内側シリンダーから形成され、それによって外側と内側シリンダー間にスペ ースを成し、この内側シリンダーがノズル底部より下位まで延びた先端部で終端 となり、さらにガスジェットを前記スペースに提供するために、外側シリンダー と流動的に接続された放出ラインを含む、同心ノズルと、 (g)ピストンとそれに関連したシリンダーとを備え、流動体入り口と流動体 出口とを有するポンプであって、ピストンは回転および長手方向の移動の両方を 行うようにできており、ポンプは流動体入り口で引き出しラインが接続容器を出 るところで引き出しラインと流動的に接続され、さらに流動体出口でノズルに流 動的に接続されており、それによって、回転するピストンを介して、懸濁液が引 きだしラインが接続容器を出るところで引き出しラインから出て、ピストンシリ ンダー内に移動し、ピストンシリンダーは選択要求分量の懸濁液で充填され、こ のようにすることによって、ポンプによるピストンのストロークが、選択要求分 量の懸濁液を、ピストンシリンダーから内側シリンダーを通ってキャリヤーまで 進め、ポンプのストロークと協働して提供された放出ラインからのガスジェット が、選択要求分量の懸濁液が、進行するにつれ、毛細管現象によりノズル内側シ リンダーの先端部まわりに凝集するのを、防止するポンプとを含むことを特徴と する装置。 25. 沈殿防止剤が有機剤、無機剤、およびそれらの組み合わせから成るグ ループより選択されたものである請求項24記載の装置。 26. 有機沈殿防止剤が、弗化炭化水素、塩化炭化水素、炭化水素、および それらの組み合わせから成るグループより選択されたいずれかである請求項25 記載の装置。 27. 無機沈殿防止剤が、二酸化炭素、六弗化イオウ、およびそれらの組み 合わせから成るグループより選択されたいずれかである請求項25記載の装置。 28. 粉末状薬剤が、アセトニド、アドレナリン、アルブテロール、アミロ ライド、アミノフィリン、アトロピン、バンブテロール、ベクロメタゾン、ジプ ロピオン酸ベクロメタゾン、ブテソニド、セファロスポリン、コリンテオフィリ ネート、コデイン、コルチゾン、クロモグリク酸、ジヒドロモロフィン、ジルチ アゼム、クロモグリク酸二ナトリウム、エフェドリン、エルゴタミン、フェノテ ロール、フェンタニール、フルニソリド、プロピオン酸フルチカソーネ、フォル モテロール、グルカゴン、ヒドロコルチゾン、インシュリン、イパラトロピウム 、、イソエタリン、イソプレナリン、イソプロテレノール、ケトティフェン、リ ジンテオフィリネート、メタプロテレノール、メタピリレン、モメタソン、モル ヒネ、ネオドクロミル、ノスカピン、オルシプリナリン、オキシトロピウム、ペ ニシリン、ペンタミジン、フェニレフリン、フェニルプロパノールアミン、ピル ブ テロール、プレドニゾロン、レプロテロール、リミテロール、サルブタモール、 サルメテロール、ストレプトマイシン、スルホンアミド、テトラサイクリン、テ オフィリン、チプレダン、トリアセトニド、トリアミシノロンアセトニド、テル ブタリン、トゥロブテロール、(−)−4−アミノ−3,5−ジクロロ−α−[[ [6−[2−(2−ピリジニル)エトキシ]ヘキシル]アミノ]メチル]ベンゼンメタ ノール、それらの薬剤的に受入可能な塩とエステル、あるいはそれらの組み合わ せである、請求項24から27のいずれかに記載の装置。 29. 内側シリンダーの先端部がおよそ0.010インチからおよそ0.0 35インチの内径を有する、請求項1から14のいずれかに記載の装置。 30. 沈殿防止剤と少なくとも1回分の投与量の粉末状薬剤とを含む懸濁液 をキャリヤーに装填し、その後、沈殿防止剤が蒸発されてキャリヤーに装填され た粉末状薬剤が残されるようになった装置において、 (a)懸濁液中に沈殿防止剤と粉末状薬剤とを維持するためのリザーバーと、 (b)液体を含有するようにできている接続容器と、 (c)リザーバーと流動的に連通しリザーバーから接続容器を通過して延びて いる引き出しラインであって、懸濁液が引き出しラインを介して接続容器を通過 して移動できるようにしている、引き出しラインと、 (d)接続容器と操作的に関連している音波破砕器であって、液体を引き出し ラインと接触させながら攪拌させ、それによって引き出しラインを通過する懸濁 液が塊を形成しないようにさせている、音波破砕器と、 (e)頂上部と底部を有する同心ノズルであって、外側シリンダー内に配置さ れた内側シリンダーから形成され、それによって外側と内側シリンダー間にスペ ースを成し、この内側シリンダーがノズル底部より下位まで延びた先端部で終端 となり、さらにガスジェットを前記スペースに提供するために、外側シリンダー と流動的に接続された放出ラインを含む、同心ノズルと、 (f)流動体入り口と流動体出口とを有するポンプであって、このポンプは、 流動体入り口で接続容器からの引き出しラインと流動的に接続され、流動体出口 でノズルに流動的に接続され、それによって、懸濁液が引き出しラインからポン プに移動して、ポンプを選択要求分量の懸濁液で充填するようになる、ポンプと を含み、このようにすることによって、ポンプが選択要求分量の懸濁液をノズル を通ってキャリヤーに進ませ、放出ラインから提供されたガスジェットが、選択 要求分量の懸濁液が、進行するにつれ、毛細管現象によりノズル内側シリンダー の先端部まわりに凝集するのを、防止することを特徴とする装置。
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