JP2001070455A - ステント表面のパターン幅の検査方法 - Google Patents
ステント表面のパターン幅の検査方法Info
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- G01—MEASURING; TESTING
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ステント表面のパターン幅の仕上がり状態の検
査を、効率よく行う方法を提供する。 【解決手段】レーザ加工によって製作された円筒状のス
テント1における表面のパターン幅の検査方法におい
て、ステント1を水平状態で回転可能に支持し、画像処
理装置4を介してコンピュータ5を接続したCCDカメ
ラ2をステント1の軸線に直交させて設け、ステント1
を所定角度で回転させてステント表面の状態をライン状
の画像で取り込み、予め入力した表面パターンの基準デ
ータと比較してパターン幅の良否判定を行うようにし
た。
査を、効率よく行う方法を提供する。 【解決手段】レーザ加工によって製作された円筒状のス
テント1における表面のパターン幅の検査方法におい
て、ステント1を水平状態で回転可能に支持し、画像処
理装置4を介してコンピュータ5を接続したCCDカメ
ラ2をステント1の軸線に直交させて設け、ステント1
を所定角度で回転させてステント表面の状態をライン状
の画像で取り込み、予め入力した表面パターンの基準デ
ータと比較してパターン幅の良否判定を行うようにし
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血管など体腔の開
通性を維持するため体腔に移植されるステントの製造に
おける表面パターンの仕上がり状態を検査する方法に関
するものである。
通性を維持するため体腔に移植されるステントの製造に
おける表面パターンの仕上がり状態を検査する方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】血管などのアテローム性狭窄症の治療な
どに使用されるステントは、種々のものがあるが、例え
ば特開平6−181993号や特開平10−15591
5号には、円筒形ステンレス鋼をレーザビームによって
製作したものが開示されている。
どに使用されるステントは、種々のものがあるが、例え
ば特開平6−181993号や特開平10−15591
5号には、円筒形ステンレス鋼をレーザビームによって
製作したものが開示されている。
【0003】このステントの製作では、例えば、外径
1.5〜1.7mm、肉厚0.05〜0.11mm、長
さ約30mmの円筒形ステンレス鋼をレーザビームによ
って起伏パターンの切断を行って幅狭の溝を形成し、溝
部に沿って再凝固した溶融スラグ等を機械的(電解研磨
など)または化学的に除去している。
1.5〜1.7mm、肉厚0.05〜0.11mm、長
さ約30mmの円筒形ステンレス鋼をレーザビームによ
って起伏パターンの切断を行って幅狭の溝を形成し、溝
部に沿って再凝固した溶融スラグ等を機械的(電解研磨
など)または化学的に除去している。
【0004】ステントは血管に移植された後に溶融スラ
グが剥離したりすると大きな問題となるので、溶融スラ
グを確実に除去するようにしている。また、移植された
ステントは簡単には取り出せないので、品質に優れ十分
な耐久性が必要とされる。そして、この溶融スラグの除
去工程の後には、溶融スラグの除去状態やパターン幅が
適正であるかについての検査を行い、不十分なものを取
り除いている。
グが剥離したりすると大きな問題となるので、溶融スラ
グを確実に除去するようにしている。また、移植された
ステントは簡単には取り出せないので、品質に優れ十分
な耐久性が必要とされる。そして、この溶融スラグの除
去工程の後には、溶融スラグの除去状態やパターン幅が
適正であるかについての検査を行い、不十分なものを取
り除いている。
【0005】この溶融スラグの除去状態やパターン幅の
検査は、拡大鏡による肉眼検査または電子顕微鏡を用い
て行っている。なお、この検査の後には、FDAなどの
規格に沿った耐久試験などの最終検査が行われる。
検査は、拡大鏡による肉眼検査または電子顕微鏡を用い
て行っている。なお、この検査の後には、FDAなどの
規格に沿った耐久試験などの最終検査が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、溶融ス
ラグの除去状態やパターン幅の従来の検査方法において
は、種々の問題がある。まず、拡大鏡による肉眼検査で
は、工数がかかるとともに良否の判定が作業者によって
バラツキ易く、信頼性が高いとは言えない。また、電子
顕微鏡による方法では、装置が大掛かりで高価となるば
かりでなく、検査位置の調整や計測範囲の設定および焦
点距離の調整などの操作が繁雑で工数がかかる。
ラグの除去状態やパターン幅の従来の検査方法において
は、種々の問題がある。まず、拡大鏡による肉眼検査で
は、工数がかかるとともに良否の判定が作業者によって
バラツキ易く、信頼性が高いとは言えない。また、電子
顕微鏡による方法では、装置が大掛かりで高価となるば
かりでなく、検査位置の調整や計測範囲の設定および焦
点距離の調整などの操作が繁雑で工数がかかる。
【0007】また、この検査の後に行われる耐久試験で
不合格になる割合をこの検査の精度を上げることによっ
て低減したいという要望もある。本発明は、上記のよう
な問題点を解消するためになされたもので、とくに、ス
テント表面のパターン幅の仕上がり状態の検査を、効率
よく行う方法を提供することを目的とするものである。
不合格になる割合をこの検査の精度を上げることによっ
て低減したいという要望もある。本発明は、上記のよう
な問題点を解消するためになされたもので、とくに、ス
テント表面のパターン幅の仕上がり状態の検査を、効率
よく行う方法を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では次の手段を採った。即ち、レーザ加工に
よって製作された円筒状のステントにおける表面のパタ
ーン幅の検査方法において、ステントを水平状態で回転
可能に支持し、画像処理装置を介してコンピュータを接
続したCCDカメラをステントの軸線に直交させて設
け、ステントを所定角度で回転させてステント表面の状
態をライン状の画像で取り込み、予め入力した表面パタ
ーンの基準データと比較してパターン幅の良否判定を行
うようにしたことを特徴としている。
め、本発明では次の手段を採った。即ち、レーザ加工に
よって製作された円筒状のステントにおける表面のパタ
ーン幅の検査方法において、ステントを水平状態で回転
可能に支持し、画像処理装置を介してコンピュータを接
続したCCDカメラをステントの軸線に直交させて設
け、ステントを所定角度で回転させてステント表面の状
態をライン状の画像で取り込み、予め入力した表面パタ
ーンの基準データと比較してパターン幅の良否判定を行
うようにしたことを特徴としている。
【0009】ここで、画像処理装置は、CCDカメラか
らのアナログ情報をデジタル信号に変換するもので、コ
ンピュータは、ステントの画像データ取り込みによって
得られたパターンデータと予め入力された表面パターン
の基準データと比較して良否判定する判定装置を備えた
ものである。この基準データは、ステントを加工するた
めにCADなどで作成した加工指示パターンデータを使
用するのが簡便である。
らのアナログ情報をデジタル信号に変換するもので、コ
ンピュータは、ステントの画像データ取り込みによって
得られたパターンデータと予め入力された表面パターン
の基準データと比較して良否判定する判定装置を備えた
ものである。この基準データは、ステントを加工するた
めにCADなどで作成した加工指示パターンデータを使
用するのが簡便である。
【0010】ステントの表面パターン幅は、通常、50
〜100μmであり、ステントの長さは15〜50mm
である。この検査方法は、ステントに直交させて設けた
CCDカメラによって、ステントの軸線部分をライン状
の範囲の画像として取り込む。そして、この操作をステ
ントを所定角度ずつ回転させながら行って順次画像を取
り込み、その後取り込んだパターンデータと基準パター
ンデータとをライン毎に比較してパターン幅が異なる
(許容値より太いまたは細い)ものを検出したときは、
表面パターンが不適正である旨の判断が自動的に行われ
る。
〜100μmであり、ステントの長さは15〜50mm
である。この検査方法は、ステントに直交させて設けた
CCDカメラによって、ステントの軸線部分をライン状
の範囲の画像として取り込む。そして、この操作をステ
ントを所定角度ずつ回転させながら行って順次画像を取
り込み、その後取り込んだパターンデータと基準パター
ンデータとをライン毎に比較してパターン幅が異なる
(許容値より太いまたは細い)ものを検出したときは、
表面パターンが不適正である旨の判断が自動的に行われ
る。
【0011】この検査における測定精度は、ステントの
長さとCCDカメラの取り扱い画素数に依存するが、ス
テントが通常より長い(50mm以上)場合は、CCD
カメラとの距離がステントの両端部へ行くに従って大き
くなるので、撮影した画像を適宜補正する必要がある。
この補正の仕方については、例えば、工業技術院機械技
術研究所の「画像処理法による位置・姿勢角の測定
(1)、(2)」の報告[1985年の第28回自動制
御連合講演会及び、1987年の第30回自動制御連合
講演会]を参考に行えばよい。
長さとCCDカメラの取り扱い画素数に依存するが、ス
テントが通常より長い(50mm以上)場合は、CCD
カメラとの距離がステントの両端部へ行くに従って大き
くなるので、撮影した画像を適宜補正する必要がある。
この補正の仕方については、例えば、工業技術院機械技
術研究所の「画像処理法による位置・姿勢角の測定
(1)、(2)」の報告[1985年の第28回自動制
御連合講演会及び、1987年の第30回自動制御連合
講演会]を参考に行えばよい。
【0012】また、より簡便に精度を高めるためにはC
CDカメラを複数台設置して、ステントを長さ方向に分
割して画像を取り込むようにするのも一策である。
CDカメラを複数台設置して、ステントを長さ方向に分
割して画像を取り込むようにするのも一策である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明のステント表面のパ
ターン幅の検査方法の実施形態例を図面に基づいて説明
する。図1に示すように、べース6の端部にステント1
を水平に保持する支持体7a、7bが設けられ、支持体
7aにはステント1を回転させるためのモータ8が設け
られている。なお、モータ8の駆動および停止はコンピ
ュータ5からの指令によって行われる。また、9はエン
コーダで、検知信号はコンピュータ5に送られる。
ターン幅の検査方法の実施形態例を図面に基づいて説明
する。図1に示すように、べース6の端部にステント1
を水平に保持する支持体7a、7bが設けられ、支持体
7aにはステント1を回転させるためのモータ8が設け
られている。なお、モータ8の駆動および停止はコンピ
ュータ5からの指令によって行われる。また、9はエン
コーダで、検知信号はコンピュータ5に送られる。
【0014】そして、ステント1の中央部で直交する方
向にはCCDカメラ2を載置した架台10が設けられ、
このCCDカメラ2の先端には照明器具12が設けられ
ている。また、ステント1をできるだけ平行な光で撮影
するために凸レンズ11が付設されている。
向にはCCDカメラ2を載置した架台10が設けられ、
このCCDカメラ2の先端には照明器具12が設けられ
ている。また、ステント1をできるだけ平行な光で撮影
するために凸レンズ11が付設されている。
【0015】CCDカメラ2には、画像処理装置4を介
してコンピュータ5が接続されている。画像処理装置4
は、CCDカメラ2のアナログ情報をデジタル信号に変
換するもので、信号はコンピュータ5へ出力される。コ
ンピュータ5には、ステント1を加工するためにCAD
などで作成した加工指示パターンデータが入力されてお
り、上記画像処理装置4から送信されたパターンデータ
と比較して良否が判定される。
してコンピュータ5が接続されている。画像処理装置4
は、CCDカメラ2のアナログ情報をデジタル信号に変
換するもので、信号はコンピュータ5へ出力される。コ
ンピュータ5には、ステント1を加工するためにCAD
などで作成した加工指示パターンデータが入力されてお
り、上記画像処理装置4から送信されたパターンデータ
と比較して良否が判定される。
【0016】次に、このように構成された検査手段でス
テントの表面のパターン幅を検査する方法について説明
する。ステントは、パターン幅が50〜100μm、ス
テントの長さは15〜50mmのものが一般的である。
テントの表面のパターン幅を検査する方法について説明
する。ステントは、パターン幅が50〜100μm、ス
テントの長さは15〜50mmのものが一般的である。
【0017】まず、ステント1を、支持体7a,7bに
取り付け、CCDカメラ2で撮影する。撮影された画像
は、画像処理装置4に送られ、画像データに変換されコ
ンピュータ5に送られる。画像データは、ステント1の
軸線部の1ラインをパターンデータとして取り込まれ、
ステントを所定の角度、例えば1度づつ回転させて順次
同様にパターンデータが取り込まれ保存される。
取り付け、CCDカメラ2で撮影する。撮影された画像
は、画像処理装置4に送られ、画像データに変換されコ
ンピュータ5に送られる。画像データは、ステント1の
軸線部の1ラインをパターンデータとして取り込まれ、
ステントを所定の角度、例えば1度づつ回転させて順次
同様にパターンデータが取り込まれ保存される。
【0018】即ち、図2(a)に示すようにステント1
の軸線部OLの付近は、拡大すると図2(b)に示すよ
うに表示されるが、画像はこのOL部分のみを図2
(c)の状態のパターンデータとして取り込まれる。次
ぎに、このようにして所定角度毎に順次取り込まれたパ
ターンデータを上記の加工指示パターンデータと比較す
る。
の軸線部OLの付近は、拡大すると図2(b)に示すよ
うに表示されるが、画像はこのOL部分のみを図2
(c)の状態のパターンデータとして取り込まれる。次
ぎに、このようにして所定角度毎に順次取り込まれたパ
ターンデータを上記の加工指示パターンデータと比較す
る。
【0019】例えば、被検査ステントの表面パターンを
図3(a)に示すように、N部やAk部のように欠損が
あったり、Bk部のように溶融スラグが除去されない部
分があるものとし、この被検査ステントを加工するため
の加工指示パターンを図3(b)に示すごときものであ
るとする。
図3(a)に示すように、N部やAk部のように欠損が
あったり、Bk部のように溶融スラグが除去されない部
分があるものとし、この被検査ステントを加工するため
の加工指示パターンを図3(b)に示すごときものであ
るとする。
【0020】図3(a)におけるAラインと図3(b)
におけるAsラインは、図3(c)に示すパターンデー
タとして比較される。この場合は、AパターンはAkの
部分でパターン幅が細くなっていることが判定される。
また、図3(a)におけるBラインと図3(b)におけ
るBsラインは、図3(d)に示すパターンデータとし
て比較される。この場合は、BパターンはBkの部分で
パターン幅が太くなっていることが判定される。
におけるAsラインは、図3(c)に示すパターンデー
タとして比較される。この場合は、AパターンはAkの
部分でパターン幅が細くなっていることが判定される。
また、図3(a)におけるBラインと図3(b)におけ
るBsラインは、図3(d)に示すパターンデータとし
て比較される。この場合は、BパターンはBkの部分で
パターン幅が太くなっていることが判定される。
【0021】上記のように、パターン幅が所定寸法より
小さい場合には、耐久性に問題があり、また、パターン
幅が所定寸法より大きい場合は溶融スラグが除去されて
いないと考えられ、これらが許容値内でない場合は、不
適格であると判定される。なお、上記のパターンデータ
と加工指示パターンデータとの対比においては、始めに
開始点、即ち照合ラインを一致させる必要があるが、こ
れは、検査するステントに開始点の目印(マーキングな
ど)を付けるのが簡便である。なお、これができない場
合は、パターンマッチング処理を行う必要がある。
小さい場合には、耐久性に問題があり、また、パターン
幅が所定寸法より大きい場合は溶融スラグが除去されて
いないと考えられ、これらが許容値内でない場合は、不
適格であると判定される。なお、上記のパターンデータ
と加工指示パターンデータとの対比においては、始めに
開始点、即ち照合ラインを一致させる必要があるが、こ
れは、検査するステントに開始点の目印(マーキングな
ど)を付けるのが簡便である。なお、これができない場
合は、パターンマッチング処理を行う必要がある。
【0022】このパターンマッチングは、検査するステ
ントのパターンの特徴を表す予め設定した一部分(数ラ
イン)のパターンデータを取り込み、この取り込んだデ
ータと加工指示パターンデータ全体とで、取り込んだデ
ータと加工指示パターンデータのどの部分に適合するか
の判定処理を行い、最もマッチング度合いの高いところ
を検査開始ラインとする。
ントのパターンの特徴を表す予め設定した一部分(数ラ
イン)のパターンデータを取り込み、この取り込んだデ
ータと加工指示パターンデータ全体とで、取り込んだデ
ータと加工指示パターンデータのどの部分に適合するか
の判定処理を行い、最もマッチング度合いの高いところ
を検査開始ラインとする。
【0023】この検査における測定精度は、ステントの
長さとCCDカメラの取り扱い画素数に依存するので、
ステントが通常より長い場合は、CCDカメラを複数台
並べてステントの長さ方向を分割して画像を取り込むよ
うにしている。
長さとCCDカメラの取り扱い画素数に依存するので、
ステントが通常より長い場合は、CCDカメラを複数台
並べてステントの長さ方向を分割して画像を取り込むよ
うにしている。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のステント
の表面パターン幅の検査方法は、ステントを水平状態で
回転可能に支持し、画像処理装置を介してコンピュータ
を接続したCCDカメラをステントの軸線に直交させて
設け、ステントを所定角度で回転させてステント表面の
状態をライン状の画像で取り込み、予め入力した表面パ
ターンの基準データと比較してパターン幅の良否判定を
行うようにしたので、従来の拡大鏡や電子顕微鏡による
検査方法に比べ、面倒な目視による判断を行うことなく
自動的に検査ができ、バラツキがなく、検査の信頼性と
効率が向上する。
の表面パターン幅の検査方法は、ステントを水平状態で
回転可能に支持し、画像処理装置を介してコンピュータ
を接続したCCDカメラをステントの軸線に直交させて
設け、ステントを所定角度で回転させてステント表面の
状態をライン状の画像で取り込み、予め入力した表面パ
ターンの基準データと比較してパターン幅の良否判定を
行うようにしたので、従来の拡大鏡や電子顕微鏡による
検査方法に比べ、面倒な目視による判断を行うことなく
自動的に検査ができ、バラツキがなく、検査の信頼性と
効率が向上する。
【図1】本発明のステントの表面のパターン幅の検査方
法の一実施形態としての構成を示す図である。
法の一実施形態としての構成を示す図である。
【図2】同 ステントの表面のパターン幅のデータの取
り込み状態を示す図である。
り込み状態を示す図である。
【図3】同 パターン幅データの検査方法を示す説明図
である。
である。
1…ステント 2…CCDカメラ 3…光源 4…画像処理装置 5…コンピュータ 6…ベース 7a、7b…支持体 8…モータ 9…エンコーダ 10…架台 11…凸レンズ 12…照明器具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤澤 佳生 愛知県名古屋市熱田区三本松町1番1号 日本車輌製造株式会社内 (72)発明者 古田 泰之 愛知県名古屋市熱田区三本松町1番1号 日本車輌製造株式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA22 AA49 AA56 BB08 BB18 CC00 DD06 EE05 FF42 FF66 GG17 HH12 HH14 JJ02 JJ09 JJ26 LL04 MM04 NN20 PP01 PP13 QQ03 QQ23 QQ25 QQ38 RR08 RR10 2G051 AA90 AB02 AB07 AB20 AC21 CA04 DA08 ED11
Claims (1)
- 【請求項1】レーザ加工によって製作された円筒状のス
テントにおける表面のパターン幅の検査方法において、
ステントを水平状態で回転可能に支持し、画像処理装置
を介してコンピュータを接続したCCDカメラをステン
トの軸線に直交させて設け、ステントを所定角度で回転
させてステント表面の状態をライン状の画像で取り込
み、予め入力した表面パターンの基準データと比較して
パターン幅の良否判定を行うようにしたことを特徴とす
るステント表面のパターン幅の検査方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24737299A JP2001070455A (ja) | 1999-09-01 | 1999-09-01 | ステント表面のパターン幅の検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24737299A JP2001070455A (ja) | 1999-09-01 | 1999-09-01 | ステント表面のパターン幅の検査方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001070455A true JP2001070455A (ja) | 2001-03-21 |
Family
ID=17162460
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24737299A Pending JP2001070455A (ja) | 1999-09-01 | 1999-09-01 | ステント表面のパターン幅の検査方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001070455A (ja) |
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005121783A1 (de) * | 2004-06-08 | 2005-12-22 | Deutsche Montan Technologie Gmbh | Verfahren und vorrichtung zur untersuchung von bohrkern-proben |
| WO2007025986A1 (de) * | 2005-09-01 | 2007-03-08 | Imstec Gmbh | Automatische inspektionsvorrichtung für stents und verfahren zur automatischen inspektion |
| WO2007031854A3 (en) * | 2005-09-15 | 2007-10-18 | Labcoat Ltd | Lighting system for imaging a stent |
| EP1742014A3 (de) * | 2005-07-04 | 2008-07-02 | Siemens Aktiengesellschaft | Haltevorrichtung und optische Messanordnung für eine aus einem Gitter aufgebaute Röhre |
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