JP2001016209A - 情報処理装置および方法、並びにコンピュータ読み取り可能な媒体 - Google Patents
情報処理装置および方法、並びにコンピュータ読み取り可能な媒体Info
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Landscapes
- Small-Scale Networks (AREA)
- Communication Control (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Radio Transmission System (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】可変長のパケットデータを固定長のデータブロ
ックに変換して送信する無線環境においても再送信を可
能とする。 【解決手段】送信ノードは、アシンクロナスパケットを
送信する際、未使用のパケットIDを選択して使用す
る。そして、そのパケットを固定長のデータブロックに
変換し、そのヘッダにパケットID等の情報を挿入して
受信ノードに向けて送信する(ST1〜ST4)。受信ノード
は、受信した固定長のデータブロックより、パケットI
Dに基づいて、パケット(パケットデータ)を再現す
る。そして、パケットが正常に受信できたか否かを示す
ACK(パケットIDの情報を含む)を作成し、それを
送信ノードに向けて送信する。送信ノードは、受信ノー
ドより送られてくるACKが受信の失敗を示すものであ
るとき、該当パケットを受信ノードに向けて再送信す
る。
ックに変換して送信する無線環境においても再送信を可
能とする。 【解決手段】送信ノードは、アシンクロナスパケットを
送信する際、未使用のパケットIDを選択して使用す
る。そして、そのパケットを固定長のデータブロックに
変換し、そのヘッダにパケットID等の情報を挿入して
受信ノードに向けて送信する(ST1〜ST4)。受信ノード
は、受信した固定長のデータブロックより、パケットI
Dに基づいて、パケット(パケットデータ)を再現す
る。そして、パケットが正常に受信できたか否かを示す
ACK(パケットIDの情報を含む)を作成し、それを
送信ノードに向けて送信する。送信ノードは、受信ノー
ドより送られてくるACKが受信の失敗を示すものであ
るとき、該当パケットを受信ノードに向けて再送信す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワイヤレスネッ
トワークを構成する各ノードに適用して好適な情報処理
装置および方法、並びにコンピュータ読み取り可能な媒
体に関する。詳しくは、送信側の情報処理装置より所定
のパケットデータを変換して得られた固定長のデータブ
ロックを受信側の情報処理装置にパケット識別子を付加
して送信し、受信側の情報処理装置より上記所定のパケ
ットデータの受信情報を上記送信側の情報処理装置に送
信することによって、上記固定長のデータブロックの再
送信を可能とする情報処理装置等に係るものである。
トワークを構成する各ノードに適用して好適な情報処理
装置および方法、並びにコンピュータ読み取り可能な媒
体に関する。詳しくは、送信側の情報処理装置より所定
のパケットデータを変換して得られた固定長のデータブ
ロックを受信側の情報処理装置にパケット識別子を付加
して送信し、受信側の情報処理装置より上記所定のパケ
ットデータの受信情報を上記送信側の情報処理装置に送
信することによって、上記固定長のデータブロックの再
送信を可能とする情報処理装置等に係るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ノート型パソコン、電子手帳など
の携帯機器の普及が進むにつれて、各種アナログおよび
ディジタルのインタフェースのワイヤレス化、高速化が
進んでいる。特にコンピュータ分野に関しては、ワイヤ
レス化、高速化への取り組みが盛んであり、例えばワイ
ヤレスLAN(local area network)やIrDA(infr
ared data association)に代表されるような技術を用
いて、携帯機器間に限らず据置き機器との間において
も、非接触接続によるネットワークの構築が進められて
いる。
の携帯機器の普及が進むにつれて、各種アナログおよび
ディジタルのインタフェースのワイヤレス化、高速化が
進んでいる。特にコンピュータ分野に関しては、ワイヤ
レス化、高速化への取り組みが盛んであり、例えばワイ
ヤレスLAN(local area network)やIrDA(infr
ared data association)に代表されるような技術を用
いて、携帯機器間に限らず据置き機器との間において
も、非接触接続によるネットワークの構築が進められて
いる。
【0003】例えばワイヤレスLANでは、CSMA
(carrier sense multiple access)と呼ばれるアクセ
ス制御プロトコルを用いることによって、複数のノード
間の通信を可能にしている。また例えば、IrDAで
は、IrLAP(infrared linkaccess protocol)と呼
ばれるアクセス制御プロトコルを用いることによって、
2つのノード間の通信を可能にしている。
(carrier sense multiple access)と呼ばれるアクセ
ス制御プロトコルを用いることによって、複数のノード
間の通信を可能にしている。また例えば、IrDAで
は、IrLAP(infrared linkaccess protocol)と呼
ばれるアクセス制御プロトコルを用いることによって、
2つのノード間の通信を可能にしている。
【0004】しかし、例えばUSB(universal serial
bus)やIEEE1394などに代表されるような近年
の高速シリアルバスをワイヤレス化する場合は、これら
のアクセス技術をそのまま用いることができない。これ
らの高速シリアルバスは、周知のように、AV(audio-
visual)データ等のリアルタイム性が重要なアプリケー
ションのデータを伝送するため、アイソクロナス転送と
いう転送方式をサポートしている。このアイソクロナス
転送とは、データの転送幅と転送時間を保証することに
より、機器のリアルタイム性に重要となる、一定周期に
一定量のデータの転送を実現する転送方法である。
bus)やIEEE1394などに代表されるような近年
の高速シリアルバスをワイヤレス化する場合は、これら
のアクセス技術をそのまま用いることができない。これ
らの高速シリアルバスは、周知のように、AV(audio-
visual)データ等のリアルタイム性が重要なアプリケー
ションのデータを伝送するため、アイソクロナス転送と
いう転送方式をサポートしている。このアイソクロナス
転送とは、データの転送幅と転送時間を保証することに
より、機器のリアルタイム性に重要となる、一定周期に
一定量のデータの転送を実現する転送方法である。
【0005】このような転送方式を複数ノードで構成さ
れるワイヤレスのネットワークで実現するためには、複
数ノードから発信されるデータ個々の転送幅と転送時間
を保証するために、頻繁に発信ノードを切り替える必要
がある。1対1で使用されている上述したIrLAPの
アクセス制御プロトコルをそのまま用いることはできな
く、また空間が未使用である状態を検知してから転送幅
を確保する上述したCSMAと呼ばれるアクセス制御プ
ロトコルもそのまま用いることができない。
れるワイヤレスのネットワークで実現するためには、複
数ノードから発信されるデータ個々の転送幅と転送時間
を保証するために、頻繁に発信ノードを切り替える必要
がある。1対1で使用されている上述したIrLAPの
アクセス制御プロトコルをそのまま用いることはできな
く、また空間が未使用である状態を検知してから転送幅
を確保する上述したCSMAと呼ばれるアクセス制御プ
ロトコルもそのまま用いることができない。
【0006】そこで、本出願人は、先に、上述したワイ
ヤレスネットワークにおいて、連続する各サイクル内に
それぞれ設けられた複数のタイムスロットのうち所定の
タイムスロットを利用して固定長のデータブロックを各
ノード間で転送することを提案した(特願平9−267
045号参照)。この場合、可変長のパケットデータ
は、固定長のデータブロックに変換された後に転送され
る。
ヤレスネットワークにおいて、連続する各サイクル内に
それぞれ設けられた複数のタイムスロットのうち所定の
タイムスロットを利用して固定長のデータブロックを各
ノード間で転送することを提案した(特願平9−267
045号参照)。この場合、可変長のパケットデータ
は、固定長のデータブロックに変換された後に転送され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、無線環境で
は、遮断や反射波による影響があり、信号を完全に受信
することができずにエラーとなる場合がある。この場
合、IEEE1394のデータパケットのうち、アシン
クロナスデータのパケットは、無線環境で再送信しても
そのパケットは使用可能である。
は、遮断や反射波による影響があり、信号を完全に受信
することができずにエラーとなる場合がある。この場
合、IEEE1394のデータパケットのうち、アシン
クロナスデータのパケットは、無線環境で再送信しても
そのパケットは使用可能である。
【0008】そこで、この発明では、可変長のパケット
データを固定長のデータブロックに変換して送信する無
線環境においても再送信を可能とする情報処理装置等を
提供することを目的とする。
データを固定長のデータブロックに変換して送信する無
線環境においても再送信を可能とする情報処理装置等を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る情報処理
装置は、他の情報処理装置と無線でデータの通信を行う
情報処理装置であって、複数個のパケット識別子のそれ
ぞれの使用状況を示す情報を記憶する第1の記憶手段
と、所定のパケットデータを、ヘッダを有する固定長の
データブロックに変換する変換手段と、上記所定のパケ
ットデータより得られる上記固定長のデータブロックの
ヘッダに、上記複数個のパケット識別子より上記第1の
記憶手段に記憶されている上記使用状況を示す情報を参
照して選択された未使用の一のパケット識別子を、上記
所定のパケットデータを識別するパケット識別子として
挿入するパケット識別子挿入手段と、上記ヘッダにパケ
ット識別子が挿入された上記固定長のデータブロックを
他の情報処理装置に送信する送信手段と、他の情報処理
装置より送信される所定のパケットデータの受信情報を
受信する受信手段と、この受信手段で受信された受信情
報が上記所定のパケットデータを正常に受信できなかっ
たことを示すとき、上記送信手段により上記所定のパケ
ットデータに係る上記固定長のデータブロックを他の情
報処理装置に再度送信するように制御する再送信制御手
段とを備えるものである。
装置は、他の情報処理装置と無線でデータの通信を行う
情報処理装置であって、複数個のパケット識別子のそれ
ぞれの使用状況を示す情報を記憶する第1の記憶手段
と、所定のパケットデータを、ヘッダを有する固定長の
データブロックに変換する変換手段と、上記所定のパケ
ットデータより得られる上記固定長のデータブロックの
ヘッダに、上記複数個のパケット識別子より上記第1の
記憶手段に記憶されている上記使用状況を示す情報を参
照して選択された未使用の一のパケット識別子を、上記
所定のパケットデータを識別するパケット識別子として
挿入するパケット識別子挿入手段と、上記ヘッダにパケ
ット識別子が挿入された上記固定長のデータブロックを
他の情報処理装置に送信する送信手段と、他の情報処理
装置より送信される所定のパケットデータの受信情報を
受信する受信手段と、この受信手段で受信された受信情
報が上記所定のパケットデータを正常に受信できなかっ
たことを示すとき、上記送信手段により上記所定のパケ
ットデータに係る上記固定長のデータブロックを他の情
報処理装置に再度送信するように制御する再送信制御手
段とを備えるものである。
【0010】また、この発明に係る情報処理装置は、他
の情報処理装置と無線でデータの通信を行う情報処理装
置であって、複数個のパケット識別子のそれぞれの使用
状況を示す情報を記憶する第1の記憶手段と、所定のパ
ケットデータを、ヘッダを有する固定長のデータブロッ
クに変換する変換手段と、上記所定のパケットデータよ
り得られる上記固定長のデータブロックのヘッダに、上
記複数個のパケット識別子より上記第1の記憶手段に記
憶されている上記使用状況を示す情報を参照して選択さ
れた未使用の一のパケット識別子を、上記所定のパケッ
トデータを識別するパケット識別子として挿入するパケ
ット識別子挿入手段と、上記ヘッダにパケット識別子が
挿入された上記固定長のデータブロックを上記他の情報
処理装置に送信する送信手段と、上記他の情報処理装置
より送信されてくる所定のパケットデータの受信情報を
受信する受信手段と、上記複数個のパケット識別子のそ
れぞれに対応した再送信時間の情報を記憶する第2の記
憶手段と、上記送信手段により上記ヘッダに上記一のパ
ケット識別子が挿入された固定長のデータブロックを他
の情報処理装置に送信するときに、上記一のパケット識
別子に対応して第2の記憶手段に記憶されている再送信
時間の情報を第1の時間を示すようにセットし、その後
上記受信手段で上記一のパケット識別子で識別される所
定のパケットデータの受信情報を受信するまで、一定時
間毎に、当該再送信時間の情報を上記第1の時間より順
次変化した時間を示すように変更し、さらに上記受信手
段で受信された上記受信情報が上記所定のパケットデー
タを正常に受信できなかったことを示すとき、上記所定
のパケットデータを識別するパケット識別子に対応して
上記第2の記憶手段に記憶されている再送信時間の情報
を第2の時間を示すように変更する再送信時間管理手段
と、第2の記憶手段に記憶されている所定のパケット識
別子に対応した再送信時間の情報が上記第2の時間を示
すとき、上記送信手段により上記ヘッダに上記所定のパ
ケット識別子が配された上記固定長のデータを上記他の
情報処理装置に再度送信するように制御する再送信制御
手段とを備えるものである。
の情報処理装置と無線でデータの通信を行う情報処理装
置であって、複数個のパケット識別子のそれぞれの使用
状況を示す情報を記憶する第1の記憶手段と、所定のパ
ケットデータを、ヘッダを有する固定長のデータブロッ
クに変換する変換手段と、上記所定のパケットデータよ
り得られる上記固定長のデータブロックのヘッダに、上
記複数個のパケット識別子より上記第1の記憶手段に記
憶されている上記使用状況を示す情報を参照して選択さ
れた未使用の一のパケット識別子を、上記所定のパケッ
トデータを識別するパケット識別子として挿入するパケ
ット識別子挿入手段と、上記ヘッダにパケット識別子が
挿入された上記固定長のデータブロックを上記他の情報
処理装置に送信する送信手段と、上記他の情報処理装置
より送信されてくる所定のパケットデータの受信情報を
受信する受信手段と、上記複数個のパケット識別子のそ
れぞれに対応した再送信時間の情報を記憶する第2の記
憶手段と、上記送信手段により上記ヘッダに上記一のパ
ケット識別子が挿入された固定長のデータブロックを他
の情報処理装置に送信するときに、上記一のパケット識
別子に対応して第2の記憶手段に記憶されている再送信
時間の情報を第1の時間を示すようにセットし、その後
上記受信手段で上記一のパケット識別子で識別される所
定のパケットデータの受信情報を受信するまで、一定時
間毎に、当該再送信時間の情報を上記第1の時間より順
次変化した時間を示すように変更し、さらに上記受信手
段で受信された上記受信情報が上記所定のパケットデー
タを正常に受信できなかったことを示すとき、上記所定
のパケットデータを識別するパケット識別子に対応して
上記第2の記憶手段に記憶されている再送信時間の情報
を第2の時間を示すように変更する再送信時間管理手段
と、第2の記憶手段に記憶されている所定のパケット識
別子に対応した再送信時間の情報が上記第2の時間を示
すとき、上記送信手段により上記ヘッダに上記所定のパ
ケット識別子が配された上記固定長のデータを上記他の
情報処理装置に再度送信するように制御する再送信制御
手段とを備えるものである。
【0011】また、この発明に係る情報処理装置は、他
の情報処理装置と無線でデータの通信を行う情報処理装
置であって、上記他の情報処理装置より送信され、所定
のパケットデータが変換されて得られると共に上記所定
のパケットデータを識別するパケット識別子が挿入され
たヘッダを有する固定長のデータブロックを受信する受
信手段と、この受信手段で受信される上記固定長のデー
タブロックより上記所定のパケットデータを正常に受信
できたか否かを示し、上記所定のパケットデータを識別
するパケット識別子を含む受信情報を作成する受信情報
作成手段と、この受信情報を上記他の情報処理装置に送
信する送信手段とを備えるものである。
の情報処理装置と無線でデータの通信を行う情報処理装
置であって、上記他の情報処理装置より送信され、所定
のパケットデータが変換されて得られると共に上記所定
のパケットデータを識別するパケット識別子が挿入され
たヘッダを有する固定長のデータブロックを受信する受
信手段と、この受信手段で受信される上記固定長のデー
タブロックより上記所定のパケットデータを正常に受信
できたか否かを示し、上記所定のパケットデータを識別
するパケット識別子を含む受信情報を作成する受信情報
作成手段と、この受信情報を上記他の情報処理装置に送
信する送信手段とを備えるものである。
【0012】この発明に係る情報処理方法は、他の情報
処理装置と無線でデータの通信を行う情報処理装置の情
報処理方法であって、複数個のパケット識別子のそれぞ
れの使用状況を示す情報をメモリに記憶する第1の記憶
ステップと、所定のパケットデータを、ヘッダを有する
固定長のデータブロックに変換する変換ステップと、上
記所定のパケットデータより得られる上記固定長のデー
タブロックのヘッダに、上記複数個のパケット識別子よ
り上記第1の記憶ステップで上記メモリに記憶された上
記使用状況を示す情報を参照して選択された未使用の一
のパケット識別子を、上記所定のパケットデータを識別
するパケット識別子として挿入するパケット識別子挿入
ステップと、上記ヘッダにパケット識別子が挿入された
上記固定長のデータブロックを他の情報処理装置に送信
する送信ステップと、他の情報処理装置より送信される
所定のパケットデータの受信情報を受信する受信ステッ
プと、この受信ステップで受信された受信情報が上記所
定のパケットデータを正常に受信できなかったことを示
すとき、上記所定のパケットデータに係る上記固定長の
データブロックを他の情報処理装置に再度送信するよう
に制御する再送信制御ステップとを備えるものである。
処理装置と無線でデータの通信を行う情報処理装置の情
報処理方法であって、複数個のパケット識別子のそれぞ
れの使用状況を示す情報をメモリに記憶する第1の記憶
ステップと、所定のパケットデータを、ヘッダを有する
固定長のデータブロックに変換する変換ステップと、上
記所定のパケットデータより得られる上記固定長のデー
タブロックのヘッダに、上記複数個のパケット識別子よ
り上記第1の記憶ステップで上記メモリに記憶された上
記使用状況を示す情報を参照して選択された未使用の一
のパケット識別子を、上記所定のパケットデータを識別
するパケット識別子として挿入するパケット識別子挿入
ステップと、上記ヘッダにパケット識別子が挿入された
上記固定長のデータブロックを他の情報処理装置に送信
する送信ステップと、他の情報処理装置より送信される
所定のパケットデータの受信情報を受信する受信ステッ
プと、この受信ステップで受信された受信情報が上記所
定のパケットデータを正常に受信できなかったことを示
すとき、上記所定のパケットデータに係る上記固定長の
データブロックを他の情報処理装置に再度送信するよう
に制御する再送信制御ステップとを備えるものである。
【0013】この発明に係る情報処理方法は、他の情報
処理装置と無線でデータの通信を行う情報処理装置の情
報処理方法であって、複数個のパケット識別子のそれぞ
れの使用状況を示す情報をメモリに記憶する第1の記憶
ステップと、所定のパケットデータを、ヘッダを有する
固定長のデータブロックに変換する変換ステップと、上
記所定のパケットデータより得られる上記固定長のデー
タブロックのヘッダに、上記複数個のパケット識別子よ
り上記第1の記憶ステップで上記メモリに記憶されてい
る上記使用状況を示す情報を参照して選択された未使用
の一のパケット識別子を、上記所定のパケットデータを
識別するパケット識別子として挿入するパケット識別子
挿入ステップと、上記ヘッダにパケット識別子が挿入さ
れた上記固定長のデータブロックを他の情報処理装置に
送信する送信ステップと、他の情報処理装置より送信さ
れてくる所定のパケットデータの受信情報を受信する受
信ステップと、上記複数個のパケット識別子のそれぞれ
に対応した再送信時間の情報を上記メモリに記憶する第
2の記憶ステップと、上記送信ステップにより上記ヘッ
ダに上記一のパケット識別子が挿入された上記固定長の
データブロックを他の情報処理装置に送信するときに、
上記一のパケット識別子に対応して上記第2の記憶ステ
ップで上記メモリに記憶されている再送信時間の情報を
第1の時間を示すようにセットし、その後上記受信ステ
ップで上記一のパケット識別子で識別される所定のパケ
ットデータの受信情報を受信するまで、一定時間毎に、
当該再送信時間の情報を上記第1の時間より順次変化し
た時間を示すように変更し、さらに上記受信ステップで
受信された上記受信情報が上記所定のパケットデータを
正常に受信できなかったことを示すとき、上記所定のパ
ケットデータを識別するパケット識別子に対応して上記
第2の記憶ステップで上記メモリに記憶されている再送
信時間の情報を第2の時間を示すように変更する再送信
時間管理ステップと、上記第2の記憶ステップで上記メ
モリに記憶されている所定のパケット識別子に対応した
再送信時間の情報が上記第2の時間を示すとき、上記送
信ステップにより上記ヘッダに上記所定のパケット識別
子が配された上記固定長のデータブロックを他の情報処
理装置に再度送信するように制御する再送信制御ステッ
プとを備えるものである。
処理装置と無線でデータの通信を行う情報処理装置の情
報処理方法であって、複数個のパケット識別子のそれぞ
れの使用状況を示す情報をメモリに記憶する第1の記憶
ステップと、所定のパケットデータを、ヘッダを有する
固定長のデータブロックに変換する変換ステップと、上
記所定のパケットデータより得られる上記固定長のデー
タブロックのヘッダに、上記複数個のパケット識別子よ
り上記第1の記憶ステップで上記メモリに記憶されてい
る上記使用状況を示す情報を参照して選択された未使用
の一のパケット識別子を、上記所定のパケットデータを
識別するパケット識別子として挿入するパケット識別子
挿入ステップと、上記ヘッダにパケット識別子が挿入さ
れた上記固定長のデータブロックを他の情報処理装置に
送信する送信ステップと、他の情報処理装置より送信さ
れてくる所定のパケットデータの受信情報を受信する受
信ステップと、上記複数個のパケット識別子のそれぞれ
に対応した再送信時間の情報を上記メモリに記憶する第
2の記憶ステップと、上記送信ステップにより上記ヘッ
ダに上記一のパケット識別子が挿入された上記固定長の
データブロックを他の情報処理装置に送信するときに、
上記一のパケット識別子に対応して上記第2の記憶ステ
ップで上記メモリに記憶されている再送信時間の情報を
第1の時間を示すようにセットし、その後上記受信ステ
ップで上記一のパケット識別子で識別される所定のパケ
ットデータの受信情報を受信するまで、一定時間毎に、
当該再送信時間の情報を上記第1の時間より順次変化し
た時間を示すように変更し、さらに上記受信ステップで
受信された上記受信情報が上記所定のパケットデータを
正常に受信できなかったことを示すとき、上記所定のパ
ケットデータを識別するパケット識別子に対応して上記
第2の記憶ステップで上記メモリに記憶されている再送
信時間の情報を第2の時間を示すように変更する再送信
時間管理ステップと、上記第2の記憶ステップで上記メ
モリに記憶されている所定のパケット識別子に対応した
再送信時間の情報が上記第2の時間を示すとき、上記送
信ステップにより上記ヘッダに上記所定のパケット識別
子が配された上記固定長のデータブロックを他の情報処
理装置に再度送信するように制御する再送信制御ステッ
プとを備えるものである。
【0014】また、この発明に係る情報処理方法は、他
の情報処理装置と無線でデータの通信を行う情報処理装
置の情報処理方法であって、他の情報処理装置より送信
され、所定のパケットデータが変換されて得られると共
に上記所定のパケットデータを識別するパケット識別子
が挿入されたヘッダを有する固定長のデータブロックを
受信する受信ステップと、この受信ステップで受信され
る上記固定長のデータブロックより上記所定のパケット
データを正常に受信できたか否かを示し、上記所定のパ
ケットデータを識別するパケット識別子を含む受信情報
を作成する受信情報作成ステップと、上記受信情報を上
記他の情報処理装置に送信する送信ステップとを備える
ものである。
の情報処理装置と無線でデータの通信を行う情報処理装
置の情報処理方法であって、他の情報処理装置より送信
され、所定のパケットデータが変換されて得られると共
に上記所定のパケットデータを識別するパケット識別子
が挿入されたヘッダを有する固定長のデータブロックを
受信する受信ステップと、この受信ステップで受信され
る上記固定長のデータブロックより上記所定のパケット
データを正常に受信できたか否かを示し、上記所定のパ
ケットデータを識別するパケット識別子を含む受信情報
を作成する受信情報作成ステップと、上記受信情報を上
記他の情報処理装置に送信する送信ステップとを備える
ものである。
【0015】また、この発明に係るコンピュータ読みと
り可能な媒体は、他の情報処理装置と無線でデータの通
信を行う情報処理装置のコンピュータに、上述した情報
処理方法を実行させるためのプログラムが記録されたも
のである。
り可能な媒体は、他の情報処理装置と無線でデータの通
信を行う情報処理装置のコンピュータに、上述した情報
処理方法を実行させるためのプログラムが記録されたも
のである。
【0016】この発明において、送信側の情報処理装置
では、所定のパケットデータが固定長のデータブロック
に変換される。この固定長のデータブロックはヘッダを
有しており、このヘッダに上記所定のパケットデータを
識別するためのパケット識別子が挿入される。このパケ
ット識別子は、複数個のパケット識別子よりその使用状
況を示す情報を参照して選択された未使用の一のパケッ
ト識別子である。そして、このようにヘッダにパケット
識別子が挿入された固定長のデータブロックが受信側の
情報処理装置に送信される。
では、所定のパケットデータが固定長のデータブロック
に変換される。この固定長のデータブロックはヘッダを
有しており、このヘッダに上記所定のパケットデータを
識別するためのパケット識別子が挿入される。このパケ
ット識別子は、複数個のパケット識別子よりその使用状
況を示す情報を参照して選択された未使用の一のパケッ
ト識別子である。そして、このようにヘッダにパケット
識別子が挿入された固定長のデータブロックが受信側の
情報処理装置に送信される。
【0017】受信側の情報処理装置では、上述したよう
に送信側の情報処理装置より送信されてくる固定長のデ
ータブロックが受信され、この固定長のデータブロック
より所定のパケットデータが再構成される。この場合、
その所定のパケットデータを正常に受信できたか否かを
示す受信情報が作成される。この受信情報には、上述し
た固定長のデータブロックのヘッダに挿入されていたパ
ケット識別子が含まれるようにされる。そして、この受
信情報が送信側の情報処理装置に送信される。
に送信側の情報処理装置より送信されてくる固定長のデ
ータブロックが受信され、この固定長のデータブロック
より所定のパケットデータが再構成される。この場合、
その所定のパケットデータを正常に受信できたか否かを
示す受信情報が作成される。この受信情報には、上述し
た固定長のデータブロックのヘッダに挿入されていたパ
ケット識別子が含まれるようにされる。そして、この受
信情報が送信側の情報処理装置に送信される。
【0018】送信側の情報処理装置では、受信側の情報
処理装置より送信されてくる受信情報が所定のパケット
データを正常に受信できなかったことを示すとき、この
所定のパケットデータに係る固定長のデータブロックが
受信側の情報処理装置に再度送信される。
処理装置より送信されてくる受信情報が所定のパケット
データを正常に受信できなかったことを示すとき、この
所定のパケットデータに係る固定長のデータブロックが
受信側の情報処理装置に再度送信される。
【0019】このように、送信側の情報処理装置より所
定のパケットデータを変換して得られた固定長のデータ
ブロックを受信側の情報処理装置にパケット識別子を付
加して送信し、受信側の情報処理装置より上記所定のパ
ケットデータの受信情報を上記送信側の情報処理装置に
送信することにより、所定のパケットデータに係る固定
長のデータブロックの再送信が可能となる。
定のパケットデータを変換して得られた固定長のデータ
ブロックを受信側の情報処理装置にパケット識別子を付
加して送信し、受信側の情報処理装置より上記所定のパ
ケットデータの受信情報を上記送信側の情報処理装置に
送信することにより、所定のパケットデータに係る固定
長のデータブロックの再送信が可能となる。
【0020】また、送信側の情報処理装置では、上述し
たように所定のパケットデータに係る固定長のデータブ
ロックを受信側の情報処理装置に送信したとき再送信時
間の情報が第1の時間を示すようにセットされ、その後
上述した受信情報を受信するまで、一定時間毎に再送信
時間の情報が第1の時間より順次変化した時間を示すよ
うに変更される。送信側の情報処理装置では、この再送
信時間の情報が第2の時間を示すとき、この所定のパケ
ットデータに係る固定長のデータブロックが受信側の情
報処理装置に再度送信される。これにより、受信側の情
報処理装置より受信情報が所定時間内に送られてこない
ときは、所定のパケットデータに係る固定長のデータブ
ロックの再送信が行われることとなる。
たように所定のパケットデータに係る固定長のデータブ
ロックを受信側の情報処理装置に送信したとき再送信時
間の情報が第1の時間を示すようにセットされ、その後
上述した受信情報を受信するまで、一定時間毎に再送信
時間の情報が第1の時間より順次変化した時間を示すよ
うに変更される。送信側の情報処理装置では、この再送
信時間の情報が第2の時間を示すとき、この所定のパケ
ットデータに係る固定長のデータブロックが受信側の情
報処理装置に再度送信される。これにより、受信側の情
報処理装置より受信情報が所定時間内に送られてこない
ときは、所定のパケットデータに係る固定長のデータブ
ロックの再送信が行われることとなる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態について説明する。図1は、無線通信
媒体として赤外線を使用するワイヤレスネットワーク1
の構成例を示している。このネットワーク1は、5個の
ワイヤレスネットワーク用ノード(以下、「WNノー
ド」という)2〜6を有してなるものである。
発明の実施の形態について説明する。図1は、無線通信
媒体として赤外線を使用するワイヤレスネットワーク1
の構成例を示している。このネットワーク1は、5個の
ワイヤレスネットワーク用ノード(以下、「WNノー
ド」という)2〜6を有してなるものである。
【0022】WNノード2は、IEEE1394バス2
1に接続される。そして、このバス21には、さらに、
IEEE1394ノードとしての衛星放送受信機22、
CATV(cable television)用の受信装置(セット・
トップ・ボックス)23、ディジタル・ビデオ・ディス
ク(DVD)装置24およびビデオ・カセット・レコー
ダ(VCR)25が接続されている。なお、衛星放送受
信機22には、衛星放送信号を受信するためのアンテナ
26が接続されている。また、CATV用の受信装置2
3には、CATV信号が送信されてくるケーブル27が
接続されている。
1に接続される。そして、このバス21には、さらに、
IEEE1394ノードとしての衛星放送受信機22、
CATV(cable television)用の受信装置(セット・
トップ・ボックス)23、ディジタル・ビデオ・ディス
ク(DVD)装置24およびビデオ・カセット・レコー
ダ(VCR)25が接続されている。なお、衛星放送受
信機22には、衛星放送信号を受信するためのアンテナ
26が接続されている。また、CATV用の受信装置2
3には、CATV信号が送信されてくるケーブル27が
接続されている。
【0023】WNノード3は、IEEE1394バス3
1に接続される。そして、このバス31には、さらに、
IEEE1394ノードとしてのビデオカメラ32が接
続されている。WNノード4は、IEEE1394バス
41に接続される。そして、このバス41には、さら
に、IEEE1394ノードとしてのモニタ42が接続
されている。
1に接続される。そして、このバス31には、さらに、
IEEE1394ノードとしてのビデオカメラ32が接
続されている。WNノード4は、IEEE1394バス
41に接続される。そして、このバス41には、さら
に、IEEE1394ノードとしてのモニタ42が接続
されている。
【0024】WNノード5は、IEEE1394バス5
1に接続される。そして、このバス51には、さらに、
IEEE1394ノードとしてのコンピュータ52が接
続されている。WNノード6は、IEEE1394バス
61に接続される。そして、このバス61には、さら
に、IEEE1394ノードとしてのモニタ62が接続
されている。
1に接続される。そして、このバス51には、さらに、
IEEE1394ノードとしてのコンピュータ52が接
続されている。WNノード6は、IEEE1394バス
61に接続される。そして、このバス61には、さら
に、IEEE1394ノードとしてのモニタ62が接続
されている。
【0025】図1に示すワイヤレスネットワーク1にお
いて、あるWNノードに接続されている第1のノードよ
り、他のWNノードに接続されている第2のノードにデ
ータを転送する場合、そのデータが赤外線信号に変換さ
れて転送される。
いて、あるWNノードに接続されている第1のノードよ
り、他のWNノードに接続されている第2のノードにデ
ータを転送する場合、そのデータが赤外線信号に変換さ
れて転送される。
【0026】ところで、IEEE1394規格では、パ
ケットを単位としてデータの転送が行われる。図3は、
IEEE1394規格のデータ通信を行う場合のデータ
フォーマット、すなわちパケットの基本フォーマットを
示している。すなわち、このパケットは、大別して、ヘ
ッダ、トランザクションコード(tcode)、ヘッダCR
C、ユーザデータ、データCRCからなっている。ヘッ
ダCRCは、ヘッダだけに基づいて生成されている。I
EEE1394規格では、ノードは、ヘッダCRCのチ
ェックに合格しないヘッダに対してアクションを実施し
たり、応答したりしてはならない旨規定されている。ま
た、IEEE1394規格では、ヘッダはトランザクシ
ョンコードを含んでいなければならず、このトランザク
ションコードは、主要なパケットの種別を定義してい
る。
ケットを単位としてデータの転送が行われる。図3は、
IEEE1394規格のデータ通信を行う場合のデータ
フォーマット、すなわちパケットの基本フォーマットを
示している。すなわち、このパケットは、大別して、ヘ
ッダ、トランザクションコード(tcode)、ヘッダCR
C、ユーザデータ、データCRCからなっている。ヘッ
ダCRCは、ヘッダだけに基づいて生成されている。I
EEE1394規格では、ノードは、ヘッダCRCのチ
ェックに合格しないヘッダに対してアクションを実施し
たり、応答したりしてはならない旨規定されている。ま
た、IEEE1394規格では、ヘッダはトランザクシ
ョンコードを含んでいなければならず、このトランザク
ションコードは、主要なパケットの種別を定義してい
る。
【0027】また、IEEE1394規格では、図3に
示すパケットの派生として、アイソクロナス(同期)パ
ケットやアシンクロナス(非同期)パケットがあり、そ
れらはトランザクションコードによって区別される。
示すパケットの派生として、アイソクロナス(同期)パ
ケットやアシンクロナス(非同期)パケットがあり、そ
れらはトランザクションコードによって区別される。
【0028】図4は、アシンクロナスパケットのデータ
フォーマットを示している。このアシンクロナスパケッ
トにおいて、ヘッダは、発信先ノードの識別子(destin
ation_ID)、トランザクションラベル(tl)、リトライ
コード(rt)、トランザクションコード(tcode)、優
先順位情報(pri)、発信元ノードの識別子(source_I
D)、パケットタイプ固有の情報(destination_offset,
rcode,reserved)、パケットタイプ固有のデータ(quad
let_data,data_length,extended_tcode)、ヘッダCR
Cからなっている。
フォーマットを示している。このアシンクロナスパケッ
トにおいて、ヘッダは、発信先ノードの識別子(destin
ation_ID)、トランザクションラベル(tl)、リトライ
コード(rt)、トランザクションコード(tcode)、優
先順位情報(pri)、発信元ノードの識別子(source_I
D)、パケットタイプ固有の情報(destination_offset,
rcode,reserved)、パケットタイプ固有のデータ(quad
let_data,data_length,extended_tcode)、ヘッダCR
Cからなっている。
【0029】図5は、アイソクロナスパケットのデータ
フォーマットを示している。このアイソクロナスパケッ
トにおいて、ヘッダは、データ長(data_length)、ア
イソクロナスデータのフォーマットタグ(tag)、アイ
ソクロナスチャネル(channel)、トランザクションコ
ード(tcode)、同期化コード(sy)、ヘッダCRCか
らなっている。
フォーマットを示している。このアイソクロナスパケッ
トにおいて、ヘッダは、データ長(data_length)、ア
イソクロナスデータのフォーマットタグ(tag)、アイ
ソクロナスチャネル(channel)、トランザクションコ
ード(tcode)、同期化コード(sy)、ヘッダCRCか
らなっている。
【0030】上述したIEEE1394規格におけるパ
ケット(アイソクロナスパケット、アシンクロナスパケ
ット)は周知のように可変長であるが、本実施の形態に
おいては、あるWNノードから他のWNノードに、固定
長のデータブロックを単位として、データの転送が行わ
れる。そのため、本実施の形態において、各WNノード
では、IEEE1394のアイソクロナスパケットやア
シンクロナスパケット等のパケットデータより、固定長
のデータブロックが作成される。
ケット(アイソクロナスパケット、アシンクロナスパケ
ット)は周知のように可変長であるが、本実施の形態に
おいては、あるWNノードから他のWNノードに、固定
長のデータブロックを単位として、データの転送が行わ
れる。そのため、本実施の形態において、各WNノード
では、IEEE1394のアイソクロナスパケットやア
シンクロナスパケット等のパケットデータより、固定長
のデータブロックが作成される。
【0031】ここで、固定長であるデータブロックに対
して、可変長であるパケットの長さが長いときは、当該
パケットが複数個に分割され、当該パケットのデータが
複数のデータブロックに含まれるようにされる。この場
合、固定長のデータブロックとしては、3種類のものが
作成される。
して、可変長であるパケットの長さが長いときは、当該
パケットが複数個に分割され、当該パケットのデータが
複数のデータブロックに含まれるようにされる。この場
合、固定長のデータブロックとしては、3種類のものが
作成される。
【0032】第1には、図6Aに示すように、1個のパ
ケットのデータのみからなるユーザデータを持つデータ
ブロックである。このデータブロックでは、そのユーザ
データの前にヘッダが配置されると共に、ヘッダおよび
ユーザデータに対する誤り訂正用のパリティ(ECC:
Error Correction Code)が配置される。第2には、図
6Bに示すように、複数のパケット(図の例では、2個
のパケット)のデータからなるユーザデータを持つデー
タブロックである。このデータブロックでは、それぞれ
のユーザデータの前にヘッダが配置されると共に、ヘッ
ダおよびユーザデータの全体に対する誤り訂正用のパリ
ティが配置される。
ケットのデータのみからなるユーザデータを持つデータ
ブロックである。このデータブロックでは、そのユーザ
データの前にヘッダが配置されると共に、ヘッダおよび
ユーザデータに対する誤り訂正用のパリティ(ECC:
Error Correction Code)が配置される。第2には、図
6Bに示すように、複数のパケット(図の例では、2個
のパケット)のデータからなるユーザデータを持つデー
タブロックである。このデータブロックでは、それぞれ
のユーザデータの前にヘッダが配置されると共に、ヘッ
ダおよびユーザデータの全体に対する誤り訂正用のパリ
ティが配置される。
【0033】第3には、図6Cに示すように、一または
複数のパケット(図の例では、1個のパケット)のデー
タからなるユーザデータを持つと共に、空き領域に0デ
ータ(空きデータ)が付加されてなるデータブロックで
ある。このデータブロックでは、ユーザデータの前にヘ
ッダが配置されると共に、ヘッダ、ユーザデータおよび
0データの全体に対する誤り訂正用のパリティが配置さ
れる。
複数のパケット(図の例では、1個のパケット)のデー
タからなるユーザデータを持つと共に、空き領域に0デ
ータ(空きデータ)が付加されてなるデータブロックで
ある。このデータブロックでは、ユーザデータの前にヘ
ッダが配置されると共に、ヘッダ、ユーザデータおよび
0データの全体に対する誤り訂正用のパリティが配置さ
れる。
【0034】なお、データブロックは、伝送レートが2
4.576Mbpsである場合には、パリティが8バイ
ト、その他が52バイトで構成され、QPSK変調され
て240シンボルのデータとして転送される。また、伝
送レートが2×24.576Mbpsである場合には、
パリティが16バイト、その他が104バイトで構成さ
れ、16QAM変調されて240シンボルのデータとし
て転送される。さらに、伝送レートが4×24.576
Mbpsである場合には、パリティが32バイト、その
他が208バイトで構成され、256QAM変調されて
240シンボルのデータとして転送される。
4.576Mbpsである場合には、パリティが8バイ
ト、その他が52バイトで構成され、QPSK変調され
て240シンボルのデータとして転送される。また、伝
送レートが2×24.576Mbpsである場合には、
パリティが16バイト、その他が104バイトで構成さ
れ、16QAM変調されて240シンボルのデータとし
て転送される。さらに、伝送レートが4×24.576
Mbpsである場合には、パリティが32バイト、その
他が208バイトで構成され、256QAM変調されて
240シンボルのデータとして転送される。
【0035】また、ヘッダは4バイトで構成され、図6
Aに示すように、パケットID領域、世代領域、再送信
回数領域、発信元ID領域、データ長情報領域、データ
種類情報領域、分割情報領域、リザーブ領域を有してい
る。パケットID領域には、例えば7ビットのパケット
IDが格納される。この場合、元のパケットが、「1」
〜「127」のパケットIDを順に使用して識別され
る。「127」を使用した後は、再び「1」から順に使
用していく。世代領域には、アシンクロナスパケットを
変換してなるデータブロックの場合には、パケットID
領域に格納されたパケットIDの世代を示す1ビットの
フラグが格納される。
Aに示すように、パケットID領域、世代領域、再送信
回数領域、発信元ID領域、データ長情報領域、データ
種類情報領域、分割情報領域、リザーブ領域を有してい
る。パケットID領域には、例えば7ビットのパケット
IDが格納される。この場合、元のパケットが、「1」
〜「127」のパケットIDを順に使用して識別され
る。「127」を使用した後は、再び「1」から順に使
用していく。世代領域には、アシンクロナスパケットを
変換してなるデータブロックの場合には、パケットID
領域に格納されたパケットIDの世代を示す1ビットの
フラグが格納される。
【0036】再送信回数領域には、当該データブロック
の再送信回数を示す2ビットのフラグが格納される。発
信元ID領域には、送信元のWNノードのノードIDが
格納される。このノードIDは、最大7台のWNノード
でワイヤレスネットワークが構成される場合には、例え
ば3ビットのデータとされる。なお、制御ノードのノー
ドIDは、「111」とされる。
の再送信回数を示す2ビットのフラグが格納される。発
信元ID領域には、送信元のWNノードのノードIDが
格納される。このノードIDは、最大7台のWNノード
でワイヤレスネットワークが構成される場合には、例え
ば3ビットのデータとされる。なお、制御ノードのノー
ドIDは、「111」とされる。
【0037】データ長情報領域には、ユーザデータの長
さを示す情報が格納される。データ種類情報領域には、
ユーザデータがアイソクロナスパケットのデータである
か、アシンクロナスパケットのデータであるか、さらに
はアクセス・レイヤ・コマンドのデータであるかを示す
コードが格納される。データ種類がアクセス・レイヤ・
コマンドであるとき、データブロックのユーザデータに
は、図7に示すような、データフォーマットのアクセス
・レイヤ・コマンドが配置される。
さを示す情報が格納される。データ種類情報領域には、
ユーザデータがアイソクロナスパケットのデータである
か、アシンクロナスパケットのデータであるか、さらに
はアクセス・レイヤ・コマンドのデータであるかを示す
コードが格納される。データ種類がアクセス・レイヤ・
コマンドであるとき、データブロックのユーザデータに
は、図7に示すような、データフォーマットのアクセス
・レイヤ・コマンドが配置される。
【0038】アクセス・レイヤ・コマンドは、制御ノー
ドとしてのWNノードと被制御ノードとしてのWNノー
ドとの間で設定情報を通信するために、相互のアクセス
・レイヤ間の専用のコマンド通信に使用されるものであ
り、データブロックのユーザデータに配置されるが、ア
クセス・レイヤ間だけで完結するため、IEEE139
4のパケット形態はとらない。コマンドコードは、アク
セス・レイヤ・コマンドの種類を示すものである。ペイ
ロード長は、ユーザデータ(ペイロード)内に占有され
ているコマンドの長さをバイト単位で示すものである。
データペイロードには、アクセス・レイヤ・コマンドが
格納される。前詰めで格納され、クォードレット(4バ
イト)単位に足りない分は、0データで埋められる。
ドとしてのWNノードと被制御ノードとしてのWNノー
ドとの間で設定情報を通信するために、相互のアクセス
・レイヤ間の専用のコマンド通信に使用されるものであ
り、データブロックのユーザデータに配置されるが、ア
クセス・レイヤ間だけで完結するため、IEEE139
4のパケット形態はとらない。コマンドコードは、アク
セス・レイヤ・コマンドの種類を示すものである。ペイ
ロード長は、ユーザデータ(ペイロード)内に占有され
ているコマンドの長さをバイト単位で示すものである。
データペイロードには、アクセス・レイヤ・コマンドが
格納される。前詰めで格納され、クォードレット(4バ
イト)単位に足りない分は、0データで埋められる。
【0039】図6Aに戻って、分割情報領域には、「分
割していない」、「分割したパケットの先頭」、「分割
したパケットの中間」、「分割したパケットの最後」等
のパケットの分割に関する情報が格納される。
割していない」、「分割したパケットの先頭」、「分割
したパケットの中間」、「分割したパケットの最後」等
のパケットの分割に関する情報が格納される。
【0040】上述したように、各WNノードで作成され
る固定長のデータブロックは、125μsecの連続す
る各周期内に設けられた複数個のタイムスロットを利用
して転送される。図8は、本実施の形態における無線通
信のデータフォーマットを示しており、各周期内に6個
のタイムスロット(タイムスロット1〜6)が設けられ
ている。なお、上述したWNノード2〜6の内の一つが
後述するように制御ノードとしての動作をするように設
定され、この制御ノードにより各WNノードの発信が制
御される。
る固定長のデータブロックは、125μsecの連続す
る各周期内に設けられた複数個のタイムスロットを利用
して転送される。図8は、本実施の形態における無線通
信のデータフォーマットを示しており、各周期内に6個
のタイムスロット(タイムスロット1〜6)が設けられ
ている。なお、上述したWNノード2〜6の内の一つが
後述するように制御ノードとしての動作をするように設
定され、この制御ノードにより各WNノードの発信が制
御される。
【0041】制御ノードとしてのWNノードは、各周期
内で、タイムスロット1〜6より前に、コントロールブ
ロックを発信する。このコントロールブロックは、QP
SK(Quadrature Phase Shift Keying)変調されてお
り、6シンボル分のギャップ領域、11シンボル分のシ
ンク領域、7シンボル分のサイクルシンク領域、15シ
ンボル分のスロットパーミッション領域、9シンボル分
の誤り訂正領域からなっている。
内で、タイムスロット1〜6より前に、コントロールブ
ロックを発信する。このコントロールブロックは、QP
SK(Quadrature Phase Shift Keying)変調されてお
り、6シンボル分のギャップ領域、11シンボル分のシ
ンク領域、7シンボル分のサイクルシンク領域、15シ
ンボル分のスロットパーミッション領域、9シンボル分
の誤り訂正領域からなっている。
【0042】後述するように、被制御ノードは、このコ
ントロールブロックのデータより、制御ノードにおける
転送クロック信号を再生し、自己の転送クロック信号
を、この再生した制御ノードにおける転送クロック信号
に同期させる処理をする。このように、制御ノードより
発信されるコントロールブロックは、クロック同期用信
号としても使用される。
ントロールブロックのデータより、制御ノードにおける
転送クロック信号を再生し、自己の転送クロック信号
を、この再生した制御ノードにおける転送クロック信号
に同期させる処理をする。このように、制御ノードより
発信されるコントロールブロックは、クロック同期用信
号としても使用される。
【0043】シンク領域には、コントロールブロックを
検出するためのシンクが配されている。サイクルシンク
領域には、サイクル・マスタと呼ばれるIEEE139
4ノードが、125μsec(アイソクロナスサイク
ル)に1回の割合でIEEE1394バスに転送するサ
イクル・スタート・パケットに含まれる32ビットのサ
イクルタイムデータのうち、下位12ビットのデータが
格納される。なお、サイクルシンク領域の残りの2ビッ
ト(1シンボル)の領域はリザーブとされる。
検出するためのシンクが配されている。サイクルシンク
領域には、サイクル・マスタと呼ばれるIEEE139
4ノードが、125μsec(アイソクロナスサイク
ル)に1回の割合でIEEE1394バスに転送するサ
イクル・スタート・パケットに含まれる32ビットのサ
イクルタイムデータのうち、下位12ビットのデータが
格納される。なお、サイクルシンク領域の残りの2ビッ
ト(1シンボル)の領域はリザーブとされる。
【0044】図9は、サイクル・スタート・パケットの
データフォーマットを示している。このサイクル・スタ
ート・パケットにおいて、ヘッダは、発信先ノードの識
別子(destination_ID)、トランザクションラベル(t
l)、リトライコード(rt)、トランザクションコード
(tcode)、優先順位情報(pri)、発信元ノードの識別
子(source_ID)、発信先ノードのメモリアドレス(des
tination_offset)、サイクルタイムデータ、ヘッダC
RCからなっている。図10は、32ビットのサイクル
タイムデータの構成を示している。最上位から7ビット
は、秒数を示し、その次の13ビットはサイクル数を示
し、最下位から12ビットは、24.576MHzのク
ロック信号のカウント値(クロック数)を示している。
データフォーマットを示している。このサイクル・スタ
ート・パケットにおいて、ヘッダは、発信先ノードの識
別子(destination_ID)、トランザクションラベル(t
l)、リトライコード(rt)、トランザクションコード
(tcode)、優先順位情報(pri)、発信元ノードの識別
子(source_ID)、発信先ノードのメモリアドレス(des
tination_offset)、サイクルタイムデータ、ヘッダC
RCからなっている。図10は、32ビットのサイクル
タイムデータの構成を示している。最上位から7ビット
は、秒数を示し、その次の13ビットはサイクル数を示
し、最下位から12ビットは、24.576MHzのク
ロック信号のカウント値(クロック数)を示している。
【0045】被制御ノードとしてのWNノードは、この
ようにコントロールブロックのサイクルシンク領域に格
納されている12ビットのデータを抽出し、この抽出し
た12ビットのデータによって自己のサイクルタイムデ
ータ発生部で発生されるサイクルタイムデータを更新す
る処理をする。これにより、各サイクルの先頭で、全ノ
ードの相対時間の自動同期が行われる。
ようにコントロールブロックのサイクルシンク領域に格
納されている12ビットのデータを抽出し、この抽出し
た12ビットのデータによって自己のサイクルタイムデ
ータ発生部で発生されるサイクルタイムデータを更新す
る処理をする。これにより、各サイクルの先頭で、全ノ
ードの相対時間の自動同期が行われる。
【0046】因みに、IEEE1394の各ノードは、
ISO/IEC13213にて定義されたCSR(Cont
rol and Status Registers)を持ち、その中のサイクル
タイムレジスタの同期データをほぼ125μsec単位
で送信することで、アイソクロナス転送を行う各ノード
の当該レジスタの同期を実現している。上述したよう
に、制御ノードより125μsecの各周期で発信され
るコントロールブロックのサイクルシンク領域に格納さ
れている12ビットのデータで、被制御ノードのサイク
ルタイムデータ発生部で発生されるサイクルタイムデー
タを更新することで、IEEE1394のサイクルタイ
ムレジスタの自動同期と同等の処理を実現できることと
なる。
ISO/IEC13213にて定義されたCSR(Cont
rol and Status Registers)を持ち、その中のサイクル
タイムレジスタの同期データをほぼ125μsec単位
で送信することで、アイソクロナス転送を行う各ノード
の当該レジスタの同期を実現している。上述したよう
に、制御ノードより125μsecの各周期で発信され
るコントロールブロックのサイクルシンク領域に格納さ
れている12ビットのデータで、被制御ノードのサイク
ルタイムデータ発生部で発生されるサイクルタイムデー
タを更新することで、IEEE1394のサイクルタイ
ムレジスタの自動同期と同等の処理を実現できることと
なる。
【0047】図8に戻って、スロットパーミッション領
域には、タイムスロット1〜6に関するそれぞれ5ビッ
トの情報が格納される。5ビットの情報は、ビット0〜
ビット4で構成される。ビット4は、「1」であるとき
はトーンリクエストの送信を示し、「0」であるときは
データの送信を示すものとなる。トーンリクエストと
は、送信パワーの制御のために、トーン信号を送信させ
るためのリクエストである。ビット3は、「1」である
ときはアイソクロナスデータであることを示し、「0」
であるときはアシンクロナスデータであることを示すも
のとなる。ビット2〜0は、発信を許可するWNノード
のノードIDを示すものとなる。ここで、上述したよう
に制御ノードとしてのWNノードのノードIDは「11
1」である。また、後述するように、ノードIDを持た
ないWNノードに対して、発信機会を与えるために使用
される一時利用目的のノードIDは「000」とされ
る。したがって、被制御ノードとしてのWNノードのノ
ードIDとしては、「001」〜「110」のいずれか
が使用されることとなる。
域には、タイムスロット1〜6に関するそれぞれ5ビッ
トの情報が格納される。5ビットの情報は、ビット0〜
ビット4で構成される。ビット4は、「1」であるとき
はトーンリクエストの送信を示し、「0」であるときは
データの送信を示すものとなる。トーンリクエストと
は、送信パワーの制御のために、トーン信号を送信させ
るためのリクエストである。ビット3は、「1」である
ときはアイソクロナスデータであることを示し、「0」
であるときはアシンクロナスデータであることを示すも
のとなる。ビット2〜0は、発信を許可するWNノード
のノードIDを示すものとなる。ここで、上述したよう
に制御ノードとしてのWNノードのノードIDは「11
1」である。また、後述するように、ノードIDを持た
ないWNノードに対して、発信機会を与えるために使用
される一時利用目的のノードIDは「000」とされ
る。したがって、被制御ノードとしてのWNノードのノ
ードIDとしては、「001」〜「110」のいずれか
が使用されることとなる。
【0048】誤り訂正領域には、サイクルシンク領域お
よびスロットパーミッション領域に対する誤り訂正符号
が格納される。誤り訂正符号としては、BCH(62,
44,3)符号が使用される。
よびスロットパーミッション領域に対する誤り訂正符号
が格納される。誤り訂正符号としては、BCH(62,
44,3)符号が使用される。
【0049】また、タイムスロット1〜6を利用して転
送されるデータブロックには、図6A〜Cの説明では省
略したが、実際には図8に示すように、240シンボル
分のデータ領域に、さらに6シンボル分のギャップ領域
と、2シンボル分のシンク領域が付加されている。シン
ク領域には、データブロックを検出するためのシンクが
配されている。なお、このシンク領域は、データ領域の
変調方式に拘わらず、常にQPSK変調されている。
送されるデータブロックには、図6A〜Cの説明では省
略したが、実際には図8に示すように、240シンボル
分のデータ領域に、さらに6シンボル分のギャップ領域
と、2シンボル分のシンク領域が付加されている。シン
ク領域には、データブロックを検出するためのシンクが
配されている。なお、このシンク領域は、データ領域の
変調方式に拘わらず、常にQPSK変調されている。
【0050】上述したように、コントロールブロックの
スロットパーミッション領域では、各タイムスロット1
〜6で発信が可能なWNノードが指定されるが、この場
合の指定は次以降、例えば次のサイクルに関するものと
される。図11は、タイムスロット1〜6の割り当て例
を示している。この例では、タイムスロット1ではノー
ドID=「111」のWNノード(制御ノード)の発信
が許可され、タイムスロット2ではノードID=「00
1」のWNノードの発信が許可され、タイムスロット3
ではノードID=「011」のWNノードの発信が許可
され、さらにタイムスロット4〜6ではノードID=
「101」のWNノードの発信が許可されている。
スロットパーミッション領域では、各タイムスロット1
〜6で発信が可能なWNノードが指定されるが、この場
合の指定は次以降、例えば次のサイクルに関するものと
される。図11は、タイムスロット1〜6の割り当て例
を示している。この例では、タイムスロット1ではノー
ドID=「111」のWNノード(制御ノード)の発信
が許可され、タイムスロット2ではノードID=「00
1」のWNノードの発信が許可され、タイムスロット3
ではノードID=「011」のWNノードの発信が許可
され、さらにタイムスロット4〜6ではノードID=
「101」のWNノードの発信が許可されている。
【0051】制御ノードは、コントロールブロックのス
ロットパーミッション領域を用いて、各WNノード(制
御ノードおよび被制御ノード)の発信を制御できる。こ
の場合、制御ノードは、被制御ノードが予約した転送幅
や被制御ノードが報告する転送予定のデータ状況等、各
WNノードのデータ転送情報に応じて、各タイムスロッ
ト1〜6のそれぞれで発信を許可するノードを決定する
ことが可能となる。被制御ノードから制御ノードへの転
送幅の予約や転送予定のデータ状況の報告等は、例えば
上述したアクセス・レイヤ・コマンドを使用して行われ
る。
ロットパーミッション領域を用いて、各WNノード(制
御ノードおよび被制御ノード)の発信を制御できる。こ
の場合、制御ノードは、被制御ノードが予約した転送幅
や被制御ノードが報告する転送予定のデータ状況等、各
WNノードのデータ転送情報に応じて、各タイムスロッ
ト1〜6のそれぞれで発信を許可するノードを決定する
ことが可能となる。被制御ノードから制御ノードへの転
送幅の予約や転送予定のデータ状況の報告等は、例えば
上述したアクセス・レイヤ・コマンドを使用して行われ
る。
【0052】これにより、制御ノードは、所定のWNノ
ードに対してタイムスロットを割り当てて、予約された
転送幅の発信許可を与えることができると共に、その他
のタイムスロットを別のWNノードに対して割り当てる
ことができる。また、制御ノードは、予約された転送幅
以外の転送を可能にしておくために、予約できる最大の
転送幅をタイムスロット数で容易に管理できる。例え
ば、アシンクロナスパケットのように転送幅を予約しな
いと共に周期性のないデータについては、アイソクロナ
スパケットの転送で予約されていない転送幅に対応する
タイムスロットを用いることにより、転送が可能とな
る。
ードに対してタイムスロットを割り当てて、予約された
転送幅の発信許可を与えることができると共に、その他
のタイムスロットを別のWNノードに対して割り当てる
ことができる。また、制御ノードは、予約された転送幅
以外の転送を可能にしておくために、予約できる最大の
転送幅をタイムスロット数で容易に管理できる。例え
ば、アシンクロナスパケットのように転送幅を予約しな
いと共に周期性のないデータについては、アイソクロナ
スパケットの転送で予約されていない転送幅に対応する
タイムスロットを用いることにより、転送が可能とな
る。
【0053】予約されていない転送幅のタイムスロット
を使用する場合、被制御ノードは転送を予定しているデ
ータの状況を、例えば上述したアクセス・レイヤ・コマ
ンドを使用して、制御ノードに報告する。制御ノード
は、被制御ノードから得られた、転送予定データの転送
幅やパケットの種類、さらには内容の優先度、最大許容
転送時間などの各種情報を用いて、予約されていない転
送幅に対応するタイムスロットの配分を計算し、発信許
可するノードとパケットの種類を決定する。これによ
り、例えば転送予定データの多いWNノードにデータが
溜まり易いとか、転送速度が求められるデータの転送が
遅れるといった現象の発生を回避できる。
を使用する場合、被制御ノードは転送を予定しているデ
ータの状況を、例えば上述したアクセス・レイヤ・コマ
ンドを使用して、制御ノードに報告する。制御ノード
は、被制御ノードから得られた、転送予定データの転送
幅やパケットの種類、さらには内容の優先度、最大許容
転送時間などの各種情報を用いて、予約されていない転
送幅に対応するタイムスロットの配分を計算し、発信許
可するノードとパケットの種類を決定する。これによ
り、例えば転送予定データの多いWNノードにデータが
溜まり易いとか、転送速度が求められるデータの転送が
遅れるといった現象の発生を回避できる。
【0054】また、上述したようにタイムスロットを利
用したデータ転送では、各タイムスロット毎に転送処理
を変更することが可能となる。例えばアイソクロナス転
送では、データの転送幅と転送時間を保証するのに対し
て、アシンクロナス転送では転送時間よりも転送内容の
保証を必要とする。したがって、これらワイヤレスネッ
トワーク上で優先対象が異なる転送に対して、別個のタ
イムスロットで転送することにより、例えば転送時間を
優先する転送に対しては空いている転送幅を優先的に提
供するとか、内容の保証を優先する転送に対してはエラ
ー発生時に再送処理を可能にする等の転送処理を、タイ
ムスロット単位で容易に実現できる。
用したデータ転送では、各タイムスロット毎に転送処理
を変更することが可能となる。例えばアイソクロナス転
送では、データの転送幅と転送時間を保証するのに対し
て、アシンクロナス転送では転送時間よりも転送内容の
保証を必要とする。したがって、これらワイヤレスネッ
トワーク上で優先対象が異なる転送に対して、別個のタ
イムスロットで転送することにより、例えば転送時間を
優先する転送に対しては空いている転送幅を優先的に提
供するとか、内容の保証を優先する転送に対してはエラ
ー発生時に再送処理を可能にする等の転送処理を、タイ
ムスロット単位で容易に実現できる。
【0055】次に、WNノード100(2〜6)の構成
を説明する。図2は、制御ノードまたは被制御ノードと
なるWNノード100の構成を示している。WNノード
100は、マイクロコンピュータを備え、システム全体
の動作を制御する制御部101を有している。この制御
部101には、32ビットのサイクルタイムデータ(図
10参照)を発生するサイクルタイムデータ発生部10
2と、制御部101内のマイクロコンピュータの動作プ
ログラム等が格納されたROM(read only memory)1
03と、ワーキング用メモリとしてのRAM(random a
ccess memory)104とが接続されている。
を説明する。図2は、制御ノードまたは被制御ノードと
なるWNノード100の構成を示している。WNノード
100は、マイクロコンピュータを備え、システム全体
の動作を制御する制御部101を有している。この制御
部101には、32ビットのサイクルタイムデータ(図
10参照)を発生するサイクルタイムデータ発生部10
2と、制御部101内のマイクロコンピュータの動作プ
ログラム等が格納されたROM(read only memory)1
03と、ワーキング用メモリとしてのRAM(random a
ccess memory)104とが接続されている。
【0056】サイクルタイムデータ発生部102は、2
4.576MHzのクロック信号をカウントアップする
構成となっている。WNノード100が制御ノードとな
るときは、このサイクルタイムデータ発生部102で発
生される32ビットのサイクルタイムデータのうち、下
位12ビットのデータを、コントロールブロックのサイ
クルシンク領域に挿入して、被制御ノードに供給するこ
ととなる。一方、WNノード100が被制御ノードとな
るときは、受信したコントロールブロックのサイクルシ
ンク領域より抽出した12ビットのデータによって、サ
イクルタイムデータ発生部102で発生されるサイクル
タイムデータを更新することとなる。
4.576MHzのクロック信号をカウントアップする
構成となっている。WNノード100が制御ノードとな
るときは、このサイクルタイムデータ発生部102で発
生される32ビットのサイクルタイムデータのうち、下
位12ビットのデータを、コントロールブロックのサイ
クルシンク領域に挿入して、被制御ノードに供給するこ
ととなる。一方、WNノード100が被制御ノードとな
るときは、受信したコントロールブロックのサイクルシ
ンク領域より抽出した12ビットのデータによって、サ
イクルタイムデータ発生部102で発生されるサイクル
タイムデータを更新することとなる。
【0057】また、WNノード100は、IEEE13
94バス105に接続されている他のIEEE1394
ノード(図示せず)より送られてくるアイソクロナスパ
ケットやアシンクロナスパケット等のパケットデータを
一時的に蓄積するためのRAM106と、このRAM1
06に蓄積されたパケットデータを使用し、制御部10
1の制御のもとで、データブロック(ヘッダおよびユー
ザデータの部分のみ、図6A〜C参照)DBLを作成す
るデータ作成部107とを有している。
94バス105に接続されている他のIEEE1394
ノード(図示せず)より送られてくるアイソクロナスパ
ケットやアシンクロナスパケット等のパケットデータを
一時的に蓄積するためのRAM106と、このRAM1
06に蓄積されたパケットデータを使用し、制御部10
1の制御のもとで、データブロック(ヘッダおよびユー
ザデータの部分のみ、図6A〜C参照)DBLを作成す
るデータ作成部107とを有している。
【0058】WNノード100が制御ノードとなるとき
は、データ作成部107では、125μsecの各周期
の先頭で発信するコントロールブロック(サイクルシン
ク領域、スロットパーミッション領域の部分のみ、図8
参照)CBLも作成される。さらに、データ作成部10
7では、制御ノードと被制御ノードとの間で設定情報を
通信するために、相互のアクセス・レイヤ間の専用のコ
マンド通信に使用するアクセス・レイヤ・コマンドも作
成される。このアクセス・レイヤ・コマンドは、上述し
たようにデータブロックのユーザデータに配置されて転
送される。
は、データ作成部107では、125μsecの各周期
の先頭で発信するコントロールブロック(サイクルシン
ク領域、スロットパーミッション領域の部分のみ、図8
参照)CBLも作成される。さらに、データ作成部10
7では、制御ノードと被制御ノードとの間で設定情報を
通信するために、相互のアクセス・レイヤ間の専用のコ
マンド通信に使用するアクセス・レイヤ・コマンドも作
成される。このアクセス・レイヤ・コマンドは、上述し
たようにデータブロックのユーザデータに配置されて転
送される。
【0059】また、WNノード100は、データ作成部
107より出力されるデータブロックDBLに対して誤
り訂正用のパリティ(ECC)を付加する誤り訂正符号
付加部108と、この誤り訂正符号付加部108の出力
データに対してスクランブル処理および変調処理をし、
その後に先頭にシンクを付加するスクランブル/変調部
109とを有している。
107より出力されるデータブロックDBLに対して誤
り訂正用のパリティ(ECC)を付加する誤り訂正符号
付加部108と、この誤り訂正符号付加部108の出力
データに対してスクランブル処理および変調処理をし、
その後に先頭にシンクを付加するスクランブル/変調部
109とを有している。
【0060】また、WNノード100は、データ作成部
107より出力されるコントロールブロックCBLに対
して誤り訂正用符号を付加する誤り訂正符号付加部11
0と、この誤り訂正符号付加部110の出力データに対
してスクランブル処理および変調処理をし、その後に先
頭にシンクを付加するスクランブル/変調部111と、
スクランブル/変調部109,111より出力される変
調信号に対応した赤外線信号を出力する発光素子(発光
ダイオード)112とを有している。ここで、WNノー
ド100が被制御ノードであるときは、データ作成部1
07でコントロールブロックCBLが作成されないの
で、誤り訂正符号付加部110、スクランブル/変調部
111は使用されない。
107より出力されるコントロールブロックCBLに対
して誤り訂正用符号を付加する誤り訂正符号付加部11
0と、この誤り訂正符号付加部110の出力データに対
してスクランブル処理および変調処理をし、その後に先
頭にシンクを付加するスクランブル/変調部111と、
スクランブル/変調部109,111より出力される変
調信号に対応した赤外線信号を出力する発光素子(発光
ダイオード)112とを有している。ここで、WNノー
ド100が被制御ノードであるときは、データ作成部1
07でコントロールブロックCBLが作成されないの
で、誤り訂正符号付加部110、スクランブル/変調部
111は使用されない。
【0061】また、WNノード100は、赤外線信号を
受光する受光素子(フォトダイオード)115と、この
受光素子115の出力信号より、データブロック(図8
参照)のシンクをパターン検出して、検出タイミング信
号SYdを出力すると共に、そのシンクが検出されたデ
ータブロックに同期したクロック信号CKdを発生する
シンク検出・クロック再生部116とを有している。ク
ロック信号CKdは、そのシンクが検出されたデータブ
ロックを処理する際に使用される。
受光する受光素子(フォトダイオード)115と、この
受光素子115の出力信号より、データブロック(図8
参照)のシンクをパターン検出して、検出タイミング信
号SYdを出力すると共に、そのシンクが検出されたデ
ータブロックに同期したクロック信号CKdを発生する
シンク検出・クロック再生部116とを有している。ク
ロック信号CKdは、そのシンクが検出されたデータブ
ロックを処理する際に使用される。
【0062】また、WNノード100は、検出タイミン
グ信号SYdに基づいて、シンクが検出されたデータブ
ロックに対して復調処理およびデスクランブル処理をす
る復調/デスクランブル部117と、この復調/デスク
ランブル部117より出力されるデータブロックに対し
てパリティを使用してヘッダおよびユーザデータの部分
の誤り訂正を行う誤り訂正部118と、この誤り訂正部
118より出力されるデータブロックDBLよりユーザ
データを抽出するユーザデータ抽出部119と、データ
ブロックDBLよりユーザデータに付加されているヘッ
ダを抽出するヘッダ抽出部120とを有している。ヘッ
ダ抽出部120で抽出されたヘッダは制御部101に供
給される。
グ信号SYdに基づいて、シンクが検出されたデータブ
ロックに対して復調処理およびデスクランブル処理をす
る復調/デスクランブル部117と、この復調/デスク
ランブル部117より出力されるデータブロックに対し
てパリティを使用してヘッダおよびユーザデータの部分
の誤り訂正を行う誤り訂正部118と、この誤り訂正部
118より出力されるデータブロックDBLよりユーザ
データを抽出するユーザデータ抽出部119と、データ
ブロックDBLよりユーザデータに付加されているヘッ
ダを抽出するヘッダ抽出部120とを有している。ヘッ
ダ抽出部120で抽出されたヘッダは制御部101に供
給される。
【0063】また、WNノード100は、ユーザデータ
抽出部119で抽出されたユーザデータを一時的に蓄積
するRAM121と、このRAM121に蓄積されたユ
ーザデータを使用し、ヘッダの情報に基づいて、パケッ
トデータを復元し、バス105に接続されているIEE
E1394ノードに送るデータ復元部122とを有して
いる。なお、ユーザデータがアクセス・レイヤ・コマン
ドである場合、そのコマンドはデータ復元部122より
制御部101に送られる。
抽出部119で抽出されたユーザデータを一時的に蓄積
するRAM121と、このRAM121に蓄積されたユ
ーザデータを使用し、ヘッダの情報に基づいて、パケッ
トデータを復元し、バス105に接続されているIEE
E1394ノードに送るデータ復元部122とを有して
いる。なお、ユーザデータがアクセス・レイヤ・コマン
ドである場合、そのコマンドはデータ復元部122より
制御部101に送られる。
【0064】また、WNノード100は、受光素子11
5の出力信号より、コントロールブロック(図8参照)
のシンクをパターン検出して、検出タイミング信号SY
cを出力すると共に、そのシンクが検出されたコントロ
ールブロックに同期したクロック信号CKcを発生する
シンク検出・クロック再生部125とを有している。こ
こで、クロック信号CKcは、そのシンクが検出された
コントロールブロックを処理する際に使用されると共
に、発信処理のための転送クロック信号として使用され
る。
5の出力信号より、コントロールブロック(図8参照)
のシンクをパターン検出して、検出タイミング信号SY
cを出力すると共に、そのシンクが検出されたコントロ
ールブロックに同期したクロック信号CKcを発生する
シンク検出・クロック再生部125とを有している。こ
こで、クロック信号CKcは、そのシンクが検出された
コントロールブロックを処理する際に使用されると共
に、発信処理のための転送クロック信号として使用され
る。
【0065】また、WNノード100は、検出タイミン
グ信号SYcに基づいて、シンクが検出されたコントロ
ールブロックに対して復調処理およびデスクランブル処
理をする復調/デスクランブル部126と、この復調/
デスクランブル部126の出力データに対して、誤り訂
正符号を利用し、コントロールブロック(サイクルシン
ク領域およびスロットパーミッション領域)CBLの誤
り訂正をして制御部101に供給する誤り訂正部127
とを有している。
グ信号SYcに基づいて、シンクが検出されたコントロ
ールブロックに対して復調処理およびデスクランブル処
理をする復調/デスクランブル部126と、この復調/
デスクランブル部126の出力データに対して、誤り訂
正符号を利用し、コントロールブロック(サイクルシン
ク領域およびスロットパーミッション領域)CBLの誤
り訂正をして制御部101に供給する誤り訂正部127
とを有している。
【0066】ここで、WNノード100が制御ノードで
あるとき、復調/デスクランブル部126および誤り訂
正部127は使用されない。また、WNノード100が
制御ノードであるとき、シンク検出・クロック再生部1
25では、コントロールブロックより再生されるクロッ
ク信号を参照しての同期処理は行われず、単に、自走に
よる転送クロック信号の発生部として機能する。
あるとき、復調/デスクランブル部126および誤り訂
正部127は使用されない。また、WNノード100が
制御ノードであるとき、シンク検出・クロック再生部1
25では、コントロールブロックより再生されるクロッ
ク信号を参照しての同期処理は行われず、単に、自走に
よる転送クロック信号の発生部として機能する。
【0067】次に、図2に示すWNノード(ワイヤレス
ネットワーク用ノード)100の動作を説明する。
ネットワーク用ノード)100の動作を説明する。
【0068】まず、WNノード100が制御ノードであ
る場合について説明する。発信の動作は以下のように行
われる。
る場合について説明する。発信の動作は以下のように行
われる。
【0069】制御部101の制御により、データ作成部
107では、125μsecの各周期の先頭でコントロ
ールブロックCBL(図8参照)が作成される。そし
て、このコントロールブロックCBLに対して、誤り訂
正符号付加部110で誤り訂正符号が付加され、さらに
スクランブル/変調部111でスクランブル処理および
変調処理が行われたのちにシンクが付加され、コントロ
ールブロックの発信信号が形成される。そして、この発
信信号によって発光素子112が駆動され、この発光素
子112よりコントロールブロックが赤外線信号として
出力される。
107では、125μsecの各周期の先頭でコントロ
ールブロックCBL(図8参照)が作成される。そし
て、このコントロールブロックCBLに対して、誤り訂
正符号付加部110で誤り訂正符号が付加され、さらに
スクランブル/変調部111でスクランブル処理および
変調処理が行われたのちにシンクが付加され、コントロ
ールブロックの発信信号が形成される。そして、この発
信信号によって発光素子112が駆動され、この発光素
子112よりコントロールブロックが赤外線信号として
出力される。
【0070】また、IEEE1394ノードよりバス1
05を介してデータ作成部107にアイソクロナスパケ
ットやアシンクロナスパケット等のパケットデータが送
られてくると、このパケットデータがRAM106に一
時的に記憶される。そして、制御部101の制御によ
り、データ作成部107では、RAM106に記憶され
ているパケットデータよりデータブロックDBL(図6
A〜C参照)が作成される。そして、データ作成部10
7からは、自己の発信が許可された各タイムスロットの
タイミングで、それぞれ1個のデータブロックDBLが
出力される。そして、このデータブロックDBLに対し
て、誤り訂正符号付加部108で誤り訂正符号が付加さ
れ、さらにスクランブル/変調部109でスクランブル
処理および変調処理が行われたのちにシンクが付加さ
れ、データブロックの発信信号が形成される。そして、
この発信信号によって発光素子112が駆動され、この
発光素子112よりデータブロックが赤外線信号として
出力される。
05を介してデータ作成部107にアイソクロナスパケ
ットやアシンクロナスパケット等のパケットデータが送
られてくると、このパケットデータがRAM106に一
時的に記憶される。そして、制御部101の制御によ
り、データ作成部107では、RAM106に記憶され
ているパケットデータよりデータブロックDBL(図6
A〜C参照)が作成される。そして、データ作成部10
7からは、自己の発信が許可された各タイムスロットの
タイミングで、それぞれ1個のデータブロックDBLが
出力される。そして、このデータブロックDBLに対し
て、誤り訂正符号付加部108で誤り訂正符号が付加さ
れ、さらにスクランブル/変調部109でスクランブル
処理および変調処理が行われたのちにシンクが付加さ
れ、データブロックの発信信号が形成される。そして、
この発信信号によって発光素子112が駆動され、この
発光素子112よりデータブロックが赤外線信号として
出力される。
【0071】受信の動作は、以下のように行われる。受
光素子115でデータブロックの赤外線信号が受光され
る。そして、受光素子115の出力信号がシンク検出・
クロック再生部116に供給され、データブロックのシ
ンクが検出されて、検出タイミング信号SYdが得られ
ると共に、そのシンクが検出されたデータブロックに同
期したクロック信号CKdが発生される。
光素子115でデータブロックの赤外線信号が受光され
る。そして、受光素子115の出力信号がシンク検出・
クロック再生部116に供給され、データブロックのシ
ンクが検出されて、検出タイミング信号SYdが得られ
ると共に、そのシンクが検出されたデータブロックに同
期したクロック信号CKdが発生される。
【0072】そして、受光素子115の出力信号が復調
/デスクランブル部117に供給され、検出タイミング
信号SYdに基づいて、復調処理およびデスクランブル
処理が行われる。さらに、復調/デスクランブル部11
7の出力データが誤り訂正部118に供給され、誤り訂
正符号を利用して、データブロックDBLの誤り訂正が
行われる。
/デスクランブル部117に供給され、検出タイミング
信号SYdに基づいて、復調処理およびデスクランブル
処理が行われる。さらに、復調/デスクランブル部11
7の出力データが誤り訂正部118に供給され、誤り訂
正符号を利用して、データブロックDBLの誤り訂正が
行われる。
【0073】また、誤り訂正部118からのデータブロ
ックDBLがヘッダ抽出部120に供給されてヘッダが
抽出され、そのヘッダが制御部101に供給される。同
様に、誤り訂正部118からのデータブロックDBLが
ユーザデータ抽出部119に供給されて、このユーザデ
ータがデータ復元部122に供給される。データ復元部
では、ヘッダ情報に基づく制御部101の制御により、
抽出されたユーザデータよりパケットデータが再構成さ
れ、この再構成されたパケットデータがバス105を介
してIEEE1394ノードに送られる。
ックDBLがヘッダ抽出部120に供給されてヘッダが
抽出され、そのヘッダが制御部101に供給される。同
様に、誤り訂正部118からのデータブロックDBLが
ユーザデータ抽出部119に供給されて、このユーザデ
ータがデータ復元部122に供給される。データ復元部
では、ヘッダ情報に基づく制御部101の制御により、
抽出されたユーザデータよりパケットデータが再構成さ
れ、この再構成されたパケットデータがバス105を介
してIEEE1394ノードに送られる。
【0074】また、WNノード100が被制御ノードで
ある場合について説明する。発信の動作は以下のように
行われる。
ある場合について説明する。発信の動作は以下のように
行われる。
【0075】IEEE1394ノードよりバス105を
介してデータ作成部107にアイソクロナスパケットや
アシンクロナスパケット等のパケットデータが送られて
くると、このパケットデータがRAM106に一時的に
記憶される。そして、制御部101の制御により、デー
タ作成部107では、RAM106に記憶されているパ
ケットデータよりデータブロックDBL(図6A〜C参
照)が作成される。そして、データ作成部107から
は、自己の発信が許可された各タイムスロットのタイミ
ングで、それぞれ1個のデータブロックDBLが出力さ
れる。そして、このデータブロックDBLに対して、誤
り訂正符号付加部108で誤り訂正符号が付加され、さ
らにスクランブル/変調部109でスクランブル処理お
よび変調処理が行われたのちにシンクが付加され、デー
タブロックの発信信号が形成される。そして、この発信
信号によって発光素子112が駆動され、この発光素子
112よりデータブロックが赤外線信号として出力され
る。
介してデータ作成部107にアイソクロナスパケットや
アシンクロナスパケット等のパケットデータが送られて
くると、このパケットデータがRAM106に一時的に
記憶される。そして、制御部101の制御により、デー
タ作成部107では、RAM106に記憶されているパ
ケットデータよりデータブロックDBL(図6A〜C参
照)が作成される。そして、データ作成部107から
は、自己の発信が許可された各タイムスロットのタイミ
ングで、それぞれ1個のデータブロックDBLが出力さ
れる。そして、このデータブロックDBLに対して、誤
り訂正符号付加部108で誤り訂正符号が付加され、さ
らにスクランブル/変調部109でスクランブル処理お
よび変調処理が行われたのちにシンクが付加され、デー
タブロックの発信信号が形成される。そして、この発信
信号によって発光素子112が駆動され、この発光素子
112よりデータブロックが赤外線信号として出力され
る。
【0076】受信の動作は、以下のように行われる。受
光素子115でコントロールブロックやデータブロック
の赤外線信号が受光される。受光素子115の出力信号
がシンク検出・クロック再生部125に供給され、コン
トロールブロックのシンクが検出されて、検出タイミン
グ信号SYcが得られると共に、そのシンクが検出され
たコントロールブロックに同期したクロック信号CKc
が発生される。クロック信号CKcは、上述したように
コントロールブロックの処理に使用される共に、転送ク
ロック信号として使用される。つまり、上述した発信の
動作は、転送クロック信号に同期して実行される。
光素子115でコントロールブロックやデータブロック
の赤外線信号が受光される。受光素子115の出力信号
がシンク検出・クロック再生部125に供給され、コン
トロールブロックのシンクが検出されて、検出タイミン
グ信号SYcが得られると共に、そのシンクが検出され
たコントロールブロックに同期したクロック信号CKc
が発生される。クロック信号CKcは、上述したように
コントロールブロックの処理に使用される共に、転送ク
ロック信号として使用される。つまり、上述した発信の
動作は、転送クロック信号に同期して実行される。
【0077】そして、受光素子115の出力信号が復調
/デスクランブル部126に供給され、検出タイミング
信号SYcに基づいて、復調処理およびデスクランブル
処理が行われる。さらに、復調/デスクランブル部12
6の出力データが誤り訂正部127に供給され、誤り訂
正符号を利用して、コントロールブロックCBLの誤り
訂正が行われる。
/デスクランブル部126に供給され、検出タイミング
信号SYcに基づいて、復調処理およびデスクランブル
処理が行われる。さらに、復調/デスクランブル部12
6の出力データが誤り訂正部127に供給され、誤り訂
正符号を利用して、コントロールブロックCBLの誤り
訂正が行われる。
【0078】そして、誤り訂正部127より出力される
コントロールブロックCBLは制御部101に供給され
る。制御部101は、コントロールブロックCBLのサ
イクルシンク領域に含まれる12ビットのデータを抽出
し、この12ビットのデータによってサイクルタイムデ
ータ発生部102で発生されるサイクルタイムデータを
更新する。これにより、各サイクルの先頭で、全ノード
の相対時間の自動同期が行われる。また、制御部101
は、コントロールブロックのCBLのスロットパーミッ
ション領域の情報より、自己の発信が許可されているタ
イムスロットを認識することができる。
コントロールブロックCBLは制御部101に供給され
る。制御部101は、コントロールブロックCBLのサ
イクルシンク領域に含まれる12ビットのデータを抽出
し、この12ビットのデータによってサイクルタイムデ
ータ発生部102で発生されるサイクルタイムデータを
更新する。これにより、各サイクルの先頭で、全ノード
の相対時間の自動同期が行われる。また、制御部101
は、コントロールブロックのCBLのスロットパーミッ
ション領域の情報より、自己の発信が許可されているタ
イムスロットを認識することができる。
【0079】また、受光素子115の出力信号がシンク
検出・クロック再生部116に供給され、データブロッ
クのシンクが検出されて、検出タイミング信号SYdが
得られると共に、そのシンクが検出されたデータブロッ
クに同期したクロック信号CKdが発生される。
検出・クロック再生部116に供給され、データブロッ
クのシンクが検出されて、検出タイミング信号SYdが
得られると共に、そのシンクが検出されたデータブロッ
クに同期したクロック信号CKdが発生される。
【0080】そして、受光素子115の出力信号が復調
/デスクランブル部117に供給され、検出タイミング
信号SYdに基づいて、復調処理およびデスクランブル
処理が行われる。さらに、復調/デスクランブル部11
7の出力データが誤り訂正部118に供給され、誤り訂
正符号を利用して、データブロックDBLの誤り訂正が
行われる。
/デスクランブル部117に供給され、検出タイミング
信号SYdに基づいて、復調処理およびデスクランブル
処理が行われる。さらに、復調/デスクランブル部11
7の出力データが誤り訂正部118に供給され、誤り訂
正符号を利用して、データブロックDBLの誤り訂正が
行われる。
【0081】また、誤り訂正部118からのデータブロ
ックDBLがヘッダ抽出部120に供給されてヘッダが
抽出され、そのヘッダが制御部101に供給される。同
様に、誤り訂正部118からのデータブロックDBLが
ユーザデータ抽出部119に供給されて、このユーザデ
ータがデータ復元部122に供給される。データ復元部
では、ヘッダ情報に基づく制御部101の制御により、
抽出されたユーザデータよりパケットデータが再構成さ
れ、この再構成されたパケットデータがバス105を介
してIEEE1394ノードに送られる。
ックDBLがヘッダ抽出部120に供給されてヘッダが
抽出され、そのヘッダが制御部101に供給される。同
様に、誤り訂正部118からのデータブロックDBLが
ユーザデータ抽出部119に供給されて、このユーザデ
ータがデータ復元部122に供給される。データ復元部
では、ヘッダ情報に基づく制御部101の制御により、
抽出されたユーザデータよりパケットデータが再構成さ
れ、この再構成されたパケットデータがバス105を介
してIEEE1394ノードに送られる。
【0082】次に、図12A〜Eを使用して、IEEE
1394規格のパケットデータを、第1のWNノードか
ら第2のWNノードに転送する場合の動作例を説明す
る。
1394規格のパケットデータを、第1のWNノードか
ら第2のWNノードに転送する場合の動作例を説明す
る。
【0083】IEEE1394ノードから第1のWNノ
ードのデータ作成部107に、図12Aに示すように、
サイクル・スタート・パケット(CS)が送られてきた
後に、パケットデータとしてパケットA、パケットBが
送られてくる場合を考える。なお、サイクル・スタート
・パケットは、サイクル・マスタより125μsecに
1回の割合で送られてくるが、必ずしも125μsec
の時間間隔で送られてくるものではなく、パケットデー
タの大きさによってはその時間間隔が125μsecよ
り大きくなることもある。
ードのデータ作成部107に、図12Aに示すように、
サイクル・スタート・パケット(CS)が送られてきた
後に、パケットデータとしてパケットA、パケットBが
送られてくる場合を考える。なお、サイクル・スタート
・パケットは、サイクル・マスタより125μsecに
1回の割合で送られてくるが、必ずしも125μsec
の時間間隔で送られてくるものではなく、パケットデー
タの大きさによってはその時間間隔が125μsecよ
り大きくなることもある。
【0084】そして、データ作成部107では、これら
パケットA、パケットBより、図12Bに示すように、
固定長のデータブロックが作成される。この場合、パケ
ットA、パケットBのデータ長によって、例えばパケッ
トAのデータのみを有するデータブロック、パケットA
およびパケットBのデータを有するデータブロック、パ
ケットBのデータのみを有すると共に、空き領域に0デ
ータが配されたデータブロック等が作成される。この場
合、各パケットを構成するデータ(ユーザデータ)の先
頭には、それぞれ元パケットの情報、分割情報等を持つ
ヘッダが配される。
パケットA、パケットBより、図12Bに示すように、
固定長のデータブロックが作成される。この場合、パケ
ットA、パケットBのデータ長によって、例えばパケッ
トAのデータのみを有するデータブロック、パケットA
およびパケットBのデータを有するデータブロック、パ
ケットBのデータのみを有すると共に、空き領域に0デ
ータが配されたデータブロック等が作成される。この場
合、各パケットを構成するデータ(ユーザデータ)の先
頭には、それぞれ元パケットの情報、分割情報等を持つ
ヘッダが配される。
【0085】このように第1のWNノードのデータ作成
部107で作成されたデータブロックは、制御ノードと
してのWNノードによって、図12Cに示すように、発
信が許可されたタイムスロット1〜3を利用して、第2
のWNノードに発信される。この場合、データブロック
には誤り訂正用のパリティが付加されると共に、スクラ
ンブル処理や変調処理がされた後にシンクが付加され、
赤外線信号として発信される。
部107で作成されたデータブロックは、制御ノードと
してのWNノードによって、図12Cに示すように、発
信が許可されたタイムスロット1〜3を利用して、第2
のWNノードに発信される。この場合、データブロック
には誤り訂正用のパリティが付加されると共に、スクラ
ンブル処理や変調処理がされた後にシンクが付加され、
赤外線信号として発信される。
【0086】また、第2のWNノードでは、図12Dに
示すように、第1のWNノードより送られてくるデータ
ブロックが受信され、このデータブロックより抽出され
るユーザデータはデータ復元部122に供給されると共
に、そのデータブロックより抽出されるヘッダは制御部
101に供給される。そして、データ復元部122で
は、ヘッダに含まれる元パケットの情報、分割情報等に
基づいて、図12Eに示すように、ユーザデータより元
のパケットデータが再構成される。そして、このパケッ
トデータが、IEEE1394ノードに送られる。
示すように、第1のWNノードより送られてくるデータ
ブロックが受信され、このデータブロックより抽出され
るユーザデータはデータ復元部122に供給されると共
に、そのデータブロックより抽出されるヘッダは制御部
101に供給される。そして、データ復元部122で
は、ヘッダに含まれる元パケットの情報、分割情報等に
基づいて、図12Eに示すように、ユーザデータより元
のパケットデータが再構成される。そして、このパケッ
トデータが、IEEE1394ノードに送られる。
【0087】ところで、上述したようにアシンクロナス
データのパケットは、無線環境で再送信してもそのパケ
ットは使用できる。図1のワイヤレスネットワーク1の
各WNノード2〜6(100)のRAM104には、図
13に示すように、使用フラグ領域、世代領域、再送信
時間領域および送信回数領域が設けられる。
データのパケットは、無線環境で再送信してもそのパケ
ットは使用できる。図1のワイヤレスネットワーク1の
各WNノード2〜6(100)のRAM104には、図
13に示すように、使用フラグ領域、世代領域、再送信
時間領域および送信回数領域が設けられる。
【0088】使用フラグ領域には、1〜127のパケッ
トIDの使用状況をそれぞれ示す1ビットの使用フラグ
が記憶される。この使用フラグは、例えば「1」が使用
中を、「0」が未使用を示すものとする。ここで、使用
中とは、そのパケットIDがデータブロックのヘッダに
付加されて送信済みであり、かつACK(acknowledg
e)が帰ってこないので再利用できない状態を示してい
る。各ノードは、データパケットを送信する際に、RA
M104のこの記憶領域を調べ、未使用のパケットID
を選択してデータブロックのヘッダに付加して転送し、
そのパケットIDの使用フラグを「1」にセットする。
その後、そのパケットIDのACKを受信した場合、お
よびそのパケットの再送信回数が最大回数を超えた場合
に、使用フラグを「0」にリセットする。
トIDの使用状況をそれぞれ示す1ビットの使用フラグ
が記憶される。この使用フラグは、例えば「1」が使用
中を、「0」が未使用を示すものとする。ここで、使用
中とは、そのパケットIDがデータブロックのヘッダに
付加されて送信済みであり、かつACK(acknowledg
e)が帰ってこないので再利用できない状態を示してい
る。各ノードは、データパケットを送信する際に、RA
M104のこの記憶領域を調べ、未使用のパケットID
を選択してデータブロックのヘッダに付加して転送し、
そのパケットIDの使用フラグを「1」にセットする。
その後、そのパケットIDのACKを受信した場合、お
よびそのパケットの再送信回数が最大回数を超えた場合
に、使用フラグを「0」にリセットする。
【0089】世代領域には、各パケットIDの世代をそ
れぞれ示す1ビットの世代フラグが記憶される。この世
代フラグは、パケットIDは何回も再利用されるため、
送信すべきパケットが前回そのパケットIDを使用して
送信したパケットと変化しているかどうかの情報を、受
信側に通知するために使用する。具体的には、送信すべ
きパケットが前回のパケットと異なる場合にはビットを
反転させる。
れぞれ示す1ビットの世代フラグが記憶される。この世
代フラグは、パケットIDは何回も再利用されるため、
送信すべきパケットが前回そのパケットIDを使用して
送信したパケットと変化しているかどうかの情報を、受
信側に通知するために使用する。具体的には、送信すべ
きパケットが前回のパケットと異なる場合にはビットを
反転させる。
【0090】再送信時間領域には、対応するパケットI
Dで示されるパケットを再送信するまでのサイクル数を
カウントする2ビットの再送信時間フラグが記憶され
る。各パケットIDは、後述するように、8サイクルに
1回割り当てのタイミングが与えられる。割り当てのタ
イミングが3回与えられるまでに使用フラグがリセット
されない場合、そのパケットIDが割り当てられたパケ
ットが同じパケットIDを使用して再送信される。この
領域は、その割り当て回数までの時間をカウントするた
めの領域であり、各パケットID毎に値を持っている。
Dで示されるパケットを再送信するまでのサイクル数を
カウントする2ビットの再送信時間フラグが記憶され
る。各パケットIDは、後述するように、8サイクルに
1回割り当てのタイミングが与えられる。割り当てのタ
イミングが3回与えられるまでに使用フラグがリセット
されない場合、そのパケットIDが割り当てられたパケ
ットが同じパケットIDを使用して再送信される。この
領域は、その割り当て回数までの時間をカウントするた
めの領域であり、各パケットID毎に値を持っている。
【0091】再送信回数領域には、対応するパケットI
Dで示されるパケットを送信した回数を示す2ビットの
再送信回数フラグが記憶される。各パケットは最大3回
まで再送信が行われる。3回再送信しても正常受信のA
CKが得られなかった場合は、無線環境が遮蔽等の影響
により不通になっている可能性が高いため、再送を中止
して再送信用にそのパケットを保存していたバッファ
(RAM)をクリアし、新たにそのパケットIDを使用
できるように、使用フラグ、再送信時間フラグおよび再
送信回数フラグを「0」にリセットして、世代を更新す
る。
Dで示されるパケットを送信した回数を示す2ビットの
再送信回数フラグが記憶される。各パケットは最大3回
まで再送信が行われる。3回再送信しても正常受信のA
CKが得られなかった場合は、無線環境が遮蔽等の影響
により不通になっている可能性が高いため、再送を中止
して再送信用にそのパケットを保存していたバッファ
(RAM)をクリアし、新たにそのパケットIDを使用
できるように、使用フラグ、再送信時間フラグおよび再
送信回数フラグを「0」にリセットして、世代を更新す
る。
【0092】送信ノードは、パケット(パケットデー
タ)を固定長のデータブロックに変換して送信する際
に、各パケット毎にこのパケットIDを付加して送信す
る。ここで使用するパケットIDは、使用フラグが未使
用となっているものとする。そして、使用したパケット
IDの使用フラグを「1」にセットし、再送信時間を最
大の「3」にセットする。また、送信ノードは、各アシ
ンクロナスパケットの再送信に備えて、そのパケットを
バッファ(RAM)に格納しておく。
タ)を固定長のデータブロックに変換して送信する際
に、各パケット毎にこのパケットIDを付加して送信す
る。ここで使用するパケットIDは、使用フラグが未使
用となっているものとする。そして、使用したパケット
IDの使用フラグを「1」にセットし、再送信時間を最
大の「3」にセットする。また、送信ノードは、各アシ
ンクロナスパケットの再送信に備えて、そのパケットを
バッファ(RAM)に格納しておく。
【0093】受信ノードは、パケットを再構成する際
に、このパケットIDを利用し、上述したように、同じ
パケットIDの付いたデータブロックより1つのパケッ
トを再構成する(図12E参照)。そして、受信したア
シンクロナスパケットのパケットIDを送信ノードに報
告するために、ACK(acknowledge)データを送信元
(発信元)に送信する。このACKデータは、アクセス
・レイヤ・コマンド(図7参照)を用いて送信する。
に、このパケットIDを利用し、上述したように、同じ
パケットIDの付いたデータブロックより1つのパケッ
トを再構成する(図12E参照)。そして、受信したア
シンクロナスパケットのパケットIDを送信ノードに報
告するために、ACK(acknowledge)データを送信元
(発信元)に送信する。このACKデータは、アクセス
・レイヤ・コマンド(図7参照)を用いて送信する。
【0094】ACK用のコマンドコードは、受信成功お
よび受信失敗の2種類がある。これにより、受信が失敗
したことが明確な場合に、再送信時間に達する以前に再
送信するように送信ノードに要求することができる。デ
ータペイロード領域には、送信されてきたデータブロッ
クのヘッダに書かれているパケットID、発信元ID、
データ種類に、さらに受信ノードIDが配置される。
よび受信失敗の2種類がある。これにより、受信が失敗
したことが明確な場合に、再送信時間に達する以前に再
送信するように送信ノードに要求することができる。デ
ータペイロード領域には、送信されてきたデータブロッ
クのヘッダに書かれているパケットID、発信元ID、
データ種類に、さらに受信ノードIDが配置される。
【0095】送信ノードは、受信ノードより送られてく
るACKのアクセス・レイヤ・コマンドを受信すると
き、そのコマンドコードをみて成功したか失敗したかを
判断する。送信が成功だった場合、そのパケットIDを
付加したパケットを再送信する必要がないと判断して、
使用フラグ、再送信時間フラグおよび再送信回数フラグ
を「0」にセットし、世代フラグの「0」と「1」とを
反転させ、さらにバッファに格納したそのパケットをク
リアする。これにより、次の割り当てタイミングにはそ
のパケットIDを用いて別のアシンクロナスパケットを
送信することができる。送信が失敗だった場合、すぐに
再送信するために、再送信時間領域のフラグの値を
「0」にして、再送信を促すようにする。
るACKのアクセス・レイヤ・コマンドを受信すると
き、そのコマンドコードをみて成功したか失敗したかを
判断する。送信が成功だった場合、そのパケットIDを
付加したパケットを再送信する必要がないと判断して、
使用フラグ、再送信時間フラグおよび再送信回数フラグ
を「0」にセットし、世代フラグの「0」と「1」とを
反転させ、さらにバッファに格納したそのパケットをク
リアする。これにより、次の割り当てタイミングにはそ
のパケットIDを用いて別のアシンクロナスパケットを
送信することができる。送信が失敗だった場合、すぐに
再送信するために、再送信時間領域のフラグの値を
「0」にして、再送信を促すようにする。
【0096】各ノードのパケットを送る頻度は各サイク
ル毎にまちまちであるから、パケットIDの使用頻度も
パケットの状況によってまちまちとなる。一方、アシン
クロナスパケットを送信してから、再送信するまでの時
間は全てのノードにおいて固定である方が望ましいか
ら、再送信時間の領域を更新するタイミングも固定であ
る必要がある。しかし、各パケットID毎にパケットI
Dを使用してからのサイクル数をカウントして再送信の
タイミングであるか否かを判別するのは、処理が複雑で
現実的ではない。
ル毎にまちまちであるから、パケットIDの使用頻度も
パケットの状況によってまちまちとなる。一方、アシン
クロナスパケットを送信してから、再送信するまでの時
間は全てのノードにおいて固定である方が望ましいか
ら、再送信時間の領域を更新するタイミングも固定であ
る必要がある。しかし、各パケットID毎にパケットI
Dを使用してからのサイクル数をカウントして再送信の
タイミングであるか否かを判別するのは、処理が複雑で
現実的ではない。
【0097】そこで、送信ノードは、上述したパケット
IDの割り当てタイミングをIEEE1394のサイク
ルを用いて管理する。すなわち、パケットIDをグルー
プに分け、グループ毎に割り当てるサイクルを限定す
る。例えば、図14に示すように、8個のグループ分け
をし、グループ0はサイクルが8の倍数のとき、グルー
プ1はサイクルが8の倍数+1のとき、という形式の割
り当てアルゴリズムとする。
IDの割り当てタイミングをIEEE1394のサイク
ルを用いて管理する。すなわち、パケットIDをグルー
プに分け、グループ毎に割り当てるサイクルを限定す
る。例えば、図14に示すように、8個のグループ分け
をし、グループ0はサイクルが8の倍数のとき、グルー
プ1はサイクルが8の倍数+1のとき、という形式の割
り当てアルゴリズムとする。
【0098】送信ノードは、最初の送信時に再送信時間
フラグを「3」にセットし、各割り当てタイミング毎に
パケットIDに関する領域を更新する。この場合、その
サイクルに送信すべきかどうか判別が必要なグループが
決まっているから、更新するのはそのグループに属する
パケットIDの領域のみでよい。使用中となっているパ
ケットIDについて、再送信時間領域のフラグの値が
「0」になっていて、再送信回数領域のフラグの値が
「2」以下であるときは、再送信するタイミングである
から、そのパケットIDに相当するパケットをバッファ
から読み出して再送信し、再送信回数領域のフラグの値
を1だけ増やす。
フラグを「3」にセットし、各割り当てタイミング毎に
パケットIDに関する領域を更新する。この場合、その
サイクルに送信すべきかどうか判別が必要なグループが
決まっているから、更新するのはそのグループに属する
パケットIDの領域のみでよい。使用中となっているパ
ケットIDについて、再送信時間領域のフラグの値が
「0」になっていて、再送信回数領域のフラグの値が
「2」以下であるときは、再送信するタイミングである
から、そのパケットIDに相当するパケットをバッファ
から読み出して再送信し、再送信回数領域のフラグの値
を1だけ増やす。
【0099】また、使用中となっているパケットIDに
ついて、再送信時間領域のフラグの値が「0」になって
いて、再送信回数領域のフラグの値が既に「3」になっ
ている、つまり最初の送信1回、再送信3回の計4回の
送信でも正常に送信できなかったときは、再送信の最大
回数を過ぎているため、使用フラグ、再送信時間フラグ
および再送信回数フラグを「0」にセットし、世代フラ
グの「0」と「1」を反転する。さらに、使用中となっ
ているパケットIDについて、再送信時間領域のフラグ
の値が「0」でなければ、その値を1だけ減らす。この
ように各パケットIDをグループ分けして管理すること
で、各パケットIDを毎サイクル管理する処理が不要に
なる。
ついて、再送信時間領域のフラグの値が「0」になって
いて、再送信回数領域のフラグの値が既に「3」になっ
ている、つまり最初の送信1回、再送信3回の計4回の
送信でも正常に送信できなかったときは、再送信の最大
回数を過ぎているため、使用フラグ、再送信時間フラグ
および再送信回数フラグを「0」にセットし、世代フラ
グの「0」と「1」を反転する。さらに、使用中となっ
ているパケットIDについて、再送信時間領域のフラグ
の値が「0」でなければ、その値を1だけ減らす。この
ように各パケットIDをグループ分けして管理すること
で、各パケットIDを毎サイクル管理する処理が不要に
なる。
【0100】なお、再送信回数領域のフラグの値が
「3」となった時点で、そのパケットは再度送信するこ
とはないから、そのパケットIDの使用フラグ、再送信
時間フラグ、再送信回数フラグおよびパケットIDに相
当するバッファをクリアすることができる。
「3」となった時点で、そのパケットは再度送信するこ
とはないから、そのパケットIDの使用フラグ、再送信
時間フラグ、再送信回数フラグおよびパケットIDに相
当するバッファをクリアすることができる。
【0101】ところで、パケットを正常に受信したか否
かを示すACKが送信ノードに帰ってこない場合とし
て、以下の3つの場合が考えられる。
かを示すACKが送信ノードに帰ってこない場合とし
て、以下の3つの場合が考えられる。
【0102】1.受信ノードがパケットを正常に受信で
きず、ACKを送信しない 2.受信ノードがパケットを受信したが正常に復元でき
なくてACKを送信したが、送信ノードがそのACKを
受信できない 3.受信ノードがパケットを正常に受信してACKを送
信したが、送信ノードがそのACKを受信できない 1.の場合は、受信ノードからACKが送信されないた
め、送信ノードでは再送信時間に達し次第、再送信され
る。2.の場合は、受信ノードから正常に受信できなか
ったというACKが送信されるものの、送信ノードでは
ACKが受信できないため、送信ノード側の処理は上述
した1.の場合と同様であり、送信ノードでは再送信時
間に達し次第、再送信される。
きず、ACKを送信しない 2.受信ノードがパケットを受信したが正常に復元でき
なくてACKを送信したが、送信ノードがそのACKを
受信できない 3.受信ノードがパケットを正常に受信してACKを送
信したが、送信ノードがそのACKを受信できない 1.の場合は、受信ノードからACKが送信されないた
め、送信ノードでは再送信時間に達し次第、再送信され
る。2.の場合は、受信ノードから正常に受信できなか
ったというACKが送信されるものの、送信ノードでは
ACKが受信できないため、送信ノード側の処理は上述
した1.の場合と同様であり、送信ノードでは再送信時
間に達し次第、再送信される。
【0103】また、3.の場合は、受信ノードはACK
を送信しているため、同じパケットが再送信されて正常
に受信されると、同じパケットを2度正常に受け取って
複製してしまうことになる。そこで、本実施の形態にお
いては、これを防止するため、送信のノードはパケット
に再送信回数とパケットIDの世代を付加して送信し、
受信ノードは、RAM104に、図15に示すような各
パケットIDの世代フラグを記憶した領域を、通信する
相手のノード数分だけ保有し、パケットを正常に受信し
た際に比較して受信すべきパケットかを判断する。
を送信しているため、同じパケットが再送信されて正常
に受信されると、同じパケットを2度正常に受け取って
複製してしまうことになる。そこで、本実施の形態にお
いては、これを防止するため、送信のノードはパケット
に再送信回数とパケットIDの世代を付加して送信し、
受信ノードは、RAM104に、図15に示すような各
パケットIDの世代フラグを記憶した領域を、通信する
相手のノード数分だけ保有し、パケットを正常に受信し
た際に比較して受信すべきパケットかを判断する。
【0104】受信ノードでは、正常に受信したパケット
の再送信回数を見て、これが「0」であれば世代に拘わ
らず受信すべきデータとして扱い、そのパケットIDの
世代を受信したパケットの世代を反転した値に更新す
る。一方、再送信回数が「0」以外であった場合、受信
したパケットの世代と自分が管理するそのパケットID
に対応する世代とを比較する。
の再送信回数を見て、これが「0」であれば世代に拘わ
らず受信すべきデータとして扱い、そのパケットIDの
世代を受信したパケットの世代を反転した値に更新す
る。一方、再送信回数が「0」以外であった場合、受信
したパケットの世代と自分が管理するそのパケットID
に対応する世代とを比較する。
【0105】世代が異なる場合はそのパケットはその受
信ノードが以前に送信したACKを送信ノードが受信で
きず、再送信した可能性があるため、受信側ではこれを
受け取らず、かつ正常受信のACKを送信する。このと
き、自分が管理するパケットIDの世代は更新しない。
世代が同一である場合は、それ以前に同じパケットを受
信できなかったか、新たな別のパケットが再送信されて
きていることを示しているため、このパケットを受け取
って正常受信のACKを送信し、自分が管理するパケッ
トIDの世代の「0」と「1」を反転して更新する。
信ノードが以前に送信したACKを送信ノードが受信で
きず、再送信した可能性があるため、受信側ではこれを
受け取らず、かつ正常受信のACKを送信する。このと
き、自分が管理するパケットIDの世代は更新しない。
世代が同一である場合は、それ以前に同じパケットを受
信できなかったか、新たな別のパケットが再送信されて
きていることを示しているため、このパケットを受け取
って正常受信のACKを送信し、自分が管理するパケッ
トIDの世代の「0」と「1」を反転して更新する。
【0106】このような処理により、3.の場合におい
ても、パケットを複製するような問題は発生しない。な
お、再送信回数が3回であるデータを正常に受信できな
かった(例えば、複数データブロックに分割してその一
部だけが受信できた等、再送信回数は得られてもパケッ
ト全体が受信できない場合がある)場合には、送信ノー
ドが4回以上再送信することはないため、次に送られて
くる同一IDの新たなパケットでは世代は必ず更新され
ている。したがって、受信側のパケットIDの世代を、
上記次に送られてくる世代に合わせて更新しておくこと
で、正しく受信できたパケットを誤って捨てる可能性を
減らすことができる。
ても、パケットを複製するような問題は発生しない。な
お、再送信回数が3回であるデータを正常に受信できな
かった(例えば、複数データブロックに分割してその一
部だけが受信できた等、再送信回数は得られてもパケッ
ト全体が受信できない場合がある)場合には、送信ノー
ドが4回以上再送信することはないため、次に送られて
くる同一IDの新たなパケットでは世代は必ず更新され
ている。したがって、受信側のパケットIDの世代を、
上記次に送られてくる世代に合わせて更新しておくこと
で、正しく受信できたパケットを誤って捨てる可能性を
減らすことができる。
【0107】次に、図16のフローチャートを参照し
て、送信ノードにおけるアシンクロナスパケットの送信
制御の動作を説明する。まず、ステップST1で、未使
用のパケットIDがあるか否かを判定する。未使用のパ
ケットIDがないときは、送信制御を直ちに終了する。
て、送信ノードにおけるアシンクロナスパケットの送信
制御の動作を説明する。まず、ステップST1で、未使
用のパケットIDがあるか否かを判定する。未使用のパ
ケットIDがないときは、送信制御を直ちに終了する。
【0108】一方、未使用のパケットIDがあるとき
は、ステップST2に進む。ステップST2では、未使
用のパケットIDの中から使用するパケットIDを選択
し、そのパケットIDの使用フラグを「1」にセット
し、再送信時間フラグを「3」にセットする。そして、
ステップST3で、当該パケットの送信処理をする。す
なわち、パケットを固定長のデータブロックに変換し、
そのヘッダにパケットID、発信元のノードID、世
代、再送信回数などの情報を格納して、受信ノードに送
信する。その後、当該パケットを再送信に備えて、バッ
ファ(RAM)に格納し、送信制御を終了する。
は、ステップST2に進む。ステップST2では、未使
用のパケットIDの中から使用するパケットIDを選択
し、そのパケットIDの使用フラグを「1」にセット
し、再送信時間フラグを「3」にセットする。そして、
ステップST3で、当該パケットの送信処理をする。す
なわち、パケットを固定長のデータブロックに変換し、
そのヘッダにパケットID、発信元のノードID、世
代、再送信回数などの情報を格納して、受信ノードに送
信する。その後、当該パケットを再送信に備えて、バッ
ファ(RAM)に格納し、送信制御を終了する。
【0109】次に、図17のフローチャートを参照し
て、受信ノードにおけるアシンクロナスパケットの受信
制御の動作を説明する。まず、ステップST11で、パ
ケットを正常に受信できたか否かを判定する。パケット
を正常に受信できたときは、ステップST12で、デー
タブロックのヘッダに挿入されている再送信回数の情報
に基づいてそのパケットが再送信パケットであるか否か
を判定する。再送信回数が「0」であって、再送信パケ
ットでないときは、ステップST13に進む。このステ
ップST13では、当該パケットの受信処理をする。す
なわち、当該パケットを受信すべきデータとして扱うも
のとする。そして、ステップST14で、自分が管理す
るパケットIDの世代(図15参照)を、反転した値に
更新する。その後、ステップST15で、正常受信のA
CKを作成して送信ノードに送信し、送信制御を終了す
る。
て、受信ノードにおけるアシンクロナスパケットの受信
制御の動作を説明する。まず、ステップST11で、パ
ケットを正常に受信できたか否かを判定する。パケット
を正常に受信できたときは、ステップST12で、デー
タブロックのヘッダに挿入されている再送信回数の情報
に基づいてそのパケットが再送信パケットであるか否か
を判定する。再送信回数が「0」であって、再送信パケ
ットでないときは、ステップST13に進む。このステ
ップST13では、当該パケットの受信処理をする。す
なわち、当該パケットを受信すべきデータとして扱うも
のとする。そして、ステップST14で、自分が管理す
るパケットIDの世代(図15参照)を、反転した値に
更新する。その後、ステップST15で、正常受信のA
CKを作成して送信ノードに送信し、送信制御を終了す
る。
【0110】また、ステップST12で、再送信回数が
「1」以上であって、再送信パケットであるときは、ス
テップST16で、受信したパケットの世代と自分が管
理するそのパケットIDに対応する世代とが同一である
か否かを判定する。世代が異なる場合は、ステップST
17に進む。このステップST17では、正常に受信し
たパケットを受信すべきデータとして扱うことはせず、
かつ正常受信のACKを作成して送信ノードに送信し、
送信制御を終了する。一方、世代が同一であるときは、
ステップST13に進み、以下上述した再送信パケット
でないときと同様の動作をする。
「1」以上であって、再送信パケットであるときは、ス
テップST16で、受信したパケットの世代と自分が管
理するそのパケットIDに対応する世代とが同一である
か否かを判定する。世代が異なる場合は、ステップST
17に進む。このステップST17では、正常に受信し
たパケットを受信すべきデータとして扱うことはせず、
かつ正常受信のACKを作成して送信ノードに送信し、
送信制御を終了する。一方、世代が同一であるときは、
ステップST13に進み、以下上述した再送信パケット
でないときと同様の動作をする。
【0111】また、ステップST11で、正常にパケッ
トを受信できなかったときは、ステップST18で、異
常受信のACKを作成して送信ノードに送信し、その後
にステップST19に進む。このステップST19で
は、再送信回数が「3」であるか否かを判定する。この
ステップST19では、再送信回数が「3」でないとき
は、直ちに受信制御を終了する。一方、再送信回数が
「3」であるときは、ステップST20で、自分が管理
するパケットIDの世代(図15参照)の「0」と
「1」を反転して更新し、その後に受信制御を終了す
る。
トを受信できなかったときは、ステップST18で、異
常受信のACKを作成して送信ノードに送信し、その後
にステップST19に進む。このステップST19で
は、再送信回数が「3」であるか否かを判定する。この
ステップST19では、再送信回数が「3」でないとき
は、直ちに受信制御を終了する。一方、再送信回数が
「3」であるときは、ステップST20で、自分が管理
するパケットIDの世代(図15参照)の「0」と
「1」を反転して更新し、その後に受信制御を終了す
る。
【0112】次に、図18のフローチャートを参照し
て、送信ノードにおけるACKの受信制御の動作を説明
する。まず、ステップST31で、受信したACKが正
常受信のACKであるか否かを判定する。正常受信のA
CKであるときは、ステップST32に進む。このステ
ップST32では、当該パケットIDに対応する使用フ
ラグ、再送信時間フラグ、再送信回数フラグを「0」に
クリアする。そして、ステップST33で、当該パケッ
トIDに対応する世代フラグの「0」と「1」を反転さ
せて更新し、さらにステップST34で、バッファに格
納している当該パケットを消し、ACKの受信制御を終
了する。
て、送信ノードにおけるACKの受信制御の動作を説明
する。まず、ステップST31で、受信したACKが正
常受信のACKであるか否かを判定する。正常受信のA
CKであるときは、ステップST32に進む。このステ
ップST32では、当該パケットIDに対応する使用フ
ラグ、再送信時間フラグ、再送信回数フラグを「0」に
クリアする。そして、ステップST33で、当該パケッ
トIDに対応する世代フラグの「0」と「1」を反転さ
せて更新し、さらにステップST34で、バッファに格
納している当該パケットを消し、ACKの受信制御を終
了する。
【0113】また、ステップST31で、異常受信のA
CKであるときは、ステップST35に進む。このステ
ップST35では、直ぐに再送信をするために、再送信
時間フラグを「0」する。そして、その後にACKの受
信制御を終了する。
CKであるときは、ステップST35に進む。このステ
ップST35では、直ぐに再送信をするために、再送信
時間フラグを「0」する。そして、その後にACKの受
信制御を終了する。
【0114】次に、図19のフローチャートを参照し
て、送信ノードにおける再送信制御の動作を説明する。
まず、ステップST41で、該当サイクルグループ内
で、使用中、かつ再送信時間が「0」となっているパケ
ットIDがあるか否かを判定する。当該パケットIDが
存在するときは、ステップST42で、再送信回数が
「2」以下であるか否かを判定する。
て、送信ノードにおける再送信制御の動作を説明する。
まず、ステップST41で、該当サイクルグループ内
で、使用中、かつ再送信時間が「0」となっているパケ
ットIDがあるか否かを判定する。当該パケットIDが
存在するときは、ステップST42で、再送信回数が
「2」以下であるか否かを判定する。
【0115】再送信回数が「2」以下であるときは、ス
テップST43で、当該パケットの再送信処理をし、さ
らにステップST44で、当該パケットの再送信時間を
「3」にセットすると共に、再送信回数を1だけ増や
し、その後にステップST41に戻る。一方、再送信回
数が「3」であるときは、ステップST45で、当該パ
ケットIDに対応する使用フラグ、再送信時間フラグ、
再送信回数フラグを「0」にクリアする。そして、ステ
ップST46で、当該パケットIDに対応する世代フラ
グの「0」と「1」を反転させて更新し、さらにステッ
プST47で、バッファに格納している当該パケットを
消し、ステップST41に戻るまた、ステップST41
で、該当サイクルグループ内で、使用中、かつ再送信時
間が「0」以外のパケットIDに対応する再送信時間を
1だけ減らし、その後に再送信制御を終了する。
テップST43で、当該パケットの再送信処理をし、さ
らにステップST44で、当該パケットの再送信時間を
「3」にセットすると共に、再送信回数を1だけ増や
し、その後にステップST41に戻る。一方、再送信回
数が「3」であるときは、ステップST45で、当該パ
ケットIDに対応する使用フラグ、再送信時間フラグ、
再送信回数フラグを「0」にクリアする。そして、ステ
ップST46で、当該パケットIDに対応する世代フラ
グの「0」と「1」を反転させて更新し、さらにステッ
プST47で、バッファに格納している当該パケットを
消し、ステップST41に戻るまた、ステップST41
で、該当サイクルグループ内で、使用中、かつ再送信時
間が「0」以外のパケットIDに対応する再送信時間を
1だけ減らし、その後に再送信制御を終了する。
【0116】以上のように、本実施の形態においては、
送信ノードよりアシンクロナスパケットデータを変換し
て得られた固定長のデータブロックを受信ノードにパケ
ットID(パケット識別子)を付加して送信し、受信ノ
ードでパケットデータ(パケット)を正常に受信できな
いときは、異常受信のACKを送信ノードに送信する。
これにより、送信ノードでは、受信したACKに基づい
て受信ノードでパケットを正常に受信したか否か判断で
き、パケット(固定長のデータブロック)の再送信を効
率的に行うことができる。
送信ノードよりアシンクロナスパケットデータを変換し
て得られた固定長のデータブロックを受信ノードにパケ
ットID(パケット識別子)を付加して送信し、受信ノ
ードでパケットデータ(パケット)を正常に受信できな
いときは、異常受信のACKを送信ノードに送信する。
これにより、送信ノードでは、受信したACKに基づい
て受信ノードでパケットを正常に受信したか否か判断で
き、パケット(固定長のデータブロック)の再送信を効
率的に行うことができる。
【0117】また、本実施の形態においては、送信ノー
ドがパケット(固定長のデータブロック)を受信ノード
に送信したとき再送信時間フラグを「3」にセットし、
その後ACKを受信するまでその値を一定時間毎に減ら
していき、この再送信時間フラグが「0」となるとき、
パケットの再送信を行うものであり、パケットの再送信
を効率的に行うことができる。
ドがパケット(固定長のデータブロック)を受信ノード
に送信したとき再送信時間フラグを「3」にセットし、
その後ACKを受信するまでその値を一定時間毎に減ら
していき、この再送信時間フラグが「0」となるとき、
パケットの再送信を行うものであり、パケットの再送信
を効率的に行うことができる。
【0118】なお、上述した実施の形態における各処理
を実行するコンピュータプログラムをユーザに提供する
提供媒体には、磁気ディスク、CD−ROM等の情報記
録媒体の他、インターネット、ディジタル衛星等のネッ
トワークによる伝送媒体も含まれる。
を実行するコンピュータプログラムをユーザに提供する
提供媒体には、磁気ディスク、CD−ROM等の情報記
録媒体の他、インターネット、ディジタル衛星等のネッ
トワークによる伝送媒体も含まれる。
【0119】また、上述実施の形態においては、この発
明を無線通信媒体として赤外線を使用するワイヤレスネ
ットワークに適用したものであるが、この発明は、電波
やレーザ光等のその他の無線通信媒体を使用するワイヤ
レスネットワークにも同様に適用することができる。
明を無線通信媒体として赤外線を使用するワイヤレスネ
ットワークに適用したものであるが、この発明は、電波
やレーザ光等のその他の無線通信媒体を使用するワイヤ
レスネットワークにも同様に適用することができる。
【0120】
【発明の効果】この発明によれば、送信側の情報処理装
置より所定のパケットデータを変換して得られた固定長
のデータブロックを受信側の情報処理装置にパケット識
別子を付加して送信し、受信側の情報処理装置より上記
所定のパケットデータの受信情報を上記送信側の情報処
理装置に送信するものであり、送信側の情報処理装置は
受信情報に基づいて上記固定長のデータブロックの再送
信を効率的に行うことができる。
置より所定のパケットデータを変換して得られた固定長
のデータブロックを受信側の情報処理装置にパケット識
別子を付加して送信し、受信側の情報処理装置より上記
所定のパケットデータの受信情報を上記送信側の情報処
理装置に送信するものであり、送信側の情報処理装置は
受信情報に基づいて上記固定長のデータブロックの再送
信を効率的に行うことができる。
【0121】また、この発明によれば、送信側の情報処
理装置では、所定のパケットデータに係る固定長のデー
タブロックを受信側の情報処理装置に送信したとき再送
信時間の情報が第1の時間にセットされ、その後上述し
た受信情報を受信するまで、一定時間毎に再送信時間の
情報が第1の時間より順次変化した時間を示すように変
更される。したがって、受信側の情報処理装置より受信
情報が所定時間内に送られてこないとき、この時間を参
照して上記固定長のデータブロックの再送信を効率的に
行うことができる。
理装置では、所定のパケットデータに係る固定長のデー
タブロックを受信側の情報処理装置に送信したとき再送
信時間の情報が第1の時間にセットされ、その後上述し
た受信情報を受信するまで、一定時間毎に再送信時間の
情報が第1の時間より順次変化した時間を示すように変
更される。したがって、受信側の情報処理装置より受信
情報が所定時間内に送られてこないとき、この時間を参
照して上記固定長のデータブロックの再送信を効率的に
行うことができる。
【図1】実施の形態としてのワイヤレスネットワークを
示す系統図である。
示す系統図である。
【図2】ワイヤレスネットワーク用ノードの構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図3】IEEE1394規格のパケットの基本フォー
マットを示す図である。
マットを示す図である。
【図4】IEEE1394規格のアシンクロナスパケッ
トのデータフォーマットを示す図である。
トのデータフォーマットを示す図である。
【図5】IEEE1394規格のアイソクロナスパケッ
トのデータフォーマットを示す図である。
トのデータフォーマットを示す図である。
【図6】データブロックの種類とヘッダの内容を示す図
である。
である。
【図7】アクセス・レイヤ・コマンドのデータフォーマ
ットを示す図である。
ットを示す図である。
【図8】赤外線を用いた無線通信のデータフォーマット
を示す図である。
を示す図である。
【図9】IEEE1394規格のサイクルスタートパケ
ットのデータフォーマットを示す図である。
ットのデータフォーマットを示す図である。
【図10】サイクルタイムデータの構成を示す図であ
る。
る。
【図11】タイムスロットの割り当て例を示す図であ
る。
る。
【図12】データブロック変換、パケット再構成の動作
を説明するための図である。
を説明するための図である。
【図13】各パケットIDに対する使用フラグ等の記憶
領域を示す図である。
領域を示す図である。
【図14】パケットIDのグループ分け例を示す図であ
る。
る。
【図15】各パケットIDに対する世代フラグの記憶領
域を示す図である。
域を示す図である。
【図16】送信ノードにおけるアシンクロナスパケット
の送信制御の動作を示すフローチャートである。
の送信制御の動作を示すフローチャートである。
【図17】受信ノードにおけるアシンクロナスパケット
の受信制御の動作を示すフローチャートである。
の受信制御の動作を示すフローチャートである。
【図18】送信ノードにおけるACKの受信制御の動作
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図19】送信ノードにおける再送信制御の動作を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
1・・・ワイヤレスネットワーク、2〜6・・・ワイヤ
レスネットワーク用ノード、101・・・制御部、10
5・・・IEEE1394バス、106,121・・・
RAM、107・・・データ作成部、108,110・
・・誤り訂正符号付加部、109,111・・・スクラ
ンブル/変調部、112・・・発光素子、115・・・
受光素子、116,125・・・シンク検出・クロック
再生部、117,126・・・復調/デスクランブル
部、118,127・・・誤り訂正部、119・・・ユ
ーザデータ抽出部、120・・・ヘッダ抽出部、122
・・・データ復元部
レスネットワーク用ノード、101・・・制御部、10
5・・・IEEE1394バス、106,121・・・
RAM、107・・・データ作成部、108,110・
・・誤り訂正符号付加部、109,111・・・スクラ
ンブル/変調部、112・・・発光素子、115・・・
受光素子、116,125・・・シンク検出・クロック
再生部、117,126・・・復調/デスクランブル
部、118,127・・・誤り訂正部、119・・・ユ
ーザデータ抽出部、120・・・ヘッダ抽出部、122
・・・データ復元部
Claims (29)
- 【請求項1】 他の情報処理装置と無線でデータの通信
を行う情報処理装置であって、 複数個のパケット識別子のそれぞれの使用状況を示す情
報を記憶する第1の記憶手段と、 所定のパケットデータを、ヘッダを有する固定長のデー
タブロックに変換する変換手段と、 上記所定のパケットデータより得られる上記固定長のデ
ータブロックのヘッダに、上記複数個のパケット識別子
より上記第1の記憶手段に記憶されている上記使用状況
を示す情報を参照して選択された未使用の一のパケット
識別子を、上記所定のパケットデータを識別するパケッ
ト識別子として挿入するパケット識別子挿入手段と、 上記ヘッダにパケット識別子が挿入された上記固定長の
データブロックを上記他の情報処理装置に送信する送信
手段と、 上記他の情報処理装置より送信される所定のパケットデ
ータの受信情報を受信する受信手段と、 上記受信手段で受信された上記受信情報が上記所定のパ
ケットデータを正常に受信できなかったことを示すと
き、上記送信手段により上記所定のパケットデータに係
る上記固定長のデータブロックを上記他の情報処理装置
に再度送信するように制御する再送信制御手段とを備え
ることを特徴とする情報処理装置。 - 【請求項2】 上記複数個のパケット識別子のそれぞれ
に対応した再送信回数の情報を記憶する第2の記憶手段
と、 上記送信手段により上記ヘッダに上記一のパケット識別
子が挿入された上記固定長のデータブロックを上記他の
情報処理装置に最初に送信するときに、上記一のパケッ
ト識別子に対応して上記第2の記憶手段に記憶されてい
る再送信回数の情報を第1の回数を示すようにセット
し、その後上記送信手段により上記ヘッダに上記一のパ
ケット識別子が挿入された上記固定長のデータブロック
を上記他の情報処理装置に再送信する毎に、上記一のパ
ケット識別子に対応して上記第1の記憶手段に保持され
ている再送信回数の情報を上記第1の回数より順次変化
した回数を示すように変更する再送信回数管理手段とを
さらに備え、 上記再送信制御手段は、上記一のパケット識別子に対応
して上記第2の記憶手段に記憶されている再送信回数の
情報が第2の回数を示しているときは、上記ヘッダに一
のパケット識別子が挿入された上記固定長のデータブロ
ックを再送信する制御を行わないようにすることを特徴
とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 【請求項3】 上記送信手段より上記他の情報処理装置
に送信され、上記ヘッダにパケット識別子が挿入された
上記固定長のデータブロックのヘッダに、当該パケット
識別子に対応して上記第2の記憶手段に記憶されている
上記再送信回数の情報を挿入する再送信回数情報挿入手
段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の情
報処理装置。 - 【請求項4】 上記複数個のパケット識別子のそれぞれ
に対応した世代の情報を記憶する第3の記憶手段と、 上記受信手段で受信された上記受信情報が上記所定のパ
ケットデータを正常に受信できたことを示すときに、上
記所定のパケットデータを識別するパケット識別子に対
応して上記第3の記憶手段に記憶されている世代の情報
を次の世代を示すように変更する世代管理手段と、 上記送信手段より上記他の情報処理装置に送信され、上
記ヘッダにパケット識別子が挿入された上記固定長のデ
ータブロックのヘッダに、当該パケット識別子に対応し
て上記第3の記憶手段に記憶されている上記世代の情報
を挿入する世代情報挿入手段とをさらに備えることを特
徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 【請求項5】 他の情報処理装置と無線でデータの通信
を行う情報処理装置であって、 複数個のパケット識別子のそれぞれの使用状況を示す情
報を記憶する第1の記憶手段と、 所定のパケットデータを、ヘッダを有する固定長のデー
タブロックに変換する変換手段と、 上記所定のパケットデータより得られる上記固定長のデ
ータブロックのヘッダに、上記複数個のパケット識別子
より上記第1の記憶手段に記憶されている上記使用状況
を示す情報を参照して選択された未使用の一のパケット
識別子を、上記所定のパケットデータを識別するパケッ
ト識別子として挿入するパケット識別子挿入手段と、 上記ヘッダにパケット識別子が挿入された上記固定長の
データブロックを上記他の情報処理装置に送信する送信
手段と、 上記他の情報処理装置より送信されてくる所定のパケッ
トデータの受信情報を受信する受信手段と、 上記複数個のパケット識別子のそれぞれに対応した再送
信時間の情報を記憶する第2の記憶手段と、 上記送信手段により上記ヘッダに上記一のパケット識別
子が挿入された上記固定長のデータブロックを上記他の
情報処理装置に送信するときに、上記一のパケット識別
子に対応して上記第2の記憶手段に記憶されている再送
信時間の情報を第1の時間を示すようにセットし、その
後上記受信手段で上記一のパケット識別子で識別される
所定のパケットデータの受信情報を受信するまで、一定
時間毎に、当該再送信時間の情報を上記第1の時間より
順次変化した時間を示すように変更し、さらに上記受信
手段で受信された上記受信情報が上記所定のパケットデ
ータを正常に受信できなかったことを示すとき、上記所
定のパケットデータを識別するパケット識別子に対応し
て上記第2の記憶手段に記憶されている再送信時間の情
報を第2の時間を示すように変更する再送信時間管理手
段と、 上記第2の記憶手段に記憶されている所定のパケット識
別子に対応した再送信時間の情報が上記第2の時間を示
すとき、上記送信手段により上記ヘッダに上記所定のパ
ケット識別子が配された上記固定長のデータブロックを
上記他の情報処理装置に再度送信するように制御する再
送信制御手段とを備えることを特徴とする情報処理装
置。 - 【請求項6】 上記複数個のパケット識別子のそれぞれ
に対応した再送信回数の情報を記憶する第3の記憶手段
と、 上記送信手段により上記ヘッダに上記一のパケット識別
子が挿入された上記固定長のデータブロックを上記他の
情報処理装置に最初に送信するときに、上記一のパケッ
ト識別子に対応して上記第3の記憶手段に記憶されてい
る再送信回数の情報を第1の回数を示すようにセット
し、その後上記送信手段により上記ヘッダに上記一のパ
ケット識別子が挿入された上記固定長のデータブロック
を上記他の情報処理装置に再送信する毎に、上記一のパ
ケット識別子に対応して上記第3の記憶手段に記憶され
ている再送信回数の情報を上記第1の回数より順次変化
した回数を示すように変更する再送信回数管理手段とを
さらに備え、 上記再送信制御手段は、上記一のパケット識別子に対応
して上記第3の記憶手段に記憶されている再送信回数の
情報が第2の回数を示しているときは、上記ヘッダに一
のパケット識別子が挿入された上記固定長のデータブロ
ックを再送信する制御を行わないようにすることを特徴
とする請求項5に記載の情報処理装置。 - 【請求項7】 上記送信手段により上記他の情報処理装
置に送信され、上記ヘッダにパケット識別子が挿入され
た上記固定長のデータブロックのヘッダに、当該パケッ
ト識別子に対応して上記第3の記憶手段に記憶されてい
る上記再送信回数の情報を挿入する再送信回数情報挿入
手段をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の
情報処理装置。 - 【請求項8】 上記複数個のパケット識別子のそれぞれ
に対応した世代の情報を記憶する第4の記憶手段と、 上記受信手段で受信された上記受信情報が上記所定のパ
ケットデータを正常に受信できたことを示すときに、上
記所定のパケットデータを識別するパケット識別子に対
応して上記第4の記憶手段に記憶されている世代の情報
を次の世代を示すように変更する世代管理手段と、 上記送信手段より上記他の情報処理装置に送信され、上
記ヘッダにパケット識別子が挿入された上記固定長のデ
ータブロックのヘッダに、当該パケット識別子に対応し
て上記第4の記憶手段に記憶されている上記世代の情報
を挿入する世代情報挿入手段とを備えることを特徴とす
る請求項5に記載の情報処理装置。 - 【請求項9】 他の情報処理装置と無線でデータの通信
を行う情報処理装置であって、 上記他の情報処理装置より送信され、所定のパケットデ
ータが変換されて得られると共に上記所定のパケットデ
ータを識別するパケット識別子が挿入されたヘッダを有
する固定長のデータブロックを受信する受信手段と、 上記受信手段で受信される上記固定長のデータブロック
より上記所定のパケットデータを正常に受信できたか否
かを示し、上記所定のパケットデータを識別するパケッ
ト識別子を含む受信情報を作成する受信情報作成手段
と、 上記受信情報を上記他の情報処理装置に送信する送信手
段とを備えることを特徴とする情報処理装置。 - 【請求項10】 上記固定長のデータブロックのヘッダ
には、当該固定長のデータブロックが再送信データであ
るか否を示す再送信情報と、当該ヘッダに挿入されてい
る上記パケット識別子の世代を示す情報とが挿入されて
おり、 上記他の情報処理装置で使用される複数のパケット識別
子に対応した世代の情報を記憶する記憶手段と、 上記固定長のデータブロックのヘッダに挿入されている
上記再送信情報、上記パケット識別子の世代の情報およ
び上記記憶手段に記憶されている上記パケット識別子に
対応した世代の情報とに基づいて、上記正常に受信でき
た上記所定のパケットデータを受信すべきデータとして
扱うか否かを判断する判断手段とを備えることを特徴と
する請求項9に記載の情報処理装置。 - 【請求項11】 上記判断手段は、 上記再送信情報が上記固定長のデータブロックが再送信
データでないことを示す場合には上記所定のパケットデ
ータを受信すべきデータとして扱うように判断し、 上記再送信情報が上記固定長のデータブロックが再送信
データであることを示す場合には、上記データブロック
のヘッダに挿入されている上記所定のパケットデータを
識別するパケット識別子の世代の情報と上記記憶手段に
記憶されている上記パケット識別子に対応した世代の情
報とが一致するとき上記所定のパケットデータを受信す
べきデータとして扱うように判断すると共に、逆に一致
しないとき上記所定のパケットデータをを受信すべきデ
ータとして扱わないように判断することを特徴とする請
求項10に記載の情報処理装置。 - 【請求項12】 上記判断手段で上記所定のパケットデ
ータを受信すべきデータとして扱うように判断すると
き、上記パケット識別子に対応して上記記憶手段に記憶
されている世代の情報を次の世代を示すように変更する
世代管理手段をさらに備えることを特徴とする請求項1
1に記載の情報処理装置。 - 【請求項13】 上記再送信情報は再送信回数を示す情
報であり、 上記受信手段で受信される上記固定長のデータブロック
より上記所定のパケットデータを正常に受信できなかっ
たとき、上記再送信回数を示す情報が所定回数である場
合には当該所定のパケットデータを識別するパケット識
別子に対応して上記記憶手段に記憶されている世代の情
報を次の世代を示すように変更する世代管理手段をさら
に備えることを特徴とする請求項11に記載の情報処理
装置。 - 【請求項14】 他の情報処理装置と無線でデータの通
信を行う情報処理装置の情報処理方法であって、 複数個のパケット識別子のそれぞれの使用状況を示す情
報をメモリに記憶する第1の記憶ステップと、 所定のパケットデータを、ヘッダを有する固定長のデー
タブロックに変換する変換ステップと、 上記所定のパケットデータより得られる上記固定長のデ
ータブロックのヘッダに、上記複数個のパケット識別子
より上記第1の記憶ステップで上記メモリに記憶された
上記使用状況を示す情報を参照して選択された未使用の
一のパケット識別子を、上記所定のパケットデータを識
別するパケット識別子として挿入するパケット識別子挿
入ステップと、 上記ヘッダにパケット識別子が挿入された上記固定長の
データブロックを上記他の情報処理装置に送信する送信
ステップと、 上記他の情報処理装置より送信される所定のパケットデ
ータの受信情報を受信する受信ステップと、 上記受信ステップで受信された上記受信情報が上記所定
のパケットデータを正常に受信できなかったことを示す
とき、上記所定のパケットデータに係る上記固定長のデ
ータブロックを上記他の情報処理装置に再度送信するよ
うに制御する再送信制御ステップとを備えることを特徴
とする情報処理方法。 - 【請求項15】 上記複数個のパケット識別子のそれぞ
れに対応した再送信回数の情報をメモリに記憶する第2
の記憶ステップと、 上記送信ステップにより上記ヘッダに上記一のパケット
識別子が挿入された上記固定長のデータブロックを上記
他の情報処理装置に最初に送信するときに、上記一のパ
ケット識別子に対応して上記第2の記憶ステップで上記
メモリに記憶されている再送信回数の情報を第1の回数
を示すようにセットし、その後上記送信ステップにより
上記ヘッダに上記一のパケット識別子が挿入された上記
固定長のデータブロックを上記他の情報処理装置に再送
信する毎に、上記一のパケット識別子に対応して上記第
1の記憶ステップで上記メモリに記憶されている再送信
回数の情報を上記第1の回数より順次変化した回数を示
すように変更する再送信回数管理ステップとをさらに備
え、 上記再送信制御ステップでは、上記一のパケット識別子
に対応して上記第2の記憶ステップで上記メモリに記憶
されている再送信回数の情報が第2の回数を示している
ときは、上記ヘッダに一のパケット識別子が挿入された
上記固定長のデータブロックを再送信する制御を行わな
いようにすることを特徴とする請求項14に記載の情報
処理方法。 - 【請求項16】 上記送信ステップにより上記他の情報
処理装置に送信され、上記ヘッダにパケット識別子が挿
入された上記固定長のデータブロックのヘッダに、当該
パケット識別子に対応して上記第2の記憶ステップで上
記メモリに記憶されている上記再送信回数の情報を挿入
する再送信回数情報挿入ステップをさらに備えることを
特徴とする請求項14に記載の情報処理装置。 - 【請求項17】 上記複数個のパケット識別子のそれぞ
れに対応した世代の情報をメモリに記憶する第3の記憶
ステップと、 上記受信ステップで受信された上記受信情報が上記所定
のパケットデータを正常に受信できたことを示すとき
に、上記所定のパケットデータを識別するパケット識別
子に対応して上記第3の記憶ステップで上記メモリに記
憶されている世代の情報を次の世代を示すように変更す
る世代管理ステップと、 上記送信ステップにより上記他の情報処理装置に送信さ
れ、上記ヘッダにパケット識別子が挿入された上記固定
長のデータブロックのヘッダに、当該パケット識別子に
対応して上記第3の記憶ステップで上記メモリに記憶さ
れている上記世代の情報を挿入する世代情報挿入ステッ
プとをさらに備えることを特徴とする請求項14に記載
の情報処理方法。 - 【請求項18】 他の情報処理装置と無線でデータの通
信を行う情報処理装置の情報処理方法であって、 複数個のパケット識別子のそれぞれの使用状況を示す情
報をメモリに記憶する第1の記憶ステップと、 所定のパケットデータを、ヘッダを有する固定長のデー
タブロックに変換する変換ステップと、 上記所定のパケットデータより得られる上記固定長のデ
ータブロックのヘッダに、上記複数個のパケット識別子
より上記第1の記憶ステップで上記メモリに記憶されて
いる上記使用状況を示す情報を参照して選択された未使
用の一のパケット識別子を、上記所定のパケットデータ
を識別するパケット識別子として挿入するパケット識別
子挿入ステップと、 上記ヘッダにパケット識別子が挿入された上記固定長の
データブロックを上記他の情報処理装置に送信する送信
ステップと、 上記他の情報処理装置より送信されてくる所定のパケッ
トデータの受信情報を受信する受信ステップと、 上記複数個のパケット識別子のそれぞれに対応した再送
信時間の情報を上記メモリに記憶する第2の記憶ステッ
プと、 上記送信ステップにより上記ヘッダに上記一のパケット
識別子が挿入された上記固定長のデータブロックを上記
他の情報処理装置に送信するときに、上記一のパケット
識別子に対応して上記第2の記憶ステップで上記メモリ
に記憶されている再送信時間の情報を第1の時間を示す
ようにセットし、その後上記受信ステップで上記一のパ
ケット識別子で識別される所定のパケットデータの受信
情報を受信するまで、一定時間毎に、当該再送信時間の
情報を上記第1の時間より順次変化した時間を示すよう
に変更し、さらに上記受信ステップで受信された上記受
信情報が上記所定のパケットデータを正常に受信できな
かったことを示すとき、上記所定のパケットデータを識
別するパケット識別子に対応して上記第2の記憶ステッ
プで上記メモリに記憶されている再送信時間の情報を第
2の時間を示すように変更する再送信時間管理ステップ
と、 上記第2の記憶ステップで上記メモリに記憶されている
所定のパケット識別子に対応した再送信時間の情報が上
記第2の時間を示すとき、上記送信ステップにより上記
ヘッダに上記所定のパケット識別子が配された上記固定
長のデータブロックを上記他の情報処理装置に再度送信
するように制御する再送信制御ステップとを備えること
を特徴とする情報処理方法。 - 【請求項19】 上記複数個のパケット識別子のそれぞ
れに対応した再送信回数の情報をメモリに記憶する第3
の記憶ステップと、 上記送信ステップにより上記ヘッダに上記一のパケット
識別子が挿入された上記固定長のデータブロックを上記
他の情報処理装置に最初に送信するときに、上記一のパ
ケット識別子に対応して上記第3の記憶ステップで上記
メモリに記憶されている再送信回数の情報を第1の回数
を示すようにセットし、その後上記送信ステップにより
上記ヘッダに上記一のパケット識別子が挿入された上記
固定長のデータブロックを上記他の情報処理装置に再送
信する毎に、上記一のパケット識別子に対応して上記第
3の記憶ステップで上記メモリに記憶されている再送信
回数の情報を上記第1の回数より順次変化した回数を示
すように変更する再送信回数管理ステップとをさらに備
え、 上記再送信制御ステップでは、上記一のパケット識別子
に対応して上記第3の記憶ステップで上記メモリに記憶
されている再送信回数の情報が第2の回数を示している
ときは、上記ヘッダに一のパケット識別子が挿入された
上記固定長のデータブロックを再送信する制御を行わな
いようにすることを特徴とする請求項18に記載の情報
処理方法。 - 【請求項20】 上記送信ステップで上記他の情報処理
装置に送信され、上記ヘッダにパケット識別子が挿入さ
れた上記固定長のデータブロックのヘッダに、当該パケ
ット識別子に対応して上記第3の記憶ステップで上記メ
モリに記憶されている上記再送信回数の情報を挿入する
再送信回数情報挿入ステップをさらに備えることを特徴
とする請求項18に記載の情報処理方法。 - 【請求項21】 上記複数個のパケット識別子のそれぞ
れに対応した世代の情報をメモリに記憶する第4の記憶
ステップと、 上記受信ステップで受信された上記受信情報が上記所定
のパケットデータを正常に受信できたことを示すとき
に、上記所定のパケットデータを識別するパケット識別
子に対応して上記第4の記憶ステップで上記メモリに記
憶されている世代の情報を次の世代を示すように変更す
る世代管理ステップと、 上記送信ステップにより上記他の情報処理装置に送信さ
れ、上記ヘッダにパケット識別子が挿入された上記固定
長のデータブロックのヘッダに、当該パケット識別子に
対応して上記第4の記憶ステップで上記メモリに記憶さ
れている上記世代の情報を挿入する世代情報挿入ステッ
プとを備えることを特徴とする請求項18に記載の情報
処理方法。 - 【請求項22】 他の情報処理装置と無線でデータの通
信を行う情報処理装置の情報処理方法であって、 上記他の情報処理装置より送信され、所定のパケットデ
ータが変換されて得られると共に上記所定のパケットデ
ータを識別するパケット識別子が挿入されたヘッダを有
する固定長のデータブロックを受信する受信ステップ
と、 上記受信ステップで受信される上記固定長のデータブロ
ックより上記所定のパケットデータを正常に受信できた
か否かを示し、上記所定のパケットデータを識別するパ
ケット識別子を含む受信情報を作成する受信情報作成ス
テップと、 上記受信情報を上記他の情報処理装置に送信する送信ス
テップとを備えることを特徴とする情報処理方法。 - 【請求項23】 上記固定長のデータブロックのヘッダ
には、当該固定長のデータブロックが再送信データであ
るか否を示す再送信情報と、当該ヘッダに挿入されてい
る上記パケット識別子の世代を示す情報とが挿入されて
おり、 上記他の情報処理装置で使用される複数のパケット識別
子に対応した世代の情報をメモリに記憶する記憶ステッ
プと、 上記固定長のデータブロックのヘッダに挿入されている
上記再送信情報、上記パケット識別子の世代の情報およ
び上記記憶ステップで上記メモリに記憶されている上記
パケット識別子に対応した世代の情報とに基づいて、上
記正常に受信できた上記所定のパケットデータを受信す
べきデータとして扱うか否かを判断する判断ステップと
を備えることを特徴とする請求項22に記載の情報処理
方法。 - 【請求項24】 上記判断ステップでは、 上記再送信情報が上記固定長のデータブロックが再送信
データでないことを示す場合には上記所定のパケットデ
ータを受信すべきデータとして扱うように判断し、 上記再送信情報が上記固定長のデータブロックが再送信
データであることを示す場合には、上記データブロック
のヘッダに挿入されている上記所定のパケットデータを
識別するパケット識別子の世代の情報と上記記憶手段に
保持されている上記パケット識別子に対応した世代の情
報とが一致するとき上記所定のパケットデータを受信す
べきデータとして扱うように判断すると共に、逆に一致
しないとき上記所定のパケットデータを受信すべきデー
タとして扱わないように判断することを特徴とする請求
項23に記載の情報処理方法。 - 【請求項25】 上記判断ステップで上記所定のパケッ
トデータを受信すべきデータとして扱うように判断する
とき、上記パケット識別子に対応して上記記憶ステップ
で上記メモリに記憶されている世代の情報を次の世代を
示すように変更する世代管理ステップをさらに備えるこ
とを特徴とする請求項24に記載の情報処理方法。 - 【請求項26】 上記再送信情報は再送信回数を示す情
報であり、 上記受信ステップで受信される上記固定長のデータブロ
ックより上記所定のパケットデータを正常に受信できな
かったとき、上記再送信回数を示す情報が所定回数であ
る場合には当該所定のパケットデータを識別するパケッ
ト識別子に対応して上記記憶ステップで上記メモリに記
憶されている世代の情報を次の世代を示すように変更す
る世代管理ステップをさらに備えることを特徴とする請
求項24に記載の情報処理方法。 - 【請求項27】 他の情報処理装置と無線でデータの通
信を行う情報処理装置のコンピュータに、 複数個のパケット識別子のそれぞれの使用状況を示す情
報をメモリに記憶する記憶ステップと、 所定のパケットデータを、ヘッダを有する固定長のデー
タブロックに変換する変換ステップと、 上記所定のパケットデータより得られる上記固定長のデ
ータブロックのヘッダに、上記複数個のパケット識別子
より上記記憶ステップで上記メモリに記憶された上記使
用状況を示す情報を参照して選択された未使用の一のパ
ケット識別子を、上記所定のパケットデータを識別する
パケット識別子として挿入するパケット識別子挿入ステ
ップと、 上記ヘッダにパケット識別子が挿入された上記固定長の
データブロックを上記他の情報処理装置に送信する送信
ステップと、 上記他の情報処理装置より送信される所定のパケットデ
ータの受信情報を受信する受信ステップと、 上記受信ステップで受信された上記受信情報が上記所定
のパケットデータを正常に受信できなかったことを示す
とき、上記所定のパケットデータに係る上記固定長のデ
ータブロックを上記他の情報処理装置に再度送信するよ
うに制御する再送信制御ステップとを実行させるための
プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な媒
体。 - 【請求項28】 他の情報処理装置と無線でデータの通
信を行う情報処理装置のコンピュータに、 複数個のパケット識別子のそれぞれの使用状況を示す情
報をメモリに記憶する第1の記憶ステップと、 所定のパケットデータを、ヘッダを有する固定長のデー
タブロックに変換する変換ステップと、 上記所定のパケットデータより得られる上記固定長のデ
ータブロックのヘッダに、上記複数個のパケット識別子
より上記第1の記憶ステップで上記メモリに記憶されて
いる上記使用状況を示す情報を参照して選択された未使
用の一のパケット識別子を、上記所定のパケットデータ
を識別するパケット識別子として挿入するパケット識別
子挿入ステップと、 上記ヘッダにパケット識別子が挿入された上記固定長の
データブロックを上記他の情報処理装置に送信する送信
ステップと、 上記他の情報処理装置より送信されてくる所定のパケッ
トデータの受信情報を受信する受信ステップと、 上記複数個のパケット識別子のそれぞれに対応した再送
信時間の情報を上記メモリに記憶する第2の記憶ステッ
プと、 上記送信ステップにより上記ヘッダに上記一のパケット
識別子が挿入された上記固定長のデータブロックを上記
他の情報処理装置に送信するときに、上記一のパケット
識別子に対応して上記第2の記憶ステップで上記メモリ
に記憶されている再送信時間の情報を第1の時間を示す
ようにセットし、その後上記受信ステップで上記一のパ
ケット識別子で識別される所定のパケットデータの受信
情報を受信するまで、一定時間毎に、当該再送信時間の
情報を上記第1の時間より順次変化した時間を示すよう
に変更し、さらに上記受信ステップで受信された上記受
信情報が上記所定のパケットデータを正常に受信できな
かったことを示すとき、上記所定のパケットデータを識
別するパケット識別子に対応して上記第2の記憶ステッ
プで上記メモリに記憶されている再送信時間の情報を第
2の時間を示すように変更する再送信時間管理ステップ
と、 上記第2の記憶ステップで上記メモリに記憶されている
所定のパケット識別子に対応した再送信時間の情報が上
記第2の時間を示すとき、上記送信ステップにより上記
ヘッダに上記所定のパケット識別子が配された上記固定
長のデータブロックを上記他の情報処理装置に再度送信
するように制御する再送信制御ステップとを実行させる
ためのプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可
能な媒体。 - 【請求項29】 他の情報処理装置と無線でデータの通
信を行う情報処理装置のコンピュータに、 上記他の情報処理装置より送信され、所定のパケットデ
ータが変換されて得られると共に上記所定のパケットデ
ータを識別するパケット識別子が挿入されたヘッダを有
する固定長のデータブロックを受信する受信ステップ
と、 上記受信ステップで受信される上記固定長のデータブロ
ックより上記所定のパケットデータを正常に受信できた
か否かを示し、上記所定のパケットデータを識別するパ
ケット識別子を含む受信情報を作成する受信情報作成ス
テップと、 上記受信情報を上記他の情報処理装置に送信する送信ス
テップとを実行させるためのプログラムが記録されたコ
ンピュータ読み取り可能な媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18022099A JP2001016209A (ja) | 1999-06-25 | 1999-06-25 | 情報処理装置および方法、並びにコンピュータ読み取り可能な媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18022099A JP2001016209A (ja) | 1999-06-25 | 1999-06-25 | 情報処理装置および方法、並びにコンピュータ読み取り可能な媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001016209A true JP2001016209A (ja) | 2001-01-19 |
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ID=16079510
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|---|---|---|---|
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Country Status (1)
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