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JP2001030374A - 防滑性射出成形長靴 - Google Patents

防滑性射出成形長靴

Info

Publication number
JP2001030374A
JP2001030374A JP11210009A JP21000999A JP2001030374A JP 2001030374 A JP2001030374 A JP 2001030374A JP 11210009 A JP11210009 A JP 11210009A JP 21000999 A JP21000999 A JP 21000999A JP 2001030374 A JP2001030374 A JP 2001030374A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
total
pts
sole
area
injection molded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11210009A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuichi Sato
隆一 佐藤
Hideaki Kataoka
英明 片岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kohshin Rubber Co Ltd
Original Assignee
Kohshin Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kohshin Rubber Co Ltd filed Critical Kohshin Rubber Co Ltd
Priority to JP11210009A priority Critical patent/JP2001030374A/ja
Publication of JP2001030374A publication Critical patent/JP2001030374A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水産加工場や食品工場等の常時油のある床面
においても防滑性を有する射出成形靴を提供する。 【解決手段】 ポリ塩化ビニル100重量部に対して総
可塑剤量を100〜120重量部とし、その内の40〜
70重量部をポリエステル系可塑剤を配合して成る耐油
性を有する柔軟な靴底において、床との接地部分を凹凸
を無くした平滑状とし、その面積を靴底総面積の50〜
60%とし、且つ底意匠パターンのエッジ延べ長さを
1,400〜2,800mmとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に水産加工場や
食品工場等において、平滑なステンレス床やコンクリー
ト上のエポキシコーティング床で油等が垂れて滑り易く
なっている状態であっても、床面を傷付けることなく安
全に作業することができるように工夫されたことを特長
とする防滑性射出成形長靴に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ポリ塩化ビニル製の射出成形
長靴はその耐油性の良さから水産加工場や食品工場で作
業に従事する人達に使用されてきており、水や油で濡れ
た床面での転倒を防止するため、様々な工夫がされてき
た。例えば、底の配合に高重合度のポリ塩化ビニルを使
用してより柔軟性と弾性を付加したものや、エチレン酢
酸ビニル共重合体の発泡架橋底を後から貼り付けたもの
などが考案されてきた。
【0003】また、射出成形長靴以外のものにあって
は、ガラス繊維や織布、不織布等の繊維状物やセラミッ
クなどを混合することで滑りを防止しようとするものや
繊維状物を直接靴底に貼り合わせて成るもの等があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ガラス
繊維やセラミックはステンレス床等を傷付けるし、また
柔軟性を増したり、発泡底といった方法は確かに靴底接
地面と床面との間の摩擦抵抗を上げ滑りにくくなるもの
の、安定して歩行が出来るというほどの防滑効果は無か
った。
【0005】本発明は、柔軟性と接地面積及び底意匠パ
ターンエッジ延べ長さのバランスを取ることで、重心を
落としたりバランス取ったりしなくても自然で安定した
歩行を可能とし、床面に常時油のある水産加工場や食品
工場に最適な射出成形長靴を提供することを目的とした
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、ポリ塩化ビニル100重量部に対して総
可塑剤量を100〜120重量部とし、その内の40〜
80重量部をポリエステル系可塑剤を配合して成る耐油
性を有する柔軟な靴底において、床との接地部分を凹凸
を無くした平滑状とし、その面積を靴底総面積の50〜
60%とし、且つ底意匠パターンのエッジ延べ長さを
1,400〜2,800mmとすることで耐油性を有す
る防滑性射出成形長靴を提供しようとするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】底の硬さは柔らかいほど良いが、
耐摩耗性を考慮すると50〜60Hs(JIS K 62
53)のものを使用するのが望ましく、この硬さを出す
のには、ポリ塩化ビニル100重量部に対して総可塑剤
量を100〜120重量部とすることで実現する。その
内の40〜80重量部をポリエステル系可塑剤を使用す
ることで耐油性を増強する。
【0008】底の意匠については、従来から用いられて
きた波底やブロックパターンとはせず、接地部分に凹凸
を付けない平滑状とし、その接地面積を靴底総面積の5
0〜60%とし、かつエッジ延べ長さを1,400〜
2,800mmと可能な限り長くする。
【0009】
【実施例】以下に図と表に基づいて本発明の実施例を説
明する。表1示す通り配合内容の異なるA、B2種類の
ポリ塩化ビニルと、接地面積とエッジ延べ長さの異なる
底パターン図1、図2、図3、図4との組み合わせにお
いて、その防滑性の違いについて摩擦係数と歩行試験と
により評価した。歩行試験については傾斜角度を任意に
変更出来、且つ床材についても適時その環境を再現出来
る試験機を製作して実施した。本発明の場合は、常時油
のある床面での防滑性であることから、材質としてはス
テンレス鋼板を用い大豆油を均等に塗って歩行試験を行
った。
【0010】試験結果を表2に示す。従来のパターンの
ものは、配合に関係なく滑って危険であり、わずかの傾
斜でも歩行不可能であることが分かった。また、配合的
にはBの方がより柔軟性に富むことから防滑効果が有る
ことが分かった。図2〜図4を比較すると、図2は最も
エッジ延べ長さが長いものの、その分接地面積が少なく
なり、また図3は接地面積が最も広いもののエッジの延
べ長さが短く、防滑性の点で改善が見られるものの図4
のパターンと比較すると劣ることが分かった。このこと
から接地面積とエッジ延べ長さのバランスにおいて、防
滑性の点で最適な範囲が有ることが見出せた。
【0011】
【表1】
【0012】
【表2】
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば柔
軟性を有する靴底を使用することを前提として、底の接
地面積とエッジ延べ長さとのバランスにより、最適な防
滑性射出成形靴を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来から良く用いられてきた射出成形靴底のパ
ターン。
【図2】エッジ延べ長さが大きく、接地面積の小さいパ
ターン。
【図3】接地面積が大きく、エッジ述べ長さの小さいパ
ターン。
【図4】本発明の範囲に該当するパターン。
【符号の説明】
1 靴底 2 エッジ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリ塩化ビニル100重量部に対して総
    可塑剤量を100〜120重量部とし、その内の40〜
    80重量部をポリエステル系可塑剤を配合して成る耐油
    性を有する柔軟な靴底において、床との接地部分を凹凸
    を無くした平滑状とし、その面積を靴底総面積の50〜
    60%とし、且つ底意匠パターンのエッジ延べ長さが
    1,400〜2,800mmから成ることを特長とする
    防滑性射出成形長靴。
JP11210009A 1999-07-26 1999-07-26 防滑性射出成形長靴 Pending JP2001030374A (ja)

Priority Applications (1)

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JP11210009A JP2001030374A (ja) 1999-07-26 1999-07-26 防滑性射出成形長靴

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JP2001030374A true JP2001030374A (ja) 2001-02-06

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JP11210009A Pending JP2001030374A (ja) 1999-07-26 1999-07-26 防滑性射出成形長靴

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013104021A (ja) * 2011-11-15 2013-05-30 Kohshin Rubber Co Ltd 射出成形長靴
JPWO2024111066A1 (ja) * 2022-11-22 2024-05-30

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013104021A (ja) * 2011-11-15 2013-05-30 Kohshin Rubber Co Ltd 射出成形長靴
JPWO2024111066A1 (ja) * 2022-11-22 2024-05-30
WO2024111066A1 (ja) * 2022-11-22 2024-05-30 株式会社Bmz 靴構造

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