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JP2001031586A - 動脈硬化症及び動脈硬化症に起因する疾患の予防又は治療組成物 - Google Patents

動脈硬化症及び動脈硬化症に起因する疾患の予防又は治療組成物

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Publication number
JP2001031586A
JP2001031586A JP11200988A JP20098899A JP2001031586A JP 2001031586 A JP2001031586 A JP 2001031586A JP 11200988 A JP11200988 A JP 11200988A JP 20098899 A JP20098899 A JP 20098899A JP 2001031586 A JP2001031586 A JP 2001031586A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
collagen
arteriosclerosis
composition
group
tissue
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11200988A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Kawai
康弘 川井
Atsushi Ishizuno
篤 石角
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sunstar Inc
Original Assignee
Sunstar Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sunstar Inc filed Critical Sunstar Inc
Priority to JP11200988A priority Critical patent/JP2001031586A/ja
Publication of JP2001031586A publication Critical patent/JP2001031586A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】血管組織の強化作用を有し、動脈硬化症及び動
脈硬化症に起因する疾患の予防又は治療作用を有する医
薬及び食品組成物を提供する。 【解決手段】コラーゲン及びコラーゲン分解物からなる
群より選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴と
する動脈硬化症及び動脈硬化症に起因する疾患の予防又
は治療医薬又は食品組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動脈硬化症及びこ
れに起因する疾患の予防又は治療用医薬及び食品組成物
に関する。
【0002】
【従来の技術】我が国における死亡率の高い三大疾病は
脳血管疾患、心疾患、悪性新生物であり、このうち、脳
血管疾患、心疾患の二つは血管の機能老化と極めて深い
関係があるとされている。また、血管の機能老化に起因
する疾病に関しては、脳や心臓、腎臓、眼に顕著に現れ
る。血管組織は存在部位や機能の相違によって著しい違
いがあるが、基本的には内膜、中膜、外膜の3層から構
成される。血管機能で最も重要な部位は、血管の最内層
を覆っている血管内皮細胞であり、膠原線維、プロテオ
グリカンなどの細胞外マトリックスや平滑筋などが、そ
の機能を補佐する役割をしている。したがって、血管機
能を正常に維持するためには、血管内皮細胞やその周辺
組織の構成物である細胞外マトリックスの組織老化を防
ぎ、組織を正常に保つ必要がある。
【0003】具体的には、細胞外マトリックスの主な構
成要素であるコラーゲンやエラスチンの変質と上記に示
した血管の組織老化とは密接な関係を持っていると考え
られている。コラーゲンやエラスチンの代謝回転は比較
的遅く、分子間や分子内の架橋を生じるなど様々な修飾
を受け、変成していくことが知られている。この変成に
より、コラーゲンやエラスチンの機能劣化に留まらず、
血管平滑筋細胞の増殖性の異常亢進や血管の肥厚、血管
の機械的強度や伸展性、弾力性の低下などを引き起こ
し、動脈硬化症、心筋梗塞、脳血管性痴呆症などの症状
進行に関与していることが明らかになりつつある。
【0004】また、血管の組織老化が進行すると、血管
組織の弾力性が低下し、物理的に脆い状態に陥る。この
状態になると、些少の要因で体内出血が生じる様にな
り、脳出血やクモ膜下出血、眼底出血など重篤な症状を
引き起こす可能性が高くなることも知られている。
【0005】従来、血管の組織老化を動脈硬化症と捉
え、動脈硬化症の予防及び治療する観点で研究がなされ
ており、種々の成果が報告されている。しかし、従来の
動脈硬化症に対する予防や治療の研究では細胞外マトリ
ックスであるコラーゲンに着目した研究提案がなかっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、血管
組織の強化作用を有し、動脈硬化症及び動脈硬化症に起
因する疾患の予防又は治療用の医薬及び食品組成物の提
供を目的とする。
【0007】
【課題を解決する為の手段】本発明者は、硬蛋白質を含
む組織中に含まれる生理活性物質について鋭意検討を重
ねた結果、コラーゲン由来の成分が、優れた血管組織の
強化作用(血管の機械的強度、伸展性及び弾力性の向
上)を有していること、即ち、血管組織の老化を予防又
は改善する作用を有していることを見出し、本発明を完
成するに至った。
【0008】即ち、本発明は、以下の各項に示す発明を
提供するものである。
【0009】項1 コラーゲン及びコラーゲン分解物か
らなる群より選ばれる少なくとも1種を含有することを
特徴とする動脈硬化症及び動脈硬化症に起因する疾患の
予防又は治療医薬組成物。
【0010】項2 コラーゲン及びコラーゲン分解物か
らなる群より選ばれる少なくとも1種を含有することを
特徴とする動脈硬化症及び動脈硬化症に起因する疾患の
予防食品組成物。
【0011】項3 コラーゲン及びコラーゲン分解物か
らなる群より選ばれる少なくとも1種を含有することを
特徴とする血管組織の老化を予防又は改善する作用を有
する医薬組成物。
【0012】項4 コラーゲン及びコラーゲン分解物か
らなる群より選ばれる少なくとも1種を含有することを
特徴とする血管組織の老化を予防又は改善する作用を有
する食品組成物。
【0013】項5 コラーゲン分解物が、加水分解処理
によって得られることを特徴とする項1〜4のいずれか
に記載の組成物。
【0014】項6 コラーゲン及びコラーゲン分解物か
らなる群より選ばれる少なくとも1種が、I型コラーゲ
ン、II型コラーゲン及びIII型コラーゲンからなる群よ
り選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする項1
〜5のいずれかに記載の組成物。
【0015】本発明における「動脈硬化症に起因する疾
患」としては、脳出血、脳梗塞、心筋梗塞が挙げられ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】本願明細書において、コラーゲン
とは、分子内に“−グリシン−アミノ酸−アミノ酸−”
のペプチド断片を単位とする繰り返し構造を有し、体内
で他分子や他成分などと会合して何らかの生理機能を果
たしている蛋白質を指す。このようなコラーゲンは、現
在約19種類が知られている。コラーゲンは生体内に幅
広く多量に存在しており、存在する組織としては具体的
には、皮膚組織、軟骨組織、骨組織、血管組織、臓器、
腱などが挙げられる。
【0017】一般的なコラーゲンの分子量は数万〜30
万程度であり、本発明組成物においては、コラーゲンを
加熱、化学処理、酵素処理などにより処理してコラーゲ
ンより分子量を小さくした物質(以下、「コラーゲン分
解物」とする。)も用いることができる。コラーゲン分
解物としては、例えばコラーゲン加水分解物、末端をエ
ステル化,サクシニル化等により水溶性にした可溶化コ
ラーゲン等が挙げられる。コラーゲン加水分解物とは、
コラーゲン又はコラーゲンを加熱して得られる熱変成物
を加水分解処理して得られ、必要に応じて、さらに分
離、精製などの処理を行なって得られるものである。
【0018】コラーゲンは下等生物からヒトに至るまで
非常に多くの生物に存在しており、本発明で使用される
コラーゲンはその起源生物には限定されない。例えば、
ウシ,ブタ,ヒツジ,ヤギなどの哺乳類、ニワトリ,シ
チメンチョウなどの鳥類、マグロ,カツオ,フナ,コ
イ,ウナギ,サメ,エイなどの魚類、イカ,タコなどの
軟骨動物類、節足動物類などの組織から得られるコラー
ゲンを用いることができる。また、遺伝子組替動物を用
いて生産させたコラーゲンも使用することができる。
【0019】本発明組成物においては、上記したような
組織から得られたコラーゲンを、そのまま、或いは食品
又は医薬品の原料として用いる場合の常法に従って処理
を行なうことで得られるコラーゲン又はコラーゲン分解
物を用いることができる。
【0020】コラーゲンとしては、哺乳類の皮膚組織、
軟骨組織、硬骨組織又は血管組織由来のコラーゲン;魚
類の骨組織又は血管組織由来のコラーゲン;軟骨動物の
組織由来のコラーゲンが好ましく、哺乳類の皮膚組織又
は血管組織から得られたコラーゲンがより好ましい。哺
乳類のコラーゲンとしては、特にウシ又はブタの各組織
から得られるコラーゲンが好ましい。
【0021】本発明組成物に用いるコラーゲンの種類と
しては、いずれの種類であってもよいが、I型コラーゲ
ン、II型コラーゲン及びIII型コラーゲンが好ましい。
これらは単独で用いてもよく、組み合わせて用いてもよ
いが、I型のコラーゲンとII型のコラーゲン、又はI型
のコラーゲンとIII型のコラーゲンを併用するのが最も
好ましい。
【0022】本発明組成物において、有効成分であるコ
ラーゲン又はコラーゲン分解物の各々の分子量は、所期
の効果が得られる範囲であれば特に限定されるものでは
ないが、組成物に含まれるコラーゲン及びコラーゲン分
解物の混合物としての平均分子量が、150〜10,0
00程度、500〜5,000程度、さらには1,30
0〜4,000程度であることが望ましい。
【0023】分子量は、蛋白質やポリペプチドの分子量
測定で一般的に用いられているゲル濾過法を用いて測定
することができ、例えば高速液体クロマトグラフィーを
用い、15mmψ×100 cmカラム、pH5.0のリン酸緩衝液、
40℃、流速30ml/hr、220nm(紫外線検出器)の条件で測
定することができる。
【0024】また、本発明組成物に使用されるコラーゲ
ン又はコラーゲン分解物は、20℃の純水の20%(重
量/重量)溶液を作成したときに660nmの透過率が
80%以上であるものが経時安定性の点から最も好まし
い。
【0025】かかるコラーゲン又はコラーゲン分解物
は、原料となる生体組織の種類や目的物質に応じた周知
の方法を適宜組み合わせて得ることができる。
【0026】例えば、軟骨を含む骨組織からコラーゲン
加水分解物を得る場合は、下記のような処理方法が例示
できる。まず、軟骨を含む骨組織を破砕機で砕いた後
に、温水中で一定時間攪拌洗浄し、脱脂する。次いで、
無機質の除去、つまりミネラル除去処理を行う。ミネラ
ル除去処理は、塩酸、硫酸などの無機酸や酢酸などの有
機酸の水溶液中に、粉砕された骨組織を浸漬して実施さ
れ、例えば、約5%(重量/重量)塩酸水溶液を用いた
カウンターフロー方式の浸漬処理を行うことができる。
ミネラル除去処理においては、液のpH又は液温、浸漬
時間などが重要な条件であり、これらは骨組織の種類等
に応じて適宜設定される。その後、不純物を除去し、品
質を向上させるために、ミネラル除去処理を行った軟骨
を含む骨組織を、さらに酸処理や石灰処理してもよい。
酸処理は、通常、5%(重量/重量)以下の希薄水溶液
とした塩酸、硫酸、亜硫酸、リン酸などの処理液中に、
軟骨を含む骨組織を短時間浸漬して水洗することにより
行うことができる。石灰処理とは、通常、1〜5重量%
程度の石灰懸濁液に骨組織を常温で浸漬する処理であ
る。
【0027】このようにして前処理された軟骨を含む骨
組織を、例えば下記に例示する方法により加水分解し
て、所望のコラーゲン加水分解物を得ることができる。
コラーゲンを加水分解する方法としては、酸やアルカ
リ、酵素を用いた方法が一般的である。酵素を用いた加
水分解は、酵素の基質特異性を利用することにより加水
分解点をある程度限定できるため、処理後に得られる加
水分解混合物のペプチドの組成がほぼ一定となることか
ら、加水分解混合物の分子量分布もほぼ一定にすること
が可能である。従って、コラーゲンの加水分解は、酵素
を用いて行うことが好ましい。
【0028】加水分解に用いる酵素は、ペプチド加水分
解酵素であれば特に限定されないが、例えば、α−アミ
ノアシルペプチド加水分解酵素(Leucine Aminopeptida
se,Aminopeptidase M など)、ジペプチジルペプチド加
水分解酵素(Dipeptidyl peptidase など)、ペプチジ
ルペプチド加水分解酵素(Dipeptidyl carboxypeptidas
eなど)、セリンカルボキシペプチダーゼ(Serine car
boxypeptidase など)、金属カルボキシペプチダーゼ
(Carboxypolypeptidase, Glycine carboxypeptidaseな
ど)、システインカルボキシペプチダーゼ(Cathepsin
IV など)、アスパラギン酸プロテアーゼ(Pepsin A, P
epsin B, Pepsin C, Cathepsin D, Microbial aspartic
proteinases など)、セリンプロテアーゼ(Chymotryp
sin, Chymotrypsin C, Tryp sin, Plasmin, Kallikrei
n, Elastase, Microbial serine proteinase, Cathepsi
n G, Uca pugilator collagenolytic proteinase,Ento
mophthora collagenolytic proteinase など)、システ
インプロテアーゼ(Cathepsin B, Papain, Bromelain,
Clostripain, Actinidin, Cathepsin L など)、金属プ
ロテアーゼ(C ollagenase I, Micro metalloproteinas
es, leuconostoma neutral proteinase,Vertebrate co
llagenase,Achromobacter iophagus collagenase, Tri
chophyton mentagrophytes keratinase など)、その他
のペプチド加水分解酵素(Euphorbain, Hurain, Tabern
amontanain, Pz-peptidase など)などが使用できる。
【0029】加水分解処理は、一般的にはコラーゲンの
種類(一次構造)を考慮した上で選択した基質特異性の
高い酵素を使用することが望ましく、さらには処理条件
などを考慮して、一種又は二種以上を選択して使用する
ことができる。加水分解処理は、酵素の処理至適条件が
異なる場合や選択的な分解処理を行なう場合など、状況
に応じて1回又は数回行うことができる。処理条件は、
処理する組織の種類やその前処理の有無、前処理方法や
酵素の種類などによって至適条件が異なることから、収
率を考慮しながら、適宜設定することができる。
【0030】また、軟骨を含む骨組織以外の組織を原料
とする場合にも、必要に応じて適当な前処理を施した
後、上記と同様の方法によりコラーゲン加水分解物を得
ることができる。
【0031】これら加水分解物は、必要に応じて分離、
分画、精製、濃縮、乾燥などの処理を常法に従って行な
い、必要に応じて液状、粉末状などに加工することで種
々の剤型に配合しやすくしたり、その分子量の分布を用
途別に調製したり、分子量の単一化を図ることで本発明
所期の効果を高めたりすることができる。
【0032】コラーゲン加水分解物としては、具体的に
は、式Z−Z'−Z'' (式中、Z、Z'、Z''は同一又
は異なってもよく各々ペプチドを示し、構成するアミノ
酸の約33%がグリシンでありトリプトファンを含まな
い。Zは0から約90個のアミノ酸から構成され、CO
OH末端アミノ酸としてアルギニン、リジン、フェニル
アラニン、チロシン、ロイシン又はメチオニンを有する
ペプチドである。Z'は150〜20,000程度の分子
量を有するペプチドであり、COOH末端アミノ酸とし
てアルギニン、リジン、フェニルアラニン、チロシン、
ロイシン又はメチオニンを有するペプチドであることが
好ましい。Z''は0〜約90個のアミノ酸から構成され
るペプチドである。Z及び/又はZ''のペプチドを構成
するアミノ酸数は少ないほど好ましく、共に0である場
合が最も好ましい。)で示されるペプチドを含有するも
のが好ましく例示される。
【0033】上記式において、ZとZのアミノ酸数がい
ずれも0である場合、Z’の分子量は、150〜5,0
00程度がより好ましく、500〜4,000程度がさ
らに好ましく、1,300〜4,000程度が最も好まし
い。
【0034】本発明組成物を医薬品として用いる場合に
は、予防又は治療の目的に応じて、散剤、顆粒剤、錠
剤、カプセル剤、腸溶剤、液剤、注射剤(液剤、懸濁
剤)などの各種の形態に、常法にしたがって調製するこ
とができる。治療用に用いる場合は、効率よく吸収させ
るために、小腸にて溶解する腸溶剤の形態とすることが
好ましい。
【0035】投与方法は特に制限がなく、各種形態に応
じた方法により行なうことが出来る。例えば、散剤、顆
粒剤、錠剤、カプセル剤、腸溶剤、液剤などは経口投与
することができ、注射剤は静脈内に投与することが出来
る。これら投与方法の中でも、本発明組成物の投与方法
としては、経口投与が望ましい。
【0036】本発明組成物を食品として用いる場合に
は、例えば、塊状、液状(液体,粘稠流体,ペースト
等)、ゼリー状、粉末状、顆粒状などの各種形態に、常
法に従って調製することができる。かかる形態の具体的
な例としては、清涼飲料水、ジュース、茶類などの飲料
(ドリンク剤);粉末ジュース、粉末スープ、などの粉
末飲料;クッキー、ビスケット、シリアル、チュアブル
錠剤、チューイングガム、キャンディー、グミ、ウェハ
ース、せんべいなどの菓子類;ドレッシング、ソース、
粉末調味料などの調味料;パン、麺類、餅などの主食製
品;などが挙げられる。また、本発明組成物は、任意の
食品を調製するために使用することの出来る食品素材
(例えば食品添加剤など)として用いることもできる。
【0037】これらの中でも、液状、粉末状又は顆粒状
の食品形態が、有効成分であるコラーゲン又はコラーゲ
ン分解物を多量に摂取するためには好ましい。これらの
中でも、液状又は粉末状は、食品全体としての摂取容量
が少なくて済み、かつ摂取時の手間がかからないという
利点がある。
【0038】組成物が液状の場合には、酸度を1以上に
すると安定性が高くなるので好ましく、酸度が2以上で
あることがより好ましい。酸度は、日本農林規格の果実
飲料において定められている酸測定法にて算出すること
ができ、通常、フェノールフタレインの呈色反応か、水
素イオン濃度測定装置を利用した滴定により測定され
る。
【0039】本発明食品組成物は、血管組織の強化作用
を有しており、血管組織の老化を予防又は改善する作用
を発揮し、さらに動脈硬化症及び動脈硬化症に起因する
疾患の予防又は治療作用を発揮するために、一般食品以
外にも、病者用食品、高齢者用食品、特定保健用食品な
どの特別用途食品や、医薬部外品、機能性食品、健康食
品などの目的に幅広く使用することができる。
【0040】本発明組成物には、本発明の効果を損なわ
ない範囲であれば、必要に応じて、通常医薬品や食品に
配合される成分、例えば、他の蛋白質、脂質、炭水化
物、ミネラル、ビタミンなどの栄養素;粉砕物、脱脂
物、抽出エキス、抽出末などの動植物成分;二糖類、糖
アルコール、多糖類、水溶性高分子などの賦形剤;増量
剤;甘味料;香味剤;着色剤;防腐剤;乳化剤、可溶化
剤、泡安定化剤、消泡剤などの界面活性剤;アルコール
類、多価アルコール類などのハイドロトロープ剤などを
配合することができる。これら成分の本発明組成物にお
ける配合量は特に限定されず、剤型、形態、用途等に応
じて適宜設定することができ、例えば組成物全重量に基
づいて、0.1〜99.9重量%程度とすることができ
る。
【0041】本発明組成物の有効成分であるコラーゲン
及びコラーゲン分解物からなる群より選ばれる少なくと
も1種の投与量又は摂取量については、本発明所期の効
果が得られるものであれば特に限定されるものではな
く、組成物の形態、疾患の程度、患者又は摂取者の年
齢,性別,その他の条件などにより適宜設定される。
【0042】具体的には、予防のために日常の食生活に
おいて長期間にわたり経口で摂取する場合は、1日成人
1人当たりに、コラーゲン及びコラーゲン分解物からな
る群より選ばれる少なくとも1種を、0.1〜20g程
度、好ましくは1〜20g程度、更に好ましくは5〜1
0g程度摂取するのがよい。また症状の緩和や治療を目
的として積極的に投与又は摂取する場合であって、経口
投与又は摂取する場合は、通常、1日成人1人当たり、
コラーゲン及びコラーゲン分解物からなる群より選ばれ
る少なくとも1種を、1〜40g程度、好ましくは5〜
30g程度、更に好ましくは10〜30g程度摂取する
のがよい。点滴や静脈注射など直接体内に投与する場合
には、1日成人1人当たり、コラーゲン及びコラーゲン
分解物からなる群より選ばれる少なくとも1種を、0.
01〜1g程度投与することが好ましい。
【0043】本発明組成物は、1日に1回又は数回に分
けて投与又は摂取することができる。
【0044】
【実施例】以下、実験例及び処方例に基づいて本発明を
より詳しく説明するが、本発明はこれらの例に限定され
るものではない。なお、配合量の数値は、特に記載しな
い限りは「重量%」を意味する。
【0045】実験例1:血管物性改善効果及び脳卒中発
生抑制効果 コラーゲン分解物として、軟骨を含む牛骨を破砕、脱
脂、ミネラル除去した後に、蛋白分解酵素で加水分解し
て平均分子量が約3500となるように調製した骨由来
コラーゲン分解物[商品名 GELITA−SOL D
2、DGF社製]及び牛皮から得られたコラーゲンを蛋
白質加水分解酵素を用いて平均分子量が約3000とな
るように調製した皮膚由来コラーゲン分解物[商品名 G
ELITA−SOL D1、DGF社製]を用いた。
【0046】動物実験を、18匹の6週齢雄性SD系ラ
ットを以下の3群に分けることにより行った。すなわ
ち、(1)0.02%NG-ニトロ-L-アルギニンを標準実
験食に添加したコントロール食群、(2)コントロール食
に5%骨由来コラーゲン分解物を加えた骨コラーゲン分
解物群及び(3)コントロール食に5%皮膚由来コラーゲ
ン分解物を加えた皮膚コラーゲン分解物群の3群とし、
投与は自由摂取とした。10週間飼育後、屠殺解剖を行
い、脳組織における脳梗塞及び脳出血の有無を確認し
た。また胸部大動脈を採取し、EZ-テスト(島津製作
所)により破断するまで負荷をかけ、Win-AGS
(島津製作所)を用いて応力-歪み曲線を得ることによ
り、血管組織の生物力学的パラメータを算出した。 最大応力値;破断点での最大荷重値を動脈壁の断面積で
割った値 最大歪み値;荷重フリーのサンプル長さと比較した破断
点での伸展の割合(%) 弾性率:応力−歪み曲線から最小二乗法で求めた傾き 破断エネルギー値:破断までに要するエネルギー量
【0047】
【表1】
【0048】コントロール群では脳梗塞又は脳出血が5
例中4例で認められたのに対して、骨及び皮膚コラーゲ
ン分解物群では何れも観察されなかった。
【0049】骨及び皮膚コラーゲン分解物群は血管組織
の歪み値や最大応力値がコントロール群と比較して有意
に高い値を示した。さらに、弾性率については、コント
ロール群と比べ、骨及び皮膚コラーゲン分解物群は低い
値を示しており、血管組織の弾力性の向上が確認され
た。以上のことから、コラーゲン分解物の摂取は、血管
組織の伸展性や機械的強度などの生物力学的パラメータ
ーを向上させて血管組織を強化する作用、即ち血管組織
の老化を防止する作用があることが確認された。さら
に、血管組織の老化を防止することにより脳卒中の発症
が抑制されていることが確認された。
【0050】実験例2:脳卒中発生抑制効果 コラーゲン分解物として、牛皮から得られたコラーゲン
を蛋白質加水分解酵素を用いて平均分子量が約3000
となるように調製した皮膚由来コラーゲン分解物[商品
名 GELITA−SOL D1、DGF社製]を用い
た。
【0051】動物実験は、18週齢の雌性脳卒中易発症
高血圧自然発症ラット(SHRSP/izm)から卵巣を摘
出する手術をし、更年期状態にすることにより行った。
また、比較のために、擬似手術を施し、卵巣を摘出して
いない擬似手術(シャム(Sham))群についても同様の
実験を行った。
【0052】粉末配合飼料SP(船橋農場社製)をコン
トロール食とし、該飼料に上記皮膚コラーゲン分解物を
5%添加したものを皮膚コラーゲン分解物食とした。餌
は自由摂取とし、8週間飼育した。
【0053】試験終了時にコントロール群では脳梗塞又
は脳出血が5例中4例で認められたのに対して、皮膚コ
ラーゲン分解物群では観察されなかった。従って、コラ
ーゲン分解物には、脳卒中の発症を抑制する作用がある
ことが確認された。
【0054】処方例1:飲料 下記の処方により各成分を混合して、常法に従って飲料
を調製した。 成分 配合量(重量%) 牛大動脈由来のコラーゲンの加水分解物(平均分子量1000) 20 香料 0.2 ビタミンB6 0.02 ビタミンB2 0.01 ビタミンB1 0.01 ビタミンB12 0.00005 ステビア抽出物 微 量精製水 残 部 合計 100.00000
【0055】処方例2:錠剤 下記の処方により各成分を混合して、常法に従って錠剤
を調製した。 成分 配合量(重量%) マグロ骨由来のコラーゲンの加水分解物(平均分子量2500) 30 粉末還元麦芽糖水飴 15 蔗糖脂肪酸エステル 5 ブドウ(果皮を含む果実破砕物)抽出ポリフェノール末 0.1乳糖 残部 合計 100.0
【0056】処方例3:タブレット 下記の処方により各成分を混合して、常法に従ってタブ
レットを調製した。 成分 配合量(重量%) 豚皮由来のコラーゲンの加水分解物(平均分子量約500) 40 パラチノース 20 杜仲葉配糖体 5 蔗糖脂肪酸エステル 2 香料 0.3乳糖 残部 合計 100.0
【0057】処方例4:粉末飲料 下記の処方により各成分を混合して、液体に溶解又は懸
濁させて飲用する粉末飲料を常法に従って調製した。 成分 配合量(重量%) 牛大動脈由来のコラーゲンの加水分解物(平均分子量約1000) 40 果糖 20 食物繊維(難消化性デキストリン) 10 粉末香料 微量 ミルクカゼイン 残部 合計 100
【0058】処方例5:ゼリー 下記の処方により各成分を混合して、常法に従ってゼリ
ーを調製した。 成分 配合量(重量%) 牛骨由来のコラーゲンの加水分解物(平均分子量約20000) 10 還元水飴 30 リンゴ果汁(5倍濃縮液) 5 乳酸カルシウム 3 クエン酸 1 香料 微量水 残部 合計 100
【0059】処方例6:高蛋白質含有食品 下記の処方により各成分を混合して、常法に従って高蛋
白質含有食品を調製した。 成分 配合量(重量%) 牛皮由来のコラーゲンの加水分解物(平均分子量 約1000) 5 脱脂大豆蛋白質の加水分解物 7 食物繊維 1 ココナッツミルク 1水 残部 合計 100 上記食品は、例えば病者用食品として使用することがで
きる。
【0060】処方例7:スープ 下記の処方により各成分を混合して、常法に従ってスー
プを調製した。 成分 配合量(重量%) 牛皮由来のコラーゲンの加水分解物(平均分子量 約3000) 5 野菜(玉葱、ピーマンなど) 適量 ブイヨン 適量 カリウム調味料、こしょう 微量水 残部 合計 100
【0061】
【発明の効果】本発明組成物は、血管組織の伸展性、弾
力性及び機械的強度を向上させる作用を有している。即
ち、血管組織を強化して血管組織の老化を防止又は改善
する作用を有している。従って、本発明組成物は動脈硬
化症の予防又は治療において有用であり、さらには、動
脈硬化症に起因する疾患の予防又は治療にも有用であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実験例1の結果(血管の弾性率)を示す図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C084 AA02 BA43 BA44 CA25 CA34 CA59 DA40 MA17 MA23 MA35 MA37 MA41 MA43 MA52 MA66 NA14 ZA452 4J002 AB001 AD032 GB00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コラーゲン及びコラーゲン分解物からな
    る群より選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴
    とする動脈硬化症及び動脈硬化症に起因する疾患の予防
    又は治療医薬組成物。
  2. 【請求項2】 コラーゲン及びコラーゲン分解物からな
    る群より選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴
    とする動脈硬化症及び動脈硬化症に起因する疾患の予防
    食品組成物。
  3. 【請求項3】 コラーゲン及びコラーゲン分解物からな
    る群より選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴
    とする血管組織の老化を予防又は改善する作用を有する
    医薬組成物。
  4. 【請求項4】 コラーゲン及びコラーゲン分解物からな
    る群より選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴
    とする血管組織の老化を予防又は改善する作用を有する
    食品組成物。
  5. 【請求項5】 コラーゲン分解物が、加水分解処理によ
    って得られることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 コラーゲン及びコラーゲン分解物からな
    る群より選ばれる少なくとも1種が、I型コラーゲン、
    II型コラーゲン及びIII型コラーゲンからなる群より選
    ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1
    〜5のいずれかに記載の組成物。
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