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JP2001241236A - 施錠補助装置 - Google Patents

施錠補助装置

Info

Publication number
JP2001241236A
JP2001241236A JP2000053769A JP2000053769A JP2001241236A JP 2001241236 A JP2001241236 A JP 2001241236A JP 2000053769 A JP2000053769 A JP 2000053769A JP 2000053769 A JP2000053769 A JP 2000053769A JP 2001241236 A JP2001241236 A JP 2001241236A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
operator
assisting device
collation
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000053769A
Other languages
English (en)
Inventor
Takamaro Toyooka
隆麿 豊岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denaro Co Ltd
Original Assignee
Denaro Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denaro Co Ltd filed Critical Denaro Co Ltd
Priority to JP2000053769A priority Critical patent/JP2001241236A/ja
Publication of JP2001241236A publication Critical patent/JP2001241236A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鍵の操作者を確実かつ簡便に特定、管理でき
るようにすること。 【解決手段】 少なくとも解錠操作が不能となるように
錠前5の上部空間に閉塞した空間16を形成可能な筐体
11と、解放することで錠前5が操作可能に露出する開
閉部8と、予め所定操作者の身体情報を登録可能な記憶
手段31と、操作者の身体情報を入力する入力手段10
と、入力された身体情報を前記記憶手段31に登録され
ている所定操作者の身体情報と照合する照合手段36
と、通常時においては前記開閉部8の解放を不可とし、
前記照合手段36における照合結果が所定操作者の身体
情報と一致と判断された場合においてのみ、前記開閉部
8の解放を可能とするロック手段26と、を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、通常のドアや扉
等に設けられている錠前の施錠機能を補助する施錠補助
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多くの従業員等のいる店舗や会社
等においては、重要な書類や金品を管理、保管するため
に、施錠可能な金庫等や該金庫が配置される部屋のドア
等に錠前を設置して施錠する等の手法がなされている。
【0003】これら錠前の鍵は通常1つとされており、
該鍵を所持する人が特定の1人となるが、例えば店舗で
あるパチンコ台やスロットマシン等の多数の遊技機が設
置される遊技場では、多くの現金が使用され、使用され
た現金が遊技機の並設された遊技島の端部位置に設けら
れた複数の施錠可能な保管庫に一時的に保管、貯留さ
れ、これら保管庫の現金を遊技場の従業員等が回収する
ようになっているため、該保管庫の鍵を複数の従業員が
所持することとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、複数の従
業員等が鍵を所持する場合等において、保管庫から収集
した現金が集計された売り上げに対して少なくても、ど
の従業員が不正を働いたのかを特定できず、不正を働い
ていない従業員に嫌疑がかかったりして労使間の関係が
悪化してしまう等の問題がある。
【0005】このため、これらの問題を解消するため
に、例えばどの従業員が鍵を開けたかを確認する対策と
しては、従来において、鍵を操作者毎に個別に発行され
た電子カードキーに変更すること等により実施されてい
るが、この場合には、錠前自体を従来のもから前記電子
カードキーを使用可能な新規の錠前に取り替える必要が
あり、大幅な工事や該工事のための休業等が必要となっ
てしまうという問題があるとともに、前記電子カードキ
ーも不正に偽造されると、本人以外の人間が解鍵できて
しまい、必ずしも不正者がその本人である保証がないと
いう問題があった。
【0006】よって、本発明は前記問題点に着目してな
されたもので、鍵の操作者を確実かつ簡便に特定、管理
することのできる施錠補助装置を提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記した問題を解決する
ために、本発明の施錠補助装置は、少なくとも解錠操作
が不能となるように錠前の上部空間に閉塞した空間を形
成可能な筐体と、解放することで錠前が操作可能に露出
する開閉部と、予め所定操作者の身体情報を登録可能な
記憶手段と、操作者の身体情報を入力する入力手段と、
入力された身体情報を前記記憶手段に登録されている所
定操作者の身体情報と照合する照合手段と、通常時にお
いては前記開閉部の解放を不可とし、前記照合手段にお
ける照合結果が所定操作者の身体情報と一致と判断され
た場合においてのみ、前記開閉部の解放を可能とするロ
ック手段と、を具備することを特徴としている。この特
徴によれば、従来のように錠前自体を交換することな
く、本発明の施錠補助装置を錠前が筐体にて覆われるよ
うに簡単な取り付け作業にて装着するのみで、前記ロッ
ク手段が解除されない限り鍵を用いての解鍵操作ができ
ないことから、解鍵をした人が必ず登録者本人となるよ
うに管理できるようになる。
【0008】本発明の施錠補助装置は、前記身体情報が
操作者の指紋であることが好ましい。このようにすれ
ば、身体情報として各個人で個別の模様である指紋を用
いることで、より高精度にて操作者の確認を実施するこ
とができる。
【0009】本発明の施錠補助装置は、前記記憶手段
に、照合手段における照合履歴を記録することが好まし
い。このようにすれば、いつ解鍵操作がなされて、その
照合結果がどうであったのかを確認することができる。
【0010】本発明の施錠補助装置は、前記記憶手段
に、照合手段の照合にて一致した登録操作者の情報を、
照合履歴として登録することが好ましい。このようにす
れば、どの登録操作者が、どの時間に解鍵操作を実施し
たかを把握できるようになるため、例えば前述の保管庫
内の現金の不正な抜き取り等を未然に防止することがで
きる。
【0011】本発明の施錠補助装置は、前記筐体と、入
力手段と、照合手段と、ロック手段と、を少なくとも具
備する複数の施錠補助端末と、該施錠補助端末にデータ
通信可能に接続され、各施錠補助端末における前記照合
履歴のデータを収集、記憶、管理可能な管理コンピュー
タと、から構成されていることが好ましい。このように
すれば、複数の施錠補助端末における解鍵操作の管理
を、各施錠補助端末の設置場所に逐次出向くことなしに
一元的に離れた場所にて把握、管理することができる。
【0012】本発明の施錠補助装置は、前記管理コンピ
ュータは、接続された各施錠補助端末における日時を正
規の時間に修正可能とされていることが好ましい。この
ようにすれば、各施錠補助装置の時刻を、それぞれの各
施錠補助装置に出向くことなく実施することができ、便
利となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。
【0014】(実施例)図1は、本実施例の施錠補助装
置を構成するキ−カバ−端末を遊技島端部に設けられた
回収金庫に取付けた装着状況を示す外観斜視図であり、
図2は、該キ−カバ−端末の装着時を示す断面図であ
り、図3は、本実施例のキ−カバ−端末の構成を示すブ
ロック図であり、図4は、本実施例の施錠補助装置の主
な構成を示すシステム図であり、図5は、本実施例のキ
−カバ−端末に用いた指紋照合ユニットにおける指紋読
み取り部の構成を示す断面模式図であり、図6は、本実
施例の指紋照合ユニットにおける照合処理動作を示すフ
ロー図であり、図7は、本実施例の施錠補助装置を構成
する管理コンピュータにおける解錠操作履歴の表示状況
を示す図である。
【0015】尚、以下に示す本実施例では、施錠補助装
置を遊技場に設置し、キ−カバ−端末を該遊技場内の遊
技島端部位置に設けられている回収金庫に設置した例を
示すが、本発明はこれに限定されるものではなく、その
他の錠前等に対しても本発明を適用可能なことは言うま
でもない。
【0016】まず、本実施例の施錠補助装置の主な構成
は、図4に示すように、遊技場内の所定位置である事務
所に設置された管理コンピュ−タ1と、該管理コンピュ
−タ1と双方向のデ−タ通信可能に接続され、遊技場内
に設置された遊技島端部の回収金庫に装着された各キ−
カバ−端末7と、から主に構成され、各キ−カバ−端末
7における解錠操作の履歴デ−タが、接続ケ−ブル6を
介して管理コンピュ−タ1に収集されて、管理コンピュ
−タ1の表示装置であるディスプレイ2上に表示される
ようになっている。
【0017】この本実施例に用いたキ−カバ−端末7に
ついて図1、図2並びに図3に基づき説明すると、まず
キ−カバ−端末7は、上面視形状コ字状の下部ケ−ス1
1と、該下部ケ−ス11の上面並びにコ字状の解放辺を
塞いで、キ−カバ−端末7を装着することでキ−カバ−
端末7内部に閉塞空間16を形成可能とされ、スライド
自在とされたスライドカバ−8と、から構成されてい
る。
【0018】この本実施例の下部ケ−ス11の上端開口
の両辺部には、スライドレ−ル12が設けられており、
該スライドレ−ル12上を前記スライドカバ−8がスラ
イドすることで開閉自在に取付けられていているととも
に、下部ケ−ス11の下端の底面には、開口13並び
に、該開口13の周囲にキ−カバ−端末7を回収金庫3
の開閉扉4に設けられた錠前シリンダ5の周所定位置に
形成されたボルト孔5’と対応する位置に取付けボルト
孔14が設けられており、該取付けボルト孔14と前記
ボルト孔5’とを位置合わせして固定ボルト15を挿通
してネジ止めすることで、図2に示すように、前記開閉
扉4に設けられた錠前シリンダ5の上部位置が前記キ−
カバ−端末7内部の閉塞空間16にて覆われるようにな
っており、前記スライドカバ−8をスライドさせて錠前
シリンダ5を露出させない限り、錠前シリンダ5の解錠
操作ができないようになっている。
【0019】また、本実施例のスライドカバ−8には、
その一端が前記スライドレ−ル12の終端に固定され
て、スライドカバ−8を開放することで伸びてスライド
カバ−8を閉じる方向に付勢するスプリング(図示略)
が設けられており、開放されたスライドカバ−8が自動
的に閉じるようになっているとともに、該スライドレ−
ル12に臨む位置には、係合ピンが出没することでスラ
イドカバ−8のスライド開放を規制するロック装置26
が設けられている。
【0020】この本実施例のスライドカバ−8は、図1
並びに図2に示すように、上下方向の略中央部位置が前
方にやや膨らんで突出する略箱状の形状とされており、
該突出する部分には、操作者が自分の指を挿入可能とな
るように凹部9が形成され、該凹部9にの内部位置に
は、図5に示すような指紋読取ユニット10が内蔵され
ているとともに、その表面上部位置には、動作状況等の
メッセ−ジが表示される表示部としてのLCDパネル2
2と、照合結果が「良」と判断された際に点灯制御され
る緑色のLED24aと、照合結果が「不良」と判断さ
れた際に点灯制御される赤色のLED24bと、が設け
られている。
【0021】また、スライドカバ−8の内部には、図2
並びに図3に示すように、前記指紋読取ユニット10が
実装された照合処理基板21が収納、固定されていると
ともに、スライドカバ−8の裏面側には、閉塞空間16
内に突出する態様にて基板収容部18が形成されてお
り、該基板収容部18内部にはキ−カバ−端末7の動作
制御を行う制御基板20が収納されている。
【0022】まず前記制御基板20には、LCDパネル
22に接続され、該LCDパネル22の表示制御を実施
するLCDドライバ23と、前記緑色のLED24a並
びに赤色のLED24bとに接続されて、制御マイコン
29からの所定信号に基づいて各LED24a、24b
を点灯駆動するドライバ25と、日付や時間情報を出力
可能なリアルタイムクロック(RTC)39と、解錠操
作の履歴情報として、解錠操作の時刻と操作者の社員番
号とを対応付けて記憶する不揮発性メモリであるフラッ
シュメモリ28と、前記管理コンピュータ1と接続ケー
ブル6を介してデータ通信を実施する通信部27と、後
述する照合処理基板21上に実装された照合処理用CP
U36とのデータの授受を可能とするためのデュアルポ
ートRAM30と、これら各部の制御を内部ROM(図
示せず)に記憶されている処理プログラムに基づき実施
する制御マイコン(MPU)29と、が設けられてい
る。
【0023】また、前記デュアルポートRAM30には
照合処理基板21上に実装された照合処理用CPU36
も接続され、前記制御マイコン(MPU)29並びに照
合処理用CPU36の双方から、データの書き込み並び
に消去を実施可能とされており、これら前記制御マイコ
ン(MPU)29と照合処理用CPU36とが信号線3
7、38にて接続され、前記デュアルポートRAM30
へのデータの書き込み(更新)並びに消去を実施した場
合には、前記信号線37、38に所定の信号を出力し、
該信号出力に基づき相手側が新たに書き込まれたデータ
をデュアルポートRAM30より読み出すことで、これ
らデュアルポートRAM30を介して比較的大きな容量
のデータを、高速にて授受可能とされている。
【0024】また、本実施例の照合処理基板21には、
後述する補正された指紋の読み取りデータに基づき操作
者を登録者の中から特定する照合処理を実施するととも
に、前記指紋読取ユニット10の制御とを実施する照合
処理用CPU36と、この照合処理用CPU36が実施
する照合処理並びに制御処理が記述された照合処理プロ
グラムとともに、前記管理コンピュータ1より各キ−カ
バ−端末7に配信され、個人を特定する識別情報である
社員番号と登録者の指紋デ−タとが対応付けられた登録
データが記憶される不揮発性のフラッシュメモリ31
と、図5に示すように前記凹部9に挿入配置される操作
者の指紋の読み取りを実施するイメージセンサ(CC
D)33に接続され、該イメージセンサ(CCD)33
により読み取られた指紋の画像から特徴点と抽出して、
その角度や大きさの補正を実施するデジタルシグナルプ
ロセッサ(DSP)32と、該デジタルシグナルプロセ
ッサ(DSP)32に接続されてデジタルシグナルプロ
セッサ(DSP)32において処理される指紋の画像デ
−タが一時的に記憶可能なワ−クメモリ19と、が実装
されていて、この照合処理基板21の照合処理用CPU
36には、前記イメージセンサ(CCD)33による指
紋の読み取り時に点灯制御されて、挿入配置された指の
指紋を照光するLED34と、前記凹部9への操作者に
よる指の配置を指の配置により光が遮られることにより
検出する指配置センサ35と、が接続されている。
【0025】次いで、本実施例に用いた操作者の身体情
報を入力する入力手段としての指紋読取ユニット10の
構成を、図5に基づいて説明すると、前記操作者の指が
挿入配置される凹部9の内方下部位置には、三角柱状の
プリズム41が配置され、その側面側奥位置には、指紋
の読み取り時に点灯されるLED34と、該LED34
からの照射光を拡散する拡散板42とが配置されている
とともに、前記プリズム41の下面方向には光路43が
形成されており、前記プリズム41の斜辺面に操作者が
指を当接配置することで、前記LED34から発光され
拡散板42を透過した拡散光が前記プリズム41の底面
より入射して前記斜辺に配置された指の指紋を照らし、
該指紋の画像が前記光路43上に設けられた対物レンズ
により前記イメージセンサ(CCD)33上に結像して
画像データに変換される。
【0026】このイメージセンサ(CCD)33にてデ
ジタルデ−タに変換された操作者の指紋画像に基づき、
操作者を特定する指紋照合の処理について説明すると、
前述のようにしてイメージセンサ(CCD)33にて画
像デ−タに変換された操作者の指紋画像は、前記デジタ
ルシグナルプロセッサ(DSP)32に出力されて、前
記ワ−クメモリ19に一時記憶されるとともに、画像の
基準点となる指紋における特徴点がデジタルシグナルプ
ロセッサ(DSP)32により抽出される。
【0027】前記イメージセンサ(CCD)33にて読
み取られた操作者の指紋画像は、登録時の指紋画像と、
その角度(回転)や押し付ける圧力の違いによる変形等
により微妙異なることから、前記抽出された特徴点に基
づきワ−クメモリ19に一時記憶された読み取り画像デ
−タの補正が、前記デジタルシグナルプロセッサ(DS
P)32により実施されて、登録されている指紋画像と
の比較を実施しやすいものとされた該補正されたデ−タ
が、前記照合処理用CPU36に出力される。
【0028】この補正されたデ−タの出力により、照合
処理用CPU36おいては、前記不揮発性のフラッシュ
メモリ31に登録されている各登録者の指紋に基づく登
録データとの照合が実施され、一致と判断される指紋に
基づくデータが存在する場合には、そのデータに対応す
る社員番号が、前記デュアルポートRAM30に書き込
まれるとともに信号線38に書き込み信号が出力され、
一致と判断される指紋デ−タが存在しない場合には、該
当者なしを示す所定デ−タが前記デュアルポートRAM
30に書き込まれて信号線38に書き込み信号が出力さ
れる。
【0029】この信号線38の出力に基づき、前記制御
マイコン29がデュアルポートRAM30の記録内容を
読み出すことで、操作者が未登録者であるかまたは登録
者である場合にはその社員番号を得ることとなり、操作
者を社員番号にて特定することが可能となっている。
【0030】これら操作者の特定が完了し、登録者であ
ると照合された場合において、前記制御マイコン29
は、前記リアルタイムクロック(RTC)39により出
力される時刻情報とともに、その社員番号とを対応付け
て前記フラッシュメモリ28に記録して前記ロック装置
26のロックを解除し、前記照合結果が登録者ではない
場合には、前記ロック装置26のロックを解除せずに、
前記管理コンピュータ7に異常出力を実施する。
【0031】このロックの解除により、操作者は前記ス
ライドカバ−8をスライドさせて錠前シリンダ5を露出
させることが可能となり、所持する鍵を該錠前シリンダ
5に差し込んで解錠操作を実施し、前記回収金庫の開閉
扉4を開けて現金を取り出す。尚、本実施例では、錠前
シリンダ5に鍵を差し込んだ状態においては、該差し込
まれた鍵にスライドカバ−8が当接してスライドカバ−
8が前記のように付勢されていても完全に閉まることが
ないような下部筐体11の厚みとされており、操作者が
現金を回収金庫3より取り出して開閉扉4を閉じ、鍵を
抜いた状態において自動的にスライドカバ−8が付勢に
より閉じた状態の所定位置に戻ることで、再度前記ロッ
ク装置26によりロックされるようになっている。
【0032】このロック装置26によるロックが復帰し
た段階において、前記制御マイコン29は、前記リアル
タイムクロック(RTC)39により出力される時刻情
報を入手し、その時刻データを前記フラッシュメモリ2
8の解錠記録に解錠終了時刻として付加して記録すると
ともに、該フラッシュメモリ28の解錠記録のデータ
(社員番号、解錠時刻、解錠終了時間)を前記管理コン
ピュータ7に送信する。
【0033】これら送信された解錠記録のデータは、前
記管理コンピュータ7において、各キ−カバ−端末7毎
に記憶、管理されていて、各キ−カバ−端末7における
解錠操作の履歴情報を、前記ディスプレイ2上における
解錠履歴画面50の履歴情報表示部51において確認す
ることができるようになっている。
【0034】また、本実施例の管理コンピュ−タ1は、
一日に1回、深夜1時になった段階において、時刻情報
を各キ−カバ−端末7に配信し、各キ−カバ−端末7の
前記制御マイコン29が、前記RTC39の現在時刻を
配信された時刻に合わせることで、時刻の修正手段が形
成されているとともに、図4には図示していないが、前
記管理コンピュ−タ1にも前記スライドカバー8と同様
の機能を有する指紋登録用端末が接続されていて、前記
解錠履歴画面50下部に形成された「登録」選択入力部
52を選択入力することで、新たな登録者の指紋情報を
社員番号に関連付けて登録することが可能とされてお
り、これら新規に登録された登録データは、前述のよう
に、各キ−カバ−端末7に配信されて前記フラッシュメ
モリ31に記憶、登録されるようになっている。
【0035】更には、該解錠履歴画面50下部位置に
は、時刻修正を実施する際に入力する時刻修正選択入力
部53が設けられており、前述のように通常の時刻修正
以外に時刻を修正することができるようになっている。
【0036】以下、本実施例のキ−カバ−端末7の使用
時における操作状況ついて説明すると、操作者は、前記
スライドカバー8の凹部9に指(人指し指)を図5に示
すように挿入配置する。
【0037】この操作者による指の挿入配置は、前記指
配置センサ35により検知されて前記LCDパネル22
に「照合処理中」のメッセージが表示されるとともに、
図6に示すように、イメージセンサ(CCD)33によ
る指紋の画像取り込みと、DSP32による特徴点抽出
並びに画像補正が実施され、該補正された指紋デ−タ
が、前記ワ−クメモリ19に一時記憶される。
【0038】該ワ−クメモリ19に一時記憶された補正
された指紋デ−タは、前記照合処理用CPU36によ
り、前記前記フラッシュメモリ31に登録されている各
登録者の指紋デ−タと比較、照合され、照合にて一致し
た指紋データが存在する場合には、照合結果として一致
した登録者の社員番号が前記デュアルポートRAM30
に書き込まれて信号線38に書き込み信号が出力され、
照合結果として一致した登録者が存在しない場合には、
「該当者なし」を示す所定データが前記デュアルポート
RAM30に書き込まれて信号線38に書き込み信号が
出力される。
【0039】この書き込み信号の出力に基づき、前記制
御マイコン29は、前記デュアルポートRAM30に書
き込まれたデ−タを読み出し、照合結果が該当者ありで
あって社員番号が書き込まれている場合には、その時点
での時刻データをリアルタイムクロック(RTC)39
より入手して、該時刻データと社員番号とを前記フラッ
シュメモリ28に登録し、前記ロック装置26のロック
を解除するとともに、前記LCDパネル22の表示を
「認識OK」に変更し、且つ前記赤色のLED24bの
点灯から緑色のLED24aへの点灯へ移行する。
【0040】また、前記デュアルポートRAM30に書
き込まれたデ−タが「該当者なし」を示す所定データで
あった場合には、前記制御マイコン29は、前記通信部
27より管理コンピュータ1に対して異常を示す所定デ
ータを送信するとともに、前記LCDパネル22の表示
を「認識NG」に変更する。
【0041】操作者は、前記ロック装置26のロック解
除に基づき、スライドカバ−8をスライドさせて錠前シ
リンダ5を露出させ、該錠前シリンダ5に携帯している
鍵を挿入して解錠操作を実施し、回収金庫3の開閉扉4
を開けて内部に保管されている現金を取り出す。
【0042】この現金の取り出しの終了後、操作者は開
閉扉4を閉めて錠前シリンダ5より鍵を抜き取ること
で、前記スライドカバ−8が付勢により自動的に閉じて
前記ロック装置26によるロックが復帰され、この際の
時刻データが前記フラッシュメモリ28に登録された解
錠操作履歴のデータに付加されて登録されるとともに、
これら解錠履歴情報(解錠操作時刻、操作者の社員番
号、解錠終了時刻)が前記管理コンピュータ1に出力さ
れて、図7に示すように、解錠履歴としてディスプレイ
2に表示されるようになっている。
【0043】尚、本実施例においては実施していない
が、前記解錠操作時刻から、所定時間経過しても前記ロ
ック装置26によるロックが復帰しない場合には、前記
制御マイコン29が管理コンピュータ1に対して異常信
号を出力するようにしても良い。
【0044】以上、本発明の実施形態を図面により前記
実施例にて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限
定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲
における変更や追加があっても本発明に含まれることは
言うまでもない。
【0045】また、前記実施例では、操作者の身体情報
として指紋を用いているが、本発明はこれに限定される
ものではなく、これら身体情報を網膜の形態や、顔の形
状等により実施しても良く、これら身体情報は適宜に選
択すれば良い。
【0046】尚、本発明において身体情報とは、身体に
より発せられる声の声紋をも含み、前記操作者確認手段
を、これら声紋による照合にて実施するようにしても良
い。
【0047】また、前記実施例では、遊技場の回収金庫
を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、その他の錠前を有する扉等にも適用可能なことは
言うまでもない。
【0048】更には、前記実施例では、キーカバー端末
7をボルト等にて開閉扉4に固定しているが、本発明は
これに限定されるものではなく、これら取付け方法等
は、キーカバー端末7を容易に取り外しできない強度に
て取付け可能な手法であれば、例えば接着剤や粘着剤等
により取付けしても良い。
【0049】また、前記実施例では、キーカバー端末7
の開閉機構をスライドにて形成しているが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、これら開閉機構を一端回
転可能に軸支された通常の扉状としても良く、これら開
閉機構等は任意とされる。
【0050】また、前記実施例では実施していないが、
前記管理コンピュータ1において収集された解錠履歴情
報を、例えば本部等に設置されたホストコンピュータに
転送して、複数の店舗の解錠履歴情報を該ホストコンピ
ュータのある本部にて把握、管理できるようにしても良
い。
【0051】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。
【0052】(a)請求項1の発明によれば、従来のよ
うに錠前自体を交換することなく、本発明の施錠補助装
置を錠前が筐体にて覆われるように簡単な取り付け作業
にて装着するのみで、前記ロック手段が解除されない限
り鍵を用いての解鍵操作ができないことから、解鍵をし
た人が必ず登録者本人となるように管理できるようにな
る。
【0053】(b)請求項2の発明によれば、身体情報
として各個人で個別の模様である指紋を用いることで、
より高精度にて操作者の確認を実施することができる。
【0054】(c)請求項3の発明によれば、いつ解鍵
操作がなされて、その照合結果がどうであったのかを確
認することができる。
【0055】(d)請求項4の発明によれば、どの登録
操作者が、どの時間に解鍵操作を実施したかを把握でき
るようになるため、例えば前述の保管庫内の現金の不正
な抜き取り等を未然に防止することができる。
【0056】(e)請求項5の発明によれば、複数の施
錠補助端末における解鍵操作の管理を、各施錠補助端末
の設置場所に逐次出向くことなしに一元的に離れた場所
にて把握、管理することができる。
【0057】(f)請求項6の発明によれば、各施錠補
助装置の時刻を、それぞれの各施錠補助装置に出向くこ
となく実施することができ、便利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における施錠補助装置を構成す
るキ−カバ−端末を遊技島端部に設けられた回収金庫に
取付けた装着状況を示す外観斜視図である。
【図2】本発明の実施例における施錠補助装置を構成す
るキ−カバ−端末を遊技島端部に設けられた回収金庫に
取付けた装着時の断面図である。
【図3】本発明の実施例における施錠補助装置を構成す
るキ−カバ−端末の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施例における施錠補助装置の主な構
成を示すシステム図である。
【図5】本発明の実施例のキ−カバ−端末に用いた指紋
読取ユニットの構成を示す断面模式図である。
【図6】本発明の実施例の指紋照合基板における照合処
理動作を示すフロー図である。
【図7】本実施例の施錠補助装置を構成する管理コンピ
ュータにおける解錠操作履歴の表示状況を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 管理コンピュータ 2 表示装置(ディスプレイ) 3 回収金庫 4 開閉扉 5 錠前シリンダ 5’ ボルト孔 6 接続ケーブル 7 キ−カバ−端末 8 スライドカバー 9 凹部 10 指紋読取ユニット 11 下部筐体 12 スライドレ−ル 13 開口 14 取付けボルト孔 15 固定ボルト 16 閉塞空間 18 基板収容部 19 ワークメモリ 20 制御基板 21 照合処理基板 22 LCDパネル 23 LCDドライバ 24a 緑色のLED 24b 赤色のLED 25 ドライバ 26 ロック装置 27 通信部 28 フラッシュメモリ 29 制御マイコン 30 デュアルポートRAM 31 フラッシュメモリ 32 デジタルシグナルプロセッサ(DSP) 33 イメージセンサ(CCD) 35 指配置センサ 36 照合処理用CPU 37 信号線 38 信号線 39 リアルタイムクロック(RTC) 40 対物レンズ 41 プリズム 42 拡散板 43 光路 50 解錠履歴表示画面 51 履歴情報表示部 52 登録選択入力部 53 時刻修正選択入力部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも解錠操作が不能となるように
    錠前の上部空間に閉塞した空間を形成可能な筐体と、解
    放することで錠前が操作可能に露出する開閉部と、予め
    所定操作者の身体情報を登録可能な記憶手段と、操作者
    の身体情報を入力する入力手段と、入力された身体情報
    を前記記憶手段に登録されている所定操作者の身体情報
    と照合する照合手段と、通常時においては前記開閉部の
    解放を不可とし、前記照合手段における照合結果が所定
    操作者の身体情報と一致と判断された場合においての
    み、前記開閉部の解放を可能とするロック手段と、を具
    備することを特徴とする施錠補助装置。
  2. 【請求項2】 前記身体情報が操作者の指紋である請求
    項1に記載の施錠補助装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段に、照合手段における照合
    履歴を記録する請求項1または2に記載の施錠補助装
    置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段に、照合手段の照合にて一
    致した登録操作者の情報を、照合履歴として登録する請
    求項3に記載の施錠補助装置。
  5. 【請求項5】 前記筐体と、入力手段と、照合手段と、
    ロック手段と、を少なくとも具備する複数の施錠補助端
    末と、該施錠補助端末にデータ通信可能に接続され、各
    施錠補助端末における前記照合履歴のデータを収集、記
    憶、管理可能な管理コンピュータと、から構成されてい
    る請求項4または5に記載の施錠補助装置。
  6. 【請求項6】 前記管理コンピュータは、接続された各
    施錠補助端末における日時を正規の時間に修正可能とさ
    れている請求項5に記載の施錠補助装置。
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