JP2001234132A - コケ類固定粘着シートおよびこれを用いた立体構造物 - Google Patents
コケ類固定粘着シートおよびこれを用いた立体構造物Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 群落を維持したままのコケ類を粘着シートに
接着したコケ類固定粘着シートおよびこれを用いた立体
構造物を提供する。 【解決手段】 両面粘着テープ又はシートの粘着剤層2
の上に、ネット状繊維3を載せ、その上から接着剤4を
塗布し、接着剤塗布面に、群落を維持したままのコケ類
の配偶体基部6を接着し、固定することで、コケ類固定
粘着シートを作製することができる。これを金属製ある
いはコンクリート製立体構造物または土木、建築構造物
の表面に貼り付けることにより、容易に、コケ類で装飾
した立体構造物を得ることができる。
接着したコケ類固定粘着シートおよびこれを用いた立体
構造物を提供する。 【解決手段】 両面粘着テープ又はシートの粘着剤層2
の上に、ネット状繊維3を載せ、その上から接着剤4を
塗布し、接着剤塗布面に、群落を維持したままのコケ類
の配偶体基部6を接着し、固定することで、コケ類固定
粘着シートを作製することができる。これを金属製ある
いはコンクリート製立体構造物または土木、建築構造物
の表面に貼り付けることにより、容易に、コケ類で装飾
した立体構造物を得ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、群落を維持したま
まのコケ類を粘着テープ又はシートに接着したコケ類固
定粘着シートおよびこれを用いた立体構造物に関する。
まのコケ類を粘着テープ又はシートに接着したコケ類固
定粘着シートおよびこれを用いた立体構造物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コケ類の定植方法として、差し
芽、播きゴケ、株分けなどによる育苗方法が行われてき
た。また、播きゴケを容易にかつ均等に大面積へ適用す
るため、特開平9−187113号公報に記載のよう
に、粘着シート上に乾燥させたコケ類の配偶体を搭載さ
せた蘚苔類植物播種育苗用シートや、特開平7−227
142号公報に記載のように、乾燥させたコケ類の配偶
体を基板紙上に配列し、縫製した保水性緑化用部材が開
発されている。
芽、播きゴケ、株分けなどによる育苗方法が行われてき
た。また、播きゴケを容易にかつ均等に大面積へ適用す
るため、特開平9−187113号公報に記載のよう
に、粘着シート上に乾燥させたコケ類の配偶体を搭載さ
せた蘚苔類植物播種育苗用シートや、特開平7−227
142号公報に記載のように、乾燥させたコケ類の配偶
体を基板紙上に配列し、縫製した保水性緑化用部材が開
発されている。
【0003】一方、現在、人形や動物等を模った立体構
造物に植物を着生させた景観装飾用部材が公園などで鑑
賞用として利用されている。これらの景観装飾用部材に
は、ヘデラ類などのつる性植物が用いられている。
造物に植物を着生させた景観装飾用部材が公園などで鑑
賞用として利用されている。これらの景観装飾用部材に
は、ヘデラ類などのつる性植物が用いられている。
【0004】また、近年、環境対策および景観向上の観
点から、土木、建築構造物の壁面、法面、凹凸面、屋上
面などへ植物の着生が行われるようになってきている。
これらに用いられる植物には、特開平5−146229
号公報に記載のヘデラ類などのつる性植物や芝草、特開
平6−141670号公報に記載のセダム類などがあ
る。
点から、土木、建築構造物の壁面、法面、凹凸面、屋上
面などへ植物の着生が行われるようになってきている。
これらに用いられる植物には、特開平5−146229
号公報に記載のヘデラ類などのつる性植物や芝草、特開
平6−141670号公報に記載のセダム類などがあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平9−18711
3号公報や特開平7−227142号公報に記載のコケ
類の定植方法を用いた場合、定植面が緑色で覆われるま
でに2〜3年を必要とし、その間、日照、湿度、通風、
病害などに対する十分な管理を必要とする。また、立体
構造物への定植は、いずれの方法でも困難であった。
3号公報や特開平7−227142号公報に記載のコケ
類の定植方法を用いた場合、定植面が緑色で覆われるま
でに2〜3年を必要とし、その間、日照、湿度、通風、
病害などに対する十分な管理を必要とする。また、立体
構造物への定植は、いずれの方法でも困難であった。
【0006】また、立体構造物への定植に特開平5−1
46229号公報や特開平6−141670号公報に記
載の方法を採用した場合、上記立体構造物の凹凸面に沿
った着生が困難であるため、立体構造物の形状が損なわ
れるという問題がある。更に、つる性植物の場合、着生
後の管理に手間がかかるという問題がある。また、いず
れの植物でも、根を伸長させ、養分を吸収するための土
壌基盤を必要とするため、土木、建築構造物の一部ある
いは全面に土壌基盤を形成させる必要があった。
46229号公報や特開平6−141670号公報に記
載の方法を採用した場合、上記立体構造物の凹凸面に沿
った着生が困難であるため、立体構造物の形状が損なわ
れるという問題がある。更に、つる性植物の場合、着生
後の管理に手間がかかるという問題がある。また、いず
れの植物でも、根を伸長させ、養分を吸収するための土
壌基盤を必要とするため、土木、建築構造物の一部ある
いは全面に土壌基盤を形成させる必要があった。
【0007】本発明の目的は、上記従来技術の有してい
た課題を解決するもので、群落を維持したままのコケ類
を粘着テープ又はシート上に接着したコケ類固定粘着シ
ートおよびこれを用いた立体構造物を提供することにあ
る。
た課題を解決するもので、群落を維持したままのコケ類
を粘着テープ又はシート上に接着したコケ類固定粘着シ
ートおよびこれを用いた立体構造物を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、特許請求の範囲に記載のような構成とす
るものである。
に、本発明は、特許請求の範囲に記載のような構成とす
るものである。
【0009】すなわち、本発明のコケ類固定粘着シート
は、粘着テープ又はシートの一方の面にコケ類の配偶体
基部を接着剤で固定した構造とする。
は、粘着テープ又はシートの一方の面にコケ類の配偶体
基部を接着剤で固定した構造とする。
【0010】この場合、上記粘着テープ又はシートの上
記接着剤を塗布する面に、ネット状または紐状の繊維を
載置する。
記接着剤を塗布する面に、ネット状または紐状の繊維を
載置する。
【0011】これらの場合、上記粘着テープ又はシート
を基材なしの両面粘着テープ又はシートとする。
を基材なしの両面粘着テープ又はシートとする。
【0012】また、これらの場合、上記粘着テープ又は
シートの粘着剤をアクリル系粘着剤、かつ、上記接着剤
を室温硬化型のシリコーン系接着剤とする。
シートの粘着剤をアクリル系粘着剤、かつ、上記接着剤
を室温硬化型のシリコーン系接着剤とする。
【0013】また、本発明の立体構造物は、金属製ある
いはコンクリート製立体構造物の表面に上記コケ類固定
粘着シートを貼り付けた構造とする。
いはコンクリート製立体構造物の表面に上記コケ類固定
粘着シートを貼り付けた構造とする。
【0014】また、本発明の立体構造物は、土木、建築
構造物の表面に上記コケ類固定粘着シートを貼り付けた
構造とする。
構造物の表面に上記コケ類固定粘着シートを貼り付けた
構造とする。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るコケ類固定粘
着シートの断面模式図である。
着シートの断面模式図である。
【0016】図1において、1はポリエステル製剥離シ
ート、2は粘着剤層、3はネット状繊維、4は接着剤
層、5は播きゴケを行った配偶体、6は生長した配偶体
の基部、7は生長した配偶体の上部、8は胞子体であ
る。
ート、2は粘着剤層、3はネット状繊維、4は接着剤
層、5は播きゴケを行った配偶体、6は生長した配偶体
の基部、7は生長した配偶体の上部、8は胞子体であ
る。
【0017】コケ類は、一般に配偶体とその上部より出
芽する胞子体とからなり、配偶体は葉状体または茎葉体
と仮根(図示せず、生長した配偶体の基部6から出た
根)とからなる。水分や養分は葉状体または茎葉体の表
面から吸収し、仮根は水分や養分を吸収する役割は持た
ず、単に基物に植物体を固定させる能力のみを持つ。こ
のため、群落(多数の個体が生長し密集したもの)を構
成しているコケ類において、仮根を含む配偶体の基部を
粘着テープ又はシートの一方の面に接着剤を塗布して、
固定することにより、コケ類の個体が脱落することな
く、また、水分や養分の吸収を阻害することなく、上記
粘着テープ又はシート上にコケ類の群落を形成させるこ
とができる。
芽する胞子体とからなり、配偶体は葉状体または茎葉体
と仮根(図示せず、生長した配偶体の基部6から出た
根)とからなる。水分や養分は葉状体または茎葉体の表
面から吸収し、仮根は水分や養分を吸収する役割は持た
ず、単に基物に植物体を固定させる能力のみを持つ。こ
のため、群落(多数の個体が生長し密集したもの)を構
成しているコケ類において、仮根を含む配偶体の基部を
粘着テープ又はシートの一方の面に接着剤を塗布して、
固定することにより、コケ類の個体が脱落することな
く、また、水分や養分の吸収を阻害することなく、上記
粘着テープ又はシート上にコケ類の群落を形成させるこ
とができる。
【0018】先に述べた従来のコケ類の定植方法では、
生育しているコケ類の配偶体を刈り取り、乾燥させ、こ
れを種の替わりとして、粘着シートあるいは基盤紙上に
固定している。そのため、生育時のコケ類の群落は既に
失われている。
生育しているコケ類の配偶体を刈り取り、乾燥させ、こ
れを種の替わりとして、粘着シートあるいは基盤紙上に
固定している。そのため、生育時のコケ類の群落は既に
失われている。
【0019】また、従来の方法では、保水材として、砂
を敷き詰めた植木鉢あるいは庭先に、適度の形に切断し
た上記コケ類の定植用部材を載せ、その上から、更に、
砂を上記コケ類の定植用部材が隠れるまで覆土し、散水
する。その後、散水を行い、水分を保つことで、コケ類
の配偶体から新芽が発芽し、約1か月で覆土した砂から
新芽が出芽し始める。その後、直射日光を避けて、風通
しの良い場所で過湿にならない程度に毎日散水を行う。
更に2〜3か月経過後、発芽したコケ類の配偶体がある
程度生長してくると、適度な散水のみによって栽培が可
能となるが、コケ類がもとの群落を形成するまで、2〜
3年かかっていた。
を敷き詰めた植木鉢あるいは庭先に、適度の形に切断し
た上記コケ類の定植用部材を載せ、その上から、更に、
砂を上記コケ類の定植用部材が隠れるまで覆土し、散水
する。その後、散水を行い、水分を保つことで、コケ類
の配偶体から新芽が発芽し、約1か月で覆土した砂から
新芽が出芽し始める。その後、直射日光を避けて、風通
しの良い場所で過湿にならない程度に毎日散水を行う。
更に2〜3か月経過後、発芽したコケ類の配偶体がある
程度生長してくると、適度な散水のみによって栽培が可
能となるが、コケ類がもとの群落を形成するまで、2〜
3年かかっていた。
【0020】これに対して、本発明では、育苗箱で栽培
したコケ類を、刈り取らず、群落を維持したままの状態
で、粘着テープ又シート上に接着剤で固定させる。その
ため、散水後、直ちにもとの状態に戻り、緑化が早く行
える。また、群落自体が互いに保水材の役割を果たすた
め、本発明のコケ類固定粘着シートでは土壌基盤を必要
としない。
したコケ類を、刈り取らず、群落を維持したままの状態
で、粘着テープ又シート上に接着剤で固定させる。その
ため、散水後、直ちにもとの状態に戻り、緑化が早く行
える。また、群落自体が互いに保水材の役割を果たすた
め、本発明のコケ類固定粘着シートでは土壌基盤を必要
としない。
【0021】また、本発明のコケ類固定粘着シートは、
上記粘着テープ又はシートの接着剤層4を設けた面とは
反対側の面に粘着剤層2が設けられているため、立体構
造物への固定が容易である。
上記粘着テープ又はシートの接着剤層4を設けた面とは
反対側の面に粘着剤層2が設けられているため、立体構
造物への固定が容易である。
【0022】また、上記粘着テープ又はシート上にネッ
ト状または紐状の繊維3を載せ、その上から接着剤を上
記繊維3の端部を接着せずに残すようにして塗布するこ
とで、上記コケ類固定粘着テープ又はシートの内部にネ
ット状または紐状の繊維3を接着させ、かつ、上記繊維
3の端部を用いて立体構造物への固定をより強固にする
ことが可能となる。なお、上記ネット状または紐状の繊
維3の材質としては、アルミニウム、ポリエチレン、ビ
ニロン、ガラス等から任意に選択して使用することがで
きる。
ト状または紐状の繊維3を載せ、その上から接着剤を上
記繊維3の端部を接着せずに残すようにして塗布するこ
とで、上記コケ類固定粘着テープ又はシートの内部にネ
ット状または紐状の繊維3を接着させ、かつ、上記繊維
3の端部を用いて立体構造物への固定をより強固にする
ことが可能となる。なお、上記ネット状または紐状の繊
維3の材質としては、アルミニウム、ポリエチレン、ビ
ニロン、ガラス等から任意に選択して使用することがで
きる。
【0023】また、上記粘着テープまたはシートとし
て、基材なしの両面粘着テープ又はシートを使用した場
合、基材を含まないため、製造コストを下げることがで
き、しかも、両面に粘着剤が塗布されているために、接
着剤を塗布する前に、上記ネット状または紐状の繊維3
を固定する際に有効である。
て、基材なしの両面粘着テープ又はシートを使用した場
合、基材を含まないため、製造コストを下げることがで
き、しかも、両面に粘着剤が塗布されているために、接
着剤を塗布する前に、上記ネット状または紐状の繊維3
を固定する際に有効である。
【0024】また、上記粘着テープ又はシートの粘着剤
にアクリル系粘着剤を用いることで、耐候性に優れ、
鉄、アルミニウム、コンクリート、石膏、軽石などから
なる立体構造物への固定が容易となり、高い保持力を得
ることができる。
にアクリル系粘着剤を用いることで、耐候性に優れ、
鉄、アルミニウム、コンクリート、石膏、軽石などから
なる立体構造物への固定が容易となり、高い保持力を得
ることができる。
【0025】また、上記接着剤に室温硬化型のシリコー
ン系接着剤を用いることで、コケ類の生存を害する加熱
処理などを行うことなく、コケ類の接着を可能にするこ
とができる。更に、シリコーン系接着剤は、硬化後、コ
ケ類の生育を阻害する物質を含まず、また、内部に微細
なポーラス構造を持つため、仮根の伸長と水分の保持が
可能となる。また、シリコーン系接着剤は、吸水性が小
さいため、植物への散水による接着力の低下が殆ど見ら
れない。
ン系接着剤を用いることで、コケ類の生存を害する加熱
処理などを行うことなく、コケ類の接着を可能にするこ
とができる。更に、シリコーン系接着剤は、硬化後、コ
ケ類の生育を阻害する物質を含まず、また、内部に微細
なポーラス構造を持つため、仮根の伸長と水分の保持が
可能となる。また、シリコーン系接着剤は、吸水性が小
さいため、植物への散水による接着力の低下が殆ど見ら
れない。
【0026】また、立体構造物の骨格に、金属やコンク
リートを用いることで、人形や動物等の造形が容易とな
る。なお、金属の種類としては、鉄やアルミニウム、ス
テンレス等を任意に用いることができる。更に、上記立
体構造物に上記コケ類固定粘着シートを貼り付け、散水
を行うだけで、コケ類の群落が回復する。また、生長し
たコケ類の群落は環境耐性が高いため、特に、栽培管理
を必要とせず、適度な散水を行うだけで、長期間、緑を
維持することができる。また、立体構造物の形状を損な
うことなく、凹凸面に沿ったコケ類の着生ができる。
リートを用いることで、人形や動物等の造形が容易とな
る。なお、金属の種類としては、鉄やアルミニウム、ス
テンレス等を任意に用いることができる。更に、上記立
体構造物に上記コケ類固定粘着シートを貼り付け、散水
を行うだけで、コケ類の群落が回復する。また、生長し
たコケ類の群落は環境耐性が高いため、特に、栽培管理
を必要とせず、適度な散水を行うだけで、長期間、緑を
維持することができる。また、立体構造物の形状を損な
うことなく、凹凸面に沿ったコケ類の着生ができる。
【0027】また、土木、建築構造物の表面、例えば、
壁面、法面、凹凸面又は屋上面に、上記コケ類固定粘着
シートを貼り付けることで、土壌基盤を設けることな
く、容易に、土木、建築構造物の緑化が達成され、か
つ、これまで、つる性植物以外では困難であった壁面の
緑化も可能となる。なお、上記コケ類固定粘着シートを
貼り付ける際には、土木、建築構造物表面に直接貼り付
ける方法のほか、コンクリートや石膏、タイル等のブロ
ック表面に予め貼り付けたものを用いて施工することも
できる。また、コケ類は断熱効果があることから、建築
構造物の屋上に、上記コケ類固定粘着シートを用いるこ
とで、冷暖房費の削減効果が得られる。更に、コケ類は
散水以外の栽培管理が不要であることから、着生後の管
理が他の高等植物に比べ非常に容易となる。
壁面、法面、凹凸面又は屋上面に、上記コケ類固定粘着
シートを貼り付けることで、土壌基盤を設けることな
く、容易に、土木、建築構造物の緑化が達成され、か
つ、これまで、つる性植物以外では困難であった壁面の
緑化も可能となる。なお、上記コケ類固定粘着シートを
貼り付ける際には、土木、建築構造物表面に直接貼り付
ける方法のほか、コンクリートや石膏、タイル等のブロ
ック表面に予め貼り付けたものを用いて施工することも
できる。また、コケ類は断熱効果があることから、建築
構造物の屋上に、上記コケ類固定粘着シートを用いるこ
とで、冷暖房費の削減効果が得られる。更に、コケ類は
散水以外の栽培管理が不要であることから、着生後の管
理が他の高等植物に比べ非常に容易となる。
【0028】また、本発明において、対象となるコケ類
とは、蘚(セン)類と苔(タイ)類とツノゴケ類とを併
せた総称であり、蘚(セン)類としては、ミズゴケ亜
綱、クロゴケ亜綱、マゴケ亜綱(スギゴケ目、シッポゴ
ケ目、ホンマゴケ目、ギボウシゴケ目等)等が挙げら
れ、苔(タイ)類としては、ゼニゴケ目、フタマタゴケ
目、ウロコゴケ目等が挙げられ、ツノゴケ類としては、
ツノゴケ綱が挙げられる。これらを使用環境に合せて任
意に適用することができる。
とは、蘚(セン)類と苔(タイ)類とツノゴケ類とを併
せた総称であり、蘚(セン)類としては、ミズゴケ亜
綱、クロゴケ亜綱、マゴケ亜綱(スギゴケ目、シッポゴ
ケ目、ホンマゴケ目、ギボウシゴケ目等)等が挙げら
れ、苔(タイ)類としては、ゼニゴケ目、フタマタゴケ
目、ウロコゴケ目等が挙げられ、ツノゴケ類としては、
ツノゴケ綱が挙げられる。これらを使用環境に合せて任
意に適用することができる。
【0029】
【実施例】以下、コケ類にエゾスナゴケ(蘚類マゴケ亜
綱のギボウシゴケ目に属する)を用いる場合を例とし
て、コケ類固定粘着シートの作製方法について説明す
る。 〔実施例1〕エゾスナゴケは育苗箱に播きゴケを行い、
約2年間栽培したものを用いる。エゾスナゴケは約2年
間栽培すると、群落を形成し、その基部に播きゴケに使
用した配偶体5および生長したエゾスナゴケの配偶体基
部6とからなるマット状部位を形成する。生長したエゾ
スナゴケは水洗し、上記マット状部位から砂やゴミ等を
取り除く。その後、エゾスナゴケをその群落を維持した
まま常温で乾燥させ、任意のサイズに切断する。
綱のギボウシゴケ目に属する)を用いる場合を例とし
て、コケ類固定粘着シートの作製方法について説明す
る。 〔実施例1〕エゾスナゴケは育苗箱に播きゴケを行い、
約2年間栽培したものを用いる。エゾスナゴケは約2年
間栽培すると、群落を形成し、その基部に播きゴケに使
用した配偶体5および生長したエゾスナゴケの配偶体基
部6とからなるマット状部位を形成する。生長したエゾ
スナゴケは水洗し、上記マット状部位から砂やゴミ等を
取り除く。その後、エゾスナゴケをその群落を維持した
まま常温で乾燥させ、任意のサイズに切断する。
【0030】一方、粘着剤層2には、アクリル系粘着剤
を塗布した基材なし両面テープ(例えば、(株)スリオ
ンテック製No.5083、膜厚250μm)を用い
る。
を塗布した基材なし両面テープ(例えば、(株)スリオ
ンテック製No.5083、膜厚250μm)を用い
る。
【0031】粘着剤層2の上部にはネット状繊維3(例
えば、クラーク(株)製ポリエチレンネット、4mm角
目)を載せ、その上から室温硬化型のシリコーン系接着
剤(例えば、信越化学工業(株)製一液型RTVゴムK
E441T、脱オキシムタイプ)を、上記繊維の端部を
接着せずに残すようにして、1m2当たり1kg塗布す
る。更に、その上に、上述した乾燥させたエゾスナゴケ
を、マット状部位を接着剤層4に面するようにして載
せ、圧着し、風通しの良い室温(約20℃)条件下で2
4時間放置し、接着剤を硬化させる。これにより、播き
ゴケに使用したエゾスナゴケの配偶体5および生長した
エゾスナゴケの配偶体基部6が接着剤により固定された
コケ類固定粘着シートを作製することができる。
えば、クラーク(株)製ポリエチレンネット、4mm角
目)を載せ、その上から室温硬化型のシリコーン系接着
剤(例えば、信越化学工業(株)製一液型RTVゴムK
E441T、脱オキシムタイプ)を、上記繊維の端部を
接着せずに残すようにして、1m2当たり1kg塗布す
る。更に、その上に、上述した乾燥させたエゾスナゴケ
を、マット状部位を接着剤層4に面するようにして載
せ、圧着し、風通しの良い室温(約20℃)条件下で2
4時間放置し、接着剤を硬化させる。これにより、播き
ゴケに使用したエゾスナゴケの配偶体5および生長した
エゾスナゴケの配偶体基部6が接着剤により固定された
コケ類固定粘着シートを作製することができる。
【0032】次に、上記コケ類固定粘着シートを用いた
立体構造物の作製方法について以下に説明する。 〔実施例2〕鉄製の骨格の表面にアルミニウムネットを
巻き付けることにより、人形を模った立体格子体を作製
する。つぎに、その立体格子体表面に、上記コケ類固定
粘着シートを貼り付け、さらに、上記コケ類固定粘着シ
ートに接着剤で固定されたネット状繊維3の端部を上記
立体格子体に巻き付けて立体構造物を作製する。上記コ
ケ類固定粘着シートは、上記立体格子体に密着され、か
つ強固に固定された。以上のように作製した立体構造物
に散水を行うことで、エゾスナゴケが水を吸い、直ちに
上記立体構造物の緑化が達成される。
立体構造物の作製方法について以下に説明する。 〔実施例2〕鉄製の骨格の表面にアルミニウムネットを
巻き付けることにより、人形を模った立体格子体を作製
する。つぎに、その立体格子体表面に、上記コケ類固定
粘着シートを貼り付け、さらに、上記コケ類固定粘着シ
ートに接着剤で固定されたネット状繊維3の端部を上記
立体格子体に巻き付けて立体構造物を作製する。上記コ
ケ類固定粘着シートは、上記立体格子体に密着され、か
つ強固に固定された。以上のように作製した立体構造物
に散水を行うことで、エゾスナゴケが水を吸い、直ちに
上記立体構造物の緑化が達成される。
【0033】同様に、土木、建築構造物の表面の緑化を
達成させる場合においても、上記コケ類固定粘着シート
を、直接、上記土木、建築構造物の表面、例えば、壁
面、法面、凹凸面、屋上面等に貼り付け、散水を行うこ
とで直ちに緑化が達成される。
達成させる場合においても、上記コケ類固定粘着シート
を、直接、上記土木、建築構造物の表面、例えば、壁
面、法面、凹凸面、屋上面等に貼り付け、散水を行うこ
とで直ちに緑化が達成される。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコケ類固
定粘着シートは、コケ類の配偶体基部を粘着テープ又は
シートの一方の面に接着剤で固定することにより、コケ
類の個体が脱落することなく、また、水分や養分の吸収
を阻害することなく、上記粘着テープ又はシート上にコ
ケ類の群落を形成させることができる。
定粘着シートは、コケ類の配偶体基部を粘着テープ又は
シートの一方の面に接着剤で固定することにより、コケ
類の個体が脱落することなく、また、水分や養分の吸収
を阻害することなく、上記粘着テープ又はシート上にコ
ケ類の群落を形成させることができる。
【0035】この場合、上記粘着テープ又はシートの上
記接着剤を塗布する面に、あらかじめネット状または紐
状の繊維を載置し、その上から接着剤を繊維の端部を接
着せずに残すようにして塗布することで、上記コケ類固
定粘着テープ又はシートの内部にネット状または紐状の
繊維を強固に接着させ、かつ、上記繊維の端部を用いて
立体構造物への固定をより強固にすることが可能であ
る。
記接着剤を塗布する面に、あらかじめネット状または紐
状の繊維を載置し、その上から接着剤を繊維の端部を接
着せずに残すようにして塗布することで、上記コケ類固
定粘着テープ又はシートの内部にネット状または紐状の
繊維を強固に接着させ、かつ、上記繊維の端部を用いて
立体構造物への固定をより強固にすることが可能であ
る。
【0036】また、これらの場合、上記粘着テープ又は
シートを基材なしの両面粘着テープ又はシートとするこ
とで、基材がない分、製造コストを下げることができ
る。また、両面に粘着剤が塗布されているため、接着剤
を塗布する前に、上記ネット状または紐状の繊維を上記
粘着テープ又はシートに固定するのに有効である。
シートを基材なしの両面粘着テープ又はシートとするこ
とで、基材がない分、製造コストを下げることができ
る。また、両面に粘着剤が塗布されているため、接着剤
を塗布する前に、上記ネット状または紐状の繊維を上記
粘着テープ又はシートに固定するのに有効である。
【0037】また、これらの場合、上記粘着テープ又は
シートの粘着剤にアクリル系粘着剤を用いることで、耐
候性に優れ、鉄、アルミニウム、コンクリート、石膏、
軽石等からなる立体構造物への固定が容易となり、高い
保持力を得ることができる。更に、上記接着剤に室温硬
化型のシリコーン系接着剤を用いることで、コケ類の生
存を害する加熱処理などを行うことなくコケ類の接着を
可能にすることができるとともに、仮根の伸長と水分の
保持が可能となる。
シートの粘着剤にアクリル系粘着剤を用いることで、耐
候性に優れ、鉄、アルミニウム、コンクリート、石膏、
軽石等からなる立体構造物への固定が容易となり、高い
保持力を得ることができる。更に、上記接着剤に室温硬
化型のシリコーン系接着剤を用いることで、コケ類の生
存を害する加熱処理などを行うことなくコケ類の接着を
可能にすることができるとともに、仮根の伸長と水分の
保持が可能となる。
【0038】また、本発明は、上記コケ類固定粘着シー
トを、金属製あるいはコンクリート製立体構造物の表面
に貼り付けた立体構造物であるため、コケ類が生長する
までの栽培管理が省略でき、容易に立体構造物の緑化が
達成され、かつ、立体構造物の形状を損なうことなく、
凹凸面に沿ったコケ類の着生が可能となる。
トを、金属製あるいはコンクリート製立体構造物の表面
に貼り付けた立体構造物であるため、コケ類が生長する
までの栽培管理が省略でき、容易に立体構造物の緑化が
達成され、かつ、立体構造物の形状を損なうことなく、
凹凸面に沿ったコケ類の着生が可能となる。
【0039】また、本発明は、上記コケ類固定粘着シー
トを、土木、建築構造物の壁面、法面、凹凸面又は屋上
面等の表面に貼り付けた立体構造物であるため、土壌基
盤を設けることなく、容易に土木、建築構造物の緑化が
達成され、かつ、これまで、つる性植物以外では困難で
あった壁面の緑化も可能となる。
トを、土木、建築構造物の壁面、法面、凹凸面又は屋上
面等の表面に貼り付けた立体構造物であるため、土壌基
盤を設けることなく、容易に土木、建築構造物の緑化が
達成され、かつ、これまで、つる性植物以外では困難で
あった壁面の緑化も可能となる。
【図1】コケ類固定粘着シートの断面模式図
1…ポリエステル製剥離シート、2…粘着剤層、3…ネ
ット状繊維、4…接着剤層、5…播きゴケを行った配偶
体、6…生長した配偶体の基部、7…生長した配偶体の
上部、8…胞子体
ット状繊維、4…接着剤層、5…播きゴケを行った配偶
体、6…生長した配偶体の基部、7…生長した配偶体の
上部、8…胞子体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 庄司 智浩 神奈川県川崎市多摩区登戸3819番地 株式 会社スリオンテック内 (72)発明者 名手 和男 神奈川県川崎市多摩区登戸3819番地 株式 会社スリオンテック内 (72)発明者 是枝 一春 東京都渋谷区渋谷1丁目1番4号 第一園 芸株式会社内 (72)発明者 平岡 正三郎 神奈川県川崎市麻生区細山8丁目8番 株 式会社ジェイ・モス内 (72)発明者 田邊 光夫 神奈川県川崎市麻生区細山8丁目8番 株 式会社ジェイ・モス内 Fターム(参考) 4F100 AJ02B AK25G AK52G AR00A BA02 BA03 BA07 BA10A BA10B CB02 CB02A CB05 CB05A DG07C GB90 JB12A JL13 JL13A 4J004 AA10 AA11 AB01 BA02 CB01 CC02 CD03 CE01 EA05 FA08
Claims (6)
- 【請求項1】粘着テープ又はシートの一方の面に、コケ
類の配偶体基部を接着剤で固定したことを特徴とするコ
ケ類固定粘着シート。 - 【請求項2】上記粘着テープ又はシートの上記接着剤を
塗布する面に、ネット状または紐状の繊維を載置したこ
とを特徴とする請求項1記載のコケ類固定粘着シート。 - 【請求項3】上記粘着テープ又はシートが基材なしの両
面粘着テープ又はシートであることを特徴とする請求項
1乃至請求項2のいずれかに記載のコケ類固定粘着シー
ト。 - 【請求項4】上記粘着テープ又はシートの粘着剤がアク
リル系粘着剤であり、かつ、上記接着剤が室温硬化型の
シリコーン系接着剤であることを特徴とする請求項1乃
至請求項3のいずれかに記載のコケ類固定粘着シート。 - 【請求項5】金属製又はコンクリート製立体構造物の表
面に請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のコケ類固
定粘着シートを貼り付けたことを特徴とする立体構造
物。 - 【請求項6】土木、建築構造物の表面に請求項1乃至請
求項4のいずれかに記載のコケ類固定粘着シートを貼り
付けたことを特徴とする立体構造物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000046112A JP2001234132A (ja) | 2000-02-23 | 2000-02-23 | コケ類固定粘着シートおよびこれを用いた立体構造物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000046112A JP2001234132A (ja) | 2000-02-23 | 2000-02-23 | コケ類固定粘着シートおよびこれを用いた立体構造物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001234132A true JP2001234132A (ja) | 2001-08-28 |
Family
ID=18568589
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000046112A Pending JP2001234132A (ja) | 2000-02-23 | 2000-02-23 | コケ類固定粘着シートおよびこれを用いた立体構造物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001234132A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103931389A (zh) * | 2014-04-09 | 2014-07-23 | 上海师范大学 | 一种苔藓走道的制作方法 |
| JP2015100347A (ja) * | 2013-11-28 | 2015-06-04 | 義一 北川 | 包装苔シート及びその製造方法 |
| KR101688982B1 (ko) * | 2016-01-26 | 2016-12-23 | 한국기계연구원 | 안개제거 필터 |
| KR20220133436A (ko) * | 2021-03-25 | 2022-10-05 | 강의섭 | 이끼 인형 |
-
2000
- 2000-02-23 JP JP2000046112A patent/JP2001234132A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015100347A (ja) * | 2013-11-28 | 2015-06-04 | 義一 北川 | 包装苔シート及びその製造方法 |
| CN103931389A (zh) * | 2014-04-09 | 2014-07-23 | 上海师范大学 | 一种苔藓走道的制作方法 |
| KR101688982B1 (ko) * | 2016-01-26 | 2016-12-23 | 한국기계연구원 | 안개제거 필터 |
| KR20220133436A (ko) * | 2021-03-25 | 2022-10-05 | 강의섭 | 이끼 인형 |
| KR102577508B1 (ko) * | 2021-03-25 | 2023-09-11 | 강의섭 | 이끼 인형 |
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