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JP2001237215A - 半導体装置の製造方法及びその装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法及びその装置

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Publication number
JP2001237215A
JP2001237215A JP2000046203A JP2000046203A JP2001237215A JP 2001237215 A JP2001237215 A JP 2001237215A JP 2000046203 A JP2000046203 A JP 2000046203A JP 2000046203 A JP2000046203 A JP 2000046203A JP 2001237215 A JP2001237215 A JP 2001237215A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor device
water vapor
manufacturing
plasma state
vapor atmosphere
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000046203A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumihiro Betsumiya
史浩 別宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2000046203A priority Critical patent/JP2001237215A/ja
Publication of JP2001237215A publication Critical patent/JP2001237215A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラズマ状態が得られない環境でもチャージ
アップを回避することができ、例えSOI構造の半導体
装置の製造に適用しても半導体装置の電荷による劣化を
回避する。 【解決手段】 プラズマ状態のラジカルを用いて被処理
物2をエッチング処理した後、前記被処理物2を水蒸気
雰囲気中に晒して、電荷の除電を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チャージアップに
よるゲート電極等のダメージを回避する半導体装置の製
造方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置、特に3次元構造のICには
SOI(Si On Insulator)構造を用い
たものがある。このSOI構造は、トランジスタ等の能
動素子の周囲が絶縁物で被覆される構造になっている。
【0003】SOI構造の半導体装置の製造工程では、
反応室内に反応ガスを導入し、プラズマ状態でラジカル
成分を半導体基板上のフォトレジストに衝突させて前記
フォトレジストをエッチングする処理が行われる。
【0004】この工程では、電荷をもつラジカル成分を
フォトレジストに衝突させるため、ラジカル成分が衝突
したフォトレジストに電荷が帯電することとなる。
【0005】最近では、微細加工を行うためにドライエ
ッチングに用いるプラズマの電力が増加する傾向にあ
り、そのためフォトレジストに帯電する電荷量も増加す
る傾向にある。
【0006】したがってSOI構造の半導体装置では、
トランジスタ等の能動素子の周囲が絶縁物で被覆される
構造になっているため、電荷が内部に閉じ込められ易い
構造であり、その電荷による影響をゲート電極が受け
て、ゲート電極が破壊される可能性が大きいものであ
る。
【0007】そこで、従来はイオン注入が行われる際に
フォトレジストに帯電する電荷と逆電位のイオンを発生
させて、そのイオンに反応ガスのラジカルを接触させて
中和し、その中和したラジカルをフォトレジストに打ち
込むようにして、チャージアップを緩和するようにして
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の技
術では、中和させるイオンをプラズマ状態で発生させる
ものであるため、プラズマを発生させるイオン注入工程
でのみ中和処理を行うことが可能となり、それ以外の工
程、つまりプラズマ状態を発生させることなく、エッチ
ング処理等が行われる工程では中和処理を行うことが不
可能となる。
【0009】この場合、SOI構造の半導体装置では、
トランジスタ等の能動素子の周囲が絶縁物で被覆される
構造になっているため、電荷が内部に閉じ込められ易く
なり、この電荷による経時劣化を引起こすこととなる。
【0010】このように電荷による経時変化により半導
体装置が破壊される場合、出荷時には正常なものとして
出荷されるが、後に不良品となるため製品管理上問題と
なる。
【0011】したがって半導体装置の製造プロセス中で
如何に電荷の帯電状態を回避するかが問題である。
【0012】本発明の目的は、プラズマ状態が得られな
い環境でもチャージアップを回避する半導体装置の製造
方法及びその装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る半導体装置の製造方法は、プラズマ状
態のラジカルを用いて被処理物をエッチング処理する半
導体装置の製造方法であって、前記エッチング処理を終
了した後、前記被処理物を水蒸気雰囲気中に晒して、電
荷の除電を行うものである。
【0014】また純水を微粒子状態で供給して前記水蒸
気雰囲気を形成する。また前記プラズマ状態を完全に消
失した後に前記水蒸気雰囲気を形成する。
【0015】また本発明に係る半導体装置の製造装置
は、プラズマ状態のラジカルを用いて被処理物をエッチ
ング処理する半導体装置の製造装置であって、前記被処
理物を水蒸気雰囲気中に晒して、電荷の除電を行う手段
を有するものである。
【0016】また純水を微粒子状態で供給して前記水蒸
気雰囲気を形成する手段を有するものである。また前記
プラズマ状態を前記水蒸気雰囲気に切替えて電荷の除電
を行うようにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
より説明する。
【0018】図1は、本発明に係る半導体装置の製造装
置を示す構成図、図2は除電プロセスにおける動作を説
明する断面図である。
【0019】図2において本発明に係る半導体装置の製
造方法は、プラズマ状態のラジカル1を用いて被処理物
2をエッチング処理する半導体装置の製造方法であっ
て、前記エッチング処理を終了した後、図1に示すよう
に前記被処理物2を水蒸気雰囲気中に晒して、電荷の除
電を行うことを特徴とするものである。
【0020】さらに半導体装置の製造に用いる純水(超
純水をも含む)を微粒子状態で供給して前記水蒸気雰囲
気を形成する。さらに前記プラズマ状態を前記水蒸気雰
囲気に切替えて電荷の除電を行う。
【0021】水蒸気雰囲気、すなわち純水を微粒子状態
にすると、その微粒子に電荷が帯電することは技術的な
経験則で明らかであり、本発明によれば、エッチング処
理を終了した後の被処理物2を水蒸気雰囲気中に晒すこ
ととなるため、被処理物2に帯電した電荷3が水蒸気雰
囲気中の微粒子と接触し、その微粒子に帯電している電
荷との間に中和が行われ、被処理物2にチャージアップ
した電荷が除去されることとなる。
【0022】以上のように本発明によれば、従来のよう
に中和させるイオンをプラズマ状態で発生させる必要が
なく、水蒸気の微粒子を供給して水蒸気雰囲気を形成す
るのみであるため、プラズマを発生させるイオン注入工
程以外での中和処理を行うことができ、特にSOI構造
の半導体装置の製造に適したものである。
【0023】したがって本発明を用いて、トランジスタ
等の能動素子の周囲が絶縁物で被覆される構造になって
いるSOI構造の半導体装置を製造する場合にも、電荷
が内部に閉じ込められて経時劣化を引起こす事態を確実
に回避することができ、電荷による経時変化により半導
体装置が破壊される製品を出荷時には正常なものとして
出荷することがなく、製品管理が容易になるものであ
る。
【0024】次に本発明に係る半導体装置の製造装置に
ついて説明する。図1に示すように本発明に係る半導体
装置の製造装置は、反応室4内に反応ガス5を導入し、
その反応ガス5をプラズマ状態にしてラジカルを用いて
被処理物2をエッチング処理するものであり(図2参
照)、前記被処理物2を水蒸気雰囲気中に晒して電荷3
の除電を行う除電手段6を有している。
【0025】前記除電手段6は図1に示すように、反応
室4への反応ガス5の導入径路5aから独立させて微粒
子状態の水蒸気を導入する径路6aを備えており、純水
を微粒子状態で供給して前記水蒸気雰囲気を形成するよ
うにしている。
【0026】さらにエッチング処理した被処理物2を水
蒸気雰囲気に晒すタイミング時期は、前記プラズマ状態
を停止させた後に前記水蒸気雰囲気に切替えるようにし
ている。
【0027】SOI構造の半導体装置の場合、図1に示
すように反応室4内に反応ガス5を導入し、図2に示す
ように前記反応ガス5をプラズマ状態にしてラジカル
(イオン)を用いて被処理物2をエッチング処理して、
ゲート電極2aを形成することとなるが、ラジカルには
電荷が帯電されており、ゲート電極2aの表面に例えば
+の電荷3が帯電する。
【0028】そこで、前記プラズマ状態を停止した後
に、水蒸気導入径路6aから純水を微粒子状態で反応室
4内に供給し、反応室4内の雰囲気を水蒸気雰囲気に切
替えて、その水蒸気雰囲気中の水蒸気微粒子に前記被処
理物2を晒し、その微粒子に帯電した電荷と被処理物2
の表面に帯電する電荷との中和を行い、除電を行う。
【0029】本発明では、プラズマ状態を利用するもの
ではないため、電荷の除電を行う機構を簡素化すること
ができ、しかも半導体装置の製造に用いる純水を利用す
るため、製造コストを安価にすることができる。
【0030】なお、本発明では水蒸気雰囲気を用いてい
るため、反応室4内の雰囲気が湿ったガス状態となる
が、水蒸気の微粒子が電荷を帯びる粒径は極めて小さい
ものであり、その微粒子が半導体装置に影響を与えるこ
とは極めて稀であるが、もし影響を与えるようであれ
ば、乾燥処理を行えばよいものであり、その乾燥処理に
よって新たに電荷が半導体装置に再帯電することはな
い。
【0031】さらにプラズマ状態を停止した後に前記水
蒸気雰囲気に切替えるタイミングに設定するため、前工
程でのプラズマイオンが水蒸気雰囲気による除電に悪影
響を与えることはないものである。
【0032】なお、本発明ではSOI構造の半導体装置
の製造に適用する場合を説明したが、本発明を適用可能
な半導体装置は、SOI構造の半導体装置に限定される
ものではない。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、プラズマ
状態が得られない環境でもチャージアップを回避するこ
とができ、例えSOI構造の半導体装置の製造に適用し
ても半導体装置の電荷による劣化を回避することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体装置の製造装置を示す構成
図である。
【図2】除電プロセスにおける動作を説明する断面図で
ある。
【符号の説明】
1 ラジカル 2 被処理物 3 電荷 4 反応室 5 反応ガス 6 除電手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマ状態のラジカルを用いて被処理
    物をエッチング処理する半導体装置の製造方法であっ
    て、 前記エッチング処理を終了した後、前記被処理物を水蒸
    気雰囲気中に晒して、電荷の除電を行うことを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 純水を微粒子状態で供給して前記水蒸気
    雰囲気を形成することを特徴とする請求項1に記載の半
    導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記プラズマ状態を完全に消失した後に
    前記水蒸気雰囲気を形成することを特徴とする請求項1
    に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 プラズマ状態のラジカルを用いて被処理
    物をエッチング処理する半導体装置の製造装置であっ
    て、 前記被処理物を水蒸気雰囲気中に晒して、電荷の除電を
    行う手段を有することを特徴とする半導体装置の製造装
    置。
  5. 【請求項5】 純水を微粒子状態で供給して前記水蒸気
    雰囲気を形成する手段を有することを特徴とする請求項
    4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記プラズマ状態を前記水蒸気雰囲気に
    切替えて電荷の除電を行うようにしたことを特徴とする
    請求項5に記載の半導体装置の製造装置。
JP2000046203A 2000-02-23 2000-02-23 半導体装置の製造方法及びその装置 Pending JP2001237215A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004140153A (ja) * 2002-10-17 2004-05-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
CN105206566A (zh) * 2006-09-29 2015-12-30 株式会社半导体能源研究所 半导体装置的制造方法
JP2020013995A (ja) * 2018-07-20 2020-01-23 エーエスエム アイピー ホールディング ビー.ブイ. 基板処理方法

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