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JP2001512605A - コンピュータ・システムにおいてメモおよびアクション要求を処理する情報構成コラボレーション・ツール - Google Patents

コンピュータ・システムにおいてメモおよびアクション要求を処理する情報構成コラボレーション・ツール

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JP2001512605A
JP2001512605A JP53666998A JP53666998A JP2001512605A JP 2001512605 A JP2001512605 A JP 2001512605A JP 53666998 A JP53666998 A JP 53666998A JP 53666998 A JP53666998 A JP 53666998A JP 2001512605 A JP2001512605 A JP 2001512605A
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スミガ,ブライアン
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ブックハイム,デニス
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ジョアクイン,ジェームズ
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アクショニア・インコーポレーテッド
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Abstract

(57)【要約】 自然言語をベースとする、コンピュータ・システム用情報構成コラボレーション・ツールを開示する。本発明は、コンピュータ・システムにおいてテキスト表現を処理する装置および方法を含む。この装置は、1)関連するキーワードを用いて情報オブジェクトを定義するオブジェクト・データベースと、2)入力テキスト表現を受け取るユーザ入力装置と、3)入力テキスト表現中の識別されたキーワードに基づいて入力テキスト表現を情報オブジェクトとリンクする機能を含む、入力テキスト表現中のキーワードを識別する解析装置と、4)入力テキスト表現がリンクされた情報オブジェクトのIDをユーザに表示するユーザ出力装置とを含む。本発明の装置はさらに、情報オブジェクトに関する補助情報をオブジェクト・データベース内に含み、ユーザ出力装置はさらに、入力テキスト表現において対応するキーワードが識別されたときに補助情報を表示する機能を含む。本発明の装置はさらに、時間プロジェクト管理システムのユーザ同士の間のコラボレーション用の方法および装置を含む。

Description

【発明の詳細な説明】 コンピュータ・システムにおいてメモおよびアクション 要求を処理する情報構成コラボレーション・ツール発明の分野 本発明は、コンピュータ・システムに記憶された情報の構成およびそのような 情報へのアクセスに関する。詳細には、本発明は、構造化された情報出力を生成 するための自然言語の分析と、コンピュータ・システムにおけるメモの処理に関 する。本発明は、コンピュータ・システムを使用する時間およびアクション/プ ロジェクト管理にも関する。詳細には、本発明は、時間およびプロジェクト管理 のための2人以上の人の間のコラボレーション(協働)用の方法および装置に関 する。関連技術の説明 従来技術には、情報を特定の方法で構成するか、あるいは特定の種類の情報を 処理する多数のアプリケーション・プログラムが存在する。たとえば、文書処理 (ワードプロセス)アプリケーションは特に、コンピュータ・システムでテキス ト文書を処理するように構成されている。同様に、従来技術のデータベースは、 明確に定義された方法でデータを構造化する手段を実現する。さらに、カレンダ リング・システムは、指定された日時に必要なイベントまたはアクションを追跡 する構造化された方法を提供する。これらの従来技術のアプリケーションは情報 を特定の方法で構成する方法を提供するが、多くの場合、ユーザが、情報を更新 する必要があるときにアプリケーション・プログラム同士を切り換える必要があ ることは不都合である。さらに、このような種類のシステムでは、ユーザは、コ ンピュータ・システムにデータを入力する前に情報を構成しておく必要がある。 たとえば、ユーザは、約束またはアクションの日付を入力する必要がある場合、 カレンダリング・プログラムを活動化するにはどうすべきかを知らなければなら ない。別々のアクションでは、ユーザは、カレンダに入力した約束またはアクシ ョンに関連するリストまたはデータベースを更新する必要があることもある。多 くの従来技術のシステムでは、ユーザは、ユーザ・インタフェースを扱い、情報 をそれに関連する所望のリストまたはカテゴリとリンクするのに時間を費やす必 要がある。 「Information Management System」という名 称の米国特許第5115504号は、データベースに記憶されている情報を表す 要素同士をリンクするシステムについて説明している。このシステムは、要素か ら独立したデータベースのセクションに形成されたリンク構造と、第1の要素の 位置を示すリンク構造内のポインタと、第2の要素の位置を示すリンク構造内の 第2のポインタとを備える。データベースは、テキスト・データを有する項目と 、各項目を複数のカテゴリとリンクできるように項目を分類することのできる複 数のカテゴリとを備える。システムは、データベース内のある要素がある親カテ ゴリの子カテゴリに割り当てられている場合、その要素を自動的にその親カテゴ リに割り当てる。システムは一般に、階層構成された複数のカテゴリのうちの1 つまたは複数のカテゴリにデータベース内の要素を割り当てる手段を備える。シ ステムは、カテゴリおよびセクション・ヘッドを有するセクションと、項目が割 り当てられたカテゴリの所与のセクション・ヘッドの下方に順次表示される項目 とに構成された情報画面としてビューを構築する。ユーザは、項目を入力した後 、ビューのコラムに移動し、コラム・ヘッドの下にサブカテゴリの既存の名前を 入力することによって、さらに直接割当てを行うことができる。このようにして 、リンク構造が作成される。 残念なことに、米国特許第5115504号で開示されたシステムでは依然と して、ユーザが表示画面上の情報カテゴリを直接処理する必要がある。この手法 を使用する場合、ユーザは依然として、所望のカテゴリにデータを入力する際に 情報を何らかの方法で構成する必要がある。多くの場合、ユーザが情報をこのよ うにして事前に構成し明示的に記憶することは非効率的であり不都合である。さ らに、ユーザが好都合な自由形式または自然言語表現で入力を行うことができる 場合には効率を高めることができる。ユーザが情報項目またはアクション項目を 容易に、迅速に、かつユーザが現在使用している文脈を失わずに更新できる場合 にも従来技術のシステムが改善される。従来技術のシステムの他の欠点は、ユー ザ同士またはアプリケーション同士の間のコラボレーション用の機構を提供しな いことである。自分自身の情報を構成することは重要であるが、アクション/プ ロジェクトはしばしば、2人以上の人の間で共用される。言い換えれば、自分自 身のTo Doリストおよびカレンダを構成するのでは不十分である。ユーザは また、他のユーザと協働してプロジェクトを割り当て、プロジェクトの割当てを 受け入れ、他のユーザに知らせることができるべきである。さらに、プロジェク トの状況を他のユーザに知らせることができると有利である。 複数のユーザが協働できるようにする従来技術の1つの方法は、eメールを使 用して他のユーザにメッセージを送信することを含む。この従来技術のアプリケ ーションは、ユーザが任意の話題に関して通信することを可能にするが、ユーザ によって維持されるカレンダや、リストや、外部データベースにはリンクされな い。したがって、eメールを交換するたびに合意が深まるにつれて、ユーザには しばしば、プロジェクトに関連するあらゆることを更新する必要が生じる。ユー ザが情報項目またはアクション項目を容易に、迅速に、かつユーザが現在使用し ている文脈を失わずに更新できる場合には、従来技術のシステムはさらに改善さ れる。さらに、複数のユーザが協働し、多数の参加者の間でかつ多数のコンピュ ータ・システムを介してアクション項目を追跡することができるシステムを提供 することによって、従来技術は改善される。 他の従来技術の方法はトップ・ダウン・デリゲーションを使用する。この方法 では、スーパバイザはプロジェクトを部下に委任することができる。しかし、こ の方法では、ユーザ同士の間の折衝やコラボレーションは不可能である。その代 わりに、この方法では厳密な階層構造が使用される。したがって、この方法は、 ピア同士の間のコラボレーションおよび折衝には有用ではない。このような従来 技術のシステムの他の欠点は、クライアント・サーバ・システムを使用すること である。すなわち、コラボレーション・プロセスに関する情報のレポジトリとし てサーバを設ける必要がある。したがって、コラボレーションに参加できるのは 、サーバに接続されたクライアントだけである。これは、同じサーバとリンクさ れていない人は協働環境に参加できないことを意味する。 2人以上のユーザの間のコラボレーションを可能にするシステムを提供するこ とによって、従来技術は改善される。さらに、複数のユーザが協働し、多数の参 加者の間でかつ多数のコンピュータ・システムを介してアクション項目を追跡す ることができるシステムを提供することによって、従来技術は改善される。 したがって、より優れた自然言語情報構成コラボレーション・ツールが必要で ある。発明の概要 本発明は、自然言語をベースとする、コンピュータ・システム用情報構成コラ ボレーション・ツールである。本発明は、コンピュータ・システムにおいてテキ スト表現を処理する装置および方法を含む。この装置は、1)関連するキーワー ド、プロジェクト、リスト、担当者、日時イベント、またはエンクロージャを用 いて情報オブジェクトを定義するリレーショナル・オブジェクト・データベース と、2)入力テキスト表現を受け取るユーザ入力装置と、3)入力テキスト表現 中の識別されたキーワードに基づいて入力テキスト表現を情報オブジェクトとリ ンクする機能を含む、入力テキスト表現中のキーワードを識別する解析装置と、 4)入力テキスト表現がリンクされた情報オブジェクトのIDをユーザに表示す るユーザ出力装置とを含む。本発明の装置はさらに、情報オブジェクトに関する 補助情報をオブジェクト・データベース内に含み、ユーザ出力装置はさらに、入 力テキスト表現において対応するキーワードが識別されたときに補助情報を表示 する機能を含む。本発明の装置はさらに、時間プロジェクト管理システムのユー ザ同士の間のコラボレーション用の方法および装置を含む。図面の簡単な説明 本発明を制限ではなく一例として添付の図面の図に示す。各図において、同じ 参照符号は同じ要素を指す。 第1図は、本発明を実装することのできる完全なシステムを示す。 第2図は、本発明の主要システム要素のブロック図である。 第3図は、キーノート・シャドー領域を示す表示画面を示す図である。 第4A図は、第4B図、第5図ないし第7図は、本発明のユーザ・インタフェ ースの動作を示す図である。 第8図は、パーサの構成要素のブロック図である。 第9図は、字句分析ツールの処理フローを示す流れ図である。 第10図ないし第11図は、キーワード・パーサの処理フローを示す流れ図で ある。 第12図ないし第13図は、キーワード・パーサによって実行される処理の例 を示す図である。 第14図は、提案リスト・キーワード機能の処理フローを示す流れ図である。 第15図ないし第18図は、好ましい実施形態のオブジェクト・データベース 中のテーブルの構成を示す図である。 第19図は、クライアント・サーバ・システムの図である。 第20図は、ピア・ツー・ピア分散システムの図である。 第21図は、本発明の概要を示すフローチャートである。 第22A図は、発信側または要求側の見るコラボレーション・サイクルを示す フローチャートである。 第22B図は、受信側または代理人の見るコラボレーション・サイクルを示す フローチャートである。 第23図は、本発明の折衝プロセスを示すフローチャートである。 第24図は、FYIメモの分配を示すフローチャートである。 第25A図および第25B図は、コラボラティブ・プロセスの例を示す図であ る。好ましい実施形態の詳細な説明 本発明は、自然言語をベースとする、コンピュータ・システム用情報構成コラ ボレーション・ツールである。以下の説明では、本発明を完全に理解していただ くために多数の特定の詳細について述べる。しかし、当業者には、これらの特定 の詳細なしに本発明を実施できることが明らかであろう。他の状況では、本発明 を不必要にわかりにくくしないように周知の構造、回路、およびインタフェース は詳しく示されていない。 第1図は、本発明の一実施形態が実装される典型的なデータ処理システムを示 す。しかし、当業者には、様々なシステム・アーキテクチャの他の代替システム も使用できることが明らかになろう。第1図に示すデータ処理システムは、情報 を伝達するバスまたは他の内部通信手段101と、情報を処理するためにバス1 01に結合されたプロセッサ102とを含む。システムはさらに、情報と、プロ セッサ102によって実行すべき命令とを記憶するためにバス101に結合され たランダム・アクセス・メモリ(RAM)または他の揮発性記憶装置104(メ イン・メモリと呼ぶ)を備える。メイン・メモリ104は、プロセッサ102に よって命令が実行されている間に一時変数または他の中間情報を記憶することも できる。システムは、プロセッサ102に関する静的情報および命令を記憶する ためにバス101に結合された読取り専用メモリ(ROM)および/または静的 記憶装置106と、磁気ディスクや光ディスクなどのデータ記憶装置107およ びそれに対応するディスク・ドライブも備える。データ記憶装置107は、情報 および命令を記憶するためにバス101に結合されている。システムはさらに、 コンピュータ・ユーザに情報を表示するためにバス103を介してバス101に 結合された陰極線管(CRT)や液晶ディスプレイ(LCD)などの表示装置1 21に結合することができる。情報およびコマンド選択肢をプロセッサ102に 伝達するために、英数字キーおよびその他のキーを含む英数字入力装置122を バス103を介してバス101に結合することもできる。他のユーザ入力装置に は、方向情報およびコマンド選択肢をプロセッサ102に伝達し、表示装置12 1上のカーソルの移動を制御するために、バス103を介してバス101に結合 されたマウス、トラックボール、スタイラス、カーソル方向キーなどのカーソル 制御装置123がある。任意選択でバス103を介してバス101に結合できる 他の装置には、ハード・コピー装置またはプリンタ124があり、このような装 置を使用して、紙、フィルム、同様な種類の媒体などの媒体上に命令、データ、 または他の情報を印刷することができる。好ましい実施形態では、ネットワーク を介して分散システムの他のノードにアクセスする際に使用される通信装置12 5がバス103を介してバス101に結合される。通信装置125は、イーサネ ット、トークン・リング、インターネット、またはワイド・エリア・ネットワー クに結合するために使用されるようないくつかの市販のネットワーク化周辺装置 を含むことができる。第1図に示すこのシステムのすべての構成要素および関連 するハードウェアを本発明の様々な実施形態で使用できることに留意されたい。 しかし、当業者には、特定の実施態様による様々な目的に任意の構成のシステム を使用できることが理解されよう。本発明の一実施形態では、第1図に示すデー タ処理システムはIBM(登録商標)互換パーソナル・コンピュータまたはSu n(登録商標)SPARCワークステーションである。プロセッサ102は、カ リフォルニア州Santa ClarのINTEL(登録商標)Corpora tionによって製造されている80486などの80X86互換マイクロプロ セッサまたはPENTIUM(登録商標)ブランド・マイクロプロセッサのうち の1つでよい。 本発明を実装する制御論理またはソフトウェアは、メイン・メモリ104、大 容量記憶装置107、またはプロセッサ102へローカルにアクセスすることの できる他の記憶媒体に記憶することができる。他の記憶媒体には、フロッピィ・ ディスク、メモリ・カード、フラッシュ・メモリ、またはCD−ROMドライブ を含めることができる。当業者には、本明細書で説明する方法およびプロセスを メイン・メモリ104または読取り専用メモリ106に記憶されプロセッサ10 2によって実行されるソフトウェアとして実施できることが明らかであろう。こ の制御論理またはソフトウェアは、コンピュータ読取り可能媒体108を備える 製造品上に存在することもでき、このコンピュータ読取り可能媒体108は、そ こで実現され、大容量記憶装置107によって読み取ることのでき、プロセッサ 102に本明細書の方法および教示に従って動作させるコンピュータ読取りプロ グラム・コードを有する。 本発明のソフトウェアは、前述のコンピュータ・ハードウェア構成要素のサブ セットを含むハンドヘルド装置または携帯装置に実装することもできる。たとえ ば、ハンドヘルド装置は、バス101、プロセッサ102、およびメモリ104 および/または106のみを含むように構成することができる。ハンドヘルド装 置は、1組のボタンまたは入力信号構成要素を含むように構成することもでき、 ユーザはこれらのボタンまたは構成要素を用いて1組の利用可能なオプションの うちの1つを選択することができる。ハンドヘルド装置は、ハンドヘルド装置の ユーザに情報を表示する液晶ディスプレイ(LCD)や表示要素マトリックスな どの出力装置を含むように構成することもできる。従来型の方法を使用してこの ようなハンドヘルド装置を実現することができる。このような装置に関する本発 明の実施態様は、本明細書で与えられる本発明の開示によって当業者に明らかに なろう。 本発明は、自然言語をベースとする、解析可能で常に利用可能でインテリジェ ントなメモ・エディタであり、ユーザの考え、アクション要求、および情報をコ ンピュータ・システムに取り込むことができる。本発明は、ユーザから入力され た自由形式のテキスト入力表現(本明細書ではキーノートと呼ぶ)におけるキー ワードおよび日付情報を、自然言語解析を使用して識別し、識別された語に基づ いて他の情報オブジェクトとのリンクを確立する。リンクされるこのような他の オブジェクトには、プロジェクト、担当者、日時イベント、リスト、および文書 識別子オブジェクトが含まれる。キーワードとは、定義済みの一語テキスト文字 列、または句読点を含むか、あるいは含まない定義済みの多重語テキスト文字列 であり、1つまたは複数の関連情報オブジェクトに関連付けまたはリンクされる 。リストとは、ユーザによって確立された、関連するキーノートの集合である。 リストはアクション関連メモまたは単に保存されたメモでよい。本発明はさらに 、アクション、メモ、個人キーノート、共用キーノート、アクション要求、FY I(for your information(情報))メッセージ、他のい くつかの異なる種類のキーノートのうちの1つなど特定の種類のキーノートとし てテキスト入力(すなわち、キーノート)を分類する。個人キーノートとは、他 の誰にも送信されないキーノートである。共用キーノートは他人に送信される。 キーノートが分類された後、本発明は、リンクされた担当者へアクション要求を 送信するか、リンク・リスト、担当者、日時表現、またはプロジェクト・データ を更新するか、コラボレーション・グループ内の他の人とキーノートを共用する か、あるいはキーノートに関する情報を整然と効率的に記憶することによって、 キーノートを処理する。本発明は、ユーザから入力テキスト表現を受け取り、キ ーノートの分類に関する選択可能な補助情報をユーザに与えるリアルタイムな対 話型ユーザ・インタフェースを含む。また、本発明は、前述のように自然言語を 処理するパーサを含む。 第2図は、本発明の好ましい実施形態の主要構成要素をブロック図形で示す。 ユーザは、ユーザ・インタフェース200に与えられるメモ、考え、またはアク ション要求を表す自然言語テキスト表現(すなわち、キーノート)を与える。ユ ーザ・インタフェース200は、これらのテキスト表現をパーサ300に渡す。 パーサ300は、キーノートの種類を識別し、入力テキスト表現内で見つけられ た識別されたキーワードまたは日時表現に基づいて1つまたは複数の対応する情 報オブジェクトにキーノートをリンクする責任を負う。リンクされたオブジェク トには、リスト、プロジェクト、担当者、eメール・アドレス、添付文書識別子 、カレンダで使用される日時イベントが含まれる。パーサ300は、字句分析ツ ール400を使用して、入力テキスト表現を複数のトークンに区分する。トーク ンとは、指定済みのデリミタ間の入力テキスト表現の一連の部分または互いに隣 接する部分である。パーサ300がキーノートの種類を分類し、関連するオブジ ェクトにキーノートをリンクした後、リンク・リスト、プロジェクト、担当者、 関連するeメール・アドレス、密閉文書識別子、任意のカレンダ・イベントがユ ーザ・インタフェース200に送り返され、表示装置121上のキーノート・シ ャドー領域に表示される。 次に第3図を参照すると、ユーザ・インタフェース200のキーノート・シャ ドー領域210の例が表示装置121の内容と対比して示されている。本発明の キーノート・シャドー領域210は、その典型的なアプリケーションでは、他の ウィンドウまたは表示装置121の情報領域および機能領域と組み合わせて表示 装置121上に表示される。ウィンドウおよび情報領域または機能領域の表示装 置上での表示は、当業者によく知られている。たとえば、ワシントン州Redm ondのMicrosoft Corporationによって開発されたWi ndows95TMオペレーティング・システムは、そのようなウィンドウを表示 するオペレーティング・システムの一例である。本発明のキーノート・シャドー 領域は、このようなオペレーティング・システムによって実現されるウィンドウ 機能および表示機能を使用して表示することができる。また、当業者には、この ような情報領域を表示装置上に表示する他の手段を他の従来型のオペレーティン グ・システムまたはアプリケーション・プログラムでも実現できることが明らか であろう。当業者には、オペレーティング・システムの従来型のツールを使用し て、キーノート・シャドー領域210を任意の位置に、あるいは任意のサイズで 表示できることも理解されよう。さらに、従来型のオペレーティング・システム は、表示優先順位または表示レベルを指定する手段を実現し、キーノート・シャ ドー領域210を、常に最上表示優先順位または最上表示レベルで表示されるよ うに指定またはコード化することができる。したがって、キーノート・シャドー 領域210は、従来型の方法を使用して、常に見ることができかつ常に表示画面 121上で利用できるようにプログラムすることができる。このようにして、本 発明は、入力されたテキストの解析およびキーワード一致のリアルタイム・フィ ードバックを行うウィンドウ領域または表示領域にテキスト情報を入力する常に 利用可能な方法を提供する。 次に、第4A図および第4B図を参照すると、好ましい実施形態のキーノート ・シャドー領域210の構成要素が例示されている。キーノート領域220は、 ユーザが情報および考えを迅速に取り込むことを可能にする紙粘着メモのオン・ スクリーン・バージョンである。キーノート領域220は、ユーザが取り込む必 要のあるテキスト情報および考えを表す自然言語テキスト表現(すなわち、キー ノート)が入力される表示領域を示す。キーノート領域220内のこのようなキ ーノートの例を第4B図に示す。キーノート領域220には任意の種類の自然言 語テキスト表現を入力することができる。従来型の技法を使用してテキストをキ ーノート領域220に表示しワード・ラップすることができる。さらに、従来型 の技法を使用して、テキスト入力のエントリ用のキーノート領域220を選択ま たは識別することができる。たとえば、カーソル制御装置123、マウス、また はコンピュータ・システムのキーボード122上に入力された特殊キー・コード を使用して、テキスト表現が入力されるキーノート領域220を選択することが できる。各キー・ストロークがキーノート領域220に入力されるにつれて、個 々のキー・ストロークは、後述のようにユーザ・インタフェース200へ転送さ れ、その後パーサ300へ転送される。 再び第4A図および第4B図を参照するとわかるように、解析されたテキスト 表現の出力を表示し、ユーザから入力されたアイコン選択肢を取り込むシャドー 領域230が用意される。シャドー領域230は、キーノート領域220の下、 あるいはキーノート領域220に隣接して表示され、リンク・オブジェクト情報 をデータ・フィールド内に含むウィンドウであり、このデータ・フィールドは、 キーノート領域220に入力されたキーノートを解析した結果として自動的に設 定される。シャドー230は1組のアイコン240を含み、これらのアイコンは 、好ましい実施形態ではキーノート領域220と共に見える。アイコン240は 2つの目的を果たす。第1に、アイコン240は、キーノートを解析した結果と して、対応するオブジェクトとのリンクの有無を表す2つの状態のうちの1つで 明確に表示することができる。たとえば、キーノートを解析した結果として担当 者情報が見つかった場合、アイコン240のうちで、担当者情報オブジェクトを 表すアイコンを強調表示することができる。同様に、キーノートを解析した結果 として見つけられるプロジェクト、リスト、カレンダ・イベント、密閉文書情報 などのオブジェクトとのリンクの有無に応じて、プロジェクト、リスト、カレン ダ、または密閉文書に対応する他のアイコンを強調表示または非強調表示するこ とができる。別法として、プロジェクト・オブジェクト、リスト・オブジェクト 、カレンダ・イベント・オブジェクト、密閉文書オブジェクトとリンクされたキ ーノートのキーワードをキーノート自体内に明確に表示することができる。たと えば、キーノートをプロジェクト・オブジェクトとリンクするキーワードを第1 の色またはフォント・タイプまたは形式で表示することができる。キーノートを 担当者オブジェクトとリンクするキーワードを第2の色またはフォント・タイプ または形式で表示することができる。同様に、パーサ300が入力テキスト表現 中の対応するキーワードを識別したことをユーザに知らせるように、キーノート を他のオブジェクトとリンクする他のキーワードを明確に表示することができる 。 アイコン240および関連するドロップダウン・リスト制御によって実現され る第2の機能は、ユーザが、選択された特定のアイコンに対応するリンク・オブ ジェクト・タイプの表示を選択する手段である。パーサ300によって生成され る出力は、シャドー230の領域250に表示される。シャドー230は最初、 キーノート220の下に表示されるが、ユーザは、カーソル制御装置123を用 いてシャドー領域230をクリックするか、あるいはキーボード122上の指定 済みのキー・エントリをタイプすることによって、シャドー領域230をキーノ ート領域220の前方へ移すことができる。別法として、メニュー・コマンドを 使用して、シャドー領域230を表示されるように選択することができる。 次に、第5図を参照すると、本発明の好ましい実施形態のキーノート・シャド ー領域210の一般バージョンが初期状態で示されている。図のように、キーノ ート220は最初、任意のキーノートを入力しないうちは空白である。シャドー 領域230は、全体的にI1ないしI5として識別された1組のアイコンを含む 。この例では、アイコンI1はプロジェクト・オブジェクトを表し、アイコンI 2は担当者アイコンを表し、アイコンI4は日時カレンダ・オブジェクトを表し 、アイコンI5はリスト・オブジェクトを表す。当業者には、他の種類の情報ま たはオブジェクトがシャドー230の各アイコン240に対応できることが明ら かであろう。同様に、当業者には、シャドー領域230に任意の数のアイコンを 同様に設けられることが明らかであろう。 次に、第6図を参照すると、点線の円領域(図示のみのための領域)内に示さ れたキーノート222を入力した後のキーノート・シャドー領域が示されている 。当業者には、点線が例示のみのために第6図に示されており、好ましい実施形 態で実際には表示されないことが明らかであろう。キーノート222を解析した 結果として、本発明によっていくつかの出力結果が生成されている。まず、パー サ300によって入力キーノート222とリンクされたオブジェクト・タイプに 対応するアイコン240のうちの個々のアイコンが強調表示される。たとえば、 パーサ300がプロジェクト・オブジェクト(すなわち、「wilson de al」(wilson取引))をキーノート222とリンクしているので、アイ コンI1が強調表示される。同様に、パーサ300が担当者オブジェクト(すな わち、「Paul」)をキーノート222とリンクしているので、アイコンI2 が強調表示される。パーサ300が日時カレンダ・イベント・オブジェクト(「 next Thursday」(来週の木曜日))を入力キーノート222とリ ンクしているので、アイコンI4が強調表示される。最後に、パーサ300がリ スト(「Call」(電話))を入力キーノート222とリンクしているので、 アイコンI5が強調表示されている。パーサ300が、特定のアイコンに対応す る情報オブジェクト・タイプを入力キーノート222内で見つけることができな い場合、シャドー領域230に、対応するアイコンが強調表示されることはない ことが、当業者には明らかであろう。本発明によって入力キーノート222を解 析した場合の第2の結果は、キーノートがアクション、メモ、個人キーノート、 共用キーノート、アクション要求、FYIメッセージなど、いくつかの異なるキ ーノート・タイプの1つとして分類されることである。最後に、構造化出力情報 またはリンク・オブジェクト・データがシャドー230の表示領域250に表示 される。この出力情報については、第7図に関して詳しく説明する。 次に、第7図を参照すると、カーソル制御装置123または指定済みのキーボ ード122エントリを使用してシャドー領域230が前景に移された後のキーノ ート・シャドー領域210が示されている。シャドー230の領域250は、第 6図に示すサンプル入力キーノート222を解析した結果として生成される構造 化情報出力を示す。パーサ300は、入力キーノート222を解析した結果とし て、入力キーノート222中の「wilson deal」の参照を指定済みの 「Wilson Account」プロジェクト・オブジェクトとリンクしてい る。リンクされたプロジェクト・オブジェクト「Wilson Account 」は、対応するアイコンI1に隣接する領域250に表示される。同様に、パー サ300は、入力キーノート222中の「Paul」の参照を指定済みの担当者 オブジェクト「Paul Jones」とリンクしている。リンクされた担当者 オブジェクト「Paul Jones」は、対応するアイコンI2に隣接する領 域250に表示される。パーサ300は、キーノート222中の「next T hursday」テキストを解析した結果として日時カレンダ・イベント・オブ ジェクトをリンクしている。処理されたこの日時カレンダ・イベント・オブジェ クトは、シャドー230の、対応するアイコンI4に隣接する領域250に表示 される。最後に、パーサ300は入力キーノート222中のキーワード「cal l」を、リスト・オブジェクトとしてすでに定義されている指定済みの「Cal ls」リストとリンクしている。リンクされたCallsリストの識別は、シャ ドー230の、対応するアイコンI5に隣接する領域250に表示される。 オブジェクトまたは情報の多重行リストが領域250のドロップ・ダウン部に 表示されるように、リストを下向きに拡張させるドロップ・ダウン・インジケー タ260が設けられる。コンピュータ表示装置上にドロップ・ダウン・リスト・ インジケータを示す従来型の方法が存在する。 したがって、ユーザ・インタフェース200およびそれに対応するキーノート ・シャドー領域210は、自然言語テキスト表現をユーザから受信し、テキスト 表現の解析されリンクされた構造化出力を簡潔にかつ効率的に表示する手段およ び方法を実現する。以下に、パーサ300および字句分析ツール400によって 実行される処理について詳しく説明する。 第3図ないし第7図と、本発明のユーザ・インタフェース200に関する上記 の説明でわかるように、ユーザ・インタフェース200は、テキスト表現を入力 し、結果として得られる関連する構造化情報を受信する容易で直感的なユーザ・ インタフェースを実現する。さらに、キーノート・シャドー領域210が常に表 示されるか、あるいは表示装置121上に容易に表示できるので、ユーザは、す でに行われた仕事の文脈を失わずにキーノート・ウィンドウ220内にメモまた は考えを容易に記録することができる。このようにして、本発明は、現在のユー ザ操作を妨害せずにメモを容易に記録することを可能にする。また、本発明は、 メモを自然言語非構造化形式で記録することを可能にする。この形式は、自然な ユーザの思考プロセスに密に類似している。したがって、ユーザには、このよう なメモや考えを特定の構造化フィールドに構成する必要がなく、かつユーザは、 多重ステップ・アプリケーションを扱う必要なしにメモまたは考えを記録するこ とができる。本発明の他の利点は、いくつかの従来型のコンピュータ・アプリケ ーションの動作を中央自由形式ユーザ・インタフェースに統合する能力である。 本発明は、自然言語を、プロジェクト・オブジェクト、担当者オブジェクト、日 時カレンダ・イベント・オブジェクト、またはリスト・オブジェクトとリンクさ れた構造化情報として解析する手段を提供するので、それによって生成された構 造化情報は、文書処理アプリケーション、カレンダリング・アプリケーション、 データベース・アプリケーション、プロジェクト管理アプリケーション、または 電子メール・アプリケーションと容易に統合することができる。それによって、 本発明は、ユーザが、構造化情報として解析することのできる非構造化テキスト 表現を入力することを可能にし、この構造化情報はその後、このような様々な従 来型のソフトウェア・アプリケーションに入力される。パーサ 好ましい実施形態のパーサ300は、ユーザ・インタフェース200から自然 言語テキスト表現を受け取り、入力テキスト表現中の識別されたキーワードに対 応するプロジェクト、担当者、リスト、日時カレンダ項目、密閉文書などの情報 オブジェクトとのリンクを含む構造化情報を生成する。従来技術には多数の解析 アルゴリズムが存在するが、本発明のパーサ300は、入力テキスト文字列中の キーワードおよび/または日時カレンダ・イベントを有効に識別し提案し、対話 型ユーザ・リアルタイム性能で応答する能力がユニークである。好ましい実施形 態のパーサ300は、新規の内部アーキテクチャと、自然言語テキスト表現を処 理する1組の方法とを用いてこれらの目的を達成する。以下に、本発明のパーサ 300によって使用されるアーキテクチャおよび方法について説明する。 本発明は、自然言語テキストの構造および意味を解釈する問題を解決する。こ の意味は、ユーザに知られておりユーザによって事前に定義されている他の関連 情報に関係するか、あるいはそのような情報にリンクされている1組の構造化情 報である。以下の例は、本発明の動作を示す。 ユーザが、本発明のユーザ・インタフェース200に以下のサンプル・キーノ ートを入力するものと仮定する。 「call Scott tomorrow to arrange the next Engineering meeting(明日Scottに電話 して次回のエンジニアリング会議の準備をする)」。ユーザがキーノートを1文 字ずつ入力するにつれて、本発明のパーサ300を使用してこのキーノートがリ アルタイムで分析される。新しい各文字が入力された後にキーノート全体が解析 されることに留意されたい。キーノート全体がユーザによって入力されパーサ3 00によって分析された後、パーサ300によって以下の構造化情報出力が生成 される。 lists:Calls project:arrange Engineering Meeti ngs until Dennis gets back contact:Scott Jones date:tomorrow=current date+1day(リ スト:電話 プロジェクト:Dennisが戻るまでエンジニアリング会議の準備をする。 担当者:Scott Jones 日付:明日=現在の日付+1日) この例では、本発明のパーサ300は、入力キーノート中のキーワード「ca ll」を認識し、このテキスト入力キーワードを「Calls」リストとリンク するか、あるいは関係付けるべきであると判定した。本発明のパーサ300は、 キーワード「Scott」を認識し、この担当者名を担当者オブジェクト「Sc ott Jones」とリンクすべきであると判定した。「tomorrow」 の語もパーサ300によって認識され、パーサ300は明日の日付を計算し(す なわち、現在の日付+1日)、この日付オブジェクトを入力キーノートとリンク した。キーワード「Engineering meeting」は、定義済みの 「arrange Engineering meeting until D ennis gets back」プロジェクト・オブジェクトとのリンクとし てパーサ300によって認識された。本発明が、入力キーノートと対応するリン ク・オブジェクト・タイプとを、表示領域250内のリスト・オブジェクト、プ ロジェクト・オブジェクト、担当者オブジェクト、または日時カレンダ・イベン ト・オブジェクト用のデータ領域に表示することに留意されたい。 本発明の1つの重要な目標は、入力された自然言語テキスト表現に基づいてコ ンピュータ・ユーザの意図を予想することによってユーザの作業量を軽減するこ とである。ユーザの意図をかなり正確に予想することによって、本発明は、ユー ザが情報をより効率的にかつ容易に取り込むことを可能にする。たとえば、上記 で示した例の入力キーノート「call Scott tomorrow to arrange the next Engineering meetin g」を単にタイプした後、ユーザは表示画面やアプリケーション・ユーザ・イン タフェースを扱うことに貴重な時間を費やす必要なしに、入力キーノートを所望 のリスト・オブジェクト、プロジェクト・オブジェクト、担当者オブジェクト、 日時カレンダ・イベント・オブジェクトとリンクすることができる。本発明は、 入力キーノート中の非構造化情報と対応する構造化情報オブジェクトとのリンク を自動的に処理する。したがって、ユーザは、キーノートの保存、キーノートの 送信、またはキーノートに対するアクションの開始を非常に迅速に、ほとんどユ ーザの介入なしに行うことができる。 次に、第8図を参照すると、パーサ300の内部構造と、この内部構造とユー ザ・インタフェース200、字句分析ツール400、およびオブジェクト・デー タベース850との関係がブロック図で示されている。パーサ300は、ユーザ ・インタフェース200から入力された自然言語キーノートを受け取るキーワー ドと日時パーサ810を含む。キーワードと日時パーサ810は、キーワード・ パーサおよび日時パーサを含む。キーワードと日時パーサ810のキーワード・ パーサは入力キーノートからキーワードを解析する責任を負う。キーワードは、 リスト、プロジェクト、担当者、文書密閉オブジェクト、および場合によっては 日付(たとえば、「Dave‘s Birthday(Daveの誕生日)」= 6/25)を含め様々な異なるオブジェクト・タイプにリンクすることができる 。これらの異なる種類のオブジェクトはそれぞれ、パーサ300に維持される。 リスト・オブジェクト820は、ユーザによって定義されたリスト・オブジェク トを維持するために使用される。プロジェクト・オブジェクト822は、ユーザ によって定義されたプロジェクト・オブジェクトを維持するために使用される。 担当者オブジェクト824は、担当者名オブジェクトを維持するために使用され る。エンクロージャ・オブジェクト826は、エンクロージャ・オブジェクトま たは文書識別子オブジェクトを維持するために使用される。他のオブジェクト・ タイプ828も同様に設けることができる。各オブジェクト・タイプについて、 キーワードと日時パーサ810のキーワード・パーサは、以下に詳しく説明する 方法でオブジェクト820ないし828を入力キーノートの対応するキーワード とリンクする。 キーワードと日時パーサ810の日時パーサは、日付イベントまたは時間イベ ントに対応する情報が存在するかどうかについて入力キーノートを走査するため に使用される。日時パーサの動作については詳しく後述する。 キーワードと日時パーサ810は字句分析ツール400と相互接続される。当 業者には、字句分析ツール400によって実行される機能をパーサ300または キーワードと日時パーサ810の一体部分として実装することもできることが明 らかであろう。しかし、本発明の好ましい実施形態では、字句分析ツール400 はキーワードと日時パーサ810とは独立のソフトウェア・モジュールとして設 けられる。キーワードと日時パーサ810は、ユーザ・インタフェース200か ら入力された自然言語キーノートを受け取ると、このキーノートを回線410上 で字句分析ツール400に渡す。字句分析ツール400は、入力キーノートから 1組のトークンを生成することに責任を負う。 次に、第9図を参照すると、字句分析ツール400によって実行される処理が フローチャートで表されている。最初の処理ブロック912で、字句分析ツール 400がパーサ300から入力キーノートを得る。初期設定プロセスの一部とし て、文字ポインタがキーノートの第1の文字を指し示すように初期設定される。 現在のトークンの文字を収集するために使用されるトークン・バッファは、論理 ブロック912で初期設定される。次に、判断ブロック914で、入力キーノー ト中の各文字を処理するループが開始される。キーノート全体が処理されると、 処理経路916が選択され、字句分析ツール400は出力トークン・リストをパ ーサ300に返す。入力キーノートにまだ文字が残っている場合、判断ブロック 920への処理経路918が選択される。処理中の現在の文字がデリミタ文字で はない場合、処理ブロック928への処理経路924が選択され、処理ブロック 928で、現在の文字がトークン・バッファに追加され、次の文字が論理ブロッ ク930を介して処理され、判断ブロック914に戻る。デリミタ文字は、ブラ ンク、タブ、コンマ、ピリオドなど定義済みの特殊文字のうちの1つでよい。再 び判断ブロック920を参照するとわかるように、現在の文字がデリミタ文字で ある場合、処理ブロック926への処理経路922が選択され、処理ブロック9 26で、現在収集されているトークンについて処理が完了する。論理ブロック9 26で、トークンを囲む空白または不要なブランクが除去され、トークンの大文 字または小文字を任意選択で、一貫した大文字形式に標準化することができる。 さらに、トークンは、α文字、α数字、日付、日付スパンなど、いくつかのトー クン・タイプのうちの1つとして分類される。数量もトークンに関連付けされる 。トークンはまた、日時トークンまたはキーワード・トークンとして分類される 。好ましい実施形態では、キーワード・トークン用のトークン・リストおよび日 時トークン用の別のリストの2つの別々のトークン・リストが維持される。この ように区別するのは、パーサ300が文脈の影響を受けるからである。たとえば 、トークン「Friday(金曜日)」は、日時パーサには特殊な意味を有する が、キーワード・パーサには有さない。当業者には、代替実施形態では別々のト ークン・リストを使用することが不要であることが明らかであろう。 次いで、新しいトークン、トークン・タイプ、トークン値情報が出力トークン ・リストに追加される。出力トークン・リストは、字句分析ツール400によっ て実行される処理が完了したときにパーサ300に返されるトークン・リストを 表す。やはり処理ブロック926で、トークン・バッファが、次のトークンを収 集できるようにセットアップするように初期設定され、処理が処理ブロック93 0へ転送され、キーノート中の次の文字が処理される。本発明は、第9図に示す ように字句分析ツールによって実行されるこの基本処理フローを使用して、自然 言語自由形式入力キーノートを、パーサ300によって好都合に処理できる1組 のトークンおよびトークン・タイプ・トークン値情報に変換する。このトークン ・リストは、第8図に示すように経路420上で字句分析ツール400からパー サ300へ転送される。 パーサ300と字句分析ツール400との間のインタフェースを使用してパー サ300と字句分析ツール400との間でトークンを交換し、特定の日時イベン トを表すために使用できる多重語トークンを得ることもできる。パーサ300と 字句分析ツール400は、パーサ300が、日時トークンの後に続く日時処理経 路を見つけるまで日時トークンを交換する。 第10図ないし第13図は、本発明のキーワードと日時パーサ810のキーワ ード・パーサの動作を示す。第10図および第11図は、キーワードと日時パー サ810のキーワード・パーサの処理フローを示すフローチャートである。第1 2図および第13図は、キーワードと日時パーサ810のキーワード・パーサの 動作の例を示す。 次に第12図を参照すると、最初にオブジェクト・ディレクショナリ851に キーワード情報をロードする方法が例示されている。初期設定時には、オブジェ クト・データベース850がアクセスされ、オブジェクト・ディクショナリ85 1にロードすべき初期オブジェクトが得られる。オブジェクト・ディクショナリ 851内のローカル・データを使用できるので、パーサ300の動作はずっと高 速である。オブジェクト・データベース850については詳しく後述する。 オブジェクト・ディクショナリ851は、トリガ・テーブル856、キーワー ド・ディクショナリ852、キーワード定義テーブル854を含む。トリガ・テ ーブル856は、キーワードが形成される各トークン用のトリガと呼ばれるエン トリを含む。各トリガには、キーワードの数を識別する基準カウントが関連付け され、対応するトリガはこれらのキーワードの一員である。キーワード・ディク ショナリ852は、キーワードと日時パーサ810のキーワード・パーサによっ て実行されるメソッドまたは呼出しを使用して事前に定義された各キーワードの IDを含む。第12図に示す論理ブロック1210、1212、および1214 は、キーワード・ディクショナリ852にエントリを追加するために使用される 「キーワード追加」関数または「キーワード追加」メソッドを呼び出す3つの例 を示す。このような呼出しは、キーワード定義テーブル854にキーワード定義 情報をロードする場合にも使用される。第12図の例に示すように、キーワード 定義は、キーワード・ディクショナリ852中の各キーワードに関連するリスト ・オブジェクト、プロジェクト・オブジェクト、担当者オブジェクトの参照を含 む。キーワード・ディクショナリ852は定義リンク(Def.Link)を含 み、この定義リンクは、キーワード・ディクショナリ852中のキーワードに対 応するキーワード定義エントリを指し示す。第12図に示すサンプル・メソッド 呼出し1210、1212、および1214の結果として、キーワード・ディク ショナリ852、キーワード定義テーブル854、およびトリガ・テーブル85 6に、キーワードと、関連するキーワード定義およびトリガとが含められる。オ ブジェクト・ディクショナリ851のこれらのテーブルおよび記憶領域が含めら れた後、キーワードと日時パーサ810のキーワード・パーサを使用して、ユー ザ入力キーノートを、これらの定義済みキーワードを含む自然言語から出力構造 化情報テーブルとして解析することができる。この出力構造化情報テーブルは、 キーワードと日時パーサ810のキーワード・パーサによって検出されたユーザ 入力キーノート中のキーワードに関連するリンク・リスト・オブジェクト、プロ ジェクト・オブジェクト、および担当者オブジェクトを含む。 次に第10図および第11図を参照すると、この機能を実行するためにキーワ ードと日時パーサ810のキーワード・パーサによって使用される処理論理がフ ローチャートで示されている。初期処理ブロック1010で、キーワード・バッ ファ、現キーワード・バッファ、および出力バッファが初期設定される。キーワ ード・バッファは、最も完全な(すなわち、最長の)キーワードが構築できるま でキーワードの一部(すなわち、1つまたは複数のトークン)を一時的に保持す るために使用される。現キーワード・バッファは、現在最も完全なキーワードを 記憶するために使用される。出力バッファは、現在のユーザ入力キーノートのキ ーワードに関して検索された構造化情報またはキーワード定義情報を記憶するた めに使用される。処理ブロック1012で、ユーザ入力キーノート中の次のトー クンが検索される。検索されたトークンが、トリガ・テーブル856にアクセス することによって判定されたトリガである場合、処理ブロック1022への処理 経路1018が選択され、処理ブロック1022で、キーワード・バッファの内 容にトリガが付加される。次に、判断ブロック1024で、キーワード・ディク ショナリ852でキーワード・バッファの現在の内容が探索される。キーワード ・ディクショナリ852でキーワード・バッファの内容が見つかった場合、処理 は処理ブロック1026に進み、キーワード・バッファの内容が現キーワード・ バッファに記憶される。この場合、キーワード・ディクショナリ852でキーワ ード・バッファ中のトークンの現在の集合が見つかっている。ユーザ入力キーノ ート中にまだトークンがある場合、処理ブロック1012に戻る経路1030が 選択され、処理ブロック1012で次のトークンが検索され、上記の処理が繰り 返される。 再び判断ブロック1014を参照するとわかるように、検索されたトークンが 、トリガ・テーブル856にアクセスすることによって判定されたトリガではな い場合、判断ブロック1020への処理経路1016が選択され、判断ブロック 1020で、現キーワード・バッファの内容が検査される。現キーワード・バッ ファが空である場合、処理は、Aで示されたバブルを介して判断ブロック102 8に進む。この場合、現在のトークンは単に破棄される。しかし、現キーワード ・バッファが空でない場合、処理は、第11図に示すBで示されたバブルに進む 。同様に、ユーザ入力キーノート中の最後のトークンについて現キーワード・バ ッファが空でなく、したがって処理経路1034が横断される場合、処理は、B で示されたバブルに進む。 次に第11図を参照するとわかるように、Bで示されたバブルでキーワードと 日時パーサ810のキーワード・パーサに関する処理が行われる。この場合、現 キーワード・バッファは、キーワード・ディクショナリ852中の定義済みのキ ーワードを形成する、ユーザ入力キーノートで見つけられる最大数の連続トーク ンを含む。この場合、現キーワード・バッファ中の現在のキーワードは、キーワ ード・ディクショナリ852中の関連するキーワードを参照するために使用され る(処理ブロック1110)。キーワード・ディクショナリ852でキーワード が見つかった後、キーワード定義テーブル854から対応するキーワード定義が 検索される。対応するキーワード定義には、キーワード・ディクショナリから得 た一致したキーワードに対応するリスト・オブジェクト情報、プロジェクト・オ ブジェクト情報、および担当者オブジェクト情報が含まれる(処理ブロック11 12)。判断ブロック1114で、出力バッファ内でキーワード定義構成要素( すなわち、リスト、プロジェクト、および担当者)がすでに修正されているかど うかを判定する試験が実行される。これが真である場合(処理経路1118)、 処理ブロック1116の動作を実行することによって出力バッファの現在の内容 がさらに修正されることはない。処理ブロック1116で、キーワード・ディク ショナリからのキーワード定義情報が出力バッファの未修正部分に記憶される。 本発明では、キーワードやキーワードのトークンが混合されておらず、キーワー ドと日時パーサ810のキーワード・パーサが、それぞれの異なるキーワード定 義とリンクされた2つ以上のキーワードを検出した場合、好ましい実施形態のキ ーワードと日時パーサ810のキーワード・パーサは、キーワードがユーザ入力 キーノートの最初または最も左に表示されたキーワード定義を選択する。さらに 、2つ以上のキーワードまたはキーワードのトークンが混合されている場合、好 ましい実施形態のキーワードと日時パーサ810のキーワード・パーサは、ユー ザ入力キーノート中の左から右への最長のキーワードを選択し、次いでこの最長 のキーワードのすべてのトークンを破棄し、ユーザ入力キーノートの残りの部分 を処理する際に考慮されないようにする。本発明におけるこれらの解析規則を使 用すれば、入力キーノートが与えられた場合に出力構造化情報を予測し理解する ことができる。出力バッファが処理ブロック1116にロードされた後、処理は 、第10図に示すAで示されたバブルに進む。再び第10図と、Aで示されたバ ブルを参照するとわかるように、トークンを処理する処理ループは、入力キーノ ート中のすべてのトークンが処理されるまで反復的に判断ブロック1028に進 む。 次に第13図を参照すると、本発明のキーワードと日時パーサ810のキーワ ード・パーサによって生成される対応する出力構造化情報に関連するユーザ入力 キーノートが与えられた場合の、本発明の好ましい実施形態の動作として4つの 例(1ないし4)が示されている。さらに、第13図に示す例は、第12図に示 すロード済みオブジェクト・ディクショナリ851に基づく例である。上記で第 12図に関して説明したように、トリガ・テーブル856、キーワード・ディク ショナリ852、およびキーワード定義テーブル854を含むオブジェクト・デ ィクショナリ851には、第12図に示すサンプル情報などの情報がロードされ る。この情報に基づいて、本発明は、各例ごとに示された入力キーノートが与え られた場合、第13図に示す出力構造化情報を生成する。 次に第12図および第13図を参照するとわかるように、第1の例では、入力 キーノート「hello world」が与えられた場合、本発明はこの入力キ ーノートを、第12図に示すキーワード・ディクショナリ852中の行2にある 「hello world」キーワードと突き合わせる。その結果、第12図に 示すキーワード定義テーブル854の行2の内容が、第13図の第1の例に示す 出力構造化情報バッファへ転送される。 第13図に示す第2の例では、入力キーノート「hello world p eace」が本発明によって解析される。その結果、本発明はこの第2のサンプ ル入力キーノートを、キーワード・ディクショナリ852中の行2にある「he llo world」キーワードと突き合わせる。この場合、第12図に示すキ ーワード定義テーブル854の行2にあるキーワード定義が、第13図の第2の 例に関して示すように出力構造化情報バッファへ転送される。第13図に示す第 2の例のキーワード「world peace」によって出力構造化情報中のキ ーワード定義が修正されることがないことに留意されたい。 次に、第13図に示す第3の例を参照するとわかるように、入力キーノート「 hello everyone world peace」がキーワードと日時 パーサ810のキーワード・パーサによって処理される。この場合、キーワード と日時パーサ810のキーワード・パーサは、「hello」キーワードを、第 12図に示すキーワード・ディクショナリ852の第1行と突き合わせる。この 場合、第12図に示すキーワード定義テーブル854の行1にあるキーワード定 義が、第13図に示す第3の例に関して示された出力構造化状態バッファへ転送 される。第13図に示す第3の例の入力キーノートをさらに解析する際、キーワ ード「world peace」が、第12図に示すキーワード・ディクショナ リ852の第3行と突き合わせられる。しかし、キーワード定義854のリスト 構成要素および担当者構成要素は、すでに一致したキーワード(「hello」 )によってすでに修正されているので、出力構造化情報中のリスト構成要素およ び担当者構成要素が「world peace」キーワード定義に関してさらに 修正されることはない。 第13図に示す第4の例を参照するとわかるように、入力キーノートはキーワ ードと日時パーサ810のキーワード・パーサによって解析される。この場合、 キーワード「hello」がキーワード・ディクショナリ852の第1行と一致 し、第13図に示す第4の例に関して示されたように、行1の対応するキーワー ド定義が出力構造化情報バッファへ転送される。しかし、この場合、第4の例で 入力キーノートをさらに解析すると、キーワード「hello world」が キーワード・ディクショナリ852の第2行と突き合わされる。行2から対応す るキーワード定義が得られる。キーワード定義のプロジェクト構成要素はまだ修 正されていないので、第13図に示す第4の例に関して示された出力構造化情報 バッファのプロジェクト構成要素へキーワード定義テーブル854の第2行のプ ロジェクト定義を転送することができる。 本発明は、定義済みのオブジェクト・ディクショナリ851および入力ユーザ ・キーノートが与えられた場合にユーザに新しいキーワードを提案するためのメ ソッドおよびオブジェクトを含む。 次に第14図を参照すると、担当者オブジェクトにリンクすべきキーワードを 提案するために実行される処理を示すフローチャートである。当業者には、リス ト、プロジェクト、エンクロージャ、またはその他のキーワード定義構成要素に 関して同様な1組の処理を実行できることが明らかであろう。処理ブロック14 10で、字句分析ツール400によってユーザ入力キーノートがトークンとして 解析される。次いで、各トークンをキーワード・ディクショナリ852と比較し 、トークンがすでに定義済みのキーワードであるかどうかを判定することができ る(処理ブロック1414)。また、提案できない語として明示的に定義された 語の定義済みリストの内容を用いてトークンを検査することができる。トークン がまだキーワード・ディクショナリ852になく、かつ提案できない語のリスト にない場合は、このトークンを処理ブロック1416でキーワードとして提案す ることができる。トークンがすでにキーワード・ディクショナリ852内にある か、あるいは提案できない語のリスト上にある場合は、このトークンを提案する ことはできない。この場合、トークンをキーワード・ディクショナリ852内に 現在存在している他のキーワードと明確に区別するように様々な方法で補足する ことができる。トークンのこのような補足の一例として、入力キーノート中の次 の順次トークンの第1の文字を使用し、現在処理中のトークンと連結することが できる。次いで、この補足されたトークンをキーワード・ディクショナリ852 の内容と比較し、補足されたトークンが現在、キーワード・ディクショナリ内に も、提案できない語のリスト上にも存在しないかどうかを判定することができる 。補足されたトークンが、キーワード・ディクショナリ852内か、あるいは提 案できない語のリスト上で見つかった場合、入力キーノート中の次のトークンま たは前のトークンの追加の文字を使用して、補足されたトークンをさらに補足す ることができる。このプロセスは、固有の提案できる補足されたトークンが生成 されるまで継続する。次いで処理ブロック1418で、この固有の提案できる補 足されたトークンをユーザにキーワードとして提案することができる。入力キー ノート中のすべてのトークンを組合せトークンとして互いに付加することができ る。この組合せトークンは、キーワード・ディクショナリ852の内容および提 案できない語のリストと比較され、組合せトークンが現在キーワード・ディクシ ョナリ中のキーワードとして定義されているか、それとも提案できない語として 定義されているかが判定される。そうでない場合、処理ブロック1420で、組 合せトークンを追加のキーワードとして提案することができる。 代替実施形態では、キーワードを提案する論理は、キーワードが提案されてい るオブジェクトの種類に基づいてそれぞれの異なるヒューリスティックを使用す ることができる。したがって、たとえば、上記で担当者オブジェクトに関して説 明したように、後続のトークンの文字を含めるようにキーワードを補足するか、 あるいは担当者の名前の場合と同様に複数のトークンからイニシャルを作成する ことが望ましいことがある。しかし、このプロセスは、リスト・オブジェクトま たはプロジェクト・オブジェクト用の補足されたキーワードを作成する場合に適 切ではない恐れがある。このような場合、いくらか異なる補足プロセスを使用す ることができる。提案プロセスが使用される時点ではオブジェクトの種類がわか っているので、オブジェクトの種類に基づくそれぞれの異なるヒューリスティッ クの使用は、本発明を用いて容易に実現される。キーワード提案が生成されてい るオブジェクトの種類を知ることによって、適切なヒューリスティックを選択す ることができる。 したがって、キーワードを解析するために本発明によって実行される処理につ いて説明する。日時パーサ 以下に、本発明のキーワードと日時パーサ810の日時パーサの実施態様につ いて説明する。キーワードと日時パーサ810の日時パーサは字句分析ツール4 00を使用して、入力キーノートを日付関連トークンに分解し、日付解析に関連 する入力表現中のトークンを識別する。字句分析ツール400は、上記で第9図 に関して説明した方法と同様な、入力キーノートを日付関連トークンに分解する 方法を使用する。字句分析ツール400は、各トークンにそのトークンの種類の 指定およびそのトークンに関連する数値を与える。たとえば、語「2」は、2に 等しい値を有する数値タイプ・トークンとして字句分析ツール400によって分 類される。他の例として、トークン「Monday」は、週の第2日に対応する 2に等しい数値を有する日タイプ・トークンとして字句分析ツール400によっ て分類される。他の例として、トークン「/」は、不定数値を有するデータ分離 子トークンとして分類される。同様に、日付イベントまたは時間イベントに関連 する他のすべてのトークンが、特定のタイプおよび定義済みの数値を用いて事前 に定義される。このようなタイプおよび数値は、入力キーノート中の特定のトー クンを識別する際にキーワードと日時パーサ810への出力として字句分析ツー ル400から与えられる。キーワードと日時パーサ810の日時パーサは、字句 分析ツール400から与えられるトークンおよびトークン・タイプ情報を使用し て、入力キーノート中の日時イベントを解析し認識することができる。 キーワードと日時パーサ810の日時パーサは、入力キーノートを解析し、ユ ーザから入力された自然言語入力キーノートから日付および時間を解釈する責任 を負う。本発明の日時パーサ814の目標は、入力キーノートから1組の日付ト ークンおよび時間トークンを解析し、ユーザによって適用される所期の日付制約 または時間制約を完全に正確に判定することである。本発明によって使用される フォーマットは、ユーザが、迷路のような対話に対処するか、あるいは多数のコ マンド・ボタン、チェック・ボックス、またはその他のグラフィカル・ユーザ・ インタフェース構成要素を操作することを強制されるのではなく、短く簡単な表 現を自然言語として直接タイプすることによって、ほぼあらゆる日時値を表現す ることを可能にするほど簡単で、短く、直感的かつ効果的である。 キーワードと日時パーサ810の日時パーサによって実行される日時解析は、 新規の再帰的下降形態を無限ルック・アヘッド技法と共に使用する。この技法は 、O(N)複雑さ法を実現する。同様に、キーワードと日時パーサ810の日時 パーサもO(N)複雑さを達成する。これは、理論的に可能な最高の複雑さであ る。したがって、本発明の性能は、高速の応答を必要とするリアルタイム・アプ リケーションによく適している。 以下に、認識される日付表現のリストと、好ましい実施形態のキーワードと日 時パーサ810によって使用される規則のリストを示す。 注意:この表を読んでいる間、今日は1996年6月10日月曜日であると仮定 する。 再発イベントは、日、週、月、年単位で発生することができる。キーワードと 日時パーサ810は再発イベントのエントリも処理する。キーワードと日時パー サ810は、以下の種類の再発イベント指定および関連する日付関連キーワード またはキー表現を認識する。他の形式を同様に処理できることに留意されたい。 ・毎日* ・1日おき* ・3日おき* ・毎木曜日 ・週に1度(毎月曜日、毎火曜日、毎水曜日、毎木曜日、毎金曜日) ・毎週末(毎土曜日および毎日曜日) ・隔週末 ・隔週の木曜日 ・毎火曜日 ・毎週末 ・毎月(1カ月おき)の第1木曜日 ・3カ月おきの第1木曜日 ・毎月の第15日* 「日」は、「週」、「月」、および「年」で置き換えることができる。 好ましい実施形態では再発日付が永遠に発生するものと仮定されることに留意 されたい。キーワードと日時パーサ810は常に、適切な開始日を選択するが、 終了日付は報告しない。たとえば、今日が1996年6月11日であると仮定す る場合、「毎火曜日」は1996年6月12日火曜日(今日から最も近い週の火 曜日)から始まる「毎火曜日」としてパーサ810によって解釈される。 日付と同様に、略号および数値/序数代用符号も正しく解釈される。本発明の好ましい実施形態のDLLインタフェース 以下に、本発明の好ましい実施形態のパーサ300ダイナミック・リンク・ラ イブラリ(DLL)構成要素とのインタフェースについて説明する。DLLの一 般的な用途は当業者によく知られている。 好ましい実施形態のパーサ300は単一のDLLで構成される。DLLはC+ +プログラミング言語で書かれる。当業者には、C、Basicなど他のプログ ラミング言語を使用することもできることが明らかであろう。好ましい実施形態 のパーサ300機能には以下の機能が含まれる。 ・日時解析 ・再発イベント解析 ・キーワードを介したリスト、プロジェクト、および担当者の解析 ・リスト・キーワード、プロジェクト・キーワード、および担当者キーワード の提案 ・リスト名、プロジェクト名、および担当者名の自動完成(自動完成または自 動充填)。このプロセスは、すでに入力されたデータに基づいて部分的データ・ エントリを完成することによってユーザを助けるように設計された従来型の「ク ィック・フィル」技法と類似している。 ・コラボレーション解析 パーサ300の観点からは、日時解析にデータの特殊な知識は必要とされない 。一方、キーワード、リスト、プロジェクト、および担当者の解析、完成、およ び提案は、既存または定義済みのリスト、プロジェクト、担当者、およびキーワ ードの明示的な知識を必要とする。好ましい実施形態のパーサ300はデータに 依存しない。言い換えれば、パーサ300はファイルやデータベースを認識しな い。したがって、パーサ300をリスト、プロジェクト、担当者、およびキーワ ードで初期設定しなければならない。この初期設定プロセスは通常、パーサ30 0を使用するアプリケーションのブート時、あるいはアプリケーションが他の1 組のデータに切り換えるときに行われる。以下の擬似コードは、好ましい実施形 態のパーサ300の典型的な初期設定を示す。 この初期設定の後、パーサ300はすべてのリスト、プロジェクト、担当者、 およびキーワードを知る。この場合、パーサ300は、クライアントからの要求 に応じてキーワードを自動充填し、解析し、提案することができる。もちろん、 パーサ300はオブジェクト・データベース850内のデータとの同期を維持し なければならず、オブジェクト・データベース850の変化はパーサ300に反 映されるべきである。更新は、Add関数呼出し、Delete関数呼出し、お よびRename関数呼出しを使用して行われる。一例として、以下の場合を検 討されたい。ユーザが「Paint Fence」という名前の既存のプロジェ クトを削除する。アプリケーションは、オブジェクト・データベース850から このプロジェクトを削除し、それに関連するキーワードを削除(または更新)す る。この変更は、パーサ300に反映されなければならず、以下の単一の関数呼 出しを用いて行うことができる。 DeleteProject("Paint Fence"); この単一の関数呼出しは、プロジェクトおよびその参照をパーサ300から削 除する。もはやこのプロジェクト名が自動的に完成されることはなく、「Pai nt Fence」プロジェクトに関連するすべてのキーワードが自動的に削除 または更新される。DeleteProject()、AddProject( )、およびRenameProject()が、関数の成功または失敗を示す値 を返すことに留意されたい。話を簡単にするために、前の例では返却値を無視す る。 Rename関数は、残りのリスト、プロジェクト、担当者、およびキーワー ドをサポートする。リスト(「リスト」は一例として使用されており、「プロジ ェクト」または「担当者」で置き換えることができる)の名前変更はオブジェク ト・データベース850で容易に行われる。これは実際上、簡単なデータベース 更新動作である。リストがオブジェクト・データベース850内の一次キーであ り、リストに関連するキーワードが(リストの名前ではなく)このキーを介して リストに関係付けされるので、リストの名前を修正しても、リストに関連するキ ーワードが影響を受けることはない。言い換えれば、キーワードは、名前を変更 した後もリストにリンクされたままである。 好ましい実施形態のRename関数を以下に示す。 上記の関数のいずれかの関数呼出しを1回行うだけで名前変更プロセス全体が 処理され、クライアントのタスクが簡略化される。 パーサからの結果の検索 パーサ300から情報を検索するには、クライアントはバッファを割り付け、 関数呼出しを介してパーサ300 DLLに渡さなければならない。解析情報は 、以下のように定義される出力データ構造解析830を使用して検索される。 パーサ300 DLLのクライアントは、解析出力データ構造(Visual Basicの「struct」または「type」)を割り付け、以下の関数 呼出しのどちらかを使用して解析すべき入出力表現と共に渡す。 キーワードの提案は、以下のように定義されるキーワード提案構造を使用して パーサ300から検索される。 解析DLLのクライアントは、キーワード提案データ構造を割り付け、以下の 関数呼出しのどちらかを使用して解析すべき入出力表現と共に渡す。 自動完了(自動充填)は文字バッファしか必要とせず、このバッファは、Cま たはC++では として、あるいはVisual Basicでは としてクライアントによって宣言することができる。この場合、このバッファは 、完成すべき表現と共に、以下の関数呼出しのどちらかに渡される。 再発日付の処理 本発明は、解析出力データ構造の以下のフィールドを使用することによって再 発日付解析をサポートする。このフィールドを以下に示す。 nFrequency:Long.ヌル値=0。「5日」−>nFreque ncy=5。 nUnits:BYTE.ヌル値=0。日=1、週=2、月=3、年=4 nWeekdays:BYTE.ヌル値=0。日曜日=1、月曜日=2、火曜 日=4、水曜日=8、木曜日=16、金曜日=32、土曜日=64。曜日のすべ ての可能な組合せを記憶することができる。たとえば、土曜日および日曜日=6 4+1=65である。月曜日、火曜日、および水曜日=14である。nWeek daysが特定の曜日を含むかどうかを判定するには、その曜日にnWeekd aysでビット積演算を施す(C/C++では&演算子、Visual Bas icでは「and」演算子)。ビット演算の結果がゼロである場合、その曜日は nWeekdaysには含まれず、そうでない場合は含まれる。 nWeekdayPos:BYTE.ヌル値=0。所与の月の第1曜日、第2 曜日、第3曜日、第4曜日、または第5曜日。したがって、「7月の第2月曜日 」はnWeekdayPos=2を意味する。 最後に、単純日付を処理しているのか、それとも再発日付を処理しているのか を示すブール値が与えられる。 bRecurring:BYTE.擬=0。真=0以外。bRecurrin g=真である場合、sDateは再発イベントの開始日付として働く。 パーサ300は終了日付を必要としない。すなわち、再発イベントは「永遠に 」継続するものと仮定される(ユーザは、完全な範囲を指定する場合はユーザ・ インタフェース200を使用しなければならない)。それにもかかわらず、指定 された終了日付をサポートするために、解析出力データ構造内に「sEndDa te」フィールドが設けられる。しかし、再発日付を解析するときには常に開始 日付が与えられる。パーサ300は、開始日付を必要としないが(すなわち、1 997年8月8日に始まる毎金曜日)、再発イベントについては常に開始日付を (インテリジェントに)推量することを試みる。この開始日付は、sDateフ ィールド中の解析出力構造を介して解析される。 コラボレーション 本発明の好ましい実施形態ではコラボレーション・サポートが実現される。パ ーサ300は各キーノートの開始位置で2つの可能性を探す。他の同様なキーワ ード・トリガリング・コラボレーションも実現できることに留意されたい。 ・語「please」(または「pls」)と、そのすぐ後に続く担当者キー ワード ・担当者キーワードと、そのすぐ後に続く語「please」(または「pl s」) パーサ300は、担当者キーワードと語「please」の間の単一または複 数の句読点(コンマ、ピリオド、コロン、およびセミコロン)も受け入れる(た とえば、「Brian.Please...」または「Please,Bria n...」)。 パーサ300は、このキーノート・シーケンスを認識すると、解析出力データ 構造のsDelegateフィールドに(担当者キーワードの指し示す)担当者 名を充填する。sContactフィールドに次の担当者フィールド(もしあれ ば)が表示される。たとえば、「Brian Smith」(キーワード=「b rian」)および「Danny Jones」(キーワード=「danny」 )の2人の担当者について考える。入力表現 「Brian,please call Danny and arrange for all of us to go to lunch tomorr ow at 2pm(Brianへ。Dannyに電話して、私達全員が明日午 後2時に昼食にでかけるよう手配してください)」 によって、以下の解析出力データ構造フィールドが得られる。 本発明のコラボレーション・サポートについて以下に詳しく説明する。オブジェクト・データベース 本発明のオブジェクト・データベース850は、データベース内の1つのタイ プのオブジェクトと任意のタイプの1つまたは複数の他のオブジェクトとの任意 のアソシエーションをサポートする。また、オブジェクト・データベース850 は、2人のユーザが共通のサーバを共有しているか否かを問わず、本発明の2人 のユーザ間のコラボレーション(遂行のための折衝および追跡アクション要求を 含む)もサポートする。 第15図から第18図を参照すると、オブジェクト・データベース850内で 維持される様々なテーブルが示されている。テーブル・キーは例示のために示す に過ぎないことに留意されたい。 オブジェクトのタイプ 第15図に、好ましい実施形態のオブジェクト・タイプ・テーブルを示す。本 発明のデータベースで現在サポートされているオブジェクトのタイプはいくつか ある。第15図には、これらのタイプのオブジェクトの代表的な一部が、好まし い実施形態における特定のオブジェクトのタイプの説明と共に示されている。オ ブジェクト・タイプは、オブジェクト・データベース850内のテーブルに格納 されるため、実行持にオブジェクト・タイプの追加、削除または修正を行うこと ができる。これは、ユーザ定義タイプの情報またはオブジェクト(たとえば「G PS位置」)をサポートするのに有用である。 オブジェクト・タイプとその常駐場所のテーブルとのアソシエーション 第15図にリストされているすべてのオブジェクト・タイプは、オブジェクト ・データベース850内のいくつかのテーブルのうちの1つのテーブルに格納さ れる。オブジェクト・タイプとその常駐場所のテーブルとの間のアソシエーショ ンは、第16図に示すオブジェクト・アソシエーション・テーブルで保持される 。第16図のオブジェクト・アソシエーション・テーブルに示すように、同じテ ーブルに複数のオブジェクト・タイプを関連づけることができ、したがって同じ テーブルに実際に格納することができる。たとえば、Person(個人)、D elegate(被委任者)、FYI(参考情報)、およびAttached Person(付加個人)というオブジェクト・タイプはすべて、「Peopl e(個人群)」テーブルに関連づけられる。 オブジェクト・リンク・テーブル 好ましい実施形態のリンク・テーブルは、本発明のデータベースに入っており 、1つのオブジェクトと任意のタイプの別のオブジェクトとの自由なアソシエー ションを可能にする特別なテーブルである。たとえば、リンク・テーブルによっ て、本発明は「個人」オブジェクト・タイプをEメール・アドレス・オブジェク ト・タイプに関連づけることができる。同じ「個人」を、それぞれリンク・テー ブルで別々の項目として表されている追加のEメール・アドレスとも関連づける ことができることに留意されたい。 第18図を参照すると、サンプル・リンク・テーブルが図示されている。図の ように、リンク・テーブルの欄(構造)には、キー1、タイプ1、キー2、およ びタイプ2という、2つのキーと2つのオブジェクト・タイプの指定が含まれて いる。 本発明のオブジェクト・データベース850内のすべてのオブジェクトは、そ のオブジェクトに関連づけられた固有の識別子、またはキーを有する。これらの キーは、特定のテーブル内のオブジェクトを記述するレコードまたは項目の一部 として格納される。たとえば、ブライアン・スミガは101というキーを持つ「 Person(個人)」オブジェクト・タイプのインスタンスである。ブライア ンの名および姓と、彼のオブジェクト・インスタンス・キーは、単一のレコード の一部として「People(個人群)」テーブルに直接格納されることになる 。 前述のように、本発明のデータベース内のすべてのオブジェクトはそのオブジ ェクトに関連づけられたタイプも有する。1つのオブジェクトのオブジェクト・ キーおよびオブジェクト・タイプと、別のオブジェクトのキーおよびタイプが与 えられれば、第18図にサンプルを示すリンク・テーブル内の単一の項目(レコ ード)を介してその2つのオブジェクトを「リンク」することができる。 たとえば、「ブライアン・スミガ」は、キー101を有する「Person( 個人)」オブジェクト・タイプのインスタンスを表し、「smiga@acti oneer.com」がキー102を有する対応する「Email Addre ss(Eメール・アドレス)」のインスタンスを表す場合、「ブライアン・スミ ガ」オブジェクト・インスタンスを以下のようにリンク・テーブル内の対応する 「smiga@actioneer.com」Eメール・アドレス・インスタン スにリンクすることができる。 キー1 タイプ1 キー2 タイプ2 101 5 102 13 上記で、「Person(個人)」オブジェクト・タイプはキー5を有し、「E mail(Eメール)」オブジェクト・タイプはキー13を有する。上記のリン ク・テーブル項目の例は、タイプ「Person(個人)」(5)のブライアン ・スミガ(キー=101)がタイプ「Email Address(Eメール・ アドレス)」(13)のsmiga@actioneer.com(102)に 関連づけられる(すなわちリンクされる)ことを示している。好ましい実施形態 では、項目は常にタイプ1の値がタイプ2の値以下になるようにリンク・テーブ ルに格納される。このテーブル構成によって探索が容易になる。 サンプル・データベース表現 次に第17図を参照すると、本発明のオブジェクト・データベース850内の 様々なテーブルの構成と使用法を示す例が図示されている。各テーブルに図示さ れている欄は、本発明のデータベースに実際に入っている欄のサブセットに過ぎ ない。たとえば、「Project(プロジェクト)」は関連づけられた「Ou tcom(結果(目標))」も有し、これは「プロジェクト」テーブル内の別個 の欄に保管されることになる。プロジェクトに関する追加情報は、「Simpl e Date(単純日付)」(プロジェクトの開始日、期限日、および完了日を 含む)などの別のテーブルに入れられ、前述のようにリンク・テーブルを介して 関連づけられた「Project(プロジェクト)」にリンクされる。「Con tact(担当者)」テーブル内の担当者のいずれかに関する追加情報は、「物 理アドレス」テーブル、「Eメール・アドレス」テーブルなどに入れられ、前述 のようにリンク・テーブルを介して関連づけられた「Person(個人)」に リンクされる。第17図および第18図に示すテーブル表現で、リンクされた項 目の記述を示すイタリック体の欄は、好ましい実施形態のデータベースには実際 には現れないことに留意されたい。これらは、本特許出願における説明のために 示すものである。 第17図に示す初期データベース・テーブルの内容が与えられたとして、「デ ニス・バックハイム」という名前のユーザを考え、キーノート領域220にテキ スト表現を入力することによって、以下のようなサンプル・キーノートを作成す るものとする。 「Brian,please call Jim tomorrow re patent status(ブライアン、どうぞ明日ジムに特許の状況に関 して電話してください)」 さらに、ユーザは「ジム・ソルター」という「個人」と「特許」という「プロ ジェクト」を付加し、上記で詳述したようにトム・ハーガンに参考情報(FYI )キーノートも送るものとする。この例では、本発明のパーサ300が、第17 図に示すテーブルで確立する必要があるリンクの多くを自動的に判断する。すな わち、「ブライアン」というキーワードは、このキーノートの「Delegat e(被委任者)」である「ブライアン・スミガ」にリンクされたキーワードとし て認識される。「call(電話)」というキーワードは、「Calls(電話 )」リストにリンクされたキーワードとして認識される。「ジム」というキーワ ードは、「ジム・ソルター」という担当者個人にリンクされたキーワードとして 認識される。「tomorrow(明日)」は、97年2月8日(または現在日 付に1日を足した日付)を意味するものとして認識される。「patent(特 許)」とは「Patents(特許)」プロジェクトにリンクされたキーワード として認識される。残りのリンクは、この新しいキーノートが作成されたユーザ ・インタフェース200によって決定される。 ユーザであるデニスによってこの新規キーノートがファイルされると、本発明 によって以下の重要なデータがオブジェクト・データベース850に記録される 。 ・ 被委任者に送られるキーノートの入れ物としてエンベロープ(タイプ=0) が付加される。エンベロープは、ノートが使用されたときまたは標準Eメール・ クライアントで受け取られるときのノートの主題などのデータを含む。このエン ベロープには、オブジェクト・データベース850によって212というデータ ベース・キーが割り当てられているものとする。 ・ ノートのためにリスト項目(タイプ=1)が追加され、「Brian,pl ease call Jim tomorrow re patent sta tus(ブライアン、どうぞ明日ジムに特許の状況に関して電話してください) 」と書かれていることになる。このリスト項目にはオブジェクト・データベース 850によって213というキーが割り当てられているものとする。 ・ この例ではこの新規キーノートのためにいくつかのリンク・テーブル項目が 作成されることになる。このサンプル入力キーノートの結果として作成されるサ ンプル・リンク・テーブルを第18図に示す。図のリンク・テーブル内のこれら の項目(および1または2個のより重要でない追加の項目)は、例として入力さ れたノートを記述するのに十分である。 本明細書に記載の本発明のオブジェクト・データベース850実施態様は、本 明細書に記載の自然言語パーサ300と共にのみ使用されるものではなく、より 広く適用可能であることが、当業者には明らかであろう。他の実施形態では、入 力テキスト・データは、構造化レコードまたはバッファとして与えることができ 、そこからオブジェクト・データベース850が、第18図に例示するリンク・ テーブルを作成するのに必要な情報を取り出す。本システムの2人以上のユーザ間のコラボレーション 本システムによって、ユーザは自分のアクション/プロジェクトと時間をより 効果的に管理することができる。多くの場合、アクション/プロジェクトは2人 以上で取り扱わなければならない。後述するコラボレーション・サイクルによっ て、アクション/プロジェクトのさらなる遂行のためのユーザ間の対話が可能に なり、本システムのユーザ間で情報を効率的に交換することができる。 前述の第1図に、本発明の一実施形態が実施される典型的なデータ処理システ ムが図示されている。本発明は、アクション要求の発信者のために本システムの 少なくとも1つのインスタンスを使用することを理解されたい。一実施形態では 、前述の通信装置125によって、ユーザは後述するように協働することができ る。あるいは、ユーザのコンピュータ・システムを直接結合することもできる。 あるいは、複数のユーザが同じコンピュータ・システムを使用することもできる 。 入力テキストを構文解析するほかに、前述のパーサ300はさらにキーワード を使用して、入力されたテキストを「分類」する。一実施形態では、メッセージ ・タイプには共用メッセージと個人メッセージがある。共用メッセージとしては 、FYI(参考情報)アクション要求がある。個人メッセージとしては、個人ア クションと個人メモがある。当然ながら、その他のメッセージ・タイプも使用可 能である。 アクション要求とは、少なくとも1人の他の個人に対して送出され、応答を必 要とする入力テキストである。アクション要求は一般に、他のユーザに何かを行 うように依頼するものである。一実施形態では、「please(どうぞ〜して 下さい)」というキーワードによってアクション要求が開始される。前述のよう に、ユーザの裁量でリストに他のキーワードも追加することができる。たとえば 、ユーザはキーワード「I need you to(あなたに〜してもらいた い)」、「pls(どうぞ)」、または入力テキストがアクション要求であるこ とを示す同様の語を付加することができる。したがって、「Joe,I nee d you to call Bill about the Project X deadline(ジョー、ビルにプロジェクトXの期限について電話し てもらいたい)」という文は、ジョーに宛てられたアクション要求として分類さ れる。担当者はビルであり、プロジェクトは「プロジェクトX」である。要求者 は日付を含めなかったため、日付はない。このような解析は、前述の構文解析方 法を使用して行うことができる。しかし、本発明のシステムは前述の構文解析方 法には限定されない。宛先、担当者、プロジェクト、および日付を識別する他の 方法も使用可能である。 FYI(参考情報)または「for your information(参 考のために)」は、少なくとも1人の他の個人に送出され、応答を必要としない 入力テキストである。これは、他の人に情報を知らせるために使用される。たと えば、FYIを使用して、新しいマネージャが加えられたことを他の人に通知す ることができる。FYIタイプのためのキーワードは、「FYI」、「For your information」、「Please note」、およびユ ーザがキーワード・リストに含めた他の任意のキーワードとすることができる。 一般に、FYIの宛先は、このキーワードの近くから導き出される。たとえば、 「John,FYI,Tom is in charge of Projec t X now.(ジョン、FYI、現在トムがプロジェクトXを担当していま す。)」というFYIの場合、このFYIのコピーがジョンに送られることにな る。 個人アクション/メモは、誰にも送られないテキストである。他のキーワード がないことによって、項目が個人アクション/メモとして分類されることが示さ れる。たとえば、「Call Jim about Project X(ジム にプロジェクトXに関して電話する)」という入力テキストは個人アクションで ある。これは、前述のようにユーザ自身のシステムにファイルされ、他の誰にも 転送されない。コラボレーションの枠組み 本発明のシステムは、いくつかの異なる枠組み上で実施することができる。第 19図は、クライアント−サーバ・システムの図である。このクライアント−サ ーバ・システムは、サーバ1910と、サーバ1910に接続された複数のクラ イアント1920とから成る。サーバ1910は、ユーザとデータベースの間で 送信されるアクション要求に関する情報を記憶して対話をサポートする。これは 、クライアント−サーバ・システムにおけるサーバの存在を前提とし、サーバを 必要とする。これによって、コストがかかり、複雑になるだけでなく、サーバ2 010へのアクセスを共用する限られたグループのメンバーのみにコラボレーシ ョンが限定される。言い換えると、サーバ1910へのアクセス権を有するクラ イアントC1...Cn2020の閉ループに限定される。これは、コラボレー ション・システムをクライアント−サーバ枠組みの外部の個人との対話に使用す ることができないことを意味する。 第20図は、ピア・ツー・ピア分散システムの図である。複数のピア(対等) 端末P1...Pn2030が相互接続されている。ピア・ツー・ピア・システ ムでは、任意の2つのピア端末が、直接リンクされていなくてもシステムを介し て通信することができる。この分散システム・モデルはインターネットに似てい る。したがって、任意の2人の個人が、両方ともEメール・アドレスにアクセス することができる限り、ピア・ツー・ピア分散システムを使用して通信すること ができる。一実施形態では、ピア・ツー・ピア分散システムを拡張して、ボイス ・メール、携帯情報端末、およびメッセージの送受信が可能なその他の任意の機 構などの機構を組み込むことができる。 分散ピア・ツー・ピア・システムは、本発明のシステムを使用しないユーザと の通信を可能にする。したがって、本発明のシステムによって、受信者が本発明 のシステムの加入者であるか否かを問わず、すべてのアクション要求および予定 表をシームレスに統合することができる。一実施形態では、このピア・ツー・ピ ア分散システム・モデルが本発明に使用される。アクション要求の追跡 分散システムの使用には、アクション要求を追跡する代替手段を必要とする。 各アクション要求を追跡するサーバがないため、各アクション要求と、プロジェ クト、送信者などのそれに付随するオブジェクトとを識別する方法が必要である 。この方法によって、システムは応答を適切なアクションと一致させることがで きる。 一実施形態では、外部キー・テーブルを使用してアクション要求を追跡する。 わかりやすいように、第15図から第18図に関して前述した例を続けて使用す る。当該アクション要求は以下の通りであった。 上記のアクション要求の形式は、本発明のシステム上で表示されるアクション 要求の実際の形式を反映したものではない。このようなアクション要求の概観に ついては後述する。このアクション要求は、デニスによって入力され、ブライア ンに送られた。さらに、このアクション要求のFYIコピーがトムに送られた。 これは、トムにこのアクション要求に対する注意を促すためのものである。アク ション要求が生成されると、アクション要求を入れるエンベロープが生成される 。エンベロープには、件名、リスト項目へのリンクと、受信者のEメール・アド レスが含まれる。以下では、ブライアンのシステムで行われるアクションについ てのみ説明する。しかし、同様の活動はトムのシステムでも行われる。 ブライアンがアクション要求を受け取ると、この新規アクション要求のために いくつかのリンク・テーブル項目が作成される。これらのリンク・テーブル項目 は、前述のデニスのテーブルの項目と似ている。ローカル・キー番号は個人のデ ータベースに固有のものであるため、それらのキー番号は異なることがある。さ らに、ブライアンのシステムは、外部キー・テーブルに入れられるいくつかの項 目を生成する。外部キー・テーブルは、送信者のシステムの一部である1つのデ ータベース内のコラボレーションアクション要求を、受信者のシステムの一部で ある別のデータベース内の同じアクション要求にマッピングする際に使用される 。このリンクは、対応するリスト項目が入ったエンベロープを関連づけることに よって示される。 作成者の欄は、外部キー・テーブルの項目の作成者である。作成者欄には、ア クション要求を受け取った装置が表示される。この例では、これは、デニスから のアクション要求を受け取った簡易メール転送プロトコル(SMTP)プラグイ ンだった。 ローカル・データベース欄には、被委任者(ブライアン)のデータベースを識 別する固有識別子が入る。外部データベース欄には、要求者(デニス)のデータ ベースを識別する固有識別子が入る。一実施形態では、識別子はグローバリー・ ユニーク・アイデンティファイア(GUID)であり、GUIDが生成される端 末のイーサネット・アドレスとGUIDが作成された時刻とに基づく128ビッ ト値である。あるいは、その他の固有識別子も使用することができる。 ローカル・キーと外部キーは、個人のデータベース・テーブルに入っているキ ー番号である。第X図に関して前述した例示のキーは、外部キー・テーブル、す なわちデニスのデータベース項目に含まれている。たとえば、ノート作成者(デ ニス)のためのローカル・キーは、ブライアンのデータベース内のデニスに関連 づけられたキー番号である。「me」キーは特殊目的値であり、これは、ユーザ のデータベースにユーザ自身を識別する情報が入っているかどうか確実ではなく 、ユーザ名をテキストの比較によって突き合わせる方法では信頼性がないために 使用される。この方法によって、一致を示すことができる。「my e−mai l」キーは、データベース所有者のEメール・アドレスのための類似キーである 。さらに、デニスがブライアンから応答を受け取るとデニスのシステムで類似の テーブルが生成される。当然ながら、デニスのシステムでは、デニスのデータベ ースIDはローカル・データベースであり、ブライアンのものは外部データベー スである。 アクション要求にリンクされた「個人」および「プロジェクト」と、アクショ ン要求の作成者(別の「個人」)、アクション要求の送信者(別の「個人」)、 被委任者、およびアクション要求に関連づけられたEメール・アドレスについて の外部キー項目も、両方の側(要求者と被委任者)で作成される。「個人」、「 プロジェクト」などの項目は、応答時に正しいリンクが作成/維持されるように するためと、いずれのユーザのデータベースでも重複項目が作成されないように 保証するために作成される。 代替実施形態では、送信者と受信者のEメール・アドレスは、アクション要求 自体に付加された固有識別情報と結びついて、アクション要求を識別する。他の 代替実施形態では、送信者/受信者の公開鍵/私用鍵と結びついた識別情報固有 ローカルを使用して各アクション要求を識別する。コラボレーション・サイクル 第21図は、本発明の概要を示すフローチャートである。ブロック2100で 、本発明のコラボレーション・サイクルが開始される。これは、要求者が1人ま たは複数の被委任者にメッセージを送信することによって開始される。 ブロック2110では、要求者のシステムと1人または複数の被委任者のシス テムとの間でのコラボレーションがある。このコラボレーションには、最終回答 に達するように設定された複雑な一連の折衝ステップを必要とする。これについ ては後で詳述する。 ブロック2120で、プロセスは最終回答が肯定か否定かまたは完了かを問う 。両当事者がタスクを行うことに合意した場合は肯定回答になる。両当事者がタ スクを行わないことに決めた場合は否定回答になる。 最終回答が肯定の場合、プロセスはブロック2130に進む。ブロック213 0で、最終回答が適切なカレンダーおよびリストにファイルされる。これには、 該当する場合には、担当者、プロジェクトに関連づけられたリストが含まれる。 以下では、これらのリストをプロジェクト/担当者リストと呼ぶ。後述するよう に、ファイル先は元のアクション要求の解釈と、コラボレーションプロセスとに 応じて決まる。 最終回答が否定の場合、プロセスはブロック2140に進む。ブロック214 0で、アクション要求と、元のアクション要求のコラボレーション更新が、カレ ンダーとリストから削除される。このプロセスについては後で詳述する。 ある時点で、否定応答を受け取らなかった場合、被委任者は要求者に「完了」 応答を送る。「完了」応答は被委任者が後述するプロセスを使用して送信するこ とができる。あるいは、被委任者が自分のカレンダーおよび/またはプロジェク ト/担当者リストでそのアクション/プロジェクトに完了済みの印を付けると、 自動「完了」応答が生成され、要求者に送られる。 要求者が「完了」応答を受け取ると、要求者のシステムで元のアクション要求 に完了のマークが付けられる。さらに、一実施形態では、自動肯定応答書式が生 成される。一実施形態では、肯定応答書式は、「Thank you for completeing may action request regar ding the(プロジェクト名)project.(「プロジェクト名」プ ロジェクトに関するアクション要求の完了ありがとうございます)」のような汎 用テキストから成る。一実施形態では、異なる被委任者に異なるタイプの肯定 応答を関連づけることができる。たとえば、要求者は、お礼ボイス・メールまた は文書を受け取るべき特定の被委任者を識別する。その場合、システムがそのよ うな肯定応答を自動的に生成することができる。一実施形態では、ユーザは肯定 応答のタイプを選択することができる。一実施形態では、要求者は肯定応答を送 るべきであるという通知を受け取るだけである。 第22A図は、発信者、または要求者から見たコラボレーション・サイクルを 示すフローチャートである。プロセスは、ブロック2200で、入力テキストが 構文解析され、アクション要求として分類されると開始される。一実施形態では 、これはパーサが「please」などのキーワードを検出すると行われる。 ブロック2205で、プロセスは被委任者を識別する。アクション要求は1人 または複数の当事者に宛てることができる。これらの当事者は被委任者である。 前述のように、一実施形態では、キーワード「please」の前または後の名 前が被委任者とみなされる。前述のように、ユーザは、当該項目がアクション要 求であることを示す追加のキーワードを付加していることがある。 被委任者は、個人またはグループとすることができる。たとえば、アクション 要求は「Managers(マネージャ各位)」に宛てることができる。その場 合、「Manager(マネージャ)」というキーワードには複数のマネージャ が含まれることがある。一実施形態では、複数被委任者の場合、各被委任者ごと に別々のアクション要求が生成され、各被委任者は個別に扱われる。説明を簡単 にするために、このフローチャートのこれ以降の部分では、単一の被委任者しか いないものとする。 一実施形態では、被委任者が識別されるとヘッダが生成される。一実施形態で は、このヘッダはいくつかのフィールドを含む。一実施形態では、これらのフィ ールドには、「Delegate(被委任者)」、「FYI」、および「Enc losures(エンクロージャ)」が含まれる。「被委任者」フィールドには 、前述のようにして判断された被委任者が含まれる。FYIフィールドも同様の 方法で判断される。一実施形態では、「被委任者」フィールドは他のメッセージ 交換アプリケーションの「To(宛先)」フィールドにマップされ、FYIはC Cフィールドにマップされる。 「Enclosures(エンクロージャ)」フィールドによって、要求者は アクション要求に様々な項目を付加することができる。一実施形態では、エンク ロージャには、アクション要求に関連するプロジェクトおよび担当者に関する任 意のファイルまたは情報を含めることができる。これが特に有用なのは、本シス テムを使用しない被委任者にアクション要求を送る場合である。その場合、被委 任者が受け取ったメッセージは、担当者またはプロジェクトに関する情報を持つ データベースにリンクすることができない。したがって、これらの項目を付加す ることによって、要求者は受信者の作業を簡略化することができる。 「From(発信元):」フィールドに要求者の名前が入れられる。ヘッダに は件名も含めることができる。件名は、アクション要求または項目が解析された 結果のプロジェクトの最初の数語とすることができ、アクション要求の作成者が 入力することもできる。一実施形態では、件名は「アクション要求:<要求の最 初の数語>」、または「FYI:<FYIの最初の数語>」のようになる。これ によって、受信メッセージのタイプが受信者に明らかになるだけでなく、メッセ ージの主題に関するある程度の情報が提供される。 ブロック2210で、アクション要求が被委任者に送られる。アクション要求 は、電子メールまたはその他の任意の手段によって送ることができる。一実施形 態では、アクション要求は、本発明のシステムにおける被委任者の受信箱に直接 送られる。一実施形態では、被委任者が本システムを使用していない場合、アク ション要求は被委任者のアドレスに送られる。一実施形態では、これには被委任 者のEメール・アドレス、ファクス番号、ボイスEメール番号またはページャが 含まれる。 本出願に記載のファイリング・アクションおよび同様のアクションの多くは、 本発明のシステムの使用を必要とする。しかし、アクション要求は、テキストま たは音声を何らかの形で受け取ることができる受信オブジェクトを有するどのよ うな個人にでも送信することができる。一実施形態では、被委任者がEメール接 続を備えない場合、その被委任者に対してはアクション要求をファクス送信する ことができる。一実施形態では、本システムはアクション要求をリッチ・テキス ト(RTF)形成にフォーマットすることができ、それを被委任者にファクス送 信することができる。一実施形態では、アクション要求をボイス・メール・メッ セージに変換し、本システムで送信することができる。他の実施形態では、アク ション要求はページャ・メッセージとしてページャに送信することができる。 一実施形態では、アクション要求は、ユーザが読めるASCII形式にフォー マットされる。一実施形態では、アクション要求は以下のように再フォーマット される。 「元のアクション要求のテキスト」 これは、「要求者」から「被委任者」に対するアクション要求です。 これは下記の事項に関連する。 プロジェクト:「プロジェクト」 担当者: 「担当者」 期限日: 「期限日」 添付書類:「同封物」 引用符内のテキストは、アクション要求からの情報に基づいて挿入される。こ のテキスト形式は、送信され、本システムの加入者ではない被委任者が読むこと ができる。 ブロック2215で、アクション要求がファイルされ、適切なカレンダーおよ び/またはプロジェクト/担当者リストに鉛筆書きされる。一実施形態では、ア クション要求は「待機」リストにファイルされる。これは、まだ解決されていな いアクション要求が入れられるリストである。一実施形態では、アクション要求 のコピーも、解析されたプロジェクト/担当者リストにファイルされる。さらに 、該当する場合には、アクション要求は解析された任意のリスト、プロジェクト 、担当者、およびカレンダーに鉛筆書きされる。「鉛筆書き」とは、カレンダー またはプロジェクト/担当者リストに異なる色で記入することを示す。これによ って、ユーザはまだ合意していない項目を容易に識別することができる。一実施 形態では、黒または青色の通常の項目に対して、鉛筆書きされた項目は灰色で表 示される。 ブロック2220で、プロセスは被委任者からの応答を待つ。プロセスは待機 状態のままにはなっておらず、他のプロセスの実行を続ける。しかし、このアク ション要求サイクルは完了を待つ。被委任者からの応答を受け取ると、プロセス はブロック2225に進む。被委任者からの応答は要求者の受信箱に現れる。一 実施形態では、応答がない場合、期限日の前に催促が送られる。 ブロック2225で、プロセスは応答が肯定、否定、またはその他のカテゴリ のいずれであるかを問う。これらのカテゴリについては、第22B図を参照しな がら後述する。一実施形態では、被委任者が事前設定された選択項目または応答 から選択することによって応答リストが選択される。代替実施形態では、適切な 応答リストを判断するために応答が再解析される。一実施形態では、日付が再解 析される。代替実施形態では、応答が全部再解析され、再分類される。 応答が肯定の場合、プロセスはブロック2230に進む。ブロック2230で 、元のアクション要求が更新され、再ファイルされる。前述のように、アクショ ン要求は最初は「待機」リストに入っている。今度は、アクション要求は解析の 結果の判断に従って適切なリストに分類し直される。アクション要求はカレンダ ーおよびプロジェクト/担当者リストにもインクで入れられる。一実施形態では 、インクでの書込みは、鉛筆書きとは異なる色で要求を記入することを含む。一 実施形態では、インクの色は黒または青色である。 応答が否定の場合、プロセスはブロック2235に進む。ブロック2235で 、アクション要求はカレンダーおよび「Waiting for(待機)」カテ ゴリから削除される。被委任者は要求の遂行を拒否したため、この時点でプロセ スは打ち切られる。しかし、否定応答は被委任者の受信箱に残る。したがって、 要求者は、そのプロジェクトを再割当てしたい場合、受信箱内のコピーを使用し て再割当てすることができる。 その他の応答の場合、プロセスはブロック2240に進む。ブロック2240 で、要求者と被委任者が折衝する。折衝プロセスについては第23図を参照しな がら詳述する。折衝が完了すると、プロセスはブロック2245に進む。ブロッ ク2245で、プロセスは再び、最終回答が肯定か否定かを問う。最終回答が肯 定の場合、プロセスはブロック2230に戻る。最終回答が否定の場合、プロセ スはブロック2235に戻る。 第22B図は、受信者または被委任者から見たコラボレーション・サイクルを 示すフローチャートである。ブロック2250で、受信アクション要求のコピー が被委任者の受信箱に入れられる。一実施形態では、受信箱は本発明のシステム の一部である。代替実施形態では、受信箱は被委任者のEメール・ボックスとす ることができる。一実施形態では、被委任者が本システムのユーザでない場合、 到着種類受けは被委任者のEメール・アドレス・ボックスである。一実施形態で は、受信箱は、受信したアクション要求が入れられる、本発明のシステムにおけ るリストでもある。 ブロック2250で、開かれたアクション要求が被委任者に表示される。一実 施形態では、被委任者が本発明のシステムを使用している場合、アクション要求 は第4図に関して前述した形式で表示される。被委任者が本発明のシステムを使 用していない場合、一実施形態では被委任者はアクション要求をEメール・メッ セージとして開くことができる。被委任者が本発明をEメールとして開く場合、 人間が読むことができる単純なテキストまたはフォーマットされたテキストとし て表示される。テキストの形式は、前掲の通りである。代替実施形態では、被委 任者がリンク可能ないずれかの形式の情報を開く場合、同封物がそのテキストに リンクされる。一実施形態では、被委任者がアクション要求をウェブ・ブラウザ で開く場合、ハイパーテキスト・マークアップ言語(HTML)形式で表示され る。一実施形態では、同封物が文書の最下部に表示される。一実施形態では、H TMLでは、同封物はテキスト内の該当する情報にリンクすることができる。た とえば、要求者が担当者情報を同封した場合、担当者名はその同封物にリンクさ れる。したがって、被委任者がその担当者名を選択すると、同封された担当者情 報が表示される。テキストを表示するその他の手段も当技術分野で周知である。 アクション要求が開かれると、被委任者はそのアクション要求をさらに委任す ることができる。当然ながら、被委任者は、本システムを使用しない場合、標準 Eメール通信を介さなければこれを行うことができない。この時点で、一実施形 態では、ユーザはアクション要求に「Please’new delegate ’」を加えることによってアクション要求をさらに他の人に委任することができ る。これによって、再解析の際に、アクション要求がその新しい被委任者に宛て て送られる。代替実施形態では、ユーザはヘッダで新規被委任者を手動選択する ことができ、それによってアクション要求を転送することができる。アクション 要求は、その新規被委任者に宛て直されて転送される。この時点で元の被委任者 は要求者になる。しかし、元の被委任者は依然として元の要求者に対して応答し なければならない。 ブロック2260で、ユーザは応答を入力するように促される。一実施形態で は、ユーザが受信箱内のアクション要求を開くと、表示アクション要求上の応答 ボックス内の応答分類選択項目と共に表示される。一実施形態では、応答ボック スはプルダウン・メニューである。代替実施形態では、応答ボックスは、ラジオ ・ボタン、またはいくつかのリスト項目のうちの1つの選択項目を示すその他の 手段を含む。 ユーザはこれらの選択項目の1つをアクション要求に対する応答として選択す ることができる。一実施形態では、この選択項目には、「Yes(受諾)」、「 Yes if(条件付き受諾)」、「No(拒否)」、「Comment(コメ ント)」、および「Done(完了済み)」が含まれる。「Yes」応答は、被 委任者が委任を受け入れ、アクション要求を行う意志があることを示す。「Ye s if」応答は、被委任者がアクション要求を実行する意志があるが、反対提 案があることを示す。反対提案とは、たとえば会議日を変更する提案などである 。「No」応答は、被委任者がその委任を辞退することを示す。「Done」応 答は、被委任者が委任を受け入れ、割り当てられたプロジェクトをすでに完了し ていることを示す。最後に、「Comment」応答は、これらのカテゴリに入 らない事柄を示す。たとえば、被委任者が、要求者がプロジェクトを誤解してい ると感じた場合、この応答を使用することができる。その他の応答選択項目も、 本発明の基本的な目的を変更することなく組み込むことができる。一実施形態で は、これらの選択項目は、被委任者が自分の受信箱に入っているアクション要求 を開くと表示される。一実施形態では、ユーザはこれらの選択項目の1つを選択 しなければならない。代替実施形態では、このような応答選択肢は表示されない 。その実施態様では、ユーザは自由形式テキストで応答する。その実施形態では 、パーサを使用してユーザの応答を解析し、それを上述のカテゴリのうちの1つ に入れる。 ユーザがこれらの選択項目の1つを選択すると、応答書式が作成される。応答 がYes、No、またはDoneのいずれかの場合、応答書式は完成している。 ユーザはそれ以上情報を入力しなくてもよい。しかし、ユーザは他の情報を入力 することもできる。一実施形態では、応答がYes、No、またはDoneの場 合、応答にヘッダが自動的に付加され、自動的に送信される。ユーザは入力を促 されない。 他方、選択された選択項目がYes IfまたはCommentの場合、応答 書式が適切なヘッダ情報と共に自動的に生成される。一実施形態では、応答がY es ifだった場合、「Yes,I will do it,If(了承しま した。それを実行します。ただし)」などの句が表示され、その後にカーソルが 続く。その後で、ユーザはこの句を完成させることができる。代替実施形態では ユーザはこの句を削除して自分の言葉を入力することができる。一実施形態では 、Commentボタンが選択された場合、「I have a commen t(コメントがあります)」のような句の後にカーソルが表示される。この場合 も、ユーザはこの句を完成させるか、消去して別の言葉を書き込むことができる 。このようにして、選択された応答選択項目に基づいて応答書式が自動的に記入 される。 ブロック2265で、アクション要求と応答が被委任者の適切なプロジェクト /担当者リストおよびカレンダーに入れられる。リストおよびカレンダーに入れ られる情報は、解析されたアクション要求および解析された応答に基づく。一実 施形態では、日付情報のみが再解析され、他のすべての情報はそのまま残る。被 委任者がアクション要求を開くと、仮のプロジェクト/担当者リスト、担当者、 およびその他の情報が括弧に入れられてアクション要求のシャドウに示される。 しかし、被委任者はこの情報を、シャドウの中で直接変更するか、または応答内 の情報を変更することによって変更することができる。 ブロック2270で、応答が要求者に送られる。一実施形態では、これはユー ザがボタンを押すと行われる。一実施形態では、送信ボタンがある。 ブロック2275で、プロセスは、送ったばかりの応答が肯定、否定、その他 のいずれであったかを問う。肯定応答には、「Yes」と「Done」が含まれ る。否定応答には「No」が含まれる。「Yes if」および「Commen t」応答はその他として分類される。同様に、異なるカテゴリを使用する場合、 委任を拒否するカテゴリはすべて否定である。委任をいかなる仕方でも変更しよ うとせずに受け入れるカテゴリはすべて肯定である。その他のカテゴリはすべて 「その他」である。 応答が肯定の場合、プロセスはブロック2280に進む。ブロック2280で 、元のアクション要求が更新され、ファイルされる。前述のように、元のアクシ ョン要求は被委任者の「送信箱」リストにある。この時点で、アクション要求は 解析結果に基づいて再ファイルされる。アクション要求は適切なカレンダーおよ びリンクにもインクで書き込まれる。一実施形態では、要求をカレンダーにイン クで入れる操作は、鉛筆書きとは異なる色で要求を記入することを含む。一実施 形態ではインクの色は黒または青色である。一実施形態では、応答の通知が要求 者の受信箱に残る。他の実施形態では、ユーザは通知を受け取るかどうかを選択 することができる。 応答が否定の場合、プロセスはブロック2285に進む。ブロック2285で 、アクション要求はカレンダーと「待機」カテゴリから削除される。被委任者は 要求の遂行を拒否したため、この時点で要求は打ち切られる。一実施形態では、 応答の通知が要求者の受信箱に残る。他の実施形態では、ユーザは通知を受け取 るかどうかを選択することができる。 応答が「その他」の場合、プロセスはブロック2290に進む。ブロック22 90で、要求者と被委任者が折衝する。この折衝プロセスについては第23図に 関して詳述する。折衝が完了するとプロセスはブロック2295に進む。ブロッ ク2295で、プロセスは再び、最終回答が肯定か否定かを問う。最終回答が肯 定の場合、プロセスはブロック2280に戻る。最終回答が否定の場合、プロセ スはブロック2285に戻る。 第23図は、折衝プロセスを示す図である。折衝は、前述のようにブロック2 240および2290で開始される。最初のメッセージ交換中に要求者と被委任 者が合意に達しない場合、両者は折衝プロセスに移る。 ブロック2310で、折衝プロセスが開始される。ブロック2320で、最後 のメッセージの受信者が、応答するように促される。被委任者が、「Yes,i f」または「Comment」である応答、または肯定でも否定でもないその他 のいずれかの応答を返すと、折衝プロセスに入る。 したがって、ブロック2320の最初の反復で、被委任者の初期応答に応答し て要求者が応答を促される。要求者の前に表示される応答書式は、被委任者のた めの応答書式ときわめてよく似ている。 一実施形態では、選択可能なカテゴリは、OK(受諾)、OK If(条件付 き受諾)、No(拒否)、Withdraw(撤回)/Done(完了済み)、 およびComment(コメント)である。これらのカテゴリは、Yes(受諾 )、Yes If(条件付き受諾)、No(拒否)、Done(完了済み)、お よびComment(コメント)のカテゴリと類似している。これらのカテゴリ 名は、本プロセスに影響を与えることなく変更することができる。OK応答は、 被委任者によって提案された変更またはコメントを要求者が受け入れることを意 味する。OK If応答は要求者による反対提案である。Noは被委任者の提案 の拒否である。Withdrawは、元のアクション要求を取り消し、被委任者 はそのアクション要求に関して何もする必要がなくなったという、被委任者に対 する通知である。OKは肯定として分類される。NoまたはWithdrawは 否定として分類される。OK IfとCommentは「その他」として分類さ れる。代替実施形態では、応答書式には何もカテゴリが含まれない。その実施形 態では、ユーザが自由書式応答を入力する。パーサを使用してこの応答を解析し 、その応答が属する応答選択肢を判断する。 ブロック2270および2320に関して前述したように、選択された応答選 択肢に基づき、事前フォーマットされた応答が適切なヘッダ情報と共に表示され る。これによって折衝プロセスが簡略化される。 ブロック2330で、応答が送信され、応答のコピーが適切なカレンダーおよ びプロジェクト/担当者リストに入れられる。メッセージも送信された応答に照 らしてしかるべく更新される。 ブロック2340で、プロセスは送信された応答が肯定、否定、その他のいず れであったかを検査する。前述の分類で説明したように、被委任者のYes、D oneと要求者のOKは肯定として分類される。被委任者のNoと、要求者のN oまたはWithdrawは否定として分類される。その他のすべての回答、す なわち、Yes If、OK If、およびCommentは、その他として分 類される。肯定または否定のいずれかの回答が最終回答である。すなわち、折衝 の結論である。回答が肯定または否定だった場合、プロセスはブロック2350 に進む。ブロック2350で折衝プロセスは終了する。 ブロック2340で、回答が「その他」であることがわかった場合、プロセス はブロック2360に進む。ブロック2360で、プロセスは起動された自動終 了があるかどうかを検査する。一実施形態では、自動終了は要求者が選択するこ とができる選択肢である。自動終了は、事前設定された交換回数後に折衝プロセ スを自動的に終了させる。一実施形態では、この折衝終了までの交換回数はユー ザが入力する。たとえば、両当事者が5回のEメール交換後に合意することがで きない場合、プロセスは自動的に終了する。これは、両当事者が合意できないこ とが明らかな場合に折衝サイクルが果てしなく行われるのを防ぐための方法であ る。 自動終了プロセスが起動されていない場合、プロセスはブロック2320に戻 り、最後のメッセージの受信者に応答を促す。たとえば、最後のメッセージが要 求者によって被委任者に対して書かれた場合、プロセスは被委任者にそのメッセ ージに応答するように促す。 他方、ブロック2360で自動終了プロセスが起動された場合、プロセスはブ ロック2370に進む。ブロック2370で、最終回答がNoに設定される。こ れは、要求者と被委任者との間で何の合意にも達しなかったことを示す。プロセ スはブロック2350に進み、折衝プロセスは終了する。 第24図は、FYIの配布を示すフローチャートである。前述のように、FY Iは発信者から少なくとも1人の受信者に対して送出される。一実施形態では、 アクション要求を他のユーザへのFYIとして送信することもできる。FYIは 応答を必要としない。一実施形態ではFYIの受信者は回答することができる。 ブロック2410からこのプロセスが開始される。これは、入力されたデータ がFYIであることを示すキーワードで始まる情報をユーザが入力すると行われ る。FYIは前述のように解析される。ブロック2420で、FYIが発信者の システムでファイルされる。 ブロック2430で、1人または複数の受信者が識別される。一実施形態では 、それがFYIであることを示すキーワードの次に現れる1つまたは複数の名前 、またはグループ名が受信者として識別される。ブロック2440で、FYIに ヘッダが付加される。ヘッダは「To:(送信先)」フィールドと、[From :(発信元)」フィールドと、「cc:」フィールドと、「enclosure s:(同封物)」フィールドと、「subject(件名)」フィールドとを含 む。これらのヘッダ項目については、アクション要求に関して前述した通りであ る。 ブロック2450で、FYIが受信者に送信される。受信者は、FYIを受け 取るとそれを開いてファイルすることができる。一実施形態では、配布された応 答に対する選択肢は与えられない。このようにすることで、情報に関する無関係 の通信が促されない。 第25A図および第25B図は、コラボレーションプロセスの一例を示すフロ ーチャートである。この例では、トムとデニスの2人が特定のプロジェクトに関 する会合を設定しようとしている。デニスが要求者、または発信者である。 グラフィック2500で、デニスがテキストを入力している。前述のように、 テキストは同時に解析される。したがって、デニスがアクション要求2512に 入力していくに従って、プロジェクト、担当者、日付、および適切なプロジェク ト/担当者リストがシャドウ2515に現れる。前述のように、解析アルゴリズ ムは前述のアルゴリズムまたは他の任意のアルゴリズムとすることができる。一 実施形態では、デニスがアクション要求2512を入力しているとき、パーサが そのテキストを解析している。これがアクション要求であることを示すキーワー ドが見つかると、アクション要求上にヘッダが入れられる。被委任者、FYI、 同封物などが解析アルゴリズムとデニスのアクションによって判断されるにつれ て、ヘッダ内にそれらのスペースが追加される。代替実施形態では、アクション 要求2512は、デニスがテキストの入力が完了したことを示したときにのみ解 析される。デニスは、アクション要求の入力を完了すると、その要求を送信する 。 グラフィック2502では、トムはアクション要求を受け取って開いている。 自動的に生成されたヘッダ2525が表示されている。その下には、元のアクシ ョン要求2530が表示されている。ヘッダの下には、応答ブロック2520が 表示される。応答ブロック2520には、可能な応答オプションが表示される。 一実施形態では、応答ブロック2520はドロップダウン・リストであり、その 中から1つの応答を選択することができる。他の実施形態では、応答ブロック2 520は、ユーザが応答を選択することができる他の任意の形式とすることがで きる。この場合、Yes If応答がハイライトされている。担当者およびプロ ジェクト情報については、送信側から導出された提案が最初に受信者に示される 。一実施形態では、プロジェクト名と担当者名は括弧に入れられる。これは、プ ロジェクト名および担当者名がデニスとトムの場合とで同じではない可能性があ ることを示すためである。前述のように、各ユーザが自分自身のキーワードを入 力することができるため、キーワードは様々である。 グラフィック2504で、トムは応答ブロック2520からYes If応答 ボタンを選択しており、応答2545が表示される。一実施形態では、応答は自 動的に「Yes,I’ll do it,if...(了承しました。やります 。ただし...)」で始まる。この句の後にカーソルが配置され、トムがこの句 を完成させることができるようにする。この場合、トムは「we can re schedule for Tuesday.(火曜日に予定変更できれば)」 と入力してこのフレーズを完成させている。トムが入力したテキストは、この場 合、イタリック体で入れられることによって区別される。実際の応用分野では、 テキストをこのようにして区別する必要はないことを理解されたい。シャドウ2 540内で、プロジェクト名が変更されている。これは、ユーザが手作業で行う ことができる。あるいは、プロセスがトムのデータベースとキーワード・リスト を使用して元のノートを解析することもできる。この場合、担当者名は同じまま である。しかし、プロジェクト名は変更されている。2人のユーザが同じプロジ ェクトを異なる名前で呼ぶことがあるため、各ユーザが自分自身のプロジェクト に名前を付ける責任を負う。この時点で、トムは応答を送信することができる。 その時点で、応答にヘッダが入れられて、要求者、すなわちデニスに返送される 。 グラフィック2506で、デニスはトムの応答を受け取り、それを開いている 。シャドウ2560に、新しい日付が表示されている。トムは会合のための新し い日付を提案した。この要素のために応答が再解析されたため、シャドウ256 0に新しい日付/時刻が表示される。この場合も、応答ボックス2550が表示 される。デニスは要求者であるため、多少異なる応答ボックス2550が表示さ れる。項目については、第22B図に関して上述した通りである。この場合は、 デニスはYesボタンを選択しており、トムの提案した日付変更に同意している 。一実施形態では、デニスがYesボタンを選択した後、応答はシステムによっ て自動的に送信され、ユーザの関与は終了する。これで最終回答に達した。した がって、折衝は終了する。 グラフィック2508で、デニスのシステムは最終決定情報をファイルする。 一実施形態では、最終決定情報は当事者間の通信の履歴を示すボックス内に表示 される。元のシャドウ2515は更新されて更新済みシャドウ2570になる。 デニスのカレンダーおよびリスト内の元の鉛筆書きされた項目もインクに更新さ れる。これによって、合意に達したことが示される。 グラフィック2510で、トムのシステムは最終決定情報をファイルする。さ らに、元のシャドウ2535が、最終合意情報が入った新しいシャドウ2585 に更新される。ブライアンのカレンダーおよびリスト内の元の鉛筆書きされた項 目もインクに更新される。これによって合意に達したことが示される。 このように、このプロセスによって、本発明の1つの事例についてグラフィク スの形で例示した。実際の画面表示はこの図に示した表示とは同じでないことを 理解されたい。このようにして、要求者と被委任者の間の対話が簡略化される。 これによって、被委任者と要求者はアクション/プロジェクトを遂行するための 互いに満足のゆく方法に到達することができる。これは、両当事者に十分な柔軟 性を与え、自動化会話タイプの自動化折衝として機能する。 パーサDLLアプリケーション・プログラマーズ・インタフェース(API) 以下の項では、本発明の好ましい実施形態におけるパーサ300DLLアプリ ケーション・プログラマーズ・インタフェース(API)について詳述する。 ファイル:parseapi.h 目的:解析300DLL APIを定義する。 注意:このAPI内のすべての関数には、「Prs_」(Parsの略)という プレフィックスがネームスペース保護の一形態として付けられる。 ストリング操作を伴う関数は、ストリングのフィルタリングの点でかなり高機能 である。たとえば、Prs_AddContact(「Danny Rabba ni」)はPrs_AddContact(「Danny Rabbani」) と等価である。この場合、大文字使用は重要である。Prs_DeleteCo ntact(「Danny Rabbani」)はPrs_DeleteCon tact(「danny raBBanI)と等価である。Prs_AddCo ntact(「Danny Rabbani」)はPrs−AddContac t(「danny rabbani」)と等価ではない。これは、パーサ300 が内部的に担当者をそれぞれ「Danny Rabbani」および「dann y rabbani」として表現するためである。しかし、2番目の呼出しは失 敗する。これは、パーサ300は、大文字使用だけが異なる2つの担当者( またはリスト、プロジェクト、またはキーワード)が同時に存在することを許さ ないためである。この種のスマート・フィルタリング(先行スペースと後続スペ ースの除去と、適切な場合には大文字小文字の無視)およびその他の形態の誤り および正常性検査が、このDLLの関数のほとんどに適切に適用される(aut ofill関数のみは大文字小文字の相違を許容する。ホワイト・スペースは相 違を生じる)。しかし、クライアントは、少なくともその一部を事前に検査せず にこのような機能に依存し過ぎないことを推奨する。 Visual Basic(VB)と通信する場合、128のバッファ・サイ ズで最大63文字までの長さのストリングが可能であることに留意されたい。こ れは、VBが常にユニコード文字を使用し、それによってASCII文字を記憶 するのに必要なバイト数が事実上2倍になる。ユニコードの変換はVBによって 自動的に処理される。 STRUCT:ParseOutput 目的:ParseOutput structは、パーサ300DLLのクラ イアントが作成し、使用するためのものである。ParseOutput st ructは、入力表現(第1のパラメータ)と共にPrs_Parse()関数 に第2のパラメータとして渡される。クライアントがPrs_Parse()を 呼び出すと、パーサ300は入力表現を解析し、解析の結果をParseOut put structにパッケージ化する。Prs_Parse()を呼び出す 前にParseOutputフィールドのいずれも初期設定する必要がない。P rs_Parse()関数は、式のうちの成功裏に解析されたフィールドのみに 書き入れ、他のすべてのフィールドをゼロ長の空終了ストリングまたは他の適切 な空値に初期設定する。日付解析のみ行いたい場合、クライアントはPrs_P arse()の代わりにPrs_DateParse()を呼び出す必要がある 。Prs_DateParse()はPrs_Parse()と同様に機能する が、ParseOutupt structの日付と時刻関係のフィールドのみ に書き入れられる(キーワード解析および被委任者解析は迂回される)。この両 方の関数呼出しはきわめて効率的である。(妥当な範囲で)長くて複雑な入力表 現でも一瞬のうちに解析される。 フィールド:sList:空終了ストリングとしてのリスト名。 sProject:空終了ストリングとしてのプロジェクト名。 sContact:空終了ストリングとしての担当者名。一例は、ファース ト・ネームの後に単一の空間が続き、その後に姓が続くものである。 sDelegate:委任先の担当者名。 sDate:空終了ストリングとしての日付。月/日/年形式。例:“12 /28/1969”。このフィールドは反復事象の開始日付としても機能する。 sTimeBegin:空終了ストリングとしての開始時刻。[時]時:分 [分]24時間形式。すなわち、時間数(0〜23)、コロン、分数(0〜59 )の順。例:“3:0”=午前3時。“23:45”=午後11時45分。 sTimeEnd:空終了ストリングとしての終了時刻。形式はsTime Beginと同じ。 sDateEnd:反復事象の終了日。 bRecurring:パーサ300が(単純日付ではなく)反復事象であ ると判断したことを示すブール・フラグとして機能するバイト・サイズ値。値0 (偽)は、反復日付が存在しないことを示す。他のすべての値は真を表す(すな わち反復日付が解析された)。 nFrequency:反復日付の頻度を表す長整数(32ビット)。たと えば、「5年ごと」の頻度は5である。このフィールドの空値は0である。 nUnits:単位(日、週、月、および年)を示すバイト・サイズ値。そ れぞれ、定数PRS_DAYS、PRS_WEEKS、PRS_MONTHS、 およびPRS_YEARSによって定義される。このフィールドの空値は0であ る。 nWeekdays:曜日(すなわち火曜、月曜、金曜など)を示すバイト ・サイズ値。曜日定数(PRS_SUN〜PRS_SAT)は、このバイト・フ ィールドによって最大7つの曜日の任意の組合せをコード化することができるよ うに定義される。特定の曜日がnWeekdays値に含まれているかどうかを 調べるには、その曜日の値とnWeekdays値との「AND」を行う(ビッ ト単位のAND演算)だけでよい(たとえばPRS_MON&nWeekday s)。 Null:このフィールドの値は0である。 nWeekdaysPos:月のうちの当該曜日の序数(第1、第2、第3 、第4、第5)位置を示すバイト・サイズ値。たとえば、「毎月の第3火曜日」 のnWeekdaysPos値は3になる。このフィールドの空値は0である。 bFYI:sDelegateフィールドが被委任者またはアクション要求 キーノートではなくFYIキーノートを表すこと示す。 bNote:ノート・タイプのキーノートであることを示す。 STRUCT:KeywordSuggestion 目的:KeywordSuggestion structは、解析DLLのク ライアントが作成し、使用するためのものである。KeywordSugges tionデータ構造は、Prs_SuggestKeywords()関数ファ ミリの第2のパラメータとして、入力表現(第1のパラメータ)と共に渡される 。クライアントがたとえばPrs_SuggestListKeywords( )を呼び出すと、パーサ300は入力表現(この場合はリストの名前)を分析し 、最大3個のキーワード提案をKeywordSuggestionデータ構造 にパッケージ化する。キーワード提案関数を呼び出す前にKeywordSug gestionフィールドのいずれも初期設定する必要はない。これらの関数は 可能な限り多くのフィールドに(sKeyword1から始まる連続順序で)書 き入れ、他のすべてのフィールドをゼロ長の空終了ストリングに初期設定する。 フィールド:sKeyword1:空終了ストリングとしての最初のキーワード 提案。 sKeyword2:2番目のキーワード提案。 sKeyword3:3番目のキーワード提案。 関数:Prs_ResetParseDll 目的:Prs_ResetParseDll()関数は、parsedllをリ セットする。Add/Delete関数を使用してDLLに示された情報はすべ て失われる。日付解析はそのまま完全に機能し続ける。 関数:Prs_Parse 目的:Prs_Parse()関数は、リスト、プロジェクト、担当者、被委任 者、および日付/時刻の組合せの入力表現を解析する。第1のパラメータは、解 析する入力表現を保持する空終了ストリングを指すポインタである。第2のパラ メータは、解析結果が入れられるクライアント割り振りParseOutput データ構造を指すポインタである。メモリの割振り以外には、ParseOut putデータ構造の特別な初期設定は不要である。入力表現から成功裏に導き出 すことができないParseOutputデータ構造のフィールドは、適切な空 値に設定される。 例:ParseOutput parseResults; Prs_Parse(“Call Brian tomorrow at6 pm”,&parseResults); 関数:Prs_DateParse 目的:Prs_DateParse()関数は、日付と時刻(または期間)のみ の入力表現を解析する。第1のパラメータは、解析する入力表現を保持する空終 了ストリングを指すポインタである。第2のパラメータは、解析結果が入れられ るクライアント割振りParseOutput structを指すポインタで ある。メモリの割振り以外は、ParseOutputデータ構造の特別な初期 設定は不要である。入力表現から成功裏に導き出すことができないParseO utputデータ構造のフィールドは、適切な空値に設定される。 例:ParseOutput parseResults; Prs_DateParse(“Call Tony next Frida y”,&parseResults); 関数:Prs_SuggestListKeywords, Prs_SuggestProjectKeywords Prs_SuggestContactKeywords 目的:与えられたリスト、プロジェクト、または担当者のために最大3個のキー ワードを提案する。パーサは、すでに使用されているキーワードを提案しない。 例:KeywordSuggestion suggestion; Prs_SuggestContactKeywords(“Danny R abbani”,&suggetion); 関数:Prs_AddKeword/Prs_DeleteKeyword/ Prs_RenameKeyword 目的:キーワードの追加/削除/名前変更を行う。これらの関数は、初期設定中 またはデータベースを更新する際に呼び出す必要がある。 例:Prs_AddKeyword(“na”,“Next Actions” ,“””,“”); Prs_DeleteKeyword(“na”); Prs_RenameKeyword(“na”,“actions”); 注:Prs_AddKeywordは、そのキーワードがすでに存在する場合や 、非空リンクのいずれかが存在しない場合、またはすべてのリンクが空の場合、 偽を返す。クライアントは必ず、対応するリスト、プロジェクト、または担当者 がすでにパーサ300に加えられた後で初めて、この関数を呼び出すようにしな ければならない。キーワードを名前変更するには、クライアントはPrs_Re nameKeyword()を呼び出すだけでよい。いかなる種類の大文字使用 も無視される。関数:Prs_AddList/Prs_DeleteList/Prs_Re nameList 目的:リストの追加/削除/名前変更を行う。これらの関数は、オブジェクト・ データベース850を更新するときには必ず呼び出す必要がある。 例:Prs_AddList(“Next Calls”); Prs_DeleteList(“Next Calls”); Prs_RenameList(“Next Calls”,“My Ne xt Calls”); 注:Prs_AddListは、(大文字使用が異なる場合であっても)リスト がすでに存在する場合、偽を返す。Prs_DeleteListは、リストが 存在しない場合、偽を返す。Prs_DeleteListまたはPrs_Re nameListが成功した場合、そのリストにリンクされているキーワードは すべて、必要に応じて自動的に除去または更新される。関数:Prs_AddProject/Prs_DeleteProject/ Prs_RenameProject 目的:プロジェクトの追加/削除/名前変更を行う。これらの関数は、オブジェ クト・データベース850を更新するときには必ず呼び出す必要がある。 例:Prs_AddProject(“Learn Spanish”); Prs_DeleteProject(“Learn Spanish”); Prs_RenameProject(“Learn Spanish”, “Learn French”); 注:Prs_AddListの注を参照。 関数:Prs_AddContact/Prs_DeleteContact/ Prs_RenameContact 目的:担当者の追加/削除/名前変更を行う。これらの関数は、オブジェクト・ データベース850を更新するときには必ず呼び出す必要がある。 例:Prs_AddContact(“Danny Rabbani”); Prs_DeleteContact(“Danny Rabbani”); Prs_RenameContact(“Danny Rabbani”, “Dan Rabbani”); 注:Prs_AddListの注を参照。 関数:Prs_AutoFillList,Prs_AutoFillProj ect,Prs_AutoFillContact 目的:サブストリングの完成を返す。これらの関数は、第1のパラメータとして プレフィックス・ストリングをとり、バッファ(第2のパラメータ)をプレフィ ックスの完成で満たし、真を返す。完成が存在しない場合、これらの関数は偽を 返す(下記の「注」を参照)。これらの関数は、プレフィックス・ストリング( 第1のパラメータ)に関しては大文字小文字を区別しない。これには、「d」の ようなプレフィックスだけでなく、「D」プレフィックスも、「Danny R abbani」に展開されるという利点がある。 注:完成が存在しない場合、これらの関数は偽を返し、バッファ(第2のパラメ ータ)は修正されない。 例:Prs_AddProject(“Grasshopper”)char sProject[PRS_BUFFER_SIZE]; Prs_AutoFillProject(“gra”,sProject) ; AfxMessageBox(sProject);//“Grasshop per”を出力する。 サンプル電子メール・メッセージ 本発明を使用して、前述のような方式で入力キーノートの受信と解析を行うこ とができる。さらに、本発明は、各ユーザが本発明の機能を備えているか否かを 問わず、他のユーザとのコラボレーションをサポートする。キーノートの受信者 は本発明の機能を備えていない場合があるため、本発明は従来の電子メール・メ ッセージを自動的にフォーマットし、それをキーノートの受信者または被委任者 に送信することができる。前述のようにパーサ300を使用して、本発明は入力 キーノートを受け取り、その入力キーノート内の一致したキーワードに関連づけ られた情報から、従来の電子メール・メッセージを構築する。さらに、本発明は 、電子メール・メッセージのスクリプト化(すなわちコード化)版も構築する。 電子メール・メッセージのスクリプト化版は、キーノートの受信者または被委任 者が本発明の機能を有する場合に、メッセージを自動的に処理することができる ように構造化された形式にフォーマットされる。受信者または被委任者が本発明 の機能を有する場合、受信側でキーノートのスクリプト化版を解釈し、キーノー トとして自動的に処理することができる。したがって、本発明は、従来のテキス ト形式とスクリプト形式の両方を同じ自動生成電子メッセージとして結合して電 子メッセージを構築することにより、そのような電子メール・メッセージの受信 側の誰とでもキーノート・コラボレーションを行えるようにする。 以下のサンプル自動生成キーノート電子メール・メッセージでは、以下の入力 キーノートが与えられた場合に本発明により自動的に作成される二重形式電子メ ッセージ構造を例示する。 Jim,please add this sample KeyNote to the KeyNote/parser patent tomorro w.Call Tom if you have questions.Tha nks! 上記の入力キーノートから本発明により生成されるサンプル電子メール・メッ セージは以下の通りである。以下のメッセージの最初の部分は、受信者が本発明 の機能がなくても読める従来の電子メール形式(ASCII)を表す。「dre ldbssbtdwrvkval」というテキスト・ストリングのメッセージが 2回目に出現する箇所から始まるメッセージの2番目の部分は、受信者が本発明 の機能を使用して処理することができるメッセージのスクリプト化版を表す。し たがって、このサンプル電子メール・メッセージは、本発明の二重形式電子メー ル・メッセージ生成機能を例示するものである。本発明のコラボレーション機能 の詳細な説明は、本特許出願の後の部分に記載する。 以上、コンピュータ・システムのための自然言語ベースの情報編成およびコラ ボレーションツールについて説明した。本明細書では、本発明について特定の例 に関して説明したが、本発明は特定の例の使用には限定されず、他の実施形態に も拡大可能であることは、当業者には明らかであろう。本発明は、以下の請求の 範囲で規定されている他のすべての実施形態を含むものと意図される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN,Y U,ZW (72)発明者 ラバニ,ダニー アメリカ合衆国・94109・カリフォルニア 州・サンフランシスコ・チェストナット ストリート・8番・1027 (72)発明者 ブックハイム,デニス アメリカ合衆国・94309・カリフォルニア 州・パロ アルト・アシュトン アヴェニ ュ・570 (72)発明者 マン,トニー アメリカ合衆国・98027・ワシントン州・ イサクア・サウス イースト 164ティエ イチ ストリート・25628 (72)発明者 ヘーガン,トーマス アメリカ合衆国・02109・マサチューセッ ツ州・ボストン・ユニオン ワーフ・13 (72)発明者 ジョアクイン,ジェームズ アメリカ合衆国・94117・カリフォルニア 州・サンフランシスコ・デュボス ストリ ート・4番・460

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.コンピュータ・システムにおけるテキスト表現を処理する装置であって、 関連するキーワードを用いて情報オブジェクトを定義するオブジェクト・デー タベースと、 入力テキスト表現を受け取るユーザ入力装置と、 入力テキスト表現中の識別されたキーワードに基づいて入力テキスト表現を情 報オブジェクトとリンクする機能を含む、入力テキスト表現中のキーワードを識 別する解析装置と、 入力テキスト表現がリンクされた情報オブジェクトの識別をユーザに表示する ユーザ出力装置とを備えることを特徴とする装置。 2.オブジェクト・データベースが、情報オブジェクトに関する補助情報を含み 、ユーザ出力装置がさらに、入力テキスト表現において対応するキーワードが識 別されたときに補助情報を表示する機能を含むことを特徴とする請求項1に記載 の装置。
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