JP2001514853A - キメラ結合ペプチドライブラリのスクリーニング方法 - Google Patents
キメラ結合ペプチドライブラリのスクリーニング方法Info
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Abstract
Description
チドライブラリをスクリーニングする方法に関する。
分離することは困難な作業であるといえる。ハイブリッド形成プローブを使用す
ることにより、このプロセスを容易にすることができるかもしれないが、それを
使用するには、一般的に少なくともこのタンパク質をコード化する遺伝子の配列
の一部がわかっていなくてはならない。この配列が知られていない場合は、DN
Aライブラリを発現ベクター中に発現させ、抗体を使用して所望のタンパク抗原
を示しているプラークあるいはコロニーを探してスクリーニングすることができ
る。この手順は小さなライブラリをスクリーニングするのには有用であるが、頻
度の極めて低い配列、10万個のクローンあたり約1個に満たない再現性(滅多
に出現しないcDNA分子あるいは合成ペプチドの場合のように)は見逃しやす
く、100万個のクローンを越える規模のライブラリのスクリーニングは骨の折
れる困難な仕事となっている。さて、100万個のクローンのライブラリをスク
リーニングすることにより、この出現率の低い配列の分離に取り組むように設計
された方法が開発された。この方法にはファージ表示方法およびLacI融合フ
ァージ表示とが含まれているが、詳しくは下記する。
融合したDNAライブラリのメンバーは発現ベクターから発現し、その結果ファ
ージ粒子の表面で、ファージ粒子中にパッケージされた融合タンパクをコード化
するDNAと共に異種ペプチドを表示する(Smith G.P., 1985, Science 228:131
5-1317)。この発現ベクターはバクテリオファージゲノム自身でもよく、またバ クテリオファージコートタンパクがその中にクローン化されているところのファ
ージミドベクターでもよい。後者の場合、成熟したファージ粒子を作り出すため
に必要なタンパクの完全な補体を提供するためには、ファージミドベクターを含
有しているホストバクテリアを、自発的に複製しているバクテリオファージ(ヘ ルパーファージと呼ばれる)とともに共感染させなくてはならない。このヘルパ ーファージは通常複製の起点において遺伝子に欠陥があり、そのためファージミ
ドゲノムの選択的なパッケージングが行われる。ヘルパーファージの感染に続く
融合タンパクの発現により、集合中に融合タンパクと野生型コートタンパクとが
ファージ粒子中に取り込まれる。ファージ中に取り込まれた融合タンパクのライ
ブラリからついで関心のあるターゲット(リガンド)に対し、結合メンバーを選択
することができる。結合したファージにより、ついで大腸菌(E.coli)を
再感染させ、増幅させ、さらにこの選択行程を繰り返して結合メンバーを増菌す
る(Parmley, S., F., & Smith, G. P. 1988., Gene 73 : 305-318 ; Barrett R.
W. et al., 1992, Analytical Biochemistry 204 ; 357-364 Williamson et al
., Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 90 : 4141-4145; Marks et al., 1991, J. Mo
l. Biol. 222 : 581-597)。
,484号には、興味あるウイルスコートタンパクとペプチドからキメラ結合タ
ンパクを製造する方法が記載されている。この方法においては、ウイルスの外表
面上にキメラタンパクあるいはその加工された形が表示されるために、少なくと
もウイルスコートタンパクの機能性部分が必要となる。さらに米国特許第5,5
71,698号には、結合タンパクをコード化する核酸を得るための方法が記載
されているが、その重要な要素は、遺伝子的に決定される外表面タンパクを有す
る増幅可能な遺伝子パッケージのポピュレーションを準備し、この遺伝子パッケ
ージの外表面上の潜在的な結合領域を表示させることである。この遺伝子パッケ
ージは、細胞、胞子およびウイルスからなる群から選択される。例えば、この遺
伝子パッケージがバクテリア細胞であると、外表面伝達信号はバクテリアの外表
面タンパクから生じるが、遺伝子パッケージが糸状バクテリオファージであると
きは、この外表面伝達信号は糸状ファージの遺伝子pIII(マイナーコートタ
ンパク)あるいはpVIII(メジャーコートタンパク)によって提供される。
1号は、遺伝子pIII タンパクなどのウイルスコートタンパクに融合した第
1のポリペプチド鎖を発現し、この多量体の第2のポリペプチド鎖を発現し、こ
の二つの鎖がRGDPの一部として一緒に現れるようにすることによって、パッ
ケージの表面でポリペプチドを表示する、分泌された複製可能な遺伝子表示パッ
ケージ(RGDP)の多量体特異性結合ペアを製造する方法を記載している。
ンダムペプチドのライブラリはこのLacIリプレッサータンパク、通常そのC
末端に、融合遺伝子運搬プラスミドベクターからの発現を通じて融合している。
このLacI−ペプチド融合のエンコーディングDNAへの結合はプラスミド上
のlac0配列を通じて生じ、安定なペプチド−LacI−ペプチド複合体を形
成する。これらの複合体はそのホストバクテリアから溶菌によって放出され、関
心のあるペプチドがアフィニティー精製によって固定化されたターゲット上に分
離される。このように分離されたプラスミドは、ついで大腸菌の中にエレクトロ
ポレーションによって再度導入され、さらに、スクリーニングを行うために選択
されたポピュレーションを増幅する(Cull, M.G. et al. 1992. Proc. Natl. Aca
d. Sci. U.S.A. 89:1865-1869)。
パクへ融合されたランダムペプチドのライブラリを構築し、ホスト細胞の原形質
中で、細胞内融合タンパク発現に適した条件下でホスト細胞を培養する方法が記
載されている。この方法は、またランダムペプチドが融合タンパクのカルボキシ
末端に位置しており、融合タンパク−DNA複合体が溶菌によってホスト細胞か
ら放出されることを教示している。この溶菌細胞から放出された後のDNAを分
解から守るための方法は何ら記載されていない。いくつかのDNA結合タンパク
がクレームされているが、lacIを除いて実例は示されていない。
例えば、前述した方法では、遊離カルボキシル末端を持つ分泌されたペプチドの
製造を行うことはできない。
のであり、従来の方法に比べて大きな利点を有するものである。
レオチド配列を求めてヌクレオチドライブラリ(通常DNAライブラリ)をスク
リーニングする方法を提供する。本発明の方法は、ペプチドをコード化する特定
のヌクレオチド配列を含むポリヌクレオチドへ、それぞれのペプチドを物理的に
結合することを含有する。ペプチドのそのコード化ヌクレオチド配列への結合は
このペプチドをヌクレオチド結合領域へと結合することによって達成される。ヌ
クレオチド結合領域を有する二官能性キメラタンパクとライブラリメンバーすな
わちターゲットペプチド(好ましくは関心のある機能を有する)とはこのように
して得ることができる。関心のあるペプチドはキメラタンパクのヌクレオチド結
合領域を通じてこのペプチドをコード化するポリヌクレオチドに結合される。
その後に生じる分解から保護するペプチド表示キャリアパッケージ(PDCP)
内に、ターゲットペプチドの部分がペプチド表示キャリアパッケージ(PDCP
)の外表面上に表示されるようにして取り込まれる。
リアパッケージ(PDCP)を提供する。このパッケージはポリヌクレオチド−
キメラタンパク複合体を含有し、ここでキメラタンパクはヌクレオチド結合部分
とターゲットペプチド領域とを有し、前記ポリヌクレオチドは特異的に前記ヌク
レオチド結合部分によって特異的に結合されるヌクレオチド配列モチーフを含有
し、ここで少なくともキメラタンパクのヌクレオチド結合部分によって結合され
ていないポリヌクレオチドのキメラタンパクコード化領域は保護されている。
異的に結合するタンパクによって保護されている。例としてはウイルスコートタ
ンパクをあげることができるが、その多くはすでに当該分野でよく知られている
。選択されたウイルスコートタンパクが、ポリヌクレオチドへの一般的な結合を
開始するための開始配列を必要とする場合、これはポリヌクレオチド上の適当な
部位で提供することができる。好ましいコートタンパクはバクテリオファージ、
特にM13由来のコートタンパクである。
組換え型ポリヌクレオチド中に存在するヌクレオチド配列モチーフに対するその
特異性によって選択される。
領域全体であってもよい。別法として、さらにより一般的には、このモチーフは
ポリヌクレオチドの非コード化領域中に存在していてもよい。本発明の目的のた
めに必要なことはキメラタンパクのヌクレオチド結合部分による認識と、結合が
行えるように、このモチーフがポリヌクレオチド上に位置することである。ポリ
ヌクレオチドーキメラタンパク複合体が少なくとも1時間の溶解定数を有するこ
とが望ましい。
する、2つあるいはそれ以上のヌクレオチド配列モチーフを含有してもよい。こ
のモチーフは結合されたキメラタンパク同士の立体障害を避けるよう、ポリヌク
レオチドの長さ方向に沿って位置していることが好ましい。
ヌクレオチド配列(例えばコード化配列)が存在しても、影響されないことが好
ましい。したがって、キメラ融合タンパクはそのN末端、そのC末端にターゲッ
トペプチド部分を含有してもよく、あるいはヌクレオチド結合部分のそれぞれの
端、すなわちキメラタンパクのN末端とC末端で2つのターゲットペプチド領域
(同一であっても異なっていてもよい)を含んでいてもよい。例えば1つのター
ゲットペプチドが既知の特異性を有する抗体で、他のペプチドが重要である可能
性のあるペプチドであってもよい。
の外部に表示され、したがって、検知、反応および/または結合に利用できるこ
とが望ましい。
ら構成することができる。
トペプチド部分をそのペプチド部分をコード化するポリヌクレオチドへと特異的
ポリヌクレオチド結合部分を通じて結合する。キメラタンパクをコード化するこ
のヌクレオチド配列およびキメラタンパクのヌクレオチド結合部分によって認識
される特異的ヌクレオチド配列モチーフは、ペプチド表示キャリアパッケージ(
PDCP)に取り入れることのできる、ポリヌクレオチドのセグメント上に存在
しなくてはならない;および、 b. 保護コート。これは独立して存在する、複製可能キャリアーあるいはヘ
ルパーパッケージによって提供される。あるいは、別法として、コートタンパク
は本発明の組換え型ポリヌクレオチドによってコード化することもできる。この
ポリヌクレオチド−キメラタンパク複合体用保護コートは、タンパクあるいは脂
質などの生物材料から構成されていてもよいが、保護コートはターゲットペプチ
ドをそのペプチドをコード化するポリヌクレオチドへ結合するために必要ではな
い。この保護コートはキメラタンパクのターゲットペプチド部分をその外部表面
上に表示させなくてはならない。キャリアーあるいはヘルパーパッケージはまた
無傷のペプチド表示キャリアパッケージを必要に応じてホスト細胞から放出する
機構を提供する。例をあげると、バクテリオファージがこの複製可能なキャリア
パッケージである場合、このバクテリオファージのタンパクコートがポリヌクレ
オチド−キメラタンパク複合体の周りを取り囲んでペプチド表示キャリアパッケ
ージを形成し、それが、その後ホストバクテリア細胞から排出される。
表示ペプチドをコード化するポリヌクレオチドに結合したままで、バクテリオフ
ァージキャリアパッケージタンパクコートを通してであっても、外面に表示され
得ることを明らかにする。
チド結合部分を有するキメラタンパクをコード化するヌクレオチド配列を含有す
る組換え型ポリヌクレオチドを提供する。ここで前記ポリヌクレオチドは前記キ
メラタンパクのヌクレオチド結合部分に結合され、さらに配列非特異性ヌクレオ
チド結合タンパクをコード化する特定のヌクレオチド配列モチーフを含有する。
れると、キメラタンパクを発現することのできる組換え型発現システムであるこ
とが望ましい。発現の後、キメラタンパクはキメラタンパクをコード化するヌク
レオチド配列を含有するポリヌクレオチド中に存在する特定のヌクレオチド配列
(モチーフ)と結合する。
制限酵素部位へ挿入されたポリヌクレオチドとの間にリンカー配列が存在しても
よい。
のDNA結合領域、あるいはその機能的同等物であることが望ましい。このよう
なヌクレオチド結合部分をコード化する配列の例は、配列番号11と配列番号1
3に記載されている。
を指称し、かかる領域の発現を達成するのに必要な遺伝信号すべてに対して操作
によって結合される。あるいは別法として、この発現システムは、またタンパク
コード化領域の転写および/または翻訳を増大する、あるいは発現を制御する、
プロモータやエンハンサーなどの調整要素を含有してもよい。この調整要素はタ
ンパクコード化領域の上流側あるいは下流側のどちらに位置してもよく、あるい
はタンパクコード化領域そのものの中にあってもよい。2つ以上の別個のタンパ
クコード化領域が存在するとき、これらは共通の調整要素を使用してもよく、あ
るいは異なる調整要素を使用してもよい。
ムがM13ベクターに基づいているとき、通常発現されたキメラタンパクのポリ
ヌクレオチド結合部分は一本鎖DNAである。しかしながら、その他のベクター
システムを使用してもよく、都合に応じてヌクレオチド結合部分が二本鎖DNA
と、あるいは二本、または一本鎖RNAと選択的に結合するように選択すること
ができる。
かかる組換え型発現システムにより形質変換されたホスト細胞を(オプションと
してベクターの形で)提供する。
我々はまた遺伝子材料の大規模な(例えば少なくとも10万以上のメンバー、例
えば100万、あるいは1000万に達するメンバー)ライブラリをスクリーニ
ングする能力にも関心を持っている。したがって、1つの主な考えは、前記組換
え型ポリヌクレオチドを形成するために、前記ライブラリの各メンバーを個別に
含有し、それによってコード化されたキメラタンパクが発現できるような組換え
型遺伝子構成体を供給することである(そのターゲットペプチドはこの構成体に
含められたヌクレオチドライブラリメンバーによってコード化される)。
るヌクレオチド結合部分をコード化する配列と、 ii) i)によってコード化されたヌクレオチド結合部分によって認識され
、結合された配列モチーフと、 iii) ポリヌクレオチドの挿入を行う制限酵素部位と、ここで前記部位は
前記ポリヌクレオチドをヌクレオチド結合部分コード化配列に操作によって結合
するよう設計されており、それによって操作によって結合されたポリヌクレオチ
ド配列がキメラタンパクを製造し、さらに、 iv) 非特異的に裸のポリヌクレオチドへ結合するヌクレオチド結合タンパ
クをコード化する配列と、 を含有する配列を有するポリヌクレオチドを含有する遺伝子構成体あるいは遺伝
子構成体のセットを提供する。
リヌクレオチドの配列とヌクレオチド結合部分をコード化するヌクレオチド配列
との間にリンカー配列が位置してもよい。
のDNA結合領域、あるいはその機能的同等物であることが望ましい。このよう
なヌクレオチド結合部分をコード化する配列の例は、配列番号:11と13に記
載されている。
MBにてそれぞれ番号NCIMB 40970、NCIMB 40971および
NCIMB 40972として供託されたpDM12、pDM14、およびpD
M16をあげることができる。
ができるものと考えられる。したがって、遺伝子ライブラリの各個別のメンバー
は別々に遺伝子構成体へ含められ、そして、このライブラリは(前述したように
)各組換え型ポリヌクレオチドがライブラリメンバーとして含まれる組換え型ポ
リヌクレオチドのライブラリの形で、通常はベクターの形で提示される。
ドのライブラリ(前述したように規定したとおり)を提供し、ここで各ポリヌク
レオチドは遺伝子ライブラリから得られたポリヌクレオチドを含有し、さらにこ
のポリヌクレオチドが組換え型ポリヌクレオチドによって発現されるキメラタン
パクのターゲットペプチド部分をコード化するものである。
ットペプチド部分との間に位置するリンカー配列を含有してもよい。このリンカ
ー配列はタンパクの2つの部分の間の立体障害を減少させる。このリンカー配列
がある程度柔軟性をもつことが望ましい。
ド表示キャリアパッケージ粒子のライブラリを構築、スクリーニングし、多くの
異なるペプチドを表示し、特定のペプチドの分離と同定を行うための方法がさら
に開示されている。得られるポリヌクレオチド配列は、したがってより簡単に同
定、再クローン化および発現を行うことができる。
るヌクレオチド結合部分をコード化するポリヌクレオチド配列を含有する組換え
型ベクターの複数のコピーを構築し(およびオプションとしてこの特定の配列モ
チーフを含有し)、 b) 前記ベクターそれぞれを下記の操作によって結合されたベクターの発現
が前記ターゲットペプチドと前記ヌクレオチド結合部分とを含有するキメラタン
パクの発現をもたらすように、ターゲットポリペプチドをコード化するポリヌク
レオチドへ操作によって結合し、ここで前記操作により結合されるベクターの前
記複数コピーがターゲットペプチド部分のライブラリを表し、 c) ホスト細胞をステップb)のベクターによって形質変換し、 d) ステップc)のホスト細胞を前記のキメラタンパクの発現に適した条件
のもとで培養し、 e) ヌクレオチド結合部分によって特異的に認識されるヌクレオチド配列モ
チーフを含有する組換え型ポリヌクレオチドを提供し、このポリヌクレオチドを
ステップd)のキメラタンパクへ露出してポリヌクレオチド−キメラタンパク複
合体を生じさせ、さらに、 f) キメラタンパクをコード化するポリヌクレオチドの保護されていない部
分に結合することのできる配列非特異性部分の生産を生じさせて、ペプチド表示
キャリアパッケージを形成するステップと、 を含有する遺伝子ライブラリを構築する方法。
ヌクレオチドがそれぞれ前記遺伝子構成体の1つのコピーと結合し、組換え型ポ
リヌクレオチドのライブラリを形成するのに適した条件の下で、特定の配列モチ
ーフを認識でき、この配列モチーフに結合できるヌクレオチド結合部分をコード
化するヌクレオチド配列を含有する遺伝子構成体の複数のコピーに露出し、 b) 前記組換え型ポリヌクレオチドを前記ホスト細胞が前記組換え型ポリヌ
クレオチドにより形質変換されるのに適した条件の下でホスト細胞のポピュレー
ションに露出し、 c) 形質変換されたホスト細胞を選択し、 d) 前記形質変換されたホスト細胞を前記組換え型ポリヌクレオチドが発現
し、キメラタンパクを生じるのに適した条件に付し、 e) ヌクレオチド結合部分によって特異的に認識されたヌクレオチド配列モ
チーフを含有する組換え型ポリヌクレオチドを提供し、このポリヌクレオチドを
ステップd)のキメラタンパクに露出し、ポリヌクレオチドキメラタンパク複合
体を生じさせ、 f) ステップe)の複合体中のポリヌクレオチドの露出部分を保護してペプ
チド表示キャリアパッケージを形成し、 g) 要求される特徴を有するターゲットペプチド部分を表示するパッケージ
のみを選択するために前記ペプチド表示キャリアパッケージをスクリーニングす
るステップと、 を含有する遺伝子ライブラリのスクリーニングを行う方法を提供する。
pDM16であることが望ましい。
スト細胞からホスト細胞の溶菌を行わずに排出されることが望ましい。
先立ち、培養などにより単一のコロニーへ分割される。
(例えば酵素活性)あるいは構造(例えば特定の抗体への結合性)に基づいて探
すことができる。ひとたびペプチド表示キャリアパッケージが所望の特徴を有す
るターゲットペプチドを含有していることがわかれば、そのポリヌクレオチド部
分(もちろんキメラタンパク自身をコード化する)を増幅し、クローン化し、あ
るいは標準的遺伝子工学技法を用いてその他の操作を行うことができる。
98号に開示されている従来技術の教示と異なり、ウイルス粒子あるいは遺伝子
パッケージの外表面上にキメラ結合タンパクを表示するために外部表面伝達信号
あるいはウイルスコートタンパクの機能性部分を必要としない。
92/20791号の教示と異なり、ウイルス粒子の外表面上にターゲットペプ
チドを表示するために、分泌された複製可能な遺伝子表示パッケージの成分ある
いはウイルスコートタンパクを必要としない。
ラタンパクの、ホスト細胞の原形質内ではなく、細胞外の表意が可能である点で
米国特許第5,498,530号の教示と異なっている。本発明においてキメラ
タンパクは、キメラタンパクをコード化するDNAを保護しているペプチド表示
キャリアパッケージ(PDCP)の外表面上に存在し、キメラタンパク−DNA
複合体を入手するのに溶菌を必要としない。最後に、本発明はキメラタンパク−
DNA複合体を形成するのに際しlacI DNA結合タンパクに依存しない。
つ以上のタンパクの核ステロイドレセプターファミリー由来のDNA結合領域、
あるいはこのような領域の機能的等価物を含有する。特に例をあげると(これに
限定するわけではないが)、エストロゲンレセプターあるいはプロゲステロンレ
セプターのDNA結合領域、あるいはその機能的同等物である。これらの領域は
、二本鎖DNAとしてでも一本鎖DNAとしてでも結合できる、ホルモン応答要
素(HRE)と名付けられた特定のDNA配列を認識することができる。このよ
うな核ステロイドレセプタータンパクのDNA結合領域が好ましい。
理由はつぎのとおりである。
ポリペプチドであり、真核細胞の原形質および核中で機能する(Green et al., 1
986, Science 231 : 1150-1154)。最小高親和性DNA結合領域(DBD)がア ミノ酸176と282の間に規定されている(Mader et al., 1993, Nucleic Aci
ds Res. 21 : 1125-1132)。この領域の機能(すなわちDNA結合)は全長タン パク中でこの領域のNおよびC末端に非DNA結合領域が存在することによって
阻害されない。
2)は大腸菌中で発現しており、親分子に類似の親和性(0.5nM)でダイマ
ーとして特定の二本鎖DNAエストロゲンレセプターターゲットHREヌクレオ
チド配列へ結合することが示されている(Murdoch et al.1990, Biochemistry 29
: 8377-8385 ; Mader et al., 1993, Nucleic Acids Research 21 : 1125-1132
)。ペプチド表示キャリアパッケージの表面でのDBDダイマー化により1つの 粒子あたり2つのペプチドが表示されることになる。この2価の表示は低親和性
のペプチドならびに特定のターゲットに結合するために、あるいは、ターゲット
レセプターを活性化するために2価の構造を形成するよう求められているペプチ
ドの分離に役立つ。エストロゲンレセプターはその38個の塩基対ターゲットH
RE配列、コンセンサス配列: 1) 5’-TCAGGTCAGAGTGACCTGAGCTAAAATAACACATTCAG-3’ (マイナス鎖)配列 番号:1、および、 2) 3’-AGTCCAGTCTCACTGGACTCGATTTTATTGTGTAAGTC-5’ (プラス鎖) 配列番号:2 に高親和力と特異性により、結合ペプチドを選択する際に通常必要とされる塩と
pH条件のもとで結合することができる。さらに結合親和力はHREヌクレオチ
ド配列の一本鎖コード化、すなわち「プラス」鎖(すなわち、配列番号:2)に
おいては特定のターゲットヌクレオチド配列の二本鎖形の60倍に増加する(Pea
le et al. 1988, Proc. Natl. Acad. Sci. USA 85 : 1038-1042 ; Lannigan & N
otides, 1989, Proc. Natl. Acad. Sci. USA 86 : 863-867)。
である本発明の実施例においては、このヌクレオチド(DNA)結合部分はエス
トロゲンレセプタータンパクのアミノ酸176−282の最小配列を含有する。
さらに、このコンセンサスエストロゲンレセプターターゲットHRE配列はもし
一本鎖DNAが製造できれば、エストロゲンレセプターHREヌクレオチド配列
のコード化、すなわち「プラス」鎖が一本鎖DNAに取り込まれるようにしてク
ローン化される。この目的に適したベクターの例としては、pUC119(Viera
et al., Methods in Enzymology, Vol 153, pages 3-11, 1987参照)がある。
P)はバクテリアのホスト細胞がバクテリオファージベクター、前述したように
組換え型ポリヌクレオチドを含有するベクターによって形質変換されるときに組
み立てることができる。発現ベクターも、また、キメラタンパクのヌクレオチド
結合部分に結合することのできる特定のヌクレオチドモチーフを含有する。組換
え型ポリヌクレオチドの発現により、ターゲットペプチドとヌクレオチド結合部
分とを含有するキメラタンパクが製造される。ホスト細胞はキメラタンパク発現
とバクテリオファージ粒子の構築、および発現ベクター内での特定のヌクレオチ
ド配列とキメラタンパクとの結合に適した条件の下で増殖される。
バクテリオファージであるので、ヌクレオチド結合領域は好ましくは一本鎖DN
Aへの親和性を有する。このベクター一本鎖DNA−キメラタンパク複合体のバ
クテリオファージ粒子への取り込みによりペプチド表示キャリアパッケージ(P
DCP)の組立てが行われ、PDCPの外表面上にターゲットペプチドが表示さ
れる。
な要素の両方が同じベクター中に含有されている。DNA−キメラタンパク複合
体のペプチド表示キャリアパッケージ(PDCP)への取り込みは、DNAの分
解を防ぐことができ、1つのホスト細胞あたり多数のペプチド表示キャリアパッ
ケージを製造でき、さらにペプチド表示キャリアパッケージ(PDCP)を溶菌
に頼らずにホスト細胞から簡単に分離できるため好ましい。
モータによって制御されているファージミドベクター(例えばpUC119)で
ある。この実施例において、ペプチド表示キャリアパッケージはホスト細胞のフ
ァージミドベクターとヘルパーファージ両方による感染の後でのみ構築できる。
形質移入したホスト細胞はついでキメラタンパク発現とバクテリオファージ粒子
の構築に適した条件の下で培養される。
る。ファージミド派生ペプチド表示キャリアパッケージは、バクテリオファージ
コートタンパク融合タンパクを表示するパッケージの一部が融合タンパクDNA
配列ではなく、ヘルパーファージDNAを含有する国際公開第WO−A−92/
01047号に開示されているファージミド派生表示パッケージよりも優れてい
る。本発明において、ペプチド表示キャリアパッケージはこのパッケージがヌク
レオチド結合部分によって認識される特定のヌクレオチドモチーフを含有すると
きにのみ、キメラ融合タンパクを表示することができる。殆どの実施例において
、この配列は融合タンパクをコード化する同一のDNAセグメント上に存在する
であろう。さらに、従来技術により、突然変異型および野生型のタンパクがおな
じバクテリア細胞中に共発現されるとき、この野生型タンパクが優先的に製造さ
れることが認められている。したがって、野生型ヘルパーファージ、国際公開第
WO−A−92/01047号のファージ表示システムが使用されている場合、
野生型遺伝子pIIIおよびターゲットペプチド−遺伝子pIIIキメラタンパ
クの両者が同じ細胞中で製造される。この結果、野生型遺伝子pIIIタンパク
はバクテリオファージ粒子中にキメラタンパクよりも優先的にパッケージされる
。本発明においては、パッケージングに際し、バクテリオファージコートタンパ
クとの競合はない。
段を取ることなくホスト細胞から放出された後、ペプチド表示キャリアパッケー
ジの外的環境へ露出される位置に表示されることが望ましい。このターゲットペ
プチドはついでリガンドと結合するために利用可能となる。したがって、ターゲ
ットペプチドはヌクレオチド結合領域のN−末端あるいはC−末端、例えばエス
トロゲンレセプターのDNA結合領域、あるいはその近くに位置することができ
る。
スム間隙中で組み立てられている1つ以上のポリペプチド鎖を発現するDNAラ
イブラリをスクリーニングするための方法を提供する。ペプチド表示キャリアパ
ッケージは下記のステップによって構築することができる。
ミドベクターにおける構築。
、それぞれが潜在的ターゲットペプチドをコード化するDNA配列のライブラリ
が発現ベクターの適当な位置(すなわち適当なプロモーターおよび翻訳配列と下
流の融合タンパクのペリプラスム間隙への移送を指示する信号ペプチドリーダー
をコード化する配列の下流)であり、ヌクレオチド結合部分をコード化する配列
の上流にクローン化される。好ましい実施例においては、関心のあるDNA配列
を柔軟なアミノ酸リンカーをコード化するDNA領域によってエストロゲンレセ
プターDBDの5’−末端へと連結する。
C−末端に位置しているとき、ヌクレオチド結合部分をコード化するヌクレオチ
ド配列がクローン化されたDNAターゲットペプチドコード化配列の上流となり
、前記のヌクレオチド結合部分が、適当なプロモータおよび翻訳配列ならびに下
流の融合タンパクのペリプラスム間隙への移送を指示する信号ペプチドリーダー
をコード化する配列の下流に位置するように、それぞれ潜在的ターゲットペプチ
ドをコード化しているDNA配列のライブラリが発現ベクター内にクローン化さ
れる。好ましい実施例においては、柔軟なアミノ酸リンカーエストロゲンレセプ
ターDBD DND配列をコード化するDNAの領域によって関心のあるDNA
配列を結合する。
って認識され結合された特定のHREヌクレオチド配列である。各ペプチド表示
キャリアパッケージ粒子上に表示されるキメラタンパクの数を変えるために、こ
の配列をベクター中で1つ以上のコピーとして存在させることができる。
テリオファージは発現ベクターを含有するホスト細胞を感染させる。好ましいバ
クテリオファージの種類には糸状バクテリオファージfd、flおよびM13が
ある。より好ましい実施例において、バクテリオファージはM13K07である
。
されたタンパクは、DBDと一本鎖の型でファージ粒子中へ自然にパッケージさ
れているファージミドベクターDNA上に存在する特定のターゲットヌクレオチ
ド配列との間の高親和性相互作用によってペプチド表示キャリアパッケージ粒子
の中に取り込まれる。このDBDタンパクとその特異的ターゲットヌクレオチド
配列間の高い親和性相互作用によりバクテリオファージコートタンパクによる置
換が妨げられ、その結果、関心のあるタンパクが細胞から排出されると、それは
ペプチド表示キャリアパッケージ(PDCP)の表面に取り込まれる。
でアフィニティー増菌技法によって培養物から選び出す。これは関心のあるタン
パクが抗体なら抗原など、関心のあるタンパクに対して特異的なリガンドを用い
て行うことができる。このリガンドはELISAプレートの表面などの固体表面
上あるいは溶液中にあってよい。このアフィニティー選択技法を繰り返すことに
より所望の配列をコード化するクローンは増菌され、ついで分離され、配列決定
、さらなるクローン化および/または発現が行われる。
それには下記のものが含まれる。
、柔軟なリンカーペプチドによって連結された抗体のH鎖可変領域およびL鎖可
変領域からなる。
然産出タンパクのランダム断片。
によって求められるような、活性のために1つ以上の鎖が必要であるメンバーを
持つDNAライブラリをスクリーニングするための方法に関する。この実施例に
おいてH鎖あるいはL鎖抗体DNAは、例えばファージミドベクター中でエスト
ロゲンレセプターのDNA結合領域をコード化するヌクレオチド配列へと連結さ
れている。通常H鎖(VHおよびCH1)あるいはL鎖(VLおよびCL)遺伝
子のためのこの抗体DNAライブラリ配列はエストロゲンレセプターDBD D
NAの5’領域中で、適当なプロモータと翻訳配列および下流の融合タンパクの
ペリプラスム間隙への移送を指示する信号ペプチドリーダーをコード化する配列
の下流に挿入されている。
が製造されバクテリオファージによる感染の後ウイルス粒子へ組み込まれる。こ
の第2のさらにその後の鎖は、別々に、 (a)DBDと第1のポリペプチド融合タンパクを含有している同じファージ
ミドベクターから、または、 (b)ペリプラスム間隙へと輸送され、そこで細胞中に存在するDBDタンパ
クへ融合されるように第1の鎖とともに組み合わされるホスト細胞核、あるいは
第1の発現ベクターと同じホスト細胞中で共存できるバクテリオファージ発現ベ
クター、プラスミド、あるいはファージミド上に存在するかもしれないDNAの
別の領域から発現される。関心のあるタンパクをコード化するペプチド表示キャ
リアパッケージを、その後このタンパクに対して特異的なリガンドによって選び
出す。
プチド表示キャリアパッケージ上に表示されている二官能性ペプチド表示キャリ
アパッケージのライブラリスクリーニング方法に関している。この実施例におい
て第1のDNAライブラリ配列は、第1のDNA結合領域(DBD) DNA配
列、例えばエストロゲンレセプターDBDの隣に適当なベクター中で、適当なプ
ロモータおよび翻訳配列、およびこの第1のキメラタンパクのペリプラスム間隙
への輸送を指示する信号ペプチドリーダーをコード化する配列の下流に挿入され
る。第2のキメラタンパクは第2のDNAライブラリ配列を第1のDBD DN
A配列とは異なる第2のDBD DNA配列、例えばプロゲステロンレセプター
DBDの隣に、適当なプロモータおよび翻訳配列、信号ペプチドリーダーをコー
ド化する配列の下流に挿入することによって、同じあるいは別のベクターから製
造される。この第1のあるいは唯一のベクターは、エストロゲンとプロゲステロ
ンレセプターの両方に対し特異的HREヌクレオチド配列を含有する。この2つ
のキメラタンパクの発現により表示された2つの異なるキメラタンパクをもつペ
プチド表示キャリアパッケージが生じる。例をあげると1つのキメラタンパクは
関心のある特定のリガンドに対する結合活性を持ち、一方、第2のキメラタンパ
クは酵素活性を持つことができる。ペプチド表示キャリアパッケージによる第1
のキメラタンパクのリガンドへの結合は、その後この第2のキメラタンパクに対
する適当な基質で培養することによって検出することができる。別の実施例にお
いては、二官能性ペプチド表示キャリアパッケージを1つのペプチドをDBDの
5’−端でクローン化し、第2のペプチドをDBDの3’−端でクローン化する
ことにより、1つのDBDを用いて製造することができる。この1つの二官能性
キメラタンパクの発現から、2つの異なる活性をもつペプチド表示キャリアパッ
ケージが生じる。
へ融合し、表示パッケージの表面に表示されたペプチドのライブラリをスクリー
ニングし、その活性をコード化するDNAを回収する可能性について研究した。
驚くべきことに、エストロゲンレセプターDNA結合領域をM13バクテリオフ
ァージとともに操作することにより、生物学的に機能的な大分子を表示する新規
の粒子が構築できた。それによって、この所望の特異性をもつ粒子を増菌するこ
とができる。
歩をもたらすものである。
エレクトロポレーション,制限酵素消化生成物のアガロースゲル上での分析、フ
ェノール/クロロホルムを用いたDNAの精製、2xTY培地とプレートの調製
、アンピシリン、カナマイシン、IPTG(イソプロピルβ−D−チオガラクト
ピラノシド)原液の調製、さらにリン酸緩衝生理食塩水の調製である。
プト プラスミド cDNA合成キット)をイギリス、スコットランドのペーズ
リーにあるライフ・テクノロジーズ・リミテッドから購入した。オリゴヌクレオ
チドはイギリス、スコットランドのグラスゴーにあるクルアケム・リミテッド、
あるいはイギリス、ケンブリッジにあるゲノシス・バイオテクノロジーズ・リミ
テッドから入手した。TaqDNAポリメラーゼ、ウイザードSVプラスミドD
NA分離キット、ストレプタビジン被覆のマグネティックビーズならびにmRN
A分離試薬(PolyATract 1000)はイギリス、ハンプシャーのサ
ザンプトンにあるプロメガ・リミテッドから入手した。Taqplus DNA
ポリメラーゼはイギリス、ケンブリッジにあるストラータジーン・リミテッドか
ら入手した。PBS、BSA、ストレプタビジン、物質Pおよび抗−panca
dherin抗体はイギリス、ドーセットのプールにあるシグマ・リミテッドよ
り入手した。抗−M13−HRP結合抗体、カナマイシン耐性M13K07ヘル
パーバクテリオファージおよびRNAguardはイギリス、ハートフォードシ
アのセントオールバンズにあるファーマシア・リミテッドから入手し、抗ヒトI
gk抗体はイギリス、レスターシアのラフバラにあるハーラン・セララボから入
手した。ビオチン化物質Pおよびビオチン化カルシトニン遺伝子関連ペプチド(
CGRP)はイギリス、マージサイドのセントヘレンにあるペニンシュラ・ラボ
ラトリーズから入手した。
ゲンレセプターDNA結合領域をファージミドベクターpDM6中に挿入するこ
とによって構築した。このpDM6ベクターはpUC119派生ファージ表示ベ
クターpHEN1に基づいている(Hoogenboom et al., 1991, Nucleic Acids Re
s. 19 : 4133-4137)。これは(Gly)4 Ser リンカー、ファクターXa切
断部位、全長遺伝子IIIおよびストレプタビジン標識ペプチド配列を含有し(S
chmidt, T.G.およびSkerra, A., 1993, Protein Engineering 6 : 109-122)、そ
れらすべてがNotI−EcoRI消化とアガロースゲル電気泳動によって、p
elBリーダー配列、SfiI、NcoIおよびPstI制限部位を、消化され
たNotI部位の上流に残して除去することができる。このクローン化DNA結
合領域はpUC119中に見られるlacプロモータにより制御されている。
レセプターDNA結合領域をファージミドベクターpDM6中に挿入することに
よって構築した。pDM6ベクターはpIIIファージ表示ベクターpHEN1
に基づいており(Hoogenboom et al., 1991, Nucleic Acids Res. 19 : 4133-413
7)、これ自身pUC119から派生する(Viera, J. and Messing, J., 1987, Me
thods in Enzymol. 153:3-11)。これはPIII遺伝子をpHEN1中で2つのオリ ゴヌクレオチド、 PDM6BAK : 5 -TTT TCT GCA GTA ATA GGC GGC CGC AGG GGG AGG AGG GTC CAT CGA
AGG TCG CGA AGC AGA GAC TGT TGA AAG T-3 (配列番号:19) および PDM6FOR : 5 - TTT TGA ATT CTT ATT AAC CAC CGA ACT GCG GGT GAC GCC AAG CG
C TTG CGG CCG TTA AGA CTC CTT ATT ACG CAG-3 (配列番号:20) により増幅し、PstI−EcoRI消化PCR生成物を同様に消化したpHE
N1中へクローンkし、それによってc−myc tag配列とsupE TA
GコドンをpHEN1から除去することによって構築された。このpDM6ベク
ターは(Gly)4 Serリンカー、ファクターXa切断部位、遺伝子III全
長およびストレプタビジン標識ペプチド配列を含有し(Schmidt, T.G.およびSker
ra, A., 1993, Protein Engineering 6 : 109-122)、それらすべてがNotI−
EcoRI消化とアガロースゲル電気泳動によって、palBリーダー配列、S
fiI、NcoIおよびPstI制限部位を、消化されたNotI部位の上流に
残して除去することができる。このクローン化DNA結合領域はpUC119中
に見られるlacプロモータにより制御されている。
、パロアルトのクロンテク)から調製したcDNAより分離した。cDNAは当
業者によく知られているさまざまな方法で調整することができる。例をあげると
、スーパースクリプトプラスミドcDNA合成キットを用いた下記の方法を使用
することができる。
μl(50pmol)のcDNA合成プライマー(5’-AAAAGCGGCCGCACTGGCCTGAG
AGA(N)6 -3’)(配列番号:21)をmRNAに加えて、混合物を70℃で10分間 加熱し、ついで氷上で急冷し、さっと回して内容物を管の底に集めた。下記のも
のをついでこの管へ加えた。 1000u/ml RNAguard 1μl 第1鎖バッファー(5x) 4μl 0.1M DTT 2μl 10mM dNTP 1μl 200u/μlのスーパースクリプトII逆転写酵素 5μl この混合物をピペット操作でゆっくりと混合し、37℃において1時間培養し
、氷上においた。
0u)のT4 DNAポリメラーゼを加えさらに16℃において5分保った。反
応液を氷上におき、10μlの0.5M EDTAを加えてフェノール−クロロ
フォルムにて抽出し、沈殿させて真空中において乾燥した。
とおり設定した。 cDNA 25μl T4 DNAリガーゼバッファー(5x) 10μl 1g/μl Sal Iアダプター* 10μl 1u/μl T4 DNA リガーゼ 5μl *Sal Iアダプター : TCGACCCACGCGTCCG-3’ (配列番号:22) GGGTGCCGAGGC-5’ (配列番号:23) この連結溶液はゆっくり混合し、16℃において16時間保ち、フェノール−
クロロフォルムで抽出し、沈殿させて真空中において乾燥した。cDNA/アダ
プターペレットを41μlのDEPC−処理水に再懸濁させ、37℃において2
時間60ユニットのNotIを用いて消化し、ついで、フェノール−クロロフォ
ルムで抽出し、沈殿させて真空中において乾燥した。cDNAペレットを100
μlのTENバッファー(10mM Tris pH7.5,0.1mM ED
TA,25mM NaCl)中に再溶解し、連結されなかったアダプターとcD
NA小断片(<400bp)を製造者の指示に従って除去するためにセファクリ
ルS−500 HRカラムを用いて粒径分画した。区分をアガロースゲル電気泳
動によりチェックし、塩基対400未満のcDNAを含有する画分は捨て、残り
をプールした。
1xPCR反応バッファー(10mM Tris−HCl pH9.0,5mM
KCl,0.01 %トリトンXm−100、1.5mM MgCl2)(イギ
リス、サウサンプトンのプロメガ・リミテッド)を含有する2つの50μlの反
応液中でそれぞれ25pmolのプライマーpDM12FOR(配列番号:24
) (5’- AAAAGAATTCTGAATGTGTTATTTTAGCTCAGGTCACTCTGACCTGATTATCAAGACCCCACTTCACCCCCT
)およびpDM12BAK(配列番号:25) (5’-AAAAGCGGCCGCAGGGGGAGGAGGG
TCCATGGAATCTGCCAAGGAG-3’) を用いて、5μl(150−250ng)の骨髄 cDNAからエストロゲンレセプターをPCR増幅した。このpDM12FOR
プライマーはエストロゲンレセプターのDNA結合領域の3’−端にアニールし
、2つの停止コドン、38個の塩基対コンセンサスエストロゲンレセプターHR
E配列およびEcoRI制限部位を含有する。pDM12BAKプライマーはエ
ストロゲンレセプターのDNA結合領域の5’−端にアニールし、(Gly)4 SerリンカーとNotI制限部位を含有する。
94℃1分、65℃1分、72℃1分で30サイクルPCRを行った。反応生成
物をアガロースゲル上で電気泳動し、切除して、製造者の指示に従いジーンクリ
ーンIIキット(アメリカ合衆国、カリフォルニア州ラホーヤのバイオロール製
)を用いてゲルから精製した。
rリンカー、停止コドンならびに38個の塩基対エストロゲンレセプターターゲ
ットHREヌクレオチド配列がエストロゲンレセプターDNA結合領域配列(図
1参照)に付け加わった。このDNA PCR 断片およびターゲットpDM6
ベクター(約500ng)は1時間37℃においてNotIとEcoRI消化さ
れ、アガロースゲル電気泳動とジーンクリーンIIキット(アメリカ合衆国、カ
リフォルニア州ラホーヤのバイオロール製)抽出を用いてDNAが精製された。
このエストロゲンレセプターDNA結合領域カセットをNotI−EcoRI消
化pDM6 ベクター内へ16℃において一晩連結され、フェノール/クロロフ
ォルム抽出と沈殿形成の後、TG1 大腸菌(遺伝子型:K12(Δlac−p
ro)、supE、thi、hsD5/F’traD36、proA+B+, L
acI4, LacZΔ15)中へエレクトロポレートされ1%のグルコースと 100μg/mlのアンピシリンを追加した2xTY寒天プレート上で培養した
。コロニーを37℃において一晩増殖させた。各コロニーを5mlの1%のグル
コースと100μg/mlのアンピシリンを追加した2xTYに入れ、37℃に
おいて一晩増殖させた。二本鎖ファージミド DNAはウイザードSVプラスミ
ドDNA分離キットを用いて分離し、プリズム・ダイデオキシ・サイクル・配列
決定キット(イギリス、ランカシア、ウォリントンのパーキン・エルマー製)に
よりM13FOR(配列番号:26) (5’-GTAAAACGACGGCCAGT)およびM13R
EV(配列番号:27) (5’-GGATAACAATTTCACACAGG)オリゴヌクレオチドを用 いて配列を確認した。HindIIIとEcoRI制限部位間のpDM12 P
DCP表示ベクターDNA配列を図1に示す。
ーPDCPストックを調製する。
この例では部分的に精製された細胞ポピュレーションから分離されたmRNAか
ら調製されたランダム感作cDNAからペプチドライブラリを構築する方法につ
いて述べる。
、サウサンプトンのプロメガ製)を用いて約1億個のヒト末梢血リンパ球から分
離した。この細胞粒を4mlの抽出バッファー(4M グアニジンチオシアネー
ト、25mMのクエン酸ナトリウムpH7.1、2%β−メルカプトエタノール
)に再懸濁した。8mlのあらかじめ熱した(70℃)希釈バッファー(6xS
SC、10mM Tris pH7.4、1mM EDTA、0.25% SD
S、1%β−メルカプトエタノール)をこのホモジネートへ添加し、逆さまにし
て十分に混合した。10μlのビオチン化オリゴ−dT(50pmol/μl)
を加え、混合して混合物を70℃において5分間保った。リンパ球細胞の溶解産
物を2mlの無菌チューブ6本に移し、マイクロ遠心器に入れて周囲温度におい
て10分間13,000rpmで回転させ透明な溶解産物を製造した。この遠心
分離の間、ストレプタビジンでコートした磁気ビーズを再懸濁し、6mlを無菌
の50mlのファルコン管に移し、磁気スタンドの上にすべてのビーズが捕捉さ
れるまで水平に置いた。上澄みを注意深く取り除き、ビーズを改めて6mlの0
.5xSSCに懸濁し、捕捉を繰り返した。このようにして3回洗浄した後、ビ
ーズを最終的に6mlの0.5xSSCに再懸濁した。透明化した溶解産物をこ
の洗浄したビーズに加え、逆さまにして混合し周囲温度にて2分間保ち、ついで
磁気スタンドに水平に置いてビーズを捕捉した。ビーズをゆっくりと2mlの0
.5xSSCに再懸濁し、無菌2mlねじ蓋付きチューブへ移し、ふたたび垂直
に置いてビーズを捕捉し、洗浄液を捨てた。さらに2回この洗浄を繰り返した。
1mlのDEPC−処理水をビーズに加えてゆっくりと混合した。ビーズをもう
いちど捕捉し、溶出したmRNAを無菌チューブに移した。50μlを電気泳動
してmRNAの質と量をチェックし、残りを1.5mlの無菌ねじ蓋付きチュー
ブに入れ、0.1体積の3M酢酸ナトリウムと3体積の無水エタノールにより−
80℃において一晩沈殿させ、4アリコートとした。
例1で記載したように合成した。このcDNAはすべての合成されたcDNAの
3’−端に存在し、NotI制限部位を取り込んでいる、実施例1に記載のcD
NA合成オリゴヌクレオチドにアニールするオリゴヌクレオチド、CDNAPC
RFOR (配列番号:28) (5’ -AAAGCGGCCGCACTGGCCTGAGAGA)とCDNA PCRBAK1、CDNAPCRBAK2、およびCDNAPCRBAK3の等
モル混合物を用いてPCR増幅した。 CDNAPCRBAK1: (配列番号:29) 5’-AAAAGGCCCAGCCGGCCATGGC
CCAGCCCACCACGCGTCCG, CDNAPCRBAK2: (配列番号:30) 5’-AAAAGGCCCAGCCGGCCATGGC
CCAGTCCCACCACGCGTCCG, CDNAPCRBAK3: (配列番号:31) 5’-AAAAGGCCCAGCCGGCCATGG
CCCAGTACCCACCACGCGTCCG, これら3つすべてがcDNAの5’−端に見いだされるSalIアダプター配
列にアニールし、このcDNA 5’−端でSfiI制限部位を取り込んでいる
。実施例1に記載のように1回の反応に2μlのcDNA(50ng)を用いて
PCR反応を94℃1分、60℃1分、72℃2分の25サイクルで10回行っ
た。反応物はプールし、20μlのアリコートをアガロースゲル電気泳動により
チェックし、残りをフェノール/クロロフォルムで抽出し、エタノールで沈殿さ
せ、100μlの無菌水に再懸濁した。5μgのpDM12ベクターDNAとリ
ンパ球cDNA PCR生成物をSfiI−NotI消化し、フェノール/クロ
ロフォルムで抽出し、クロマスピン1000スピンカラム(アメリカ合衆国、カ
リフォルニア州パロ・アルトのクロンテク製)上で、700g室温において2分
間遠心分離を行って分粒しDNA小断片を除去した。消化pDM12およびリン
パ球cDNAはエタノールで沈殿させ、16℃において16時間一緒に連結した
。連結したDNAを沈殿させTG1大腸菌にエレクトロポレートした。細胞をキ
ュベットあたり1mlのSOC培地において37℃において1時間増殖し、1%
のグルコースと100μg/mlのアンピシリンを追加した2xTY寒天プレー
ト上で培養した。ライブラリサイズを評価するために、エレクトロポレートした
バクテリアを10-4、10-5、10-6に希釈して培養した。コロニーは30℃に
おいて一晩増殖した。2x108 アンピシリン耐性のコロニーを寒天プレート上
で回収した。バクテリアをついでプレートから削り取り、20%グリセロール、
1%グルコースおよび100μg/mlのアンピシリンを追加した40mlの2
xTYブロスへと入れた。5mlを1%グルコースおよび100μg/mlのア
ンピシリンを追加した20mlの2xTY培養ブロスに加え、1011のカナマイ
シン耐性ユニット(kru)M13K07ヘルパーファージを37℃において3
0分間振盪させずに感染させ、その後200 rpmで30分振盪した。感染バ
クテリアを25μg/mlのカナマイシン、100μg/mのアンピシリンおよ
び20μMのIPTGを追加した200mlの2xTYのブロスに移し、37℃
において200rpmで振盪させながら一晩培養した。バクテリアを50mlの
ファルコンチューブで20分間4000rpmでペレット化し、40mlの2.
5M NaCl/20%PEG6000を200mlの粒子上澄みに加えて激し
く混合し、氷上で1時間保ちPDCP粒子を沈殿させた。粒子は250mlのオ
ークリッジチューブに入れ、Sorvall RC5B遠心器で4℃11000
rpmで30分間ペレット化し、その後ピペットでPEG/NaClのすべての
痕跡を取り除いた後、2mlのPBSバッファー中に再懸濁し、マイクロ遠心器
で13500rpmで5分間回転してバクテリアの破片を除去した。上澄みは0
.45μmのポリサルホンシリンジフィルターで濾過し、−20℃において保存
した。
免疫グロブリンカッパL鎖を分離する。
ノチューブ(イギリス、スコットランドのペーズリーにある、ライフ・テクノロ
ジーズ製)にPBSに溶かした10μg/mlの抗ヒトカッパ抗体(イギリス、
サセックス、クローリーダウンにあるセララボ製)2.5mlを、37℃におい
て2時間吸着させた。このチューブをPBSで3回すすぎ(満たしてから空にす
る)3mlのPBS/2%BSAで37℃において2時間ブロックし、前回と同
様に洗浄した。4x1013a.r.u.のPDM12−リンパ球cDNA PD
CPストックを2mlの2%BSA/PBS/0.05%Tween20に加え
、30分間血液ミキサー上で培養し、その後90分間周囲温度に保った。このチ
ューブをPBS/0.1%Tween20で10回洗浄し、その後PBSのみを
使用しさらに10回洗浄した。結合した粒子を周囲温度において血液ミキサーの
上で1mlの新たに調製した0.1Mのトリエチルアミンに10分間溶出した。
溶離した粒子をpH7.4の0.5mlの1M Trisへ加え、vortex
で手早く攪拌し、氷上に移した。
00rpmで30分間振盪した。感染させた培養物の10-3、10-4、および1
0-5希釈物を調製し、回収された粒子の数を推定し、残りは4000rpmで1
0分間回転させ、ペレットを300μlの2xTY培地にvortexで攪拌し
再懸濁した。バクテリアを1%のグルコースと100μg/mlのアンピシリン
を追加した2xTY寒天プレートに置いた。コロニーを30℃において一晩増殖
した。
lの一晩の培養物を用いてPDCPストックを調製した。250μlの第1回増
幅PDCPストックをPBS/0.1%Tween20で12回洗浄し、ついで
PBSのみで12回洗浄したチューブを用いて、前述したように、抗ヒトカッパ
抗体に対して選択した。
々のクローンの抗ヒトカッパ抗体に対する結合をELISAを用いて試験した。
個々のクローンを100μg/mlのアンピシリンと1%のグルコースを追加し
た100μlの2xTYに入れ、96穴のプレート(コスター)で37℃におい
て4時間200rpmで振盪して培養した。それぞれの培養物25μlを、同じ
培地に25μl/wellの107 k.r.u M13K07カナマイシン耐性
ヘルパーファージを加えたものを入れた新しい96穴プレートへ移し、37℃に
おいて振盪させずに培養し、ついで37℃においてさらに30分200rpmで
振盪して培養した。100μg/mlのアンピシリン、25μg/mlのカナマ
イシンおよび20μMのIPTGを追加した160μlの2xTYを各井戸に加
え、37℃において200rpmで振盪しながら粒子の増幅を16時間続けた。
バクテリア培養物をマイクロタイタープレートキャリアーに入れ、ベンチトップ
遠心器で2000gで10分間4℃において回転し、ELISAに使用するバク
テリアと培養上澄み液をペレット化した。
wellのPBSに溶かした200ng/wellの抗ヒトカッパ抗体を1時間
の間37℃において吸着させた。このプレートを2x200μl/wellのP
BSで洗浄し、200μl/wellの2%のBSA/PBSを用いて37℃に
おいて1時間ブロックし、ついで2x200μl/wellのPBSで洗浄した
。50μlのPDCP培養物上澄みを50μl/wellの4%のBSA/PB
S/0.1%Tween20を含む各井戸に加え、周囲温度において1時間結合
させた。このプレートを200μl/wellのPBS/0.1%Tween2
0で3回洗浄し、200μl/wellのPBSで3回洗浄した。結合したPD
CPを100μl/wellの2%のBSA/PBS/0.05%Tween2
0に1:5000に希釈した抗M13−HRPコンジュゲート(ファーマシア)
を用いて1時間周囲温度において検出し、プレートを上記のように6回洗浄した
。このプレートを周囲温度において5分間、100μl/wellの新しく調製
したTMB(3,3’,5,5’−テトラメチルベンジジン)基質バッファー(
0.005%H2O2,24mMのクエン酸に溶解した0.1mg/ml TMB
/52mMの燐酸ナトリウムバッファーpH5.2)で現像した。この反応を1
00μl/wellの12.5%H2SO4を用いて停止し、450nmで読みと
った(結合クローンのELISAデータは図2に示す)。
て実施例1と同様に配列決定した。分離クローンのうちの2つの配列を図3に示
す(配列番号:7〜10)。
クターを設計し、それによってPDCPあたりの表示ペプチドの数を増加させる
ことは有用であろう。ピールその他(1988, Proc. Natl. Acad. Sci. USA 85 : 1
038-1042)は多数のエストロゲンレセプターHRE配列を記載している。これら の配列はpDM12にクローンされたのとは異なる1つのHRE配列を規定する
のに用いられた。それを第2N−末端表示ベクター(pDM14)を製造するの
に使用した。オリゴヌクレオチド:5’-AAAAGAATTCGAGGTTACATTAACTTTGTTCCGGTC
AGACTGACCCAAGTCGACCTGAATGTGTTATTTTAG-3’(配列番号:32)を合成し、これ
を使用して、実施例1に記載のようにテンプレートとして100ng pDM1
2ベクターDNAを使用し、pDM12をPCRによってpDM12BAKオリ
ゴヌクレオチドで突然変異させた。その結果得られたエストロゲンレセプターD
BDおよびSalI制限酵素部位で分離された2つのHRE配列を含有したDN
A断片をNotI−EcoRI制限酵素により消化し、実施例1に記載のように
、NotI−EcoRI消化pDM12ベクターDNA中にクローン化し、pD
M14を生成した。HindIIIとEcoRI制限酵素部位間のpDM14の
配列をDNA塩基配列決定法によってチェックした。これら2つの部位間の最終
的なベクター配列を図4に示す(配列番号:11および12参照)。
なベクターpDM16を生成した。PDM16中で、このpelBリーダーDN
A配列は、HRE DNA配列の上流のDBD配列のC−末端側に付属している
、pDM12とpDM14に見られる複数のクローン化部位およびGly4Se r リンカーDNA配列を除去し、直接エストロゲンレセプターDBD配列へと
融合する。
ラーを用いて94℃において1分、60℃において1分、72℃において1分の
30サイクルで2つの別々のPCR反応を行う。反応生成物はアガロースゲル上
で電気泳動し、切除し、MermaidあるいはGeneclen IIキット
をそれぞれ製造者の指示(アメリカ合衆国、カリフォルニア州ラホーヤにあるビ
オロール)にしたがって使用してゲルから精製した。
pmolのオリゴヌクレオチドpelBFOR(配列番号:33)(5’-CCTTGGC
AGATTCCATCTCGGCCATTGCCGGC-3’)およびM13REV(配列番号:27)(前記
参照)を0.1mM dNTP、2.5ユニットのTaqplusDNAポリメ
ラーゼおよび1xハイソルトPCR反応バッファー(20mM Tris−HC
l pH9.2、60mM KCl、2mM MgCl2)(イギリス、ケンブ リッジのストラータジーン・リミテッド)を含有する100μlの反応液を用い
て100ngのpDM12ベクターDNAから増幅した。
BDをそれぞれ50pmolのオリゴヌクレオチドpelBBAK(配列番号:
34) (5’-CCGGCAATGGCCGAGATGGAATCTGCCAAGG-3’)およびpDM16FOR(
配列番号:35)(5’-TTTTGTCGACTCAATCAGTTATGCGGCCGCCAGCTGCAGGAGGGCCGGCTG
GGCCGACCCTCCTCCCCCAGACCCCACTTCACCCC-3’)を0.1mM dNTP、2.5ユ
ニットのTaqplusDNAポリメラーゼおよび1xハイソルトPCR反応バ
ッファー(イギリス、ケンブリッジのストラータジーン・リミテッド)を含有す
る100μlの反応液を用いて100ngのpDM12ベクターDNAから増幅
した。ゲル精製の後、両生成物を合わせ、前述した方法でこの2つの生成物を1
つに結合するために0.1mM dNTP、2.5ユニットのTaq DNAポ
リメラーゼおよび1xハイソルトPCR反応バッファー(10mM Tris−
HCl pH9.0、5mM KCl、0.01%Triton Xm −10 0、1.5mM MgCl2) (イギリス、サウサンプトンのプロメガ・リミ テッド)を含有する100μlの反応液中で最後のPCR増幅を行った。
記載したようにHindIII−SalI消化pDM14ベクターDNAへクロ
ーン化し、pDM16を生成した。HindIIIとSalI制限酵素部位間の
pDM16の配列をDNA塩基配列決定法でチェックした。これら2つの部位の
間の最終ベクター配列を図5に示す(配列番号:13および14参照)。
ペプチドのcDNAライブラリは当業者に公知のさまざまな方法で構築するこ
とができる。ペプチドライブラリの構築によく使用される1つの方法は、ポリA
+ mRNAから調製されるオリゴdT 感作cDNAを使用するものである。
この方法においては、cDNAのクローン化を容易にするために第1の鎖合成は
Tn(ここでnは通常10から20の塩基)およびNotIなどの制限酵素部位 を含有するmRNAの3’−端ポリA末端へアニールするオリゴヌクレオチドを
用いて行われる。この方法によってクローン化されたcDNA は通常ポリA末
端、3’−末端未翻訳部位、およびこのタンパクのC−末端コード化領域からな
る。ペプチドのPDCP上のC−末端表示の例として、前述した方法によって構
築されたライブラリから分離されたヒトcDNAを示す。
る。ヒトタンパクのC−末端細胞質領域(ゲンバンク、データベース、アクセス
番号:M34064)をニワトリN−cadherinのC−末端23アミノ酸
に対して製造された市販のモノクローナル抗体(SIGMAカタログ番号:C−
1821)を用いて認識した。このC−末端99アミノ酸、3’−未翻訳部位お
よびポリA末端(ポリA末端の3’−端に存在するNotI部位)をコード化す
る1.4kbのヒトcDNA断片を約20ng pDM7−NCAD#Cから、
それぞれ25pmolのオリゴヌクレオチドM13FOR(配列番号:26)と
CDNPCRBAK1(配列番号:29)(前記参照)を用いて0.1mMのd
NTP、2.5ユニットのTaqplus NDAポリメラーゼ、および1xハ
イソルトPCR反応バッファー(20mM Tris−HCl pH9.2、6
0mM KClおよび2mM MgCl2)(イギリス、ケンブリッジのストラ ータジーン・リミテッド)を含有する50μlの反応液中、Techne Pr
ogeneサーマルサイクラーにより94℃1分、60℃1分、72℃1分の3
0サイクルで増幅した。ゲル精製とSfiIおよびNotI制限酵素による消化
の後、PCR生成物を実施例1に記載したものと類似の手順によってpDM16
内にクローン化した。
PDCP培養物によりELISAで同定した。Dynatech Immulo
n4 ELISAプレートに100μl/wellのPBSに1:250で希釈
した抗pan cadherinモノクローナル抗体を4℃において一晩吸着さ
せた。このプレートを3x200μl/well PBSで洗浄し、1時間37
℃において200μl/wellの2%Marvel脱脂粉乳/PBSでブロッ
クし、ついで2x200μl/wellのPBSで洗浄した。50μl PDC
P培養物上澄みを50μl/wellの4%のMarvel/PBSを含有する
各井戸に加え、周囲温度で1時間結合させた。このプレートを200μl/we
llのPBS/0.1%Tween20で3回洗浄し、ついで200μl/we
llのPBSで3回洗浄した。結合したPDCPは2%のMarvel/PBS
に1:5000に希釈した抗M13−HRPコンジュゲート(ファーマシア)1
00μl/wellで1時間周囲温度において検出し、このプレートを前述した
のように6回洗浄した。プレートを100μl/wellの新しく調製したTM
B(3,3’,5,5’−テトラメチルベンジジン)基質バッファー(0.00
5%のH2O2、24mMのクエン酸に溶かした0.1mg/mlのTMB/52
mMのリン酸ナトリウムバッファーpH5.2)で15分間周囲温度において現
像した。反応を100μl/wellの12.5%のH2SO4で停止させ、45
0nmで読みとった。ELISA陽性クローン挿入部およびDBD結合のヌクレ
オチド配列をオリゴヌクレオチドM13FOR(配列番号:26)(実施例1参
照)とORSEOBAK(配列番号:36) (5’-TGTTGAAACACAAGCGCCAG-3’)
を使用してDNA塩基配列決定法によりチェックした。
感染TG1クローンを1%のグルコースと100μg/mlのアンピシリンを追
加した1mlの2xTY培養物ブロスで5時間37℃において200rpmで振
盪させつつ培養し、108カナマイシン耐性ユニット(kru)M13K07ヘ ルパーファージによる感染を37℃において30分間振盪させずに行ない、つい
で30分間200rpm振盪させることにより調製した。感染バクテリアを25
μg/mlのカナマイシン、100μg/mのアンピシリンおよび20μMのI
PTGを追加した20mlの2xTYのブロスに移し、30℃において200r
pmで振盪させながら一晩培養した。バクテリアを50mlのファルコンチュー
ブで20分間4000rpmでペレット化し、4mlの2.5M NaCl/2
0%PEG6000を20mlのPDCP上澄みに加えて、激しく混合し、氷上
で1時間保ち粒子を沈殿させた。
心器で4℃11000rpmで30分間ペレット化し、その後ピペットでPEG
/NaClのすべての痕跡を取り除いた後、PBSバッファー中に再懸濁し、マ
イクロ遠心器で13500rpmで5分間回転してバクテリアの破片を除去した
。上澄みは0.45μmのポリサルホンシリンジフィルターで濾過した。濃縮さ
れたストックは2倍階段希釈し、ELISAにおいて前述したように抗pan−
cadherin抗体を吸着したプレートに対して使用した(図6参照)。
DCPが製造できるというPDCPを使用したC−末端表示の原理を示し、この
方法によるオリゴdT感作cDNAライブラリの表示可能性を示す。
チン化C−末端領域のin vivo表示 実施例6はC−末端がDBDと融合するのでヒトN−cadherinのC−
末端領域がPDCPの表面に発現可能であることを示している。ここではもう1
つのヒトタンパクプロピニルCoAカルボキシラーゼα鎖C−末端領域(ゲンバ
ンク、アクセス番号:X14608)が同様に表示できることを示す。これによ
りこの方法の一般性が示唆される。
のアミノ酸を含有し通常ポジション669でビオチン化されている。このタンパ
クがバクテリア細胞中で発現するときに生じているように、このPDCP上に表
示されるPCCペプチドがビオチン化されていることは実例で明らかにされてい
る(Leon-Del-Rio & Gravel ; 1994, J. Biol. Chem. 3, 22964-22968)。
’−端に存在するNotI部位)をコード化するPCCαの0.8kbヒトcD
NA断片を増幅し、約20ng pDM7−PCC#Cからそれぞれ25pmo
lのオリゴヌクレオチドM13FOR(配列番号:26)およびCDNPCRB
AK1(配列番号:29)を用いて実施例6に記載のように、pDM16内へク
ローン化した。
ビジンを250ng/wellでELISAプレートに吸着させたことを除き、
実施例6に記載のようにELISAによって同定された。ELISA陽性クロー
ン挿入部およびDBD結合のヌクレオチド配列をオリゴヌクレオチドM13FO
R(配列番号:26)とORSEOBAK(配列番号:36)(前記参照)を使
用してDNA塩基配列決定法によりチェックした。50倍に濃縮したC−末端P
CC PDCP粒子ストックを調製し、実施例6に記載のようにストレプタビジ
ンに対してELISAで試験した(図7参照)。
らず、in vivo修飾ペプチドも表示されうることを示している。
成を記載する。ScFv断片のPCRアセンブリに対する全体的な戦略はMarks,
J. D. et al. 1991, J. Mol. Biol. 222 : 581-597によって用いられたものと 類似している。このライブラリを構築するのに使用された抗体遺伝子オリゴヌク
レオチドはMarke et al.の論文およびKabatデータベース(Kabat, E. A. et
al., Sequences of Proteins of Immunological Interest. 4th edition. U.S.
Department of Health and Human Services. 1987)から得た配列データを使用 して得た。3つのリンカーオリゴヌクレオチドはZhou et al. (1994, Nucleic A
cids Res., 22 : 888-889)に記載されており、ここで使用したすべてのオリゴ ヌクレオチドは表1に列挙した。
イマーを使用して4つの抗体遺伝子IgD、IgM、IgκおよびIgλのレパ
ートリーのためにcDNAを調整した。VH遺伝子をIgDとIgM感作cDN
Aから増幅し、VL遺伝子をIgκおよびIgλ感作cDNAから増幅した。増
幅H鎖DNA、L鎖DNAそれぞれのセットの一部を15アミノ酸(Gly4 S
er)3をコード化するリンカーDNAの別の一片によってスプライスした(Hust
on, J.S. et al. 1989, Gene, 77 : 61)。リンカー配列がJH,VκおよびVλ
ファミリープライマーセット(表1)に取り込まれる結果、このVH PCR生
成物の3’−末端とVL PCR 生成物の5’−末端はリンカー配列に重なる
。各VH−リンカーあるいはリンカー−VL DNA生成物をその後VHあるい
はVL DNAでスプライスし、VH−リンカー−VL構造の一次scFv生成
物を製造する。このscFv生成物をついで増幅し、SfiI−NotI断片と
してpDM12中にクローン化して、TG1にエレクトロポレートし濃縮PDC
Pストックを調整した。
々にIGDCDNAFOR(配列番号:37)、IGMCDNAFOR(配列番
号:38)、IGκCDNAFOR(配列番号:39)およびIGλCDNAF
OR(配列番号:40)オリゴヌクレオチドを使用して行った。20μlのヌク
レアーゼを含まない水に入れた約5μgのmRNAに各プライマーを50pmo
lずつ加え、70℃において5分加熱し、急速に氷上において冷却し、50mM
Tris pH8.3、75mM KCl、3mM MgCl2,10mM DTT、0.5mM dNTPおよび2000ユニットのスーパースクリプトI
I逆転写酵素(イギリス、スコットランド、ペーズリーのライフ・テクノロジー
ズ)を含有する最終的に100μlの反応溶液を調製した。反応液を37℃にお
いて2時間保ち、ついで95℃において5分間熱した。
ライマーセット(配列番号:41〜44)の等モル混合物か、またはIgκある
いはIgλ cDNAのためのそれぞれSCFVκFOR(配列番号:51)あ
るいはSCFVλFOR(配列番号52)のいずれかにより、すなわちVH1B
AKとJHFORセット;Vκ2BAK(配列番号:54)とSCFVκFOR
(配列番号:51);Vλ3aBAK(配列番号:66)とSCFVλFOR
(配列番号:52)など、ファミリー特異性プライマーごとに増幅は別途設定
された。したがって、IgM、IgDおよびIgκ cDNAに対しては6つの
異なる反応が設定され、Igλ cDNAに対しては7つの異なる反応が設定さ
れた。2μlのcDNA、25pmolの適当なFORおよびBAKプライマー
、0.1mM dNTP、2.5ユニットのTaqplus DNAポリメラー
ゼ、さらに1xハイ・ソルトPCR反応バッファー(20mM Tris−HC
l pH9.2、60mM KCl、2mM MgCl2)(イギリス、ケンブ リッジのストラータージーン製)を含有する50μlの反応混合液を調製した。
、60℃1分、72℃2分の30サイクルに付しその後72℃において10分増
幅した。全25反応生成物のそれぞれ50マイクロリットルをアガロースゲル上
で電気泳動し、切除して、製造者の指示に従いジーンクリーンIIキット(アメ
リカ合衆国、カリフォルニア州ラホーヤのバイオロール製)を用いてゲルから精
製した。IgD、IgM、IgκおよびIgλの反応生成物のすべてのセットを
プールし、前記の4つのレパートリーのそれぞれに対するVHあるいはVL D
NAセットを生成した。これらはついで約20ng/μlに調製した。
トオリゴヌクレオチド、50pmolのRINKAMP3(配列番号:74)プ
ライマーとLINKAMP5(配列番号:75)プライマー、0.1mM dN
TP、2.5ユニットTaqplus DNAポリメラーゼ、および1xハイソ
ルトPCR反応バッファー(20mM Tris−HCl pH9.2、60m
M KCl,2mM MgCl2)(イギリス、ケンブリッジのストラータジー ン・リミテッド製)を含有する8つの100μl反応物から調製した。反応液は
Techne progeneサーマルサイクラーにより94℃1分、60℃1
分、72℃1分の30サイクルに付し、その後72℃において10分増幅した。
全反応生成物は2%の低融点アガロースゲル上で電気泳動し、切除して、製造者
の指示に従いMermaidキット(アメリカ合衆国、カリフォルニア州ラホー
ヤのバイオロール製)を用いてゲルから精製し5ng/μlに調整した。
DNAをIgMまたはIgDVH用には50pmolのLINKAMPFORお
よびVH1−6BAKセットあるいは、50pmolのLINKAMPBAK、
Igκ用のSCFVκFOR、あるいはIgλ用のSCFVλFORのいずれか
を含む、0.1mMdNTP、2.5ユニットのTaq DNAポリメラーゼ、
1xPCR 反応バッファー(10mM Tris−HCl pH9.0、5
mM KCl、0.01% Triton Xm −100、1.5mM Mg Cl2)(イギリスのサウサンプトンのプロメガ・リミテッド製)を含有する1 00μlの反応混合液中で4つの結合反応を行った。反応液はTechne p
rogeneサーマルサイクラーにより94℃1分、60℃1分、72℃2分の
30サイクルに付し、その後72℃において10分増幅した。全反応生成物はア
ガロースゲル上で電気泳動し、切除して、製造者の指示に従いジーンクリーンI
Iキット(アメリカ合衆国、カリフォルニア州ラホーヤのバイオロール製)を用
いてゲルから精製し、20ng/μlに調製した。
ー(IgM VH−Vκ,VH−Vλ;IgD VH−Vκ,VH−Vλ)のそ
れぞれのために、VH−リンカー プラスVL DNA用には5つの100μl
の反応液、VHプラスリンカー−VL DNA用には5つの100μlの反応液
を前記ステップ(d)に記載のように、各構成要素のDNA20ngをテンプレ
ートとして用いて、反応させた。反応生成物はアガロースゲル上で電気泳動し、
切除して、製造者の指示に従いジーンクリーンIIキット(アメリカ合衆国、カ
リフォルニア州ラホーヤのバイオロール製)を用いてゲルから精製し、20ng
/μlに調整した。4つのレパートリーのそれぞれをついでそれぞれ2ngの結
合生成物を、50pmol VHBAK1−6(配列番号:53〜58)とJK
FOR(配列番号:66〜70)またはJλFOR(配列番号:71〜73)プ
ライマーセットのいずれかを含有し、さらに0.1mMのdNTP、2.5ユニ
ットのTaq DNAポリメラーゼおよび1xPCR反応バッファー(10mM
Tris−HCl pH9.0,5mM KCl,0.01%トリトンXm −100、1.5mM MgCl2)(イギリス、サウサンプトンのプロメガ・ リミテッド)を含有する100μlの反応溶液中で再増幅した。レパートリーご
とに30の反応を行い、クローニングに十分なDNAを生成した。反応液はTe
chne progeneサーマルサイクラーにより94℃1分、65℃1分、
72℃2分の25サイクルに付し、その後72℃において10分増幅した。反応
生成物をフェノール−クロロフォルムで抽出し、エタノールで沈殿させ、真空中
で乾燥し、80μlのヌクレアーゼを含有しない水に再懸濁した。
上で電気泳動し、切除して、製造者の指示に従いジーンクリーンIIキット(ア
メリカ合衆国、カリフォルニア州ラホーヤのバイオロール製)を用いてゲルから
精製した。4つのレパートリーのそれぞれを、実施例2に記載のように調整した
10μgのSfiI−NotI切断pDM12と、12ユニットのT4DNAリ
ガーゼ(イギリス、スコットランドのペーズリーにあるライフ・テクノロジーズ
製)を含む140μl中で一晩16℃において連結を行った。インキュベーショ
ンの後、連結反応物をヌクレアーゼを含有しない水で200μlに調整し、DN
Aを1μl 20mg/mlのグリコーゲンで沈殿させた。100μlの7.5
M酢酸アンモニウムと900μlの氷冷(−20℃)無水エタノールをvort
exで攪拌して混合し、マイクロ遠心器中で13,000rpmで20分間回転
してDNAをペレット化した。このペレットを500μlの氷冷70%エタノー
ル中で13,000rpmで2分間遠心分離して洗浄し、ついで真空乾燥し、1
0μlのDEPC処理水に再懸濁した。各レパートリーの1μlアリコートを、
80μlの大腸菌(TG1)中へエレクトロポレートした。細胞をキュベットあ
たり1mlのSOC培地中で37℃において1時間培養し、1%のグルコースと
100μg/mlのアンピシリンを追加した2xTY寒天プレート上で培養した
。ライブラリサイズを評価するためにエレクトロポレートしたバクテリアをさら
に10-1、10-5 および10-6に希釈して培養した。コロニーは30℃におい て一晩増殖した。SfiI−NotI消化pDM12へのクローン化により1.
16x109クローンのIgM−κ/λレパートリー、および1.21x109ク
ローンのIgD−κ/λレパートリーが得られた。
リアをプレートからこすりとり、20%のグリセロール、1%のグルコースおよ
び100μg/mlのアンピシリンを追加した30mlの2xTYブロスに入れ
た。3mlを1%のグルコースおよび100μg/mlのアンピシリンを追加し
た50mlの2xTY培養ブロスに加え、1011のカナマイシン耐性ユニット(
kru)M13K07ヘルパーファージで37℃において30分間振盪せずに感
染させ、ついで200rpmで30分間振盪した。感染バクテリアを25μg/
mlのカナマイシン、100μg/mのアンピシリンおよび20μMのIPTG
を追加した500mlの2xTYのブロスに移し、30℃において200rpm
で振盪させながら一晩培養した。バクテリアを50mlのファルコンチューブで
20分間4000rpmでペレット化し、80mlの2.5M NaCl/20
%PEG 6000を400mlの粒子上澄みに加えて、激しく混合し、氷上で
1時間保ちPDCP粒子を沈殿させた。粒子は250mlのオークリッジチュー
ブに入れ、Sorvall RC5B遠心器で4℃において11000rpmで
30分間ペレット化し、その後40mlの水に再懸濁し、8mlの2.5M N
aCl/20% PEG 6000を加えて粒子を再度沈殿させ、氷上で20分
間保った。粒子を再度50mlのオークリッジチューブに入れ、Sorvall
RC5B遠心器で4℃において11000rpmで30分間ペレット化し、5
mlのPBSバッファー中に再懸濁し、その後ピペットでPEG/NaClのす
べての痕跡を取り除いた。バクテリアの破片はマイクロ遠心器で13500rp
mで5分間回転して除去した。上澄みは0.45μmのポリサルホンシリンジフ
ィルターで濾過し、20%のグリセロールに調整し、−70℃で保存した。
離する ヒト抗体ライブラリから関心のあるターゲットへの結合活性を選択できること
は、治療に役立つヒト抗体を製造する可能性という観点から重要である。さらに
、このようなライブラリにより、これまでの抗体製造方法には毒性、低免疫抗原
性、あるいは倫理的配慮から使用できなかったターゲットに対する抗体の分離を
行うことができる。この例では我々は免疫されていないヒトからのscFvのP
DCPライブラリから、ペプチド抗体に対する特定の結合活性をどのように分離
するかを示す。
に記載されている。
プチドである。これはまた、とりわけ乾癬や喘息など、様々な疾患に関係してい
る(Misery, L. 1997, Br. J. Dertmatol., 137 : 843-850; Maggi, C. A. 1997,
Regul. Pept. 70 : 75-90 ; Choi, D. C. & Kwon, O.J., 1998, Curr. Opin.
Pulm. Med., 4: 16-24)。このペプチドを中和するヒト抗体は、したがっていく らかの潜在的な治療可能性を持つ。このペプチドは小さすぎて実施例3に記載の
ようにチューブ上に有効に吸着できないので、結合活性の選択は溶液中でN−末
端ビオチン化物質Pを用いて、結合したPDCP粒子をストレプタビジン−コー
トのマグネティックビーズを用いて行った。
リコートを800μl 4% BSA/0.1% Tween20/PBSに溶
かした1μgビオチン化物質Pと混合し、周囲温度で2時間結合させた。結合し
たPDCPをついで1mlのBSAブロックストレプタビジンコートマグネティ
ックビーズの上に10分間周囲温度で捕捉した。このビーズをマグネット(プロ
メガ)を用いてチューブの側面にて捕捉し、未結合物質を捨てた。ビーズを1m
lのPBS/0.1% Tween20/10μg/mlストレプタビジンにて
8回、1mlのPBSで2回、磁気的捕捉によって洗浄し、洗浄バッファーを除
去した。最終的に洗浄した後、結合PDCPを1mlの新しく調整した0.1M
のトリエチルアミンで10分間溶出し、ビーズを捕捉し、溶出した粒子を0.5
mlの1M Tris−HClpH7.4へ移した。中和された粒子を10ml
の対数期のTG1大腸菌バクテリアに加え、37℃において振盪せずに30分間
培養し、ついで200rpmで30分間振盪した。感染させた培養物の10-3、
10-4、および10-5希釈物を調製し、回収された粒子の数を推定し、残りは4
000rpmで10分間回転させ、ペレットを300μlの2xTY培地にvo
rtexで攪拌して再懸濁した。バクテリアを1%のグルコースと100μg/
mlのアンピシリンを追加した2xTY寒天プレートで培養した。コロニーを3
0℃で一晩増殖した。前述のようにして、これらのバクテリアの200ml増幅
培養物から100倍に濃縮したPDCPストックを調整し、0.5mlを選択の
第2回目として500ngのビオチン化物質Pとともに使用した。この回では1
00μg/mlのストレプタビジンが洗浄バッファーに含有された。
Aで第2回目の選択が終了した後、回収されたコロニーから結合クローンを同定
した。Dynatech Immulon 4 ELISAプレートに100
μl/wellのPBSに溶かした200ng/wellのストレプタビジンを
37℃で一時間吸着した。このプレートを3x200μl/wellのPBSで
洗浄し、100μl/wellのPBSに溶かした10ng/wellのビオチ
ン化物質Pで30分間37℃で培養した。このプレートを3x200μl/we
llのPBSで洗浄し、1時間37℃において200μl/wellの2%Ma
rvel脱脂粉乳/PBSでブロックし、ついで2x200μl/wellのP
BSで洗浄した。50μl PDCP培養物上澄みを50μl/wellの4%
のMarvel/PBSを含有する各井戸に加え、周囲温度で1時間結合させた
。このプレートを200μl/wellのPBS/0.1%Tween20で3
回洗浄し、ついで200μl/wellのPBSで3回洗浄した。結合したPD
CPは2%のMarvel/PBSに1:5000に希釈した抗M13−HRP
コンジュゲート(ファーマシア)100μl/wellで1時間周囲温度で検出
し、このプレートを前述したように6回洗浄した。プレートを100μl/we
llの新しく調製したTMB(3,3’,5,5’−テトラメチルベンジジン)
基質バッファー(0.005%のH2O2、24mMのクエン酸に溶かした0.1
mg/mlのTMB/52mMのリン酸ナトリウムバッファーpH5.2)で1
0分間周囲温度で現像した。反応を100μl/wellの12.5%のH2S O4で停止させ、450nmで読みとった。試験した96クローンのうち、10 個からバックグラウンドの2倍以上の信号(バックグラウンド=0.05)を得
た。
から50倍に濃縮したPDCPストックを調製した。前述したように10μl/
wellのこのストックのストレプタビジン、ストレプタビジン−ビオチン化−
物質Pおよびストレプタビジン−ビオチン化−CGRP(ビオチン化N−末端)
への結合性をELISAにて試験した。結合はストレプタビジン−ビオチン化−
物質P吸着井戸においてのみ観察され、これにより結合が特異的であることが示
された。さらに、ストレプタビジン−ビオチン化−物質Pへの結合はPDCPを
1μg/mlの遊離物質P(図8を参照)で培養することによって完全に阻害さ
れた。このscFv VH(配列番号:15および16)およびVL(配列番号
:17および18)DNAおよびアミノ酸配列はDNA塩基配列決定法によりオ
リゴヌクレオチドM13REV(配列番号:27)とORSEQFOR(配列番
号:36)を用いて決定され、図9に示した。
リから分離可能であることが示された。
片によって要求される、活性のために1つ以上の鎖を必要とするようなメンバー
を持つDNAライブラリをスクリーニングするための方法を提供する。既知のH
鎖およびL鎖配列の抗体の親和性を増加するためには、既知のH鎖と共発現して
いる既知のL鎖のライブラリがより高い親和性の抗体に対してスクリーンされる
。この既知のH鎖抗体DNA配列はエストロゲンレセプターHRE配列を含有し
ないファージベクター中でエストロゲンレセプターDNA結合領域をコード化す
るヌクレオチド配列に連結される。既知のH鎖のための抗体DNA配列(VHお
よびCH1)遺伝子はエストロゲンレセプターDBD DNAの5’領域の中で
適当なプロモーターと翻訳配列、およびペリプラスム間隙へ下流融合タンパクの
移送を指示する信号ペプチドリーダーをコード化しうる配列の下流に挿入される
。未知のL鎖のライブラリ(VLおよびCL)は、エストロゲンレセプターHR
E配列を含有しているファージミド発現ベクターから別々に発現する。このよう
に、H鎖とL鎖がともに、H鎖−DBD融合を含有するファージによる感染のあ
とで、同じホスト細胞中に発現するとき、L鎖ファージミドベクターは、パッケ
ージング過程の間にH鎖−DBD融合タンパクによって結合される、一本鎖DN
Aとして成熟ファージ粒子中に優先的にパッケージされる。このL鎖タンパクは
ペリプラスムへ移送され、そこでPDCP上の細胞を出てDBDタンパクと融合
するH鎖とともに組み立てられる。この実施例においてDBD融合タンパクおよ
びHRE DNA配列は同じベクター上にはコード化されておらず、未知のペプ
チド配列がHRE配列として同じベクター上に存在する。関心のあるタンパクを
コード化するペプチド表示キャリアパッケージ(PDCP)はついで抗体のリガ
ンド特異性によって選択される。
リーダー分泌配列(イタリック)、SfiIおよびNotI部位を含む複数のク
ローン化部位、フレキシブルな(グリシン)4−セリンリンカー配列(四角く囲 んだ部分)、全分子長のアミノ酸176−282を含有するエストロゲンレセプ
ター遺伝子断片(配列番号:4)、および38塩基対コンセンサスエストロゲン
レセプターDNA結合領域HRE配列を含有する、pDM12 N末端融合エス
トロゲンレセプターDNA結合領域発現ベクターヌクレオチド配列(配列番号:
3)を示す図
ッパ抗体に対するリンパ球cDNA−pDM12ライブラリの選択によって分離
したシングル−クローンペプチド表示キャリアパッケージ表示培養物上澄み(#
1−4、実施例3参照)に対するOD450nm ELISAデータを示す図
)およびアミノ酸(配列番号:6)配列(Kabat, E.A. et al., Sequences of Pr
oteins of Immunological Interest. 4th edition. U.S. Department of Health
and Human Services. 1987)および図2のELISA陽性クローン#2(配列番
号:7および8)と#3(配列番号:9および10)を示す図であり、これはヒ
トカッパ定数領域DNAがpelBリーダー配列のフレーム内に存在することを
確認する(pelBリーダー配列には下線が引かれてあり、このリーダー配列の
切断部位は矢印で示されている)。5’−末端配列における差はこれらの2つの
クローンがライブラリストックから独立して選択されたことを示している。PC
Rプライマー配列は太字で示されており、クローン#2は当初CDNAPCRB
AK1で増幅され、クローン#3はCDNAPCRBAK2で増幅されている図
tI部位を含む複数のクローン化部位、フレキシブルな(グリシン)4 −セリン
リンカー配列(四角く囲んだ部分)、全分子長のアミノ酸176−282からな
るエストロゲンレセプター遺伝子断片(配列番号:12)、および2つの38塩
基対エストロゲンレセプターDNA結合領域HRE配列(HRE1とHRE2)
を含有する、pelBリーダー分泌配列(イタリック)、HindIIIおよび
EcoRI制限部位間のpDM14 N末端融合エストロゲンレセプターDNA
結合領域発現ベクターヌクレオチド配列(配列番号:11)を示す図
リーダー分泌配列(イタリック)、SfiIおよびNotI部位を含む複数のク
ローン化部位、フレキシブルな(グリシン)4 −セリンリンカー配列(四角く囲
んだ部分)、全分子長のアミノ酸176−282からなるエストロゲンレセプタ
ー遺伝子断片(配列番号:14)、および38塩基対エストロゲンレセプターD
NA結合領域HRE配列を含有する、pDM16 C末端融合エストロゲンレセ
プターDNA結合領域発現ベクターヌクレオチド配列(配列番号:13)を示す
図
A中のanti−pan−cadherinモノクローナル抗体へのN−cad
herin−pDM16 C−末端表示ペプチド表示キャリアパッケージの結合
に対するOD450nm ELISAデータを示す。陰性対照M13K07ヘルパーフ
ァージのバックグラウンド結合もまた示す図
A中のストレプタビジンへのビオチン化PCC−pDM16 C−末端表示ペプ
チド表示キャリアパッケージの結合に対する生体内でのOD450nm ELISAデ
ータを示す。陰性対照M13K07ヘルパーファージのバックグラウンド結合も
また示す図
パッケージ表示ライブラリから分離されたscFvペプチド表示キャリアパッケ
ージのOD450nm ELISAデータを示す図で、このペプチド表示キャリアパッ
ケージはストレプタビジン(1)、ストレプタビジン−ビオチン化物質P(2)
、およびストレプタビジン−ビオチン化CGRP(3)に対して、遊離の物質P
の存在下(B)および非存在下(A)で試験されたもの
パッケージ表示ライブラリから分離された、物質P結合scFvのDNA(配列
番号:15および17)とアミノ酸(配列番号:16および18)配列を示す図
で、H鎖(配列番号:15および16)とL鎖(配列番号:17および18)可
変領域配列がCDRとともに下線を引き太字で強調されている図
Claims (23)
- 【請求項1】 ペプチド表示キャリアパッケージ(PDCP)であって、こ
のパッケージは組換え型ポリヌクレオチド−キメラタンパク複合体を含有し、こ
こでキメラタンパクはヌクレオチド結合領域とターゲットペプチド領域とを有し
、前記組換え型ポリヌクレオチドは特異的に前記ヌクレオチド結合部分によって
結合されるヌクレオチド配列モチーフを含有し、ここで少なくともキメラタンパ
クのヌクレオチド結合部分によって結合されない組換え型ポリヌクレオチドのキ
メラタンパクコード化部分が結合部分によって保護されているペプチド表示キャ
リアパッケージ。 - 【請求項2】 キメラタンパクヌクレオチド結合部分によって結合されてい
ない、組換え型ポリヌクレオチドの前記キメラタンパク−コード化部分が配列非
特異的性タンパクによって保護されている請求項1に記載のペプチド表示キャリ
アパッケージ(PDCP)。 - 【請求項3】 前記配列非特異的性タンパクがウイルスコートタンパクであ
る請求項2に記載のペプチド表示キャリアパッケージ(PDCP)。 - 【請求項4】 前記ターゲットペプチド部分がパッケージの外部に表示され
ている請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のペプチド表示キャリアパ
ッケージ(PDCP)。 - 【請求項5】 前記組換え型ポリヌクレオチドが、ヌクレオチド結合部分を
コード化するヌクレオチド配列とターゲットペプチド部分をコード化するヌクレ
オチド配列との間にリンカー配列を含有する請求項1ないし請求項4のいずれか
1項に記載のペプチド表示キャリアパッケージ(PDCP)。 - 【請求項6】 前記組換え型ポリヌクレオチドが、それぞれキメラタンパク
のヌクレオチド結合部分によって結合される、2つあるいはそれ以上のヌクレオ
チド配列モチーフを有する請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のペプ
チド表示キャリアパッケージ(PDCP)。 - 【請求項7】 前記ヌクレオチド結合部分がエストロゲンあるいはプロゲス
テロンレセプターのDNA結合領域である請求項1ないし請求項6のいずれか1
項に記載のペプチド表示キャリアパッケージ(PDCP)。 - 【請求項8】 前記組換え型ポリヌクレオチドが前記キメラタンパクに一本
鎖DNAとして結合する請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のペプチ
ド表示キャリアパッケージ(PDCP)。 - 【請求項9】 前記ターゲットペプチド部分がキメラタンパクのNおよび/
またはC末端に位置する請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載のペプチ
ド表示キャリアパッケージ(PDCP)。 - 【請求項10】 前記組換え型ポリヌクレオチドで形質変換することによっ
てホスト細胞中で製造され、このホスト細胞の溶菌を行うことなくそこから排出
される請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載のペプチド表示キャリアパ
ッケージ(PDCP)。 - 【請求項11】 ターゲットペプチド部分に操作によって結合されるヌクレ
オチド結合部分を有するキメラタンパクをコード化するヌクレオチド配列を含有
する組換え型ポリヌクレオチドであり、ここで前記ポリヌクレオチドは前記キメ
ラタンパクのヌクレオチド結合部分に結合され、さらに配列非特異性ヌクレオチ
ド結合タンパクをコード化する特定のヌクレオチド配列モチーフを含有する組換
え型ポリヌクレオチド。 - 【請求項12】 前記配列非特異性ヌクレオチド結合タンパクがウイルスコ
ートタンパクである請求項11に記載の組換え型ポリヌクレオチド。 - 【請求項13】 ヌクレオチド結合部分をコード化するヌクレオチド配列と
ターゲットペプチド部分をコード化するヌクレオチド配列との間にリンカー配列
を含有する請求項11または請求項12に記載の組換え型ポリヌクレオチド。 - 【請求項14】 それぞれ前記キメラタンパクのヌクレオチド結合部分によ
って結合される2つあるいはそれ以上のヌクレオチド配列モチーフを有する請求
項11ないし請求項13のいずれか1項に記載の組換え型ポリヌクレオチド。 - 【請求項15】 前記ヌクレオチド結合部分がエストロゲンあるいはプロゲ
ステロンレセプターのDNA結合領域である請求項11ないし請求項14のいず
れか1項に記載の組換え型ポリヌクレオチド。 - 【請求項16】 前記組換え型ポリヌクレオチドが前記キメラタンパクに一
本鎖DNAとして結合する請求項11ないし請求項15のいずれか1項に記載の
組換え型ポリヌクレオチド。 - 【請求項17】 i)特異的配列モチーフを認識することができ、それに結
合することのできるヌクレオチド結合領域をコード化する配列と、 ii) i)によってコード化されたヌクレオチド結合部分によって認識され
、結合された配列モチーフと、 iii) ポリヌクレオチドの挿入を行う制限酵素部位と、ここで前記部位は
前記ポリヌクレオチドをヌクレオチド結合部分コード化配列に操作によって結合
するよう設計されており、それによって操作によって結合されたポリヌクレオチ
ド配列がキメラタンパクを製造し、さらに、 iv) 非特異的に裸のポリヌクレオチドへ結合するヌクレオチド結合タンパ
クをコード化する配列と、 を含有する配列を有するポリヌクレオチドを集合的に含有する遺伝子構成体あ
るいは遺伝子構成体のセット。 - 【請求項18】 ヌクレオチド結合部分をコード化するヌクレオチド配列と
ターゲットペプチド部分をコード化するヌクレオチド配列との間にリンカー配列
が位置している請求項17に記載の遺伝子構成体あるいは遺伝子構成体のセット
。 - 【請求項19】 それぞれ番号NCIMB40970、NCIMB4097
1およびNCIMB40972としてNCIMBに預託されたベクターpDM1
2、pDM14あるいはpDM16を含有する請求項17または請求項18に記
載の遺伝子構成体あるいは遺伝子構成体のセット。 - 【請求項20】 遺伝子ライブラリを構築する方法であって、 a) 特異的配列モチーフを認識し、この配列モチーフと結合することのでき
るヌクレオチド結合部分をコード化するポリヌクレオチド配列を含有する組換え
型ベクターの複数のコピーを構築し、 b) 前記ベクターのそれぞれを、操作によって結合されたベクターの発現が
前記ターゲットペプチドと前記ヌクレオチド結合部分を含有するキメラタンパク
の発現をもたらすように、ターゲットポリペプチドをコード化するポリヌクレオ
チドへ操作によって結合し、ここで前記操作により結合されるベクターの複数の
コピーがターゲットペプチド部分のライブラリを集合的に表し、 c) ホスト細胞をステップb)のベクターによって形質変換し、 d) ステップc)のホスト細胞を前記キメラタンパクの発現に適した条件の
もとで培養し、 e) ヌクレオチド結合部分によって特異的に認識されるヌクレオチド配列モ
チーフを含有する組換え型ポリヌクレオチドを提供し、このポリヌクレオチドを
ステップd)のキメラタンパクへ露出してポリヌクレオチド−キメラタンパク複
合体を生じさせ、さらに、 f) キメラタンパクをコード化するポリヌクレオチドの保護されていない部
分に結合することのできる配列非特異性部分の生産を生じさせてペプチド表示キ
ャリアパッケージを形成するステップと、 を有する遺伝子ライブラリを構築する方法。 - 【請求項21】 遺伝子ライブラリをスクリーニングする方法であって、 a) 前記ライブラリのポリヌクレオチドがそれぞれ前記遺伝子構成体の一つ
のコピーと結合し、組換え型ポリヌクレオチドのライブラリを形成する条件下で
前記ライブラリのポリヌクレオチドメンバーを認識可能で特定の配列モチーフへ
結合可能なヌクレオチド結合領域をコード化するヌクレオチド配列を含有する遺
伝子構成体の複数のコピーに露出し、 b) 前記組換え型ポリヌクレオチドをホスト細胞のポピュレーションに、前
記ホスト細胞が前記組換え型ポリヌクレオチドにより形質変換されるのに適した
条件下で露出し、 c) 形質変換されたホスト細胞を選択し、 d) 前記形質変換されたホスト細胞を前記組換え型ポリヌクレオチドが発現
し、キメラタンパクを生じるのに適した条件に付し、 e) ヌクレオチド結合部分によって特異的に認識されたヌクレオチド配列モ
チーフを含有する組換え型ポリヌクレオチドを提供し、このポリヌクレオチドを
ステップd)のキメラタンパクに露出し、ポリヌクレオチドキメラタンパク複合
体を生じさせ、 f) ステップe)の複合体中のポリヌクレオチドの露出部分を保護してペプ
チド表示キャリアパッケージを形成し、さらに、 g) 要求される特徴を持つターゲットペプチド部分を表示するパッケージの
みを選択するために、前記ペプチド表示キャリアパッケージをスクリーニングす
るステップと、 を有する遺伝子ライブラリのスクリーニングを行う方法。 - 【請求項22】 ペプチド表示キャリアパッケージがホスト細胞からその溶
菌を行わずに排出される請求項21に記載の方法。 - 【請求項23】 実質的に配列番号15または配列番号17に示されるヌク
レオチド配列を含有するポリヌクレオチド。
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