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JP2002043602A - 光電変換装置およびその製造方法 - Google Patents

光電変換装置およびその製造方法

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Publication number
JP2002043602A
JP2002043602A JP2000227638A JP2000227638A JP2002043602A JP 2002043602 A JP2002043602 A JP 2002043602A JP 2000227638 A JP2000227638 A JP 2000227638A JP 2000227638 A JP2000227638 A JP 2000227638A JP 2002043602 A JP2002043602 A JP 2002043602A
Authority
JP
Japan
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type
aluminum
crystal semiconductor
type crystal
conversion device
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000227638A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Sugawara
信 菅原
Takeshi Kyoda
豪 京田
Hisao Arimune
久雄 有宗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
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Priority to US09/916,868 priority patent/US6552405B2/en
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Pending legal-status Critical Current

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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

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  • Photovoltaic Devices (AREA)
  • Light Receiving Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の結晶半導体粒子を用いた光電変換装置
は、アルミニウムとシリコンの接合状態がばらついた
り、基板と結晶半導体粒子との接合状態が信頼性に欠け
たり、加熱接合時にアルミニウムがn形表皮部に拡散し
てn形表皮部が破壊されたりして変換効率が低いという
問題があった。 【解決手段】 アルミニウム基板もしくは表面にアルミ
ニウム層が形成された基板上に多数のp形結晶半導体粒
子を配設し、この多数のp形結晶半導体粒子間に絶縁物
質を介在させて、このp形結晶半導体粒子の上部にn形
半導体領域を形成した光電変換装置において、前記アル
ミニウム層とp形結晶半導体粒子との界面部分にアルミ
ニウムと半導体材料との合金部を形成すると共に、この
合金部と前記p形結晶半導体粒子との界面部分における
p形結晶半導体粒子側にp+形領域を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光電変換装置に関
し、特に多数の結晶半導体粒子を用いた光電変換装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から提案されている結晶半導体粒子
を用いた光電変換装置を図3、図4、図5、図6に示
す。
【0003】図3に示すように、米国特許第45145
80号公報によれば、鋼基板11の周囲にアルミニウム
膜9を形成し、粉砕シリコン粒子10をアルミニウム膜
9に接合し、絶縁物質層5、n形シリコン部11、透明
導電層12を順次形成した光電変換装置が開示されてい
る。
【0004】また、特許第2522024号公報によれ
ば、図4に示すように、基板1上に拡散防止層13、p
形のためのドーピング不純物を含む裏面電極14を形成
し、n形シリコン粒子16を前記基板1上に密に配置
し、前記n形シリコン粒子16と前記裏面電極14を接
触させて加熱することによりn形シリコン粒子と裏面電
極材料とを合金化させた後に冷却してn形シリコン粒子
内の一部にp形の領域15を形成し、絶縁体5を介して
n形シリコン粒子16の上部側に透明電極17で覆う光
電変換装置の製造方法が開示されている。
【0005】また、特許第2641800号公報には、
図5に示すように、ステンレス基板18上に低融点の錫
層19を形成し、この錫層19上に第1導電形の結晶半
導体粒子6を配設し、この結晶半導体粒子6上に第2導
電形の非晶質半導体層20を上記錫層19との間に絶縁
層5を介して形成する光電変換装置が開示されている。
なお、図5において12は、短冊状に形成された金属電
極である。
【0006】また、特開昭61−124179号公報に
よれば、図6に示すように、第1のアルミニウム箔21
に開口を形成し、その開口にp形シリコン部の表面にn
形シリコン表皮部23を持つシリコン球22を挿入し、
このシリコン球22の裏側のn形表皮部23を除去し、
酸化物層24をコーティングした第2のアルミニウム箔
25上のシリコン球22の裏側の酸化物24を除去し
て、シリコン球22と第2のアルミニウム箔25と接合
する光電変換装置が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示す米国特許第4514580号公報の光電変換装置で
は、アルミニウムの融点である660℃に加熱したアル
ミニウム融液上に粉砕シリコン粒子10を配置して接合
させるために、アルミニウム9とシリコン10の接合状
態がばらつき、接合特性の制御が困難であるという問題
があった。接合特性の制御が困難であるのは、アルミニ
ウム9の融液上に粉砕シリコン粒子10を配置する場
合、融液が流れてしまうために、粒子10のごく一部し
か接合できなかったり、融液がシリコン粒子10の表面
をはい上がってショートの原因となったり、融液が飛散
するなどのためである。
【0008】また、図4に示す特許第2522024号
公報の光電変換装置では、pn接合が入射光に対して下
部にあるために、生成したキャリアの収集の損失が大き
いという問題があった。
【0009】また、図5に示す特許第2641800号
公報の光電変換装置では、ステンレス基板18上の錫層
19を溶融して第1導電形の結晶半導体粒子6と接合さ
せるが、錫は極めて低融点であり、信頼性に欠けるとい
う問題があった。
【0010】また、図6に示す特開昭61−12417
9号公報の光電変換装置では、p形中心核22の上にn
形表皮部23をもつシリコン球を第2のアルミニウム箔
25と接合する際に、シリコンとアルミニウムの接合部
にアルミニウム・シリコン合金層を形成しようとする
と、アルミニウムがn形表皮部23へ拡散し、n形表皮
部23が破壊されてしまうという問題があった。
【0011】本発明はこのような従来技術の課題に鑑み
てなされたものであり、アルミニウムとシリコンの接合
状態がばらついたり、基板と結晶半導体粒子との接合状
態が信頼性に欠けたり、加熱接合時にアルミニウムがn
形表皮部に拡散してn形表皮部が破壊されたりするとい
う従来の問題点を解消した光電変換装置を提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る光電変換装置によれば、アルミニウ
ム基板もしくは表面にアルミニウム層が形成された基板
上に多数のp形結晶半導体粒子を配設し、この多数のp
形結晶半導体粒子間に絶縁物質を介在させて、このp形
結晶半導体粒子の上部にn形半導体領域を形成した光電
変換装置において、前記アルミニウム層とp形結晶半導
体粒子との界面部分にアルミニウムと半導体材料との合
金部を形成すると共に、この合金部とp形結晶半導体粒
子との界面部分におけるp形結晶半導体粒子側にp+
領域を形成したことを特徴とする。
【0013】上記光電変換装置では、前記p+形領域の
平均直径が前記p形結晶半導体粒子の平均粒径の30〜
80%であることが望ましい。
【0014】また、上記光電変換装置では、前記p+
領域の平均厚みが0.3〜5μmであることが望まし
い。
【0015】また、上記光電変換装置では、前記アルミ
ニウムと半導体材料との合金部における半導体材料のア
ルミニウムに対する平均組成比が1.5〜20%である
ことが望ましい。
【0016】また、請求項5に係る光電変換装置の製造
方法によれば、アルミニウム基板もしくは表面にアルミ
ニウム層が形成された基板上に多数のp形結晶半導体粒
子を配設し、この多数のp形結晶半導体粒子間に絶縁物
質を介在させて、このp形結晶半導体粒子の上部にn形
半導体領域を形成する光電変換装置の製造方法におい
て、前記基板上に前記絶縁物質を塗布して前記p形結晶
半導体粒子を多数配設し、この絶縁物質上から前記p形
結晶半導体粒子を加圧して前記アルミニウム層に接触さ
せた後に、前記基板と絶縁物質を加熱して前記基板とp
形結晶半導体粒子との界面部分にアルミニウムと半導体
材料との合金部とp+形領域を形成し、さらに前記p形
結晶半導体粒子の上部に前記n形半導体領域を形成する
ことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、各請求項に係る発明の実施
形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は各請求項
に係る発明の実施形態を示す断面図であり、1は基板、
2はアルミニウム層、3はアルミニウムと半導体材料と
の合金部、4はp+形領域、5は絶縁物質層、6はp形
結晶半導体粒子、7はn形半導体領域、8は保護層であ
る。
【0018】前記基板1は、金属、セラミック、樹脂等
からなる。基板1は少なくともその表面部分が導電性を
もつものであればよく、セラミックや樹脂等の絶縁物質
を基板として用いる場合は、その表面にアルミニウムな
どの導電層2を形成すればよい。この基板1はアルミニ
ウム基板でもよい。
【0019】アルミニウム層2は、アルミニウム単体の
場合に限らず、B、C、N、O、Si、Fe、Mn、C
r等を30%程度添加したものであってもよい。アルミ
ニウム層2は固体状態の金属アルミニウムに限らず、ア
ルミニウムペーストを焼成して用いてもよい。アルミニ
ウム層2の厚みは10〜300μmが好適である。10
μm未満ではアルミニウムと半導体材料との合金部3及
びアルミニウムを含むp+形領域4が十分形成されず、
300μm以上ではアルミニウムと半導体材料との合金
部3が形成され過ぎる。
【0020】アルミニウム層2とp形結晶半導体粒子6
との界面部分にはアルミニウムと半導体との合金部3を
形成する。この合金部3は、アルミニウム層2にp形結
晶半導体粒子6を加圧してアルミニウム層2をp形結晶
半導体粒子6の形状に変形させ接触させて加熱すること
により形成する。加熱温度は580〜900℃、加熱時
間は1〜20分が好適である。アルミニウムと半導体材
料との合金部3における半導体材料のアルミニウムに対
する組成比は1.5〜20%であることが好適である。
半導体材料のアルミニウムに対する組成比が1.5%以
下であるときはアルミニウムを含むp+形領域4が十分
形成されずに変換効率が低下し、20%以上であるとき
は電気抵抗が大きくなって変換効率が低下する。
【0021】前記合金部3とp形結晶半導体粒子との界
面部分におけるp形結晶半導体粒子側には、アルミニウ
ムを含むp+形領域4が形成されている。このp+形領域
4は、アルミニウム層2とp形結晶半導体粒子6を接触
させて加熱することにより形成される。p+形領域4の
平均直径は、p形結晶半導体粒子の平均直径の30〜8
0%が好適である。30%未満であるときはp+形領域
4が十分に形成されずに変換効率が低下し、80%以上
ではp+形領域4が形成され過ぎてn形半導体領域7に
直接接してショートの原因となり、またp形結晶半導体
粒子6が小さくなって変換効率が低下する。また、この
+形領域の平均厚みは、0.3〜5μmが好適であ
る。平均厚みが0.3μm以下のときはオーミック接合
がとりにくいこととキャリアの表面再結合が大きくな
る。また、このp+形領域4に含まれるアルミニウムの
濃度は1×1018atm/cm3以上が適当である。ア
ルミニウムの濃度が1×1018atm/cm3以下の場
合、オーミック接合がとりにくいこととキャリアの表面
再結合が大きくなる。
【0022】p形結晶半導体粒子6間には、このp形結
晶半導体粒子6の上部が露出するように絶縁物質5を介
在させる。この絶縁物質5は、正極負極の分離を行うた
めに絶縁材料からなる。例えばSiO2、Al23、P
bO、B23、ZnO等を任意な成分とするガラススラ
リ−を用いた絶縁物質等がある。
【0023】基板1に多数配設されるp形結晶半導体粒
子6は、Si、Ge等にp形を呈するB、Al、Ga等
が微量元素含まれているものである。半導体粒子6の形
状としては多角形を持つもの、曲面を持つもの等がある
が、例えば後述するように半導体粒子6を押し込んでア
ルミニウム層2に接触させる際に、絶縁物質5を効率よ
く押しのけるために、曲面を持つものや球状であるもの
が特によい。
【0024】p形半導体粒子6の上部には、n形半導体
領域7が形成される。このn形半導体領域7は、層で構
成する場合は気相成長法等により形成される。例えば気
相成長法を用いる場合、シラン化合物の気相にn形を呈
するリン系化合物の気相を微量導入して形成する。な
お、n形半導体領域7は、単結晶質、多結晶質、微結晶
質又は非晶質であればよい。また、n形半導体領域7を
領域で構成する場合、p形半導体粒子6の上部に熱拡散
やイオン注入法などによって領域を形成した後に、全体
を透明導電膜などで被覆すればよい。
【0025】n形半導体領域7上には、保護膜8を設け
てもよい。この保護膜8は透明誘電体の特性を持つもの
がよく、CVD法やPVD法等により例えば酸化珪素、
酸化セシウム、酸化アルミニウム、窒化珪素、酸化チタ
ン、SiO2−TiO2、酸化タンタル、酸化イットリウ
ム等を単一組成又は複数組成で単層又は組み合わせてn
形結晶半導体層7上に形成する。光の入射面に接してい
るために、保護層8は透明性が必要である。
【0026】なお、直列抵抗値を低くするために、結晶
半導体層7又は保護層8の上に一定間隔のフィンガーや
バスバーといったパタ−ン電極を設け、変換効率を向上
させることも可能である。
【0027】
【実施例】次に、本発明の光電変換装置の実施例を説明
する。 〔実施例1〕まず、ステンレス母材とアルミニウム母材
を圧延して接合することにより、ステンレス基板1上に
アルミニウム層2を形成した。次に、アルミニウム層2
上に絶縁物質層5を形成した。絶縁物質層5はガラスペ
ーストを用いてこの基板上に200μmの厚みに形成し
た。次に、その上に平均直径0.5mmのp形シリコン
粒子6を密に配置した。次に、前記シリコン粒子6に圧
力をかけ絶縁物質層に沈み込ませ前記アルミニウム層に
接触させ、更に圧力を加えて前記アルミニウム層2を前
記シリコン粒子6の形状に沿って変形させた。次に、6
30℃で10分間加熱し、アルミニウム・シリコン合金
層3とアルミニウムを含むp+形領域4を形成した。p+
形領域4の平均直径を変化させ変換効率を評価した結果
を表1に示す。p+形領域4を形成しない比較例を図2
に示す。この比較例は、加熱前に加えた圧力を小さく
し、前記シリコン粒子6と前記アルミニウム層との接触
面積を小さくすることにより作成した。表1中で、平均
直径が0とはp+形領域を形成しない比較例である。p+
形領域4の平均直径は加熱前に加えた圧力と加熱時間を
変化させて調整した。次に、前記シリコン粒子6と前記
絶縁物質層5の上にn形シリコン層を100nm形成
し、さらに保護膜8として窒化珪素を300nm形成し
た。
【0028】
【表1】
【0029】表1から分かるように、p+形領域が存在
しない場合、変換効率は1.0%以下と大きく低下す
る。また、p+形領域の平均直径がシリコン球径に対し
て30〜80%のとき良好な変換効率を得ることができ
る。p+形領域の平均直径が30%未満の場合、変換効
率が低下し、80%以上の場合、p+形領域が直接n形
結晶シリコン部に接してショートするために、変換効率
が測定できなかった。
【0030】次に、p+形領域の平均厚みを変化させた
結果を表2に示す。加熱温度と加熱時間を変化させるこ
とにより調整した。
【0031】
【表2】
【0032】表2から分かるように、p+形領域の平均
厚みが0.3〜5μmのときに好適である。p+形領域
の平均厚みが0.3μm未満のときは変換効率が低下
し、p+形領域の平均厚みが5μmより大きいときはp+
形領域がn形結晶シリコン部に接してショートしたり、
アルミニウムスパイクが生じてアルミニウム層とn形結
晶シリコン部が接してショートするために変換効率が測
定できなかった。
【0033】次に、アルミニウム・シリコン合金層3の
アルミニウムに対するシリコンの組成比を変化させた結
果を表2に示す。シリコン組成比が0とはアルミニウム
・シリコン合金層を形成しないことを示す。アルミニウ
ム層2の組成および加熱時間を変化させて調整した。
【0034】
【表3】
【0035】表3から分かるように、アルミニウム・シ
リコン合金層がない場合、変換効率が1.0%以下と大
きく低下する。また、アルミニウム・シリコン合金層3
のアルミニウムに対するシリコン組成比が1.5〜20
%のとき、良好な変換効率を得ることができる。
【0036】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る光電変換
装置によれば、アルミニウム層とp形結晶半導体粒子と
の界面部分にアルミニウムと半導体材料との合金部を形
成すると共に、この合金部とp形結晶半導体粒子との界
面部分におけるp形結晶半導体粒子側にp+形領域を形
成したことから、アルミニウムと半導体粒子を安定して
接合することができ、基板と結晶半導体粒子との接合状
態の信頼性が高い、高変換効率な光電変換装置を実現で
きる。
【0037】また、請求項5に係る光電変換装置の製造
方法によれば、基板上に絶縁物質を塗布してp形結晶半
導体粒子を多数配設し、この絶縁物質上からp形結晶半
導体粒子を加圧してアルミニウム層に接触させた後に、
基板と絶縁物質を加熱して基板とp形結晶半導体粒子と
の界面部分にアルミニウムと半導体材料との合金部とp
+形領域を形成し、さらにp形結晶半導体粒子の上部に
n形半導体領域を形成することから、アルミニウムと半
導体粒子を安定して接合することができ、基板と結晶半
導体粒子との接合状態の信頼性が高い、高変換効率の光
電変換装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光電変換装置の実施の形態の一例を示
す断面図である。
【図2】比較例の光電変換装置を示す断面図である。
【図3】従来例1の光電変換装置の例を示す断面図であ
る。
【図4】従来例2の光電変換装置の例を示す断面図であ
る。
【図5】従来例3の光電変換装置の例を示す断面図であ
る。
【図6】従来例4の光電変換装置の例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1:基板、2:アルミニウム層、3:アルミニウムと半
導体材料との合金部、4:p+形領域、5:絶縁物質
層、6:p形結晶半導体粒子、7:n形半導体領域、
8:保護層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有宗 久雄 滋賀県八日市市蛇溝町長谷野1166番地の6 京セラ株式会社滋賀工場八日市ブロック 内 Fターム(参考) 5F049 MA02 MB02 NA01 NA08 QA01 SE05 SE09 SE11 SS01 5F051 AA01 BA11 DA01 DA03 DA20 FA06 FA16 FA17 GA02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム基板もしくは表面にアルミ
    ニウム層が形成された基板上に多数のp形結晶半導体粒
    子を配設し、この多数のp形結晶半導体粒子間に絶縁物
    質を介在させて、このp形結晶半導体粒子の上部にn形
    半導体領域を形成した光電変換装置において、前記アル
    ミニウム層とp形結晶半導体粒子との界面部分にアルミ
    ニウムと半導体材料との合金部を形成すると共に、この
    合金部と前記p形結晶半導体粒子との界面部分における
    p形結晶半導体粒子側にp+形領域を形成したことを特
    徴とする光電変換装置。
  2. 【請求項2】 前記p+形領域の平均直径が前記p形結
    晶半導体粒子の平均粒径の30〜80%であることを特
    徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  3. 【請求項3】 前記p+形領域の平均厚みが0.3〜5
    μmであることを特徴とする請求項1に記載の光電変換
    装置。
  4. 【請求項4】 前記アルミニウムと半導体材料との合金
    部における半導体材料のアルミニウムに対する平均組成
    比が1.5〜20%であることを特徴とする請求項1に
    記載の光電変換装置。
  5. 【請求項5】 アルミニウム基板もしくは表面にアルミ
    ニウム層が形成された基板上に多数のp形結晶半導体粒
    子を配設し、この多数のp形結晶半導体粒子間に絶縁物
    質を介在させて、このp形結晶半導体粒子の上部にn形
    半導体領域を形成する光電変換装置の製造方法におい
    て、前記基板上に前記絶縁物質を塗布して前記p形結晶
    半導体粒子を多数配設し、この絶縁物質上から前記p形
    結晶半導体粒子を加圧して前記アルミニウム層に接触さ
    せた後に、前記基板と絶縁物質を加熱して前記基板とp
    形結晶半導体粒子との界面部分にアルミニウムと半導体
    材料との合金部とp+形領域を形成し、さらに前記p形
    結晶半導体粒子の上部に前記n形半導体領域を形成する
    ことを特徴とする光電変換装置の製造方法。
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JP2008182316A (ja) * 2007-01-23 2008-08-07 Toppan Forms Co Ltd スキャナ装置

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