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JP2002056802A - 質量分析装置 - Google Patents

質量分析装置

Info

Publication number
JP2002056802A
JP2002056802A JP2001184308A JP2001184308A JP2002056802A JP 2002056802 A JP2002056802 A JP 2002056802A JP 2001184308 A JP2001184308 A JP 2001184308A JP 2001184308 A JP2001184308 A JP 2001184308A JP 2002056802 A JP2002056802 A JP 2002056802A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass spectrometer
electrospray
chamber
chemical ionization
ionization source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001184308A
Other languages
English (en)
Inventor
Craig Whitehouse
クライグ ホワイトハウス,
Jr J Fred Banks
ジェイ., フレッド, ジュニア バンクス,
Clement Catalano
クレメント カタラノ,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Revvity Health Sciences Inc
Original Assignee
Analytica of Branford Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Analytica of Branford Inc filed Critical Analytica of Branford Inc
Publication of JP2002056802A publication Critical patent/JP2002056802A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/62Detectors specially adapted therefor
    • G01N30/72Mass spectrometers
    • G01N30/7233Mass spectrometers interfaced to liquid or supercritical fluid chromatograph
    • G01N30/724Nebulising, aerosol formation or ionisation
    • G01N30/7266Nebulising, aerosol formation or ionisation by electric field, e.g. electrospray
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J49/00Particle spectrometers or separator tubes
    • H01J49/02Details
    • H01J49/06Electron- or ion-optical arrangements
    • H01J49/067Ion lenses, apertures, skimmers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J49/00Particle spectrometers or separator tubes
    • H01J49/02Details
    • H01J49/10Ion sources; Ion guns
    • H01J49/16Ion sources; Ion guns using surface ionisation, e.g. field-, thermionic- or photo-emission
    • H01J49/165Electrospray ionisation
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/62Detectors specially adapted therefor
    • G01N30/72Mass spectrometers
    • G01N30/7293Velocity or momentum separators

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
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  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Other Investigation Or Analysis Of Materials By Electrical Means (AREA)
  • Electron Tubes For Measurement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 【解決手段】質量分析計に接続したエレクトロスプレー
(電気噴霧)及び大気圧化学イオン化源室の改良を行
い、源性能の最適化及び源操作を簡素化しまた系の感度
を改善した。大気圧イオン化室(60)の側面に沿って
窓(46、47)を加え、操作中にエレクトロスプレー
及び大気圧イオン化源を直接見ることを可能にすること
によって、性能最適化のための大気圧イオン源手順を簡
素化した。大気圧室の側壁に沿って伸びる円柱レンズ
(64)を室内の観察用に半透明であるように配置し
た。この円筒状側面レンズ(33)は、エレクトロスプ
レー液体導入針(32)及びエレクトロスプレー室鏡板
(34)から電気的に隔離した。円柱レンズとエレクト
ロスプレー液体導入針間の電位差と針と鏡板間に調整し
たものをより高くした円柱レンズを操作すると、エレク
トロスプレー質量分析計の改善された系感度が達成でき
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】大気圧イオン化(API)源
特に電気噴霧(以下「エレクトロスプレー」(ES)と
記す)及び大気圧化学イオン化(APCI)源は、質量
分析(MS)が応用される用途範囲を拡大してきた。改
良した性能及び簡便に日常的にES及びAPCIイオン
源を操作できる能力を持つことは、これからAPI/M
S技術を日常的で同時に複雑な化学分析のために広範に
使用することに貢献している。質量分析計に接続したE
SおよびAPCI源は両方共連続的に流動する液体試料
からイオンを発生させることができ、かくして液体クロ
マトグラフィー(LC)及びキャピラリー電気泳動(C
E)分離系のオンライン検出器として利用することがで
きる。液体試料は同様に連続注入又は試料噴射によっ
て、連続的に流動する溶液に導入することができる。A
PI/MS系が譲歩性能なしに容易に操作できるように
なるにつれて、この技術をあまり理解せずに最適の結果
だけを得ることが要求される。API/MS系の段取り
及び簡単になればそれだけ、この計測を成功裏に操作で
き特異な分析応用を解決することができる研究者の基盤
が広くなる。ES及びAPCI源の段取り及び最適化を
簡単にするために、操作中API室内部を見ることを可
能にする窓をES及びAPCI室(チャンバ)側面にと
りつけた。操作時にスプレーを見ることによって、エレ
クトロスプレー又は噴霧補助エレクトロスプレーの最適
化及び故障診断を助けることができる。室内を調べるた
めに大気圧室の側壁に沿って伸びる半透明な円柱レンズ
を配置した。この円筒形状側面レンズをエレクトロスプ
レー液体導入管出口の先端工具チップ(以下単に「チッ
プ」と記す)に対して高い電圧で操作すると、系の改良
した感度を達成することができた。
【従来の技術】質量分析計に接続した大気圧イオン化
源、特にエレクトロスプレー及び大気圧化学イオン化源
は、溶液中に存在する化合物の分析に広く用いられてき
ている。ES/MS系は米国特許第4,531,056
号、第4,542,293号及び第4,209,696
号に記述されており、技術及びその応用はFennらに
よってMass Spectrometry Revi
ews 1991年9巻37〜70項またSmithら
によってMass Spectrometry Rev
iews 1991年10巻359〜451項に解説さ
れている。エレクトロスプレー及びAPCIは、オンラ
インLC/MS及びCE/MS系のためのイオン源とし
て日常的に用いられている。第1図に図式的に示したよ
うにエレクトロスプレーイオン化においては、試料担持
液体を出口末端で一般に尖った管を通して気圧浴気体に
導入する。ES液体導入管又は針出口と周囲の電極との
間に3〜6キロボルトの相対電圧をかけ、試料担持液体
のエレクトロスプレー噴霧化を起こさせる。エレクトロ
スプレー過程で生成した荷電液滴は、エレクトロスプレ
ー室内の向流浴気体を通過すると蒸発する。この荷電液
滴の蒸発はレイリー崩壊をもたらし、続いて液滴が更に
蒸発及び収縮する。この過程は結局より小さな直径荷電
液滴表面から気体相へのイオンの脱着をもたらす。イオ
ン及び荷電液滴を伴走する大気圧浴気体の一部をオリフ
ィス又はキャピラリー円環を通して真空に掃引する。キ
ャピラリーを真空へのオリフィスとして用いるときは、
液滴蒸発及び液滴からのイオン脱着を更に助けるために
キャピラリーを加熱する。キャピラリーを出るイオンは
自由噴流膨張によって真空に入り、質量分析計に加速し
て集束される。噴霧補助技術がエレクトロスプレーに応
用され、その使用を簡素化し操作範囲を拡大してきた。
エレクトロスプレー針チップで適用される高周波数超音
波噴霧がエレクトロシプレー液滴形成過程を補助するた
めに用いられている。超音波噴霧補助エレクトロスプレ
ー装置は、Analytica of Branfor
d社が製造している。一方、空気噴霧補助エレクトロス
プレーは、MackらによってJ.of Chemic
al Physics,1970年62巻4977〜4
986項に最初に、また後に米国特許4,861,98
8号に報告されている。これらの噴霧補助エレクトロス
プレー技術は両方共、1μl/分未満〜2ml/分を超
える範囲の流速でまた広範な溶液伝導率及び溶媒組成で
エレクトロスプレー源に入る液体から陽又は陰イオンを
発生させるときに操作を簡素化し、そしてエレクトロス
プレーの性能を改良するのに成功している。非補助エレ
クトロスプレーは、高表面張力をもつ水溶液、高伝導性
及び50μl/分を超える液体流速では安定なスプレー
を形成させる難しさがあった。エレクトロスプレーをキ
ャピラリー電気泳動に接続することが必要な幾つかの用
途か又は限られた試料しか入手できない場合には、液体
流速が低いほうが好ましい。噴霧補助技術を使用する場
合と比較すると非補助エレクトロスプレーの使用は、こ
れらの応用で高い性能をもたらす。補助及び非補助エレ
クトロスプレー法の両方において、ES源性能を最適化
するときにスプレーを観察することが有用である。Sc
iex社製造の市販のES/MS四重極質量分析計は、
ES鏡板あるいは真空オリフィス末端と向かいあってい
る円筒ES又は空気噴霧補助ES源の末端に位置する窓
を用いている。このES源の内部直径は7インチを超え
また円筒状側壁はアース電位に保持される。このES源
の鏡板はアースと1000ボルト以内に保たれている。
窓は粗い液滴径を生成する空気噴霧補助エレクトロスプ
レーが操作時に向いている方向を目視するために用いら
れる。この目視窓の位置は、非補助エレクトロスプレー
噴霧では最適監視を可能にしない。操作時に窓の内部誘
電表面上の空間電荷蓄積の効果からES源の遮蔽を防ぐ
ために、窓の内部に伝導性電極は置いていなかった。非
補助エレクトロスプレーによって生成する液滴径は、尖
ったエレクトロスプレー液体導入管チップを出る液体流
速の関数である。試料を保存するか又はES源に接続し
た微小細孔径溶融シリカLCカラムを操作するときは、
液体流速は典型的には6μl/分未満である。約3μl
/分の液体流速では、生成する荷電液滴径分布は2.9
3ミクロンの平均直径をもつ単分散である。液滴が針チ
ップから反対の電極鏡板に向かって移動すると、空間電
荷斥力によってエレクトロスプレー荷電液滴は扇形にひ
ろがる。この移動液滴は向流乾燥気体中で迅速に蒸発
し、それらが鏡板に近づくにつれ大きさが低下する。低
流速エレクトロスプレー上昇流(以下「プルーム」と記
す)中で生成した液滴直径は非常に小さく、前方光散乱
を用いて噴霧プルームを観察しなければならない。初期
に生成するエレクトロスプレー液滴は可視光のミー散乱
から見ることができるが、しかし液滴が蒸発するにつれ
て可視光のレイリー散乱状態になる。1又は2.mu.
l/分の液体流から生成するエレクトロスプレー液滴プ
ルームを通して散乱する白色光源から、チンダル色スペ
クトルを観察することができる。非補助エレクトロスプ
レーの品質及び安定性は、このスプレー品質の直接観察
から迅速に観察することができる。本発明はエレクトロ
スプレー室の側壁周辺の位置においた窓又は観察ポート
の導入を包含している。特に、本発明はESスプレープ
ルームから観察される散乱強度を最適化できるように光
源又は観察角度の位置を決め、ES室の反対側に置いた
窓又は観察ポートを包含している。電圧及び針位置は、
操作中にエレクトロスプレー性能を目視で最適化できる
ように調整できる。MS信号が不安定になるか又は低下
したら、ESプルームwp迅速に目視観察しESスプレ
ー性能に障害があるかどうかを決定することができる。
例えば、脈動液体搬送ポンプ又は針チップで出現する気
泡が一時的にエレクトロスプレー過程を中断させたら、
噴霧不良を目視観察することができる。ES室側壁周辺
の壁又は窓を打つイオンの空間荷電蓄積を回避するため
に、ES室の側壁は伝導性である。普通円筒状でありま
たES室の側壁長の大部分に沿って伸びる伝導性側壁電
極が、電極を通してES源を見ることができるように配
置されている。ES源内で陽イオンを生成させるとき
は、ES液体導入管出口チップを対向電極鏡板及び周囲
の円筒状電極又はレンズに対して陽性キロボルト電圧に
維持する。ES源の相対的配置が向流浴気体流を含む場
合には、普通ES室鏡板をオリフィス又はキャピラリー
入口電圧より高い0〜1000ボルトに維持する。側壁
円筒形状レンズ電圧は、陽イオン操作モードで鏡板電圧
に対して普通0〜3000ボルトである。イオンのエレ
クトロスプレー発生のためには、相対電圧の方向を陰性
電圧で逆転させる。ES室電極の電位は一般に、ES針
チップを離れる荷電体が静電場によって真空に入るオリ
フィス又はキャピラリーに向かって方向付けられまた集
束するように調整する。本発明の一つの態様においては
補助及び非補助ES操作の幾つかのモードで、円筒電極
及びES液体導入管の間の電位差を増大させまたES液
体導入管と鏡板及びキャピラリー入口電極との間は一定
の差に保持することによって、陽又は陰イオン信号水準
を著しく増大できることを発見した。見掛け脱焦点化電
圧が円筒電極に作用するときの感度増大の機構は未だよ
く理解されていない。円筒電極相対電圧の増大に伴って
上がる感度はより高い液体流速で顕著であり、脱焦点化
は液滴が扇形に広がることを助け乾燥効率を上げる。E
S液滴導入針チップ電圧に対して増大した円筒電極電圧
は、生成液滴あたりの正味荷電密度の増大を起こしES
/MS感度の上昇をもたらす。API源の側壁に窓を導
入すること、並びに操作中にESスプレー及びAPCI
コロナ放電領域を見ることを可能にした半透明側壁電極
をもつように配置することは、操作中又はAPI源の型
によっては性能最適化及び系の故障判断を助けまた簡素
化する。ES液体導入針チップ、ES室鏡板及びオリフ
ィス板の間を1000ボルトまでの電位差で側壁電極を
運転するように配置した場合には、非補助及び噴霧補助
エレクトロスプレー操作でより高い信号強度を達成する
ことができる。ES/MS感度を上げまたAPI操作の
便利さを改善することは、API/MS分析を日常的に
応用できる用途範囲を拡大する。
【発明の実施の形態】大気圧源は大気圧で又はこの近傍
でイオンを発生させそして真空に搬送し、そこでイオン
は質量分析計に加速されそして集束する。エレクトロス
プレーイオン化は荷電液滴を生成させ、これが蒸発後に
液体から気相にイオンを直接与える。大気化学イオン化
においては最初に試料担持液体が蒸発し、そして大気圧
源室内に位置するコロナ放電領域に生成する溶媒イオン
との化学イオン化電荷交換によって試料気相イオンが生
成する。最初にエレクトロスプレーイオン源を例として
用いて、本発明の好ましい態様を記述する。エレクトロ
スプレーイオン化においては、試料担持液体は第1図に
示す管入口1に入りそして尖った管又は針チップ2を出
る。エレクトロスプレー液体導入管チップ2は、10周
囲のES室3電極4、5及び6に対してキロボルト電位
に保持する。電極4は普通円筒形状であり、ES室3の
長さにわたって広がっている。鏡板電極として知られる
電極5は、筒先7を備え、開口8を通ってキャピラリー
円環入口10へ入るイオンのより有効な集束を達成する
ためにES室3内に静電場線を形成させる。鏡板筒先7
はまた効率的荷電液滴蒸発に作用するように向流浴気体
流を導くのに役立つ。キャピラリー入口末端電極6は鏡
板レンズ5に対する電圧差で操作し、キャピラリー円環
入口10へのイオン集束を最大化する。非補助エレクト
ロスプレーを用いることができる範囲内の溶液及び液体
流速では、管チップ2と周囲の電極4、5及び6との間
の電位差を充分大きく維持しテイラー錐を形成させるこ
とによって荷電液滴が生成する。針チップ2近傍に生成
するエレクトロスプレー噴霧荷電液滴は静電場によって
鏡板筒先7及びキャピラリー入口電極6の方向に移動す
る。荷電液滴は針チップ2から離れるにつれて扇形に広
がり、スプレー11を形成する。12で示した加熱浴気
体は荷電液滴移動に対して向流に流れ、液滴蒸発を助け
る。イオンは蒸発する荷電液滴から脱着し、これらのイ
オンの一部は中性浴気体分子と共にキャピラリー13又
は円環14を通して真空に掃引される。液滴蒸発を助け
るためにキャピラリー13は、単独で又は向流浴気体1
2と一緒に加熱することができる。真空の入口としてキ
ャピラリー13の代わりに偏平オリフィスも同様に使用
されている。示したようなキャピラリー13はガラス
か、金属めっきするか又は伝導性端部をもつ誘電性キャ
ピラリーであるが、しかしキャピラリー13は同様に金
属管でもよい。浴気体に混入している気相イオンはキャ
ピラリーオリフィスまで円環14に掃引され、そして真
空段階16内のキャピラリー出口15で形成する自由噴
流膨張によって真空に入る。次にイオンは静電環レンズ
24、スキマー22及び23並びに静電レンズ25、2
6及び27を通して質量分析計入口開口20に加速、集
束されるが、中性気体は真空ポンプ段階16、17、1
8及び19によって送り出される。質量分析計21は四
重極マスフィルターとして示しているが、しかしこれは
同様に磁気セクター、イオン・トラップ、飛行時間(T
OF)又はフーリエ変換イオンサイクロトロン共鳴(F
T−ICR)質量分析計であってもよい。第1図には4
つのポンプ段階を例として図示しているが、しかし所定
の質量分析計の最適性能を達成するために種々の静電レ
ンズ配置と共に4つより少ないか又は追加の真空ポンプ
段階を用いることができる。第2図は、超音波噴霧補助
エレクトロスプレー液体導入管アセンブリー31を包含
するエレクトロスプレー室30の更に詳細な断面図を示
す。一方、アセンブリー31は、空気噴霧補助エレクト
ロスプレー液体導入管アセンブリー又は非補助エレクト
ロスプレー液体導入管アセンブリーで置換することがで
きる。試料担持溶液は、超音波噴霧器アセンブリー31
の部分である尖った管チップ32を出る。チップ32は
非補助又は噴霧補助エレクトロスプレー操作中、ES室
30対向電極33、34及び35に対してキロボルト電
位に維持される。荷電液滴のエレクトロスプレー噴霧又
はプルーム36が加熱向流浴気体38に対向してキャピ
ラリー入口37の方に静電力によって引張られるよう
に、相対電位が調整される。高い液体流速の水性又は高
伝導性溶液がチップ32を出ることから安定なエレクト
ロスプレー液滴形成過程が維持できない場合は、エレク
トロスプレー過程の荷電液滴形成を助長するためにチッ
プを210キロヘルツを超える周波数で機械的に振動さ
せることができる。更に集束化気体を継手40に加え、
チップ32を囲む円環41を通して放出させることがで
きる。この集束化気体流を添加して、それが鏡板筒先3
2及びキャピラリー42に向かって移動するときに半径
方向の荷電液滴ドリフトを制限することができる。ま
た、チップ32で空気噴霧を用いて、円環41を出る気
体速度を増大させることによってエレクトロスプレー荷
電液滴形成を助長することができる。非補助及び噴霧補
助ESで第二の液体層を試料導入針チップを囲む円環を
通して加えて、溶液化学を変えそしてES/MS系の性
能を改善してもよい。非補助及び噴霧器補助エレクトロ
スプレーの最適化は、操作中に噴霧36を観察すること
によって支援することができる。溶液電気伝導率又は水
性溶媒の比率が不明である溶液をエレクトロスプレー噴
霧するときは、適用したES室電極電位と共にスプレー
36の直接目視で安定な非補助エレクトロスプレーが達
成できたかどうかを決定する。典型的に2μl/分未満
の低い液体流速を用いるときは、最大感度を達成するた
めに、チップ32の位置が鏡板筒先42の1cm以内に
操作中見えるように置くことができる。 チップ3
2の形が不規則である場合には、スプレーが軸からわず
かに曲がる。調整器44を用いて32の軸ずれ位置を調
整しながら噴霧プルームを見ることによって、開口36
に入る噴霧プルームの方向の検証が可能になる。噴霧補
助エレクトロスプレーと共に高い液体流速を用いるとき
は、チップ32の軸ずれ調整が信号応答を最適化するた
めに好ましい。チップ32の位置及び噴霧プルーム36
の方向の操作中の目視整合は、段取り及び最適化を簡素
化し、また故障診断目的にスプレー品質の迅速点検を可
能にする。本発明の好ましい態様においては、窓46及
び47は源操作中にスプレー36の目視ができるように
側壁又はES源ハウジング54内に導入される。光源4
8は光が窓47を通過することによって噴霧プルーム3
6を照らすように置かれる。窓47を通して輝く光48
からの照明で、噴霧プルーム36が窓46を通して観察
できる。低い流速エレクトロスプレー操作では、エレク
トロスプレープルーム36を通す白色光散乱からチンダ
ルスペクトルを示すように生成液滴径は充分小さい。最
も明るいプルーム36画像を受け、また窓46及び48
の大きさはある範囲の目視及び照明角度を与えるように
充分大きくして、見る角度は調整しなければならない。
窓又は観察ポート46及び47はES室壁に備えられ、
操作中に気体又は蒸気がES源28から漏れることを防
ぐように各々シール50、51で密封される。窓47を
ES源室30の底部側に設置するときは、窓47は排水
又はベント用ポート52を含んでいる。円筒電極38は
窓46及び47に隣接する電極区域用に半透明区画と共
に配置する。典型的には33は窓46及び47に隣接す
る60%を超える透明性を持つスクリーン又は有孔板区
画と共に配置した金属レンズである。レンズ33のスク
リーン又は有孔板区画は観察用に充分な光学透明性であ
るが、しかし円柱レンズ33の外側にある窓又は絶縁表
面上の外部静電場又は荷電蓄積からES源室30への静
電場浸透を最小化する。第2図に示した好ましい態様で
は円柱レンズ33は、誘電性ES室ハウジング54によ
ってES液体導入管又は噴霧器アセンブリー31、鏡板
レンズ34及びキャピラリー入口レンズ35から電気的
に隔離される。鏡板レンズ34は、絶縁体56によって
真空ハウジングから電気的に隔離される。この電気的隔
離は、円柱レンズ33の電位をES室電極32、34及
び35に対して数キロボルト電位差に調整することを可
能にする。壁54の外側のES源室30は、示した好ま
しい態様においては絶縁又は誘電材料からつくられてい
る。第3図は、ES室60の3側面に位置した観測窓6
1、62及び63を備えたES室60の三次元外観であ
る。円柱レンズ64を操作中にES源内部を見ることを
可能にする各窓の位置に隣接した半透明有孔板区画と共
に示す。ES液体導入管アセンブリー65は軸66及び
軸ずれ67針チップ32調整器をもつ。光源は典型的に
は、ES操作中頂部窓63を通して観察される噴霧36
で底部窓61を通して輝くように調整される。米国特許
第4,542,293号に記述されているように、ガラ
ス窓又は誘電キャピラリーがイオンを真空に輸送するた
めに用いられるときには、イオンをキャピラリーオリフ
ィス又は円環14を通して推進する浴気体の衝突によっ
てイオンがキャピラリーを通して移動するにつれ、イオ
ンは数キロボルトの静電圧に上がることができる。本態
様ではキャピラリー入口レンズ35は、操作中アース電
位に維持したES針アセンブリー31と共にキロボルト
電位で操作することができる。キャピラリー円環14に
入るイオンは気体衝突によって入口キロボルト電位に抗
して上部へ推され、キャピラリー出口電極15の電位が
いくらであっても真空に搬送することができる。従って
誘電キャピラリーの入口及び出口電位はデカップリング
され、互いに独立して調整することができる。誘電キャ
ピラリー13の代わりに伝導性キャピラリー管又はオリ
フィスを用いるときは、これらの素子上に調整した静電
圧はイオンの真空への集束、推進に必要な電圧に調整し
なければならない。陽イオン発生について以前報告した
ES針管チップ32と鏡板筒先42との間の距離を1.
5cmに調整したときの典型的なES室操作電圧を表1
に示す。
【表1】 陰イオン発生については電圧極性が逆である。円柱レン
ズの相対電圧33を上記表で典型的に用いたものより高
い値に増大させることによって、増大したES質量分析
計信号が得られることを発見した。第4図(a)は、シ
トクロムC(MW12360)のエレクトロスプレー四
重極質量スペクトルを示す。このスペクトルは、超音波
補助エレクトロスプレーを用いて、1ピコモル/.m
u.lシトクロムC溶液(1:1メタノール:水及び
0.1%酢酸中)200.mu.l/分の連続注入で発
生させた。ESレンズ32、33、34及び35電位は
誘電キャピラリーについて上に表示したように調整し
た。第4図(a)に示す多価荷電シトクロムCのピーク
70及び71の強度をX軸73上に示した質量/電荷
(m/z)比と共にY軸72上に示す。(M+15H)
+15シトクロムCのピーク70がほぼ1600の振幅
を有することに注意。第4図(b)は、円柱レンズ33
電位を−60.KVに調整し、また他のすべてのスプレ
ー及び電圧調整は第5a図の質量スペクトルをとったと
きに調整したものと同じにしたシトクロムCの質量スペ
クトルを示す。(M+15H)+15シトクロムCのピ
ーク74振幅がほぼ20,000、倍率12.5に増大
したことに注意。関連シトクロムCの振幅ピーク75の
振幅も同様にm/zピーク74に比例して増大した。第
5図は、他のエレクトロスプレー変数を一定に保ちなが
ら円柱レンズ33の電位を上げたときのシトクロムC多
価荷電ピーク間の関係80を示す。信号振幅はY軸81
で示し、円柱レンズ33の電位はX軸82に沿って示し
た。円柱レンズの電位が増大するにつれて、イオン信号
の顕著な増大が観察される。曲線80上の終点は第4図
(a)及び(b)に示した質量スペクトルからとった。
円柱レンズ33の電位振幅を増大させたときに、陽及び
陰イオン操作モードの両方で信号強度の増大が達成でき
た。信号強度の増大は、空気噴霧を用いたまた円柱レン
ズ33の電位振幅を増大させたときに同様に観察でき
る。ES室30内部の静電場はレンズ32、33、34
及び35によって室30の外部でかかる静電場から遮断
されているので、イオン信号性能の増大はES室30内
のレンズの相対電位を調整することによって達成される
ことは注目に値する。従って、第4図(b)で観察した
同じシトクロムCのイオン信号水準は、表2の絶対電圧
を調整することによって達成できるが、それはエレクト
ロスプレー室30内の静電レンズ素子間の相対電位が両
方の場合で同じに維持されるからである。
【表2】 エレクトロスプレーを非補助モードで操作する場合、円
柱レンズ33の電位振幅を増大させたときの信号改善に
及ぼす効果は、管チップ32と鏡板筒先42との間より
大きな距離でまた液体流速が増大するにつれてより顕著
である。円柱レンズ33の電位振幅を増大させたときに
高い信号を達成する機構は未だ完全には理解されていな
い。一つの説明は液体導入管チップ32と円柱レンズ3
3の電位間の高い相対電位が荷電液滴を分散させること
を助け、軌道がES室30の中心線に沿っている液滴に
とって更に有効な乾燥が達成できることである。APC
Iプローブアセンブリー90がAPI室91のES液体
導入管アセンブリーを置換した本発明の他のもう一つの
態様を第6図に示す。窓93及び92並びに半透明円柱
レンズ94をもつAPI室アセンブリーは、ES源アセ
ンブリー28について第2図に示した配置と同様であ
る。窓観察ポートはコロナ放電領域95の観察を可能に
し、APCI源操作中尖った針96のチップで形成され
るコロナ放電の故障診断及び最適化を簡素化する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 四重極質量分析計に接続したエレクトロスプ
レーイオン源の図であり、Es室に4つの別々の電圧素
子が存在する。
【図2】 ES室の側面に位置する半透明側壁及び窓を
包含するエレクトロスプレーの断面である。
【図3】 3側面に位置する窓を持つES室の三次元概
観である。
【図4】 (a)は、円筒電極及びES液体導入針チッ
プの間で保持した低電圧差で測定したシトクロムCの超
音波噴霧補助エレクトロスプレー/MS質量スペクトル
である。(b)は、円筒電極及びES液体導入針チップ
の間で保持した高電位差で測定したシトクロムCの超音
波噴霧補助エレクトロスプレー/MS質量スペクトルで
ある。
【図5】 シトクロムC陽イオン信号強度対円筒電極電
位の曲線である。
【図6】 大気イオン源室内に設置したAPCIプロー
ブ及びコロナ放電針アセンブリー(組立品)の図形であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01J 49/26 H01J 49/26 (72)発明者 バンクス, ジェイ., フレッド, ジ ュニア アメリカ合衆国, コネチカット州 06405, ブランフォード, ライムウッ ド アベニュー 116 (72)発明者 カタラノ, クレメント アメリカ合衆国, コネチカット州 06413, クリントン, サニーブルック レーン 30 Fターム(参考) 5C038 GG06 GG08 GH02 GH05 GH11 GH13 HH02

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料担持溶液をイオン化する手段と、質
    量/電荷数に応じて分離する手段と、イオンの強度を測
    定して化合物の分子量や構造に関する情報を取得する手
    段とを備えた質量分析装置において、 前記試料担持溶液の荷電液滴が生成するエレクトロスプ
    レー室を包含し、試料担持溶液から大気圧又はその付近
    でイオンを発生させ、オリフィスを通して該イオンを真
    空に搬送するエレクトロスプレーイオン源と、 前記試料担持溶液をエレクトロスプレー室に搬送する溶
    液搬送手段と、前記エレクトロスプレー室の側面に位置
    した一つ又はそれ以上の窓と、前記溶液搬送手段を囲
    み、円筒面に複数の孔を有する円筒形電極と、 前記オリフィスを通して真空に入る中性気体をポンプで
    排出する手段を備えた真空内の一つ又はそれ以上の真空
    ポンプ段階と、真空に搬送されるイオンを質量分析する
    ための一つ又はそれ以上の真空ポンプ段階内に位置する
    質量分析計及び検出器を包含して構成する質量分析装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 該エレクトロスプレー室が該エレクトロスプレー室の一
    側面に位置した該窓を包含していることを特徴とする質
    量分析装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 該エレクトロスプレー室が該エレクトロスプレー室の反
    対側面に位置した該窓を包含していることを特徴とする
    質量分析装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 該エレクトロスプレー室が該エレクトロスプレー室の三
    方側面に位置した該窓を包含していることを特徴とする
    質量分析装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 該エレクトロスプレー室が該エレクトロスプレー室の四
    方側面に位置した該窓を包含していることを特徴とする
    質量分析装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 各々の該窓アセンブリーがシールを包含していることを
    特徴とする質量分析装置。
  7. 【請求項7】 請求項1において、 該質量分析計が飛行時間質量分析計であることを特徴と
    する質量分析装置。
  8. 【請求項8】 請求項1において、該質量分析計が四重
    極質量分析計であることを特徴とする質量分析装置。
  9. 【請求項9】 請求項1において、 該質量分析計が磁気セクター質量分析計であることを特
    徴とする質量分析装置。
  10. 【請求項10】 請求項1において、 該質量分析計がフーリエ変換イオンサイクロトロン共鳴
    質量分析計であることを特徴とする質量分析装置。
  11. 【請求項11】 請求項1において、 該質量分析計がイオン・トラップ質量分析計であること
    を特徴とする質量分析装置。
  12. 【請求項12】 試料担持溶液をイオン化する手段と、
    質量/電荷数に応じて分離する手段と、イオンの強度を
    測定して化合物の分子量や構造に関する情報を取得する
    手段とを備えた質量分析装置において、 前記試料担持溶液の荷電液滴が生成する大気化学イオン
    化源室を包含し、前記試料担持溶液から大気圧又はその
    付近でイオンを発生させ、オリフィスを通して該イオン
    を真空に搬送する大気化学イオン化源と、 該試料担持溶液を大気化学イオン化源室に搬送する溶液
    搬送手段と、該大気化学イオン化源室の側面に位置した
    一つ又はそれ以上の窓と、 前記溶液搬送手段を囲み、円筒面に複数の孔を有する円
    筒形電極と、 該大気化学イオン化源内の該オリフィスを通して真空に
    入る気体をポンプで排出する手段を備えた真空内の一つ
    又はそれ以上の真空ポンプ段階と、 真空に搬送される該イオンを質量分析するための一つ又
    はそれ以上の該真空ポンプ段階内に位置する質量分析計
    及び検出器を包含して構成する質量分析装置。
  13. 【請求項13】 請求項2において、 該大気化学イオン化源室が該大気化学イオン化源室の一
    側面に位置した該窓を包含していることを特徴とする質
    量分析装置。
  14. 【請求項14】 請求項2において、 該大気化学イオン化源室が該大気化学イオン化源室の反
    対側面に位置した該窓を包含していることを特徴とする
    質量分析装置。
  15. 【請求項15】 請求項2において、 該大気化学イオン化源室が該大気化学イオン化源室の三
    方側面に位置した該窓を包含していることを特徴とする
    質量分析装置。
  16. 【請求項16】 請求項2において、 該大気化学イオン化源室が該大気化学イオン化源室の四
    方側面に位置した該窓を包含していることを特徴とする
    質量分析装置。
  17. 【請求項17】 請求項2において、 該窓アセンブリーがシールを包含していることを特徴と
    する質量分析装置。
  18. 【請求項18】請求項2において、 該質量分析計が飛行時間質量分析計であることを特徴と
    する質量分析装置。
  19. 【請求項19】 請求項2において、 該質量分析計が四重極質量分析計であることを特徴とす
    る質量分析装置。
  20. 【請求項20】 請求項2において、 該質量分析計が磁気セクター質量分析計であることを特
    徴とする質量分析装置。
  21. 【請求項21】 請求項2において、 該質量分析計がフーリエ変換イオンサイクロトロン質量
    分析計であることを特徴とする質量分析装置。
  22. 【請求項22】 請求項2において、 該質量分析計がイオン・トラップ質量分析計であること
    を特徴とする質量分析装置。
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