JP2002062833A - 風 船 - Google Patents
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63H—TOYS, e.g. TOPS, DOLLS, HOOPS OR BUILDING BLOCKS
- A63H27/00—Toy aircraft; Other flying toys
- A63H27/10—Balloons
-
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- Ink Jet (AREA)
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 一方の面にインクジェット式プリンタの印刷
下地となる皮膜を施したり、写真やシールを貼付した場
合にも傾くことなく良好なバランスを保ちうる風船を提
供する。 【解決手段】 互いに重合された第1及び第2の多層フ
ィルム11、12の周縁部を溶着して構成される風船1
において、前記第1の多層フィルムの外側表面の一部あ
るいは全部に吸水性の皮膜15を設けて、インクジェッ
ト式プリンタにより任意の図柄を印刷できるようにする
とともに、前記皮膜とほぼ同等の重量だけ前記第1の多
層フィルムを前記第2の多層フィルムより軽量に構成
し、ヘリウムガスを注入した際に傾かないようにする。
下地となる皮膜を施したり、写真やシールを貼付した場
合にも傾くことなく良好なバランスを保ちうる風船を提
供する。 【解決手段】 互いに重合された第1及び第2の多層フ
ィルム11、12の周縁部を溶着して構成される風船1
において、前記第1の多層フィルムの外側表面の一部あ
るいは全部に吸水性の皮膜15を設けて、インクジェッ
ト式プリンタにより任意の図柄を印刷できるようにする
とともに、前記皮膜とほぼ同等の重量だけ前記第1の多
層フィルムを前記第2の多層フィルムより軽量に構成
し、ヘリウムガスを注入した際に傾かないようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2枚の多層フィルム
の周縁部を溶着して構成される風船に関し、特に、一方
の面にインクジェット式プリンタの印刷下地となる皮膜
を施したり、写真やシールを貼付した場合にも良好なバ
ランスを保ちうる風船に関する。
の周縁部を溶着して構成される風船に関し、特に、一方
の面にインクジェット式プリンタの印刷下地となる皮膜
を施したり、写真やシールを貼付した場合にも良好なバ
ランスを保ちうる風船に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より風船には、ゴム風船の他に、互
いに重合された第1及び第2の多層フィルムの周縁部を
溶着して構成されるものが知られている。この種の風船
には例えばヘリウムガスなど空気より軽いガスが注入さ
れ、長く浮遊して人々の目を楽しませる。
いに重合された第1及び第2の多層フィルムの周縁部を
溶着して構成されるものが知られている。この種の風船
には例えばヘリウムガスなど空気より軽いガスが注入さ
れ、長く浮遊して人々の目を楽しませる。
【0003】この風船を構成する多層フィルムには、風
船の軽量化を図りつつその強度やガスバリア性(ガスの
非透過性)を十分に確保するため、一般に内側から外側
にかけてポリエチレン/ナイロン/アルミニウムの3層
構造が採られ、厚さ約30μmに構成される(図1
(b)参照)。また、風船の外側表面には適宜の着色や
図柄が施されるが、インク重量により風船のバランスに
影響が生じることのないよう、軽量のインクを用いたグ
ラビア印刷方法が用いられている。この図柄は製造業者
側により複数種用意され、消費者は好きな図柄を選択し
て購入する。
船の軽量化を図りつつその強度やガスバリア性(ガスの
非透過性)を十分に確保するため、一般に内側から外側
にかけてポリエチレン/ナイロン/アルミニウムの3層
構造が採られ、厚さ約30μmに構成される(図1
(b)参照)。また、風船の外側表面には適宜の着色や
図柄が施されるが、インク重量により風船のバランスに
影響が生じることのないよう、軽量のインクを用いたグ
ラビア印刷方法が用いられている。この図柄は製造業者
側により複数種用意され、消費者は好きな図柄を選択し
て購入する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ここで
風船に付加される着色や図柄は、流行や用途を考慮して
風船の製造業者側が予め決定し印刷するものであるた
め、個々のユーザの細かい要望に応じられないという問
題がある。もちろんユーザの注文に応じてグラビア印刷
の図柄を変えることは可能だが、版下の作成等の作業を
考慮するとコスト高となり現実的ではない。従って、個
々のユーザが風船に所望の図柄を家庭用インクジェット
式プリンタで印刷できれば好ましいが、上記から明らか
なように風船に用いられる多層フィルムの表面は防水性
となり、家庭用プリンタの水性インクが定着しないもの
であった。
風船に付加される着色や図柄は、流行や用途を考慮して
風船の製造業者側が予め決定し印刷するものであるた
め、個々のユーザの細かい要望に応じられないという問
題がある。もちろんユーザの注文に応じてグラビア印刷
の図柄を変えることは可能だが、版下の作成等の作業を
考慮するとコスト高となり現実的ではない。従って、個
々のユーザが風船に所望の図柄を家庭用インクジェット
式プリンタで印刷できれば好ましいが、上記から明らか
なように風船に用いられる多層フィルムの表面は防水性
となり、家庭用プリンタの水性インクが定着しないもの
であった。
【0005】一方で、樹脂層や金属層などの防水層の表
面に定着し、水性インクを受容する皮膜を形成する技術
が存在する。この皮膜は、樹脂層や金属層に定着する第
1の層と、当該第1の層に定着し吸水性を有する第2の
層とからなり、家庭用インクジェット式プリンタの水性
インクを受容する。この皮膜を風船の多層フィルム表面
に形成すれば、個々のユーザがインクジェット式プリン
タを用いて風船に任意の図柄を印刷できるようになる
が、一方の多層フィルム上にこの皮膜を設けた場合に、
皮膜の重量により風船が傾いてしまうという問題があっ
た。
面に定着し、水性インクを受容する皮膜を形成する技術
が存在する。この皮膜は、樹脂層や金属層に定着する第
1の層と、当該第1の層に定着し吸水性を有する第2の
層とからなり、家庭用インクジェット式プリンタの水性
インクを受容する。この皮膜を風船の多層フィルム表面
に形成すれば、個々のユーザがインクジェット式プリン
タを用いて風船に任意の図柄を印刷できるようになる
が、一方の多層フィルム上にこの皮膜を設けた場合に、
皮膜の重量により風船が傾いてしまうという問題があっ
た。
【0006】また、ユーザによっては風船の表面に図柄
を印刷したシールや写真などの装飾物を貼付したい場合
があるが、その場合にも貼付される装飾物の重量によ
り、風船が装飾物貼付側を下に向けて傾いてしまうとい
う問題があった。
を印刷したシールや写真などの装飾物を貼付したい場合
があるが、その場合にも貼付される装飾物の重量によ
り、風船が装飾物貼付側を下に向けて傾いてしまうとい
う問題があった。
【0007】本発明はこのような問題を解決すべくなさ
れたものであり、一方の面にプリンタの印刷下地となる
皮膜を施したり、写真やシールを貼付した場合にも傾く
ことなく良好なバランスを保ちうる風船を提供すること
を目的とする。
れたものであり、一方の面にプリンタの印刷下地となる
皮膜を施したり、写真やシールを貼付した場合にも傾く
ことなく良好なバランスを保ちうる風船を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のある実施例は、
互いに重合された第1及び第2の多層フィルムの周縁部
を溶着して構成される風船において、前記第1の多層フ
ィルムの外側表面に、インクジェット式あるいはレーザ
式プリンタのインクを受容する皮膜を形成したことを特
徴とする。このように風船を構成することにより、風船
の製造後に購入者が任意の図柄を印刷することができ
る。
互いに重合された第1及び第2の多層フィルムの周縁部
を溶着して構成される風船において、前記第1の多層フ
ィルムの外側表面に、インクジェット式あるいはレーザ
式プリンタのインクを受容する皮膜を形成したことを特
徴とする。このように風船を構成することにより、風船
の製造後に購入者が任意の図柄を印刷することができ
る。
【0009】また、前記第1の多層フィルムを前記皮膜
とほぼ同等の重量だけ前記第2の多層フィルムより軽量
に構成して、ヘリウムガスを注入した際に傾かないよう
にしたことを特徴とする。このことにより、皮膜を形成
した面を下にして風船が傾かないので、印刷した図柄が
常に正面を向いた状態を確保することができる。
とほぼ同等の重量だけ前記第2の多層フィルムより軽量
に構成して、ヘリウムガスを注入した際に傾かないよう
にしたことを特徴とする。このことにより、皮膜を形成
した面を下にして風船が傾かないので、印刷した図柄が
常に正面を向いた状態を確保することができる。
【0010】本発明の別の実施例は、互いに重合された
第1及び第2の多層フィルムの周縁部を溶着して構成さ
れ、前記第1の多層フィルムの外側表面にシールや写真
を含む装飾物が貼付される風船において、前記第1の多
層フィルムを前記装飾物とほぼ同等の重量だけ前記第2
の多層フィルムより軽量に構成して、ヘリウムガスを注
入した際に傾かないようにしたことを特徴とする。この
ようにすれば、風船の片面に写真やシールを貼付した場
合であっても貼付面を下にして傾くことがないため、貼
付した写真やシールが常に正面を向いた状態を確保する
ことができる。
第1及び第2の多層フィルムの周縁部を溶着して構成さ
れ、前記第1の多層フィルムの外側表面にシールや写真
を含む装飾物が貼付される風船において、前記第1の多
層フィルムを前記装飾物とほぼ同等の重量だけ前記第2
の多層フィルムより軽量に構成して、ヘリウムガスを注
入した際に傾かないようにしたことを特徴とする。この
ようにすれば、風船の片面に写真やシールを貼付した場
合であっても貼付面を下にして傾くことがないため、貼
付した写真やシールが常に正面を向いた状態を確保する
ことができる。
【0011】これらの風船では、前記第1の多層フィル
ムを第2の多層フィルムより薄く構成することにより、
前記皮膜あるいは装飾物とほぼ同等の重量だけ前記第1
の多層フィルムを前記第2の多層フィルムより軽量とす
ることができる。
ムを第2の多層フィルムより薄く構成することにより、
前記皮膜あるいは装飾物とほぼ同等の重量だけ前記第1
の多層フィルムを前記第2の多層フィルムより軽量とす
ることができる。
【0012】前記第1の多層フィルムに皮膜を形成する
場合は、さらに、前記第2の多層フィルムの外側表面の
全部あるいは一部に前記皮膜を形成するとともに、前記
皮膜を含む第1及び第2の多層フィルムの総重量をほぼ
同等に構成し、ヘリウムガスを注入した際に傾かないよ
うにしても良い。これには、第1及び第2の多層フィル
ムを同一の構成として両面に同一面積(重量)の皮膜を
形成する場合や、第1及び第2の多層フィルムの両面に
異なる面積(重量)の皮膜を形成し、この重量差に応じ
て第1及び第2の多層フィルム自体に重量差を設けてバ
ランスをとる場合が含まれる。
場合は、さらに、前記第2の多層フィルムの外側表面の
全部あるいは一部に前記皮膜を形成するとともに、前記
皮膜を含む第1及び第2の多層フィルムの総重量をほぼ
同等に構成し、ヘリウムガスを注入した際に傾かないよ
うにしても良い。これには、第1及び第2の多層フィル
ムを同一の構成として両面に同一面積(重量)の皮膜を
形成する場合や、第1及び第2の多層フィルムの両面に
異なる面積(重量)の皮膜を形成し、この重量差に応じ
て第1及び第2の多層フィルム自体に重量差を設けてバ
ランスをとる場合が含まれる。
【0013】本発明の更なる実施例では、互いに重合さ
れた第1及び第2の多層フィルムの周縁部を溶着して構
成され、前記第1の多層フィルムの外側表面にシールや
写真を含む装飾物が貼付される風船において、前記第1
の多層フィルム及び/又は第2の多層フィルムの少なく
とも一部にインクジェット式あるいはレーザ式プリンタ
のインクを受容する皮膜を設けるとともに、前記装飾物
や皮膜を含む第1及び第2の多層フィルムの総重量をほ
ぼ同等に構成して、ヘリウムガスを注入した際に傾かな
いようにしても良い。これは、風船の少なくとも片面に
写真やシールが貼付され、且つ片面あるいは両面にプリ
ンタの印刷下地となる皮膜が形成される場合において、
必要に応じて第1及び第2の多層フィルム自体に適宜の
重量差を設けてバランスをとるようにしたものである。
これにより、風船の一方の面に購入者が任意の図柄を印
刷すると同時に他方の面に写真やシールを貼付した風船
や、同一面に写真やシールを貼付するとともに任意の図
柄やメッセージを印刷した風船、更には両面にそれぞれ
写真やシールを貼付して空いているスペースに任意の図
柄やメッセージを印刷した風船であって、且つ両側のバ
ランスがとれた傾かない風船を得ることができる。
れた第1及び第2の多層フィルムの周縁部を溶着して構
成され、前記第1の多層フィルムの外側表面にシールや
写真を含む装飾物が貼付される風船において、前記第1
の多層フィルム及び/又は第2の多層フィルムの少なく
とも一部にインクジェット式あるいはレーザ式プリンタ
のインクを受容する皮膜を設けるとともに、前記装飾物
や皮膜を含む第1及び第2の多層フィルムの総重量をほ
ぼ同等に構成して、ヘリウムガスを注入した際に傾かな
いようにしても良い。これは、風船の少なくとも片面に
写真やシールが貼付され、且つ片面あるいは両面にプリ
ンタの印刷下地となる皮膜が形成される場合において、
必要に応じて第1及び第2の多層フィルム自体に適宜の
重量差を設けてバランスをとるようにしたものである。
これにより、風船の一方の面に購入者が任意の図柄を印
刷すると同時に他方の面に写真やシールを貼付した風船
や、同一面に写真やシールを貼付するとともに任意の図
柄やメッセージを印刷した風船、更には両面にそれぞれ
写真やシールを貼付して空いているスペースに任意の図
柄やメッセージを印刷した風船であって、且つ両側のバ
ランスがとれた傾かない風船を得ることができる。
【0014】ここで、少なくとも前記第1の多層フィル
ムは、エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂の層を含
むことが望ましい。このエチレン・ビニルアルコール共
重合樹脂は、株式会社クラレが提供している「エバール
(登録商標)」を好適に用いることができる。この商品
は主に食品や薬品の包装用記や壁紙に使用されている
が、本願発明者は「エバール(登録商標)」の高いガス
バリア性と優れた加工性に着眼し、風船を構成する多層
フィルムに応用することにより、多層フィルムをより薄
くより軽量に構成することに至ったものである。
ムは、エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂の層を含
むことが望ましい。このエチレン・ビニルアルコール共
重合樹脂は、株式会社クラレが提供している「エバール
(登録商標)」を好適に用いることができる。この商品
は主に食品や薬品の包装用記や壁紙に使用されている
が、本願発明者は「エバール(登録商標)」の高いガス
バリア性と優れた加工性に着眼し、風船を構成する多層
フィルムに応用することにより、多層フィルムをより薄
くより軽量に構成することに至ったものである。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付の図
面を参照して以下に詳細に説明する。図1〜図3は、本
願発明の第1の実施形態の構成を説明する図である。図
1に示すように、風船1は従来の風船と同様に、風船本
体10と、紐部20とを具える。風船本体10は、第1
の多層フィルム11と第2の多層フィルム12とを重合
して周縁部をヒートシールにて溶着させて構成される。
この溶着部にはガス注入部/保持用凸部13が挟み込ま
れ、ここから内側にヘリウムガスが注入される。一方紐
部20は、凸部13に結わえられた紐22と、紐22の
遊端に設けられた重り23とを具えている。
面を参照して以下に詳細に説明する。図1〜図3は、本
願発明の第1の実施形態の構成を説明する図である。図
1に示すように、風船1は従来の風船と同様に、風船本
体10と、紐部20とを具える。風船本体10は、第1
の多層フィルム11と第2の多層フィルム12とを重合
して周縁部をヒートシールにて溶着させて構成される。
この溶着部にはガス注入部/保持用凸部13が挟み込ま
れ、ここから内側にヘリウムガスが注入される。一方紐
部20は、凸部13に結わえられた紐22と、紐22の
遊端に設けられた重り23とを具えている。
【0016】図2は、第1及び第2の多層フィルム1
1、12の構成を示す図である。図2(a)に示すよう
に、第1の多層フィルム11は、内側から外側にかけ
て、ポリエチレン層11a、エバール(登録商標)層1
1b、ナイロン層11c、アルミニウム層11dからな
る多層構造に構成される。一方、図2(b)に示すよう
に、第2の多層フィルム12は、従来の多層フィルムと
同様に、ポリエチレン層12a、ナイロン層12b、ア
ルミニウム層12cで構成される。ここで、エバール
(登録商標)は高いガスバリア性を有し加工性に優れて
いるため、これを用いることによりガスバリア性や強度
を損うことなく多層フィルム11を従来より薄く軽量に
構成することができる。
1、12の構成を示す図である。図2(a)に示すよう
に、第1の多層フィルム11は、内側から外側にかけ
て、ポリエチレン層11a、エバール(登録商標)層1
1b、ナイロン層11c、アルミニウム層11dからな
る多層構造に構成される。一方、図2(b)に示すよう
に、第2の多層フィルム12は、従来の多層フィルムと
同様に、ポリエチレン層12a、ナイロン層12b、ア
ルミニウム層12cで構成される。ここで、エバール
(登録商標)は高いガスバリア性を有し加工性に優れて
いるため、これを用いることによりガスバリア性や強度
を損うことなく多層フィルム11を従来より薄く軽量に
構成することができる。
【0017】第1の多層フィルム11の外側表面には、
吸水性皮膜15が形成される。図3はこの構成を示す概
略図である。この皮膜15は、樹脂層や金属層に定着す
る第1の層15aと、層15aに定着し吸水性を有する
第2の層15bとをシルクスクリーン印刷により2層構
造としたものである。この皮膜15は吸水性であるため
家庭用インクジェット式プリンタのカラーインクを好適
に定着させることができる。ただし、この皮膜15は、
例えば直径50cmの風船の片面全体に形成した場合
に、約3gの重量が付加されることが判明している。こ
の種の風船は長く浮遊させるべく極軽量に構成されるた
め、一方の側に3gの皮膜重量が付加されると、第1及
び第2の多層フィルムが同一の構成である場合、ヘリウ
ムガスを注入した際に皮膜15の形成側を下にして風船
1が傾いてしまう。
吸水性皮膜15が形成される。図3はこの構成を示す概
略図である。この皮膜15は、樹脂層や金属層に定着す
る第1の層15aと、層15aに定着し吸水性を有する
第2の層15bとをシルクスクリーン印刷により2層構
造としたものである。この皮膜15は吸水性であるため
家庭用インクジェット式プリンタのカラーインクを好適
に定着させることができる。ただし、この皮膜15は、
例えば直径50cmの風船の片面全体に形成した場合
に、約3gの重量が付加されることが判明している。こ
の種の風船は長く浮遊させるべく極軽量に構成されるた
め、一方の側に3gの皮膜重量が付加されると、第1及
び第2の多層フィルムが同一の構成である場合、ヘリウ
ムガスを注入した際に皮膜15の形成側を下にして風船
1が傾いてしまう。
【0018】このアンバランスを解消するため本実施例
では、図2に示したように、吸水性皮膜15を形成する
第1の多層フィルム11の中間層にエバール(登録商
標)層を用いて薄く形成することにより、第1の多層フ
ィルム11が皮膜15の重量分だけ第2の多層フィルム
12より軽くなるよう構成している。例えば、皮膜15
の重量が3gである場合、第1の多層フィルム11が第
2の多層フィルムより3g軽くなり、且つ、第1及び第
2の多層フィルムの総重量が最も軽くなるように、第1
の多層フィルム11におけるエバール(登録商標)層1
1bや、第2の多層フィルム12におけるナイロン層1
2bの厚さを決定する。この場合は、第1及び第2の多
層フィルムにおける他の層は必要最小限の厚さに設定す
る。図2に示す例では、第1の多層フィルム11を25
μm、第2の多層フィルム12を35μmに構成するこ
とにより、皮膜15を形成する場合のバランスをとるよ
うにしている。
では、図2に示したように、吸水性皮膜15を形成する
第1の多層フィルム11の中間層にエバール(登録商
標)層を用いて薄く形成することにより、第1の多層フ
ィルム11が皮膜15の重量分だけ第2の多層フィルム
12より軽くなるよう構成している。例えば、皮膜15
の重量が3gである場合、第1の多層フィルム11が第
2の多層フィルムより3g軽くなり、且つ、第1及び第
2の多層フィルムの総重量が最も軽くなるように、第1
の多層フィルム11におけるエバール(登録商標)層1
1bや、第2の多層フィルム12におけるナイロン層1
2bの厚さを決定する。この場合は、第1及び第2の多
層フィルムにおける他の層は必要最小限の厚さに設定す
る。図2に示す例では、第1の多層フィルム11を25
μm、第2の多層フィルム12を35μmに構成するこ
とにより、皮膜15を形成する場合のバランスをとるよ
うにしている。
【0019】上記の如く構成した風船1は、ヘリウムガ
スを充填する前の状態で出荷され、例えば販売業者に提
供される。この場合、販売業者は複数のデザインを電子
データとして用意しておき、来店した購入者の指定によ
り任意のデザインをインクジェット式プリンタを用いて
印刷した後、ヘリウムガスを充填して購入者に手渡すよ
うにする。このような流通方式を採ることにより、風船
の製造業者は予め複数のデザインについて大量の在庫を
生産する必要がなくなり、売残り等による損失を回避す
ることができる。
スを充填する前の状態で出荷され、例えば販売業者に提
供される。この場合、販売業者は複数のデザインを電子
データとして用意しておき、来店した購入者の指定によ
り任意のデザインをインクジェット式プリンタを用いて
印刷した後、ヘリウムガスを充填して購入者に手渡すよ
うにする。このような流通方式を採ることにより、風船
の製造業者は予め複数のデザインについて大量の在庫を
生産する必要がなくなり、売残り等による損失を回避す
ることができる。
【0020】あるいは、購入者が自ら作成した画像デー
タを記録媒体に納めて販売店に持ち込み、印刷後にガス
を充填して手渡すようにしても良い。この場合はグラビ
ア印刷の版下の作成等を行うことなくユーザの希望図柄
の風船を安価に提供することができ、従来は非現実的で
あった個別注文に沿った風船の提供が可能になる。
タを記録媒体に納めて販売店に持ち込み、印刷後にガス
を充填して手渡すようにしても良い。この場合はグラビ
ア印刷の版下の作成等を行うことなくユーザの希望図柄
の風船を安価に提供することができ、従来は非現実的で
あった個別注文に沿った風船の提供が可能になる。
【0021】さらに、購入者が自宅のインクジェット式
プリンタを用いて自ら図柄を印刷するようにしても良
い。この場合は、1回分のヘリウムガスを注入する簡易
装置を同時提供する等のサービスを付加するのが望まし
い。
プリンタを用いて自ら図柄を印刷するようにしても良
い。この場合は、1回分のヘリウムガスを注入する簡易
装置を同時提供する等のサービスを付加するのが望まし
い。
【0022】上述した風船1において、吸水性皮膜15
は第1の多層フィルム11の全面に形成しても良いし、
その一部に形成しても良い。また、上述の例では第1及
び第2の多層フィルムの中間層を替えて重量に差を設け
るようにしているが、第1及び第2の多層フィルムを同
一素材として、その厚さを変化させることのみにより重
量の差を設けるようにしても良い。
は第1の多層フィルム11の全面に形成しても良いし、
その一部に形成しても良い。また、上述の例では第1及
び第2の多層フィルムの中間層を替えて重量に差を設け
るようにしているが、第1及び第2の多層フィルムを同
一素材として、その厚さを変化させることのみにより重
量の差を設けるようにしても良い。
【0023】また、上記実施例では風船の片面のみに皮
膜を形成しているが、これを両面に形成してバランスを
とるようにしても良い。この場合、両面に形成される皮
膜の面積(重量)が同等であれば第1及び第2の多層フ
ィルムを同一の構成とすれば良いが、両側の皮膜の面積
(重量)が異なる場合は上記の如く第1及び第2の多層
フィルムの構成を適宜変化させて重量バランスをとるよ
うにする。
膜を形成しているが、これを両面に形成してバランスを
とるようにしても良い。この場合、両面に形成される皮
膜の面積(重量)が同等であれば第1及び第2の多層フ
ィルムを同一の構成とすれば良いが、両側の皮膜の面積
(重量)が異なる場合は上記の如く第1及び第2の多層
フィルムの構成を適宜変化させて重量バランスをとるよ
うにする。
【0024】図4は、本発明の第2の実施形態を示す図
である。図4に示す風船2では、図1に示す風船1にお
ける吸水性皮膜15の代りに、第1の多層フィルム11
の外側表面に写真貼付欄16を設けて構成される。本実
施形態では、予め貼付される写真の重量分だけ第1及び
第2の多層フィルム11、12に重量の差を設けてお
き、風船2の購入者が貼付欄16に写真を貼付したとき
に風船の前後バランスがとれるようにしている。この場
合、第1及び第2の多層フィルムの構成層の決定方法そ
の他の構成は第1の実施形態に係る風船1と同様とす
る。また、写真貼付欄16に代えて画像を印刷したシー
ルを貼付する構成としても良い。
である。図4に示す風船2では、図1に示す風船1にお
ける吸水性皮膜15の代りに、第1の多層フィルム11
の外側表面に写真貼付欄16を設けて構成される。本実
施形態では、予め貼付される写真の重量分だけ第1及び
第2の多層フィルム11、12に重量の差を設けてお
き、風船2の購入者が貼付欄16に写真を貼付したとき
に風船の前後バランスがとれるようにしている。この場
合、第1及び第2の多層フィルムの構成層の決定方法そ
の他の構成は第1の実施形態に係る風船1と同様とす
る。また、写真貼付欄16に代えて画像を印刷したシー
ルを貼付する構成としても良い。
【0025】さらに、図示しないが、第1の多層フィル
ム11の写真貼付欄16の上下の空いているスペース
や、裏面となる第2の多層フィルム12の表面に、図1
に示すプリンタインクを受容する皮膜15を設けて、こ
こに任意の図柄やメッセージを印刷できるようにしても
良い。この場合は、貼付される写真16に加え皮膜15
の重量を考慮して、第1及び第2の多層フィルム11、
12の構成を適宜決定する。
ム11の写真貼付欄16の上下の空いているスペース
や、裏面となる第2の多層フィルム12の表面に、図1
に示すプリンタインクを受容する皮膜15を設けて、こ
こに任意の図柄やメッセージを印刷できるようにしても
良い。この場合は、貼付される写真16に加え皮膜15
の重量を考慮して、第1及び第2の多層フィルム11、
12の構成を適宜決定する。
【0026】図5は、本発明の第3の実施形態の構成を
示す図である。図5に示すように、本実施形態では風船
3を構成する第1及び第2の多層フィルム11、12を
透明に構成するとともに、第2の多層フィルム12の表
面にメッセージコピー18を逆向きに印刷して、写真1
9を貼付する第1の多層フィルム11側から見てメッセ
ージが順方向に読めるようにしている。これは、第1及
び第2の多層フィルムを、内側から外側にかけて、ポリ
エチレン層/エバール(登録商標)層/ナイロン層の3
層構造とすることにより実現することができる。
示す図である。図5に示すように、本実施形態では風船
3を構成する第1及び第2の多層フィルム11、12を
透明に構成するとともに、第2の多層フィルム12の表
面にメッセージコピー18を逆向きに印刷して、写真1
9を貼付する第1の多層フィルム11側から見てメッセ
ージが順方向に読めるようにしている。これは、第1及
び第2の多層フィルムを、内側から外側にかけて、ポリ
エチレン層/エバール(登録商標)層/ナイロン層の3
層構造とすることにより実現することができる。
【0027】この場合のメッセージコピー18は、予め
製造段階でグラビア印刷により印刷しても良いし、第1
の実施形態の如く第2の多層フィルム12側に吸水性皮
膜15を形成し、購入後等にインクジェット式プリンタ
により印刷するようにしても良い。予めグラビア印刷に
より文字を印刷する場合は、第1の多層フィルム11に
貼付される写真の分だけ当該フィルム11を軽量に構成
する。第2の多層フィルム12上に皮膜15を形成する
場合は、皮膜15の重量と、貼付される写真19の重量
を考慮して第1及び第2の多層フィルムの構成を適宜決
定するものとする。すなわち、皮膜15と写真19が同
等の重量である場合は第1及び第2の多層フィルム1
1、12を同一の構成とし、皮膜15と写真19の重量
に差がある場合は第1及び第2の多層フィルム11、1
2自体に重量差を設けてバランスをとるようにする。
製造段階でグラビア印刷により印刷しても良いし、第1
の実施形態の如く第2の多層フィルム12側に吸水性皮
膜15を形成し、購入後等にインクジェット式プリンタ
により印刷するようにしても良い。予めグラビア印刷に
より文字を印刷する場合は、第1の多層フィルム11に
貼付される写真の分だけ当該フィルム11を軽量に構成
する。第2の多層フィルム12上に皮膜15を形成する
場合は、皮膜15の重量と、貼付される写真19の重量
を考慮して第1及び第2の多層フィルムの構成を適宜決
定するものとする。すなわち、皮膜15と写真19が同
等の重量である場合は第1及び第2の多層フィルム1
1、12を同一の構成とし、皮膜15と写真19の重量
に差がある場合は第1及び第2の多層フィルム11、1
2自体に重量差を設けてバランスをとるようにする。
【0028】上述した実施例において多層フィルムの外
側表面に形成される皮膜にはインクジェット式プリンタ
を用いて印刷するようにしているが、これはレーザ式プ
リンタや光学式複写機を用いて画像を形成する構成とし
ても良い。この場合、これらのインクを定着しうるよう
必要な構成上の要件等は適宜変更するものとする。
側表面に形成される皮膜にはインクジェット式プリンタ
を用いて印刷するようにしているが、これはレーザ式プ
リンタや光学式複写機を用いて画像を形成する構成とし
ても良い。この場合、これらのインクを定着しうるよう
必要な構成上の要件等は適宜変更するものとする。
【0029】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、風船にインクジェット式あるいはレーザ式プリン
タのインクを受容しうる皮膜を形成することにより、風
船の製造後に任意の図柄を簡単に印刷することができる
ため、大量の在庫の発生や売残りによる損失を回避でき
るとともに、購入者の細かい希望に沿った図柄の風船を
提供することが可能となる。
れば、風船にインクジェット式あるいはレーザ式プリン
タのインクを受容しうる皮膜を形成することにより、風
船の製造後に任意の図柄を簡単に印刷することができる
ため、大量の在庫の発生や売残りによる損失を回避でき
るとともに、購入者の細かい希望に沿った図柄の風船を
提供することが可能となる。
【0030】また、風船を構成する第1及び第2の多層
フィルムに適宜の重量差を設けてバランスをとることに
より、上記皮膜を設けたり風船に写真やシールを貼付す
る場合にも、その重量により風船が傾くのを防止するこ
とができる。
フィルムに適宜の重量差を設けてバランスをとることに
より、上記皮膜を設けたり風船に写真やシールを貼付す
る場合にも、その重量により風船が傾くのを防止するこ
とができる。
【図1】本発明の第1実施形態に係る風船1の構成を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図2】風船1を構成する第1及び第2の多層フィルム
の構成を示す断面図である。
の構成を示す断面図である。
【図3】風船1の表面に形成される吸水性皮膜の構成を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る風船の構成を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図5】本発明の第3実施形態に係る風船の構成を示す
斜視図である。
斜視図である。
1、2、3 風船 10 風船本体 11 第1の多層フィルム 12 第2の多層フィルム 15 吸水性皮膜 16 写真貼付欄 18 メッセージコピー 19 写真 20 紐部
【手続補正書】
【提出日】平成12年10月20日(2000.10.
20)
20)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】
Claims (7)
- 【請求項1】 互いに重合された第1及び第2の多層フ
ィルムの周縁部を溶着して構成される風船において、前
記第1の多層フィルムの外側表面の全部あるいは一部
に、インクジェット式あるいはレーザ式プリンタのイン
クを受容する皮膜を形成したことを特徴とする風船。 - 【請求項2】 請求項1に記載の風船において、前記第
1の多層フィルムを前記皮膜とほぼ同等の重量だけ前記
第2の多層フィルムより軽量に構成して、ヘリウムガス
を注入した際に傾かないようにしたことを特徴とする風
船。 - 【請求項3】 互いに重合された第1及び第2の多層フ
ィルムの周縁部を溶着して構成され、前記第1の多層フ
ィルムの外側表面にシールや写真を含む装飾物が貼付さ
れる風船において、 前記第1の多層フィルムを前記装飾物とほぼ同等の重量
だけ前記第2の多層フィルムより軽量に構成して、ヘリ
ウムガスを注入した際に傾かないようにしたことを特徴
とする風船。 - 【請求項4】 請求項2又は3に記載の風船において、
前記第1の多層フィルムを第2の多層フィルムより薄く
構成することにより、前記皮膜あるいは装飾物とほぼ同
等の重量だけ前記第1の多層フィルムを前記第2の多層
フィルムより軽量としたことを特徴とする風船。 - 【請求項5】 請求項1に記載の風船において、さら
に、前記第2の多層フィルムの外側表面の全部あるいは
一部に前記皮膜を形成するとともに、前記皮膜を含む第
1及び第2の多層フィルムの総重量をほぼ同等に構成
し、ヘリウムガスを注入した際に傾かないようにしたこ
とを特徴とする風船。 - 【請求項6】 互いに重合された第1及び第2の多層フ
ィルムの周縁部を溶着して構成され、前記第1の多層フ
ィルムの外側表面にシールや写真を含む装飾物が貼付さ
れる風船において、 前記第1の多層フィルム及び/又は第2の多層フィルム
の少なくとも一部にインクジェット式あるいはレーザ式
プリンタのインクを受容する皮膜を設けるとともに、 前記装飾物や皮膜を含む第1及び第2の多層フィルムの
総重量をほぼ同等に構成して、ヘリウムガスを注入した
際に傾かないようにしたことを特徴とする風船。 - 【請求項7】 請求項1乃至56いずれかに記載の風船
において、少なくとも前記第1の多層フィルムは、エチ
レン−ビニルアルコール共重合樹脂の層を含むことを特
徴とする風船。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000246249A JP2002062833A (ja) | 2000-08-15 | 2000-08-15 | 風 船 |
| US09/679,568 US6435935B1 (en) | 2000-08-15 | 2000-10-05 | Balloon composed of two multilayered superimposed sheets |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000246249A JP2002062833A (ja) | 2000-08-15 | 2000-08-15 | 風 船 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002062833A true JP2002062833A (ja) | 2002-02-28 |
Family
ID=18736603
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000246249A Pending JP2002062833A (ja) | 2000-08-15 | 2000-08-15 | 風 船 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6435935B1 (ja) |
| JP (1) | JP2002062833A (ja) |
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| JP2010069197A (ja) * | 2008-09-22 | 2010-04-02 | Sag Balloons Ltd | 磁石付き風船おもちゃ及びその製造方法 |
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| US6874421B2 (en) * | 2001-04-20 | 2005-04-05 | 3M Innovative Properties Company | Ink jet transfer printing process |
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| USD487909S1 (en) | 2003-06-05 | 2004-03-30 | John Low | Balloon with a sound chip |
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| US20070249259A1 (en) * | 2006-02-20 | 2007-10-25 | Tien Pham | Balloon novelty device and method |
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-
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- 2000-08-15 JP JP2000246249A patent/JP2002062833A/ja active Pending
- 2000-10-05 US US09/679,568 patent/US6435935B1/en not_active Expired - Fee Related
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