JP2002251396A - 地理空間案内装置 - Google Patents
地理空間案内装置Info
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- Processing Or Creating Images (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、各位置固有な情報を案内情報とし
て利用してなる地理空間案内装置を提供することを目的
とする。 【構成】 利用者が所持し、表示手段を有する利用者端
末に接続され、複数に区分化されてなる地図とその地図
上の任意の視点及び係る視点における方位に基づいて作
成された風景静止画とを保持するファイル保持手段と、
利用者によって指示された区分地図とその区分地図上の
視点及び方位に基づいて決定された前記風景静止画の所
定領域を前記表示手段に表示可能に配信する配信手段と
を有する地理空間案内装置であって、前記風景静止画の
所定領域は、利用者が指示した前記視点を基点として、
利用者の指示する方位方向を中心軸として任意の角度を
形成する二のベクトル間の領域により決定され、前記配
信手段は、前記二のベクトル間の領域が表示された区分
地図と風景静止画の所定領域とを配信する。
て利用してなる地理空間案内装置を提供することを目的
とする。 【構成】 利用者が所持し、表示手段を有する利用者端
末に接続され、複数に区分化されてなる地図とその地図
上の任意の視点及び係る視点における方位に基づいて作
成された風景静止画とを保持するファイル保持手段と、
利用者によって指示された区分地図とその区分地図上の
視点及び方位に基づいて決定された前記風景静止画の所
定領域を前記表示手段に表示可能に配信する配信手段と
を有する地理空間案内装置であって、前記風景静止画の
所定領域は、利用者が指示した前記視点を基点として、
利用者の指示する方位方向を中心軸として任意の角度を
形成する二のベクトル間の領域により決定され、前記配
信手段は、前記二のベクトル間の領域が表示された区分
地図と風景静止画の所定領域とを配信する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地図、景色を表示
して案内を行う地理空間案内装置に関する。
して案内を行う地理空間案内装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ある視点での周囲の環境を、あたかもそ
の場にいるように観測したいという要望は強い。具体的
には、旅先の風景の画像に対して視界方向を自由に変え
てその視界方向に拡がる風景を表示できるならば、あた
かもその場に居ながらにして周りを見回すような感覚に
浸ることができる。
の場にいるように観測したいという要望は強い。具体的
には、旅先の風景の画像に対して視界方向を自由に変え
てその視界方向に拡がる風景を表示できるならば、あた
かもその場に居ながらにして周りを見回すような感覚に
浸ることができる。
【0003】魚眼レンズによる画像や、反射ミラーを用
いて全方位の画像を撮像した画像のように、通常のカメ
ラレンズで撮像した場合に比べて格段に大きな視界を持
つ画像に対して、視界方向を自由に変えられれば、その
臨場感もさらに増大する。特開平9−62861号公報
には、空間を移動しながら移動する視点を中心として、
その周囲を撮像したパノラマ画像と地点からの相対移動
位置を記憶する装置が開示されている。
いて全方位の画像を撮像した画像のように、通常のカメ
ラレンズで撮像した場合に比べて格段に大きな視界を持
つ画像に対して、視界方向を自由に変えられれば、その
臨場感もさらに増大する。特開平9−62861号公報
には、空間を移動しながら移動する視点を中心として、
その周囲を撮像したパノラマ画像と地点からの相対移動
位置を記憶する装置が開示されている。
【0004】これは、画像再生時には、装置に記憶され
た前記パノラマ画像から、指示した視界方向の画像を合
成して表示し、ユーザが次の視点や視界を指示すると、
それに応じて次の画像を呼び出し計算し、表示すること
を繰り返す。なお、視点とは撮像した位置であり、視界
とは視点位置からの見ている方向を示す。
た前記パノラマ画像から、指示した視界方向の画像を合
成して表示し、ユーザが次の視点や視界を指示すると、
それに応じて次の画像を呼び出し計算し、表示すること
を繰り返す。なお、視点とは撮像した位置であり、視界
とは視点位置からの見ている方向を示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
9−62861号公報に開示された発明にあっては、前
記地理空間案内装置によって画面上に表示された自己の
位置、進行方向、周辺の町名及び著名な建物等の情報
と、現実に自己の位置から目視可能な周辺の風景との合
致を判断する必要があった。すなわち、周辺の町名及び
著名な建物等の離散地点での情報しか画面上に表示され
ないため、現実に自己の位置から目視可能な景色との合
致を判断することが困難であった。
9−62861号公報に開示された発明にあっては、前
記地理空間案内装置によって画面上に表示された自己の
位置、進行方向、周辺の町名及び著名な建物等の情報
と、現実に自己の位置から目視可能な周辺の風景との合
致を判断する必要があった。すなわち、周辺の町名及び
著名な建物等の離散地点での情報しか画面上に表示され
ないため、現実に自己の位置から目視可能な景色との合
致を判断することが困難であった。
【0006】本発明の目的は、各位置固有な情報を案内
情報として利用してなる地理空間案内装置及び電子道案
内装置を提供するものである。
情報として利用してなる地理空間案内装置及び電子道案
内装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明は、利用者が所持し、表示手段を有する利用者端末に
接続され、複数に区分化されてなる地図とその地図上の
任意の視点及び係る視点における方位に基づいて作成さ
れた風景静止画とを保持するファイル保持手段と、利用
者によって指示された一の区分を示す地図(以下、区分
地図)とその区分地図上の視点及び方位に基づいて決定
された前記風景静止画の所定領域を前記表示手段に表示
可能に配信する配信手段とを有する地理空間案内装置で
あって、前記風景静止画の所定領域は、利用者が指示し
た前記視点を基点として、利用者の指示する方位方向を
中心軸として任意の角度を形成する二のベクトル間の領
域により決定され、前記配信手段は、前記二のベクトル
間の領域が表示された区分地図と風景静止画の所定領域
とを配信することを特徴とする地理空間案内装置であ
る。
明は、利用者が所持し、表示手段を有する利用者端末に
接続され、複数に区分化されてなる地図とその地図上の
任意の視点及び係る視点における方位に基づいて作成さ
れた風景静止画とを保持するファイル保持手段と、利用
者によって指示された一の区分を示す地図(以下、区分
地図)とその区分地図上の視点及び方位に基づいて決定
された前記風景静止画の所定領域を前記表示手段に表示
可能に配信する配信手段とを有する地理空間案内装置で
あって、前記風景静止画の所定領域は、利用者が指示し
た前記視点を基点として、利用者の指示する方位方向を
中心軸として任意の角度を形成する二のベクトル間の領
域により決定され、前記配信手段は、前記二のベクトル
間の領域が表示された区分地図と風景静止画の所定領域
とを配信することを特徴とする地理空間案内装置であ
る。
【0008】また、本発明は,前記ファイル保持手段
は、前記風景静止画中に存在するオブジェクト上に選択
識別子を配して保持し、前記配信手段は、利用者端末に
より前記選択識別子が選択されたことを契機として、選
択された前記選択識別子に対応するオブジェクトに関す
る案内及びホームページのうち少なくとも一を、前記選
択識別子を選択した利用者端末に配信することを特徴と
する。
は、前記風景静止画中に存在するオブジェクト上に選択
識別子を配して保持し、前記配信手段は、利用者端末に
より前記選択識別子が選択されたことを契機として、選
択された前記選択識別子に対応するオブジェクトに関す
る案内及びホームページのうち少なくとも一を、前記選
択識別子を選択した利用者端末に配信することを特徴と
する。
【0009】また、本発明は、前記ファイル保持手段
は、前記区分地図及び前記視点及び前記方位及び前記風
景静止画及び前記風景静止画中に存在するオブジェクト
のうち、少なくとも一に関する音声案内ファイルを保持
し、前記配信手段は、利用者端末により指示された前記
区分地図及び前記視点及び前記方位及び前記風景静止画
及び前記風景静止画中のうち、少なくとも一に関する音
声案内ファイルを配信することを特徴とする。
は、前記区分地図及び前記視点及び前記方位及び前記風
景静止画及び前記風景静止画中に存在するオブジェクト
のうち、少なくとも一に関する音声案内ファイルを保持
し、前記配信手段は、利用者端末により指示された前記
区分地図及び前記視点及び前記方位及び前記風景静止画
及び前記風景静止画中のうち、少なくとも一に関する音
声案内ファイルを配信することを特徴とする。
【0010】また、本発明は、前記ファイル保持手段
は、前記区分地図及び前記視点及び前記方位及び前記風
景静止画及び前記風景静止画中に存在するオブジェクト
のうち、少なくとも一に関する音声案内ファイルを保持
し、前記配信手段は、利用者端末により指示された前記
区分地図及び前記視点及び前記方位及び前記風景静止画
及び前記風景静止画中のうち、少なくとも一に関する音
声案内ファイルを配信することを特徴とする。
は、前記区分地図及び前記視点及び前記方位及び前記風
景静止画及び前記風景静止画中に存在するオブジェクト
のうち、少なくとも一に関する音声案内ファイルを保持
し、前記配信手段は、利用者端末により指示された前記
区分地図及び前記視点及び前記方位及び前記風景静止画
及び前記風景静止画中のうち、少なくとも一に関する音
声案内ファイルを配信することを特徴とする。
【0011】また、本発明は、前記ファイル保持手段
は、区分地図上に仮想店舗又は仮想商店街を配して保持
すると共に、電子的に合成されてオブジェクトとして表
示される仮想店舗又は仮想商店街に関する前記風景静止
画を保持することを特徴とする。
は、区分地図上に仮想店舗又は仮想商店街を配して保持
すると共に、電子的に合成されてオブジェクトとして表
示される仮想店舗又は仮想商店街に関する前記風景静止
画を保持することを特徴とする。
【0012】また、本発明は、利用者によって指定され
た位置及びその位置における方位及び前記位置からの距
離に基づいて、前記二のベクトル間の領域を特定し、そ
の二のベクトル間の領域内に存在するオブジェクトを抽
出する抽出手段と、係る抽出手段によって抽出されたオ
ブジェクトと利用者が指定した条件とを比較する比較手
段とを有し、前記配信手段は、比較結果を前記区分地図
及び風景静止画の所定領域内に配置して配信することを
特徴とする。
た位置及びその位置における方位及び前記位置からの距
離に基づいて、前記二のベクトル間の領域を特定し、そ
の二のベクトル間の領域内に存在するオブジェクトを抽
出する抽出手段と、係る抽出手段によって抽出されたオ
ブジェクトと利用者が指定した条件とを比較する比較手
段とを有し、前記配信手段は、比較結果を前記区分地図
及び風景静止画の所定領域内に配置して配信することを
特徴とする。
【0013】また、本発明は、前記視点は、前記二のベ
クトル間の領域に存在する前記中心軸上の任意の点を中
心として決定される円周上に配置されてなることを特徴
とする。
クトル間の領域に存在する前記中心軸上の任意の点を中
心として決定される円周上に配置されてなることを特徴
とする。
【0014】また、本発明は、前記視点は、前記区分地
図上の任意の二点を結ぶ直線上に配置され、風景静止画
は、前記直線を一の視点として作成されることを特徴と
する。
図上の任意の二点を結ぶ直線上に配置され、風景静止画
は、前記直線を一の視点として作成されることを特徴と
する。
【0015】また、本発明は、前記視点が前記区分地図
上の任意の二点を結ぶ直線上に配置され、前記配信手段
は、前記風景静止画の一の所定領域を前記直線上に配置
された視点を指示した利用者端末に配信すると共に、前
記一の所定領域の任意の点から前記直線上に配置された
視点までの長さに応じた歪みを形成させて配信すること
を特徴とする。
上の任意の二点を結ぶ直線上に配置され、前記配信手段
は、前記風景静止画の一の所定領域を前記直線上に配置
された視点を指示した利用者端末に配信すると共に、前
記一の所定領域の任意の点から前記直線上に配置された
視点までの長さに応じた歪みを形成させて配信すること
を特徴とする。
【0016】また、本発明は、前記風景静止画は、季節
及び/又は一日の時間帯及び/又は天候及び/又は過去
の風景のうち、少なくとも一の条件に応じて複数形成さ
れてなることを特徴とする。
及び/又は一日の時間帯及び/又は天候及び/又は過去
の風景のうち、少なくとも一の条件に応じて複数形成さ
れてなることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態の地理
空間案内装置につき、図面を参照して説明する。
空間案内装置につき、図面を参照して説明する。
【0018】(実施の形態1)図1は本実施形態の地理
空間案内装置の実施環境を示すシステム構成図である。
図2は、本実施形態の風景静止画を示す図である。図3
は、本実施形態の利用者端末に設けられた表示手段の表
示例を示す図である。図4は、本実施形態の利用者端末
に設けられた表示手段の表示例を示す図である。図1を
参照すると、地理空間案内装置1と利用者端末2とがネ
ットワーク3を介して接続されて構成される。地理空間
案内装置1は、ファイル保持手段4及び配信手段5及び
抽出手段6及び比較手段7から構成される。利用者端末
2は、表示手段8及び入力手段9を有している。
空間案内装置の実施環境を示すシステム構成図である。
図2は、本実施形態の風景静止画を示す図である。図3
は、本実施形態の利用者端末に設けられた表示手段の表
示例を示す図である。図4は、本実施形態の利用者端末
に設けられた表示手段の表示例を示す図である。図1を
参照すると、地理空間案内装置1と利用者端末2とがネ
ットワーク3を介して接続されて構成される。地理空間
案内装置1は、ファイル保持手段4及び配信手段5及び
抽出手段6及び比較手段7から構成される。利用者端末
2は、表示手段8及び入力手段9を有している。
【0019】ここで、ネットワーク3は、例えばインタ
ーネット等を用いたネットワーク4であることが望まし
い。また、ネットワーク3は、地理空間案内装置1と利
用者端末2との間で有線、無線を問わず、情報が伝送さ
れるものであればよい。
ーネット等を用いたネットワーク4であることが望まし
い。また、ネットワーク3は、地理空間案内装置1と利
用者端末2との間で有線、無線を問わず、情報が伝送さ
れるものであればよい。
【0020】ファイル保持手段4は、複数に区分化され
てなる地図10とその地図10上の任意の視点11及び
その視点11における方位に基づいて作成された風景静
止画12とを保持するものである。ここで、視点12と
は撮像した位置を指し、方位とは撮像した方向を指す。
また、地図10はベクターファイルであることが望まし
い。
てなる地図10とその地図10上の任意の視点11及び
その視点11における方位に基づいて作成された風景静
止画12とを保持するものである。ここで、視点12と
は撮像した位置を指し、方位とは撮像した方向を指す。
また、地図10はベクターファイルであることが望まし
い。
【0021】また、ファイル保持手段4は、風景静止画
12中に存在するオブジェクト20上に選択識別子(図
示せず)を配して保持するものである。ここでオブジェ
クト20とは、前記風景静止画中に存在するビル及び商
店及び道路及び商品等の撮像対象物を指す。選択識別子
とは、風景静止画12中のオブジェクト20上に配置さ
れ、利用者に選択されることにより、オブジェクト20
の案内やホームページに画面遷移するハイパーリンク等
を指す。また、選択識別子は、アイコン及びテキストに
より表示されても良い。
12中に存在するオブジェクト20上に選択識別子(図
示せず)を配して保持するものである。ここでオブジェ
クト20とは、前記風景静止画中に存在するビル及び商
店及び道路及び商品等の撮像対象物を指す。選択識別子
とは、風景静止画12中のオブジェクト20上に配置さ
れ、利用者に選択されることにより、オブジェクト20
の案内やホームページに画面遷移するハイパーリンク等
を指す。また、選択識別子は、アイコン及びテキストに
より表示されても良い。
【0022】さらに、ファイル保持手段4は、利用者に
よって指示された一の区分を示す地図(以下、区分地図
13)及び視点11及び方位及び風景静止画12及び風
景静止画12中に存在するオブジェクトに関する音声案
内ファイル14を保持している。区分地図13は、ベク
ターファイルであることが望ましい。その音声案内ファ
イル14は、利用者に13区分地図及び視点11及び方
位及び風景静止画12及び風景静止画12中に存在する
オブジェクトのうち何れかが選択されたことを契機とし
て、利用者端末2に対して配信されるものである。すな
わち、音声案内ファイルは、利用者が選択したオブジェ
クト20を音声により説明・案内するものである。例え
ば、利用者に東京都を示す区分地図が選択されると、
「東京都」という音声を利用者端末2に対して配信され
るものである。利用者が選択したオブジェクトが、例え
ば観光名所等の建物であった場合は、その建物の名称及
びその説明が音声ファイルとして配信されても良い。更
に、音声の種類としては、数カ国語を格納して選択可能
としても良い。
よって指示された一の区分を示す地図(以下、区分地図
13)及び視点11及び方位及び風景静止画12及び風
景静止画12中に存在するオブジェクトに関する音声案
内ファイル14を保持している。区分地図13は、ベク
ターファイルであることが望ましい。その音声案内ファ
イル14は、利用者に13区分地図及び視点11及び方
位及び風景静止画12及び風景静止画12中に存在する
オブジェクトのうち何れかが選択されたことを契機とし
て、利用者端末2に対して配信されるものである。すな
わち、音声案内ファイルは、利用者が選択したオブジェ
クト20を音声により説明・案内するものである。例え
ば、利用者に東京都を示す区分地図が選択されると、
「東京都」という音声を利用者端末2に対して配信され
るものである。利用者が選択したオブジェクトが、例え
ば観光名所等の建物であった場合は、その建物の名称及
びその説明が音声ファイルとして配信されても良い。更
に、音声の種類としては、数カ国語を格納して選択可能
としても良い。
【0023】ここで、風景静止画12は、図3(a)に
示すような区分化された地図10上の任意の視点毎の方
位に基づいて撮像されて作成されたファイルである。例
えば、風景静止画12は、図2(a)に示すように、一
の視点11を基点として全方位を撮像して作成されたも
のである。また、風景静止画12は、図2(b)に示す
ように、一のオブジェクト20、例えば、商店や商品等
を中心点とした円周上に配置された視点11から、その
視点11毎にオブジェクト20を撮像して作成されたも
のであっても良い。この場合、オブジェクトの全方位の
概観が風景静止画12として作成される。さらに、風景
静止画12は、図2(c)に示すように、視点11を視
点11’方向に移動させて連続して形成されたものであ
っても良い。
示すような区分化された地図10上の任意の視点毎の方
位に基づいて撮像されて作成されたファイルである。例
えば、風景静止画12は、図2(a)に示すように、一
の視点11を基点として全方位を撮像して作成されたも
のである。また、風景静止画12は、図2(b)に示す
ように、一のオブジェクト20、例えば、商店や商品等
を中心点とした円周上に配置された視点11から、その
視点11毎にオブジェクト20を撮像して作成されたも
のであっても良い。この場合、オブジェクトの全方位の
概観が風景静止画12として作成される。さらに、風景
静止画12は、図2(c)に示すように、視点11を視
点11’方向に移動させて連続して形成されたものであ
っても良い。
【0024】ここで、地図10又は区分地図13上の任
意の視点11は、この地理空間案内装置1の使用目的に
よって変化させても良く、例えば、利用者端末2が携帯
形として持ち歩かれる場合には、道路上の特徴的な位置
や有名な建物の見える位置及び道路における交差点等の
位置を指す。一方、利用者端末2が自動車搭載される場
合には、自動車の運転の分岐点となる位置(主として大
きな交差点)が選ばれる。
意の視点11は、この地理空間案内装置1の使用目的に
よって変化させても良く、例えば、利用者端末2が携帯
形として持ち歩かれる場合には、道路上の特徴的な位置
や有名な建物の見える位置及び道路における交差点等の
位置を指す。一方、利用者端末2が自動車搭載される場
合には、自動車の運転の分岐点となる位置(主として大
きな交差点)が選ばれる。
【0025】また、区分化とは、日本に関してみれば、
行政区分による例が代表的である。例えば、第一次区分
化……北海道、東北、関東等による区分化、第二次区分
化……関東に関してみれば東京、神奈川、千葉等による
区分化、第三次区分化……東京に関してみれば、千代田
区、港区、品川区等による区分化、第四次区分化……港
区に関してみれば、西新橋、東新橋等による区分化、第
五次区分化……西新橋に関してみれば、1丁目、2丁目
等の区分、これらの区分以外に道路に沿っての区分もあ
りうる。また、道路の種類によっての区分化もありう
る。さらに、行政区分との組合せによる区分もありう
る。加えて、名所旧跡及び緯度経度等をも加味してもよ
い。
行政区分による例が代表的である。例えば、第一次区分
化……北海道、東北、関東等による区分化、第二次区分
化……関東に関してみれば東京、神奈川、千葉等による
区分化、第三次区分化……東京に関してみれば、千代田
区、港区、品川区等による区分化、第四次区分化……港
区に関してみれば、西新橋、東新橋等による区分化、第
五次区分化……西新橋に関してみれば、1丁目、2丁目
等の区分、これらの区分以外に道路に沿っての区分もあ
りうる。また、道路の種類によっての区分化もありう
る。さらに、行政区分との組合せによる区分もありう
る。加えて、名所旧跡及び緯度経度等をも加味してもよ
い。
【0026】配信手段5は、図3(a)に示す地図10
を構成する区分地図13とその区分地図13上の利用者
が指示した視点11を基点として、利用者の指示する方
位方向を中心軸15として任意の角度を形成するベクト
ル16及びベクトル17間の領域(以下、視界18)に
より決定された風景静止画12の所定領域19を表示手
段8に表示可能に配信すると共に、視界18が表示され
た区分地図13と所定領域19とを配信するものであ
る。すなわち、配信手段5は、利用者の指定した視点1
1及び視界18に応じた所定領域19を表示手段8に配
信するものである。ここで、所定領域19は、配信手段
5が風景静止画12を視界18に適合する状態に切り取
ったものである。また、区分地図13とは、第一次区分
化の如き広い地域中の位置と云うよりは、第二次区分化
以降での地図を指す。風景を特定するための位置だから
である。また、中心軸15としてベクトル16及びベク
トル17間で形成される任意の角度は、利用者により決
定されても良い。
を構成する区分地図13とその区分地図13上の利用者
が指示した視点11を基点として、利用者の指示する方
位方向を中心軸15として任意の角度を形成するベクト
ル16及びベクトル17間の領域(以下、視界18)に
より決定された風景静止画12の所定領域19を表示手
段8に表示可能に配信すると共に、視界18が表示され
た区分地図13と所定領域19とを配信するものであ
る。すなわち、配信手段5は、利用者の指定した視点1
1及び視界18に応じた所定領域19を表示手段8に配
信するものである。ここで、所定領域19は、配信手段
5が風景静止画12を視界18に適合する状態に切り取
ったものである。また、区分地図13とは、第一次区分
化の如き広い地域中の位置と云うよりは、第二次区分化
以降での地図を指す。風景を特定するための位置だから
である。また、中心軸15としてベクトル16及びベク
トル17間で形成される任意の角度は、利用者により決
定されても良い。
【0027】また、配信手段5は、利用者が入力手段9
により、視界18の変更位置が指定された場合は、変更
された視界18に適合する所定領域19を利用者端末2
に配信する。逆に、利用者が入力手段9により、所定領
域19上で視界18の変更位置が指定された場合は、変
更された所定領域19に適合する視界18を利用者端末
2に配信する。例えば、図3(b)に示すように、表示
手段8に表示された所定領域19がB方向にドラッグさ
れて所定領域19の変更指定された場合、その動作に伴
って、変更された視界18に適合する所定領域19を配
信すると共に、表示手段8に表示された区分地図13上
の視界18を前記変更分だけA方向に回転させるように
する。また、利用者が入力手段9により、区分地図13
上に表示された視界18をA方向に回転させる場合にあ
っては、その動作に伴って、所定領域19をB方向に移
動させる。
により、視界18の変更位置が指定された場合は、変更
された視界18に適合する所定領域19を利用者端末2
に配信する。逆に、利用者が入力手段9により、所定領
域19上で視界18の変更位置が指定された場合は、変
更された所定領域19に適合する視界18を利用者端末
2に配信する。例えば、図3(b)に示すように、表示
手段8に表示された所定領域19がB方向にドラッグさ
れて所定領域19の変更指定された場合、その動作に伴
って、変更された視界18に適合する所定領域19を配
信すると共に、表示手段8に表示された区分地図13上
の視界18を前記変更分だけA方向に回転させるように
する。また、利用者が入力手段9により、区分地図13
上に表示された視界18をA方向に回転させる場合にあ
っては、その動作に伴って、所定領域19をB方向に移
動させる。
【0028】また、配信手段5は、図4(a)に示すよ
うに、利用者が入力手段9により、視点11の変更位置
を指定された場合は、変更された視点11’及び変更前
の視点11で形成される直線に平行に視界18を移動さ
せることにより視界18の変更を行い、変更後の視界1
8’に適合するように所定領域19をB方向に画面遷移
して配信しても良い。また、配信手段5は、図4(b)
に示すように、視点11が利用者の入力手段9により変
更された場合に、同一の所定領域19を変更後の視点1
1’を基点とした視界18、すなわち、変更前と異なる
角度から見た景観を示す所定領域(図示せず)として、
配信しても良い。この場合の異なる角度から見た景観を
示す所定領域は、変更前の所定領域19上の任意の点か
ら変更前の視点11までの距離と変更後の所定領域上の
任意の点から変更前の視点11までの距離とが異なるこ
とから、遠近感を異ならせるために歪みが形成される。
うに、利用者が入力手段9により、視点11の変更位置
を指定された場合は、変更された視点11’及び変更前
の視点11で形成される直線に平行に視界18を移動さ
せることにより視界18の変更を行い、変更後の視界1
8’に適合するように所定領域19をB方向に画面遷移
して配信しても良い。また、配信手段5は、図4(b)
に示すように、視点11が利用者の入力手段9により変
更された場合に、同一の所定領域19を変更後の視点1
1’を基点とした視界18、すなわち、変更前と異なる
角度から見た景観を示す所定領域(図示せず)として、
配信しても良い。この場合の異なる角度から見た景観を
示す所定領域は、変更前の所定領域19上の任意の点か
ら変更前の視点11までの距離と変更後の所定領域上の
任意の点から変更前の視点11までの距離とが異なるこ
とから、遠近感を異ならせるために歪みが形成される。
【0029】抽出手段6は、利用者によって指定された
視点11及びその視点11における方位及び視点11か
らの距離に基づいて、視界18が含む領域を特定し、そ
の視界18内に存在するオブジェクト20を抽出するも
のである。ここで距離とは、ベクトル16及びベクトル
17の長さ、又は中心軸15の長さにより規定される。
すなわち、抽出手段6は、利用者に視点11及びその視
点における方位及びその視点11からの距離を条件とし
て指定されることにより、指定された視界18内に存在
するオブジェクト20を抽出する。ここで、利用者が指
定する条件は、入力手段9により、表示手段8に表示さ
れた区分地図13上の視界18をドラッグ等により拡大
又は縮小して入力されても良い。また、入力手段9によ
り、文字入力可能することができるフォーム(図示せ
ず)を配信手段5が配信することにより条件入力が行わ
れても良い。
視点11及びその視点11における方位及び視点11か
らの距離に基づいて、視界18が含む領域を特定し、そ
の視界18内に存在するオブジェクト20を抽出するも
のである。ここで距離とは、ベクトル16及びベクトル
17の長さ、又は中心軸15の長さにより規定される。
すなわち、抽出手段6は、利用者に視点11及びその視
点における方位及びその視点11からの距離を条件とし
て指定されることにより、指定された視界18内に存在
するオブジェクト20を抽出する。ここで、利用者が指
定する条件は、入力手段9により、表示手段8に表示さ
れた区分地図13上の視界18をドラッグ等により拡大
又は縮小して入力されても良い。また、入力手段9によ
り、文字入力可能することができるフォーム(図示せ
ず)を配信手段5が配信することにより条件入力が行わ
れても良い。
【0030】比較手段7は、抽出手段6によって抽出さ
れた視界18内に存在するオブジェクトと利用者が指定
した検索条件とを比較するものである。ここで、利用者
が指定した検索条件とは、例えば、視点及びその視点に
おける方位及び前記視点からの距離及びオブジェクト2
0の分類又は種類又は名称等の属性を指す。すなわち、
比較手段7は、抽出手段によって抽出された視界18内
に存在するすべてのオブジェクト20を絞り込むもので
ある。この比較手段7により絞り込まれた比較結果は、
配信手段5により利用者端末2に配信される。ここで、
配信手段5は、表示手段8に表示された区分地図13及
び/又は所定領域19上に比較結果をアイコンやテキス
トによって表示可能に配信しても良い。また、前記比較
結果は、プルダウンメニューによって区分地図13及び
/又は所定領域19上にテキスト表示されても良い。
れた視界18内に存在するオブジェクトと利用者が指定
した検索条件とを比較するものである。ここで、利用者
が指定した検索条件とは、例えば、視点及びその視点に
おける方位及び前記視点からの距離及びオブジェクト2
0の分類又は種類又は名称等の属性を指す。すなわち、
比較手段7は、抽出手段によって抽出された視界18内
に存在するすべてのオブジェクト20を絞り込むもので
ある。この比較手段7により絞り込まれた比較結果は、
配信手段5により利用者端末2に配信される。ここで、
配信手段5は、表示手段8に表示された区分地図13及
び/又は所定領域19上に比較結果をアイコンやテキス
トによって表示可能に配信しても良い。また、前記比較
結果は、プルダウンメニューによって区分地図13及び
/又は所定領域19上にテキスト表示されても良い。
【0031】また、抽出手段6及び比較手段7は、オブ
ジェクト20の特定を点データ、線データ及び視界18
に含まれる閉図形データを検索出力するものである。点
データとは、図5(a)に示すように、一定範囲を有す
る視界18内に存在するオブジェクトの中心点を指す。
また、無限遠のオブジェクト20についても視界18を
形成するベクトル16及びベクトル17により形成され
る角度範囲内に存在するものを内点計算により検索する
ことができるようにしても良い。線データとは、図5
(b)に示すように、視界18内に存在する道路等の線
で表されるオブジェクト20の線分の交点を求めて最短
距離の線分が計算されて特定されたものである。一定距
離を超えた範囲の線を対象外とすることもできる。閉図
形データとは、図5(c)に示すように、視界18内に
存在する建物等のオブジェクト20の線分の交点を求め
て最短距離の線分が計算されて特定されたものである。
一定距離を超えた範囲の線を対象外とすることもでき
る。
ジェクト20の特定を点データ、線データ及び視界18
に含まれる閉図形データを検索出力するものである。点
データとは、図5(a)に示すように、一定範囲を有す
る視界18内に存在するオブジェクトの中心点を指す。
また、無限遠のオブジェクト20についても視界18を
形成するベクトル16及びベクトル17により形成され
る角度範囲内に存在するものを内点計算により検索する
ことができるようにしても良い。線データとは、図5
(b)に示すように、視界18内に存在する道路等の線
で表されるオブジェクト20の線分の交点を求めて最短
距離の線分が計算されて特定されたものである。一定距
離を超えた範囲の線を対象外とすることもできる。閉図
形データとは、図5(c)に示すように、視界18内に
存在する建物等のオブジェクト20の線分の交点を求め
て最短距離の線分が計算されて特定されたものである。
一定距離を超えた範囲の線を対象外とすることもでき
る。
【0032】また、利用者端末2は、利用者が用いる端
末であって、ネットワーク3を介して地理空間案内装置
1が配信するHTML(HyperText Markup Language)
及び/又はcHTML(compact HyperText Markup Lan
guage)ファイル及び/又はJAVA(登録商標)アプ
レット等を表示及び動作可能を可能とするWWW(Worl
d Wide Web)ブラウザ等の手段を有している。また、利
用者端末2は、インターネット等のネットワーク4に接
続可能なパーソナルコンピュータ及び携帯電話及びPD
A(Personal Digital Assistant)及びモバイルコンピ
ュータ及び家庭用ゲーム機器等の端末である。
末であって、ネットワーク3を介して地理空間案内装置
1が配信するHTML(HyperText Markup Language)
及び/又はcHTML(compact HyperText Markup Lan
guage)ファイル及び/又はJAVA(登録商標)アプ
レット等を表示及び動作可能を可能とするWWW(Worl
d Wide Web)ブラウザ等の手段を有している。また、利
用者端末2は、インターネット等のネットワーク4に接
続可能なパーソナルコンピュータ及び携帯電話及びPD
A(Personal Digital Assistant)及びモバイルコンピ
ュータ及び家庭用ゲーム機器等の端末である。
【0033】入力手段9は、地理空間案内装置1から受
信したデータに応答するためのものであって、地理空間
案内装置1に対して指示を与えるためのものである。ま
た、入力手段9は、地理空間案内装置1から配信される
風景静止画12の見たい方向や移動したい方向を指示す
るための手段でもある。例えば、入力手段9は、キーボ
ード及びマウス及び携帯電話の押しボタン等が該当す
る。また、入力手段9は、利用者によって区分地図13
の特定化、及び視点11及び視界18の特定化のために
使用する。
信したデータに応答するためのものであって、地理空間
案内装置1に対して指示を与えるためのものである。ま
た、入力手段9は、地理空間案内装置1から配信される
風景静止画12の見たい方向や移動したい方向を指示す
るための手段でもある。例えば、入力手段9は、キーボ
ード及びマウス及び携帯電話の押しボタン等が該当す
る。また、入力手段9は、利用者によって区分地図13
の特定化、及び視点11及び視界18の特定化のために
使用する。
【0034】表示手段8は、液晶画面及びCRT等、地
理空間案内装置1から受信した情報を表示するためのも
のである。地理空間案内装置1から受信した情報は、例
えば、配信手段5によって、表示手段8上の画面表示
が、図3(b)及び図4(a)及び図4(b)に示すよ
うに、マルチウィンド化され、区分地図13及び所定領
域19が表示手段8上に区分されて表示される。また、
表示手段8の表示枠には、例えば、緯度経度、方角、高
度及び仰角等が表示されても良い。また、表示手段8に
は、入力手段9で指示された区分地図13をファイル保
持手段4から受信して表示用に一時ラッチするためのメ
モリ(図示せず)を含む構成とする。また、そのメモリ
は、地理空間案内装置1から受信した風景静止画12
を、所定領域19を表示するために一時ラッチする。
理空間案内装置1から受信した情報を表示するためのも
のである。地理空間案内装置1から受信した情報は、例
えば、配信手段5によって、表示手段8上の画面表示
が、図3(b)及び図4(a)及び図4(b)に示すよ
うに、マルチウィンド化され、区分地図13及び所定領
域19が表示手段8上に区分されて表示される。また、
表示手段8の表示枠には、例えば、緯度経度、方角、高
度及び仰角等が表示されても良い。また、表示手段8に
は、入力手段9で指示された区分地図13をファイル保
持手段4から受信して表示用に一時ラッチするためのメ
モリ(図示せず)を含む構成とする。また、そのメモリ
は、地理空間案内装置1から受信した風景静止画12
を、所定領域19を表示するために一時ラッチする。
【0035】次に、本実施形態の地理空間案内装置及び
地理空間案内方法の動作につき図面を参照して説明す
る。また、地理空間案内装置1から受信した情報は、表
示手段8に表示されるものとする。まず、利用者端末2
に対して、利用者が指定した視点11及び視界18にお
ける所定領域及びその所定領域に対応する区分地図13
を地理空間案内装置1が送信する動作につき、図6を参
照して説明する。 (ステップ1)利用者は利用者端末2から、地理空間案
内装置1にアクセスし、地理区間案内装置1から地図1
0を受信する。 (ステップ2)利用者は、受信した地図10上に表示さ
れた区分から、風景静止画の閲覧又はオブジェクトの検
索を希望する区分を選択し、選択した区分を地理空間案
内装置1に対して利用者端末2から送信する。かかる送
信は、利用者が前記区分を選択したことを契機として行
われる。 (ステップ3)地理空間案内装置1は、利用者に選択さ
れた区分に対応する区分地図13をファイル保持手段4
から読み出し、読み出された区分地図13を配信手段5
によって利用者端末2に送信する。 (ステップ4)利用者は、利用者端末2が受信した区分
地図13を参照して、その区分地図13上に表示されて
いる複数の視点の中から特定の視点11を選択すると共
に、その視点11における視界18の方位を選択する。
その選択動作により、視点11及び視界18の方位が特
定され、その視点11及び視界18の方位を利用者が指
定した視点11及び視界18の方位として地理空間案内
装置1に送信される。
地理空間案内方法の動作につき図面を参照して説明す
る。また、地理空間案内装置1から受信した情報は、表
示手段8に表示されるものとする。まず、利用者端末2
に対して、利用者が指定した視点11及び視界18にお
ける所定領域及びその所定領域に対応する区分地図13
を地理空間案内装置1が送信する動作につき、図6を参
照して説明する。 (ステップ1)利用者は利用者端末2から、地理空間案
内装置1にアクセスし、地理区間案内装置1から地図1
0を受信する。 (ステップ2)利用者は、受信した地図10上に表示さ
れた区分から、風景静止画の閲覧又はオブジェクトの検
索を希望する区分を選択し、選択した区分を地理空間案
内装置1に対して利用者端末2から送信する。かかる送
信は、利用者が前記区分を選択したことを契機として行
われる。 (ステップ3)地理空間案内装置1は、利用者に選択さ
れた区分に対応する区分地図13をファイル保持手段4
から読み出し、読み出された区分地図13を配信手段5
によって利用者端末2に送信する。 (ステップ4)利用者は、利用者端末2が受信した区分
地図13を参照して、その区分地図13上に表示されて
いる複数の視点の中から特定の視点11を選択すると共
に、その視点11における視界18の方位を選択する。
その選択動作により、視点11及び視界18の方位が特
定され、その視点11及び視界18の方位を利用者が指
定した視点11及び視界18の方位として地理空間案内
装置1に送信される。
【0036】(ステップ5)地理空間案内装置1は、視
点11及びその視点における視界18の方位を受信した
後、利用者端末2に送信した区分地図13から利用者が
指定した視点11を検索する。次に、その視点11を基
点とした視界18を利用者が指定した方位を検索し、そ
の視界18の方位に対応する風景静止画12の所定領域
19をファイル保持手段4から読み出す。次に、配信手
段5は、利用者が指定した視点における方位を中心軸と
した視界18を区分地図13上に配置すると共に、その
視界18に対応する所定領域19を、利用者端末2の表
示手段8に区分表示を可能にせしめるように情報処理し
て配信する。 (ステップ6)利用者は、利用者端末2に視界18が表
示された区分地図とその視界18に対応する所定領域1
9とが受信されたことにより、表示手段8に区分表示さ
れた区分地図13及び所定領域19を参照する。ここ
で、図7に示すように、利用者が、表示手段8に表示さ
れた所定領域19内のビル等のオブジェクト20に配さ
れた選択識別子を選択すると、ビル20に関するホーム
ページにジャンプすることができるようにしても良い。
また、オブジェクトに配された選択識別子を選択するこ
とにより、そのオブジェクト20、例えばビル内部の風
景静止画12の所定領域19を地理空間案内装置1から
受信し、閲覧することを可能にしても良い。さらに、ビ
ル20内の物品を利用者が選択したことを契機として、
その物品の全方位の概観を内容とする風景静止画12の
所定領域19を地理空間案内装置1から受信し、閲覧す
ることを可能にしても良い。
点11及びその視点における視界18の方位を受信した
後、利用者端末2に送信した区分地図13から利用者が
指定した視点11を検索する。次に、その視点11を基
点とした視界18を利用者が指定した方位を検索し、そ
の視界18の方位に対応する風景静止画12の所定領域
19をファイル保持手段4から読み出す。次に、配信手
段5は、利用者が指定した視点における方位を中心軸と
した視界18を区分地図13上に配置すると共に、その
視界18に対応する所定領域19を、利用者端末2の表
示手段8に区分表示を可能にせしめるように情報処理し
て配信する。 (ステップ6)利用者は、利用者端末2に視界18が表
示された区分地図とその視界18に対応する所定領域1
9とが受信されたことにより、表示手段8に区分表示さ
れた区分地図13及び所定領域19を参照する。ここ
で、図7に示すように、利用者が、表示手段8に表示さ
れた所定領域19内のビル等のオブジェクト20に配さ
れた選択識別子を選択すると、ビル20に関するホーム
ページにジャンプすることができるようにしても良い。
また、オブジェクトに配された選択識別子を選択するこ
とにより、そのオブジェクト20、例えばビル内部の風
景静止画12の所定領域19を地理空間案内装置1から
受信し、閲覧することを可能にしても良い。さらに、ビ
ル20内の物品を利用者が選択したことを契機として、
その物品の全方位の概観を内容とする風景静止画12の
所定領域19を地理空間案内装置1から受信し、閲覧す
ることを可能にしても良い。
【0037】次に、表示手段8に区分表示された区分地
図13及び所定領域19にあって、利用者が入力手段9
により、所定領域19上で視界18の変更位置を行う場
合の動作につき、図3(b)及び図8を参照して説明す
る。また、視界18の基点となる視点11は変更されな
いものとする。 (ステップ7)まず、利用者は、表示手段8に表示され
た所定領域19が、入力手段9により、B方向に移動指
示されて所定領域19の変更指定を行う。ここで、利用
者は、所定領域19をB方向に任意の距離分移動指示す
る。所定領域の変更指定動作を契機として、その移動距
離及び方位が地理空間案内装置1に送信される。 (ステップ8)利用者に指定された移動距離を受信し、
変更された視界18の方位及び前記任意の距離を受信し
た地理空間案内装置1は、配信手段5により、変更され
た方位及び前記任意の距離に適合する視界18及び所定
領域19を利用者端末2に配信する。ここでは、変更開
始時点の視界18及び所定領域19から変更終了時点の
視界18及び所定領域19までの情報を連続して利用者
端末2に配信する。 (ステップ9)変更開始時点の視界18及び所定領域1
9から変更終了時点の視界18及び所定領域19までの
情報を受信した利用者端末2の表示手段8には、所定領
域19の変更指示に伴って、区分地図13上に表示され
た視界18が回動するように表示される。
図13及び所定領域19にあって、利用者が入力手段9
により、所定領域19上で視界18の変更位置を行う場
合の動作につき、図3(b)及び図8を参照して説明す
る。また、視界18の基点となる視点11は変更されな
いものとする。 (ステップ7)まず、利用者は、表示手段8に表示され
た所定領域19が、入力手段9により、B方向に移動指
示されて所定領域19の変更指定を行う。ここで、利用
者は、所定領域19をB方向に任意の距離分移動指示す
る。所定領域の変更指定動作を契機として、その移動距
離及び方位が地理空間案内装置1に送信される。 (ステップ8)利用者に指定された移動距離を受信し、
変更された視界18の方位及び前記任意の距離を受信し
た地理空間案内装置1は、配信手段5により、変更され
た方位及び前記任意の距離に適合する視界18及び所定
領域19を利用者端末2に配信する。ここでは、変更開
始時点の視界18及び所定領域19から変更終了時点の
視界18及び所定領域19までの情報を連続して利用者
端末2に配信する。 (ステップ9)変更開始時点の視界18及び所定領域1
9から変更終了時点の視界18及び所定領域19までの
情報を受信した利用者端末2の表示手段8には、所定領
域19の変更指示に伴って、区分地図13上に表示され
た視界18が回動するように表示される。
【0038】次に、表示手段8に区分表示された区分地
図13及び所定領域19にあって、利用者が入力手段9
により、所定領域19が、区分地図13上に表示された
視界18の方位の変更により、移動する場合の動作につ
き図3(b)及び図8を参照して説明する。また、視界
18の基点となる視点11は変更されないものとする。 (ステップ10)まず、利用者が入力手段9により、区
分地図13上に表示された視界18をA方向に任意の距
離分回転指示する。その回転指示を行ったことを契機と
して、地理空間案内装置1に方向Aと移動距離とが送信
される。 (ステップ11)利用者端末2から方向Aと移動距離と
を受信した地理空間案内装置1は、所定領域19をB方
向に移動させる。ここでは、変更開始時点の視界18及
び所定領域19から変更終了時点の視界18及び所定領
域19までの情報を連続して利用者端末2に配信する。 (ステップ12)変更開始時点の視界18及び所定領域
19から変更終了時点の視界18及び所定領域19まで
の情報を受信した利用者端末2の表示手段8には、区分
地図13上に表示された視界18の回動に伴って、所定
領域19が変更されるように表示される。
図13及び所定領域19にあって、利用者が入力手段9
により、所定領域19が、区分地図13上に表示された
視界18の方位の変更により、移動する場合の動作につ
き図3(b)及び図8を参照して説明する。また、視界
18の基点となる視点11は変更されないものとする。 (ステップ10)まず、利用者が入力手段9により、区
分地図13上に表示された視界18をA方向に任意の距
離分回転指示する。その回転指示を行ったことを契機と
して、地理空間案内装置1に方向Aと移動距離とが送信
される。 (ステップ11)利用者端末2から方向Aと移動距離と
を受信した地理空間案内装置1は、所定領域19をB方
向に移動させる。ここでは、変更開始時点の視界18及
び所定領域19から変更終了時点の視界18及び所定領
域19までの情報を連続して利用者端末2に配信する。 (ステップ12)変更開始時点の視界18及び所定領域
19から変更終了時点の視界18及び所定領域19まで
の情報を受信した利用者端末2の表示手段8には、区分
地図13上に表示された視界18の回動に伴って、所定
領域19が変更されるように表示される。
【0039】次に、表示手段8に表示された区分地図1
3の視野18内に含まれるオブジェクトを検索する動作
につき図5及び図9及び図10を参照して説明する。 (ステップ13)まず、利用者は視点11及びその視点
11における視界18の方位及び視点11からの距離及
び検索を希望するオブジェクト20の名称を入力手段9
により入力して、検索条件として地理空間案内装置1に
送信する。 (ステップ14)検索条件を受信した地理空間案内装置
1は、まず抽出手段6により利用者によって指定された
視点11及びその視点11における視界18の方位及び
視点11からの距離に基づいて、ベクトル16及びベク
トル17により形成される領域を特定し、その領域内に
存在するオブジェクト20のすべてを抽出する。すなわ
ち、図10の区分地図13上に示した所定領域19を超
えて、オブジェクト20の検索を行うことができる。次
に、抽出手段6により抽出されたオブジェクト20と受
信した検索条件のうち、オブジェクト20の名称とを比
較手段7により比較して、抽出手段6により抽出された
オブジェクト20を絞り込む。次に、配信手段5によ
り、絞り込んだオブジェクト20をアイコン化又はテキ
スト化し、アイコン化又はテキスト化されたオブジェク
ト20を比較結果21として区分地図13及び所定領域
19上に配置して利用者端末2に送信する。また、配信
手段5は、比較結果21上に選択識別子を配して送信す
る。 (ステップ15)比較結果21を受信した利用者端末2
の表示手段8には、図10に示すように、比較結果21
が表示された区分地図13及び所定領域19が表示され
る。ここで、所定領域19上に表示される比較結果21
は、所定領域19に表示されていないオブジェクト20
であっても、アイコン又はテキストにより表示される。
また、所定領域19内に表示されたオブジェクト20に
ついて検索する場合は、そのオブジェクト20を入力手
段9により指定することで検索を実行しても良い。例え
ば、所定領域19内に表示されたオブジェクト20を検
索条件とすると、そのオブジェクト20がビルである場
合は、そのビルの中に存在する商店等を比較結果として
表示しても良い。また、利用者が、比較結果21上に配
された選択識別子を選択すると、比較結果21に関する
ホームページ又は案内情報に画面遷移する。
3の視野18内に含まれるオブジェクトを検索する動作
につき図5及び図9及び図10を参照して説明する。 (ステップ13)まず、利用者は視点11及びその視点
11における視界18の方位及び視点11からの距離及
び検索を希望するオブジェクト20の名称を入力手段9
により入力して、検索条件として地理空間案内装置1に
送信する。 (ステップ14)検索条件を受信した地理空間案内装置
1は、まず抽出手段6により利用者によって指定された
視点11及びその視点11における視界18の方位及び
視点11からの距離に基づいて、ベクトル16及びベク
トル17により形成される領域を特定し、その領域内に
存在するオブジェクト20のすべてを抽出する。すなわ
ち、図10の区分地図13上に示した所定領域19を超
えて、オブジェクト20の検索を行うことができる。次
に、抽出手段6により抽出されたオブジェクト20と受
信した検索条件のうち、オブジェクト20の名称とを比
較手段7により比較して、抽出手段6により抽出された
オブジェクト20を絞り込む。次に、配信手段5によ
り、絞り込んだオブジェクト20をアイコン化又はテキ
スト化し、アイコン化又はテキスト化されたオブジェク
ト20を比較結果21として区分地図13及び所定領域
19上に配置して利用者端末2に送信する。また、配信
手段5は、比較結果21上に選択識別子を配して送信す
る。 (ステップ15)比較結果21を受信した利用者端末2
の表示手段8には、図10に示すように、比較結果21
が表示された区分地図13及び所定領域19が表示され
る。ここで、所定領域19上に表示される比較結果21
は、所定領域19に表示されていないオブジェクト20
であっても、アイコン又はテキストにより表示される。
また、所定領域19内に表示されたオブジェクト20に
ついて検索する場合は、そのオブジェクト20を入力手
段9により指定することで検索を実行しても良い。例え
ば、所定領域19内に表示されたオブジェクト20を検
索条件とすると、そのオブジェクト20がビルである場
合は、そのビルの中に存在する商店等を比較結果として
表示しても良い。また、利用者が、比較結果21上に配
された選択識別子を選択すると、比較結果21に関する
ホームページ又は案内情報に画面遷移する。
【0040】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2の地理空間案内装置につき、図面を参照して説明す
る。本実施形態の地理空間案内装置は、実施の形態1と
は配信手段5が異なり、利用者が指定した区分地図13
と、その区分地図13上の利用者が指示した視点11に
おける風景静止画12と、利用者が指定した視点11を
基点として、利用者の指示する方位方向を中心軸15と
して任意の角度を形成するベクトル16及びベクトル1
7間の領域(以下、視界18)により風景静止画12の
所定領域19を決定して表示手段8に表示するための所
定領域決定手段(図示せず)とを利用者端末2に配信す
る。すなわち、利用者端末2は、予め地理空間案内装置
1から受信した所定領域決定手段により、利用者自身の
指定した視点11及び視界18に応じた所定領域19と
その所定領域19に対応する視界18が表示された区分
地図13とを利用者端末2の操作のみにより表示手段8
に表示することができる。具体的には、利用者端末2の
メモリに一時ラッチされている区分地図13と風景静止
画12とを前記所定領域決定手段により加工することに
より、表示手段8に所定領域19及びその所定領域19
に対応する視界18が表示された区分地図13を表示す
る。逆に、配信手段5は、利用者端末2から受信する視
点11及び視界18の方位等の指定を受信する度に、そ
の指定に応じた所定領域19及びその所定領域19に対
応する区分地図を送信する必要がなくなる。所定領域決
定手段は、JAVAアプレット等の言語で記述されるも
のである。
態2の地理空間案内装置につき、図面を参照して説明す
る。本実施形態の地理空間案内装置は、実施の形態1と
は配信手段5が異なり、利用者が指定した区分地図13
と、その区分地図13上の利用者が指示した視点11に
おける風景静止画12と、利用者が指定した視点11を
基点として、利用者の指示する方位方向を中心軸15と
して任意の角度を形成するベクトル16及びベクトル1
7間の領域(以下、視界18)により風景静止画12の
所定領域19を決定して表示手段8に表示するための所
定領域決定手段(図示せず)とを利用者端末2に配信す
る。すなわち、利用者端末2は、予め地理空間案内装置
1から受信した所定領域決定手段により、利用者自身の
指定した視点11及び視界18に応じた所定領域19と
その所定領域19に対応する視界18が表示された区分
地図13とを利用者端末2の操作のみにより表示手段8
に表示することができる。具体的には、利用者端末2の
メモリに一時ラッチされている区分地図13と風景静止
画12とを前記所定領域決定手段により加工することに
より、表示手段8に所定領域19及びその所定領域19
に対応する視界18が表示された区分地図13を表示す
る。逆に、配信手段5は、利用者端末2から受信する視
点11及び視界18の方位等の指定を受信する度に、そ
の指定に応じた所定領域19及びその所定領域19に対
応する区分地図を送信する必要がなくなる。所定領域決
定手段は、JAVAアプレット等の言語で記述されるも
のである。
【0041】(実施の形態3)以下に、本発明の実施の
形態2につき、図面を参照して説明する。 (1)風景静止画の種類、すなわち、風景は春、夏、
秋、冬の各季節によって変化することがある。特に樹木
をその一部に含むような場合には、落葉や新緑によって
風景が変化する。更に、一日の中でも、昼と夜とでは明
暗が異なる。加えて、一日の中でも、天候によって風景
が変化する。従って、風景静止画をファイルするに当た
っては、位置、視界の他に季節及び天候及び一日の時間
帯等をパラメータとして作成しファイル化することが好
ましい。この場合、一日の時間帯については、夜の画像
は昼の画像を処理(明度処理等)して得ることが可能で
ある。又、表示色はカラー、白黒どちらでもよく、白黒
であれば、それ程多くのパラメータによる風景静止画の
入力は必要でない。 (2)入力される風景静止画は、写真、絵のどちらでも
よい。また、入力される風景静止画は、電子的に合成し
たものでもよい。ここで、現実には存在しない電子的に
合成された風景静止画が入力された場合、入力された風
景静止画の所定の位置にインターネット上にて商取引を
行うバーチャル店舗を置するとともに、そのバーチャル
店舗が配置された所定の位置に、ハイパー画面遷移等を
設定することにより、そのバーチャル店舗のホームペー
ジにジャンプするようにしても良い。 (7)固定形の道案内装置(いわゆる案内掲示板)……
従来の掲示板に換わって、風景をも併せて表示可能な電
子掲示板を提供できる。 (8)本発明の地理空間案内装置1は、自動車に搭載さ
れたナビゲーションシステムとしても良く、ハードウェ
ア又はソフトウェアとして利用者端末2自身に組み込ま
れるものであっても良い。
形態2につき、図面を参照して説明する。 (1)風景静止画の種類、すなわち、風景は春、夏、
秋、冬の各季節によって変化することがある。特に樹木
をその一部に含むような場合には、落葉や新緑によって
風景が変化する。更に、一日の中でも、昼と夜とでは明
暗が異なる。加えて、一日の中でも、天候によって風景
が変化する。従って、風景静止画をファイルするに当た
っては、位置、視界の他に季節及び天候及び一日の時間
帯等をパラメータとして作成しファイル化することが好
ましい。この場合、一日の時間帯については、夜の画像
は昼の画像を処理(明度処理等)して得ることが可能で
ある。又、表示色はカラー、白黒どちらでもよく、白黒
であれば、それ程多くのパラメータによる風景静止画の
入力は必要でない。 (2)入力される風景静止画は、写真、絵のどちらでも
よい。また、入力される風景静止画は、電子的に合成し
たものでもよい。ここで、現実には存在しない電子的に
合成された風景静止画が入力された場合、入力された風
景静止画の所定の位置にインターネット上にて商取引を
行うバーチャル店舗を置するとともに、そのバーチャル
店舗が配置された所定の位置に、ハイパー画面遷移等を
設定することにより、そのバーチャル店舗のホームペー
ジにジャンプするようにしても良い。 (7)固定形の道案内装置(いわゆる案内掲示板)……
従来の掲示板に換わって、風景をも併せて表示可能な電
子掲示板を提供できる。 (8)本発明の地理空間案内装置1は、自動車に搭載さ
れたナビゲーションシステムとしても良く、ハードウェ
ア又はソフトウェアとして利用者端末2自身に組み込ま
れるものであっても良い。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、区分地図中での現在位
置又は現在位置に近接する位置を指示することで、風景
静止画が表示器10に表示され、使用者(歩行者や自動
車運転者)は、その表示内容と現実の自己の視界でみた
風景とが一致していれば現在位置が確認できる。不一致
であれば、視覚上での現在位置は地図上での現在位置で
ないことになり、進行方向の訂正等を行う。逆に指示位
置が間違っている場合には、指示位置を更新させて一致
する風景があれば、その一致する風景位置が視覚上での
現在位置と確認できる。また、地理空間上に存在するオ
ブジェクトを検索可能としたことにより、たどり着きた
いオブジェクトの方向を簡単に把握することができる。
置又は現在位置に近接する位置を指示することで、風景
静止画が表示器10に表示され、使用者(歩行者や自動
車運転者)は、その表示内容と現実の自己の視界でみた
風景とが一致していれば現在位置が確認できる。不一致
であれば、視覚上での現在位置は地図上での現在位置で
ないことになり、進行方向の訂正等を行う。逆に指示位
置が間違っている場合には、指示位置を更新させて一致
する風景があれば、その一致する風景位置が視覚上での
現在位置と確認できる。また、地理空間上に存在するオ
ブジェクトを検索可能としたことにより、たどり着きた
いオブジェクトの方向を簡単に把握することができる。
【図1】本発明の実施の形態1地理空間案内装置の実施
例図
例図
【図2】本発明の実施の形態1の地理空間案内装置に保
持される風景静止画の態様を示す図
持される風景静止画の態様を示す図
【図3】本発明の実施の形態1の区分地図及び所定領域
の表示例図
の表示例図
【図4】本発明の実施の形態1の区分地図及び所定領域
の表示例図
の表示例図
【図5】本発明の実施の形態1の地理空間案内装置の検
索態様を示す図
索態様を示す図
【図6】本発明の実施の形態1の地理空間案内装置の動
作を示す図
作を示す図
【図7】本発明の実施の形態1の区分地図及び所定領域
の表示例図
の表示例図
【図8】本発明の実施の形態1の地理空間案内装置の動
作を示す図
作を示す図
【図9】本発明の実施の形態1の地理空間案内装置の検
索動作を示す図
索動作を示す図
【図10】本発明の実施の形態1の比較結果の表示例図
1 地理空間案内装置 2 利用者端末 3 ネットワーク 4 ファイル保持手段 5 配信手段 6 抽出手段 7 比較手段 8 表示手段 9 入力手段 10 地図 11 視点 11’視点 12 風景静止画 13 区分地図 14 音声ファイル 15 中心軸 16 ベクトル 17 ベクトル 18 視界 19 所定領域 20 オブジェクト 21 比較結果
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09B 29/00 G09B 29/00 Z
Claims (9)
- 【請求項1】利用者が所持し、表示手段を有する利用者
端末に接続され、複数に区分化されてなる地図とその地
図上の任意の視点及び係る視点における方位に基づいて
作成された風景静止画とを保持するファイル保持手段
と、利用者によって指示された一の区分を示す地図(以
下、区分地図)とその区分地図上の視点及び方位に基づ
いて決定された前記風景静止画の所定領域を前記表示手
段に表示可能に配信する配信手段とを有する地理空間案
内装置であって、前記風景静止画の所定領域は、利用者
が指示した前記視点を基点として、利用者の指示する方
位方向を中心軸として任意の角度を形成する二のベクト
ル間の領域により決定され、前記配信手段は、前記二の
ベクトル間の領域が表示された区分地図と風景静止画の
所定領域とを配信することを特徴とする地理空間案内装
置。 - 【請求項2】前記ファイル保持手段は、前記風景静止画
中に存在するオブジェクト上に選択識別子を配して保持
し、前記配信手段は、利用者端末により前記選択識別子
が選択されたことを契機として、選択された前記選択識
別子に対応するオブジェクトに関する案内及びホームペ
ージのうち少なくとも一を、前記選択識別子を選択した
利用者端末に配信することを特徴とする請求項1又は請
求項2に記載の地理空間案内装置。 - 【請求項3】前記ファイル保持手段は、前記区分地図及
び前記視点及び前記方位及び前記風景静止画及び前記風
景静止画中に存在するオブジェクトのうち、少なくとも
一に関する音声案内ファイルを保持し、前記配信手段
は、利用者端末により指示された前記区分地図及び前記
視点及び前記方位及び前記風景静止画及び前記風景静止
画中のうち、少なくとも一に関する音声案内ファイルを
配信することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
の地理空間案内装置。 - 【請求項4】前記ファイル保持手段は、区分地図上に仮
想店舗又は仮想商店街を配して保持すると共に、電子的
に合成されてオブジェクトとして表示される仮想店舗又
は仮想商店街に関する前記風景静止画を保持することを
特徴とする請求項1乃至請求項3のうち何れか一に記載
の地理空間案内装置。 - 【請求項5】利用者によって指定された位置及びその位
置における方位及び前記位置からの距離に基づいて、前
記二のベクトル間の領域を特定し、その二のベクトル間
の領域内に存在するオブジェクトを抽出する抽出手段
と、係る抽出手段によって抽出されたオブジェクトと利
用者が指定した条件とを比較する比較手段とを有し、前
記配信手段は、比較結果を前記区分地図及び風景静止画
の所定領域内に配置して配信することを特徴とする請求
項1乃至請求項4のうち何れか一に記載の地理空間案内
装置。 - 【請求項6】前記視点は、前記二のベクトル間の領域に
存在する前記中心軸上の任意の点を中心として決定され
る円周上に配置されてなることを特徴とする請求項1に
記載の地理空間案内装置。 - 【請求項7】前記視点は、前記区分地図上の任意の二点
を結ぶ直線上に配置され、風景静止画は、前記直線を一
の視点として作成されることを特徴とする請求項1に記
載の地理空間案内装置。 - 【請求項8】前記視点は、前記区分地図上の任意の二点
を結ぶ直線上に配置され、前記配信手段は、前記風景静
止画の一の所定領域を前記直線上に配置された視点を指
示した利用者端末に配信すると共に、前記一の所定領域
の任意の点から前記直線上に配置された視点までの長さ
に応じた歪みを形成させて配信することを特徴とする請
求項1に記載の地理空間案内装置。 - 【請求項9】前記風景静止画は、季節及び/又は一日の
時間帯及び/又は天候及び/又は過去の風景のうち、少
なくとも一の条件に応じて複数形成されてなることを特
徴とする請求項1乃至請求項8のうち何れか一に記載の
地理空間案内装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001045846A JP2002251396A (ja) | 2001-02-21 | 2001-02-21 | 地理空間案内装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001045846A JP2002251396A (ja) | 2001-02-21 | 2001-02-21 | 地理空間案内装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002251396A true JP2002251396A (ja) | 2002-09-06 |
Family
ID=18907569
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001045846A Pending JP2002251396A (ja) | 2001-02-21 | 2001-02-21 | 地理空間案内装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002251396A (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006020166A (ja) * | 2004-07-02 | 2006-01-19 | Fuji Photo Film Co Ltd | 地図表示システム及びデジタルカメラ |
| JP2006106544A (ja) * | 2004-10-08 | 2006-04-20 | Werk Japan:Kk | 移動表示装置 |
| JP2006309722A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-11-09 | National Institute Of Information & Communication Technology | 三次元モデルを利用した写真検索・閲覧システム及び同プログラム、写真を利用した三次元モデル表示・操作システム及び同プログラム |
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-
2001
- 2001-02-21 JP JP2001045846A patent/JP2002251396A/ja active Pending
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