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JP2002277804A - 光偏向装置及び画像形成装置 - Google Patents

光偏向装置及び画像形成装置

Info

Publication number
JP2002277804A
JP2002277804A JP2001078492A JP2001078492A JP2002277804A JP 2002277804 A JP2002277804 A JP 2002277804A JP 2001078492 A JP2001078492 A JP 2001078492A JP 2001078492 A JP2001078492 A JP 2001078492A JP 2002277804 A JP2002277804 A JP 2002277804A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
rotating body
fixed
deflecting device
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001078492A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Matsui
晋 松井
Hiroshi Kobayashi
浩志 小林
Takaaki Kurosawa
高昭 黒澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2001078492A priority Critical patent/JP2002277804A/ja
Priority to US10/081,328 priority patent/US6734892B2/en
Priority to EP02251680A priority patent/EP1245989A3/en
Priority to CNB021073449A priority patent/CN1248026C/zh
Publication of JP2002277804A publication Critical patent/JP2002277804A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/10Scanning systems
    • G02B26/12Scanning systems using multifaceted mirrors
    • G02B26/121Mechanical drive devices for polygonal mirrors

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ポリゴンミラーを組み付けるための部品点数を
大幅に削減して、低コスト化、小型化を図り得る光偏向
装置及びこれを使用した画像形成装置の提供。 【解決手段】回転体3を軸受け2に固定し、該回転体3
を基台1側に設けたコイル7に対向して配置される磁石
によって回転可能に構成してなる光偏向装置において、
上記回転体3を磁石によって形成すると共に、該回転体
3にポリゴンミラー4を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリゴンミラーの
回転により光を偏向させる光偏向装置及びこれを用いた
画像形成装置に関し、特に部品点数を削減させて大幅な
コストダウンを可能とした光偏向装置及び画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザプリンタ、レーザ複写機、
レーザファクシミリ及びこれらの複合機等の画像形成装
置の書き込みユニットにおいて光走査手段として使用さ
れる光偏向装置は、ポリゴンミラーを高速で回転させ、
半導体レーザ等からなる光源から射出された光をこの回
転するポリゴンミラーによって偏向させ、感光ドラム等
の画像記録媒体に向けて走査させるようになっている。
【0003】この従来の光偏向装置の一例を図8に示
す。この光偏向装置は、回転体100のフランジ部10
1と回転ヨーク102との間にポリゴンミラー200を
挟着させて一体に組み付け、このポリゴンミラー200
が組み付けられた回転体100を基台300に突設した
軸部301に軸受け400を介して回転可能に挿着する
と共に、回転ヨーク102に、基台300上に設けた基
板302に取り付けられたコイル303に対向させて磁
石103を配設して構成されており、基台300上のコ
イル303に電流を流すことにより磁石103を介して
回転体100を回転させ、この回転体100に一体に組
み付けられたポリゴンミラー200を回転させるように
なっている。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる従来の光偏向装置
においては、基台300の軸部301に挿着された軸受
け400に回転体100を固定し、この回転体100の
フランジ部101にポリゴンミラー200を取り付け、
ポリゴンミラー200を上記フランジ部101との間で
挟着するように設けた回転ヨーク102に磁石103を
配設するようにしているため、部品点数が多い。このた
めポリゴンミラー200を組み付けるための工数も多く
なり、その結果、製造コストの高騰を招くばかりでな
く、光偏向装置が大型化する問題がある。
【0005】そこで、本発明は、ポリゴンミラーを組み
付けるための部品点数を大幅に削減して、低コスト化、
小型化を図り得る光偏向装置及びこれを使用した画像形
成装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の発明は、回転体を軸受けに固定し、該回転体
を基台側に設けたコイルに対向して配置される磁石によ
って回転可能に構成してなる光偏向装置において、上記
回転体を磁石によって形成すると共に、該回転体にポリ
ゴンミラーを固定したことを特徴とする光偏向装置であ
る。
【0007】請求項2記載の発明は、上記回転体は、射
出成形された樹脂磁石からなり、射出成形により軸受け
に固定されることを特徴とする請求項1記載の光偏向装
置である。
【0008】請求項3記載の発明は、上記回転体は、軸
受けに対して圧入、焼ばめ又は接着のいずれかの手段に
より固定されることを特徴とする請求項1記載の光偏向
装置である。
【0009】請求項4記載の発明は、上記回転体は、軸
受けと接触する部分に切り欠き又は凹凸を設けてなるこ
とを特徴とする請求項3記載の光偏向装置である。
【0010】請求項5記載の発明は、上記軸受けは、動
圧軸受けであることを特徴とする請求項1、2、3又は
4記載の光偏向装置である。
【0011】請求項6記載の発明は、動圧軸受けは、セ
ラミックにより形成されていることを特徴とする請求項
5記載の光偏向装置である。
【0012】請求項7記載の発明は、光源から射出され
る光を、請求項1〜6のいずれかに記載の光偏向装置を
用いて偏向させ、画像記録媒体上に走査させることによ
り画像の記録を行い、画像を形成することを特徴とする
画像形成装置である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る光偏向装置の
実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明に係る光偏向装置の第1の
実施形態を示す縦断面図である。この光偏向装置1A
は、基台1に穿設された開孔部11に軸受け2が設けら
れている。軸受け2は、ボール軸受け21a、21b及
び回転軸受け22からなり、開孔部11内に配設された
ボール軸受け21a、21bを介して円柱状の回転軸受
け22が回転可能に立設されている。
【0015】回転体3は、上記回転軸受け22に嵌合す
る円筒部31と、該円筒部31から径方向に延びるフラ
ンジ部32とを有しており、フランジ部32の上面に回
転体3の基準面32aが切削加工されることで、円筒部
31とフランジ部32との間が段状に形成されている。
【0016】本発明において、回転体3はそれ自体が磁
石によって形成されている。特に、磁石として樹脂磁石
を用いることが好ましい。樹脂磁石によれば射出成形が
可能であり、円筒部31、フランジ部32及び磁石を有
する回転体3を射出成形することにより一体で成形する
ことができる。従って、磁石を別部品として用意する必
要がなく、また、別途用意された磁石をフランジ部に固
着する等の組み立て工程を不要として、製造工程の簡略
化を図ることが可能である。
【0017】ポリゴンミラー4は、側面をミラー面41
とする平面視多角形状に形成されている(図示せず)。
ポリゴンミラー4の中央部には、上記回転体3の円筒部
31に嵌合するための開孔部42を有しており、この開
孔部42を上記回転体3の円筒部31に外嵌合させ且つ
上記フランジ部32の基準面32aに一端面4aを当接
させて、回転体3に対して接着剤を用いて直接固定され
ている。
【0018】このようにしてポリゴンミラー4を固定し
てなる回転体3は、その円筒部31を基台1から立設す
る回転軸受け22に外嵌合して固定されている。回転体
3と回転軸受け22との固定方法としては、回転体3を
樹脂磁石を用いて射出成形により成形する際に回転軸受
け22と一体化させることが好ましい。この方法による
と回転体3と回転軸受け22との組み付け工程を省略す
ることができ、製造工程の簡略化を図ることができる。
この回転体3と回転軸受け22とを射出成形時に一体化
する場合、回転体3と接する回転軸受け22表面を切削
処理、ブラスト処理等によって粗面化することにより、
両者を強固に一体化させてヌケ/ズレ防止を図るように
することが好ましい。
【0019】基台1の上面には、開孔部11を囲むよう
に固定ヨーク5が設けられ、更にその上面に基板6が設
けられている。基板6の上面には回転体3のフランジ部
32の下面32bに対向するように適宜数のコイル7が
取り付けられており、このコイル7に基板6を介して電
流を流すことにより、磁石により形成されている回転体
3を回転軸受け22を軸として所定速度で回転させ、こ
の回転体3に固定されているポリゴンミラー4を回転さ
せる。
【0020】この第1の実施形態に係る光偏向装置1A
によると、回転体3それ自体が磁石により形成され、こ
の磁石からなる回転体3にポリゴンミラー4を直接固定
するようにしているため、ポリゴンミラー4を回転可能
に組み付けるための部品点数が従来に比べて大幅に削減
される。これにより組み立て工数も削減され、光偏向装
置1Aを低コストにて製造することが可能となる。更
に、部品点数の減少により、ポリゴンミラー4及び回転
体3からなる回転部分も小型化され、軽量化が図られる
ことにより、ポリゴンミラー4が停止状態から定速回転
に達するまでの時間が短縮化される効果もある。
【0021】本発明に係る光偏向装置は上記形態に限ら
ず、以下に示す種々の形態を採り得る。図2は、本発明
に係る光偏向装置の第2の実施形態の縦断面図である。
図1と同一符号については、特に説明がない限り同一構
成を示している。
【0022】この光偏向装置1Bにおいて、基台1には
回転体3を回転可能に取り付け支持するための軸部12
が突設されており、該軸部12上に軸受け2が取り付け
られている。
【0023】この態様において軸受け2は、基台1の軸
部12に外嵌合する円筒状のラジアル固定軸受け23と
該ラジアル固定軸受け23に回転可能に外嵌合する円筒
状の回転軸受け24を有しており、これらラジアル固定
軸受け23及び回転軸受け24を基台1の軸部12に嵌
合させた状態で、上側スラスト固定軸受け25a及び下
側スラスト固定軸受け25bで挟持するように、プレー
ト8aを介して螺子8によって軸部12に螺着されてい
る。
【0024】この軸受け2には、下側スラスト固定軸受
け25bの上面及びはラジアル固定軸受け23の外周面
に、動圧発生溝(図示せず)が形成されており、これに
より回転軸受け24を上側及び下側スラスト固定軸受け
25a、25bの間においてラジアル固定軸受け23の
外周面に沿って円滑に回転可能とする空気動圧軸受けを
構成している。このように軸受け2として空気動圧軸受
けを使用することにより、回転体3をより高速で回転さ
せることが可能となる。
【0025】特に、この空気動圧軸受けを構成している
ラジアル固定軸受け23、回転軸受け24、上側及び下
側スラスト固定軸受け25a、25bをそれぞれセラミ
ックで形成すると、耐摩耗性が良好となり、より長寿命
で高速回転させることができるために好ましい。
【0026】この態様において、回転体3は上記回転軸
受け24に固定されている。この態様における回転体3
は、回転軸受け24に外嵌合する円筒部31と、該円筒
部31から径方向に延びるフランジ部32とを有すると
共に、この円筒部31とフランジ部32との接合部分に
円筒部31と同心円状に凹溝33が凹設されている。こ
れにより、回転体3の円筒部31を回転軸受け24に嵌
合させて取り付けた際に発生する円筒部31の歪みをフ
ランジ部32へ直接影響させないようにしている。
【0027】フランジ部32は、その上面において、上
記凹溝33の外側に円筒部31と同心円状に突出する突
隆部32cを有しており、この突隆部32cの上面に回
転体3の基準面32aが切削加工されている。
【0028】ポリゴンミラー4は、中央の開孔部42を
上記回転体3の円筒部31に外嵌合させ且つ上記フラン
ジ部32の突隆部32c上面の基準面32aに一端面4
aを当接させて、回転体3に対して接着剤を用いて直接
固定されている。
【0029】この第2の実施形態に係る光偏向装置1B
によっても、上記同様の効果が得られる。
【0030】図3は、本発明に係る光偏向装置の第3の
実施形態の縦断面図である。図1と同一符号について
は、特に説明がない限り同一構成を示している。
【0031】この光偏向装置1Cにおいて、回転体3を
回転可能に取り付け支持するための軸受け2は、基台1
上面に立設された円柱状の固定軸受け26と、この固定
軸受け26に回転可能に外嵌合する回転軸受け27とを
有して構成されている。
【0032】回転軸受け27は有底円筒状に形成されて
おり、その筒部27aを上記固定軸受け26に上方から
嵌合させて配設されている。固定軸受け26の上面及び
この上面と対向する回転軸受け27の内底部には、互い
に反発し合う浮上用磁石26a、27bがそれぞれ設け
られており、これにより回転軸受け27は固定軸受け2
6の上面からわずかな間隙を有して浮上し、固定軸受け
26の外周面に沿って回転可能とされている。
【0033】固定軸受け26の外周面又は回転軸受け2
7の筒部27aの内周面には、動圧発生溝(図示せず)
が形成されており、これにより回転軸受け27を固定軸
受け26の外周面に沿って円滑に回転可能とする空気動
圧軸受けを構成しており、回転体3をより高速で回転さ
せることができるようにしている。
【0034】また、この態様においても、空気動圧軸受
けを構成する固定軸受け26及び回転軸受け27をそれ
ぞれセラミックで形成すると、耐摩耗性が良好となり、
より長寿命で高速回転させることができるために好まし
い。
【0035】この態様における回転体3は、回転軸受け
27に固定されており、回転軸受け27に外嵌合する円
筒部31と、該円筒部31から径方向に延びるフランジ
部32とを有すると共に、フランジ部32の外縁部の下
面に突設される外筒部34を有している。フランジ部3
2の上面には回転体3の基準面32aが切削加工される
ことで、円筒部31とフランジ部32との間が段状に形
成されている。
【0036】ポリゴンミラー4は、中央の開孔部42を
上記回転体3の円筒部31に外嵌合させ且つ上記フラン
ジ部32上面の基準面32aに一端面4aを当接させ
て、回転体3に対して接着剤を用いて直接固定されてい
る。
【0037】基台1の上面には、回転軸受け27の外側
で且つ回転体3の外筒部34の内側において、円筒状に
形成されたコイル取付け部材9から放射状に配置された
鉄芯9aに巻かれたコイル7が、固定軸受け26と同心
円状に配設されている。これにより各コイル7は、磁石
によって形成されている回転体3の外筒部34の内周面
と対向状に配置され、回転体3を固定軸受け26を軸と
して回転させるようになっている。
【0038】この第3の実施形態に係る光偏向装置1C
によれば、上記同様の効果に加え、コイル7が回転体3
の外筒部34の内周面と対向状に配設されるため、回転
体3の径を小さくすることが可能であり、径方向の大き
さが小さなポリゴンモータを構成することができる。
【0039】更に、回転体3は、停止時でも磁石26
a、27bによって固定軸受け26から浮上しているの
で、起動時の負荷を減らすことができる。
【0040】図4は、本発明に係る光偏向装置の第4の
実施形態の縦断面図である。図1と同一符号について
は、特に説明がない限り同一構成を示している。
【0041】この光偏向装置1Dにおいて、基台1に穿
設された開孔部11に軸受け2が設けられている。開孔
部11の上縁部には、基台1上面から突出状に円筒部1
3が設けられており、開孔部11を基台1の上方へ延設
している。
【0042】この開孔部11には円柱状の回転軸受け2
8が回転可能に挿嵌されており、従って、上記円筒部1
3は、回転軸受け28の外周面を支持するラジアル固定
軸受けを構成している。また、基台1の下面には凹部1
4が形成され、その底部に臨む開孔部11の下端面を塞
ぐように、プレート状のスラスト固定軸受け29が採り
付けられており、これら基台1の円筒部(ラジアル固定
軸受け)13及びスラスト固定軸受け29によって軸受
け2が構成される。
【0043】開孔部11内に臨むスラスト固定軸受け2
9の上面又は回転軸受け28の底面と回転軸受け28の
外周面には、動圧発生溝(図示せず)が形成されてお
り、これにより回転軸受け28を円筒部13内で円滑に
回転可能とする空気動圧軸受けを構成しており、回転体
3をより高速で回転させることができるようにしてい
る。
【0044】また、この態様においても、空気動圧軸受
けを構成する円筒部(ラジアル固定軸受け)13、スラ
スト固定軸受け29及び回転軸受け28をそれぞれセラ
ミックで形成すると、耐摩耗性が良好となり、より長寿
命で高速回転させることができるために好ましい。
【0045】この態様における回転体3は、回転軸受け
28に固定されており、回転軸受け28に外嵌合する円
筒部31と、該円筒部31から径方向に延びるフランジ
部32とを有している。フランジ部32の上面には回転
体3の基準面32aが切削加工されることで、円筒部3
1とフランジ部32との間が段状に形成されている。
【0046】ポリゴンミラー4は、中央の開孔部42を
上記回転体3の円筒部31に外嵌合させ且つ上記フラン
ジ部32上面の基準面32aに一端面4aを当接させ
て、回転体3に対して接着剤を用いて直接固定されてい
る。
【0047】この第3の実施形態に係る光偏向装置1C
によれば、上記同様の効果に加え、基台1の円筒部13
がラジアル固定軸受けを兼用しているため、部品点数を
より削減することができ、組み立て工数の一層の削減を
図ることが可能である。
【0048】更に、回転軸受け28を中空とする必要が
ないため、回転体3を圧入や焼ばめした際の回転軸受け
の28の径変化を防止することができる。
【0049】以上の各態様において、磁石によって形成
される回転体3は、軸受け2(回転軸受け22、24、
27、28)と樹脂磁石によって一体に射出成形するこ
とによって固定するものについて説明したが、固定方法
はこれに限らず、回転体3を単独で形成した後に、回転
軸受け22、24、27、28に対して、圧入、焼ば
め、接着のいずれかの方法により固定することもでき
る。この場合、回転体3を形成する磁石は、必ずしも樹
脂磁石でなくてもよい。
【0050】回転体3を圧入、焼ばめ、接着により固定
する場合、回転軸受け22、24、27、28に嵌合す
ることによって接触する回転体3の円筒部31に、切り
欠き又は凹凸を設けることが好ましい。図5(A)は、
図2に示す回転体3の円筒部31に、縦方向に延びる切
り欠き31aを多数設けた例を示している。また、図5
(B)では、同じく図2に示す回転体3の円筒部31の
内周面に、縦方向に沿って多数の突条31bを形成し、
円筒部31に凹凸を設けた例を示している。
【0051】このように回転体3の円筒部31に切り欠
き又は凹凸を設けることによって、回転体3の円筒部3
1と回転軸受け22、24、27、28との接触部を変
形し易くし、圧入時の磁石割れや使用時の温度変化によ
るヌケを防止することができると共に、接着時において
は、接着剤が切り欠き内部や凹部に入り、接着が強固に
行われるようになる。なお、図1、図3及び図4に示す
回転体3においても、上記と全く同様にして圧入、焼ば
め、接着による固定方法を採用することができる。
【0052】なお、以上説明した図2〜図4に示す態様
では、軸受けが空気動圧軸受けを用いた例を示したが、
これに限らず、油動圧軸受けや含油焼結軸受けを用いて
もよい。
【0053】かかる光偏向装置1A〜1Dは、レーザプ
リンタ、レーザ複写機、レーザファクシミリ又はこれら
の複合機等、半導体レーザ等の光源から射出される光を
偏向させ、画像記録媒体上に走査させることにより画像
の記録を行い、画像を形成するようにした画像形成装置
に広く適用することができる。
【0054】図6は、画像形成装置がレーザ複写機であ
る場合の一例を示す断面図である。
【0055】画像形成装置本体の上部には自動原稿送り
装置Aが設置されており、その上面にセットされた原稿
aを1枚ずつ画像読み取り部Bの読み取り位置に自動搬
送するようになっている。
【0056】画像読み取り部Bは、読み取り位置に搬送
された原稿をCCDラインセンサbにより光学画像とし
て読み取って電気信号(画像信号)に光電変換すること
で、原稿から画像データを得る。原稿から読み取られた
画像データは、画像処理部Cにおいて、濃度変換、フィ
ルタ処理、変倍処理、γ補正等の各種画像処理が施され
た後、画像記録部Dに出力される。
【0057】画像記録部Dは、画像記録媒体である感光
体d1と、上記画像読み取り部BのCCDラインセンサ
bにより読み取られた画像信号に基づいて変調駆動され
る半導体レーザからのレーザビームを感光体d1上に走
査するレーザ光学系d2と、該レーザ光学系d2によっ
て走査されたレーザビームにより感光体d1上に形成さ
れたトナー像を記録紙sに転写し定着する定着器d3を
有している。
【0058】記録紙sは、給紙搬送部Eにセットされた
各サイズ毎のカセットe1、e2に収容されており、搬
送手段e3によって1枚ずつ画像記録部Dの感光体d1
に搬送される。搬送された各記録紙sは、その記録面に
トナー像が転写され、定着器d3によって画像が定着さ
れて画像が形成される。画像形成された記録紙は排紙部
Fから排出される。
【0059】図7はレーザ光学系d2の概略構成を示す
斜視図である。同図において、d21は半導体レーザか
らなる光源、d22はコリメートレンズ、d23は第1
シリンドリカルレンズ、d24はfθレンズ、d25は
第2シリンドリカルレンズ、d26はインデックスミラ
ー、d27はインデックスセンサである。
【0060】画像データに応じて駆動される光源d21
から出射した光ビームLは、コリメートレンズd22に
より平行光とされた後、第1シリンドリカルレンズd2
3を経て光偏向装置のポリゴンミラー4のミラー面41
に入射する。この光偏向装置として、上述した光偏向装
置1A〜1Dが使用される。ポリゴンミラー4は所定の
回転数で回転していて、入射する光ビームLを偏向す
る。偏向された光ビームLは、fθレンズd24、第2
シリンドリカルレンズd25を透過し、ハウジングd2
0に開設された窓孔d28を通過して、感光体d1の面
上を、所定のスポット径で副走査方向に走査することに
より、該感光体d1の面上に画像の潜像が記録形成され
ていく。
【0061】光ビームLが副走査方向に走査される度に
インデックスミラーd26により反射した光ビームL
は、インデックスセンサd27により検出される。イン
デックスセンサd27では、その入射タイミングを検知
し、各ライン毎の画像形成の書き込み開始タイミングを
得るようになっている。
【0062】このようにして感光体d1の面上に記録形
成された潜像は、記録紙sに記録面上に転写され、次い
で定着器d3によって定着されて画像形成された後、排
紙される。
【0063】本発明の画像形成装置によれば、光偏向装
置として上述した光偏向装置1A〜1Dを使用している
ため、安価なレーザ光学系d2とすることができ、画像
形成装置の低コスト化を図ることができる。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、ポリゴンミラーを組み
付けるための部品点数を大幅に削減して、低コスト化、
小型化を図り得る光偏向装置及びこれを使用した画像形
成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光偏向装置の第1の実施形態を示
す縦断面図
【図2】本発明に係る光偏向装置の第2の実施形態を示
す縦断面図
【図3】本発明に係る光偏向装置の第3の実施形態を示
す縦断面図
【図4】本発明に係る光偏向装置の第4の実施形態を示
す縦断面図
【図5】(A)は回転体に切り欠きを設けた例を示す斜
視図、(B)は回転体に凹凸を設けた例を示す斜視図
【図6】本発明に係る画像形成装置の一例を示す縦断面
【図7】レーザ光学系の一例を示す斜視図
【図8】従来の光偏向装置を示す縦断面図
【符号の説明】
1A〜1D:光偏向装置 1:基台 2:軸受け 3:回転体 4:ポリゴンミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C362 BA05 BA06 BA09 BA10 2H045 AA07 AA14 AA23 AA62 5C072 AA03 DA04 DA21 HA13 XA01 XA05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転体を軸受けに固定し、該回転体を基台
    側に設けたコイルに対向して配置される磁石によって回
    転可能に構成してなる光偏向装置において、上記回転体
    を磁石によって形成すると共に、該回転体にポリゴンミ
    ラーを固定したことを特徴とする光偏向装置。
  2. 【請求項2】上記回転体は、射出成形された樹脂磁石か
    らなり、射出成形により軸受けに固定されることを特徴
    とする請求項1記載の光偏向装置。
  3. 【請求項3】上記回転体は、軸受けに対して圧入、焼ば
    め又は接着のいずれかの手段により固定されることを特
    徴とする請求項1記載の光偏向装置。
  4. 【請求項4】上記回転体は、軸受けと接触する部分に切
    り欠き又は凹凸を設けてなることを特徴とする請求項3
    記載の光偏向装置。
  5. 【請求項5】上記軸受けは、動圧軸受けであることを特
    徴とする請求項1、2、3又は4記載の光偏向装置。
  6. 【請求項6】動圧軸受けは、セラミックにより形成され
    ていることを特徴とする請求項5記載の光偏向装置。
  7. 【請求項7】光源から射出される光を、請求項1〜6の
    いずれかに記載の光偏向装置を用いて偏向させ、画像記
    録媒体上に走査させることにより画像の記録を行い、画
    像を形成することを特徴とする画像形成装置。
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