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JP2002217894A - データ配信サービス方法 - Google Patents

データ配信サービス方法

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Publication number
JP2002217894A
JP2002217894A JP2001295722A JP2001295722A JP2002217894A JP 2002217894 A JP2002217894 A JP 2002217894A JP 2001295722 A JP2001295722 A JP 2001295722A JP 2001295722 A JP2001295722 A JP 2001295722A JP 2002217894 A JP2002217894 A JP 2002217894A
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contract
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Application number
JP2001295722A
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Hiromi Harada
宏美 原田
Kaoru Konishi
薫 小西
Iori Yamazaki
伊織 山崎
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JP2002217894A publication Critical patent/JP2002217894A/ja
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンテンツに関する詳細な情報を用いてのコ
ンテンツ制御サービスを行う。 【解決手段】 放送サイドで視聴者へのコンテンツ提示
方法、利用条件、暗号化状態でのコンテンツ蓄積、端末
に対する限定受信、個人に対する限定受信等を定義し、
定義した内容をコンテンツと共に受信側に配信し、これ
らの定義に基づき視聴者の視聴制御、蓄積制御、コピー
制御、暗号/復号制御等を行うことで著作権等のコンテ
ンツの権利保護が可能なサービスを提供する。そのため
に、総合データ配信システムは、コンテンツ毎にコンテ
ンツ関連情報であるメタデータを添付する。このメタデ
ータには、コンテンツの名称、内容、コンテンツ内の構
成等の一般的な情報や、蓄積再生処理に関する制御情
報、課金処理に関する制御情報、コンテンツの復号鍵等
のコンテンツ暗号方式に関する情報等の著作権保護に関
する情報が記述される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテンツ提供側
においてコンテンツを提供し、利用側においてコンテン
ツを受け取り、利用するためのデータ配信サービス方法
に係り、特に、コンテンツを保護する仕組みを備え且つ
コンテンツにコンテンツ関連情報であるメタデータを付
加して配信する仕組みを備えたデータ配信サービス方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、衛星波や地上波を用いた放送また
は通信は、リアルタイム放送が一般的であり、一部、蓄
積型の通信が存在していた。蓄積型の放送や通信は、配
信された番組や情報をユーザー自身の蓄積動作によっ
て、大容量の蓄積媒体に蓄積することが可能である。よ
って、ユーザーが望む時にいつでも、番組を視聴するこ
とができる。
【0003】リアルタイム放送のコンテンツの保護方法
として、コンテンツに暗号をかける方式が一般的であ
る。暗号をかけることにより、不正な視聴や改ざんなど
が困難となる。コンテンツ暗号方式として、BSデジタル
放送の限定受信方式であるCAS(Conditional Access Sys
tem)がある。CASはコンテンツを第1の暗号方式で暗号
化し、その暗号化コンテンツを復号するための第1の復
号鍵を第2の暗号方式で暗号化する。そして、暗号化コ
ンテンツと第1の鍵をユーザーに対して配信する。その
コンテンツを受信可能なユーザーは、予め第2の暗号方
式の復号鍵である第2の復号鍵を保持している。よっ
て、第2の復号鍵を保持しているユーザーのみ第1の復
号鍵を受信することができ、第1の復号鍵を受信できた
ユーザーのみがコンテンツを受信することが可能であ
る。このように、CASを用いることで、限定されたユー
ザーのみコンテンツを入手し視聴することが可能とな
り、視聴可能なユーザーをコントロールすることが可能
である。また、BSデジタル放送では、コンテンツに関す
る情報としてSI(サービス情報)が定義されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来技術
のCASは、リアルタイム放送で用いられている限定受信
方式である。この方式はコンテンツの受信と同時にコン
テンツの復号処理を行う。その際、ユーザーに対する受
信コントロールは可能であるが、コンテンツを復号して
しまうため再生コントロールができない。また、蓄積時
にコンテンツが平文状態となってしまうのでコンテンツ
の保護ができない。
【0005】また、現状の衛星デジタル放送の規格にお
いては、コンテンツに関する情報を定義するための手段
として、SIのみしか存在しない。このSIはコンテンツの
関連情報ではあるがEPG(電子番組ガイド)用の情報な
ので、詳細に記述されているわけではない。様々なコン
テンツに関する詳細な情報を定義する手段は放送規格に
おいてはないため、コンテンツ毎の制御に基づいた木目
細かいサービスを行うことができない。これにより、コ
ンテンツに関する詳細な情報を用いてのコンテンツ制御
サービスは行うことができない。また、既存型の放送は
コンテンツをリアルタイムで視聴することを念頭におい
たサービスであるため、コンテンツの蓄積制御、コピー
制御を行うための情報が乏しく蓄積型放送に使用するに
は不充分である。
【0006】本発明は、以上の点に鑑み、蓄積型放送か
つ、コンテンツの保護が可能となる制御情報を付加する
データ配信サービス方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の総合データ配信
システムは、暗号化した状態のコンテンツを受信し、そ
の後蓄積媒体に蓄積し、コンテンツの再生時に初めて復
号する暗号方式を提供する。また、コンテンツ毎にコン
テンツ関連情報であるメタデータを添付する。このメタ
データには、例えば、コンテンツの名称、内容、コンテ
ンツ内の構成等の一般的な情報や、蓄積再生処理に関す
る制御情報、課金処理に関する制御情報、コンテンツの
復号鍵等のコンテンツ暗号方式に関する情報等の著作権
保護に関する情報が記述される。これらの情報に基づき
視聴者の視聴制御、蓄積制御、コピー制御、暗号/復号
制御等を行う。これよりコンテンツの権利保護、ユーザ
ーの権利保護等が可能となる。
【0008】本発明の第1の解決手段によると、衛星、
地上回線等の通信回線もしくはリムーバブルメディア等
のメディア媒体を用いてコンテンツの配信を行うデータ
配信サービス方法において、送信側装置は、コンテンツ
の生成後にコンテンツの暗号化を行い、暗号化されたコ
ンテンツをブロック分けし、配信ストリームのペイロー
ド部分にブロック分けした暗号化コンテンツの各エレメ
ントを格納して、配信データ形式に組み立て、コンテン
ツを配信し、コンテンツの提示方法、利用条件、コンテ
ンツの暗号鍵を含むコンテンツの関連情報を格納したメ
タデータを生成して配信し、受信端末は、コンテンツを
組み立てる場合にペイロード部分を復号せずに組み立
て、暗号化されたままの状態でのコンテンツ及びメタデ
ータを蓄積し、受信側でコンテンツの利用に関する判断
をすることによりコンテンツに対する課金制御、権利保
護を行うようにしたデータ配信サービス方法が提供され
る。
【0009】本発明の第2の解決手段によると、衛星、
地上回線等の通信回線もしくはリムーバブルメディア等
のメディア媒体を用いてコンテンツの配信を行うデータ
配信サービス方法において、受信端末は、ユーザーが有
料事業者に対し契約した端末ID、個人ID、契約したいチ
ャンネル又は番組又はコンテンツを含む契約要求を送出
側装置に通知するステップと、送出側装置は、通知され
た契約要求より事前契約用メタデータを生成し、端末I
D、個人IDを非暗号化とし、有料事業者ID、事業者毎に
固有の事業者鍵Kw、契約コードを含む契約情報を受信端
末毎に固有の端末鍵Kmcで暗号化を行い、受信端末に配
信するステップと、受信端末は、事前契約用メタデータ
の非暗号化部分に格納されている端末ID、個人IDによ
り、端末を使用するユーザー宛の情報か否かを判断し、
使用ユーザー宛と判断された場合は、受信端末内に予め
格納されている端末鍵Kmcにより事前契約用メタデータ
を復号し、事業者鍵Kwを含む契約情報を入手するステッ
プと、受信端末は、入手した契約情報に基づき、契約事
業者の放送するコンテンツの要求を行うステップと、送
出側装置は、暗号化コンテンツの配信と同期させ、有料
事業者IDを非暗号化として含み、コンテンツを視聴する
際に必要となるコンテンツの暗号鍵Kkを含む必要部分が
事業者鍵Kwで暗号化された鍵配信用メタデータと、コン
テンツ配信装置位置を含むコンテンツに対する利用制限
情報を含む必要部分をコンテンツ鍵Kkで暗号化された蓄
積/再生用メタデータとを配信するステップと、受信端
末は、暗号化コンテンツと同期させて配信される鍵配信
用メタデータを受信し、非暗号化部分に格納されている
有料事業者IDにより契約事業者による放送かを判断し、
契約する事業者の放送するコンテンツに対する鍵配信用
メタデータであると判断した場合、事前契約用メタデー
タにより配信された事業者鍵Kwにより暗号化部分を復号
し、復号された対象契約コードと事前契約用メタデータ
により配信された契約コードとによりユーザーの契約形
態内で利用可能なコンテンツかを判断し、利用可能であ
ればコンテンツ鍵Kkを受信端末に格納し、同時に受信し
た蓄積/再生用メタデータの暗号化部分をコンテンツ鍵K
kにより復号し、コンテンツに対する利用制限情報を確
認し、ユーザーの利用が可能であれば、蓄積/再生用メ
タデータに格納されている暗号化コンテンツの配信場所
の情報により暗号化コンテンツを受信するステップとを
含むデータ配信サービス方法が提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】1.概要 (サービス概要)本総合データ配信サービスとは、見た
いコンテンツを見たい時に見たい場所で見られる情報
(データ)配信サービスであり、従来のリアルタイム型
(放送しているものを視聴する)デジタル放送とは異な
り、リアルタイム型に限らず蓄積型の情報配信をも行う
サービスである。これにより視聴者が、何時でも好きな
ときに蓄積されたコンテンツの中から好みのコンテンツ
を選んで視聴することが可能なニアビデオオンデマンド
(NVOD:Near Video On Demand)的なサービスが提供さ
れる。また、リムーバブルメディア、本サービスを受信
する受信端末に接続される外部機器に直接コンテンツを
蓄積させるもしくは、コピーすることによりユーザーの
好きな場所でのコンテンツ視聴をも提供する。さらに従
来のデジタル放送サービスでは端末単位での契約等の狭
い範囲でのコンテンツ利用契約形態のみであったが、本
サービスではユーザー個人単位での契約等も可能な広範
囲のコンテンツ利用契約形態を提供する。
【0011】図1に、総合データ配信サービスの受信側
の構成図を示す。本総合データ配信サービスの概要とし
て、蓄積型テレビ放送について図1を用い説明する。受
信側では、アンテナ2、受信端末3及びテレビ9を備え
る。蓄積型テレビ放送とは従来のテレビ放送と同様に放
送サイド(放送局)から送られてくるコンテンツ1(番
組)をアンテナ2(ケーブルでの配信、パッケージでの
配信の場合もある)、受信端末3で受信しテレビ9など
のモニタ装置にて配信されてくるその瞬間から視聴を行
う、ここではリアルタイム型視聴6と呼ぶ場合に加え、
従来のビデオデッキ等と同様に一度配信されてきたコン
テンツを蓄積媒体4(ハードディスク等の大容量蓄積媒
体)に蓄積後視聴する蓄積型視聴8(DVD-RAM等の可搬
性に富んだリムーバブルメディア5を蓄積媒体として使
用することもある)、蓄積されたコンテンツと配信中の
リアルタイム視聴型のコンテンツを合わせて視聴するリ
アルタイム型+蓄積型視聴7などのサービスを可能とす
る情報配信サービスである。
【0012】(システム概要)図2に、総合データ配信
サービスの全体システム構成図を示す。本総合データ配
信サービスを行うシステムとしては、衛星放送、地上波
放送など電波によるインフラの他にケーブルテレビ、イ
ンターネットなどの通信線を利用したインフラでのサー
ビスが可能であるが、本発明では一例として、図2のよ
うな衛星を利用したデジタル衛星放送をインフラとした
場合について述べる。
【0013】総合データ配信サービスが提供されるシス
テムの概要について図2を用い説明する。本総合データ
配信サービスのシステムは送出側100、受信側20
0、送出側100と受信側200を結ぶ伝送路である衛
星を利用した衛星回線10、地上回線11、流通網1
2、携帯電話網13を備える。ここでいう受信側200
とは、必ずしも家庭201に設置される受信端末3のみ
でなく、自動販売機のような公衆端末202、コンビニ
エンスストア等の店舗203に設置される端末、移動体
である自動車等に搭載される車載端末204、携帯端末
205等も想定する。送出側100では、コンテンツ1
及び制御情報等を制作、管理し受信側200へ配信する
配信センタ、コンテンツの暗号化等に使用する鍵を生成
管理する鍵管理センタ、受信側のユーザーの情報を管理
する顧客管理センタ、受信側のユーザーからのリクエス
ト、視聴履歴収集等の地上回線11、携帯電話206を
利用した通信を管理する地上回線管理センタ、ユーザ
ー、販売店等に対してDVD等のパッケージメディアによ
るコンテンツの配信(配達)を行う物流管理センタ等を
備える。
【0014】(サービス内容)次に図2のシステムにお
いて行われるサービスについて説明する。本総合データ
配信サービスにおけるサービスとしては、例えば、第1
に前述したように衛星デジタル回線10を主に利用しデ
ジタル情報としての、ビデオ、音楽、電子雑誌、ゲーム
等の映像、音声、データによる総合データを家庭に設置
される受信端末3に向けて配信する家庭向けサービス3
00がある。第2に、家庭向けサービス300と同様に
自動販売機202、販売店203に対しデータを配信
し、家庭内で容量的に蓄積しきれないデータ、蓄積をし
ていないデータのバックアップ、自動販売機、販売店の
みで販売可能なデータ等を扱い、例えば販売店でのみ販
売可能な電子雑誌を購入し、家庭の受信端末3で視聴を
行う自動販売機/販売店向けサービス301がある。第
3に、車載機器204、携帯端末205などの外部機器
に対し家庭内の受信端末3、もしくは自動販売機20
2、販売店203などからコンテンツを携帯し家庭外で
視聴を行うことを可能とし、例えば家庭の受信端末に配
信された地図データをDVD等のリムーバブルメディア、I
Cカードを利用することにより車載機器204に持ち出
し車の中で利用したり、音楽データをメモリカード等の
リムーバブルメディア、ICカードを利用することにより
持ち出し携帯端末205により再生等を行う移動体向け
サービス302がある。第4に、流通網12を利用し衛
星回線10で配信出来ないコンテンツ等をCD-ROM、DVD-
ROM等のパッケージメディアにより配信を行い、例えば
ドラマ等のコンテンツを受信端末より予約すると、送出
側よりDVD-ROM等で家庭に対しコンテンツを宅配便等で
配信するパッケージデリバリサービス303がある。第
5に、携帯電話206等の通信手段を有する外部機器を
利用し、送出側を介し家庭内の受信端末をコントロール
することにより例えば、携帯電話206の画面上のEPG
(電子番組ガイド)より外出先から家庭の受信端末に対
して番組予約等を行う携帯電話向けサービス304があ
る。さらに、これらに限定されず、通信インフラ整備に
伴い、各種多様の幅広いサービスが可能とされる。本実
施の形態では、特に家庭向けサービス300について説
明するが、他のサービスにも適用可能である。
【0015】(権利保護方式)本総合データ配信サービ
スとは、直接家庭などにコンテンツを配信し、家庭内等
でデジタルデータでの蓄積/コピー/再生を行うことを目
的としたサービスであり、これに伴いデータの改ざん、
私的利用を超えるコピー、再生等の著作権等の権利に関
わる課題が生じるため、コンテンツの著作権、放送事業
者、視聴者など各々の権利を保護、管理する必要があ
る。
【0016】図3に、総合データ配信サービスにおける
権利保護方式の説明図を示す。本総合データ配信サービ
スにおける権利保護方式について図3を用いて説明す
る。総合データ配信サービスにおける権利保護方式と
は、送出側でコンテンツに対し定義した視聴者へのコン
テンツの提示方法、利用条件、コンテンツの暗号鍵等の
情報が格納されたメタデータ18を、暗号化したコンテ
ンツ(暗号化コンテンツ)17、その他PSI/SI(Progra
m Specific Information/Service Information)等19
と共に配信し、一方、受信端末3側の権利保護機能16
(RMP機能)によりメタデータ18を解釈し、コンテン
ツ17の受信端末3への受信制御、蓄積媒体4、リムー
バブルメディア5に対する蓄積制御、コピー制御、暗号
/復号制御、TV9などのモニタ装置に対する提示制
御、外部機器14に対する認証制御、個人を識別するた
めのICカード15に対する認証/課金制御等を行う方式
である。
【0017】次に送出側より配信されるPSI/SI19、コ
ンテンツ17、メタデータ18について説明する。PSI/
SI19とは、従来のデジタル放送と同様に、配信中スト
リームより必要なデータを取得するためのデータであ
り、本総合データ配信サービスでは、メタデータ、暗号
化コンテンツ等を取得するために利用する。従来のデジ
タル放送とのサービスの区別は、PSI中のNIT(Network
Information Table)内に格納されるサービスリスト記
述子、PMT(Program Map Table)内に格納されるストリ
ーム識別記述子等を利用することにより行うこととす
る。
【0018】コンテンツ17は、本総合データ配信サー
ビスにおいて、データの改ざん、不正使用を防ぐために
蓄積媒体4、リムーバブルメディア5等に、基本的に暗
号化されたままの状態で蓄積される。また総合データ配
信サービスにおけるコンテンツ17とは、概念的なもの
であり一定の物理量を示す単位ではなく、送出側の意図
する単位で指定可能であり、指定した物理量をメタデー
タに記すことにより受信端末はコンテンツを認識可能と
なる。コンテンツは、例えば、また従来のデジタル放送
と同様なチャンネルを指定すれば視聴可能な動画による
映像系コンテンツと、主に蓄積したのち視聴することを
主眼としたデータ系のコンテンツに分けられる。
【0019】図50に、映像系及びデータ系コンテンツ
を構成するデータの説明図の一例を示す。本総合データ
配信サービスでは、コンテンツを構成するデータ群の各
データをエレメントと呼ぶ。よってコンテンツは1つあ
るいは複数エレメントより構成されるものとなる。メタ
データ18とは、本総合データ配信サービスにおいて、
例えば、送出側である放送事業者の意図する単位で指定
されたコンテンツに対して付与されるコンテンツの内
容、構成等の検索等に利用される一般的な情報、著作権
者及び関連する権利の保護を送出側で定義した視聴者へ
のコンテンツ提示方法、利用条件等の情報を含む。メタ
データは、これらの情報により端末を制御し、権利保護
を可能とする。よって、メタデータにはコンテンツと同
様、保護すべき情報が含まれるため、一部を暗号化して
配信を行い、蓄積時も暗号化されたままの状態で蓄積さ
れる。また、メタデータは配信タイミング、内容によ
り、事前契約用メタデータ、EPG用メタデータ、蓄積/
再生用メタデータ、鍵配信用メタデータに分類される。
【0020】事前契約用メタデータは、有料放送事業者
毎に固有の鍵である事業者鍵や、契約した事業者の放送
する番組の全てが視聴可能か、一部が視聴可能か等を受
信端末側で解釈するための契約コード等が格納され、ユ
ーザー個人宛にコンテンツの配信とは非同期に配信され
る。EPG用メタデータは、受信端末側で配信予定のコン
テンツの確認、視聴/蓄積予約を行うために必要となる
コンテンツの名称、内容、放送予定日などの情報が格納
され、受信端末を使用するユーザーの区別なく対象とな
るコンテンツの配信以前に全受信端末に向け配信され、
主に受信端末のEPG表示、視聴/蓄積予約等を行うための
ものである。蓄積/再生用メタデータは、コンテンツの
受信、蓄積、コンテンツに対する視聴契約を行うための
情報が格納され、受信端末を使用するユーザーの区別な
く全受信端末に向け対象となるコンテンツの配信と同期
させ配信される。鍵配信用メタデータは、コンテンツの
暗号化を行った鍵の情報が格納され、蓄積/再生用メタ
データと同様に対象となるコンテンツの配信と同期させ
配信される。メタデータリストは、PSI/SIと共に利用す
ることにより蓄積したEPG用メタデータの更新を行うた
めの情報、配信中ストリーム群より必要なデータを取得
するための情報が格納され、受信端末を使用するユーザ
ーの区別なく全受信端末に向け常時配信される。システ
ム鍵更新用メタデータは、端末内に予め格納されている
システム全体で共通の鍵を更新するための情報が格納さ
れ、受信端末を使用するユーザーの区別なく全受信端末
に向けコンテンツの配信とは非同期に配信される。
【0021】(暗号化方式)次に本総合データ配信サー
ビスにおけるコンテンツ、メタデータの暗号化方式につ
いて説明する。本総合データ配信サービスにおけるコン
テンツ、メタデータの暗号化方式は、暗号化コンテン
ツ、暗号化メタデータを復号せずに蓄積するため、従来
のデジタル放送における配信時に暗号化を行う方式とは
異なり、コンテンツ、メタデータの生成時に暗号化を行
う方式である。
【0022】図4に、総合データ配信サービスと既存サ
ービスの暗号化方式比較の説明図を示す。本総合データ
配信サービスにおける暗号化方式と従来のデジタル放送
における暗号化方式の比較を図4を用いて説明する。従
来方式では、コンテンツを生成20し、その生成された
コンテンツを暗号化する前に配信時のデータ形態である
TSP21を形成するため、ブロック分けし、TSPのペイロ
ード部分22にブロック分けしたコンテンツの一部23
を格納し、その後TSPのペイロード部分を暗号化24す
るため、受信端末側でコンテンツを組み立てる際に、ペ
イロード部分を復号する必要がある。一方、本総合デー
タ配信サービスにおける暗号化方式の場合では、送信側
で、コンテンツの生成20後にコンテンツの暗号化25
を行い、暗号化されたコンテンツをブロック分けし、TS
Pのペイロード部分22にブロック分けした暗号化コン
テンツの一部のブロック26を格納し配信するため、受
信端末側でコンテンツを組み立てる場合にペイロード部
分を復号せずに組み立て可能となり、送出側で暗号化さ
れたままの状態でのコンテンツ、メタデータの蓄積が可
能となる。
【0023】(コンテンツ及びメタデータの暗号化方
式)図5に、コンテンツの暗号化方式の説明図を示す。
また、図6に、メタデータの暗号化方式の説明図を示
す。次にコンテンツ、メタデータそれぞれの暗号化イメ
ージについてそれぞれ図5、図6を用いて説明する。本
総合データ配信サービスにおけるコンテンツの暗号化
は、映像系コンテンツ27、データ系コンテンツ28の
種別に関係なく各コンテンツを構成する各エレメント毎
に暗号化を行う。例えば映像系コンテンツ27がMPEG2-
Video(PES)29、MPEG2-AAC(PES)30の2エレメントか
ら構成されている場合、それぞれのエレメント毎にデー
タ全てに暗号化を行い、暗号化エレメント31、32を
生成する。このとき暗号化を行うための暗号鍵33はコ
ンテンツ内では共通な暗号鍵Kk1を使用する。本総合デ
ータ配信サービスではコンテンツ毎に割り当てられるこ
の暗号鍵33をコンテンツ鍵Kk1と呼ぶ。よって、映像
系コンテンツ27とは別のコンテンツであるデータ系コ
ンテンツ28を構成する各エレメントは別の暗号鍵34
で暗号化される。このとき暗号鍵34には、同様に、コ
ンテンツ内で共通な鍵Kk2を使用する。なお、コンテン
ツ鍵Kkは、コンテンツ鍵全体の総称である。
【0024】本総合データ配信サービスにおけるメタデ
ータの暗号化は、コンテンツの暗号化とは異なり暗号化
が必要なメタデータの全体に暗号化を行うのではなく、
図6のように暗号化が必要な部分35のみ抽出し暗号化
を行い、暗号化したデータの容量36等の情報を加えた
暗号化データ37を生成する。また、本総合データ配信
サービスでは運用によりこの暗号化データ37を、暗号
化を行わないメタデータ38に再度埋め込み配信する場
合と、別ファイルとして配信する場合とが可能である。
図51に、本総合データ配信サービスにおいてコンテン
ツ、前述した各メタデータを暗号化する際に使用する暗
号鍵、暗号鍵についての説明図を示す。
【0025】(限定受信方式)図7に、総合データ配信
サービスにおける限定受信方式の説明図を示す。次に、
本総合データ配信サービスにおいて有料放送等のコンテ
ンツを放送事業者と契約のあるユーザーにのみ受信/蓄
積させる限定受信の方式について図7を用いて説明す
る。本総合データ配信サービスにおける限定受信方式と
は、従来のデジタル放送で使用される方式による端末毎
にチャンネル単位、番組単位に行う方式とは異なり、メ
タデータを利用することにより端末を利用するユーザー
毎に、コンテンツ単位の限定受信を可能とする。コンテ
ンツ単位とは前述の通り、放送事業者の意図する単位で
あるため最小単位はエレメント単位となり、番組を構成
するワンシーン等の細かい単位での限定受信が可能とな
る。本総合データ配信サービスにおける方式は、事前契
約用メタデータ、鍵配信用メタデータにより限定受信を
行う。
【0026】まず受信側200のユーザーが有料事業者
に対し端末ID、個人ID、契約したいチャンネル、番組、
コンテンツ等の契約要求39を送出側100に通知す
る。送出側100ではユーザーより通知された契約要求
より事前契約用メタデータを生成し、契約情報等の保護
の必要な部分を受信端末毎に固有の端末鍵Kmcで暗号化
を行い受信側200にユーザー毎に配信する45。受信
側200の受信端末では、事前契約用メタデータ40の
非暗号化部分に格納されている端末ID、個人IDにより端
末を使用するユーザー宛の情報かを判断し、使用ユーザ
ー宛のIDが格納されている場合は、端末内に予め格納さ
れている端末鍵Kmc43により事前契約用メタデータを
復号し、有料事業者ID、事業者毎に固有の事業者鍵Kw4
4、契約コード等により構成される契約情報を入手す
る。契約情報を入手したユーザーは、次に契約事業者の
放送するコンテンツ17の要求46を行う。送出側10
0では、暗号化コンテンツ17の配信と同期させコンテ
ンツを視聴する際に必要となるコンテンツの暗号鍵Kk3
3が格納され、必要部分を事業者鍵Kw44で暗号化され
た鍵配信用メタデータ41を全端末に配信する。また、
送信側100では、コンテンツに対する利用制限情報等
が格納され、必要部分がコンテンツ鍵Kk33で暗号化さ
れた蓄積/再生用メタデータ42を全端末に配信する。
受信端末はコンテンツと同時に配信されている鍵配信用
メタデータ41を受信し、非暗号化部分に格納されてい
る有料事業者IDにより契約事業者による放送かを判断
し、契約する事業者の放送するコンテンツに対する鍵配
信用メタデータ41であると判断した場合、事前契約用
40メタデータにより配信された事業者鍵Kwにより暗号
化部分を復号し、復号された対象契約コードと事前契約
用メタデータ40により配信された契約コードによりユ
ーザーの契約形態内で利用可能なコンテンツかを判断す
る。ここで、利用可能であればコンテンツ鍵Kk33を受
信端末に格納し、同時に受信した蓄積/再生用メタデー
タ42の暗号化部分をコンテンツ鍵Kk33により復号
し、コンテンツに対する年齢制限等の利用制限情報を確
認し、ユーザーの利用が可能であれば、蓄積/再生用メ
タデータ42に格納されている暗号化コンテンツ17の
配信場所の情報により暗号化コンテンツ17の受信が可
能となる。本総合データ配信サービスでは上記の方式に
より限定受信を可能とする。
【0027】2.課金方式 次に本総合データ配信サービスにおける課金方式につい
て説明する。本総合データ配信サービスでは、事前契約
に対する課金と、コンテンツの視聴時に対する課金の大
きく2通りに分けられる。
【0028】(事前契約に対する課金)図8に、事前契
約による課金方式の説明図を示す。まず事前契約に対す
る課金について図8を用いて説明する。事前契約に対す
る課金とは、送出側100で予めユーザー登録47によ
り得た顧客情報を元に課金を行うため、ユーザーのコン
テンツ視聴の有無に関係せずに定額の課金が可能となる
課金方式である。受信端末3を購入したユーザーは、送
出側100に対し、端末ID、個人ID、契約したい事業
者、契約形態、契約期間等の情報と共に決済先の銀行口
座等48の情報を葉書や電話等により通知する。送出側
100ではこれらの情報を元に顧客情報を生成管理し、
契約した事業者の鍵、契約形態を示す契約コード、契約
の有効期限等を格納した事前契約用メタデータ40を生
成し契約ユーザーの受信端末3に向け配信し、ユーザー
の指定した口座等48より一定期間のコンテンツ利用契
約に対する課金を行う。事前契約メタデータ40を受信
したユーザーは、格納されている有効期限の範囲で契約
した事業者のコンテンツの利用が可能となる。以上が本
総合データ配信サービスにおける事前契約に対する課金
フローである。
【0029】(視聴契約に対する課金)次に視聴契約に
対する課金について説明する。本総合データ配信サービ
スにおける視聴契約に対する課金方式では、地上回線等
の受信端末より送出側の上り回線を前提とした課金方式
と、上り回線を前提としない課金方式に分けられる。
【0030】(上り回線を前提としない課金方式)図9
に、上り回線を必要としない視聴契約に対する課金方式
の説明図を示す。まず地上回線等の上り回線を前提とし
ない課金方式について図9を用いて説明する。上り回線
を前提としない課金方式とは、一定ポイントの利用料を
事前契約の場合と同様に事前に支払い、そのポイントの
範囲でコンテンツの視聴を行う方式である。但し、一定
ポイントを超える場合は追加ポイントをその都度契約可
能とする。具体的な手段としては、事前契約に対する課
金と同様に、受信端末を購入したユーザーが端末ID、個
人ID、契約したい事業者、契約形態、決済先の銀行口座
48等を送出側100に通知し契約を行う際に一定期間
に対する契約ではなく、コンテンツを利用するためのポ
イント数49を通知し契約を行う。送出側100では、
これらの情報を元に顧客情報を生成管理し、契約の有効
期限に関する情報の代わりに許諾するポイント数の情報
を事前契約用メタデータ40に格納し契約ユーザーの受
信端末3に配信する。また送出側100ではコンテンツ
17を配信する際に同期させ配信させる蓄積/再生用メ
タデータ42にコンテンツを利用する際に必要となるポ
イント数の情報を格納し配信する。受信端末3ではコン
テンツを利用する際に、事前契約用メタデータ40によ
り配信されたポイント数より蓄積/再生用メタデータ4
2に格納されている必要ポイント数を減算し、コンテン
ツの再生を行うため、事前契約用メタデータ40で配信
されたポイント数の範囲でのコンテンツの視聴が可能と
なる。事前契約用メタデータ40で配信されたポイント
数がなくなった場合、ユーザーは再度送出側100と契
約し、事前契約用メタデータ40を受信することにより
ポイントの補充が可能となる。送出側では、ユーザーに
許諾したポイント数に応じて事前に通知された指定口座
等48よりの課金が行えるため、ユーザーのコンテンツ
の視聴に応じた課金が可能となる。事前契約用メタデー
タ40により配信されるポイント数は、基本的にICカー
ド内に格納するが、受信端末を利用するユーザーグルー
プに対するポイント等の場合においては受信端末内に格
納することも可能である。
【0031】(上り回線を前提とした課金方式)次に地
上回線11等の上り回線を受信端末3に接続することを
前提とした課金方式について説明する。本総合データ配
信サービスにおける前項のポイントに対する課金方法の
拡張として、ポイントの申し込み、ポイント追加等を受
信端末3に接続された地上回線11等によりオンライン
で可能にする方式と、実際に受信端末側でコンテンツを
利用した際の課金情報50が送出側100に地上回線1
1等を通じて送られ、その情報を元に課金を行う方式が
存在する。
【0032】図10に、上り回線を使用したオンライン
課金方式の説明図を示す。ここでは後者の課金情報50
による方式について図10を用いて説明する。オンライ
ンで課金情報50を送出側100に送り課金を行うため
の具体的な手段としては、前述した課金方式と同様に受
信端末3を購入したユーザーが端末ID、個人ID、契約し
たい事業者、契約形態、決済先の口座48等を送出側1
00に通知する際に、一定期間、一定ポイント数に対す
る契約ではなく、オンラインでのコンテンツの視聴に対
する課金情報50を送るための契約を行う。本総合デー
タ配信サービスでは、この契約をオンラインPPV許諾契
約と呼ぶ。送出側100ではこれらの情報を元に顧客情
報を生成管理し、契約の有効期限、許諾ポイント数等の
情報の代わりにオンラインPPV許諾として、課金情報送
信時の送信先の情報等を事前契約用メタデータ40に格
納し契約ユーザーの受信端末3に配信する。また送出側
100ではコンテンツ17を配信する際に同期させ配信
させる蓄積/再生用メタデータ42にコンテンツを利用
する際に必要となる利用時の料金などの課金情報50を
生成する元となる情報を格納し配信する。受信端末では
コンテンツを利用する際に、蓄積/再生用メタデータ4
0に格納された課金情報50を生成するための元となる
情報に対し利用ユーザーのID等の情報を加え、事前契約
用メタデータ40により指定された送信先に対し地上回
線を利用し送信する。これにより送出側100では契約
ユーザーの受信端末3より送信された課金情報50内の
料金を事前に登録された指定口座等48よりユーザーの
コンテンツ視聴量に応じ課金可能となる。
【0033】3.サービスフロー 図11に、総合データ配信サービスにおけるサービスの
流れの説明図を示す。次に本総合データ配信サービスに
おけるサービスの流れについて図11を用いて説明す
る。本総合データ配信サービスは、例えば、受信端末3
購入時に添付される葉書もしくは電話等を利用したユー
ザー登録時の事前契約フロー105、送出側100にお
けるコンテンツ生成102、メタデータ生成103から
配信104までの送出側フロー101、コンテンツの受
信、再生等の受信側フロー331を含む。
【0034】(事前契約フロー)図12に、事前契約に
おけるサービスフローの説明図を示す。以下に、事前契
約におけるサービスフローを図12を用いて説明する。
総合データ配信サービスにおける事前契約フロー105
とは、送出側100におけるサービス受信ユーザ106
の顧客情報管理107を行うことを目的とする。総合デ
ータ配信サービスでは有料の蓄積型コンテンツをメイン
としたサービスであるため、ユーザーはコンテンツの視
聴契約を行うためのICカード15が必要となり、そのIC
カード15をユーザーが取得する手段が事前契約であ
る。前述の限定受信方式、課金方式で説明した通り、受
信側200のユーザー106は、端末購入時に添付され
る葉書もしくは電話等によりユーザー106の氏名、住
所、有料放送視聴時等の決済先である銀行口座等のユー
ザー個人に関する個人情報および、視聴したい有料サー
ビス、契約形態等を端末ID等の受信端末を識別する情報
と共に送出側100に登録する。送出側100では、ユ
ーザー登録された個人情報、契約情報、受信端末3を識
別するための端末ID等の情報を元にユーザーに対し個人
IDを割り振り顧客情報を生成管理107する。また、送
信側100では、この顧客情報を元にICカード15に対
し割り振った個人ID等の情報を格納し、ユーザー106
に対しそれを配布し、受信端末3、配布したICカード1
5に対してICカードを有するユーザー106が契約を行
った事業者の鍵、契約形態を示す契約コード等の情報が
格納された事前契約用メタデータ40を配信する。ユー
ザー106は契約したコンテンツの利用が可能となり、
送出側100では契約ユーザーの顧客情報の管理が可能
となる。
【0035】(送出側フロー)図13に、送出側におけ
るサービスフローの説明図を示す。以下に、送出側のサ
ービスフローについて図13を用いて説明する。総合デ
ータ配信サービスにおける送出側のサービスフローと
は、例えば、コンテンツの生成102、番組編成20
8、コンテンツの暗号化209、配信フォーマット化2
12、PSI/SI生成210、メタデータ生成103、メタ
データ暗号化211、配信104を含む。
【0036】コンテンツ生成102とは、映像/音声/デ
ータの各エレメントよりコンテンツ1を生成することで
ある。番組編成208とは、生成したコンテンツの1つ
あるいは複数を組み合わせることにより放送番組を制作
することである。コンテンツの暗号化209は、番組化
した各コンテンツに含まれるエレメントをコンテンツ毎
の鍵であるコンテンツ鍵Kkにより暗号化し暗号化コンテ
ンツ17を生成することである。配信フォーマット化2
12は、暗号化コンテンツ17、暗号化されたメタデー
タをエレメントの種別により配信時のデータフォーマッ
トであるTSP化することである。PSI/SI生成210とは
番組編成208を行うことにより生成される番組の運行
情報等を元にPSI/SIテーブル19を生成することであ
る。メタデータ生成103とは、コンテンツ生成10
2、番組編成208時のコンテンツ、番組に対するタイ
トル、内容、構成、利用制限情報等や、コンテンツ暗号
化209における暗号方式、暗号鍵等の情報、配信フォ
ーッマト化212した際の伝送路における配信位置等の
情報よりメタデータリスト250、EPG用メタデータ2
51、蓄積/再生用メタデータ252、鍵配信用メタデ
ータ253の各メタデータを生成することである。メタ
データ暗号化211とは、メタデータ生成103により
生成された各メタデータの保護が必要な部分に対し暗号
化を行うことで、暗号化EPG用メタデータ254、暗号
化蓄積/再生用メタデータ255、暗号化鍵配信用メタ
データ256を生成することである。配信212とは、
PSI/SI、各メタデータ、暗号化コンテンツを多重化し受
信側に配信することである。
【0037】(受信側フロー)図14に、受信側におけ
るサービスフローの説明図を示す。総合データ配信サー
ビスにおける受信側のサービスフローとは、例えば、予
約332、コンテンツ受信/蓄積333、視聴契約33
4、再生335を含む。予約332とは、送出側100
より配信されるEPG用メタデータ254を利用し、希望
するコンテンツの予約を行うことである。コンテンツ受
信/蓄積333とは、予約した情報を元にコンテンツ配
信時刻に蓄積/再生用メタデータ255、鍵配信用メタ
データ256、暗号化コンテンツ17を受信し、蓄積/
再生用メタデータ255、暗号化コンテンツ17を蓄積
することである。視聴契約334とは、蓄積された蓄積
/再生用メタデータの利用制限情報、ICカード15内の
個人情報、契約情報等によりコンテンツの視聴契約を行
うことである。再生335とは、視聴契約を行った情報
をもとにコンテンツの再生許可等を判断し、暗号化コン
テンツ17の復号を行った後、コンテンツの再生を行う
ことである。
【0038】4.送出側システム 次にこれらのサービスフローを実現させるための送出側
のシステムについて説明する。 送出側システム構成 図15に、送出側システム全体の構成図を示す。総合デ
ータ配信サービスにおける送出側システムの全体構成を
図15を用いて説明する。送出側システムは前述の通り
コンテンツやメタデータの生成、暗号化、配信を行う配
信センタ220、総合データ配信サービスシステムで使
用する鍵や、IDを生成管理する鍵管理センタ240、ユ
ーザー登録情報により各ユーザーの個人情報、契約情報
等の顧客情報の生成管理を行う顧客管理センタ260、
ユーザーからの視聴履歴情報/課金情報、リクエスト等
の双方向通信サービス利用時の地上回線11による接続
の管理を行う地上回線管理センタ214、ユーザーや、
販売店に対する商品等の配送など流通網12を利用した
物流の管理を行う物流管理センタ213等を備える。本
発明では総合データ配信サービスを実現する上で特に重
要となる配信センタ220、鍵管理センタ240、顧客
管理センタ260について詳細に説明する。
【0039】(1)配信センタ構成 図16に、配信センタ内の構成図を示す。配信センタ2
20内の構成を図16を用いて説明する。配信センタ2
20はコンテンツの制作を行うオーサリングシステム2
21、オーサリングシステム221で制作されたコンテ
ンツより番組を編成し、運行スケジュール等を生成管理
する番組構成管理システム222、オーサリングシステ
ム221、番組構成管理システム222よりのコンテン
ツ生成時、番組編成時に生成されるコンテンツ及び番組
のタイトル、構成等の情報を元に各メタデータを生成す
るメタデータ生成装置223、番組構成管理システム2
22で生成される運行スケジュール等を元にPSI/SIを生
成するPSI/SI生成装置224、番組構成管理システム2
22により番組編成されたコンテンツ内の各エレメント
を暗号化するコンテンツ暗号化装置225、メタデータ
生成装置223により生成されたメタデータの暗号化を
行うメタデータ暗号化装置226、PSI/SI装置224、
コンテンツ暗号化装置225、メタデータ暗号化装置2
26等より入力された情報を多重化し配信可能なフォー
マットに変換する送出系システム227を備える。以下
これら各構成について説明する。
【0040】(オーサリングシステム)図17に、オー
サリングシステム内の構成図を示す。コンテンツを生成
するオーサリングシステム221について図17を用い
て説明する。オーサリングシステム221とはコンテン
ツ1の生成および管理を行い、完成したコンテンツ、コ
ンテンツを生成する際に生成されるコンテンツに関する
タイトル、内容、コンテンツ内の構成等の情報が格納さ
れた関連ファイル233を番組構成管理システム222
に受け渡すシステムである。オーサリングシステム22
1の構成としては、映像、音声、データのエレメントを
制作編集する映像オーサリングツール228、音声オー
サリングツール229、データオーサリングツール23
0、各オーサリングツールより出力されるエレメントよ
りコンテンツ1を構成し、関連ファイル233を生成す
るコンテンツ構成装置231、コンテンツ構成装置によ
り生成されたコンテンツ、関連ファイル233を蓄積管
理するためのコンテンツ管理サーバ232を備える。
【0041】映像オーサリングツール228、音声オー
サリングツール229、データオーサリングツール23
0、の各オーサリングツールは、VHSビデオ、レーザー
ディスク(登録商標)、写真等のアナログの素材入力2
34に対しデジタル化するビデオキャプチャ、スキャナ
ー等の機能、DAT、CD、DVD等のデジタルの素材入力23
4に対して受信側の受信端末が表示可能なフォーマット
への変換機能、各デジタル素材の編集機能、コンテンツ
構成装置231に対して制作、編集を行った各エレメン
トのデジタル出力機能等を有する。コンテンツ構成装置
231は、各オーサリングツールより出力される1つあ
るいは複数エレメントよりコンテンツ1を構成し、同時
にコンテンツ名、コンテンツID、コンテンツの内容、ジ
ャンル、コピー制限、対象年齢、著作権等の利用制限情
報、構成するエレメントのデータ形式、容量等の情報を
入力することにより関連ファイル233を生成しコンテ
ンツ管理サーバ232に蓄積する機能を有する。コンテ
ンツ管理サーバ232は、コンテンツの完成を番組構成
管理システム222に対し通知し、番組構成管理システ
ム222よりコンテンツ、関連ファイル233の転送要
求が起こった場合、番組構成管理システム222に対し
要求されたコンテンツ1、関連ファイル233を受け渡
す機能を有する。但し、コンテンツ管理サーバ232は
番組構成管理システム222より転送要求が無い場合に
おいても強制的に番組構成管理システムに対しコンテン
ツ1、関連ファイル233を受け渡す機能をも有する。
【0042】(番組構成管理システム)図18に、番組
構成管理システム内の構成図を示す。次に番組構成管理
システム222について図18を用いて説明する。番組
構成管理システム222とは、オーサリングシステム2
21で生成されたコンテンツより番組を構成し、構成し
た番組に対する運行スケジュール等を生成管理すること
により番組を編成するシステムである。番組構成管理シ
ステム222は、オーサリングシステム221内のコン
テンツ管理サーバ232より入力されるコンテンツ1よ
り番組を構成する番組構成装置235、構成された番組
に対し運行スケジュール238を生成し、割り当てる番
組運行スケジュール生成装置236、番組化されたコン
テンツ群、それに対応する関連ファイル群、運行スケジ
ュールを蓄積管理する番組管理サーバ237を備える。
なお、図17、18のコンテンツ生成におけるコンテン
ツに関連する情報を纏めたファイルをコンテンツ関連情
報と総称し、それを記憶したファイルが関連ファイル2
33である。
【0043】番組構成装置235とは、コンテンツ管理
サーバ232より1つあるいは複数のコンテンツ1、関
連ファイル233より番組を構成し、番組としてのコン
テンツ群、番組に対する情報、例えば番組のタイトル、
番組のID、番組の内容、ジャンル、放送する事業者のI
D、契約に関する情報、課金に関する情報、番組内にお
けるコンテンツの構成等の情報をコンテンツ管理サーバ
232より入力された関連ファイル233に追加し、番
組管理サーバ237に対し蓄積する機能を有する。番組
運行スケジュール生成装置236は、番組管理サーバ2
37に蓄積された番組に対し、放送日時、チャンネル等
の放送場所に関する情報等を割り当て、運行スケジュー
ル238を生成し番組管理サーバ237に蓄積する機能
を有する。番組管理サーバ237は、番組構成装置23
5、番組運行スケジュール生成装置236より入力され
たコンテンツ群1、関連ファイル群233、運行スケジ
ュール238等を蓄積管理し、運行スケジュール238
の情報を元に、メタデータ生成装置223、PSI/SI生成
装置224に対し運行スケジュール238、関連ファイ
ル群233を入力し、コンテンツ暗号化装置225に対
しメタデータ生成装置223、PSI/SI生成装置224に
入力した番組情報に対応するコンテンツ群及びコンテン
ツのID群を入力する機能を有する。
【0044】(PSI/SI生成装置)図19に、PSI/SI生成
装置の説明図を示す。PSI/SI生成装置224について図
19を用いて説明する。PSI/SI生成装置224とは、番
組構成管理システム222内の番組管理サーバ237よ
り入力される運行スケジュール238、関連ファイル群
233よりMPEG2-Systemに準拠したPSI/SIの各テーブル
を生成し、運行スケジュールの情報を元に送出系システ
ム227に対しTSP化した各PSI/SIテーブルを入力する
機能を有する。
【0045】(メタデータ生成装置)図20に、メタデ
ータ生成装置の説明図を示す。次にメタデータ生成装置
223について図20を用い説明する。メタデータ生成
装置223とは、番組構成管理システム222内の番組
管理サーバ237より入力される関連ファイル群、運行
スケジュール、鍵管理センタ240に対しコンテンツの
IDを受け渡すことにより得られるコンテンツ鍵Kk、送出
系システム227より入力されるコンテンツ等の伝送路
における配信位置情報等を元に、メタデータリスト25
0、EPG用メタデータ251、鍵配信用メタデータ25
3、蓄積/再生用メタデータ252を生成し、メタデー
タリストを送出系システム227に出力し、その他のメ
タデータをメタデータ暗号化装置226に出力する機能
を有する。送出系システムより入力されるコンテンツ等
の伝送路における配信位置情報は、送出系システム22
7側の装置により配信位置であるモジュールの指定等が
可能であれば必要としない場合もある。
【0046】(コンテンツ暗号化装置)図21に、コン
テンツ暗号化装置の説明図を示す。本システムにおける
コンテンツ暗号化装置225について図21を用いて説
明する。コンテンツ暗号化装置225とは、番組構成管
理システム222内の番組管理サーバ237より入力さ
れるコンテンツ群、ID(コンテンツID)群に基づき、番
組管理サーバ237より入力されたID(コンテンツID)
を鍵管理センタ240に通知し、該当するコンテンツ鍵
Kkを受け取り、また、コンテンツ鍵Kkにより対応するコ
ンテンツ内の各エレメントを前述のコンテンツ暗号化方
式の通り暗号化し、生成した暗号化コンテンツを送出系
システム227に対し出力する機能を有する。
【0047】(メタデータ暗号化装置)図22に、メタ
データ暗号化装置の説明図を示す。次にメタデータ暗号
化装置226について図22を用い説明する。メタデー
タ暗号化装置226とは、メタデータ生成装置223よ
り入力されるEPG用メタデータ251、蓄積/再生用メタ
データ252、鍵配信用メタデータ253、顧客管理セ
ンタ260より入力される事前契約用メタデータ259
を鍵管理センタ240内より入力される暗号鍵情報によ
り暗号化し、生成された暗号化メタデータを送出系シス
テム227に対し出力する機能を有する。
【0048】各メタデータの暗号化方式について、以下
に説明する。EPG用メタデータ251については、鍵管
理センタ240に対しEPG用メタデータ251に格納さ
れたシステムIDを受け渡すことにより得られる全受信端
末に共通したシステム鍵Ksy264により必要部分に対
し暗号化が行われる。蓄積/再生用メタデータ252に
ついては、鍵管理センタ240に対し蓄積/再生用メタ
データ252に格納されたコンテンツIDを受け渡すこと
により得られるコンテンツ毎に固有のコンテンツ鍵Kk3
3により必要部分に対し暗号化が行われる。鍵配信用メ
タデータ253については、メタデータ内に格納されて
いるIDを次のように暗号化する。すなわち、無料コンテ
ンツに対する鍵配信用メタデータ257であれば、シス
テムIDを、鍵管理センタ240に受け渡すことにより得
られるシステム鍵Ksy264により、必要部分に対し暗
号化する。また、有料コンテンツに対する鍵配信用メタ
データ258であれば、事業者IDを、事業者鍵Kw44に
より、それぞれ必要部分に対し暗号化する。事前契約用
メタデータ259については、鍵管理センタ240に対
し事前契約用メタデータ259内に格納された端末IDを
受け渡すことにより得られる端末鍵Kmc43により必要
部分に暗号化が行われる。
【0049】よって送出系システム227に対しては生
成された暗号化EPG用メタデータ254、暗号化蓄積/再
生用メタデータ255、暗号化鍵配信用メタデータ(無
料)261、暗号化鍵配信用メタデータ(有料)26
2、暗号化事前契約用メタデータ263が出力されるこ
ととなる。
【0050】(送出系システム)図23に、送出系シス
テム内の構成図を示す。以下に、総合データ配信サービ
スにおける送出系システム227について図23を用い
て説明する。送出系システム227とは、PSI/SI生成装
置224、コンテンツ暗号化装置225、メタデータ暗
号化装置226、メタデータ生成装置223より入力さ
れるPSI/SI、暗号化コンテンツ、メタデータ等のデータ
を、受信端末3に対し配信可能なデータに組み立てるシ
ステムである。送出系システム227は、カルーセル生
成装置239、パケタイザ241、多重化装置(MUX)
242、受託放送設備243を備える。カルーセル生成
装置239とは、コンテンツ暗号化装置225より入力
されるデータ系の暗号化コンテンツ、メタデータ暗号化
装置より入力される暗号化された各メタデータ、メタデ
ータ生成装置より入力されるメタデータリストよりMPEG
2-systemにおけるデータカルーセルを生成するために各
データをモジュール化したのちDII、DDB化し、パケタイ
ザ241に対し出力する機能を有する。パケタイザ24
1とは、コンテンツ暗号化装置より入力されるMPEG2-Vi
deo PES、MPEG2-Audio PES等の映像系の暗号化コンテン
ツ、カルーセル生成装置より入力されるDII、DDB等のデ
ータをTSP形式のデータに分割し多重化装置(MUX)24
2に対し出力する機能を有する。多重化装置(MUX)2
42とは、PSI/SI生成装置224、パケタイザ241よ
り入力されるTSPに対し送出レート等の条件により多重
化を行いTSを生成し、受託放送設備243に出力する機
能を有する。受託放送設備243とは、多重化装置(MU
X)242より入力される複数TSをさらに多重化し、受
信端末3に対して配信可能なデータ形体とし送信アンテ
ナより配信を行う機能を有する。以上が本総合データ配
信サービスにおける配信センタ220内の構成および各
構成装置の機能及びデータ生成フローである。
【0051】(2)鍵管理センタ構成 図24に、鍵管理センタ内の構成図を示す。次に鍵管理
センタ240について図24を用いて説明する。鍵管理
センタ240とは、配信センタ220、顧客管理センタ
260より登録される各IDに対する暗号鍵を生成し、各
センタからの暗号鍵の要求に対して暗号鍵を受け渡すシ
ステムである。鍵管理センタ240は、鍵生成装置24
4、鍵管理サーバ245を備える。
【0052】(鍵生成装置)図25に、鍵生成装置の説
明図を示す。次に鍵管理センタ240における鍵生成装
置244について図25を用いて説明する。鍵生成装置
244とは、配信センタ220内のメタデータ生成装置
223より入力される複数のコンテンツID246よりそ
れぞれのIDに対応するコンテンツの暗号鍵であるコンテ
ンツ鍵Kk33を生成し、生成したコンテンツ鍵Kk33を
コンテンツID246と共に鍵管理サーバ245に対し出
力する機能を有する。また、システム鍵Ksy264、事
業者鍵Kw44、端末鍵Kmc43、個人鍵Km265につい
ては鍵生成装置244内で各暗号鍵に対するIDであるシ
ステムID247、事業者ID248、端末ID249、個人
ID270を直接指定することにより生成し、各IDと共に
鍵管理サーバ245に対し出力する。
【0053】(鍵管理サーバ)図26に、鍵管理サーバ
の説明図を示す。次に鍵管理サーバ245について図2
6を用いて説明する。鍵管理サーバ245とは、鍵生成
装置244により生成された鍵及びIDを管理し、配信セ
ンタ220内のコンテンツ暗号化装置225、メタデー
タ暗号化装置226、メタデータ生成装置223、顧客
管理センタ260内の顧客情報管理サーバ267よりの
暗号鍵の要求に対し対応する暗号鍵を受け渡す機能を有
する。例えば配信センタ220内のコンテンツ暗号化装
置225より暗号鍵の要求としてコンテンツIDを受け渡
された場合は、コンテンツIDに対応する暗号鍵であるコ
ンテンツ鍵Kkを受け渡す機能である。
【0054】(3)顧客管理センタ構成 図27に、顧客管理センタ内の構成図を示す。次に本総
合データ配信サービスシステムにおける顧客管理センタ
について図27を用いて説明する。顧客管理センタ26
0とは、ユーザー106からのユーザー登録情報を元に
顧客情報を生成し、鍵管理センタ240より受け渡され
る暗号鍵等の情報によりICカード、事前契約用メタデー
タを生成し、ICカードをユーザー106に配布し、事前
契約用メタデータを配信センタ220に受け渡すシステ
ムである。顧客管理センタ200は、顧客情報生成シス
テム266、顧客情報管理システム271を備える。
【0055】(顧客情報生成システム)図28に、顧客
情報生成システム内の構成図を示す。顧客管理センタ2
60における顧客情報生成システム266について図2
8を用いて説明する。顧客情報生成システム266と
は、ユーザー106が端末購入時に添付される葉書もし
くは電話にて事前契約等のユーザー登録を行った情報よ
り顧客情報を生成し、顧客情報管理システム271に対
し出力するシステムであり、ユーザーI/F268、顧客
情報生成装置269を備える。ユーザーI/F268と
は、ユーザーからの葉書、電話等によるユーザー登録情
報を受付け、登録された情報を電子化する機能を有す
る。顧客情報生成装置269とは、ユーザーI/F268
により電子化されたユーザー登録情報を顧客情報管理シ
ステム271が認識可能なデータ形式である顧客情報に
編集し、顧客情報管理システム271に対し出力する機
能を有する。
【0056】(顧客情報管理システム)図29に、顧客
情報管理システム内の構成図を示す。顧客情報管理シス
テム271とは、顧客情報生成システム266により入
力される顧客情報を元に鍵管理センタ内の鍵管理サーバ
245に対し個人ID270、個人鍵265等を要求し、
受け取った個人ID270、個人鍵265等を利用し、事
前契約用メタデータ40、ICカード15等を生成するシ
ステムである。顧客情報管理システム271は、顧客情
報管理サーバ267、ICカード生成装置272、事前契
約用メタデータ生成装置273を備える。
【0057】顧客情報管理サーバ267とは、顧客情報
生成システム266で生成された顧客情報の管理を行
い、鍵管理サーバ245より個人鍵Km265、ユーザー
が契約を行う事業者鍵Kw等の情報を受け取るためのユー
ザー情報150を生成し、鍵管理サーバ245に出力す
る。ユーザー情報150とは、例えば、ある端末IDの振
られた受信側の受信端末に対し何人のユーザーが利用す
るか、また端末を利用するユーザーがどの放送事業者と
契約を行うかを示した情報である。このユーザー情報1
50により鍵管理サーバー245は、管理する個人ID2
70/個人鍵Km265をユーザー情報に格納されている
ユーザー数分確保し、同じくユーザー情報に格納されて
いる端末ID249に対応する端末鍵Kmc43、各ユーザ
ーが契約を行う事業者IDに対応する事業者鍵Kwを顧客情
報管理サーバ267に受け渡すことが可能となる。顧客
情報管理サーバ267は受け取った個人ID270、個人
鍵Km265、端末ID249、端末鍵Kmc43、事業者I
D、事業者鍵Kwを顧客情報に追加することによりユーザ
ーの使用する端末、ユーザー自身の個人情報、契約情報
等の把握が可能となり顧客管理が可能となる。ICカード
生成装置272は、顧客情報管理サーバ267内の顧客
情報をもとに空ICカード内の所定エリアに個人ID27
0、個人鍵Kmc265、端末ID249、各ユーザーの名
前、電話番号、生年月日等の個人契約情報を格納し各ユ
ーザー106に配布する。事前契約用メタデータ生成装
置273とは、ICカード生成装置272と同様に顧客情
報管理サーバ267内の顧客情報により各ユーザーの契
約する事業者のID、事業者鍵Kw、契約形態を示す契約コ
ードおよび、各ユーザーに割り振られた個人ID270、
各ユーザーが使用する受信端末のID249を格納した事
前契約用メタデータを生成し配信センタ内のメタデータ
暗号化装置226に受け渡す。以上が送出側システムの
構成及び、各装置間のデータフローである。
【0058】(送出側で生成配信される情報)次に送出
側で生成し、受信端末に対して配信される各メタデータ
について説明する。本総合データ配信サービスにおける
メタデータの記述方式は、前述の図6におけるXML等の
テキスト形式での記述、PSI/SIのようなバイナリ形式で
の記述が可能である。ただし、暗号化が必要な部分につ
いては受信端末内での記述内容解釈処理の向上の点で特
にバイナリ形式での記述を行うが、受信端末の処理性能
が高い場合は、非暗号化部分と同様にテキスト形式での
記述による運用も可能である。各メタデータの記述内
容、構成について説明する。
【0059】(事前契約用メタデータ)図30に、事前
契約用メタデータの構成および格納される情報の説明図
を示す。まず、事前契約用メタデータについて図30を
用いて説明する。事前契約用メタデータ263とは、前
述の通り有料放送事業者の事業者鍵Kwや、契約形態に間
する契約コード等の内容を含み、主に限定受信を行う際
の判定材料に利用されるデータであり、端末購入時、契
約更新時、事業者鍵Kwの更新時等に配信されるメタデー
タである。端末ID、個人ID等の受信端末が端末を利用す
るユーザー宛に送られたデータかを識別するためのユー
ザー識別情報275と、メタデータの暗号方式、暗号化
部分、暗号鍵を示すID(端末ID)等のメタデータにかけ
られた暗号に関する暗号化情報276と、ユーザーの名
前、電話番号、住所、決済能力、決済先、パスワード等
のユーザー自身の個人情報277と、ユーザーが契約を
行う契約事業者のID、事業者鍵Kw、契約の有効期限、契
約コード、契約ポイント等の契約情報278等を含む。
暗号化部分については、各ユーザーの決済先等の情報が
格納される個人情報277、事業者鍵Kw等の情報が格納
される契約情報278が該当し、ユーザーの利用する端
末固有の鍵Kmc43により送出側で暗号化され、受信端
末に配信される。暗号化に使用する暗号鍵については運
用により個人鍵Kmを使用することも可能である。また、
運用により事前契約用メタデータに上記の情報以外に後
述するメタデータ属性情報が格納されることも可能であ
る。
【0060】(EPG用メタデータ)図31に、EPG用メタ
データの構成および格納される情報の説明図を示す。次
にEPG用メタデータ254について図31を用いて説明
する。EPG用メタデータ254とは、主にユーザーが配
信予定コンテンツの確認、配信予定コンテンツの視聴/
蓄積予約を行うためのメタデータであり、EPG用メタデ
ータの配信時が蓄積/再生用メタデータ、鍵配信用メタ
データの配信時と重なるため各メタデータを識別するた
めのメタデータID、メタデータのタイプ、メタデータの
サイズ等のメタデータ属性情報279と、事前契約用メ
タデータと同様にメタデータの暗号部分に関する暗号化
情報276と、番組のID、放送予定日時、番組の内容、
ジャンル、コンテンツの構成、番組のサイズ等の番組に
関する番組情報280と、コンテンツのID、コンテンツ
の内容、エレメントの構成等のコンテンツ情報281
と、コンテンツを利用するユーザー、コンテンツ自体に
対する制限情報である年齢制限、コピー制限、蓄積制限
等の利用制限情報282等を含む。暗号化部分について
はコピー制限等の利用制限情報282が該当し、全ユー
ザーのメタデータの利用を可能とするため、全受信端末
共通のシステム鍵Ksy264により送出側で暗号化され
配信される。コンテンツ情報281については、総合デ
ータ配信サービスにおけるEPGの運用レベルにより格納
せずに配信することも可能とする。利用制限情報につい
ても同様に格納せずに運用を行う場合もあり、EPG用メ
タデータは暗号化せずに配信されることも可能である。
【0061】(蓄積/再生用メタデータ)図32に、蓄
積/再生用メタデータの構成および格納される情報の説
明図を示す。次に蓄積/再生用メタデータ255につい
て図32を用いて説明する。蓄積/再生用メタデータ2
55とは、コンテンツの受信、蓄積、再生に必要な情報
を含むメタデータであり、蓄積済みコンテンツの検索時
に利用される他、ユーザーのコンテンツ利用方法を制御
するために利用される。蓄積/再生用メタデータは、EPG
用メタデータと同様にメタデータ自体を識別するための
メタデータ属性情報279と、暗号化情報276と、番
組情報280と、コンテンツ情報281と、利用制限情
報282と、蓄積/再生用メタデータが示すコンテンツ
の暗号化方式、暗号鍵ID等のコンテンツ暗号化情報、コ
ンテンツを視聴するための契約に関する、契約形態、契
約による利用可能期間等の契約情報284と、契約によ
る課金料金、課金タイミング等の課金情報285等を含
む。暗号化部分については利用制限情報282、コンテ
ンツの暗号化方式、暗号鍵ID等の情報が含まれるコンテ
ンツ暗号化情報283、使用制限期間等の情報が含まれ
る契約情報284、課金時の料金、タイミング等が含ま
れる課金情報285が該当し、コンテンツを暗号化した
鍵と同じコンテンツ鍵Kk33により送出側で暗号化され
配信される。また、蓄積/再生用メタデータにおけるコ
ンテンツ情報281については、EPG用メタデータ内に
格納されるコンテンツ情報にコンテンツの配信位置等の
情報が追加される。
【0062】(鍵配信用メタデータ)図33に、鍵配信
用メタデータの構成および格納される情報の説明図を示
す。次に鍵配信用メタデータ256について図33を用
いて説明する。鍵配信用メタデータ256とは、コンテ
ンツの暗号鍵に関する情報を配信するためのメタデータ
であり、コンテンツが有料放送の場合は放送する事業者
に契約したユーザーのみ受信可能とする限定受信を行う
ための情報が含まれる。鍵配信用メタデータ256は、
他のメタデータより区別するためのメタデータ属性情報
279と、メタデータ自体の暗号化に関する暗号化情報
276と、コンテンツのID、コンテンツの暗号鍵Kk等の
コンテンツ鍵情報286等を含む。暗号化部分に関して
はコンテンツ鍵Kk等のコンテンツ鍵情報が送出側で暗号
化され配信される。暗号鍵については、鍵配信用メタデ
ータ256が有料コンテンツに対するメタデータであ
り、事業者に契約したユーザーのみ受信可能な限定受信
を行う場合は、事業者毎に固有の事業者鍵Kw44が使用
され、契約者以外のユーザーも視聴可能な無料コンテン
ツに対するメタデータの場合は、全受信端末に共通なシ
ステム鍵Ksy264が使用される。また、限定受信を実
現させるための事業者ID、対象契約コード等の情報はコ
ンテンツ鍵情報に格納され暗号化されて配信される。
【0063】(メタデータリスト)図34に、メタデー
タリストの構成および格納される情報の説明図を示す。
次にメタデータリスト250について図34を用いて説
明する。メタデータリストとは、配信ストリーム中のEP
G用メタデータ、蓄積/再生用メタデータ等の配信位置を
取得するためのメタデータであり、PSIを補完する情報
を持ち、受信端末内に蓄積したEPG用メタデータに対し
配信ストリーム中のEPG用メタデータが更新された場合
における差分メタデータ蓄積のための情報を含む。メタ
データリスト250は、受信端末側で情報の更新を識別
するためのバージョン等のメタデータリスト属性情報2
87と、コンテンツIDに対応するメタデータのID、EPG
用メタデータ、蓄積/再生用メタデータを区別するため
のメタデータタイプ、EPG用メタデータの更新を識別す
るためのメタデータのバージョン、配信ストリーム上の
位置情報等のリスト情報288等を含む。メタデータリ
スト自体はメタデータを配信ストリームより取得するた
めの情報であるため特に保護を必要とせず、暗号化は行
わずに配信される。メタデータリストの取得方法として
はPSIテーブルにおけるPMT内に配信ストリームを指定す
ることにより取得を行う運用とする。
【0064】(システム鍵更新用メタデータ)図35
に、システム鍵更新用メタデータの構成および格納され
る情報の説明図を示す。次にシステム鍵更新用メタデー
タについて図35を用いて説明する。システム鍵更新用
メタデータ289とは、受信端末内に格納されている全
受信端末共通の鍵であるシステム鍵Ksyをシステム鍵Ksy
3に更新するためのメタデータである。システム鍵更新
用メタデータ289は、他のメタデータと区別するため
のメタデータ属性情報279と、メタデータ自体の暗号
化に関する暗号化情報276と、更新対象となるシステ
ム鍵に対応するシステムID、変更後のシステムID、シス
テム鍵、更新タイミング等の情報が含まれるシステム鍵
情報290等を含む。
【0065】暗号化部分は、更新後のシステム鍵、変更
タイミング等の情報が含まれるシステム鍵情報290が
該当し、暗号鍵は受信端末内に予め予備用のシステム鍵
として登録されているシステム鍵Ksy2を使用する。シス
テム鍵Ksyは、システム鍵全体の総称で、通常は1つが
有効である。ただし、ハック等の被害があった時に、予
備のシステム鍵Ksy2を使用する。そのために、受信機に
は通常2つのシステム鍵Ksy1、Ksy2が内蔵されている。
システム鍵Ksyの更新処理を具体的に説明するために、
システム鍵Keyの実際の受信機内の構成である2つシス
テム鍵Key1、Key2について述べる。Key1、Key2が受信機
内部に内臓されており、これらの鍵を更新等の変更をす
る時に、システム鍵送信側は、他のシステム鍵Key3を衛
星より伝送し、受信端末では、システム鍵Ksy1がKey3に
変更となる。これより実際の受信機内には、システム鍵
Key2、Ksy3の2つの鍵が存在することになる。また、シ
ステム鍵Key2が実際には有効鍵となる。以上が本総合デ
ータ配信サービスにおける送出側より配信されるメタデ
ータである。
【0066】5.受信側システム つぎに、上述のサービスフローを実施させる受信側シス
テムである受信端末について説明する。 (受信端末構成)図36に、受信端末内の構成図を示
す。次に本総合データ配信サービスにおける受信側であ
る受信端末3について図36を用いて説明する。受信端
末3は衛星を介したコンテンツ17、PSI/SI19、メタ
データ18等の情報をアンテナ2により受信し、TV9等
のモニタ装置に出力、また蓄積媒体4内に蓄積後出力す
ることでユーザーの視聴を可能とする。将来的にはこの
受信端末3がTV9等のモニタ装置に内蔵されることもあ
るがここでは一例として、別装置として説明する。総合
データ配信サービス用の受信端末3の大きな特徴として
は、コンテンツ17及びメタデータ18等の情報を蓄積
するための蓄積媒体4を有している他に、暗号化し配信
されたデータの復号及び受信端末内で生成される重要な
データに対し暗号化を行い、著作権保護等の権利、認
証、課金等の処理、制御に関わるRMP16機能、この受
信端末を利用するユーザーの個人認証、及びユーザーの
属する家族等のグループ認証を行う個人認証デバイスで
あるICカード15を有していることである。このRMP1
6機能とは、メタデータの内容を解釈し権利保護に関わ
る処理の制御を行うRMPコントローラ306、暗号化さ
れたメタデータを復号するメタデータ復号機能307、
暗号化されたコンテンツを復号するためのコンテンツ復
号機能308、受信端末内で使用する鍵を管理する鍵管
理テーブル311、受信端末を利用するユーザーの環境
を設定するためのプロファイル310、受信端末内でメ
タデータ等より生成されるコンテンツの視聴を許諾する
情報等の保護が必要なデータを暗号化するメタデータ暗
号機能309等を含む。蓄積媒体4は、前述のコンテン
ツ17、メタデータ18の他に、受信端末内で生成され
る予約情報313、検索/EPGテーブル312等の情報が
格納される受信端末に固定的な大容量蓄積媒体であるハ
ードディスクや、必要なコンテンツ、メタデータ等の情
報を格納する取り外し可能なDVD-RAM、メモリカード等
のリムーバブルメディアを備える。ICカード15は、前
述した個人ID270、個人鍵265、個人契約情報27
4の他に、受信端末内で生成されるコンテンツの視聴を
許諾する判断材料となる許諾情報314等が格納され
る。RMP16については、パイレーツや暗号解読などに
対するセキュリティ対策としセキュリティの守られた構
成よりなるが、セキュリティ強度の退化等によりモジュ
ールごと取り替えることが可能な構成も考えられる。
【0067】次に受信端末の特徴的な機能であるRMP1
6、蓄積媒体4、ICカード15について説明する。 (RMP)本総合データ配信サービスにおけるRMP16機能
とは、メタデータの内容を解釈し権利保護に関わる処理
の制御を行うRMPコントローラ306、暗号化されたメ
タデータを復号するメタデータ復号機能307、暗号化
されたコンテンツを復号するためのコンテンツ復号機能
308、受信端末内で使用する鍵を管理する鍵管理テー
ブル311、受信端末を利用するユーザーの環境を設定
するためのプロファイル310、受信端末内でメタデー
タ等より生成されるコンテンツの視聴を許諾する情報等
の保護が必要なデータを暗号化するメタデータ暗号機能
309等を含む。
【0068】図52に、RMPコントローラ306の行う
主な制御処理について示す。RMPコントローラ306の
主な機能としては、図示のように、例えば、受信制御、
蓄積制御、コピー制御、提示制御、視聴契約制御、課金
制御、個人認証制御、鍵管理、プロファイル管理、時刻
管理、アプリケーション認証制御、外部機器認証制御、
外部機器認証制御、通信回線制御がある。
【0069】(メタデータ復号)図37に、メタデータ
復号機能の説明図を示す。次にメタデータ復号について
図37を用いて説明する。メタデータ復号機能307と
は、RMPコントローラ306より復号要求が起こった際
に、鍵管理テーブル311よりRMPコントローラ306
を介して受け渡される暗号鍵を使用し、暗号化されたメ
タデータ等を復号する機能である。RMPコントローラ3
06は、コンテンツの受信/蓄積時、コンテンツの視聴
契約時等でメタデータを復号する必要があると判断した
場合、まず蓄積媒体内の暗号化されたメタデータもしく
はICカード内の暗号化された個人契約情報等を複製し、
各データの非暗号化部分に格納されている前述した暗号
化情報内の暗号鍵IDを読み取り、暗号鍵IDを鍵管理テー
ブル311に受け渡す。鍵管理テーブル311は受け渡
された暗号鍵IDより対応する暗号鍵を識別し、RMPコン
トローラ306に対し暗号鍵を受け渡す。RMPコントロ
ーラ306は、鍵管理テーブルより受け渡された暗号鍵
と、メタデータをメタデータ復号機能307に受け渡
し、復号を要求する。メタデータ復号機能307は、受
け渡されたメタデータの暗号部分を抽出し、抽出した暗
号部分をRMPコントローラ306より同じく受け渡され
た暗号鍵により復号し、非暗号化部分のメタデータの所
定部分に格納し、RMPコントローラ306に復号したメ
タデータとして受け渡す。ただし、復号したデータにつ
いては前述した通り運用により非暗号化部分とデータ形
式が異なる場合があるため、その際は格納せずにその後
の処理を行う運用を行うこともある。以上がメタデータ
復号機能307の復号処理である。メタデータ復号機能
307が復号するメタデータとは、EPG用メタデータ2
54、蓄積/再生用メタデータ255、鍵配信用メタデ
ータ(無料)261、鍵配信用メタデータ(有料)26
2、事前契約用メタデータ263、システム鍵更新用メ
タデータ289の各メタデータの他に、ICカードに格納
される個人契約情報274、許諾情報314が挙げられ
る。ICカード内の情報である個人契約情報274、許諾
情報314については、暗号鍵が鍵テーブルに格納され
ていないため、ICカード内の個人鍵Km265をRMPコン
トローラ306より取得し復号を行う。
【0070】(コンテンツ復号)図38に、コンテンツ
復号機能の説明図を示す。コンテンツ復号について図3
8を用いて説明する。コンテンツ復号機能308とは、
RMPコントローラ306の復号要求に対し、鍵管理テー
ブル311よりRMPコントローラ306を介し受け取っ
たコンテンツの暗号鍵であるコンテンツ鍵を使用し、コ
ンテンツ17内の各エレメントを復号する機能であり、
主にコンテンツの再生時に行われる処理である。
【0071】(プロファイル)図39に、プロファイル
の構成図を示す。次にプロファイルについて図39を用
いて説明する。プロファイル310とは、事前契約用メ
タデータ263よりRMP内で生成される個人契約情報2
74の集合であり、保護の必要なデータであるため、RM
P内部のセキュリティの守られた記憶エリア(セキュア
メモリ)317に格納され、コンテンツの視聴/蓄積予
約、限定受信の判定時等に使用される。プロファイル3
10は端末ユーザー全体に対する契約情報等の格納され
た全体プロファイル315と、各ユーザー毎の契約情報
が格納された個人プロファイル316を含む。
【0072】(鍵管理テーブル)図40に、鍵管理テー
ブルの構成図を示す。鍵管理テーブルについて図40を
用いて説明する。鍵管理テーブル311とは、RMPコン
トローラ306より指定されるIDに対して該当する鍵を
受け渡すための情報であるID及び鍵を格納したテーブル
であり、保護の必要な鍵データより構成されるため、プ
ロファイルと同様にRMP内部のセキュリティの守られた
記憶エリア(セキュアメモリ)317に格納される。
【0073】(メタデータ暗号)図41に、メタデータ
暗号機能の説明図を示す。メタデータ暗号について図4
1を用いて説明する。メタデータ暗号機能309とは、
RMP16よりICカード15に対し事前契約用メタデータ
より生成した個人契約情報274や、蓄積/再生用メタ
データより生成したコンテンツの許諾情報314を格納
する際に、各情報をICカード15内の個人鍵Km265を
用いて暗号化する機能である。
【0074】(蓄積媒体)図42に、蓄積媒体内に格納
される情報の蓄積状態の説明図を示す。次に受信端末3
における蓄積媒体4に格納されるデータの蓄積状態につ
いて図42を用いて説明する。蓄積媒体4に格納される
データとしては、メタデータリスト250、EPG用メタ
データ254、検索/EPGテーブル312、予約情報31
3、蓄積/再生用メタデータ255、コンテンツ17、
その他受信端末のOS、アプリケーション等のソフトウェ
ア等が存在する。蓄積媒体4自体は、この例では、セキ
ュリティの保護された構造ではないため、蓄積媒体内に
格納されるデータにおいて保護の必要なデータは、暗号
化状態で蓄積される。EPG用メタデータ254や蓄積/再
生用メタデータ255等を受信するためのメタデータリ
スト250と、EPG用メタデータ254や蓄積/再生用メ
タデータ255より生成され、受信端末のEPG表示、検
索処理を行うための検索/EPGテーブル312と、EPG用
メタデータ254より生成されるコンテンツ視聴/蓄積
予約のための予約情報313とは特に保護の必要とされ
ないデータであるため暗号化せずに蓄積媒体に格納され
る。ただし運用において保護が必要な場合は、端末内に
予め存在する端末鍵Kmc等により暗号化を行う。コンテ
ンツの利用制限情報等が格納されたEPG用メタデータ2
54、蓄積/再生用メタデータ255、コンテンツ17
については送出側で暗号化された状態で蓄積され、各デ
ータが処理に必要な際はコピーを生成し、コピーを復号
し利用することにより受信端末内での再暗号化処理を省
くことが可能となる。
【0075】(ICカード)図43に、ICカード内の構成
の説明図を示す。総合データ配信サービスにおいて利用
されるICカード15内の構成について図43を用いて説
明する。ICカード15内は、セキュリティの守られた記
憶エリア(セキュアメモリ)317と通常の記憶エリア
(通常メモリ)318を備える。通常の記憶エリア31
8では、保護の必要でないデータもしくは、保護が必要
であるが暗号化することで保護されているデータが格納
され、一方、セキュリティの守られた記憶エリア317
に格納される情報は保護が必要なデータであるがICカー
ド内で暗号化状態で保存できない情報が格納される。セ
キュリティが守られた記憶エリア317に格納される情
報としては、ユーザー個人に割り当てられた個人ID27
0、それに対応する暗号鍵である個人鍵Km265等が該
当し、一方、通常の記憶エリア318に格納されるデー
タは、RMP16側で暗号化された個人契約情報274、
許諾情報314等が該当する。また、セキュリティの守
られた記憶エリア317に格納された個人ID270、個
人鍵265をRMP16に受け渡す場合は、同じくセキュ
リティの守られた伝送路を使用し、データの受け渡しを
行う。セキュリティの守られた伝送路とは、公開鍵方式
等を利用することにより実現する。
【0076】(受信端末側で生成される情報)次に総合
データ配信サービスにおいて受信端末内で生成される各
情報の生成時の処理について説明する。
【0077】(プロファイル生成)図44に、プロファ
イルの生成処理の説明図を示す。まず事前契約用メタデ
ータより生成されるプロファイルについて図44を用い
て説明する。プロファイル310とは、事前契約用メタ
データ262を元にRMP内部で生成される情報である。
プロファイル310の生成は、まず、送出側より受信し
た事前契約用メタデータ263をメタデータ復号機能に
より復号したのち、RMPコントローラ306により、事
前契約用メタデータ263のユーザー識別情報275内
の端末ID、個人IDにより端末全体用の契約情報か、各ユ
ーザー用の契約情報かを判定し、メタデータ復号機能に
より復号された個人情報277、契約情報278より必
要な情報のみを抽出し個人契約情報274を生成する。
さらに、その個人契約情報274を、ユーザー識別情報
275により識別したセキュリティエリア317内の全
体プロファイル315、個人プロファイル316の各プ
ロファイルに格納することにより、プロファイル310
が生成される。
【0078】(鍵管理テーブル)図45に、鍵管理テー
ブルの生成処理の説明図を示す。次に鍵管理テーブルの
生成時の処理について図45を用いて説明する。鍵管理
テーブル311には、ユーザーの受信端末購入時に予め
格納されているID、鍵情報と、ユーザーがサービス受信
時に生成されるID、鍵情報が存在する。予め格納されて
いる情報としては、端末ID249、端末鍵Kmc43、シ
ステムID247、システム鍵Ksy264が存在する。な
お、システム鍵Ksyは、システム鍵Ksy1〜Ksy3等のシス
テム鍵の総称である。この例では、システムID、鍵につ
いては、運用に使用されるID、鍵情報Ksy1と、システム
鍵更新時に利用される予備用のID、鍵情報Ksy2の2種類
が存在する。受信側で生成もしくは更新される部分とし
ては、システム鍵更新時のシステムID247、システム
鍵Ksy264、事業者ID248、事業者鍵Kw44、コン
テンツID246、コンテンツ鍵Kk33が該当する。生成
される各ID、鍵情報は、受信端末が受信したシステム鍵
更新用メタデータ289、事前契約用メタデータ26
3、鍵配信用メタデータ256内の暗号化部分に格納さ
れているため、RMP16内部のメタデータ復号により復
号後に、RMPコントローラにより各メタデータから抽出
され、セキュリティの守られた記憶エリア317に格納
することにより鍵管理テーブル311を生成する。
【0079】(検索/EPGテーブル)図46に、検索/EPG
テーブルの生成処理の説明図を示す。検索/EPGテーブル
について図46を用いて説明する。検索/EPGテーブル3
12とは、受信したEPG用メタデータ254、蓄積/再生
用メタデータ255よりRMP内部にコピーを作成し、メ
タデータ復号機能により各メタデータを復号後に、RMP
コントローラにより必要項目を抽出し、蓄積媒体4内の
所定位置に格納することにより生成される。検索/EPGテ
ーブル312は、蓄積媒体内に複数存在するEPG用メタ
データ254、蓄積/再生用メタデータ255の簡易情
報の集合である。また、検索/EPGテーブル312は、暗
号化せずに蓄積媒体に格納される情報であるため、受信
端末上の検索アプリケーション、EPGアプリケーション
から直接アクセス可能となり、受信端末の検索スピー
ド、EPG表示スピードの向上が可能となる。
【0080】(予約情報)図47に、予約情報の生成処
理の説明図を示す。次に予約情報について図47を用い
て説明する。予約情報313とは、ユーザーの視聴/蓄
積要求に対しRMP16内部でEPG用メタデータ254、プ
ロファイル310より生成される情報であり、暗号化せ
ずに蓄積媒体4に格納される情報である。ユーザーより
視聴/蓄積要求が起こると、RMPコントローラ306は、
視聴要求の対象となるコンテンツに対するEPG用メタデ
ータ254のコピーをRMP内部に生成し、コピーしたEPG
用メタデータをメタデータ復号機能により復号する。そ
して、RMPコントローラ306は、復号したEPG用メタデ
ータの利用制限情報と、プロファイル内の予約要求を行
ったユーザーの個人契約情報とにより、コンテンツ自体
の予約が可能か、ユーザーの契約形態が要求コンテンツ
の予約が可能かを判定し、その後蓄積媒体4内の他の予
約情報313により登録済みの予約がないか、スケジュ
ール的に予約が可能か等を判定する。ここで、RMPコン
トローラ306は、予約が可能であれば個人契約情報よ
り予約を行ったユーザーの個人ID、EPG用メタデータ2
54より、コンテンツID、コンテンツサイズ、放送予定
日時等、ユーザーの要求より予約の種別を抽出し予約情
報313を生成し、蓄積媒体4内の所定位置に格納する
ことで予約を行う。ユーザーの嗜好性を利用した自動蓄
積を行わせる場合も同様に予約情報を生成する。
【0081】(ICカード内の個人契約情報)図48に、
個人契約情報の生成処理の説明図を示す。次にプロファ
イル内の個人契約情報をICカードに格納する際の暗号化
処理について図48を用いて説明する。ICカード15内
の個人契約情報とは、基本的にRMP16内のセキュリテ
ィの守られた記憶エリア上のプロファイル内に格納され
ている個人契約情報274を暗号化させたものである。
RMPコントローラ306は、ICカード15が挿入された
ことを認識するとICカード15内のセキュリティエリア
上の個人ID270をセキュリティの守られた伝送路を通
じて読み取り、プロファイル内の該当個人契約情報を識
別する。次に、RMPコントローラ306は、ICカード1
5内に個人契約情報が存在すれば、それを読み取りメタ
データ復号機能によりそれを復号し、互いの個人契約情
報の非暗号化部分に格納されるバージョンNo.を確認
し、ICカードのバージョンが新しい場合は、ICカード側
の暗号化された個人契約情報をRMP内にコピーし、ICカ
ード15よりセキュリティの守られた伝送路を通じて取
得した個人鍵Km265を使用しメタデータ復号により個
人契約情報を復号し該当するプロファイル内の個人契約
情報を更新する。RMPコントローラ306は、逆にプロ
ファイル側の個人契約情報274のバージョンが新しい
場合は、ICカード15よりセキュリティの守られた伝送
路を通じて取得した個人鍵Km265を使用し、メタデー
タ暗号機能309により個人契約情報の必要部分を暗号
化したのちICカード15内の所定の位置に格納すること
により個人契約情報の更新を行う。
【0082】(許諾情報)図49に、許諾情報の生成処
理の説明図を示す。次に許諾情報について図49を用い
て説明する。許諾情報314とは、コンテンツの視聴に
対しての権利情報であり、RMP16内でICカード15内
の個人契約情報274と、蓄積媒体4内の蓄積/再生用
メタデータ255のコピーより生成される。ユーザーの
コンテンツに対する視聴要求が起こると、RMPコントロ
ーラ306は該当するコンテンツに対する蓄積/再生用
メタデータ255のコピーをRPM16内部に生成し、コ
ピーした蓄積/再生用メタデータ255をメタデータ復
号機能により復号する。蓄積/再生用メタデータを復号
化した後、RMPコントローラ306は、ICカード15内
より暗号化された個人契約情報274及び、セキュリテ
ィの守られた伝送路を通じて個人鍵Km265を取得し、
メタデータ復号により個人契約情報274を復号する。
個人契約情報を復号化した後、RMPコントローラ306
は、蓄積/再生用メタデータ255内の利用制限情報
と、個人契約情報によりユーザーが視聴可能なコンテン
ツかを判定し、ユーザーの選択する視聴契約形態によ
り、蓄積/再生用メタデータ内の契約情報、課金情報等
より必要な項目を抽出し許諾情報314を生成し、ICカ
ード15より取得した個人鍵Kmを使用しメタデータ暗号
機能309により暗号化したのちICカード内の所定位置
に暗号化された許諾情報を格納する。また受信端末内で
ユーザーの嗜好性による自動蓄積予約、画面表示の変化
などの処理を行わせる場合は、許諾情報内のジャンル等
の情報を集計することによりユーザーの嗜好性を判断す
ることで、処理が可能となる。以上が総合データ配信サ
ービスにおける受信端末内で生成される情報に対する処
理である。総合データ配信サービスは、前述の送出側よ
り配信される各メタデータ、受信側である受信端末内で
配信されたメタデータを利用し各情報を生成、使用する
ことによりコンテンツの著作権、その他放送事業者、ユ
ーザー等の権利保護を可能とする。
【0083】
【発明の効果】本発明によると、以上のように、蓄積型
放送かつ、コンテンツの保護が可能となる制御情報を付
加するデータ配信サービス方法を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】総合データ配信サービスの受信側の構成図。
【図2】総合データ配信サービスの全体システム構成
図。
【図3】総合データ配信サービスにおける権利保護方式
の説明図。
【図4】総合データ配信サービスと既存サービスの暗号
化方式比較の説明図。
【図5】コンテンツの暗号化方式の説明図。
【図6】メタデータの暗号化方式の説明図。
【図7】総合データ配信サービスにおける限定受信方式
の説明図。
【図8】事前契約による課金方式の説明図。
【図9】上り回線を必要としない視聴契約に対する課金
方式の説明図。
【図10】上り回線を使用したオンライン課金方式の説
明図。
【図11】総合データ配信サービスにおけるサービスの
流れの説明図。
【図12】事前契約におけるサービスフローの説明図。
【図13】送出側におけるサービスフローの説明図。
【図14】受信側におけるサービスフローの説明図。
【図15】送出側システム全体の構成図。
【図16】配信センタ内の構成図。
【図17】オーサリングシステム内の構成図。
【図18】番組構成管理システム内の構成図。
【図19】PSI/SI生成装置の説明図。
【図20】メタデータ生成装置の説明図。
【図21】コンテンツ暗号化装置の説明図。
【図22】メタデータ暗号化装置の説明図。
【図23】送出系システム内の構成図。
【図24】鍵管理センタ内の構成図。
【図25】鍵生成装置の説明図。
【図26】鍵管理サーバの説明図。
【図27】顧客管理センタ内の構成図。
【図28】顧客情報生成システム内の構成図。
【図29】顧客情報管理システム内の構成図。
【図30】事前契約用メタデータの構成および格納され
る情報の説明図。
【図31】EPG用メタデータの構成および格納される情
報の説明図。
【図32】蓄積/再生用メタデータの構成および格納さ
れる情報の説明図。
【図33】鍵配信用メタデータの構成および格納される
情報の説明図。
【図34】メタデータリストの構成および格納される情
報の説明図。
【図35】システム鍵更新用メタデータの構成および格
納される情報の説明図。
【図36】受信端末内の構成図。
【図37】メタデータ復号機能の説明図。
【図38】コンテンツ復号機能の説明図。
【図39】プロファイルの構成図。
【図40】鍵管理テーブルの構成図。
【図41】メタデータ暗号機能の説明図。
【図42】蓄積媒体内に格納される情報の蓄積状態の説
明図。
【図43】ICカード内の構成の説明図。
【図44】プロファイルの生成処理の説明図。
【図45】鍵管理テーブルの生成処理の説明図。
【図46】検索/EPGテーブルの生成処理の説明図。
【図47】予約情報の生成処理の説明図。
【図48】個人契約情報の生成処理の説明図。
【図49】許諾情報の生成処理の説明図。
【図50】映像系及びデータ系コンテンツを構成するデ
ータの説明図。
【図51】本総合データ配信サービスにおいてコンテン
ツ、前述した各メタデータを暗号化する際に使用する暗
号鍵、暗号鍵についての説明図。
【図52】RMPコントローラ306の行う主な制御処理
の説明図。
【符号の説明】
1…コンテンツ、2…アンテナ、3…受信端末、4…蓄
積媒体、5…リムーバブルメディア、6…リアルタイム
型視聴、7…リアルタイム型+蓄積型視聴、8…蓄積型
視聴、9…TV、10…衛星、11…地上回線、12…流
通網、13…携帯電話網、14…外部機器、15…ICカ
ード、16…RMP、17…暗号化コンテンツ、18…暗
号化メタデータ、19…PSI/SI、20…コンテンツ生
成、21…TSP化、22…ペイロード、23…コンテン
ツの一部、24…ペイロード部分の暗号化、25…コン
テンツ暗号化、26…暗号化コンテンツの一部、27…
映像系コンテンツ、28…データ系コンテンツ、29…
MPEG2-Video (PES)、30…MPEG2-AAC (PES)、31…暗
号化MPEG2-Video (PES)、32…暗号化MPEG2-AAC (PE
S)、33…Kk1、34…Kk2、35…暗号化必要部分、3
6…暗号化データ容量、37…暗号化データ、38…非
暗号化メタデータ、39…契約要求、40…事前契約用
メタデータ、41…鍵配信用メタデータ、42…蓄積/
再生用メタデータ、43…端末鍵Kmc、44…事業者鍵K
w、45…ユーザー毎に配信、46…コンテンツ要求、
47…ユーザー登録、48…指定口座、49…ポイント
要求、50…課金情報、51…PPV登録、100…送出
側、101…送出側フロー、102…コンテンツ生成、
103…メタデータ生成、104…暗号化/配信、10
5…事前契約フロー、106…ユーザー、107…顧客
管理、150…ユーザー情報、200…受信側、201
…家庭、202…自動販売機、203…販売店、204
…車載端末、205…携帯端末、206…携帯電話、2
08…番組編成、209…コンテンツ暗号化、210…
PSI/SI生成、211…メタデータ暗号化、212…配信
フォーマット化、213…物流管理センタ、214…地
上回線管理センタ、220…配信センタ、221…オー
サリングシステム、222…番組構成管理システム、2
23…メタデータ生成装置、224…PSI/SI生成装置、
225…コンテンツ暗号化装置、226…メタデータ暗
号化装置、227…送出系システム、228…映像オー
サリングシステム、229…音声オーサリングツール、
230…データオーサリングツール、231…コンテン
ツ構成装置、232…コンテンツ管理サーバ、233…
関連ファイル、234…素材、235…番組構成装置、
236…番組運行スケジュール生成装置、237…番組
管理サーバ、238…運行スケジュール、239…カル
ーセル生成装置、240…鍵管理センタ、241…パケ
タイザ、242…MUX、243…受託放送設備、244
…鍵生成装置、245…鍵管理サーバ、246…コンテ
ンツID、247…システムID、248…事業者ID、24
9…端末ID、250…メタデータリスト、251…EPG
用メタデータ、252…蓄積/再生用メタデータ、25
3…鍵配信用メタデータ、254…暗号化EPG用メタデ
ータ、255…暗号化蓄積/再生用メタデータ、256
…暗号化鍵配信用メタデータ、257…鍵配信用メタデ
ータ(無料)、258…鍵配信用メタデータ(有料)、
259…事前契約用メタデータ、260…顧客管理セン
タ、261…暗号化鍵配信用メタデータ(無料)、26
2…暗号化鍵配信用メタデータ(有料)、263…暗号
化事前契約用メタデータ、264…システム鍵Ksy、2
65…個人鍵Km、266…顧客情報生成システム、26
7…顧客情報管理サーバ、268…ユーザーI/F、26
9…顧客情報生成装置、270…個人ID、271…顧客
情報管理システム、272…ICカード生成装置、273
…事前契約用メタデータ生成装置、274…個人契約情
報、275…ユーザー識別情報、276…暗号化情報、
277…個人情報、278…契約情報、279…メタデ
ータ属性情報、280…番組情報、281…コンテンツ
情報、282…利用制限情報、283…コンテンツ暗号
化情報、284…契約情報、285…課金情報、286
…コンテンツ鍵情報、287…メタデータリスト属性情
報、288…リスト情報、289…システム鍵更新用メ
タデータ、290…システム鍵情報、300…家庭向け
サービス、301…自動販売機/販売店向けサービス、
302…移動体向けサービス、303…パッケージデリ
バリサービス、304…携帯電話向けサービス、306
…RMPコントローラ、307…メタデータ復号、308
…コンテンツ復号、309…メタデータ暗号、310…
プロファイル、311…鍵管理テーブル、312…検索
/EPGテーブル、313…予約情報、314…許諾情報、
315…全体プロファイル、316…個人プロファイ
ル、317…セキュアメモリ、318…通常メモリ、3
31…受信側フロー、332…予約、333…コンテン
ツ受信/蓄積、334…視聴契約、335…再生
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/76 H04N 7/173 640A 5/91 H04L 9/00 601B 7/167 H04N 7/167 Z 7/173 640 5/91 P (72)発明者 山崎 伊織 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所放送・通信システム推 進事業部内 Fターム(参考) 5C052 AB02 CC01 DD04 DD06 5C053 FA20 FA28 GB05 JA21 LA11 LA15 5C064 BB01 BB02 BC04 BC17 BC22 BC23 BC25 BD08 BD09 5J104 EA10 EA17 NA02 PA05 PA11

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】衛星、地上回線等の通信回線もしくはリム
    ーバブルメディア等のメディア媒体を用いてコンテンツ
    の配信を行うデータ配信サービス方法において、 送信側装置は、 コンテンツの生成後にコンテンツの暗号化を行い、 暗号化されたコンテンツをブロック分けし、 配信ストリームのペイロード部分にブロック分けした暗
    号化コンテンツの各エレメントを格納して、配信データ
    形式に組み立て、コンテンツを配信し、 コンテンツの提示方法、利用条件、コンテンツの暗号鍵
    を含むコンテンツの関連情報を格納したメタデータを生
    成して配信し、 受信端末は、 コンテンツを組み立てる場合にペイロード部分を復号せ
    ずに組み立て、暗号化されたままの状態でのコンテンツ
    及びメタデータを蓄積し、 受信側でコンテンツの利用に関する判断をすることによ
    りコンテンツに対する課金制御、権利保護を行うように
    したデータ配信サービス方法。
  2. 【請求項2】請求項1のデータ配信サービス方法におい
    て、 コンテンツの暗号化はコンテンツを構成する各エレメン
    トのデータ全体に暗号化を行い、 メタデータについては予め定められた必要部分にのみ暗
    号化を行うことを特徴とするデータ配信サービス方法。
  3. 【請求項3】衛星、地上回線等の通信回線もしくはリム
    ーバブルメディア等のメディア媒体を用いてコンテンツ
    の配信を行うデータ配信サービス方法において、 受信端末は、ユーザーが有料事業者に対し契約した端末
    ID、個人ID、契約したいチャンネル又は番組又はコンテ
    ンツを含む契約要求を送出側装置に通知するステップ
    と、 送出側装置は、通知された契約要求より事前契約用メタ
    データを生成し、端末ID、個人IDを非暗号化とし、有料
    事業者ID、事業者毎に固有の事業者鍵Kw、契約コードを
    含む契約情報を受信端末毎に固有の端末鍵Kmcで暗号化
    を行い、受信端末に配信するステップと、 受信端末は、事前契約用メタデータの非暗号化部分に格
    納されている端末ID、個人IDにより、端末を使用するユ
    ーザー宛の情報か否かを判断し、使用ユーザー宛と判断
    された場合は、受信端末内に予め格納されている端末鍵
    Kmcにより事前契約用メタデータを復号し、事業者鍵Kw
    を含む契約情報を入手するステップと、 受信端末は、入手した契約情報に基づき、契約事業者の
    放送するコンテンツの要求を行うステップと、 送出側装置は、暗号化コンテンツの配信と同期させ、有
    料事業者IDを非暗号化として含み、コンテンツを視聴す
    る際に必要となるコンテンツの暗号鍵Kkを含む必要部分
    が事業者鍵Kwで暗号化された鍵配信用メタデータと、コ
    ンテンツ配信装置位置を含むコンテンツに対する利用制
    限情報を含む必要部分をコンテンツ鍵Kkで暗号化された
    蓄積/再生用メタデータとを配信するステップと、 受信端末は、暗号化コンテンツと同期させて配信される
    鍵配信用メタデータを受信し、非暗号化部分に格納され
    ている有料事業者IDにより契約事業者による放送かを判
    断し、契約する事業者の放送するコンテンツに対する鍵
    配信用メタデータであると判断した場合、事前契約用メ
    タデータにより配信された事業者鍵Kwにより暗号化部分
    を復号し、復号された対象契約コードと事前契約用メタ
    データにより配信された契約コードとによりユーザーの
    契約形態内で利用可能なコンテンツかを判断し、利用可
    能であればコンテンツ鍵Kkを受信端末に格納し、同時に
    受信した蓄積/再生用メタデータの暗号化部分をコンテ
    ンツ鍵Kkにより復号し、コンテンツに対する利用制限情
    報を確認し、ユーザーの利用が可能であれば、蓄積/再
    生用メタデータに格納されている暗号化コンテンツの配
    信場所の情報により暗号化コンテンツを受信するステッ
    プとを含むデータ配信サービス方法。
  4. 【請求項4】請求項1又は3に記載のデータ配信サービ
    ス方法において、 ユーザーに対して様々なコンテンツ単位、チャンネル単
    位、番組単位又はパソコンにおけるファイル単位などの
    エレメント単位のサービスを提供するために、送出側装
    置は、コンテンツの物理量を示す単位を指定し、指定し
    た物理量をメタデータに含ませて配信することにより、
    受信端末が指定されたコンテンツ単位でサービスを提供
    可能とすることを特徴としたデータ配信サービス方法。
  5. 【請求項5】請求項1又は3に記載のデータ配信サービ
    ス方法において、 メタデータは、コンテンツのタイトル又は内容、送出側
    で定義した視聴者へのコンテンツ提示方法、利用条件を
    含む情報を含み、 送出側装置は、メタデータ自体もデータの改ざん防止、
    秘匿性保持のため必要部分を暗号化したのち配信し、 受信端末は、暗号化されたままの状態でメタデータを蓄
    積し、利用時に暗号鍵により受信端末を制御して権利保
    護を行うことを特徴とするデータ配信サービス方法。
  6. 【請求項6】請求項1又は3のデータ配信サービス方法
    において、 事前契約用メタデータは、有料放送事業者の事業者鍵K
    w、契約形態に間する契約コード内容を含み、端末購入
    時、契約更新時又は事業者鍵Kwの更新時に配信されるメ
    タデータであって、 EPG用メタデータは、配信予定コンテンツの確認又は予
    約を行うためのメタデータであり、 蓄積/再生用メタデータは、コンテンツの受信、蓄積、
    再生に必要な情報を含むメタデータであり、 鍵配信用メタデータは、コンテンツの暗号鍵に関する情
    報を配信するメタデータであり、 メタデータリストは、配信ストリーム中の各メタデータ
    の配信位置を取得するためのメタデータであり、 システム鍵更新用メタデータは、全受信端末共通のシス
    テム鍵Ksyを更新するためのメタデータであり、 送信側装置は、受信端末側での使用目的、送出側での配
    信タイミング、記述内容によりメタデータを、事前契約
    用メタデータ、EPG用メタデータ、蓄積/再生用メタデー
    タ、鍵配信用メタデータ、システム鍵更新用メタデー
    タ、メタデータリストに区分けして、配信することを特
    徴とするデータ配信サービス方法。
  7. 【請求項7】請求項6に記載のデータ配信サービス方法
    において、 ユーザーに対して個別に配信される事前契約用メタデー
    タは、ユーザー個々の契約情報が格納され、全ユーザー
    に対して共通的に配信される各コンテンツに対する鍵配
    信用メタデータ、蓄積/再生用メタデータは、必要とな
    る契約情報、利用条件等が格納され、事前契約用メタデ
    ータにより配信されたユーザー個々の契約情報と他のメ
    タデータに含まれる契約情報とを照合してユーザーのコ
    ンテンツ利用を判断することで、ユーザー個々に対しコ
    ンテンツ単位の限定受信を行うようにしたことを特徴と
    するシステム。
  8. 【請求項8】請求項6に記載のデータ配信サービス方法
    において、 事前契約用メタデータは、ユーザー毎の契約情報や事業
    者毎の事業者鍵Kwを含む権利保護が必要な情報が格納さ
    れ、送出側装置は、この情報を各ユーザーの所有する端
    末毎の端末鍵Kmc又は個人鍵Kmにより暗号化することに
    より情報の秘匿を守り情報を配信することを特徴とする
    データ配信サービス方法。
  9. 【請求項9】請求項6に記載のデータ配信サービス方法
    において、 EPG用メタデータは、配信予定コンテンツの確認又は予
    約を行うもので、利用制限情報を含む権利保護が必要な
    情報が格納され、 送出側装置は、この情報を全受信端末で共通な鍵Ksyに
    より暗号化することによりユーザーの区別無く全ユーザ
    ーに対してメタデータ内の必要な情報の秘匿性を保持し
    たまま配信することを特徴とするデータ配信サービス方
    法。
  10. 【請求項10】請求項6に記載のデータ配信サービス方
    法において、 コンテンツに対する暗号鍵を含む情報を格納した鍵配信
    用メタデータ、コンテンツのコピーコントロール情報を
    含む情報を格納した蓄積再生用メタデータについて、送
    出側装置は、鍵配信用メタデータを事業者鍵Kw、蓄積再
    生用メタデータをコンテンツ毎のコンテンツ鍵Kkにより
    暗号化し配信することで、事業者と契約を行い事前契約
    用メタデータにより事業者鍵を受け取ったユーザーのみ
    コンテンツ鍵Kkを取得可能とすることでコンテンツの権
    利保護を実現することを特徴とするデータ配信サービス
    方法。
  11. 【請求項11】請求項6に記載のデータ配信サービス方
    法において、 鍵配信用メタデータは、コンテンツの暗号鍵に関する情
    報を配信するものであり、 送信側装置は、コンテンツが有料放送の場合は、その情
    報を事業者毎に固有の事業者鍵Kwにより暗号化し、契約
    者以外のユーザーも視聴可能な無料コンテンツに対する
    メタデータの場合は、全受信端末に共通なシステム鍵Ks
    yにより暗号化すること。
  12. 【請求項12】請求項6に記載のデータ配信サービス方
    法において、 システム鍵更新用メタデータは、システム内の全受信端
    末で共通なシステム鍵を含むシステム全体で共通的な情
    報を更新するための情報が格納されたメタデータであ
    り、 送信側装置は、新しいシステム鍵Ksy3を含む保護が必要
    な部分を予め全受信端末内で共通に用意された予備用の
    システム鍵Ksy2を用いて暗号化することでユーザーの区
    別なくメタデータ内の必要な部分の秘匿性を保持したま
    ま配信可能とすることを特徴とするデータ配信サービス
    方法。
  13. 【請求項13】請求項6に記載のデータ配信サービス方
    法において、 メタデータリストは、配信中の各メタデータリストの伝
    送路上の配信位置を格納し、受信端末は、メタデータリ
    ストを用いてメタデータの取得を行うことを特徴とする
    データ配信サービス方法。
  14. 【請求項14】請求項6に記載のデータ配信サービス方
    法において、 メタデータリストにEPG用メタデータ、蓄積再生用メタ
    データ等の更新を識別するための情報を格納することに
    より更新されたメタデータのみ受信を行うことを可能と
    することを特徴とするに記載のデータ配信サービス方
    法。
  15. 【請求項15】請求項1又は3のデータ配信サービス方
    法において、 暗号化されたメタデータを、暗号化を行わないメタデー
    タに再度埋め込み配信する場合と、別ファイルとして配
    信する場合とのいずれかにより配信すること。
  16. 【請求項16】請求項1又は3のデータ配信サービス方
    法において、 送出側装置は、受信端末を購入したユーザーが端末ID、
    個人ID、契約したい事業者、コンテンツを利用するため
    のポイント数を含む情報を元に顧客情報を生成管理し、
    許諾するポイント数の情報を事前契約用メタデータに格
    納し、契約ユーザーの受信端末に配信し、 送出側装置は、コンテンツを配信する際に同期させ、配
    信させる蓄積/再生用メタデータにコンテンツを利用す
    る際に必要となるポイント数の情報を格納して配信し、 受信端末は、コンテンツを利用する際に、事前契約用メ
    タデータにより配信されたポイント数より蓄積/再生用
    メタデータに格納されている必要ポイント数を減算し、
    コンテンツの再生を行うことで、事前契約用メタデータ
    で配信されたポイント数の範囲でのコンテンツを視聴す
    ることを特徴とするデータ配信サービス方法。
  17. 【請求項17】請求項1又は3データ配信サービス方法
    において、 送出側装置は、受信端末を購入したユーザーが端末ID、
    個人ID、契約したい事業者、コンテンツを利用するため
    のポイント数を含む情報を元に顧客情報を生成管理し、
    オンラインペイパービュー許諾として、課金情報送信時
    の送信先の情報を事前契約用メタデータに格納し、契約
    ユーザーの受信端末に配信し、 送出側装置は、コンテンツを配信する際に同期させ、配
    信させる蓄積/再生用メタデータにコンテンツを利用す
    る際の課金情報を生成する元となる情報を格納し配信す
    る受信端末は、コンテンツを利用する際に、蓄積/再生
    用メタデータに格納された課金情報を生成するための元
    となる情報に対し利用ユーザーのIDを含む情報を加え、
    事前契約用メタデータにより指定された送信先に対し地
    上回線を利用して送信することを特徴とするデータ配信
    サービス方法。
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