JP2002347834A - 包装体及びその製造方法 - Google Patents
包装体及びその製造方法Info
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Landscapes
- Basic Packing Technique (AREA)
- Packages (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 化粧品等を包装するブリスターパック1にお
いて、製造工程を自動化でき、かつ、包装本体2と蓋体
3とを分別回収できるようにする。 【解決手段】 包装本体2における収納凹所4の開口部
4aより外周側に蓋体3が嵌まる段部5を設け、この段
部5より外周側の周縁片8,8,9,9を前記蓋体3の
裏面側に折り曲げて蓋体押え部6,6,7,7に構成す
る。
いて、製造工程を自動化でき、かつ、包装本体2と蓋体
3とを分別回収できるようにする。 【解決手段】 包装本体2における収納凹所4の開口部
4aより外周側に蓋体3が嵌まる段部5を設け、この段
部5より外周側の周縁片8,8,9,9を前記蓋体3の
裏面側に折り曲げて蓋体押え部6,6,7,7に構成す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、玩具、文具、日用
品、食品及び化粧品等の物品を包装するブリスターパッ
ク等の包装体と、その製造方法とに関するものである。
品、食品及び化粧品等の物品を包装するブリスターパッ
ク等の包装体と、その製造方法とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、玩具、文具、日用品、食品及
び化粧品等の物品を包装する包装体としてブリスターパ
ックが用いられている。ブリスターパックは、物品を収
納するための収納凹所(ブリスター)を有する包装本体
と、前記収納凹所の開口部を封止する台紙とにより構成
されており、前記収納凹所に物品を収納した状態で、前
記包装本体のうち収納凹所が開口する側(以下、裏面側
と称する)に前記台紙を取り付けて、物品を包装すると
いうものである。
び化粧品等の物品を包装する包装体としてブリスターパ
ックが用いられている。ブリスターパックは、物品を収
納するための収納凹所(ブリスター)を有する包装本体
と、前記収納凹所の開口部を封止する台紙とにより構成
されており、前記収納凹所に物品を収納した状態で、前
記包装本体のうち収納凹所が開口する側(以下、裏面側
と称する)に前記台紙を取り付けて、物品を包装すると
いうものである。
【0003】一般に、前記包装本体は、略矩形状の透明
な合成樹脂シート製であり、前記包装本体の収納凹所
は、収納する物品の形状に合わせて、前記合成樹脂シー
トに真空成形や圧空成形にて形成されている。
な合成樹脂シート製であり、前記包装本体の収納凹所
は、収納する物品の形状に合わせて、前記合成樹脂シー
トに真空成形や圧空成形にて形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、包装本体に
台紙を取り付ける方法としては、主に2つの方法があっ
た。その1つは、包装本体のうち対向する2辺または3
辺を当該包装本体の裏面側に略コ字状に折り曲げて成る
溝部に、台紙の縁部を挿入し、ステイプラーで前記包装
本体と前記台紙とを固定するという方法である。もう1
つは、包装本体の裏面のうち収納凹所の開口部より外周
側の部位に、台紙を接着剤等にて貼着するという方法で
ある。
台紙を取り付ける方法としては、主に2つの方法があっ
た。その1つは、包装本体のうち対向する2辺または3
辺を当該包装本体の裏面側に略コ字状に折り曲げて成る
溝部に、台紙の縁部を挿入し、ステイプラーで前記包装
本体と前記台紙とを固定するという方法である。もう1
つは、包装本体の裏面のうち収納凹所の開口部より外周
側の部位に、台紙を接着剤等にて貼着するという方法で
ある。
【0005】しかし、前者の方法では、予め前記包装本
体に前記溝部を形成しておく。この場合、前記包装本体
の溝部に前記台紙の縁部を挿入するという自動化の困難
な工程が必要であるから、これまでは、予め成形された
包装本体の収納凹所に物品を1つずつセット(収納)す
る工程、前記包装本体の溝部に前記台紙の縁部を挿入す
る工程及びステイプラーで前記包装本体と前記台紙とを
固定する工程を、作業者が全て手作業で行っていた。こ
のため、ブリスターパックの製造に手間がかかり、製造
コストも高くつくという問題があった。
体に前記溝部を形成しておく。この場合、前記包装本体
の溝部に前記台紙の縁部を挿入するという自動化の困難
な工程が必要であるから、これまでは、予め成形された
包装本体の収納凹所に物品を1つずつセット(収納)す
る工程、前記包装本体の溝部に前記台紙の縁部を挿入す
る工程及びステイプラーで前記包装本体と前記台紙とを
固定する工程を、作業者が全て手作業で行っていた。こ
のため、ブリスターパックの製造に手間がかかり、製造
コストも高くつくという問題があった。
【0006】他方、後者の方法では、包装本体の成形、
物品の充填(収納)、台紙の貼着という一連の工程を機
械で自動化できるものの、ブリスターパック内の物品を
取り出すに際して、包装本体から台紙を無理に剥がす
か、または、台紙を破るかしなければならないから、前
記包装本体と前記台紙とを、すなわち、合成樹脂と紙と
を分別回収が困難になるという問題があった。
物品の充填(収納)、台紙の貼着という一連の工程を機
械で自動化できるものの、ブリスターパック内の物品を
取り出すに際して、包装本体から台紙を無理に剥がす
か、または、台紙を破るかしなければならないから、前
記包装本体と前記台紙とを、すなわち、合成樹脂と紙と
を分別回収が困難になるという問題があった。
【0007】そこで、本発明は、以上の問題を解消した
包装体を提供することを技術的課題とする。
包装体を提供することを技術的課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を解決す
るため、請求項1の発明の包装体は、物品を収納するた
めの収納凹所を有する合成樹脂シート製の包装本体と、
前記収納凹所の開口部を封止する蓋体とから成る包装体
であって、前記包装本体における収納凹所の開口部より
外周側に前記蓋体が嵌まる段部を有し、前記段部より外
周側の周縁片を前記蓋体の裏面側に折り曲げて蓋体押え
部に構成したものである。
るため、請求項1の発明の包装体は、物品を収納するた
めの収納凹所を有する合成樹脂シート製の包装本体と、
前記収納凹所の開口部を封止する蓋体とから成る包装体
であって、前記包装本体における収納凹所の開口部より
外周側に前記蓋体が嵌まる段部を有し、前記段部より外
周側の周縁片を前記蓋体の裏面側に折り曲げて蓋体押え
部に構成したものである。
【0009】また、請求項2の発明に係る包装体の製造
方法は、合成樹脂製の素材シートの広幅面に予め、物品
収納のための収納凹所と該収納凹所の開口部より外周側
を囲繞するような段部とが形成された包装本体を準備
し、該包装本体における前記収納凹所に物品を収納した
状態で前記段部に蓋体を嵌め込んだ後、前記段部より外
周側の素材シートにおける少なくとも相対向する2側の
周縁片を前記蓋体の裏面側に折り曲げて、蓋体押え部に
形成するものである。
方法は、合成樹脂製の素材シートの広幅面に予め、物品
収納のための収納凹所と該収納凹所の開口部より外周側
を囲繞するような段部とが形成された包装本体を準備
し、該包装本体における前記収納凹所に物品を収納した
状態で前記段部に蓋体を嵌め込んだ後、前記段部より外
周側の素材シートにおける少なくとも相対向する2側の
周縁片を前記蓋体の裏面側に折り曲げて、蓋体押え部に
形成するものである。
【0010】請求項3の発明は、請求項2に記載した発
明の包装体の製造方法において、前記段部より外周側の
素材シートの4側の周縁片を前記蓋体の裏面側に折り曲
げて、前記蓋体が抜け不能となる蓋体押え部に形成する
ものである。
明の包装体の製造方法において、前記段部より外周側の
素材シートの4側の周縁片を前記蓋体の裏面側に折り曲
げて、前記蓋体が抜け不能となる蓋体押え部に形成する
ものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施形
態を、包装体としてのブリスターパックに適用した場合
の図面(図1〜図15)に基づいて説明する。
態を、包装体としてのブリスターパックに適用した場合
の図面(図1〜図15)に基づいて説明する。
【0012】図1〜図10は本発明の第1実施形態を示
している。図1に示すように、第1実施形態のブリスタ
ーパック1は、略矩形状で透明なPET(ポリエチレン
テレフタレート)、ポリエチレン、ポリプロピレン等の
合成樹脂製シートS(図2参照)を素材とした包装本体
2と、一方の広幅面に印刷等(図示せず)を施した蓋体
3とにより構成されている。
している。図1に示すように、第1実施形態のブリスタ
ーパック1は、略矩形状で透明なPET(ポリエチレン
テレフタレート)、ポリエチレン、ポリプロピレン等の
合成樹脂製シートS(図2参照)を素材とした包装本体
2と、一方の広幅面に印刷等(図示せず)を施した蓋体
3とにより構成されている。
【0013】包装本体2は、物品Pを収納するための収
納凹所4と、収納凹所4の開口部4aより外周側を囲繞
する段部5とを備えている(図3参照)。これら収納凹
所4及び段部5は、素材シートSから真空成形法または
圧空成形法にて一体的に形成されている。また、収納凹
所4は、物品の形状や大きさに合わせて略箱状に形成さ
れている。他方、蓋体3は、包装本体2の段部5の平面
視形態、例えば平面視略矩形状に形成されている(図1
及び図4参照)。なお、蓋体3は、紙や合成樹脂材等、
様々な素材のものを採用できる。
納凹所4と、収納凹所4の開口部4aより外周側を囲繞
する段部5とを備えている(図3参照)。これら収納凹
所4及び段部5は、素材シートSから真空成形法または
圧空成形法にて一体的に形成されている。また、収納凹
所4は、物品の形状や大きさに合わせて略箱状に形成さ
れている。他方、蓋体3は、包装本体2の段部5の平面
視形態、例えば平面視略矩形状に形成されている(図1
及び図4参照)。なお、蓋体3は、紙や合成樹脂材等、
様々な素材のものを採用できる。
【0014】包装本体2の段部5よりも外周側における
4側の周縁片8,8,9,9(図3参照)は、当該段部
5に蓋体3を嵌め込んだ状態で、この蓋体3の裏面3a
側(収納凹所4が開口する側)に折り曲げることによ
り、蓋体押え部6,6,7,7に構成されている(図1
参照)。したがって、包装本体2の段部5に嵌まった蓋
体3は、これら4つの蓋体押え部6,6,7,7にて包
装本体2の段部5から抜け不能となって、物品Pを収納
した収納凹所4の開口部4aを封止している。
4側の周縁片8,8,9,9(図3参照)は、当該段部
5に蓋体3を嵌め込んだ状態で、この蓋体3の裏面3a
側(収納凹所4が開口する側)に折り曲げることによ
り、蓋体押え部6,6,7,7に構成されている(図1
参照)。したがって、包装本体2の段部5に嵌まった蓋
体3は、これら4つの蓋体押え部6,6,7,7にて包
装本体2の段部5から抜け不能となって、物品Pを収納
した収納凹所4の開口部4aを封止している。
【0015】なお、包装本体2の段部5と蓋体3とに
は、ブリスターパック1をフック等に引っ掛けて陳列す
るための吊り穴10,11が、包装本体2の段部5に蓋
体3を嵌め込んだ状態で合致するようにそれぞれ穿設し
ても良い(図1、図3及び図4参照)。
は、ブリスターパック1をフック等に引っ掛けて陳列す
るための吊り穴10,11が、包装本体2の段部5に蓋
体3を嵌め込んだ状態で合致するようにそれぞれ穿設し
ても良い(図1、図3及び図4参照)。
【0016】このように構成すると、第1実施形態のブ
リスターパック1では、包装本体2収納凹所4に予め物
品Pを収納した状態で、段部5に蓋体3を嵌め込むこと
により、収納凹所4の開口部4aを当該蓋体3でずれな
く封止できる。そして、この蓋体3は、包装本体2の4
側の周縁片8,8,9,9を蓋体3の裏面3a側に折り
曲げて成る蓋体押え部6,6,7,7にて抜け不能に保
持されるから、ステイプラ−や接着剤等の固定手段を別
途用いることなく、包装本体2と蓋体3とを簡単かつ確
実に固定できる。また、ステイプラ−や接着剤等の固定
手段が不要だから、製造コストの抑制にも寄与する。
リスターパック1では、包装本体2収納凹所4に予め物
品Pを収納した状態で、段部5に蓋体3を嵌め込むこと
により、収納凹所4の開口部4aを当該蓋体3でずれな
く封止できる。そして、この蓋体3は、包装本体2の4
側の周縁片8,8,9,9を蓋体3の裏面3a側に折り
曲げて成る蓋体押え部6,6,7,7にて抜け不能に保
持されるから、ステイプラ−や接着剤等の固定手段を別
途用いることなく、包装本体2と蓋体3とを簡単かつ確
実に固定できる。また、ステイプラ−や接着剤等の固定
手段が不要だから、製造コストの抑制にも寄与する。
【0017】さらに、前記従来技術のように、包装本体
2と蓋体3とを接着剤等にて貼着したりしないから、第
1実施形態のブリスターパック1では、包装本体2にお
ける蓋体押え部6,6,7,7や段部5等を弾性に抗し
て変形させて、簡単に蓋体3を取り出すことができる。
したがって、包装本体2と蓋体3とを分別回収できるの
である。
2と蓋体3とを接着剤等にて貼着したりしないから、第
1実施形態のブリスターパック1では、包装本体2にお
ける蓋体押え部6,6,7,7や段部5等を弾性に抗し
て変形させて、簡単に蓋体3を取り出すことができる。
したがって、包装本体2と蓋体3とを分別回収できるの
である。
【0018】次に、第1実施形態におけるブリスターパ
ック1の製造方法を説明する。図6に示すように、ブリ
スターパック1を製造するための自動包装機20には、
相対向して平行に延びる一対のガイド枠21,21及び
ガイドレール22,22から成る移送路23に沿って、
移送方向の手前側から順に、シート切断装置16、成形
型17、物品充填装置18、蓋体取付け装置19、第1
折り目線形成装置24,24、第1折り曲げ装置25,
25、第2折り目線形成装置26,26及び第2折り曲
げ装置27,27等が各々配設されている。
ック1の製造方法を説明する。図6に示すように、ブリ
スターパック1を製造するための自動包装機20には、
相対向して平行に延びる一対のガイド枠21,21及び
ガイドレール22,22から成る移送路23に沿って、
移送方向の手前側から順に、シート切断装置16、成形
型17、物品充填装置18、蓋体取付け装置19、第1
折り目線形成装置24,24、第1折り曲げ装置25,
25、第2折り目線形成装置26,26及び第2折り曲
げ装置27,27等が各々配設されている。
【0019】移送路23の下方には、移送方向に沿って
周回するエンドレスチェーン28が配設されており、こ
のエンドレスチェーン28には、ガイドレール22,2
2よりも上方に延びるロッド29が適宜間隔で取り付け
られている。
周回するエンドレスチェーン28が配設されており、こ
のエンドレスチェーン28には、ガイドレール22,2
2よりも上方に延びるロッド29が適宜間隔で取り付け
られている。
【0020】自動包装機20にてブリスターパック1を
製造するにおいては、エンドレスチェーン28を間欠的
に周回させて、素材シートSを、ロッド29で押すこと
により間欠的に移送し、その移送の途次において、包装
本体2の成形から、物品Pの充填(収納)、蓋体3の嵌
め込みを経て、周縁片8,8,9,9の曲げ加工に至る
という一連の工程を行うようになっている。以下、自動
包装機20における各工程について説明する。
製造するにおいては、エンドレスチェーン28を間欠的
に周回させて、素材シートSを、ロッド29で押すこと
により間欠的に移送し、その移送の途次において、包装
本体2の成形から、物品Pの充填(収納)、蓋体3の嵌
め込みを経て、周縁片8,8,9,9の曲げ加工に至る
という一連の工程を行うようになっている。以下、自動
包装機20における各工程について説明する。
【0021】まず、長尺のPET製シートをロール状に
巻いたものRを用意し、このロールRを間欠的に繰り出
しながら、1個の包装本体2に対応した長さ及び形状に
切断することにより、素材シートSを準備する(図2参
照)。
巻いたものRを用意し、このロールRを間欠的に繰り出
しながら、1個の包装本体2に対応した長さ及び形状に
切断することにより、素材シートSを準備する(図2参
照)。
【0022】次いで、素材シートSを移送路23に沿っ
て1ピッチ移送して、この素材シートSの広幅面に、収
納凹所4及び段部5を、当該段部5が収納凹所4の開口
部4aより外周側を囲繞するように、真空成形法または
圧空成形法にて一体的に形成する(図3参照)。これら
収納凹所4及び段部5は、前記ロールRから1枚の素材
シートSを切り取る前に形成してもよい。なお、段部5
の適宜箇所には吊り穴10を穿設しておく。
て1ピッチ移送して、この素材シートSの広幅面に、収
納凹所4及び段部5を、当該段部5が収納凹所4の開口
部4aより外周側を囲繞するように、真空成形法または
圧空成形法にて一体的に形成する(図3参照)。これら
収納凹所4及び段部5は、前記ロールRから1枚の素材
シートSを切り取る前に形成してもよい。なお、段部5
の適宜箇所には吊り穴10を穿設しておく。
【0023】次いで、収納凹所4と段部5とが形成され
た素材シートS、すなわち包装本体2を移送路23に沿
って1ピッチ移送して、収納凹所4に物品Pを収納す
る。そして、物品P収納済みの包装本体2を移送路23
に沿って1ピッチ移送して、包装本体2の段部5に、蓋
体3を吊り穴10,11が合致するように嵌め込む。な
お、蓋体3のうち段部5の吊り穴10と対応する箇所に
は、予め吊り穴11を穿設しておく。
た素材シートS、すなわち包装本体2を移送路23に沿
って1ピッチ移送して、収納凹所4に物品Pを収納す
る。そして、物品P収納済みの包装本体2を移送路23
に沿って1ピッチ移送して、包装本体2の段部5に、蓋
体3を吊り穴10,11が合致するように嵌め込む。な
お、蓋体3のうち段部5の吊り穴10と対応する箇所に
は、予め吊り穴11を穿設しておく。
【0024】それから、蓋体3が嵌まった状態の包装本
体2を移送路23に沿って移送しつつ、熱風式の第1折
り目線形成装置24,24にて、前記包装本体2におい
て相対向する2側の長手周縁片8,8にそれぞれ折り目
線を形成し、引き続き前記包装本体2を移送する過程
で、第1折り曲げ装置25,25を用いて、前記長手周
縁片8,8を、折り目線に沿って蓋体3の裏面3a側に
折り曲げて、長手蓋体押え部6,6に形成する(図7及
び図8にそれぞれ一方のみ示す)。
体2を移送路23に沿って移送しつつ、熱風式の第1折
り目線形成装置24,24にて、前記包装本体2におい
て相対向する2側の長手周縁片8,8にそれぞれ折り目
線を形成し、引き続き前記包装本体2を移送する過程
で、第1折り曲げ装置25,25を用いて、前記長手周
縁片8,8を、折り目線に沿って蓋体3の裏面3a側に
折り曲げて、長手蓋体押え部6,6に形成する(図7及
び図8にそれぞれ一方のみ示す)。
【0025】第1折り目線形成装置24は、ガイド枠2
1の外面にボルト30で締結した固定ブラケット31
と、この固定ブラケット31の上面にボルト32で締結
した可動ブラケット33とを備えている。可動ブラケッ
ト33には、上下長手の熱風発生筒34が移送路24に
沿って複数個並べて配設されている。
1の外面にボルト30で締結した固定ブラケット31
と、この固定ブラケット31の上面にボルト32で締結
した可動ブラケット33とを備えている。可動ブラケッ
ト33には、上下長手の熱風発生筒34が移送路24に
沿って複数個並べて配設されている。
【0026】各熱風発生筒34内にはセラミック等のヒ
ータ35が配置されており、このヒータ35で加熱され
た空気が熱風発生筒34の下端のノズル34aから下向
きに噴出するように構成されている。熱風発生筒34の
ノズル34aは、可動ブラケット33に取り付けた支持
枠36に嵌まっている。なお、図示していないが、各熱
風発生筒34には、内部に空気を供給するホースと、ヒ
ータ35に電力を供給するコードとが接続されている。
ータ35が配置されており、このヒータ35で加熱され
た空気が熱風発生筒34の下端のノズル34aから下向
きに噴出するように構成されている。熱風発生筒34の
ノズル34aは、可動ブラケット33に取り付けた支持
枠36に嵌まっている。なお、図示していないが、各熱
風発生筒34には、内部に空気を供給するホースと、ヒ
ータ35に電力を供給するコードとが接続されている。
【0027】一方、第1折り曲げ装置25は、ガイド枠
21の外面にボルト37で締結した固定ブラケット38
と、当該固定ブラケット38の上面にボルト39で締結
した可動ブラケット40と、当該可動ブラケット40に
取り付けたガイド部材41とを備えている。ガイド部材
41には、包装本体2の長手周縁片8を折り目線に沿っ
て略180°折り曲げるためのガイド溝42が設けられ
ている(図8参照)。
21の外面にボルト37で締結した固定ブラケット38
と、当該固定ブラケット38の上面にボルト39で締結
した可動ブラケット40と、当該可動ブラケット40に
取り付けたガイド部材41とを備えている。ガイド部材
41には、包装本体2の長手周縁片8を折り目線に沿っ
て略180°折り曲げるためのガイド溝42が設けられ
ている(図8参照)。
【0028】図7及び図8に示す工程では、まず、一対
のガイドレール22,22にて包装本体2の段部5のう
ち長手周縁片8,8寄りの部位を支持した状態で、当該
包装本体2を移送し、熱風発生筒34の下方を通過する
過程で、この熱風発生筒34から下向きに噴射する熱風
を長手周縁片8,8における段部5寄りの部位に吹き付
ける。この熱風の吹き付けにより、当該長手周縁片8,
8における段部5寄りの部位には折り目線が形成される
(図7参照)。
のガイドレール22,22にて包装本体2の段部5のう
ち長手周縁片8,8寄りの部位を支持した状態で、当該
包装本体2を移送し、熱風発生筒34の下方を通過する
過程で、この熱風発生筒34から下向きに噴射する熱風
を長手周縁片8,8における段部5寄りの部位に吹き付
ける。この熱風の吹き付けにより、当該長手周縁片8,
8における段部5寄りの部位には折り目線が形成される
(図7参照)。
【0029】ここで、ガイドレール22,22のうち熱
風発生筒34の下方箇所には、上下に貫通した長穴47
が穿設されている。熱風発生筒34のノズル34aから
常時熱風を噴出させた状態で、当該ノズル34aの下方
に包装本体2がない場合は、熱風は長穴47から下方に
逃げ出るようになっている。これにより、熱風発生筒3
4が熱風を噴射し続ける簡単な構造であっても、熱によ
る悪影響を受けることなく、前記長手周縁片8,8にお
ける段部5寄りの部位に折り目線を形成することができ
る。
風発生筒34の下方箇所には、上下に貫通した長穴47
が穿設されている。熱風発生筒34のノズル34aから
常時熱風を噴出させた状態で、当該ノズル34aの下方
に包装本体2がない場合は、熱風は長穴47から下方に
逃げ出るようになっている。これにより、熱風発生筒3
4が熱風を噴射し続ける簡単な構造であっても、熱によ
る悪影響を受けることなく、前記長手周縁片8,8にお
ける段部5寄りの部位に折り目線を形成することができ
る。
【0030】そして、引き続き包装本体2を移送して、
第1折り曲げ装置25,25のガイド溝42に、包装本
体2の長手周縁片8,8を各々通すことにより、これら
各長手周縁片8を、折り目線に沿って蓋体3の裏面3a
側に略180°折り曲げて、長手蓋体押え部6,6に形
成する(図5及び図8参照)。
第1折り曲げ装置25,25のガイド溝42に、包装本
体2の長手周縁片8,8を各々通すことにより、これら
各長手周縁片8を、折り目線に沿って蓋体3の裏面3a
側に略180°折り曲げて、長手蓋体押え部6,6に形
成する(図5及び図8参照)。
【0031】次いで、相対向する2側の長手蓋体押え部
6,6が形成された包装本体2の姿勢を、移送方向に対
して平面視で90°変更(回転)させたのち、前記包装
本体2を変更後の姿勢で移送路23に沿って移送しつ
つ、第1折り目線形成装置24,24と同様の構成であ
る第2折り目線形成装置26,26にて、前記包装本体
2において相対向する2側の短手周縁片9,9にそれぞ
れ折り目線を形成し、引き続き前記包装本体2を移送す
る過程で、第1折り曲げ装置25,25と同様に構成で
ある第2折り曲げ装置27,27を用いて、前記短手周
縁片9,9を、折り目線に沿って蓋体3の裏面3a側に
折り曲げて、短手蓋体押え部7,7に形成する(図9及
び図10にそれぞれ一方のみ示す)。
6,6が形成された包装本体2の姿勢を、移送方向に対
して平面視で90°変更(回転)させたのち、前記包装
本体2を変更後の姿勢で移送路23に沿って移送しつ
つ、第1折り目線形成装置24,24と同様の構成であ
る第2折り目線形成装置26,26にて、前記包装本体
2において相対向する2側の短手周縁片9,9にそれぞ
れ折り目線を形成し、引き続き前記包装本体2を移送す
る過程で、第1折り曲げ装置25,25と同様に構成で
ある第2折り曲げ装置27,27を用いて、前記短手周
縁片9,9を、折り目線に沿って蓋体3の裏面3a側に
折り曲げて、短手蓋体押え部7,7に形成する(図9及
び図10にそれぞれ一方のみ示す)。
【0032】なお、図9では、第2折り目線形成装置2
6の各構成部分に、第1折り目線形成装置24の対応す
る部分と同じ符号を付しており、図10では、第2折り
曲げ装置27の各構成部分に、第1折り曲げ装置25の
対応する部分と同じ符号を付している。
6の各構成部分に、第1折り目線形成装置24の対応す
る部分と同じ符号を付しており、図10では、第2折り
曲げ装置27の各構成部分に、第1折り曲げ装置25の
対応する部分と同じ符号を付している。
【0033】以上の工程を経て、ブリスターパック1が
完成する(図1参照)。その後、ブリスターパック1は
梱包等の後工程に移送される。
完成する(図1参照)。その後、ブリスターパック1は
梱包等の後工程に移送される。
【0034】この製造方法によると、ブリスターパック
1の製造を、包装本体2の成形から、物品Pの充填(収
納)、蓋体3の嵌め込み工程を経た後、周縁片8,8,
9,9の曲げ加工をするという順序で実行できるから、
前記従来技術のように、包装本体の溝部に台紙の縁部を
挿入するという自動化の困難な工程がなくなり、前記一
連の工程を自動化できる。したがって、ブリスターパッ
ク1の生産性が格段に向上するとともに省力化も可能と
なり、製造コストを著しく低減できる。
1の製造を、包装本体2の成形から、物品Pの充填(収
納)、蓋体3の嵌め込み工程を経た後、周縁片8,8,
9,9の曲げ加工をするという順序で実行できるから、
前記従来技術のように、包装本体の溝部に台紙の縁部を
挿入するという自動化の困難な工程がなくなり、前記一
連の工程を自動化できる。したがって、ブリスターパッ
ク1の生産性が格段に向上するとともに省力化も可能と
なり、製造コストを著しく低減できる。
【0035】なお、自動包装機20にてブリスターパッ
ク1を製造するにおいては、エンドレスチェーン28を
連続的に周回させて、素材シートSを、ロッド29で押
すことにより連続的に移送するように構成してもよい
し、蓋体3の嵌め込み工程以降の工程では、各ロッド2
9に予め上下一対のクランプ体を設けておき、これら一
対のクランプ体にて包装本体2の段部5と前記蓋体3と
を挟み固定した状態で、前記包装本体2を押し移送する
ように構成してもよい。
ク1を製造するにおいては、エンドレスチェーン28を
連続的に周回させて、素材シートSを、ロッド29で押
すことにより連続的に移送するように構成してもよい
し、蓋体3の嵌め込み工程以降の工程では、各ロッド2
9に予め上下一対のクランプ体を設けておき、これら一
対のクランプ体にて包装本体2の段部5と前記蓋体3と
を挟み固定した状態で、前記包装本体2を押し移送する
ように構成してもよい。
【0036】また、シートSに予め別の箇所で収納凹所
4と段部5とを形成したものを、前記折り目線形成装置
24と折り曲げ装置25とを備えた製造ラインに供給す
るように構成してもよい。この場合、収納凹所4と段部
5とが形成されたシートS(包装本体2)をエンドレス
チェーンに設けたロッドで押し移送するに限らず、前記
各ロッドに予め上下一対のクランプ体を設けておき、こ
れら一対のクランプ体にて前記段部5と前記蓋体3とを
挟み固定した状態で、前記包装本体2を押し移送したり
引っ張り移送したりするように構成してもよい。
4と段部5とを形成したものを、前記折り目線形成装置
24と折り曲げ装置25とを備えた製造ラインに供給す
るように構成してもよい。この場合、収納凹所4と段部
5とが形成されたシートS(包装本体2)をエンドレス
チェーンに設けたロッドで押し移送するに限らず、前記
各ロッドに予め上下一対のクランプ体を設けておき、こ
れら一対のクランプ体にて前記段部5と前記蓋体3とを
挟み固定した状態で、前記包装本体2を押し移送したり
引っ張り移送したりするように構成してもよい。
【0037】図11(a)〜(c)は、折り目線の形成
と曲げ加工とを行うに際して包装本体2を間欠的に移送
する第2実施形態を示している(いずれの図も長手周縁
片8の一方のみ示す)。
と曲げ加工とを行うに際して包装本体2を間欠的に移送
する第2実施形態を示している(いずれの図も長手周縁
片8の一方のみ示す)。
【0038】すなわち、図11(a)に示すように、包
装本体2の移送停止時に、第1熱盤43,43にて、相
対向する2側の長手周縁片8,8における段部5寄りの
部位に折り目線を形成し、次いで、包装本体2を1ピッ
チ移送してから、移送を停止した状態で押し上げ部材4
4,44で折り目線に沿って上向きに略90°に折り曲
げ(図11(b)参照)、次いで、包装本体2を1ピッ
チ移送してから、折り曲げ部材45,45により、折り
目線に沿って蓋体3の裏面3a側に略90°折り曲げ
て、長手蓋体押え部6,6に形成する(図11(c)参
照)。
装本体2の移送停止時に、第1熱盤43,43にて、相
対向する2側の長手周縁片8,8における段部5寄りの
部位に折り目線を形成し、次いで、包装本体2を1ピッ
チ移送してから、移送を停止した状態で押し上げ部材4
4,44で折り目線に沿って上向きに略90°に折り曲
げ(図11(b)参照)、次いで、包装本体2を1ピッ
チ移送してから、折り曲げ部材45,45により、折り
目線に沿って蓋体3の裏面3a側に略90°折り曲げ
て、長手蓋体押え部6,6に形成する(図11(c)参
照)。
【0039】そして、詳細は図示しないが、包装本体2
を1ピッチ移送してから、相対向する2側の長手蓋体押
え部6,6が形成された包装本体2の姿勢を、移送方向
に対して平面視で90°変更(回転)させたのち、前記
包装本体2を変更後の姿勢で1ピッチ移送して、図11
(a)〜(c)に示す工程と同様にして、前記包装本体
2において相対向する2側の短手周縁片9,9に折り目
線を形成し、1ピッチ移送してから、前記短手周縁片
9,9を、折り目線に沿って蓋体3の裏面3a側に折り
曲げて、短手蓋体押え部7,7に形成するのである。こ
の第2実施形態の場合も、第1実施形態と同様のブリス
ターパック1を製造できる。
を1ピッチ移送してから、相対向する2側の長手蓋体押
え部6,6が形成された包装本体2の姿勢を、移送方向
に対して平面視で90°変更(回転)させたのち、前記
包装本体2を変更後の姿勢で1ピッチ移送して、図11
(a)〜(c)に示す工程と同様にして、前記包装本体
2において相対向する2側の短手周縁片9,9に折り目
線を形成し、1ピッチ移送してから、前記短手周縁片
9,9を、折り目線に沿って蓋体3の裏面3a側に折り
曲げて、短手蓋体押え部7,7に形成するのである。こ
の第2実施形態の場合も、第1実施形態と同様のブリス
ターパック1を製造できる。
【0040】図12及び図13は本発明の第3実施形態
を示している。第3実施形態のブリスターパック51で
は、包装本体52における3側の周縁片58,58,5
9が蓋体53の裏面53a側に折り曲げて蓋体押え部5
6,56,57に構成されており、残る短手周縁片59
には、ブリスターパック51をフック等に引っ掛けて陳
列するための吊り穴60が穿設されている。その他は第
1実施形態のブリスターパック1と同様の構成である。
を示している。第3実施形態のブリスターパック51で
は、包装本体52における3側の周縁片58,58,5
9が蓋体53の裏面53a側に折り曲げて蓋体押え部5
6,56,57に構成されており、残る短手周縁片59
には、ブリスターパック51をフック等に引っ掛けて陳
列するための吊り穴60が穿設されている。その他は第
1実施形態のブリスターパック1と同様の構成である。
【0041】第3実施形態では、蓋体53は、包装本体
52の段部55に嵌まった状態で、3方の蓋体押え部5
6,56,57にて固定されており、吊り穴60付きの
短手周縁片59の方からは、簡単には外れないようにな
っている。また、ブリスターパック51を陳列するに際
しては、前記短手周縁片59を上にして、これに穿設し
た吊り穴60をフック等に引っ掛けるから、前記短手周
縁片59の方から蓋体3が不用意に外れるおそれはな
い。
52の段部55に嵌まった状態で、3方の蓋体押え部5
6,56,57にて固定されており、吊り穴60付きの
短手周縁片59の方からは、簡単には外れないようにな
っている。また、ブリスターパック51を陳列するに際
しては、前記短手周縁片59を上にして、これに穿設し
た吊り穴60をフック等に引っ掛けるから、前記短手周
縁片59の方から蓋体3が不用意に外れるおそれはな
い。
【0042】したがって、この場合も、第1実施形態の
場合と同様に、ステイプラ−や接着剤等の固定手段を別
途用いることなく、包装本体52と蓋体53とを簡単か
つ確実に固定できる。また、包装本体52と蓋体53と
を接着剤等にて貼着しないから、包装本体52と蓋体5
3とを分別回収することも可能である。
場合と同様に、ステイプラ−や接着剤等の固定手段を別
途用いることなく、包装本体52と蓋体53とを簡単か
つ確実に固定できる。また、包装本体52と蓋体53と
を接着剤等にて貼着しないから、包装本体52と蓋体5
3とを分別回収することも可能である。
【0043】図14に示す第4実施形態は、前記した第
3実施形態の変形例であり、包装本体52′の段部5
5′を、吊り穴60′付きの短手周縁片59′の長さが
他方の短手周縁片59′の長さよりも短い平面視略台形
状に形成したものである。蓋体53′も段部55′に嵌
まるように平面視略台形状に形成されている。
3実施形態の変形例であり、包装本体52′の段部5
5′を、吊り穴60′付きの短手周縁片59′の長さが
他方の短手周縁片59′の長さよりも短い平面視略台形
状に形成したものである。蓋体53′も段部55′に嵌
まるように平面視略台形状に形成されている。
【0044】このように構成すると、包装本体52′の
段部55′は吊り穴60′付きの短手周縁片59′に向
けて幅狭となっているから、これに嵌まる蓋体53′が
吊り穴60′付きの短手周縁片59′の方から抜け出る
ことはない。
段部55′は吊り穴60′付きの短手周縁片59′に向
けて幅狭となっているから、これに嵌まる蓋体53′が
吊り穴60′付きの短手周縁片59′の方から抜け出る
ことはない。
【0045】図15は本発明の第5実施形態を示してい
る。第5実施形態のブリスターパック71では、蓋体7
3における一方の広幅面に、物品P′を固定するための
支持具73aが突設されている。この支持具73aは、
蓋体73と一体的に形成してもよいし、別途形成したも
のを接着剤等で適宜箇所に貼着するようにしてもよい。
その他は第1実施形態のブリスターパック1と同様の構
成である。
る。第5実施形態のブリスターパック71では、蓋体7
3における一方の広幅面に、物品P′を固定するための
支持具73aが突設されている。この支持具73aは、
蓋体73と一体的に形成してもよいし、別途形成したも
のを接着剤等で適宜箇所に貼着するようにしてもよい。
その他は第1実施形態のブリスターパック1と同様の構
成である。
【0046】このように構成すると、物品P′は支持具
73aにて蓋体73に固定されるから、物品P′が包装
本体72における収納凹所74の容積よりも小さい場合
であっても、物品P′を収納凹所74内にがたつくこと
なく収納できる。
73aにて蓋体73に固定されるから、物品P′が包装
本体72における収納凹所74の容積よりも小さい場合
であっても、物品P′を収納凹所74内にがたつくこと
なく収納できる。
【0047】したがって、収納凹所74の容積よりも小
さい物品に対しては、この物品の形状、大きさに応じた
支持具73aを蓋体73に設けることにより、収納凹所
74の形状、大きさを変更しなくてよいから、1つの包
装本体72における用途が広がる。これにより、物品の
形状、大きさに合わせて、成形型等を変更しなくて済
み、製造コストの抑制に寄与できる。
さい物品に対しては、この物品の形状、大きさに応じた
支持具73aを蓋体73に設けることにより、収納凹所
74の形状、大きさを変更しなくてよいから、1つの包
装本体72における用途が広がる。これにより、物品の
形状、大きさに合わせて、成形型等を変更しなくて済
み、製造コストの抑制に寄与できる。
【0048】なお、本発明では、蓋体は包装本体の段部
に嵌まるように構成されるから、本発明に係るブリスタ
ーパックの蓋体押え部は、少なくとも相対向する2側の
周縁片を折り曲げて形成すれば、ステイプラ−や接着剤
等の固定手段を別途用いることなく、包装本体と蓋体と
を簡単に固定することができる。
に嵌まるように構成されるから、本発明に係るブリスタ
ーパックの蓋体押え部は、少なくとも相対向する2側の
周縁片を折り曲げて形成すれば、ステイプラ−や接着剤
等の固定手段を別途用いることなく、包装本体と蓋体と
を簡単に固定することができる。
【0049】
【発明の効果】請求項1の発明に係る包装体は、包装本
体における収納凹所の開口部より外周側に蓋体が嵌まる
段部を有しているから、前記包装本体の収納凹所に物品
を入れた後、段部に前記蓋体を嵌め込むことによって、
前記収納凹所の開口部を前記蓋体でずれなく封止でき
る。そして、前記段部より外周側の周縁片を前記蓋体の
裏面側に折り曲げて蓋体押え部に構成しているから、ス
テイプラ−や接着剤等の固定手段を別途用いなくても、
前記包装本体と前記蓋体とを簡単に固定できるという効
果を奏する。
体における収納凹所の開口部より外周側に蓋体が嵌まる
段部を有しているから、前記包装本体の収納凹所に物品
を入れた後、段部に前記蓋体を嵌め込むことによって、
前記収納凹所の開口部を前記蓋体でずれなく封止でき
る。そして、前記段部より外周側の周縁片を前記蓋体の
裏面側に折り曲げて蓋体押え部に構成しているから、ス
テイプラ−や接着剤等の固定手段を別途用いなくても、
前記包装本体と前記蓋体とを簡単に固定できるという効
果を奏する。
【0050】また、前記包装本体と前記蓋体とは接着剤
等にて貼着しないから、前記包装本体における蓋体押え
部や段部等を弾性に抗して変形させれば、前記蓋体を簡
単に取り出すことができ、前記包装本体と前記蓋体とを
簡単に分別回収できるという効果を奏する。
等にて貼着しないから、前記包装本体における蓋体押え
部や段部等を弾性に抗して変形させれば、前記蓋体を簡
単に取り出すことができ、前記包装本体と前記蓋体とを
簡単に分別回収できるという効果を奏する。
【0051】請求項2の発明に係る包装体の製造方法に
よると、予め、物品の収納凹所と、その外周側の段部と
が形成された包装本体に、物品の充填(収納)、蓋体の
嵌め込み工程を経た後、4側の周縁片の曲げ加工をする
という順序で実行できるから、前記従来技術のように、
包装本体の溝部に台紙の縁部を挿入するという自動化の
困難な工程がなくなり、前記一連の工程を自動化でき
る。これにより、前記包装体の生産性が格段に向上する
とともに省力化も可能となるという効果を奏する。な
お、素材シートから包装本体の成形(収納凹所及び段部
の成形)も1つのラインで行えば、包装体の製造工程を
完全に自動化できるという効果を奏する。
よると、予め、物品の収納凹所と、その外周側の段部と
が形成された包装本体に、物品の充填(収納)、蓋体の
嵌め込み工程を経た後、4側の周縁片の曲げ加工をする
という順序で実行できるから、前記従来技術のように、
包装本体の溝部に台紙の縁部を挿入するという自動化の
困難な工程がなくなり、前記一連の工程を自動化でき
る。これにより、前記包装体の生産性が格段に向上する
とともに省力化も可能となるという効果を奏する。な
お、素材シートから包装本体の成形(収納凹所及び段部
の成形)も1つのラインで行えば、包装体の製造工程を
完全に自動化できるという効果を奏する。
【0052】請求項3は、請求項2の発明に係る包装体
の製造方法をより具体化したものである。この製造方法
によると、包装本体の段部より外周側の素材シートの4
側の周縁片を蓋体の裏面側に折り曲げて、前記蓋体が抜
け不能となる蓋体押え部に形成することにより、前記蓋
体を前記包装本体における4側の蓋体押え部にて抜け不
能に保持できるから、前記包装本体と前記蓋体とを確実
に固定できるという効果を奏する。
の製造方法をより具体化したものである。この製造方法
によると、包装本体の段部より外周側の素材シートの4
側の周縁片を蓋体の裏面側に折り曲げて、前記蓋体が抜
け不能となる蓋体押え部に形成することにより、前記蓋
体を前記包装本体における4側の蓋体押え部にて抜け不
能に保持できるから、前記包装本体と前記蓋体とを確実
に固定できるという効果を奏する。
【図1】第1実施形態におけるブリスターパックの斜視
図である。
図である。
【図2】素材シートの斜視図である。
【図3】包装本体の斜視図である。
【図4】ブリスターパックの製造工程を示す概念図であ
り、包装本体、物品及び蓋体の配置関係を示す斜視図で
ある。
り、包装本体、物品及び蓋体の配置関係を示す斜視図で
ある。
【図5】ブリスターパックの製造工程を示す概念図であ
り、一対の長手蓋体押え部を形成した状態の斜視図であ
る。
り、一対の長手蓋体押え部を形成した状態の斜視図であ
る。
【図6】自動包装機を示す概略側面図である。
【図7】第1折り目線形成装置の縦断面図である。
【図8】第1折り曲げ装置の縦断面図である。
【図9】第2折り目線形成装置の縦断面図である。
【図10】第2折り曲げ装置の縦断面図である。
【図11】折り目線の形成及び曲げ加工についての第2
実施形態を示す図であり、(a)は折り目線を形成した
状態、(b)は周縁片を上向きに折り曲げた状態、
(c)は周縁片を蓋体押え部に形成した状態の図であ
る。
実施形態を示す図であり、(a)は折り目線を形成した
状態、(b)は周縁片を上向きに折り曲げた状態、
(c)は周縁片を蓋体押え部に形成した状態の図であ
る。
【図12】第3実施形態におけるブリスターパックの斜
視図である。
視図である。
【図13】包装本体の斜視図である。
【図14】第4実施形態における包装本体の斜視図であ
る。
る。
【図15】第5実施形態におけるブリスターパックの斜
視図である。
視図である。
P,P′ 物品 S 素材シート 1 包装体としてのブリスターパック 2 包装本体 3 蓋体 4 収納凹所 5 段部 6,7 蓋体押え部 8,9 周縁片 20 自動包装機 23 移送路 24,26 折り目線形成装置 25,27 折り曲げ装置 28 エンドレスチェーン 34 熱風発生筒 41 ガイド部材
フロントページの続き Fターム(参考) 3E051 AA01 AA04 AA05 AB05 AB09 BA01 BA05 CA08 CB03 CB07 EA02 EB04 GA07 HE10 3E067 AA11 AB01 AB79 AB81 AB86 AC01 BA10A BA15A BB01A BB14A BB15A BB16A CA11 EA18 EB27 FA01 FB02 FC01
Claims (3)
- 【請求項1】 物品を収納するための収納凹所を有する
合成樹脂シート製の包装本体と、前記収納凹所の開口部
を封止する蓋体とから成る包装体であって、 前記包装本体における収納凹所の開口部より外周側に前
記蓋体が嵌まる段部を有し、前記段部より外周側の周縁
片を前記蓋体の裏面側に折り曲げて蓋体押え部に構成し
たことを特徴とする包装体。 - 【請求項2】 合成樹脂製の素材シートの広幅面に予
め、物品収納のための収納凹所と該収納凹所の開口部よ
り外周側を囲繞するような段部とが形成された包装本体
を準備し、該包装本体における前記収納凹所に物品を収
納した状態で前記段部に蓋体を嵌め込んだ後、前記段部
より外周側の素材シートにおける少なくとも相対向する
2側の周縁片を前記蓋体の裏面側に折り曲げて、蓋体押
え部に形成することを特徴とする包装体の製造方法。 - 【請求項3】 前記段部より外周側の素材シートの4側
の周縁片を前記蓋体の裏面側に折り曲げて、前記蓋体が
抜け不能となる蓋体押え部に形成することを特徴とする
請求項2に記載した包装体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001158781A JP2002347834A (ja) | 2001-05-28 | 2001-05-28 | 包装体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001158781A JP2002347834A (ja) | 2001-05-28 | 2001-05-28 | 包装体及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002347834A true JP2002347834A (ja) | 2002-12-04 |
Family
ID=19002452
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002347834A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008055836A (ja) * | 2006-09-01 | 2008-03-13 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤの製造方法 |
| CN110733682A (zh) * | 2019-09-29 | 2020-01-31 | 浙江亚勒自动化科技有限公司 | 泡壳包装装置 |
| JP2021109687A (ja) * | 2020-01-10 | 2021-08-02 | フジモリ産業株式会社 | ブリスターパック及びその製造方法 |
-
2001
- 2001-05-28 JP JP2001158781A patent/JP2002347834A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008055836A (ja) * | 2006-09-01 | 2008-03-13 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤの製造方法 |
| CN110733682A (zh) * | 2019-09-29 | 2020-01-31 | 浙江亚勒自动化科技有限公司 | 泡壳包装装置 |
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