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JP2002503760A - 二相または多相成形体タブレット - Google Patents

二相または多相成形体タブレット

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Publication number
JP2002503760A
JP2002503760A JP2000531531A JP2000531531A JP2002503760A JP 2002503760 A JP2002503760 A JP 2002503760A JP 2000531531 A JP2000531531 A JP 2000531531A JP 2000531531 A JP2000531531 A JP 2000531531A JP 2002503760 A JP2002503760 A JP 2002503760A
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JP
Japan
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detergent
tablet
bleach
present
tablets
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000531531A
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English (en)
Inventor
クリスティアン・ブロック
ハインツ−マンフレート・ヴィルスベルク
ハインケ・イェベンス
フレット・シャムビル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Henkel AG and Co KGaA
Original Assignee
Henkel AG and Co KGaA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=25681997&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2002503760(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Henkel AG and Co KGaA filed Critical Henkel AG and Co KGaA
Publication of JP2002503760A publication Critical patent/JP2002503760A/ja
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    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/39Organic or inorganic per-compounds
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    • C11D3/3905Bleach activators or bleach catalysts
    • C11D3/3907Organic compounds
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ビルダー、漂白剤、漂白活性剤および所望により他の洗剤/洗浄剤成分を含んでなる圧縮粒状洗剤/洗浄剤の二相または多相洗剤/洗浄剤成形体を開示する。本発明によれば、酸化されやすい物質の最適な安定性は、漂白活性剤を、当該成形体の区画領域において、酸化されやすい物質から物理的に分離することによって、達成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の属する技術分野) 本発明は、一般に漂白剤を含む洗剤/洗浄剤タブレットに関する。更に詳しく
は、本発明は、洗濯洗剤タブレット、食器洗浄機用洗剤タブレット、漂白剤タブ
レット、軟水化剤タブレットなどのような、漂白剤を含むタブレットに関する。
【0002】 (従来の技術) タブレット形態の洗剤/洗浄剤組成物は、従来からよく知られており、先行文
献においても、広範に開示されている。しかしながら、タブレットは、市場では
特に傑出した成功を収めていない。その理由は、タブレットが種々の利点を有す
るにも拘らず、その製造や使用や、消費者の使用感に対し悪影響を与えるような
欠点を有しているからである。タブレットは、その主要な利点として、消費者が
必要とする製品用量を量り込む必要性を排除していることや、高密度であるため
、包装コストや輸送コストを低下できることや、審美的な外観を有すること(こ
の利点は、過小評価すべきではない)などを有しているが、これらの利点は、次
のような欠点によって相殺されている。すなわち、タブレットには、許容される
硬度と十分な崩壊/溶解速度と間に存在する相反する問題があり、また、タブレ
ット製造や包装の際に、多数の技術上の問題がある。
【0003】 例えば、漂白剤を洗剤/洗浄剤タブレット中に混和する際、特に、漂白剤と共
に、酸化感受性の活性物質や助剤をタブレット中に導入する際に、特別な問題が
起こる。すなわち、相互に不混和性の粒状プレミックス物質を、高い圧縮力によ
って製造すると、高い密度のタブレットが得られるが、このような高密度のタブ
レットの各成分は、ゆるく充填される粉末に比し、より接近して接触することな
る。このように、より接近して接触すると、各成分間での化学的不混和性は、従
来からの粉末形洗剤よりも、著しく不適当な作用をもたらしうる。
【0004】 漂白剤を含むタブレットに関し、従来技術として提案された解決法は、漂白剤
を、その安定性に影響を与えうる他の成分から分離することである。この解決法
として、しばしば漂白剤および漂白活性剤の分離が取り上げられている。
【0005】 例えば、EP 481 792 (Unilever)は、過酸塩と漂白活性剤とを含む洗剤タブレ ットを開示し、この漂白活性剤は、ある種の疑似一次設定の過加水分解定数を有
することが必要であるとしている。また漂白剤は、好適には漂白剤の安定性を害
するような成分から分離すべきであると、上記特許文献は、教示する。この基準
は、漂白剤が過酸であって、漂白剤活性剤としてジアシル化またはポリアシル化
アミンを使用する場合には、必須である。
【0006】 またEP 481 793 (Unilever)は、漂白剤として過炭酸ナトリウムを含む、洗剤 タブレットを開示する。過炭酸ナトリウム漂白剤は、その安定性に悪影響を与え
うる物質から空間的に分離されている。当該文献は、とくに、漂白剤と、漂白活
性剤または洗濯過程で漂白剤と反応して漂白活性の損失をもらたしうる物質との
分離について、言及する。
【0007】 EP 395 333 (Unilever)は、過ホウ酸ナトリウムと、次の物質群からなる群か ら選ばれる1またはそれ以上の物質とを含むタブレット型洗剤組成物を開示する :ジアシル化またはポリアシル化アミン漂白活性剤、酵素および蛍光増白剤。な
お、過酸は、上記物質群の物質から分離されていない。この文献に開示のタブレ
ットは、漂白剤活性や酵素活性を損失することがなく、安定性を示す。
【0008】 以上の先行技術文献によれば、洗剤タブレットの漂白剤安定性および酸化され
やすい成分の安定性についての問題は、漂白剤と当該成分との接触に起因すると
のことである。そのような問題に対する解決法として、漂白剤を、漂白活性剤ま
たは酸化されやすい成分から分離することが、繰り返し提案されている。しかし
ながら、いずの先行技術文献も、酸化されやすい成分の安定性の問題を解決する
と同時に、洗剤タブレットにおける漂白剤の活性喪失を同時に解決するような方
法を、開示も示唆もしていない。
【0009】 (本発明が解決しようとする課題) したがって、本発明が解決しようとする課題は、以上の問題を解決しうるよう
な洗剤/洗浄剤タブレットを提供することである。特に、本発明が解決しようと
する課題は、例えば、染料や蛍光増白剤や香料や酵素などの、酸化されやすい成
分の安定性の問題を解決すると共に、漂白剤の活性喪失を長期間にわたってさえ
も解決しうるような洗剤/洗浄剤を提供することである。
【0010】 (発明の開示) 本発明によれば、酸化されやすい物質は、洗濯過程で漂白剤と接触して酸化さ
れ破壊される共に漂白剤が活性を損失するのではなく、むしろ前記問題は、漂白
活性剤と、酸化されやすい物質との接触によって生じることが、判明した。
【0011】 したがって、本発明は、ビルダー、漂白剤、漂白活性剤および所望により他の
洗剤/洗浄剤成分を含んでなる圧縮粒状洗剤/洗浄剤の二相または多相洗剤/洗
浄剤タブレットであって、 上記漂白活性剤は、当該タブレットの区画領域において、酸化されやすい物質
(酸化感受性物質)から空間的に間隔をおいて存在することを特徴とするタブレ
ットを提供する。
【0012】 本発明の洗剤/洗浄剤タブレットは、漂白剤および酸化されやすい物質の両方
の不十分な安定性についての問題を、洗濯過程で漂白剤によって破壊されると共
に漂白剤を「消費」しうるような、酸化されやすい成分を漂白活性剤から空間的
に分離することによって解決することができる。
【0013】 本発明のタブレットにおいて、少なくとも1つの空間的に区画された領域には
、漂白活性剤と、所望により酸化されにくいような他の成分とが存在する。この
ような非酸化感受性物質は、例えば、ビルダー、コビルダー、界面活性剤、バイ
ンダー、崩壊剤、錯生成剤、および洗浄/洗浄剤組成物の他の成分からなる群か
ら選ばれる。
【0014】 漂白活性剤を空間的に区画することは、様々な方法で達成することができる。
すなわち、この区画領域は、分離した層、被膜または独立したインサートの形態
を想定することができ、その一方で、酸化されやすい物質は、タブレットの別の
層、別の被膜またはコアまたは主マトリックスに存在することができる。別の可
能な方法によれば、比較的大きい顆粒または押出物を製造し、これらを、被膜に
よって保護して、タブレット全体に分布させることができる。
【0015】 本発明の好適な一具体例によれば、漂白活性剤を含有する区画領域は、漂白活
性剤を単独で含有せずに、むしろ他の非酸化感受性物質との混合物の形態で含有
する。好適な洗剤/洗浄剤タブレットは、区画領域において漂白活性剤および洗
剤/洗浄剤の他の非酸化感受性成分を含有する。
【0016】 本発明の別の好適な一具体例によれば、区画領域には、漂白活性剤が存在する
とと共に、ビルダーおよびイオン性界面活性剤が、これらの物質がタブレットに
存在する全量の少なくとも一部の量で存在する。特に好適な洗剤/洗浄剤タブレ
ットは、漂白活性剤に加えて、ビルダー、コビルダー、界面活性剤、バインダー
、崩壊剤および錯生成剤からなる群から選ばれる1つまたは複数の成分を含有す
る区画領域を有する。 本発明は、本発明の技術的範囲が以下の理論に制限されることを意図するもの
ではないが、本発明に従い酸化されやすい物質を漂白活性剤から分離することに
よって、酸化されやすい物質中に、水または過酸過水素が浸透しても、漂白活性
剤が存在しなければ、そのような化合物は、著しく分解しないものと、考えられ
る。これに対して、漂白活性剤と、酸化されやすい物質とが1つの同じ領域に存
在すれば、この漂白活性剤の影響下に、水または過酸化水素が移動すると、著し
く活性な漂白剤化学物質(例えば、過酢酸)が形成し、その結果、酸化されやす
い物質は、分解してしまう。このようにして、過酸化水素が消費されるために、
過酸化水素の平衡濃度がタブレット中で再度達成されるまでに、より多量の過酸
化水素が分解してしまう。本発明によれば、このようなプロセスを、漂白活性剤
と、酸化されやすい物質とを分離することによって防止することができ、その結
果、漂白活性剤自体は、タブレット内で移動せず、かつ、漂白活性剤と過酸化水
素との接触によって生成するような、より大きい活性の漂白剤化学物質さえも移
動する傾向がかなり小さくなるようである。
【0017】 好適なタブレットは、粉末の混合物から形成されないが、少なくとも部分的に
は、いくつかの顆粒タイプの混合物(コンパウンド)から形成される。まず構成
成分の一次粒子を、凝集して二次粒子を形成し、次いで、これを圧縮して、タブ
レットを成形する。漂白活性剤を含有する二次粒子は、酸化されやすい物質から
分離されており、したがって、酸化されやすい物質の付近において、高活性の漂
白剤化学物質の生成は、防止される。
【0018】 本明細書に用いられる「酸化されやすい物質」なる用語は、過酸化水素によって
酸化分解されうる物質、または過酸化水素および漂白活性剤から形成される高活
性漂白剤化合物によって酸化分解されうる物質を意味する。そのような物質は、
具体的には、完全な退色または許容されない変色が生じうる染料、分子の分解に
よって増白作用の喪失が生じうる蛍光増白剤、無臭またはさらには悪臭の化合物
に酸化分解されうる香料、および酸化されると、もはや触媒活性を示さない酵素
である。
【0019】 本発明によれば、このような酸化されやすい物質は、タブレットの区画領域に
おいて漂白活性剤を存在させることによって、この漂白活性剤から強制的に分離
させる一方、酸化されやすい物質は、損傷を受けることなく、漂白剤と緊密に接
触した状態で容易に存在することができる。漂白活性剤を含有する区画領域は、
さらに漂白剤を含有しうるが、本発明によれば、(漂白活性剤を含有する)区画
領域は、好適には、漂白剤(1つまたは複数)を含まない。
【0020】 なお、(漂白活性剤を含有する)区画領域が、好適には、漂白剤を含まないと
いうことは、漂白剤が、漂白活性剤以外の物質から分離された、区画領域におい
て存在しなければならないことを意味していない。前記したように、漂白剤は、
酸化されやすい物質と容易に混合することができ、したがって、漂白剤および酸
化されやすい物質(1つまたは複数)がタブレットの1つの領域に一緒に存在し
ているような洗剤/洗浄剤タブレットが、好適である。
【0021】 本発明の本質は、タブレットが酸化されやすい物質を含有することを前提とす
る。なぜなら、このような物質の分解およびその結果として生じる漂白剤活性の
喪失は防止しなければならないからである。これら酸化されやすい物質について
、前記したように詳しく説明したが、酸化されやすい物質は、前記物質以外の群
から選択することができる。しかしながら、酸化されやすい物質として、染料、
蛍光増白剤、香料および酵素からなる群から選ばれる1つまたは複数の物質を含
有するような洗剤/洗浄剤タブレットが、好適である。
【0022】 漂白活性剤、漂白触媒および漂白剤 本発明によれば、漂白活性剤は、タブレット中に混和して、60℃またはそれ以
下の温度で洗濯をする際にその漂白作用を改善することができる。本発明によれ
ば、漂白活性剤は、タブレットの区画領域に存在することができる。使用しうる
漂白活性剤は、過加水分解(パーヒドロリシス)条件下に、脂肪族ペルオキソカ
ルボン酸、好適にはC1 10(好適にはC2 4)脂肪族ペルオキソカルボン酸およ び/または非置換または置換過安息香酸を形成するような化合物である。上記数
の炭素原子を有するO-および/またはN-アシル基および/または非置換もしくは
置換したベンゾイル基を含んでいる物質が、好適である。好適な漂白活性剤とし
て、ポリアシル化アルキレンジアミン、特にテトラアセチルエチレンジアミン(
TAED)、アシル化トリアジン誘導体、特に1, 5-ジアセチル-2,4-ジオキソヘキサ
ヒドロ-1, 3, 5-トリアジン(DADHT)、アシル化グリコールウリル、特にテトラ
アセチルグリコールウリル(TAGU)、N-アシルイミド、特にN-ノナノイルスクシ
ンイミド(NOSI)、アシル化フェノールスルホネート、特にn-ノナノイルまたは
イソノナノイルオキシベンゼンスルホネート(n-またはiso-NOBS)、カルボン酸
無水物、特に無水フタル酸、アシル化多価アルコール、特にトリアセチン、エチ
レングリコールジアセテート、および2,5-ジアセトキシ-2,5-ヒドロフランなど が挙げられる。
【0023】 通常の漂白活性剤に加え、またはこれに代えて、いわゆる漂白触媒を本発明の
タブレットに導入することができる。漂白触媒とは、漂白作用を増強するような
遷移金属の塩または遷移金属の錯体、例えばマンガン-、鉄-、コバルト-、ルテ ニウム-またはモリブデン-セレン錯体またはカルボニル錯体をいう。また、窒素
含有三脚状配位子を含むようなマンガン錯体、鉄錯体、コバルト錯体、ルテニウ
ム錯体、モリブデン錯体、チタン錯体、バナジウム錯体、銅錯体など、およびコ
バルト-、鉄-、銅-およびルテニウム-アミン錯体も、漂白触媒として使用するこ
とができる。
【0024】 本発明によれば、漂白活性剤は、また触媒金属類からなる群から選ばれる物質
と共に存在することができる。すなわち、漂白触媒は、タブレットの区画領域に
存在することができる。本発明のタブレットは、タブレット全量を基準に、0.5 〜30重量%、好適には1〜20重量%、より好適には2〜15重量%の1またはそれ以 上の漂白活性剤または漂白触媒を含有する。このような用量は、洗剤タブレット
に想定される用途に応じて変化させることができる。すなわち、代表的なヘビー
デューティ洗剤タブレットでは、漂白活性剤の含有量は、通常、0.5〜5重量%、
好適には1〜4重量%、より好適には2〜3.5重量%であるが、漂白剤タブレットで
は、より多量に含み、例えば5〜30重量%、好適には7.5〜25重量%、より好適に
は10〜20重量%の量である。当業者ならば、その処方を、制限されることなく自
由に行うことができ、漂白活性剤および漂白剤の含有量を変化させることによっ
て、相対的に強い漂白作用〜相対的に弱い漂白作用を有するような、洗濯洗剤タ
ブレット、洗浄剤タブレットまたは漂白剤タブレットを製造することができる。
【0025】 特に好適な漂白活性剤は、N,N,N',N'-テトラアセチルエチレンジアミンであり
、これは、洗剤成分として汎用されている。したがって、好適な洗剤/洗浄剤タ
ブレットは、漂白活性剤として、このようなテトラアセチルエチレンジアミンを
前記した量で含有する。
【0026】 必要な漂白性能を発揮するために、本発明の洗剤タブレットは、1つまたは複
数の漂白剤を含有する。過酸化水素(H2O2)を水中で生成するような漂白剤化合
物のうち、過ホウ酸ナトリウム四水和物および過ホウ酸ナトリウム一水和物が、
特に重要である。他の有用な漂白剤は、例えば過炭酸ナトリウム、ペルオキシピ
ロリン酸塩、クエン酸塩過水和物および過酸化水素生成型過酸塩または過酸、例
えば過安息香酸塩、ペルオクソフタル酸塩、二過アゼライン酸、フタロイミノ過
酸または二過ドデカン二酸である。 また、本発明の洗剤タブレットによれば、漂白剤の含有量は、所望の製品に応
じて、変化させることができる。その代表的な含有量は、タブレット全量を基準
に、5〜50重量、好適には10〜40重量%、より好適には15〜35重量%である。 タブレット中の漂白剤の含有量は、前記したように、タブレットについて想定
される用途に依存する。すなわち、代表的なヘビーデューティ洗剤タブレットで
は、漂白剤の含有量は、5〜30重量、好適には7.5〜25重量、より好適に
は12.5重量%〜22.5重量%の量である一方、漂白剤タブレットまたは漂
白促進剤タブレットでは、漂白剤の含有量は、15〜50重量%、好適には22
.5〜45重量%、より好適には30〜40重量%の量である。
【0027】 酸化されやすい物質 前記したように、酸化されやすい物質は、好適には、染料、蛍光増白剤、香料
および酵素からなる群から選ばれる。以下に、これら物質をより詳しく説明する
【0028】 染料 本発明によれば、本発明の洗剤タブレットを適切な染料で着色して、タブレッ
トの審美的外観を改善することができる。好適な染料は、当業者ならば困難なく
選択することができ、これは、高い貯蔵安定性を示し、タブレット洗剤中の他の
成分および光によって悪影響を受けず、かつ繊維製品の繊維に対し、著しい染色
性を示さず、したがって、このような繊維を染色しないものである。 本発明のタブレットは、多相タブレットであるため、各相を着色して、各相間
の活性特性の差異を強調することが重要である。このような着色による効果は、
例えば、歯科用の洗浄剤組成物として広く知られている。
【0029】 本発明によれば、洗濯過程において、酸化分解しうるようないずれの染料およ
びこのような染料と青色染料(いわゆる、青味剤)との混合物も、本発明のタブ
レット中に好適に使用することができる。水溶性または液体有機物質に可溶性(
室温)の染料を使用することが、有利であることが判明した。好適な染料は、例
えば、アニオン性染料であり、例えば、アニオン性ニトロソ染料である。1つの
可能な染料は、例えば、ナフトールグリーン(カラーインデックス(CI)、パー
ト1:アシッドグリーン1、パート2:10020)(市販品、例えば、BASF(Ludwig
shafen)から、Basacid(登録商標)Gruen 970として市販)および、当該染料と 適切な青色染料との混合物である。他の好適な染料を下記に示す:Pigmosol(登 録商標)Blau 6900(CI74160)、Pigmosol(登録商標)Gruen 8730(CI74260)、Basonyl(
登録商標)Rot 545FL(CI45170)、Sandolan(登録商標)Rhodamin EB400(CI45100)、Ba
sacid(登録商標)Gelb 094(CI47005)、Sicovit(登録商標)Patentblau 85E131(CI42
051)、Acid Blue 183(CAS12217-22-0、CI Acid Blue 183)、Pigment Blue 15(CI741
60)、Supranol(登録商標)Blau GLW(CAS12219-32-8、CI Acid Blue 221)、Nylosan( 登録商標)Gelb N-7GL SGR(CAS61814-57-1、CI Acid Yellow 218)、および/またはS
andolan(登録商標)Blue(CI Acid Blue 182、CAS12219-26-0)。
【0030】 染料の選択に際し、染料は、繊維製品の表面、特に合成繊維の表面に対して過
剰な親和性を有しないことを確保することが、重要である。適切な染料を選択す
る際に考慮にすべき別の要因は、染料は、酸化に対する安定性が異なるというこ
とである。一般的に言えば、水に不溶性の染料は、水溶性の染料よりも酸化に対
して安定である。洗剤中の染料濃度は、その溶解性、従って酸化感受性に従って
変化する。水に溶解しやすい染料、例えば、上記のBasacid(登録商標)Gruenお
よびSandolan(登録商標)Blueの場合、数10-2〜10-3重量%の範囲の染料濃度
が一般に選択される。これに対し、明度に関して特に好ましいが、水にあまり容
易に溶解しないような顔料型染料、例えば、上記のPigmosol(登録商標)染料の
場合、洗剤/洗浄剤中の好適な染料濃度は、代表的には、数10-3〜10-4重量
%のオーダーである。
【0031】 蛍光増白剤 本発明のタブレットは、酸化されやすい物質として、ジアミノスチルベンジス
ルホン酸の誘導体またはそのアルカリ金属塩からなる群から選ばれる蛍光増白剤
を含有することができる。好適な蛍光増白剤は、例えば、4,4'-ビス-(2-アニリ
ノ-4-モルホリノ-1,3,5-トリアジニル-6-アミノ)スチルベン-2,2'-ジスルホン 酸の塩、または同様の構造で、 モルホリノ基に代えて、ジエタノールアミノ基 、メチルアミノ基、アニリノ基または2-メトキシエチルアミノ基を有する化合物
である。置換ジフェニルスチリル型の増白剤も使用でき、例えば4,4'-ビス-(2-
スルホスチリル)ジフェニル、4,4'-ビス-(4-クロロ-3-スルホスチリル)ジフ ェニルまたは4-(4-クロロスチリル)-4'-(2-スルホスチリル)ジフェニルのア
ルカリ金属塩が例示される。以上の増白剤の混合物も使用することができる。
【0032】 本発明のタブレットにおいて、蛍光増白剤は、タブレット全量を基準に、0.01
〜1重量%、好適には0.05〜0.5重量%、より好適には0.1〜0.25重量%の濃度で 、使用することができる。
【0033】 香料 本発明によれば、香料を洗剤タブレットに添加して、製品によって形成される
審美的効果を改善し、これにより、消費者に対し、必要な洗濯特性だけでなく、
視覚的および感覚的に「定型的で失敗を招かない」製品を付与することができる
。好適な香油または芳香剤として、賦香化合物、例えばエステル、エーテル、ア
ルデヒド、ケトン、アルコールおよび炭化水素系の合成物が例示される。エステ
ル系の賦香化合物の代表的は、酢酸ベンジル、イソ酪酸フェノキシエチル、酢酸
p-t-ブチルシクロヘキシル、酢酸リナリル、酢酸ジメチルベンジルカルビニル、
酢酸フェニルエチル、安息香酸リナリル、ギ酸ベンジル、エチルメチルフェニル
グリシネート、プロピオン酸アリルシクロヘキシル、プロピオン酸スチラリルお
よびサリチル酸ベンジルである。エーテル系の賦香化合物として、ベンジルエチ
ルエーテルが例示される。アルデヒド系の賦香化合物として、C8 18の直鎖アル
カナール、シトラール、シトロネラール、シトロネリルオキシアセトアルデヒド
、シクラメンアルデヒド、ヒドロキシシトロネラール、リリアール、ブルゲオナ
ールなどが例示される。好適なケトン系化合物は、イオノン、α-イソメチルイ オノンおよびメチルセドリルケトンである。アルコール系化合物として、アネト
ール、シトロネロール、オイゲノール、ゲラニオール、リナロオール、フェニル
エチルアルコール、テルピネオールなどが例示される。炭化水素系化合物として
、とりわけ、テルペン、例えばリモネン、ピネンなどが例示される。しかしなが
ら、好適には、一緒になって魅力的芳香を発生するような、異なる香料の混合物
を使用する。このような香油は、植物源から得られるような天然香料混合物を含
むことができ、その天然源として、パイン油、シトラス油、ジャスミン油、パチ
ョリ油、ローズ油、イランイラン油などが例示される。好適なものは、クレアリ
ーセージ油、カモミル油、クローブ油、バルサム油、ミント油、ケイ葉油、ライ
ム-ブロッサム油、ジュニパーベリー油、ベチバー油、オリーブ油、ガルバナム 油、ラボダニューム油、オレンジブロサッム油、ネロリ油、オレンジピール油、
サンダールウッド油などが例示される。
【0034】 本発明の洗剤/洗浄剤タブレット香料含有量は、通常タブレット全量の2重量 %までの量である。香料は、本発明のタブレット中に直接混和することができる
。これとは別の有利な態様として、香料の洗濯物への付着を強化するような担体
に、香料を適用し、香料のゆっくりとして放出によって洗濯物への賦香の持続性
を確保する。好適な担体材料の例は、シクロデキストリンであり、この場合、シ
クロデキストリン/香料複合体に、所望により他の助剤を被覆することができる
【0035】 酵素 好適な酵素は、タンパク分解酵素(プロテアーゼ)、脂肪分解酵素(リパーゼ
)、デンプン加水分解酵素(アミラーゼ)、セルラーゼおよびそれらの混合物か
らなる群から選ばれる。特に好適な酵素活性成分は、細菌または真菌株から得ら
れるもので、これら細菌または真菌株として、バシラス・サブチリス(Bacillus
Subtilis)、バシラス・リヘニフォルミス(Basillus licheniformis)、スト レプトミセス・グリセウス(Streptomyces gtiseus)などが例示される。サブチ
リシン系のタンパク分解酵素が好適に使用され、バシラス・レンツス(Bacillus
lentus)から得られるタンパク分解酵素が特に好適である。これに関し、特に 重要なものは、酵素混合物であり、例えばタンパク分解酵素とデンプン加水分解
酵素との混合物、タンパク分解酵素と脂肪分解酵素との混合物、タンパク分解酵
素とセルラーゼとの混合物、セルラーゼと脂肪分解酵素との混合物、タンパク分
解酵素とデンプン分解酵素と脂肪分解酵素との混合物、タンパク分解酵素と脂肪
分解酵素とセルラーゼとの混合物などが例示される。特に好適には、セルラーゼ
を含む混合物である。場合により、過酸化酵素(ペルオキシダーゼ)および酸化
酵素(オキシダーゼ)も、好適であることがわかっている。
【0036】 酵素は、担体物質に吸収されるかおよび/または膜材料によってカプセル化す
ることができ、これにより、時期尚早の分解から酵素を保護する。酵素、酵素混
合物または酵素顆粒の割合含量は、タブレット重量を基準に、例えば約0.1〜5重
量%、好適には約0.1〜2重量%であってよい。
【0037】 空間的な分離 本明細書に用いられる「空間的に分離」なる用語は、漂白活性剤を含有する独
立した層、被膜または個々のインサートが、前記したような酸化されやすい物質
を全く含んでいないことを意味する。前記したように、これは、例えば、漂白活
性剤から独立して、非酸化感受性物質のみを含有する別個の二次顆粒を形成し、
次いで他の成分および/または化合物と混合した後で、このような二次顆粒を打
錠することによって達成することができる。1つの層のみが漂白活性剤を含有す
る二層または多層のタブレットを製造することもできる。この場合、酸化されや
すい物質は、それ以外の層で使用することができる。本発明の好ましい実施形態
において、タブレットの区画領域として、異なる層、被膜または個々のインサー
トの形態が考えられ、多層のタブレットが特に好適である。したがって、本発明
のタブレットの各相として、種々の三次元的な形態を考えることができる。既に
述べたように、最も単純な形態は、タブレットの各層が相であるような二層また
は多層のタブレットである。しかし、個々の相がそれ以外の相に含まれる形態と
考えられる多相のタブレットを製造することもまた本発明に従って可能である。
例えば、いわゆる「リング/コアタブレット」、ジャケットタブレットまたは前
記した実施形態の組み合わせが可能である。多相タブレットの例は、トイレ用洗
浄ブロックを記載するEP-A-0 055 100(Jeyes)の図面に見出すことができる。現 在、多相タブレットの最も広まっている形態は二層または多層のタブレットであ
る。
【0038】 ビルダー、界面活性剤および崩壊剤 前記した成分の他に、本発明の洗剤タブレットは、タブレットに想定される用
途によって決定される量で他の成分を含むことができる。すなわち、界面活性剤
、ビルダーおよびポリマーからなる群から選ばれる物質が、本発明のタブレット
への使用に、特に適している。当業者ならば、各成分およびその用量に関し、困
難なく容易に選択することができる。例えば、ヘビーデューティ洗剤は、比較的
多量の界面活性剤を含む一方、漂白剤タブレットは、界面活性剤を何ら含まなく
ともよい。ビルダーの用量も、意図した用途に応じて変化させることができる。
【0039】 ビルダー 本発明の洗剤/洗浄剤タブレットによれば、洗剤/洗浄剤中に通常使用されて
いる、いずれのビルダーも使用でき、特に、ゼオライト、ケイ酸塩、炭酸塩、有
機コビルダーが挙げられ、生態学的に損傷を与えない限り、リン酸塩も同様に使
用することができる。
【0040】 好適な結晶性層状ケイ酸ナトリウムは、式:Na2MSixO2x+1yH2Oで示される。式
中、Mは、ナトリウムまたは水素で、xは、1.9〜4の数で、yは、0〜20の数であり
、xについての好適な数値は、2、3または4である。この種の結晶性層状ケイ酸塩
は、例えばヨーロッパ特許出願 EP-A-0 164 514に記載される。上記式の好適な 結晶性層状ケイ酸塩は、Mがナトリウムで、xが2または3の数値であるケイ酸塩で
ある。特に好適には、式:Na2Si2O5yH2Oで示されるβ-およびδ-ケイ酸ナトリウ
ムの両者を使用し、β-ケイ酸ナトリウムは、文献記載の方法で得ることができ る(例えばWO-A-91/08171参照)。
【0041】 他の有用なビルダーは、係数(Na2O:SiO2の比率)約1:2〜約1:3.3、好適に は約1:2〜1:2.8、より好適には約1:2〜1:2.6を有する無定形ケイ酸ナトリウ
ムであり、これは、遅延溶解によって、多数回洗濯サイクル特性を示す。従来技
術の無定形ケイ酸ナトリウムでは、遅延溶解は、表面処理、コンパウンド化処理
、圧縮または過乾燥のような、種々の方法で得ることができる。本明細書に用い
られる「無定形」なる用語は、X線無定形を意味する。すなわち、ケイ酸塩は、X
線回折実験において、結晶性物質に典型的である鋭敏なX線反射を全く示さず、
最良の状態でも、数度の回折角度の幅を有する散乱X線の最大値を1またはそれ 以上しか示さない。しかしながら、電子回折実験において、ケイ酸塩粒子が屈曲
した回折最大値または鋭敏な回折最大値を形成する場合でも、特に良好なビルダ
ー特性を達成することができる。これは、生成物微結晶域の寸法が、10〜数百 n
m(最大50 nmまで)であることを意味するものと、説明され、その寸法は、特に
、最大で20 nmのものが好適である。通常の水ガラスよりも遅延した溶解特性を 示す、以上のようないわゆるX線無定形ケイ酸塩は、DE-A-44 00 024に記載され
ている。圧縮無定形ケイ酸塩、コンパウンド化無定形ケイ酸塩および過乾燥X線
無定形ケイ酸塩が特に好適である。
【0042】 本発明に使用しうる、微結晶、結合水含有合成ゼオライトは、好適にはゼオラ
イトAおよび/またはPである。市販のゼオライトMAP(登録商標)(Crosfield)
は、特に好適なゼオライトPである。しかしながら、ゼオライトXおよび、ゼオラ
イトA、Xおよび/またはPの混合物も好適である。ゼオライトXとゼオライトAの 共晶化物(ゼオライトX約80重量%)も、本発明に好適であり、これは、例えば 市販品(VEGOBOND AX(登録商標)、CONDEA Augusta S. p. A.)であって、式:
nNa2O・(1−n)k2O・Al2O3・(2−2.5)SiO2・(3.5−5.5)H2Oで示される。
【0043】 ゼオライトは、顆粒コンパウンド組成物中のビルダーとして使用でき、また打
錠される混合物自体の粉末化剤としても使用することができる。通常、ゼオライ
トは、これら2つの態様でプレミックス中に混和される。好適なゼオライトは、
平均粒径10μm未満(Coulter Counter Methodによって測定した容量分布)を有 すると共に、好適には18〜22重量%、より好適には20〜22重量%の結合水を含む
【0044】 既知のリン酸塩は、生態学的に問題がなければ、もちろんビルダー物質として
使用することができる。好適なリン酸塩ビルダーは、オルトリン酸、ピロリン酸
などのナトリウム塩であり、特に好適なリン酸塩ビルダーは、トリポリリン酸の
ナトリウム塩である。
【0045】 ビルダーの用量は、一般に10〜70重量%、好適には15〜60重量%、より好適に
は20〜50重量%である。前記したように、ビルダーの使用量は、意図した用途に
依存し、漂白剤タブレットは、例えば洗剤タブレットの用量(通常10〜50重量%
、好適には12.5〜45重量%、より好適には17.5〜37.5重量%)よりも多量のビル
ダー(例えば20〜70重量%、好適には25〜65重量%、より好適には30〜55重量%
)を含むことができる。
【0046】 有用な有機ビルダーは、生態学的に使用上安全であるという条件で、例えば、
有用なポリカルボン酸(例えばナトリウム塩の形態)であり、カルボン酸の例と
して、クエン酸、アジピン酸、コハク酸、グルタル酸、酒石酸、ベンゼンヘキサ
カルボン酸、糖類の酸、例えばグルコン酸、アミノカルボン酸、ニトリロトリ酢
酸(NTA)およびそれらの混合物が挙げられる。好適な塩は、ポリカルボン酸の 塩であり、カルボン酸の例として、クエン酸、アジピン酸、コハク酸、グルタル
酸、酒石酸、糖類の酸およびそれらの混合物が挙げられる。
【0047】 界面活性剤 本発明の洗剤/洗浄剤タブレットは、洗濯作用を発現するため、アニオン性、
非イオン性、カチオン性界面活性剤および/または両性界面活性剤およびそれら
の混合物を含むことができる。性能の観点から、アニオン性界面活性剤と非イオ
ン性界面活性剤との混合物が好適である。タブレットの総界面活性剤含有量は、
タブレット全量に基づき、5〜60重量%、好適には15重量%を越える量である。
【0048】 アニオン性界面活性剤 好適なアニオン性界面活性剤は、例えばスルホン酸塩型界面活性剤および硫酸
エステル型界面活性剤である。好適なスルホン酸塩型のアニオン性界面活性剤は
、好適にはC9〜C13アルキルベンゼンスルホン酸塩、オレフィンスルホン酸塩( 即ち、アルケンスルホン酸塩とヒドロキシアルカンスルホン酸塩との混合物)、
および二スルホン酸塩であり、これは、例えば、二重結合を内部と末端とに有す
るC12〜C18モノオレフィンを用い、これを三酸化硫黄ガスでスルホン化し、次い
で得られたスルホン化生成物をアルカリ加水分解または酸加水分解して得ること
ができる。他の好適なスルホン酸塩型界面活性剤は、C12〜C18アルカンを用い、
これを、例えばスルホ塩素化またはスルホン化し、次いで加水分解または中和し
て得られるアルカンスルホン酸塩である。また、α-スルホ脂肪酸のエステル( エステルスルホネート)、例えば水添ヤシ油、パーム核油または獣脂脂肪酸のα
-スルホン化メチルエステルも、好適である。
【0049】 他の好適なアニオン性界面活性剤は、スルホン化脂肪酸グリセロールエステル
である。本明細書に用いられる「脂肪酸グリセロールエステル」なる用語は、モノ
グリセロールを1〜3 molの脂肪酸とエステル化反応させるか、またはトリグリセ
ロールを0.3〜2 molのグリセロールとエステル交換反応させることによって得ら
れるような、モノエステル、ジエステルおよびトリエステル並びにそれらの混合
物を意味する。好適なスルホン化脂肪酸グリセロールエステルは、C6 22飽和脂
肪酸のスルホン化生成物であり、飽和脂肪酸として、カプロン酸、カプリル酸、
カプリン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン
酸が例示される。
【0050】 好適なアルキル(アルケニル)硫酸塩は、脂肪アルコールの硫酸セミエステル
についてのアルカリ金属塩、特にナトリウム塩であり、脂肪アルコールとして、
C12〜C18脂肪アルコール、例えば、ヤシ油脂肪アルコール、獣脂脂肪アルコール
、ラウリル、ミリスチル、セチルまたはステアリルアルコールなどが例示され、
またC10〜C20オキソアルコールおよび同じ鎖長の二級アルコールが例示される。
他の好適なアルキル(アルケニル)硫酸塩は、前記した鎖長を有しかつ石油化学
製品系の合成直鎖アルキル鎖を含み油脂化学原料系の対応する化合物と同様な崩
壊挙動を示すようなものである。C12〜C16アルキル硫酸塩、C12〜C15アルキル硫
酸塩およびC14〜C15アルキル硫酸塩が、洗濯処理性能の観点から特に好適である
。他の好適なアニオン性界面活性剤は、2,3-アルキル硫酸塩で、これは、例えば
US 3,234,258またはUS 5,075,041記載の方法によって製造でき、登録商標DAN(S
hell Oil Company)として市販されている。
【0051】 また、1〜6 molの酸化エチレン(EO)でエトキシル化した、直鎖または分岐鎖
C7〜C21アルコールの硫酸モノエステル、例えば、2-メチル分岐鎖C9〜C11アルコ
ール(EO平均3.5 mol)またはC12〜C18脂肪アルコールの硫酸モノエステル(EO1
〜4 mol)も、好適である。このような界面活性剤は、高い発泡能力を有するた め、洗剤中には、比較的少量、例えば1〜5重量%の用量でしか使用しない。
【0052】 他の好適なアニオン性界面活性剤は、スルホコハク酸アルキルエステルの塩で
あり、このスルホコハク酸アルキルエステルは、スルホスクシネートまたはスル
ホコハク酸エステルとしても知られている。この界面活性剤は、スルホコハク酸
と、アルコール(好適には脂肪アルコール、特にエトキシル化脂肪アルコール)
とのモノエステルおよび/またはジエステルである。好適なスルホスクシネート
として、C8〜C18脂肪アルコール残基またはそれらの混合物が例示される。特に 好適なスルホスクシネートは、エトキシル化脂肪アルコールから得られる脂肪ア
ルコール残基を含み、このアルコール残基は、単独で考えると、非イオン性界面
活性剤とも言える(以下の説明を参照されたし)。これらスルホスクシネートの
うち、その脂肪アルコール残基が狭い範囲のエトキシル化脂肪アルコールから得
られるものが、特に好適である。好適には炭素数8〜18のアルキル(アルケニル )鎖を有するアルキル(アルケニル)コハク酸およびその塩も、使用することが
できる。
【0053】 他の好適なアニオン性界面活性剤は、特に、セッケンである。特に好適なセッ
ケンは、飽和脂肪酸のセッケン、例えばラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン
酸、ステアリン酸、水添エルカ酸およびベヘン酸の塩、および特に天然脂肪酸、
例えばヤシ油、パーム核油または獣脂脂肪酸から得られるセッケン混合物である
【0054】 セッケンも含め、アニオン性界面活性剤は、ナトリウム、カリウムまたはアン
モニウム塩の形態で存在でき、また有機塩基、例えばモノ、ジまたはトリエタノ
ールアミンの可溶性塩の形態で存在することができる。アニオン性界面活性剤は
、好適にはナトリウムおよび/またはカリウム塩の形態、特に好適にはナトリウ
ム塩の形態で存在することができる。
【0055】 非イオン性界面活性剤 好適な非イオン性界面活性剤は、アルコキシル化(好適にはエトキシル化)ア
ルコール、特に一級アルコールである。これは、好適には炭素数8〜18のアルコ ールと、アルコール1 mol当たり酸化エチレン(EO)平均1〜12 molとからなり、
アルコール残基は、直鎖もしくは好適には2-メチル分岐鎖であってもよいか、ま
たは通常のオキソアルコール残基におけるように直鎖およびメチル分岐鎖基を混
合して有することができる。しかしながら、天然物由来のC12-18アルコール(例
えばヤシ油脂肪アルコール、パーム油脂肪アルコール、獣脂脂肪アルコールまた
はオレイルアルコール)の直鎖基と、アルコール1 mol当たり平均2〜8EOとを有 するアルコールエトキシレートが特に好適である。好適なエトキシル化アルコー
ルとして、例えば、C12-14アルコール+3EOまたは4EO、C9-11アルコール+7EO、
C13-15アルコール+3EO、5EO、7EOまたは8EO、C12-18アルコール+3EO、5EOまた
は7EO、およびそれらの混合物(例えばC12-14アルコール+3EOと、C12-18アルコ
ール+7EOとの混合物)が例示される。上記エトキシル化度は、統計学的平均値 であり、これは、特定の生成物について、整数または端数であってもよい。好適
なアルコールエトキシレートは、同族体分布が狭い(狭範囲エトキシレート、NR
E)。このような非イオン性界面活性剤に加えて、前記のような12を越えるEOを 有する脂肪アルコールも使用しうる。その例は、(獣脂)脂肪アルコール+14EO
、16EO、20EO、25EO、30EOまたは40EOである。
【0056】 加えて、さらなる非イオン性界面活性剤として、式:RO(G)xで示されるアル
キルグリコシドが例示される。式中、Rは、一級、直鎖またはメチル分岐鎖(特 に、2-メチル分岐鎖)脂肪族基(炭素数8〜22、好適には12〜18)であり、Gは、
炭素数5または6のグリコース単位(好適にはグルコース単位)である。オリゴマ
ー化度xは、モノグリコシドおよびオリゴグリコシドの分布を示し、1〜10、好適
には1.2〜1.4の数値である。
【0057】 他の好適な非イオン性界面活性剤は、単独または他の界面活性剤と組み合わせ
て使用でき、アルコキシル化、好適にはエトキシル化またはエトキシル化/プロ
ポキシル化脂肪酸アルキルエステル(好適には1〜4の炭素原子をアルキル鎖中に
含む)、特に脂肪酸メチルエステル(例えば特願昭58/217598記載のエステル、 好適にはWO-A-90/13533記載の方法で製造したエステル)である。
【0058】 また、アミンオキシド型の非イオン性界面活性剤も好適であり、例えばN-ココ
アルキル-N,N-ジメチルアミンオキシドおよびN-獣脂アルキル-N,N-ジヒドロキシ
エチルアミンオキシドが例示され、また脂肪酸アルカノールアミド型の非イオン
性界面活性剤も好適である。このような非イオン性界面活性剤の用量は、好適に
はエトキシル化脂肪アルコールの用量よりも、より少なく、より好適には半分よ
りも少ない。
【0059】 他の好適な界面活性剤は、以下の式(I)で示されるポリヒドロキシ脂肪酸ア ミドである。
【化1】 上記式中、RCOは、炭素数6〜22の脂肪族アシル基、R1は、水素、炭素数1〜4のア
ルキル基またはヒドロキシアルキル基、[Z]は炭素数3〜10/ヒドロキシル基数
3〜10の直鎖または分岐鎖ポリヒドロキシアルキル基である。ポリヒドロキシ脂 肪酸アミドは、還元糖をアンモニア、アルキルアミンまたはアルカノールアミン
で還元アミノ化し、次いで脂肪酸、脂肪酸アルキルエステルまたは脂肪酸塩化物
によってアシル化することによって得ることができる。
【0060】 一群のポリヒドロキシ脂肪酸アミドとして、以下の式(IV)で示される化合物
が例示される。
【化2】 上記式中、Rは、炭素数7〜12の直鎖または分岐鎖アルキルまたはアルケニル基、
R1は、炭素数2〜8の直鎖、分岐鎖もしくは環式のアルキル基またはアリール基、
R2は、炭素数1〜8の直鎖、分岐鎖もしくは環式のアルキル基またはアリール基ま
たはオキシアルキル基、好適にはC1〜C4アルキル基またはフェニル基、[Z]は 、アルキル鎖に少なくとも2個のヒドロキシル基が置換した直鎖ポリヒドロキシ アルキル基、またはそのアルコキシル化(好適にはエトキシル化またはプロポキ
シル化)誘導体である。
【0061】 好適には、[Z]は、還元糖(例えばグルコース、フルクトース、マルトース 、ラクトース、ガラクトース、マンノースまたはキシロース)の還元的アミノ化
によって得ることができる。次いで、N-アルコキシまたはN-アリールオキシ置換
化合物を、例えば国際特許出願WO-A-95/07331に従い触媒としてのアルコキシド
の存在下に脂肪酸メチルエステルと反応させて、所望のポリヒドロキシ脂肪酸ア
ミドに変換することができる。
【0062】 本発明によれば、好適な洗剤/洗浄剤タブレットは、アニオン性および非イオ
ン性界面活性剤を含むタブレットである。性能の観点から、有利には、これらの
界面活性剤を所定の比率で使用する。
【0063】 例えば、特に好適な洗剤/洗浄剤タブレットでは、アニオン性界面活性剤/非
イオン性界面活性剤の比率は、10:1〜1:10、好適には7.5:1〜1:5、より好適
には5:1〜1:2である。
【0064】 有利には、性能の観点から、所定の界面活性剤を、タブレットの所定の相また
はタブレット全体(すなわち全ての相)において存在させない。本発明の特に好
適な一具体例によれば、タブレットの少なくとも1つの相は、非イオン性界面活
性剤を含んでない。
【0065】 これとは逆の態様として、所定の界面活性剤を、タブレットの各相、すなわち
全ての相に存在させることによって、プラスの効果を得ることができる。前記し
たアルキルポリグリコシドを導入すると、特に有利であることが判明した。した
がって、好適な洗剤/洗浄剤タブレットは、少なくとも1つの相がアルキルポリ
グリコシドを含んでいる。
【0066】 非イオン性界面活性剤についてと同様に、アニオン性界面活性剤を、各相また
は全ての相において存在させないと、ある種の用途により適したタブレットを得
ることができる。したがって、本発明によれば、少なくとも1つの相にアニオン
性界面活性剤が存在しないような洗剤/洗浄剤タブレットも、可能である。
【0067】 崩壊剤 本発明によれば、崩壊剤(いわゆるタブレット用崩壊剤)を高圧縮タブレット
中に混和させ、タブレットの崩壊を促進して、崩壊時間を短縮させることができ
る。文献〔Roempp (第9版, 6巻, 4440頁)およびVoight "Lehrbuch der pharma
zeutischen Technologie" (第6版, 1987年, 182〜184頁)〕によれば、タブレ ット崩壊剤または崩壊促進剤は、タブレットを水や胃液中に急速に崩壊させて医
薬活性成分を吸収可能な形態で放出させるための助剤である。
【0068】 以上のような崩壊剤は、その容量を水の侵入によって増加させることができる
。すなわち、一方で崩壊剤自体の容量を増加させ(膨潤)、他方でガスの放出に
よって圧力を形成し、この圧力によってタブレットを崩壊させて、比較的小さい
粒子を形成する。よく知られた崩壊剤は、炭酸塩/クエン酸の系であるが、他の
有機酸も使用することができる。膨潤型崩壊剤は、例えば合成ポリマー、例えば
ポリビニルピロリドン(PVP)または天然ポリマーおよび/または変性天然物質 、例えばセルロースおよびデンプンおよびそれらの誘導体、アルギネートまたは
カゼイン誘導体である。
【0069】 好適な洗濯洗剤または洗浄製品用のタブレットは、1またはそれ以上の崩壊剤 を含有し、その崩壊剤の用量は、タブレット重量を基準に、0.5〜10重量%、好 適には3〜7重量%、特に4〜6重量%である。
【0070】 本発明によれば、好適な崩壊剤は、セルロース系崩壊剤を意味する。したがっ
て、好適な洗剤/洗浄剤タブレットは、この種のセルロース系崩壊剤を含み、そ
の崩壊剤の用量は、0.5〜10重量%、好適には3〜7重量%、特に4〜6重量%であ る。純粋なセルロースは、実験式:(C6H10O5nで示され、正式には、セロビオ
ースのβ-1,4-ポリアセタールと呼ばれ、また2つのグルコース分子から構成さ れる。好適なセルロースは、約500〜5,000のグルコース単位から構成され、よっ
て、その平均分子量は、50,000〜500,000である。本発明によれば、セルロース から出発し、重合類似体反応によって得られるセルロース誘導体も、セルロース
系崩壊剤として好適に使用することができる。このような化学変性セルロースと
して、ヒドロキシの水素原子を置換したエステル化またはエーテル化反応生成物
が例示される。しかしながら、ヒドロキシ基を、酸素原子が結合していない官能
基で置換したセルロースを、セルロース誘導体として使用することもできる。こ
の群のセルロース誘導体として、アルカリ金属セルロース、カルボキシメチルセ
ルロース(CMC)、セルロースエステルおよびエーテル、およびアミノセルロー スが例示される。
【0071】 前記したセルロース誘導体は、好適には、単独でセルロース系崩壊剤として使
用せずに、セルロースとの混合物形態で使用される。この混合物中のセルロース
誘導体含量は、セルロース系崩壊剤を基準に、好適には50重量%未満、より好適
には20重量%未満である。特に好適な具体例によれば、セルロース誘導体を含ま
ない純粋なセルロースをセルロース系崩壊剤として使用する。
【0072】 崩壊剤として使用されるセルロースは、好適には微粒子形態で使用せずに、こ
れに代えて、打錠されるプレミックスに混合する前に、これを、例えば顆粒化ま
たは打錠して、比較的粗い粒子形態に変換することができる。洗剤/洗浄剤タブ
レットは、崩壊剤を顆粒形態または所望により以下の文献記載の共顆粒化形態で
含有する:DE 197 09 991(Stefan Herzog)、 DE 197 10 254(Henkel)および
PCT/EP 98/1203(Henkel)。これら文献は、顆粒化、圧縮化または共圧縮化セ ルロース崩壊剤の製造についての詳細を開示する。このような崩壊剤の粒径は、
その少なくとも90重量%が通常200μmを越え、好適には300〜1,600μm、特に400
〜1,200μmの範囲である。本明細書および上記特許文献に記載の比較的粗い粒子
のセルロース系崩壊剤は、本発明の崩壊剤として使用するのに好適であり、これ
らは、市販品(例えば、登録商標:Arbocel TF-30-HG, Rettenmaier)である。
【0073】 さらに、セルロース系崩壊剤またはこの崩壊剤の一成分として、微結晶質セル
ロースを使用することができる。この微結晶質セルロースは、無定形領域のみを
攻撃しかつ無定形領域を完全に溶解しうる一方、結晶領域(約70%)を変化させ
ないような条件下にセルロースを部分的に加水分解する(セルロース全重量の約
30%)ことによって、得られる。加水分解によって形成した微結晶質セルロース
のその後の非凝集化によって、一次粒径が約5μmで、例えば平均粒径200μmの粒
子に圧縮可能な微結晶質セルロースが得られる。
【0074】 本発明の洗剤/洗浄剤タブレットは、崩壊剤、好適にはセルロース系崩壊剤を
、好適には顆粒形態、共顆粒化形態または圧縮形態で含み、崩壊剤の用量は、タ
ブレット重量を基準に、0.5〜10重量%、好適には3〜7重量%、特に4〜6重量% である。
【0075】 他の洗剤/洗浄剤成分 前記した漂白活性剤、漂白剤、酸化されやすい物質、界面活性剤、ビルダーお
よび崩壊剤成分の他に、本発明の洗剤/洗浄剤タブレットは、洗剤/洗浄剤組成
物に関する、他の代表的な成分を含むことができ、他の代表的な成分は、制泡剤
、シリコーン油、再沈着防止剤、変色抑制剤、染料移動抑制剤および防食剤から
なる群から選ばれる。
【0076】 汚れ解離剤 さらに、本発明の洗剤/洗浄剤タブレットは、洗濯によって繊維製品から油脂
分を除去することを促進させるような成分(いわゆる汚れ解離剤)を含むことが
できる。この促進作用は、このような油脂分溶解成分を含む、本発明のタブレッ
トによって既に反復して洗濯した繊維製品が、汚れた場合に、特に明らかである
。好適な再沈着防止剤として、非イオン性セルロースエーテル、例えば、メチル
セルロースおよびメチルヒドロキシプロピルセルロース(各々、非イオン性セル
ロースエーテル量を基準に、15〜30重量%のメトキシ基および1〜15重量%のヒ ドロキシプロピル基を含む)、および既知のフタル酸および/またはテレフタル
酸ポリマーおよびそれらの誘導体、特にエチレンテレフタレートおよび/または
ポリエチレングリコールテレフタレートのポリマーおよびそれらのアニオン性お
よび/または非イオン性変性誘導体が例示される。これらのうち、フタル酸およ
びテレフタル酸ポリマーのスルホン化誘導体が、特に好適である。
【0077】 タブレットの製造法全般 本発明の洗剤/洗浄剤タブレットは、打錠される混合物をプレスのキャビティ
内に入れ、これを、圧縮することによって製造される。タブレット製造(以下、
単に「打錠」と言う。)の最も簡易な場合、打錠される混合物を直接(すなわち
、予め顆粒化せずに)打錠する。このいわゆる直接打錠法は、簡易でコスト的に
有利である。なぜなら、他の工程(したがって、付加的な装置)を必要としない
からである。しかしながら、このような利点は、次のような欠点によって相殺さ
れる。例えば、直接打錠される粉末混合物は、充分な可塑的変形特性および良好
な流動特性が必要である。さらに、粉末混合物は、貯蔵や輸送やダイへの充填な
どの間に、いずれの相分離の傾向も示すべきではない。残念ながら、多くの混合
物の場合、このような3つの要件は、著しい困難をもってはじめて達成できるの
である。このため、直接打錠法、特に洗剤/洗浄剤タブレット製造用の直接打錠
法は、殆ど、採用されていない。すなわち、洗剤/洗浄剤タブレットの通常の製
造法は、微粉末成分(「一次粒子」)から出発し、これを、常法で凝集化または
顆粒化して、より大きい粒径の二次粒子を形成する。得られた顆粒または顆粒混
合物を、次いで各粉末形添加剤と混合し、この混合物を打錠する。 多相洗剤/洗浄剤タブレットの組成に応じて、ダイに、数段階で異なるプレミ
ックスを充填する。多相タブレット製造では、プレミックスの各充填操作間に、
軽く押圧することが、次の工程にとって有利である。リング/コア型タブレット
またはジャケット型タブレットの製造では、このような予備圧縮および形成/成
形工程が、ぼぼ必須である。
【0078】 本発明の好適な洗剤/洗浄剤タブレットは、少なくとも1つの界面活性剤含有
顆粒と、少なくとも1つの後添加粉末形成分とを含んでなる粒状プレミックスを
打錠することによって得られる。本発明の好適な一具体例によれば、界面活性剤
含有顆粒は、標準的顆粒化法、例えばミキサー、パン顆粒化、流動床顆粒化、押
出成形、ペレット化または圧縮によって製造することができる。後の洗剤/洗浄
剤タブレットのためには、打錠されるプレミックスの嵩密度は、通常の圧縮洗剤
の嵩密度に接近させることが、有利である。特に好適には、打錠されるプレミッ
クスの嵩密度は、少なくとも500 g/l、好適には少なくとも600 g/l、特に700 g/
lを越える数値である。また、比較的狭い粒径分布の界面活性剤顆粒を用いるこ とによって、別の利点を得ることができる。本発明の好適な一具体例によれば、
界面活性剤含有顆粒の粒径は、100〜4,000μm、好適には100〜2,000μm、より好
適には600〜1,400μmである。
【0079】 プレミックスの粉末化 本発明によれば、粒状プレミックスを圧縮して、洗剤/洗浄剤タブレットを形
成する前に、プレミックスは、微粒子表面処理剤によって「粉末化」することが
できる。これは、プレミックス(貯蔵、打錠)と、最終の洗剤/洗浄剤タブレッ
トとの両者の品質/物性にとって、有利である。微粒子粉末化剤は、従来から知
られており、通常、ゼオライト、ケイ酸塩などの無機塩が採用されている。しか
しながら好適には、プレミックスを微粒子ゼオライトで粉末化し、好適にはホー
ジャサイト型のゼオライトを用いる。
【0080】 ホージャサイト型ゼオライト 本明細書に用いられる「ホージャサイト型ゼオライト」なる用語は、ゼオライト
構造群4のホージャサイト亜群を構成する3つのゼオライト全てを意味する〔Don
ald W. Breck: "Zeolite Molecular Sieves", Jhon Wieley & Sons, ニューヨー
ク、ロンドン、シドニー、トロント、1974年、92頁〕。したがって、本発明によ
れば、ゼオライトXに加え、ゼオライトYおよびホージャサイト、およびこれら化
合物の混合物も、使用できるが、ゼオライトX単独が好適である。なお、ホージ ャサイト型ゼオライトと他のゼオライトとの共結晶化混合物は、必然的に、ゼオ
ライト構造群4に属しないものではあるが、本発明に使用することができる。こ の場合、ゼオライト成分の少なくとも50%をホージャサイト型ゼオライトから構
成するのが、有利である。
【0081】 本発明によれば、好適には、洗剤/洗浄剤タブレットは、粒状プレミックスか
ら構成され、この粒状プレミックスは、顆粒成分と、後混合粉末形成分とを含ん
でなる。この場合、後混合粉末形成分は、ホージャサイト型のゼオライトであっ
て、その粒径は、100μm未満、好適には10μm未満、特に5μm未満であり、また その用量は、圧縮されるプレミックスを基準に、少なくとも0.2重量%、好適に は少なくとも0.5重量%、特に1重量%を越える量である。
【0082】 後処理成分 前記した粒径を有する微粒子後処理成分は、打錠されるプレミックスと、乾燥
混合することができる。しかしながら、当該成分は、少量の液体成分の添加によ
って比較的粗い粒径の粒子表面に付着させることも、可能であって、好適である
。このような粉末化法は、多数の文献に記載され、当業者によく知られている。
粉末化剤の付着促進剤として適した、液体成分は、例えば、非イオン性界面活性
剤などの界面活性剤もしくはその水溶液である。本発明の好適な一具体例によれ
ば、粉末化剤と、粗粒子成分との間の付着力を促進するための液体成分として、
香料を使用することができる。
【0083】 タブレットの製造法 本発明のタブレットは、まず、各相の成分(全部または一部は予備顆粒化して
もよい)を乾燥混合し、次いで得られた混合物を、成形/形成、特に打錠するこ
とによって製造される。 本発明のタブレットを製造するには、プレミックスを、ダイにおける2つのポ
ンチの間で圧縮して、固形の圧縮物を形成する。以下、この工程は、簡略化のた
め打錠工程を呼び、4つの段階(計量、圧縮(弾性変形)、可塑変形および吐出
)を含んでなる。
【0084】 打錠プロセスは、市販の打錠プレスで実施でき、このプレスは、一般に、単一
または二重パンチを備えている。後者の場合、圧縮力形成のため、上部パンチが
使用されるだけでなく、下部パンチも打錠プロセスの間に上部パンチの方へ移動
し、上部パンチは、下方に圧縮する。小規模生産のためには、好適には、タブレ
ット用偏心プレスを採用する。このプレスでは、パンチは、偏心ディスクに固定
され、また、このディスクは、所定の速度で回転するシャフト周囲に載置される
。このようなパンチの動きは、通常の4ストロークエンジンの操作に匹敵する。
打錠は、上部パンチおよび下部パンチによって実施できるが、数個のパンチは、
単一の偏心ディスクに固定でき、この場合、ダイ孔の数は、対応して増加する。
偏心プレスの処理量は、そのタイプに応じて、数百から最大で3,000タブレット /時間まで変化する。
【0085】 大規模生産には、一般に、回転式打錠プレスが採用される。回転式打錠プレス
は、比較的多数のダイが円形のダイテーブル上に配置される。ダイの数は、モデ
ルに応じて、6〜55の間で変化するが、これよりも多数のダイも市販されている 。上部パンチおよび下部パンチは、各ダイと、ダイテーブル上で連通し、打錠圧
縮力は、前記と同様に、上部パンチまたは下部パンチだけでなく両方のパンチに
よって有効に形成される。ダイテーブルおよびパンチは、共通の垂直軸周囲を移
動し、パンチは、湾曲したガイドレールによって、充填、圧縮、可塑変形および
吐出工程の位置に、運ばれる。パンチの長い上昇/下降運動が必要な位置では(
充填、圧縮、吐出)、このような湾曲ガイドレールは、付加的な押下げ部材、引
下げレールおよび排出路によって支持される。ダイは、固定供給装置(いわゆる
充填シュー)から充填され、この装置は、プレミックス用の貯蔵容器に連結され
る。プレミックスに対する圧縮力は、上部パンチおよび下部パンチ用の部品によ
り、独立して調節することができ、圧縮力は、調節可能な圧力ローラを通過する
パンチのシャフトヘッドの回転によって形成される。
【0086】 処理量の増加が必要な場合、2またはそれ以上の充填シューを備えた回転式プ
レスを用いることができる。これらの充填シューは、1つのタブレットを製造す
るための移動が半分のみのサークルで足りる。二層または多層タブレットを製造
する場合、数個の充填シューを直列で配置し、軽く圧縮して形成した第1層は、
さならる充填前に、吐出されない。所定の好適なプロセス制御によって、積層タ
ブレットおよびオニオンの外皮に類似の構造を有するインレータブレットを、こ
のようにして形成することができる。インレー(ブルズアイ)タブレットの場合
、コアの上面、すなわちコア層は、被覆されないため、可視的のままである。回
転式打錠プレスは、また単一または複数のパンチを備えることができ、これによ
り、例えば、50孔の外部サークルおよび35孔の内部サークルを、同時に使用して
打錠することができる。現代の回転式打錠プレスは、1時間当たり、100万を越え
る数のタブレットの処理量を有する。
【0087】 本発明に好適な打錠機械は、例えば、次のような生産会社から入手することが
できる。Apparatebau Holzwarth GbR, Asperg, Wihelm Fette GmbH, Schwarzenb
ec, Hofer GmbH, Weil, KIKIAN, Cologne, KOMAGE, Kell am See, KORSCH Press
en GmbH, Berlin, Mapag Maschinenbau AG, Bern(Switzerland) and Couroy N
.V. Halle (BE/LU)。特に好適な打錠機の例は、HPF 630油圧二重圧プレス(LA
EIS, D)である。
【0088】 タブレットの形態および寸法 本発明のタブレットは、所定の形態および所定の寸法で製造することができ、
数個の相、すなわち層、包摂体またはコアおよびリングから構成される。好適な
形態は、容易に取り扱うことができれば、実質的にいずれの形態であってもよい
が、例えば、スラブ、バー形態、立方体、ブロック、平らな側面を有する対応す
る形態、特に円形断面または長円形断面を有する円筒形態である。この最後の具
体例には、タブレットの形態から、高さ/直径の比率が1を越えるようなコンパ クトな円筒形態までが包含される。
【0089】 また、相互に分離した各要素からなる分割型プレス体を形成することができ、
各要素は、洗剤/洗浄剤の所定用量に対応する。もっとも、単一のプレス体にお
いて、このような数個の各要素を結合させたプレス体を形成することができ、こ
の場合、より小さい分割ユニットは、特に所定の弱いスポットの設定部分から、
容易に切り離すことができる。欧州で標準的な水平配置型洗濯機において、洗濯
洗剤を使用するには、以上のような分割型プレス体を、円筒形態またはブロック
形態のタブレットとして製造することが有利であり、好適には、直径/高さの比
率は、約0.5:2〜約2:0.5である。このようなプレス体の製造には、市販の油圧
プレス、偏心プレスおよび回転プレスが、特に適している。
【0090】 本発明のタブレットについて、別の態様の三次元形態は、その寸法が市販の家
庭用洗濯機の洗剤投入室に適合されており、これにより、タブレットを、直接、
即ち計量具を用いずに、洗剤投入室内に量り込むことができ、ここで、タブレッ
トは、水投入操作の間に溶解する。しかし、もちろん、計量具を用いて洗濯洗剤
タブレットを使用することもでき、この態様が本発明には好適である。
【0091】 製造しうる他の好適な多相タブレットは、厚く長い部分と、薄く短い部分とを
交互に有するようなシート状様または棒状の構造を有するタブレットである。各
部分は、所定の破断箇所(薄く短い部分)で破断して、「棒」から折り取られ、
機械に導入することができる。また、この洗濯洗剤の「棒」の原理は、他の幾何
学形態、例えば互いに1つのそれらの長手方向側面でのみ結合する鉛直三角形に
具体化することができる。この場合、視覚的理由から、好適には、各部分を1つ
の相として相互に連結する一方、頂点は第2の相を形成することによって三角形
のベースを形成する。この具体例では、2つの相の異なる色彩が特に魅力的であ
る。
【0092】 円筒形タブレットの耐破壊性 圧縮後、洗剤タブレットは、高い安定性を示す。円筒形タブレットの耐破壊性
は、直径方向破壊応力から決定することができる。これは、式:σ=2P/πD
tによって算出することができる。式中、σは、直径方向の破壊応力(DFS、Pa )、Pは、タブレットの圧縮によってその破壊が生じるような力(N)、Dは、 タブレットの直径(m)、tはその高さである。
【0093】 (実施例) 打錠によって、二層タブレット形態の二相洗濯洗剤タブレットを製造した。粒
状プレミックスの選択を介して、1または2つの相を青色に着色し、残りの他の相
は、白色に着色した。TAED含有相の着色によって、青色に着色し(C1、C2)、比
較例2の場合には、TAEDをさらに着色した。本発明の実施例1(E1)では、漂白剤
含有相を着色して、残りの漂白活性剤を含む相は、白色に着色した。特定の相を
基準にした洗剤タブレットの比較を、以下の表1に示した。
【0094】
【表1】:洗剤タブレットの組成[重量%] * :0.03重量%のSupranol(登録商標)Blau GLW(アントラキノン染料、Bayer A
Gの商標)で着色されたTAED** :圧縮セルロース(粒径:90重量%>400μm) PEG:分子量が約4,000または約400 gmol -1のポリエチレングリコール
【0095】 このように、染料と漂白活性剤との接触は、C1およびC2が最も強く、染料と漂 白剤との接触は、E1が最も強い。 製造した各タブレットを、ポリプロピレン袋に包装して(フローパック)、30
℃で4週間貯蔵した。貯蔵後、比較例C1およびC2の青色相は、不均一な退色およ び白色の斑点が明確に認められる一方、実施例E1は、実質的に淡色化を伴うこと
なく均質な青色相を示した。 色の保持については、本発明の実施例は、比較例に比し、明らかに良好である
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハインツ−マンフレート・ヴィルスベルク ドイツ連邦共和国デー−40589デュッセル ドルフ、アム・ファルダー87番 (72)発明者 ハインケ・イェベンス ドイツ連邦共和国デー−40589デュッセル ドルフ、イッターシュトラーセ35番 (72)発明者 フレット・シャムビル ドイツ連邦共和国デー−40789モンハイム、 ニーダーシュトラーセ96番 Fターム(参考) 4H003 BA17 DA01 DA19 EA16 EA24 EB08 EB12 EB36 EB42 EC01 EE05 EE06 FA12 FA16 FA32 FA38 FA43

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビルダー、漂白剤、漂白活性剤および所望により他の洗剤/
    洗浄剤成分を含んでなる圧縮粒状洗剤/洗浄剤の二相または多相洗剤/洗浄剤タ
    ブレットであって、 上記漂白活性剤は、当該タブレットの区画領域において、酸化されやすい物質
    から空間的に間隔をおいて存在することを特徴とするタブレット。
  2. 【請求項2】 区画領域において、漂白活性剤および洗剤/洗浄剤の他の非
    酸化感受性成分が存在する請求項1記載のタブレット。
  3. 【請求項3】 区画領域において、漂白活性剤並びにビルダー、コビルダー
    、界面活性剤、バインダー、崩壊剤および錯生成剤からなる群から選ばれる1ま たはそれ以上の物質が存在する請求項1または2記載のタブレット。
  4. 【請求項4】 区画領域には、漂白剤は存在しない請求項1〜3のいずれかに
    記載のタブレット。
  5. 【請求項5】 漂白剤および酸化されやすい物質は、タブレットの1つの領
    域において存在する請求項1〜4のいずれかに記載のタブレット。
  6. 【請求項6】 前記酸化されやすい物質として、染料、蛍光増白剤、香料お
    よび酵素を含む請求項1〜5のいずれかに記載のタブレット。
  7. 【請求項7】 漂白活性剤として、テトラアセチルエチレンジアミンを用い
    る請求項1〜6のいずれかに記載のタブレット。
  8. 【請求項8】 区画領域は、独立した層、被膜またはインサートの形態であ
    る請求項1〜7のいずれかに記載のタブレット。
  9. 【請求項9】 さらに、崩壊剤、好適にはセルロース系崩壊剤、より好適に
    は顆粒形態、共顆粒形態または圧縮形態の崩壊剤(特にセルロース系崩壊剤)を
    、タブレット重量を基準に0.5〜10重量%、好適には3〜7重量%、より好適には4
    〜6重量%の量で含む請求項1〜8のいずれかに記載のタブレット。
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