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JP2002505762A - 梨地加工された再帰反射プリズムの構造およびその成形型 - Google Patents

梨地加工された再帰反射プリズムの構造およびその成形型

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JP2002505762A
JP2002505762A JP50465999A JP50465999A JP2002505762A JP 2002505762 A JP2002505762 A JP 2002505762A JP 50465999 A JP50465999 A JP 50465999A JP 50465999 A JP50465999 A JP 50465999A JP 2002505762 A JP2002505762 A JP 2002505762A
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prism
mold
sheet
forming
retroreflective sheet
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JP50465999A
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ニルセン・ロバート・ビー
バーネット・クリストファー・アラン
フィリップス・ニコラス・ジョン
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Reflexite Corp
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Reflexite Corp
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Abstract

(57)【要約】 逆反射プリズムのシート材料は、梨地加工された表面および/またはその上に窓(10F)を有する成形型(30、32)を用いて成形される。大きいプリズムに隣接してそれより小さいプリズムが形成される。好ましくは、プリズム光軸を相互に傾斜(好ましくは反対方向に)させることができる。梨地加工された表面や窓は一層均一な逆反射光強度分布とシートの高い白色度を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 梨地加工された再帰反射プリズムの構造およびその成形型 関連出願 本出願は、米国特許出願第08/702,245号(1996年8月28日申 請)および現在は米国特許第5,565,151号(1996年10月15交付 )である米国特許出願第08/314.487号(1994年9月28日申請) の部分継続である米国特許出願第08/883,329号(1997年6月25 日申請)に対する優先権と、さらに米国特許出願第08/410,864号(1 995年3月27日申請)の出願全文の継続である米国特許出願第08/766 ,238号(1996年12月13日申請)に対する優先権を主張するものであ る。また上記の各出願は、その全文が本願明細書の一部をなすものとしてここに 引用する。 発明の背景 本出願に用いられる方式の再帰反射構造は、Jungersenの米国特許第2,38 0,447号(1945年7月31日交付)、Hoopmanの米国特許第4,588 ,258号(1986年5月13日交付)及びStammの米国特許第3,712, 706号(1973年1月23日交付)に詳述されている(上記の各特許は、そ の全文が本願明細書の一部をなすものとしてここに引用する)。 Walterの米国特許第5,171,624号は、マイクロプリズム反射シートを 開示しているが、その中ではプリズム対が互いに3〜10°の角度で傾いており 、プリズムサイズは0.006〜0.025(頂点間の間隔)で、少なくとも一 つのプリズム側面がアーチ形になっている。 Bensonの米国特許第5,122,902号は、エレメント間に分離面 を持つ再帰反射キューブコーナー(立方体の角部)エレメントおよび短縮キュー ブコーナーエレメントを開示している。 米国特許第5,171,624号(その全文が本願明細書の一部をなすものと してここに引用する)に記載の種類の従来の再帰反射プリズムやコーナーキュー ブアレイは、中央のピークと6つのローブ(葉状の小さな山)を持つ光線エネル ギー分布の外側に、特有の空隙を有する回析パターンを作り出す。中央のピーク の周りに形成されたエネルギーの6つのローブは、回析の第1オーダのエネルギ ー円錐を表す。このようなエネルギー分布は、再帰反射ビームの全体に渡り大き なエネルギーレベルの変動をもたらすために好ましくない。 発明の概要 上に参照されている米国特許第5,565,151号は、相互に近接したプリ ズムのアレイを含む再帰反射プリズムシートを開示しており、そのプリズムアレ イの中の、1つのプリズム対の1つのプリズムの少なくとも一つの面に窓が形成 されている。 窓は、プリズムエレメント成形型の1つのセクションを取除いた成形型でプリ ズムを型成形することにより形成される。 プリズムエレメントの一つのセクションを除去することにより、観測角性能を 高めることが出来る。優れた観測角性能は、トラックや航空機から観測される再 帰反射物体に対しては特に重要である。このような乗り物は、自動車に比べ、光 源が運転者からさらに離れているからである。このような性能の改善は、再帰反 射物体のすぐ近くにいる時の自動車の運転者にとっても重要である。 本発明によれば、成形型で形成されたプリズム面および/または窓を梨地加工し て、一定領域の入射光を散乱させ、この結果再帰反射フィルムの白色度(CAP Y)は大幅に向上させる。白色度の向上はフィルムの鮮明度を高め、その結果、 昼夜の別なく物体を観測するのに最適な特性 を発揮する。梨地加工は、プリズム開口に比べて十分小さい手ざわりのランダム な斑点パターンの形をしており、プリズム面からの光の再帰反射を、僅かに偏向 または散乱させる。この結果、再帰反射光のエネルギー分布をより均一にし、観 測角をさらに拡げる。 本発明の別の実施形態によれば、成形型で製作または形成するのと同様に、プ リズムツールまたは成形型は、プリズムを梨地加工するために、成形型のプリズ ム形成面や窓に小さな凹凸を有するように形成される。 図面の簡単な説明 図1Aから1Eは、梨地マイクロプリズムシートのアレーを形成するためのマ スター成形型の一部の一連の側面図であり、本発明に基づきこのような成形型を 製作する5つの主要な工程を示す。 図2A〜2Fは、本発明の別の実施形態における、梨地マイクロプリズムシー トを製作するマスター成形型の製造工程を示す一連の工程図である。 図3は、本発明の成形型構造を示す断面図である。 図4は、1対のプリズム成形型エレメント10C/10Bの平面図であり、本 発明の成形型の全平面に、斑点または梨地パターンがエッチングされている。 図5は、図4の線V−Vに沿って切断したプリズムエレメント成形型の側面図 である。 図6は、成形型製造の次の工程の側面図である。 図7は、図6の平面図である。 図8は、本発明の再帰反射シートの別の実施形態の平面図である。 図9は、図8の側面図である。 図10は、拡散物体からの斑点パターンを記録する方法の概略図である。 図11は、図10に基づき作成された斑点パターンの写真のコピーである。 図12は、図11のパターンの平均斑点サイズに関連する幾何的配置を示す概 略図である。 図13は、別の斑点走査法の概略図である。 図14は、図13の方法の詳細図である。 図15は、図13の走査法を用いた、光ビーム強度対斑点パターンの公称半径 (r/w0)のプロット図である。 図16は、公称露光レベル対走査線の軸方向の位置をプロットした図であり、 多数のガウス露光曲線が重なって均一露光レベルを作り出していることを示して いる。 図17は、最適露光率(mJ/cm2)と波長(nm)の関連を示すプロット 、即ちAZ−1350レジストに対する感度曲線を示す。 図18は、各種のレジストに対する、深さ(nm)と露光率(mJ/cm2) の関連をプロットしたものであり、露光におけるエッチング深さの関係を示す。 図19A−Fは、各種の露光レベルでの斑点パターンの一組の写真のコピーであ り、露光がフォトレジストにおける斑点の記録に及ぼす影響を示す。 発明の詳細な説明 本発明によれば、再帰反射プリズムシートは、プリズム成形型(時には”ツー ル”と呼ばれる)上にプリズムアレーを型成形または他の方法で成形して作成さ れる。このプリズム成形型は、成形型表面を荒れ模様にするか梨地模様にして、 プリズムファセット(プリズム群の凹凸面)や窓への入射光を拡散するように加 工されている。従来の再帰反射構造では、再帰反射された光のパターンの中に黒 領域(光のない領域)があった。黒領域は入射光の回析によって発生する。再帰 反射プリズム面上に形成される光散乱梨地は、本来の散乱しない光パターン上に 散乱光が 重なることにより生じる光のパターンを発生させる。散乱光に生じるパターンの 相対的な強度は、反射面の特性に左右される。 本発明に基づき梨地プリズムアレーを製作するのに必要なツールを作る方法の 1つが図1A−1Eに示されている。図1Aにおいては、ツール10、つまりニ ッケルなどの適切な材料を用いた成形型を、最初にフォトレジスト12で浸漬コ ーティングして、約0.5μmのレジスト層を形成する(図1B)。入手が容易 であり、その物性が充分に証明されているShipley AZ1350ポシテ ィブレジストを用いることが望ましい。走査法(後述する)により、波長458 nmのアルゴンイオンレーザーを使用して、レジスト12をランダムな斑点状の 光のパターンで露光することが望ましい(図1C)。反射光に必要な散乱を発生 させるのに必要な斑点形状のサイズは、幅が10ミクロンから1ミクロン、深さ は1波長以下、好ましくは1/10波長以下のオーダーである。 現像された(図1D)成形型10を加熱してレジストの形状を滑らかにした後 に、(好ましくはリアクティブイオン法により)エッチングする(図1E)。レ ジスト形状のこの平滑化により、結果的には再帰反射体の表面の散乱性能が少し 低下する。 注:図の斑点形状14のサイズは極端に誇張されていて正しい尺度ではない。 図1Eの工程のツールの表面をエッチングするリアクティブイオン法は、酸を使 用する湿式化学エッチング法が好ましい。この方法により、最終的な再帰反射体 の散乱性能に影響を及ぼす適度な粗さをツールの表面に発生させる。リアクティ ブイオンエッチングを用いることにより、最終製品の散乱性能を調整することが 出来る。 レジスト層を持つコーティングツール10では、レジストの有限表面張力のた めに、レジストの溜りがツールの凹部に形成される。レジストの表面張力が充分 に小さいことを前提とすれば、これらの溜りは問題とはならない、何故ならばこ れは最終のプリズムアレーの先端を僅かに丸 くする効果にとどまり、完成品の再帰反射特性に重大な影響をもたらすことはな いからである。 プロセスの別の実施形態が図2A−2Fに示されているが、この図では、オリジ ナルのツール(図2A)の修正された成形型10’から凹凸のある金属のツール 10''が電気型成形法により形成される。先ず成形型10’は、オリジナルのツ ール10(図1A)から適合する材料のフォトレジストを支持する基板として作 られる(図2A)。図1A−1Eに概略を示すのと同様のプロセスに従い、成形 型10’は、レジスト12’の層をコーティングされ(図2B)、次にこれが斑 点パターンで露光された(図2C)後に現像される(図2D)。この段階で成形 型10’は、電気型成形法により凹凸のある新しい金属製のツール10”を作る のに用いることが出来る(図2E)。新しいツール104が出来上がると、成形 型10’は電気型成形法により新しい金属製ツールを作成するのに使用できる。 新しいツール104が出来上がると、成形型10’は取外され(図2F)、図1 Eに示されたのと同様の凹凸のある新しいツール10''ができあがる。 これとは別に、梨地表面21を、図1Bのツール上に簡単に作成する方法とし ては、線織(ruled)面またはフライカット(fly cut)面に基板と同一かまたは異な った化学特性を有する艶消しまたは半光沢金属を溶着させる方法がある。銅、ニ ッケル、真鍮、金、銀などの金属を使用して、電気溶着法により光沢面に梨地を 作成することもできる。銅、ニッケルおよびその他の各種の金属を非電気的に溶 着させる方法も、この目的に使用することができる。化学的または物理的な真空 蒸着法、スパッタリングなども、適切な溶着条件下で梨地表面を形成するのに用 いることができる。 図示された方法により、銅の電気溶着は、硫酸銅と硫酸の水溶液から成る従来 の酸化亜硫酸銅溶液を用いてメッキにより得られる(Lowenheim,F.A.,Moderm E lectroplating,ED.",John Wiley & Sons,P.183(19 74)を参照のこと)。各種の添加物を組成に加えて、梨地表面およびその他の溶 着特性を調整することができる。この処理は通常その部品をカソードとして用い てメッキ槽中で実行される。反対電極としての銅アノードと、溶着処理を促進す る外部DC電源を使用する。0.5ミクロン程度の溶着厚さは、元の表面梨地を 変更するには充分であるが、荒い梨地が必要な場合には、さらに厚い溶着層厚さ が有利である。硫酸液の中で形成される銅の溶着層は、粒径が大きいこととメッ キされた表面を構成する個々の粒子の方向がランダムであるために、明らかに粗 い仕上がりとなる。メッキ用薬剤に特定の添加剤を加えて、表面の反射率を部分 的に改善して、さらに高い反射率を得て、さらに個々の粒子のランダム方向性を 維持できる。産業界では、”半光沢”として知られているこのような溶着層は、 梨地の所期の効果をさらに増加させるが、この理由は、このような成形型で型成 形されたプリズムの梨地領域からの反射光の強度とランダム散乱を増加させるこ とによる。 梨地表面を得る別の方法は、図1A−Eおよび図2A−Fに示されるように線 織面またはフライカット面をエッチングする方法である。この場合には、各種の エッチング法を用いることが出来る。表面全体の化学的または電気化学的なエッ チングは、その後の希望する光沢面を得るための再カッティングと組合せて用い ることができる。サンドブラストなどの機械的な梨地加工も、表面の電気的また は非電気的な溶着やエッチングと本質的に同一の方法で用いることができる。一 例として、濃縮または稀釈された硝酸溶液を銅または真鍮のマスター成形型のエ ッチングに用いて、梨地表面を得ることができる。この処理は、酸溶液を入れた タンク中にマスター成形型を必要な時間だけ浸漬することにより所定の梨地表面 を作り出し、その後水洗いと乾燥を行う。 表面全体をエッチングする代わりに、例えばエキサイマ(eximer)・レーザー・ エッチングなどの調整された選択的なエッチング処理を行って、マスター成形型 の所定の領域のみをエッチングすることも出来る。こ の方法により、表面を梨地加工した後に、さらにフライカッティングや線織面加 工をする必要がなくなり、マスターを作成するサイクルが短縮される。この処理 は、エキサイマ・レーザー・ビームを必要なスポットサイズに絞って成形型の基 板をエッチングすることにより完了する。レーザー光源の配列と光線の真直度を 正しく保つことで、プリズム構造の窓領域のみを確実にエッチングできる。 図3〜7において、本発明の再帰反射シートを形成するのに用いる別の好まし い実施形態の成形型110を製作する方法を詳細に説明する。注:ここで用いる ”シート”の用語は、比較的薄いシート状の構造の他に、厚い材料やラミネート など(光線が当る実質的に平坦な表面を持ち、入射光線をほぼ完全に透過させる 本体部分を持つ)をも含む。 成形型構造110は、図3でその断面を示され、また成形型のプリズム対部分 100は、図4に平面図で示されている。成形型110は、最初真鍮や銅のよう な適切な材料から、互いに約56°と62°の間隔を隔てた(適切な溝角度を持 つ)3つの方向に、マスター成形型を線織面加工、またはフライカッティングし て製作し、図4の平面図に示すような3セットの溝22、23、24を作成する 。プリズム対100の成形型プリズム10Xおよび10Yは、線織面加工やフラ イカッティング作業の後に、各々3つの互いに交わる平面、つまり小平面13、 14および15を持つ。 図4および5に示す例では、成形型110のすべての露出面は前に説明した方 法の一つにより斑点状になっている。次にプリズムの一つの領域Aは、第2のフ ライカット作業で除去される。シート100が成形型で形成される場合は、第2 のフライカットで除去された領域は、平坦な表面10F(図6を参照)と小さい キューブコーナー再帰反射体10’を形成する。この際面15’(図7)を作り 出すカットが、面15’よりも大きい2つの面(13および14)を有するキュ ーブコーナー構造10’を形成することに注意する必要がある。変更された面1 5’を持 つキューブコーナー構造10’は、僅かに傾斜した有効ベース開口を持つ。 作成された窓10Fは、キューブコーナー10’のベース面16にはないこと にも注意する必要がある(図6を参照)。つまり窓はキューブコーナーエレメン トの側面のベース端(下縁)を境界とはしていない。 また、面10Fの平坦な領域は、隣接するキューブコーナーエレメントを変化 させない方法で形成される。キューブコーナー10Yは、領域面10Fを形成す る処理によっても乱されることはない。場合によっては、第2のフライカットが 充分な深さの溝23および24の各々を通って実行され、残った小面13および 14の各々上の梨地21を除去し、図7に示された溝24の両側にある梨地のあ る部分の小面30および32を有する梨地のない窓10Fを残してもよい。 また、エレメント10Xおよび10Yの光学軸(プリズム面13、14および 15がなす内部角を3等分した軸)は、相互に離れた方向に傾いている(反対の 傾斜)。傾斜の角度は、1.0度より大きく、キューブコーナーのベース端が接 近する共通平面16から延びる垂線に対して7.0度未満であることが望ましい 。好ましくはキューブコーナーのベース幅は、キューブコーナー面13、14お よび15のベース端が接している共通平面上に形成され、さらに幅やサイズは0 .0005インチより大きく、好ましくは0.006インチ以下が望ましいが、 場合によっては0.006インチを越えて約0.025インチまで延びてもよい 。 次に、透明プラスチックプリズムのアレイがマスター成形型または電気型成形 法で形成される。これらはマスター成形型のオス、メスによって凹凸の形状で梨 地21を形成する。 図8および9のマイクロプリズムシート180の実施形態は、上述した方法で 形成されたマスター成形型でプリズム材料を型成形することに より製作される。すべての露出する面は上述したように梨地になっている。フラ イカッティングを通すことにより2面性の面の一部は溝22、23、24に沿っ てベースラインの上の深さにまで切り込まれ、梨地は図8に示した一定の交差部 分上にのみ残される。次に透明プラスチックプリズムは、William P.Rowlandの 米国特許第3,684,348号、第3,810,804号、第3,811,9 83号、第3,830,682号の中で種々述べられているように、成形型で型 成形されるか、または成形型の複製体として得られる。上述した特許の全文は、 この明細書の一部をなすものとして、ここに引用する。梨地130は、小面の下 側の部分でランダムな凹状またはランダムな凸状の何れかの形を持ち、その何れ かは再帰反射シートの白色度の値が特に高い。その理由は、それらが光線の散乱 装置として作用して、矢印A1の方向にシート200に当り、A2の方向に観測 者に向かって反射するからである(図9を参照)。 最終的なシート200の例は図9の断面でさらに詳しく示されている。この図 では、プリズム10’のアレイは、外側の透明保護シートまたは層221および 平面領域223から成る本体部分220に結合されている。上述のように、プリ ズムは成形型で成形されるが、この時、交差小平面の下側部分上に梨地を形成す るか、またはプリズムのすべての小面上にわたって梨地130を設けるようにす る。 本体層221は、通常、シートを周囲エレメントから保護するおよび/または シートに充分な機械的強度を与える機能を果たす。好ましい実施形態に於いては 、本体層221は、シート200の前面側の最外層である。ランド(land)層22 3は本体層221とは区別された、キューブコーナーエレメントのベース部に隣 接する層である。用語”ランド層”はここではこのような層を意味するのに用い る。 プリズムアレイは、小面上を金属反射層224でコーティングし、接着剤22 8を使用してアレイを保護用バッキング226に接着するのが 望ましい。図1A−1Eに関連して上述したように、キューブコーナーアレイの 再帰反射特性を変更して、個々のプリズムの表面にランダムな不連続性を生成す ることが可能である。これを実施する方法は、凹凸をつける金属製のツールや成 形型を、最初にフォトレジストでコーティングし、次にこれをランダムな光強度 領域で露光する。現像およびレジストの部分的除去の後に、下側のツールがエッ チングされて、強い再帰反射特性に加えて拡散性を有するプリズム小面を形成す るツールが作製される。ランダムな光強度領域つまり”斑点状パターン”を作製 する1つの方法は、一般に次に説明する方法である。 1つのすりガラス製拡散スクリーンS1を考えて、そのスクリーンがコヒーレ ントなレーザー光線の平面波Wを透過し、フラットミラーM1から球面ミラーM 2に反射するものとする(図10)。スクリーンS1の散乱表面において、スク リーンS1のランダム拡散特性により入射平面波Wがランダム位相変調される。 この時、スクリーンは、散乱中心のアレイまたは位相変化する点光源と考えるこ とができる。平面から一定距離離れた位置では、散乱光の振幅および位相は変動 し、すべての散乱中心の干渉により生じるランダムで複雑な作用をする。これは 、ランダム方向でなくコヒーレントな干渉によるもので、スクリーンからの拡散 平面波である。記録平面RP上の高解像度写真乾板D例えばフォトレジストは、 このとき光強度に対応した変動または斑点パターンを記録するのに用いられる。 この方法を用いて作製された斑点パターンの拡大画像を図11に示している。 この方法により得られる最小斑点粒子の1ミクロンの1/10オーダーの直径 εは、R.J.Collier,C.B.BurkhardtおよびL.H.Lin,Optical Holography (SanDiego,CA:Academic Press)Ch.12.(1971)により次の式であらわされ る: ここで、rは拡散開口の半径を表し(この場合は円形)、dは開口平面と記録平 面との間の距離である。実際には、写真記録メディアの解像度と記録の化学処理 は最終画像の表現に重要な役割を果たす。 ここで注意すべき点は、開口の形状を操作して、サイズの不揃いな斑点形状を 作り出すことができることである。これを行う方法を知るためには、特定の記録 形状を写真乾板上に記録した斑点粒子の最小サイズに対する次式を用いる。ここで、Lは正方形開口の辺長を表し、λは空気中のコヒーレント光線の波長で ある(図12)。非対称性のパターンを記録するのを望む場合は、辺長がLxと Lyの矩型拡散開口を用いて、概略的に下記の式で表される斑点サイズを作製で きる。 この方法で作製した斑点形状は、キューブコーナーアレイの性能に影響を与え る標準アレイと同様(ただし、再帰反射光の分布を非対称性にする)に利用でき る。例えばεx<εyを選ぶと、x平面にはそれに直交するy平面よりも大きな 光の拡がりできる。 上述の方法で斑点パターンを記録するのには多くの難点がある。第1の難点は 、拡散プレートに、ここでは写真乾板に入射する光が均一な強度でないことであ る。非ガウスフィルタを用いることはできるが、照射ビームの真の均一性を得る にはそれらのビーム内の位置が正確でなければならない。さらに対角線が最大1 .0mの大きなスクリーンを作るのは難しく、時間もかかる。 斑点パターンを記録するこの方法に関する最大の問題と思われるものは、シス テムの効率が極めて低いことであろう。最も効率的なシステムでさえ、拡散スク リーンに入射する光のわずか10%が記録平面に達するに過ぎない。 これらの問題を解消するために、本発明では別の方法を開発し、これにより均 一で大きい斑点パターンを走査によって作り出せた。 好ましくは、走査装置には、0.6m×0.6mのスクリュードライブ式のフ ラットベッドテーブル402から成るAnorad,Anomatic III(商標)CNC位置 決め制御装置400を用いる。このフラットテーブル上にはリニヤーなモータ駆 動レーザープリンティングヘッド404が支持されている。固定された基準参照 点を基準とするテーブル上のプリンティングヘッドの位置は、外部コンピュータ システム(図示無し)により制御される。プリンティングヘッドアセンブリは、 遠隔端でアルゴンイオンレーザー408を供給される光ファイバー406の出口 端を支持する。ファイバーの出口端には集光レンズが設けられており、テーブル に置かれた写真乾板の表面に入射する光は平行光線となり、約1.0mmのビー ム径を持つと考えることができる。 斑点パターンを記録するために、感光材料420のシートが乳剤を上にしてシ ステム400のフラットヘッドテーブルに固定される(図14)。拡散表面41 8を有するすりガラスのプレート410が写真乾板の上に吊り下げられており、 下の写真乾板と向かい合っている。次にプレートは、光学装置207からの平行 レーザービーム412により走査される。ビーム412は、直径が約1.0mm であり、必要な領域上を走査された後に現像される。このような配列では、拡散 体の照射領域の有効開口は、走査ビームの直径(約1.0mm)に等しい。これ は、すりガラスプレートと写真乾板との間の空隙が約4mmに設定されていると きには、記録される斑点粒子の最小サイズは約8λであることを意味する。 斑点パターンを記録するこのような方法は、うまく作動しないとの議論がある かも知れない。例えば、レーザービームがプレート上を一つの点から別の点に通 過する時にレーザービームにより作り出される無限数の斑点領域が記録平面にお いて重複する結果、何故相互に打消し合うことにならないか?処理は、潜像が後 になって現像される方法に負うところが多いと考えられる。80mm/秒の最も 速い補間速度での走査、およびテーブルを走査毎に0.4mmだけ側方に移動さ せることにより(平行ビーム径=1.0mm)、本発明ではハロゲン化銀を用い 従来の方法により作製されたものと同様の斑点パターンを再現することができた 。 このような走査法を用いる場合に、フォトレジストを露光させるのに必要なレ ーザーのビーム出力を計算するには、まずレーザー408の光出力特性を考慮し なければならない。 レーザーのTEM00光線出力は、ガウス強度分布を持つ。この半径方向に対 称的な分布は、下記の式で示される電界変化を持つ。 強度分布もまた下のようにガウス分布している。 通常ガウスビーム半径と呼ばれるパラメータWOは、ビームの強度が軸線上の 1/e2または0.135に減少する位置の半径である(図6)。 ガウスビームに含まれる全出力は、強度分布曲線を積分することにより次のよ うに得られる。 したがってビームの軸方向の強度10は、ビームの全出力P(∞)と次のよう な関係になる。 この式は有用である、何故ならばP(∞)は簡単な光量計を用いて乾板に入射す る光線の全出力として測定することができるからである。 ビームの軸線上の強度を求めると、乳剤上でビームの走査を行なうことにより 生じる写真乾板の露光を計算することができる。 ラインy=0に沿ってx=∞からx=−∞までガウスビームを走査することを 考えることとする。ビームの走査速度をvとする。x軸に沿った点での乳剤の露 光はしたがって次の式で表される。ここで、Eは乾板の露出をあらわし、式(4)の場合のようにその点での電界の 外乱を示すものではない。 式(7)を式(8)に代入することにより、ラインy=0上の点の露光とビー ムの出力との関係式が得られる。 ラインy=r(rは定数)上の乳剤上の点の露光は、下記の式であら わされることは直感的に理解できる。 次にラインy=kに沿った同じガウス光線ビームで乳剤を走査することにより 得られる乾板の第2の露光を考えることとする。点y=kにおける乾板の露光は 次の式で表される。 この方法で2つの露光値を加算することは、そらが直線的に応答する媒体に記録 される場合に許容される。 写真の領域をカバーするには、ラインy=akに沿って更に走査することが必 要である。ここでは、a=2、3、4、5…Nである。この時にx軸に沿った乾 板上で得られる露光特性は次の通りである: ここで、Nは乾板を適切にカバーするのに必要な走査の数を表す。図16は、 6回の走査全部に対するy軸に沿った乾板の露光特性を示す。この場合に、本発 明では限定した領域上の乾板の露光を一定にするために、k=0.8Woを選択 した。この一定値は約2.2Eoに相当し、この場合はN>5と仮定して実行し た。拡散スクリーンを通して写真乳剤を露光していることを思い起こせば、拡散 体の上面での反射(約4%)と媒体内での吸収に起因する光損失を仮定して、乾 板の総合的な露光に対する値は2Eoに近いと推定される。 したがって、出力P(∞)、ビーム半径Woのレーザーを用い、写真乾板を拡 散体を通し、距離0.8Woで分離されている連続ラインに沿 って速度vで走査する結果、乾板全体の露光はほぼ次の式になると考えられる。 好ましい走査装置が用いられたときの値は、Wo=0.5mmおよびVmax =80mm/秒である。458nmのアルゴンイオンレーザーを使用して200 mJ/cm2のエネルギー密度でフォトレジストを露光するには、約50mWの 入射ビーム出力を必要とする。幸いなことに、この様に高いビーム出力を使用す ることは回避できるが、その代わりにレーザーの走査速度を落とさなければなら ない。 レジスト内の斑点パターンの記録の最初の実験には、Hoya UK Ltdのクロム-イ ン-グラスコーティングのAZ−1350乾板を用いた。 図17に示されたAZ−1350レジストに対するスペクトル感度曲線は、す べての市販のレジストに共通な特性を表している。図17で重要な点は、化学線 露光での波長の増大に供なうレジスト感度の急速な低下である。例えば441. 6nmにおけるレジストの感度は約10mJ/cm2であるのに対し、457. 9nmではスペクトル感度は約200mJ/cm2(約20倍の増大)となる。 波長と光感度間のこの関係はレジストの特色である。488.0nmのアルゴン イオンレーザーの代わりに、457.9nmのアルゴンイオンレーザーを採用す ることにより得られた感度の増加は、かなり大きいものであった。実験に用いた レジスト層は、500mmの厚みを持ち、現像は等量の水で稀釈されたShip ley現像液を用いて2分間行った。 図17に特性を示す乾板を処理するのに用いた現像液は極めて強力である。予 備テストでは、488nmで600mJ/cm2近辺で露光を用い、現像液(Shi pley Microposit 303)1に対して稀釈水6の割合の溶液で現像した。これは最 終的な記録を望ましいコントラストにするた めに行った。残念なことに、15mWに設定された乾板の表面のレーザー出力で は、乾板は8mm/秒の低速でしか走査することができなかった。実際の場合に は、441.6nmのヘリウム−カドミウムレーザーを用いるならば160mm /秒に速度を高めることが可能になる。 比較のために、図18に、457.9nmを照射して露光したときの、REF O−125とREFO−200レジストのShipley 1470レジストに比較した 相対速度を示す。(Shipley 1470レジストは457.9nmではAZ−13 50レジストよりも高い感度を示す)。両者のREFOレジストは、ドイツのH SM Holographic System Munechにおいて現像された。REFOレジストは、 AZ−1350に似た解像能力を持つのみならず、アルゴンイオンレーザーの4 58nmラインに対してより高い感度を持ち、エッチングの前にニッケル製ツー ルをディップコート(浸漬被覆)する際の好ましいレジストとして選ぶことがで きる。 AZ−1350の露光条件を用いた実験は、生成された斑点パターンの表現が 露光密度の小さい変化に非常に敏感であることを実証した。図1は、露光がフォ トレジストの斑点記録にどのように影響するのかを示す。化学線波長=488n mである。現像は、5倍の水で稀釈されたShipley Microposit 303現像液中で1 分間行なわれた。重ねた円の直径=25μm≡0.001”である。乾板上の強 度変化が±2%を越えないと仮定すれば、従来の技法を用い、ガウスフィルタを 使用せずに3”角の乾板に斑点パターンを記録するには、1.0mmのビーム径 を持つレーザービームを約1000倍まで拡大しなければ乾板を均一にカバーで きないことになる。10”角の大きさの領域に斑点パターンを均一に記録するに は、走査法を用いなければならないことは明らかである。 図9を参照すると、プリズム10’、この場合はキューブコーナーエレメント 10’は本体部220の第1側面から突出している。キューブコーナーエレメン ト10’は、光透過性のポリマー材料から成り、本体 層221も光透過性のポリマー材料から構成されている。光線はキューブコーナ ーシート200にその前面から入射する。 好ましい構造においては、キューブコーナーエレメント10’およびランド層 223には、類似または同種のポリマーを使用し、ランド層223は最小厚さに 保たれる。ランド層223は、通常約1.0から3.0ミクロンの範囲、好まし くは約2.0から2.5ミクロンの範囲の厚さを持つ。本体層221は、通常約 300から20ミクロンの厚さを持ち、好ましくは約150から50ミクロンの 間の厚さを持つ。ランド層を最小厚さに保つことは望ましいが、シート200が 一定のランド平面層223を持って、ランド層223と本体層221との間に平 坦な界面を備えるようにすることが望ましい。キューブコーナーエレメント10 ’は、通常約250から5ミクロンの範囲、より一般的には約75から25ミク ロンの範囲の高さを持つ。図9に示す本発明の実施形態は、単一本体層221を 持つが、本体部分220中に複数の本体層221を備えることは本発明の範囲に 含まれる。 上述のように、金属コーティング222などの鏡面反射コーティングを、キュ ーブコーナーエレメント10の裏面に施して、再帰反射効果を高めることができ る。金属コーティングには、アルミニウム、銀、又はニッケルのような金属を蒸 着または化学的に溶着させる既知の技法を適用できる。プライマリ層をキューブ コーナーエレメント裏面に施して、金属コーティングの附着を補強し、プリズム 材料中の酸素による金属コーティングの酸化を防止することができる。金属コー ティングに加え、またはこれに代わり、シールフィルムをキューブコーナーエレ メントの背面に施すことができる。例えば米国特許第4,025,155号およ び第5,117,304号を参照のこと。シールフィルムは、プリズム10’の 背面において空気との界面を保持することにより再帰反射性を高めることができ る。バッキングまたは接着層も、キューブコーナーエレメントの背後に施すこと により、キューブコーナー再帰反射シート2 00を基板やバッキング層226に固定することができる。 本発明の再帰反射シートを構成するポリマー材料は光透過性である。この事は 、プリマーが所定の波長においてポリマーに入射する光の強度の少なくとも70 %を透過することを意味する。さらに本発明の再帰反射シートに用いるポリマー は80%以上、より好ましくは90%以上の光透過性を持つことが望ましい。 キューブコーナーエレメントに用いられるポリマー材料は、硬質で剛性を示す 傾向がある。ポリマー材料は、熱可塑性かまたは架橋性の樹脂である。これらの ポリマーの弾性係数は、好ましくは18×108Pa以上、より好ましくは20 ×108Pa以上あることである。 小面の側面は基板、またはバッキングシート226に適切な接着剤228によ り接着される。 フレキシブルな製品100を作るのに使用する材料は、1.4から1.7の屈 折係数を持つのが望ましい。キューブコーナープリズム材料の厚さは、最低0. 0002インチ、最高を0.004インチとするのが望ましい。製品の全体厚さ は、最終製品を作るのに用いられる保護層と接着層により決まる。溝角度は、各 々約64.5°と73.4°が望ましい。 マイクロプリズムシート200は、本体として便利に機能するフィルム表面上 にプリズムを型成形するか、または予備成形したシートをエンボスするか、また は本体とプリズムの両者を同時に型成形することにより形成される。一般に、こ のような型成形マイクロプリズムシートに用いられる樹脂は、架橋性の熱可塑性 の組成を持ち、フレキシブルであり、光学的安定性と優れた耐候性を有すること が望ましい。場合によっては、再帰反射シートの前面には、ラッカーまたはその 他のコーティング材料などの保護コーティングを施すこともできる。再帰反射シ ート用のその他の適切な樹脂には、塩化ビニールポリマー、ポリエステル、ポリ カーボネート、メチルメタクリレートポリマー、ポリウレタンおよびア クリレートウレタンが含まれる。 加工中に比較的薄い本体部品を保護するために本体部品に比較的厚い支持体を 一時的に接着することが可能であり、その厚さは一般に0.001−0.004 インチになる。両者間の一時的な接着に用い、さらに優先的に支持体に接着する 接着剤は、約0.00025−0.0005インチ厚さでコーチィングするシリ コン接着剤が良く使用される。プリズム中の樹脂を硬化させる紫外線を使用する 場合は、接着剤は光透過性であることが必要である。このような支持体には各種 の樹脂を用いることができるが、ポリエステル、特にポリエチレンテレフタレー トを用いることが望ましい、何故ならばこれらは靭性があり、加工条件に対する 耐性が優れているからである。接着剤の場合と同様に、支持体もまた硬化作用を 起こす紫外線の照射に対して透過性を持つことが必要である。さらに支持体の表 面を処理して、接着剤の接着強度を高めることもできる。 このような型成形再帰反射シートを製作するのに特に適した方法は、1972 年9月5日に付与されたRowlandの米国特許第3,689,346号に記載され ている。これによればキューブコーナー部分はこれに適合するように構成された 成形型で型成形され、マイクロプリズム凹部を形成し、その上に施されるシート に接着して複合体を構成し、この中ではキューブコーナー部分がシートの1表面 から突出している。 このようなマイクロプリズムシートを製作する別の方法は、1981年1月3 1日に付与されたRowlandの米国特許第4,244,683号に記載されており 、この中ではキューブコーナー部分は、精度良く形成されたマイクロプリズムキ ャビティを有する成形型を用いて適切なエンボス装置で一定長さのシートにエン ボスして製作され、また空気の封入を効果的に防止する方法を用いて製作される 。 後者の方法は、アクリルおよびポリカーボネート樹脂でシートを製作するため に使用されてきたが、前者の方法が、塩化ビニール樹脂、およ び最近ではアクリル・エポキシ・オリゴマーを含む各種の樹脂組成のプリズムを 用いたポリエステル本体構成品から、再帰反射シートを形成するのに非常に適し ていることが証明された。 キューブコーナーエレメントに使用することのできる熱可塑性樹脂の例として は、ポリ(メチルメタクリレート)、ポリカーボネートなどのアクリル性ポリマ ーや、酢酸セルロース、セルロース(アセテート−コ−ブチレート)、硝酸セル ロースなどのセルロース樹脂や、エポキシや、ポリ(ブチレンテレフタレート) 、ポリ(エチレンテレフタレート)などのポリエステルや、ポリ(クロロフロロ エチレン)、ポリ(ビニリデンフロライド)などのフロロポリマーや、ポリ(カ プロラクタム)、ポリ(アミノカプロイック酸)、ポリ(ヘキサメチレンジアミ ノ−コ−アジピック酸)、ポリ(アマイド−コ−イミド)およびポリ(エステル −コ−イミド)などのポリアミドや、ポリエーテルケトンや、ポリ(エーテルイ ミド)や、ポリ(メチルペンテン)などのポリオレフィンや、ポリ(フェニール エーテル)や、ポリ(フェニレンサルファイド)や、ポリ(スチレン−コ−アク リロニトリル)、ポリ(スチレン−コ−アクリロニトリル−コ−ブタジエン)な どのポリ(スチレン)およびポリ(スチレン)コポリマーや、ポリサルフォンや 、シリコンポリアマイドおよびシリコンポリカーボネートなどのシリコン変性ポ リマー(即ちシリコンの低重量%(10重量%以下)を含むポリマー)や、パー フロロポリ(エチレンテレフタレート)などのフッ素変性ポリマーや、ポリ(エ ステル)およびポリ(カーボネート)ブレンドおよびフロロポリマーおよびアク リルポリマーのブレンドのような上記のポリマーの混合体を含む。 キューブコーナーエレメントを形成するのに適した別の材料には、化学線(例 えば電子ビーム、紫外線、または可視光線)を露光することにより遊離ラジカル 重合メカニズムにより架橋結合する反応性樹脂系である。さらに、これらの材料 は、過酸化ベンゾイルなどの熱開始反応剤を 添加することにより、熱的手段によって重合することができる。照射により誘発 される陽イオン重合樹脂も使用することができる。 キューブコーナーエレメントを形成するのに適した反応性樹脂は、光線反応誘 発剤とアクリレート基を含む少なくとも一つの化合物の混合体で構成される。樹 脂のブレンドは二官能性または多官能性化合物を含み、照射されることにより架 橋高分子ネットワークを確実に形成するのが望ましい。 遊離ラジカルメカニズムにより重合することの出来る樹脂の例には、エポキシ 、ポリエステル、ポリエーテルおよびウレタンから得られるアクリルベースの樹 脂、エチレン不飽和化合物、少なくとも1つのペンダントアクリレート基を持つ アミノプラスト誘導体、少なくとも1つのペンダントアクリレート基を持つイソ シアネート誘導体、アクリルエポキシおよびそれらの混合体および組合せ以外の エポキシ樹脂がある。アクリレートとは、ここではアクリレートおよびメタクリ レートの両者を含んでいる。Martensの米国特許第4,576,850号(この 開示は本願明細書の一部をなすものとしてここに引用する)は、本発明のキュー ブコーナーエレメントに用いることのできる架橋樹脂の例を開示している。 エチレン不飽和樹脂は、炭素、水素および酸素原子および別に窒素、硫黄およ びハロゲンを含むモノマーおよびポリマー化合物の両者を含む。酸素や窒素原子 または両者は、一般的にエーテル、エステル、ウレタン、アミドおよびユリアグ ループに含まれる。エチレン不飽和化合物の分子量は約4000以下であること が望ましく、さらに脂肪族単一水酸基グループまたは脂肪族ボリ水酸基グループ 、および不飽和カルボキシール酸(アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、ク ロトン酸、イソクロトン酸、マレイン酸など)を含む化合物の反応から作られた エステルであることが望ましい。 アクリルまたはメタクリル基を持つ化合物のいくつかの例を下に記載 する。ここに記載された化合物は参考に過ぎず、その範囲を限定するものではな い。 (1)単官能基化合物:エチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、イソ ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、n−ヘキシルアクリレ ート、n−オクチルアクリレート、イソブチルアクリレート、テトラヒドロフル フリールアクリレート,2−フエノキシエチルアクリレート、N、N−ジメチル アクリルアマイド、 (2)二官能基化合物:1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,6−ヘ キサンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコールアクリレート、エチレ ングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレートおよびテ トラエチレングリコールジアクリレート、 (3)多官能基化合物:トリメチロールプロパントリアクリレート、グリセロ ールトリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリス リトールテトラアクリレートおよびトリス(2−アクリロイルオキシエチル)イ ソシアート。 他のエチレン不飽和化合物および樹脂の代表的な例には、スチレン、ジビニー ルベンゼン、ビニールトルエン、N−ビニールピロリドン、N−ビニールカプロ ラクタム、モノアリル、ポリアリル、およびジアリルフタレートやジアリルアジ ペートなどのポリメタリルエステル、およびN,N−ジアリルアジパミドのよう なカルボキシル酸のアミドが含まれる。 アクリル化合物にブレンドすることのできる光重合誘発剤の例には、次のよう な誘発剤が含まれる。つまり、ベンジル、メチル0−ベンゾエート、ベンゾイン 、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイ ソブチルエーテル等、ベンゾフエノン/第3アミン、2,2−ジエトキシアセト フエノンなどのアセトフェノン、ベンジルメチルケタル、1−ヒドロキシシクロ ヘキシルフエニールケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フエニールプロ パン−1−one 、1−(4−イソプロピルフエニール)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン −1−one、2−ベンジル−2−N,N−ジメチルアミノ−1−(4−モルホ リノフェニール)−1−ブタノン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニ ールホスフィンオキサイド、2−メチル−1−4−(メチルチオ)フェニール− 2−モルホリン−1−プロパンその他である。これらの化合物は単独でも、また 組合せの形でも使用することができる。 陽イオン重合材料には、下記に限定されることはないが、エポキシおよびビニ ールエーテル官能基を含む材料が含まれる。これらの材料は、トリアリルスルホ ニウムおよびジアリルイオドニウム塩などのオニウム塩誘発剤の作用で光誘発さ れる。 キューブコーナーエレメントの用の好ましいポリマーは、ポリ(カーボネート )、ポリ(メチルメタクリレート)、ポリ(エチレンテレフタレート)、および 架橋構造アクリレート(多官能基アクリレートまたはエポキシおよび単および多 官能基モノマーとブレンドされたアクリルウレタンのなどの)を含む。これらの ポリマーは、下記の理由の1つまたは複数の理由で好まれる。つまり、熱安定性 、環境安定性、光透過性、優れた離型性および反射コーティングの可能なことで ある。 上述のように、ランド層に用いられるポリマー材料は、キューブコーナーエレ メントに用いたポリマーと同一にできる。ただし、ランド層は最小厚さに維持さ れることが条件である。良好な界面は屈折による再帰反射光の拡散が防止される 。ほとんどの場合、ランド層はキューブコーナーエレメントと一体になっている 。”一体”とは、ランドとキューブが1つのポリマー材料により形成されたもの であり、後に一体化された2つの別々のポリマー層でないことを意味する。キュ ーブコーナーエレメントおよびランド層に用いるポリマーは、本体層とは異なっ た屈折率を有してもよい。ランド層は、キューブに類似したポリマーを用いるこ とが望ましいが、本体層に用いられているような軟質ポリマーを用いる こともできる。 ポリマーは、それをキューブに適用した温度において物理的な完全性を維持出 来ることが望ましい。ポリマーは、50℃以上のビカー軟化点を持つことが望ま しい。ポリマーの直線的成形収縮率は1%以下であることが望ましい。本体層に 用いるポリマー材料は、紫外線による劣化に耐性を有し、再帰反射シートが長期 にわたり屋外で使用できることが望ましい。本体層に用いることのできるポリマ ーの例には次のものがある。 フッ素化ポリマーでは:ポリ(クロロトリフロロエチレン)、例えば3M、St .Paul,Minnesotaから入手できるKel-F800(商標)や、ポリ(テトラフロロエ チレン−コ−ヘキサフロロプロピレン)、例えば、Norton Performance,Brampt on,Massachusettsから入手できるExac FEP(商標)や、ポリ(テトラフロロエ チレン−コ−パーフロロ(アルキル)ビニールエーテル)、例えば同様にNorton Performanceから入手できるExac PEA(商標)や、ポリ(ビニリデンフロライド −コ−ヘキサフロロポリプロピレン)、例えばPennwalt Corporation,Philadel phia,Pennsylvaniaから入手できるKynar Flex-2800(商標)および、 イオノマー・エチレン・コポリマーでは:ナトリウムや亜鉛イオンを持つポリ (エチレン−コ−メタリクリル酸)、例えば、E.I.duPont Nemours,Wilmingt on,Delawareから入手できるSurlyn-8920(商標)およびSurlyn-9910(商標)お よび、 低密度ポリエチレンでは:低密度ポリエチレンや、リニアー低密度ポリエチレ ンや、超低密度ポリエチレンおよび、 可塑化ポリ(塩化ビニール)などの可塑化ハロゲン化ビニールポリマーおよび 、 ポリエチレンコポリマーでは:ポリ(エチレン−コ−アクリル酸)およびポリ (エチレン−コ−メタクリル酸)、ポリ(エチレン−コ−マレイン酸)およびポ リ(エチレン−コ−フマール酸)などの酸官能基ポリ マーや、アルキル基がメチル、エチル、プロピル、ブチルその他のポリ(エチレ ン−コ−アルキルアクリレートなどのアクリル性官能基ポリマー、またはCH3 (CH2)n−ただしnは0−12およびポリ(エチレン−コ−ビニールアセテ ート)および、 下記のモノマー(1)−(3)から得られる脂肪族および芳香族ポリウレタン では:(1)ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート、イソホロ ンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、シクロヘキシ ルジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、シクロヘキシ ルジイソシアネート、ジフェニールメタンジイソシアネートなどのジイソシアネ ートおよびこれらジイソシアネートの組合せ、(2)ポリペンチレンアジペート グリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、ポリエチレングリコール 、ポリカプロラクトンジオール、ポリ−1,2−ブチレンオキサイドグリコール などのポリジオールおよびこれらポリジオールの組合せ、(3)ブタンジオール 、やヘキサンジオールなどの連鎖延長剤。市販のウレタンポリマーに含まれるも のは:Morton International Inc.Seabrook,New HampshireのPN−04や3 429、またはB.F.Goodrich Company,Cleveland,OhioのX−4107。 上述のポリマーの組合せは、本体部分の本体層にも用いることができる。本体 層用に好ましいポリマーはとしては:カルボキシール基またはポリ(エチレン− コ−アクリル酸)、ポリ(エチレン−コ−メタクリル酸)、ポリ(エチレン−コ −ビニールアセテート)などのカルボキシール酸のエステルを含むエチレンコポ リマーや、イオノマーエチレンコポリマーや、可塑化ポリ(塩化ビニール)や、 脂肋族ウレタンがある。これらのポリマーは、次の理由の1つまたは複数の理由 から好まれる:適切な機械的特性、ランド層への良好な接着性、光透過性および 環境安定性。 ポリカーボネート・キューブコーナー・エレメントおよび/またはポ リカーボネートランド層およびポリ(エチレン−コ−(メタ)アクリル酸)、ポ リ(エチレン−コ−ビニールアセテート)、またはポリ(エチレン−コ−アクリ レート)などのポリエチレンコポリマーを含む本体層を用いる実施形態において は、本体層とランド層、またはキューブコーナーエレメントとの間の界面接着は 、それらの間に薄い結合層(図示されず)を用いることにより改善される。結合 層は本体層に適用し、その後本体層を平面層またはキューブコーナーエレメント に積層することができる。結合層は、例えば、次のものを用い、薄いコーティン グとして適用することができる:有機溶液中の脂肪族ポリウレタン、例えば、Pe rmuthane Company Peabody,Massachusettsから入手できるPermuthane(商標) U26−248溶液や、K.J.Quinnand Co.,Inc.Seabrook,New Hampshireか ら入手できるQ-thane(商標)QC−4820や、脂肪族ポリウレタン水中分散 剤、例えば、ICI Resins US,Wilmington,Massachusettsから入手できるNeoRez (商標)R−940、R−9409、R−960、R−962、R−967及び R−972や、アクリルポリマー水中分散剤、例えばICI Resins US,Wilmingto n,Massachusettsから入手できるNeoCryI(商標)A−601、A−612、A −614、A−621、A−6092や、またはアルキルアクリレートおよび脂 肪族ウレタンコポリマー水中分散剤、例えばICI Resins US,Wilmington,Massa chusettsから入手できるNeoPac(商標)R−9000がある。さらにコロナまた はプラズマ処理のような電気放電法が結合層の本体層、または結合層のランド層 やキューブコーナーエレメントへの接着をさらに改善するのに使用することがで きる。 通常は、マイクロプリズム10の裏側にバッキングシート226(図9)を備 えて、プリズムを保護し、表面を支持するための構造体として平滑な表面を有す るようにする。このようなバッキングシートを逆反射シートに積層するのに、接 着剤と超音波溶接が一般に使用されてきた。 上述のように、プリズムに対する反射界面は、反射コーティング224により 作ることができる(図9)。公知のように、反射界面は、空気界面によっても作 ることができる。本発明の好ましい実施形態においては、反射コーティングは少 なくともマイクロプリズムの表面のいくつかに形成され、このような反射コーテ ィングには、最も一般的には真空蒸着アルミニウムまたは他の鏡面金属附着体が 用いられてきたが、金属ラッカーおよびその他の鏡面コーティング材料も用いら れてきた。 着色コーティング材料を特定のプリズムに施して、昼間着色効果を得ることが できる。このような材料には、シートの表面に施されるカラーラッカー、着色接 着剤、またはプリズム表面にコーティングするその他の着色附着体を用いること がある。着色接着剤が便利に使用されるのは、バッキング材料をそれに接着する ことができるからである。 反射空気界面を持つ特定のプリズムを利用する逆反射材料および反射コーティ ングを利用するその他のものは、いくつかの利点を有する。その詳細は1989 年1月31日に認可されたMartin米国特許第4,801,193号に記載 されている。必要ならば、逆反射シートは、バッキング材料を部分的に金属被覆 された材料に施すことにより、コーティングされていない領域に空気界面を保持 することができる。 昼間着色を持つシートを作るには、着色されたコーティングを部分的に金属被 覆された表面全体に適用する。これにより金属被覆されていないプリズムに直接 着色コーティングされる。次にバッキング材料が施される。逆反射のための空気 界面を用いる別の着色実施形態では、着色接着剤がプリズム表面にパターン状に 、プリズムの高さ以上の深さで施される。これにバッキングエレメントが積層さ れる場合は、接着剤によりバッキングエレメントはプリズムとは間隔を隔てるこ とになり、これによりコーティングされていないプリズム周辺には空気界面が生 まれる。 バッキング材料は、任意の適切な材料を用いることができる。フレキ シブルである点で、織布やレイドファブリック(簀の目の入った布地)またはフ レキシブルで耐久性のあるポリマー材料が用いられる。適切な樹脂には、ポリエ チレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、アクリレートポリウレタンおよびエチ レン/酢酸ビニルコポリマーが含まれる。綿のような天然繊維の外にポリエステ ルおよびウレタン織布も用いることができる。難燃剤を接着剤および織布または 樹脂バッキングに加えて、逆反射材料に難燃性を付与することができる。 銀、ロジウム、銅、錫およびパラジウムを含む鏡面金属を附着させるために、 他の金属を用いることができるが、好ましい上に最も経済的な処理はアルミニウ ム真空蒸着である。他の金属附着技法として無電解メッキ、電気メッキ、イオン 附着およびスパターコーティングがある。 逆反射シートにバッキングを接着するには、接着剤をコーティングされた逆反 射シートをバッキング材料と共に1対のロールの間を通すことにより、接着に必 要な圧力を与える簡単な方法が用いられる。熱を必要とする接着剤が用いられる 場合には、逆反射シートはロールを通過する前に予熱されるか、またはロールを 加熱して必要な熱を与えることができる。しかしバッキング材料が熱可塑性であ る場合は、超音波溶接およびその他の方法で、材料自身の接着性を利用してバッ キング材料を逆反射シートに接着するのが実際的である。 夜間の逆反射光に着色するには、本体構成品を形成する樹脂およびプリズムに も染料を添加することができる。染料に代わるものとして、また特定の樹脂系に は効果的なものとして、散乱性の良い微粉化された色素が着色剤として使用され る。しかし光の進路の中にある色素粒子による屈折現象により、逆反射性にある 種の損失が生じる。 着色剤、紫外線吸収剤、光線安定剤、遊離ラジカルスカベンジャーまたは酸化 防止剤、ブロッキング防止剤、離型剤、潤滑剤および他の添加剤を本体部分やキ ューブコーナーエレメントに加えることができる。無論、選択された特定の着色 剤は、希望するシートの色によって変わる。 着色剤は、通常約0.01から0.5重量パーセントの割合で添加される。紫外 線吸収剤は、通常約0.5から2.0重量パーセントで添加される。紫外線吸収 の例には、Ciba-Geigy Corporation,Ardsley,New YorkのTinuvin(商標)32 7、328、900、1130、Tinuvin-P(商標)などのベンゾトリアゾール の誘導体や、BASF Corporation,Clifton,New Jerseyから入手できるUvinul( 商標)−M40、408、D−50などのベンゾフエノールの化学誘導体や、Ne ville-Systhese Organics,Inc.,Pittsburgh,Penncylvaniaから入手できるSyn tase(商標)230、800、1200や、BASF Corporation of Clifton,New Jerseyから入手できるUvinul(商標)−N35、539などのジフエニールア クリレートの化学誘導体が含まれる。使用の可能な光安定剤には、ヒンダードア ミンが、通常約0.5から2.0の重量パーセントの割合で使用される。ヒンダ ードアミン光安定剤の例には、Ciba-Geigy Corporation,Ardsley,New Yorkか ら入手できるTinuvin(商標)−144、292、622、770およびChimass orb(商標)−944が含まれる。遊離ラジカルスカベンジャー、または酸化防 止剤は、通常約0.01から0.5重量パーセントの割合で用いることができる 。適切な酸化防止剤には、Ciba-Geigy Corporation,Ardsley,New YorkのIrgan ox(商標)−1010、1076、1035、又はMD−1024、又はIrgafo s(商標)−168などのヒンダードフエノール樹脂が含まれる。その他の少量 の加工助剤(通常1重量%以下のポリマー樹脂)を加えて樹脂の加工特性を改善 できる。有用な加工助剤には、Glyco Inc.,Norwalk,Connecticutから入手でき る脂肪酸エステルまたは脂肪酸アミド、Henkel Corp.,Hoboken,New Jerseyか ら入手できる金属ステアリン酸塩、またはHoechst Celanese Corporation,Some rville,New Jerseyから入手できるWaxE(商標)が含まれる。 均等物 この分野の当業者ならば、日常的な実験をする必要もなく、この明細書に具体 的に記載された本発明の特定の実施形態の均等物を、認識し、確認することがで きるはずである。このような均等物は、次の請求範囲に含まれるものとする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フィリップス・ニコラス・ジョン イギリス国,ライセスターシャー エルイ ー11 0ジェーエヌ,ラクボロー,バイロ ン ストリート 85

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.プリズム対で形成される反射プリズムアレーから構成される逆反射シートで あって、 各プリズムはベース開口および頂点で交わる3つの交差側面を持ち、前記プリ ズム対のいくつかの内の少なくとも1つは、実質的にランダムな梨地加工された 表面の部分を少なくとも1つ有する成形型で形成され、さらにその梨地は前記開 口に比べて十分小さくて、開口に入射する光を散乱して逆反射回析パターンを変 化させてシートの白色度特性を強化し、遠領域の光パターン強度を均一化する、 逆反射シート。 2.請求項1において、対のプリズムの一つが他のプリズムより高さが低く、窓 がその低いプリズムに形成されている逆反射シート。 3.請求項1において、前記窓が前記小さいプリズムの面から隣接プリズム方向 に延びる面で構成されている逆反射シート。 4.請求項1において、前記プリズム対が誘電体材料から成り、ゼロよりも大き く10度以下の範囲の傾斜角βで逆方向に傾斜している逆反射シート。 5.請求項1において、前記小さいプリズムが約35.0ミクロンから8.0ミ クロンの範囲の開口サイズを有する逆反射シート。 6.請求項2において、前記梨地が窓に形成されている逆反射シート。 7.請求項1において、前記梨地がエッチングにより形成されてい逆反射るシー ト。 8.成形型によって誘電体材料製のプリズム対に形成された反射プリズムアレー から構成され、その中のプリズムはベース面と頂点で交わる3つの交差側面とを 有し、形成された交差側面は前記プリズムで逆反射した光を偏向させるための光 散乱梨地を有する、逆反射シート。 9.請求項8において、前記梨地がエッチングで除去するフォトレジストを用い て形成される、逆反射シート。 10.成形型によって誘電体材料製のプリズム対で形成された反射プリズムアレ ーから構成され、その中の前記プリズムはベース面と頂点で交わる3つの交差側 面とを有し、ランダムに形成された光散乱梨地を有するフラット窓が、前記形成 されたプリズム対の間に設けられている、逆反射シート。 11.請求項10において、前記梨地がフォトレジストのエッチングにより成形 型の中で形成される、逆反射シート。 12.請求項10において、前記梨地が前記プリズムの開口に比較して充分小さ く、その結果前記プリズムから逆反射する光の領域内の強度パターンを均一にす る、逆反射シート。 13.逆反射シートを形成する方法であって、 a)成形型を製作するのに、 (i)成形型材料の本体の中に3組の平行な溝を形成し、さらにその溝が角度 を持って交差して複数のプリズムを形成し、その中の各プリズムはベース面と頂 点で交わる3つの交差側面とを有し、 (ii)プリズムの少なくとも1つの面の一部を除去することにより、大きなサ イズのプリズムに隣接して小さいサイズのプリズムを形成し、両者の間に窓表面 を形成し、 b)前記プリズム面と窓の表面を梨地加工し、 c)前記成形型で前記シートを形成し、 d)前記成形型から前記シートを取出す、 工程群を備えた逆反射シートを形成する方法。 14.請求項13において、前記プリズムは対に形成され、そのプリズムが傾斜 した光学軸を有する逆反射シートを形成する方法。 15.請求項13において、前記取出す工程d)がフライカッティングを備えた 逆反射シートを形成する方法。 16.請求項13において、ビームが傾斜した光軸を有する逆反射シートを形成 する方法。 17.請求項13の方法で形成された逆反射シート。 18.請求項13において、前記シートのプリズム面側を金属被覆する工程を含 む逆反射シートを形成する方法。。 19.請求項13において、前記プリズム反射面が金属被覆されている逆反射シ ート。 20.逆反射シートを形成する方法が、 a)成形型材料の本体に3組の平行な溝を有する成形型を形成し、さらにその 溝が角度を持って交差して複数のプリズムを形成し、各プリズムがベース面と頂 点で交わる3つの交差側面とを有し、 b)前記プリズム面の表面の少なくとも一部に梨地加工を施し、 c)前記成形型で前記シートを形成し、 d)前記シートを前記成形型から取外す、 工程群を備えた逆反射シートを形成する方法。 21.請求項20において、前記プリズム面の表面を梨地加工する工程が、 a)前記プリズム面にフォトレジスト層をコーティングし、 b)前記フォトレジストを露光して実質的にランダムな斑点パターンを得て、 c)前記露光したフォトレジストを現像し、現像されたフォトレジストを除去 し、 d)前記斑点パターンの領域で成形型をエッチングする、 工程群を備えた逆反射シートを形成する方法。 22.請求項20において、前記プリズム面の表面を梨地加工する工程が、 a)前記プリズム面にフォトレジスト層をコーティングし、 b)前記フォトレジストを露光して実質的にランダムな斑点パターンを得て、 c)前記露光したフォトレジストを現像し、現像されたフォトレジス トを除去し、 d)前記フォトレジストが除去された場所に形成された前記斑点パターンの領 域で成形型をエッチングし、 e)工程(d)で形成された成形型内で金属成形型を鋳造し、前記梨地を有す る新しい成形型を形成する、 工程群を備えた逆反射シートを形成する方法。 23.請求項21において、前記ランダム斑点パターンが拡散スクリーンをコヒ ーレント光の平面波を照明して形成される、逆反射シートを形成する方法。 24.請求項21において、前記パターンを非対称としている、逆反射シートを 形成する方法。 25.請求項23において、前記コヒーレント光が前記拡散スクリーン上で走査 される、逆反射シートを形成する方法。 26.請求項25において、前記コヒーレント光が距離Woを隔てて配列された 連続線に沿って速度δで走査されるものであり、ここで、δmaxが約80mm/ 秒であり、Woは約0.5mmである、逆反射シートを形成する方法。
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