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JP2003048868A - アミン化合物、その製造方法および該アミン化合物を含有する有機電界発光素子 - Google Patents

アミン化合物、その製造方法および該アミン化合物を含有する有機電界発光素子

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JP2003048868A
JP2003048868A JP2001233457A JP2001233457A JP2003048868A JP 2003048868 A JP2003048868 A JP 2003048868A JP 2001233457 A JP2001233457 A JP 2001233457A JP 2001233457 A JP2001233457 A JP 2001233457A JP 2003048868 A JP2003048868 A JP 2003048868A
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JP
Japan
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group
naphthyl
substituted
phenyl
substituent
Prior art date
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Application number
JP2001233457A
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English (en)
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JP5010076B2 (ja
Inventor
Yoshimitsu Tanabe
良満 田辺
Takehiko Shimamura
武彦 島村
Tsutomu Ishida
努 石田
Yoshiyuki Totani
由之 戸谷
Masakatsu Nakatsuka
正勝 中塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新規なアミン化合物および該化合物を含有す
る有機電界発光素子を提供すること。さらに詳しくは、
有機電界発光素子の正孔注入輸送材料等に適した新規な
アミン化合物、および該アミン化合物を使用した、安定
性、耐久性に優れた有機電界発光素子を提供すること。 【解決手段】 一般式(1)で表されるアミン化合物、
および一対の電極間に一般式(1)で表されるアミン化
合物を少なくとも1種含有する層を少なくとも一層挟持
してなる有機電界発光素子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なアミン化合
物および該アミン化合物を含有してなる有機電界発光素
子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アミン化合物は各種色素の製造中
間体、あるいは各種の機能材料として使用されてきた。
機能材料としては、例えば、電子写真感光体の電荷輸送
材料に使用されてきた。最近では、発光材料に有機材料
を用いた有機電界発光素子(有機エレクトロルミネッセ
ンス素子:有機EL素子)の正孔注入輸送材料として有
用であることが提案されている〔例えば、Appl.Phys.le
tt.,51,913(1987)〕。
【0003】有機電界発光素子は蛍光性有機化合物を含
む薄膜を、陽極と陰極間に挟持した構造を有し、該薄膜
に電子および正孔(ホール)を注入して、再結合させる
ことにより励起子(エキシントン)を生成させ、この励
起子が失活する際に放出される光を利用して発光する素
子である。有機電界発光素子は、数V〜数十V程度の直
流の低電圧で発光が可能であり、また、蛍光性有機化合
物の種類を選択することにより、種々の色(例えば、赤
色、青色、緑色)の発光が可能である。このような特徴
を有する有機電界発光素子は種々の発光素子、表示素子
等への応用が期待されている。しかしながら、一般に、
有機電界発光素子は、安定性、耐久性に乏しいなどの欠
点を有している。有機電界発光素子の蛍光性有機化合物
を含む薄膜への正孔の注入輸送を効率よく行う目的で、
正孔注入輸送材料として、4,4’−ビス〔N−フェニ
ル−N−(3”−メチルフェニル)アミノ〕ビフェニル
を用いることが提案されている〔Jpn.J.Appl.Phys.,2
7,L269(1988)〕。
【0004】また、正孔注入輸送材料として、例えば、
9,9−ジアルキル−2,7−ビス(N,N−ジフェニ
ルアミノ)フルオレン誘導体〔例えば、9,9−ジメチ
ル−2,7−ビス(N,N−ジフェニルアミノ)フルオ
レン〕を用いることも提案されている(特開平5−25
473号公報)。
【0005】しかしながら、これらのアミン化合物を正
孔注入輸送材料として使用した有機電界発光素子も、安
定性、耐久性に乏しいなどの難点があった。
【0006】現在では、安定性、耐久性に優れた有機電
界発光素子が求められており、そのため、有機電界発光
素子として使用した際に優れた特性を示す新規なアミン
化合物が望まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、新規
なアミン化合物および該化合物を含有する有機電界発光
素子を提供することである。さらに詳しくは、有機電界
発光素子の正孔注入輸送材料等に適した新規なアミン化
合物、および該アミン化合物を使用した、安定性、耐久
性に優れた有機電界発光素子を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために、種々のアミン化合物および有機電界
発光素子に関して鋭意検討を行った結果、本発明を完成
させるに至った。すなわち、本発明は、1) 一般式
(1)(化4)で表されるアミン化合物、
【0009】
【化4】
【0010】〔式中、X1、X2、X3、X4、A11〜A15
およびA21〜A25は水素原子、ハロゲン原子、置換基を
有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルキル基、
置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアル
コキシ基、置換基を有していてもよい直鎖、分岐または
環状のアルキルチオ基、置換基を有していてもよい直
鎖、分岐または環状のアルケニル基、置換基を有してい
てもよい直鎖、分岐または環状のアルケニルオキシ基、
置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアル
ケニルチオ基、置換基を有していてもよい直鎖、分岐ま
たは環状のアラルキル基、置換基を有していてもよい直
鎖、分岐または環状のアラルキルチオ基、置換または未
置換のアリール基、置換または未置換のアリールオキシ
基、置換または未置換のアリールチオ基、シアノ基、水
酸基、メルカプト基、−COOR1基(基中、R1は水素
原子、置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状
のアルキル基、置換基を有していてもよい直鎖、分岐ま
たは環状のアルケニル基、置換または未置換のアラルキ
ル基、あるいは置換または未置換のアリール基を表
す)、−COR2基(基中、R2は水素原子、置換基を有
していてもよい直鎖、分岐または環状のアルキル基、置
換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルケ
ニル基、置換または未置換のアラルキル基、置換または
未置換のアリール基、あるいはアミノ基を表す)、−O
COR3基(基中、R3は水素原子、置換基を有していて
もよい直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換基を有
していてもよい直鎖、分岐または環状のアルケニル基、
置換または未置換のアラルキル基、あるいは置換または
未置換のアリール基を表す)、あるいは、式(2)(化
5)で表される基
【0011】
【化5】
【0012】(基中、Y1およびY2は水素原子、置換基
を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルキル
基、置換または未置換のアラルキル基、あるいは、置換
基を有していてもよいアリール基を表し、Y1およびY2
は互いに結合して窒素原子とともに置換または未置換の
芳香族環または脂肪族環を形成してもよい)を表し、A
11〜A15およびA21〜A25の隣接する基は、互いに結合
して、置換している炭素原子と共に置換または未置換の
炭素環式芳香族環、置換または未置換の炭素環式脂肪族
環、置換または複素環式芳香族環、置換または未置換の
複素環式脂肪族環を形成してもよく、A11〜A15の少な
くとも1つと、A21〜A25の少なくとも一つは式(2)
で表される基を表す〕
【0013】2) 一般式(1)で表されるアミン化合物
において、X1、X2、X3およびX4のうち少なくとも一
つが置換または未置換のアリール基である1)記載のアミ
ン化合物、 3) 式(2)で表される基において、Y1およびY2が置
換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルキ
ル基、置換または未置換のアラルキル基、あるいは、置
換または未置換のアリール基である1)または2)記載のア
ミン化合物、 4) 式(2)表される基において、Y1およびY2が置換
または未置換のアリール基である1)、2)または3)記載の
アミン化合物、 5) 一般式(3)(化6)で表される化合物と、一般式
(4)(化6)で表される化合物を反応させることから
なる一般式(1)で表されるアミン化合物の製造方法、
【0014】
【化6】
【0015】6) 一対の電極間に、一般式(1)で表さ
れるアミン化合物を少なくとも1種含有する層を少なく
とも一層挟持してなる有機電界発光素子、 7) 一般式(1)で表されるアミン化合物を含有する層
が、正孔注入輸送層である6)記載の有機電界発光素子、 8) 一般式(1)で表されるアミン化合物を含有する層
が、発光層である6)記載の有機電界発光素子、 9) 一対の電極間に、さらに、発光層を有する6)または
7)に記載の有機電界発光素子、 10) 一対の電極間に、さらに、電子注入輸送層を有する
6)〜9)のいずれかに記載の有機電界発光素子、に関する
ものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に関し詳細に説明す
る。本発明のアミン化合物は一般式(1)(化7)で表
される化合物である。
【0017】
【化7】
【0018】〔式中、X1、X2、X3、X4、A11〜A15
およびA21〜A25は水素原子、ハロゲン原子、置換基を
有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルキル基、
置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアル
コキシ基、置換基を有していてもよい直鎖、分岐または
環状のアルキルチオ基、置換基を有していてもよい直
鎖、分岐または環状のアルケニル基、置換基を有してい
てもよい直鎖、分岐または環状のアルケニルオキシ基、
置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアル
ケニルチオ基、置換基を有していてもよい直鎖、分岐ま
たは環状のアラルキル基、置換基を有していてもよい直
鎖、分岐または環状のアラルキルチオ基、置換または未
置換のアリール基、置換または未置換のアリールオキシ
基、置換または未置換のアリールチオ基、シアノ基、水
酸基、メルカプト基、−COOR1基(基中、R1は水素
原子、置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状
のアルキル基、置換基を有していてもよい直鎖、分岐ま
たは環状のアルケニル基、置換または未置換のアラルキ
ル基、あるいは置換または未置換のアリール基を表
す)、−COR2基(基中、R2は水素原子、置換基を有
していてもよい直鎖、分岐または環状のアルキル基、置
換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルケ
ニル基、置換または未置換のアラルキル基、置換または
未置換のアリール基、あるいはアミノ基を表す)、−O
COR3基(基中、R3は水素原子、置換基を有していて
もよい直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換基を有
していてもよい直鎖、分岐または環状のアルケニル基、
置換または未置換のアラルキル基、あるいは置換または
未置換のアリール基を表す)、あるいは、式(2)(化
8)で表される基
【0019】
【化8】
【0020】(基中、Y1およびY2は水素原子、置換基
を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルキル
基、置換または未置換のアラルキル基、あるいは、置換
基を有していてもよいアリール基を表し、Y1およびY2
は互いに結合して窒素原子とともに置換または未置換の
芳香族環または脂肪族環を形成してもよい)を表し、A
11〜A15およびA21〜A25の隣接する基は、互いに結合
して、置換している炭素原子と共に置換または未置換の
炭素環式芳香族環、置換または未置換の炭素環式脂肪族
環、置換または複素環式芳香族環、置換または未置換の
複素環式脂肪族環を形成してもよく、A11〜A15の少な
くとも1つと、A21〜A25の少なくとも一つは式(2)
で表される基を表す〕
【0021】一般式(1)で表されるアミン化合物にお
いて、X1、X2、X3、X4、A11〜A15およびA21〜A
25は、好ましくは、水素原子、ハロゲン原子、置換基を
有していてもよい炭素数1〜16の直鎖、分岐または環
状のアルキル基、置換基を有していてもよい炭素数1〜
16の直鎖、分岐または環状のアルコキシ基、置換基を
有していてもよい炭素数2〜16の直鎖、分岐鎖または
環状のアルケニル基、炭素数7〜24の置換または未置
換のアラルキル基、シアノ基、式(2)で表される基、
あるいは、炭素数6〜24の置換または未置換のアリー
ル基を表し、より好ましくは、水素原子、ハロゲン原
子、置換基を有していてもよい炭素数1〜12の直鎖、
分岐または環状のアルキル基、置換基を有していてもよ
い炭素数1〜12の直鎖、分岐または環状のアルコキシ
基、置換基を有していてもよい炭素数2〜12の直鎖、
分岐または環状のアルケニル基、炭素数7〜20の置換
または未置換のアラルキル基、シアノ基、式(2)で表
される基、あるいは、炭素数6〜20の置換または未置
換のアリール基を表す。
【0022】尚、アリール基とは、例えば、フェニル
基、ナフチル基などの炭素環式芳香族基、例えば、フリ
ル基、チエニル基、ピリジル基などの複素環式芳香族基
を表す。
【0023】また、一般式(1)で表されるアミン化合
物において、X1、X2、X3、X4、A11〜A15およびA
21〜A25の直鎖、分岐または環状のアルキル基、直鎖、
分岐または環状のアルコキシ基、直鎖、分岐または環状
のアルキルチオ基、直鎖、分岐または環状のアルケニル
基、直鎖、分岐または環状のアルケニルオキシ基、およ
び直鎖、分岐または環状のアルケニルチオ基は置換基を
有していてもよく、例えば、ハロゲン原子、炭素数4〜
20のアリール基、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭
素数2〜20のアルコキシアルコキシ基、炭素数2〜2
0のアルケニルオキシ基、炭素数4〜20のアラルキル
オキシ基、炭素数5〜20のアラルキルオキシアルコキ
シ基、炭素数3〜20のアリールオキシ基、炭素数4〜
20のアリールオキシアルコキシ基、炭素数5〜20の
アリールアルケニル基、炭素数6〜20のアラルキルア
ルケニル基、炭素数1〜20のアルキルチオ基、炭素数
2〜20のアルコキシアルキルチオ基、炭素数2〜20
のアルキルチオアルキルチオ基、炭素数2〜20のアル
ケニルチオ基、炭素数4〜20のアラルキルチオ基、炭
素数5〜20のアラルキルオキシアルキルチオ基、炭素
数5〜20のアラルキルチオアルキルチオ基、炭素数3
〜20のアリールチオ基、炭素数4〜20のアリールオ
キシアルキルチオ基、炭素数4〜20のアリールチオア
ルキルチオ基、炭素数4〜20のヘテロ原子含有の環状
アルキル基、あるいは水酸基などで単置換または多置換
されていてもよい。
【0024】さらに、これらの置換基に含まれるアリー
ル基は、さらにハロゲン原子、炭素数1〜10のアルキ
ル基、炭素数1〜10のアルコキシ基、炭素数3〜10
のアリール基、炭素数4〜10のアラルキル基などで置
換されていてもよい。
【0025】一般式(1)で表されるアミン化合物にお
いて、X1、X2、X3、X4、A11〜A15およびA21〜A
25のアラルキル基、アラルキルオキシ基、アラルキルチ
オ基、アリール基、アリールオキシ基、およびアリール
チオ基中のアリール基は置換基を有していてもよく、例
えば、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数2〜20の
アルケニル基、炭素数4〜20のアラルキル基、炭素数
3〜20のアリール基、炭素数1〜20のアルコキシ
基、炭素数2〜20のアルコキシアルキル基、炭素数2
〜20のアルコキシアルキルオキシ基、炭素数2〜20
のアルケニルオキシ基、炭素数3〜20のアルケニルオ
キシアルキル基、炭素数3〜20のアルケニルオキシア
ルキルオキシ基、炭素数4〜20のアラルキルオキシ
基、炭素数5〜20のアラルキルオキシアルキル基、炭
素数5〜20のアラルキルオキシアルキルオキシ基、炭
素数3〜20のアリールオキシ基、炭素数4〜20のア
リールオキシアルキル基、炭素数4〜20のアリールオ
キシアルキルオキシ基、炭素数2〜20のアルキルカル
ボニル基、炭素数3〜20のアルケニルカルボニル基、
炭素数5〜20のアラルキルカルボニル基、炭素数4〜
20のアリールカルボニル基、炭素数2〜20のアルコ
キシカルボニル基、炭素数3〜20のアルケニルオキシ
カルボニル基、炭素数5〜20のアラルキルオキシカル
ボニル基、炭素数4〜20のアリ−ルオキシカルボニル
基、炭素数2〜20のアルキルカルボニルオキシ基、炭
素数3〜20のアルケニルカルボニルオキシ基、炭素数
5〜20のアラルキルカルボニルオキシ基、炭素数4〜
20のアリールカルボニルオキシ基、炭素数1〜20の
アルキルチオ基、炭素数4〜20のアラルキルチオ基、
炭素数3〜20のアリールチオ基、ニトロ基、シアノ
基、ホルミル基、ハロゲン原子、ハロゲン化アルキル
基、水酸基、アミノ基、炭素数1〜20のN−モノ置換
アミノ基、炭素数2〜40のN,N−ジ置換アミノ基な
どの置換基で単置換あるいは多置換されていてもよい。
【0026】さらに、これらの置換基に含まれるアリー
ル基は、さらにハロゲン原子、炭素数1〜10のアルキ
ル基、炭素数1〜10のアルコキシ基、炭素数6〜10
のアリール基、炭素数7〜10のアラルキル基などで置
換されていてもよい。
【0027】一般式(1)において、R1 、R2 および
3 のアルキル基、アルケニル基、アラルキル基および
アリール基は置換基を有していてもよく、例えば、
1、X2、X3、X4、A11〜A15およびA21〜A25で挙
げた置換基で単置換または多置換されていてもよい。
【0028】R1 は、好ましくは、水素原子、置換基を
有していてもよい総炭素数1〜24の直鎖、分岐または
環状のアルキル基、置換基を有していてもよい総炭素数
2〜24の直鎖、分岐または環状のアルケニル基、置換
基を有していてもよい総炭素数7〜24のアラルキル
基、あるいは置換基を有していてもよい総炭素数6〜2
4のアリール基であり、より好ましくは、水素原子、置
換基を有していてもよい総炭素数1〜24の直鎖、分岐
または環状のアルキル基、置換基を有していてもよい総
炭素数7〜24のアラルキル基、あるいは置換基を有し
ていてもよい総炭素数6〜24のアリール基である。
【0029】R2 は、好ましくは、水素原子、置換基を
有していてもよい総炭素数1〜24の直鎖、分岐または
環状のアルキル基、置換基を有していてもよい総炭素数
2〜24の直鎖、分岐または環状のアルケニル基、置換
基を有していてもよい総炭素数7〜24のアラルキル
基、置換基を有していてもよい総炭素数6〜24のアリ
ール基、あるいはアミノ基であり、より好ましくは、水
素原子、置換基を有していてもよい総炭素数1〜24の
直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換基を有してい
てもよい総炭素数7〜24のアラルキル基、置換基を有
していてもよい総炭素数6〜24のアリール基、あるい
はアミノ基である。
【0030】R3 は、好ましくは、置換基を有していて
もよい総炭素数1〜24の直鎖、分岐または環状のアル
キル基、置換基を有していてもよい総炭素数2〜24の
直鎖、分岐または環状のアルケニル基、置換基を有して
いてもよい総炭素数7〜24のアラルキル基、あるいは
置換基を有していてもよい総炭素数6〜24のアリール
基であり、より好ましくは、置換基を有していてもよい
総炭素数1〜24の直鎖、分岐または環状のアルキル
基、置換基を有していてもよい総炭素数7〜24のアラ
ルキル基、あるいは置換基を有していてもよい総炭素数
6〜24のアリール基である。
【0031】また、X1、X2、X3およびX4は、好まし
くは、少なくとも一つが置換または未置換のアリール基
であり、より好ましくは、X1、X2、X3およびX4のう
ち、2つ以上が置換または未置換のアリール基であり、
さらに好ましくは、X1、X2、X3およびX4のうち3つ
以上が置換または未置換のアリール基である。
【0032】X1、X2、X3、X4、A11〜A15およびA
21〜A25で表される基の具体例としては、例えば、水素
原子、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン原子、
【0033】メチル基、エチル基、n−プロピル基、イ
ソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec-ブチ
ル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル
基、ネオペンチル基、tert−ペンチル基、n−ヘキシル
基、1−メチルペンチル基、4−メチル−2−ペンチル
基、2−エチルブチル基、n−ヘプチル基、1−メチル
ヘキシル基、n−オクチル基、1−メチルヘプチル基、
2−エチルヘキシル基、2−プロピルペンチル基、n−
ノニル基、2,2−ジメチルヘプチル基、2,6−ジメ
チル−4−ヘプチル基、3,5,5−トリメチルヘキシ
ル基、n−デシル基、1−エチルオクチル基、n−ウン
デシル基、1−メチルデシル基、n−ドデシル基、n−
トリデシル基、1−ヘキシルヘプチル基、n−テトラデ
シル基、n−ペンタデシル基、1−ヘプチルオクチル
基、n−ヘキサデシル基、n−ヘプタデシル基、1−オ
クチルノニル基、n−オクタデシル基、1−ノニルデシ
ル基、1−デシルウンデシル基、n−エイコシル基、n
−ドコシル基、n−テトラコシル基、シクロヘキシルメ
チル基、(1−イソプロピルシクロヘキシル)メチル
基、2−シクロヘキシルエチル基、ボルネル基、イソボ
ルネル基、1−ノルボルニル基、2−ノルボルナンメチ
ル基、1−ビシクロ〔2.2.2〕オクチル基、1−ア
ダマンチル基、3−ノルアダマンチル基、1−アダマン
チルメチル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、1
−メチルシクロペンチル基、シクロヘキシル基、4−メ
チルシクロヘキシル基、3−メチルシクロヘキシル基、
2−メチルシクロヘキシル基、2,3−ジメチルシクロ
ヘキシル基、2,5−ジメチルシクロヘキシル基、2,
6−ジメチルシクロヘキシル基、3,4−ジメチルシク
ロヘキシル基、3,5−ジメチルシクロヘキシル基、
2,4,6−トリメチルシクロヘキシル基、3,3,5
−トリメチルシクロヘキシル基、2,6−ジイソプロピ
ルシクロヘキシル基、4−tert−ブチルシクロヘキシル
基、3−tert−ブチルシクロヘキシル基、4−フェニル
シクロヘキシル基、2−フェニルシクロヘキシル基、シ
クロヘプチル基、シクロオクチル基、シクロデシル基、
シクロドデシル基、シクロテトラデシル基、
【0034】メトキシメチル基、エトキシメチル基、n
−ブトキシメチル基、n−ヘキシルオキシメチル基、
(2−エチルブチルオキシ)メチル基、n−オクチルオ
キシメチル基、n−デシルオキシメチル基、2−メトキ
シエチル基、2−エトキシエチル基、2−n−プロポキ
シエチル基、2−イソプロポキシエチル基、2−n−ブ
トキシエチル基、2−n−ペンチルオキシエチル基、2
−n−ヘキシルオキシエチル基、2−(2’−エチルブ
チルオキシ)エチル基、2−n−ヘプチルオキシエチル
基、2−n−オクチルオキシエチル基、2−(2’−エ
チルヘキシルオキシ)エチル基、2−n−デシルオキシ
エチル基、2−n−ドデシルオキシエチル基、2−n−
テトラデシルオキシエチル基、2−シクロヘキシルオキ
シエチル基、2−メトキシプロピル基、3−メトキシプ
ロピル基、3−エトキシプロピル基、3−n−プロポキ
シプロピル基、3−イソプロポキシプロピル基、3−
(n−ブトキシ)プロピル基、3−(n−ペンチルオキ
シ)プロピル基、3−(n−ヘキシルオキシ)プロピル
基、3−(2’−エチルブトキシ)プロピル基、3−
(n−オクチルオキシ)プロピル基、3−(2’−エチ
ルヘキシルオキシ)プロピル基、3−(n−デシルオキ
シ)プロピル基、3−(n−ドデシルオキシ)プロピル
基、3−(n−テトラデシルオキシ)プロピル基、3−
シクロヘキシルオキシプロピル基、4−メトキシブチル
基、4−エトキシブチル基、4−n−プロポキシブチル
基、4−イソプロポキシブチル基、4−n−ブトキシブ
チル基、4−n−ヘキシルオキシブチル基、4−n−オ
クチルオキシブチル基、4−n−デシルオキシブチル
基、4−n−ドデシルオキシブチル基、5−メトキシペ
ンチル基、5−エトキシペンチル基、5−n−プロポキ
シペンチル基、6−エトキシヘキシル基、6−イソプロ
ポキシヘキシル基、6−n−ブトキシヘキシル基、6−
n−ヘキシルオキシヘキシル基、6−n−デシルオキシ
ヘキシル基、4−メトキシシクロヘキシル基、7−エト
キシヘプチル基、7−イソプロポキシヘプチル基、8−
メトキシオクチル基、10−メトキシデシル基、10−
n−ブトキシデシル基、12−エトキシドデシル基、1
2−イソプロポキシドデシル基、テトラヒドロフルフリ
ル基、
【0035】2−(2’−メトキシエトキシ)エチル
基、2−(2’−エトキシエトキシ)エチル基、2−
(2’−n−ブトキシエトキシ)エチル基、3−(2’
−エトキシエトキシ)プロピル基、2−アリルオキシエ
チル基、2−(4’−ペンテニルオキシ)エチル基、3
−アリルオキシプロピル基、3−(2’−ヘキセニルオ
キシ)プロピル基、3−(2’−ヘプテニルオキシ)プ
ロピル基、3−(1’−シクロヘキセニルオキシ)プロ
ピル基、4−アリルオキシブチル基、
【0036】ベンジルオキシメチル基、2−ベンジルオ
キシエチル基、2−フェネチルオキシエチル基、2−
(4’−メチルベンジルオキシ)エチル基、2−(2’
−メチルベンジルオキシ)エチル基、2−(4’−フル
オロベンジルオキシ)エチル基、2−(4’−クロロベ
ンジルオキシ)エチル基、3−ベンジルオキシプロピル
基、3−(4’−メトキシベンジルオキシ)プロピル
基、4−ベンジルオキシブチル基、2−(ベンジルオキ
シメトキシ)エチル基、2−(4’−メチルベンジルオ
キシメトキシ)エチル基、
【0037】フェニルオキシメチル基、4−メチルフェ
ニルオキシメチル基、3−メチルフェニルオキシメチル
基、2−メチルフェニルオキシメチル基、4−メトキシ
フェニルオキシメチル基、4−フルオロフェニルオキシ
メチル基、4−クロロフェニルオキシメチル基、2−ク
ロロフェニルオキシメチル基、2−フェニルオキシエチ
ル基、2−(4’−メチルフェニルオキシ)エチル基、
2−(4’−エチルフェニルオキシ)エチル基、2−
(4’−メトキシフェニルオキシ)エチル基、2−
(4’−クロロフェニルオキシ)エチル基、2−(4’
−ブロモフェニルオキシ)エチル基、2−(1’−ナフ
チルオキシ)エチル基、2−(2’−ナフチルオキシ)
エチル基、3−フェニルオキシプロピル基、3−(2’
−ナフチルオキシ)プロピル基、4−フェニルオキシブ
チル基、4−(2’−エチルフェニルオキシ)ブチル
基、5−(4’−tert−ブチルフェニルオキシ)ペンチ
ル基、6−(2’−クロロフェニルオキシ)ヘキシル
基、8−フェニルオキシオクチル基、10−フェニルオ
キシデシル基、10−(3’−クロロフェニルオキシ)
デシル基、2−(2’−フェニルオキシエトキシ)エチ
ル基、3−(2’−フェニルオキシエトキシ)プロピル
基、4−(2’−フェニルオキシエトキシ)ブチル基、
【0038】n−ブチルチオメチル基、n−ヘキシルチ
オメチル基、2−メチルチオエチル基、2−エチルチオ
エチル基、2−n−ブチルチオエチル基、2−n−ヘキ
シルチオエチル基、2−n−オクチルチオエチル基、2
−n−デシルチオエチル基、3−メチルチオプロピル
基、3−エチルチオプロピル基、3−n−ブチルチオプ
ロピル基、4−エチルチオブチル基、4−n−プロピル
チオブチル基、4−n−ブチルチオブチル基、5−エチ
ルチオペンチル基、6−メチルチオヘキシル基、6−エ
チルチオヘキシル基、6−n−ブチルチオヘキシル基、
8−メチルチオオクチル基、2−(2’−メトキシエチ
ルチオ)エチル基、4−(3’−エトキシプロピルチ
オ)ブチル基、2−(2’−エチルチオエチルチオ)エ
チル基、2−アリルチオエチル基、2−ベンジルチオエ
チル基、3−(4’−メチルベンジルチオ)プロピル
基、4−ベンジルチオブチル基、2−(2’−ベンジル
オキシエチルチオ)エチル基、3−(3’−ベンジルチ
オプロピルチオ)プロピル基、2−フェニルチオエチル
基、2−(4’−メトキシフェニルチオ)エチル基、2
−(2’−フェニルオキシエチルチオ)エチル基、3−
(2’−フェニルチオエチルチオ)プロピル基、
【0039】フルオロメチル基、3−フルオロプロピル
基、6−フルオロヘキシル基、8−フルオロオクチル
基、トリフルオロメチル基、1,1−ジヒドロ−パーフ
ルオロエチル基、1,1−ジヒドロ−パーフルオロ−n
−プロピル基、1,1,3−トリヒドロ−パーフルオロ
−n−プロピル基、1,1−ジヒドロ−パーフルオロ−
n−ブチル基、1,1−ジヒドロ−パーフルオロ−n−
ペンチル基、1,1−ジヒドロ−パーフルオロ−n−ヘ
キシル基、6−フルオロヘキシル基、4−フルオロシク
ロヘキシル基、1,1−ジヒドロ−パーフルオロ−n−
オクチル基、1,1−ジヒドロ−パーフルオロ−n−デ
シル基、1,1−ジヒドロ−パーフルオロ−n−ドデシ
ル基、1,1−ジヒドロ−パーフルオロ−n−テトラデ
シル基、1,1−ジヒドロ−パーフルオロ−n−ヘキサ
デシル基、パーフルオロ−n−ヘキシル基、ジクロロメ
チル基、2−クロロエチル基、3−クロロプロピル基、
4−クロロシクロヘキシル基、7−クロロヘプチル基、
8−クロロオクチル基、2,2,2−トリクロロエチル
基、
【0040】2−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシ
プロピル基、3−ヒドロキシプロピル基、3−ヒドロキ
シブチル基、4−ヒドロキシブチル基、6−ヒドロキシ
ヘキシル基、5−ヒドロキシヘプチル基、8−ヒドロキ
シオクチル基、10−ヒドロキシデシル基、12−ヒド
ロキシドデシル基、2−ヒドロキシシクロヘキシル基な
どの直鎖、分岐または環状のアルキル基、
【0041】例えば、メトキシ基、エトキシ基、n−プ
ロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、イソ
ブトキシ基、sec −ブトキシ基、n−ペンチルオキシ
基、ネオペンチルオキシ基、イソペンチルオキシ基、シ
クロペンチルオキシ基、n−ヘキシルオキシ基、2−エ
チルブトキシ基、3,3−ジメチルブトキシ基、シクロ
ヘキシルオキシ基、n−ヘプチルオキシ基、n−オクチ
ルオキシ基、2−エチルヘキシルオキシ基、n−ノニル
オキシ基、n−デシルオキシ基、n−ドデシルオキシ
基、n−テトラデシルオキシ基、n−ヘキサデシルオキ
シ基、n−オクタデシルオキシ基、n−エイコシルオキ
シ基、n−ドコシルオキシ基、n−テトラコシルオキシ
基、
【0042】フルオロメトキシ基、トリフルオロメトキ
シ基、1,1−ジヒドロパーフルオロエトキシ基、パー
フルオロエトキシ基、1,1−ジヒドロパーフルオロ−
n−プロポキシ基、1,1,3−トリヒドロパーフルオ
ロ−n−プロポキシ基、1,1−ジヒドロパーフルオロ
−n−ブトキシ基、1,1−ジヒドロパーフルオロ−n
−ペンチルオキシ基、1,1−ジヒドロパーフルオロ−
n−ヘキシルオキシ基、4−クロロシクロヘキシルオキ
シ基、1,1−ジヒドロパーフルオロ−n−オクチルオ
キシ基、1,1−ジヒドロパーフルオロ−n−デシルオ
キシ基、1,1−ジヒドロパーフルオロ−n−ドデシル
オキシ基、1,1−ジヒドロパーフルオロ−n−ヘキサ
デシルオキシ基、
【0043】エトキシメトキシ基、1−メトキシエトキ
シ基、2−メトキシエトキシ基、2−エトキシエトキシ
基、2−n−プロポキシエトキシ基、2−イソプロポキ
シエトキシ基、2−n−ブトキシエトキシ基、2−n−
ヘキシルオキシエトキシ基、2−n−オクチルオキシエ
トキシ基、2−(2’−エチルヘキシルオキシ)エトキ
シ基、2−n−デシルオキシエトキシ基、2−メトキシ
プロポキシ基、3−メトキシプロポキシ基、3−エトキ
シプロポキシ基、3−イソプロポキシプロポキシ基、3
−n−ブトキシプロポキシ基、3−n−ヘキシルオキシ
プロポキシ基、3−n−オクチルオキシプロポキシ基、
2−メトキシブトキシ基、3−メトキシブトキシ基、4
−メトキシブトキシ基、4−エトキシブトキシ基、4−
イソプロポキシブトキシ基、4−n−ブトキシブトキシ
基、4−n−ヘキシルオキシブトキシ基、4−n−デシ
ルオキシブトキシ基、4−n−ドデシルオキシブトキシ
基、5−エトキシペンチルオキシ基、6−メトキシヘキ
シルオキシ基、6−エトキシヘキシルオキシ基、6−イ
ソプロポキシヘキシルオキシ基、4−メトキシシクロヘ
キシルオキシ基、7−メトキシヘプチルオキシ基、8−
エトキシオクチルオキシ基、10−メトキシデシルオキ
シ基、12−エトキシドデシルオキシ基、2−(2’−
メトキシエチルオキシ)エトキシ基、3−(2’−エト
キシエチルオキシ)プロポキシ基、
【0044】2−ベンジルオキシエトキシ基、2−(4
−メチルベンジルオキシ)エトキシ基、2−(4−メト
キシベンジルオキシ)エトキシ基、3−(4−エチルベ
ンジルオキシ)プロポキシ基、4−(3−フルオロベン
ジルオキシ)ブトキシ基、4−(4−クロロベンジルオ
キシ)ブトキシ基、6−(3−メチルベンジルオキシ)
ヘキシルオキシ基、
【0045】フェニルオキシメトキシ基、2−フェニル
オキシエトキシ基、2−(1’−ナフチルオキシ)エト
キシ基、2−(2’−ナフチルオキシ)エトキシ基、2
−(4’−メチルフェニルオキシ)エトキシ基、2−
(4’−メトキシフェニルオキシ)エトキシ基、2−
(3’−エトキシフェニルオキシ)エトキシ基、2−
(4’−クロロフェニルオキシ)エトキシ基、3−フェ
ニルオキシプロポキシ基、3−(4’−エチルフェニル
オキシ)プロポキシ基、3−(4’−クロロフェニルオ
キシ)プロポキシ基、3−(2’−ナフチルオキシ)プ
ロポキシ基、4−フェニルオキシブトキシ基、6−フェ
ニルオキシヘキシルオキシ基、8−フェニルオキシオク
チルオキシ基、10−フェニルオキシデシルオキシ基な
どの直鎖、分岐または環状のアルコキシ基、
【0046】例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、n
−プロピルチオ基、イソプロピルチオ基、n−ブチルチ
オ基、イソブチルチオ基、sec −ブチルチオ基、n−ペ
ンチルチオ基、ネオペンチルチオ基、イソペンチルチオ
基、シクロペンチルチオ基、n−ヘキシルチオ基、2−
エチルブチルチオ基、3,3−ジメチルブチルチオ基、
シクロヘキシルチオ基、n−ヘプチルチオ基、n−オク
チルチオ基、2−エチルヘキシルチオ基、n−ノニルチ
オ基、n−デシルチオ基、n−ドデシルチオ基、n−テ
トラデシルチオ基、n−ヘキサデシルチオ基、n−オク
タデシルチオ基、n−エイコシルチオ基、n−ドコシル
チオ基、n−テトラコシルチオ基、
【0047】フルオロメチルチオ基、トリフルオロメチ
ルチオ基、1,1−ジヒドロパーフルオロエチルチオ
基、パーフルオロエチルチオ基、1,1−ジヒドロパー
フルオロ−n−プロピルチオ基、1,1,3−トリヒド
ロパーフルオロ−n−プロピルチオ基、1,1−ジヒド
ロパーフルオロ−n−ブチルチオ基、1,1−ジヒドロ
パーフルオロ−n−ペンチルチオ基、1,1−ジヒドロ
パーフルオロ−n−ヘキシルチオ基、4−クロロシクロ
ヘキシルチオ基、1,1−ジヒドロパーフルオロ−n−
オクチルチオ基、1,1−ジヒドロパーフルオロ−n−
デシルチオ基、1,1−ジヒドロパーフルオロ−n−ド
デシルチオ基、1,1−ジヒドロパーフルオロ−n−ヘ
キサデシルチオ基、
【0048】エトキシメチルチオ基、1−メトキシエチ
ルチオ基、2−メトキシエチルチオ基、2−エトキシエ
チルチオ基、2−n−プロポキシエチルチオ基、2−イ
ソプロポキシエチルチオ基、2−n−ブトキシエチルチ
オ基、2−n−ヘキシルオキシエチルチオ基、2−n−
オクチルオキシエチルチオ基、2−(2’−エチルヘキ
シルオキシ)エチルチオ基、2−n−デシルオキシエチ
ルチオ基、2−メトキシプロピルチオ基、3−メトキシ
プロピルチオ基、3−エトキシプロピルチオ基、3−イ
ソプロポキシプロピルチオ基、3−n−ブトキシプロピ
ルチオ基、3−n−ヘキシルオキシプロピルチオ基、3
−n−オクチルオキシプロピルチオ基、2−メトキシブ
チルチオ基、3−メトキシブチルチオ基、4−メトキシ
ブチルチオ基、4−エトキシブチルチオ基、4−イソプ
ロポキシブチルチオ基、4−n−ブトキシブチルチオ
基、4−n−ヘキシルオキシブチルチオ基、4−n−デ
シルオキシブチルチオ基、4−n−ドデシルオキシブチ
ルチオ基、5−エトキシペンチルチオ基、6−メトキシ
ヘキシルチオ基、6−エトキシヘキシルチオ基、6−イ
ソプロポキシヘキシルチオ基、4−メトキシシクロヘキ
シルチオ基、7−メトキシヘプチルチオ基、8−エトキ
シオクチルチオ基、10−メトキシデシルチオ基、12
−エトキシドデシルチオ基、2−〔(2’−メトキシエ
チル)オキシ〕エチルチオ基、3−〔(2’−エトキシ
エチル)オキシ〕プロピルチオ基、
【0049】2−ベンジルオキシエチルチオ基、2−
(4−メチルベンジルオキシ)エチルチオ基、2−(4
−メトキシベンジルオキシ)エチルチオ基、3−(4−
エチルベンジルオキシ)プロピルチオ基、4−(3−フ
ルオロベンジルオキシ)ブチルチオ基、4−(4−クロ
ロベンジルオキシ)ブチルチオ基、6−(3−メチルベ
ンジルオキシ)ヘキシルチオ基、
【0050】フェニルオキシメチルチオ基、2−フェニ
ルオキシエチルチオ基、2−(1’−ナフチルオキシ)
エチルチオ基、2−(2’−ナフチルオキシ)エチルチ
オ基、2−(4’−メチルフェニルオキシ)エチルチオ
基、2−(4’−メトキシフェニルオキシ)エチルチオ
基、2−(3’−エトキシフェニルオキシ)エチルチオ
基、2−(4’−クロロフェニルオキシ)エチルチオ
基、3−フェニルオキシプロピルチオ基、3−(4’−
エチルフェニルオキシ)プロピルチオ基、3−(4’−
クロロフェニルオキシ)プロピルチオ基、3−(2’−
ナフチルオキシ)プロピルチオ基、4−フェニルオキシ
ブチルチオ基、6−フェニルオキシヘキシルチオ基、8
−フェニルオキシオクチルチオ基、10−フェニルオキ
シデシルチオ基などの直鎖、分岐または環状のアルキル
チオ基、
【0051】例えば、ビニル基、アリル基、2−ブテニ
ル基、3−ブテニル基、1−メチル−4−ペンテニル
基、2−ペンテニル基、4−ペンテニル基、1−メチル
−2−ブテニル基、2−ヘキセニル基、3−ヘキセニル
基、4−ヘキセニル基、5−ヘキセニル基、2−ヘプテ
ニル基、1−ビニルヘキシル基、3−ノネニル基、6−
ノネニル基、9−デセニル基、10−ウンデセニル基、
13−テトラデセニル基、15−ヘキサデセニル基、1
7−オクタデセニル基、23−n−テトラコセニル基、
1−シクロペンテニル基、1−シクロヘキセニル基、エ
トキシビニル基、n−ブトキシビニル基、ベンジルビニ
ル基、スチリル基、スチリルメチル基、2−スチリルエ
チル基、2,2−ジフェニルビニル基、2−(4’−メ
チルフェニル)ビニル基、2−(3’−メチルフェニ
ル)ビニル基、2−(4’−メトキシフェニル)ビニル
基、2−(4’−クロロフェニル)ビニル基、フェニル
オキシビニル基などの直鎖、分岐または環状のアルケニ
ル基、
【0052】例えば、ビニルオキシ基、アリルオキシ
基、2−ブテニルオキシ基、3−ブテニルオキシ基、1
−メチル−4−ペンテニルオキシ基、2−ペンテニルオ
キシ基、4−ペンテニルオキシ基、1−メチル−2−ブ
テニルオキシ基、2−ヘキセニルオキシ基、3−ヘキセ
ニルオキシ基、4−ヘキセニルオキシ基、5−ヘキセニ
ルオキシ基、2−ヘプテニルオキシ基、1−ビニルヘキ
シルオキシ基、3−ノネニルオキシ基、6−ノネニルオ
キシ基、9−デセニルオキシ基、10−ウンデセニルオ
キシ基、13−テトラデセニルオキシ基、15−ヘキサ
デセニルオキシ基、17−オクタデセニルオキシ基、2
3−テトラコセニルオキシ基、1−シクロペンテニルオ
キシ基、1−シクロヘキセニルオキシ基、エトキシビニ
ルオキシ基、n−ブトキシビニルオキシ基、ベンジルビ
ニルオキシ基、スチリルオキシ基、フェニルオキシビニ
ルオキシ基などの直鎖、分岐または環状のアルケニルオ
キシ基、
【0053】例えば、ビニルチオ基、アリルチオ基、2
−ブテニルチオ基、3−ブテニルチオ基、4−ペンテニ
ルチオ基、5−ヘキセニルチオ基、9−デセニルチオ
基、13−テトラデセニルチオ基、15−ヘキサデセニ
ルチオ基、17−オクタデセニルチオ基、23−テトラ
コセニルチオ基、1−シクロヘキセニルチオ基、n−ブ
トキシビニルチオ基などの直鎖、分岐または環状のアル
ケニルチオ基、
【0054】例えば、ベンジル基、α−メチルベンジル
基、α−エチルベンジル基、フェネチル基、α−メチル
フェネチル基、β−メチルフェネチル基、α,α−ジメ
チルベンジル基、α,α−ジメチルフェネチル基、4−
メチルフェネチル基、4−メチルベンジル基、3−メチ
ルベンジル基、2−メチルベンジル基、4−エチルベン
ジル基、2−エチルベンジル基、4−イソプロピルベン
ジル基、4−tert−ブチルベンジル基、2−tert−ブチ
ルベンジル基、4−tert−ペンチルベンジル基、4−シ
クロヘキシルベンジル基、4−n−オクチルベンジル
基、4−tert−オクチルベンジル基、4−アリルベンジ
ル基、4−ベンジルベンジル基、4−フェネチルベンジ
ル基、4−フェニルベンジル基、4−(4’−メチルフ
ェニル)ベンジル基、4−メトキシベンジル基、2−メ
トキシベンジル基、2−エトキシベンジル基、4−n−
ブトキシベンジル基、4−n−ヘプチルオキシベンジル
基、4−n−デシルオキシベンジル基、4−n−テトラ
デシルオキシベンジル基、4−n−ヘプタデシルオキシ
ベンジル基、
【0055】3,4−ジメトキシベンジル基、4−メト
キシメチルベンジル基、4−イソブトキシメチルベンジ
ル基、4−アリルオキシベンジル基、4−ビニルオキシ
メチルベンジル基、4−ベンジルオキシベンジル基、4
−フェネチルオキシベンジル基、4−フェニルオキシベ
ンジル基、3−フェニルオキシベンジル基、4−ヒドロ
キシベンジル基、3−ヒドロキシベンジル基、2−ヒド
ロキシベンジル基、4−ヒドロキシ−3−メトキシベン
ジル基、4−フルオロベンジル基、2−フルオロベンジ
ル基、4−クロロベンジル基、3−クロロベンジル基、
2−クロロベンジル基、3,4−ジクロロベンジル基、
2−フルフリル基、ジフェニルメチル基、1−ナフチル
メチル基、2−ナフチルメチル基などの置換基を有して
いてもよいアラルキル基、
【0056】例えば、ベンジルオキシ基、フェネチルオ
キシ基、β−メチルフェネチルオキシ基、4−メチルフ
ェネチルオキシ基、4−メチルベンジルオキシ基、3−
メチルベンジルオキシ基、2−メチルベンジルオキシ
基、4−エチルベンジルオキシ基、4−イソプロピルベ
ンジルオキシ基、4−tert−ブチルベンジルオキシ基、
4−シクロヘキシルベンジルオキシ基、4−n−オクチ
ルベンジルオキシ基、4−アリルベンジルオキシ基、4
−ベンジルベンジルオキシ基、4−フェニルベンジルオ
キシ基、4−(4’−メチルフェニル)ベンジルオキシ
基、4−メトキシベンジルオキシ基、2−メトキシベン
ジルオキシ基、2−エトキシベンジルオキシ基、4−n
−ブトキシベンジルオキシ基、4−n−ヘプチルオキシ
ベンジルオキシ基、4−n−デシルオキシベンジルオキ
シ基、4−n−テトラデシルオキシベンジルオキシ基、
4−n−ヘプタデシルオキシベンジルオキシ基、3,4
−ジメトキシベンジルオキシ基、4−メトキシメチルベ
ンジルオキシ基、4−イソブトキシメチルベンジルオキ
シ基、4−アリルオキシベンジルオキシ基、4−ビニル
オキシメチルベンジルオキシ基、4−ベンジルオキシベ
ンジルオキシ基、4−フェネチルオキシベンジルオキシ
基、4−フェニルオキシベンジルオキシ基、3−フェニ
ルオキシベンジルオキシ基、4−ヒドロキシベンジルオ
キシ基、4−フルオロベンジルオキシ基、4−クロロベ
ンジルオキシ基、3−クロロベンジルオキシ基、3,4
−ジクロロベンジルオキシ基、1−ナフチルメチルオキ
シ基、2−ナフチルメチルオキシ基などの置換基を有し
ていてもよいアラルキルオキシ基、
【0057】例えば、ベンジルチオ基、フェネチルチオ
基、β−メチルフェネチルオキシ基、4−メチルフェネ
チルチオ基、4−メチルベンジルチオ基、3−メチルベ
ンジルチオ基、4−エチルベンジルチオ基、4−イソプ
ロピルベンジルチオ基、4−tert−ブチルベンジルチオ
基、4−シクロヘキシルベンジルチオ基、4−n−オク
チルベンジルチオ基、4−アリルベンジルチオ基、4−
ベンジルベンジルチオ基、4−フェニルベンジルチオ
基、4−(4’−メチルフェニル)ベンジルチオ基、4
−メトキシベンジルチオ基、2−メトキシベンジルチオ
基、2−エトキシベンジルチオ基、4−n−ブトキシベ
ンジルチオ基、4−n−ヘプチルオキシベンジルチオ
基、4−n−デシルオキシベンジルチオ基、4−n−テ
トラデシルオキシベンジルチオ基、4−n−ヘプタデシ
ルオキシベンジルチオ基、3,4−ジメトキシベンジル
チオ基、4−メトキシメチルベンジルチオ基、4−アリ
ルオキシベンジルチオ基、4−ベンジルオキシベンジル
チオ基、4−フェネチルオキシベンジルチオ基、4−フ
ェニルオキシベンジルチオ基、3−フェニルオキシベン
ジルチオ基、4−ヒドロキシベンジルチオ基、4−フル
オロベンジルチオ基、4−クロロベンジルチオ基、1−
ナフチルメチルチオ基、2−ナフチルメチルチオ基など
の置換基を有していてもよいアラルキルチオ基、例え
ば、フェニル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基、2
−アントラセニル基、9−アントラセニル基、フルオレ
ニル基、4−キノリル基、4−ピリジル基、3−ピリジ
ル基、2−ピリジル基、3−フリル基、2−フリル基、
3−チエニル基、2−チエニル基、2−オキサゾリル
基、2−チアゾリル基、2−ベンゾオキサゾリル基、2
−ベンゾチアゾリル基、2−ベンゾイミダゾリル基、
【0058】4−メチルフェニル基、3−メチルフェニ
ル基、2−メチルフェニル基、4−エチルフェニル基、
3−エチルフェニル基、2−エチルフェニル基、4−n
−プロピルフェニル基、4−イソプロピルフェニル基、
2−イソプロピルフェニル基、4−n−ブチルフェニル
基、4−イソブチルフェニル基、4−sec −ブチルフェ
ニル基、2−sec −ブチルフェニル基、4−tert−ブチ
ルフェニル基、3−tert−ブチルフェニル基、2−tert
−ブチルフェニル基、4−n−ペンチルフェニル基、4
−イソペンチルフェニル基、4−tert−ペンチルフェニ
ル基、4−n−ヘキシルフェニル基、4−n−ヘプチル
フェニル基、4−n−オクチルフェニル基、4−(2’
−エチルヘキシル)フェニル基、4−tert−オクチルフ
ェニル基、4−n−ノニルフェニル基、4−n−デシル
フェニル基、4−n−ドデシルフェニル基、4−n−テ
トラデシルフェニル基、4−n−ヘキサデシルフェニル
基、4−n−オクタデシルフェニル基、4−シクロペン
チルフェニル基、4−シクロヘキシルフェニル基、4−
(4’−tert−ブチルシクロヘキシル)フェニル基、4
−(4’−メチルシクロヘキシル)フェニル基、3−シ
クロヘキシルフェニル基、2−シクロヘキシルフェニル
基、4−エチル−1−ナフチル基、6−n−ブチル−2
−ナフチル基、
【0059】2,3−ジメチルフェニル基、2,4−ジ
メチルフェニル基、2,5−ジメチルフェニル基、3,
4−ジメチルフェニル基、3,5−ジメチルフェニル
基、2,6−ジメチルフェニル基、2,3,5−トリメ
チルフェニル基、3,4,5−トリメチルフェニル基、
2,4−ジエチルフェニル基、2,3,6−トリメチル
フェニル基、2,4,6−トリメチルフェニル基、2,
6−ジエチルフェニル基、2,6−ジイソプロピルフェ
ニル基、2,6−ジイソブチルフェニル基、2,4−ジ
−tert−ブチルフェニル基、2,5−ジ−tert−ブチル
フェニル基、3,5−ジ−tert−ブチルフェニル基、
2,4−ジネオペンチルフェニル基、2,5−ジ−tert
−ペンチルフェニル基、4,6−ジ−tert−ブチル−2
−メチルフェニル基、5−tert−ブチル−2−メチルフ
ェニル基、4−tert−ブチル−2,6−ジメチルフェニ
ル基、2,3,5,6−テトラメチルフェニル基、5−
インダニル基、1,2,3,4−テトラヒドロ−5−ナ
フチル基、1,2,3,4−テトラヒドロ−6−ナフチ
ル基、
【0060】4−メトキシフェニル基、3−メトキシフ
ェニル基、2−メトキシフェニル基、4−エトキシフェ
ニル基、2−エトキシフェニル基、3−n−プロポキシ
フェニル基、4−イソプロポキシフェニル基、2−イソ
プロポキシフェニル基、4−n−ブトキシフェニル基、
4−イソブトキシフェニル基、2−イソブトキシフェニ
ル基、2−sec −ブトキシフェニル基、4−n−ペンチ
ルオキシフェニル基、4−イソペンチルオキシフェニル
基、2−イソペンチルオキシフェニル基、2−ネオペン
チルオキシフェニル基、4−n−ヘキシルオキシフェニ
ル基、2−(2’−エチルブチル)オキシフェニル基、
4−n−オクチルオキシフェニル基、4−n−デシルオ
キシフェニル基、4−n−ドデシルオキシフェニル基、
4−n−テトラデシルオキシフェニル基、4−n−ヘキ
サデシルオキシフェニル基、4−n−オクタデシルオキ
シフェニル基、4−シクロヘキシルオキシフェニル基、
2−シクロヘキシルオキシフェニル基、2−メトキシ−
1−ナフチル基、4−メトキシ−1−ナフチル基、4−
n−ブトキシ−1−ナフチル基、5−エトキシ−1−ナ
フチル基、6−エトキシ−2−ナフチル基、6−n−ブ
トキシ−2−ナフチル基、6−n−ヘキシルオキシ−2
−ナフチル基、7−メトキシ−2−ナフチル基、7−n
−ブトキシ−2−ナフチル基、
【0061】2,3−ジメトキシフェニル基、2,4−
ジメトキシフェニル基、2,5−ジメトキシフェニル
基、2,6−ジメトキシフェニル基、3,4−ジメトキ
シフェニル基、3,5−ジメトキシフェニル基、3,5
−ジエトキシフェニル基、3,5−ジ−n−ブトキシフ
ェニル基、2−メトキシ−4−メチルフェニル基、2−
メトキシ−5−メチルフェニル基、2−メチル−4−メ
トキシフェニル基、3−メチル−4−メトキシフェニル
基、3−メチル−5−メトキシフェニル基、3−エチル
−5−メトキシフェニル基、2−メトキシ−4−エトキ
シフェニル基、2−メトキシ−6−エトキシフェニル
基、3,4,5−トリメトキシフェニル基、
【0062】4−フルオロフェニル基、3−フルオロフ
ェニル基、2−フルオロフェニル基、4−クロロフェニ
ル基、3−クロロフェニル基、2−クロロフェニル基、
4−ブロモフェニル基、2−ブロモフェニル基、4−ク
ロロ−1−ナフチル基、4−クロロ−2−ナフチル基、
6−ブロモ−2−ナフチル基、2,3−ジフルオロフェ
ニル基、2,4−ジフルオロフェニル基、2,5−ジフ
ルオロフェニル基、2,6−ジフルオロフェニル基、
3,4−ジフルオロフェニル基、3,5−ジフルオロフ
ェニル基、2,3−ジクロロフェニル基、2,4−ジク
ロロフェニル基、2,5−ジクロロフェニル基、2,6
−ジクロロフェニル基、3,4−ジクロロフェニル基、
3,5−ジクロロフェニル基、2,5−ジブロモフェニ
ル基、2,4,6−トリクロロフェニル基、2,3,6
−トリブロモフェニル基、3,4,5−トリフルオロフ
ェニル基、2,4−ジクロロ−1−ナフチル基、1,6
−ジクロロ−2−ナフチル基、
【0063】2−フルオロ−4−メチルフェニル基、2
−フルオロ−5−メチルフェニル基、3−フルオロ−2
−メチルフェニル基、3−フルオロ−4−メチルフェニ
ル基、4−フルオロ−2−メチルフェニル基、5−フル
オロ−2−メチルフェニル基、2−クロロ−4−メチル
フェニル基、2−クロロ−5−メチルフェニル基、2−
クロロ−6−メチルフェニル基、3−クロロ−2−メチ
ルフェニル基、4−クロロ−2−メチルフェニル基、4
−クロロ−3−メチルフェニル基、2−クロロ−4,6
−ジメチルフェニル基、2−フルオロ−4−メトキシフ
ェニル基、2−フルオロ−6−メトキシフェニル基、3
−フルオロ−4−エトキシフェニル基、5−クロロ−2
−メトキシフェニル基、6−クロロ−3−メトキシフェ
ニル基、5−クロロ−2,4−ジメトキシフェニル基、
2−クロロ−4−ニトロフェニル基、4−クロロ−2−
ニトロフェニル基、4−トリフルオロメチルフェニル
基、3−トリフルオロメチルフェニル基、2−トリフル
オロメチルフェニル基、3,5−ビス(トリフルオロメ
チル)フェニル基、4−トリフルオロメチルオキシフェ
ニル基、
【0064】4−アリルフェニル基、2−アリルフェニ
ル基、2−イソプロペニルフェニル基、4−ベンジルフ
ェニル基、2−ベンジルフェニル基、4−(4’−メチ
ルベンジル)フェニル基、4−クミルフェニル基、4−
(4’−メトキシクミル)フェニル基、4−フェニルフ
ェニル基、3−フェニルフェニル基、2−フェニルフェ
ニル基、4−(4’−メチルフェニル)フェニル基、4
−(4’−エチルフェニル)フェニル基、4−(4’−
イソプロピルフェニル)フェニル基、4−(4’−tert
−ブチルフェニル)フェニル基、4−(4’−n−ヘキ
シルフェニル)フェニル基、4−(4’−n−オクチル
フェニル)フェニル基、4−(4’−メトキシフェニ
ル)フェニル基、4−(4’−エトキシフェニル)フェ
ニル基、4−(4’−n−ブトキシフェニル)フェニル
基、2−(2’−メトキシフェニル)フェニル基、4−
(4’−フルオロフェニル)フェニル基、4−(4’−
クロロフェニル)フェニル基、3−メチル−4−フェニ
ル基、2−メトキシ−5−フェニルフェニル基、3−メ
トキシ−4−フェニルフェニル基、
【0065】4−メトキシメチルフェニル基、4−エト
キシメチルフェニル基、4−n−ブトキシメチルフェニ
ル基、3−メトキシメチルフェニル基、4−(2’−メ
トキシエチル)フェニル基、4−(2’−エトキシエチ
ルオキシ)フェニル基、4−(2’−n−ブトキシエチ
ルオキシ)フェニル基、4−(3’−エトキシプロピル
オキシ)フェニル基、4−ビニルオキシフェニル基、4
−アリルオキシフェニル基、3−アリルオキシフェニル
基、4−(4’−ペンテニルオキシ)フェニル基、4−
アリルオキシ−1−ナフチル基、4−アリルオキシメチ
ルフェニル基、4−(2’−アリルオキシエチルオキ
シ)フェニル基、
【0066】4−ベンジルオキシフェニル基、2−ベン
ジルオキシフェニル基、4−フェネチルオキシフェニル
基、4−(4’−クロロベンジルオキシ)フェニル基、
4−(4’−メチルベンジルオキシ)フェニル基、4−
(4’−メトキシベンジルオキシ)フェニル基、4−
(3’−エトキシベンジルオキシ)フェニル基、4−ベ
ンジルオキシ−1−ナフチル基、5−(4’−メチルベ
ンジルオキシ)−1−ナフチル基、6−ベンジルオキシ
−2−ナフチル基、6−(4’−メチルベンジルオキ
シ)−2−ナフチル基、7−ベンジルオキシ−2−ナフ
チル基、4−(ベンジルオキシメチル)フェニル基、4
−(2’−ベンジルオキシエチルオキシ)フェニル基、
【0067】4−フェニルオキシフェニル基、3−フェ
ニルオキシフェニル基、2−フェニルオキシフェニル
基、4−(4’−メチルフェニルオキシ)フェニル基、
4−(4’−メトキシフェニルオキシ)フェニル基、4
−(4’−クロロフェニルオキシ)フェニル基、4−フ
ェニルオキシ−1−ナフチル基、6−フェニルオキシ−
2−ナフチル基、7−フェニルオキシ−2−ナフチル
基、4−フェニルオキシメチルフェニル基、4−(2’
−フェニルオキシエチルオキシ)フェニル基、4−
〔2’−(4’−メチルフェニルオキシ)エチルオキ
シ〕フェニル基、4−〔2’−(4’−メトキシフェニ
ルオキシ)エチルオキシ〕フェニル基、4−〔2’−
(4’−クロロフェニルオキシ)エチルオキシ〕フェニ
ル基、4−アセチルフェニル基、3−アセチルフェニル
基、2−アセチルフェニル基、4−エチルカルボニルフ
ェニル基、2−エチルカルボニルフェニル基、4−n−
ブチルカルボニルフェニル基、4−n−ヘキシルカルボ
ニルフェニル基、4−n−オクチルカルボニルフェニル
基、4−シクロヘキシルカルボニルフェニル基、4−ア
セチル−1−ナフチル基、6−アセチル−2−ナフチル
基、6−n−ブチルカルボニル−2−ナフチル基、4−
アリルカルボニルフェニル基、4−ベンジルカルボニル
フェニル基、4−(4’−メチルベンジル)カルボニル
フェニル基、4−フェニルカルボニルフェニル基、4−
(4’−メチルフェニル)カルボニルフェニル基、4−
(4’−クロロフェニル)カルボニルフェニル基、4−
フェニルカルボニル−1−ナフチル基、
【0068】4−メトキシカルボニルフェニル基、2−
メトキシカルボニルフェニル基、4−エトキシカルボニ
ルフェニル基、3−エトキシカルボニルフェニル基、4
−n−プロポキシカルボニルフェニル基、4−n−ブト
キシカルボニルフェニル基、4−n−ヘキシルオキシカ
ルボニルフェニル基、4−n−デシルオキシカルボニル
フェニル基、4−シクロヘキシルオキシカルボニルフェ
ニル基、4−エトキシカルボニル−1−ナフチル基、6
−メトキシカルボニル−2−ナフチル基、6−n−ブト
キシカルボニル−2−ナフチル基、4−アリルオキシカ
ルボニルフェニル基、4−ベンジルオキシカルボニルフ
ェニル基、4−(4’−クロロベンジル)オキシカルボ
ニルフェニル基、4−フェネチルオキシカルボニルフェ
ニル基、6−ベンジルオキシカルボニル−2−ナフチル
基、4−フェニルオキシカルボニルフェニル基、4−
(4’−エチルフェニル)オキシカルボニルフェニル
基、4−(4’−クロロフェニル)オキシカルボニルフ
ェニル基、4−(4’−エトキシフェニル)オキシカル
ボニルフェニル基、6−フェニルオキシカルボニル−2
−ナフチル基、
【0069】4−アセチルオキシフェニル基、3−アセ
チルオキシフェニル基、2−アセチルオキシフェニル
基、4−エチルカルボニルオキシフェニル基、2−エチ
ルカルボニルオキシフェニル基、4−n−プロピルカル
ボニルオキシフェニル基、4−n−ペンチルカルボニル
オキシフェニル基、4−n−オクチルカルボニルオキシ
フェニル基、4−シクロヘキシルカルボニルオキシフェ
ニル基、3−シクロヘキシルカルボニルオキシフェニル
基、4−アセチルオキシ−1−ナフチル基、4−n−ブ
チルカルボニルオキシ−1−ナフチル基、5−アセチル
オキシ−1−ナフチル基、6−エチルカルボニルオキシ
−2−ナフチル基、7−アセチルオキシ−2−ナフチル
基、4−アリルカルボニルオキシフェニル基、4−ベン
ジルカルボニルオキシフェニル基、4−フェネチルカル
ボニルオキシフェニル基、6−ベンジルカルボニルオキ
シ−2−ナフチル基、4−フェニルカルボニルオキシフ
ェニル基、4−(4’−メチルフェニル)カルボニルオ
キシフェニル基、4−(2’−メチルフェニル)カルボ
ニルオキシフェニル基、4−(4’−クロロフェニル)
カルボニルオキシフェニル基、4−(2’−クロロフェ
ニル)カルボニルオキシフェニル基、4−フェニルカル
ボニルオキシ−1−ナフチル基、6−フェニルカルボニ
ルオキシ−2−ナフチル基、7−フェニルカルボニルオ
キシ−2−ナフチル基、
【0070】4−メチルチオフェニル基、2−メチルチ
オフェニル基、2−エチルチオフェニル基、3−エチル
チオフェニル基、4−n−プロピルチオフェニル基、2
−イソプロピルチオフェニル基、4−n−ブチルチオフ
ェニル基、2−イソブチルチオフェニル基、2−ネオペ
ンチルフェニル基、4−n−ヘキシルチオフェニル基、
4−n−オクチルチオフェニル基、4−シクロヘキシル
チオフェニル基、4−ベンジルチオフェニル基、3−ベ
ンジルチオフェニル基、2−ベンジルチオフェニル基、
4−(4’−クロロベンジルチオ)フェニル基、4−フ
ェニルチオフェニル基、3−フェニルチオフェニル基、
2−フェニルチオフェニル基、4−(4’−メチルフェ
ニルチオ)フェニル基、4−(3’−メチルフェニルチ
オ)フェニル基、4−(4’−メトキシフェニルチオ)
フェニル基、4−(4’−クロロフェニルチオ)フェニ
ル基、2−エチルチオ−1−ナフチル基、4−メチルチ
オ−1−ナフチル基、6−エチルチオ−2−ナフチル
基、6−フェニルチオ−2−ナフチル基、
【0071】4−ニトロフェニル基、3−ニトロフェニ
ル基、2−ニトロフェニル基、3,5−ジニトロフェニ
ル基、4−ニトロ−1−ナフチル基、4−ホルミルフェ
ニル基、3−ホルミルフェニル基、2−ホルミルフェニ
ル基、4−ホルミル−1−ナフチル基、1−ホルミル−
2−ナフチル基、
【0072】4−ピロリジノフェニル基、4−ピペリジ
ノフェニル基、4−モルフォリノフェニル基、4−(N
−エチルピペラジノ)フェニル基、4−ピロリジノ−1
−ナフチル基、
【0073】4−アミノフェニル基、3−アミノフェニ
ル基、2−アミノフェニル基、4−(N−メチルアミ
ノ)フェニル基、3−(N−メチルアミノ)フェニル
基、4−(N−エチルアミノ)フェニル基、2−(N−
イソプロピルアミノ)フェニル基、4−(N−n−ブチ
ルアミノ)フェニル基、2−(N−n−ブチルアミノ)
フェニル基、4−(N−n−オクチルアミノ)フェニル
基、4−(N−n−ドデシルアミノ)フェニル基、4−
(N−ベンジルアミノ)フェニル基、4−(N−フェニ
ルアミノ)フェニル基、2−(N−フェニルアミノ)フ
ェニル基、
【0074】4−(N,N−ジメチルアミノ)フェニル
基、3−(N,N−ジメチルアミノ)フェニル基、4−
(N,N−ジエチルアミノ)フェニル基、2−(N,N
−ジメチルアミノ)フェニル基、2−(N,N−ジエチ
ルアミノ)フェニル基、4−(N,N−ジ−n−ブチル
アミノ)フェニル基、4−(N,N−ジ−n−ヘキシル
アミノ)フェニル基、4−(N−シクロヘキシル−N−
メチルアミノ)フェニル基、4−(N,N−ジエチルア
ミノ)−1−ナフチル基、4−(N−ベンジル−N−フ
ェニルアミノ)フェニル基、4−(N,N−ジフェニル
アミノ)フェニル基、4−〔N−フェニル−N−(4−
メチルフェニル)アミノ〕フェニル基、4−〔N,N−
ジ(3’−メチルフェニル)アミノ〕フェニル基、4−
〔N,N−ジ(4’−メチルフェニル)アミノ〕フェニ
ル基、4−〔N,N−ジ(4’−メトキシフェニル)ア
ミノ〕フェニル基、2−(N,N−ジフェニルアミノ)
フェニル基、
【0075】4−ヒドロキシフェニル基、3−ヒドロキ
シフェニル基、2−ヒドロキシフェニル基、4−メチル
−3−ヒドロキシフェニル基、6−メチル−3−ヒドロ
キシフェニル基、2−ヒドロキシ−1−ナフチル基、8
−ヒドロキシ−1−ナフチル基、4−ヒドロキシ−1−
ナフチル基、1−ヒドロキシ−2−ナフチル基、6−ヒ
ドロキシ−2−ナフチル基、4−シアノフェニル基、2
−シアノフェニル基、4−シアノ−1−ナフチル基、6
−シアノ−2−ナフチル基などの置換基を有していても
よいアリール基、
【0076】例えば、フェニルオキシ基、2−メチルフ
ェニルオキシ基、3−メチルフェニルオキシ基、4−メ
チルフェニルオキシ基、4−エチルフェニルオキシ基、
4−n−プロピルフェニルオキシ基、4−イソプロピル
フェニルオキシ基、4−n−ブチルフェニルオキシ基、
4−tert−ブチルフェニルオキシ基、4−イソペンチル
フェニルオキシ基、4−tert−ペンチルフェニルオキシ
基、4−n−ヘキシルフェニルオキシ基、4−シクロヘ
キシルフェニルオキシ基、4−n−オクチルフェニルオ
キシ基、4−n−デシルフェニルオキシ基、4−n−オ
クタデシルフェニルオキシ基、
【0077】2,3−ジメチルフェニルオキシ基、2,
4−ジメチルフェニルオキシ基、2,5−ジメチルフェ
ニルオキシ基、3,4−ジメチルフェニルオキシ基、5
−インダニルオキシ基、1,2,3,4−テトラヒドロ
−5−ナフチルオキシ基、1,2,3,4−テトラヒド
ロ−6−ナフチルオキシ基、2−メトキシフェニルオキ
シ基、3−メトキシフェニルオキシ基、4−メトキシフ
ェニルオキシ基、3−エトキシフェニルオキシ基、4−
エトキシフェニルオキシ基、4−n−プロポキシフェニ
ルオキシ基、4−イソプロポキシフェニルオキシ基、4
−n−ブトキシフェニルオキシ基、4−n−ペンチルオ
キシフェニルオキシ基、4−n−ヘキシルオキシフェニ
ルオキシ基、4−シクロヘキシルオキシフェニルオキシ
基、4−n−ヘプチルオキシフェニルオキシ基、4−n
−オクチルオキシフェニルオキシ基、4−n−デシルオ
キシフェニルオキシ基、2,3−ジメトキシフェニルオ
キシ基、2,5−ジメトキシフェニルオキシ基、3,4
−ジメトキシフェニルオキシ基、2−メトキシ−5−メ
チルフェニルオキシ基、3−メチル−4−メトキシフェ
ニルオキシ基、2−フルオロフェニルオキシ基、3−フ
ルオロフェニルオキシ基、4−フルオロフェニルオキシ
基、2−クロロフェニルオキシ基、3−クロロフェニル
オキシ基、4−クロロフェニルオキシ基、4−ブロモフ
ェニルオキシ基、4−トリフルオロメチルフェニルオキ
シ基、3,4−ジクロロフェニルオキシ基、2−メチル
−4−クロロフェニルオキシ基、2−クロロ−4−メチ
ルフェニルオキシ基、3−クロロ−4−メチルフェニル
オキシ基、2−クロロ−4−メトキシフェニルオキシ
基、4−フェニルフェニルオキシ基、3−フェニルフェ
ニルオキシ基、4−(4’−メチルフェニル)フェニル
オキシ基、4−(4’−メトキシフェニル)フェニルオ
キシ基、1−ナフチルオキシ基、2−ナフチルオキシ
基、4−エトキシ−1−ナフチルオキシ基、6−メトキ
シ−2−ナフチルオキシ基、7−エトキシ−2−ナフチ
ルオキシ基、2−フリルオキシ基、2−チエニルオキシ
基、3−チエニルオキシ基、2−ピリジルオキシ基、3
−ピリジルオキシ基、4−ピリジルオキシ基などの置換
基を有していてもよいアリールオキシ基、
【0078】例えば、フェニルチオ基、3−メチルフェ
ニルチオ基、4−メチルフェニルチオ基、4−エチルフ
ェニルチオ基、4−n−プロピルフェニルチオ基、4−
n−ブチルフェニルチオ基、4−tert−ブチルフェニル
チオ基、4−n−ヘキシルフェニルチオ基、4−シクロ
ヘキシルフェニルチオ基、4−n−オクチルフェニルチ
オ基、4−n−ドデシルフェニルチオ基、4−n−オク
タデシルフェニルチオ基、2,3−ジメチルフェニルチ
オ基、3,4−ジメチルフェニルチオ基、3−メトキシ
フェニルチオ基、4−メトキシフェニルチオ基、3−エ
トキシフェニルチオ基、4−エトキシフェニルチオ基、
4−n−プロポキシフェニルチオ基、4−n−ブトキシ
フェニルチオ基、4−n−ヘキシルオキシフェニルチオ
基、4−n−オクチルオキシフェニルチオ基、4−n−
デシルオキシフェニルチオ基、3,4−ジメトキシフェ
ニルチオ基、3−メチル−4−メトキシフェニルチオ
基、3−フルオロフェニルチオ基、4−フルオロフェニ
ルチオ基、4−クロロフェニルチオ基、2−メチル−4
−クロロフェニルチオ基、2−クロロ−4−メトキシフ
ェニルチオ基、4−フェニルフェニルチオ基、4−
(4’−メチルフェニル)フェニルチオ基、4−(4’
−メトキシフェニル)フェニルチオ基、1−ナフチルチ
オ基、2−ナフチルチオ基などの置換基を有していても
よいアリールチオ基、シアノ基、水酸基、ニトロ基、
【0079】例えば、カルボキシル基、メトキシカルボ
ニル基、エトキシカルボニル基、n−プロポキシカルボ
ニル基、n−ブトキシカルボニル基、イソブトキシカル
ボニル基、n−ペンチルオキシカルボニル基、n−ヘキ
シルオキシカルボニル基、n−オクチルオキシカルボニ
ル基、2−エチルヘキシルオキシカルボニル基、n−デ
シルオキシカルボニル基、n−ドデシルオキシカルボニ
ル基、n−テトラデシルオキシカルボニル基、n−ヘキ
サデシルオキシカルボニル基、n−オクタデシルオキシ
カルボニル基、シクロヘキシルオキシカルボニル基、
【0080】ベンジルオキシカルボニル基、フェネチル
オキシカルボニル基、(4−メチルベンジルオキシ)カ
ルボニル基、(3−メチルベンジルオキシ)カルボニル
基、(4−tert−ブチルベンジルオキシ)カルボニル
基、(4−メトキシベンジルオキシ)カルボニル基、
(4−クロロベンジルオキシ)カルボニル基、フェニル
オキシカルボニル基、(4−メチルフェニルオキシ)カ
ルボニル基、(3−メチルフェニルオキシ)カルボニル
基、(4−エチルフェニルオキシ)カルボニル基、(4
−tert−ブチルフェニルオキシ)カルボニル基、(4−
メトキシフェニルオキシ)カルボニル基、(2−メトキ
シフェニルオキシ)カルボニル基、(4−エトキシフェ
ニルオキシ)カルボニル基、(4−フルオロフェニルオ
キシ)カルボニル基などの−COOR1 基(基中、R1
は前記に同じ意味を表す)、
【0081】例えば、ホルミル基、メチルカルボニル
基、エチルカルボニル基、n−プロピルカルボニル基、
n−ブチルカルボニル基、n−ヘキシルカルボニル基、
n−オクチルカルボニル基、2−エチルヘキシルカルボ
ニル基、n−デシルカルボニル基、n−ドデシルカルボ
ニル基、n−テトラデシルカルボニル基、n−ヘキサデ
シルカルボニル基、n−オクタデシルカルボニル基、シ
クロヘキシルカルボニル基、ベンジルカルボニル基、フ
ェネチルカルボニル基、(4−メチルベンジル)カルボ
ニル基、(4−tert−ブチルベンジル)カルボニル基、
(4−メトキシベンジル)カルボニル基、(4−クロロ
ベンジル)カルボニル基、フェニルカルボニル基、(4
−メチルフェニル)カルボニル基、(3−メチルフェニ
ル)カルボニル基、(4−エチルフェニル)カルボニル
基、(4−tert−ブチルフェニル)カルボニル基、(4
−メトキシフェニル)カルボニル基、(2−メトキシフ
ェニル)カルボニル基、(4−エトキシフェニル)カル
ボニル基、(4−フルオロフェニル)カルボニル基、ア
ミド、置換アミドなどの−COR2 基(基中、R2 は前
記に同じ意味を表す)、
【0082】例えば、メチルカルボニルオキシ基、エチ
ルカルボニルオキシ基、n−プロピルカルボニルオキシ
基、n−ブチルカルボニルオキシ基、n−ペンチルカル
ボニルオキシ基、n−ヘキシルカルボニルオキシ基、n
−オクチルカルボニルオキシ基、2−エチルヘキシルカ
ルボニルオキシ基、n−デシルカルボニルオキシ基、n
−ドデシルカルボニルオキシ基、n−テトラデシルカル
ボニルオキシ基、n−ヘキサデシルカルボニルオキシ
基、n−オクタデシルカルボニルオキシ基、シクロヘキ
シルカルボニルオキシ基、ベンジルカルボニルオキシ
基、フェネチルカルボニルオキシ基、(4’−メチルベ
ンジルカルボニル)オキシ基、(4’−tert−ブチルベ
ンジルカルボニル)オキシ基、(4’−メトキシベンジ
ルカルボニル)オキシ基、(4’−クロロベンジルカル
ボニル)オキシ基、フェニルカルボニルオキシ基、
(4’−メチルフェニルカルボニル)オキシ基、(3’
−メチルフェニルカルボニル)オキシ基、(4’−エチ
ルフェニルカルボニル)オキシ基、(4’−tert−ブチ
ルフェニルカルボニル)オキシ基、(4’−メトキシフ
ェニルカルボニル)オキシ基、(2’−メトキシフェニ
ルカルボニル)オキシ基、(4’−エトキシフェニルカ
ルボニル)オキシ基、(4’−フルオロフェニルカルボ
ニル)オキシ基などの−OCOR3基(基中、R3 は前
記に同じ意味を表す)、アミノ基、N−メチルアミノ
基、N−エチルアミノ基、N−イソプロピルアミノ基、
N−n−ブチルアミノ基、N−n−ヘキシルアミノ基、
N−n−デシルアミノ基、N−n−テトラデシルアミノ
基、N,N−ジメチルアミノ基、N,N−ジエチルアミ
ノ基、N,N―ジ−n−ブチルアミノ基、N,N−ジ−
n−ヘキシルアミノ基、N,N−ジ−n−ドデシルアミ
ノ基、N−フェニルアミノ基、N−(4−メチルフェニ
ル)アミノ基、N,N−ジフェニルアミノ基、N−メチ
ル−N−フェニルアミノ基、N−n−ブチル−N−フェ
ニルアミノ基、N,N−ジ−1−ナフチルアミノ基、
N,N−ジ−2−ナフチルアミノ基、N−フェニル−N
−1−ナフチルアミノ基、N−フェニル−N−2−ナフ
チルアミノ基、N−1−ナフチル−N−2’−ナフチル
アミノ基、N−フェニル−N−9−アントラセニルアミ
ノ基、N−フェニル−N−2−アントラセニル基、N−
フェニル−N−9−フェナントレニル基、N−フェニル
−N−1−ピレニル基、N−1−ナフチル−N−2’−
アントラセニル基、N−1−ナフチル−N−9’−アン
トラセニル基、N−1−ナフチル−N−9’−フェナン
トレニル基、N−1−ナフチル−N−1’−ピレニル
基、N−2−ナフチル−N−9’−アントラセニル基、
N−2−ナフチル−N−9’−フェナントレニル基、N
−2−ナフチル−N−1’−ピレニル基、N−2−ナフ
チル−N−2−キノリニル基、N,N−ジ(4−エチル
フェニル)アミノ基、N,N−ジ(4−メトキシフェニ
ル)アミノ基などの一般式(2)(化9)で表される
基、
【0083】
【化9】
【0084】(基中、Y1およびY2は前記に同じ意味を
あらわす)を挙げることができる。
【0085】尚、式(2)において、Y1およびY2は水
素原子、置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環
状のアルキル基、置換または未置換のアラルキル基、あ
るいは置換または未置換のアリール基を表し、Y1およ
びY2は互いに結合して窒素原子とともに置換または未
置換の芳香族環または脂肪族環を形成してよい。
【0086】Y1およびY2の置換基を有していてもよい
直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換または未置換
のアラルキル基、あるいは置換または未置換のアリール
基の具体例としては、X1、X2、X3、X4、A11〜A15
およびA21〜A25で表される基の具体例として挙げた置
換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルキ
ル基、置換または未置換のアラルキル基、あるいは置換
または未置換のアリール基の例を挙げることができる。
【0087】A11〜A15の少なくとも一つと、A21〜A
25の少なくとも一つは、式(2)で表される基であり、
好ましくは、Y1およびY2が置換基を有していてもよい
直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換または未置換
のアラルキル基、あるいは、置換または未置換のアリー
ル基である式(2)で表される式(2)で表される基で
あり、より好ましくは、Y1およびY2が置換または未置
換のアリール基である式(2)で表される基である。
【0088】本発明の一般式(1)で表されるアミノ化
合物は、式(2)で表される基の置換位置により(化1
0)の9種の構造を取る。
【0089】
【化10】
【0090】〔式中、Q1およびQ2は式(2)で表され
る基を表し、X1,X2,X3およびX4,A11〜A15およ
びA21〜A25は前述の意味を表す〕 好ましくは、(1-A1)、(1-B2)、(1-B3)、(1-C2)および(1
-C3)であり、より好ましくは、(1-B3)、(1-C2)および(1
-C3)である。また、一般式(1-A1)〜(1-A3)、(1-B1)〜
(1-B3)および(1-C1)〜(1-C3)で表されるアミン化合
物において、Q1およびQ2は同種であってもよく、ま
た、異なっていても良い。
【0091】本発明に係る一般式(1)で表されるアミ
ン化合物の具体例としては、例えば、以下に示す化合物
を挙げることができるが、本発明はこれらに限定される
ものではない。 1.1,2−ビス(N−フェニル−N−2”−ナフチル
−4’−アミノフェニル)−3,4,5,6−テトラフ
ェニルベンゼン 2.1,2−ビス(N,N−ジフェニル−4’−アミノ
フェニル)−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 3.1,2−ビス(N,N−ジ−2”−ナフチル−4’
−アミノフェニル)−3,4,5,6−テトラフェニル
ベンゼン 4.1,2−ビス(N,N−ジ−1”−ナフチル−4’
−アミノフェニル)−3,4,5,6−テトラフェニル
ベンゼン 5.1,2−ビス(N−フェニル−N−1”−ナフチル
−4’−アミノフェニル)−3,4,5,6−テトラフ
ェニルベンゼン 6.1,2−ビス(N−フェニル−N−4”−フェニル
フェニル−4’−アミノフェニル)−3,4,5,6−
テトラフェニルベンゼン 7.1,2−ビス(N−フェニル−N−3”−フェニル
フェニル−4’−アミノフェニル)−3,4,5,6−
テトラフェニルベンゼン 8.1,2−ビス(N−フェニル−N−2”−フェニル
フェニル−4’−アミノフェニル)−3,4,5,6−
テトラフェニルベンゼン 9.1,2−ビス(N−フェニル−N−4”−シクロヘ
キシルフェニル−4’−アミノフェニル)−3,4,
5,6−テトラフェニルベンゼン 10.1,2−ビス(N−フェニル−N−3”−シクロ
ヘキシルフェニル−4’−アミノフェニル)−3,4,
5,6−テトラフェニルベンゼン 11.1,2−ビス(N−フェニル−N−2”−アント
ラセニル−4’−アミノフェニル)−3,4,5,6−
テトラフェニルベンゼン 12.1,2−ビス(N−フェニル−N−9”−アント
ラセニル−4’−アミノフェニル)−3,4,5,6−
テトラフェニルベンゼン 13.1,2−ビス(N−フェニル−N−9”−フェナ
ントレニル−4’−アミノフェニル)−3,4,5,6
−テトラフェニルベンゼン 14.1,2−ビス(N−フェニル−N−2”−キノリ
ニル−4’−アミノフェニル)−3,4,5,6−テト
ラフェニルベンゼン 15.1,2−ビス(N−フェニル−N−1”−ピレニ
ル−4’−アミノフェニル)−3,4,5,6−テトラ
フェニルベンゼン 16.1,2−ビス(N−2”−ナフチル−N−4”’
−フェニルフェニル−4’−アミノフェニル)−3,
4,5,6−テトラフェニルベンゼン 17.1,2−ビス(N−2”−ナフチル−N−4”’
−シクロヘキシルフェニル−4’−アミノフェニル)−
3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 18.1,2−ビス(N−2”−ナフチル−N−1”’
−ナフチル−4’−アミノフェニル)−3,4,5,6
−テトラフェニルベンゼン 19.1,2−ビス(N−2”−ナフチル−N−9”’
−アントラセニル−4’−アミノフェニル)−3,4,
5,6−テトラフェニルベンゼン 20.1,2−ビス(N−2”−ナフチル−N−9”’
−フェナントレニル−4’−アミノフェニル)−3,
4,5,6−テトラフェニルベンゼン 21.1,2−ビス(N−2”−ナフチル−N−9”’
−ピレニル−4’−アミノフェニル)−3,4,5,6
−テトラフェニルベンゼン 22.1,2−ビス(N−1”−ナフチル−N−4”’
−フェニルフェニル−4’−アミノフェニル)−3,
4,5,6−テトラフェニルベンゼン 23.1,2−ビス(N−1”−ナフチル−N−4”’
−シクロヘキシルフェニル−4’−アミノフェニル)−
3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 24.1,2−ビス(N−1”−ナフチル−N−2”’
−フェニルフェニル−4’−アミノフェニル)−3,
4,5,6−テトラフェニルベンゼン 25.1,2−ビス(N−1”−ナフチル−N−9”’
−アントラセニル−4’−アミノフェニル)−3,4,
5,6−テトラフェニルベンゼン 25.1,2−ビス(N−1”−ナフチル−N−9”’
−フェナントレニル−4’−アミノフェニル)−3,
4,5,6−テトラフェニルベンゼン 26.1,2−ビス(N−1”−ナフチル−N−1”’
−ピレニル−4’−アミノフェニル)−3,4,5,6
−テトラフェニルベンゼン 27.1,2−ビス(N−フェニル−N−2”−ナフチ
ル−3’−アミノフェニル)−3,4,5,6−テトラ
フェニルベンゼン 28.1,2−ビス(N−フェニル−N−2”−ナフチ
ル−2’−アミノフェニル)−3,4,5,6−テトラ
フェニルベンゼン 29.1,2−ビス(N−フェニル−N−1”−ナフチ
ル−3’−アミノフェニル)−3,4,5,6−テトラ
フェニルベンゼン 30.1,2−ビス(N−フェニル−N−1”−ナフチ
ル−2’−アミノフェニル)−3,4,5,6−テトラ
フェニルベンゼン 31.1,2−ビス(N−3”−メチルフェニル−N−
1”’−ナフチル−4’−アミノフェニル)−3,4,
5,6−テトラフェニルベンゼン 32.1,2−ビス(N−2”,5”−ジメチルフェニ
ル−N−2”’−ナフチル−4’−アミノフェニル)−
3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 33.1,2−ビス(N−3”−エトキシフェニル−N
−1”’−ナフチル−4’−アミノフェニル)−3,
4,5,6−テトラフェニルベンゼン 34.1,2−ビス(N−2”−フルオロフェニル−N
−1”’−ナフチル−4’−アミノフェニル)−3,
4,5,6−テトラフェニルベンゼン 35.1,2−ビス(N−メチル−N−1”−ナフチル
−4’−アミノフェニル)−3,4,5,6−テトラフ
ェニルベンゼン 36.1,2−ビス(N−n−ブチル−N−1”−ナフ
チル−4’−アミノフェニル)−3,4,5,6−テト
ラフェニルベンゼン 37.1,2−ビス(N−ベンジル−N−1”−ナフチ
ル−4’−アミノフェニル)−3,4,5,6−テトラ
フェニルベンゼン 38.1,2−ビス(N−シクロヘキシル−N−1”−
ナフチル−4’−アミノフェニル)−3,4,5,6−
テトラフェニルベンゼン 39.1,2−ビス(N−イソプロピル−N−2”−ナ
フチル−4’−アミノフェニル)−3,4,5,6−テ
トラフェニルベンゼン 40.1,2−ビス(N−フェニル−4’−アミノフェ
ニル)−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 41.1,2−ビス(N−1”−ナフチル−4’−アミ
ノフェニル)−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼ
ン 42.1,2−ビス(N−n−ヘキシル−4’−アミノ
フェニル)−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 43.1,2−ビス(N−4”−ブロモベンジル−4’
−アミノフェニル)−3,4,5,6−テトラフェニル
ベンゼン 44.1,2−ビス(4’−アミノフェニル)−3,
4,5,6−テトラフェニルベンゼン 45.1,2−ビス(3’−アミノフェニル)−3,
4,5,6−テトラフェニルベンゼン 46.1,2−ビス(2’−アミノフェニル)−3,
4,5,6−テトラフェニルベンゼン 47.1,2−ビス(N−フェニル−N−2”−ナフチ
ル−4’−アミノ−1’−ナフチル)−3,4,5,6
−テトラフェニルベンゼン 48.1,2−ビス(N,N−ジフェニル−4’−アミ
ノ−1’−ナフチル)−3,4,5,6−テトラフェニ
ルベンゼン 49.1,2−ビス(N,N−ジフェニル−4’−アミ
ノ−1’−ナフチル)−3,4,5,6−テトラフェニ
ルベンゼン 50.1,2−ビス(N,N−ジ−2”−ナフチル−
4’−アミノ−2’−ナフチル)−3,4,5,6−テ
トラフェニルベンゼン 51.1,2−ビス(N,N−ジ−1”−ナフチル−
4’−アミノ−1’−ナフチル)−3,4,5,6−テ
トラフェニルベンゼン 52.1,2−ビス(N−フェニル−N−1”−ナフチ
ル−3’−アミノ−2’−ナフチル)−3,4,5,6
−テトラフェニルベンゼン 53.1,2−ビス(N−フェニル−N−4”−フェニ
ルフェニル−4’−アミノ−1’−ナフチル)−3,
4,5,6−テトラフェニルベンゼン 54.1,2−ビス(N−フェニル−N−3”−フェニ
ルフェニル−3’−アミノ−2’−ナフチル)−3,
4,5,6−テトラフェニルベンゼン 55.1,2−ビス(N−フェニル−N−2”−フェニ
ルフェニル−2’−アミノ−1’−ナフチル)−3,
4,5,6−テトラフェニルベンゼン 56.1,2−ビス(N−フェニル−N−4”−シクロ
ヘキシルフェニル−3’−アミノ−2’−ナフチル)−
3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 57.1,2−ビス(N−フェニル−N−3”−シクロ
ヘキシルフェニル−4’−アミノ−1’−ナフチル)−
3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 58.1,2−ビス(N−フェニル−N−2”−アント
ラセニル−3’−アミノ−1’−ナフチル)−3,4,
5,6−テトラフェニルベンゼン 59.1,2−ビス(N−フェニル−N−9”−アント
ラセニル−3’−アミノ−2’−ナフチル)−3,4,
5,6−テトラフェニルベンゼン 60.1,2−ビス(N−フェニル−N−9”−フェナ
ントレニル−4’−アミノ−1’−ナフチル)−3,
4,5,6−テトラフェニルベンゼン 61.1,2−ビス(N−2”−ナフチル−N−4”’
−フェニルフェニル−4’−アミノ−1’−ナフチル)
−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 62.1,2−ビス(N−2”−ナフチル−N−4”’
−シクロヘキシルフェニル−4’−アミノ−1’−ナフ
チル)−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 63.1,2−ビス(N−2”−ナフチル−N−1”’
−ナフチル− 4’−アミノ−1’−ナフチル)−3,
4,5,6−テトラフェニルベンゼン 64.1,2−ビス(N−1”−ナフチル−N−4”’
−フェニルフェニル−4’−アミノ−1’−ナフチル)
−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 65.1,2−ビス(N−1”−ナフチル−N−4”’
−シクロヘキシルフェニル− 4’−アミノ−1’−ナ
フチル)−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 66.1,2−ビス(N−1”−ナフチル−N−2”’
−フェニルフェニル−4’−アミノ−1’−ナフチル)
−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 67.1,2−ビス(N−1”−ナフチル−N−9”’
−アントラセニル− 4’−アミノ−1’−ナフチル)
−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 68.1,2−ビス(N−1”−ナフチル−N−9”’
−フェナントレニル−4’−アミノ−1’−ナフチル)
−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 69.1,2−ビス(N−フェニル−N−2”−ナフチ
ル−9’−アミノ−10’−アントラセニル)−3,
4,5,6−テトラフェニルベンゼン 70.1,2−ビス(N−フェニル−N−2”−ナフチ
ル−4’−アミノ−1’−ナフチル)−3,4,5,6
−テトラフェニルベンゼン 71.1,2−ビス(N−フェニル−N−1”−ナフチ
ル−9’−アミノ−10’−アントラセニル)−3,
4,5,6−テトラフェニルベンゼン 72.1,2−ビス(N−3”−メチルフェニル−N−
1”’−ナフチル− 4’−アミノ−1’−ナフチル)
−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 73.1,2−ビス(N−2”,5”−ジメチルフェニ
ル−N−2”’−ナフチル− 4’−アミノ−1’−ナ
フチル)−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 74.1,2−ビス(N−メチル−N−1”−ナフチル
− 4’−アミノ−1’−ナフチル)−3,4,5,6
−テトラフェニルベンゼン 75.1,2−ビス(N−n−ブチル−N−1”−ナフ
チル− 4’−アミノ−1’−ナフチル)−3,4,
5,6−テトラフェニルベンゼン 76.1,2−ビス(N−ベンジル−N−1”−ナフチ
ル− 4’−アミノ−1’−ナフチル)−3,4,5,
6−テトラフェニルベンゼン 77.1,2−ビス(N−シクロヘキシル−N−1”−
ナフチル− 4’−アミノ−1’−ナフチル)−3,
4,5,6−テトラフェニルベンゼン 78.1,2−ビス(N−イソプロピル−N−2”−ナ
フチル−4’−アミノ−1’−ナフチル)−3,4,
5,6−テトラフェニルベンゼン 79.1,2−ビス(N−フェニル−4’−アミノ−
1’−ナフチル)−3,4,5,6−テトラフェニルベ
ンゼン 80.1,2−ビス(N−1”−ナフチル−9’−アミ
ノ−10’−アントラセニル)−3,4,5,6−テト
ラフェニルベンゼン 81.1,2−ビス(N−n−ヘキシル−4’−アミノ
−1’−ナフチル)−3,4,5,6−テトラフェニル
ベンゼン 82.1,2−ビス(N−4”−フルオロベンジル−
4’−アミノ−1’−ナフチル)−3,4,5,6−テ
トラフェニルベンゼン 83.1,2−ビス(4’−アミノ−1’−ナフチル)
−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 84.1,2−ビス(9’−アミノ−10’−アントラ
セニル)−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 85.1,2−ビス(N−フェニル−N−2”−ナフチ
ル−4’−アミノ−2’,5’−ジメチルフェニル)−
3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 86.1,2−ビス(N−フェニル−N−2”−ナフチ
ル−3’−アミノ−5’−フェニルフェニル)−3,
4,5,6−テトラフェニルベンゼン 87.1,2−ビス(N−フェニル−N−1”−ナフチ
ル−4’−アミノ−2’−フェニルフェニル)−3,
4,5,6−テトラフェニルベンゼン 88.1,2−ビス(N−フェニル−N−1”−ナフチ
ル−4’−アミノ−2’−tert-ブチルフェニル)−
3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 89.1,2−ビス(N−フェニル−N−4”−フェニ
ルフェニル−2’−アミノ−4’−tert−ブチルフェニ
ル)−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 90.1,2−ビス(N−フェニル−N−9”−フェナ
ントレニル−4’−アミノ−5’−ベンジルオキシフェ
ニル)−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 91.1,2−ビス(N,N−ジ−1”−ナフチル−
4’−アミノ−2’−メチル−1’−ナフチル)−3,
4,5,6−テトラフェニルベンゼン 92.1,2−ビス(N−フェニル−N−1”−ナフチ
ル−4’−アミノフェニル)−4,5−ジフェニルベン
ゼン 93.1,2−ビス(N−フェニル−N−1”−ナフチ
ル−4’−アミノフェニル)−3,6−ジフェニルベン
ゼン 94.1,2−ビス(N−フェニル−N−1”−ナフチ
ル−4’−アミノフェニル)ベンゼン 95.1,2−ビス(N−フェニル−N−1”−ナフチ
ル−4’−アミノフェニル)−4,5−ジメチルベンゼ
ン 96.1,2−ビス(N−フェニル−N−1”−ナフチ
ル−4’−アミノフェニル)−3−フルオロ−4,5,
6−トリフェニルベンゼン 97.1,2−ビス(N−フェニル−N−1”−ナフチ
ル−4’−アミノフェニル)−3,6−ジシアノベンゼ
ン 98.1,2−ビス(N−フェニル−N−1”−ナフチ
ル−4’−アミノフェニル)−3,6−ジ-tert-ブチル
ベンゼン 99.1,2−ビス(N−フェニル−N−1”−ナフチ
ル−4’−アミノフェニル)−3,6−ジシクロヘキシ
ル−4,5−ジフェニルベンゼン 100.1,2−ビス(N−フェニル−N−1”−ナフ
チル−4’−アミノフェニル)−3,5−ジ−n−ノニ
ルベンゼン 101.1,2−ビス(N−フェニル−N−1”−ナフ
チル−4’−アミノフェニル)−3,6−ジフェニル−
4,5−ジメチルベンゼン 102.1,2−ビス(N−フェニル−N−1”−ナフ
チル−4’−アミノフェニル)−3,6−ジ(4”’−
フェニルフェニル)−4,5−ジフェニルベンゼン 103.1,2−ビス(N−フェニル−N−1”−ナフ
チル−4’−アミノフェニル)−3,6−ジ(4”’−
メチルフェニル)−4,5−ジフェニルベンゼン 104.1,2−ビス(N−フェニル−N−1”−ナフ
チル−4’−アミノフェニル)−3,6−ジ(4”’−
フルオロフェニル)−4,5−ジフェニルベンゼン 105.1,2−ビス(N−フェニル−N−1”−ナフ
チル−4’−アミノフェニル)−3,6−ジ(3”’−
エトキシフェニル)−4,5−ジフェニルベンゼン 106.1,2−ビス(N−フェニル−N−1”−ナフ
チル−4’−アミノフェニル)−3,6−ジフェニル−
4,5−ジ(4”’−ベンジルオキシフェニル)ベンゼ
ン 107.1,2−ビス(N−フェニル−N−1”−ナフ
チル−4’−アミノフェニル)−3,6−ジ(3”’−
フェニルフェニル)−4,5−ジフェニルベンゼン 108.1,2−ビス(N−フェニル−N−1”−ナフ
チル−4’−アミノフェニル)−3,6−ジ(1"'−ナ
フチル)−4,5−ジフェニルベンゼン 109.1,2−ビス(N−フェニル−N−1”−ナフ
チル−4’−アミノフェニル)−3−フェニルベンゼン 110.1−(N−フェニル−N−2”−ナフチル−
4’−アミノフェニル)−2−(N’−フェニル−N’
−1””−ナフチル−4”’−アミノフェニル)−3,
4,5,6−テトラフェニルベンゼン 111.1−(N,N−ジフェニル−4’−アミノフェ
ニル)−2−(N’,N’−ジフェニル−3 −アミノ
フェニル)−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 112.1−(N,N−ジ−2”−ナフチル−4’−ア
ミノフェニル)−2−(N’,N’−ジフェニル−
4”’−アミノフェニル)−3,4,5,6−テトラフ
ェニルベンゼン 113.1−(N,N−ジ−1”−ナフチル−4’−ア
ミノフェニル)−2−(N’,N’−ジフェニル−
3”’−アミノフェニル)−3,4,5,6−テトラフ
ェニルベンゼン 114.1−(N−フェニル−N−1”−ナフチル−
4’−アミノフェニル)−2−(N’−フェニル−
4”’−アミノフェニル)−3,4,5,6−テトラフ
ェニルベンゼン 115.1−(N−フェニル−N−4”−フェニルフェ
ニル−4’−アミノフェニル)−2−(N’−フェニル
−N’−4””−フェニルフェニル−3”’−アミノフ
ェニル)−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 116.1−(N−フェニル−N−3”−フェニルフェ
ニル−4’−アミノフェニル)−2−(N’−フェニル
−N’−1””−ナフチル−4”’−アミノフェニル)
−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 117.1−(N−フェニル−N−2”−フェニルフェ
ニル−4’−アミノフェニル)−2−(N’,N’−ジ
フェニル−”’−アミノフェニル)−3,4,5,6−
テトラフェニルベンゼン 118.1−(N−フェニル−N−4”−シクロヘキシ
ルフェニル−4’−アミノフェニル)−2−(N’,
N’−ジフェニル−4”’−アミノフェニル)−3,
4,5,6−テトラフェニルベンゼン 119.1−(N−フェニル−N−3”−シクロヘキシ
ルフェニル−4’−アミノフェニル)−2−(N’−フ
ェニル−N’−1””−ナフチル−4”’−アミノフェ
ニル)−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 120.1−(N−フェニル−N−2”−ナフチル−
4’−アミノフェニル)−2−(N’−フェニル−N’
−2””−ナフチル−3”’−アミノフェニル)−3,
4,5,6−テトラフェニルベンゼン 121.1−(N−フェニル−N−9”−アントラセニ
ル−4’−アミノフェニル)−2−(N’,N’−ジフ
ェニル−4”’−アミノフェニル)−3,4,5,6−
テトラフェニルベンゼン 122.1−(N−フェニル−N−9”−アントラセニ
ル−4’−アミノフェニル)−2−(N’−フェニル−
N’−9””−アントラセニル−3”’−アミノフェニ
ル)−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 123.1−(N−フェニル−N−9”−フェナントレ
ニル−4’−アミノフェニル)−2−(N’−フェニル
−N’−9””−フェナントレニル−3”’−アミノフ
ェニル)−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 124.1−(N−フェニル−N−2”−キノリニル−
4’−アミノフェニル)−2−(N’,N’−ジフェニ
ル−3”’−アミノフェニル)−3,4,5,6−テト
ラフェニルベンゼン 125.1−(N−フェニル−N−1”−ピレニル−
4’−アミノフェニル)−2−(N’,N’−ジフェニ
ル−4”’−アミノフェニル)−3,4,5,6−テト
ラフェニルベンゼン 126.1−(N−2”−ナフチル−N−4”’−フェ
ニルフェニル−4’−アミノフェニル)−2−(N’,
N’−ジフェニル−4””−アミノフェニル)−3,
4,5,6−テトラフェニルベンゼン 127.1−(N−2”−ナフチル−N−4”’−シク
ロヘキシルフェニル−4’−アミノフェニル)−2−
(N’,N’−ジフェニル−4””−アミノフェニル)
−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 128.1−(N−2”−ナフチル−N−1”’−ナフ
チル−4’−アミノフェニル)−2−(N’,N’−ジ
−1””’−ナフチル−3””−アミノフェニル)−
3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 129.1−(N−2”−ナフチル−N−9”’−アン
トラセニル−4’−アミノフェニル)−2−(N’,
N’−ジフェニル−4””−アミノフェニル)−3,
4,5,6−テトラフェニルベンゼン 130.1−(N−2”−ナフチル−N−9”’−フェ
ナントレニル−4’−アミノフェニル)−2−(N’,
N’−ジ−4””’−フェニルフェニル−4””−アミ
ノフェニル)−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼ
ン 131.1−(N−2”−ナフチル−N−9”’−ピレ
ニル−4’−アミノフェニル)−2−(N’,N’−ジ
フェニル−3””−アミノフェニル)−3,4,5,6
−テトラフェニルベンゼン 132.1−(N−1”−ナフチル−N−4”’−フェ
ニルフェニル−4’−アミノフェニル)−2−(N’,
N’−ジ−3””’−フェニルフェニル−4””−アミ
ノフェニル)−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼ
ン 133.1−(N−1”−ナフチル−N−4”’−シク
ロヘキシルフェニル−4’−アミノフェニル)−2−
(N’,N’−ジフェニル−4””−アミノフェニル)
−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 134.1−(N−1”−ナフチル−N−2”’−フェ
ニルフェニル−4’−アミノフェニル)−2−(N’,
N’−ジフェニル−4””−アミノ−3””−メチルフ
ェニル)−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 135.1−(N−1”−ナフチル−N−9”’−アン
トラセニル−4’−アミノフェニル)−2−(N’,
N’−ジフェニル−4””−アミノフェニル)−3,
4,5,6−テトラフェニルベンゼン 136.1−(N−1”−ナフチル−N−9”’−フェ
ナントレニル−4’−アミノフェニル)−2−(N’−
1””’−ナフチル−N’−9”””−フェナントレニ
ル−3”””’−アミノフェニル)−3,4,5,6−
テトラフェニルベンゼン 137.1−(N−1”−ナフチル−N−1”’−ピレ
ニル−4’−アミノフェニル)−2−(N’−フェニル
−N’−1””’−ピレニル−4””−アミノフェニ
ル)−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 138.1−(N−フェニル−N−2”−ナフチル−
3’−アミノフェニル)−2−(N’,N’−ジフェニ
ル−2”’−アミノフェニル)−3,4,5,6−テト
ラフェニルベンゼン 139.1,2−ビス(N−フェニル−N−2”−ナフ
チル−2’−アミノフェニル)−2−(N’,N’−ジ
フェニル−2”’−アミノフェニル)−3,4,5,6
−テトラフェニルベンゼン 140.1,2−ビス(N−フェニル−N−1”−ナフ
チル−3’−アミノフェニル)−2−(N’,N’−ジ
フェニル−3”’−アミノフェニル)−3,4,5,6
−テトラフェニルベンゼン 141.1,2−ビス(N−フェニル−N−1”−ナフ
チル−2’−アミノフェニル)−2−(N’,N’−ジ
フェニル−2”’−アミノフェニル)−3,4,5,6
−テトラフェニルベンゼン 142.1−(N−3”−メチルフェニル−N−1”’
−ナフチル−4’−アミノフェニル)−2−(N’,
N’−ジフェニル−3””−アミノフェニル)−3,
4,5,6−テトラフェニルベンゼン 143.1−(N−2”,5”−ジメチルフェニル−N
−2”’−ナフチル−4’−アミノフェニル)−2−
(N’,N’−ジフェニル−4””−アミノフェニル)
−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 144.1−(N−3”−シクロブチルオキシフェニル
−N−1”’−ナフチル−4’−アミノフェニル)−2
−(N’,N’−ジフェニル−4””−アミノフェニ
ル)−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 145.1−(N−2”−フルオロフェニル−N−
1”’−ナフチル−4’−アミノフェニル)−2−
(N’,N’−ジフェニル−4””−アミノフェニル)
−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 146.1−(N−メチル−N−1”−ナフチル−4’
−アミノフェニル)−2−(N’−エチル−N’−フェ
ニル−4”’−アミノフェニル)−3,4,5,6−テ
トラフェニルベンゼン 147.1−(N−n−ブチル−N−1”−ナフチル−
4’−アミノフェニル)−2−(N’,N’−ジフェニ
ル−4”’−アミノフェニル)−3,4,5,6−テト
ラフェニルベンゼン 148.1−(N−ベンジル−N−1”−ナフチル−
4’−アミノフェニル)−2−(N’,N’−ジメチル
−3”’−アミノフェニル)−3,4,5,6−テトラ
フェニルベンゼン 149.1−(N−シクロヘキシル−N−1”−ナフチ
ル−4’−アミノフェニル)−2−(N’−シクロヘキ
シル−N’−1”’−ナフチル−3””−アミノフェニ
ル)−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 150.1−(N−イソプロピル−N−2”−ナフチル
−4’−アミノフェニル)−2−(N’,N’−ジフェ
ニル−4”’−アミノフェニル)−3,4,5,6−テ
トラフェニルベンゼン 151.1−(N−フェニル−4’−アミノフェニル)
−2−(N’,N’−ジ−1”’−ナフチル−3”−ア
ミノフェニル)−3,4,5,6−テトラフェニルベン
ゼン 152.1−(N−1”−ナフチル−4’−アミノフェ
ニル)−2−(N’,N’−ジ−1””−ナフチル−
3”’−アミノフェニル)−3,4,5,6−テトラフ
ェニルベンゼン 153.1−(N−n−ヘキシル−4’−アミノフェニ
ル)−2−(N’,N’−ジフェニル−3”−アミノフ
ェニル)−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 154.1−(N−4”−ブロモベンジル−4’−アミ
ノフェニル)−2−(N’,N’−ジフェニル−4”’
−アミノフェニル)−3,4,5,6−テトラフェニル
ベンゼン 155.1−(4’−アミノフェニル)−2−(3”−
アミノフェニル)−3,4,5,6−テトラフェニルベ
ンゼン 156.1−(3’−アミノフェニル)−2−(N’,
N’−ジフェニル−3”−アミノフェニル)−3,4,
5,6−テトラフェニルベンゼン 157.1−(2’−アミノフェニル)−2−(N’,
N’−ジシクロヘキシル−3”−アミノフェニル)−
3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 158.1−(N−フェニル−N−2”−ナフチル−
4’−アミノ−1’−ナフチル)−2−(N’,N’−
ジフェニル−4”’−アミノフェニル)−3,4,5,
6−テトラフェニルベンゼン 159.1−(N,N−ジフェニル−4’−アミノ−
1’−ナフチル)−2−(N’,N’−ジフェニル−
3”−アミノフェニル)−3,4,5,6−テトラフェ
ニルベンゼン 160.1−(N,N−ジフェニル−4’−アミノ−
1’−ナフチル)−2−(N’,N’−ジフェニル−
3”−アミノ−1”−ナフチル)−3,4,5,6−テ
トラフェニルベンゼン 161.1−(N,N−ジ−2”−ナフチル−4’−ア
ミノ−2’−ナフチル)−2−(N’,N’−ジ−
2””−ナフチル−3”’−アミノフェニル)−3,
4,5,6−テトラフェニルベンゼン 162.1−(N,N−ジ−1”−ナフチル−4’−ア
ミノ−1’−ナフチル)−2−(N’,N’−ジフェニ
ル−3”’−アミノフェニル)−3,4,5,6−テト
ラフェニルベンゼン 163.1,2−ビス(N−フェニル−N−1”−ナフ
チル−3’−アミノ−2’−ナフチル)−2−(N’,
N’−ジフェニル−4”’−アミノフェニル)−3,
4,5,6−テトラフェニルベンゼン 164.1−(N−フェニル−N−4”−フェニルフェ
ニル−4’−アミノ−1’−ナフチル)−2−(N’,
N’−ジフェニル−4”’−アミノ−1”’−フェニ
ル)−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 165.1−(N−フェニル−N−3”−フェニルフェ
ニル−3’−アミノ−2’−ナフチル)−2−(N’,
N’−ジフェニル−4”’−アミノ−1”’−ナフチ
ル)−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 166.1−(N−フェニル−N−2”−フェニルフェ
ニル−2’−アミノ−1’−ナフチル)−2−(N’,
N’−ジフェニル−4”’−アミノフェニル)−3,
4,5,6−テトラフェニルベンゼン 167.1−(N−フェニル−N−4”−シクロヘキシ
ルフェニル−3’−アミノ−2’−ナフチル)−2−
(N’,N’−ジ−4””−シクロヘキシルフェニル−
4”’−アミノフェニル)−3,4,5,6−テトラフ
ェニルベンゼン 168.1−(N−フェニル−N−3”−シクロヘキシ
ルフェニル−4’−アミノ−1’−ナフチル)−2−
(N’,N’−ジフェニル−3”’−アミノフェニル)
−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 169.1−(N−フェニル−N−2”−アントラセニ
ル−3’−アミノ−1’−ナフチル)−2−(N’,
N’−ジフェニル−4””−アミノフェニル)−3,
4,5,6−テトラフェニルベンゼン 170.1−(N−フェニル−N−9”−アントラセニ
ル−3’−アミノ−2’−ナフチル)−2−(N’−フ
ェニル−N’−9””−ジフェニル−4”’−アミノ−
1”’−ナフチル)−3,4,5,6−テトラフェニル
ベンゼン 171.1−(N−フェニル−N−9”−フェナントレ
ニル−4’−アミノ−1’−ナフチル)−2−(N’,
N’−ジフェニル−4”’−アミノ−2”’−フェニル
フェニル)−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 172.1−(N−2”−ナフチル−N−4”’−フェ
ニルフェニル−4’−アミノ−1’−ナフチル)−2−
(N’,N’−ジフェニル−3””−アミノフェニル)
−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 173.1−(N−2”−ナフチル−N−4”’−シク
ロヘキシルフェニル−4’−アミノ−1’−ナフチル)
−2−(N’,N’−ジフェニル−4””−アミノフェ
ニル)−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 174.1−(N−2”−ナフチル−N−1”’−ナフ
チル− 4’−アミノ−1’−ナフチル)−2−
(N’,N’−ジフェニル−4””−アミノフェニル)
−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 175.1−(N−1”−ナフチル−N−4”’−フェ
ニルフェニル− 4’−アミノ−1’−ナフチル)−2
−(N’,N’−ジフェニル−4””−アミノフェニ
ル)−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 176.1−(N−1”−ナフチル−N−4”’−シク
ロヘキシルフェニル−4’−アミノ−1’−ナフチル)
−2−(N’,N’−ジフェニル−4””−アミノフェ
ニル)−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 177.1−(N−1”−ナフチル−N−2”’−フェ
ニルフェニル− 4’−アミノ−1’−ナフチル)−2
−(N’,N’−ジ−1””’−ナフチル−4””−ア
ミノフェニル)−3,4,5,6−テトラフェニルベン
ゼン 178.1−(N−1”−ナフチル−N−9”’−アン
トラセニル− 4’−アミノ−1’−ナフチル)−2−
(N’,N’−ジフェニル−4””−アミノフェニル)
−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 179.1−(N−1”−ナフチル−N−9”’−フェ
ナントレニル− 4’−アミノ−1’−ナフチル)−2
−(N’,N’−ジフェニル−4””−アミノフェニ
ル)−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 180.1−(N−フェニル−N−2”−ナフチル−
9’−アミノ−10’−アントラセニル)−2−
(N’,N’−ジフェニル−4”’−アミノフェニル)
−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 181.1−(N−フェニル−N−2”−ナフチル−
4’−アミノ−1’−ナフチル)−2−(N’―フェニ
ル−N’−2””−ナフチル−9”’−アミノ−1
0”’−アントラセニル)−3,4,5,6−テトラフ
ェニルベンゼン 182.1−(N−フェニル−N−1”−ナフチル−
9’−アミノ−10’−アントラセニル)−2−
(N’,N’−ジフェニル−3”’−アミノフェニル)
−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 183.1−(N−3”−メチルフェニル−N−1”’
−ナフチル− 4’−アミノ−1’−ナフチル)−2−
(N’,N’−ジフェニル−4””−アミノフェニル)
−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 184.1−(N−2”,5”−ジメチルフェニル−N
−2”’−ナフチル−4’−アミノ−1’−ナフチル)
−2−(N’,N’−ジフェニル−4””−アミノフェ
ニル)−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 185.1−(N−メチル−N−1”−ナフチル−
4’−アミノ−1’−ナフチル)−2−(N’,N’−
ジフェニル−4”’−アミノフェニル)−3,4,5,
6−テトラフェニルベンゼン 186.1−(N−n−ブチル−N−1”−ナフチル−
4’−アミノ−1’−ナフチル)−2−(N’,N’
−ジ−n−ブチル−3”’−アミノフェニル)−3,
4,5,6−テトラフェニルベンゼン 187.1−(N−ベンジル−N−1”−ナフチル−
4’−アミノ−1’−ナフチル)−2−(N’,N’−
ジフェニル−4””−アミノフェニル)−3,4,5,
6−テトラフェニルベンゼン 188.1−(N−シクロヘキシル−N−1”−ナフチ
ル− 4’−アミノ−1’−ナフチル)−2−(N’,
N’−ジシクロヘキシル−3””−アミノフェニル)−
3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 189.1−(N−イソプロピル−N−2”−ナフチル
−4’−アミノ−1’−ナフチル)−2−(N’,N’
−ジフェニル−4”’−アミノフェニル)−3,4,
5,6−テトラフェニルベンゼン 190.1−(N−フェニル−4’−アミノ−1’−ナ
フチル)−2−(N’,N’−ジフェニル−4”−アミ
ノフェニル)−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼ
ン 191.1−(N−1”−ナフチル−9’−アミノ−1
0’−アントラセニル)−2−(N’,N’−ジフェニ
ル−4”−アミノ−1”−ナフチル)−3,4,5,6
−テトラフェニルベンゼン 192.1−(N−n−ヘキシル−4’−アミノ−1’
−ナフチル)−2−(N’,N’−ジフェニル−4”−
アミノフェニル)−3,4,5,6−テトラフェニルベ
ンゼン 193.1−(N−4”−フルオロベンジル−4’−ア
ミノ−1’−ナフチル)−2−(N’,N’−ジフェニ
ル−9”−アミノ−10”−アントラセニル)−3,
4,5,6−テトラフェニルベンゼン 194.1−(4’−アミノ−1’−ナフチル)−2−
(N’,N’−ジフェニル−9”−アミノ−10”−ア
ントラセニル)−3,4,5,6−テトラフェニルベン
ゼン 195.1−(9’−アミノ−10’−アントラセニ
ル)−2−(N’,N’−ジフェニル−4”−アミノフ
ェニル)−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 196.1−(N−フェニル−N−2”−ナフチル−
4’−アミノ−2’,5’−ジメチルフェニル)−2−
(N’,N’−ジフェニル−4”’−アミノフェニル)
−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 197.1−(N−フェニル−N−2”−ナフチル−
3’−アミノ−5’−フェニルフェニル)−2−
(N’,N’−ジフェニル−4”’−アミノフェニル)
−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 198.1−(N−フェニル−N−1”−ナフチル−
4’−アミノ−2’−フェニルフェニル)−2−
(N’,N’−ジフェニル−3”’−アミノフェニル)
−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 199.1−(N−フェニル−N−1”−ナフチル−
4’−アミノ−2’−tert-ブチルフェニル)−2−
(N’,N’−ジフェニル−3”’−アミノフェニル)
−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン 200.1−(N−フェニル−N−4”−フェニルフェ
ニル−2’−アミノ−4’−sec−ブチルフェニル)−
2−(N’,N’−ジ−1””−ナフチル−3”’−ア
ミノフェニル)−3,4,5,6−テトラフェニルベン
ゼン 201.1−(N−フェニル−N−9”−フェナントレ
ニル−4’−アミノ−5’−ベンジルオキシフェニル)
−2−(N’,N’−ジフェニル−4”’−アミノ−
2”−メチルフェニル)−3,4,5,6−テトラフェ
ニルベンゼン 202.1−(N,N−ジ−1”−ナフチル−4’−ア
ミノ−2’−メチル−1’−ナフチル)−2−(N’,
N’−ジフェニル−4”’−アミノフェニル)−3,
4,5,6−テトラフェニルベンゼン 203.1−(N−フェニル−N−1”−ナフチル−
4’−アミノフェニル)−2−(N’,N’−ジフェニ
ル−4”’−アミノフェニル)−4,5−ジフェニルベ
ンゼン 204.1−(N−フェニル−N−1”−ナフチル−
4’−アミノフェニル)−2−(N’,N’−ジフェニ
ル−3”’−アミノフェニル)−3,6−ジフェニルベ
ンゼン 205.1−(N−フェニル−N−1”−ナフチル−
4’−アミノフェニル)−2−(N’,N’−ジフェニ
ル−4”’−アミノフェニル)ベンゼン 206.1−(N−フェニル−N−1”−ナフチル−
4’−アミノフェニル)−2−(3”’−アミノフェニ
ル)−4,5−ジメチルベンゼン 207.1−(N−フェニル−N−1”−ナフチル−
4’−アミノフェニル)−2−(N’,N’−ジフェニ
ル−3”’−アミノフェニル)−3−フルオロ−4,
5,6−トリフェニルベンゼン 208.1−(N−フェニル−N−1”−ナフチル−
4’−アミノフェニル)−2−(N’,N’−ジフェニ
ル−3”’−アミノフェニル)−3,6−ジシアノベン
ゼン 209.1−(N−フェニル−N−1”−ナフチル−
4’−アミノフェニル)−2−(N’,N’−ジフェニ
ル−4”’−アミノ−1”’−ナフチル)−3,6−ジ
-tert-ブチルベンゼン 210.1−(N−フェニル−N−1”−ナフチル−
4’−アミノフェニル)−2−(N’,N’−ジフェニ
ル−3”’−アミノフェニル)−3,6−ジシクロヘキ
シル−4,5−ジフェニルベンゼン 211.1−(N−フェニル−N−1”−ナフチル−
4’−アミノフェニル)−2−(N’,N’−ジフェニ
ル−3”’−アミノフェニル)−3,5−ジ−n−ノニ
ルベンゼン 212.1−(N−フェニル−N−1”−ナフチル−
4’−アミノフェニル)−2−(N’,N’−ジフェニ
ル−4”’−アミノフェニル)−3,6−ジフェニル−
4,5−ジメチルベンゼン 213.1−(N−フェニル−N−1”−ナフチル−
4’−アミノフェニル)−2−(N’,N’−ジフェニ
ル−4”’−アミノフェニル)−3,6−ジ(4””−
フェニルフェニル)−4,5−ジフェニルベンゼン 214.1−(N−フェニル−N−1”−ナフチル−
4’−アミノフェニル)−2−(N’,N’−ジフェニ
ル−3”’−アミノフェニル)−3,6−ジ(4””−
メチルフェニル)−4,5−ジフェニルベンゼン 215.1−(N−フェニル−N−1”−ナフチル−
4’−アミノフェニル)−2−(N’,N’−ジフェニ
ル−4”’−アミノフェニル)−3,6−ジ(4””−
フルオロフェニル)−4,5−ジフェニルベンゼン 216.1−(N−フェニル−N−1”−ナフチル−
4’−アミノフェニル)−2−(N’,N’−ジフェニ
ル−3”’−アミノフェニル)−3,6−ジ(3””−
エトキシフェニル)−4,5−ジフェニルベンゼン 217.1−(N−フェニル−N−1”−ナフチル−
4’−アミノフェニル)−2−(N’,N’−ジフェニ
ル−3”’−アミノフェニル)−3,6−ジフェニル−
4,5−ジ(4””−ベンジルオキシフェニル)ベンゼ
ン 218.1−(N−フェニル−N−1”−ナフチル−
4’−アミノフェニル)−2−(N’,N’−ジフェニ
ル−4”’−アミノ−1”’−ナフチル)−3,6−ジ
(3””−フェニルフェニル)−4,5−ジフェニルベ
ンゼン
【0092】本発明の一般式(1)で表されるアミン化
合物は例えば、以下に示す工程により製造することがで
きる。
【0093】一般式(1)で表されるアミン化合物の製
造(化11)
【0094】
【化11】
【0095】すなわち、一般式(3)で表されるジフェ
ニルアセチレン誘導体と、一般式(4)で表されるシク
ロペンタジエノン誘導体を反応させることで製造するこ
とができる。尚、反応は、溶媒(例えば、トルエン、ベ
ンゼン、キシレン、ナフタレン、テトラリン、クロロベ
ンゼン、ジクロロベンゼン、ニトロベンゼン等の芳香族
系溶媒、N,N−ジメチルイミダゾリジノン、N−メチ
ルピロリドン、ジエチレングリコールジメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチ
レングリコール等の極性溶媒)中で実施してもよく、ま
た、無溶媒条件で実施してもよい。反応温度は、室温か
ら、生成物の分解温度までの任意の温度で実施すること
が可能であるが、好ましくは、100℃以上、生成物の
分解温度以下であり、より好ましくは、150℃以上3
00℃以下である。
【0096】また、一般式(1)で表されるアミン化合
物は、A11〜A15およびA21〜A25の少なくとも一つづ
つが式(2)で表される基である一般式(3)で表され
るジフェニルアセチレン誘導体から製造してもよく、ま
た、式(2)で表されるアミノ基に変換可能な基(例え
ば、ハロゲン原子、ニトロ基、ヒドロキシ基)をA11
15およびA21〜A25に少なくとも一つづつ有する一般
式(3’)で表されるジフェニルアセチレン誘導体から
一般式(1’)で表される前駆体を製造し、その後、公
知の方法により、式(2)で表されるアミノ基へ変換可
能な基を式(2)で表されるアミノ基へ変換して、一般
式(1)で表される化合物を製造する方法(化12)に
より製造してもよい。
【0097】
【化12】
【0098】〔式中、A’11〜A’15およびA’21
A’25はA11〜A15およびA21〜A25と同じ意味を表
し、A’11〜A’15の少なくとも一つ、およびA’21
A’25の少なくとも一つは式(2)で表されるアミノ基
に変換可能な基を表し、X1、X2、X3およびX4、A11
〜A15およびA21〜A25は前述の意味を表す〕 すなわち、一般式(1’)において、A’11〜A’15
少なくとも一つ、およびA’21〜A’25の少なくとも一
つがハロゲン原子である場合には、一般式(1’)で表
される化合物と、一般式(5)で表されるアミン誘導体
(式中、Y1およびY2は前述の意味を表す)を反応させ
ることにより一般式(1)で表される化合物を製造する
ことができる(化13)。
【0099】
【化13】
【0100】尚、一般式(5)で表される化合物と一般
式(1’)で表される化合物との反応は、例えば、塩
基(例えば、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、カリウム
−tert-ブトキシド)および、銅触媒(例えば、銅紛、
銅/青銅紛、塩化銅、臭化銅、ヨウ化銅)の存在下に極
性溶媒(例えばスルホラン、N,N−ジメチルホルムア
ルデヒド、ジクロロベンゼン、ニトロベンゼン)中で実
施する方法(ウルマン反応)、パラジウム触媒〔例え
ば、酢酸パラジウム/トリt-ブチルホスフィン、酢酸パ
ラジウム/トリフェニルホスフィン、トリス(ジベンジ
リデンアセトン)ジパラジウム/トリ−tert-ブチルホ
スフィン、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジ
ウム/ジ−tert−ブチル−o−ビフェニルホスフィン、
トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム/ジシ
クロヘキシル−o−ビフェニルホスフィン、テトラキス
(トリフェニルホスフィン)パラジウム、ジクロロビス
(トリフェニルホスフィン)パラジウム〕および塩基
(例えば、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸セリウ
ム、カリウム-tert−ブトキシド、ナトリウム-tert−ブ
トキシド)の存在下、不活性ガス気流下に溶媒(例え
ば、トルエン、キシレン、1,4−ジオキサン、テトラ
ヒドロフラン)中で反応させる方法等により実施するこ
とができる。
【0101】また、一般式(1’)においてA’11
A’15の少なくとも一つ、およびA’ 21〜A’25の少な
くとも一つがニトロ基である場合には、公知の方法によ
りニトロ基を還元(例えば、イソプロパノール等のアル
コール溶媒中での還元鉄による還元、水素雰囲気下、パ
ラジウム/炭素等のパラジウム触媒による還元)し、ア
ミノ基とした後、一般式(6)または一般式(6’)で
表されるハロゲン化化合物(式中、Y1およびY2は前述
の意味を表し、X’はハロゲン原子を表す)と反応させ
る方法(化14)により一般式(1)で表される化合物
を製造することができる。
【0102】
【化14】
【0103】さらに、一般式(1’)において、A’11
〜A’15およびA’21〜A’25の少なくとも一つづつが
ヒドロキシ等の場合には、トリフルオロメタンスルホン
酸エステル、p−トルエンスルホン酸エステル等へ変換
した後、一般式(5)で表されるアミン化合物と反応さ
せることにより一般式(1)で表されるアミン化合物を
製造することができる。
【0104】次に本発明の有機電界発光素子ついて説明
する。本発明の有機電界発光素子は、一対の電極間に、
一般式(1)で表されるアミン化合物および/または一
般式(2)で表されるアミン化合物を少なくとも1種含
有する層を少なくとも一層挟持してなるものである。有
機電界発光素子は、通常一対の電極間に少なくとも1種
の発光成分を含有する発光層を少なくとも一層挟持して
なるものである。発光層に使用する化合物の正孔注入お
よび正孔輸送、電子注入および電子輸送の各機能レベル
を考慮し、所望に応じて、正孔注入成分を含有する正孔
注入輸送層および/または電子注入輸送成分を含有する
電子注入輸送層を設けることもできる。
【0105】例えば、発光層に使用する化合物の正孔注
入機能、正孔輸送機能および/または電子注入機能、電
子輸送機能が良好な場合には、発光層が正孔注入輸送層
および/または電子注入輸送層を兼ねた型の素子構成と
して一層型の素子構成とすることができる。また、発光
層が正孔注入機能および/または正孔輸送機能に乏しい
場合には発光層の陽極側に正孔注入輸送層を設けた二層
型の素子構成、発光層が電子注入機能および/または電
子輸送機能に乏しい場合には発光層の陰極側に電子注入
輸送層を設けた二層型の素子構成とすることができる。
さらには発光層を正孔注入輸送層と電子注入輸送層で挟
み込んだ構成の三層型の素子構成とすることも可能であ
る。
【0106】また、正孔注入輸送層、電子注入輸送層お
よび発光層のそれぞれの層は、一層構造であっても多層
構造であってもよく、正孔注入輸送層および電子注入輸
送層は、それぞれの層において、注入機能を有する層と
輸送機能を有する層を別々に設けて構成することもでき
る。
【0107】本発明の有機電界発光素子において、一般
式(1)で表されるアミン化合物および/または一般式
(2)で表されるアミン化合物は、正孔注入輸送層およ
び/または発光層の構成成分として使用することが好ま
しく、正孔注入輸送層の構成成分として使用することが
より好ましい。本発明の有機電界発光素子において、一
般式(1)で表されるアミン化合物および/または一般
式(2)で表されるアミン化合物は、単独で使用しても
よく、また複数併用してもよい。
【0108】本発明の有機電界発光素子の構成として
は、特に限定されるものではないが、例えば、(A)陽
極/正孔注入輸送層/発光層/電子注入輸送層/陰極型
素子(図1)、(B)陽極/正孔注入輸送層/発光層/
陰極型素子(図2)、(C)陽極/発光層/電子注入輸
送層/陰極型素子(図3)、(D)陽極/発光層/陰極
型素子(図4)、などを挙げることができる。さらに
は、発光層を電子注入輸送層で挟み込んだ形の(E)陽
極/正孔注入輸送層/電子注入輸送層/発光層/電子注
入輸送層/陰極型素子(図5)とすることもできる。ま
た、(D)の型の素子構成としては、発光層として発光
成分を一層形態で一対の電極間に挟持させた型の素子、
(F)発光層として正孔注入輸送成分、発光成分および
電子注入成分を混合させた一層形態で一対の電極間に挟
持させた型の素子(図6)、(G)発光層として正孔注
入輸送成分および発光成分を混合させた一層形態で一対
の電極間に挟持させた型の素子(図7)、(H)発光層
として発光成分および電子注入成分を混合させた一層形
態で一対の電極間に挟持させた型の素子(図8)のいず
れであってもよい。
【0109】本発明の有機電界発光素子は、これらの素
子構成に限定されるものではなく、それぞれの型の素子
において、正孔注入輸送層、発光層、電子注入輸送層を
複数設けることも可能である。また、それぞれの型の素
子において、正孔注入輸送層を発光層との間に、正孔注
入輸送成分と発光成分の混合層および/または発光層と
電子注入輸送層との間に、発光成分と電子注入輸送成分
の混合層を設けることもできる。
【0110】好ましい有機電界発光素子の構成は、
(A)型素子、(B)型素子、(E)型素子、(F)型
素子または(G)型素子であり、より好ましくは、
(A)型素子、(B)型素子または(G)型素子であ
る。
【0111】以下、本発明の有機電界発光素子の構成要
素に関し、詳細に説明する。なお、例として(図1)に
示す(A)陽極/正孔注入輸送層/発光層/電子注入輸
送層/陰極型素子を取り上げて説明する。
【0112】(図1)において、1は基板、2は陽極、
3は正孔注入輸送層、4は発光層、5は電子注入輸送
層、6は陰極、7は電源を示す。
【0113】本発明の有機電界発光素子は基板1に支持
されていることが好ましく、基板としては、特に限定さ
れるものではないが、透明ないし半透明である基板が好
ましく、材質としては、ソーダライムガラス、ボロシリ
ケートガラス等のガラスおよびポリエステル、ポリカー
ボネート、、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポ
リアクリレート、ポリメチルメタクリレート、ポリプロ
ピレン、ポリエチレン等の透明性高分子が挙げられる。
また、半透明プラスチックシート、石英、透明セラミッ
クスあるいはこれらを組み合わせた複合シートからなる
基板を使用することもできる。さらに、基板に、例え
ば、カラーフィルター膜、色変換膜、誘電体反射膜を組
み合わせて、発光色をコントロールすることもできる。
陽極2としては、仕事関数の比較的大きい金属、合金ま
たは導電性化合物を電極材料として使用することが好ま
しい。陽極に使用する電極材料としては、例えば、金、
白金、銀、銅、コバルト、ニッケル、パラジウム、バナ
ジウム、タングステン、酸化インジウム(In2O
3)、酸化錫(SnO2)、酸化亜鉛、ITO(インジ
ウム・チン・オキサイド:Indium Tin Ox
ide)、ポリチオフェン、ポリピロールなどを挙げる
ことができる。これらの電極材料は単独で使用してもよ
く、あるいは複数併用してもよい。
【0114】陽極は、これらの電極材料を、例えば、蒸
着法、スパッタリング法等の方法により、基板の上に形
成することができる。
【0115】また、陽極は一層構造であってもよく、あ
るいは多層構造であってもよい。陽極のシート電気抵抗
は、好ましくは、数百Ω/□以下、より好ましくは、5
〜50Ω/□程度に設定する。
【0116】陽極の厚みは使用する電極材料の材質にも
よるが、一般に、5〜1000nm程度、より好ましく
は、10〜500nm程度に設定する。
【0117】正孔注入輸送層3は、陽極からの正孔(ホ
ール)の注入を容易にする機能、および注入された正孔
を輸送する機能を有する化合物を含有する層である。
【0118】正孔注入輸送層は、一般式(1)で表され
る化合物、一般式(2)で表される化合物および/また
は他の正孔注入輸送機能を有する化合物(例えば、フタ
ロシアニン誘導体、トリアリールアミン誘導体、トリア
リールメタン誘導体、オキサゾール誘導体、ヒドラゾン
誘導体、スチルベン誘導体、ピラゾリン誘導体、ポリシ
ラン誘導体、ポリフェニレンビニレンおよびその誘導
体、ポリチオフェンおよびその誘導体、ポリ−N−ビニ
ルカルバゾールなど)を少なくとも1種使用して形成す
ることができる。正孔注入輸送機能を有する化合物は、
単独で使用してもよく、または複数併用してもよい。
【0119】本発明の有機電界発光素子は、好ましく
は、正孔注入輸送層に一般式(1)で表されるアミン化
合物および/または一般式(2)で表されるアミン化合
物を含有する。本発明の有機電界発光素子において使用
することができる本発明の一般式(1)で表されるアミ
ン化合物および/または一般式(2)で表されるアミン
化合物以外の正孔注入輸送機能を有する化合物として
は、トリアリールアミン誘導体(例えば、4,4’−ビ
ス〔N−フェニル−N−(4”−メチルフェニル)アミ
ノ〕ビフェニル、4,4’−ビス〔N−フェニル−N−
(3”−メチルフェニル)アミノ〕ビフェニル、4,
4’−ビス〔N−フェニル−N−(3”−メトキシフェ
ニル)アミノ〕ビフェニル、4,4’−ビス〔N−フェ
ニル−N−(1”−ナフチル)アミノ〕ビフェニル、
3,3’−ジメチル−4,4’−ビス〔N−フェニル−
N−(3”−メチルフェニル)アミノ〕ビフェニル、
1,1−ビス〔4’−[N,N−ジ(4”−メチルフェ
ニル)アミノ]フェニル〕シクロヘキサン、9,10−
ビス〔N−(4’−メチルフェニル)−N−(4”−n
−ブチルフェニル)アミノ〕フェナントレン、3,8−
ビス(N,N−ジフェニルアミノ)−6−フェニルフェ
ナントリジン、4−メチル−N,N−ビス〔4”、
4”’−ビス[N’,N’−ジ(4−メチルフェニル)
アミノ]ビフェニル−4−イル〕アニリン、N,N’−
ビス〔4−(ジフェニルアミノ)フェニル〕−N,N’
−ジフェニル−1,3−ジアミノベンゼン、N,N’−
ビス〔4−(ジフェニルアミノ)フェニル〕−N,N’
−ジフェニル−1,4−ジアミノベンゼン、5,5”−
ビス〔4−(ビス[4−メチルフェニル]アミノ〕フェ
ニル−2,2’:5’,2”−ターチオフェン、1,
3,5−トリス(ジフェニルアミノ)ベンゼン、4,
4’,4”−トリス(N−カルバゾリイル)トリフェニ
ルアミン、4,4’,4”−トリス〔N,N−ビス
(4”’−tert−ブチルビフェニル−4””−イル)ア
ミノ〕トリフェニルアミン、1,3,5−トリス〔N−
(4’−ジフェニルアミノ〕ベンゼンなど、ポリチオフ
ェンおよびその誘導体、ポリ−N−ビニルカルバゾール
およびその誘導体がより好ましい。
【0120】一般式(1)で表されるアミン化合物およ
び/または一般式(2)で表されるアミン化合物と他の
正孔注入機能を有する化合物を併用する場合、正孔注入
輸送層中に占める一般式(1)で表されるアミン化合物
および/または一般式(2)で表されるアミン化合物の
含有量は、好ましくは、0.1重量%以上、より好まし
くは、0.5〜99.9重量%、さらに好ましくは3〜
97重量%である。発光層4は、正孔および電子の注入
機能、それらの輸送機能、正孔と電子の再結合により励
起子を生成させる機能を有する化合物を含有する層であ
る。
【0121】発光層は、一般式(1)で表されるアミン
化合物および/または一般式(2)で表されるアミン化
合物をホスト材料として、一般式(1)で表されるアミ
ン化合物および一般式(2)で表されるアミン化合物以
外の発光機能を有する化合物を少なくとも1種ゲスト材
料として使用して形成することができる。
【0122】一般式(1)で表されるアミン化合物およ
び一般式(2)で表されるアミン化合物以外の発光機能
を有する化合物(ゲスト材料)としては、例えば、アク
リドン誘導体、キナクリドン誘導体、ジケトピロロピロ
ール誘導体、多環芳香族化合物〔例えば、ルブレン、ア
ントラセン、テトラセン、ピレン、ペリレン、クリセ
ン、デカサイクレン、コロネン、テトラフェニルシクロ
ペンタジエン、ペンタフェニルシクロペンタジエン、
9,10−ジフェニルアントラセン、9,10−ビス
(フェニルエチニル)アントラセン、1,4−ビス
(9’−エチニルアントセニル)ベンゼン、4,4’−
ビス(9”−エチニルアントラセニル)ビフェニル、ジ
ベンゾ[f,f]ジインデノ[1,2,3-cd:1',2',3'-lm]ペ
リレン誘導体〕、トリアリールアミン誘導体(例えば、
正孔注入輸送機能を有する化合物として前述した化合物
を挙げることができる)、有機金属錯体〔例えば、トリ
ス(8−キノリノラート)アルミニウム、ビス(10−
ベンゾ[h]キノリノラート)ベリリウム、2−(2’
−ヒドロキシフェニル)ベンゾチアゾールの亜鉛塩、4
−ヒドロキシアクリジンの亜鉛塩、3−ヒドロキシフラ
ボンの亜鉛塩、5−ヒドロキシフラボンのベリリウム
塩、5−ヒドロキシフラボンのアルミニウム塩〕、スチ
ルベン誘導体〔例えば、1,1,4,4−テトラフェニ
ル−1,3−ブタジエン、4,4’−ビス(2,2−ジ
フェニルビニル)ビフェニル、4,4’−ビス[(1,
1,2−トリフェニル)エテニル]ビフェニル〕、クマ
リン誘導体(例えば、クマリン1、クマリン6、クマリ
ン7、クマリン30、クマリン106、クマリン13
8、クマリン151、クマリン152、クマリン15
3、クマリン307、クマリン311、クマリン31
4、クマリン334、クマリン338、クマリン34
3、クマリン500)、ピラン誘導体(例えば、DCM
1、DCM2)、オキサゾン誘導体(例えば、ナイルレ
ッド)、ベンゾチアゾール誘導体、ベンゾオキサゾール
誘導体、ベンゾイミダゾール夕動体、ピラジン誘導体、
ケイ皮酸エステル誘導体、ポリ−N−ビニルカルバゾー
ルおよびその誘導体、ポリチオフェンおよびその誘導
体、ポリフェニレンおよびその誘導体、ポリフルオレン
およびその誘導体、ポリフェニレンビニレンおよびその
誘導体、ポリビフェニレンビニレンおよびその誘導体、
ポリターフェニレンビニレンおよびその誘導体、ポリナ
フチレンビニレンおよびその誘導体、ポリチエニレンビ
ニレンおよびその誘導体等を挙げることができる。一般
式(1)で表されるアミン化合物および一般式(2)で
表されるアミン化合物以外の発光機能を有する化合物
(ゲスト材料)としては、アクリドン誘導体、キナクリ
ドン誘導体、多環芳香族化合物、トリアリールアミン誘
導体、有機金属錯体およびスチルベン誘導体が好まし
く、多環芳香族化合物、有機金属錯体がより好ましい。
【0123】本発明の有機電界発光素子は、好ましく
は、発光層に一般式(1)で表されるアミン化合物およ
び/または一般式(2)で表されるアミン化合物をホス
ト材料として含有する。
【0124】一般式(1)で表されるアミン化合物およ
び/または一般式(2)で表されるアミン化合物をホス
ト材料として、他の発光機能を有する化合物と併用する
場合、発光層中に占める一般式(1)で表されるアミン
化合物および/または一般式(2)で表されるアミン化
合物の含有率は、好ましくは、40.0%〜99.9%
であり、より好ましくは、60.0〜99.9重量%で
ある。
【0125】ゲスト材料の使用量は、一般式(1)で表
されるアミン化合物および/または一般式(2)で表さ
れるアミン化合物に対して0.001〜40重量%、好
ましくは、0.05〜30重量%、より好ましくは、
0.1〜20重量%である。また、ゲスト材料は、単独
で使用してもよく、複数併用してもよい。電子注入輸送
層5は、陰極からの電子の注入を容易にする機能および
/または注入された電子を輸送する機能を有する化合物
を含有する層である。
【0126】電子注入輸送層に使用される電子注入機能
を有する化合物としては、例えば、有機金属錯体、オキ
サジアゾール誘導体、トリアゾール誘導体、トリアジン
誘導体、ペリレン誘導体、キノリン誘導体、キノキサリ
ン誘導体、ジフェニルキノン誘導体、ニトロ置換フルオ
レノン誘導体、チオピランジオキサイド誘導体などを挙
げることができる。また、有機金属錯体としては、例え
ば、トリス(8−キノリノラート)アルミニウム等の有
機アルミニウム錯体、ビス(10−ベンゾ[h]キノリ
ノラート)ベリリウム等の有機ベリリウム錯体、5−ヒ
ドロキシフラボンのベリリウム塩、5−ヒドロキシフラ
ボンのアルミニウム塩等を挙げることができる。好まし
くは、有機アルミニウム錯体であり、より好ましくは、
置換または未置換の8−キノリノラート配位子を有する
有機アルミニウム錯体である。置換または未置換の8−
キノリラート配位子を有する有機アルミニウム錯体とし
ては、例えば、一般式(a)〜一般式(c)で表される
化合物を挙げることができる。
【0127】(Q)3−Al (a) (式中、Qは置換または未置換の8−キノリノラート配
位子を表す) (Q)2−Al−O−L’ (b) (式中、Qは置換または未置換の8−キノリノラート配
位子を表し、O−L’はフェノラート配位子を表し、
L’はフェニル基を有する炭素数6〜24の炭化水素基
を表す) (Q)2−Al−O−Al−(Q)2 (c) (式中、Qは置換または未置換の8−キノリノラート配
位子を表す)
【0128】置換または未置換の8−キノリノラート配
位子を有する有機アルミニウム錯体の具体例としては、
例えば、トリス(8−キノリノラート)アルミニウム、
トリス(4−メチル−8−キノリノラート)アルミニウ
ム、トリス(5−メチル−8−キノリノラート)アルミ
ニウム、トリス(3,4−ジメチル−8−キノリノラー
ト)アルミニウム、トリス(4,5−ジメチル−8−キ
ノリノラート)アルミニウム、トリス(4,6−ジメチ
ル−8−キノリノラート)アルミニウム、ビス(2−メ
チル−8−キノリノラート)(フェノラート)アルミニ
ウム、ビス(2−メチル−8−キノリノラート)(2−
メチルフェノラート)アルミニウム、ビス(2−メチル
−8−キノリノラート)(3−メチルフェノラート)ア
ルミニウム、ビス(2−メチル−8−キノリノラート)
(4−メチルフェノラート)アルミニウム、ビス(2−
メチル−8−キノリノラート)(2−フェニルフェノラ
ート)アルミニウム、ビス(2−メチル−8−キノリノ
ラート)(3−フェニルフェノラート)アルミニウム、
ビス(2−メチル−8−キノリノラート)(4−フェニ
ルフェノラート)アルミニウム、ビス(2−メチル−8
−キノリノラート)(2,3−ジメチルフェノラート)
アルミニウム、ビス(2−メチル−8−キノリノラー
ト)(2,6−ジメチルフェノラート)アルミニウム、
ビス(2−メチル−8−キノリノラート)(3,4−ジ
メチルフェノラート)アルミニウム、ビス(2−メチル
−8−キノリノラート)(3,5−ジメチルフェノラー
ト)アルミニウム、ビス(2−メチル−8−キノリノラ
ート)(3,5−ジ-tert−ブチルフェノラート)アル
ミニウム、ビス(2−メチル−8−キノリノラート)
(2,6−ジフェニルフェノラート)アルミニウム、ビ
ス(2−メチル−8−キノリノラート)(2,4,6−
トリフェニルフェノラート)アルミニウム、ビス(2−
メチル−8−キノリノラート)(2,4,6−トリメチ
ルフェノラート)アルミニウム、ビス(2−メチル−8
−キノリノラート)(2,4,5,6−テトラメチルフ
ェノラート)アルミニウム、ビス(2−メチル−8−キ
ノリノラート)(1−ナフトラート)アルミニウム、ビ
ス(2−メチル−8−キノリノラート)(2−ナフトラ
ート)アルミニウム、ビス(2,4−ジメチル−8−キ
ノリノラート)(2−フェニルフェノラート)アルミニ
ウム、ビス(2,4−ジメチル−8−キノリノラート)
(3−フェニルフェノラート)アルミニウム、ビス
(2,4−ジメチル−8−キノリノラート)(4−フェ
ニルフェノラート)アルミニウム、ビス(2,4−ジメ
チル−8−キノリノラート)(3,5−ジメチルフェノ
ラート)アルミニウム、ビス(2,4−ジメチル−8−
キノリノラート)(3,5−ジ-tert−ブチルフェノラ
ート)アルミニウム、ビス(2−メチル−8−キノリノ
ラート)アルミニウム−μ−オキソ−ビス(2−メチル
−8−キノリノラート)アルミニウム、ビス(2,4−
ジメチル−8−キノリノラート)アルミニウム−μ−オ
キソ−ビス(2,4−ジメチル−8−キノリノラート)
アルミニウム、ビス(2−メチル−4−エチル−8−キ
ノリノラート)アルミニウム−μ−オキソ−ビス(2−
メチル−4−エチル−8−キノリノラート)アルミニウ
ム、ビス(2−メチル−4−メトキシ−8−キノリノラ
ート)アルミニウム−μ−オキソ−ビス(2−メチル−
4−メトキシ−8−キノリノラート)アルミニウム、ビ
ス(2−メチル−5−シアノ−8−キノリノラート)ア
ルミニウム−μ−オキソ−ビス(2−メチル−5−シア
ノ−8−キノリノラート)アルミニウム、ビス(2−メ
チル−5−トリフルオロメチル−8−キノリノラート)
アルミニウム−μ−オキソ−ビス(2−メチル−5−ト
リフルオロメチル−8−キノリノラート)アルミニウム
を挙げることができる。
【0129】電子注入機能を有する化合物は単独で使用
してもよく、また複数併用してもよい。
【0130】陰極6としては、比較的仕事関数の小さい
金属、合金または導電性化合物を電極材料として使用す
ることが好ましい。陰極に使用する電極材料としては、
例えば、リチウム、リチウム−インジウム合金、ナトリ
ウム、ナトリウム−カリウム合金、カルシウム、マグネ
シウム、マグネシウム−銀合金、マグネシム−インジウ
ム合金、インジウム、ルテニウム、チタニウム、マンガ
ン、イットリウム、アルミニウム、アルミニウム−リチ
ウム合金、アルミニウム−カルシウム合金、アルミニウ
ム−マグネシウム合金、グラファイト薄を挙げることが
できる。これらの電極材料は単独で使用してもよく、ま
た複数併用してもよい。
【0131】陰極はこれらの電極材料を、例えば、蒸着
法、スパッタリング法、イオン蒸着法、イオンプレーテ
ィング法、クラスターイオンビーム法により電子注入輸
送層の上に形成することができる。
【0132】また、陰極は一層構造であってもよく、多
層構造であってもよい。陰極のシート電気抵抗は数百Ω
/□以下とするのが好ましい。陰極の厚みは、使用する
電極材料にもよるが、通常5〜1000nm、好ましく
は、10〜500nmとする。本発明の有機電界発光素
子の発光を高率よく取り出すために、陽極または陰極の
少なくとも一方の電極は、透明ないし半透明であること
が好ましく、一般に、発光光の透過率が70%以上とな
るように陽極または陰極の材料、厚みを設定することが
好ましい。
【0133】また、本発明の有機電界発光素子は、正孔
注入輸送層、発光層および電子注入輸送層の少なくとも
一層中に、一重項酸素クンチャーを含有していてもよ
い。一重項酸素クエンチャーとしては、特に限定される
ものではないが、例えば、ルブレン、ニッケル錯体、ジ
フェニルイソベンゾフランが挙げられ、好ましくは、ル
ブレンである。
【0134】一重項酸素クエンチャーが含有されている
層としては、特に限定されるものではないが、好ましく
は、発光層または正孔注入輸送層であり、より好ましく
は、正孔注入輸送層である。尚、正孔注入輸送層に一重
項酸素クエンチャーを含有させる場合、正孔注入輸送層
中に均一に含有させてもよく、正孔注入輸送層と隣接す
る層(例えば、発光層、発光機能を有する電子注入輸送
層)の近傍に含有させてもよい。
【0135】一重項酸素クエンチャーの含有量として
は、含有される層(例えば、正孔注入輸送層)を構成す
る全体量の0.01〜50重量%、好ましくは、0.0
5〜30重量%、より好ましくは、0.1〜20重量%
である。
【0136】正孔注入輸送層、発光層、電子注入輸送層
の形成方法に関しては、特に限定されるものではなく、
例えば、真空蒸着法、イオン化蒸着法、溶液塗布法(例
えば、スピンコート法、キャスト法、デイップコート
法、バーコート法、ロールコート法、ラングミュア・ブ
ロジェット法、インクジェット法)を使用することがで
きる。真空蒸着法により正孔注入輸送層、発光層、電子
注入輸送層等の各層を形成する場合、真空蒸着の条件
は。、特に限定されるものではないが、通常、10 -5
orr程度以下の真空下で、50〜500℃程度のボー
ト温度(蒸着源温度)、−50〜300℃程度の基板温
度で、0.005〜50nm/sec程度の蒸着速度で実
施することが好ましい。この場合、正孔注入輸送層、発
光層、電子注入輸送層等の各層は、真空下で、連続して
形成することが好ましい。連続で形成することにより諸
特性に優れた有機電界発光素子を製造することが可能と
なる。真空蒸着法により、正孔注入輸送層、発光層、電
子注入輸送層等の各層を、複数の化合物を使用して形成
する場合、化合物を入れた各ボートを個別に温度制御し
て、共蒸着することが好ましい。
【0137】溶液塗布法により各層を形成する場合、各
層を形成する成分あるいはその成分とバインダー樹脂等
とを、溶媒に溶解または分散させて塗布液とする。溶媒
としては、例えば、有機溶媒(ヘキサン、オクタン、デ
カン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、1−メチ
ルナフタレン等の炭化水素系溶媒、アセトン、メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノ
ン等のケトン系溶媒、ジクロロメタン、クロロホルム、
テトラクロロメタン、ジクロロエタン、トリクロロエタ
ン、テトラクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベ
ンゼン、クロロトルエン等のハロゲン化炭化水素系溶
媒、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、乳酸エチル
等のエステル系溶媒、メタノール、プロパノール、ブタ
ノール、ペンタノール、ヘキサノール、シクロヘキサノ
ール、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、エチレン
グリコール等のアルコール系溶媒、ジブチルエーテル、
テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、
アニソール等のエーテル系溶媒、N,N−ジメチルホル
ムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、1−メチル
−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリ
ジノン、ジメチルスルホキシド等の極性溶媒)、水を挙
げることができる。溶媒は単独で使用してもよく、また
複数併用してもよい。正孔注入輸送層、発光層、電子注
入輸送層の各層の成分を溶媒に分散させる場合には、分
散方法として、例えば、ボールミル、サンドミル、ペイ
ントシェーカー、アトライター、ホモジナイザー等を使
用して微粒子状に分散する方法を使用することができ
る。
【0138】また、正孔注入輸送層、発光層、電子注入
輸送層等の各層に使用しうるバインダー樹脂としては、
ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリアリーレート、ポ
リスチレン、ポリエステル、ポリシロキサン、ポリメチ
ルメタクリレート、ポリメチルアクリレート、ポリエー
テル、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリイミド、ポ
リアミドイミド、ポリパラキシレン、ポリエチレン、ポ
リフェニレンオキサイド、ポリエーテルスルホン、ポリ
アニリンおよびその誘導体、ポリチオフェンおよびその
誘導体、ポリフェニレンビニレンおよびその誘導体、ポ
リフルオレンおよびその誘導体、ポリチエニレンビニレ
ンおよびその誘導体などの高分子化合物を挙げることが
できる。バインダー樹脂は単独で使用してもよく、ま
た、複数併用してもよい。塗布液の濃度は、特に限定さ
れるものではないが、実施する塗布法により所望の厚み
を作製するに適した濃度範囲に設定することができ、通
常、0.1〜50重量%、好ましくは、1〜30重量%
に設定する。バインダー樹脂を使用する場合、その使用
量は特に限定されるものではないが、通常、正孔注入輸
送層、発光層、電子注入輸送層等の各層を形成する成分
とバインダー樹脂の総量に対してバインダー樹脂の含有
率が(一層型の素子を形成する場合には各成分の総量に
対して)、5〜99.9重量%、好ましくは、10〜9
9重量%となるように使用する。
【0139】正孔注入輸送層、発光層、電子注入輸送層
等の各層の膜圧は、特に限定されるものではないが、通
常、5nm〜5μmとする。
【0140】また、上記の条件で作製した本発明の有機
電界発光素子は、酸素や水分等との接触を防止する目的
で、保護層(封止層)を設けたり、また、素子を不活性
物質中(例えば、パラフィン、流動パラフィン、シリコ
ンオイル、フルオロカーボン油、ゼオライト含有フルオ
ロカーボン油)に封入して保護することができる。保護
層に使用する材料としては、例えば、有機高分子材料
(例えば、フッ素樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹
脂、エポキシシリコーン樹脂、ポリスチレン、ポリエス
テル、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリイミド、ポ
リアミドイミド、ポリパラキシレン、ポリエチレン、ポ
リフェニレンオキサイド)、無機材料(例えば、ダイア
モンド薄膜、アモルファスシリカ、電気絶縁性ガラス、
金属酸化物、金属窒化物、金属炭化物、金属硫化物)、
さらには、光硬化性樹脂を挙げることができる。保護層
に使用する材料は単独で使用してもよく、また複数併用
してもよい。保護層は一層構造であってもよく、また多
層構造であってもよい。
【0141】また、本発明の有機電界発光素子は、電極
に保護膜として金属酸化物膜(例えば、酸化アルミニウ
ム膜)、金属フッ化膜を設けることもできる。
【0142】本発明の有機電界発光素子は、陽極の表面
に界面層(中間層)を設けることもできる。界面層の材
質としては、有機リン化合物、ポリシラン、芳香族アミ
ン誘導体、フタロシアニン誘導体等を挙げることができ
る。
【0143】さらに、電極、例えば、陽極はその表面
を、酸、アンモニア/過酸化水素、あるいはプラズマで
処理して使用することもできる。
【0144】本発明の有機電界発光素子は、通常、直流
駆動型の素子として使用することができるが、交流駆動
型の素子としても使用することができる。また、本発明
の有機電界発光素子は、セグメント型、単純マトリック
駆動型等のパッシブ駆動型であってもよく、TFT(薄
膜トランジスタ)型、MIM(メタル−インスレーター
−メタル)型等のアクティブ駆動型であってもよい。駆
動電圧は通常、2〜30Vである。本発明の有機電界発
光素子は、パネル型光源(例えば、時計、液晶パネル等
のバックライト)、各種の発光素子(例えば、LED等
の発光素子の代替)、各種の表示素子〔例えば、情報表
示素子(パソコンモニター、携帯電話・携帯端末用表示
素子)〕、各種の標識、各種のセンサーなどに使用する
ことができる。
【0145】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるもの
ではない。
【0146】(実施例1)例示化合物1の製造 :1,2−ビス(4’−ブロモフェニル)アセチレン
の製造 A)4−ブロモヨードベンゼン283g、3−メチル−
1−ブチン−3−オール126g、ジクロロビス(トリ
フェニルホスフィン)パラジウム5.5g、ヨウ化銅2
g、トリフェニルホスフィン4gおよびトリエチルアミ
ン500gよりなる混合物を窒素雰囲気下で70℃に1
時間、80℃で6時間加熱攪拌した。その後、混合物に
トルエンを添加し、混合物を室温まで冷却し、不溶物を
ろ別し、ろ液を減圧下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーにより精製し、目的とする、1−
(4’−ブロモフェニル)−3−メチル−1−ブチン−
3−オール201gを得た。次ぎに、1−(4’−ブロ
モフェニル)−3−メチル−1−ブチン−3−オール2
01gと、トルエン900gおよび粉末状水酸化カリウ
ム20gを110℃でアセトンを除去しながら2時間加
熱攪拌した。次ぎに、反応混合物を室温に冷却し、反応
液をセライト上でろ過した。ろ液を水洗し、トルエンを
減圧下に留去し、目的とする1−(4’−ブロモフェニ
ル)アセチレンを160g得た。 B)1−(4’−ブロモフェニル)アセチレン90g、
4−ブロモヨードベンゼン141g、ジクロロビス(ト
リフェニルホスフィン)パラジウム2g、ヨウ化銅0.
5g、トリフェニルホスフィン2gおよびトリエチルア
ミン300gよりなる混合物を窒素雰囲気下で80℃に
5時間加熱攪拌した。その後、混合物にトルエンを添加
し、混合物を室温まで冷却し、不溶物をろ別した。ろ液
を減圧下に留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにより精製し、目的とする1,2−ビス(4’−ブロ
モフェニル)アセチレン134gを得た。 1,2−ビス(N−フェニル−N−2”−ナフチル−
4’−アミノフェニル)アセチレンの製造。 N−フェニル−N−2−ナフチルアミン16.5g、
1,2−ビス(4’−ブロモフェニル)アセチレン12
g、ナトリウム-tert−ブトキシド9.6g、酢酸パラ
ジウム0.18g、トリ-tert-ブチルホスフィン0.6
5gおよびトルエン96gよりなる混合物を窒素雰囲気
下100℃で5時間過熱攪拌したその後、メタノールに
排出し、粗結晶として1,2−ビス(N−フェニル−N
−2”−ナフチル−4’−アミノフェニル)アセチレン
22gを得た。 3,4,5,6−トテトラフェニル−1,2−ビス
(N−フェニル−N−2”−ナフチル−4−アミノフェ
ニル)ベンゼンの製造 1,2−ビス(N−フェニル−N−2”−ナフチル−4
−アミノフェニル)ベンゼン7.7gおよびテトラフェ
ニルシクロペンタジエノン5.1gを265〜275℃
で加熱溶融させ、その後同温度で30分間加熱し、気体
の発生が終了するのを確認した。その後、反応混合物を
冷却し、トルエンより再結晶し、目的とする1,2−ビ
ス(N−フェニル−N−2”−ナフチル−4−アミノフ
ェニル)−3,4,5,6−テトラフェニルベンゼン
(例示化合物1)10.6gを得た。さらにこの化合物
を350℃、1×10-4Paで昇華精製した。
【0147】(実施例2)例示化合物2の製造 実施例1のにおいて、N−フェニル−N−2−ナフチ
ルアミン16.5gを使用する代わりに、N,N−ジフ
ェニルアミンを12.7g使用した以外は実施例1に記
載の操作に従い例示化合物2の化合物9.3gを得た。
さらにこの化合物を340℃、1×10-4Paで昇華精
製した。
【0148】(実施例3)例示化合物5の製造 実施例1のにおいて、N−フェニル−N−2−ナフチ
ルアミン16.5gを使用する代わりに、N−フェニル
−N−1−ナフチルアミンを16.5g使用した以外は
実施例1に記載の操作に従い例示化合物5の化合物1
1.2gを得た。さらにこの化合物を350℃、1×1
-4Paで昇華精製した。
【0149】(実施例4)例示化合物6の製造 実施例1のにおいて、N−フェニル−N−2−ナフチ
ルアミン16.5gを使用する代わりに、N−フェニル
−N−4−フェニルフェニルアミンを18.4g使用し
た以外は実施例1に記載の操作に従い例示化合物6の化
合物11.2gを得た。さらにこの化合物を370℃、
1×10-4Paで昇華精製した。
【0150】(実施例5)例示化合物20の製造 実施例1のにおいて、N−フェニル−N−2−ナフチ
ルアミン16.5gを使用する代わりに、N−1−ナフ
チル−N−9’−フェナントレニルアミンを23.9g
使用した以外は実施例1に記載の操作に従い例示化合物
20の化合物13.5gを得た。さらにこの化合物を3
80℃、1×10-4Paで昇華精製した。
【0151】(実施例6)例示化合物120の製造 実施例1の−B)において、4−ブロモヨードベンゼ
ン141gを使用する代わりに、3−ブロモヨードベン
ゼン141gを使用した以外は実施例1に記載の操作に
従い例示化合物120の化合物11.2gを得た。さら
にこの化合物を330℃、1×10-4Paで昇華精製し
た。
【0152】(実施例7)例示化合物123の製造 実施例1の−B)において、4−ブロモヨードベンゼ
ン141gを使用する代わりに、3−ブロモヨードベン
ゼン141gを使用し、において、N−フェニル−N
−2−ナフチルアミン16.5gを使用する代わりに、
N−フェニル−N−9−フェナントレニルアミンを2
0.2g使用した以外は実施例1に記載の操作に従い例
示化合物123の化合物14.1gを得た。さらにこの
化合物を370℃、1×10-4Paで昇華精製した。
【0153】(実施例8)有機電界発光素子の作製 厚さ200nmのITO透明電極(陽極)を有するガラ
ス基板を、中性洗剤、セミコクリーン(フルウチ化学
製)、超純水、アセトン、エタノールを用いて超音波洗
浄した。この基板を窒素ガスを用いて乾燥し、さらにU
V/オゾン洗浄した後、蒸着装置の基板ホルダーに固定
し、蒸着槽を3×10-6Torrに減圧した。先ず、ITO
透明電極上に、例示化合物1の化合物を蒸着速度0.2
nm/secで75nmの厚さに蒸着し、正孔注入輸送
層を形成した。次に、正孔注入輸送層の上にトリス(8
−キノリノラート)アルミニウムを蒸着速度0.2nm
/secで50nmの厚さに蒸着し、電子注入輸送層を
兼ね備えた発光層を形成した。さらに、その上に、陰極
としてマグネシウムと銀を蒸着速度0.2nm/sec
で200nmの厚さに共蒸着(重量比10:1)して陰
極とし、有機電界発光素子を作製した。尚、蒸着は、蒸
着槽の減圧状態を保ったまま実施した。作製した有機電
界発光素子に直流電圧を印加し、50℃、乾燥雰囲気
下、10mA/cm 2の定電流密度で連続駆動させた。
初期には、5.9V、輝度510cd/m2の緑色の発
光が確認された。輝度の半減期は640時間であった。
【0154】(実施例9〜12)有機電界発光素子の作
製 実施例8において、正孔注入輸送層の形成に際して、例
示化合物1の化合物を使用する代わりに、例示化合物2
の化合物(実施例9)、例示化合物5の化合物(実施例
10)、例示化合物6の化合物(実施例11)、例示化
合物20の化合物(実施例12)を使用した以外は、実
施例8に記載の操作に従い、有機電界発光素子を作製し
た。各素子からは緑色の発光が確認された。さらにその
特性を調べ、結果を第1表(表1)に示した。
【0155】(比較例1)実施例8において、正孔注入
輸送層の形成に際して、例示化合物1の化合物を使用す
る代わりに、4,4’−ビス〔N−フェニル−N−
(3”−メチルフェニル)アミノ〕ビフェニルを使用し
た以外は実施例8に記載の操作に従い、有機電界発光素
子を作製した。素子からは緑色の発光が確認された。さ
らにその特性を調べ、結果を第1表(表1)に示した。
【0156】(比較例2)実施例8において、正孔注入
輸送層の形成に際して、例示化合物1の化合物を使用す
る代わりに、9,9−ジメチル−2,7−ビス(N,N
−ジフェニルアミノ)フルオレンを使用した以外は実施
例8に記載の操作に従い、有機電界発光素子を作製し
た。各素子からは緑色の発光が確認された。さらにその
特性を調べ、結果を第1表(表1)に示した。
【0157】
【表1】
【0158】(実施例13)有機電界発光素子の作製厚
さ200nmのITO透明電極(陽極)を有するガラス
基板を、中性洗剤、セミコクリーン(フルウチ化学
製)、超純水、アセトン、エタノールを用いて超音波洗
浄した。この基板を窒素ガスを用いて乾燥し、さらにU
V/オゾン洗浄した後、蒸着装置の基板ホルダーに固定
し、蒸着槽を3×10-6Torrに減圧した。先ず、ITO
透明電極上に、ポリ(チオフェン−2,5−ジイル)を
蒸着速度0.1nm/secで、20nmの厚さに蒸着
し、第1正孔注入輸送層を形成した。次いで、例示化合
物120の化合物を蒸着速度0.2nm/secで55
nmの厚さに蒸着し、第2正孔注入輸送層を形成した。
次に、正孔注入輸送層の上にトリス(8−キノリノラー
ト)アルミニウムを蒸着速度0.2nm/secで50
nmの厚さに蒸着し、電子注入輸送層を兼ね備えた発光
層を形成した。さらに、その上に、陰極としてマグネシ
ウムと銀を蒸着速度0.2nm/secで200nmの
厚さに共蒸着(重量比10:1)して陰極とし、有機電
界発光素子を作製した。尚、蒸着は、蒸着槽の減圧状態
を保ったまま実施した。作製した有機電界発光素子に直
流電圧を印加し、乾燥雰囲気下、10mA/cm2の定
電流密度で連続駆動させた。初期には、6.1V、輝度
530cd/m2の緑色の発光が確認された。輝度の半
減期は1600時間であった。
【0159】(実施例14)有機電界発光素子の作製 厚さ200nmのITO透明電極(陽極)を有するガラ
ス基板を、中性洗剤、セミコクリーン(フルウチ化学
製)、超純水、アセトン、エタノールを用いて超音波洗
浄した。この基板を窒素ガスを用いて乾燥し、さらにU
V/オゾン洗浄した後、蒸着装置の基板ホルダーに固定
し、蒸着槽を3×10-6Torrに減圧した。先ず、ITO
透明電極上に、4,4’,4”−トリス〔N−(3”−
メチルフェニル)−N−フェニルアミノ〕トリフェニル
アミンを蒸着速度0.1nm/secで、50nmの厚
さに蒸着し、第1正孔注入輸送層を形成した。次いで、
例示化合物2の化合物とルブレンを、異なる蒸着源か
ら、蒸着速度0.2nm/secで20nmの厚さに共
蒸着(重量比10:1)し、第2正孔注入輸送層を兼ね
備えた発光層を形成した。次いで、その上にトリス(8
−キノリノラート)アルミニウムを蒸着速度0.2nm
/secで50nmの厚さに蒸着し、電子注入輸送層を
兼ね備えた発光層を形成した。さらに、その上に、陰極
としてマグネシウムと銀を蒸着速度0.2nm/sec
で200nmの厚さに共蒸着(重量比10:1)して陰
極とし、有機電界発光素子を作製した。作製した有機電
界発光素子に直流電圧を印加し、乾燥雰囲気下、10m
A/cm2の定電流密度で連続駆動させた。初期には、
6.1V、輝度540cd/m2の黄色の発光が確認さ
れた。輝度の半減期は1700時間であった。
【0160】(実施例15)有機電界発光素子の作製 厚さ200nmのITO透明電極(陽極)を有するガラ
ス基板を、中性洗剤、セミコクリーン(フルウチ化学
製)、超純水、アセトン、エタノールを用いて超音波洗
浄した。この基板を窒素ガスを用いて乾燥し、さらにU
V/オゾン洗浄した後、蒸着装置の基板ホルダーに固定
し、蒸着槽を3×10-6Torrに減圧した。先ず、ITO
透明電極上に、ポリ(チオフェン−2,5−ジイル)を
蒸着速度0.1nm/secで、20nmの厚さに蒸着
し、第1正孔注入輸送層を形成した。蒸着槽を大気圧下
に戻した後、再び蒸着槽を3×10-6Torrに減圧した。
次いで、例示化合物123の化合物とルブレンを、異な
る蒸着源から、蒸着速度0.2nm/secで55nm
の厚さに共蒸着(重量比10:1)し、第2正孔注入輸
送層を兼ね備えた発光層を形成した。減圧状態を保った
まま、次に、その上にトリス(8−キノリノラート)ア
ルミニウムを蒸着速度0.2nm/secで50nmの
厚さに蒸着し、電子注入輸送層を形成した。減圧状態を
保ったまま、さらに、その上に、陰極としてマグネシウ
ムと銀を蒸着速度0.2nm/secで200nmの厚
さに共蒸着(重量比10:1)して陰極とし、有機電界
発光素子を作製した。作製した有機電界発光素子に直流
電圧を印加し、乾燥雰囲気下、10mA/cm2の定電
流密度で連続駆動させた。初期には、6.0V、輝度5
20cd/m2の黄色の発光が確認された。輝度の半減
期は1600時間であった。
【0161】(実施例16)有機電界発光素子の作製 厚さ200nmのITO透明電極(陽極)を有するガラ
ス基板を、中性洗剤、セミコクリーン(フルウチ化学
製)、超純水、アセトン、エタノールを用いて超音波洗
浄した。この基板を窒素ガスを用いて乾燥し、さらにU
V/オゾン洗浄した後、蒸着装置の基板ホルダーに固定
し、蒸着槽を3×10-6Torrに減圧した。先ず、ITO
透明電極上に、例示化合物120を蒸着速度0.1nm
/secで、20nmの厚さに蒸着し、第1正孔注入輸送
層を形成した。蒸着槽を大気圧下に戻した後、再び蒸着
槽を3×10-6Torrに減圧した。次いで、例示化合物6
の化合物とルブレンを、異なる蒸着源から、蒸着速度
0.2nm/secで55nmの厚さに共蒸着(重量比
10:1)し、第2正孔注入輸送層を兼ね備えた発光層
を形成した。次に、その上にトリス(8−キノリノラー
ト)アルミニウムを蒸着速度0.2nm/secで50
nmの厚さに蒸着し、電子注入輸送層を形成した。さら
に、その上に、陰極としてマグネシウムと銀を蒸着速度
0.2nm/secで200nmの厚さに共蒸着(重量
比10:1)して陰極とし、有機電界発光素子を作製し
た。尚、蒸着は、蒸着槽の減圧状態を保ったまま実施し
た。作製した有機電界発光素子に直流電圧印加し、乾燥
雰囲気下、10mA/cm2の定電流密度で連続駆動さ
せた。初期には、6.0V、輝度520cd/m2の黄
色の発光が確認された。輝度の半減期は1700時間で
あった。
【0162】(実施例17)有機電界発光素子の作製 厚さ200nmのITO透明電極(陽極)を有するガラ
ス基板を、中性洗剤、セミコクリーン(フルウチ化学
製)、超純水、アセトン、エタノールを用いて超音波洗
浄した。この基板を窒素ガスを用いて乾燥し、さらにU
V/オゾン洗浄した。次に、ITO透明電極上に、ポリ
カーボネート(重量平均分子量39000)と例示化合
物20の化合物を重量比100:50の割合で含有する
3重量%ジクロロエタン溶液を用いてスピンコート法に
より、40nmの正孔注入輸送層を形成した。次にこの
正孔注入輸送層を有するガラス基板を、蒸着装置の基板
ホルダーに固定し、蒸着層を3×10-6Torrに減圧し
た。次に、その上にトリス(8−キノリノラート)アル
ミニウムを蒸着速度0.2nm/secで50nmの厚
さに蒸着し、電子注入輸送層を兼ね備えた発光層を形成
した。さらに、その上に、陰極としてマグネシウムと銀
を蒸着速度0.2nm/secで200nmの厚さに共
蒸着(重量比10:1)して陰極とし、有機電界発光素
子を作製した。作製した有機電界発光素子に乾燥雰囲気
下、10Vの直流電圧を印加したところ、96mA/c
2の電流が流れた。輝度960cd/m2の緑色の発光
が確認された。輝度の半減期は280時間であった。
【0163】(実施例18)有機電界発光素子の作製 厚さ200nmのITO透明電極(陽極)を有するガラ
ス基板を、中性洗剤、セミコクリーン(フルウチ化学
製)、超純水、アセトン、エタノールを用いて超音波洗
浄した。この基板を窒素ガスを用いて乾燥し、さらにU
V/オゾン洗浄した。次に、ITO透明電極上に、ポリ
メチルメタクリレート(重量平均分子量25000)、
例示化合物5の化合物、トリス(8−キノリノラート)
アルミニウムをそれぞれ重量比100:50:0.5の
割合で含有する3重量%ジクロロエタン溶液を用いてス
ピンコート法により、100nmの発光層を形成した。
次にこの発光層を有するガラス基板を、蒸着装置の基板
ホルダーに固定し、蒸着層を3×10-6Torrに減圧し
た。発光層の上に、陰極としてマグネシウムと銀を蒸着
速度0.2nm/secで200nmの厚さに共蒸着
(重量比10:1)して陰極とし、有機電界発光素子を
作製した。作製した有機電界発光素子に乾燥雰囲気下、
15Vの直流電圧を印加したところ、82mA/cm2
の電流が流れた。輝度540cd/m2の緑色の発光が
確認された。輝度の半減期は490時間であった。
【0164】
【発明の効果】本発明により、新規なアミン化合物、お
よび発光寿命が長く、耐久性に優れた有機電界発光素子
を提供することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】有機電界発光素子の一例の断面概略図である。
【図2】有機電界発光素子の一例の断面概略図である。
【図3】有機電界発光素子の一例の断面概略図である。
【図4】有機電界発光素子の一例の断面概略図である。
【図5】有機電界発光素子の一例の断面概略図である。
【図6】有機電界発光素子の一例の断面概略図である。
【図7】有機電界発光素子の一例の断面概略図である。
【図8】有機電界発光素子の一例の断面概略図である。
【符号の説明】
1:基板 2:陽極 3:正孔注入輸送層 3a:正孔注入輸送成分 4:発光層 4a:発光成分 5:電子注入輸送層 5”:電子注入輸送層 5a:電子注入輸送成分 6:陰極 7:電源
【手続補正書】
【提出日】平成14年3月13日(2002.3.1
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【化1】 〔式中、X1、X2、X3、X4、A11〜A15およびA21
25は水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していても
よい直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換基を有し
ていてもよい直鎖、分岐または環状のアルコキシ基、置
換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルキ
ルチオ基、置換基を有していてもよい直鎖、分岐または
環状のアルケニル基、置換基を有していてもよい直鎖、
分岐または環状のアルケニルオキシ基、置換基を有して
いてもよい直鎖、分岐または環状のアルケニルチオ基、
置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアラ
ルキル基、置換基を有していてもよい直鎖、分岐または
環状のアラルキルチオ基、置換または未置換のアリール
基、置換または未置換のアリールオキシ基、置換または
未置換のアリールチオ基、シアノ基、水酸基、メルカプ
ト基、−COOR1基(基中、R1は水素原子、置換基を
有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルキル基、
置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアル
ケニル基、置換または未置換のアラルキル基、あるいは
置換または未置換のアリール基を表す)、−COR2
(基中、R2は水素原子、置換基を有していてもよい直
鎖、分岐または環状のアルキル基、置換基を有していて
もよい直鎖、分岐または環状のアルケニル基、置換また
は未置換のアラルキル基、置換または未置換のアリール
基、あるいはアミノ基を表す)、−OCOR3基(基
中、R3は水素原子、置換基を有していてもよい直鎖、
分岐または環状のアルキル基、置換基を有していてもよ
い直鎖、分岐または環状のアルケニル基、置換または未
置換のアラルキル基、あるいは置換または未置換のアリ
ール基を表す)、あるいは、式(2)(化2)で表され
る基
【化2】 (基中、Y1およびY2は水素原子、置換基を有していて
もよい直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換または
未置換のアラルキル基、あるいは、置換基を有していて
もよいアリール基を表し、Y1およびY2は互いに結合し
て窒素原子とともに置換または未置換の芳香族環または
脂肪族環を形成してもよい)を表し、A11〜A15および
21〜A25の隣接する基は、互いに結合して、置換して
いる炭素原子と共に置換または未置換の炭素環式芳香族
環、置換または未置換の炭素環式脂肪族環、置換または
未置換の複素環式芳香族環、置換または未置換の複素環
式脂肪族環を形成してもよく、A11〜A15の少なくとも
1つと、A21〜A25の少なくとも一つは式(2)で表さ
れる基を表す〕
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】(基中、Y1およびY2は水素原子、置換基
を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルキル
基、置換または未置換のアラルキル基、あるいは、置換
基を有していてもよいアリール基を表し、Y1およびY2
は互いに結合して窒素原子とともに置換または未置換の
芳香族環または脂肪族環を形成してもよい)を表し、A
11〜A15およびA21〜A25の隣接する基は、互いに結合
して、置換している炭素原子と共に置換または未置換の
炭素環式芳香族環、置換または未置換の炭素環式脂肪族
環、置換または未置換の複素環式芳香族環、置換または
未置換の複素環式脂肪族環を形成してもよく、A11〜A
15の少なくとも1つと、A21〜A25の少なくとも一つは
式(2)で表される基を表す〕
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】(基中、Y1およびY2は水素原子、置換基
を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルキル
基、置換または未置換のアラルキル基、あるいは、置換
基を有していてもよいアリール基を表し、Y1およびY2
は互いに結合して窒素原子とともに置換または未置換の
芳香族環または脂肪族環を形成してもよい)を表し、A
11〜A15およびA21〜A25の隣接する基は、互いに結合
して、置換している炭素原子と共に置換または未置換の
炭素環式芳香族環、置換または未置換の炭素環式脂肪族
環、置換または未置換の複素環式芳香族環、置換または
未置換の複素環式脂肪族環を形成してもよく、A11〜A
15の少なくとも1つと、A21〜A25の少なくとも一つは
式(2)で表される基を表す〕
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0104
【補正方法】変更
【補正内容】
【0104】次に本発明の有機電界発光素子ついて説明
する。本発明の有機電界発光素子は、一対の電極間に、
一般式(1)で表されるアミン化合物を少なくとも1種
含有する層を少なくとも一層挟持してなるものである。
有機電界発光素子は、通常一対の電極間に少なくとも1
種の発光成分を含有する発光層を少なくとも一層挟持し
てなるものである。発光層に使用する化合物の正孔注入
および正孔輸送、電子注入および電子輸送の各機能レベ
ルを考慮し、所望に応じて、正孔注入成分を含有する正
孔注入輸送層および/または電子注入輸送成分を含有す
る電子注入輸送層を設けることもできる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0107
【補正方法】変更
【補正内容】
【0107】本発明の有機電界発光素子において、一般
式(1)で表されるアミン化合物は、正孔注入輸送層お
よび/または発光層の構成成分として使用することが好
ましく、正孔注入輸送層の構成成分として使用すること
がより好ましい。本発明の有機電界発光素子において、
一般式(1)で表されるアミン化合物は、単独で使用し
てもよく、また複数併用してもよい。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0118
【補正方法】変更
【補正内容】
【0118】正孔注入輸送層は、一般式(1)で表され
る化合物および/または他の正孔注入輸送機能を有する
化合物(例えば、フタロシアニン誘導体、トリアリール
アミン誘導体、トリアリールメタン誘導体、オキサゾー
ル誘導体、ヒドラゾン誘導体、スチルベン誘導体、ピラ
ゾリン誘導体、ポリシラン誘導体、ポリフェニレンビニ
レンおよびその誘導体、ポリチオフェンおよびその誘導
体、ポリ−N−ビニルカルバゾールなど)を少なくとも
1種使用して形成することができる。正孔注入輸送機能
を有する化合物は、単独で使用してもよく、または複数
併用してもよい。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0119
【補正方法】変更
【補正内容】
【0119】本発明の有機電界発光素子は、好ましく
は、正孔注入輸送層に一般式(1)で表されるアミン化
合物を含有する。本発明の有機電界発光素子において使
用することができる本発明の一般式(1)で表されるア
ミン化合物以外の正孔注入輸送機能を有する化合物とし
ては、トリアリールアミン誘導体(例えば、4,4’−
ビス〔N−フェニル−N−(4”−メチルフェニル)ア
ミノ〕ビフェニル、4,4’−ビス〔N−フェニル−N
−(3”−メチルフェニル)アミノ〕ビフェニル、4,
4’−ビス〔N−フェニル−N−(3”−メトキシフェ
ニル)アミノ〕ビフェニル、4,4’−ビス〔N−フェ
ニル−N−(1”−ナフチル)アミノ〕ビフェニル、
3,3’−ジメチル−4,4’−ビス〔N−フェニル−
N−(3”−メチルフェニル)アミノ〕ビフェニル、
1,1−ビス〔4’−[N,N−ジ(4”−メチルフェ
ニル)アミノ]フェニル〕シクロヘキサン、9,10−
ビス〔N−(4’−メチルフェニル)−N−(4”−n
−ブチルフェニル)アミノ〕フェナントレン、3,8−
ビス(N,N−ジフェニルアミノ)−6−フェニルフェ
ナントリジン、4−メチル−N,N−ビス〔4”、
4”’−ビス[N’,N’−ジ(4−メチルフェニル)
アミノ]ビフェニル−4−イル〕アニリン、N,N’−
ビス〔4−(ジフェニルアミノ)フェニル〕−N,N’
−ジフェニル−1,3−ジアミノベンゼン、N,N’−
ビス〔4−(ジフェニルアミノ)フェニル〕−N,N’
−ジフェニル−1,4−ジアミノベンゼン、5,5”−
ビス〔4−(ビス[4−メチルフェニル]アミノ〕フェ
ニル−2,2’:5’,2”−ターチオフェン、1,
3,5−トリス(ジフェニルアミノ)ベンゼン、4,
4’,4”−トリス(N−カルバゾリイル)トリフェニ
ルアミン、4,4’,4”−トリス〔N,N−ビス
(4”’−tert−ブチルビフェニル−4””−イル)ア
ミノ〕トリフェニルアミン、1,3,5−トリス〔N−
(4’−ジフェニルアミノ〕ベンゼンなど、ポリチオフ
ェンおよびその誘導体、ポリ−N−ビニルカルバゾール
およびその誘導体がより好ましい。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0120
【補正方法】変更
【補正内容】
【0120】一般式(1)で表されるアミン化合物と他
の正孔注入機能を有する化合物を併用する場合、正孔注
入輸送層中に占める一般式(1)で表されるアミン化合
物の含有量は、好ましくは、0.1重量%以上、より好
ましくは、0.5〜99.9重量%、さらに好ましくは
3〜97重量%である。発光層4は、正孔および電子の
注入機能、それらの輸送機能、正孔と電子の再結合によ
り励起子を生成させる機能を有する化合物を含有する層
である。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0121
【補正方法】変更
【補正内容】
【0121】発光層は、一般式(1)で表されるアミン
化合物をホスト材料として、一般式(1)で表されるア
ミン化合物以外の発光機能を有する化合物を少なくとも
1種ゲスト材料として使用して形成することができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0122
【補正方法】変更
【補正内容】
【0122】一般式(1)で表されるアミン化合物以外
の発光機能を有する化合物(ゲスト材料)としては、例
えば、アクリドン誘導体、キナクリドン誘導体、ジケト
ピロロピロール誘導体、多環芳香族化合物〔例えば、ル
ブレン、アントラセン、テトラセン、ピレン、ペリレ
ン、クリセン、デカサイクレン、コロネン、テトラフェ
ニルシクロペンタジエン、ペンタフェニルシクロペンタ
ジエン、9,10−ジフェニルアントラセン、9,10
−ビス(フェニルエチニル)アントラセン、1,4−ビ
ス(9’−エチニルアントセニル)ベンゼン、4,4’
−ビス(9”−エチニルアントラセニル)ビフェニル、
ジベンゾ[f,f]ジインデノ[1,2,3-cd:1',2',3'-lm]
ペリレン誘導体〕、トリアリールアミン誘導体(例え
ば、正孔注入輸送機能を有する化合物として前述した化
合物を挙げることができる)、有機金属錯体〔例えば、
トリス(8−キノリノラート)アルミニウム、ビス(1
0−ベンゾ[h]キノリノラート)ベリリウム、2−
(2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾチアゾールの亜鉛
塩、4−ヒドロキシアクリジンの亜鉛塩、3−ヒドロキ
シフラボンの亜鉛塩、5−ヒドロキシフラボンのベリリ
ウム塩、5−ヒドロキシフラボンのアルミニウム塩〕、
スチルベン誘導体〔例えば、1,1,4,4−テトラフ
ェニル−1,3−ブタジエン、4,4’−ビス(2,2
−ジフェニルビニル)ビフェニル、4,4’−ビス
[(1,1,2−トリフェニル)エテニル]ビフェニ
ル〕、クマリン誘導体(例えば、クマリン1、クマリン
6、クマリン7、クマリン30、クマリン106、クマ
リン138、クマリン151、クマリン152、クマリ
ン153、クマリン307、クマリン311、クマリン
314、クマリン334、クマリン338、クマリン3
43、クマリン500)、ピラン誘導体(例えば、DC
M1、DCM2)、オキサゾン誘導体(例えば、ナイル
レッド)、ベンゾチアゾール誘導体、ベンゾオキサゾー
ル誘導体、ベンゾイミダゾール夕動体、ピラジン誘導
体、ケイ皮酸エステル誘導体、ポリ−N−ビニルカルバ
ゾールおよびその誘導体、ポリチオフェンおよびその誘
導体、ポリフェニレンおよびその誘導体、ポリフルオレ
ンおよびその誘導体、ポリフェニレンビニレンおよびそ
の誘導体、ポリビフェニレンビニレンおよびその誘導
体、ポリターフェニレンビニレンおよびその誘導体、ポ
リナフチレンビニレンおよびその誘導体、ポリチエニレ
ンビニレンおよびその誘導体等を挙げることができる。
一般式(1)で表されるアミン化合物以外の発光機能を
有する化合物(ゲスト材料)としては、アクリドン誘導
体、キナクリドン誘導体、多環芳香族化合物、トリアリ
ールアミン誘導体、有機金属錯体およびスチルベン誘導
体が好ましく、多環芳香族化合物、有機金属錯体がより
好ましい。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0123
【補正方法】変更
【補正内容】
【0123】本発明の有機電界発光素子は、好ましく
は、発光層に一般式(1)で表されるアミン化合物をホ
スト材料として含有する。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0124
【補正方法】変更
【補正内容】
【0124】一般式(1)で表されるアミン化合物をホ
スト材料として、他の発光機能を有する化合物と併用す
る場合、発光層中に占める一般式(1)で表されるアミ
ン化合物の含有率は、好ましくは、40.0%〜99.
9%であり、より好ましくは、60.0〜99.9重量
%である。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0125
【補正方法】変更
【補正内容】
【0125】ゲスト材料の使用量は、一般式(1)で表
されるアミン化合物に対して0.001〜40重量%、
好ましくは、0.05〜30重量%、より好ましくは、
0.1〜20重量%である。また、ゲスト材料は、単独
で使用してもよく、複数併用してもよい。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 33/22 H05B 33/22 B (72)発明者 戸谷 由之 千葉県袖ケ浦市長浦580−32 三井化学株 式会社内 (72)発明者 中塚 正勝 千葉県袖ケ浦市長浦580−32 三井化学株 式会社内 Fターム(参考) 3K007 AB00 AB04 AB13 BA06 BB06 CA01 CA02 CA05 CA06 CB01 DA00 EB00 FA01 4H006 AA01 AA02 AA03 AB78 AC23 AC28 AC52 AD17 BA05 BA25 BA37 BA48 BB11 BC10 BC19 BE10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1)(化1)で表されるアミン
    化合物。 【化1】 〔式中、X1、X2、X3、X4、A11〜A15およびA21
    25は水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していても
    よい直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換基を有し
    ていてもよい直鎖、分岐または環状のアルコキシ基、置
    換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルキ
    ルチオ基、置換基を有していてもよい直鎖、分岐または
    環状のアルケニル基、置換基を有していてもよい直鎖、
    分岐または環状のアルケニルオキシ基、置換基を有して
    いてもよい直鎖、分岐または環状のアルケニルチオ基、
    置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアラ
    ルキル基、置換基を有していてもよい直鎖、分岐または
    環状のアラルキルチオ基、置換または未置換のアリール
    基、置換または未置換のアリールオキシ基、置換または
    未置換のアリールチオ基、シアノ基、水酸基、メルカプ
    ト基、−COOR1基(基中、R1は水素原子、置換基を
    有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルキル基、
    置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアル
    ケニル基、置換または未置換のアラルキル基、あるいは
    置換または未置換のアリール基を表す)、−COR2
    (基中、R2は水素原子、置換基を有していてもよい直
    鎖、分岐または環状のアルキル基、置換基を有していて
    もよい直鎖、分岐または環状のアルケニル基、置換また
    は未置換のアラルキル基、置換または未置換のアリール
    基、あるいはアミノ基を表す)、−OCOR3基(基
    中、R3は水素原子、置換基を有していてもよい直鎖、
    分岐または環状のアルキル基、置換基を有していてもよ
    い直鎖、分岐または環状のアルケニル基、置換または未
    置換のアラルキル基、あるいは置換または未置換のアリ
    ール基を表す)、あるいは、式(2)(化2)で表され
    る基 【化2】 (基中、Y1およびY2は水素原子、置換基を有していて
    もよい直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換または
    未置換のアラルキル基、あるいは、置換基を有していて
    もよいアリール基を表し、Y1およびY2は互いに結合し
    て窒素原子とともに置換または未置換の芳香族環または
    脂肪族環を形成してもよい)を表し、A11〜A15および
    21〜A25の隣接する基は、互いに結合して、置換して
    いる炭素原子と共に置換または未置換の炭素環式芳香族
    環、置換または未置換の炭素環式脂肪族環、置換または
    複素環式芳香族環、置換または未置換の複素環式脂肪族
    環を形成してもよく、A11〜A15の少なくとも1つと、
    21〜A25の少なくとも一つは式(2)で表される基を
    表す〕
  2. 【請求項2】一般式(1)で表されるアミン化合物にお
    いて、X1、X2、X 3およびX4のうち少なくとも一つが
    置換または未置換のアリール基である請求項1記載のア
    ミン化合物。
  3. 【請求項3】式(2)で表される基において、Y1およ
    びY2が置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環
    状のアルキル基、置換または未置換のアラルキル基、あ
    るいは、置換または未置換のアリール基である請求項1
    または2記載のアミン化合物。
  4. 【請求項4】式(2)で表される基において、Y1およ
    びY2が置換または未置換のアリール基である請求項
    1、2または3記載のアミン化合物。
  5. 【請求項5】一般式(3)(化3)で表される化合物と、
    一般式(4)(化3)で表される化合物を反応させるこ
    とからなる一般式(1)で表されるアミン化合物の製造
    方法。 【化3】
  6. 【請求項6】一対の電極間に、一般式(1)で表される
    アミン化合物を少なくとも1種含有する層を少なくとも
    一層挟持してなる有機電界発光素子。
  7. 【請求項7】一般式(1)で表されるアミン化合物を含
    有する層が、正孔注入輸送層である請求項6記載の有機
    電界発光素子。
  8. 【請求項8】一般式(1)で表されるアミン化合物を含
    有する層が、発光層である請求項6記載の有機電界発光
    素子。
  9. 【請求項9】一対の電極間に、さらに、発光層を有する
    請求項6または7に記載の有機電界発光素子。
  10. 【請求項10】一対の電極間に、さらに、電子注入輸送
    層を有する請求項6〜9のいずれかに記載の有機電界発
    光素子。
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