JP2003092449A - 光ファイバ増幅器 - Google Patents
光ファイバ増幅器Info
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- JP2003092449A JP2003092449A JP2001282435A JP2001282435A JP2003092449A JP 2003092449 A JP2003092449 A JP 2003092449A JP 2001282435 A JP2001282435 A JP 2001282435A JP 2001282435 A JP2001282435 A JP 2001282435A JP 2003092449 A JP2003092449 A JP 2003092449A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】簡単な構成でしかも安価で信頼性が高く、利得
傾斜や温度変化による利得の平坦性の劣化を抑制した光
ファイバ増幅器を提供する。 【解決手段】2つのEDFAの段間に、入射光パワーに
よって吸収量および吸収損失の波長特性が変化する損失
媒体を備えた利得傾斜補償器3が接続されている。この
利得傾斜補償器3は、光アイソレータ4、TDF5、W
DMカプラ6、吸収損失制御光源7とから構成されてい
る。これらの光部品は、光ファイバ1を用いて例えば融
着接続されている。この利得傾斜補償器3により、増幅
光の利得が使用波長帯域において平坦となるように利得
の傾斜を補償することができる。
傾斜や温度変化による利得の平坦性の劣化を抑制した光
ファイバ増幅器を提供する。 【解決手段】2つのEDFAの段間に、入射光パワーに
よって吸収量および吸収損失の波長特性が変化する損失
媒体を備えた利得傾斜補償器3が接続されている。この
利得傾斜補償器3は、光アイソレータ4、TDF5、W
DMカプラ6、吸収損失制御光源7とから構成されてい
る。これらの光部品は、光ファイバ1を用いて例えば融
着接続されている。この利得傾斜補償器3により、増幅
光の利得が使用波長帯域において平坦となるように利得
の傾斜を補償することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は励起光を用いて信号
光の増幅を行う光ファイバ増幅器に関し、特に、動作状
態や温度の変化による利得平坦性の劣化を同時に抑制す
ることを可能とした光ファイバ増幅器に関する。
光の増幅を行う光ファイバ増幅器に関し、特に、動作状
態や温度の変化による利得平坦性の劣化を同時に抑制す
ることを可能とした光ファイバ増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光ファイバのコア内にエルビウム、
プラセオジウム等の希土類元素を添加した光ファイバ増
幅器が実用化されている。特にエルビウム添加光ファイ
バ増幅器(以下「EDFA」と略記する)は波長1.55
μm帯において高利得、高飽和出力を有することから、
基幹伝送系、加入者系等のさまざまな商用システムに適
用されている。その中でも信号光を数波以上用いたWD
M伝送への利用が注目されており、WDM伝送の高機能
化を目指して一層の増幅特性の向上がすすめられてい
る。このWDM伝送の高機能化を実現するためには、利
得帯域の拡大、高出力化と同時に利得の平坦化が重要に
なる。この利得平坦性は、EDFAの動作状態や温度が
変化しても同程度に維持されるのが望ましい。しかしな
がら実際には動作状態が変化するとEDFAの持つ利得
傾斜によって利得波長特性が変化し、利得平坦性が劣化
する。
プラセオジウム等の希土類元素を添加した光ファイバ増
幅器が実用化されている。特にエルビウム添加光ファイ
バ増幅器(以下「EDFA」と略記する)は波長1.55
μm帯において高利得、高飽和出力を有することから、
基幹伝送系、加入者系等のさまざまな商用システムに適
用されている。その中でも信号光を数波以上用いたWD
M伝送への利用が注目されており、WDM伝送の高機能
化を目指して一層の増幅特性の向上がすすめられてい
る。このWDM伝送の高機能化を実現するためには、利
得帯域の拡大、高出力化と同時に利得の平坦化が重要に
なる。この利得平坦性は、EDFAの動作状態や温度が
変化しても同程度に維持されるのが望ましい。しかしな
がら実際には動作状態が変化するとEDFAの持つ利得
傾斜によって利得波長特性が変化し、利得平坦性が劣化
する。
【0003】図7はEDFAの波長1570nm〜1610nmにお
ける利得傾斜を表している。ここでは利得傾斜を、波長
1590nmにおける利得変化量に対する、ある波長におけ
る利得変化量の比として定義しており、利得変化量と
は、入力信号光パワーを変化させた時の、増幅された信
号光の利得に生じる変化量のことである。図8に、ED
FAの励起光のパワーを一定にし、入力信号光パワーを
変化させた時の、増幅された信号光の利得変化量を示
す。図8において、入力信号光は波長多重された均等8
波入力光である。但し、利得平坦度の劣化の度合いを見
るために、1590nmでの利得変化量がゼロになるようにオ
フセットをかけている。図8から、入力信号光パワーが
8dB変化すると、利得平坦度は4.5dB劣化するこ
とがわかる。
ける利得傾斜を表している。ここでは利得傾斜を、波長
1590nmにおける利得変化量に対する、ある波長におけ
る利得変化量の比として定義しており、利得変化量と
は、入力信号光パワーを変化させた時の、増幅された信
号光の利得に生じる変化量のことである。図8に、ED
FAの励起光のパワーを一定にし、入力信号光パワーを
変化させた時の、増幅された信号光の利得変化量を示
す。図8において、入力信号光は波長多重された均等8
波入力光である。但し、利得平坦度の劣化の度合いを見
るために、1590nmでの利得変化量がゼロになるようにオ
フセットをかけている。図8から、入力信号光パワーが
8dB変化すると、利得平坦度は4.5dB劣化するこ
とがわかる。
【0004】また、温度変化によってもEDFAの利得
波長特性が変化するので利得平坦度が劣化する。特にL
-band(波長1565〜1625nm)と呼ばれる領域では、ED
FAの温度による利得変化が大きく問題となっている。
図9はEDFAの温度による利得傾斜をあらわしてい
る。ここでは、温度による利得傾斜は、L-bandにおけ
るトータル利得を一定に保ったまま、温度を変化させた
ときのある波長での利得の変化量として定義している。
図10は、EDFAの利得を一定に保ったまま温度を変
化させたときの、各波長における利得の変化量を示して
いる。図10から、25℃のときの利得波長特性を基準
とすると、温度が65℃に変化したときには利得平坦度
が2.9dB劣化することが分かる。図10より、ED
FAの利得平坦度がある動作状態においてゼロの場合、
温度が1℃変化すると利得平坦度が0.07dB変化す
ることになる。
波長特性が変化するので利得平坦度が劣化する。特にL
-band(波長1565〜1625nm)と呼ばれる領域では、ED
FAの温度による利得変化が大きく問題となっている。
図9はEDFAの温度による利得傾斜をあらわしてい
る。ここでは、温度による利得傾斜は、L-bandにおけ
るトータル利得を一定に保ったまま、温度を変化させた
ときのある波長での利得の変化量として定義している。
図10は、EDFAの利得を一定に保ったまま温度を変
化させたときの、各波長における利得の変化量を示して
いる。図10から、25℃のときの利得波長特性を基準
とすると、温度が65℃に変化したときには利得平坦度
が2.9dB劣化することが分かる。図10より、ED
FAの利得平坦度がある動作状態においてゼロの場合、
温度が1℃変化すると利得平坦度が0.07dB変化す
ることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような利得傾斜に
よる利得平坦度劣化と温度変化による利得平坦度劣化と
を同時に抑制するため、これまでに可変アテネータを用
いた方法や、エルビウム添加光ファイバ(以下「ED
F」と略記する)自体をヒーターにより温度制御する方
法などが提案されている。しかし、前者の方法では、制
御系が複雑で高価であり、可変アテネータのダイナミッ
クレンジが広くなると挿入損失が大きくなるために雑音
指数が劣化するという問題がある。一方、後者の方法で
は、ヒーターの温度を大きく変動させる必要があり、応
答速度が遅いという問題があった。本発明はこのような
問題点を解決するためになされたもので、L-bandにお
いてこれまで提案されてきた光ファイバ増幅器に比べ
て、簡単な構成でしかも安価で信頼性が高く、利得傾斜
や温度変化による利得の平坦性の劣化を抑制した光ファ
イバ増幅器を提供することを目的とする。
よる利得平坦度劣化と温度変化による利得平坦度劣化と
を同時に抑制するため、これまでに可変アテネータを用
いた方法や、エルビウム添加光ファイバ(以下「ED
F」と略記する)自体をヒーターにより温度制御する方
法などが提案されている。しかし、前者の方法では、制
御系が複雑で高価であり、可変アテネータのダイナミッ
クレンジが広くなると挿入損失が大きくなるために雑音
指数が劣化するという問題がある。一方、後者の方法で
は、ヒーターの温度を大きく変動させる必要があり、応
答速度が遅いという問題があった。本発明はこのような
問題点を解決するためになされたもので、L-bandにお
いてこれまで提案されてきた光ファイバ増幅器に比べ
て、簡単な構成でしかも安価で信頼性が高く、利得傾斜
や温度変化による利得の平坦性の劣化を抑制した光ファ
イバ増幅器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明は、1又は2段以上の希土類
添加光ファイバに励起光を入射して信号光の増幅を行う
光ファイバ増幅器において、該希土類添加光ファイバの
後段又は少なくとも1つの段間に、入射光パワーによっ
て吸収量および吸収損失の波長特性が変化する損失媒体
が挿入されていることを特徴とする光ファイバ増幅器で
ある。これにより、入力信号光のパワーの変化すなわち
利得の変化による波長依存性の変化を、入射光のパワー
に応じて吸収の波長依存性が変化する損失媒体で補償す
ることができ、広い入力ダイナミックレンジにおいて利
得の平坦性が変化せず、温度が変化しても利得の平坦性
が変化しない特性を得ることができる。
めに、請求項1記載の発明は、1又は2段以上の希土類
添加光ファイバに励起光を入射して信号光の増幅を行う
光ファイバ増幅器において、該希土類添加光ファイバの
後段又は少なくとも1つの段間に、入射光パワーによっ
て吸収量および吸収損失の波長特性が変化する損失媒体
が挿入されていることを特徴とする光ファイバ増幅器で
ある。これにより、入力信号光のパワーの変化すなわち
利得の変化による波長依存性の変化を、入射光のパワー
に応じて吸収の波長依存性が変化する損失媒体で補償す
ることができ、広い入力ダイナミックレンジにおいて利
得の平坦性が変化せず、温度が変化しても利得の平坦性
が変化しない特性を得ることができる。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の光
ファイバ増幅器において、前記損失媒体は、前記希土類
添加光ファイバによる増幅光の利得の変化時に生じる利
得の波長特性変化を補償するものであることを特徴とす
る。請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の光フ
ァイバ増幅器において、前記損失媒体は、前記希土類添
加光ファイバの温度変化時に生じる増幅光の利得の波長
特性変化を補償するものであることを特徴とする。
ファイバ増幅器において、前記損失媒体は、前記希土類
添加光ファイバによる増幅光の利得の変化時に生じる利
得の波長特性変化を補償するものであることを特徴とす
る。請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の光フ
ァイバ増幅器において、前記損失媒体は、前記希土類添
加光ファイバの温度変化時に生じる増幅光の利得の波長
特性変化を補償するものであることを特徴とする。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項1、2又は
3に記載の光ファイバ増幅器において、前記希土類添加
光ファイバは、エルビウム添加光ファイバであることを
特徴とする。請求項5記載の発明は、請求項1、2、3
又は4に記載の光ファイバ増幅器において、前記損失媒
体はツリウム添加光ファイバであることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1、2、3、4又は5に
記載の光ファイバ増幅器において、前記損失媒体に吸収
損失制御光を入射することを特徴とする。請求項7記載
の発明は、請求項6記載の光ファイバ増幅器において、
信号光の波長が1565nm〜1625nmであり、かつ吸収損失制
御光の波長が1500nm〜1800nmであることを特徴とする。
3に記載の光ファイバ増幅器において、前記希土類添加
光ファイバは、エルビウム添加光ファイバであることを
特徴とする。請求項5記載の発明は、請求項1、2、3
又は4に記載の光ファイバ増幅器において、前記損失媒
体はツリウム添加光ファイバであることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1、2、3、4又は5に
記載の光ファイバ増幅器において、前記損失媒体に吸収
損失制御光を入射することを特徴とする。請求項7記載
の発明は、請求項6記載の光ファイバ増幅器において、
信号光の波長が1565nm〜1625nmであり、かつ吸収損失制
御光の波長が1500nm〜1800nmであることを特徴とする。
【0009】請求項8記載の発明は、請求項6又は7に
記載の光ファイバ増幅器において、前記ツリウム添加光
ファイバを透過する前記吸収損失制御光が、前記エルビ
ウム添加光ファイバに入射することを防止するための素
子が挿入されていることを特徴とする。請求項9記載の
発明は、請求項8に記載の光ファイバ増幅器において、
前記素子が光アイソレータであることを特徴とする。
記載の光ファイバ増幅器において、前記ツリウム添加光
ファイバを透過する前記吸収損失制御光が、前記エルビ
ウム添加光ファイバに入射することを防止するための素
子が挿入されていることを特徴とする。請求項9記載の
発明は、請求項8に記載の光ファイバ増幅器において、
前記素子が光アイソレータであることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
図1に、本発明の光ファイバ増幅器の例の構成を示す。
この光ファイバ増幅器は、希土類添加光ファイバの段間
に、入射光パワーによって吸収量および吸収損失の波長
特性が変化する損失媒体が挿入された光ファイバ増幅器
である。図1中、符号1は光伝送路となる光ファイバで
あり、この光ファイバ1は、EDFAに接続されてい
る。符号3は、2つのEDFAの段間に接続され、入射
光パワーによって吸収量および吸収損失の波長特性が変
化する損失媒体を備えた利得傾斜補償器である。
図1に、本発明の光ファイバ増幅器の例の構成を示す。
この光ファイバ増幅器は、希土類添加光ファイバの段間
に、入射光パワーによって吸収量および吸収損失の波長
特性が変化する損失媒体が挿入された光ファイバ増幅器
である。図1中、符号1は光伝送路となる光ファイバで
あり、この光ファイバ1は、EDFAに接続されてい
る。符号3は、2つのEDFAの段間に接続され、入射
光パワーによって吸収量および吸収損失の波長特性が変
化する損失媒体を備えた利得傾斜補償器である。
【0011】この利得傾斜補償器3は、光アイソレータ
4、ツリウム添加光ファイバ(以下「TDF」と略記す
る)5、WDMカプラ6、吸収損失制御光源7とから構
成されている。これらの光部品は、光ファイバ1を用い
て例えば融着接続されている。光アイソレータ4はTD
F5の一端に接続され、このTDF5の他端はWDMカ
プラ6の一方の入力端に接続されている。WDMカプラ
6の他方の入力端には吸収損失制御光源7が接続されて
いる。符号8は、第1のEDFA2aおよび第2のED
FA2bの励起光源と吸収損失制御光源7を制御するた
めの制御回路である。
4、ツリウム添加光ファイバ(以下「TDF」と略記す
る)5、WDMカプラ6、吸収損失制御光源7とから構
成されている。これらの光部品は、光ファイバ1を用い
て例えば融着接続されている。光アイソレータ4はTD
F5の一端に接続され、このTDF5の他端はWDMカ
プラ6の一方の入力端に接続されている。WDMカプラ
6の他方の入力端には吸収損失制御光源7が接続されて
いる。符号8は、第1のEDFA2aおよび第2のED
FA2bの励起光源と吸収損失制御光源7を制御するた
めの制御回路である。
【0012】第1のEDFA2a及び第2のEDFA2
bの構成の一例を図2に示す。図2中、符号1は光ファ
イバであり、この光ファイバ1はWDMカプラ9の一方
の入力端に接続されている。このWDMカプラ9の他方
の入力端には励起光源10が接続され、WDMカプラ9
の出力端にはエルビウム添加光ファイバ(以下「ED
F」と略記する)11が接続されている。この第1のE
DFA2aにおいては、光ファイバ1によって入力され
た信号光は、励起光源10から送られた励起光と合波さ
れ、EDF11で増幅される。このようにして増幅され
た信号光は利得傾斜補償器3に入力される。利得傾斜補
償器3に入力された信号光は光アイソレータ4、TDF
5、WDMカプラ9を通過して第2のEDFA2bに入力
され、第2のEDFA2bで再び増幅されて出力され
る。この時、吸収損失制御光源7から発せられた吸収損
失制御光はWDMカプラ6を介してTDF5に入力され、
第2のEDFA2bから出力される信号光パワーが平坦
になるように、そのパワーが調整される。
bの構成の一例を図2に示す。図2中、符号1は光ファ
イバであり、この光ファイバ1はWDMカプラ9の一方
の入力端に接続されている。このWDMカプラ9の他方
の入力端には励起光源10が接続され、WDMカプラ9
の出力端にはエルビウム添加光ファイバ(以下「ED
F」と略記する)11が接続されている。この第1のE
DFA2aにおいては、光ファイバ1によって入力され
た信号光は、励起光源10から送られた励起光と合波さ
れ、EDF11で増幅される。このようにして増幅され
た信号光は利得傾斜補償器3に入力される。利得傾斜補
償器3に入力された信号光は光アイソレータ4、TDF
5、WDMカプラ9を通過して第2のEDFA2bに入力
され、第2のEDFA2bで再び増幅されて出力され
る。この時、吸収損失制御光源7から発せられた吸収損
失制御光はWDMカプラ6を介してTDF5に入力され、
第2のEDFA2bから出力される信号光パワーが平坦
になるように、そのパワーが調整される。
【0013】吸収損失制御光源7として、例えば波長が
1.55μmのLDが用いられる。吸収損失制御光源7の波
長は、TDF5の1.7μmの吸収帯で、信号光波長帯域以
外であればどの波長であってもよい。例えば、信号光の
波長が1565nm〜1625nmであるときに、吸収損失制御光の
波長は1500nm〜1565nmあるいは1625nm〜1800nmであるこ
とが好ましい。また、信号光波長帯域より短い波長でT
DFを励起する場合には、TDF5が信号光波長帯域に
自然放出光を発生する。この自然放出光が第1のEDF
A2aおよび第2のEDFA2bに入射し、増幅される
と、第1のEDFA2aおよび第2のEDFA2bの雑
音指数を劣化させる恐れがある。さらに、吸収損失制御
光の波長がEDFAの増幅帯域にある場合には、吸収損
失制御光源7から発せられてTDF5を透過してくる吸
収損失制御光が第1のEDFA2aに入射し、利得に影
響を及ぼし、雑音指数を大きく劣化させてしまう。従っ
て、TDF5から自然放出光を発生させないために吸収
損失制御光の波長は信号波長帯域よりも長波長であるほ
うが好ましく、吸収損失制御光やTDF5からの自然放
出光が第1のEDFA2aに入射しないように、第1の
EDFA2aとTDF5の段間に光アイソレータ4を挿
入することが好ましい。
1.55μmのLDが用いられる。吸収損失制御光源7の波
長は、TDF5の1.7μmの吸収帯で、信号光波長帯域以
外であればどの波長であってもよい。例えば、信号光の
波長が1565nm〜1625nmであるときに、吸収損失制御光の
波長は1500nm〜1565nmあるいは1625nm〜1800nmであるこ
とが好ましい。また、信号光波長帯域より短い波長でT
DFを励起する場合には、TDF5が信号光波長帯域に
自然放出光を発生する。この自然放出光が第1のEDF
A2aおよび第2のEDFA2bに入射し、増幅される
と、第1のEDFA2aおよび第2のEDFA2bの雑
音指数を劣化させる恐れがある。さらに、吸収損失制御
光の波長がEDFAの増幅帯域にある場合には、吸収損
失制御光源7から発せられてTDF5を透過してくる吸
収損失制御光が第1のEDFA2aに入射し、利得に影
響を及ぼし、雑音指数を大きく劣化させてしまう。従っ
て、TDF5から自然放出光を発生させないために吸収
損失制御光の波長は信号波長帯域よりも長波長であるほ
うが好ましく、吸収損失制御光やTDF5からの自然放
出光が第1のEDFA2aに入射しないように、第1の
EDFA2aとTDF5の段間に光アイソレータ4を挿
入することが好ましい。
【0014】このように、吸収損失制御光が第1のED
FA2aに入射することを防止するために、TDF5と
第1のEDFA2aとの間に挿入される素子は、光アイ
ソレータ4に限定されるものではなく、吸収損失制御光
をカットする機能を有するものであれば他のもの、例え
ば、WDMカプラ、光サーキュレータなどであってもよ
い。
FA2aに入射することを防止するために、TDF5と
第1のEDFA2aとの間に挿入される素子は、光アイ
ソレータ4に限定されるものではなく、吸収損失制御光
をカットする機能を有するものであれば他のもの、例え
ば、WDMカプラ、光サーキュレータなどであってもよ
い。
【0015】図3に、利得傾斜補償器3に用いたTDF
5の損失傾斜および温度による損失傾斜を示す。図3か
らわかるように、この損失傾斜は、図7に示した、波長
1570nmから1610nmにおけるEDFAの利得
傾斜とは逆の傾きを持っている。また、この波長帯域に
おいて、温度による損失傾斜はほとんど無い。従って、
TDF5の損失を調節することによって、EDFAに生
じた利得波長特性の変化を打ち消すことができる。図4
は、図1に示した光ファイバ増幅器に波長多重された信
号光を入射し、入力信号光パワーを変化させて、図8に
示したEDFAの利得変化を補償した後の、各波長にお
ける利得変化量を示している。図4から、入力ダイナミ
ックレンジ8dBにおいて、利得平坦度の劣化は0.4dB
まで改善されていることがわかる。
5の損失傾斜および温度による損失傾斜を示す。図3か
らわかるように、この損失傾斜は、図7に示した、波長
1570nmから1610nmにおけるEDFAの利得
傾斜とは逆の傾きを持っている。また、この波長帯域に
おいて、温度による損失傾斜はほとんど無い。従って、
TDF5の損失を調節することによって、EDFAに生
じた利得波長特性の変化を打ち消すことができる。図4
は、図1に示した光ファイバ増幅器に波長多重された信
号光を入射し、入力信号光パワーを変化させて、図8に
示したEDFAの利得変化を補償した後の、各波長にお
ける利得変化量を示している。図4から、入力ダイナミ
ックレンジ8dBにおいて、利得平坦度の劣化は0.4dB
まで改善されていることがわかる。
【0016】図5はトータル利得を一定に保ったまま温
度を変化させ、図10に示したEDFAの利得変化を補
償した後の利得変化量である。図5からわかるように、
25℃から65℃まで温度が変化したときの利得平坦度
の劣化量は0.5dBまで改善されている。図6は図1に
示した構成でTDFを用いて利得傾斜を補償した場合
と、図1に示したEDFAの利得傾斜補償器のかわりに
可変アテネータを用いてEDFA2の利得傾斜を補償し
た場合の、雑音指数と第2のEDFA2bの励起光パワ
ーを示したものである。この雑音指数とは、信号利得と
自然放出光パワーとの比で表されるものであり、雑音指
数は可変アテネータ、TDFのどちらを用いても、信号
入力光パワーが大きくなるにつれて挿入損失を大きくす
る必要があるので劣化してしまう。しかしTDFを用い
た場合は、挿入損失の傾きを変化させることができるの
で、雑音指数の劣化は少なくてすむ。信号入力パワーが
−6dBmのときには、可変アテネータを使用する場合
よりも雑音指数の劣化が1dB小さくなっている。
度を変化させ、図10に示したEDFAの利得変化を補
償した後の利得変化量である。図5からわかるように、
25℃から65℃まで温度が変化したときの利得平坦度
の劣化量は0.5dBまで改善されている。図6は図1に
示した構成でTDFを用いて利得傾斜を補償した場合
と、図1に示したEDFAの利得傾斜補償器のかわりに
可変アテネータを用いてEDFA2の利得傾斜を補償し
た場合の、雑音指数と第2のEDFA2bの励起光パワ
ーを示したものである。この雑音指数とは、信号利得と
自然放出光パワーとの比で表されるものであり、雑音指
数は可変アテネータ、TDFのどちらを用いても、信号
入力光パワーが大きくなるにつれて挿入損失を大きくす
る必要があるので劣化してしまう。しかしTDFを用い
た場合は、挿入損失の傾きを変化させることができるの
で、雑音指数の劣化は少なくてすむ。信号入力パワーが
−6dBmのときには、可変アテネータを使用する場合
よりも雑音指数の劣化が1dB小さくなっている。
【0017】また、第2のEDFA2bの励起光パワー
は、可変アテネータを使用する場合には信号入力パワー
が変化してもほとんど変化が無い。TDFを使用する場
合、第2のEDFA2bの励起光パワーは、信号入力光
パワーが大きくなるにつれて小さくなり、−6dBmのとき
には、可変アテネータを使用する場合に比べ0.7dB減
少させることができる。なお、図1においては、2つの
EDFAの段間に利得傾斜補償器3を設けた場合を示し
ているが、1つのEDFAの後段に利得傾斜補償器3を
設けても、同様の効果を得ることができる。
は、可変アテネータを使用する場合には信号入力パワー
が変化してもほとんど変化が無い。TDFを使用する場
合、第2のEDFA2bの励起光パワーは、信号入力光
パワーが大きくなるにつれて小さくなり、−6dBmのとき
には、可変アテネータを使用する場合に比べ0.7dB減
少させることができる。なお、図1においては、2つの
EDFAの段間に利得傾斜補償器3を設けた場合を示し
ているが、1つのEDFAの後段に利得傾斜補償器3を
設けても、同様の効果を得ることができる。
【0018】この例の光ファイバ増幅器によると、ED
FAの後段又は段間に、入射光パワーによって吸収量お
よび吸収損失の波長特性が変化する損失媒体が挿入され
ていることにより、入力信号光のパワー変化時の利得の
変化による波長依存性の変化を、入射光のパワーに応じ
て吸収の波長依存性が変化する損失媒体で補償すること
ができ、広い入力ダイナミックレンジにおいて利得の平
坦性が変化せず、かつ温度が変化しても利得の平坦性が
変化しない光ファイバ増幅器を実現することができる。
また、雑音指数の劣化が少なく、エルビウム添加光ファ
イバの励起パワーを低くして信号光を増幅することが可
能な光ファイバ増幅器を実現することができる。さら
に、ツリウム添加光ファイバを透過する吸収損失制御光
が、エルビウム添加光ファイバに入射することを防止す
るための素子、例えば光アイソレータが挿入されている
ことにより、雑音指数の劣化が少ない光ファイバ増幅器
を実現することができる。
FAの後段又は段間に、入射光パワーによって吸収量お
よび吸収損失の波長特性が変化する損失媒体が挿入され
ていることにより、入力信号光のパワー変化時の利得の
変化による波長依存性の変化を、入射光のパワーに応じ
て吸収の波長依存性が変化する損失媒体で補償すること
ができ、広い入力ダイナミックレンジにおいて利得の平
坦性が変化せず、かつ温度が変化しても利得の平坦性が
変化しない光ファイバ増幅器を実現することができる。
また、雑音指数の劣化が少なく、エルビウム添加光ファ
イバの励起パワーを低くして信号光を増幅することが可
能な光ファイバ増幅器を実現することができる。さら
に、ツリウム添加光ファイバを透過する吸収損失制御光
が、エルビウム添加光ファイバに入射することを防止す
るための素子、例えば光アイソレータが挿入されている
ことにより、雑音指数の劣化が少ない光ファイバ増幅器
を実現することができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
希土類添加光ファイバの後段又は段間に、入射光パワー
によって吸収量および吸収損失の波長特性が変化する損
失媒体が挿入されていることにより、入力信号光のパワ
ー変化時の利得の変化による波長依存性の変化を、入射
光のパワーに応じて吸収の波長依存性が変化する損失媒
体で補償することができ、広い入力ダイナミックレンジ
において利得の平坦性が変化せず、かつ温度が変化して
も利得の平坦性が変化しない光ファイバ増幅器を実現す
ることができる。また、雑音指数の劣化が少なく、希土
類添加光ファイバの励起パワーも低くして信号光を増幅
することが可能な光ファイバ増幅器を実現することがで
きる。さらに、損失媒体を透過する吸収損失制御光が、
希土類添加光ファイバに入射することを防止するための
素子、例えば光アイソレータが挿入されていることによ
り、雑音指数の劣化が少ない光ファイバ増幅器を実現す
ることができる。
希土類添加光ファイバの後段又は段間に、入射光パワー
によって吸収量および吸収損失の波長特性が変化する損
失媒体が挿入されていることにより、入力信号光のパワ
ー変化時の利得の変化による波長依存性の変化を、入射
光のパワーに応じて吸収の波長依存性が変化する損失媒
体で補償することができ、広い入力ダイナミックレンジ
において利得の平坦性が変化せず、かつ温度が変化して
も利得の平坦性が変化しない光ファイバ増幅器を実現す
ることができる。また、雑音指数の劣化が少なく、希土
類添加光ファイバの励起パワーも低くして信号光を増幅
することが可能な光ファイバ増幅器を実現することがで
きる。さらに、損失媒体を透過する吸収損失制御光が、
希土類添加光ファイバに入射することを防止するための
素子、例えば光アイソレータが挿入されていることによ
り、雑音指数の劣化が少ない光ファイバ増幅器を実現す
ることができる。
【図1】本発明の光ファイバ増幅器の構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図2】EDFAの構成の一例を示す図である。
【図3】ツリウム添加光ファイバの損失傾斜および温度
による損失傾斜を示す図である。
による損失傾斜を示す図である。
【図4】本発明の光ファイバ増幅器における入力信号光
パワーの変化時のEDFAの利得波長特性を示した図で
ある。
パワーの変化時のEDFAの利得波長特性を示した図で
ある。
【図5】本発明の光ファイバ増幅器における温度変化時
のEDFAの利得波長特性を示した図である。
のEDFAの利得波長特性を示した図である。
【図6】利得傾斜補償時の雑音指数と2段目のEDFA
の励起光パワーを示す図である。
の励起光パワーを示す図である。
【図7】EDFAの利得傾斜を示した図である。
【図8】入力信号光パワー変化時のEDFAの利得波長
特性を示す図である。
特性を示す図である。
【図9】EDFAの温度による利得傾斜を示す図であ
る。
る。
【図10】温度変化時のEDFAの利得波長特性を示す
図である。
図である。
1…光ファイバ、2a、2b…EDFA、3…利得傾斜
補償器、4…光アイソレータ、5…TDF、6…WDM
カプラ、7…吸収損失制御光源、8…制御回路
補償器、4…光アイソレータ、5…TDF、6…WDM
カプラ、7…吸収損失制御光源、8…制御回路
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 2H079 AA08 BA01 CA04 EA09 KA18
KA20
5F072 AB09 AK06 HH06 JJ05 KK11
KK30 MM01 YY17
Claims (9)
- 【請求項1】 1又は2段以上の希土類添加光ファイバ
に励起光を入射して信号光の増幅を行う光ファイバ増幅
器において、 該希土類添加光ファイバの後段又は少なくとも1つの段
間に、入射光パワーによって吸収量および吸収損失の波
長特性が変化する損失媒体が挿入されていることを特徴
とする光ファイバ増幅器。 - 【請求項2】 前記損失媒体は、前記希土類添加光ファ
イバによる増幅光の利得の変化時に生じる利得の波長特
性変化を補償するものであることを特徴とする請求項1
記載の光ファイバ増幅器。 - 【請求項3】 前記損失媒体は、前記希土類添加光ファ
イバの温度変化時に生じる増幅光の利得の波長特性変化
を補償するものであることを特徴とする請求項1又は2
記載の光ファイバ増幅器。 - 【請求項4】 前記希土類添加光ファイバは、エルビウ
ム添加光ファイバであることを特徴とする請求項1、2
又は3に記載の光ファイバ増幅器。 - 【請求項5】 前記損失媒体はツリウム添加光ファイバ
であることを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載
の光ファイバ増幅器。 - 【請求項6】 前記損失媒体に吸収損失制御光を入射す
ることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載
の光ファイバ増幅器。 - 【請求項7】 信号光の波長が1565nm〜1625nmであり、
かつ吸収損失制御光の波長が1500nm〜1800nmであること
を特徴とする請求項6記載の光ファイバ増幅器。 - 【請求項8】 前記ツリウム添加光ファイバを透過する
前記吸収損失制御光が、前記エルビウム添加光ファイバ
に入射することを防止するための素子が挿入されている
ことを特徴とする請求項6又は7に記載の光ファイバ増
幅器。 - 【請求項9】 前記素子が光アイソレータであることを
特徴とする請求項8に記載の光ファイバ増幅器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001282435A JP2003092449A (ja) | 2001-09-17 | 2001-09-17 | 光ファイバ増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001282435A JP2003092449A (ja) | 2001-09-17 | 2001-09-17 | 光ファイバ増幅器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003092449A true JP2003092449A (ja) | 2003-03-28 |
Family
ID=19106083
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001282435A Pending JP2003092449A (ja) | 2001-09-17 | 2001-09-17 | 光ファイバ増幅器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003092449A (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001044551A (ja) * | 1999-08-04 | 2001-02-16 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 光増幅器 |
| JP2001244527A (ja) * | 2000-02-25 | 2001-09-07 | Fujikura Ltd | 光ファイバ増幅器 |
-
2001
- 2001-09-17 JP JP2001282435A patent/JP2003092449A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001044551A (ja) * | 1999-08-04 | 2001-02-16 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 光増幅器 |
| JP2001244527A (ja) * | 2000-02-25 | 2001-09-07 | Fujikura Ltd | 光ファイバ増幅器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080612 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101130 |
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