JP2003098540A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
プを招くことなく走査電極の1本目あるいはN本目の各
表示画素群に生じる不均一な表示を確実に解消できる表
示装置を提供する。 【解決手段】 表示装置を、N本の正規の走査電極11
とマトリクス状に配設された複数の正規の画素電極5と
それらの間に設けられた誘電性材料層とを備えたものと
する。N本のうち1本目の走査電極11の外側に隣接し
且つ1本目の走査電極11に並行して延びるように第1
ダミー走査電極11aを設ける。第1ダミー走査電極1
1aを、1本目の走査電極11に走査信号が印加された
際の第1ダミー走査電極11aの電圧が、2本目からN
本目のいずれかの走査電極11に走査信号が印加された
際のその走査電極11に隣接した番号の小さい方の走査
電極11の電圧と等しくなるように、N本のうちいずれ
かの走査電極に接続する。
Description
ものであり、より具体的には、ダミー走査電極の駆動の
ためのコストアップを要しないその配設構造の改良に係
るものである。
り、特に液晶表示装置が広く使用されている。
が、ここでは薄膜ダイオードをスイッチング素子として
有するアクティブ駆動型液晶表示装置を例として説明す
る。
視図である。図15は、液晶表示装置を構成している液
晶セル100の平面図である。図16は、1表示画素の
近傍の拡大図である。
信号回路基板7及び走査信号回路基板13から構成さ
れ、液晶セル100とデータ信号回路基板7及び走査信
号回路基板13のそれぞれとはTCP(Tape Carrier P
ackage)方式の実装形態によって駆動ICチップ8、1
4に電気的に接続されている。図14では、駆動ICチ
ップを走査信号回路側に3個、データ信号回路側に4個
積載した形態を示している。尚、駆動ICチップの実装
はTCP方式の他、COG(Chip On Glass)方式も実
用化されている。
薄膜ダイオード4を有する素子側基板1、対向側基板1
0及び偏光板に代表される光学フィルム15から構成さ
れている。
クス状に画素電極5が配設され、各画素電極5は薄膜ダ
イオード4を介して信号配線2に接続され、信号配線2
は素子側端子電極6に引き出されている。信号配線2は
直線ではなく屈曲した形状の場合もある。
査電極11が所定間隔をおいて複数配設されており、各
走査電極11は基板端に設けられた対向側端子電極12
に引き出されている。尚、表示画素配列によっては走査
電極11が単純なストライプではなく屈曲した形状にな
る場合もある。
ぞれの電極表面に配向処理が施された後に、電極が向か
いあい且つ一定の間隔を保持するように所定の径を有す
るプラスチックビーズ等のスペーサを基板間に配置する
とともにシール材9を介して貼り合わされており、両基
板間に形成された空隙に液晶材料が封入されている。
に、下部電極2a、下部電極2aを覆うように形成され
た絶縁体(図示せず)及び上部電極4から構成され、所
謂MIM(Metal Insulator Metal)構造のものであ
る。このようなMIM素子の構成材料は、下部電極2a
としてTa、絶縁体としてTaの酸化膜TaOx、上部
電極としてCrやTiが実用化されている。また、薄膜
ダイオード4は、図示したような下部電極2aと上部電
極4が単純に交差する構造の他に、ダイオードリング構
造、back to back構造と呼ばれる構造のものも提案され
ている。
は、画素電極5と走査電極11との重なり合う領域が1
つの表示画素となり、この表示画素がマトリクス状に配
列して矩形状の表示画素群を構成している。そして、両
端に高い電圧が印加された時に低抵抗となり且つ低い電
圧が印加されたときに高抵抗になるという薄膜ダイオー
ド4の性質を利用し、所定の信号を素子側端子電極6と
対向側端子電極12とに与えて各表示画素に印加する信
号電圧を調整することにより各表示画素の液晶分子の配
向状態を制御し、それによって透過する光量を制御して
所定の濃度の表示を行うようになっている。
概略を示したものであり、一般には、図に示すように、
パルスを有する走査信号Sを各対向側端子電極12に時
間をずらして順次与え、そのパルスが与えられた時間に
その走査電極11が構成する表示画素群を選択状態と
し、素子側端子6から表示画素が表示すべき濃度に基づ
いたデータ信号Dを信号配線2及び薄膜ダイオード4を
経て画素電極5に与えて書き込むいわゆる時分割駆動が
行われる。
みは選択期間T1のみに行われ、走査信号Sのパルスが
与えられない非選択期間T2には各表示画素に設けられ
たアクティブ素子によってデータを書き込んだ状態が保
持されるようになっている。そして、表示画面全体の表
示は、表示画面を構成する走査電極11を順次選択状態
としてデータの書き込みを行うことにより実現される。
尚、走査信号Sは、表示画面の1走査時間(1フレーム
=T1+T2)単位に信号の極性を交互に切り替えられる
ことが多い。これは液晶層に直流が印加され続けると液
晶材料の劣化が起こるのでこれを避けるためである。ま
た、走査信号Sは、隣接した走査電極11同士において
も信号の極性が切り替えられることが多い。これは1フ
レーム単位のみの極性切り替えでは、極性差による画面
のちらつき(フリッカ)が目に付き易く、走査電極11
単位に極性を切り替えるとちらつきの空間周波数が高く
なりちらつきが目立たなくなる効果があるからである。
図17に示す駆動方法では、1フレーム単位の走査信号
Sの極性切り替え(フレーム反転駆動)と走査電極11
単位の走査信号Sの極性切り替え(ライン反転駆動)と
を行っている。走査信号11の極性の切り替えに応じて
データ信号Dの極性も切り替えることはいうまでもな
い。
する駆動方法もある。図18は、そのような非選択期間
T2に保持電圧VHを印加する駆動方法の概略を示したも
のである。
ほぼ同一であるが、非選択期間T2に走査電極11に保
持電圧VH(−VH)を印加している点が異なる。これは
非選択期間中に画素電極に書き込んだデータを維持し易
くなるように行われるものであり、走査信号Sのライン
反転駆動を行う場合は、図18に示すように、保持電圧
VHの極性もまた走査電極11単位で切り替わる。
スイッチング素子を配した液晶表示装置においては、あ
る表示画素の周辺に生じる容量結合CSの影響がその表
示画素の表示に反映され易いことが知られている(例え
ば、図16参照)。すなわち、ある表示画素の周辺の電
極の配置の形態の違いや周辺の電圧の変動があると、そ
れらがその表示画素に影響を及ぼすことにより表示濃度
の違いとなって発生し、表示の不均一が生じることがあ
る。
例として、N本の走査電極を有するものにおいて、1本
目の走査電極が構成する表示画素群と、N本目の走査電
極が構成する表示画素群とを挙げることができる。これ
は、走査信号が走査電極の1本目からN本目に向かって
順に印加されるが、1本目及びN本目の走査電極ではそ
の一方側にしか隣接した走査電極がないため、これらの
走査電極が構成する表示画素は、他の走査電極(N本の
走査電極があるとした場合では2本目からN−1本目ま
での各走査電極を指す)が構成する表示画素よりも隣接
した表示画素数が少なく、隣接した表示画素から受ける
電気的影響の度合いが他の走査電極と比較して異なるこ
とを原因としている。
1つの表示画素でこのような表示濃度の乱れが発生して
も目立たない程度であるが、1本の走査電極が構成する
表示画素全てに発生すると目立ち易くなる。特にOA用
途の表示でよく見られる中間レベルの表示濃度の表示を
背景にした表示の場合に目立ち易い。
号公報には、正規の走査電極の最初と最後のもののそれ
ぞれの外側にダミー走査電極を設けることについて開示
されている。具体的には、図19に示すように、例え
ば、正規の走査電極がN本ある場合、第0本目と第N+
1本目の走査電極に対応する位置にダミー走査電極11
a、11bとこれらのダミー走査電極11a,11bに
対向するダミー画素電極5a、5bとを配置して、それ
ぞれのダミー走査電極11a,11bにダミー走査信号
を与えるものである。また、同公報には変形例として、
図20に示すように、第0本位置のダミー走査電極11
aを第N+1本位置のダミー走査電極11bに接続した
表示装置が提案されている。
極11a,11bを駆動させる為には、ダミー走査電極
11a,11bに接続されたダミー対向側端子電極12
a,12bを新規に設けると共に、走査信号回路や駆動
ICチップとしてダミー対向側端子電極12a,12b
を駆動できるものを用いなければならない。
えて新たな出力に対応できる駆動ICチップは新たな製
造コストの増加を生じさせる。すなわち、図19に示さ
れる構成に基づけば、走査信号回路側の駆動ICチップ
は1種類のチップを3個積載で済んでいたものが、ダミ
ーの対向側端子電極を設けたために3種類のチップを準
備しなければならなくなる。これは、部品の共通化によ
るコスト削減ができなくなるという問題だけでなく、非
常に良く似た3種類の駆動ICチップを所定の位置に取
り付ける必要があり、製造工程において取り付けミス等
が発生し易く作業性が劣るという問題をも生じさせる。
このような問題は、図20に示される構成でも生じる。
すなわち、1種類の駆動ICチップを複数個積載する表
示装置においては、ダミー走査電極11a,11bから
ダミー信号を出力させるために製造コストの増加を避け
ることができないのである。
対向基板が共通電極であるアクティブマトリックス方
式、すなわち、薄膜トランジスタ(TFT)を用いた液
晶表示装置における類似の表示不均一を解決すべく、最
上段の走査配線の外側にダミー走査配線を設け、そのダ
ミー走査配線を最下段の走査配線に接続したものが開示
されており、かかる構成によれば、ダミー走査電極に固
有の走査信号を新たに生成する必要がないとの内容が記
載されている。この構成では、最上段の走査電極外側の
ダミー走査電極を最下段の走査電極に接続すべく、かな
り大きな迂回配線を形成している。
査信号ラインと表示信号ラインとをXYマトリクス状に
配置し、この走査信号ラインと表示信号ラインとにより
区画された領域に薄型トランジスタ(TFT)及び画素
電極を形成した第1基板と、第1基板の主面に対向して
設けられた第2基板と、それらの基板間に設けられた液
晶層とを備えた液晶表示装置であって、第1基板の最外
周に並んだ画素電極を他の画素電極の形状よりも小さく
すると共に、最外周の走査信号ライン及び表示信号ライ
ンを内側に寄せることにより、非表示ダミー画素を構成
したものが開示されており、かかる構成によれば、画像
表示上の輝度むら及び液晶のシール性能の低下を招かず
に、非表示液晶セル領域を狭くして基板の有効利用を図
ることができる、との内容が記載されている。
素群領域の外側に素子を伴うダミー画素電極とさらに外
側に帯状のダミー走査電極が設けられている表示装置が
開示されている。
駆動するためのコストアップを招くことなく走査電極の
1本目あるいはN本目の各表示画素群に生じる不均一な
表示を確実に解消でき、第2に、所定の機能を発揮する
ようにダミー走査電極が適切で新規な配置形態とされた
表示装置を提供することである。
ち、発明者が液晶セルを用いて行った実験について説明
する。図12は実験の概略を示したものであり、液晶セ
ルの駆動条件を5種類準備し、それぞれにおける液晶セ
ルの表示状態を調べた。
た480×320ドットの白黒表示型で、表示画素ピッ
チが240μm、TNモードの配向をさせたノーマリホ
ワイト型の光学系を有するものを用いた。
側の全てを接地し、走査電極を二つの領域に分け、一方
にA波形、他方にB波形を与え、電圧を変化させながら
それぞれの駆動波形領域の境界における表示画素(ドッ
ト)の表示の濃淡を観察した。
表示画素間に生じる容量結合が表示濃度に与える影響を
調べることを目的とした。すなわちA波形とB波形で駆
動した2つの領域の境界でなんらかの表示濃度の変化が
生じれば、どんな駆動条件時に表示の乱れが発生するの
かを定性的に把握することができる。駆動条件は、基本
波形をB波形とし、A波形を5種類に変えて液晶セルを
観察した。基本波形であるB波形は、1/320デュー
ティー、フレーム周波数60Hzの走査信号に相当する
パルスを極性を変えながら有する波形とした。
ス単位でずらした波形。実際の液晶表示装置におけるフ
レーム反転のみの駆動を模している。
ス単位でずらした波形。実際の液晶表示装置におけるフ
レーム反転とライン反転の駆動を模している。
タイミングとした波形。
イミングとした波形。
走査電極1本が構成する表示画素の透過率が増加した。
パルスの位置を同極性でずらしてもこの点灯状態は変化
しなかった。
走査電極1本が構成する表示画素の透過率が増加した。
パルスの位置を逆極性でずらしてもこの点灯状態は変化
しなかった。
なかった。
走査電極1本が構成する表示画素の透過率が増加した。
この透過率の増加は実験や実験よりも大きかった
。
査電極本が構成する表示画素の透過率が上昇した。この
透過率の増加は実験やと同等であった。
(1)、(2)、(3)を得た。 (1)着目した走査電極が構成する表示画素における表
示濃度の乱れは、実質的に隣接した1本の走査電極が構
成する表示画素との結合容量による作用で生じる。 (2)着目した走査電極が構成する表示画素における表
示濃度の乱れは、その走査電極へのパルス印加時(選択
期間)に起因したものであり、パルスが無い時(非選択
期間)に隣接した走査電極に与えられた印加電圧から受
ける影響によって、着目した走査電極が構成する表示画
素の表示濃度が影響されることはない。 (3)着目した走査電極が構成する表示画素における表
示濃度に乱れの大小は、着目した走査電極のパルス印加
時における、着目した走査電極の印加電圧と隣接した走
査電極の印加電圧の差電圧が大きいほど大きい。
走査電極1本目(と最終本目)に生じる表示の濃度の乱
れは以下のように考えられる。
3本目に相当する部分を示した斜視図である。
1、S2、S3、…が与えられ、データ信号が信号配線2
から与えられるが、図17又は図18で説明したとおり
に、ある走査電極に走査信号のパルスが印加されたとき
は隣接した走査電極にパルスは無い(か一定の保持電
圧)状態にある。
づけば、隣接した走査電極11が1つしか存在しない1
本目の走査電極11が構成する表示画素は、受ける電気
的影響が他の走査電極11が構成する表示画素よりも小
さい為にその表示濃度が異なるものと考えられる。最終
本目の走査電極が構成する表示画素においても隣接した
走査電極が1つのみであるので同様に表示濃度が異なる
ものと考えられる。
終本目)の走査電極11か構成する表示画素と、影響が
大きい2本目からN−1本目までの走査電極11が構成
する表示画素とで表示濃度が異なるのである。
る原因が、走査電極11同士に生じる容量結合であるの
か若しくは画素電極11同士で生じる容量結合であるの
か判断できなかった為、次に述べる実験を行った。すな
わち素子側基板1に画素電極5を伴わないダミーの走査
電極を0本目の位置の対向側基板10上に形成し、この
ダミーの走査電極に非選択電位を与えながら液晶表示装
置を駆動させ、1本目の走査電極11が構成する表示画
素の表示濃度を観察した。この結果、表示濃度の乱れの
改善度合いは、画素電極5を設けた場合に比較して小さ
かった。
では6μm)よりも走査電極11同士の離間距離b(2
0μm)が大きいことが原因と考えられた。また、素子
側基板1上には電極材料の密着性の改善やエッチングス
トップの目的で酸化物などの下地膜(ベースコートとも
呼称される)16が形成されるが、酸化物としてTa2
05などの比誘電率(20〜25)が大きい材料が使用
されることが多い。したがって、比誘電率が8〜13で
ある液晶層寄りに生じる寄生容量だけではなく、こうし
た比誘電率が大きい下地層寄りに生じる寄生容量も問題
であると考えられた。
た。 (4)表示を乱す容量結合は離間距離が小さい電極同士
で生じる。すなわち、走査信号Snが印加された走査電
極と、それに隣接した走査信号Sn+1(Sn-1)が印加さ
れた走査電極との差電圧が生じると、表示画素の容量C
LCを介して離間距離が短い画素電極5同士で容量結合C
Sが生じ、これが表示濃度を乱している。
極11同士の離間距離bよりも短くしているのは、開口
率の確保や長距離で近接する走査電極11同士の短絡を
防ぐこと等を理由としている。一般的には、離間距離a
は4μm前後、離間距離bは10〜20μm程度であ
る。
されたものである。
並行して延びるように番号1から番号Nまで番号順に設
けられたN本の正規の走査電極と、該N本の走査電極の
それぞれに対向し且つ該走査電極に沿って並ぶ電極群を
形成してマトリクス状に配設された複数の正規の画素電
極と、該走査電極と該画素電極との間に設けられた誘電
性材料層と、を備え、上記N本の走査電極のうち1本目
の走査電極の外側に隣接し且つ該1本目の走査電極に並
行して延びるように設けられた第1ダミー走査電極をさ
らに備え、上記第1ダミー走査電極は、上記1本目の走
査電極に走査信号が印加されて選択状態となった際の該
第1ダミー走査電極の電圧が、上記N本の走査電極のう
ち2本目からN本目のいずれかの走査電極に走査信号が
印加されて選択状態となった際に該選択状態となった走
査電極に隣接した番号の小さい方の走査電極の電圧と等
しくなるように、上記N本の走査電極のうちいずれかの
走査電極に接続されていることを特徴とする。
への信号供給源として走査電極を使用しているのので、
新規に第1ダミー走査電極を駆動させるための端子電極
を設ける必要がなく、走査電極の駆動回路の部品の共通
化と組み立て間違いを少なくすることができ、表示装置
の製造のためのコストアップを招くことがない。また、
1本目の走査電極に走査信号が印加されて選択状態とな
った際の第1ダミー走査電極の電圧が、N本の走査電極
のうち2本目からN本目のいずれかの走査電極に走査信
号が印加されて選択状態となった際に選択状態となった
走査電極に隣接した番号の小さい方の走査電極の電圧と
等しくなるように、N本の走査電極のうちいずれかの走
査電極に第1ダミー走査電極が接続されており、1本目
の走査電極が選択状態となった際に隣接した表示画素か
ら受ける電気的影響の度合いが他の走査電極と等しいも
のとなるので、走査電極の1本目の各表示画素群に生じ
る不均一な表示を確実に解消できる。そして、かかる表
示装置の構成は、所定の機能を発揮するように第1ダミ
ー走査電極の適切で且つ新規な配置形態とされたもので
ある。
式で走査信号が順次印加されるように構成されている場
合、上記1本目の走査電極に走査信号が印加されて選択
状態となった際の該第1ダミー走査電極の電圧が、上記
N本の走査電極のうち2本目からN本目のいずれかの走
査電極に走査信号が印加されて選択状態となった際に該
選択状態となった走査電極に隣接した番号の小さい方の
走査電極の電圧と等しくなるように、上記第1ダミー走
査電極が上記N本の走査電極のうち1本目以外のいずれ
かの走査電極に接続されている構成となる。
本の走査電極が時分割方式で且つ走査電極毎に走査信号
の極性が交互に反転するライン反転駆動方式で走査信号
が順次印加されるように構成されている場合、上記第1
ダミー走査電極が上記N本の走査電極のうち1本目以外
のいずれか奇数番号の走査電極に接続されている構成と
なる。
けられた1行目の画素電極の電極群の外側に隣接し且つ
上記第1ダミー走査電極に対向して設けられた第1ダミ
ー画素電極の電極群をさらに備えた構成であってもよ
い。かかる構成によれば、離間距離の小さい正規の画素
電極と第1ダミー画素電極との間に効率よく容量結合を
生じせしめることができ、表示画素群全体の均一表示を
確実なものとできる。
電極の電極群とそれに隣接した上記1行目の画素電極の
電極群との離間距離の方が、上記第1ダミー走査電極と
それに隣接した上記1本目の走査電極との離間距離より
も短い構成であってもよい。かかる構成によれば、長尺
で並行して配設される走査電極と第1ダミー走査電極と
の短絡を防止する可能性を高めることができ、表示装置
の製造歩留まりを悪化させることがない。
の電極群とそれに隣接した上記1行目の画素電極の電極
群との離間距離が、上記画素電極の電極群相互間の離間
距離に等しい構成であってもよい。かかる構成によれ
ば、画素電極同士で生じる容量結合と、画素電極と第1
ダミー画素電極との間で生じる容量結合とを等しくでき
るので、表示画素群全体の均一表示を確実なものとでき
る。
極及び上記複数の画素電極のいずれも、平面形状の外形
寸法が同一に形成されている構成であってもよい。かか
る構成によれば、画素電極同士で生じる容量結合と、画
素電極と第1ダミー画素電極との間で生じる容量結合と
を最も等しくできるので、表示画素群全体の均一表示を
理想的で且つ最も確実なものとできる。
に設けられた走査電極側第3ダミー電極をさらに備えた
構成であってもよい。また、上記第1ダミー画素電極の
電極列の外側に設けられた画素電極側第3ダミー電極を
さらに備えた構成であってもよい。これらの構成によれ
ば、容量結合の形成を目的とした第1ダミー走査電極の
他に、走査電極側第3ダミー電極及び/又は画素電極側
第3ダミー電極を容量結合の形成以外の目的の自由度が
高い用途に活用することができる。
本発明は、上記画素電極側第3ダミー電極が上記第1ダ
ミー画素電極の電極列に並設されたダミーの画素電極の
電極列で構成されている構成であってもよい。かかる構
成によれば、画素電極側第3ダミー電極を静電気による
表示装置の不良防止のために利用することができる。
ー電極の電極群が複数行配設されている構成であっても
よい。かかる構成によれば、画素電極側第3ダミー電極
の電極群を静電気による表示装置の不良防止としてより
有効に利用することができる。
ミー電極の電極群の配設ピッチが、上記画素電極の配設
ピッチよりも短い構成であってもよい。かかる構成によ
れば、画素電極側第3ダミー電極の配設数を表示装置の
外形を大きくすることなく増やすことができることから
基板を大きくする必要がないので、マザー基板からの基
板の採れ枚数が減らず製造コストが上がることがない。
また、静電気による表示装置の不良発生を抑えるための
画素電極側第3ダミー電極を多数個設けることができる
ので、表示装置の製造歩留まりが改善され、表示装置の
製造コストを下げることができる。
れる表示画素の不均一表示を解消するものであるが、N
本目の走査電極により構成される表示画素の不均一表示
を解消するために同一技術を適用することができる。
して延びるように番号1から番号Nまで番号順に設けら
れたN本の正規の走査電極と、該N本の走査電極のそれ
ぞれに対向し且つ該走査電極に沿って並ぶ電極群を形成
してマトリクス状に配設された複数の正規の画素電極
と、該走査電極と該画素電極との間に設けられた誘電性
材料層と、を備え、上記N本の走査電極のうちN本目の
走査電極の外側に隣接し且つ該N本目の走査電極に並行
して延びるように設けられた第2ダミー走査電極をさら
に備え、上記第2ダミー走査電極は、上記N本目の走査
電極に走査信号が印加されて選択状態となった際の該第
2ダミー走査電極の電圧が、上記N本の走査電極のうち
1本目からN−1本目のいずれかの走査電極に走査信号
が印加されて選択状態となった際に該選択状態となった
走査電極に隣接した番号の大きい方の走査電極の電圧と
等しくなるように、上記N本の走査電極のうちいずれか
の走査電極に接続されていることを特徴とする。
割方式で走査信号が順次印加されるように構成されてい
る場合、上記1本目の走査電極に走査信号が印加されて
選択状態となった際の該第2ダミー走査電極の電圧が、
上記N本の走査電極のうち1本目からN−1本目のいず
れかの走査電極に走査信号が印加されて選択状態となっ
た際に該選択状態となった走査電極に隣接した番号の小
さい方の走査電極の電圧と等しくなるように、上記第2
ダミー走査電極が上記N本の走査電極のうちN本目以外
のいずれかの走査電極に接続されている構成となる。
記N本の走査電極が時分割方式で且つ走査電極毎に走査
信号の極性が交互に反転するライン反転駆動方式で走査
信号が順次印加されるように構成されている場合、上記
第2ダミー走査電極が上記N本の走査電極のうちN本目
以外のいずれか偶数番号の走査電極に接続されている構
成となる。
て設けられたN行目の画素電極の電極群の外側に隣接し
且つ上記第2ダミー走査電極に対向して設けられた第2
ダミー画素電極の電極群をさらに備えた構成であっても
よい。
画素電極の電極群とそれに隣接した上記N行目の画素電
極の電極群との離間距離の方が、上記第2ダミー走査電
極とそれに隣接した上記N本目の走査電極との離間距離
よりも短い構成であってもよい。
電極の電極群とそれに隣接した上記N行目の画素電極の
電極群との離間距離が、上記画素電極相互間の離間距離
に等しい構成であってもよい。
素電極及び上記複数の画素電極のいずれも、平面形状の
外形寸法が同一に形成されている構成であってもよい。
外側に設けられた走査電極側第4ダミー電極をさらに備
えた構成であってもよい。
電極列の外側に設けられた画素電極側第4ダミー電極を
さらに備えた構成であってもよい。
第4ダミー電極が上記第2ダミー画素電極の電極列に並
設されたダミーの画素電極の電極列で構成されている構
成であってもよい。
ダミー電極の電極群が複数行配設されている構成であっ
てもよい。
4ダミー電極の電極群の配設ピッチが、上記画素電極の
配設ピッチよりも短い構成であってもよい。
せて、1本目及びN本目の両走査電極により構成される
表示画素のいずれの不均一表示をも解消するようにして
もよいことはいうまでもない。
び別の本発明に係る液晶表示装置の実施の形態について
説明する。尚、説明文中、”〜本目の走査電極”等の表
現を多用するが、特に断りのない限り図面上方向から順
に数えたものとする。
態に係る液晶表示装置の液晶セル100の平面図であ
る。図1では、対向側基板10を紙面手前に、及び素子
側基板1を紙面奥にそれぞれ配置した状態を示してい
る。図2は、液晶セル100の拡大斜視図であり第1ダ
ミー走査電極11a近傍を示している。図3は、走査電
極に印加される駆動波形を示したものである。
うに設けられた素子側基板1及び対向側基板10と、そ
れらの両基板に狭持されるように設けられた液晶層(誘
電性材料層)とからなる。
でマトリクス状に画素電極5が配設されている。各画素
電極5は薄膜ダイオード4を介して信号配線2に接続さ
れ、また、信号配線2は素子側端子電極6に引き出され
ている。
の正規の走査電極11が間隔をおいてN本設けられてお
り、各走査電極11は対向側端子電極12に接続されて
いる。Nの数値は予め定められた表示画素フォーマット
に従うが、通常120、160、240、320、48
0、600、768、1024、1200等の偶数であ
る。
とは、それぞれ配向処理が行われた後、シール材9を介
してスペーサ(図示せず)を利用して所定の間隔を維持
すると共に、信号配線2の延びる方向と走査電極11の
延びる方向とが直交し且つ画素電極5と走査電極11と
が向かい合うように貼り合わされており、走査電極11
が延びる方向に並んだ複数の画素電極5が電極群を構成
している。両基板の間隙には液晶材料が封入されてお
り、それが液晶層を構成しており、液晶層では液晶分子
が所定の配向状態をとっている。そして、画素電極5と
走査電極11とそれらの間の液晶層とにより1つの表示
画素が規定される。
偏光板などの光学フィルム15が貼り付けられている。
また、対向側基板10の液晶層側には、表示画素群領域
の周囲に遮光膜17が設けられている。
側(遮光膜17上)において、1本目の走査電極11の
外側の0本目の走査電極対応位置に第1ダミー走査電極
11a及びN本目の走査電極の外側のN+1本目の走査
電極対応位置に第2ダミー走査電極11bが、それぞれ
正規の走査電極11と同一寸法、同一材料で設けられて
いる。また、ダミー走査電極11a,11bと正規の走
査電極11との離間距離dは、正規の走査電極11同士
の離間距離bと同一とされている。
て対向する素子側基板1の液晶層側には、1本目の走査
電極11に対向した1行目の画素電極5の電極群に隣接
して各々が薄膜ダイオード4aを有する第1ダミー画素
電極5aの電極群が設けられている。また、同様に、第
2ダミー走査電極11bの液晶層を介して対向する素子
側基板1の液晶層側には、N本目の走査電極11に対向
したN行目の画素電極5の電極群に隣接して各々が薄膜
ダイオード(図示せず)を有する第2ダミー画素電極5
bの電極群が設けられている。また、第1ダミー走査電
極11aに対応した第1ダミー画素電極5a及びこれが
有する薄膜ダイオード4aの寸法や材料は、正規の画素
電極5及び薄膜ダイオード4と同一とされている。同様
に、第2ダミー走査電極11bに対応した第2ダミー画
素電極5b及びこれが有する薄膜ダイオード(図示せ
ず)の寸法や材料も正規の画素電極5及び薄膜ダイオー
ド4と同一とされている。さらに、正規の画素電極5と
ダミーの画素電極5aとの離間距離cは、正規の画素電
極5同士の離間距離aと同一とされている。つまり、第
1ダミー走査電極11aに対応した第1ダミー画素電極
5aが有する諸寸法は正規の画素電極5と同一であり、
また、第2ダミー走査電極11bに対応した第2ダミー
画素電極5bに関しても同様であり、その諸寸法は正規
の画素電極5と同一である。
1a,11b、第1及び第2ダミー画素電極5a,5b
並びにそれらが有する薄膜ダイオード4aの形成は、従
来の液晶セル100の基板の製造に使用するフォトマス
クの変更のみで容易に実現できる。尚、図2に示すよう
に、第1ダミー画素電極5aと正規の画素電極5の離間
距離cは、第1ダミー走査電極11aと正規の走査電極
11の離間距離dよりも短いほうがよい。これは、対向
側基板10上の電極のパターニングに使用される露光装
置は、プロキシミティー露光装置等の10μm程度の解
像度のものが多く、効率的に容量結合を生じる程度の離
間距離で走査電極11を加工するためには製造上の不都
合を伴うからである。また、離間距離を短く加工できた
としても、走査電極11は長距離を平行して配置される
ので異物による短絡の恐れが増し、短絡した場合にその
場所の特定が難しく、製造上修正が困難であることから
好ましくない。一方、素子側基板1上の電極のパターニ
ングに使用する露光装置は、ステッパー露光装置等の4
μm程度の解像度を有する露光装置である場合が多く、
充分に画素電極5の離間距離を短く加工でき好都合であ
る。また、異物で画素電極5同士が短絡しても短絡場所
の特定が容易であるので修正が行いやすく特に製造上不
都合を伴うことがない。
の構造の特徴は、第1ダミー走査電極11aが2本目の
正規の走査電極11に接続されていると共に、第2ダミ
ー走査電極11bがN−1本目の正規の走査電極11に
接続されていることである。
る。
する走査信号Sn(n=1〜8、本図は正規の走査電極
の数N=8の場合である)を示している。
ーム反転及びライン反転を有する走査信号を示してい
る。すなわち、着目したある走査信号Snは、1フレー
ムにVSの大きさの電圧が印加される選択期間と、0V
の電圧が印加される非選択期間とを有し、選択期間の電
圧の極性がフレーム毎に切り替えられており、また、あ
る走査信号Snと隣接した走査信号Sn-1あるいはSn+1
とは、選択期間のタイミングが1選択期間づつずらされ
ていると共に、選択期間の電圧の極性が互いに逆になる
ようにされている。
よび知見(3)によれば、1本目及びN本目の正規の走
査電極11が構成する表示画素に表示濃度の異常が生じ
ないようにするためには、隣接した走査電極11との間
の容量結合による作用を他の正規の走査電極(すなわち
2本目からN−1本目までの走査電極)11が構成する
表示画素の場合に生じる容量結合による作用と等しくす
ればよい。
の走査電極11に印加される走査信号Sn(n=2〜N
−1)と、これに隣接した2つの走査電極11に印加さ
れる走査信号Sn-1とSn+1を比較すると、走査信号Sn
が選択状態にある時は、Sn-1およびSn+1は必ず0であ
ることが判る。これはいわゆる時分割駆動の特徴であ
る。
非選択状態にある隣接した2つの走査電極11との間で
液晶層の容量を介して容量結合を2箇所で生じているの
である。
すべき走査信号S0は、1本目の正規の走査電極11に
走査信号S1が印加されて選択状態になった時に最低限
0Vの電圧を有すればよい。図3では、走査信号S0が
満たすべき電圧を太線で示し、他の部分を細線で示して
いる。また、第2ダミー走査電極11bに印加すべき走
査信号S8+1に関しても同様であり、図3では、0Vの
電圧であるべき部分を太線で示し、他の部分を細線で示
している。尚、図3では、0Vを中心とした振幅VSを
有する走査信号を用いて説明したが、上記の説明から明
らかなように、振幅の中心電圧が0Vでない場合でも同
じように説明できる。すなわち、第1ダミー走査電極1
1aに印加すべき走査信号S0は、1本目の正規の走査
電極11に走査信号S1が印加されて選択状態になった
時に非選択状態時の電圧を最低限有すればよい。また、
第2ダミー走査電極11bに印加すべき走査信号S8+1
は、8本目の正規の走査電極11に走査信号S8が印加
されて選択状態になった時に非選択状態時の電圧を最低
限有すればよい。
印加すべき走査信号S0及び第2ダミー走査電極11b
に印加すべき走査信号S8+1が満たすべき条件が判っ
た。
態(図3では0V)の電圧を有する必要があることと、
他の走査信号Snに非選択状態時(図3では0V)の電
圧を含む部分が存在することとの両方に着目する。する
と、S2〜S8までのいずれの走査信号SnもS0として利
用できることが判る。なぜならば、S2〜S8の走査信号
はいずれも走査信号S1が選択状態にある時に非選択状
態(0V)であるからである。これらのことより、第1
ダミー走査電極11aは、2本目から8本目までのいず
れか1つの正規の走査電極に接続させることができる。
また、第2ダミー走査電極11bに関しても同様の理由
から、1本目から7本目までのいずれか1つの正規の走
査電極に接続させることができる。
先となる正規の走査電極11と、第2ダミー走査電極1
1bの接続先となる正規の走査電極11とは上記条件を
満たす限り自由に選ぶことができる。極端な例では第1
ダミー走査電極11aの接続先となる正規の走査電極1
1と、第2ダミー走査電極11bの接続先となる正規の
走査電極11を一致させることもできる。しかし、実施
にあたっては断線等の不具合に配慮して接続距離が短く
なるようにすることが好ましい。例えば、第1ダミー走
査電極11aは正規の走査電極11群の前半(2本目か
ら4本目まで)の1つに、第2ダミー走査電極11bは
正規の走査電極11群の後半(5本目から7本目まで)
の1つに接続させるとよい。
意の本数の正規の走査電極11を有する液晶セル100
全てに関して上記の接続条件を適用することができる。
すなわち、第1ダミー走査電極11aを1本目以外の正
規の走査電極11のいずれか1つに接続させ、また、第
2ダミー走査電極11bをN本目以外の正規の走査電極
11のいずれか1つに接続させるようにすればよい。
10に第1及び第2ダミー走査電極11a,11bのた
めの新たな対向側端子電極を設ける必要がなく、第1及
び第2ダミー走査電極11a,11bにそれぞれ印加さ
れる走査信号を用意することができる。この結果とし
て、1本目からN本目までの正規の走査電極11が構成
する表示画素のいずれも均一な表示濃度を示す表示装置
を得ることができる。
Cチップが複数必要であっても、1種類のICチップを
用いるだけでよいので、部品の共通化によるコスト削減
や組み立て時の部品間違い等が無く作業効率が良好なも
のとなる。
を介して第1ダミー画素電極5aを、及び第2ダミー走
査電極11bは液晶層を介して第2ダミー画素電極5b
をそれぞれ有しているので、表示装置を駆動する際にな
んらかの表示を行ってしまい、この表示は美観上不快で
あるが、本実施形態ではそれらが遮光膜17で覆われて
おり、表示装置の使用者が直接視認できないようになっ
ている。遮光膜17は、対向側基板10内側でなく、素
子側基板1側に設けたり、あるいは表示装置の外側表面
に設けてもよい。このような遮光膜17は、従来の表示
装置、特にカラー表示をおこなう表示装置で設けられて
いることが多く、当業者にとって遮光膜17を設けるこ
との不都合は実質的に無い。
1及び第2ダミー画素電極5a,5bが設けられている
ので、知見(4)によれば、その存在が容量結合を生ぜ
しめるために非常に有効となる。
正規の画素電極5との離間距離cは、正規の画素電極5
同士の離間距離aと同一としているので、第1及び第2
ダミー画素電極5aと正規の画素電極5との間に生じる
結合容量が、正規の画素電極5同士の電極の間に生じる
容量結合と等しくなり、さらに、第1及び第2ダミー画
素電極5aに対応した液晶層の容量も正規の画素電極5
に対応した液晶層の容量と同一となるので、1つの表示
画素の等価回路が有する定数を正規の画素電極5と第1
及び第2ダミー画素電極5aとで等しくなり、表示画素
の周囲に等しく容量結合を理想的に生じさせることがで
きる。
形成に係るものであり、平面形状の外寸法が正規の画素
電極5と同一であればよく、その材料は必ずしも正規の
画素電極5と同一である必要はない。例えば、図4に示
すように、第1ダミー画素電極5aを正規の画素電極5
の材料と同一材料(例えばIT0)で形成し、遮光のた
めにさらにほぼ同一寸法で上部電極材料(例えばTi)
を利用して遮光部3aを設けてもよい。この遮光部3a
は、第1ダミー画素電極5aの部分の表示が使用者から
見えないように覆い隠す目的で形成するものである。
5bに記号を設けてもよい。第1及び第2ダミー画素電
極5a,5bと正規の画素電極5の区別は難しいので、
素子側基板1の製造工程中の検査時に不良の第1及び第
2ダミー画素電極5a,5bを誤って正規の画素電極5
が不良であると判断し、この液晶セル100が不良であ
ると誤判断される恐れもある。そこで、第1及び第2ダ
ミー画素電極5a,5bの領域中に例えば”D”等と明
瞭に第1及び第2ダミー画素電極5a,5bであること
を示す記号を電極をごく一部を切り欠いた形状で設けた
り、他の材料でパターニングすることにより、かかる誤
判断が回避される。
分が主であるので、ダミー画素電極の中央に一部欠損が
あったり、凹凸があったりしても機能上の問題は無く、
第1及び第2ダミー画素電極5aをかかる構成のものと
してもよい。
態に係る液晶表示装置の液晶セル100の平面図であ
る。図5では、対向側基板10を紙面手前に、及び素子
側基板1を紙面奥にそれぞれ配置した状態を示してい
る。図6は、走査電極11に印加される駆動波形を示し
たものである。
した構造とほぼ同一であり、同じ形状で同一符号の部品
の説明は省略する。
特徴は、第1ダミー走査電極11aが3本目の正規の走
査電極に接続され、また第2ダミー走査電極11bがN
−2本目の正規の走査電極に接続されていることであ
る。つまり第1及び第2ダミー走査電極11a,11b
の接続先が第1実施形態とは異なる。
ように、その走査信号Snが非選択期間に+VH(−
VH)の電圧を保持しており、フレーム反転及びライン
反転を行っている。このような場合、第1及び第2ダミ
ー走査電極11a,11bに印加すべき電圧条件が第1
実施形態とは異なることに注意しなければならない。
bの接続先が第1実施形態と異なる理由を、それらに印
加すべき電圧条件と関連させて以下に説明する。
する走査信号Sn(n=1〜8、本図は正規の走査電極
の数N=8の場合である)を示している。
ーム反転及びライン反転を有する走査信号Snを示して
いる。すなわち着目したある走査信号Snは、1フレー
ムにV Sの大きさの電圧が印加される選択期間と、VH又
は−VHの電圧が保持される非選択期間とを有し、電圧
の極性がフレーム毎に切り替えられており、また、ある
走査信号Snと隣接した走査信号Sn-1あるいはSn+1と
は、選択期間のタイミングが1選択期間づつずらされて
いると共に、電圧の極性が互いに逆になるようにされて
いる。
よび(3)によれば、1本目(N本目)の正規の走査電
極11が構成する表示画素に表示濃度の異常が生じない
ようにするためには、隣接した走査電極11との間の作
用を、他の正規の走査電極(すなわち、2本目からN−
1本目までの走査電極)11が構成する表示画素の場合
に生じる作用と等しくすればよい。
の走査電極11に印加される走査信号Sn(n=2〜N
−1)と、これに隣接した2つの走査電極11,11に
印加される走査信号Sn-1とSn+1を比較すると、走査信
号Snが選択状態にある時は、Sn-1およびSn+1に印加
されている電圧の組み合わせは、+VHと−VHとの組み
合わせ、又は−VHと+VHとの組み合わせになる。
は、非選択状態にある隣接した2つの走査電極11,1
1との間で液晶層の容量を介して容量結合が2箇所で生
じていることは第1実施形態と同じであるが、その2つ
の容量結合は同じではない。
すべき走査信号S0は、1本目の正規の走査電極11に
印加される走査信号S1が選択状態になった時に、2本
目の正規の走査電極11に印加されている電圧によって
切り替える必要がある。具体的には、走査信号S0は、
2本目の正規の走査電極に印加されている電圧が+VH
の時には−VHを、2本目の正規の走査電極に印加され
ている電圧が−VHの時には+VHを有する必要がある。
図6では、走査信号S0が満たすべき電圧を太線で示
し、他の部分を細線で示している。また、第2ダミー走
査電極11bに印加すべき走査信号S8+1に関しても同
様であり、図6に満たすべき電圧の部分を太線で示し、
他の部分を細線で示している。尚、図6では0Vを中心
とした振幅VSを有する走査信号を用いて説明したが、
上記の説明から明らかなように、振幅の中心電圧が0V
でない場合でも同じように説明できる。すなわち、第1
ダミー走査電極11aに印加すべき走査信号S0は、1
本目の正規の走査電極11に印加される走査信号S1が
選択状態になった時に、2本目の正規の走査電極11に
印加される走査信号S2が有する電圧とは反対の+VHか
−VHのどちらかを有する必要がある。また、第2ダミ
ー走査電極11bに印加すべき走査信号S8+1は、8本
目の正規の走査電極に印加される走査信号S8が選択状
態になった時に、7本目の正規の走査電極に印加される
走査信号S7が有する電圧とは反対の+VHか−VHのど
ちらかを有する必要がある。以上のように、第1ダミー
走査電極11aに印加すべき走査信号S0と第2ダミー
走査電極11bに印加すべき走査信号S8+1が満たすべ
き条件が判った。
(図6では+VHか−VH)の電圧を有する必要があるこ
とと、他の走査信号Snに非選択(図6では+VHか−V
H)の電圧を含む部分が存在することの両方に着目す
る。すると、S3、S5,S7のいずれの走査信号SnもS
0として利用できることが判る。なぜならば、S3、
S5、S7の走査信号はいずれも走査信号S1が選択状態
にある時に、走査信号S2とは反対の+VHか−VHの電
圧を有するからである。よって、第1ダミー走査電極1
1aは、3本目、5本目、7本目のいずれか1つの正規
の走査電極に接続させることができる。また、第2ダミ
ー走査電極11bに関しても同様の理由から、2本目、
4本目、6本目のいずれか1つの正規の走査電極に接続
させることができる。
先となる正規の走査電極11と、第2ダミー走査電極1
1bの接続先となる正規の走査電極11とは上記条件を
満たす限り自由に選べる。例えば断線等の不具合に配慮
して選択すればよい。
意の本数の正規の走査電極11を有する液晶セル100
全てに関して上記の接続条件を適用することができる。
すなわち、第1ダミー走査電極11aを1本目以外の奇
数番目の正規の走査電極11のいずれか1つに接続させ
ると共に、第2ダミー走査電極11bをN本目以外の偶
数番目の正規の走査電極11のいずれか1つに接続させ
ればよい。
切り替わる走査信号Snでの場合を示したが、Nライン
毎に極性が反転する場合でも適用できる。さらに広く適
用させるためには以下に留意すれば良い。即ち、着目し
た正規の走査電極11に印加されている走査信号Snが
選択状態にある時に、隣の走査電極11に印加されてい
る走査信号Sn-1およびSn+1が示している電圧の組み合
わせがどの正規の走査電極11においても等しくなるよ
うに、第1ダミー走査電極11aの接続先となる正規の
走査電極11と、第2ダミー走査電極11bの接続先と
なる正規の走査電極11を選択すればよいのである。
ミー走査電極11a,11bと正規の走査電極11との
接続形態は、非選択期間に+VH又は−VHの電圧が保持
されない、すなわち、第1実施形態における駆動波形で
も適用できることは言うまでもない。何故ならば、第1
実施形態の駆動波形は本実施形態において+VH=−VH
(=0)の場合に相当するからである。
ある。
態に係る液晶表示装置の液晶セル100の変形例の平面
図である。図7では、対向側基板10を紙面手前に、及
び素子側基板1を紙面奥にそれぞれ配置した状態を示し
ている。
規の走査電極11に印加される駆動波形によって第1ダ
ミー走査電極11aの接続先及び第2ダミー走査電極1
1bの接続先を適切に選択している。
のパターンを僅かに手直しして出来るものであるが、よ
り柔軟性のある接続形態の提示も求められる。例えば、
図7に示すように長距離にわたる第1及び第2ダミー走
査電極11a,11bと正規の走査電極11との接続が
必要になった場合、断線や配線抵抗の増大による電圧降
下の問題が生じ第1及び第2ダミー走査電極11a,1
1bが期待する動作をしないことが予想される。
(電極の数)が異なる点と遮光膜が形成されていない点
が第1実施形態と異なるが、基本構成は第1実施形態の
液晶セル100と同一構成である。また、第1ダミー走
査電極11aはN本目(N=8)の正規の走査電極11
に接続され、第2ダミー走査電極11bは第1ダミー走
査電極11aの外側を回って1本目の正規の走査電極1
1に接続されている点が異なる。これは、第1実施形態
で示される接続形態のうち考えられる最も長距離の接続
の事例である。
を構成する導電性薄膜がAl等の充分比抵抗が小さい材
料であれば問題は無い。しかしながら、走査電極11の
材料が必ずしもAlであるとは限らず、抵抗の低い接続
を実現するためには対向側基板10の製造工程を増や
し、新たに低抵抗薄膜の成膜、フォトレジストの塗布、
露光、現像、エッチング及びレジストの剥離といったこ
とが必要となり、製造上甚だ不都合である。
a,11bと正規の走査電極11,11との接続が寸法
精度を必要としない点に発明者は着目した。
板10上に存在する導電材料ではなく、素子側基板1上
に存在する導電材料で構成するということに想到した。
実施形態3に係る液晶表示装置の液晶セル100を示す
平面図である。図8では、液晶セル100の対向側基板
10を紙面手前に、及び素子側基板1を紙面奥にそれぞ
れ配置した状態を示している。
うに設けられた素子側基板1及び対向側基板10と、そ
れらの両基板に狭持されるように設けられた液晶層(誘
電性材料層)とからなる。
でマトリクス状に画素電極5が配設されている。各画素
電極5は薄膜ダイオード(図示せず)を介して信号配線
2に接続され、また、信号配線2は素子側端子電極6に
引き出されている。
の正規の走査電極11が間隔をおいてN本設けられてお
り、各走査電極11は対向側端子電極12に接続されて
いる。
とは、それぞれ配向処理が行われた後、シール材9を介
してスペーサ(図示せず)を利用して所定の間隔を維持
すると共に、信号配線2の延びる方向と走査電極11の
延びる方向とが直交し且つ画素電極5と走査電極11と
が向かい合うように貼り合わされており、走査電極11
が延びる方向に並んだ複数の画素電極5が電極群を構成
している。両基板の間隙には液晶材料が封入されてお
り、それが液晶層を構成しており、液晶層では液晶分子
が所定の配向状態をとっている。そして、画素電極5と
走査電極11とそれらの間の液晶層とにより1つの表示
画素が規定される。
本目の走査電極11の外側の0本目対応位置に第1ダミ
ー走査電極11a、及びN本目の走査電極11の外側の
N+1本目対応位置に第2ダミー走査電極11bがそれ
ぞれ設けられている。
晶層を介して第1ダミー走査電極11aに対向し且つそ
れに沿って並んだ第1ダミー画素電極5aの電極群が設
けられている。また、各第1ダミー画素電極5aは薄膜
ダイオード(図示せず)を介して信号配線2に接続され
ている。同様に、素子側基板1の液晶層側には、液晶層
を介して第2ダミー走査電極11bに対向し且つそれに
沿って並んだ第2ダミー画素電極5bの電極群が設けら
れている。また、各第2ダミー画素電極5bもまた薄膜
ダイオード(図示せず)を介して信号配線2に接続され
ている。これらの第1及び第2ダミー画素電極5a,5
bは正規の画素電極5と同一の構成と寸法を有する。
は、偏光板などの光学フィルム15(図示せず)が貼り
付けられている。
は、第1ダミー走査電極11aはN本目の正規の走査電
極11に接続されているが、この接続は以下の(A1)
から(A7)までの要素を介して実現されている。 (A1)第1ダミー走査電極11a (A2)第1ダミー走査電極11aから延びてシール材
9の外側隅部に引き出された取り出し電極20a (A3)対向側基板10の取り出し電極20aに接触す
るように設けられた導電材19a (A4)一端が導電材19aに接触し走査電極の延びる
方向と直交した方向に延びるように素子側基板1に設け
られた電極18a (A5)素子側基板1の電極18aの他端に接触するよ
うに設けられた導電材19b (A6)N本目の正規の走査電極11から導電材19b
に接触するように延びてシール材9の外側隅部に引き出
された取り出し電極20b (A7)N本目の正規の走査電極11。
の正規の走査電極11に接続されているが、この接続は
以下の(B1)から(B7)までの要素を介して実現さ
れている。 (B1)第2ダミー走査電極11b (B2)第2ダミー走査電極11bから延びてシール材
9の外側隅部に引き出された取り出し電極20c (B3)対向側基板10の取り出し電極20cに接触す
るように設けられた導電材19c (B4)一端が導電材19cに接触し走査電極の延びる
方向と直交した方向に延びるように素子側基板1に設け
られた電極18b (B5)素子側基板1の電極18bの他端に接触するよ
うに設けられた導電材19d (B6)1本目の正規の走査電極11から導電材19d
に接触するように延びてシール材9の外側隅部に引き出
された取り出し電極20d (A7)1本目の正規の走査電極11。
ば、カーボンペーストや表面に導電性材料をコーティン
グした粒子を使用することができる。
側の画素電極5や薄膜ダイオード(図示せず)や信号配
線2を構成する電極材料の少なくとも1つを利用して形
成させることができる。この電極材料としては、例えば
Ta、Ti、Crを使用することができ、これらの単層
膜や積層膜を使用することができる。
走査電極11aと正規の走査電極11との接続を低抵抗
にできると共に、第2ダミー走査電極11bと正規の走
査電極11との接続をも低抵抗にすることができる。何
故ならば、第1及び第2ダミー走査電極11a,11b
と正規の走査電極11,11との接続を構成する経路の
大部分が素子側基板1上の電極18a,18bで構成さ
れているからである。
a〜20dと素子側基板1上の電極18a,18bは、
従来の製造方法に使用するフォトマスクの変更で形成可
能である。尚、対向側基板10の取り出し電極20a〜
20dと素子側基板1の電極18a,18bとの接続は
シール材9の形状変更と導電材19a〜19dの塗布が
必要であるが、実質的に導電材19a〜19dの塗布の
みを製造工程に追加するだけであり、当業者にとって困
難なものではない。
りに、シール材9中に導電性粒子を含有させ対向側基板
10の取り出し電極20a〜20dと素子側基板1の電
極18a,18bとの接続をシール材9を介してするよ
うにしてもよい。
ー走査電極11a,11bと正規の走査電極11,11
との接続が長距離であっても低抵抗で実現できる方法を
提示した。本実施形態の構成は、液晶セル100の外形
が大きい場合や、第1及び第2ダミー走査電極11a,
11bと正規の走査電極11の接続が高抵抗材料であっ
たり接続幅が狭くなるような場合であっても不都合がな
いものとすることができる。すなわち、電極パターンの
設計をより自由度が増したものとすることができるとい
う効果をも奏する。
る。
態に係る液晶表示装置の液晶セル100の平面図であ
る。図9では、対向側基板10を紙面手前に、及び素子
側基板1を紙面奥にそれぞれ配置した状態を示してい
る。
と対向側端子電極12とが個別の辺に取り出される形態
を示したが、電極構造はこの形態に限って適用できるも
のではなく、例えば、図9に図示するように素子側端子
電極6と対向側端子電極12とが液晶セル100の周囲
の1辺(図では下側の辺)に設けられている形態でも適
用できる。
うに設けられた素子側基板1及び対向側基板10と、そ
れらの両基板に狭持されるように設けられた液晶層(誘
電性材料層)とからなる。
でマトリクス状に画素電極5が配設されている。各画素
電極5は薄膜ダイオード(図示せず)を介して信号配線
2に接続され、また、各信号配線2は紙面下の液晶セル
100の1辺のシール材9まで延びて素子側端子電極6
に接続されている。
査電極11と第1及び第2ダミー走査電極11a、11
bとが所定の寸法と間隔で形成されている。正規の走査
電極11は、半数が紙面左右に延び且つ左端で90°延
びる方向を変えて紙面下の液晶セル100の1辺のシー
ル材9まで延びている。また、それらは、各々、シール
材9に含有された導電性粒子を介して素子側基板1に設
けられた対向側端子電極12に接続されている。他方、
残りの半分の正規の走査電極11は、紙面左右方向に延
び且つ右端で90°延びる方向を変えて紙面下の液晶セ
ル100の1辺のシール材9まで延びている。また、そ
れらは、各々、シール材9に含有された導電性粒子を介
して素子側基板1に設けられた対向側端子電極12に接
続されている。第1ダミー走査電極11aは正規の走査
電極11群のほぼ中央に位置する所定の1つの正規の走
査電極11に接続されている。また、第2ダミー走査電
極11bは正規の走査電極11群のほぼ中央に位置する
所定の1つの正規の走査電極11に接続されている。
とは、それぞれ配向処理が行われた後、シール材9を介
してスペーサ(図示です)を利用して所定の間隔を維持
すると共に、信号配線2の延びる方向と走査電極11の
延びる方向とが直交し且つ画素電極5と走査電極11と
が向かい合うように貼り合わされており、走査電極11
が延びる方向に並んだ複数の画素電極5が電極群を構成
している。両基板の間隙には液晶材料が封入されてお
り、それが液晶層を構成しており、液晶層では液晶分子
が所定の配向状態をとっている。そして、画素電極5と
走査電極11とそれらの間の液晶層とにより1つの表示
画素が規定される。
本目の走査電極11の外側の0本目対応位置に第1ダミ
ー走査電極11a、及びN本目の走査電極11の外側の
N+1本目対応位置に第2ダミー走査電極11bがそれ
ぞれ設けられている。さらに、素子側基板1の液晶層側
には、液晶層を介して第1ダミー走査電極11aに対向
し且つそれに沿って並んだ第1ダミー画素電極(図示せ
ず)の電極群が設けられている。また、各第1ダミー走
査電極は薄膜ダイオード(図示せず)を介して信号配線
2に接続されている。同様に、素子側基板1の液晶層側
には、液晶層を介して第2ダミー走査電極11bに対向
し且つそれに沿って並んだ第2ダミー画素電極5bの電
極群が設けられている。また、各第2ダミー画素電極5
bもまた薄膜ダイオード(図示せず)を介して信号配線
2に接続されている。これらの第1及び第2ダミー画素
電極5bは正規の画素電極5と同一の構成と寸法を有す
る。
は、偏光板などの光学フィルム15が貼り付けられてい
る。
は、例えば携帯電話に適用されることが多く、表示装置
の横寸法を小さくできるという利点がある。一方、走査
電極11から端子までの引き回しが密集し易く、ダミー
電極(ダミー走査電極、ダミー画素電極)等の他の目的
の電極配線を追加できるようなスペースはほとんど残さ
れていない。また、液晶セル100の1辺に対向側端子
電極12と素子側端子電極6とを密に配置する必要もあ
り、ダミー電極用等の他の目的の端子電極を設けるには
困難を伴い設計上の自由度はあまり無いデメリットも有
する。
回しや液晶セル100の外側に取り出される素子側端子
電極6や対向側端子電極12の配置の形態に左右されず
に、第1及び第2ダミー走査電極11a,11bが設け
られている。なぜならば、第1ダミー走査電極11aの
接続先となる正規の走査電極11と、第2ダミー走査電
極11bの接続先となる正規の走査電極11が、第1実
施形態、第2実施形態のところで説明した通りに比較的
自由に選択できるからである。例えば従来の構成として
示した図19や図20のものに倣ったダミー走査電極の
配置ではかかる形態の液晶セル100に対応することが
できないことを考慮すれば、本実施形態の利点が明瞭に
理解できる。
査電極11a,11bはダミーの対向側端子電極を必要
としないことが特徴であり、図9に図示するような液晶
セル100の1辺に精細なピッチで配置される端子電極
があったとしてもそのレイアウトになんら制限を与える
ことがないという効果をも有する。つまりは液晶セル1
00の電極設計に影響を与えずに第1及び第2ダミー走
査電極11a,11bが設けられているのである。
ある。
形態に係る液晶表示装置の液晶セル100の平面図であ
る。図10では、対向側基板10を紙面手前に、及び素
子側基板1を紙面奥にそれぞれ配置した状態を示してい
る。図11は、第1ダミー画素電極5aが配置された近
傍の斜視図である。本実施形態は、発明者が実験で得た
知見(1)に基づいたものである。
たダミー電極(ダミー走査電極、ダミー画素電極)は表
示画素群が構成する領域の1辺あたり1本あるいは1行
で充分であるということである。これは即ち表示画素群
領域の周囲であって容量結合の形成を目的としたダミー
電極が存在しない領域に他の構成のダミー電極を自由な
構成で自由な位置に配置することができることを意味し
ている。
電極に代表されるダミー電極は様々な目的で配置される
が、表示画素を構成する電極と同一材料、同一寸法(間
隔)で複数個配置されることが多い。特に製造工程中の
静電気による不良を防ぐためには素子付きのダミー画素
電極を表示画素群領域の周囲に多数個形成すると非常に
効果的である。しかしながら、不用意に多数個のダミー
画素電極を表示画素と同一寸法で配置すると液晶セル1
00の外形が大きくなる。これはマザー基板から複数個
の液晶セル100を同時に形成することが多い液晶セル
100の製造においては、マザー基板1枚あたりの液晶
セル100の取り数が減少し、製造コストの上昇に直結
することから極めて不都合である。
きくせずに多数のダミー画素電極を配置させるために、
ダミー画素電極の平面形状の外寸法を正規の画素電極よ
りも小さくすることが考えられる。しかしながら、ダミ
ー画素電極が有する回路定数が正規の画素電極と異なっ
てしまうので、このような小さいダミー画素電極が正規
の画素電極に隣接すると容量結合が不均一になり、結果
として表示画素群領域の外周位置の表示画素の表示濃度
が不均一になるという問題を解消できなくなる。
囲に配置するダミー電極を少なくとも2種類に分け、一
方を表示画素に隣接し少なくとも表示画素を構成する電
極と平面形状の外寸法が同一であるダミー電極とし、他
方を表示画素を構成する電極と平面形状の外寸法が異な
る他のダミー電極を配置することに想到するに至った。
すなわち、表示画素群領域の周囲にまず容量結合の形成
を目的としたダミー電極を配置し、さらに、その外側に
他の目的を有するダミー電極を設けるのである。
うに設けられた素子側基板1及び対向側基板10と、そ
れらの両基板に狭持されるように設けられた液晶層(誘
電性材料層)とからなる。
でマトリクス状に画素電極5が配設されている。各画素
電極5は薄膜ダイオード4を介して信号配線2に接続さ
れ、また、信号配線2は素子側端子電極6に引き出され
ている。
の正規の走査電極11が間隔をおいてN本設けられてお
り、各走査電極11は対向側端子電極12に接続されて
いる。
とは、それぞれ配向処理が行われた後、シール材9を介
してスペーサ(図示せず)を利用して所定の間隔を維持
すると共に、信号配線2の延びる方向と走査電極11の
延びる方向とが直交し且つ画素電極5と走査電極11と
が向かい合うように貼り合わされており、走査電極11
が延びる方向に並んだ複数の画素電極5が電極群を構成
している。両基板の間隙には液晶材料が封入されてお
り、それが液晶層を構成しており、液晶層では液晶分子
が所定の配向状態をとっている。そして、画素電極5と
走査電極11とそれらの間の液晶層とにより1つの表示
画素が規定される。
本目の走査電極11の外側の0本目の走査電極対応位置
に第1ダミー走査電極11a及びN本目の走査電極の外
側のN+1本目の走査電極対応位置に第2ダミー走査電
極11bが、それぞれ正規の走査電極11と同一寸法、
同一材料で設けられている。本実施形態では、第1ダミ
ー走査電極11aが2本目の正規の走査電極11に接続
され、第2走査電極11bがN−1本目の正規の走査電
極11に接続されている。
して第1ダミー走査電極11aに対向し且つそれに沿っ
て並んだ第1ダミー画素電極5aの電極群が設けられて
いる。また、各第1ダミー画素電極5aは薄膜ダイオー
ド4aを介して信号配線2に接続されている。同様に、
素子側基板1の液晶層側には、液晶層を介して第2ダミ
ー走査電極11bに対向し且つそれに沿って並んだ第2
ダミー画素電極5bの電極群が設けられている。また、
各第2ダミー画素電極5bもまた薄膜ダイオード(図示
せず)を介して信号配線2に接続されている。これらの
第1及び第2ダミー画素電極5a,5bは正規の画素電
極5と同一の構成と寸法を有する。
は、偏光板などの光学フィルム15が貼り付けられてい
る。また、対向側基板10の液晶層側には、表示画素群
領域の周囲に遮光膜17が設けられている。
表示画素群領域の周囲であって且つ第1及び第2ダミー
走査電極11a,11bが存在しない領域に、構成の異
なる走査電極側第3及び第4ダミー電極11c,11
d、並びに画素電極側第3及び第4ダミー電極5c,5
dが配設されていることを特徴としている。
第1及び第2走査電極11a,11bのそれぞれの外側
に、正規の走査電極11に並行して、それよりも幅の狭
い走査電極側第3及び第4ダミー電極11c,11dが
3本ずつ設けられている。また、走査電極側第3及び第
4ダミー電極11c,11dは正規の走査電極11(第
1及び第2ダミー走査電極11a,11b)よりも間隔
が短く密に配置されている。走査電極側第3及び第4ダ
ミー電極11c,11dは容量結合を生ぜしめることが
目的ではないので電気的な接続形態に制限は無い。例え
ば、電気的に浮かせたり、他の電極に接続させることが
できる。本実施形態では3本ずつの走査電極側第3及び
第4ダミー電極11c,11dがまとめて1つの正規の
走査電極11に接続されている。
2ダミー画素電極5a,5bの電極群の外側に、それぞ
れ正規の画素電極5、第1及び第2ダミー画素電極5
a,5bよりも平面形状の外寸法の小さいダミーの画素
電極で構成された画素電極側第3及び第4ダミー電極5
c,5dの電極群が走査電極側第3及び第4ダミー電極
11c,11dに対応して3行ずつ設けられている。ま
た、各画素電極側第3及び第4ダミー電極5c,5dは
それぞれ薄膜ダイオード4c,4d(図示せず)を介し
て信号配線2に接続されている。これらの画素電極側第
3及び第4ダミー電極5c,5dは、走査電極側第3及
び第4ダミー電極11c,11dの場合と同様、正規の
画素電極5(第1及び第2ダミー画素電極5a,5b)
よりも間隔が短く密に配設されている。薄膜ダイオード
4c,4dは、正規の薄膜ダイオード4と同一構成、寸
法とされている。
る。
なくとも平面形状の外寸法が等しい第1及び第2ダミー
画素電極5a,5bと第1及び第2ダミー走査電極が配
置されているので、表示画素群領域の端に位置する表示
画素に容量結合CSを生ぜしめることができ、その結
果、その表示画素の表示濃度が他の表示画素の表示濃度
と同一になる。また、第1及び第2ダミー走査電極11
a,11bは正規の走査電極11に接続されているの
で、ダミー電極用の対向側端子電極を用意する必要がな
い。
a,l1bのそれぞれのさらに外側に走査電極側第3及
び第4ダミー電極11c,11dが設けられているのに
加え、第1及び第2ダミー画素電極5a,5bの外側に
薄膜ダイオード4cを備えた画素電極側第3及び第4ダ
ミー電極5c,5dが設けられているので、液晶セル1
00の製造工程中に静電気が生じても、この薄膜ダイオ
ード4c,4d(図示せず)が先に破壊されて表示画素
群領域の表示画素の薄膜ダイオード4が破壊されずに済
めば、それが不良になることを防ぐことができる。
5dは正規の画素電極5よりも平面形状の外寸法が小さ
いので複数個設けても液晶セル100の外形を大きくな
ることがない。従って、特に多数個の画素電極側第3及
び第4ダミー電極5c,5dを設けても液晶セル100
の外形がほとんど変わらないので、マザー基板から取れ
る液晶セル100の数が減ることが無いという利点があ
る。
5d、並びに走査電極側第3及び第4ダミー電極11
c,11dはそれぞれ3本に限る必要はない。少なくと
も薄膜ダイオード等のスイッチング素子を備えた画素電
極側第3及び第4ダミー電極5c,5dをより多数の配
列で形成すると効果的である。走査電極側第3及び第4
ダミー電極11c,11dはそれぞれ画素電極側第3及
び第4ダミー電極5c,5dの対向電極であればよく、
それらの行数に合わせて同じ数の走査電極側第3及び第
4ダミー電極11c,11dを設ける必要は無い。例え
ば、1つの大きなべた状の電極であってもよく、この1
つの走査電極側第3及び第4ダミー電極11c,11d
に複数行の画素電極側第3及び第4ダミー電極5c,5
dが対向する形態でもかまわない。但し、表示画素群領
域に隣接した容量結合の形成を目的としたダミー電極の
配列数よりも外側に形成されるダミー電極の配列数の方
を多くすることが、表示の均一化と静電気対策との両方
に対して最大の効果を発揮させるには有効である。つま
り、一般的に表示画素群は矩形状の領域になるが、この
領域の周囲の少なくとも1辺に隣接して容量結合を目的
としたダミー電極が1本配置され、さらに外側領域に複
数本でダミー電極が配置される形態が良くこの形態が最
も液晶セル100の外形が大きくならない構成になる。
a,11bは正規の走査電極11に接続された構造とな
っているが、第1及び第2ダミー走査電極11a,11
bが例えば従来の液晶セルである図19や図20に図示
されるように正規の走査電極11と独立した構造であっ
ても、本実施形態の発明の主旨である2種類のダミー電
極の適切な配置構造によって、容量結合による表示の不
均一性の解消と効果的な静電気対策を施すことができる
効果が得られることは言うまでもない。
ダイオード4c,4d(図示せず)を備えた画素電極側
第3及び第4ダミー電極5c,5d、並びに走査電極側
第3及び第4ダミー電極11c,11dを挙げたがこれ
に限らない。例えば、以下(1)から(5)に示す電極
を第3及び第4ダミー電極として素子側基板1又は対向
側基板10の少なくとも一方に設けるようにしてもよ
い。 (1)液晶層の厚み制御を目的とした第3及び第4ダミ
ー電極。例えば、表示画素を構成する電極材料を用いて
表示画素群領域周囲に配置する。形状や数は当業者が決
定して良いが、配線や画素電極に似たパターンと密度で
形成する。 (2)素子側基板1と対向側基板10との間隙を維持す
るために基板間に介在しているスペーサを、液晶セル1
00の製造工程中の基板上に散布する時に基板表面の帯
電状態を制御することを目的とした第3及び第4ダミー
電極。例えば、表面が画素電極と同一材料である第3ダ
ミー電極を表示画素群領域周囲に任意の形状と数で形成
する。 (3)液晶層中の不純物を吸着させることを目的とした
第3及び第4ダミー電極。例えば、外部から電位を与え
られた電極であり、液晶を注入する為にシール材9の一
部に設けられた開口部付近や、表示画素群領域の周囲に
設けられる。 (4)液晶セル100の表示画素群領域外の色見調整を
目的とした第3及び第4ダミー電極。例えば、表示画素
を構成する電極と同一材料を用いて、透過率や反射率を
調整するパターンが表示画素群領域周囲に設けられる。 (5)正規の配線や電極の断線を補修するための冗長配
線の第3及び第4ダミー電極。例えば、正規の配線や電
極に対して並列配置されたり迂回経路となっている電
極。
その構成や材料、寸法は自由である。なぜならば、第3
及び第4ダミー電極と表示画素群領域の間に、表示画素
を構成する電極と平面形状の外寸法が等しい容量結合の
形成を目的とした第1及び第2ダミー電極が設けられて
いるので、第3及び第4ダミー電極に関しては容量結合
の観点すなわち等価回路の観点からの制限が与えられて
いないからである。よって容量結合の形成を目的とした
第1及び第2ダミー電極のすぐ傍の領域から第3及び第
4ダミー電極を配置しても表示画素は均一に表示され、
第3及び第4ダミー電極に当業者が期待する機能を持た
せることができる利点を有するのである。
第4ダミー電極を設けているので、これらのダミー電極
が表示される恐れがある。しかしながら、表示画素群領
域の周囲に遮光膜17が設けられているので、表示装置
の使用者に美観上不快感を与えるのが避けられる。この
遮光膜17は、対向側基板10だけでなく素子側基板1
内側又はあるいは液晶セル100外側表面に設けること
もできる。
晶セル100の外形の縁に向かってさらなるダミー電極
を形成して良い。
ある。
を有する液晶表示装置を例として実施形態を説明したが
その適用範囲はこれに限らない。第1〜第5実施形態で
は、誘電性材料として液晶材料を用いた表示装置とした
が、液晶材料ではなく他の誘電性材料、例えば無機発光
材料や有機発光材料を電極間に狭持した表示装置であっ
てもよく、要は走査電極と画素電極とを有し、これらの
電極間に誘電性材料が挟持され、隣接した電極において
寄生容量が生じる表示装置であれば本発明及び別の本発
明を適用が可能である。
発明によれば、第1(第2)ダミー走査電極への信号供
給源として走査電極を使用しているのので、走査電極の
駆動回路の部品の共通化と組み立て間違いを少なくする
ことができ、表示装置の製造のためのコストアップを招
くことがない。また、1本目(N本目)の走査電極に走
査信号が印加されて選択状態となった際の第1(第2)
ダミー走査電極の電圧が、N本の走査電極のうち2本目
(1本目)からN本目(N−1本目)のいずれかの走査
電極に走査信号が印加されて選択状態となった際に選択
状態となった走査電極に隣接した番号の小さい方の走査
電極の電圧と等しくなるように、N本の走査電極のうち
いずれかの走査電極に第1(第2)ダミー電極が接続さ
れており、1本目(N本目)の走査電極が選択状態とな
った際に隣接した表示画素から受ける電気的影響の度合
いが他の走査電極と等しいものとなるので、走査電極の
1本目(N本目)の表示画素に生じる不均一な表示を確
実に解消できる。そして、かかる表示装置の構成は、所
定の機能を発揮するように第1(第2)ダミー走査電極
の適切で且つ新規な配置形態とされたものである。
して設けられた1行目の画素電極の電極群の外側に隣接
し且つ第1(第2)ダミー走査電極に対向して設けられ
た第1(第2)ダミー画素電極の電極群をさらに備えた
構成とすれば、表示画素群全体の均一表示を確実なもの
とできる。
群とそれに隣接した1行目(N行目)の画素電極の電極
群との離間距離の方が、第1(第2)ダミー走査電極と
それに隣接した1本目(N本目)の走査電極との離間距
離よりも短い構成とすれば、長尺で並行して配設される
走査電極と第1(第2)ダミー走査電極との短絡を防止
する可能性を高めることができ、表示装置の製造歩留ま
りを悪化させることがない。
群とそれに隣接した1行目(N行目)の画素電極の電極
群との離間距離が、画素電極の電極群相互間の離間距離
に等しい構成とすれば、第1(第2)ダミー走査電極の
作用を正確にし、表示画素全体の均一表示を確実なもの
とできる。
数の画素電極のいずれも、平面形状の外形寸法が同一に
形成されている構成とすれば、第1(第2)ダミー走査
電極の作用を理想的なものとし表示画素群全体の均一表
示を理想的で且つ最も確実なものとできる。
に設けられた走査電極側第3(第4)ダミー電極をさら
に備えた構成、及び/又は、第1(第2)ダミー画素電
極の電極列の外側に設けられた画素電極側第3(第4)
ダミー電極をさらに備えた構成とすれば、走査電極側第
3(第4)ダミー電極及び/又は画素電極側第3(第
4)ダミー電極を容量結合の形成以外の目的の自由度が
高い用途に活用することができる。
が第1(第2)ダミー画素電極の電極列に並設されたダ
ミーの画素電極の電極列で構成されている構成とすれ
ば、それを静電気による表示装置の不良防止のために利
用することができる。
電極の電極群が複数行配設されている構成とすれば、そ
れらを静電気による表示装置の不良防止としてより有効
に利用することができる。
の電極群の配設ピッチが、画素電極の配設ピッチよりも
短い構成とすれば、画素電極側第3(第4)ダミー電極
の配設数を表示装置の外形を大きくすることなく増やす
ことができることから基板を大きくする必要がないの
で、マザー基板からの基板の採れ枚数が減らず製造コス
トが上がることがない。また、静電気による表示装置の
不良発生を抑えるための画素電極側第3(第4)ダミー
電極を多数個設けることができるので、表示装置の製造
歩留まりが改善され、表示装置の製造コストを下げるこ
とができる。
平面図である。
一部分を拡大した斜視図である。
走査電極に印加される走査信号を説明するための波形図
である。
変形例を示す斜視図である。
平面図である。
走査電極に印加される走査信号を説明するための波形図
である。
別の変形例の平面図である。
平面図である。
平面図である。
の平面図である。
の一部分を拡大した斜視図である。
るための説明図である。
大した斜視図である。
る。
板の一部分を拡大した斜視図である。
めの図である。
るための図である。
する液晶表示装置の液晶セルの平面図である。
を有する液晶表示装置の液晶セルの平面図である。
Claims (27)
- 【請求項1】 相互に並行して延びるように番号1から
番号Nまで番号順に設けられたN本の正規の走査電極
と、該N本の走査電極のそれぞれに対向し且つ該走査電
極に沿って並ぶ電極群を形成してマトリクス状に配設さ
れた複数の正規の画素電極と、該走査電極と該画素電極
との間に設けられた誘電性材料層と、を備え、 上記N本の走査電極のうち1本目の走査電極の外側に隣
接し且つ該1本目の走査電極に並行して延びるように設
けられた第1ダミー走査電極をさらに備え、 上記第1ダミー走査電極は、上記1本目の走査電極に走
査信号が印加されて選択状態となった際の該第1ダミー
走査電極の電圧が、上記N本の走査電極のうち2本目か
らN本目のいずれかの走査電極に走査信号が印加されて
選択状態となった際に該選択状態となった走査電極に隣
接した番号の小さい方の走査電極の電圧と等しくなるよ
うに、上記N本の走査電極のうちいずれかの走査電極に
接続されていることを特徴とする表示装置。 - 【請求項2】 相互に並行して延びるように番号1から
番号Nまで番号順に設けられたN本の正規の走査電極
と、該N本の走査電極のそれぞれに対向し且つ該走査電
極に沿って並ぶ電極群を形成してマトリクス状に配設さ
れた複数の正規の画素電極と、該走査電極と該画素電極
との間に設けられた誘電性材料層と、を備え、 上記N本の走査電極のうち1本目の走査電極の外側に隣
接し且つ該1本目の走査電極に並行して延びるように設
けられた第1ダミー走査電極をさらに備え、 上記N本の走査電極は、時分割方式で走査信号が順次印
加されるように構成されており、 上記第1ダミー走査電極は、上記1本目の走査電極に走
査信号が印加されて選択状態となった際の該第1ダミー
走査電極の電圧が、上記N本の走査電極のうち2本目か
らN本目のいずれかの走査電極に走査信号が印加されて
選択状態となった際に該選択状態となった走査電極に隣
接した番号の小さい方の走査電極の電圧と等しくなるよ
うに、上記N本の走査電極のうち1本目以外のいずれか
の走査電極に接続されていることを特徴とする表示装
置。 - 【請求項3】 相互に並行して延びるように番号1から
偶数である番号Nまで番号順に設けられたN本の正規の
走査電極と、該N本の走査電極のそれぞれに対向し且つ
該走査電極に沿って並ぶ電極群を形成してマトリクス状
に配設された複数の正規の画素電極と、該走査電極と該
画素電極との間に設けられた誘電性材料層と、を備え、 上記N本の走査電極のうち1本目の走査電極の外側に隣
接し且つ該1本目の走査電極に並行して延びるように設
けられた第1ダミー走査電極をさらに備え、 上記N本の走査電極は、時分割方式で且つ走査電極毎に
走査信号の極性が交互に反転するライン反転駆動方式で
走査信号が順次印加されるように構成されており、 上記第1ダミー走査電極は、上記N本の走査電極のうち
1本目以外のいずれか奇数番号の走査電極に接続されて
いることを特徴とする表示装置。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載された
表示装置において、 1本目の走査電極に対向して設けられた1行目の画素電
極の電極群の外側に隣接し且つ上記第1ダミー走査電極
に対向して設けられた第1ダミー画素電極の電極群をさ
らに備えたことを特徴とする表示装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載された表示装置におい
て、 上記第1ダミー画素電極の電極群とそれに隣接した上記
1行目の画素電極の電極群との離間距離の方が、上記第
1ダミー走査電極とそれに隣接した上記1本目の走査電
極との離間距離よりも短いことを特徴とする表示装置。 - 【請求項6】 請求項4に記載された表示装置におい
て、 上記第1ダミー画素電極の電極群とそれに隣接した上記
1行目の画素電極の電極群との離間距離が、上記画素電
極の電極群相互間の離間距離に等しいことを特徴とする
表示装置。 - 【請求項7】 請求項4に記載された表示装置におい
て、 上記第1ダミー画素電極及び上記複数の画素電極は、い
ずれも平面形状の外形寸法が同一に形成されていること
を特徴とする表示装置。 - 【請求項8】 請求項1乃至3のいずれかに記載された
表示装置において、 上記第1ダミー走査電極の外側に設けられた走査電極側
第3ダミー電極をさらに備えたことを特徴とする表示装
置。 - 【請求項9】 請求項4に記載された表示装置におい
て、 上記第1ダミー画素電極の電極列の外側に設けられた画
素電極側第3ダミー電極をさらに備えたことを特徴とす
る表示装置。 - 【請求項10】 請求項9に記載された表示装置におい
て、 上記画素電極側第3ダミー電極は、上記第1ダミー画素
電極の電極列に並設されたダミーの画素電極の電極列で
構成されていることを特徴とする表示装置。 - 【請求項11】 請求項10に記載された表示装置にお
いて、 上記画素電極側第3ダミー電極の電極群は複数行配設さ
れていることを特徴とする表示装置。 - 【請求項12】 請求項11に記載された表示装置にお
いて、 上記画素電極側第3ダミー電極の電極群の配設ピッチ
が、上記画素電極の配設ピッチよりも短いことを特徴と
する表示装置。 - 【請求項13】 請求項1に記載された表示装置におい
て、 N本目の走査電極の外側に隣接し且つ該N本目の走査電
極に並行して延びるように設けられた第2ダミー走査電
極をさらに備え、 上記第2ダミー走査電極は、上記N本目の走査電極に走
査信号が印加されて選択状態となった際の該第2ダミー
走査電極の電圧が、上記N本の走査電極のうち1本目か
らN−1本目のいずれかの走査電極に走査信号が印加さ
れて選択状態となった際に該選択状態となった走査電極
に隣接した番号の大きい方の走査電極の電圧と等しくな
るように、上記N本の走査電極のうちいずれかの走査電
極に接続されていることを特徴とする表示装置。 - 【請求項14】 請求項2に記載された表示装置におい
て、 N本目の走査電極の外側に隣接し且つ該N本目の走査電
極に並行して延びるように設けられた第2ダミー走査電
極をさらに備え、 上記第2ダミー走査電極は、上記N本目の走査電極に走
査信号が印加されて選択状態となった際の該第2ダミー
走査電極の電圧が、上記N本の走査電極のうち1本目か
らN−1本目のいずれかの走査電極に走査信号が印加さ
れて選択状態となった際に該選択状態となった走査電極
に隣接した番号の大きい方の走査電極の電圧と等しくな
るように、上記N本の走査電極のうちN本目以外のいず
れかの走査電極に接続されていることを特徴とする表示
装置。 - 【請求項15】 請求項3に記載された表示装置におい
て、 N本目の走査電極の外側に隣接し且つ該N本目の走査電
極に並行して延びるように設けられた第2ダミー走査電
極をさらに備え、 上記第2ダミー走査電極は、上記N本の走査電極のうち
N本目以外のいずれか偶数番号の走査電極に接続されて
いることを特徴とする表示装置。 - 【請求項16】 相互に並行して延びるように番号1か
ら番号Nまで番号順に設けられたN本の正規の走査電極
と、該N本の走査電極のそれぞれに対向し且つ該走査電
極に沿って並ぶ電極群を形成してマトリクス状に配設さ
れた複数の正規の画素電極と、該走査電極と該画素電極
との間に設けられた誘電性材料層と、を備え、 上記N本の走査電極のうちN本目の走査電極の外側に隣
接し且つ該N本目の走査電極に並行して延びるように設
けられた第2ダミー走査電極をさらに備え、 上記第2ダミー走査電極は、上記N本目の走査電極に走
査信号が印加されて選択状態となった際の該第2ダミー
走査電極の電圧が、上記N本の走査電極のうち1本目か
らN−1本目のいずれかの走査電極に走査信号が印加さ
れて選択状態となった際に該選択状態となった走査電極
に隣接した番号の大きい方の走査電極の電圧と等しくな
るように、上記N本の走査電極のうちいずれかの走査電
極に接続されていることを特徴とする表示装置。 - 【請求項17】 相互に並行して延びるように番号1か
ら番号Nまで番号順に設けられたN本の正規の走査電極
と、該N本の走査電極のそれぞれに対向し且つ該走査電
極に沿って並ぶ電極群を形成してマトリクス状に配設さ
れた複数の正規の画素電極と、該走査電極と該画素電極
との間に設けられた誘電性材料層と、を備え、 上記N本の走査電極のうちN本目の走査電極の外側に隣
接し且つ該N本目の走査電極に並行して延びるように設
けられた第2ダミー走査電極をさらに備え、 上記第2ダミー走査電極は、上記N本目の走査電極に走
査信号が印加されて選択状態となった際の該第2ダミー
走査電極の電圧が、上記N本の走査電極のうち1本目か
らN−1本目のいずれかの走査電極に走査信号が印加さ
れて選択状態となった際に該選択状態となった走査電極
に隣接した番号の大きい方の走査電極の電圧と等しくな
るように、上記N本の走査電極のうちN本目以外のいず
れかの走査電極に接続されていることを特徴とする表示
装置。 - 【請求項18】 相互に並行して延びるように番号1か
ら偶数である番号Nまで番号順に設けられたN本の正規
の走査電極と、該N本の走査電極のそれぞれに対向し且
つ該走査電極に沿って並ぶ電極群を形成してマトリクス
状に配設された複数の正規の画素電極と、該走査電極と
該画素電極との間に設けられた誘電性材料層と、を備
え、 上記N本の走査電極のうちN本目の走査電極の外側に隣
接し且つ該N本目の走査電極に並行して延びるように設
けられた第2ダミー走査電極をさらに備え、 上記第2ダミー走査電極は、上記N本の走査電極のうち
N本目以外のいずれか偶数番号の走査電極に接続されて
いることを特徴とする表示装置。 - 【請求項19】 請求項13乃至18のいずれかに記載
された表示装置において、 N本目の走査電極に対向して設けられたN行目の画素電
極の電極群の外側に隣接し且つ上記第2ダミー走査電極
に対向して設けられた第2ダミー画素電極の電極群をさ
らに備えたことを特徴とする表示装置。 - 【請求項20】 請求項19に記載された表示装置にお
いて、 上記第2ダミー画素電極の電極群とそれに隣接した上記
N行目の画素電極の電極群との離間距離の方が、上記第
2ダミー走査電極とそれに隣接した上記N本目の走査電
極との離間距離よりも短いことを特徴とする表示装置。 - 【請求項21】 請求項19に記載された表示装置にお
いて、 上記第2ダミー画素電極の電極群とそれに隣接した上記
N行目の画素電極の電極群との離間距離が、上記画素電
極相互間の離間距離に等しいことを特徴とする表示装
置。 - 【請求項22】 請求項19に記載された表示装置にお
いて、 上記第2ダミー画素電極及び上記複数の画素電極は、い
ずれも平面形状の外形寸法が同一に形成されていること
を特徴とする表示装置。 - 【請求項23】 請求項13乃至18のいずれかに記載
された表示装置において、 上記第2ダミー走査電極の外側に設けられた走査電極側
第4ダミー電極をさらに備えたことを特徴とする表示装
置。 - 【請求項24】 請求項19に記載された表示装置にお
いて、 上記第2ダミー画素電極の電極列の外側に設けられた画
素電極側第4ダミー電極をさらに備えたことを特徴とす
る表示装置。 - 【請求項25】 請求項24に記載された表示装置にお
いて、 上記画素電極側第4ダミー電極は、上記第2ダミー画素
電極の電極列に並設されたダミーの画素電極の電極列で
構成されていることを特徴とする表示装置。 - 【請求項26】 請求項25に記載された表示装置にお
いて、 上記画素電極側第4ダミー電極の電極群は複数行配設さ
れていることを特徴とする表示装置。 - 【請求項27】 請求項26に記載された表示装置にお
いて、 上記画素電極側第4ダミー電極の電極群の配設ピッチ
が、上記画素電極の配設ピッチよりも短いことを特徴と
する表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001292859A JP2003098540A (ja) | 2001-09-26 | 2001-09-26 | 表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001292859A JP2003098540A (ja) | 2001-09-26 | 2001-09-26 | 表示装置 |
Related Child Applications (4)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2005253204A Division JP2006072366A (ja) | 2005-09-01 | 2005-09-01 | 表示装置 |
| JP2006154357A Division JP4639167B2 (ja) | 2006-06-02 | 2006-06-02 | 表示装置 |
| JP2007002616A Division JP2007108790A (ja) | 2007-01-10 | 2007-01-10 | 表示装置 |
| JP2007002612A Division JP2007108789A (ja) | 2007-01-10 | 2007-01-10 | 表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003098540A true JP2003098540A (ja) | 2003-04-03 |
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ID=19114747
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|---|---|---|---|
| JP2001292859A Pending JP2003098540A (ja) | 2001-09-26 | 2001-09-26 | 表示装置 |
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| Country | Link |
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Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006053521A (ja) * | 2004-07-13 | 2006-02-23 | Seiko Instruments Inc | 表示装置 |
| JP2006171033A (ja) * | 2004-12-10 | 2006-06-29 | Sony Corp | 液晶表示装置 |
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-
2001
- 2001-09-26 JP JP2001292859A patent/JP2003098540A/ja active Pending
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