JP2003116186A - 電力供給を兼ねた車内lanシステム - Google Patents
電力供給を兼ねた車内lanシステムInfo
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- JP2003116186A JP2003116186A JP2001308389A JP2001308389A JP2003116186A JP 2003116186 A JP2003116186 A JP 2003116186A JP 2001308389 A JP2001308389 A JP 2001308389A JP 2001308389 A JP2001308389 A JP 2001308389A JP 2003116186 A JP2003116186 A JP 2003116186A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】自動車内の電気配線の簡素化を達成することの
できる車内LANシステムを提供する。 【解決手段】車載の各電気機器を制御する制御信号を発
生し、各電気機器に電力を供給する電力線に前記制御信
号を出力する制御信号発生手段を有する主制御装置と、
前記各電気機器の近くの前記電力供給線に接続して設け
られ、前記電力供給線から前記制御信号を検出し、該制
御信号にIDを付加して無線送信する、IDを付加する
装置を持つ送信機を有する電気機器制御ユニットと、前
記電気機器に設けられた、前記送信器から無線送信され
た前記制御信号を受信し、該制御信号に付加されたID
を判別する装置を持つ受信器と、前記受信器が受信した
制御信号に応じて各電気機器を制御する制御スイッチと
を備えたことを特徴とする電力供給を兼ねた車内LAN
システムにより前記課題を解決する。
できる車内LANシステムを提供する。 【解決手段】車載の各電気機器を制御する制御信号を発
生し、各電気機器に電力を供給する電力線に前記制御信
号を出力する制御信号発生手段を有する主制御装置と、
前記各電気機器の近くの前記電力供給線に接続して設け
られ、前記電力供給線から前記制御信号を検出し、該制
御信号にIDを付加して無線送信する、IDを付加する
装置を持つ送信機を有する電気機器制御ユニットと、前
記電気機器に設けられた、前記送信器から無線送信され
た前記制御信号を受信し、該制御信号に付加されたID
を判別する装置を持つ受信器と、前記受信器が受信した
制御信号に応じて各電気機器を制御する制御スイッチと
を備えたことを特徴とする電力供給を兼ねた車内LAN
システムにより前記課題を解決する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力供給を兼ねた
車内LANシステムに係り、特に、自動車内において各
種車載ユニットを制御する信号を送受信するための電気
配線を簡素化する技術に関する。
車内LANシステムに係り、特に、自動車内において各
種車載ユニットを制御する信号を送受信するための電気
配線を簡素化する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の照明(ライト)あるいはウォー
ニングランプやエアコンディショナー等の電装部品(車
載ユニット)は、運転席のパネルに設置されたスイッチ
を押す等して操作されるが、従来、車内には、これらの
スイッチから各車載ユニットに指令を伝達するために、
非常に沢山の信号線が配線されていた。また、これらの
信号線とは別に、各車載ユニットを駆動するための電力
を供給する電力線も配線されており、これらの配線はひ
とまとめに束ねられてワイヤーハーネスと呼ばれてい
る。
ニングランプやエアコンディショナー等の電装部品(車
載ユニット)は、運転席のパネルに設置されたスイッチ
を押す等して操作されるが、従来、車内には、これらの
スイッチから各車載ユニットに指令を伝達するために、
非常に沢山の信号線が配線されていた。また、これらの
信号線とは別に、各車載ユニットを駆動するための電力
を供給する電力線も配線されており、これらの配線はひ
とまとめに束ねられてワイヤーハーネスと呼ばれてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
自動車に搭載される車載ユニットは、カーナビゲーショ
ンシステムや車載オーディオやTV等の技術の進歩とと
もに、年々増加しており、これらに用いられる信号線や
電力線の本数も増加し、これらを束ねたワイヤーハーネ
スの径が太くなるとともに重量も増加して、そのため配
線スペースの確保が難しくなったり、重量の増加のため
自動車の燃費を悪化させる等の問題が発生している。ま
た、膨大な数の信号線及び電力線を束ねたワイヤーハー
ネスから、各電気機器の近くで各電気機器に対する信号
線を引き出して接続する作業が非常に大変であるという
問題もあった。
自動車に搭載される車載ユニットは、カーナビゲーショ
ンシステムや車載オーディオやTV等の技術の進歩とと
もに、年々増加しており、これらに用いられる信号線や
電力線の本数も増加し、これらを束ねたワイヤーハーネ
スの径が太くなるとともに重量も増加して、そのため配
線スペースの確保が難しくなったり、重量の増加のため
自動車の燃費を悪化させる等の問題が発生している。ま
た、膨大な数の信号線及び電力線を束ねたワイヤーハー
ネスから、各電気機器の近くで各電気機器に対する信号
線を引き出して接続する作業が非常に大変であるという
問題もあった。
【0004】本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされ
たものであり、自動車内の電気配線を削減することによ
り、車両重量の軽量化、製造工程の容易化及びコスト低
減を図り、車内の電気配線を簡素化するようにした電力
供給を兼ねた車内LANシステムを提供することを課題
とする。
たものであり、自動車内の電気配線を削減することによ
り、車両重量の軽量化、製造工程の容易化及びコスト低
減を図り、車内の電気配線を簡素化するようにした電力
供給を兼ねた車内LANシステムを提供することを課題
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、電力供給を兼ねた車内LANシステムで
あって、車載の各電気機器を制御する制御信号を発生
し、各電気機器に電力を供給する電力線に前記制御信号
を出力する制御信号発生手段を有する主制御装置と、前
記各電気機器の近くの前記電力供給線に接続して設けら
れ、前記電力供給線から前記制御信号を検出し、該制御
信号にIDを付加して無線送信する、IDを付加する装
置を持つ送信機を有する電気機器制御ユニットと、前記
電気機器に設けられ、前記送信器から無線送信された前
記制御信号を受信し、該制御信号に付加されたIDを判
別する装置を持つ受信器と、前記電気機器に設けられ、
前記受信器が受信した制御信号に応じて各電気機器を制
御する制御スイッチと、を備えたことを特徴とする電力
供給を兼ねた車内LANシステムを提供する。
に、本発明は、電力供給を兼ねた車内LANシステムで
あって、車載の各電気機器を制御する制御信号を発生
し、各電気機器に電力を供給する電力線に前記制御信号
を出力する制御信号発生手段を有する主制御装置と、前
記各電気機器の近くの前記電力供給線に接続して設けら
れ、前記電力供給線から前記制御信号を検出し、該制御
信号にIDを付加して無線送信する、IDを付加する装
置を持つ送信機を有する電気機器制御ユニットと、前記
電気機器に設けられ、前記送信器から無線送信された前
記制御信号を受信し、該制御信号に付加されたIDを判
別する装置を持つ受信器と、前記電気機器に設けられ、
前記受信器が受信した制御信号に応じて各電気機器を制
御する制御スイッチと、を備えたことを特徴とする電力
供給を兼ねた車内LANシステムを提供する。
【0006】また、前記電気機器制御ユニットは、さら
に、前記電気機器の制御状態を検出する検出手段と、該
検出された前記電気機器の制御状態に応じた状態信号を
発生し、該状態信号を前記主制御装置側に向けて前記電
力供給線に出力する状態信号発生手段とを有することが
好ましい。
に、前記電気機器の制御状態を検出する検出手段と、該
検出された前記電気機器の制御状態に応じた状態信号を
発生し、該状態信号を前記主制御装置側に向けて前記電
力供給線に出力する状態信号発生手段とを有することが
好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電力供給を兼ねた
車内LANシステムについて、添付の図面に示される好
適実施形態を基に詳細に説明する。
車内LANシステムについて、添付の図面に示される好
適実施形態を基に詳細に説明する。
【0008】図1は、本発明に係る電力供給を兼ねた車
内LANシステムの一実施形態の概略構成を示すブロッ
ク図である。本実施形態における電力供給を兼ねた車内
LANシステムは、運転席に設けられたスイッチから入
力された、各電気機器を操作(制御)する指示(制御信
号)を、各電気機器に駆動電力を供給するための電力供
給線に乗せて各電気機器に向けて送信するとともに、各
電気機器の近くに設けられた電気機器制御ユニットでこ
の制御信号を検出し、無線で該制御信号を電気機器に送
信して、電気機器を制御するようにしたものである。
内LANシステムの一実施形態の概略構成を示すブロッ
ク図である。本実施形態における電力供給を兼ねた車内
LANシステムは、運転席に設けられたスイッチから入
力された、各電気機器を操作(制御)する指示(制御信
号)を、各電気機器に駆動電力を供給するための電力供
給線に乗せて各電気機器に向けて送信するとともに、各
電気機器の近くに設けられた電気機器制御ユニットでこ
の制御信号を検出し、無線で該制御信号を電気機器に送
信して、電気機器を制御するようにしたものである。
【0009】図1に示すように、本実施形態の電力供給
を兼ねた車内LANシステムは、電源10から、車内
に、例えば車内の略外周に沿ってループ状に、敷設され
た銅線等の電力供給線12と、該電力供給線12に接続
された各種電気機器14と、各電気機器14に対する制
御信号を検出し、各電気機器14に該制御信号を無線で
送信して、各電気機器14を制御する電気機器制御ユニ
ット16及び、スイッチ18からの入力を受けて、各電
気機器14に対する制御信号を電力供給線12に送出す
る制御信号発生回路20を含むマスターコンピュータ2
2とから主に構成される。
を兼ねた車内LANシステムは、電源10から、車内
に、例えば車内の略外周に沿ってループ状に、敷設され
た銅線等の電力供給線12と、該電力供給線12に接続
された各種電気機器14と、各電気機器14に対する制
御信号を検出し、各電気機器14に該制御信号を無線で
送信して、各電気機器14を制御する電気機器制御ユニ
ット16及び、スイッチ18からの入力を受けて、各電
気機器14に対する制御信号を電力供給線12に送出す
る制御信号発生回路20を含むマスターコンピュータ2
2とから主に構成される。
【0010】マスターコンピュータ22は、その設置場
所は特に限定はされないが、例えば運転席の近くに設置
され、運転席に設けられたスイッチ18から各電気機器
14の操作指示が入力されると、これを受け、どの電気
機器14に対する指示かを判断し、操作指示された電気
機器14に対する制御信号を制御信号発生回路20で発
生させ、電力供給線12に送出する。電力供給線12
は、各電気機器14に通常12Vの電力を供給するもの
であるが、制御信号発生回路20から制御信号が送出さ
れると、各電気機器14に対する駆動電力とともに、こ
の制御信号をも同時に各電気機器14に伝達する。
所は特に限定はされないが、例えば運転席の近くに設置
され、運転席に設けられたスイッチ18から各電気機器
14の操作指示が入力されると、これを受け、どの電気
機器14に対する指示かを判断し、操作指示された電気
機器14に対する制御信号を制御信号発生回路20で発
生させ、電力供給線12に送出する。電力供給線12
は、各電気機器14に通常12Vの電力を供給するもの
であるが、制御信号発生回路20から制御信号が送出さ
れると、各電気機器14に対する駆動電力とともに、こ
の制御信号をも同時に各電気機器14に伝達する。
【0011】電気機器制御ユニット16は、電力供給線
12から電力供給を受けるとともに、同時に電力に乗せ
て送信されてきた制御信号を検出する。制御信号を検出
すると電気機器制御ユニット16は、検出した制御信号
を当該電気機器14に対して無線送信する。電気機器1
4は、無線で送信された制御信号を受信すると電源開閉
スイッチ(制御スイッチ)をオンにして、作動を開始す
る。このように、電気機器14に対する制御信号を電力
供給線12に乗せて送信するようにしたため、従来の信
号線を不要とすることができ、車内の電気配線を削減
し、簡素化することができる。これを図2を用いて、以
下さらに詳しく説明する。
12から電力供給を受けるとともに、同時に電力に乗せ
て送信されてきた制御信号を検出する。制御信号を検出
すると電気機器制御ユニット16は、検出した制御信号
を当該電気機器14に対して無線送信する。電気機器1
4は、無線で送信された制御信号を受信すると電源開閉
スイッチ(制御スイッチ)をオンにして、作動を開始す
る。このように、電気機器14に対する制御信号を電力
供給線12に乗せて送信するようにしたため、従来の信
号線を不要とすることができ、車内の電気配線を削減
し、簡素化することができる。これを図2を用いて、以
下さらに詳しく説明する。
【0012】図2は、図1に示す本実施形態の電力供給
を兼ねた車内LANシステムを、さらに詳しく表示した
ブロック図である。図2においては、電気機器14とし
てライト14aを例にとり説明することとする。図2に
示すように、本システムは、主に電源10、電力供給線
(バスライン)12、電気機器14(ライト14a)、
電気機器制御ユニット16、マスターコンピュータ(主
制御装置)22等から構成される。
を兼ねた車内LANシステムを、さらに詳しく表示した
ブロック図である。図2においては、電気機器14とし
てライト14aを例にとり説明することとする。図2に
示すように、本システムは、主に電源10、電力供給線
(バスライン)12、電気機器14(ライト14a)、
電気機器制御ユニット16、マスターコンピュータ(主
制御装置)22等から構成される。
【0013】マスターコンピュータ22は、スイッチ1
8からの操作指示信号を受け、どの電気機器14に対す
る指示であるかを判断する信号判別回路24及び各電気
機器14に対する制御信号を発生する制御信号発生回路
20とを有している。ここで、信号判別回路24は、ど
の電気機器14に対する指示であるかを判別するのみで
なく、その指示内容、例えば、ライトであれば、スモー
ルライトかヘッドライトか、あるいは、ワイパーであれ
ば低速、中速、高速いずれのモードであるか、等の制御
内容(モード)をも判別するものである。なお、このよ
うに、信号判別回路24を設けずに、各スイッチ毎(各
電気機器14毎)に制御信号発生回路20を設けるよう
にしてもよい。
8からの操作指示信号を受け、どの電気機器14に対す
る指示であるかを判断する信号判別回路24及び各電気
機器14に対する制御信号を発生する制御信号発生回路
20とを有している。ここで、信号判別回路24は、ど
の電気機器14に対する指示であるかを判別するのみで
なく、その指示内容、例えば、ライトであれば、スモー
ルライトかヘッドライトか、あるいは、ワイパーであれ
ば低速、中速、高速いずれのモードであるか、等の制御
内容(モード)をも判別するものである。なお、このよ
うに、信号判別回路24を設けずに、各スイッチ毎(各
電気機器14毎)に制御信号発生回路20を設けるよう
にしてもよい。
【0014】制御信号発生回路20は、スイッチ18か
ら指示された電気機器14に対する制御信号を発生さ
せ、電力供給線12に送出するものである。発生される
制御信号は、当該電気機器14を特定するコードを含ん
でおり、各電気機器14毎にそのパルス周期が決められ
ている。このように、電力供給線12に各電気機器14
の制御信号を乗せて送信する方法は、例えば電話回線に
情報を乗せてデータ通信を行うDSL(Digital Subscr
iber Line)と同様の方式であると言える。
ら指示された電気機器14に対する制御信号を発生さ
せ、電力供給線12に送出するものである。発生される
制御信号は、当該電気機器14を特定するコードを含ん
でおり、各電気機器14毎にそのパルス周期が決められ
ている。このように、電力供給線12に各電気機器14
の制御信号を乗せて送信する方法は、例えば電話回線に
情報を乗せてデータ通信を行うDSL(Digital Subscr
iber Line)と同様の方式であると言える。
【0015】いま、図2では、電気機器14として、ラ
イト14aを例にとって説明する。電気機器制御ユニッ
ト16は、信号検出部26と信号帰還部28とから成
る。信号検出部26は、制御信号検出回路30と制御信
号送信器32とを有しており、信号帰還部28は、状態
検出回路40と状態信号発生回路42とを有している。
また、電気機器14であるライト14aには、制御信号
受信器34と電源開閉スイッチ36が設けられていると
ともに、ライト14aに近接して受光センサ38が設置
されている。受光センサ38の検出信号は、状態検出回
路40に入力されるようになっており、状態検出回路4
0において、この検出信号に基づいてライト14aの点
灯状態が検出される。
イト14aを例にとって説明する。電気機器制御ユニッ
ト16は、信号検出部26と信号帰還部28とから成
る。信号検出部26は、制御信号検出回路30と制御信
号送信器32とを有しており、信号帰還部28は、状態
検出回路40と状態信号発生回路42とを有している。
また、電気機器14であるライト14aには、制御信号
受信器34と電源開閉スイッチ36が設けられていると
ともに、ライト14aに近接して受光センサ38が設置
されている。受光センサ38の検出信号は、状態検出回
路40に入力されるようになっており、状態検出回路4
0において、この検出信号に基づいてライト14aの点
灯状態が検出される。
【0016】制御信号検出回路30は、電力供給線12
から入力された電気信号から電気機器14(ライト14
a)に対する制御信号を検出する。ライト14aに対す
る制御信号を検出すると、制御信号検出回路30は、制
御信号送信器32からライト14aに向けて制御信号を
無線送信する。また、制御信号送信器32は、ID付加
装置32aを有しており、前記制御信号にライト14a
を識別するためのIDを付加して送信する。
から入力された電気信号から電気機器14(ライト14
a)に対する制御信号を検出する。ライト14aに対す
る制御信号を検出すると、制御信号検出回路30は、制
御信号送信器32からライト14aに向けて制御信号を
無線送信する。また、制御信号送信器32は、ID付加
装置32aを有しており、前記制御信号にライト14a
を識別するためのIDを付加して送信する。
【0017】ライト14aに設置されている制御信号受
信器34は、ID判別装置34aを有しており、信号検
出部26の制御信号送信器32から無線送信された制御
信号を受信すると、制御信号に付加されているIDを判
別し、電源開閉スイッチ36をオンにしてライト14a
に電力を供給し、ライト14aを点灯させる。このとき
制御信号の内容に応じて、スモールライトあるいはヘッ
ドライトを点灯させる所定の電源スイッチがオンとされ
る。
信器34は、ID判別装置34aを有しており、信号検
出部26の制御信号送信器32から無線送信された制御
信号を受信すると、制御信号に付加されているIDを判
別し、電源開閉スイッチ36をオンにしてライト14a
に電力を供給し、ライト14aを点灯させる。このとき
制御信号の内容に応じて、スモールライトあるいはヘッ
ドライトを点灯させる所定の電源スイッチがオンとされ
る。
【0018】ライト14aが点灯すると、受光センサ3
8がその光を受光し、受光信号が状態検出回路40に入
力される。状態検出回路40は、その入力信号からライ
ト14aの点灯状態を判別する。すなわち、状態検出回
路40は、ライト14aが指示された状態に制御されて
いるか否か判定する。なお、この判定に当たり、電気機
器14(ライト14a)に対する指示の内容は、信号検
出部26の制御信号検出回路30の検出結果を利用する
ようにすればよい。
8がその光を受光し、受光信号が状態検出回路40に入
力される。状態検出回路40は、その入力信号からライ
ト14aの点灯状態を判別する。すなわち、状態検出回
路40は、ライト14aが指示された状態に制御されて
いるか否か判定する。なお、この判定に当たり、電気機
器14(ライト14a)に対する指示の内容は、信号検
出部26の制御信号検出回路30の検出結果を利用する
ようにすればよい。
【0019】状態信号発生回路42は、状態検出回路4
0によって検出されたライト14aの状態に応じた状態
信号を発生する。発生された状態信号は、電力供給線1
2に送出される。そして、このライト14aの制御状態
(点灯状態)を示す状態信号は、電力供給線12を通じ
て、マスターコンピュータ22に送信(フィードバッ
ク)される。また、図示を省略したが、マスターコンピ
ュータ22の中には、信号検出回路があり、状態信号が
受信(検出)されると、それに応じて、例えば運転席の
インストールパネルに所定の表示が行われる。
0によって検出されたライト14aの状態に応じた状態
信号を発生する。発生された状態信号は、電力供給線1
2に送出される。そして、このライト14aの制御状態
(点灯状態)を示す状態信号は、電力供給線12を通じ
て、マスターコンピュータ22に送信(フィードバッ
ク)される。また、図示を省略したが、マスターコンピ
ュータ22の中には、信号検出回路があり、状態信号が
受信(検出)されると、それに応じて、例えば運転席の
インストールパネルに所定の表示が行われる。
【0020】このように、本実施形態では、電気機器を
制御する信号を電力供給線に乗せて送り、電気機器の近
くに設けられた信号検出部で検出し、その制御信号を無
線通信で電気機器に送信して、電気機器を制御するよう
にしている。制御信号を電力供給線に乗せて送ることに
より、電気機器に制御信号を送る信号線を不要とするこ
とができる。また、電力供給線に乗せて送った制御信号
を、最後に電気機器に伝える部分においては、無線通信
で送信するようにすることにより、電気機器等の設置の
自由度を増すことができ、取り付けがより容易となる。
制御する信号を電力供給線に乗せて送り、電気機器の近
くに設けられた信号検出部で検出し、その制御信号を無
線通信で電気機器に送信して、電気機器を制御するよう
にしている。制御信号を電力供給線に乗せて送ることに
より、電気機器に制御信号を送る信号線を不要とするこ
とができる。また、電力供給線に乗せて送った制御信号
を、最後に電気機器に伝える部分においては、無線通信
で送信するようにすることにより、電気機器等の設置の
自由度を増すことができ、取り付けがより容易となる。
【0021】以上の例は、電気機器14がライト14a
の場合であったが、他の電気機器の場合でも同様であ
る。例えば、ワイパーであれば、ワイパーの動きを所定
のセンサで検出して、その検出信号を用いて指示された
状態でワイパーが作動しているか否か判定し、それに応
じた状態信号を発生して、マスターコンピュータ22に
フィードバックするようにする。フィードバックを受け
たマスターコンピュータ22は、電気機器の状態をイン
ストールパネルに表示する。ワイパーは、フロントガラ
スの場合は運転席から見えるが、リヤウインドの場合は
見にくいので、このように電気機器の作動状態をインス
トールパネルに表示することは有効である。また、電気
機器の作動に何か異常があればその旨の表示をして、運
転者に注意を促すようにする。
の場合であったが、他の電気機器の場合でも同様であ
る。例えば、ワイパーであれば、ワイパーの動きを所定
のセンサで検出して、その検出信号を用いて指示された
状態でワイパーが作動しているか否か判定し、それに応
じた状態信号を発生して、マスターコンピュータ22に
フィードバックするようにする。フィードバックを受け
たマスターコンピュータ22は、電気機器の状態をイン
ストールパネルに表示する。ワイパーは、フロントガラ
スの場合は運転席から見えるが、リヤウインドの場合は
見にくいので、このように電気機器の作動状態をインス
トールパネルに表示することは有効である。また、電気
機器の作動に何か異常があればその旨の表示をして、運
転者に注意を促すようにする。
【0022】また、電力供給線12によって、マスター
コンピュータ22から各電気機器14への制御信号(い
わゆる下り信号)と、電気機器制御ユニット16からマ
スターコンピュータ22への状態信号(いわゆる上り信
号)の2つの信号が、それぞれ送信されるが、状態信号
よりも制御信号のパルス周期の方を高く設定するように
する。このように、電気機器14の制御にあたり、電気
機器14を制御するための信号(下り信号)と、フィー
ドバックのための信号(上り信号)の2つの信号をペア
で用いることにより、より精度よく各電気機器14を制
御することが可能となる。
コンピュータ22から各電気機器14への制御信号(い
わゆる下り信号)と、電気機器制御ユニット16からマ
スターコンピュータ22への状態信号(いわゆる上り信
号)の2つの信号が、それぞれ送信されるが、状態信号
よりも制御信号のパルス周期の方を高く設定するように
する。このように、電気機器14の制御にあたり、電気
機器14を制御するための信号(下り信号)と、フィー
ドバックのための信号(上り信号)の2つの信号をペア
で用いることにより、より精度よく各電気機器14を制
御することが可能となる。
【0023】このように、電力供給線に信号を乗せて送
信するようにしたため、従来のような信号線が不要とな
り、その分、車内の電気配線が削減され、簡素化され
る。また、各電気機器の部分において、制御信号の伝達
を無線通信で行うようにしたため、従来のように各電気
機器のところで、ワイヤーハーネスからその電気機器の
信号線を引き出して接続するといった面倒な作業が必要
なくなり、製造工程も容易となり、コストも低減され
る。
信するようにしたため、従来のような信号線が不要とな
り、その分、車内の電気配線が削減され、簡素化され
る。また、各電気機器の部分において、制御信号の伝達
を無線通信で行うようにしたため、従来のように各電気
機器のところで、ワイヤーハーネスからその電気機器の
信号線を引き出して接続するといった面倒な作業が必要
なくなり、製造工程も容易となり、コストも低減され
る。
【0024】以上、本発明の電力供給を兼ねた車内LA
Nシステムについて詳細に説明したが、本発明は、以上
の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲において、各種の改良や変更を行っても
よいのはもちろんである。
Nシステムについて詳細に説明したが、本発明は、以上
の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲において、各種の改良や変更を行っても
よいのはもちろんである。
【0025】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、電
力供給線により信号を送信し、各電気機器の部分で無線
通信で信号を各電気機器に伝達するようにしたため、従
来の信号線が不要となり、自動車内の電気配線が削減さ
れ、配線が簡素化されるとともに、車両重量の軽量化、
製造工程の容易化及びコスト低減が可能となる。
力供給線により信号を送信し、各電気機器の部分で無線
通信で信号を各電気機器に伝達するようにしたため、従
来の信号線が不要となり、自動車内の電気配線が削減さ
れ、配線が簡素化されるとともに、車両重量の軽量化、
製造工程の容易化及びコスト低減が可能となる。
【図1】 本発明に係る電力供給を兼ねた車内LANシ
ステムの一実施形態の概略構成を示すブロック図であ
る。
ステムの一実施形態の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 本実施形態の電力供給を兼ねた車内LANシ
ステムを、さらに詳しく表示したブロック図である。
ステムを、さらに詳しく表示したブロック図である。
10 電源
12 電力供給線
14 電気機器
14a ライト
16 電気機器制御ユニット
18 スイッチ
20 制御信号発生回路
22 マスターコンピュータ
24 信号判別回路
26 信号検出部
28 信号帰還部
30 制御信号検出回路
32 制御信号送信器
32a ID付加装置
34 制御信号受信器
34a ID判別装置
36 電源開閉スイッチ
38 受光センサ
40 状態検出回路
42 状態信号発生回路
Claims (2)
- 【請求項1】電力供給を兼ねた車内LANシステムであ
って、 車載の各電気機器を制御する制御信号を発生し、各電気
機器に電力を供給する電力線に前記制御信号を出力する
制御信号発生手段を有する主制御装置と、 前記各電気機器の近くの前記電力供給線に接続して設け
られ、前記電力供給線から前記制御信号を検出し、該制
御信号にIDを付加して無線送信する、IDを付加する
装置を持つ送信機を有する電気機器制御ユニットと、 前記電気機器に設けられ、前記送信器から無線送信され
た前記制御信号を受信し、該制御信号に付加されたID
を判別する装置を持つ受信器と、前記電気機器に設けら
れ、前記受信器が受信した制御信号に応じて各電気機器
を制御する制御スイッチと、 を備えたことを特徴とする電力供給を兼ねた車内LAN
システム。 - 【請求項2】前記電気機器制御ユニットは、さらに、前
記電気機器の制御状態を検出する検出手段と、該検出さ
れた前記電気機器の制御状態に応じた状態信号を発生
し、該状態信号を前記主制御装置側に向けて前記電力供
給線に出力する状態信号発生手段とを有することを特徴
とする請求項1に記載の電力供給を兼ねた車内LANシ
ステム。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001308389A JP2003116186A (ja) | 2001-10-04 | 2001-10-04 | 電力供給を兼ねた車内lanシステム |
| PCT/JP2002/010338 WO2003032674A1 (fr) | 2001-10-04 | 2002-10-03 | Systeme lan embarque utilise en tant qu'alimentation |
| US10/491,630 US7049938B2 (en) | 2001-10-04 | 2002-10-03 | Intra-vehicle LAN system combining electric power supply |
| EP02775293A EP1435753A1 (en) | 2001-10-04 | 2002-10-03 | IN−CAR LAN SYSTEM SERVING AS POWER SUPPLY |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001308389A JP2003116186A (ja) | 2001-10-04 | 2001-10-04 | 電力供給を兼ねた車内lanシステム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003116186A true JP2003116186A (ja) | 2003-04-18 |
Family
ID=19127711
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001308389A Pending JP2003116186A (ja) | 2001-10-04 | 2001-10-04 | 電力供給を兼ねた車内lanシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003116186A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008160543A (ja) * | 2006-12-25 | 2008-07-10 | Pacific Ind Co Ltd | データ通信システム及びデータ通信方法 |
-
2001
- 2001-10-04 JP JP2001308389A patent/JP2003116186A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008160543A (ja) * | 2006-12-25 | 2008-07-10 | Pacific Ind Co Ltd | データ通信システム及びデータ通信方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040927 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050531 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050801 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050913 |