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JP2003134131A - 無線通信装置及び無線通信装置の稼動状況表示方法 - Google Patents

無線通信装置及び無線通信装置の稼動状況表示方法

Info

Publication number
JP2003134131A
JP2003134131A JP2001326893A JP2001326893A JP2003134131A JP 2003134131 A JP2003134131 A JP 2003134131A JP 2001326893 A JP2001326893 A JP 2001326893A JP 2001326893 A JP2001326893 A JP 2001326893A JP 2003134131 A JP2003134131 A JP 2003134131A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wireless communication
communication device
control station
wireless network
wireless
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001326893A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Sugaya
茂 菅谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2001326893A priority Critical patent/JP2003134131A/ja
Publication of JP2003134131A publication Critical patent/JP2003134131A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが思い描いた無線ネットワーク構成が
構築されたか否かを瞬時に識別できるようにする。 【解決手段】 無線通信装置は、動作状態を表示するた
めに複数色の発光ダイオードからなる状態表示部を備え
ている。無線ネットワークの制御局となる場合、ピコネ
ット固有の点滅パターンからなる緑色の表示を行う。ま
た、制御局でない場合には、ピコネット内の制御局と同
じ点滅パターンからなる黄色の表示を行う。また、ピコ
ネット内の制御局と通信できなくなると、赤色を点滅さ
せる。また、他のピコネットからも受信可能な場合に
は、黄色と赤色を交互に点滅させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の無線局間で
相互に通信を行う無線ネットワーク上で動作する無線通
信装置及び無線通信装置の稼動状況表示方法に係り、特
に、任意の装置を制御局(コーディネータ)として機能
させることにより構築される無線ネットワーク上で動作
する無線通信装置及び無線通信装置の稼動状況表示方法
置に関する。
【0002】更に詳しくは、本発明は、任意の装置を制
御局(コーディネータ)として機能させることにより構
築される無線ネットワーク上において自分の動作状態を
表示する無線通信装置及び無線通信装置の稼動状況表示
方法に係り、どの無線ネットワークに属しているかや制
御局又は端末局として動作しているかなどさまざまな動
作状態を表示する無線通信装置及び無線通信装置の稼動
状況表示方法に関する。
【0003】
【従来の技術】コンピュータの高機能化に伴い、複数の
コンピュータを接続してLAN(Local Area Network)
を構成し、ファイルやデータなどの情報の共有化や、あ
るいはプリンタなどの周辺機器の共有化を図ったり、電
子メールやデータの転送などの情報の交換を行うことが
盛んに行われている。
【0004】従来のLANでは、光ファイバーや同軸ケ
ーブル、あるいはツイストペア・ケーブルを用いて、有
線で各コンピュータが接続されている。ところが、この
ような有線によるLANでは、接続のための工事が必要
であり、手軽にLANを構築することが難しいととも
に、ケーブルが煩雑になる。また、LAN構築後も、機
器の移動範囲がケーブル長によって制限されるため、不
便であった。
【0005】そこで、従来の有線方式によるLANの配
線からユーザを解放するシステムとして、無線LANが
注目されている。この種の無線LANによれば、オフィ
スなどの作業空間において、有線ケーブルの大半を省略
することができるので、パーソナル・コンピュータ(P
C)などの端末を比較的容易に移動させることができ
る。
【0006】無線ネットワークを形成する方法として、
その無線ネットワークを形成する無線伝送装置のうちい
ずれか1台をネットワークの制御局(コーディネータ)
とする方法が考えられる。
【0007】この種の制御局が存在するタイプの無線ネ
ットワーク・システムにおいては、あらかじめ制御局と
なる装置を決めておき、その制御局に対して任意の端末
装置を参入させることで、システムが運営されるという
方式がいままで広く採用されてきた。このような場合、
制御局は、「アクセス・ポイント」と呼ばれ、半永久的
に固定的な接続ポイントとして無線ネットワークを構築
することになる。また、制御局となる装置との端末とな
る装置のデザイン構成が異なることが一般的である。
【0008】アクセス・ポイントが半固定的な位置に存
在する場合、自由にネットワークを形成することが困難
である。また、1つのネットワークを2以上に分割する
場合には、アクセス・ポイントの置き場所を変更する必
要があり、さらにアクセス・ポイントに接続される各端
末をそれぞれ個別に管理しなおさなければならないとい
う煩雑さがある。
【0009】最近では、人の身の回りに存在する複数の
電子機器間で小規模な無線ネットワークを構築して情報
通信を行なうために、パーソナル・エリア・ネットワー
ク(PAN)の規格化の検討が行なわれている。
【0010】このような小規模ネットワークにおいて
は、ネットワークのアクセス・ポイントを規定せず、任
意の通信端末同士でネットワークを形成するという、い
わゆるアドホック型の無線ネットワークの構成が好適で
あると思料される。
【0011】アドホック型の無線ネットワークにおいて
は、任意の通信端末の中から1つの通信端末を制御局と
して規定し、その制御局が伝送資源を管理する方法が基
本的な構成として考えられている。
【0012】例えば、本出願人に既に譲渡されている特
開2000−138685号公報には、すべてのステー
ションに制御局として動作する機能を持たせることで、
無線ネットワークを自動的に構築することができる無線
伝送制御方法について開示されている。
【0013】同公報に記載の無線伝送制御方法によれ
ば、中央制御局として選定された通信局は、無線ネット
ワーク内の各端末局が直接的に無線通信ができる局を判
断し、中央制御局と直接的に無線通信ができる局数より
も、端末局の方が多い局数の通信局と無線通信できるこ
とを検出したとき、その検出した端末局を中央制御局に
変更する処理を行うようになっている。すなわち、無線
ネットワーク内の各通信局を制御するのに適した局が自
動的に中央制御局として選定されるようになり、無線ネ
ットワークが自動的に適切に構成されるようになる。し
たがって、事前に制御局を配置しなくても、ネットワー
ク内の特定の装置を制御局として動作させることが可能
となり、無線伝送装置を自由に配置して無線ネットワー
クを構築することができる。
【0014】他方、アドホック型のネットワーク構成に
よれば、自由にネットワークを形成することができる反
面、固定的な制御局が存在しないので、帯域予約伝送を
行うような場合には、伝送路の資源(時分割多重伝送の
場合は時間的な資源)の一元的な管理がしにくいという
問題がある。
【0015】また、アドホック型のネットワーク構成で
は、任意の伝送装置を制御局として規定する場合に、ネ
ットワークの制御局として動作する装置を選出するプロ
セスにおいて、ユーザが好まない装置が制御局として選
出される可能性がある。この結果、ユーザが思い描いた
通りにネットワーク構成を構築できないという事態が生
ずる。
【0016】このため、本出願人に既に譲渡されている
特願2001−174766号明細書では、ユーザが定
めた無線伝送装置を優先的に制御局として動作させるこ
とができる無線通信システムについて提案している。
【0017】同明細書に記載の無線通信システムによれ
ば、制御局として配置したい通信装置に、あらかじめ優
先的に制御局として機能する設定を行う。また、複数の
通信装置にこの機能が設定されている場合には、装置と
通信可能な装置数に応じて制御局を選定するようになっ
ている。したがって、自動的に制御局を決定して無線ネ
ットワークを構築する場合に、ユーザが設定した無線伝
送装置を優先的に制御局として機能させることが可能で
ある。また、制御局として動作させたくない無線伝送装
置をあらかじめ設定することができる。この結果、ユー
ザが思い描いたネットワーク構成の構築が容易となる。
【0018】しかしながら、任意の無線伝送装置が無線
ネットワークの制御局として動作するネットワーク環境
下においては、ユーザはどの通信端末がいま制御局とし
て稼働しているか否かを目視などによって瞬時に判断す
ることができない。すなわち、ユーザは、自分が思い描
いたネットワークが構成されているのかどうかを確認す
る作業は容易ではない。
【0019】また、新たに通信端末をネットワークに配
置する場合に、他の無線ネットワークの制御局とも通信
可能な位置に配置してしまうと、通信端末はユーザが思
い描いた無線ネットワークと異なった無線ネットワーク
に取り込まれる可能性もあるが、通信端末がどの無線ネ
ットワークに取り込まれたかを明示的に知らせる手段は
ない。勿論、他の無線ネットワークに一旦取り込まれて
しまった場合、その旨を即座にユーザに知らせるような
手段はない。
【0020】このような場合、無線ネットワークの運用
を開始して、正しく情報伝送が行われ低るか否かをユー
ザ自身が判断しなければならない。すなわち、ユーザ
は、自分が思い描いたネットワークが構成されているの
かどうかを確認する作業は容易ではない。
【0021】このため、無線通信装置間の各種の動作設
定状態を、同じネットワークに接続されたコンピュータ
などの高度な機器上で表示出力するなどの必要がある。
【0022】例えば、特開2001−168881号公
報には、周辺に存在する無線ネットワークの構成を無線
機器の加入登録前に確認できるようにして、所望のネッ
トワークに対し確実に無線機器を加入登録できるように
した無線通信ネットワークシステムとその無線機器につ
いて開示されている。
【0023】同公報によれば、無線機器は、未加入の状
態で周辺の機器に対して問い合わせ信号を発して、返送
された応答情報を基に、周辺に存在する無線ネットワー
クの構成を事前に確認することができる。しかしなが
ら、無線機器がどの制御局の無線ネットワークに取り込
まれたかなど、ユーザが思い描いたネットワーク構成を
構築できたか否かを確認することはできない。
【0024】また、同公報に記載の無線機器は、周辺の
ピコネットから収集された情報を表示するピコネット情
報表示制御機能を備えているが、これは収集されたピコ
ネットIDや、IDコードを機器のベンダ名や機種・型
番に置き換えたキャラクタ・データなどを表示するもの
である。このような表示形態では、ユーザは、ユーザが
思い描いたネットワーク構成が構築されたか否かを瞬時
に又は直感的に理解することはできない。例えば、2以
上の無線ネットワークが隣接しているような場合には、
かかるIDコードやキャラクタ・データの表示内容を見
ても、ユーザは無線機器がどの無線ネットワークに取り
込まれているかを目視で瞬時に把握することはできな
い。また、同じベンダの同じ機器がマスタとして登録さ
れている場合には、どの装置を指定しているのか、表示
上の区別ができない。
【0025】また、同公報には、その第2の発明とし
て、無線機器は無線ネットワーク内の他の無線機器から
表示要求が到来した場合には、自己がマスタ又はスレー
ブのいずれとして機能しているかを示す情報を報知する
点について開示している。しかしながら、無線機器は、
マスタ又はスレーブを識別する情報を単純に表示するだ
けであり、ユーザが思い描いたネットワーク構成が構築
されたか否かを確認できるものではない。かかる表示機
能は、単に無線機器の動作状態を表示するだけであっ
て、ネットワーク構成を表示するものではない。例え
ば、2以上の無線ネットワークが隣接しているような場
合には、スレーブ機器はいずれのマスタによって構築さ
れた無線ネットワークに取り込まれているかを識別する
ことはできない。また、無線機器が表示要求を行わなけ
れば、ピコネットに取り込まれたのかすら確認すること
ができない。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、任意
の装置を制御局(コーディネータ)として機能させるこ
とにより構築される無線ネットワーク上で好適に動作す
ることができる、優れた無線通信装置及び無線通信装置
の稼動状況表示方法を提供することにある。
【0027】本発明の更なる目的は、任意の装置を制御
局(コーディネータ)として機能させることにより構築
される無線ネットワーク上において自分の動作状態を表
示することができる、優れた無線通信装置及び無線通信
装置の稼動状況表示方法を提供することにある。
【0028】本発明の更なる目的は、どの無線ネットワ
ークに属しているかや制御局として動作しているか否か
などさまざまな動作状態を表示することができる、優れ
た無線通信装置及び無線通信装置の稼動状況表示方法を
提供することにある。
【0029】本発明の更なる目的は、任意の装置を制御
局(コーディネータ)として機能させることにより構築
される無線ネットワーク上において、ユーザが思い描い
た無線ネットワーク構成が構築されたか否かを瞬時に識
別することができるようにした、優れた無線通信装置及
び無線通信装置の稼動状況表示方法を提供することにあ
る。
【0030】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、上記
課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面
は、1つの無線通信装置を制御局に選定して構築される
無線ネットワーク上で稼働する無線通信装置であって、
無線ネットワーク内で制御局として動作していることを
第1の点灯色の点滅パターンによって示す第1の表示手
段と、他の無線通信装置が制御局として構築された無線
ネットワーク上に取り込まれた端末局として動作してい
ることを第2の点灯色の点滅パターンによって示す第2
の表示手段と、前記第1の表示手段及び/又は前記第2
の表示手段における点滅パターンを同期処理する同期手
段と、を具備することを特徴とする無線通信装置であ
る。
【0031】ここで、前記同期手段は、同じ無線ネット
ワーク内では、すべての無線通信装置が同じ点滅パター
ンで同期して前記第1の表示手段及び/又は前記第2の
表示手段が点滅駆動するように制御する。
【0032】本発明に係る無線通信装置は、第1及び第
2の表示手段として、例えば、複数色の発光ダイオード
からなる状態表示部を備えている。そして、無線ネット
ワークの制御局となる場合、この無線通信ネットワーク
内で固有の点滅パターンからなる緑色の表示を行い、無
線ネットワークを構築した制御局であることを明確に表
示する。したがって、ユーザは、緑色の光が明滅してい
る無線通信装置を目で追うことにより、作業空間上で無
線ネットワークを構築した制御局の存在を容易且つ確実
に見つけ出すことができる。
【0033】また、制御局でない場合には、無線通信ネ
ットワーク内の制御局と同じ点滅パターンからなる黄色
の表示を行うようにして、無線ネットワークに取り込ま
れた端末局として動作していることを明確に表示する。
したがって、ユーザは、制御局と同期的に黄色の発光ダ
イオードが点滅している無線通信装置を探索することに
より、無線ネットワークの構成を容易に把握することが
できる。
【0034】このような、制御局並びに端末局が無線ネ
ットワーク内で固有の点滅パターンを共有するために
は、前記同期手段は、制御局が生成するビーコン情報に
含まれるデータを基にして、前記第1の表示手段及び/
又は前記第2の表示手段の点滅駆動を制御するようにす
ればよい。ビーコン情報を利用することにより、点滅パ
ターンの同期処理のために、無線通信装置間で余分なデ
ータ転送を行わなくて済む。
【0035】例えば、前記同期手段は、無線ネットワー
ク内の制御局が生成するビーコン情報に含まれる48ビ
ットのネットワークID情報のうち一部のビット位置の
データ、あるいは又は全部のデータを基にして、無線ネ
ットワーク内で固有の点滅パターンを生成することがで
きる。
【0036】また、前記同期手段は、無線ネットワーク
内の制御局が生成するビーコン情報に含まれる同期時間
情報を基にして、無線ネットワーク内での点滅パターン
の駆動を他の無線通信装置の間で同期させることができ
る。
【0037】また、本発明の第1の側面に係る無線通信
装置は、無線ネットワーク内の制御局と通信できないこ
とを第3の点灯色によって示すための第3の表示手段を
さらに備えていてもよい。
【0038】また、本発明の第1の側面に係る無線通信
装置は、他の無線ネットワークからも信号を受信できる
ことを第3の点灯色の点滅パターンによって示す第3の
表示手段をさらに備えていてもよい。
【0039】例えば、赤色の発光ダイオードを用いて第
3の表示手段を構成することができる。ユーザは、この
ような緑色又は黄色の発光ダイオードの点滅表示と赤色
の発光ダイオードの点滅表示との組み合わせを手掛かり
にして、無線通信装置が希望通りの無線ネットワークに
参入していない場合に、他の無線ネットワークに再参入
させることができるかどうかを目視で簡単に判断するこ
とができる。
【0040】このような場合、前記同期手段は、前記第
1の表示手段又は前記第2の表示手段の点滅パターンと
は反転させて、前記第3の表示手段を点滅駆動させるよ
うにしてもよい。
【0041】あるいは、前記同期手段は、信号を受信す
ることができた他の無線ネットワークにおける点滅パタ
ーンと同期させて前記第3の表示手段を点滅駆動させる
ようにしてもよい。したがって、ユーザは、第3の表示
手段と同じ点滅パターンで同期して明滅している他の端
末を目で追うことにより、信号の受信が可能な他の無線
ネットワークを見つけ出すことができ、無線ネットワー
クの構成を容易且つ直感的に把握することができる。
【0042】また、本発明の第1の側面に係る無線通信
装置は、優先的に制御局として動作する第1の動作モー
ドと、制御局として動作してもよい第2の動作モード
と、制御局として動作できない第3の動作モードとのう
ちいずれかに装置の動作モードを設定するモード設定手
段と、装置がいずれの動作モードであるかを表示する状
態表示手段と、をさらに備えていてもよい。
【0043】このような場合、ユーザは、まだ無線ネッ
トワークに登録されていないときに、無線通信装置の状
態をあらかじめ把握することができ、希望通りの無線ネ
ットワークを構築する作業が容易になる。
【0044】前記状態表示手段は、例えば、前記第1の
点灯色を点灯させることにより第1の動作モードを表示
し、前記第2の点灯色を点灯させることにより第2の動
作モードを表示し、前記第3の点灯色を点灯させること
により第3の動作モードを表示するようにしてもよい。
【0045】また、本発明の第2の側面は、1つの無線
通信装置を制御局に選定して構築される無線ネットワー
ク上で稼働する無線通信装置であって、優先的に制御局
として動作する第1の動作モードと、制御局として動作
してもよい第2の動作モードと、制御局として動作でき
ない第3の動作モードとのうちいずれかに装置の動作モ
ードを設定するモード設定手段と、装置がいずれの動作
モードであるかを表示する状態表示手段と、をさらに備
えることを特徴とする無線通信装置である。
【0046】本発明の第2の側面に係る無線通信装置に
よれば、ユーザは、まだ無線ネットワークに登録されて
いないときに、無線通信装置の状態をあらかじめ把握す
ることができ、希望通りの無線ネットワークを構築する
作業が容易になる。
【0047】前記状態表示手段は、例えば、前記第1の
点灯色を点灯させることにより第1の動作モードを表示
し、前記第2の点灯色を点灯させることにより第2の動
作モードを表示し、前記第3の点灯色を点灯させること
により第3の動作モードを表示するようにしてもよい。
【0048】また、本発明の第3の側面は、無線ネット
ワークにおける稼動状況を表示する表示手段を有する無
線通信装置の稼動状況表示方法において、制御局からの
ビーコン情報を受信するステップと、前記受信したビー
コン情報を基に前記表示手段の点滅駆動を制御して前記
無線通信装置の無線ネットワークにおける稼動状況を視
覚的に表示するステップと、を具備することを特徴とす
る無線通信装置の稼動状況表示方法である。
【0049】本発明の第3の側面に係る無線通信装置の
稼動状況表示方法によれば、当該無線通信装置が、ある
制御局によって構築された無線ネットワーク内に端末局
として参入しているときに、ビーコン情報に従って生成
された点滅パターンを表示することによって無線ネット
ワーク内の端末局であることを可視化することができ
る。すなわち、同じ無線ネットワーク内の端末局が同じ
稼動状況表示を行うことによって、ユーザは無線ネット
ワークの構成を目視で容易に把握することができる。
【0050】また、本発明の第4の側面は、無線ネット
ワークにおける稼動状況を表示する表示手段を有する無
線通信装置の稼動状況表示方法において、自らが制御局
として稼動していることを認識したことに応答して、前
記表示手段の点滅駆動を制御して前記無線通信装置の無
線ネットワークにおける稼動状況を視覚的に表示するス
テップを備える、ことを特徴とする無線通信装置の稼動
状況表示方法である。
【0051】本発明の第4の側面に係る無線通信装置の
稼動状況表示方法によれば、当該無線通信装置が、無線
ネットワーク内で制御局として動作しているときに固有
の点滅駆動を行うので、制御局としての稼動状況表示を
行う無線通信装置を目で探索することにより、作業空間
上で無線ネットワークを構築した制御局の存在を容易且
つ確実に見つけ出すことができる。
【0052】また、前記表示手段の点滅駆動は自ら制御
局として送信するビーコン情報の少なくとも一部の内容
を表すようにすることで、他の無線ネットワークの制御
局識別することができる固有の点滅駆動で稼働状況表示
を行うことができるので、ユーザは無線ネットワークの
構成を目視で容易に把握することができる。
【0053】本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、
後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳
細な説明によって明らかになるであろう。
【0054】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態について詳解する。
【0055】図1には、本発明の一実施形態に係る無線
ネットワーク1の構成を模式的に示している。この無線
ネットワーク1は、複数の無線通信装置10−1,10
−2,…で構成される。各無線通信装置10−1,10
−2,…は、例えば、パーソナル・コンピュータ(P
C)のような一般的な計算機システムに対して、無線送
受信機能を備えた無線通信ユニットをローカル接続する
ことで構成される。
【0056】同図に示す無線ネットワーク1において、
1つの無線通信装置10−8は、コーディネータ、すな
わち当該ネットワーク1の制御局として機能し、それ以
外の各無線通信装置10−1,…,10−7は、制御局
10−8による通信秩序の下で無線ネットワーク1経由
で接続されている。
【0057】ここで、無線通信装置10−8は、他のす
べての無線通信装置10−1〜10−7と容易に通信が
できる状態にあることを表わしていて、制御局として相
応しい位置に存在していることとする。
【0058】また、無線通信装置10−1は、無線通信
装置10−2、10−7、10−8と相対的に近い位置
に存在するため、これらとは容易に情報伝送が行なえる
ことを示し、逆に、無線通信装置10−3、10−6と
は相対的に遠い位置に存在するため、情報伝送がやや困
難な場合もあると推測される。また、無線通信装置10
−4、10−5とは距離が離れているために、無線通信
ができない状態を表わしている。
【0059】同様にして、残りの無線通信装置10−2
から無線通信装置10−7のそれぞれに関しても、周辺
に存在する他の無線通信装置との図示の位置関係を基に
通信状態が判ることを理解されたい。
【0060】図2には、本実施形態に係る無線ネットワ
ーク1において、データ伝送のために使用されるフレー
ムの構成例を示している。
【0061】同図において、伝送フレーム周期20は、
フレームの先頭にて制御局(無線通信装置10−8)よ
り当該無線ネットワーク1上に同報送信されるビーコン
(Beacon)同報領域(B)21と、例えば当該無線ネッ
トワーク1への参入時の処理や、短い非同期情報やコマ
ンドの交換を行なう競合伝送領域(CAP:コンテンシ
ョン・アクセス周期)22と、各無線通信装置10−1
…がそれぞれ帯域予約を行なって情報伝送を行なう非競
合伝送領域(CFP:コンテンション・フリー周期)2
3とで構成され、次のビーコン同報領域までの間が1つ
の伝送フレーム周期として提供される。
【0062】また、このような伝送フレーム20内の構
成は、フレームの先頭で当該無線ネットワーク1上に同
報送信されるビーコン情報に記載されている。
【0063】図3には、図2に示した伝送フレーム周期
におけるビーコン同報領域で、無線ネットワーク1の制
御局となる無線通信装置から送信されるビーコン情報の
構成例を示している。
【0064】同図に示すように、ビーコン情報は、ビー
コン信号を識別する識別子と、ネットワークを識別する
情報としてのネットワークID情報と、無線ネットワー
ク内の無線通信装置間で時間の同期をとるために必要と
なる同期時間情報、CAPの領域を示すCAP領域情
報、CFPの利用状況を示すCAP利用情報などを連結
して構成され、末尾には誤りを検出するためのCRC
(Cyclic Redundancy Code)が付加される
【0065】なお、図示した情報の以外にも、必要な情
報がビーコン情報として適宜、付加されて送信されるも
のする。あるいは、不要な情報については、送信されな
くてもよいこととする。
【0066】ここで、ネットワークID情報としては、
例えば無線ネットワーク内で制御局として稼働する無線
通信装置のデバイスID情報を記載することによって構
成される。デバイスID情報は48ビットで構成され
る。同じ無線ネットワーク内では、ビーコン情報の一部
としてネットワークID情報や同期時間情報がネットワ
ークを構成する各無線通信装置の間で共有される。後述
するように、同じ無線ネットワーク内の各無線通信装置
において状態表示部の点滅パターンの同期をとるため
に、このビーコン情報を使用することができる。
【0067】図4には、本実施形態に係る無線ネットワ
ーク1上で動作可能な無線通信装置10の構成を模式的
に示している。同図に示すように、無線通信装置10
は、インターフェース31と、インターフェース・バッ
ファ32と、無線バッファ33と、無線通信部34と、
アンテナ35と、状態表示部36と、制御部37と、情
報記憶部38と、モード設定部39とで構成される。
【0068】インターフェース31は、パーソナル・コ
ンピュータ(PC)などの外部装置(図示しない)と接
続する。また、インターフェース・バッファ32は、外
部装置から届いたメディア情報301を蓄えるためのバ
ッファである。また、無線バッファ33は、インターフ
ェース・バッファ32から送られてきた無線伝送用の情
報302を無線伝送パケットとして格納する。
【0069】制御部37は、この無線通信装置10にお
ける一連のデータ伝送処理を統括的にコントロールす
る。例えば無線通信装置10が制御局以外の端末として
動作する場合には、制御部37は、無線伝送の通知30
3に応答して、帯域予約伝送が必要であれば、予約要求
304を無線伝送用の無線バッファ33に蓄え、伝送フ
レーム内の競合伝送領域(CAP)を用いて、無線通信
部34がアンテナ35を介して制御局10−8宛てに送
信処理する。
【0070】また、無線通信装置10において受信され
た信号は、アンテナ35を介して無線通信部34に供給
され、復号化された信号311として無線バッファ33
に送出される。
【0071】そして、受信された信号が制御局から周期
的に送られてくるビーコン同報情報312である場合に
は、制御部37に供給される。制御部37では、該当す
る予約の帯域割り当て情報を確認して、その制御に従っ
て無線通信部34の設定306を行い、無線バッファ3
3に貯えられた無線伝送パケット305が無線通信部3
4を介してアンテナ35から無線送信される。
【0072】また、ネットワーク同報情報312におい
て受信の指定が行われていれば、その制御にしたがっ
て、無線通信部34の設定を行い、所定のタイミングで
信号受信を行うようになっている。
【0073】受信した情報311は、無線バッファ33
に蓄えられた後、さらに、制御部37は、所定の受信処
理周期毎の指示304に従って受信情報を再構築して、
インターフェース・バッファ32へ情報を受け渡す。
【0074】そして、インターフェース31は、所定の
インターフェース・フォーマットの情報315として、
インターフェース31を介して外部機器(図示しない)
へ情報を受け渡すようになっている。
【0075】図示の無線通信装置10には、制御局とし
て動作するか否かを司るモード設定部39が設けられて
おり、制御局としての動作モードを識別する信号308
が制御部37に通知される。
【0076】本実施形態に係る制御部37では、モード
設定部39において設定される状態に基づいて一連のネ
ットワーク構成処理を行う機能が備わっている。すなわ
ち、制御部37は、モード設定部39からの指示によ
り、当該無線通信装置10がネットワークの制御局にな
り得るか否かを判断する。
【0077】モード設定部39は、例えば、ユーザ・イ
ンターフェース(図示しない)を介したユーザからの指
示に応答して、無線通信装置10を、優先的に制御局と
して動作する第1のモード、制御局として動作してもよ
い第2のモード、又は、制御局として動作できない第3
のモードのうちいずれかの動作モードに設定するように
なっている。
【0078】例えば、モード設定部39により優先的に
制御局となるモードに設定されている場合には、既存の
無線ネットワークに対して制御局の機能の交代を要求す
ることができる。あるいは、モード設定部39により制
御局として動作をしてもよいモードに設定されている場
合には、所定の制御局選択プロセスを用いて、他の無線
通信装置との間で最も制御局として相応しい無線通信装
置を制御局として決定することができる。また、モード
設定部39により制御局にならないモードに設定されて
いる場合には、他の無線通信装置が制御局になった後
に、そのネットワークの端末局として動作する。
【0079】このように、第1並びに第2のモード以外
に、制御局として動作しない第3のモードを設けること
により、端末局がヘッドフォンのように演算機能が非力
で制御局として適当でない装置や、バッテリ駆動である
ため電力消費が激しい制御局として動作するには適当で
ない装置などが制御局として選定されないように設定す
ることができる。
【0080】制御局を決定するための一連の制御は、制
御部37の指示により行われ、制御部37には、各種の
伝送プログラムや制御情報が格納されている情報記憶部
38が装備される構成となっている。
【0081】また、図4に示す無線通信装置10には、
状態表示部36が設けられている。この状態表示部36
は、制御部37からの指示307によって、その表示内
容が制御される。後述するように、ユーザは、無線ネッ
トワーク内の各無線伝送装置10の状態表示部36の表
示形態を見ることによって、個々の装置の動作状況を目
視で確認したり、自分の思い描いた構成の無線ネットワ
ーク1が構築されているか否かを確認することができ
る。
【0082】図5には、図4に示した状態表示部36の
具体的な構成例を示している。同図に示す例では、状態
表示部36は、緑色発光ダイオード、黄色発光ダイオー
ド、赤色発光ダイオードなどの複数色の発光ダイオード
で構成されている。
【0083】状態表示部36は、各色の発光ダイオード
の点灯/消灯、点滅、点滅パターン、並びにこれらの組
み合わせによって、無線通信装置10自体の動作状態
(制御局として動作しているかなど)や、無線ネットワ
ークの構成(無線通信装置10がどの無線ネットワーク
に取り込まれているかや、他の無線ネットワークとも通
信可能かなど)を表すことができる。
【0084】また、1台の無線通信装置10が複数の無
線通信方式をサポートしているような場合(例えば、B
luetoothとIEEE 802.11bの組合
せ)、発光ダイオードの色などによって、現在稼働して
いる無線通信方式を表示するようにしてもよい。
【0085】図示の状態表示部36がどの発光ダイオー
ドを発光させるか、あるいは時間的にどのようなタイミ
ングで点滅させるかという制御は、制御部37からの指
示に従って行われる。より具体的には、制御部37が情
報記憶部38に記憶されている所定のプログラム・コー
ドを実行することによって、状態表示部36における無
線通信装置10自身の動作状態や無線ネットワーク構成
の表示機能が実現される。
【0086】以下の表1には、無線伝送装置10の動作
に応じて状態表示部36を構成する各発光ダイオードの
発光状態を切り替える一例を示している。
【0087】
【表1】
【0088】制御局として動作していることを表示する
場合には、例えば、緑色の点滅表示を行なうようにし
て、この無線通信装置10がネットワークの制御局とし
て動作中であることをユーザが目視で識別できるように
する。
【0089】また、通常の端末局として動作しているこ
とを表示する場合には、例えば、黄色の点滅表示を行な
うようにして、この無線通信装置10が他の無線通信装
置が制御局となって構築された無線ネットワークに取り
込まれて動作していることをユーザが目視で識別できる
ようにする。
【0090】また、通常の端末局として動作するが制御
局からの受信圏外であることを表示する場合には、例え
ば、赤色の点滅表示を行なうようにして、この無線通信
装置10が無線ネットワークの制御局と通信できない状
態にあることをユーザが目視で識別できるようにする。
【0091】また、以下の表2には、無線通信装置10
が無線ネットワークに未登録時において動作可能な状態
を各発光ダイオードの発光状態で表わした1つの例を示
している。
【0092】
【表2】
【0093】制御局として優先的に動作することを表示
する場合には、例えば、緑色の点灯表示を行なうように
して、この無線通信装置10が無線ネットワークに未登
録の場合には優先的に制御局として動作することをユー
ザが目視で識別できるようにする。
【0094】また、制御局として動作することが可能で
あることを表示する場合には、例えば、黄色の点灯表示
を行なうようにして、この無線通信装置10が無線ネッ
トワークに未登録で制御局として優先的に動作する無線
通信装置が他に存在しない場合には、制御局として動作
することができることをユーザが目視で識別できるよう
にする。
【0095】また、制御局として動作できないことを表
示する場合には、例えば、赤色の点灯表示を行なうよう
にして、この無線通信装置10が無線ネットワークに未
登録の場合には制御局として動作しないことをユーザが
識別できるようにする。
【0096】本出願人に既に譲渡されている特願200
1−262309号明細書には、優先的に制御局になる
動作モードと、制御局として動作してもよい動作モード
と、制御局にならない動作モードとを各無線通信装置に
設けて、これら3種類の動作モードのどれかをユーザが
選択して設定することによって、ユーザの意のままに無
線ネットワークを構築することができる無線通信システ
ムについて開示されている。
【0097】なお、図5に示した例では、3色それぞれ
に個別の発光ダイオードを用いた例を示しているが、勿
論、赤色と緑色の2色の発光ダイオードを同時に発光さ
せて黄色の表示を行なうように構成してもよい。また、
状態表示部36の構成は図示した例に限定されるもので
はなく、同様の働きをする他の構成を用いて実現しても
勿論構わない。
【0098】上記の表1を参照しながら説明したよう
に、本実施形態に係る無線通信装置10は、無線ネット
ワーク内で動作中には、状態表示部36を構成する各色
の発光ダイオードを点滅させるようになっている。さら
に、同じ無線ネットワーク内に取り込まれている無線通
信装置が発光ダイオードを点滅させるパターンを同期さ
せることにより、ユーザは、どの無線通信装置が同じ無
線ネットワークとして動作しているかを目視により簡単
に見分けることができる。
【0099】図6には、状態表示部36における発光ダ
イオードの点滅パターンの例を幾つか挙げている。同図
に示す例では、点滅パターン1、点滅パターン2、点滅
パターン3…のようにそれぞれの色の発光ダイオードが
オン/オフされるパターンを設けて、同じ無線ネットワ
ークに登録された無線伝送装置は、そのネットワークに
固有のパターンに従って点滅表示を行なうこととする。
【0100】例えば、制御局となる無線通信装置のID
情報に応じて点滅パターンを決定又は計算するように構
成することによって、異なるネットワークで違うパター
ンが生成されるようになるので、作業空間上で隣接する
複数の無線ネットワークの構成をユーザは目視で容易に
確認することができる。
【0101】図7には、2つの無線ネットワークが隣接
する作業空間において、同じ無線ネットワーク内の制御
局及び端末局では緑色及び黄色の発光ダイオードが同期
して点滅している様子を示している。このように無線ネ
ットワークが混在している場合、各無線通信装置の物理
的な配置のみからはどちらの無線ネットワークに取り込
まれているかを判断することは難しい。しかしながら、
本実施形態によれは、同期してい点滅している制御局及
び端末局を目で追うことによって、無線ネットワークの
構成を目視で簡単に把握することができるということ
を、同図から理解できるであろう。
【0102】前述したように、同じ無線ネットワーク内
では、ビーコン情報の一部としてネットワークID情報
がネットワークを構成する各無線通信装置の間で共有さ
れる。ネットワークID情報は48ビット長のデバイス
ID情報で構成される。同じ無線ネットワーク内では、
同じネットワークID情報を基に点滅パターンを計算し
て発光ダイオードを駆動させることにより、点滅パター
ンは自ずと同期がとれるであろう。また、ビーコン情報
を基に点滅パターンを計算することから、点滅パターン
を同期させるために、無線ネットワーク内で特別なデー
タ通信を行う必要がない。
【0103】ここで、無線ネットワーク内の各無線通信
装置10において、点滅パターンを生成するための手順
について説明しておく。
【0104】例えば、図8に示すような点滅パターンで
ビット0を表すとともに、図9に示すような点滅パター
ンでビット1を表すものとする。各図に示すように、ビ
ット0の点滅パターンは100ミリ秒の点灯動作と20
0ミリ秒の消灯動作の組み合わせによって構成されてい
るとともに、ビット1の点滅パターンは200ミリ秒の
点灯動作と100ミリ秒の消灯動作の組み合わせによっ
て構成されている。
【0105】勿論、ビット0並びにビット1を表す点滅
パターンは、図示の例に限定されるものではなく、0と
1とを識別することができれば、他の表示によって代用
することは可能である。また、点灯並びに消灯動作を行
う時間間隔も、人間が目視で確認できる長さであればよ
く、特にこれに限定されない。
【0106】既に述べたように、同じ無線ネットワーク
内では、ビーコン情報に含まれているネットワークに固
有のID情報を共有することができる。例えば、48ビ
ット長のID情報の末尾8ビットを図8及び図9に示し
た表現形式で点滅パターンに変換することができる。但
し、制御局となる無線通信装置は緑色の発光ダイオード
を点滅させるとともに、その他の端末局となる無線通信
装置は黄色の発光ダイオードを点滅させる。
【0107】図10には、ある無線ネットワークのID
情報の末尾8ビット(01101001)に相当する点
滅パターンの表示形態を図解している。同図に示す例で
は、3秒の周期で一連の点滅パターン表示が周期的に繰
り返されている。また、消灯表示を600ミリ秒だけ行
った後、2400ミリ秒を用いて点滅パターンを表示し
ている。勿論、点滅パターンは3秒周期に特に限定され
る訳ではなく、ユーザが目視で点滅パターンを確認する
ことができる長さの周期であればよい。
【0108】同じ無線ネットワーク内では、同じ点滅パ
ターンを使用するだけでなく、同期的に点滅動作を行な
うこととする。点滅動作を無線ネットワーク内で同期処
理するための例として、無線ネットワーク内の制御局か
ら周期的に送られてくるビーコン情報の中で、無線ネッ
トワーク内の時間を同期するための同期時間情報(図3
を参照のこと)により、そのパラメータがすべて0とな
る時刻を同期基準時間として、3秒周期で点滅動作を行
うように規定する。これにより、同期処理のために特別
なデータ転送を必要としない。また、各無線通信装置
は、どの無線ネットワークに取り込まれているのかを明
確に表示することができる。
【0109】このように、同じ無線ネットワークに取り
込まれた無線通信装置が同期して同じ点滅パターンの表
示動作を繰り返すことによって、ユーザは、目視で容易
に無線ネットワークの構成を確認することができる。ま
た、各端末局がどの制御局の無線ネットワークに取り込
まれているかを目視により簡単に探索することができ
る。
【0110】また、状態表示部36は、無線通信装置1
0が制御局又は端末局のいずれであるかに応じて緑色又
は黄色のうち一方の発光ダイオードを点滅させること
と、赤色ダイオードの点滅動作とを組み合わせることに
より、複数の無線ネットワークが存在すること、すなわ
ち他の無線ネットワークからも信号の受信が可能な状態
であることを明確に表示するようになっている。
【0111】図11には、複数の無線ネットワークが存
在するとき、すなわち他の無線ネットワークからも信号
の受信が可能な状態であるときにおける状態表示部36
の点滅動作の例を示している。
【0112】無線通信装置10が制御局として動作して
いる場合、装置自身のデバイスIDで構成されるネット
ワークID情報の末尾8ビットを基に生成される点滅パ
ターンに従って、状態表示部36の緑色の発光ダイオー
ドを点滅させることによって、無線ネットワークを構築
した制御局であることを明確に表示する。
【0113】また、無線通信装置10が端末局として動
作している場合には、無線ネットワーク内の制御局が送
信するビーコン情報から抽出されるネットワークID情
報の末尾8ビットを基に生成される点滅パターンに従っ
て、状態表示部36の黄色の発光ダイオードを点滅させ
ることによって、無線ネットワークに取り込まれた端末
局として動作していることを明確に表示する。
【0114】上述したように、同じネットワーク内で
は、制御局及び端末局は、ビーコン情報から抽出される
同期時間情報を用いて点滅動作を同期処理しているの
で、ユーザは制御局と同期的に黄色の発光ダイオードが
点滅している無線通信装置を探索することにより、無線
ネットワークの構成を容易に把握することができる(図
7を参照のこと)。
【0115】他方、制御局又は端末局は、他の無線ネッ
トワークからも信号を受信することができた場合には、
状態表示部36は、このような緑色又は黄色の発光ダイ
オードの点滅表示を行うことと同時に、赤色の発光ダイ
オードを点滅表示させることによって、他の無線ネット
ワークからも信号を受信している状態にあることを明確
に表示する。
【0116】ユーザは、このような緑色又は黄色の発光
ダイオードの点滅表示と赤色の発光ダイオードの点滅表
示の組み合わせを手掛かりにして、無線通信装置10が
希望通りの無線ネットワークに参入していない場合に、
他の無線ネットワークに再参入させることができるかど
うかを目視で簡単に判断することができる。
【0117】赤色の発光ダイオードの点滅動作は、図1
1に示したように、参入している無線ネットワーク内で
規定されている緑色又は黄色の発光ダイオードの点滅パ
ターンを反転させることによって、ユーザは、無線通信
装置10が他の無線ネットワークから受信可能な状態で
あることを目視で容易に把握することができる。
【0118】あるいは、他の無線ネットワークから受信
したビーコン情報からそのネットワークID情報並びに
同期時間情報を抽出して、他の無線ネットワークにおけ
る点滅動作と同期させて赤色の発光ダイオードを点滅さ
せるようにしてもよい(図示しない)。この場合、ユー
ザは、無線通信装置10が何処の無線ネットワークから
の信号を受信しているかを目視で探索することができ
る。
【0119】図12には、無線通信装置10が状態表示
部36を用いて装置10自体の動作状態や無線ネットワ
ーク構成を表示するための処理手順をフローチャートの
形式で示している。この処理手順は、実際には、制御部
37が情報記憶部38に格納されている所定のプログラ
ム・コードを実行するという形態で実現される。以下、
このフローチャートを参照しながら、状態表示部36に
よる表示を制御するための処理について説明する。
【0120】まず、ステップS1において、現時点でそ
の無線伝送装置10が動作している状況を獲得する。動
作状況は、無線ネットワーク構築時に問い合わせ及びそ
の応答の手続によって決定されて、例えば情報記憶部3
8の所定アドレスに格納されている。
【0121】次いで、ステップS2では、この無線伝送
装置10が制御局として動作している状態にあるか判断
を行なう。
【0122】無線通信装置10制御局として動作してい
る場合には、ステップS3に進んで、無線伝送装置10
自身が基準となるネットワーク同期時間情報に基づいた
点滅同期処理を行なう。そして、さらにステップS4に
おいて、制御局動作表示を行なう。例えば、無線伝送装
置10自身が持つネットワークID情報から生成される
点滅パターンを用いて、緑色の発光ダイオードの点滅表
示を行う(前述)
【0123】さらに、ステップS5に進んで、他の無線
ネットワークからの信号を受信しているかどうかを判断
する。そして、受信していれば、この判断ブロックの分
岐YesよりステップS6に進んで、複数ネットワーク
表示処理を行なう。複数ネットワーク表示処理の詳細に
ついては後述に譲る。
【0124】他方、他の無線ネットワークからは信号を
受信していなければ、判断ブロックS5の分岐Noに抜
けて、この無線通信装置10の表示動作が決定される。
【0125】また、ステップS2における判断により、
無線通信装置10が制御局として動作していなければ、
ステップS7に進んで、無線ネットワークの端末局とし
て動作しているかの判断を行なう。
【0126】無線通信装置10が、端末局として、他の
無線通信装置が制御局として構築された無線ネットワー
クに含まれている場合には、ステップS8に進んで、該
当する制御局の信号が受信可能であるか判断を行なう。
【0127】そして、無線通信装置10が制御局からの
信号が受信可能であれば、ステップS9に進み、制御局
から受信したビーコン信号に含まれるネットワーク同期
時間情報に基づいて点滅同期処理を行ない、さらにステ
ップS10に進んで、端末局動作表示を行なう。例え
ば、ビーコン信号から抽出されたネットワークID情報
から生成される点滅パターンを用いて、黄色の発光ダイ
オードの点滅表示を行う(前述)。
【0128】さらに、ステップS11に進んで、他の無
線ネットワークからの信号を受信しているかどうかを判
断する。そして、受信していれば、この判断ブロックの
分岐YesよりステップS6に進んで、複数ネットワー
ク表示処理を行なう。複数ネットワーク表示処理の詳細
については後述に譲る。
【0129】他方、他の無線ネットワークからは信号を
受信していなければ、判断ブロックS11の分岐Noに
抜けて、この無線通信装置10の表示動作が決定され
る。
【0130】また、ステップS8において、現在制御局
から送られてくる信号を受信できないと判断された場合
には、ステップS12に進み、所定の時間に渡って、制
御局からの信号の受信がなかったか否かをさらに判断す
る。
【0131】ここで、所定の時間内に制御局からの信号
の受信があれば、制御局と一時的に通信できない状態に
あるため、ステップS13に進んで、端末局圏外表示を
行ない(例えば、赤色の発光ダイオードを点滅表示する
(前述))、表示動作が決定される。
【0132】他方、ステップS12において、制御局か
らの信号を所定の時間以上に受信できないと判断された
場合には、ステップS14に進んで、無線通信装置10
は端末局としての登録を抹消する。さらにステップS1
5に進んで、未登録表示(別途規定)を行ない、表示動
作が決定される。
【0133】図13には、図12に示したフローチャー
トのステップS15における未登録表示の処理手順の詳
細をフローチャートの形式で示している。この処理手順
は、実際には、制御部37が情報記憶部38に格納され
ている所定のプログラム・コードを実行するという形態
で実現される。また、本実施形態に係る無線通信装置1
0は、状態表示部36の各色の発光ダイオードを表2
(前述)のように点灯させることにより、その動作状態
を明確に表示するようになっている。各以下、このフロ
ーチャートを参照しながら、未登録表示の処理について
説明する。
【0134】まず、ステップS11において、無線通信
装置10に設定された動作モードの状態を獲得する。本
実施形態に係る無線通信装置10は、モード設定部39
を介した指示に応答して、優先的に制御局として動作す
る第1のモード、制御局として動作してもよい第2のモ
ード、又は、制御局として動作できない第3のモードの
うちいずれかの動作モードに設定するようになっている
(前述)。
【0135】次いで、ステップS12では、優先的に制
御局となる設定がセットされているか判断を行なう。
【0136】ここで、優先的に制御局になる第1のモー
ドに設定されていれば、ステップS13に進んで、制御
局優先表示(例えば、緑色の発光ダイオードの点灯表
示)を行なう。
【0137】他方、第1のモードに設定されていない場
合には、ステップS14に進んで、制御局として動作し
ないように設定されているかの判断を行なう。
【0138】ここで、制御局として動作しないように第
3の動作モードが設定されていれば、ステップS16に
進んで、制御局不可表示(例えば、赤色の発光ダイオー
ドの点灯表示)を行なう。
【0139】そのような設定が行なわれていなければ、
他の装置との間で制御局として動作が可能な状態すなわ
ち第2の動作モード下にあるので、ステップS15に進
んで、制御局可能表示(例えば、黄色の発光ダイオード
の点灯表示)を行なう。
【0140】また、図14には、図12に示したフロー
チャートのステップS6における複数ネットワーク表示
の処理手順の詳細をフローチャートの形式で示してい
る。この処理手順は、実際には、制御部37が情報記憶
部38に格納されている所定のプログラム・コードを実
行するという形態で実現される。但し、この場合は、図
11に示したように、参入している無線ネットワーク内
で規定されている緑色又は黄色の発光ダイオードの点滅
パターンを反転させて赤色の発光ダイオードを点滅させ
るものとする。以下、このフローチャートを参照しなが
ら、複数ネットワーク表示の処理について説明する。
【0141】まず、ステップS21において、点灯パタ
ーンの情報を獲得する。次いで、ステップS22では、
その点灯パターンが消灯しているタイミングであるかを
判断する。
【0142】消灯しているタイミングであれば、ステッ
プS23に進んで、赤色点灯表示を行ない、点灯してい
るタイミングであれば、その色の点灯表示を行なう。
【0143】[追補]以上、特定の実施例を参照しなが
ら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や
代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示とい
う形態で本発明を開示してきたのであり、本明細書の記
載内容を限定的に解釈するべきではない。本発明の要旨
を判断するためには、冒頭に記載した特許請求の範囲の
欄を参酌すべきである。
【0144】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明によれば、
任意の装置を制御局(コーディネータ)として機能させ
ることにより構築される無線ネットワーク上で好適に動
作することができる、優れた無線通信装置及び無線通信
装置の稼動状況表示方法を提供することができる。
【0145】また、本発明によれば、任意の装置を制御
局(コーディネータ)として機能させることにより構築
される無線ネットワーク上において自分の動作状態を表
示することができる、優れた無線通信装置及び無線通信
装置の稼動状況表示方法を提供することができる。
【0146】また、本発明によれば、どの無線ネットワ
ークに属しているかや制御局として動作しているか否か
などさまざまな動作状態を表示することができる、優れ
た無線通信装置及び無線通信装置の稼動状況表示方法を
提供することができる。
【0147】また、本発明によれば、任意の装置を制御
局(コーディネータ)として機能させることにより構築
される無線ネットワーク上において、ユーザが思い描い
た無線ネットワーク構成が構築されたか否かを目視によ
り瞬時且つ容易に識別することができるようにした、優
れた無線通信装置及び無線通信装置の稼動状況表示方法
を提供することができる。
【0148】本発明に係る無線通信装置は、どの無線ネ
ットワークに含まれているかという情報をユーザ表示す
る発光部を設けることによって、容易でかつ安価なユー
ザ・インターフェースを実現することができる。また、
すべての無線通信装置がどの無線ネットワークに含まれ
ているのかを明確に表示することによって、ユーザは、
各無線通信装置がどのネットワークに含まれているの
か、さらには作業空間に存在している複数の無線ネット
ワークそれぞれの構成を容易に把握することができる。
【0149】本発明に係る無線通信装置は、無線ネット
ワーク毎に異なる点滅パターンを用いて表示することが
できるので、同じ作業空間上に複数の無線ネットワーク
が混在する場合であっても、どの無線ネットワークに取
り込まれて動作しているのかをユーザに対して即座に判
るように表示することができる。
【0150】また、本発明によれば、無線通信装置は既
存の無線ネットワークの制御局からのビーコンを受信で
きたことにより周辺に存在する無線ネットワークを特定
するようになっているので、装置間で無線ネットワーク
を特定するための特別な問い合わせの手続を必要としな
い。
【0151】また、本発明によれば、無線ネットワーク
に未登録の無線通信装置の設定状況を表示させるように
なっているので、ユーザの設定により優先的に制御局と
して動作させたい無線通信装置を目視で容易に識別する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る無線ネットワーク1
の構成を模式的に示した図である。
【図2】本実施形態に係る無線ネットワーク1におい
て、データ伝送のために使用されるフレームの構成例を
示した図である。
【図3】図2に示した伝送フレーム周期におけるビーコ
ン同報領域で、無線ネットワーク1の制御局となる無線
通信装置から送信されるビーコン情報の構成例を示した
図である。
【図4】本実施形態に係る無線ネットワーク1上で動作
可能な無線通信装置10の構成を模式的に示した図であ
る。
【図5】図4に示した状態表示部36の具体的な構成例
を示した図である。
【図6】状態表示部36の発光ダイオードの点滅パター
ンの例を示した図である。
【図7】2つの無線ネットワークが隣接する作業空間に
おいて、同じ無線ネットワーク内の制御局及び端末局で
は緑色及び黄色の発光ダイオードが同期して点滅してい
る様子を示した図である。
【図8】ビット0を表す点滅パターンの構成例を示した
図である。
【図9】ビット0を表す点滅パターンの構成例を示した
図である。
【図10】ある無線ネットワークのID情報の末尾8ビ
ット(01101001)に相当する点滅パターンの表
示形態を示したチャートである。
【図11】複数の無線ネットワークが存在するときにお
ける状態表示部36の点滅動作の例を示したチャートで
ある。
【図12】無線通信装置10が状態表示部36を用いて
装置10自体の動作状態や無線ネットワーク構成を表示
するための処理手順を示したフローチャートである。
【図13】図12に示したフローチャートのステップS
15における未登録表示の処理手順の詳細を示したフロ
ーチャートである。
【図14】図12に示したフローチャートのステップS
6における複数ネットワーク表示の処理手順の詳細を示
したフローチャートである。
【符号の説明】
1…無線ネットワーク 10…無線通信装置 31…インターフェース 32…インターフェース・バッファ 33…無線バッファ 34…無線通信部 35…アンテナ 36…状態表示部 37…制御部 38…情報記憶部 39…モード設定部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1つの無線通信装置を制御局に選定して構
    築される無線ネットワーク上で稼働する無線通信装置で
    あって、 無線ネットワーク内で制御局として動作していることを
    第1の点灯色の点滅パターンによって示す第1の表示手
    段と、 他の無線通信装置が制御局として構築された無線ネット
    ワーク上に取り込まれた端末局として動作していること
    を第2の点灯色の点滅パターンによって示す第2の表示
    手段と、 前記第1の表示手段及び/又は前記第2の表示手段にお
    ける点滅パターンを同期処理する同期手段と、を具備す
    ることを特徴とする無線通信装置。
  2. 【請求項2】前記同期手段は、同じ無線ネットワーク内
    では、すべての無線通信装置が同じ点滅パターンで同期
    して前記第1の表示手段及び/又は前記第2の表示手段
    が点滅駆動するように制御する、ことを特徴とする請求
    項1に記載の無線通信装置。
  3. 【請求項3】前記同期手段は、無線ネットワーク内の制
    御局が生成するビーコン情報に含まれるデータを基に前
    記第1の表示手段及び/又は前記第2の表示手段の点滅
    駆動を制御する、ことを特徴とする請求項1に記載の無
    線通信装置。
  4. 【請求項4】前記同期手段は、無線ネットワーク内の制
    御局が生成するビーコン情報に含まれるネットワークI
    D情報を用いて前記第1の表示手段及び/又は前記第2
    の表示手段の点滅パターンを生成する、ことを特徴とす
    る請求項1に記載の無線通信装置。
  5. 【請求項5】前記同期手段は、無線ネットワーク内の制
    御局が生成するビーコン情報に含まれる同期時間情報を
    基に前記第1の表示手段及び/又は前記第2の表示手段
    の点滅駆動を無線ネットワーク内で同期させる、ことを
    特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  6. 【請求項6】無線ネットワーク内の制御局と通信できな
    いことを第3の点灯色によって示す第3の表示手段をさ
    らに備える、ことを特徴とする請求項1に記載の無線通
    信装置。
  7. 【請求項7】他の無線ネットワークからも信号を受信で
    きることを第3の点灯色の点滅パターンによって示す第
    3の表示手段をさらに備える、ことを特徴とする請求項
    1に記載の無線通信装置。
  8. 【請求項8】前記同期手段は、前記第1の表示手段又は
    前記第2の表示手段の点滅パターンとは反転させて前記
    第3の表示手段を点滅駆動させる、ことを特徴とする請
    求項7に記載の無線通信装置。
  9. 【請求項9】前記同期手段は、信号を受信することがで
    きた他の無線ネットワークにおける点滅パターンと同期
    させて前記第3の表示手段を点滅駆動させる、ことを特
    徴とする請求項7に記載の無線通信装置。
  10. 【請求項10】優先的に制御局として動作する第1の動
    作モードと、制御局として動作してもよい第2の動作モ
    ードと、制御局として動作できない第3の動作モードと
    のうちいずれかに装置の動作モードを設定するモード設
    定手段と、 装置がいずれの動作モードであるかを表示する状態表示
    手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項1に記
    載の無線通信装置。
  11. 【請求項11】前記状態表示手段は、前記第1の点灯色
    を点灯させることにより第1の動作モードを表示し、前
    記第2の点灯色を点灯させることにより第2の動作モー
    ドを表示し、前記第3の点灯色を点灯させることにより
    第3の動作モードを表示する、ことを特徴とする請求項
    10に記載の無線通信装置。
  12. 【請求項12】1つの無線通信装置を制御局に選定して
    構築される無線ネットワーク上で稼働する無線通信装置
    であって、 優先的に制御局として動作する第1の動作モードと、制
    御局として動作してもよい第2の動作モードと、制御局
    として動作できない第3の動作モードとのうちいずれか
    に装置の動作モードを設定するモード設定手段と、 装置がいずれの動作モードであるかを表示する状態表示
    手段と、をさらに備えることを特徴とする無線通信装
    置。
  13. 【請求項13】無線ネットワークにおける稼動状況を表
    示する表示手段を有する無線通信装置の稼動状況表示方
    法において、制御局からのビーコン情報を受信するステ
    ップと、前記受信したビーコン情報を基に前記表示手段
    の点滅駆動を制御して前記無線通信装置の無線ネットワ
    ークにおける稼動状況を視覚的に表示するステップと、
    を具備することを特徴とする無線通信装置の稼動状況表
    示方法。
  14. 【請求項14】無線ネットワークにおける稼動状況を表
    示する表示手段を有する無線通信装置の稼動状況表示方
    法において、 自らが制御局として稼動していることを認識したことに
    応答して、前記表示手段の点滅駆動を制御して前記無線
    通信装置の無線ネットワークにおける稼動状況を視覚的
    に表示するステップを備える、ことを特徴とする無線通
    信装置の稼動状況表示方法。
  15. 【請求項15】前記表示手段の点滅駆動は自ら制御局と
    して送信するビーコン情報の少なくとも一部の内容を表
    す、ことを特徴とする請求項14に記載の無線通信装置
    の稼動状況表示方法。
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