JP2003227476A - 空気供給装置 - Google Patents
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- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/02—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
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- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/08—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
- F04C18/082—Details specially related to intermeshing engagement type pumps
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- F04C18/0207—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
- F04C18/0215—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form where only one member is moving
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- F04C18/02—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
- F04C18/0207—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
- F04C18/0246—Details concerning the involute wraps or their base, e.g. geometry
- F04C18/0269—Details concerning the involute wraps
- F04C18/0276—Different wall heights
-
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- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
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- F04C29/005—Means for transmitting movement from the prime mover to driven parts of the pump, e.g. clutches, couplings, transmissions
- F04C29/0057—Means for transmitting movement from the prime mover to driven parts of the pump, e.g. clutches, couplings, transmissions for eccentric movement
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】スクロールばねの高さ寸法を大きく構成できる
空気供給装置を提供すること。 【解決手段】モータフレームに固定されるステータと、
モータシャフトに固定されて前記ステータ内で回転する
ロータと、メカシャフトによって動作する旋回スクロー
ルと、前記旋回スクロールとの間で圧縮空間を形成する
固定スクロールと、前記旋回スクロールを旋回動作させ
る自転拘束部材とを備え、前記モータシャフトと前記メ
カシャフトとが連結され、前記メカシャフトが前記旋回
スクロールと前記固定スクロールとを貫通し、前記旋回
スクロールの両端で前記メカシャフトが保持される空気
供給装置であって、前記モータシャフトの両端が第1の
軸受と第2の軸受で回転自在に保持され、前記メカシャ
フトの一端側が前記第2の軸受で保持されることを特徴
とする空気供給装置。
空気供給装置を提供すること。 【解決手段】モータフレームに固定されるステータと、
モータシャフトに固定されて前記ステータ内で回転する
ロータと、メカシャフトによって動作する旋回スクロー
ルと、前記旋回スクロールとの間で圧縮空間を形成する
固定スクロールと、前記旋回スクロールを旋回動作させ
る自転拘束部材とを備え、前記モータシャフトと前記メ
カシャフトとが連結され、前記メカシャフトが前記旋回
スクロールと前記固定スクロールとを貫通し、前記旋回
スクロールの両端で前記メカシャフトが保持される空気
供給装置であって、前記モータシャフトの両端が第1の
軸受と第2の軸受で回転自在に保持され、前記メカシャ
フトの一端側が前記第2の軸受で保持されることを特徴
とする空気供給装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばエンジンの
スーパーチャージャーや燃料電池のエアコンプレッサと
して利用される空気供給装置に関するものである。
スーパーチャージャーや燃料電池のエアコンプレッサと
して利用される空気供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ガス圧縮機として幾つかのタ
イプが実現しており、スクロール圧縮機もその一つであ
る。スクロール圧縮機は、その機構から低振動性や低騒
音性に優れているが、吐出量を増やすためには、スクロ
ールばねの高さ寸法を大きくするか、径方向寸法を拡大
することで圧縮空間を拡大する必要がある。
イプが実現しており、スクロール圧縮機もその一つであ
る。スクロール圧縮機は、その機構から低振動性や低騒
音性に優れているが、吐出量を増やすためには、スクロ
ールばねの高さ寸法を大きくするか、径方向寸法を拡大
することで圧縮空間を拡大する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、スクロールば
ねを径方向に拡大すると、回転によって生じる遠心力は
大きくなり、シャフトを含めた他の部材の大型化を招い
てしまう。
ねを径方向に拡大すると、回転によって生じる遠心力は
大きくなり、シャフトを含めた他の部材の大型化を招い
てしまう。
【0004】そこで本発明は、スクロールばねの高さ寸
法を大きく構成できる空気供給装置を提供することを目
的とする。そしてそのために、本発明は、モータシャフ
トとメカシャフトとの芯合わせが容易となり、また伝達
効率の向上を図ることができる空気供給装置を提供する
ことを目的とする。また本発明は、旋回スクロールばね
と固定スクロールばねとの隙間を所定間隔に維持するこ
とができる空気供給装置を提供することを目的とする。
また本発明は、メカシャフトと旋回スクロールとの間か
ら漏れる圧縮空気の逆流を防止することで、効率低下を
防止することができる空気供給装置を提供することを目
的とする。また本発明は、低速時での旋回スクロールの
転覆を押さえるとともに振動を押さえることができる空
気供給装置を提供することを目的とする。また本発明
は、旋回スクロールばねや固定スクロールばねの損傷を
防止することができる空気供給装置を提供することを目
的とする。また本発明は、オイルフリーの空気供給装置
を提供することを目的とする。
法を大きく構成できる空気供給装置を提供することを目
的とする。そしてそのために、本発明は、モータシャフ
トとメカシャフトとの芯合わせが容易となり、また伝達
効率の向上を図ることができる空気供給装置を提供する
ことを目的とする。また本発明は、旋回スクロールばね
と固定スクロールばねとの隙間を所定間隔に維持するこ
とができる空気供給装置を提供することを目的とする。
また本発明は、メカシャフトと旋回スクロールとの間か
ら漏れる圧縮空気の逆流を防止することで、効率低下を
防止することができる空気供給装置を提供することを目
的とする。また本発明は、低速時での旋回スクロールの
転覆を押さえるとともに振動を押さえることができる空
気供給装置を提供することを目的とする。また本発明
は、旋回スクロールばねや固定スクロールばねの損傷を
防止することができる空気供給装置を提供することを目
的とする。また本発明は、オイルフリーの空気供給装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
空気供給装置は、モータフレームに固定されるステータ
と、モータシャフトに固定されて前記ステータ内で回転
するロータと、メカシャフトによって動作する旋回スク
ロールと、前記旋回スクロールとの間で圧縮空間を形成
する固定スクロールと、前記旋回スクロールを旋回動作
させる自転拘束部材とを備え、前記モータシャフトと前
記メカシャフトとが連結され、前記メカシャフトが前記
旋回スクロールと前記固定スクロールとを貫通し、前記
旋回スクロールの両端で前記メカシャフトが保持される
空気供給装置であって、前記モータシャフトの両端が第
1の軸受と第2の軸受で回転自在に保持され、前記メカ
シャフトの一端側が前記第2の軸受で保持されることを
特徴とする。請求項2記載の本発明の空気供給装置は、
モータフレームに固定されるステータと、モータシャフ
トに固定されて前記ステータ内で回転するロータと、メ
カシャフトによって動作する旋回スクロールと、前記旋
回スクロールとの間で圧縮空間を形成する固定スクロー
ルと、前記旋回スクロールを旋回動作させる自転拘束部
材とを備え、前記モータシャフトと前記メカシャフトと
が連結され、前記メカシャフトが前記旋回スクロールと
前記固定スクロールとを貫通し、前記旋回スクロールの
両端で前記メカシャフトが保持される空気供給装置であ
って、前記メカシャフトの径を前記モータシャフトの径
の1.0倍から1.5倍としたことを特徴とする。請求
項3記載の本発明の空気供給装置は、モータフレームに
固定されるステータと、モータシャフトに固定されて前
記ステータ内で回転するロータと、メカシャフトによっ
て動作する旋回スクロールと、前記旋回スクロールとの
間で圧縮空間を形成する固定スクロールと、前記旋回ス
クロールを旋回動作させる自転拘束部材とを備え、前記
モータシャフトと前記メカシャフトとが連結され、前記
メカシャフトが前記旋回スクロールと前記固定スクロー
ルとを貫通し、前記旋回スクロールの両端で前記メカシ
ャフトが保持される空気供給装置であって、前記旋回ス
クロールを2つの軸受で前記メカシャフトに保持し、2
つの前記軸受の間にシャフトシールを設けたことを特徴
とする。請求項4記載の本発明の空気供給装置は、モー
タフレームに固定されるステータと、モータシャフトに
固定されて前記ステータ内で回転するロータと、メカシ
ャフトによって動作する旋回スクロールと、前記旋回ス
クロールとの間で圧縮空間を形成する固定スクロール
と、前記旋回スクロールを旋回動作させる自転拘束部材
とを備え、前記モータシャフトと前記メカシャフトとが
連結され、前記メカシャフトが前記旋回スクロールと前
記固定スクロールとを貫通し、前記旋回スクロールの両
端で前記メカシャフトが保持される空気供給装置であっ
て、前記旋回スクロールを軸受で前記メカシャフトに保
持し、前記旋回スクロールを前記固定スクロールから離
間する方向に、前記軸受を押圧する予圧ばねを設けたこ
とを特徴とする。請求項5記載の本発明の空気供給装置
は、モータフレームに固定されるステータと、モータシ
ャフトに固定されて前記ステータ内で回転するロータ
と、メカシャフトによって動作する旋回スクロールと、
前記旋回スクロールとの間で圧縮空間を形成する固定ス
クロールと、前記旋回スクロールを旋回動作させる自転
拘束部材とを備え、前記モータシャフトと前記メカシャ
フトとが連結され、前記メカシャフトが前記旋回スクロ
ールと前記固定スクロールとを貫通し、前記旋回スクロ
ールの両端で前記メカシャフトが保持される空気供給装
置であって、前記旋回スクロールの一方の面には、旋回
スクロールばねが所定の高さで立設され、前記旋回スク
ロールばねの中心部にはボス部が立設され、前記ボス部
の外周面と前記旋回スクロールばねとの間にはラップ補
強部が形成され、前記ラップ補強部は、前記旋回スクロ
ールばねの中心側端部から所定の長さ、前記旋回スクロ
ールばねよりも低い高さで設けられていることを特徴と
する。請求項6記載の本発明の空気供給装置は、モータ
フレームに固定されるステータと、モータシャフトに固
定されて前記ステータ内で回転するロータと、メカシャ
フトによって動作する旋回スクロールと、前記旋回スク
ロールとの間で圧縮空間を形成する固定スクロールと、
前記旋回スクロールを旋回動作させる自転拘束部材とを
備え、前記モータシャフトと前記メカシャフトとが連結
され、前記メカシャフトが前記旋回スクロールと前記固
定スクロールとを貫通し、前記旋回スクロールの両端で
前記メカシャフトが保持される空気供給装置であって、
前記固定スクロールの一方の面には、固定スクロールば
ねが所定の高さで立設され、前記固定スクロールばねの
外周側端部と中心側端部にはリブを設け、前記リブは、
前記固定スクロールばねを更に延長して構成されるとと
もに、前記固定スクロールばねよりも低い高さで設けら
れていることを特徴とする。請求項7記載の本発明は、
請求項1から請求項6に記載の空気供給装置において、
前記メカシャフトを前記モータシャフトに対して偏心さ
せるクランク部にバランスウエイトを設けたことを特徴
とする。請求項8記載の本発明は、請求項1から請求項
6に記載の空気供給装置において、前記メカシャフトと
前記モータシャフトとを一体で構成したことを特徴とす
る。請求項9記載の本発明は、請求項7に記載の空気供
給装置において、前記バランスウエイトと前記クランク
部とを一体で構成したことを特徴とする。請求項10記
載の本発明は、請求項1から請求項6に記載の空気供給
装置において、前記旋回スクロールに立設された旋回ス
クロールばねの側面と、前記固定スクロールに立設され
た固定スクロールばねの側面とは、互いに接触しないよ
うに隙間を設けていることを特徴とする。請求項11記
載の本発明は、請求項10に記載の空気供給装置におい
て、前記旋回スクロールばねと前記固定スクロールばね
との先端の端面には、それぞれチップシールが設けられ
ていることを特徴とする。請求項12記載の本発明は、
請求項1から請求項6に記載の空気供給装置において、
前記自転拘束部材をクランクピンによって構成し、前記
クランクピンは、それぞれの軸端に軸受を備えているこ
とを特徴とする。請求項13記載の本発明は、請求項1
から請求項6に記載の空気供給装置において、前記旋回
スクロールの重心を前記メカシャフトの軸心に合わせる
ための切り欠きを、前記旋回スクロールの背面に設けた
ことを特徴とする。請求項14記載の本発明は、請求項
1から請求項6に記載の空気供給装置において、前記メ
カシャフトの両端にバランスウエイトを設けたことを特
徴とする。請求項15記載の本発明の空気供給装置の組
み立て方法は、円筒状のモータフレームと、前記モータ
フレーム内面に固定されるステータと、モータシャフト
に固定されて前記ステータ内で回転するロータと、前記
モータフレームの一端側端面を封止するモータ軸受プレ
ートとを有し、前記モータ軸受プレートの中心部に備え
た第1の軸受によって前記モータシャフトの一端側端部
を回転自在に保持してモータ部が構成され、メカシャフ
トによって動作する旋回スクロールと、前記旋回スクロ
ールとの間で圧縮空間を形成する固定スクロールとを有
し、前記旋回スクロールに立設された旋回スクロールば
ねと、前記固定スクロールに立設された固定スクロール
ばねとが互いに噛み合うように配置されて圧縮部が構成
され、前記モータフレームの他端側端面と前記圧縮部の
一端側端面とを封止する仕切盤を有し、前記仕切盤の中
心部に備えた第2の軸受によって前記モータシャフトの
他端側端部を回転自在に保持してケーシングが構成さ
れ、前記モータシャフトと前記メカシャフトとが一体型
としてシャフトが構成される空気供給装置の組み立て方
法であって、前記モータ部をあらかじめ組み立て、前記
シャフトが前記第1の軸受と前記第2の軸受とによって
2点支持された状態で、前記旋回スクロールと前記固定
スクロールを前記シャフトの他端側から挿入して芯だし
を行うことを特徴とする。請求項16記載の本発明の空
気供給装置の組み立て方法は、メカシャフトによって動
作する旋回スクロールと、前記旋回スクロールとの間で
圧縮空間を形成する固定スクロールとを有し、前記旋回
スクロールに立設された旋回スクロールばねと、前記固
定スクロールに立設された固定スクロールばねとが互い
に噛み合うように配置されて圧縮部が構成され、前記圧
縮部の一端側端面を封止する仕切盤を有し、前記仕切盤
の中心部に備えた軸受によって前記モータシャフトの他
端側端部を回転自在に保持してケーシングが構成され、
モータシャフトと前記メカシャフトとが一体型としてシ
ャフトが構成される空気供給装置の組み立て方法であっ
て、前記シャフトが前記軸受と前記モータシャフトの一
端側を保持する治具とによって2点支持された状態で、
前記旋回スクロールと前記固定スクロールを前記シャフ
トの他端側から挿入して芯だしを行うことを特徴とす
る。
空気供給装置は、モータフレームに固定されるステータ
と、モータシャフトに固定されて前記ステータ内で回転
するロータと、メカシャフトによって動作する旋回スク
ロールと、前記旋回スクロールとの間で圧縮空間を形成
する固定スクロールと、前記旋回スクロールを旋回動作
させる自転拘束部材とを備え、前記モータシャフトと前
記メカシャフトとが連結され、前記メカシャフトが前記
旋回スクロールと前記固定スクロールとを貫通し、前記
旋回スクロールの両端で前記メカシャフトが保持される
空気供給装置であって、前記モータシャフトの両端が第
1の軸受と第2の軸受で回転自在に保持され、前記メカ
シャフトの一端側が前記第2の軸受で保持されることを
特徴とする。請求項2記載の本発明の空気供給装置は、
モータフレームに固定されるステータと、モータシャフ
トに固定されて前記ステータ内で回転するロータと、メ
カシャフトによって動作する旋回スクロールと、前記旋
回スクロールとの間で圧縮空間を形成する固定スクロー
ルと、前記旋回スクロールを旋回動作させる自転拘束部
材とを備え、前記モータシャフトと前記メカシャフトと
が連結され、前記メカシャフトが前記旋回スクロールと
前記固定スクロールとを貫通し、前記旋回スクロールの
両端で前記メカシャフトが保持される空気供給装置であ
って、前記メカシャフトの径を前記モータシャフトの径
の1.0倍から1.5倍としたことを特徴とする。請求
項3記載の本発明の空気供給装置は、モータフレームに
固定されるステータと、モータシャフトに固定されて前
記ステータ内で回転するロータと、メカシャフトによっ
て動作する旋回スクロールと、前記旋回スクロールとの
間で圧縮空間を形成する固定スクロールと、前記旋回ス
クロールを旋回動作させる自転拘束部材とを備え、前記
モータシャフトと前記メカシャフトとが連結され、前記
メカシャフトが前記旋回スクロールと前記固定スクロー
ルとを貫通し、前記旋回スクロールの両端で前記メカシ
ャフトが保持される空気供給装置であって、前記旋回ス
クロールを2つの軸受で前記メカシャフトに保持し、2
つの前記軸受の間にシャフトシールを設けたことを特徴
とする。請求項4記載の本発明の空気供給装置は、モー
タフレームに固定されるステータと、モータシャフトに
固定されて前記ステータ内で回転するロータと、メカシ
ャフトによって動作する旋回スクロールと、前記旋回ス
クロールとの間で圧縮空間を形成する固定スクロール
と、前記旋回スクロールを旋回動作させる自転拘束部材
とを備え、前記モータシャフトと前記メカシャフトとが
連結され、前記メカシャフトが前記旋回スクロールと前
記固定スクロールとを貫通し、前記旋回スクロールの両
端で前記メカシャフトが保持される空気供給装置であっ
て、前記旋回スクロールを軸受で前記メカシャフトに保
持し、前記旋回スクロールを前記固定スクロールから離
間する方向に、前記軸受を押圧する予圧ばねを設けたこ
とを特徴とする。請求項5記載の本発明の空気供給装置
は、モータフレームに固定されるステータと、モータシ
ャフトに固定されて前記ステータ内で回転するロータ
と、メカシャフトによって動作する旋回スクロールと、
前記旋回スクロールとの間で圧縮空間を形成する固定ス
クロールと、前記旋回スクロールを旋回動作させる自転
拘束部材とを備え、前記モータシャフトと前記メカシャ
フトとが連結され、前記メカシャフトが前記旋回スクロ
ールと前記固定スクロールとを貫通し、前記旋回スクロ
ールの両端で前記メカシャフトが保持される空気供給装
置であって、前記旋回スクロールの一方の面には、旋回
スクロールばねが所定の高さで立設され、前記旋回スク
ロールばねの中心部にはボス部が立設され、前記ボス部
の外周面と前記旋回スクロールばねとの間にはラップ補
強部が形成され、前記ラップ補強部は、前記旋回スクロ
ールばねの中心側端部から所定の長さ、前記旋回スクロ
ールばねよりも低い高さで設けられていることを特徴と
する。請求項6記載の本発明の空気供給装置は、モータ
フレームに固定されるステータと、モータシャフトに固
定されて前記ステータ内で回転するロータと、メカシャ
フトによって動作する旋回スクロールと、前記旋回スク
ロールとの間で圧縮空間を形成する固定スクロールと、
前記旋回スクロールを旋回動作させる自転拘束部材とを
備え、前記モータシャフトと前記メカシャフトとが連結
され、前記メカシャフトが前記旋回スクロールと前記固
定スクロールとを貫通し、前記旋回スクロールの両端で
前記メカシャフトが保持される空気供給装置であって、
前記固定スクロールの一方の面には、固定スクロールば
ねが所定の高さで立設され、前記固定スクロールばねの
外周側端部と中心側端部にはリブを設け、前記リブは、
前記固定スクロールばねを更に延長して構成されるとと
もに、前記固定スクロールばねよりも低い高さで設けら
れていることを特徴とする。請求項7記載の本発明は、
請求項1から請求項6に記載の空気供給装置において、
前記メカシャフトを前記モータシャフトに対して偏心さ
せるクランク部にバランスウエイトを設けたことを特徴
とする。請求項8記載の本発明は、請求項1から請求項
6に記載の空気供給装置において、前記メカシャフトと
前記モータシャフトとを一体で構成したことを特徴とす
る。請求項9記載の本発明は、請求項7に記載の空気供
給装置において、前記バランスウエイトと前記クランク
部とを一体で構成したことを特徴とする。請求項10記
載の本発明は、請求項1から請求項6に記載の空気供給
装置において、前記旋回スクロールに立設された旋回ス
クロールばねの側面と、前記固定スクロールに立設され
た固定スクロールばねの側面とは、互いに接触しないよ
うに隙間を設けていることを特徴とする。請求項11記
載の本発明は、請求項10に記載の空気供給装置におい
て、前記旋回スクロールばねと前記固定スクロールばね
との先端の端面には、それぞれチップシールが設けられ
ていることを特徴とする。請求項12記載の本発明は、
請求項1から請求項6に記載の空気供給装置において、
前記自転拘束部材をクランクピンによって構成し、前記
クランクピンは、それぞれの軸端に軸受を備えているこ
とを特徴とする。請求項13記載の本発明は、請求項1
から請求項6に記載の空気供給装置において、前記旋回
スクロールの重心を前記メカシャフトの軸心に合わせる
ための切り欠きを、前記旋回スクロールの背面に設けた
ことを特徴とする。請求項14記載の本発明は、請求項
1から請求項6に記載の空気供給装置において、前記メ
カシャフトの両端にバランスウエイトを設けたことを特
徴とする。請求項15記載の本発明の空気供給装置の組
み立て方法は、円筒状のモータフレームと、前記モータ
フレーム内面に固定されるステータと、モータシャフト
に固定されて前記ステータ内で回転するロータと、前記
モータフレームの一端側端面を封止するモータ軸受プレ
ートとを有し、前記モータ軸受プレートの中心部に備え
た第1の軸受によって前記モータシャフトの一端側端部
を回転自在に保持してモータ部が構成され、メカシャフ
トによって動作する旋回スクロールと、前記旋回スクロ
ールとの間で圧縮空間を形成する固定スクロールとを有
し、前記旋回スクロールに立設された旋回スクロールば
ねと、前記固定スクロールに立設された固定スクロール
ばねとが互いに噛み合うように配置されて圧縮部が構成
され、前記モータフレームの他端側端面と前記圧縮部の
一端側端面とを封止する仕切盤を有し、前記仕切盤の中
心部に備えた第2の軸受によって前記モータシャフトの
他端側端部を回転自在に保持してケーシングが構成さ
れ、前記モータシャフトと前記メカシャフトとが一体型
としてシャフトが構成される空気供給装置の組み立て方
法であって、前記モータ部をあらかじめ組み立て、前記
シャフトが前記第1の軸受と前記第2の軸受とによって
2点支持された状態で、前記旋回スクロールと前記固定
スクロールを前記シャフトの他端側から挿入して芯だし
を行うことを特徴とする。請求項16記載の本発明の空
気供給装置の組み立て方法は、メカシャフトによって動
作する旋回スクロールと、前記旋回スクロールとの間で
圧縮空間を形成する固定スクロールとを有し、前記旋回
スクロールに立設された旋回スクロールばねと、前記固
定スクロールに立設された固定スクロールばねとが互い
に噛み合うように配置されて圧縮部が構成され、前記圧
縮部の一端側端面を封止する仕切盤を有し、前記仕切盤
の中心部に備えた軸受によって前記モータシャフトの他
端側端部を回転自在に保持してケーシングが構成され、
モータシャフトと前記メカシャフトとが一体型としてシ
ャフトが構成される空気供給装置の組み立て方法であっ
て、前記シャフトが前記軸受と前記モータシャフトの一
端側を保持する治具とによって2点支持された状態で、
前記旋回スクロールと前記固定スクロールを前記シャフ
トの他端側から挿入して芯だしを行うことを特徴とす
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明による第1の実施形態の空
気供給装置は、モータシャフトの両端が第1の軸受と第
2の軸受で回転自在に保持され、メカシャフトの一端側
が第2の軸受で保持されたものである。本実施の形態
は、モータシャフトとメカシャフトとが連結されてお
り、メカシャフトが旋回スクロールと固定スクロールと
を貫通し、旋回スクロールの両端でメカシャフトが保持
されたものであるので、モータシャフトとメカシャフト
とからなるシャフトは、3つの軸受で保持されることに
なり、第2の軸受を共用する形でモータシャフトとメカ
シャフトとはいずれも両端保持の構造となる。本実施の
形態によれば、モータシャフトとメカシャフトとの間に
他の連結部材や動力伝達機構を持たない構造となるた
め、モータシャフトとメカシャフトとの芯合わせが容易
となり、また伝達効率の向上を図ることができる。ま
た、モータシャフトとメカシャフトとの芯合わせが容易
となり、シャフトの傾きを防止できるため、旋回スクロ
ールの固定スクロールに対する傾きを防止できる。従っ
て、本実施の形態によれば、旋回スクロールばねと固定
スクロールばねとの隙間を所定間隔に維持できるため、
圧縮効率の低下や機器の損傷を防止することができる。
また、本実施の形態によれば、シャフトは3つの軸受で
支持するとともに、旋回スクロールばねと固定スクロー
ルばねとの隙間を所定間隔に維持できるため、オイルフ
リーの空気供給装置を実現することができる。
気供給装置は、モータシャフトの両端が第1の軸受と第
2の軸受で回転自在に保持され、メカシャフトの一端側
が第2の軸受で保持されたものである。本実施の形態
は、モータシャフトとメカシャフトとが連結されてお
り、メカシャフトが旋回スクロールと固定スクロールと
を貫通し、旋回スクロールの両端でメカシャフトが保持
されたものであるので、モータシャフトとメカシャフト
とからなるシャフトは、3つの軸受で保持されることに
なり、第2の軸受を共用する形でモータシャフトとメカ
シャフトとはいずれも両端保持の構造となる。本実施の
形態によれば、モータシャフトとメカシャフトとの間に
他の連結部材や動力伝達機構を持たない構造となるた
め、モータシャフトとメカシャフトとの芯合わせが容易
となり、また伝達効率の向上を図ることができる。ま
た、モータシャフトとメカシャフトとの芯合わせが容易
となり、シャフトの傾きを防止できるため、旋回スクロ
ールの固定スクロールに対する傾きを防止できる。従っ
て、本実施の形態によれば、旋回スクロールばねと固定
スクロールばねとの隙間を所定間隔に維持できるため、
圧縮効率の低下や機器の損傷を防止することができる。
また、本実施の形態によれば、シャフトは3つの軸受で
支持するとともに、旋回スクロールばねと固定スクロー
ルばねとの隙間を所定間隔に維持できるため、オイルフ
リーの空気供給装置を実現することができる。
【0007】本発明による第2の実施形態の空気供給装
置は、メカシャフトの径をモータシャフトの径の1.0
倍から1.5倍としたものである。本実施の形態は、メ
カシャフトの径をモータシャフトの径の1.0倍から
1.5倍とすることで旋回スクロールやシャフト自体の
遠心力によるたわみを低減できる。従って本実施の形態
によれば、旋回スクロールばねと固定スクロールばねと
の隙間を所定間隔に維持できるため、圧縮効率の低下や
機器の損傷を防止することができる。また、本実施の形
態によれば、旋回スクロールばねと固定スクロールばね
との隙間を所定間隔に維持できるため、オイルフリーの
空気供給装置を実現することができる。
置は、メカシャフトの径をモータシャフトの径の1.0
倍から1.5倍としたものである。本実施の形態は、メ
カシャフトの径をモータシャフトの径の1.0倍から
1.5倍とすることで旋回スクロールやシャフト自体の
遠心力によるたわみを低減できる。従って本実施の形態
によれば、旋回スクロールばねと固定スクロールばねと
の隙間を所定間隔に維持できるため、圧縮効率の低下や
機器の損傷を防止することができる。また、本実施の形
態によれば、旋回スクロールばねと固定スクロールばね
との隙間を所定間隔に維持できるため、オイルフリーの
空気供給装置を実現することができる。
【0008】本発明による第3の実施形態の空気供給装
置は、旋回スクロールを2つの軸受でメカシャフトに保
持し、2つの軸受の間にシャフトシールを設けたもので
ある。本実施の形態は、メカシャフトが旋回スクロール
と固定スクロールとを貫通し、旋回スクロールの両端で
メカシャフトが保持されたものであるので、圧縮空気が
メカシャフトと旋回スクロールとの間に入り込むことに
なる。本実施の形態によれば、メカシャフトと旋回スク
ロールとの間から漏れる圧縮空気の逆流をシャフトシー
ルで防止することで、効率低下を防止することができ
る。また、本実施の形態によれば、軸受内に封入された
グリスが圧縮空気の流れによって漏れ出すことを防止す
ることができるため、旋回スクロールを保持する軸受の
機能を維持することができ、オイルフリーの空気供給装
置を実現することができる。
置は、旋回スクロールを2つの軸受でメカシャフトに保
持し、2つの軸受の間にシャフトシールを設けたもので
ある。本実施の形態は、メカシャフトが旋回スクロール
と固定スクロールとを貫通し、旋回スクロールの両端で
メカシャフトが保持されたものであるので、圧縮空気が
メカシャフトと旋回スクロールとの間に入り込むことに
なる。本実施の形態によれば、メカシャフトと旋回スク
ロールとの間から漏れる圧縮空気の逆流をシャフトシー
ルで防止することで、効率低下を防止することができ
る。また、本実施の形態によれば、軸受内に封入された
グリスが圧縮空気の流れによって漏れ出すことを防止す
ることができるため、旋回スクロールを保持する軸受の
機能を維持することができ、オイルフリーの空気供給装
置を実現することができる。
【0009】本発明による第4の実施形態の空気供給装
置は、旋回スクロールを軸受でメカシャフトに保持し、
旋回スクロールを固定スクロールから離間する方向に、
軸受を押圧する予圧ばねを設けたものである。本実施の
形態は、予圧ばねによって、旋回スクロールを固定スク
ロールから離間する方向、すなわちスラスト方向に押圧
力を付与するため、低速時での旋回スクロールの転覆を
押さえるとともに振動を押さえることができる。
置は、旋回スクロールを軸受でメカシャフトに保持し、
旋回スクロールを固定スクロールから離間する方向に、
軸受を押圧する予圧ばねを設けたものである。本実施の
形態は、予圧ばねによって、旋回スクロールを固定スク
ロールから離間する方向、すなわちスラスト方向に押圧
力を付与するため、低速時での旋回スクロールの転覆を
押さえるとともに振動を押さえることができる。
【0010】本発明による第5の実施形態の空気供給装
置は、ボス部の外周面と旋回スクロールばねとの間には
ラップ補強部が形成され、ラップ補強部は、旋回スクロ
ールばねの中心側端部から所定の長さ、旋回スクロール
ばねよりも低い高さで設けられたものである。本実施の
形態は、旋回スクロールばねの中心側端部から所定の長
さにラップ補強部を形成することで、特に高圧が作用す
る箇所の旋回スクロールばねの強度を確保し、旋回スク
ロールばねの損傷を防止することができる。また、ラッ
プ補強部を旋回スクロールばねよりも低い高さで設ける
ことで、圧縮空気の吐出経路を確保することができる。
置は、ボス部の外周面と旋回スクロールばねとの間には
ラップ補強部が形成され、ラップ補強部は、旋回スクロ
ールばねの中心側端部から所定の長さ、旋回スクロール
ばねよりも低い高さで設けられたものである。本実施の
形態は、旋回スクロールばねの中心側端部から所定の長
さにラップ補強部を形成することで、特に高圧が作用す
る箇所の旋回スクロールばねの強度を確保し、旋回スク
ロールばねの損傷を防止することができる。また、ラッ
プ補強部を旋回スクロールばねよりも低い高さで設ける
ことで、圧縮空気の吐出経路を確保することができる。
【0011】本発明による第6の実施形態の空気供給装
置は、固定スクロールの一方の面には固定スクロールば
ねが所定の高さで立設され、この固定スクロールばねの
外周側端部と中心側端部にはリブを設け、リブは、固定
スクロールばねを更に延長して構成されるとともに、固
定スクロールばねよりも低い高さで設けられたものであ
る。本実施の形態は、固定スクロールばねの外周側端部
と中心側端部にリブを設けることで、固定スクロールば
ねの強度を確保することができるため、はね高さを高く
することができる。
置は、固定スクロールの一方の面には固定スクロールば
ねが所定の高さで立設され、この固定スクロールばねの
外周側端部と中心側端部にはリブを設け、リブは、固定
スクロールばねを更に延長して構成されるとともに、固
定スクロールばねよりも低い高さで設けられたものであ
る。本実施の形態は、固定スクロールばねの外周側端部
と中心側端部にリブを設けることで、固定スクロールば
ねの強度を確保することができるため、はね高さを高く
することができる。
【0012】本発明による第7の実施形態は、第1から
第6の実施形態における空気供給装置において、メカシ
ャフトをモータシャフトに対して偏心させるクランク部
にバランスウエイトを設けたものである。本実施の形態
は、旋回スクロールやメカシャフト自体の遠心力による
たわみを、両端支持構造となるメカシャフトにバランス
ウエイトを配置することで、近接した位置でたわみを防
止できる。
第6の実施形態における空気供給装置において、メカシ
ャフトをモータシャフトに対して偏心させるクランク部
にバランスウエイトを設けたものである。本実施の形態
は、旋回スクロールやメカシャフト自体の遠心力による
たわみを、両端支持構造となるメカシャフトにバランス
ウエイトを配置することで、近接した位置でたわみを防
止できる。
【0013】本発明による第8の実施形態は、第1から
第6の実施形態における空気供給装置において、メカシ
ャフトとモータシャフトとを一体で構成したものであ
る。本実施の形態によれば、メカシャフトとモータシャ
フトとの芯合わせを組み立て時に行う必要がなく、伝達
効率を高めることができる。
第6の実施形態における空気供給装置において、メカシ
ャフトとモータシャフトとを一体で構成したものであ
る。本実施の形態によれば、メカシャフトとモータシャ
フトとの芯合わせを組み立て時に行う必要がなく、伝達
効率を高めることができる。
【0014】本発明による第9の実施形態は、第7の実
施形態における空気供給装置において、バランスウエイ
トとクランク部とを一体で構成したものである。本実施
の形態によれば、バランスウエイトとクランク部とを別
々に切削製造する必要がなく、組み立て時のバランスを
考慮する必要もない。
施形態における空気供給装置において、バランスウエイ
トとクランク部とを一体で構成したものである。本実施
の形態によれば、バランスウエイトとクランク部とを別
々に切削製造する必要がなく、組み立て時のバランスを
考慮する必要もない。
【0015】本発明による第10の実施形態は、第1か
ら第6の実施形態における空気供給装置において、旋回
スクロールに立設された旋回スクロールばねの側面と、
固定スクロールに立設された固定スクロールばねの側面
とが互いに接触しないように隙間を設けたものである。
本実施の形態は、旋回スクロールばねと固定スクロール
ばねとの間に隙間を確保することで、オイルフリーの空
気供給装置を実現することができる。
ら第6の実施形態における空気供給装置において、旋回
スクロールに立設された旋回スクロールばねの側面と、
固定スクロールに立設された固定スクロールばねの側面
とが互いに接触しないように隙間を設けたものである。
本実施の形態は、旋回スクロールばねと固定スクロール
ばねとの間に隙間を確保することで、オイルフリーの空
気供給装置を実現することができる。
【0016】本発明による第11の実施形態は、第10
の実施形態における空気供給装置において、旋回スクロ
ールばねと固定スクロールばねとの先端の端面には、そ
れぞれチップシールが設けたものである。本実施の形態
によれば、旋回スクロールばねの先端部と固定スクロー
ルとはチップシールを介して接触し、また固定スクロー
ルばねの先端部と旋回スクロールとはチップシールを介
して接触することになり、旋回スクロールばねと固定ス
クロールばねとが直接接することがないので、オイルフ
リーの空気供給装置を実現することができる。
の実施形態における空気供給装置において、旋回スクロ
ールばねと固定スクロールばねとの先端の端面には、そ
れぞれチップシールが設けたものである。本実施の形態
によれば、旋回スクロールばねの先端部と固定スクロー
ルとはチップシールを介して接触し、また固定スクロー
ルばねの先端部と旋回スクロールとはチップシールを介
して接触することになり、旋回スクロールばねと固定ス
クロールばねとが直接接することがないので、オイルフ
リーの空気供給装置を実現することができる。
【0017】本発明による第12の実施形態は、第1か
ら第6の実施形態における空気供給装置において、自転
拘束部材をクランクピンによって構成し、クランクピン
は、それぞれの軸端に軸受を備えたものである。本実施
の形態によれば、回転運動によるクランクピンによって
旋回スクロールの自転を防止するため、シャフトの回転
と遠心力の方向が同期する。従って、回転バランスをと
りやすくなる。また本実施の形態によれば、グリス封入
軸受を使用することで、潤滑油を自転拘束部材に供給す
る必要がなく、オイルフリーの空気供給装置を実現する
ことができる。
ら第6の実施形態における空気供給装置において、自転
拘束部材をクランクピンによって構成し、クランクピン
は、それぞれの軸端に軸受を備えたものである。本実施
の形態によれば、回転運動によるクランクピンによって
旋回スクロールの自転を防止するため、シャフトの回転
と遠心力の方向が同期する。従って、回転バランスをと
りやすくなる。また本実施の形態によれば、グリス封入
軸受を使用することで、潤滑油を自転拘束部材に供給す
る必要がなく、オイルフリーの空気供給装置を実現する
ことができる。
【0018】本発明による第13の実施形態は、第1か
ら第6の実施形態における空気供給装置において、旋回
スクロールの重心をメカシャフトの軸心に合わせるため
の切り欠きを、旋回スクロールの背面に設けたものであ
る。本実施の形態によれば、切り欠きを、旋回スクロー
ルの背面に設けることで、切り欠きの形状や大きさ、配
置の自由度が大きくなる。そして旋回スクロールの重心
をこの切り欠きによってシャフトの中心に合わせ、遠心
力を一定とさせることで、回転バランスをとりやすくな
る。
ら第6の実施形態における空気供給装置において、旋回
スクロールの重心をメカシャフトの軸心に合わせるため
の切り欠きを、旋回スクロールの背面に設けたものであ
る。本実施の形態によれば、切り欠きを、旋回スクロー
ルの背面に設けることで、切り欠きの形状や大きさ、配
置の自由度が大きくなる。そして旋回スクロールの重心
をこの切り欠きによってシャフトの中心に合わせ、遠心
力を一定とさせることで、回転バランスをとりやすくな
る。
【0019】本発明による第14の実施形態は、第1か
ら第6の実施形態における空気供給装置において、メカ
シャフトの両端にバランスウエイトを設けたものであ
る。本実施の形態によれば、旋回スクロールやメカシャ
フト自体の遠心力によるたわみを、両端支持構造となる
メカシャフトにバランスウエイトを配置することで、近
接した位置でたわみを防止できる。
ら第6の実施形態における空気供給装置において、メカ
シャフトの両端にバランスウエイトを設けたものであ
る。本実施の形態によれば、旋回スクロールやメカシャ
フト自体の遠心力によるたわみを、両端支持構造となる
メカシャフトにバランスウエイトを配置することで、近
接した位置でたわみを防止できる。
【0020】本発明による第15の実施形態の空気供給
装置の組み立て方法は、モータ部をあらかじめ組み立
て、シャフトが第1の軸受と第2の軸受とによって2点
支持された状態で、旋回スクロールと固定スクロールを
シャフトの他端側から挿入して芯だしを行うものであ
る。本実施の形態によれば、モータ部をあらかじめ組み
立てた状態とすることで、シャフトは、第1の軸受と第
2の軸受とによって2点支持された状態となっているた
め、シャフトの傾きを有効に防止することができる。従
って、旋回スクロールと固定スクロールを組み付ける時
の芯だしを行いやすくし、旋回スクロールばねと固定ス
クロールばねとの隙間の均等化を図ることができる。
装置の組み立て方法は、モータ部をあらかじめ組み立
て、シャフトが第1の軸受と第2の軸受とによって2点
支持された状態で、旋回スクロールと固定スクロールを
シャフトの他端側から挿入して芯だしを行うものであ
る。本実施の形態によれば、モータ部をあらかじめ組み
立てた状態とすることで、シャフトは、第1の軸受と第
2の軸受とによって2点支持された状態となっているた
め、シャフトの傾きを有効に防止することができる。従
って、旋回スクロールと固定スクロールを組み付ける時
の芯だしを行いやすくし、旋回スクロールばねと固定ス
クロールばねとの隙間の均等化を図ることができる。
【0021】本発明による第16の実施形態の空気供給
装置の組み立て方法は、シャフトが軸受とモータシャフ
トの一端側を保持する治具とによって2点支持された状
態で、旋回スクロールと固定スクロールをシャフトの他
端側から挿入して芯だしを行うものである。本実施の形
態によれば、シャフトは、軸受とモータシャフトの一端
側を保持する治具とによって2点支持された状態となっ
ているため、シャフトの傾きを有効に防止することがで
きる。従って、旋回スクロールと固定スクロールを組み
付ける時の芯だしを行いやすくし、旋回スクロールばね
と固定スクロールばねとの隙間の均等化を図ることがで
きる。
装置の組み立て方法は、シャフトが軸受とモータシャフ
トの一端側を保持する治具とによって2点支持された状
態で、旋回スクロールと固定スクロールをシャフトの他
端側から挿入して芯だしを行うものである。本実施の形
態によれば、シャフトは、軸受とモータシャフトの一端
側を保持する治具とによって2点支持された状態となっ
ているため、シャフトの傾きを有効に防止することがで
きる。従って、旋回スクロールと固定スクロールを組み
付ける時の芯だしを行いやすくし、旋回スクロールばね
と固定スクロールばねとの隙間の均等化を図ることがで
きる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の空気供給装置の一実施例を図
面に基づいて説明する。図1は本実施例による空気供給
装置の全体構成を示す側面断面図、図2は本実施例によ
る空気供給装置のシャフトを示す側面図、図3は本実施
例による空気供給装置の旋回スクロールを示す側面断面
図、図4は本実施例による空気供給装置の旋回スクロー
ルを示す正面図、図5は本実施例による空気供給装置の
旋回スクロールを示す背面図、図6は本実施例による空
気供給装置の固定スクロールを示す側面断面図、図7は
本実施例による空気供給装置の固定スクロールを示す正
面図である。
面に基づいて説明する。図1は本実施例による空気供給
装置の全体構成を示す側面断面図、図2は本実施例によ
る空気供給装置のシャフトを示す側面図、図3は本実施
例による空気供給装置の旋回スクロールを示す側面断面
図、図4は本実施例による空気供給装置の旋回スクロー
ルを示す正面図、図5は本実施例による空気供給装置の
旋回スクロールを示す背面図、図6は本実施例による空
気供給装置の固定スクロールを示す側面断面図、図7は
本実施例による空気供給装置の固定スクロールを示す正
面図である。
【0023】図1に示すように本実施例による空気供給
装置は、モータ部10と圧縮部20とをケーシング50
に備えている。モータ部10は、円筒状のモータフレー
ム11と、このモータフレーム11内面に固定されるス
テータ12と、モータシャフト41に固定されてステー
タ12内で回転するロータ13と、モータフレーム11
の一端側端面を封止するモータ軸受プレート14とから
構成される。モータ軸受プレート14は、プレートの外
周部においてモータフレーム11とボルトなどの連結部
材61によって連結される。またモータ軸受プレート1
4は、プレートの中心部においてベアリングなどの軸受
71を備え、この軸受71によってモータシャフト41
の一端側端部を回転自在に保持している。ケーシング5
0は、モータフレーム11の他端側端面を封止するとと
もに圧縮部20の一端側端面と外周部を覆う第1のケー
シング51と、圧縮部20の他端側端面に配置される第
2のケーシング52とから構成される。圧縮部20は、
メカシャフト42によって動作する旋回スクロール21
と、旋回スクロール21との間で圧縮空間を形成する固
定スクロール22と、旋回スクロール21を旋回動作さ
せる自転拘束部材23とから構成される。旋回スクロー
ル21には、所定の高さで立設された旋回スクロールば
ね21Aが、固定スクロール22には、所定の高さで立
設された固定スクロールばね22Aが設けられている。
そして旋回スクロールばね21Aと固定スクロールばね
22Aとは、互いに噛み合うように配置されている。な
お、旋回スクロールばね21Aの側面と固定スクロール
ばね22Aの側面とは、互いに接触しないように隙間を
設けている。また旋回スクロールばね21Aと固定スク
ロールばね22Aとの先端の端面には、それぞれチップ
シール21B、22Bが設けられている。従って旋回ス
クロールばね21Aの先端部と固定スクロール22と
は、チップシール21Bを介して接触し、固定スクロー
ルばね22Aの先端部と旋回スクロール21とは、チッ
プシール22Bを介して接触する。
装置は、モータ部10と圧縮部20とをケーシング50
に備えている。モータ部10は、円筒状のモータフレー
ム11と、このモータフレーム11内面に固定されるス
テータ12と、モータシャフト41に固定されてステー
タ12内で回転するロータ13と、モータフレーム11
の一端側端面を封止するモータ軸受プレート14とから
構成される。モータ軸受プレート14は、プレートの外
周部においてモータフレーム11とボルトなどの連結部
材61によって連結される。またモータ軸受プレート1
4は、プレートの中心部においてベアリングなどの軸受
71を備え、この軸受71によってモータシャフト41
の一端側端部を回転自在に保持している。ケーシング5
0は、モータフレーム11の他端側端面を封止するとと
もに圧縮部20の一端側端面と外周部を覆う第1のケー
シング51と、圧縮部20の他端側端面に配置される第
2のケーシング52とから構成される。圧縮部20は、
メカシャフト42によって動作する旋回スクロール21
と、旋回スクロール21との間で圧縮空間を形成する固
定スクロール22と、旋回スクロール21を旋回動作さ
せる自転拘束部材23とから構成される。旋回スクロー
ル21には、所定の高さで立設された旋回スクロールば
ね21Aが、固定スクロール22には、所定の高さで立
設された固定スクロールばね22Aが設けられている。
そして旋回スクロールばね21Aと固定スクロールばね
22Aとは、互いに噛み合うように配置されている。な
お、旋回スクロールばね21Aの側面と固定スクロール
ばね22Aの側面とは、互いに接触しないように隙間を
設けている。また旋回スクロールばね21Aと固定スク
ロールばね22Aとの先端の端面には、それぞれチップ
シール21B、22Bが設けられている。従って旋回ス
クロールばね21Aの先端部と固定スクロール22と
は、チップシール21Bを介して接触し、固定スクロー
ルばね22Aの先端部と旋回スクロール21とは、チッ
プシール22Bを介して接触する。
【0024】第1のケーシング51は、モータフレーム
11の他端側端面と圧縮部20の一端側端面とを封止す
る円盤状の仕切盤51Aと、圧縮部20の外周部を覆う
円筒部材51Bによって構成される。仕切盤51Aは、
盤の外周部においてモータフレーム11とボルトなどの
連結部材62によって連結される。なお、仕切盤51A
とモータフレーム11との連結は、位置決めプレート6
3を介して行うことが好ましい。また仕切盤51Aの中
心部には貫通穴53を有し、この貫通穴53には軸受7
2が設けられている。モータシャフト41の他端側端部
は、この軸受72によって回転自在に保持されている。
円筒部材51Bは、圧縮部20に空気を導入する吸入口
24を備えている。また円筒部材51Bの開放端部側
は、固定スクロール22とボルトなどの連結部材64A
によって連結される。なお、固定スクロール22には、
図7に示すように16個のボルト孔を備えているが、円
筒部材51Bと固定スクロール22とは、8つの連結部
材64Aを用いて一つおきのボルト孔で連結される。第
2のケーシング52は、円盤状のプレート52Aと、プ
レート52Aの外周端に連続する円筒部材52Bとによ
って構成される。円筒部材52Bの開放端部側は、固定
スクロール22と連結部材64Bによって連結される。
円筒部材52Bと固定スクロール22とは、8つの連結
部材64Bを用いて連結される。プレート52Aの中心
部には偏心軸受73が設けられている。メカシャフト4
2の他端側端部は、この偏心軸受73によって回転自在
に保持されている。またプレート52Aは、圧縮部20
で圧縮された空気を導出する吐出口25を備えている。
またこの吐出口25には、吐出管65がボルトなどの連
結部材66によって連結される。なお、メカシャフト4
2と偏心軸受73とは、ボルトなどの連結部材67によ
って連結される。
11の他端側端面と圧縮部20の一端側端面とを封止す
る円盤状の仕切盤51Aと、圧縮部20の外周部を覆う
円筒部材51Bによって構成される。仕切盤51Aは、
盤の外周部においてモータフレーム11とボルトなどの
連結部材62によって連結される。なお、仕切盤51A
とモータフレーム11との連結は、位置決めプレート6
3を介して行うことが好ましい。また仕切盤51Aの中
心部には貫通穴53を有し、この貫通穴53には軸受7
2が設けられている。モータシャフト41の他端側端部
は、この軸受72によって回転自在に保持されている。
円筒部材51Bは、圧縮部20に空気を導入する吸入口
24を備えている。また円筒部材51Bの開放端部側
は、固定スクロール22とボルトなどの連結部材64A
によって連結される。なお、固定スクロール22には、
図7に示すように16個のボルト孔を備えているが、円
筒部材51Bと固定スクロール22とは、8つの連結部
材64Aを用いて一つおきのボルト孔で連結される。第
2のケーシング52は、円盤状のプレート52Aと、プ
レート52Aの外周端に連続する円筒部材52Bとによ
って構成される。円筒部材52Bの開放端部側は、固定
スクロール22と連結部材64Bによって連結される。
円筒部材52Bと固定スクロール22とは、8つの連結
部材64Bを用いて連結される。プレート52Aの中心
部には偏心軸受73が設けられている。メカシャフト4
2の他端側端部は、この偏心軸受73によって回転自在
に保持されている。またプレート52Aは、圧縮部20
で圧縮された空気を導出する吐出口25を備えている。
またこの吐出口25には、吐出管65がボルトなどの連
結部材66によって連結される。なお、メカシャフト4
2と偏心軸受73とは、ボルトなどの連結部材67によ
って連結される。
【0025】自転拘束部材23は、メカシャフト42を
中心とする旋回スクロール21の回転を拘束し、旋回ス
クロール21を、モータシャフト41を中心とする旋回
動作のみにする。具体的には自転拘束部材23は、第1
のケーシング51と旋回スクロール21との間に配置さ
れるクランクピンによって構成される。このクランクピ
ン23は、それぞれの軸端にベアリングなどの軸受を備
えている。この軸受はグリスが封入されたボールベアリ
ングが好ましい。クランクピン23は、仕切盤51Aと
旋回スクロール21との間に3つ設けられ、それぞれの
クランクピン23は、メカシャフト42から等しい距離
で、それぞれ等間隔に設けている。なお、クランクピン
23は、3つ以上設けることが好ましい。
中心とする旋回スクロール21の回転を拘束し、旋回ス
クロール21を、モータシャフト41を中心とする旋回
動作のみにする。具体的には自転拘束部材23は、第1
のケーシング51と旋回スクロール21との間に配置さ
れるクランクピンによって構成される。このクランクピ
ン23は、それぞれの軸端にベアリングなどの軸受を備
えている。この軸受はグリスが封入されたボールベアリ
ングが好ましい。クランクピン23は、仕切盤51Aと
旋回スクロール21との間に3つ設けられ、それぞれの
クランクピン23は、メカシャフト42から等しい距離
で、それぞれ等間隔に設けている。なお、クランクピン
23は、3つ以上設けることが好ましい。
【0026】以下にシャフト40について図1及び図2
を用いて説明する。シャフト40は、モータシャフト4
1とメカシャフト42とが一体型として構成されてい
る。なおシャフト40は、一端側を軸受71、中間位置
を軸受72、他端側を偏心軸受73によって回転自在に
保持されている。そして軸受71と軸受72によってモ
ータシャフト41が保持され、軸受72と偏心軸受73
によってメカシャフト42が保持されているため、モー
タシャフト41もメカシャフト42も両端支持の構成と
なっている。メカシャフト42は、クランク部において
モータシャフト41に対して偏心して構成されている。
また、メカシャフト42の径は、モータシャフト41の
径の1.0倍〜1.5倍となるように構成している。よ
り好ましくは、1.1〜1.4倍である。なお、本実施
例では、モータシャフト41とメカシャフト42の長さ
寸法を、それぞれ150mmとし、材料として鉄材を用
いている。メカシャフト42には、ベアリングなどの軸
受74、75が設けられている。旋回スクロール21
は、この2つの軸受74、75によって回転自在に保持
されている。このとき軸受74は旋回スクロールばね2
1Aの付け根側に、軸受75は旋回スクロールばね21
Aの先端側に配置されている。軸受72、74、75、
偏心軸受73は、グリスが封入されたボールベアリング
で構成することが好ましい。またメカシャフト42に
は、スナップリング43が設けられている。このスナッ
プリング43は、軸受75よりも偏心軸受73側の位置
に設けられている。予圧ばね44は、このスナップリン
グ43と軸受75との間に、圧縮負荷が加えられた状態
で配設される。従って予圧ばね44は、軸受75の内輪
側部材をモータ部10側に押圧し、軸受75の内輪側部
材がモータ部10側に押圧されることで、その押圧力
は、ボールを介して軸受75の外輪側部材に伝わり、そ
の結果旋回スクロール21をモータ部10側に押圧す
る。この旋回スクロール21に加わる押圧力は、クラン
クピン23が受けることになり、低速運転時での旋回ス
クロール21の転覆を押さえ、振動を押さえることがで
きる。またメカシャフト42には、シャフトシール45
が設けられている。このシャフトシール45は、軸受7
4と軸受75との間の位置で、軸受75の軸受74側の
位置に隣接して設けられている。このシャフトシール4
5によって、圧縮空気が軸受74に漏れないように構成
されている。シャフト40のクランク部には、バランス
ウエイト46が設けられている。このバランスウエイト
46は、図2に示すように扇型の形状をし、シャフト4
0と一体型で構成されている。またシャフト40の偏心
軸受73近傍にも、バランスウエイト46と同様な扇形
の形状をしたバランスウエイト47が設けられている。
バランスウエイト46、47は、旋回スクロール21や
メカシャフト41によって生じる遠心力に釣り合う遠心
力を働かせることで、回転バランスを保つためのもので
ある。
を用いて説明する。シャフト40は、モータシャフト4
1とメカシャフト42とが一体型として構成されてい
る。なおシャフト40は、一端側を軸受71、中間位置
を軸受72、他端側を偏心軸受73によって回転自在に
保持されている。そして軸受71と軸受72によってモ
ータシャフト41が保持され、軸受72と偏心軸受73
によってメカシャフト42が保持されているため、モー
タシャフト41もメカシャフト42も両端支持の構成と
なっている。メカシャフト42は、クランク部において
モータシャフト41に対して偏心して構成されている。
また、メカシャフト42の径は、モータシャフト41の
径の1.0倍〜1.5倍となるように構成している。よ
り好ましくは、1.1〜1.4倍である。なお、本実施
例では、モータシャフト41とメカシャフト42の長さ
寸法を、それぞれ150mmとし、材料として鉄材を用
いている。メカシャフト42には、ベアリングなどの軸
受74、75が設けられている。旋回スクロール21
は、この2つの軸受74、75によって回転自在に保持
されている。このとき軸受74は旋回スクロールばね2
1Aの付け根側に、軸受75は旋回スクロールばね21
Aの先端側に配置されている。軸受72、74、75、
偏心軸受73は、グリスが封入されたボールベアリング
で構成することが好ましい。またメカシャフト42に
は、スナップリング43が設けられている。このスナッ
プリング43は、軸受75よりも偏心軸受73側の位置
に設けられている。予圧ばね44は、このスナップリン
グ43と軸受75との間に、圧縮負荷が加えられた状態
で配設される。従って予圧ばね44は、軸受75の内輪
側部材をモータ部10側に押圧し、軸受75の内輪側部
材がモータ部10側に押圧されることで、その押圧力
は、ボールを介して軸受75の外輪側部材に伝わり、そ
の結果旋回スクロール21をモータ部10側に押圧す
る。この旋回スクロール21に加わる押圧力は、クラン
クピン23が受けることになり、低速運転時での旋回ス
クロール21の転覆を押さえ、振動を押さえることがで
きる。またメカシャフト42には、シャフトシール45
が設けられている。このシャフトシール45は、軸受7
4と軸受75との間の位置で、軸受75の軸受74側の
位置に隣接して設けられている。このシャフトシール4
5によって、圧縮空気が軸受74に漏れないように構成
されている。シャフト40のクランク部には、バランス
ウエイト46が設けられている。このバランスウエイト
46は、図2に示すように扇型の形状をし、シャフト4
0と一体型で構成されている。またシャフト40の偏心
軸受73近傍にも、バランスウエイト46と同様な扇形
の形状をしたバランスウエイト47が設けられている。
バランスウエイト46、47は、旋回スクロール21や
メカシャフト41によって生じる遠心力に釣り合う遠心
力を働かせることで、回転バランスを保つためのもので
ある。
【0027】以下に旋回スクロール21について図3か
ら図5を用いて説明する。旋回スクロール21の一方の
面には、インボリュート曲線もしくはインボリュート曲
線に近い曲線で構成された旋回スクロールばね21Aが
所定の高さで立設されている。この旋回スクロールばね
21Aの先端の端面には、溝が形成され、この溝にはチ
ップシール21Bが設けられている。また旋回スクロー
ル21の中心にはシャフト貫通穴21Cが設けられ、旋
回スクロール21の一方の面の中心部には、ボス部21
Dが立設されている。そしてこのボス部21Dの内周面
には、軸受74を配設する段部21Eと、シャフトシー
ル45と軸受75とを配設する段部21Fとが形成され
ている。またボス部21Dの外周面と旋回スクロールば
ね21Aとの間には、ラップ補強部21Gを形成してい
る。このラップ補強部21Gは、旋回スクロールばね2
1Aの中心側端部から所定の長さ、旋回スクロールばね
21Aよりも低い高さで設けられている。このラップ補
強部21Gは、シャフト貫通穴21Cを中心として、9
0度から180度の範囲で設けることが好ましい。また
旋回スクロール21の他方の面には、シャフト貫通穴2
1Cを中心として円形の凹部21Hを形成している。こ
の凹部21Hは、バランスウエイト46の最外周端部よ
りも大きな径とし、バランスウエイト46の一部がこの
凹部21H内で回転可能に構成している。また旋回スク
ロール21の他方の面には、シャフト貫通穴21Cから
等距離であって互いに等間隔となる位置にクランクピン
用凹部21Jを3つ形成している。また旋回スクロール
21の他方の面には、任意の位置に切り欠き部21Kを
設けている。この切り欠き部21Kは、旋回スクロール
21の重心をシャフト貫通穴21Cの中心に合わせるた
めに設ける。旋回スクロール21の重心をシャフト貫通
穴21Cの中心に合わせることで、遠心力を均等に発生
させることができ、回転バランスをとることができる。
また旋回スクロールばね21Aの外周側端部には、リブ
21Lを設けている。このリブ21Lは、インボリュー
ト曲線もしくはインボリュート曲線に近い曲線で旋回ス
クロールばね21Aを更に延長して構成しているが、旋
回スクロールばね21Aよりも低い高さで構成してい
る。
ら図5を用いて説明する。旋回スクロール21の一方の
面には、インボリュート曲線もしくはインボリュート曲
線に近い曲線で構成された旋回スクロールばね21Aが
所定の高さで立設されている。この旋回スクロールばね
21Aの先端の端面には、溝が形成され、この溝にはチ
ップシール21Bが設けられている。また旋回スクロー
ル21の中心にはシャフト貫通穴21Cが設けられ、旋
回スクロール21の一方の面の中心部には、ボス部21
Dが立設されている。そしてこのボス部21Dの内周面
には、軸受74を配設する段部21Eと、シャフトシー
ル45と軸受75とを配設する段部21Fとが形成され
ている。またボス部21Dの外周面と旋回スクロールば
ね21Aとの間には、ラップ補強部21Gを形成してい
る。このラップ補強部21Gは、旋回スクロールばね2
1Aの中心側端部から所定の長さ、旋回スクロールばね
21Aよりも低い高さで設けられている。このラップ補
強部21Gは、シャフト貫通穴21Cを中心として、9
0度から180度の範囲で設けることが好ましい。また
旋回スクロール21の他方の面には、シャフト貫通穴2
1Cを中心として円形の凹部21Hを形成している。こ
の凹部21Hは、バランスウエイト46の最外周端部よ
りも大きな径とし、バランスウエイト46の一部がこの
凹部21H内で回転可能に構成している。また旋回スク
ロール21の他方の面には、シャフト貫通穴21Cから
等距離であって互いに等間隔となる位置にクランクピン
用凹部21Jを3つ形成している。また旋回スクロール
21の他方の面には、任意の位置に切り欠き部21Kを
設けている。この切り欠き部21Kは、旋回スクロール
21の重心をシャフト貫通穴21Cの中心に合わせるた
めに設ける。旋回スクロール21の重心をシャフト貫通
穴21Cの中心に合わせることで、遠心力を均等に発生
させることができ、回転バランスをとることができる。
また旋回スクロールばね21Aの外周側端部には、リブ
21Lを設けている。このリブ21Lは、インボリュー
ト曲線もしくはインボリュート曲線に近い曲線で旋回ス
クロールばね21Aを更に延長して構成しているが、旋
回スクロールばね21Aよりも低い高さで構成してい
る。
【0028】以下に固定スクロール22について図6と
図7を用いて説明する。固定スクロール22の一方の面
には、インボリュート曲線もしくはインボリュート曲線
に近い曲線で構成された固定スクロールばね22Aが所
定の高さで立設されている。この固定スクロールばね2
2Aの先端の端面には、溝が形成され、この溝にはチッ
プシール22Bが設けられている。また固定スクロール
22の中心には吐出ポート22Cが設けられている。固
定スクロールばね22Aの外周側端部にはリブ22L
を、固定スクロールばね22Aの中心側端部にはリブ2
1Mを設けている。これらのリブ22L、22Mは、イ
ンボリュート曲線もしくはインボリュート曲線に近い曲
線で固定スクロールばね22Aを更に延長して構成して
いるが、固定スクロールばね22Aよりも低い高さで構
成している。
図7を用いて説明する。固定スクロール22の一方の面
には、インボリュート曲線もしくはインボリュート曲線
に近い曲線で構成された固定スクロールばね22Aが所
定の高さで立設されている。この固定スクロールばね2
2Aの先端の端面には、溝が形成され、この溝にはチッ
プシール22Bが設けられている。また固定スクロール
22の中心には吐出ポート22Cが設けられている。固
定スクロールばね22Aの外周側端部にはリブ22L
を、固定スクロールばね22Aの中心側端部にはリブ2
1Mを設けている。これらのリブ22L、22Mは、イ
ンボリュート曲線もしくはインボリュート曲線に近い曲
線で固定スクロールばね22Aを更に延長して構成して
いるが、固定スクロールばね22Aよりも低い高さで構
成している。
【0029】以下に、本実施例による空気供給装置の動
作について説明する。モータ部10の回転によって、シ
ャフト40が回転する。メカシャフト42は、モータシ
ャフト41を中心にして偏心回転する。従って、メカシ
ャフト42に連接されている旋回スクロール21も、モ
ータシャフト41を中心にして偏心回転を行う。しか
し、旋回スクロール21は、クランクピン23によって
メカシャフト42を中心とした回転は拘束される。従っ
て、旋回スクロール21は、モータシャフト41を中心
とした旋回動作だけとなる。この旋回スクロール21の
旋回動作によって、固定スクロール22との間で複数の
圧縮空間が形成される。これらの圧縮空間は、外周部で
形成された後、容積を狭めながら中心部に移動する。従
って、吸入口24から吸入された空気は、旋回スクロー
ル21と固定スクロール22との間で形成される圧縮空
間に閉じこめられ、圧縮されながら中心部に移動し、吐
出ポート22Cから第2のケーシング52内の空間に吐
出され、吐出口25を経て吐出管65に至る。
作について説明する。モータ部10の回転によって、シ
ャフト40が回転する。メカシャフト42は、モータシ
ャフト41を中心にして偏心回転する。従って、メカシ
ャフト42に連接されている旋回スクロール21も、モ
ータシャフト41を中心にして偏心回転を行う。しか
し、旋回スクロール21は、クランクピン23によって
メカシャフト42を中心とした回転は拘束される。従っ
て、旋回スクロール21は、モータシャフト41を中心
とした旋回動作だけとなる。この旋回スクロール21の
旋回動作によって、固定スクロール22との間で複数の
圧縮空間が形成される。これらの圧縮空間は、外周部で
形成された後、容積を狭めながら中心部に移動する。従
って、吸入口24から吸入された空気は、旋回スクロー
ル21と固定スクロール22との間で形成される圧縮空
間に閉じこめられ、圧縮されながら中心部に移動し、吐
出ポート22Cから第2のケーシング52内の空間に吐
出され、吐出口25を経て吐出管65に至る。
【0030】シャフト40は、その回転によってたわみ
を生じる。特に軸受72と偏心軸受73との間のメカシ
ャフト42には、旋回スクロール21とメカシャフト4
2自身によって偏った遠心力が作用する。しかし、バラ
ンスウエイト46とバランスウエイト47とを、軸受7
2と偏心軸受73との間のメカシャフト42部に配設す
ることで、遠心力を一定とすることができ、回転バラン
スをとることができる。またモータシャフト41とメカ
シャフト42とを一体型とすることで、旋回スクロール
21の傾きを防止できる。従って、旋回スクロール21
は、回転バランスもよく傾きも防止できるため、旋回ス
クロール21と固定スクロール22との非接触を確実に
確保することができる。一方、回転動作するシャフト4
0は、軸受71、72、及び偏心軸受73によって支持
されており、これらの軸受71、72、及び偏心軸受7
3をグリス封入ベアリングとすることで、シャフト40
には潤滑油の供給を必要としない。また、旋回スクロー
ル21と固定スクロール22との間も非接触としている
ため、これらの部材間にも潤滑油の供給を必要としな
い。更に自転拘束部材23として、それぞれの軸端に軸
受を備えたクランクピンを採用することで、自転拘束部
材23に対する潤滑油の供給を必要としない。以上のよ
うに、本実施例による空気供給装置は、旋回スクロール
21と固定スクロール22との非接触を確実に確保する
ことができるとともに、軸受71、72、73や自転拘
束部材23には潤滑油を必要としないため、オイルレス
の空気供給装置とすることができる。また、旋回スクロ
ール21を両端支持によるメカシャフト42で保持する
構成とすることで、旋回スクロールばね21Aと固定ス
クロールばね22Aとのはね高さを高くすることができ
る。また、旋回スクロールばね21Aの外周側端部には
リブ21Lを、固定スクロールばね22Aの外周側端部
にはリブ22Lを、固定スクロールばね22Aの中心側
端部にはリブ21Mを設けているため、旋回スクロール
ばね21Aや固定スクロールばね22Aを高くしても破
損することを防止することができる。
を生じる。特に軸受72と偏心軸受73との間のメカシ
ャフト42には、旋回スクロール21とメカシャフト4
2自身によって偏った遠心力が作用する。しかし、バラ
ンスウエイト46とバランスウエイト47とを、軸受7
2と偏心軸受73との間のメカシャフト42部に配設す
ることで、遠心力を一定とすることができ、回転バラン
スをとることができる。またモータシャフト41とメカ
シャフト42とを一体型とすることで、旋回スクロール
21の傾きを防止できる。従って、旋回スクロール21
は、回転バランスもよく傾きも防止できるため、旋回ス
クロール21と固定スクロール22との非接触を確実に
確保することができる。一方、回転動作するシャフト4
0は、軸受71、72、及び偏心軸受73によって支持
されており、これらの軸受71、72、及び偏心軸受7
3をグリス封入ベアリングとすることで、シャフト40
には潤滑油の供給を必要としない。また、旋回スクロー
ル21と固定スクロール22との間も非接触としている
ため、これらの部材間にも潤滑油の供給を必要としな
い。更に自転拘束部材23として、それぞれの軸端に軸
受を備えたクランクピンを採用することで、自転拘束部
材23に対する潤滑油の供給を必要としない。以上のよ
うに、本実施例による空気供給装置は、旋回スクロール
21と固定スクロール22との非接触を確実に確保する
ことができるとともに、軸受71、72、73や自転拘
束部材23には潤滑油を必要としないため、オイルレス
の空気供給装置とすることができる。また、旋回スクロ
ール21を両端支持によるメカシャフト42で保持する
構成とすることで、旋回スクロールばね21Aと固定ス
クロールばね22Aとのはね高さを高くすることができ
る。また、旋回スクロールばね21Aの外周側端部には
リブ21Lを、固定スクロールばね22Aの外周側端部
にはリブ22Lを、固定スクロールばね22Aの中心側
端部にはリブ21Mを設けているため、旋回スクロール
ばね21Aや固定スクロールばね22Aを高くしても破
損することを防止することができる。
【0031】次に、他の実施例によるシャフトについて
図面に基づいて説明する。図8は他の実施例によるシャ
フトの側面図である。図8に示すように、本実施例によ
るシャフト40Aは、モータシャフト41Aとメカシャ
フト42Aとが一体型として構成されているが、シャフ
ト40Aのクランク部には、図2に示すようなバランス
ウエイトが設けられていないものである。このように、
バランスウエイトは必ずしもクランク部に設けていなく
てもよい。図9は更に他の実施例によるシャフトの側面
図である。図9に示すように、本実施例によるシャフト
40Bは、モータシャフト41Bとメカシャフト42B
とが別部材として構成されている。なおバランスウエイ
ト46Bはメカシャフト42Bと一体型で構成されてい
る。そしてバランスウエイト46Bには、モータシャフ
ト41Bの端部と嵌合可能な凹部を形成している。また
モータシャフト41Bの端部には大径部を形成してい
る。本実施例によるシャフト40Bは、モータシャフト
41Bとバランスウエイト46Bとを焼き嵌めによって
連結する。なお、本実施例においてもバランスウエイト
46Bによってクランク部を構成している。図10は更
に他の実施例によるシャフトの側面図である。図10に
示すように、本実施例によるシャフト40Cは、モータ
シャフト41Cとメカシャフト42Cとが別部材として
構成されている。なおバランスウエイト46Cはモータ
シャフト41Cと一体型で構成されている。そしてバラ
ンスウエイト46Cには、メカシャフト42Cの端部と
嵌合可能な凹部を形成している。またメカシャフト42
Cの端部には小径部を形成している。本実施例によるシ
ャフト40Cは、メカシャフト42Cとバランスウエイ
ト46Cとを焼き嵌めによって連結する。なお、本実施
例においてもバランスウエイト46Cによってクランク
部を構成している。
図面に基づいて説明する。図8は他の実施例によるシャ
フトの側面図である。図8に示すように、本実施例によ
るシャフト40Aは、モータシャフト41Aとメカシャ
フト42Aとが一体型として構成されているが、シャフ
ト40Aのクランク部には、図2に示すようなバランス
ウエイトが設けられていないものである。このように、
バランスウエイトは必ずしもクランク部に設けていなく
てもよい。図9は更に他の実施例によるシャフトの側面
図である。図9に示すように、本実施例によるシャフト
40Bは、モータシャフト41Bとメカシャフト42B
とが別部材として構成されている。なおバランスウエイ
ト46Bはメカシャフト42Bと一体型で構成されてい
る。そしてバランスウエイト46Bには、モータシャフ
ト41Bの端部と嵌合可能な凹部を形成している。また
モータシャフト41Bの端部には大径部を形成してい
る。本実施例によるシャフト40Bは、モータシャフト
41Bとバランスウエイト46Bとを焼き嵌めによって
連結する。なお、本実施例においてもバランスウエイト
46Bによってクランク部を構成している。図10は更
に他の実施例によるシャフトの側面図である。図10に
示すように、本実施例によるシャフト40Cは、モータ
シャフト41Cとメカシャフト42Cとが別部材として
構成されている。なおバランスウエイト46Cはモータ
シャフト41Cと一体型で構成されている。そしてバラ
ンスウエイト46Cには、メカシャフト42Cの端部と
嵌合可能な凹部を形成している。またメカシャフト42
Cの端部には小径部を形成している。本実施例によるシ
ャフト40Cは、メカシャフト42Cとバランスウエイ
ト46Cとを焼き嵌めによって連結する。なお、本実施
例においてもバランスウエイト46Cによってクランク
部を構成している。
【0032】次に、本実施例による空気供給装置の組み
立て方法、特にメカ部の芯だし方法について説明する。
図11及び図12は、本実施例による空気供給装置の組
み立て状態を説明するための側面断面図である。なお、
各部材については同一番号を付して詳細な説明を省略す
る。図11では、旋回スクロール21や固定スクロール
22の組み立て前の状態を示している。図に示すよう
に、モータ部10に第1のケーシング51を設けた状態
では、既にシャフト40を設けている。なお、図示はし
ないが、この状態でモータ部10や第1のケーシング5
1は治具にて固定されている。このように、旋回スクロ
ール21や固定スクロール22の組み立て前の状態にお
いて、モータ部10を組み立てた状態でシャフト40を
保持しておく。このように、モータ部10をあらかじめ
組み立てた状態とすることで、シャフト40は、軸受7
1と軸受72とによって、2点支持された状態となって
いるため、シャフト40の傾きを有効に防止することが
できる。上記のような状態において、図12に示すよう
に、旋回スクロール21をメカシャフト42の他端側か
ら挿入し、更に固定スクロール22をメカシャフト42
の他端側から挿入することでメカ部の組み立てを行う。
メカ部の芯だしは、シャフト40の径方向から、固定ス
クロール22に力を作用させることで行う。シャフト4
0の複数の径方向から力を作用させることで、はね隙間
の均等化を図ることができる。なお、本実施例では、モ
ータ部10をあらかじめ組み立てた状態とすることで、
シャフト40を2点支持された状態としたが、モータ部
10をあらかじめ組み立てることなく、軸受71の代わ
りにモータシャフト41の一端側を治具にて固定しても
よい。
立て方法、特にメカ部の芯だし方法について説明する。
図11及び図12は、本実施例による空気供給装置の組
み立て状態を説明するための側面断面図である。なお、
各部材については同一番号を付して詳細な説明を省略す
る。図11では、旋回スクロール21や固定スクロール
22の組み立て前の状態を示している。図に示すよう
に、モータ部10に第1のケーシング51を設けた状態
では、既にシャフト40を設けている。なお、図示はし
ないが、この状態でモータ部10や第1のケーシング5
1は治具にて固定されている。このように、旋回スクロ
ール21や固定スクロール22の組み立て前の状態にお
いて、モータ部10を組み立てた状態でシャフト40を
保持しておく。このように、モータ部10をあらかじめ
組み立てた状態とすることで、シャフト40は、軸受7
1と軸受72とによって、2点支持された状態となって
いるため、シャフト40の傾きを有効に防止することが
できる。上記のような状態において、図12に示すよう
に、旋回スクロール21をメカシャフト42の他端側か
ら挿入し、更に固定スクロール22をメカシャフト42
の他端側から挿入することでメカ部の組み立てを行う。
メカ部の芯だしは、シャフト40の径方向から、固定ス
クロール22に力を作用させることで行う。シャフト4
0の複数の径方向から力を作用させることで、はね隙間
の均等化を図ることができる。なお、本実施例では、モ
ータ部10をあらかじめ組み立てた状態とすることで、
シャフト40を2点支持された状態としたが、モータ部
10をあらかじめ組み立てることなく、軸受71の代わ
りにモータシャフト41の一端側を治具にて固定しても
よい。
【0033】図13は、旋回スクロールの旋回動作によ
って形成される圧縮空間を説明するための図である。図
13(a)は、吐出前の圧縮空間が圧縮完了状態にある
ことを示しており、同図(b)、同図(c)、同図
(d)、同図(e)、同図(f)、同図(g)、同図
(h)は、同図(a)から順に45度ずつ、旋回スクロ
ール21が旋回運動した状態を示している。同図(a)
に示す吐出直前の圧縮空間は、その後、同図(b)、同
図(c)・・に示すように、吐出ポート22Cと連通し
て圧縮空気を吐出する。しかし、特に同図(e)に示す
状態では、ラップ補強部21G以外の箇所の圧縮空間
は、旋回スクロールばね21Aと、固定スクロールばね
22Aと、ボス部21Dとによって吐出ポート22Cか
ら隔離された状態となってしまう。従って本実施例のよ
うに、ラップ補強部21Gの高さを、旋回スクロールば
ね21Aよりも低い高さとすることで、圧縮空気の吐出
経路を確保することができる。なお、本実施例では空気
供給装置として説明したが、例えば冷凍装置の圧縮機の
ように、その他のガス圧縮装置として利用することもで
きる。
って形成される圧縮空間を説明するための図である。図
13(a)は、吐出前の圧縮空間が圧縮完了状態にある
ことを示しており、同図(b)、同図(c)、同図
(d)、同図(e)、同図(f)、同図(g)、同図
(h)は、同図(a)から順に45度ずつ、旋回スクロ
ール21が旋回運動した状態を示している。同図(a)
に示す吐出直前の圧縮空間は、その後、同図(b)、同
図(c)・・に示すように、吐出ポート22Cと連通し
て圧縮空気を吐出する。しかし、特に同図(e)に示す
状態では、ラップ補強部21G以外の箇所の圧縮空間
は、旋回スクロールばね21Aと、固定スクロールばね
22Aと、ボス部21Dとによって吐出ポート22Cか
ら隔離された状態となってしまう。従って本実施例のよ
うに、ラップ補強部21Gの高さを、旋回スクロールば
ね21Aよりも低い高さとすることで、圧縮空気の吐出
経路を確保することができる。なお、本実施例では空気
供給装置として説明したが、例えば冷凍装置の圧縮機の
ように、その他のガス圧縮装置として利用することもで
きる。
【0034】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、発明
によれば、モータシャフトとメカシャフトとの芯合わせ
が容易となり、また伝達効率の向上を図ることができ
る。また本発明によれば、旋回スクロールばねと固定ス
クロールばねとの隙間を所定間隔に維持することができ
る。また本発明によれば、メカシャフトと旋回スクロー
ルとの間から漏れる圧縮空気の逆流を防止することで、
効率低下を防止することができる。また本発明によれ
ば、低速時での旋回スクロールの転覆を押さえるととも
に振動を押さえることができる。また本発明によれば、
旋回スクロールばねや固定スクロールばねの損傷を防止
することができる。このように本発明によれば、スクロ
ールばねの高さ寸法を大きく構成できるオイルフリーの
空気供給装置を提供することができる。
によれば、モータシャフトとメカシャフトとの芯合わせ
が容易となり、また伝達効率の向上を図ることができ
る。また本発明によれば、旋回スクロールばねと固定ス
クロールばねとの隙間を所定間隔に維持することができ
る。また本発明によれば、メカシャフトと旋回スクロー
ルとの間から漏れる圧縮空気の逆流を防止することで、
効率低下を防止することができる。また本発明によれ
ば、低速時での旋回スクロールの転覆を押さえるととも
に振動を押さえることができる。また本発明によれば、
旋回スクロールばねや固定スクロールばねの損傷を防止
することができる。このように本発明によれば、スクロ
ールばねの高さ寸法を大きく構成できるオイルフリーの
空気供給装置を提供することができる。
【図1】 本発明の一実施例による空気供給装置の全体
構成を示す側面断面図
構成を示す側面断面図
【図2】 本実施例による空気供給装置のシャフトを示
す側面図
す側面図
【図3】 本実施例による空気供給装置の旋回スクロー
ルを示す側面断面図
ルを示す側面断面図
【図4】 本実施例による空気供給装置の旋回スクロー
ルを示す正面図
ルを示す正面図
【図5】 本実施例による空気供給装置の旋回スクロー
ルを示す背面図
ルを示す背面図
【図6】 本実施例による空気供給装置の固定スクロー
ルを示す側面断面図
ルを示す側面断面図
【図7】 本実施例による空気供給装置の固定スクロー
ルを示す正面図
ルを示す正面図
【図8】 本発明の他の実施例によるシャフトの側面図
【図9】 本発明の更に他の実施例によるシャフトの側
面図
面図
【図10】 本発明の更に他の実施例によるシャフトの
側面図
側面図
【図11】 本実施例による空気供給装置の組み立て状
態を説明するための側面断面図
態を説明するための側面断面図
【図12】 本実施例による空気供給装置の組み立て状
態を説明するための側面断面図
態を説明するための側面断面図
【図13】 本実施例による旋回スクロールの旋回動作
によって形成される圧縮空間を説明するための図
によって形成される圧縮空間を説明するための図
10 モータ部
11 モータフレーム
12 ステータ
13 ロータ
20 圧縮部
21 旋回スクロール
21A 旋回スクロールばね
21B チップシール
21C シャフト貫通穴
21D ボス部
21G ラップ補強部
21K 切り欠き部
22 固定スクロール
22A 固定スクロールばね
22B チップシール
22C 吐出ポート
22L リブ
22M リブ
23 自転拘束部材(クランクピン)
40 シャフト
41 モータシャフト
42 メカシャフト
43 スナップリング
44 予圧ばね
45 シャフトシール
51 第1のケーシング
52 第2のケーシング
71 軸受
72 軸受
73 偏心軸受
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 飯田 登
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器
産業株式会社内
Fターム(参考) 3H029 AA02 AA18 AB02 BB21 BB43
BB44 CC08 CC17 CC19
3H039 AA02 AA12 BB02 BB05 BB15
BB28 CC05 CC10 CC19 CC20
Claims (16)
- 【請求項1】 モータフレームに固定されるステータ
と、モータシャフトに固定されて前記ステータ内で回転
するロータと、メカシャフトによって動作する旋回スク
ロールと、前記旋回スクロールとの間で圧縮空間を形成
する固定スクロールと、前記旋回スクロールを旋回動作
させる自転拘束部材とを備え、前記モータシャフトと前
記メカシャフトとが連結され、前記メカシャフトが前記
旋回スクロールと前記固定スクロールとを貫通し、前記
旋回スクロールの両端で前記メカシャフトが保持される
空気供給装置であって、前記モータシャフトの両端が第
1の軸受と第2の軸受で回転自在に保持され、前記メカ
シャフトの一端側が前記第2の軸受で保持されることを
特徴とする空気供給装置。 - 【請求項2】 モータフレームに固定されるステータ
と、モータシャフトに固定されて前記ステータ内で回転
するロータと、メカシャフトによって動作する旋回スク
ロールと、前記旋回スクロールとの間で圧縮空間を形成
する固定スクロールと、前記旋回スクロールを旋回動作
させる自転拘束部材とを備え、前記モータシャフトと前
記メカシャフトとが連結され、前記メカシャフトが前記
旋回スクロールと前記固定スクロールとを貫通し、前記
旋回スクロールの両端で前記メカシャフトが保持される
空気供給装置であって、前記メカシャフトの径を前記モ
ータシャフトの径の1.0倍から1.5倍としたことを
特徴とする空気供給装置。 - 【請求項3】 モータフレームに固定されるステータ
と、モータシャフトに固定されて前記ステータ内で回転
するロータと、メカシャフトによって動作する旋回スク
ロールと、前記旋回スクロールとの間で圧縮空間を形成
する固定スクロールと、前記旋回スクロールを旋回動作
させる自転拘束部材とを備え、前記モータシャフトと前
記メカシャフトとが連結され、前記メカシャフトが前記
旋回スクロールと前記固定スクロールとを貫通し、前記
旋回スクロールの両端で前記メカシャフトが保持される
空気供給装置であって、前記旋回スクロールを2つの軸
受で前記メカシャフトに保持し、2つの前記軸受の間に
シャフトシールを設けたことを特徴とする空気供給装
置。 - 【請求項4】 モータフレームに固定されるステータ
と、モータシャフトに固定されて前記ステータ内で回転
するロータと、メカシャフトによって動作する旋回スク
ロールと、前記旋回スクロールとの間で圧縮空間を形成
する固定スクロールと、前記旋回スクロールを旋回動作
させる自転拘束部材とを備え、前記モータシャフトと前
記メカシャフトとが連結され、前記メカシャフトが前記
旋回スクロールと前記固定スクロールとを貫通し、前記
旋回スクロールの両端で前記メカシャフトが保持される
空気供給装置であって、前記旋回スクロールを軸受で前
記メカシャフトに保持し、前記旋回スクロールを前記固
定スクロールから離間する方向に、前記軸受を押圧する
予圧ばねを設けたことを特徴とする空気供給装置。 - 【請求項5】 モータフレームに固定されるステータ
と、モータシャフトに固定されて前記ステータ内で回転
するロータと、メカシャフトによって動作する旋回スク
ロールと、前記旋回スクロールとの間で圧縮空間を形成
する固定スクロールと、前記旋回スクロールを旋回動作
させる自転拘束部材とを備え、前記モータシャフトと前
記メカシャフトとが連結され、前記メカシャフトが前記
旋回スクロールと前記固定スクロールとを貫通し、前記
旋回スクロールの両端で前記メカシャフトが保持される
空気供給装置であって、前記旋回スクロールの一方の面
には、旋回スクロールばねが所定の高さで立設され、前
記旋回スクロールばねの中心部にはボス部が立設され、
前記ボス部の外周面と前記旋回スクロールばねとの間に
はラップ補強部が形成され、前記ラップ補強部は、前記
旋回スクロールばねの中心側端部から所定の長さ、前記
旋回スクロールばねよりも低い高さで設けられているこ
とを特徴とする空気供給装置。 - 【請求項6】 モータフレームに固定されるステータ
と、モータシャフトに固定されて前記ステータ内で回転
するロータと、メカシャフトによって動作する旋回スク
ロールと、前記旋回スクロールとの間で圧縮空間を形成
する固定スクロールと、前記旋回スクロールを旋回動作
させる自転拘束部材とを備え、前記モータシャフトと前
記メカシャフトとが連結され、前記メカシャフトが前記
旋回スクロールと前記固定スクロールとを貫通し、前記
旋回スクロールの両端で前記メカシャフトが保持される
空気供給装置であって、前記固定スクロールの一方の面
には、固定スクロールばねが所定の高さで立設され、前
記固定スクロールばねの外周側端部と中心側端部にはリ
ブを設け、前記リブは、前記固定スクロールばねを更に
延長して構成されるとともに、前記固定スクロールばね
よりも低い高さで設けられていることを特徴とする空気
供給装置。 - 【請求項7】 前記メカシャフトを前記モータシャフ
トに対して偏心させるクランク部にバランスウエイトを
設けたことを特徴とする請求項1から請求項6に記載の
空気供給装置。 - 【請求項8】 前記メカシャフトと前記モータシャフ
トとを一体で構成したことを特徴とする請求項1から請
求項6に記載の空気供給装置。 - 【請求項9】 前記バランスウエイトと前記クランク
部とを一体で構成したことを特徴とする請求項7に記載
の空気供給装置。 - 【請求項10】 前記旋回スクロールに立設された旋
回スクロールばねの側面と、前記固定スクロールに立設
された固定スクロールばねの側面とは、互いに接触しな
いように隙間を設けていることを特徴とする請求項1か
ら請求項6に記載の空気供給装置。 - 【請求項11】 前記旋回スクロールばねと前記固定
スクロールばねとの先端の端面には、それぞれチップシ
ールが設けられていることを特徴とする請求項10に記
載の空気供給装置。 - 【請求項12】 前記自転拘束部材をクランクピンに
よって構成し、前記クランクピンは、それぞれの軸端に
軸受を備えていることを特徴とする請求項1から請求項
6に記載の空気供給装置。 - 【請求項13】 前記旋回スクロールの重心を前記メ
カシャフトの軸心に合わせるための切り欠きを、前記旋
回スクロールの背面に設けたことを特徴とする請求項1
から請求項6に記載の空気供給装置。 - 【請求項14】 前記メカシャフトの両端にバランス
ウエイトを設けたことを特徴とする請求項1から請求項
6に記載の空気供給装置。 - 【請求項15】 円筒状のモータフレームと、前記モー
タフレーム内面に固定されるステータと、モータシャフ
トに固定されて前記ステータ内で回転するロータと、前
記モータフレームの一端側端面を封止するモータ軸受プ
レートとを有し、前記モータ軸受プレートの中心部に備
えた第1の軸受によって前記モータシャフトの一端側端
部を回転自在に保持してモータ部が構成され、メカシャ
フトによって動作する旋回スクロールと、前記旋回スク
ロールとの間で圧縮空間を形成する固定スクロールとを
有し、前記旋回スクロールに立設された旋回スクロール
ばねと、前記固定スクロールに立設された固定スクロー
ルばねとが互いに噛み合うように配置されて圧縮部が構
成され、前記モータフレームの他端側端面と前記圧縮部
の一端側端面とを封止する仕切盤を有し、前記仕切盤の
中心部に備えた第2の軸受によって前記モータシャフト
の他端側端部を回転自在に保持してケーシングが構成さ
れ、前記モータシャフトと前記メカシャフトとが一体型
としてシャフトが構成される空気供給装置の組み立て方
法であって、前記モータ部をあらかじめ組み立て、前記
シャフトが前記第1の軸受と前記第2の軸受とによって
2点支持された状態で、前記旋回スクロールと前記固定
スクロールを前記シャフトの他端側から挿入して芯だし
を行うことを特徴とする空気供給装置の組み立て方法。 - 【請求項16】 メカシャフトによって動作する旋回ス
クロールと、前記旋回スクロールとの間で圧縮空間を形
成する固定スクロールとを有し、前記旋回スクロールに
立設された旋回スクロールばねと、前記固定スクロール
に立設された固定スクロールばねとが互いに噛み合うよ
うに配置されて圧縮部が構成され、前記圧縮部の一端側
端面を封止する仕切盤を有し、前記仕切盤の中心部に備
えた軸受によって前記モータシャフトの他端側端部を回
転自在に保持してケーシングが構成され、モータシャフ
トと前記メカシャフトとが一体型としてシャフトが構成
される空気供給装置の組み立て方法であって、前記シャ
フトが前記軸受と前記モータシャフトの一端側を保持す
る治具とによって2点支持された状態で、前記旋回スク
ロールと前記固定スクロールを前記シャフトの他端側か
ら挿入して芯だしを行うことを特徴とする空気供給装置
の組み立て方法。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002028206A JP2003227476A (ja) | 2002-02-05 | 2002-02-05 | 空気供給装置 |
| CN03102318A CN1436935A (zh) | 2002-02-05 | 2003-01-30 | 空气供给装置 |
| EP03002343A EP1333179A3 (en) | 2002-02-05 | 2003-02-03 | Scroll compressor |
| KR10-2003-0006701A KR20030066444A (ko) | 2002-02-05 | 2003-02-04 | 공기공급장치 |
| US10/357,417 US6887051B2 (en) | 2002-02-05 | 2003-02-04 | Scroll air supply apparatus having a motor shaft and a mechanism shaft |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002028206A JP2003227476A (ja) | 2002-02-05 | 2002-02-05 | 空気供給装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003227476A true JP2003227476A (ja) | 2003-08-15 |
Family
ID=19192427
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002028206A Pending JP2003227476A (ja) | 2002-02-05 | 2002-02-05 | 空気供給装置 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6887051B2 (ja) |
| EP (1) | EP1333179A3 (ja) |
| JP (1) | JP2003227476A (ja) |
| KR (1) | KR20030066444A (ja) |
| CN (1) | CN1436935A (ja) |
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|---|---|---|---|---|
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| KR101441928B1 (ko) * | 2012-03-07 | 2014-09-22 | 엘지전자 주식회사 | 횡형 스크롤 압축기 |
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| EP2806165B1 (de) | 2013-05-22 | 2015-09-09 | Obrist Engineering GmbH | Scrollkompressor und CO2-Fahrzeugklimaanlage mit einem Scrollkompressor |
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