JP2003303413A - 磁気転写装置 - Google Patents
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Abstract
ブ媒体とマスター担体の密着体への転写用磁界の印加を
精度よく行う。 【解決手段】 初期磁化装置1によりスレーブ媒体2に
印加する初期直流磁界Hin、および転写用磁界印加装置
11によりスレーブ媒体2およびマスター担体3,4の
密着体に印加する転写用磁界Hduの、スレーブ媒体2表
面における、トラックの接線方向の強度分布を示す曲線
の半値幅を、前記最内周トラックの直径以下とする。
Description
報を転写するためのパターン状の磁性層を有する磁気転
写用マスター担体を用いて、スレーブ媒体である磁気記
録媒体の磁性層に前記情報を磁気転写するための磁気転
写装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】磁気記録媒体においては一般に、情報量
の増加に伴い、多くの情報を記録する大容量で、安価
で、かつ、好ましくは短時間で必要な箇所が読み出せ
る、いわゆる高速アクセスが可能な媒体が望まれてい
る。それらの一例としてハードディスク装置やフレキシ
ブルディスク装置に用いられる高密度磁気記録媒体(磁
気ディスク媒体)が知られ、その大容量化を実現するた
めには、狭いトラック幅を正確に磁気ヘッドを走査す
る、いわゆるトラッキングサーボ技術が大きな役割を担
っている。このトラッキングサーボを行うために、ディ
スク中に、ある間隔でトラッキング用のサーボ信号、ア
ドレス情報信号、再生クロック信号等が、いわゆるプリ
フォーマットとして記録されている。 【0003】このプリフォーマットを正確にかつ効率よ
く行う方法として、マスター担体が担持するサーボ信号
等の情報を磁気記録媒体へ磁気的に転写する磁気転写方
法が特開昭63−183623号、特開平10−405
44号、特開平10−269566号等に開示されてい
る。 【0004】この磁気転写は、例えば、磁気ディスク媒
体等の磁気記録媒体(スレーブ媒体)に転写すべき情報
に対応する、少なくとも凸部表面に磁性層を備えた凹凸
パターンを表面に有するマスター担体を用意し、このマ
スター担体とスレーブ媒体を密着させた状態で、転写用
磁界を印加することにより、マスター担体の凹凸パター
ンが担持する情報(例えばサーボ信号)に対応する磁気
パターンをスレーブ媒体に転写するもので、マスター担
体とスレーブ媒体との相対的な位置を変化させることな
く静的に記録を行うことができ、正確なプリフォーマッ
ト記録が可能であり、しかも記録に要する時間も極めて
短時間であるという利点を有している。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】また、本出願人は、特
開2001−14667号において、スレーブ媒体の磁
性層を予めトラックの一方向に初期磁化し、その後、こ
の初期磁化されたスレーブ媒体とマスター担体とを密着
させた状態で初期磁化方向と略逆向きの転写用磁界を印
加する磁気転写方法を提案している。この方法によれ
ば、非常に良好な磁気転写が可能となる。 【0006】上記磁気転写の場合、スレーブ媒体の磁性
層を初期磁化するために印加する初期直流磁界の最適強
度はスレーブ媒体の磁性層の保磁力Hcの2倍程度以上
であり、転写用磁界の最適強度はスレーブ媒体の磁性層
の保磁力Hcと同程度である。 【0007】これら初期直流磁界および転写用磁界の印
加方法としては、トラック領域の一領域にトラックの接
線方向に沿った向きの磁界を発生させ、該磁界に相対的
にスレーブ媒体を回転させることにより、全トラック領
域に対する磁界の印加を行う方法が挙げられる。このト
ラックの接線方向に沿った磁界の方向は、該トラックと
接線との接点位置において、該トラックに平行であり、
該磁界に対してスレーブ媒体を回転させることにより、
トラックに沿った向きの磁界を全周に亘って印加するこ
とができる。しかしながら、実際に磁界発生手段により
発生させられる磁界は、接線方向にある程度の広がりを
有するものであるため、トラックの接点位置以外の箇所
はトラック方向からずれた向きの磁界を受けている。ト
ラック方向からずれた向きの磁界の強度が大きいと、該
磁界を受けた箇所の初期磁化、あるいは転写磁化パター
ンが乱れて最終的に精度のよい磁気転写が行えず、転写
情報がサーボ信号の場合にはトラッキング機能が十分に
得られず信頼性が低下するという問題がある。 【0008】本発明はこのような問題に鑑みなされたも
ので、トラックの一領域に発生させた磁界に対してスレ
ーブ媒体を回転させることにより全トラック領域への磁
界印加を行う初期磁化手段および転写用磁界印加手段を
備えてなる磁気転写装置であって、正確な磁化パターン
の転写が行えるようにした磁気転写装置を提供すること
を目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明の磁気転写装置
は、円盤状のスレーブ媒体に初期直流磁界を印加しつつ
該スレーブ媒体を前記初期直流磁界に対して相対的に回
転させて、該スレーブ媒体の磁性層の磁化を同心円状の
トラックの一方向に初期磁化する初期磁化手段と、前記
スレーブ媒体の磁性層に対して情報を転写するためのパ
ターン状の磁性層を表面に備えたマスター担体と、前記
初期磁化されたスレーブ媒体の磁性層とを密着させた状
態で前記初期磁化の方向と反対方向に転写用磁界を印加
しつつ、前記スレーブ媒体およびマスター担体を一体的
に前記転写用磁界に対して相対的に回転させて、前記ス
レーブ媒体の磁性層に前記情報を磁気的に転写する転写
用磁界印加手段とを備えてなる磁気転写装置において、
前記初期磁化手段および前記転写用磁界印加手段が、前
記スレーブ媒体表面の最内周トラックにおける該トラッ
クの接線方向の強度分布を示す曲線の半値幅が、前記最
内周トラックの直径以下である前記初期直流磁界および
前記転写用磁界を印加するものであることを特徴とする
ものである。 【0010】ここで「スレーブ媒体の・・・同心円状の
トラック」とは、磁気転写によってスレーブ媒体に形成
されるトラックを意味するものである。 【0011】「情報を転写する」とは、スレーブ媒体の
磁性層の磁化の配列を該情報に応じたパターンにパター
ン化することを意味する。 【0012】前記初期直流磁界の最適強度は、前記スレ
ーブ媒体の磁性層の保磁力以上、好ましくは該保磁力の
1.2倍以上、さらに好ましくは保磁力の2倍程度以上
である。 【0013】また、前記転写用磁界の最適強度は、前記
スレーブ媒体の磁性層の保磁力の0.6倍以上1.3倍
以下程度である。 【0014】なお、前記初期直流磁界、転写用磁界を印
加するための磁界発生手段としては、電磁石装置、永久
磁石装置等を用いることができる。例えば、磁界発生手
段として電磁石装置を用いる場合、所定間隔でスレーブ
媒体の半径方向に延びるヘッドを備えた電磁石により、
前記スレーブ媒体のトラック方向(トラックの接線方
向)の磁界を発生させ、該磁界に対して前記スレーブ媒
体を相対的に回転させることにより該スレーブ媒体の全
トラック領域への磁界印加を行うよう構成することがで
きる。また、永久磁石装置を用いる場合、所定間隔でス
レーブ媒体の半径方向に延びる2つの平行な永久磁石を
該スレーブ媒体の表面に向かう端面が反対磁極となるよ
うに配置し、該永久磁石間に生じる前記スレーブ媒体の
トラック方向の磁界に対して前記スレーブ媒体を相対的
に回転させることにより該スレーブ媒体の全トラック領
域への磁界印加を行うよう構成することができる。 【0015】特に、初期磁化の際には、大きな磁界を印
加する必要があるので、電磁石装置の場合は電磁石のヘ
ッド間の距離、永久磁石装置の場合は2つの永久磁石間
の距離が、スレーブ媒体半径の半分以下となるようにす
ることが望ましい。また、ヘッドもしくは永久磁石とス
レーブ媒体表面との距離は10mm以下、好ましくは5
mm以下、さらに好ましくは3mm以下とすることが望
ましい。 【0016】なお、永久磁石装置については、前記2つ
の平行な永久磁石の間に、該両永久磁石の磁化方向に垂
直な方向に磁化された第3の永久磁石を、2つの永久磁
石の磁界を増加させる向きに備えた構成としてもよい。 【0017】 【発明の効果】本発明の磁気転写装置は、初期磁化手段
および転写用磁界印加手段が、スレーブ媒体表面の最内
周トラックにおける該トラックの接線方向の強度分布を
示す曲線の半値幅が、最内周トラックの直径以下である
初期直流磁界および転写用磁界を印加するものであり、
磁界の強度分布の広がりを上記のような許容範囲内に規
定することにより、最内周トラックから最外周トラック
に亘る全トラック領域において、磁化パターンの乱れを
抑えた良好な磁気転写を行うことができる。 【0018】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。 【0019】まず、本発明の第1の実施形態を図1から
図7を参照して説明する。図1はスレーブ媒体の初期磁
化を行うための初期磁化装置の要部斜視図、図2および
図3は初期磁化装置を説明するための図、図4はスレー
ブ媒体とマスター担体を密着させた密着体をホルダーに
保持した状態で転写用磁界を印加するための転写用磁界
印加装置の要部斜視図、図5は転写用磁界印加装置を説
明するための図、図6は図4に示したホルダーの分解斜
視図、図7は磁気転写の基本工程を説明するための図で
ある。 【0020】スレーブ媒体は、両面または片面に磁気記
録層(磁性層)が形成されたハードディス、フレキシブ
ルディスク等の円盤状磁気記録媒体であり、本実施形態
のスレーブ媒体2は、円盤状の基板の上面2bおよび下
面2cの両面にそれぞれ磁性層が形成された両面記録可
能な磁気記録媒体である。 【0021】マスター担体3、4は、ディスク状に形成
され、その片面に磁性層による微細凹凸パターンが形成
された基板3a、4aおよび該基板3a、4a上に形成
された軟磁性層3b、4bからなり、該軟磁性層3b、
4bが形成された情報担持面と反対側の面からホルダー
10により保持され、スレーブ媒体の磁性層と密着され
る。図2に示すマスター担体3、4は、それぞれスレー
ブ媒体2の上面2b、下面2cの磁気記録層へ記録する
ための情報に応じた凹凸パターンを表面に有するもので
ある。なお、スレーブ媒体の片面ずつマスター担体を密
着させて片面逐次転写を行う場合と、スレーブ媒体の両
面にそれぞれマスター担体を密着させて両面同時転写を
行う場合とがある。 【0022】図1に示す初期磁化装置1は、スレーブ媒
体2を該スレーブ媒体2の下面2cから支持する支持台
5と、該支持台5の上にセットされたスレーブ媒体2の
上面2bに配される磁界発生装置である電磁石装置50
と、前記支持台5を電磁石装置50に対して矢印A方向
に回転させる図示しない回転手段とからなる。 【0023】電磁石装置50は、少なくともスレーブ媒
体2の最内周トラックTaから最外周トラックTbに亘
って半径方向に延びるギャップ51を構成するヘッドを
備えたコア52にコイル53が巻きつけられてなるもの
である。 【0024】図2(a)はスレーブ媒体2への初期直流
磁界印加方向を示す平面図、同図(b)は同図(a)の
一部拡大図である。また、図3(a)は、図1に示した
電磁石装置50の側面図であり、同図(b)は、電磁石
装置50により実際に生成される磁界の、スレーブ媒体
2表面における、トラック接線方向の強度分布を示すも
のである。 【0025】図2(a)および図3(a)に示すよう
に、電磁石装置50は、コア52のヘッド間51にトラ
ック方向に沿った磁界Hinを発生させる。したがって、
該磁界Hinに対してスレーブ媒体2を1回転以上させる
ことにより、同心円状のトラックの該トラック方向に沿
った磁界を全トラック領域に印加することができる。 【0026】このとき、スレーブ媒体2上面2bにおけ
る、電磁石装置50による発生磁界は、ヘッド51間の
中央をピークとする図3(b)に示すようなトラック接
線方向の磁界強度分布を示す。図3(b)に示すよう
に、磁界強度はトラック接線方向に広がりを有するた
め、図2(b)のように印加磁界Hinが点P1を接点と
する接線方向の磁界であるとき、点P1においてはトラ
ック方向に沿ったすなわちトラック方向に平行な磁界H
inが印加されるが、接点からずれた箇所、例えば、トラ
ックT2上の点P2においては、該点P2の接線Sから
ずれた方向の磁界を受けることになる。このような接線
方向からずれた方向の磁界の強度が大きいと、該磁界を
受けた箇所(例えば点P2)において初期磁化の乱れを
生じる。 【0027】そこで、本実施形態においては、初期直流
磁界印加時における、接線方向からずれた方向の磁界の
強度を制限するために、トラックの接線方向の強度分布
曲線の半値幅Winが最内周トラックTaの直径2r以下
となるように設定する。このように磁界の強度分布曲線
の半値幅Winを最内周トラックTaの直径2r以下とす
れば、最内周トラックから最外周トラックに亘る全トラ
ック領域において、磁化の乱れの発生を抑制し、良好な
初期磁化を行うことができる。 【0028】なお、初期直流磁界Hinとしては、スレー
ブ媒体2の磁性層の保磁力Hcの2倍程度以上の磁界が
好ましく、本初期磁化装置1においては、スレーブ媒体
2の上面2bおよび下面2cにおける磁界強度が、スレ
ーブ媒体2の磁性層の保磁力Hcの2倍程度以上となる
ように、ギャップ51の間隔w1をスレーブ媒体の最内
周トラック半径rの半分以下の所定値とし、ギャップ5
1とスレーブ上面2bとの距離h1を10mm以下、好
ましくは5mm以下、さらに好ましくは3mm以下程度
の所定値まで近接させる。例えば、最内周トラック半径
が20mmのとき、ギャップ51の間隔w1は10mm
以下さらに好ましくは5mm以下とする。 【0029】図4の転写用磁界印加装置11は、スレー
ブ媒体2とマスター担体3,4とを密着させた状態で該
密着体の上面および下面を覆った状態で保持するホルダ
ー10と、該ホルダー10の上面および下面に配された
電磁石60a、60bからなる、磁界発生装置である電
磁石装置60と、ホルダー10を電磁石装置60に対し
て矢印A方向に回転させる図示しない回転手段とからな
る。 【0030】電磁石60a、60bはそれぞれ、少なく
ともスレーブ媒体2の最内周トラックTaから最外周ト
ラックTbに亘って半径方向に延びるギャップ61を構
成するヘッドを備えたコア62にコイル63が巻きつけ
られてなり、上下で同じ向きにトラック方向と平行な磁
界を発生する。なお、必ずしも上下に磁石を配する必要
はなく、片側のみに配するようにしてもよい。 【0031】なお、図5(a)は、スレーブ媒体2への
転写用磁界印加方向を示す平面図であり、同図(b)
は、転写用磁界のトラックの接線方向のモデル強度分布
曲線である。なお、図5(a)にはスレーブ媒体2のみ
を示しているが、実際にはスレーブ媒体2とマスター担
体3、4が密着され、ホルダー10に収容された状態で
磁界が印加される。図5(a)に示すように、電磁石装
置60は、コア62のヘッド間にトラック方向に沿っ
た、かつ、初期磁化と略逆向きの転写用磁界Hduを発生
させる。したがって、初期磁化の場合と同様、磁界Hdu
に対してスレーブ媒体2を1回転させることにより、同
心円状のトラックの該トラック方向に沿った磁界を全ト
ラック領域に印加することができる。 【0032】このとき、スレーブ媒体2表面2bにおけ
る、電磁石装置60による発生磁界は、ヘッド61間の
中央をピークとする図5(b)に示すようなトラック接
線方向の磁界強度分布を示す。図5(b)に示すよう
に、磁界はトラック接線方向に広がりを有するため、初
期直流磁界の印加の場合と同様に、印加磁界の接点から
ずれた箇所においては、トラック方向からずれた方向の
磁界を受け、該磁界を受けた箇所の磁化パターンに乱れ
が生じる。 【0033】そこで、本実施形態においては、転写用磁
界印加時における、接線方向からずれた方向の磁界の強
度を制限するために、トラックの接線方向の強度分布曲
線の半値幅Wduが最内周トラックTaの直径2r以下と
なるように設定する。このように磁界の強度分布曲線の
半値幅Wduを最内周トラックTaの直径2r以下とすれ
ば、最内周トラックから最外周トラックに亘る全トラッ
ク領域において、磁化の乱れの発生を抑制し、良好な磁
化パターンの転写を行うことができる。 【0034】なお、本転写用磁界印加装置11において
は、スレーブ媒体2の上面2bおよび下面2cにおける
磁界強度が、0.6Hc〜1.3Hc、より好ましくは
0.8Hc〜1.2Hc、さらに好ましくは1Hc〜1.
1Hcとなるようにする。 【0035】図6は、ホルダー10および内部の分解斜
視図を示すものである。 【0036】スレーブ媒体2の下面2cの磁性層にサー
ボ信号等の情報を転写する下側マスター担体3と、スレ
ーブ媒体2の上面2bの磁性層にサーボ信号等の情報を
転写する上側マスター担体4が、下側マスター担体3を
吸着保持して平坦性を矯正する下側矯正部材6を備えた
下側圧接部材である下側ホルダー8と、上側マスター担
体4を吸着保持して平坦性を矯正する上側矯正部材7
(下側矯正部材6と同構成)を備えた上側圧接部材であ
る上側ホルダー9とにより、中心位置を合わせた状態で
圧接され、スレーブ媒体2の両面に下側マスター担体3
と上側マスター担体4とを密着した状態で保持される。 【0037】下側マスター担体3および上側マスター担
体4は、転写情報担持面の反対側の面が下側矯正部材6
および上側矯正部材7に真空吸着保持される。この下側
マスター担体3および上側マスター担体4は、必要に応
じてスレーブ媒体2との密着性を高めるために、微細凹
凸パターンの形成部以外の位置でかつ後述の矯正部材
6,7の吸気孔に連通しない位置に微細な孔が表裏を貫
通して形成されて、スレーブ媒体2との密着面間のエア
を吸引排出するように設けられる。 【0038】下側矯正部材6(上側矯正部材7も同様)
は、マスター担体3の大きさに対応した円盤状に設けら
れ、その表面が中心線平均表面粗さRaが0.01〜
0.1μm程度の平面度に平坦に仕上げられた吸着面6
aに設けられている。この吸着面6aには、直径約2m
m以下の吸気孔6bが約25〜100個ほぼ均等に開口
している。図示していないが、この吸気孔6bには矯正
部材6の内部から下側圧接部材8の外部に導出された吸
気通路を経て真空ポンプに接続されて吸引され、吸着面
6aに密着されたマスター担体3の背面を真空吸着し、
該マスター担体3の平坦性を吸着面6aに沿わせて矯正
する。 【0039】下側圧接部材である下側ホルダー8および
上側圧接部材である上側ホルダー9は円盤状で一方また
は両方が軸方向に移動可能に設けられて図示しない開閉
機構(押圧機構、締結機構等)によって開閉作動するも
のであり、互いに所定の圧力で圧接される。外周には鍔
部8a,9aを有し閉作動時には上下のホルダー8,9
の鍔部8a、9aが当接して内部を密閉状態に保持す
る。下側ホルダー8の中心部には、スレーブ媒体2の中
心孔に係合して位置決めするピン8bが形成されてい
る。 【0040】次に、上述の初期磁化装置および転写用磁
界印加装置を備えてなる本磁気転写装置を用いた磁気転
写方法について説明する。 【0041】まず、スレーブ媒体2の磁性層2b、2c
の初期磁化を行う。スレーブ媒体2を初期磁化装置の支
持台5に設置し、スレーブ媒体2の半径方向に沿うよう
に近接して配された電磁石装置50のコア52のヘッド
間に初期直流磁界Hinを発生させる。この磁界Hinはト
ラックの接線方向に沿った磁界であり、該磁界に対して
図示しない回転手段により支持台5すなわちスレーブ媒
体2を矢印A方向に1回転以上させることにより、トラ
ック全面への初期直流磁界の印加を行う。なお、スレー
ブ媒体2の両面2b、2cの磁性層を1度に初期磁化さ
せるためには、スレーブ媒体上面2bおよび下面2cに
おける磁界強度が、スレーブ媒体2の磁性層の保磁力H
cの2倍程度以上となるようにする。なお、下面におけ
る磁界強度が十分でない場合には、片面ずつ初期磁化す
る必要がある。 【0042】次に、初期磁化されたスレーブ媒体2の上
下面にそれぞれマスター担体3、4を密着させてホルダ
ー10に収容し、該ホルダー10を転写用磁界印加装置
にセットする。したがって、スレーブ媒体2およびマス
ター担体3、4は、ホルダー10を介して磁界が印加さ
れる。ホルダー10の上下面に近接して配された電磁石
60a、60bにより初期磁化の向きと逆向きの磁界H
duを発生させ、ホルダー10を矢印A方向に1回転以上
させることにより、トラック全面への転写用磁界の印加
を行い、これにより、マスター担体3、4の凹凸パター
ン面が担持した情報がスレーブ媒体2に磁気的に転写記
録される。 【0043】本実施形態の初期磁化装置および転写用磁
界印加装置のように、スレーブ媒体2表面におけるトラ
ック接線方向の強度分布の半値幅がスレーブ媒体2の最
内周トラックTaの直径2r以下である初期直流磁界お
よび転写用磁界を印加する装置を用い、初期磁化、およ
び転写を行うことにより、最外周トラックTbから最内
周トラックTaの全トラック領域に亘って、良好な磁気
転写を行うことができる。 【0044】上記磁気転写の様子を詳しく説明する。図
7は、上述の磁気転写方法の転写工程を示す図である。
図7(a)は磁界を一方向に印加してスレーブ媒体を初
期直流磁化する工程、同図(b)はマスター担体とスレ
ーブ媒体とを密着して初期直流磁界とは逆向きの転写用
磁界を印加する工程、同図(c)は磁気転写後の状態を
それぞれ示す側断面図である。なお、図7においてスレ
ーブ媒体2についてはその下面記録層2c側のみを示
し、該下面記録層2cへの磁気転写についてのみ説明す
るが、上面記録層2bについても同様である。 【0045】図7(a)に示すように、予めスレーブ媒体
2に初期直流磁界Hinをトラック方向の一方向に印加し
て記録層2cの磁化を一方向に揃えておく。その後、図
7(b)に示すように、このスレーブ媒体2の記録層2c
側の面とマスター担体3の凸部表面の軟磁性層3bとを
密着させ、前記初期直流磁界Hinとは逆向き(すなわ
ち、初期直流磁化の方向と逆向き)の転写用磁界Hduを
印加して磁気転写を行う。その結果、図7(c)に示すよ
うに、スレーブ媒体2の記録層2cにはマスター担体3
の凹凸パターン状の磁性層に応じた磁化パターンが転写
記録される。 【0046】なお、マスター担体3の凹凸パターンが図
7のポジパターンと逆の凹凸形状のネガパターンの場合
であっても、初期直流磁界Hinの方向および転写用磁界
Hduの方向を上記と逆方向にすることによって同様の情
報を磁気的に転写記録することができる。 【0047】図8は、他の実施形態における初期磁化装
置1’の要部斜視図である。図8示す初期磁化装置1’
は、磁界発生装置70として、電磁石に代えて永久磁石
70a、70bを用いた点で図1に示した装置1と異な
る。 【0048】本実施形態の磁界発生装置70は、図8に
示すように、所定間隔で平行に並べられた、スレーブ媒
体上面2bに対して略垂直方向に磁化された2つの永久
磁石70aと70bを備え、該永久磁石70aと70b
は、スレーブ媒体面に対向する極性が互いに異なるよう
に、かつ、最内周トラックから最外周トラックに亘る半
径方向に延びるように配置されている。したがって、両
永久磁石70a,70間に発生する磁界が、スレーブ媒
体のトラック方向に沿った磁界となる。そこで、この永
久磁石70a、70bに対してスレーブ媒体2を1回転
以上させることにより、スレーブ媒体2全面への磁界印
加を行うことができる。 【0049】第1の実施形態の場合と同様、スレーブ媒
体2へ印加する初期直流磁界Hinの大きさは、スレーブ
媒体2の磁性層の保磁力Hcの2倍程度以上となるよう
にする。また、初期直流磁界Hinの、スレーブ媒体2表
面における該スレーブ媒体2のトラック接線方向の強度
分布が、その強度分布曲線の半値幅がスレーブ媒体2の
直径2r以下となるようにする。 【0050】この印加磁界の強度および強度分布は、2
つの永久磁石70aと70b間の距離w2をスレーブ媒
体の最内周トラック半径rの半分以下の所定値とし、永
久磁石70a、70bとスレーブ上面2bとの間の距離
h2を10mm以下、好ましくは5mm以下、さらに好
ましくは3mm以下の所定値とする等により制御する。 【0051】なお、初期直流磁界発生装置として、図9
に示すように、図8の磁界発生装置70の永久磁石70
a、70bの間に、該両磁石70aと70bとにより発
生する磁界と同じ向きの磁界を発生させる、両磁石の磁
化に垂直な方向に磁化された永久磁石71を挿入した磁
界発生装置70’を利用してもよい。このように永久磁
石70a,70b間に永久磁石71を備えたことによ
り、永久磁石70a,70bのみの場合より強い磁界を
発生させることができる。図10(a)は、図9に示し
た永久磁石装置70’の側面図、同図(b)は該永久磁
石装置70’により実際に生成される磁界の、スレーブ
媒体2表面における、トラック接線方向の強度分布を示
すものである。 【0052】スレーブ媒体2表面2bにおける、永久磁
石装置70’による発生磁界は、永久磁石70a、70
b間の中央をピークとする図10(b)に示すようなト
ラック接線方向の磁界強度分布を示す。本実施形態にお
いても、初期直流磁界Hinは、トラックの接線方向の強
度分布曲線の半値幅Winが最内周トラックTaの直径2
r以下となるように設定することにより、第1の実施形
態と同様の効果を得ることができる。 【0053】なお、上記各実施形態においては、磁界発
生装置に対して、スレーブ媒体あるいはホルダーを回転
させることとしたが、磁界発生装置を回転させるように
構成してもよい。 【0054】また、上記各実施形態においては、スレー
ブ媒体もしくはスレーブ媒体とマスター担体の密着体の
面がいずれも鉛直方向に垂直に配置される構成とした
が、各面が鉛直方向に平行に保持され、該鉛直方向に平
行に保持された面に対面するように磁界発生装置を配置
する構成とすることもできる。
る初期磁化装置の要部斜視図 【図2】図1に示した初期磁化装置を説明するための図 【図3】図1に示した初期磁化装置を説明するための図 【図4】第1の実施形態にかかる磁気転写方法を実施す
る転写用磁界印加装置の要部斜視図 【図5】図4に示し転写用磁界印加装置を説明するため
の図 【図6】ホルダーおよびホルダー内部の分解斜視図 【図7】磁気転写の基本工程を示す図 【図8】他の実施形態にかかる初期磁化装置の要部斜視
図 【図9】他の磁界発生装置の例を示す斜視図 【図10】図9に示した磁界発生装置を説明するための
図 【符号の説明】 1 初期磁化装置 2 スレーブ媒体 3、4 マスター担体 10 ホルダー 11 転写用磁界印加装置 50、70 初期直流磁界発生装置 60 転写用磁界発生装置
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 円盤状のスレーブ媒体に初期直流磁界を
印加しつつ該スレーブ媒体を前記初期直流磁界に対して
相対的に回転させて、該スレーブ媒体の磁性層の磁化を
同心円状のトラックの一方向に初期磁化する初期磁化手
段と、前記スレーブ媒体の磁性層に対して情報を転写す
るためのパターン状の磁性層を表面に備えたマスター担
体と、前記初期磁化されたスレーブ媒体の磁性層とを密
着させた状態で前記初期磁化の方向と反対方向に転写用
磁界を印加しつつ、前記スレーブ媒体およびマスター担
体を一体的に前記転写用磁界に対して相対的に回転させ
て、前記スレーブ媒体の磁性層に前記情報を磁気的に転
写する転写用磁界印加手段とを備えてなる磁気転写装置
において、 前記初期磁化手段および前記転写用磁界印加手段が、前
記スレーブ媒体表面の最内周トラックにおける該トラッ
クの接線方向の強度分布を示す曲線の半値幅が、前記最
内周トラックの直径以下である前記初期直流磁界および
前記転写用磁界を印加するものであることを特徴とする
磁気転写装置。
Priority Applications (2)
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002102549A JP2003303413A (ja) | 2002-04-04 | 2002-04-04 | 磁気転写装置 |
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ID=28672195
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|---|---|---|---|
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| JP (1) | JP2003303413A (ja) |
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- 2002-04-04 JP JP2002102549A patent/JP2003303413A/ja not_active Abandoned
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2003
- 2003-04-04 US US10/406,189 patent/US6867935B2/en not_active Expired - Fee Related
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