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JP2004084671A - 内燃機関の少なくとも1つのガス交換弁を制御する装置 - Google Patents

内燃機関の少なくとも1つのガス交換弁を制御する装置 Download PDF

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JP2004084671A JP2003302779A JP2003302779A JP2004084671A JP 2004084671 A JP2004084671 A JP 2004084671A JP 2003302779 A JP2003302779 A JP 2003302779A JP 2003302779 A JP2003302779 A JP 2003302779A JP 2004084671 A JP2004084671 A JP 2004084671A
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ウーヴェ ハマー
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ビョルン シュッツ
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Abstract

【課題】ガス交換弁の迅速な閉鎖と、弁座に対する弁閉鎖部材の衝突速度の低減とが、温度によって左右されることなく可能で、しかも安価に製造可能な装置を提供する。
【解決手段】上側の圧力室17の戻し部22が、ケーシング15において軸方向で間隔をおいて位置する少なくとも2つの流出開口221,222に分割されており、そのうちの下側の流出開口222が調節ピストン(16)の摺動経路に位置していて、しかも調節ピストン16が終端位置に達する前に該調節ピストン(16)によって閉鎖される箇所に位置しており、上側の流出開口221が、制御圧を用いて調節可能な開放横断面を有する絞り開口23を介して、下側の流出開口222と接続されており、さらに制御圧を調節するために、液体にさらされていて温度制御される調圧弁40が設けられている。
【選択図】図1

Description

 本発明は、内燃機関の少なくとも1つのガス交換弁を制御する装置であって、ガス交換弁を操作するために該ガス交換弁に連結された少なくとも1つの弁調節装置が設けられており、該弁調節装置が、ケーシング内に軸方向摺動可能に受容されていて所属のガス交換弁を上方終端位置においては閉鎖しかつ下方終端位置においては最大に開放する1つの調節ピストンと、該調節ピストンの異なった大きさの作用面によって軸方向において制限される2つの圧力室とを有しており、両圧力室のうちの、小さな作用面によって制限される下側の圧力室が、持続的に液圧によって負荷されていて、大きな作用面によって制限される上側の圧力室が、供給部及び戻し部を介して交互に液圧を負荷可能及び放圧可能である形式のものに関する。
 ドイツ連邦共和国特許公開第19826047号明細書に基づいて公知の上記形式の装置は、弁調節装置又はアクチュエータとして、複動式(doppelwirkend)の液圧式作業シリンダを有しており、この作業シリンダ内においては調節ピストンが軸方向摺動可能に案内されており、この調節ピストンは、燃焼シリンダに組み込まれたガス交換弁の弁軸と堅固に結合されているか又は、弁閉鎖部材とは反対側の弁軸端部自体を形成している。調節ピストンは作業シリンダ内において、互いに反対側に位置する端面で、下側の圧力室と上側の圧力室とを制限している。ピストンを弁閉鎖方向に移動させる下側の圧力室が、常に圧力下にある液体によって負荷されているのに対して、供給部及び戻し部を備えていてピストンを弁開放方向に移動させる上側の圧力室は、有利には2ポート2位置方向切換え電磁弁である制御弁を用いて、所望のように供給部を介して圧力下にある液体によって負荷されるか又は戻し部を介して再びほぼ周囲圧に放圧される。圧力下にある液体は、調整される圧力供給装置によって供給される。制御弁のうち、第1制御弁は第2圧力室を圧力供給装置と接続し、第2制御弁は上側の圧力室を、液体リザーバに開口する放圧管路と接続している。ガス交換弁の閉鎖状態において、上側の圧力室は閉鎖された第1制御弁によって圧力供給装置から切り離され、開放された第2制御弁によって放圧管路と接続されているので、調節ピストンは下側の圧力室における液圧によって閉鎖位置へと移動させられる。ガス交換弁を開放するためには、両方の制御弁が切り換えられ、これによって上側の圧力室は放圧管路から遮断され、圧力供給装置に接続される。ガス交換弁は開放している。それというのは、上側の圧力室における調節ピストンの作用面は、下側の圧力室における調節ピストンの作用面よりも大きいからであり、この場合開放行程の大きさは、第1制御弁に加えられる電気的な制御信号の形成に関連し、開放速度は、圧力供給装置によって制御される液圧に関連している。ガス交換弁を閉鎖するために、制御弁は再び切り換えられる。これによって、圧力供給装置に対して遮断された上側の圧力室は、放圧管路に接続され、下側の圧力室における液圧によって、調節ピストンはその上方終端位置に戻され、その結果調節ピストンによってガス交換弁は閉鎖される。
 このような装置では、ガス交換弁の迅速な閉鎖が望まれているのみならず、同時に弁座に対する弁閉鎖部材の衝突速度を小さくすることが望まれており、弁座への弁閉鎖部材の衝突速度は、騒音及び摩耗の理由から規定の限界値を上回ってはならない。
 そのために既にドイツ連邦共和国特許出願第10201167.2号明細書では、ガス交換弁の弁閉鎖部材又は弁調節装置に連結された弁ブレーキの使用が提案されている。弁閉鎖部材の残留閉鎖行程中に有効になる弁ブレーキは、絞り開口の開放横断面を介して流出する液体の押し退け容積を備えた液圧式の緩衝機構を有している。緩衝機構が弁調節装置に組み込まれている形式において、上側の圧力室の戻し部は、ケーシング内において互いに軸方向で間隔をおいて配置されていて互いに接続されている2つの流出開口に分割されており、そのうちの上側の流出開口には絞り箇所が配置属されており、下側の流出開口は調節ピストンの摺動経路に配置されていて、調節ピストンがその上方終端位置に達する前に該調節ピストンによって閉鎖されるようになっている。絞り箇所の絞り開口の開放横断面は、圧力制御される絞りによって調節される。この絞りの制御圧は、電気的に制御される液圧式の圧力弁と、この圧力弁を制御する電子制御装置とを用いて、押し退け容積の粘性に関連して調節される。このような構成には次のような利点がある。すなわちこの場合、弁調節装置によって迅速にガス交換弁の閉鎖方向に移動させられる弁閉鎖部材は、ガス交換弁の閉鎖位置に達する直前に強くブレーキをかけられ、この構成ではブレーキ作用は、絞り開口を介して押し退けられる液体容積の温度、ひいてはこれに基づく粘性とは無関係である。絞り開口の開放横断面は温度の上昇と共に、ひいてはこれに伴って低下する粘性と共に、制御によって小さくなるので、押し退けられて絞り開口を貫流する液体容積の流速度は低下し、その結果、緩衝機構による調節ピストンのブレーキ作用の大きさは、液体容積のその時点における粘性とは無関係にほぼ一定に保たれる。絞り開口を調節するために、液圧式の調圧弁を制御する電子制御装置には、液体の押し退け容積の温度を測定する温度センサの出力信号が供給される。制御装置には、絞り機構における液圧式の制御圧と絞り箇所の開放横断面との間における関数関係を表す第1の特性線と、粘性と液圧式の制御圧との間における関数関係を表す第2の特性線と、温度による粘性の関数関係を表す第3の特性線とが記憶されている。これら3つの特性線に基づいて、温度センサの測定信号に関連して、液圧式の調圧弁の制御信号が導き出される。
ドイツ連邦共和国特許公開第19826047号明細書 ドイツ連邦共和国特許出願第10201167.2号明細書
 ゆえに本発明の課題は、冒頭に述べた形式の装置を改良して、ガス交換弁の迅速な閉鎖と、弁座に対する弁閉鎖部材の衝突速度の低減とが、温度によって左右されることなく可能で、しかも安価に製造可能な装置を提供することである。
 この課題を解決するために本発明の構成では、上側の圧力室の戻し部が、ケーシングにおいて軸方向で間隔をおいて位置する少なくとも2つの流出開口に分割されており、そのうちの下側の流出開口が調節ピストンの摺動経路に位置していて、しかも調節ピストンが終端位置に達する前に該調節ピストンによって閉鎖される箇所に位置しており、上側の流出開口が、制御圧を用いて調節可能な開放横断面を有する絞り開口を介して、下側の流出開口と接続されており、さらに制御圧を調節するために、液体にさらされていて温度制御される調圧弁が設けられているようにした。
 内燃機関の少なくとも1つのガス交換弁を制御する本発明による装置には、次のような利点がある。すなわち本発明による装置では、絞り開口の開放横断面を調節する制御圧は、上側の圧力室から押し退けられる液体容積の流速度を液体の粘性とは無関係に一定に維持するために、温度に関連したアクチュエータ、例えば伸縮材料エレメント、バイメタル及びこれに類したものを用いて、温度に直接関連させて生ぜしめられる。これによって高価な電子制御装置や電気的なケーブル敷設が不要になる。アクチュエータによって温度制御される調圧弁は、絞り開口の開放横断面に合わせられ、つまり開放横断面を液体温度に所望のように関連付けることができるように、合わせられるもしくは調整される。
 本発明による装置の別の有利な構成は、請求項2以下に記載されている。
 次に図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
 図1に概略的に示された装置は、車両の内燃機関又はエンジンの少なくとも1つの燃焼シリンダの少なくとも1つのガス交換弁10を制御するために働く。図1の概略図には、装置によって制御される2つのガス交換弁10が示されているが、ガス交換弁10の数は単数又は複数の燃焼シリンダのためにさらに多くてもよい。
 図1に略示された各ガス交換弁10は、弁軸11と、この弁軸端部に形成された弁閉鎖部材12とを有しており、この弁閉鎖部材12は、内燃機関のシリンダヘッドに配置された弁開口13を取り囲む弁座14と共働して、弁開口13を開閉させる。
 ガス交換弁10を操作するために、各ガス交換弁10には、アクチュエータとも呼ばれる弁調節装置20が配属されており、この弁調節装置20は、ケーシング15と該ケーシング内に摺動可能に受容された調節ピストン16とを備えた複動式の作業シリンダである。弁軸11に堅固に結合された調節ピストン16は、図1に示された摺動終端位置(以下においては上方終端位置と呼ぶ)においてガス交換弁10を閉鎖しており、かつ下方終端位置ではガス交換弁10を最大に開放する。調節ピストン16はそのためにケーシング15内において異なった大きさの作用面により、容積可変の2つの圧力室17,18を軸方向で制限しており、この場合図1で見て上側の圧力室17を制限する作用面は、図1で見て下側の圧力室18を制限する作用面よりも大きい。下側の圧力室18は液体接続部19を有しており、上側の圧力室17は流入する液体容積のための供給部21と流出する液体容積のための戻し部22とを有している。供給部21はケーシング15において調節ピストン16の上方終端位置の上に配置されている。戻し部22は、ケーシング15において軸方向で間隔をおいて位置する2つの流出開口221,222に分割されている。上側の流出開口221は供給部21と同様に調節ピストン16の上方終端位置の上に位置しているが、これに対して下側の流出開口222は、調節ピストン16によって上方終端位置の到達前に間隔をおいて閉鎖されるように配置されている。上側の流出開口221は、制御可能な開放横断面を有する絞り開口23を介して下側の流出開口222と接続されている。絞り開口23の開放横断面は、後で詳しく述べるように、制御圧を用いて調節可能であり、この制御圧自体は、液体にさらされて温度制御される調圧弁を用いて生ぜしめられる。
 絞り開口23は、図2に縦断面図で示されている圧力制御される絞り24の一部である。この絞り24は、盲孔状の長手方向孔26を備えた円筒形の絞り本体25と、長手方向孔26内を軸方向摺動可能な制御スライダ27とを有している。絞り開口23は、直径方向の貫通孔の形で絞り本体25に設けられていて、長手方向孔26と交差している。制御スライダ27は、絞り開口23と共働する環状の制御縁28を有していて、かつ一方の端面で制御圧室29を制限している。長手方向孔26の底部と制御スライダ27との間には、圧縮ばねとして形成された戻しばね30が支持されており、この戻しばね30は制御スライダ27を制御圧室29の無圧時に基本位置に移動させ、この基本位置において制御スライダ27は絞り開口23を最大に開放する。制御圧室29における制御圧の増大に連れて、制御スライダ27は図2で見て左に向かって戻しばね30の戻し力に抗して移動させられ、これによって絞り開口23の開放横断面は徐々に減少する。
 ガス交換弁10のための各弁調節装置20には、圧力制御される絞り24並びに第1制御弁37及び第2制御弁38が配属されており、両制御弁37,38は、ばね戻し位置を有する2ポート2位置方向切換え電磁弁として形成されている。弁調節装置20には圧力供給装置によって高圧下にある液体が供給される。圧力供給装置31は、液体有利には液圧オイルを液体リザーバ33から圧送する有利には調整可能な高圧ポンプ32と、逆止弁34と、脈動緩衝及びエネルギ供給のための圧力アキュムレータ35とを有している。圧力供給装置31の出口311において、高圧下にある液体を取り出すことができる。
 各弁調節装置20からは下側の圧力室18が、液体接続部19を介して圧力供給装置31の出口311と接続されているので、下側の圧力室18は持続的に高圧が供給されている。上側の圧力室17の供給部21は、第1制御弁37を介して圧力供給装置31の出口311と接続されている。上側の圧力室17の戻し部22、つまり上側の流出開口221と下側の流出開口222との接続ポイントは、第2制御弁38を介して戻し管路39に接続されており、この戻し管路39は液体リザーバ33に開口している。両制御弁37,38の位置に応じて、上側の圧力室17は圧力供給されるか又は放圧される。
 圧力制御される各絞り24の制御圧室29は、温度制御される調圧弁40と接続されている。調圧弁40は図3に縦断面図で示されている。調圧弁40の弁ケーシング41は、弁入口42及び弁出口43並びに、戻し管路39から分岐された弛緩した液体流を貫流させるための2つの接続開口44,45を有している。弁ケーシング41内において軸方向摺動可能な調節ピストン46は、互いに間隔をおいて位置しかつ互いに堅固に結合された2つのピストン区分461,462を備えたタンデムピストンとして形成されている。両ピストン区分461,462は弁ケーシング41と一緒に、弁室47を画成しており、この弁室47には弁入口42及び弁出口43が開口している。弁室47はその一方の端面において、調整ピストン46に形成された調整縁48によって制限されており、この調整縁48は弁出口43の開放横断面を調節する。ピストン区分461はその自由な端面で圧力室49を制限しており、この圧力室49は弁出口43に接続されている。ピストン区分462はその自由な端面で圧縮ばね50に支持されており、この圧縮ばね50自体は、調整ピストンとは反対側の端部で、弁ケーシング41内において所定の範囲で軸方向摺動可能な対応受け51に支持されている。対応受け51は温度エレメント52の一部であり、温度エレメント52は例えば伸縮材料エレメント又はバイメタルエレメントであり、温度変化時にその軸方向長さが増減する。温度エレメント52には軸方向の貫通孔53が設けられており、この貫通孔53は一方では、圧縮ばね50を受容するケーシング区分411に開口し、かつ他方では閉鎖栓体54によって液密につまり液体に対するシール作用をもって閉鎖されたリング状のケーシング区分412に開口している。接続開口45はケーシング区分411に開口し、接続開口44はケーシング区分412に開口しているので、接続開口44から接続開口45に流れる液体は、温度エレメント52を貫流し、そして温度エレメント52は液体の温度を検出する。閉鎖栓体54は図示されていない雄ねじ山で、弁ケーシング41に設けられた雌ねじ山に螺合可能であり、中央に軸方向に突出した調整突子55を有しており、この調整突子55には温度エレメント52が圧縮ばね50のばね力によって押し付けられる。弁ケーシング41内に閉鎖栓体54をどの程度ねじ込むかによって、温度エレメント52がケーシング区分411内にどの程度押し込まれるかが決まり、ひいては圧縮ばね50にどの程度のプレロードもしくは予負荷をかけるかが決定される。
 弁入口42が圧力供給装置31の出口311と接続されているのに対して、弁出口43には圧力制御される絞り24のすべての制御圧室29が接続されている。接続開口45は戻し管路39と接続されており、接続開口44は管路56を介して液体リザーバ33に通じている。温度エレメント52における貫通孔53の横断面が相応に大きい場合には、両接続開口44,45もまた直接的に戻し管路39に接続されることができ、つまり液体リザーバ33へのすべての戻し流が温度エレメント52を介して導かれることができる。
 上に述べた装置の作用形式は以下の通りである:
 図1に示されているように、第1制御弁37は閉鎖されていて、第2制御弁38は開放されている。下側の圧力室18における高圧に基づいて、調節ピストン16は上方終端位置を占め、これによって弁閉鎖部材12は弁座14に気密に載着し、ガス交換弁10は閉鎖されている。制御弁37,38が切り換えられると、上側の圧力室17は戻し管路39から遮断され、圧力供給装置31の出口311における高圧が上側の圧力室17に作用する。上側の圧力室17を制限する調節ピストン16の大きな作用面に基づいて、調節ピストン16は図1で見て下方に向かって移動し、ガス交換弁10は開放する。
 次いで行われるガス交換弁10の閉鎖動作のためには、制御弁37,38が再び図1に示された位置に切り換えられ、その結果、液体を満たされた上側の圧力室17が圧力供給装置31から遮断され、そして戻し管路39に接続され、ひいては放圧される。下側の圧力室18における圧力下で上方に向かって運動する調節ピストン16は、液体容積を上側の圧力室17から下側の流出開口222を介して、かつ比較的ボリュームが小さい場合でも、絞られた上側の流出開口221を介して、押し出す。調節ピストン16が下側の流出開口222を閉鎖するやいなや、液体は上側の流出開口221と絞り開口23とを介してしか流出することができず、これによって上側の圧力室17からの液体の流出速度は減じられ、調節ピストン16はいまや減じられた速度でその上方終端位置に移動する。これによって、弁閉鎖部材12を弁座14に向かって移動させる速度もまた同様に弁座14に達する直前に減じられ、弁閉鎖部材12はその最終速度を著しく減じられて弁座14に載着し、そしてガス交換弁10は閉鎖される。
 絞り開口23を貫流する液体の流速度は、液体の粘性に関連している。液体が大きな粘性を有している場合には、小さな粘性を有する場合に比べて、同じ大きさの絞り開口23を通って単位時間当たり、僅かな液体容積しか流出しない。液体が加熱すると、液体の粘性は低下し、その結果絞り開口23を介した液体容積の押出しはより高い速度で行われ、ひいては弁閉鎖部材12は、弁座14に載着する前にあまり強くブレーキをかけられない。このようなブレーキ作用の、液体の粘性によって与えられる温度依存性を、相殺もしくは補償するために、そして、すべての運転温度においてガス交換弁10が弁閉鎖部材12の一定の載着速度で閉鎖することを保証するために、絞り開口23の開放横断面は、温度制御される調圧弁40によって制御される適宜な制御圧によって変化させられるようになっており、その結果、絞り開口23を通る液体の、温度とは無関係な一定の流速度を生ぜしめることができる。つまり温度上昇に基づいて液体の粘性が低下した場合には、制御圧室29における制御圧が上昇し、これによって絞り24の制御スライダ27は図2で見て左に向かって移動させられ、制御縁28は絞り開口23をより大きく閉鎖する。
 図3に示された温度制御される調圧弁40の作用は以下の通りである:
 図3に示された調圧弁40の状態において、液体は弁入口42から弁出口43を介して、接続された圧力制御される絞り24の制御圧室29に達する。弁出口43における圧力は、圧力室49において調整ピストン46に対して軸方向移動力を加える。所定の出口圧以上において調整ピストン46に作用する力が大きくなると、圧縮ばね50が圧縮され、弁出口43は調整縁48によって次第に大きく閉鎖される。そして液体は弁出口43を介して僅かしか流出することができなくなる。これによって弁出口43における液圧ひいては圧力室49における液圧が低下し、圧縮ばね50は調整ピストン46を右に向かって押圧し、その結果弁出口43は再び開放制御され、より多くの液体が弁入口42から弁出口43を介して絞り24に流れるようになる。つまり調整ピストン46のポジションは常に、圧縮ばね50のばね力と弁出口43もしくは圧力室49における圧力によって生ぜしめられた力との間でバランスが生じるように、調節される。このバランスが崩れると、調整ピストン46は、バランスが再び得られるまで移動する。従って戻しばね50の力によって、弁出口43における圧力を調節することができる。ばね50の力が大きくなればなるほど、弁出口43における圧力ひいては、圧力制御される絞り24の制御圧室29における圧力はより高くなる。
 温度変化時に十分に大きな値で長さを変化させる温度エレメント52を用いて、制御圧を温度に関連して調整することができる。戻し管路39から流入する液体が温度エレメント52を貫流することに基づいて、温度エレメント52は液体とほぼ等しい温度を有することになる。温度エレメント52の長さ、ひいては圧縮ばね50のための組込み室を形成するケーシング区分411の長さは、液体温度に関連して変化する。圧縮ばね50の力は組込み室の変化に基づいて変化し、圧縮ばね50の力が変化することによって、制御圧は上に述べたように変化し、つまり低い液体温度では小さな制御圧が生じかつ高い液体温度では大きな制御圧が生じるような制御が行われる。螺合可能な閉鎖栓体54と調整突子55とによって形成された調整機構を用いて、温度エレメント52を弁ケーシング41内において軸方向で移動させることができ、ひいては圧縮ばね50のプレロードもしくは予負荷力を調節することができ、その結果規定の温度では圧縮ばね50の規定の力が生じ、従って弁出口43においては規定の制御圧が調節される。温度に関連した制御圧の変化は、温度に関連した温度エレメント52の長さ変化と圧縮ばね50の特性線とを合わせるもしくは調整することによって、達成される。
内燃機関の少なくともつのガス交換弁を制御する装置を示す回路図である。 図1に示された装置における圧力制御される絞り機構を示す縦断面図である。 図1に示された装置における温度制御される調圧弁を示す縦断面図である。
符号の説明
 10 ガス交換弁、 11 弁軸、 12 弁閉鎖部材、 13 弁開口、 14 弁座、 15 ケーシング、 16 調節ピストン、 17,18 圧力室、 19 液体接続部、 20 弁調節装置、 21 供給部、 22 戻し部、 23 絞り開口、 24 絞り、 25 絞り本体、 26 長手方向孔、 27 制御スライダ、 28 制御縁、 29 制御圧室、 30 戻しばね、 31 圧力供給装置、 32 高圧ポンプ、 33 液体リザーバ、 34 逆止弁 37,38 制御弁、 39 戻し管路、 40 調圧弁、 41 弁ケーシング、 42 弁入口、 43 弁出口、 44,45 接続開口、 46 調整ピストン、 47 弁室、 48 調整縁、 49 圧力室、 50 圧縮ばね、 51 対応受け、 52 温度エレメント、 53 貫通孔、 54 閉鎖栓体、 55 調整突子、 56 管路、 221,222 流出開口、 311 出口、 411,412 ケーシング区分、 461,462 ピストン区分

Claims (10)

  1.  内燃機関の少なくとも1つのガス交換弁(10)を制御する装置であって、ガス交換弁(10)を操作するために該ガス交換弁(10)に連結された少なくとも1つの弁調節装置(20)が設けられており、該弁調節装置(20)が、ケーシング(15)内に軸方向摺動可能に受容されていて所属のガス交換弁(10)を上方終端位置においては閉鎖しかつ下方終端位置においては最大に開放する1つの調節ピストン(16)と、該調節ピストン(16)の異なった大きさの作用面によって軸方向において制限される2つの圧力室(17,18)とを有しており、両圧力室のうちの、小さな作用面によって制限される下側の圧力室(18)が、持続的に液圧によって負荷されていて、大きな作用面によって制限される上側の圧力室(17)が、供給部(21)及び戻し部(22)を介して交互に液圧を負荷可能及び放圧可能である形式のものにおいて、上側の圧力室(17)の戻し部(22)が、ケーシング(15)において軸方向で間隔をおいて位置する少なくとも2つの流出開口(221,222)に分割されており、そのうちの下側の流出開口(222)が調節ピストン(16)の摺動経路に位置していて、しかも調節ピストン(16)が終端位置に達する前に該調節ピストン(16)によって閉鎖される箇所に位置しており、上側の流出開口(221)が、制御圧を用いて調節可能な開放横断面を有する絞り開口(23)を介して、下側の流出開口(222)と接続されており、さらに制御圧を調節するために、液体にさらされていて温度制御される調圧弁(40)が設けられていることを特徴とする、内燃機関の少なくとも1つのガス交換弁を制御する装置。
  2.  絞り開口(23)が、圧力制御される絞り(24)の絞り本体(25)に設けられていて、絞り(24)が、絞り開口(23)の開放横断面を制御する制御縁(28)を備えた軸方向摺動可能な制御スライダ(27)を有しており、該制御スライダ(27)が、一方の端面で制御圧室(29)を制限していて、かつ他方の端面で、制御スライダ(27)を開放横断面増大の方向に負荷する戻しばね(30)に支持されており、さらに制御圧室(29)が、温度制御される調圧弁(40)に接続されている、請求項1記載の装置。
  3.  温度制御される調圧弁(40)が、液圧に接続された弁入口(42)と、制御圧室(29)に接続された弁出口(43)と、該弁入口(42)及び弁出口(43)を制御する調整ピストン(46)と、液体にさらされていて温度に関連して長さが変化する温度エレメント(52)とを有している、請求項2記載の装置。
  4.  調整ピストン(46)が、弁ケーシング(41)内において摺動可能なタンデムピストンとして形成されていて、互いに間隔をおいて位置しかつ互いに堅固に結合された2つのピストン区分(461,472)を備えており、両ピストン区分(461,472)が互いの間に、弁入口(42)と弁出口(43)とを互いに接続する弁室(47)を閉じ込めていて、一方のピストン区分(461)が、弁出口(43)を開閉するための調整縁(48)を有している、請求項3記載の装置。
  5.  一方のピストン区分(461)が自由な端面で、弁出口(43)に接続された圧力室(49)を制限していて、他方のピストン区分(462)が自由な端面で、対応受け(51)に支持された圧縮ばね(50)に接触しており、該対応受け(51)が温度エレメント(52)によって形成されている、請求項4記載の装置。
  6.  弁ケーシング(41)に、液体供給及び流出のための2つの接続開口(44,45)が設けられており、両接続開口(44,45)が、温度エレメント(52)を貫通する少なくとも1つの孔(53)を介して互いに接続されている、請求項4又は5記載の装置。
  7.  温度エレメント(52)が圧縮ばねとは反対側の端部で、調整部材に接触しており、該調整部材が弁ケーシング(41)内において軸方向移動可能である、請求項5又は6記載の装置。
  8.  調整部材が、弁ケーシング(41)に螺合可能な閉鎖栓体(54)として形成されていて、該閉鎖栓体(54)が、弁ケーシング(41)を圧力室(49)とは反対側の端部において、液体をシールして閉鎖し、かつ調整突子(55)を有しており、該調整突子(55)に、温度エレメント(52)が圧縮ばね(50)の作用下で摩擦力結合式に接触している、請求項7記載の装置。
  9.  高圧下にある液体を供給する圧力供給装置(31)が設けられており、各弁調節装置(20)の下側の圧力室(18)が圧力供給装置(31)と接続されており、各弁調節装置(20)に、圧力制御される絞り(24)と第1及び第2の制御弁(37,38)とが配属されており、両制御弁のうちの第1制御弁(37)が、上側の圧力室(17)の供給部(21)を圧力供給装置(31)と接続し、第2制御弁(38)が戻し部(22)を、液体リザーバ(33)に開口する戻し管路(39)と接続しており、温度制御される調圧弁(40)の弁入口(42)が圧力供給装置(31)に接続されていて、温度制御される調圧弁(40)の弁出口(43)が、圧力制御される各絞り(24)の制御圧室(29)に接続されており、温度制御される調圧弁(40)の両接続開口(44,45)が、戻し管路(39)に、又は該戻し管路(39)の並列分岐路に接続されている、請求項6から8までのいずれか1項記載の装置。
  10.  温度エレメント(52)が伸縮材料エレメント、バイメタルエレメント又はこれに類したものである、請求項3から9までのいずれか1項記載の装置。
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