【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体とドアの間に配置されているドリップチャンネルに取付けられて、車体とドアの間から風雨等が車室内に侵入するのを防止するドリップウエザーストリップに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
ドリップウエザーストリップとして、例えば図６に示すものが知られている。ドリップウエザーストリップ１０１は、自動車の車体２０１のドア開口部に沿って設けられたドリップチャンネル２０２に取付けられる取付基部１０２と、該取付基部１０２と一体に形成された中空状のシールリップ部１０３と、を備えている。
【０００３】
前記中空状のシールリップ部１０３は、ドアとの間をシールするドア側シール部１０４を備えている。ドア側シール部１０４は、略均一の肉厚に形成されている。なお、１０５は中空状のシールリップ部１０３の下方に設けられた補助リップである。
【０００４】
ところで、前記ドリップウエザーストリップ１０１は、ドア側シール部１０４が略均一の肉厚に形成されていたために、ドアの建て付けやドリップウエザーストリップ形状がばらついたりすると、ドアを閉じた場合に図７に示すように、前記ドア側シール部１０４のドアサッシュ２０３の縁部２０３ａで押圧されていない部分に所謂はみ出し部１０４ａが発生して見栄えが悪くなる等の問題点があった。
【０００５】
そこで、上記従来の問題点を解決するべく、図８に示すように、ドア側シール部１０４に肉厚部１０６を設けると共に、前記ドア側シール部１０４の端部を取付基部１０２に連結する支柱部１０７に略Ｖ溝部１０８を設けることによってはみ出し部１０４ａの発生を防止したドリップウエザーストリップ１１１が開発された。（例えば、特許文献１参照）
【０００６】
【特許文献１】
特開平８−１９２６３２号公報（段落０００５、段落０００６、段落０００７、段落００１２、図１〜図４）
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特許文献１のドリップウエザーストリップ１１１にも次に述べるような課題があった。
（１）ドア閉時にドアサッシュ２０３の縁部２０３ａでドア側シール部１０４の肉厚部１０６を押圧することにより中空状のシールリップ部１０３、特に支柱部１０７に弛みが生じた場合に、図９に示すように、前記薄肉略Ｖ溝部１０８で弛みを吸収しているのであるが、その結果として図１０に示すように、前記支柱部１０７がドアインナー棚２０４側にはみ出し易くなる。前記支柱部１０７がドアインナー棚２０４に干渉すると反力の増加等の不具合が生じる。前記干渉を避けようとすると設計上の制約を受けることになる。このため上記設計上の制約を受けることのないようにすることが課題とされていた。
（２）前記薄肉略Ｖ溝部１０６は外部から見えるために見栄えが悪くなる。従って、前記薄肉略Ｖ溝部１０６や該溝部１０６の近傍に発生する折れ皺等が外部から見えないようにすることが課題とされていた。
【０００８】
本発明は、上記従来の課題し、特許文献１のような肉厚部を設けることなく、図７に示すようなはみ出し部の発生を阻止することのできるドリップウエザーストリップを提供することを目的に成されたものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
請求項１の発明は、車体のドア開口部に沿って設けられたドリップチャンネルに取付けられる取付基部と、該取付基部と一体に形成された中空状のシールリップ部と、を備え、前記中空状のシールリップ部は、ドアを閉じるとドアフレームに接触してドアとの間をシールするドア側シール部を備えている前記ドリップウエザーストリップにおいて、
前記ドア側シール部を、大小曲率の異なる円弧状面で構成し、曲率の大きな第１の円弧状面を前記車体側シール部を介して前記取付基部に連続させ、曲率の小さな第２の円弧状面を支柱部を介して前記取付基部に連続させる構成とすることにより、
ドアを閉じる際に、ドアの建て付けがばらついた場合でも、曲率の小さな第２の円弧状面をドアフレームの縁部のガイド面にしてドアフレームを曲率の大きな第１の円弧状面側にドア側シール部をはみ出させることなく円滑に導くことができるようにした。
【００１０】
請求項２の発明は、請求項１に記載のドリップウエザーストリップにおいて、
前記支柱部を、前記第２の円弧状面の端部から前記取付基部に向かって斜め下方に伸びる第１の傾斜状部と、該第１の傾斜状部の端部から取付基部に向かって斜め上方に伸びて取付基部に連続する第２の傾斜状部と、で略Ｖ字状に形成することにより、
ドアを閉じた際に、支柱部が取付基部に向けて撓むようにした。
【００１１】
請求項３の発明は、請求項２のドリップウエザーストリップにおいて、
前記第２の円弧状面と第１の傾斜状部との境界部に第１のノッチを設け、前記第１の傾斜状部と第２の傾斜状部との境界部に第２のノッチを設けることにより、
前記第１、第２のノッチで前記支柱部が前記取付基部に向けて容易に撓むようにした。
【００１２】
請求項４の発明は、請求項１〜３に記載のドリップウエザーストリップにおいて、
前記ドア取付基部と前記第１の円弧状面との境界部の内側面に第３のノッチを設けることにより、
ドアを閉じる際に、ドアフレームの縁部が第２の円弧状面に当接して該第２の円弧状面が押圧されると、前記第３のノッチによりドア側シール部が取付基部側に向けて撓むようにした。
【００１３】
【発明の実施の形態】
図１は本発明のドリップウエザーストリップ１の断面図である。ドリップウエザーストリップ１は、車体２０１のドア開口部に沿って設けられたドリップチャンネル２０２に取付けられる取付基部２と、該取付基部２と一体に形成された中空状のシールリップ部３と、を備えている。また、取付基部２の上端部は、上記車体２０１側に接触して車体２０１との間をシールしている。取付基部２は、硬質ゴムで作られていると共に、中空状のシールリップ部３は、軟質ゴム（スポンジゴム）で作られている。取付基部２と中空状のシールリップ部３は、所謂２色成形により一体的に形成されている。
【００１４】
中空状のシールリップ部３は、ドアを閉じるとドアフレーム２０３の縁部２０３ａの内面に接触して該ドアフレーム２０３との間をシールするドア側シール部４と、を備えている。
【００１５】
ドア側シール部４は、大小曲率の異なる第１の円弧状面５と第２の円弧状面６で構成されていて、曲率の大きな第１の円弧状面５が取付基部２に連続し、曲率の小さな第２の円弧状面６が支柱部７を介して取付基部２に連続している。
【００１６】
支柱部７は、第２の円弧状面６の端部から取付基部２に向かって斜め下方に伸びる第１の傾斜状部８と、該第１の傾斜状部８の端部から取付基部２に向かって斜め上方に向かって伸びて取付基部２に連続する第２の傾斜状部９と、により略Ｖ字状に形成されている。
【００１７】
第２の円弧状面６と第１の傾斜状部８との境界部には第１のノッチ１１が設けられ、第１の傾斜状部８と第２の傾斜状部９との境界部には第２のノッチ１２が設けられている。また、取付基部２と第１の円弧状面５との境界部には第３のノッチ１３が設けられている。なお、１４は中空状のシールリップ部３の下方に設けられた補助リップである。
【００１８】
次に、前記ドリップウエザーストリップ１の作用について説明する。ドリップウエザーストリップ１は、取付基部２によりドリップチャンネル２０２に取付けられて前記中空状のシールリップ部３のドア側シール部４がドアフレーム２０３との間をシールする。さらに詳述すると、ドアを閉じる際、図２に矢印Ａで示すドア進入方向から進入してきたドアサッシュ２０３の縁部２０３ａが曲率の小さな第２の円弧状面６に当接して、該第２の円弧状面６でガイドされながら図３に示すように、曲率の大きな第１の円弧状面５側に移動する。このとき、第３のノッチ１３によりドア側シール部４は、取付基部２に向かって倒れるように撓む。従って、ドアサッシュ２０３の縁部２０３ａは、第２の円弧状面６側から第１の円弧状面５に円滑に移動すると共に、前記第１の円弧状面５と第２の円弧状面６は、ドアサッシュ２０３の縁部２０３ａで押圧されて略一直線状に伸びた状態になる。
【００１９】
また、図４は、ドアの建て付けが下にばらついた状態を示す。この場合も図２、図３に示す場合と同様に、ドアサッシュ２０３の縁部２０３ａが前記第２の円弧状面６でガイドされながら図５に示すように、曲率の大きな第１の円弧状面５側に移動する。
【００２０】
さらにまた、前述したように、支柱部７を、第２の円弧状面６の端部から取付基部２に向かって斜め下方に伸びる第１の傾斜状部８と、該第１の傾斜状部８の端部から取付基部２に向かって斜め上方に伸びて取付基部２に連続する第２の傾斜状部９と、で略Ｖ字状に形成したので、ドアサッシュ２０３の縁部２０３ａで前記第１の円弧状面５と第２の円弧状面６が押圧されると、前記支柱部７は、ドアインナー棚２０４から離間するように取付基部２に向けて図２の矢印Ｂ方向に撓むので、支柱部７がドアインナー棚２０４に接触するのを防止する。特に、第２の円弧状面６と第１の傾斜状部８との境界部に第１のノッチ１１を設け、第１の傾斜状部８と第２の傾斜状部９との境界部に第２のノッチ１２を設けたので、ドアサッシュ２０３の縁部２０３ａで前記第１の円弧状面５と第２の円弧状面６が押圧されると、支柱部７は、略Ｖ字状の広がり角度θを狭めながら第２の傾斜状部９が取付基部２に接近して行って支柱部７がドアインナー棚２０４に接触するのをより確実に防止する。
【００２１】
【発明の効果】
本発明のドリップウエザーストリップには次に述べるような効果がある。
（１）請求項１のドリップウエザーストリップは、ドアを閉じる際に、曲率の小さな第２の円弧状面をガイド面にしてドアフレームを曲率の大きな第１の円弧状面側に円滑に導くことにより、図７に示すようにドア側シール部の一部がはみ出して見栄えが悪くなるのを防止することができる。
（２）請求項２のドリップウエザーストリップは、ドア側シール部の第２の円弧状面と取付基部とを連結する支柱部を、前記第２の円弧状面の端部から取付基部に向かって斜め下方に伸びる第１の傾斜状部と、該第１の傾斜状部の端部から前記取付基部に向かって斜め上方に伸びて前記取付基部に連続する第２の傾斜状部と、で略Ｖ字状に形成し、ドアを閉じた際に、前記支柱部が前記取付基部に向けて撓むようにしたので、支柱部とドアインナー棚との干渉を防止することができる。また、第２の傾斜状部の取付基部との接続部は、第１の傾斜状部と第２の傾斜状部より上側に位置するため、接続部に折れ皺が出ても見えない。
（３）請求項３のドリップウエザーストリップは、ドア側シール部の第２の円弧状面と略Ｖ字状の支柱部の第１の傾斜状部との境界部に第１のノッチを設け、略Ｖ字状の支柱部の第１の傾斜状部と第２の傾斜状部との境界部に第２のノッチを設けたので、ドアを閉じた際にドアの周縁部で第２の円弧状面が押圧されると、支柱部は、略Ｖ字状の広がり角度を狭めながら第２の傾斜状部が取付基部に接近して行って支柱部がドアインナー棚に接触するのを確実に防止することができる。
（４）請求項４のドリップウエザーストリップは、ドアを閉じる際にドアフレームの先端部が第２の円弧状面に当接して該第２の円弧状面が押圧されると、前記第３のノッチによりドア側シール部が取付基部側に向けて撓むので、換言すればドア側シール部が逃げ方向に移動するのでドアフレームの先端部を円滑に第１の円弧状面側に移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は本発明のドリップウエザーストリップの断面図。
【図２】ドアの周縁部が第２の円弧状面に当接した状態の断面図。
【図３】ドアが完全に閉められた状態の断面図。
【図４】ドアの周縁部が第２の円弧状面に当接した状態の断面図。（ドアの建てつけが下にばらついた場合）
【図５】ドアが完全に閉められた状態の断面図。（ドアの建てつけが下にばらついた場合）
【図６】従来例の断面図。
【図７】従来例の問題点を示す断面図。
【図８】他の従来例の断面図。
【図９】他の従来例の断面図。
【図１０】他の従来例の問題点を示す断面図。
【符号の説明】
１…ドリップウエザーストリップ、２…取付基部、３…中空状のシールリップ部、４…ドア側シール部、５…第１の円弧状面、６…第２の円弧状面、７…支柱部、８…第１の傾斜状部、９…第２の傾斜状部、１１…第１のノッチ、１２…第２のノッチ、１３…第３のノッチ。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a drip weather strip that is attached to a drip channel disposed between a vehicle body and a door and that prevents wind and rain from entering the vehicle interior from between the vehicle body and the door.
[0002]
[Prior art]
As a drip weather strip, for example, the one shown in FIG. 6 is known. The drip weather strip 101 includes a mounting base 102 attached to a drip channel 202 provided along a door opening of a vehicle body 201 of the automobile, a hollow sealing lip 103 formed integrally with the mounting base 102, It has.
[0003]
The hollow seal lip portion 103 includes a door-side seal portion 104 for sealing between the door and the door. The door-side seal portion 104 is formed with a substantially uniform thickness. Reference numeral 105 denotes an auxiliary lip provided below the hollow seal lip 103.
[0004]
Incidentally, since the drip weather strip 101 has a substantially uniform thickness on the door side sealing portion 104, when the door is built or the shape of the drip weather strip varies, when the door is closed, FIG. As shown in the drawing, there is a problem that a so-called protruding portion 104a is generated in a portion of the door side seal portion 104 which is not pressed by the edge portion 203a of the door sash 203, and the appearance is deteriorated.
[0005]
In order to solve the above-mentioned conventional problems, as shown in FIG. 8, a thick portion 106 is provided on the door-side seal portion 104, and a column connecting the end of the door-side seal portion 104 to the mounting base 102. A drip weather strip 111 has been developed in which the portion 107 is provided with a substantially V-groove portion 108 to prevent the protrusion 104a from being generated. (For example, see Patent Document 1)
[0006]
[Patent Document 1]
JP-A-8-192632 (paragraph 0005, paragraph 0006, paragraph 0007, paragraph 0012, FIGS. 1 to 4)
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the drip weather strip 111 of Patent Document 1 also has the following problem.
(1) FIG. 7 shows a case where the hollow seal lip 103, particularly the support 107, is loosened by pressing the thick portion 106 of the door side seal 104 with the edge 203 a of the door sash 203 when the door is closed. As shown in FIG. 9, the slack is absorbed by the thin-walled substantially V-groove portion 108. As a result, as shown in FIG. 10, the strut portion 107 easily protrudes to the door inner shelf 204 side. When the column 107 interferes with the door inner shelf 204, problems such as an increase in reaction force occur. Attempts to avoid the interference are subject to design constraints. For this reason, it has been an issue to avoid the above-mentioned design restrictions.
(2) The thin, substantially V-shaped groove portion 106 is visible from the outside, and thus has a poor appearance. Therefore, it has been an object to prevent the thin, substantially V-shaped groove portion 106 and creases generated near the groove portion 106 from being seen from the outside.
[0008]
An object of the present invention is to provide a drip weather strip which can prevent the occurrence of a protruding portion as shown in FIG. It was made.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to claim 1 includes: a mounting base mounted on a drip channel provided along a door opening of a vehicle body; and a hollow seal lip formed integrally with the mounting base. The seal lip portion of the drip weather strip having a door-side seal portion that contacts the door frame when the door is closed to seal between the door and the door.
The door-side seal portion is constituted by arc-shaped surfaces having different large and small curvatures, a first arc-shaped surface having a large curvature is connected to the mounting base via the vehicle body-side seal portion, and a second circle having a small curvature is formed. By making the arc-shaped surface continuous with the mounting base via the pillar,
When closing the door, even if the installation of the door varies, the second arc-shaped surface having a small curvature is used as a guide surface at the edge of the door frame, and the door frame is placed on the first arc-shaped surface having a large curvature. The door-side seal can be guided smoothly without protruding.
[0010]
According to a second aspect of the present invention, in the drip weather strip according to the first aspect,
A first inclined portion extending obliquely downward from an end of the second arc-shaped surface toward the mounting base; and a first inclined portion extending from the end of the first inclined portion toward the mounting base. By forming a substantially V-shape with a second inclined portion extending diagonally upward and continuing to the mounting base,
When the door is closed, the strut bends toward the mounting base.
[0011]
The invention according to claim 3 is the drip weather strip according to claim 2,
A first notch is provided at a boundary between the second arc-shaped surface and the first inclined portion, and a second notch is provided at a boundary between the first inclined portion and the second inclined portion. By providing
The first and second notches allow the column to be easily bent toward the mounting base.
[0012]
According to a fourth aspect of the present invention, in the drip weather strip according to the first to third aspects,
By providing a third notch on the inner surface at the boundary between the door mounting base and the first arc-shaped surface,
When closing the door, when the edge of the door frame comes into contact with the second arc-shaped surface and the second arc-shaped surface is pressed, the third notch causes the door-side seal to move toward the mounting base. To bend toward it.
[0013]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
FIG. 1 is a sectional view of a drip weather strip 1 of the present invention. The drip weather strip 1 includes a mounting base 2 mounted on a drip channel 202 provided along a door opening of a vehicle body 201, and a hollow seal lip 3 formed integrally with the mounting base 2. ing. The upper end of the mounting base 2 is in contact with the vehicle body 201 side to seal the space between the mounting base 2 and the vehicle body 201. The mounting base 2 is made of hard rubber, and the hollow seal lip 3 is made of soft rubber (sponge rubber). The mounting base 2 and the hollow seal lip 3 are integrally formed by so-called two-color molding.
[0014]
The hollow seal lip portion 3 includes a door-side seal portion 4 that contacts the inner surface of the edge portion 203a of the door frame 203 to seal the space between the door frame 203 when the door is closed.
[0015]
The door-side seal portion 4 is composed of a first arc-shaped surface 5 and a second arc-shaped surface 6 having different large and small curvatures, and the first arc-shaped surface 5 having a large curvature is continuous with the mounting base 2, A second arc-shaped surface 6 having a small curvature is connected to the mounting base 2 via the support 7.
[0016]
The support portion 7 includes a first inclined portion 8 extending obliquely downward from the end of the second arc-shaped surface 6 toward the mounting base 2, and a mounting base 2 extending from the end of the first inclined portion 8. And a second inclined portion 9 extending diagonally upward toward the mounting base 2 and extending substantially obliquely upward.
[0017]
A first notch 11 is provided at a boundary between the second arcuate surface 6 and the first inclined portion 8, and a first notch 11 is provided at a boundary between the first inclined portion 8 and the second inclined portion 9. Is provided with a second notch 12. A third notch 13 is provided at a boundary between the mounting base 2 and the first arc-shaped surface 5. Reference numeral 14 denotes an auxiliary lip provided below the hollow seal lip 3.
[0018]
Next, the operation of the drip weather strip 1 will be described. The drip weather strip 1 is attached to the drip channel 202 by the attachment base 2, and the door-side seal portion 4 of the hollow seal lip portion 3 seals between the drip channel 202 and the door frame 203. More specifically, when the door is closed, the edge portion 203a of the door sash 203 that has entered from the door entry direction indicated by the arrow A in FIG. 2 abuts on the second arc-shaped surface 6 having a small curvature, and While being guided by the arc-shaped surface 6 of FIG. 3, the beam moves to the first arc-shaped surface 5 having a large curvature as shown in FIG. At this time, the third notch 13 causes the door-side seal portion 4 to bend so as to fall toward the mounting base portion 2. Therefore, the edge 203a of the door sash 203 moves smoothly from the second arcuate surface 6 side to the first arcuate surface 5, and the first arcuate surface 5 and the second arcuate surface 6 Is pressed by the edge portion 203a of the door sash 203 and extends substantially linearly.
[0019]
FIG. 4 shows a state in which the doors are scattered downward. In this case, similarly to the case shown in FIGS. 2 and 3, while the edge 203a of the door sash 203 is guided by the second arc-shaped surface 6, as shown in FIG. Move to the surface 5 side.
[0020]
Further, as described above, the support portion 7 is formed by forming the first inclined portion 8 extending obliquely downward from the end of the second arc-shaped surface 6 toward the mounting base 2, and the first inclined portion 8. 8 and a second inclined portion 9 that extends diagonally upward from the end of the door sash 203 toward the mounting base 2 and is continuous with the mounting base 2. When the first arc-shaped surface 5 and the second arc-shaped surface 6 are pressed, the support 7 is bent in the direction of arrow B in FIG. 2 toward the mounting base 2 so as to be separated from the door inner shelf 204. Therefore, the support portion 7 is prevented from contacting the door inner shelf 204. In particular, a first notch 11 is provided at the boundary between the second arcuate surface 6 and the first inclined portion 8, and at the boundary between the first inclined portion 8 and the second inclined portion 9. Since the second notch 12 is provided, when the first arc-shaped surface 5 and the second arc-shaped surface 6 are pressed by the edge portion 203a of the door sash 203, the strut portion 7 becomes substantially V-shaped. The second inclined portion 9 approaches the mounting base 2 while narrowing the spread angle θ to more reliably prevent the column 7 from contacting the door inner shelf 204.
[0021]
【The invention's effect】
The drip weather strip of the present invention has the following effects.
(1) When closing the door, the drip weather strip according to claim 1 uses the second arc-shaped surface having a small curvature as a guide surface to smoothly guide the door frame to the first arc-shaped surface having a large curvature. Thereby, it is possible to prevent a part of the door-side seal portion from protruding as shown in FIG.
(2) In the drip weather strip according to the second aspect, the support portion connecting the second arc-shaped surface of the door-side seal portion and the mounting base is moved from the end of the second arc-shaped surface toward the mounting base. A first inclined portion extending obliquely downward and a second inclined portion extending obliquely upward from an end of the first inclined portion toward the mounting base and continuing to the mounting base are substantially formed. It is formed in a V-shape, and when the door is closed, the support portion bends toward the mounting base, so that interference between the support portion and the door inner shelf can be prevented. In addition, since the connecting portion between the second inclined portion and the mounting base is located above the first inclined portion and the second inclined portion, even if the connecting portion is broken and wrinkled, it is invisible.
(3) The drip weather strip according to claim 3 is provided with a first notch at a boundary between the second arc-shaped surface of the door-side seal portion and the first inclined portion of the substantially V-shaped support portion, Since the second notch is provided at the boundary between the first inclined portion and the second inclined portion of the substantially V-shaped support portion, when the door is closed, the second circle is formed at the periphery of the door. When the arcuate surface is pressed, the strut portion makes sure that the second inclined portion approaches the mounting base while narrowing the substantially V-shaped spread angle, so that the strut portion contacts the door inner shelf. Can be prevented.
(4) In the drip weather strip according to the fourth aspect, when the front end of the door frame abuts on the second arc-shaped surface when the door is closed and the second arc-shaped surface is pressed, the third drip weather strip is pressed. Since the notch causes the door-side seal to bend toward the mounting base, in other words, the door-side seal moves in the escape direction, so that the front end of the door frame is smoothly moved to the first arc-shaped surface side. Can be.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a sectional view of a drip weather strip of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing a state where a peripheral edge of a door is in contact with a second arc-shaped surface.
FIG. 3 is a sectional view showing a state where a door is completely closed.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing a state where a peripheral edge of a door is in contact with a second arc-shaped surface. (If the door is scattered below)
FIG. 5 is a sectional view showing a state where the door is completely closed. (If the door is scattered below)
FIG. 6 is a sectional view of a conventional example.
FIG. 7 is a sectional view showing a problem of the conventional example.
FIG. 8 is a sectional view of another conventional example.
FIG. 9 is a sectional view of another conventional example.
FIG. 10 is a sectional view showing a problem of another conventional example.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Drip weather strip, 2 ... Mounting base, 3 ... Hollow seal lip part, 4 ... Door side seal part, 5 ... 1st circular surface, 6 ... 2nd circular surface, 7 ... Prop part, 8: first inclined portion, 9: second inclined portion, 11: first notch, 12: second notch, 13: third notch.