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JP2004505487A - 誘導近接センサおよびこれに関連する方法 - Google Patents

誘導近接センサおよびこれに関連する方法 Download PDF

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JP2004505487A
JP2004505487A JP2002514887A JP2002514887A JP2004505487A JP 2004505487 A JP2004505487 A JP 2004505487A JP 2002514887 A JP2002514887 A JP 2002514887A JP 2002514887 A JP2002514887 A JP 2002514887A JP 2004505487 A JP2004505487 A JP 2004505487A
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ハーディー,デイヴィッド
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ハネウェル コントロール システムズ リミテッド
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Abstract

改善された近接センサ(100a〜e)およびその使用方法が開示される。従来より、プログラム可能容易性、費用、作動能力、作動電圧および正確性においてセンサは多くの問題を有している。本発明は、特定用途向け集積回路(ASIC)(10)、および複数の外部素子を備える誘導近接センサ(100a〜e)を提供する。ASIC(10)は、金属酸化物半導体(CMOS)技術おいて実行され、また、発振器を有し、センサ/スイッチ(100a〜e)のスイッチポイントは発振器のポテンシャルノードに対するバイアス電圧の選択により予め決定される。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、改善された近接センサおよびその使用方法に関する。本発明は、特に、CMOS(相補型金属酸化物半導体)技術を使用するプログラム可能な誘導近接スイッチ用ASIC(特定用途向け集積回路)に関するが、これに限られない。
【0002】
【発明の背景】
多数のプログラム可能な近接スイッチが従来より提案されている。特に、近接スイッチのプログラミングおよびその最終調整に関して、従来より提案がある。たとえば、米国特許第5,408,132号(ソリン フェリサーンほか)、特許第4,713,602号(UEDA)があり、米国のXICOR社の製品が入手でき、これらにより組立後に遠隔調整が可能となる。また、米国特許第5,119,004号(ホーディメイアほか)において、温度依存に依存する設定ポイントを有する誘導近接スイッチが提案されている。上述の従来技術の内容は、参照として、本明細書に含められる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
公知の近接スイッチには、多くの不利な点がある。本発明の少なくとも1実施例の課題は、これらの1以上の不利な点を除去ないしは少なくとも緩和することにある。
【0004】
本発明の第1態様の課題は、プログラム化の容易さ、相対的な低コスト(たとえば、双磁極技術よりも4〜5の素子を減ずることによる)、より小さなエリア用の低電力、一般にCMOSを作動させるための電圧と比較して相対的な高電圧による作動、ターゲットの速度変化率の正確な表示、のうち1以上を実現できる、近接センサ内で使用するASICを提供することにある。
【0005】
さらに、本発明の第1態様における少なくとも1実施例の課題は、CMOS技術において実行され、少なくとも約30Vまたはそれ以上で作動しうる近接センサ用ASICを提供することにある。
【0006】
本発明の第2態様における種々の実施例の課題は、CMOS技術上で実行され、かつ、ポテンシャルノードにおける発振器へのバイアス電圧を修正することにより検知ヘッド上の利得/振幅が調整される近接センサ用ASICを提供することにある。従来技術と比較すると、本発明では、検知ヘッド上の利得/振幅を調整する複数の直列または並列のレジスタの使用により、設定ポイントが設定される。
【0007】
さらに、本発明の第2態様における1実施例の課題は、複数のノードの1つ、たとえば、Vrefla、Vref、Vref1、Vref2の4ノードの1つにおいて、電圧を変化させることにより、近接センサにおいて使用するASICのスイッチポイント(動作点)を設定することにある。これらのノードは、トリム、センサヘッドの温度変化による利得変化、温度に対して速やかに内部を電子的に安定させることにより提供される。
【0008】
本発明の第3態様における種々の実施例の課題は、周波数から独立し、使用可能な周波数の範囲内で可能な温度補償を有し、および/または補償信号が発振器の1つのノードだけに適用されるが、回路全体には適用されない近接センサASICを提供することにある。この点で、作動周波数によって大きな影響を受ける複雑な補償カーブを伴うという従来技術と対比できる。
【0009】
本発明の第3態様における少なくとも1つの実施例の課題は、1つの発振器ノードにおける電圧を調整することによって適用され、それによりセンサの温度補償を周波数、すなわち、ヘッドの共振周波数(ヘッド周波数)から独立させ、ノードが複数のノード、たとえばVrefla、Vref、Vref1、Vref2の1つから選択される補償信号を提供することにある。
【0010】
本発明の第4態様における少なくとも1つの実施例の課題は、定格動作距離(Sn)の自動的な内部でのトリミングを提供することにある。
【0011】
本発明の第4態様における少なくとも1つの実施例の課題は、逐次近似法を使用して定格動作距離(Sn)用の自動的なトリミングを提供することにある。
【0012】
本発明の第5態様における少なくとも1つの実施例の課題は、電源入力電圧が生じることによりプログラムされる近接センサ用ASICを提供することにある。
【0013】
本発明の少なくとも1態様における課題は、従来技術よりも大きな動作距離(Sn)を有する近接センサを提供することにある。
【0014】
本発明の少なくとも1態様における課題は、従来技術と比較して品質、正確性および製造の容易さが強化された近接センサまたは近接スイッチ、および特に近接センサまたはスイッチ用のASICを提供することにある。
【0015】
さらに、本発明の少なくとも1態様における課題は、ある目的にも別の目的にも必要とされるピン止め接続を使用することにある。たとえば、ピン止め接続は1実施例では電源を供給するために使用され、ASICのプログラミングのような他の目的にも必要とされる。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1態様によれば、少なくとも1つのCMOS素子を有する誘導近接センサが提供される。
【0017】
CMOS(相補型金属酸化物半導体)は、以下に詳細に述べられるが、公知のIC(集積回路)技術である。
【0018】
誘導近接センサは、誘導近接スイッチからなってもよい。
【0019】
誘導近接センサは複数のCMOS素子を含むのが好ましい。
【0020】
誘導近接センサは、近接スイッチすなわちデジタル出力からなる。しかし、誘導近接センサの出力はアナログであってもよい。
【0021】
CMOS素子は、トランジスタ、レジスタ、キャパシタ、ヒューズリンク(たとえば、ポリヒューズ)の中から1以上選択される。
【0022】
CMOS素子は、少なくとも部分的にはシリコンで形成される。
【0023】
さらに、本発明は、誘導近接センサにおいて使用される、または誘導近接センサとして使用されるASIC(特定用途向け集積回路)の製造方法に関する。当該方法は、CMOS論理によるASICの1以上の素子を形成するステップを含む。
【0024】
本発明の第2態様によれば、発振器を有する誘導近接スイッチが提供される。当該誘導近接スイッチのスイッチポイント(動作点)は、発振器のポテンシャルノードに対するバイアス電圧の選択により予め決定される。
【0025】
バイアス電圧の選択により、検知ヘッドの利得または振幅が調整される。
【0026】
発振器は、誘導近接スイッチの少なくとも一部を形成するASICにより少なくとも一部が形成される。
【0027】
さらに、本発明は、誘導近接スイッチの発振器のポテンシャルノードに対するバイアス電圧の選択により誘導近接スイッチのスイッチポイントを設定する方法を提供する。
【0028】
本発明の第3態様によれば、発振器および発振器からの出力電圧を実質的に維持するための手段を含む誘導近接センサが提供される。当該維持手段は温度補償手段からなる。
【0029】
誘導近接センサは、誘導近接スイッチであってよい。
【0030】
温度補償手段は、使用中に発振器の温度が変化した場合に、出力電圧を維持するために作動する。
【0031】
温度補償手段は、発振器のノードに適用される温度補償信号を提供する。
【0032】
温度補償手段は、温度補償回路からなる。
【0033】
当該誘導近接センサは、バンドギャップ基準ブロック回路を備える。当該回路は、温度に対して実質的に安定するバンドギャップ基準ブロック回路電圧を提供し、温度補償回路および発振器に適用される変化を表示する変化信号を生成する。
【0034】
本発明の第4態様によれば、次のステップからなる、誘導近接センサの発振器からの出力電圧を実質的に維持する方法が提供される:
温度補償手段を備える、
当該温度補償手段からの温度補償信号を確立する、
温度補償信号により出力電圧を維持する。
【0035】
本発明の第5態様によれば、発振器を含む誘導近接センサが提供され、当該センサにおいては、複数の逐次近似ステップにより発振器のバイアス電圧が選択される。
【0036】
当該誘導近接センサは、誘導近接スイッチであってよい。
【0037】
誘導近接センサは、nビットコンバータを含み、発振器の制御ノードに適用される電圧を適切に変化させてもよい。
【0038】
誘導近接センサは、アナログ・デジタルコンバータを含んでもよい。
【0039】
また、本発明は、複数の逐次近似ステップを実行するステップを含む誘導近接センサの発振器のバイアス電圧を選択する方法を提供する。
【0040】
本発明の第6態様によれば、電源入力に予め定められた電圧を印加することにより出力機能がプログラムされまたは選択される誘導近接センサが提供される。
【0041】
当該誘導近接センサは、誘導近接スイッチであってよい。
【0042】
予め定められた電圧の印加は、1以上のヒューズが遮断されることに起因させてよい。
【0043】
好ましい実施形態では、予め定められた電圧は、コード信号処理手段に適用され、当該手段は、1以上のヒューズを遮断するためにポリヒューズに適用されるコード信号を生成し、これにより、誘導近接センサの機能が設定される。
【0044】
当該機能は、シンク開、ソース開、シンク閉、ソース閉から選択される。
【0045】
さらに、本発明は、誘導近接センサの電源入力に対して予め定められた電圧を適用するステップを含む誘導近接センサの機能をプログラムしまたは設定する方法を提供する。
【0046】
本発明の第7態様によれば、本発明の前記態様に従う誘導近接センサまたは誘導近接スイッチにおいて使用されるASIC(特定用途向け集積回路)が提供される。
【0047】
本発明の第8態様によれば、本発明の前記態様に従う誘導近接センサまたは誘導近接スイッチを含む装置が提供される。
【0048】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施例に従って一般的に設計されたASIC(特定用途向け集積回路)(10)の概略ブロック図である。ASIC(10)は、電圧調整器(15)、発振器(20)、バンドギャップ基準回路(25)、デモジュレータ(30)、温度補償回路(35)、スレショルドスイッチ(40)、自動プログラムおよびトリム制御回路(45)、ドライバ手段(50)、スイッチ開閉および短絡回路遅延回路(55)、短絡回路検出回路(60)、防熱回路(65)およびソース出力手段(70)およびシンク出力手段(75)を備える。
【0049】
図2(A)および図1に示すように、ASIC(10)は、複数のピンP1〜P16により外部システム環境との接続が可能である。ピンP1、P2およびP5は、従来から一般に提供されている誘導近接センサのヘッド素子に接続可能である。ピンP1をLC回路に、ピンP2をレジスタ(Rthreshold)に、ピンP5を外部レジスタ(Rhysteresis)に接続できる。ピンP3は外部レジスタ(Rled)に、ピンP4はキャパシタ(Cint)に、ピンP6は短絡回路(SC)に、ピンP7はアース(GND)に、ピンP8は0V負荷(0V LOAD)に、ピンP9は負荷(LOAD)に、ピンP10は負荷電流(V+LOAD)用の供給接続に、ピンP11は外部発光ダイオード(LED)に、ピンP12は正の供給電圧(Vcc)に、ピンP13は基準電圧(Vref)に、ピンP15は外部キャパシタ(Cd)に、ピンP16は外部レジスタ(Rt)に接続される。
【0050】
図1は、レジスタ(Rt1およびRt2)により、発振器信号の安定のために二重の補償が提供されることを示す。しかし、図2や図8〜12に示されるように、1つのレジスタのみを備えてもよい。
【0051】
図3は、ASIC(10)の発振器(20)の回路図を示す。図3に示されるように、発振器(20)は、適切に接続された複数のCMOSトランジスタからなる。発振器(20)は、外部ヘッド素子(80)および外部素子R1およびR2に接続される。外部ヘッド素子(80)は、コンデンサ(Chead)、コイル(Lhead)およびレジスタ(Rhead)からなり、外部素子R1、R2は方向利得設定を提供する。
【0052】
図4は、ASIC(10)のデモジュレータ(30)の回路図を示す。図4に示されるように、デモジュレータ(30)はCMOSオペアンプに適切に接続される複数のCMOSトランジスタからなる。
【0053】
図5は、ASIC(10)の電圧調整器(15)の回路図を示す。図5に示されるように、電圧調整器(15)は、CMOSオペアンプに適切に接続される複数のCMOSトランジスタからなる。
【0054】
図6は、ASIC(10)のバンドギャップ基準回路(25)の回路図を示す。図6に示されるように、バンドギャップ基準回路(25)は、CMOSオペアンプに適切に接続される複数のCMOSトランジスタからなる。
【0055】
図7(A)(B)は、自動プログラムおよびトリム制御回路(45)の実施例に関する回路図を示す。図7(A)(B)に示されるように、当該回路(45)は、一方から他方へ適切に接続された複数のCMOS素子からなる。
【0056】
図16は、ASICの温度補償回路(35)の回路図を示す。
【0057】
絶対温度信号に比例する電圧(Vptat)は、バンドギャップ回路から出力され、組み合わされたトランジスタのペア(T1およびT2)の一方に適用される。−25℃〜+25℃の温度範囲では、コンパレータはスイッチ(SW1)を閉じ、スイッチ(SW2)は開回路となる。これにより、レジスタ(Rexternal1)がトランジスタ(T1およびT2)に加えられる電流を定める。
【0058】
Vptatの正のdv/dtは、レジスタ(Rexternal1)により定められる電流に対して傾斜比例に、アンプからの正の電圧の増加を生じさせる。+25℃において、Vptatの信号は、バンドギャップ基準電圧と等しくなり、コンパレータはSW2を閉じ、SW1が開回路となる。そして、外部レジスタ(Rexternal2)がトランジスタ(T1およびT2)に加えられる電流を定める。
【0059】
温度の上昇に伴いVptatが増加すると、出力アンプがレジスタ(Rexternal2)に対して傾斜比例に正の電圧を増加させて出力する。
【0060】
アンプの出力はLC発振器の利得制御ノードに対して適用され、温度に対する検知ヘッドのQの変化に対する補償に使用される。
【0061】
次の点に注意されたい。
【0062】
1. 2つのピン、AおよびBのみが外部レジスタ(Rexternal1およびRexternal2)に接続することが要求される。
【0063】
2. 図示のように、4つのレジスタRを伴って出力アンプが設置されることで、25℃において組み合わされたペアを通じて電流の段階変化が生じても、出力において段階変化は生じない点に特徴がある。また、Vbandgapすなわち微分値が25℃でVptatの電圧と等しくなるようにすることがあらかじめ必要である。
【0064】
3. 25℃のスイッチポイントにおける振動を避けるためには、ある程度のヒステレシスがコンパレータの周囲に必要とされる。
【0065】
図8には、図1のASIC(10)を組み込んだ誘導近接センサ(100a)の第1実施例が図示されている。この実施例では、ASIC(10)への外部素子は図8に示すように配置され、これによりASIC(10)を組み込んだ近接センサ(100a)および外部素子が3線直流シンク式に構成される。
【0066】
図9には、本発明の第2実施例による誘導近接センサ(100b)が示される。誘導近接センサ(100b)は、3線直流ソース式に適切に接続されるASIC(10)および複数の外部素子からなる。
【0067】
図10には、本発明の第3実施例による誘導近接センサ(100c)が示される。誘導近接センサ(100c)は、ASIC(10)および外部素子からなる。図10に示されるように、誘導近接センサ(100c)は、2線直流ソース式に適切に接続されるASIC(10)および外部素子からなる。
【0068】
図11には、本発明の第4実施例による誘導近接センサ(100d)が示される。誘導近接センサ(100d)は、ASIC(10)および複数の外部素子を備える。図11に示されるように、この実施例では、誘導近接センサ(100d)は、埋込型2線交流式に適切に接続されるASIC(10)および複数の外部素子からなる。
【0069】
図12には、本発明の第5実施例による誘導近接センサ(100e)が示される。図示されるように、誘導近接センサ(100e)はASIC(10)および複数の外部素子を備える。誘導近接センサ(100e)は、この実施例では、シンクまたはソースの3線直流式に接続されるASIC(10)および複数の外部素子からなる。
【0070】
3線シンクおよび3線ソース式の構成はいずれも、+給電、0Vおよび出力の3線を使用する。シンク構成では出力および0ボルトの線を、ソース構成では出力と+給電の線をスイッチされた負荷電流が流れる。
【0071】
2線直流式では、+給電と0Vの2線が使用され、+給電または0Vの線のいずれかに直列の負荷レジスタが配置されなければならない。スイッチが入ると、2線式では、+給電と0Vの線の間に供給電圧が存在するようになり、センサの電子部品への供給が維持される。
【0072】
2線交流式は、2線直流式と類似し、スイッチが入ると、センサの内部電子部品にバイアスがかかるように電圧が維持される。2線交流式の入力は交流電源から供給され、センサスイッチの決定が、適用される交流入力の全サイクルにおいてなされる。
【0073】
図13には、上述の実施例で使用される、選択可能な出力手段(105)を含むASIC(10)の一部の詳細回路図が示される。選択可能な出力手段(105)は、ソーススイッチ(110)およびシンクスイッチ(115)を備える。ソーススイッチ(110)はCMOSトランジスタ(120)および保護ダイオード(125)からなり、シンクスイッチ(115)はCMOSトランジスタ(130)および保護ダイオード(135)からなる。
【0074】
好ましい実施例においては、ASIC(10)は、ほとんどの素子がミクロン以下のレベルすなわち約0.6ミクロンのレベル、および高電圧の素子はおそらく6ミクロンのレベルであるCMOSシリコン技術により実現される。相補型MOSFET(金属酸化物電界効果トランジスタ)は、CMOS(相補型金属酸化物半導体)技術により、NMOSとPMOS(図15(A)および(B)参照)がペアとして結合したものである。CMOSデバイスが、容量型入力インピーダンスを本質的に有するすべての他の類似する手段にも使用され、そのためゼロ直流電流が流れる。p−チャンネルとn−チャンネルのトランジスタをペアで有する基本的なCMOSインバータにおいては、入力がローであるときにp−チャンネルのデバイスが作動し、入力がハイのときにn−チャンネルのデバイスが作動するため、出力が入力の逆となるように与えられる。
【0075】
ASIC(10)は、誘導近接センサ(100a〜e)の内部で使用され、発振器(20)を備える。(発振器の信号振幅は、金属ターゲットにより減少する。)また、ASIC(10)は、デモジュレータ(30)、スレショルドスイッチ(40)、ドライバ手段(50)、シンクおよびソース両方の出力手段(70,75)を備える。電圧により制御される発振器の信号振幅は、ref1a、ref、ref1、ref2の4つのバイアスノードのうち1つを通って調整され、これらの入力は自動的な動作距離の調整、スイッチポイント(動作点)の温度補償および非ゼロ減少制御(non zero quenching control)のために使用される。誘導近接センサ(100a〜e)が完全に組み立てられ、その後に、適用される供給電圧(45)が自動プログラムおよびトリム制御回路(45)を作動させることで、演算がなされ、内部における動作距離の設定、所望の常開(NO)、常閉(NC)、シンクまたはソースの機能がヒューズを遮断することにより固定される。所望の機能は、センサ(100a〜e)に対して印加される電圧の数値にコード化される。いったん誘導近接センサまたはスイッチ(100a〜e)を遮断すると、調整の結果と機能特性は変化しないようにされる。
【0076】
図1および図3に示されるように、LC発振器(20)は標準的なCMOS技術により実現され、2つのクロスに接続された電流ミラー(M1、M2およびM5、M6)から構成される。発振器の配列における入力と出力の間の電流比率は、入力側では外部の直列レジスタ(R1およびR2)、出力側ではコンデンサ(Chead)、コイル(Lhead)およびレジスタ(Rhead)からなるヘッド配列のインピーダンスにより調整される。発振器の周波数は、ヘッドのコイル(Lhead)およびシャントキャパシタ(Chead)の共振特性により決定される。
【0077】
スイッチオンにより発振器(20)の起動を確実ならしめるため、電流ミラー(M1/M2)にバイアスをかける必要がある。トランジスタ(M8)は、トランジスタ(M2)を十分に起動させるためにダイオード(M1)にバイアスをかけるための電流源として作動する。レジスタ(R1またはR2)の価を変化させることで、共振タンク回路の正弦波の振幅を変化させる。レジスタ(R1)は、特定のLCヘッド設計のコースを選択し、レジスタ(R2)はスイッチのヒステリシスレベルを設定する。レジスタ(R2)は、内部スイッチ(M9)により分流され、ノード(Vhyst)により制御されることで、ヘッド信号が消えて、スイッチポイント(動作点)に到達すると、スイッチ(M9)は高インピーダンスに復帰し、その結果、トリム抵抗が増加し、ヘッド信号を減ずる。
【0078】
発振器(20)の回路は、ヘッド振幅の正確な調整のための入力を備える。これらの入力(Vref1a、Vref、Vref1およびVref2)は、スイッチポイントの調整、温度補償、非ゼロ振幅発振減少(non zero amplitude quenching)のために使用される。
【0079】
図1および図4に示されるように、デモジュレータ(30)回路は、入力における統一利得バッファアンプからなる。デモジュレータの機能は、調整された信号の振幅に比例して外部キャパシタを充電および放電することにより達成される。外部キャパシタ(Ci)の充電および放電は、4つのトランジスタM3〜M6により実行される。そのうち、M5およびM6は、外部キャパシタをそれぞれ充電および放電するためのディレクショナルスイッチとして機能する。発振器の周波数に関連する波形は、トランジスタ(M5またはM6)および外部キャパシタ(Ci)のオン抵抗により形成されるRCネットワークによりフィルタリングされて出力される。トランジスタ(M3)は共通の電源インバータとして作用し、電流源(M4)によりバイアスをかけられる。M4の電流はトランジスタ(M2およびM1)から出力される。
【0080】
ASIC(10)のキーとなるパラメータは、以下のように想定される:
供給電圧(Vcc)の範囲: 4〜40V
作動温度範囲:      −40℃〜+80℃
LCヘッド周波数:    2MHzまで
電流消費:        0.7mA(最大)
出力ステージ電流:    主に200mA、シンクまたはソース、Vds≦250mV
スイッチ周波数:     5kHzまで
温度補償:        ASIC(10)はLCの温度特性に対して補償できる。
【0081】
ターゲットASIC寸法: 1.9×1.9mm(通常)
モード選択およびトリムデータの転送は、供給ライン(Vcc)経由で、追加の埋込型トリムおよびプログラムシーケンスの作動による。
【0082】
ポリヒューズの調整能:  5ビット(最小)
遮断されたポリヒューズの開回路期間: 無限。
【0083】
使用中、ASIC(10)は、誘導近接スイッチ(デジタル出力)を目的として使用される。LCタンク回路に対して標準的な近接スイッチに要求されることは、オープンであるハーフポットのフェライトおよび並列キャパシタにより実現される。近接スイッチの集積回路は発振器を一般に使用し、発振器の周波数は、LC並列タンク回路および発振器の振幅の変化を検知するデモジュレータの共振により決定される。金属ターゲットが、発振器コイルの電磁場に進入すると、渦電流がこのコイル内で誘発され、このコイルが発振器の振幅を減少させる。Qにおける減少、それによるピーク振幅の減少がデモジュレータにより追跡され、それにより、この信号が動作距離スレショルドを超えないと、出力手段が起動される。
【0084】
コイルヘッドのQは、温度により変化し、一般に、温度の上昇によりQは降下し、温度が降下するとQが上昇する。もし補償されないと、温度に従い、Qのこの変化は定格動作距離(Sn)を大きく変化させてしまう。そのため、センサヘッド(80)の負の温度係数に反作用するように、発振器(20)に正の温度補償を付与する必要がある。
【0085】
さらに、基本的な誘導近接センサを制御する要求に対しては、当該プログラム可能なASIC(10)は、電源起動後に、定格動作距離(Sn)を自動的に内的に調整する。このあらかじめプログラムされた状態で、最適条件で内部設定を行うため、標準的なターゲットから必要動作距離に近接スイッチを位置させることが必要である。プログラミングサイクルの間、ロックビットも設定され、これにより集積回路はその後ノーマルモードに設定され(下記参照)、再びプログラミングされることがない。また、トリミングサイクルにおいて、シンクまたはソース、常開機能(NO)または常閉機能(NC)と、近接センサの作動モードを決定することも可能である。
【0086】
このASIC(10)は、ホスト型近接スイッチ(100a〜e)内で使用される際には、国際標準規格IEC947−5−2に完全に準拠する必要がある。
【0087】
ASIC(10)は、2つのモード、すなわち、1)プログラミング・モードと、2)ノーマル・モードで作動する。
【0088】
まず、ASIC(10)を最初に起動させることにより、自動トリミングのルーチンが着手され、プログラミングのシーケンスが続く。
【0089】
プログラミング・シーケンスの最後に内部のロックビットが設定され、これによりその後の変更が禁じられる。トリム・シーケンスの間、基本的な機能(発振器、デモジュレータおよびスレショルドスイッチ)が通常に作動するが、ASIC(10)、出力手段(70,75)は、最終的なポリヒューズのロック・ビットが遮断されるまで、高インピーダンスの状態に止まる。
【0090】
標準テスト治具内で近接センサ(100a〜e)が起動し、ターゲットが必要動作距離に設置されたのに伴い、トリム・シーケンスが実行可能となる。トリムシーケンス、プログラムシーケンスが始動する前に、起動からの遅延時間が生じる。ASIC(10)の論理により、最適のスイッチポイントに達するまでシーケンスにおける感度が変化させられれる。
【0091】
最初の起動において適用された電圧の価により、機能が、シンクまたはソース、および常開機能(NO)または常閉機能(NC)の中から決定され、その内容がセンサ(100a〜e)にプログラムされる。
【0092】
標準的なトリムおよびプログラミングのシーケンスは図14(A)および(B)に図示される。
【0093】
逐次近似法が使用される。逐次近似法では、たとえば、31における1パートの最小解像度を備える少なくとも5ビットが使用される。トリム・シーケンスの開始において、調節された振幅の50%に相当する最重要ビット、最上級ビット(MSB)が発振器の利得制御ノードに適用される。これは、発振器の信号振幅の減少に反映される。この変化がスレショルドスイッチを作動させると、最上級ビットはヒューズを遮断するためのコードのアクティブ・パートとして保持されず、またその後のビットテストにおいて使用されない。しかし、減じられた発振器の振幅がスレショルドスイッチを作動させないと、最上級ビットはヒューズを遮断するためのコードのアクティブビットとなり、残されているビットテストのすべてのために保持される。シーケンスの第2段階は、最上級ビット−1ビットおよび最上級ビットに適用され、最上級ビットが残っているビットテストにおいて使用されるとあらかじめ示された場合、スレショルドスイッチが作動しているときには、最下位ビットは放棄され、スレショルドスイッチが作動していないときには、最下位ビットは保持される。この手続は最下位ビット(LSB)に対して最後まで繰り返され、トリムを遮断するために使用されるバイナリコードを生成する。
【0094】
ノーマルモードになると、ロックビットの設定により、ASIC(10)は、通常の電圧変動範囲の制御により作動する。
【0095】
次に、種々のピンP1〜P16について説明する。
【0096】
LC: 近接スイッチ(100a〜e)の共振LC回路は、LCとアースの間に接続される。
【0097】
Rthreshold: ピンとアースの間で接続される外部レジスタは 内部トリム回路と結びついて、動作距離を確立する。
【0098】
Cint : 高度なノイズ除去を達成するために、このピンは、直列のRCの組合せ(RiとCi)に接続すべきである。Cdが使用されないときには、このピンにおいて正確に規定されたRCの組合せが、供給電圧が入った場合に、誤ったパルスが出力されることも防止する。
【0099】
Rhy: アースに接続されるこの外部レジスタは、設定されるヒステレシス距離の総量を規制する。
【0100】
SC: この入力は、保護されるべき出力回路を検知する短絡回路を備える。この電流は、Vccまたはアースを参照して検知される。電流の検知は、外部スイッチ回路の専用レジスタによって行われる。ソース型におけるVccおよびSC間またはシンク型におけるSCおよびVss間において、300mV以上の電圧降下があると、ターンFF(turn−FF)の遅延後にすべての出力が止められる。あらかじめ定められた時間経過後、出力が再開されるが、短絡回路がまだ存在する場合には、出力のストップが繰り返される。内部出力手段および外的に接続された出力手段は、延長される短絡回路または過負荷に対して保護される。
【0101】
代替として、ドライバ出力手段(50)を内的に監視する温度保護回路を上述の電流監視機構に置き換えることができるが、これは200:1のオフ/オンの障害ドライブ信号を生じさせる。
【0102】
短絡回路に関する電流信号の種類は、次の通りである。
【0103】
典型的なスイッチオフとスイッチオンの比率は200:1であり、Cdにより決定される。
【0104】
Vcc: ノーマルモードでは、Vdd上の電圧が3V未満である場合、LOAD出力は抑制される。LOAD出力は、3〜3.5Vの間で可能となり、ASIC(10)の基本機能を可能とする。Vccのスイッチオン・オフが繰り返される間、望ましくない空電状態は生じない。ノーマルのトリムモードでは、内部のロックビットが遮断される前に、適切な金属ターゲットがセンサの前で定格動作距離(Sn)に設定されるとともに、Vccの電位が高くなり、多数の電圧表示の1つに流れ、近接センサ(100a〜e)の最終的な機能が選択されうる状態となる。常開機能(NO)または常閉機能(NC)の選択可能なデフォルトのスイッチ状態のほか、シンクまたはソースが選択可能である。
【0105】
下記の表(表1)は、可能なオプションおよびそれを選択できる電圧表示である。
【0106】
【表1】
Figure 2004505487
Vref: 3VのASIC(10)の内部安定電圧がこのピンに現れる。ASIC(10)の内部アナログ機能は、供給電圧から独立している。
【0107】
Cd: このピンのキャパシタは、供給電圧が印加された後に出力の起動を遅延させる(スイッチオン遅延)。これにより、発振器がランプアップ(ramp up)する間に誤ったパルスが出力されることを防止する。
【0108】
Vddが3V未満になると、Cdにより決定されるスイッチオフ遅延時間後まで出力は禁じられない。このようにして、短い持続のインパルスがVddにあると、遅延されたスイッチオンの作動が抑制される。
【0109】
また、キャパシタ(Cd)は、電流検知入力を通じてまたは内部温度保護回路からの短絡回路機能において、スイッチオフ遅延およびポーズ持続を設定する。
【0110】
RtまたはRt1または/およびRt2: このレジスタまたは複数のレジスタは、ΔQか温度特性かを決定する。二重のスロープ補償調整が選択される場合には2つの外部レジスタが必要である。
【0111】
Rled: このピンに接続されるレジスタは、発光ダイオードの電流を規制する。
【0112】
LED: 発光ダイオードのカソードがこのピンに接続される。
【0113】
GND: これはASIC(10)用の0V端子である。
【0114】
Load: 一般に近接センサの負荷は、LOAD端子に接続される。
【0115】
V+Load: この端子は、外部過電流を検知するレジスタが使用される場合に必要である。
【0116】
OvLoad: この端子は、外部過電流レジスタ検知レジスタが使用される場合に必要である。
【0117】
短絡回路および過負荷が検知されたり、内部温度検知調整により制御される場合には、V+LoadおよびOvLoad端子は過剰なものとなる。
【0118】
埋込式トリム/プログラミング・モードに関しては、Vccラインへの直接のアクセスが可能でないアプリケーションがある。埋込式の交流2線式の設計が図11に図示される。
【0119】
トリム機能は、センサ100dの表面から要求される距離にターゲットを置くことにより開始される。この特定の調整のために、印加される電圧は8V未満であり、トリム・シーケンスは、デフォルトの条件であるシンクおよび常開(NO)で開始する。このアプリケーションの常開(NO)または常閉(NC)の両方において、ASICスイッチはプログラムシーケンスの間、非導通状態となる。
【0120】
交流2線式の外部設計が、ASIC(10)への電圧供給がゆっくりと上昇させるように命令するため、ASICの内部プログラミングシーケンスは、適用される給電が安定化するまで開始されない。
【0121】
温度補償に関しては、近接センサ(100a〜e)に使用されるコイルおよびフェイライト組立体が周波数に依存する温度応答を示すので、温度補償がASICの発振器(20)から要求される。
【0122】
発振器(20)は、温度によるヘッドQの変化に対して補償できるように設定されることが好ましい。これにより、温度に対する発振器の振幅が安定化でき、温度に対して安定したスイッチポイント(Su;有効動作距離)を維持できる。
【0123】
温度によるヘッドQの変化に対する発振器の温度補償は、温度補償レジスタを適切に選択することにより、0.1Q/℃までの能力を持たせるべきである。
【0124】
上述の本発明の実施例は、例示のためだけに記述されたものであり、いかなる場合も発明の範囲を制限する手段とはならない。また、本発明が従来技術に対して多くの有利な点を有することも理解されるであろう。
【0125】
【発明の効果】
最初に、本発明によるASICがプログラムできることにより、出力スイッチの構成および動作距離を設定する前に、誘導近接センサを完全に組み立ててしまうことが可能となる。したがって、誘導近接センサの種類に応じて要求される電子部品の数を、ASICの柔軟性により減ずることができる。製品内のセンサは完全に組み立てられ、プログラムされない状態にして、分類されまたは後に定義する場合にはそのまま出荷できる。短い時間でASICをプログラムできれば、注文の受領から出荷までに顧客の要求に対応できる。
【0126】
一方、顧客はプログラムされていないセンサを適切なプログラミングモジュールとともにストックすることができ、据え付け場所において要求される機能や動作距離をプログラムすることができる。動作場所においてセンサを完成させ、プログラムすることができるので、オプションに応じて性能を高められ、据え付け時間を減少させることができる。その場でセンサをプログラムできれば、あらかじめ満足のいく性能を付与することが困難ないしは不可能な事例にも適用できる。
【0127】
第2に、自動的にプログラムする制御シーケンスが、センサへの供給電圧の印加により起動され、専用のプログラム入力の必要性を避けることができる。印加される供給電圧の大きさによりセンサの最終的な機能が決定される。さらに、センサの表面に対するターゲットの位置が、動作距離を決定する。一度プログラムされれば、センサのパラメータは変更されたり再プログラムされることはない。
【0128】
第3に、センサのプログラミングの間に、常開機能(NO)または常閉機能(NC)の出力スイッチを選択できる。2つの出力装置がセンサの中に統合されており、それは1つはシンクであり1つはソースであるが、プログラミングが実行される間に、シンクまたはソースのセンサ出力状態を選択できる。たとえば、200ミリアンペア(mamps)に切り替えできる。プログラムの実行の終わりに、プログラム完了ロックビットが設定され、機能の変化や改悪がセンサ寿命の続く限り防止される。
【0129】
第4に、完全に組み立てられたセンサを、ターゲットからの距離に置かれたセンサを要求されるセンサの動作距離と等しくなるように設定することで調整できる。センサへの電源供給入力の電圧の印加に従い、内部トリム・シーケンスが、nビットの重み付けを通じて繰り返され、センサスイッチの設定を効果的にする。選択された機能に従い、プログラムのロックビットが設定されると、そのトリム価は固定される。
【0130】
第5に、高度かつ柔軟な設計のLCフロントエンドクエンチング発振器(LC front end quenching oscillator)により、より大きな動作距離を達成できる。ASICと共に従来のヘッド素子を使用することで、従来と比較して3倍の動作距離を達成できる。動作距離性能の増大は、一部では、ASICにより可能となった改善された温度補償の調整にも起因しているといえる。温度補償は、非常に正確にLCヘッドとICの温度変化を追跡できる二重スロープ、可変スロープの補償技術により得られる。
【0131】
第6に、過電流保護が、備え付けの出力ドライバ、シンクまたはソースとして備えられるため、負荷電流のレベルを監視することができ、従来技術のように、外部の検知用レジスタを設けることなく、過電流を防止できる設計がなされる。
【0132】
第7に、過温度からの保護も、ASICがバンドギャップ基準を支持することにより得られる。バンドギャップ基準は追加の電気回路を使用するので、過温度条件になると、センサが自動的にシャットダウンされる。
【0133】
最後に、ASICは、使用の際に、チップオンボードの組立手順において、パッケージングされていてもよく、されなくてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による誘導近接センサで使用されるASICの概略ブロック図である。
【図2】16ピン接続を有する図1のASIC用パッケージの平面図(A)、裏面図(B)である。
【図3】図1のASICの一部を形成する発振器の回路図である。
【図4】図1のASICの一部を形成するデモジュレータの回路図である。
【図5】図1のASICの一部を形成するレギュレータの回路図である。
【図6】図1のASICの一部を形成するバンドギャップ基準回路の回路図である。
【図7】図1のASICの一部を形成する自動プログラム回路(A)およびトリム制御回路(B)の部分回路図である。
【図8】本発明の第1態様による誘導近接センサの回路図である。
【図9】本発明の第2態様による誘導近接センサの回路図である。
【図10】本発明の第3態様による誘導季節センサの回路図である。
【図11】本発明の第4態様による誘導近接センサの回路図である。
【図12】本発明の第5態様による誘導近接センサの回路図である。
【図13】図9に示された第2態様による誘導近接センサの一部の概略回路図である。
【図14】図8〜図12にそれぞれ示された第1〜第5態様のいずれかによる誘導近接センサで実行されるトリムおよびプログラムのシーケンスを図示したものである。
【図15】本発明において使用されるNMOS(N型金属酸化物半導体)、PMOS(P型金属酸化物半導体)、CMOS、MOSFET(金属酸化物電界効果トランジスタ)の側面図である。
【図16】図2に示されたASICの一部を形成する温度補償回路の回路図である。

Claims (41)

  1. 少なくとも1つのCMOS(相補型金属酸化物半導体)素子を有する誘導近接センサ。
  2. 誘導近接スイッチからなる請求項1に記載の誘導近接センサ。
  3. 複数のCMOS素子を含む請求項1または2に記載の誘導近接センサ。
  4. デジタル出力を有する誘導近接スイッチからなる請求項2または3に記載の誘導近接センサ。
  5. 誘導近接センサの出力がアナログである請求項2または3に記載の誘導近接センサ。
  6. 前記CMOS素子がトランジスタ、レジスタ、キャパシタ、ヒューズリンク、ポリヒューズの中から1以上選択される請求項1〜5に記載の誘導近接センサ。
  7. 前記CMOS素子が少なくとも部分的にシリコンからなる請求項1〜6に記載の誘導近接センサ。
  8. CMOS論理により1以上のASIC(特定用途向け集積回路)素子を形成するステップを含む、誘導近接センサ用、または誘導近接センサとして使用するASICの製造方法。
  9. 誘導近接スイッチのスイッチポイント(動作点)が発振器のポテンシャルノードへのバイアス電圧の選択により予め決定されることを特徴とする当該発振器を有する誘導近接スイッチ。
  10. 前記バイアス電圧の選択により検知ヘッドの利得または振幅が調節される請求項9に記載の誘導近接スイッチ。
  11. 前記発振器が、誘導近接スイッチの少なくとも一部を形成するASICにより少なくとも一部が形成される請求項9〜10に記載の誘導近接スイッチ。
  12. 誘導近接スイッチの発振器のポテンシャルノードへのバイアス電圧により選択することを特徴とする誘導近接スイッチのスイッチポイントの設定方法。
  13. 発振器および発振器からの出力電圧を実質的に維持するための手段からなり、当該維持手段が温度補償手段からなる誘導近接センサ。
  14. 誘導近接スイッチからなる請求項13に記載の誘導近接センサ。
  15. 前記温度補償手段が、使用中に、発振器の温度が変化した際に出力電圧を維持するように作動する請求項13または14に記載の誘導近接センサ。
  16. 前記温度補償手段が、発振器のノードへ適用される温度補償信号を提供する請求項13〜15に記載の誘導近接センサ。
  17. 前記温度補償手段が温度補償回路からなる請求項13〜16に記載の誘導近接センサ。
  18. 実質的に温度に対して一定であり、かつ、温度補償回路および発振器に適用される変化を表示する変化信号を生成するバンドギャップ基準ブロック回路電圧を提供するバンドギャップ基準ブロック回路を備える請求項17に記載の誘導近接センサ。
  19. 温度補償手段を備えるステップ、温度補償手段からの温度補償信号を確立するステップ、温度補償信号を用いて出力電圧を維持するステップからなる誘導近接センサの発振器からの出力電圧を維持する方法。
  20. 使用中に、発振器のバイアス電圧が複数の逐次近似ステップを用いて選択されることを特徴とする発振器を含む誘導近接センサ。
  21. 誘導近接スイッチからなる請求項20に記載の誘導近接センサ。
  22. 発振器の制御ノードに適用される電圧を適切に変化させるnビットコンバータを含む請求項20または21に記載の誘導近接センサ。
  23. アナログ・デジタルコンバータを含む請求項20〜22に記載の誘導近接センサ。
  24. 複数の逐次近似ステップを実行するステップを含む誘導近接センサにおける発振器のバイアス電圧の選択方法。
  25. 誘導近接センサの電源供給入力に対して予め定められた電圧を適用することにより誘導近接センサの出力機能がプログラムされ、または選択されることを特徴とする誘導近接センサ。
  26. 誘導近接スイッチからなる請求項25に記載の誘導近接センサ。
  27. 前記予め定められた電圧を加えることにより1以上のヒューズを遮断する請求項25または26に記載の誘導近接センサ。
  28. 前記予め定められた電圧がコード信号処理手段に適用され、当該手段がコード信号を生成し、当該コード信号がポリヒューズに適用され、1以上のヒューズを遮断することにより、機能が設定される請求項25〜27に記載の誘導近接センサ。
  29. シンク開、ソース開、シンク閉、ソース閉から機能が選択される請求項28に記載の誘導近接センサ。
  30. 誘導近接センサの電源供給入力に対して予め定められた電圧を適用するステップを含む誘導近接センサの機能をプログラムまたは選択する方法。
  31. 上記請求項のいずれかに記載された誘導近接センサまたは誘導近接スイッチに使用するためのASIC。
  32. 上記請求項のいずれかに記載された誘導近接センサまたは誘導近接スイッチを含む装置。
  33. 添付図面に示された上記請求項のいずれかに記載の誘導近接センサ。
  34. 添付図面に示された上記請求項のいずれかに記載のASIC。
  35. 添付図面に示された上記請求項のいずれかに記載の誘導近接スイッチ。
  36. 添付図面に示された上記請求項のいずれかに記載の誘導近接スイッチのスイッチポイントを設定する方法。
  37. 添付図面に示された上記請求項のいずれかに記載の誘導近接センサの発振器からの出力電圧を維持する方法。
  38. 添付図面に示された上記請求項のいずれかに記載の誘導近接センサの発振器のバイアス電圧を選択する方法。
  39. 添付図面に示された上記請求項のいずれかに記載の誘導近接センサの機能をプログラムまたは選択する方法。
  40. 添付図面に示された上記請求項のいずれかに記載の特定用途向け集積回路(ASIC)。
  41. 添付図面に示された上記請求項のいずれかに記載の装置。
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