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JP2004518383A - オーディオ信号、とりわけ音声信号の電気音響的変換 - Google Patents

オーディオ信号、とりわけ音声信号の電気音響的変換 Download PDF

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JP2004518383A
JP2004518383A JP2002562113A JP2002562113A JP2004518383A JP 2004518383 A JP2004518383 A JP 2004518383A JP 2002562113 A JP2002562113 A JP 2002562113A JP 2002562113 A JP2002562113 A JP 2002562113A JP 2004518383 A JP2004518383 A JP 2004518383A
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Abstract

機械的な圧力変化を電気的な電圧変化に変換するか(マイクロフォン)または電気的な電圧変化を機械的な圧力変化に変換する(スピーカ)少なくとも1つのフレキシブルエレメント(1,32,33a,33b)が、衣服(30,300)の織布に結合される。さらに前記フレキシブルエレメント(1,32,33a,33b)は、オーディオ信号ソース(31)および/またはオーディオ信号シンク(31)に有線接続または無線接続されており、前記オーディオ信号ソース(31)および/またはオーディオ信号シンク(31)は、衣服(30,300)に対応して配置されているか、または衣服(30,300)に組み込まれている。

Description

【0001】
オーディオ信号の電気音響的変換は、たとえばスピーカおよびマイクロフォン等の電気音響変換器で行われる。このような電気音響変換器は、オーディオ電子機器またはテレコミュニケーション端末内に直接組み込まれているか、または別個にこの機器に配置されている。
【0002】
情報電子工学、通信情報工学、娯楽用電子機器類およびテレマティークの分野における小型化はますます向上しているので、これらの分野においてとりわけ人体で携帯可能な機器に対して数年前から、小型化への努力と関連して、少なくとも小型化に適した個々の機器部材、いわゆるマイクロシステムを衣服に組み込むことが考えられている。衣類または衣服を媒体、担体およびインターフェースとして非常に異なるマイクロシステムに対して使用するというシナリオは、「スマートウェア(Smart Clothes)」の概念に分類される。電子的にネットワーク化される「オートクチュール」は衣料産業にとっても、情報電子工学、通信電子工学および娯楽電子機器類の産業にとっても新天地である。したがって「スマートウェア」は両産業分野に対して、共同で協力することにより市場の新たな展望を提供する。
【0003】
それゆえ将来は、環境の影響(たとえば光、水分、寒さ、暑さ)から体を保護するという標準機能の他に個人的な通信および娯楽の領域の別の機能も備えた衣類が存在することになるだろう。衣服が体に密接することにより、この種の機能的衣類はセンシング機能だけでなく、たとえば音波、光、電磁波等についての情報出力の機能も備えるだろう。
【0004】
従来は、音響変換器が衣服とともに実際に1つのユニットを形成するために、どの形式の音響変換器(マイクロフォン、スピーカ)をどのように衣服に組み込むことができるかが未解決であった。このことはおそらく他のセンサ、たとえば光、熱、電磁波のためのセンサに対しても当てはまるだろう。したがって、以下に挙げるポイントを同様に適用することができる。解決しなければならないのは、このような変換器を製造過程ですでに衣服に取り付け、たとえば洗濯時にも衣服から外れないようにすることである。
【0005】
従来はこのような衣服のプロトタイプでは、通常のイヤフォン(エレクトロダイナミック変換器)およびマイクロフォン(エレクトレット変換器)が衣服に、たとえばそのために設けられたポケット内に、クリップによって固定するかまたはマジックテープを介して取り付けられていた。このような音響変換器は通常のケーブルによって接続され、このケーブルは緩く配線されるか、または布地内の通し部、通路部等によって配線される。洗濯前には、これらの変換器を衣服から取り外さなければならない。
【0006】
本発明の課題は、従来の技術から生じる欠点を回避することである。
【0007】
前記課題は、請求項1の回路装置の構成および請求項30の方法の構成によって解決される。
【0008】
本発明ではこの問題は、有利には次のようなフレキシブルフィルムであるエレメントを使用することによって解決される。すなわち、機械的な圧力変化を電気的な電圧変化に変換するか(マイクロフォン)または電気的な電圧変化を機械的な圧力変化に変換する(スピーカ)フレキシブルフィルムを使用することによって解決される。つまり、機械的な圧力変化を電気的な電圧変化に変換するか(マイクロフォン)または電気的な電圧変化を機械的な圧力変化に変換する(スピーカ)少なくとも1つのフレキシブルフィルムが、衣服の織布に結合される。さらに、このフレキシブルエレメントは有線接続または無線接続によって、衣服の織布に対応して配置されているかまたは衣服の織布に組み込まれたオーディオ信号ソースおよび/またはオーディオ信号シンクに接続されている。
【0009】
本発明の基礎となる思想は、衣服を音響変換器として使用することである。衣服および音響変換器は、1つのプロセスで製造される。
【0010】
本発明の利点は、ユーザが電話の領域内で完全に自然なハンドフリー通話を、別の機器(たとえばヘッドセット、送受話器、補聴器、クリップオン式マイクロフォン、イヤフォンないしはヘッドフォン)を使用せずにできることである。さらに、音響的ピックアップおよび再生の幅広い構成手段が存在するので、音波の高い指向特性も3D再生も可能になる。別の利点は、フレキシブルエレメント(音響変換器)が衣服とともに1つのユニットを形成できることである。音響変換フィルムを使用することによって(請求項2〜6)、必ずしも必要であるわけではないが、体を環境の影響から遮断すること等の衣服の標準機能を利用することができる。このような変換器は、すでに製造過程で衣服へ組み込むことができ、たとえば洗濯時でも衣服から外れないようにすることができる。
【0011】
本発明を有利に使用できる適用シナリオは、以下のものである:
ハンドフリー通話、テレコミュニケーション、パーソナルエンタテインメント(Personal Entertainment)、パーソナルサラウンドサウンドシステム(Personal Surround Sound System(3Dサウンド))。
【0012】
フレキシブルエレメントのための材料として、たとえば扁平の圧電セラミックウェハ(たとえばPZT)が考えられるが、機械的にフレキシブルでないという欠点を有する。請求項2〜6によれば、フレキシブルエレメントのための材料として、新たな種類の圧電ポリマフィルム(Electro Mechanical FIlm−EMFI または PolyVinyliDene Fluride−PVDF)が考えられる。前記フィルムは扁平ではなく、僅かな曲率で湾曲している(僅かに凹型または凸型のフィルム)。前記EMFIポリマフィルムないしはPVDFポリマフィルムは、解決すべき課題に対してほぼ最適な特性を有する:
・30〜70μmの厚さの非常にフレキシブルな薄膜であること。
【0013】
・200pm/Vの感度でほぼ純粋に厚み振動すること。
【0014】
・可逆効果を有すること。すなわち、マイクロフォンとしてもスピーカとしても使用できること。
【0015】
・両面を金属被覆できること。したがって、広域にわたって接触接続することができる。
【0016】
EMFIフィルムは縦方向に圧電的感度を有し、横方向にはほとんど圧電的感度を有さないので、大きなフィルム面のスピーカが作動する際、実際には衣服が広域にわたって変形することはない。
【0017】
それとちょうど反対であるのが、PVDFフィルムである。PVDFフィルムは横方向に圧電的感度を有し、縦方向にはほとんど圧電的感度を有さないので、大きなフィルム面のスピーカが作動する際、衣服が広域にわたって変形する可能性がある。
【0018】
請求項7によれば、有利には音響変換フィルムないしは圧電セラミックウェハを接着、溶接または他の結合技術によって衣服の織布と結合することができる。ここでは通常、請求項4および5によれば音響変換器の両面に織布層によって保護される。
【0019】
請求項8によれば、フレキシブルエレメント(音響変換器)を衣服の織布に結合する代わりに、織布繊維にすでにフレキシブルエレメントの構成要素を設けることもできる。したがって、織布繊維が相互に織り込まれ電気的に接続されると、接続された織布繊維は機械的な圧力変化を電気的な電圧変化に変換するか(マイクロフォン)または電気的な電圧変化を機械的な圧力変化に変換する(スピーカ)。このことによって、プロセスステップ「フレキシブルエレメントと衣服の繊維との接続」を省略することができる。
【0020】
別個に駆動可能な複数の変換エレメントを適切に配置することにより、請求項9では、音波を受信する変換エレメント(マイクロフォン)の指向性の効果を制御できるようにし、また請求項10では、音波を再生する変換エレメント(スピーカ)のステレオ式音波再生または3次元の音波再生を可能にすることができる。このために複数の変換エレメントを、また電気的に相互に分離された音響変換フィルムも、たとえば襟上またはフード内に分散して配置することができる。
【0021】
さらに音響変換の効率を、音響変換器を積層することによって向上させることができる。
【0022】
オーディオ信号によって音響変換器を直接駆動することの他に、請求項11によれば、オーディオ信号によって変調された超音波信号によって音響変換器を駆動することが提案されている。超音波信号は、音響的に非線形の、衣服の別の層によって、または空気中に伝搬することによって復調され、受信者の耳でオーディオ信号を聞くことができるようになる(参照:刊行物「The Use of Airbourne Ultrasonics for Generating Audible Sound Beams」F. J. Pompei, AES Vol.47, no.9, 09/1999)。
【0023】
請求項12によれば、低音再生のために、フレキシブルエレメントが少なくとも100cmの大きさの面を有すると有利である。
【0024】
請求項13〜21には、フレキシブルエレメント(音響変換器)と結合し、有利にはオーディオ信号ソースおよび/またはオーディオ信号シンクとして構成される種々の電子機器が記載されている。このような電子機器はテレコミュニケーション機器、ならびに音楽または音声のための再生機器および/または記録機器である。前記テレコミュニケーション機器は、たとえば移動電話、無線電話の移動部分等であり、前記再生機器および/または記録機器は、たとえばCDプレーヤ、留守番電話機、ディクテーションマシン、パーソナルコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)等である。
【0025】
請求項22によれば、衣類の織布に電気的な線路が設けられている。この電気的な線路によって、フレキシブルエレメント(音響変換器)とオーディオ信号ソースおよび/またはオーディオ信号シンクとの間が接続される。フレキシブルエレメントないしは音響変換器とオーディオ信号ソースおよび/またはオーディオ信号シンクとの間が無線接続される択一的手段に対し、請求項1によるフレキシブルエレメントは、オーディオ信号ソースおよび/またはオーディオ信号シンクと直接線路接続すれば、請求項23に記載された付加的な制御モジュールに接続する必要はない。請求項23に記載されたこの付加的な制御モジュールは、オーディオ信号ソースおよび/またはオーディオ信号シンクから送出された音響変換器のための信号を受信するか(スピーカの場合)、または音響変換器から伝送されたオーディオ信号ソースおよび/またはオーディオ信号シンクのための信号を、空気を介して送出する(マイクロフォンの場合)。前記制御モジュールは、場合によっては音響変換器のための前記信号を増幅するか、またはオーディオ信号ソースおよび/またはオーディオ信号シンクのための前記信号を、空気を介して送出するために増幅し、さらに音響変換器へのエネルギー供給を制御する。その代わり請求項22によれば、音響変換器は請求項1と関連して、完全にオーディオ信号ソースおよび/またはオーディオ信号シンクによって操作かつ制御される。
【0026】
音響変換器を電気的に接続するために必要な線路ないしは導体路は、たとえば蒸着またはプリントすることによって、衣服の種々の織布層ないしは中間層に取り付けることができる。しかし、音響変換器を通常の形式で電気ケーブルによって(たとえばはんだ付け、接着、溶接によって)接触接続するか、または電気誘導によって無接触で接続することにより、音波ピックアップないしは音波再生のための相応の電子回路に接続することもできる。
【0027】
請求項1および22による解決手段が、付加的な制御モジュールを必要としないという利点を有するのに対し、請求項1および23による解決手段は、線路ないしは導体路を必要としないという利点を有する。このことによって、オーディオ信号、とりわけ音声信号を電気音響的に変換するための回路装置を製造する際、線路を衣服の織布内に組み込むためのステップが省略される。
【0028】
請求項25によれば、フレキシブルエレメントないしは音響変換器が、衣服の着用時に頭部付近にある衣服の領域内に配置されていると有利である。このような領域は、とりわけ請求項26によれば、襟、スカーフ、ショール、肩掛け、マフラー、ネクタイ、蝶ネクタイ、フード、帽子等、衣服の胸部領域、背部領域および肩部領域である。
【0029】
このことと関連して請求項24によれば、フレキシブルエレメントないしは音響変換器を、オーディオ信号ソースおよび/またはオーディオ信号シンクから分離して衣服に配置すると有利である。
【0030】
最後に、請求項27〜29によれば、フレキシブルエレメントないしは音響変換器が衣服から取り外し可能であるように構成すると有利である。したがって、このフレキシブルエレメントないしは音響変換器をアクセサリとして異なる衣服において使用することができる。扁平かつフレキシブルな音響変換器は、たとえば請求項28によればマジックテープを介して各衣服に固定することができ、請求項29によれば肩章のように結合することができる。音響変換器が取り外し可能であることにより、変換器が十分に頑強でない場合、変換器をたとえば衣服の洗濯前に簡単に取り外すことができる。取り外し可能な変換ユニットは、電源も含めて、信号をたとえば無線を介して外部装置へ伝送する完全な受信部および送信部を含むことができる。
【0031】
本発明の実施例を、図面1〜6に基づいて説明する。
【0032】
図面
図1 オーディオ信号、とりわけ音声信号を電気音響的に変換するための、第1の実施形態によるフレキシブルエレメントの断面図である。
【0033】
図2 オーディオ信号、とりわけ音声信号を電気音響的に変換するための、第2の実施形態によるフレキシブルエレメントの断面図である。
【0034】
図3 オーディオ信号、とりわけ音声信号を電気音響的に変換するためのフレキシブルエレメントを製造するための織布繊維の断面図である。
【0035】
図4 図1および2によるフレキシブルエレメントのフィルムに導体路が設けられた様子を示す図である。
【0036】
図5 オーディオ信号、とりわけ音声信号を電気音響的に変換するための回路装置の第1の実施形態である。
【0037】
図6 オーディオ信号、とりわけ音声信号を電気音響的に変換するための回路装置の第2の実施形態である。
【0038】
図1は、オーディオ信号、とりわけ音声信号を電気音響的に変換するための、第1の実施形態による扁平なフレキシブルエレメント1の断面図を示している。このフレキシブルエレメント1は、有利には100cmの大きさの面を有する。フレキシブルエレメント1は圧電ポリマフィルム10を有し、この圧電ポリマフィルム10は有利には、EMFIフィルム(Electro Mechanical FIlm)またはPVDFフィルム(PolyVinyliDene Fluride)として構成されている。このようなフィルム10は、図1の図示に対して扁平ではなく、僅かな曲率で凹型のまたは凸型に湾曲している。EMFIポリマフィルムないしはPVDFポリマフィルム10は非常にフレキシブルであり、約30〜70μmの厚さを有する。このフィルム10は、実質的に厚み方向に200pm/Vの感度で振動する。さらにフィルム10は、機械的な圧力変化を電気的な電圧変化に変換する音響変換器、すなわちマイクロフォンとして機能する音響変換器として使用することもできるし、電気的な電圧変化を機械的な圧力変化に変換する音響変換器、すなわちスピーカとして機能する音響変換器としても使用することができる。
【0039】
EMFIフィルム10は縦方向に圧電的な感度を有し、横方向にはごく微小の圧電的感度しか有さないので、大きなフィルム面のスピーカが作動する際、実際に衣服が広域にわたって変形することはない。
【0040】
それとちょうど反対であるのが、PVDFフィルム10である。PVDFフィルムは横方向に圧電的感度を有し、縦方向にはほとんど圧電的感度を有さないので、大きなフィルム面のスピーカが作動する際、衣服が広域にわたって変形する可能性がある。
【0041】
フィルム10上には接触接続するために、有利には両面に、少なくとも一部に金属層11が取り付けられている。しかし有利には、より良好に接触接続するために、フィルム10全体の上に金属層11が取り付けられる。また、金属層11を1つの面にだけ取り付けることもできる。
【0042】
金属層11上には、電気的に絶縁するためにそれぞれ絶縁層12が設けられている。この絶縁層12は、有利にはフィルムとして構成することができる。中間層として構成された絶縁層12はとりわけ、布地または織布による絶縁が、スピーカまたはマイクロフォンとしての音響変換器の作動のために必要な電圧をユーザから遮断するのに適していない場合に必要である。換言すれば、布地または織布による絶縁が電気的に絶縁するのに十分である場合は、絶縁層12を省略することができる。
【0043】
図1によれば、この絶縁層12のうち1つに布地層または織布層13が設けられている。布地層または織布層13は、接着、溶接または他の結合技術によって、金属被覆され絶縁されたフィルム10に結合される。したがって図1に示された実施形態では、絶縁層12はフレキシブルエレメント1の外層を形成し、この外層はたとえば、織布がフレキシブルエレメント1に結合された衣服を着用する際、人間の皮膚と接触する。しかし択一的に、布地または織布によって被覆されたフレキシブルエレメント1の面が衣服着用時に人間の皮膚と接触するように構成することもできる。
【0044】
フィルム10を接触接続するため、両金属層11上に導体路14が配置される。この導体路14は、たとえば衣服の織布層または他の中間層上に設けられている(参照:図5および6)。
【0045】
図2は図1に基づいて、オーディオ信号、とりわけ音声信号を電気音響的に変換するための第2の実施形態による扁平なフレキシブルエレメント1の断面を示している。このフレキシブルエレメント1もまた、有利には100cmの大きさの面を有する。第2の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、金属被覆され絶縁されたフィルム10の両面に布地層または織布層13が設けられていることである。この実施形態では、図1に示された実施形態と異なって、オーディオ信号、とりわけ音声信号を電気音響的に変換するためのフレキシブルエレメント1が衣服に取り付けられていることが簡単に認識されないか、または皮膚接触によって知覚されない。その他は、図1における実施形態は同様に図2に対しても有効である。
【0046】
図3は、オーディオ信号、とりわけ音声信号を電気音響的に変換するためのフレキシブルエレメントを製造するために使用される織布繊維2の断面を示している。この織布繊維2の組成ないしは構造は、使用される材料に関して、図1および2に示されたフレキシブルエレメント1の組成ないしは構造に相応する。織布繊維2の内部にはコア状圧電ポリマが設けられており、有利にはこのコア状圧電ポリマはEMFIコア(Electro Mechanical FIlm)またはPVDFコア(PolyVinyliDene Fluride)として構成される。このコア20の周囲には、該コア20を接触接続するために金属層21が設けられている。この金属層21は、電気的絶縁のために絶縁層22によって包囲されている。ここでも中間層として構成された絶縁層22はとりわけ、織布繊維の布地絶縁または織布絶縁が、スピーカまたはマイクロフォンとしての音響変換器の作動のために必要な電圧をユーザから遮断するのに適していない場合に必要である。換言すれば、織布繊維の布地絶縁または織布絶縁が電気的絶縁のために十分であれば、絶縁層12を省略することができる。
【0047】
織布繊維2の外側は布地層または織布層13によって終了処理されており、この布地層または織布層13は絶縁層22を完全に包囲する。
【0048】
衣服のたとえば織布層または他の中間層に設けられた導体路(参照:図5および6)にコア20を接触接続するため、コア20の領域内の織布繊維2の少なくとも1つの端面上に金属の接触パッド24が設けられている。この接触パッド24は金属被覆部21とともに導体路のためのターミナルコンタクトとして、織布繊維2の端面の少なくとも1つにおいて使用される。
【0049】
図4は、図1および2に示されたフレキシブルエレメント1のフィルム10に導体路14が設けられた様子を示している。音響変換器の電気的接続に必要な導体路14は、たとえば蒸着またはプリントによって、衣服の種々の織布層ないしは中間層に取り付けることができる。しかし、音響変換器を通常の形式で電気ケーブルによって(たとえばはんだ付け、接着、溶接によって)接触接続するか、または電気誘導によって無接触で接続することにより、音波ピックアップないしは音波再生のための相応の電子回路に接続することもできる。
【0050】
図5は、オーディオ信号、とりわけ音声信号を電気音響的に変換するための回路装置3の第1の実施形態を示している。この実施形態は、図1および2によるフレキシブルエレメント(音響変換器)がマイクロフォンまたはスピーカないしは受話部品として構成されて組み込まれた機能衣服の形態で構成されている。フレキシブルエレメント(音響変換器)は、場合によっては衣服から取り外すことができる。
【0051】
回路装置3は、たとえばセーター等である衣服30を有している。衣服30には移動電話機31がオーディオ信号ソースおよび/またはオーディオ信号シンクとして配属されており、衣服30の織布は、図1および2においてフレキシブルエレメント1として構成された音響変換器32、33a、33bに結合されている。さらに衣服30には、衣服の織布の織布層または中間層に延在する導体路34が設けられている。この導体路34は、図1および2における導体路14に相応し、衣服30に所属する移動電話機31と音響変換器32,33a,33bとを接続する。
【0052】
移動電話機31が相応に小型化されている場合、移動電話機31を衣服30に対応して配置する他に択一的に、移動電話機31を衣服30に組み込むこともできる。
【0053】
図示された実施形態では、前記のような対応付け配置はマジックテープ35によって行われる。このマジックテープ35を介して、移動電話機31が導体路34に、ひいては音響変換器32,33a,33bに接続される。もちろん、オーディオ信号ソースおよび/またはオーディオ信号シンクを衣服に対応して配置でき、衣服の導体路と必要な接続を形成できるのであれば、マジックテープ以外のすべての対応付け配置システムを原則的に使用することができるか、ないしは考慮することができる。
【0054】
移動電話機31は、有利には従来のように構成される。したがって、たとえばユーザインターフェースは、ディスプレイ310、キーボード311、マイクロフォン312および受話部313を有する。しかし択一的に、マイクロフォンおよび受話部を備えずに、衣服に結合されて電話機として機能する純粋なクリップオン式電話機になるように、移動電話機31を縮小することもできる。
【0055】
マジックテープ35は公知のように2つの部分から成り、各部分は多数の鉤状突起を有する。第1の部分は第1のオブジェクト(ここでは移動電話機)に設けられており、この第1のオブジェクトは、第2のオブジェクト(ここでは衣服)に対応して配置されるかまたは取り外し可能に固定されて結合されるべきオブジェクトである。それに対して、第2の部分は第2のオブジェクトに設けられている。両オブジェクトを結合する場合、鉤状突起は剥離することによって取り外し可能であるように、相互に掛合される。このようにして、意図通りに結合される。
【0056】
図5に示されたマジックテープ35では、導電性に構成されている第1の鉤状突起350と、非導電性に構成されている第2の鉤状突起351とは異なる。第1鉤状突起350を介して、移動電話機31と導体路34とが接続され、移動電話機31が衣服30に機械的に対応して配置される(取り外し可能に固定される)。それに対して第2鉤状突起351は、機械的に対応して配置するためにだけ使用される。もちろん、誤って掛合されて電気的接続が行われないことのないように、また短絡が発生することのないように、鉤状突起350,351を相応にそれぞれマジックテープの一部に配置することができる。
【0057】
衣服30の織布に結合され、図1および2によればフレキシブルエレメント1として構成された音響変換器32,33a,33bのうち、別の第1の変換器32はマイクロフォンとして構成されており、衣服30の襟に収容されている。別の第2の変換器33a,33bはスピーカないしは受話部品として構成されており、衣服30のショルダ部に収容されている。ここでも、前記第2変換器33a,33bのうち一方の変換器33aは、固定的に衣服30の織布に結合されており、他方の変換器33bは取り外し可能であるように、取り外し可能な衣服構成部分300で織布と結合される。
【0058】
取り外し可能な衣服構成部分300もまた、別のマジックテープ36によって衣服30に取り外し可能に固定される。このマジックテープ36もまた公知のように2つの部分から成り、各部分は多数の鉤状突起を有する。第1の部分は第1のオブジェクト(ここでは取り外し可能な衣服構成部分)に設けられており、この第1のオブジェクトは第2のオブジェクト(ここでは衣服)に対応して配置されるかまたは取り外し可能に固定されて結合されるべきオブジェクトである。それに対して、第2の部分は第2のオブジェクトに設けられている。両オブジェクトを結合する場合、鉤状突起は剥離することによって取り外し可能であるように、相互に掛合される。このようにして、意図通りに結合される。
【0059】
図5に示されたマジックテープ36では、導電性に構成されている第1の鉤状突起360と、非導電性に構成されている第2の鉤状突起361とは異なる。第1鉤状突起360を介して、取り外し可能な衣服構成部分300と導体路34とが接続され、取り外し可能な衣服構成部分300が衣服30に機械的に対応して配置される(取り外し可能に固定される)。それに対して第2鉤状突起361は、機械的に対応して配置するためにだけ使用される。もちろん、誤って掛合されて電気的接続が行われないことのないように、また短絡が発生することのないように、鉤状突起360,361を相応にそれぞれマジックテープの一部に配置することができる。
【0060】
図6は、オーディオ信号、とりわけ音声信号を電気音響的に変換するための回路装置3の第2の実施形態を示している。この実施形態は、図1および2によるフレキシブルエレメント(音響変換器)がマイクロフォンまたはスピーカないしは受話部品として構成されて組み込まれた機能衣服の形態で構成されている。フレキシブルエレメント(音響変換器)は、場合によっては衣服から取り外すことができる。
【0061】
回路装置3は、たとえばセーター等である別の衣服30を有している。この衣服30には別の移動電話機31がオーディオ信号ソースおよび/またはオーディオ信号シンクとして対応して配置されており、衣服30の織布は、図1および2においてフレキシブルエレメント1として構成された別の音響変換器32、33a、33bに結合されている。移動電話機31と衣服30に設けられた音響変換器32,33a,33bとの接続は図5と異なって、ここでは無線で行われる。この接続は有利には、無線式のテレコミュニケーションのための公知の標準方式の1つに従って行われる。ここでは、移動電話機31は空気を介して制御モジュール37a,37bに接続される。これらの制御モジュール37a,37bは線路34aを介して音響変換器32,33a,33bに接続されており、音響変換器32,33a,33bが衣服30の織布に結合されているのと同様である。前記線路34aもまた、衣服の織布の織布層または中間層上に延在している。制御モジュール37a,37bは音響変換器32に関して、音響変換器32から伝送された移動電話機31のための信号を、空気を介して送出し、こうするために場合によっては信号を増幅し、音響変換器32へのエネルギー供給を制御するというタスクを有する。音響変換器33a,33bに関して前記制御モジュール37a,37bは、移動電話機31から送出された音響変換器33a,33bのための信号を受信し、場合によってはこの信号を増幅し、さらに音響変換器33a,33bへのエネルギー供給を制御するというタスクを有する。
【0062】
ここでも、移動電話機31が相応に小型化されている場合、移動電話機31を衣服30に対応して配置する他に択一的に、移動電話機31を衣服30に組み込むこともできる。
【0063】
移動電話機31は、有利には従来のように構成される。したがって、たとえばユーザインターフェースは、ディスプレイ310、キーボード311、マイクロフォン312および受話部313を有する。しかし択一的に、マイクロフォンおよび受話部を備えずに、衣服に結合されて電話機として機能する純粋なクリップオン式電話機になるように、移動電話機31を縮小することもできる。
【0064】
衣服30の織布に結合され、図1および2によればフレキシブルエレメント1として構成された音響変換器32,33a,33bのうち、別の第1の変換器32はマイクロフォンとして構成されており、衣服30の襟に収容されている。別の第2の変換器33a,33bはスピーカないしは受話部品として構成されており、衣服30のショルダ部に収容されている。前記第2変換器33a,33bのうち一方の変換器33aは、ここでも固定的に衣服30の織布に結合されており、他方の変換器33bはここでも取り外し可能であるように、別の取り外し可能な衣服構成部分300で織布と結合される。
【0065】
衣服30の織布に結合された制御モジュール37a,37bのうち、第1のモジュール37aは固定的に衣服30の織布に結合されており、音響変換器32のように襟に収容されているか、または音響変換器33aのように衣服30のショルダ部に収容されている。第2の制御モジュール37bは音響変換器33bのように取り外し可能に、衣服30の前記別の取り外し可能な衣服構成部分300と結合され、衣服30のショルダ部に収容されている。
【0066】
取り外し可能な衣服構成部分300はここでも、別のマジックテープ36によって、衣服30に取り外し可能に固定されている。このマジックテープ36もまた、公知のように2つの部分から成り、各部分は多数の鉤状突起を有する。第1の部分は第1のオブジェクト(ここでは取り外し可能な衣服構成部分)に設けられており、この第1のオブジェクトは第2のオブジェクト(ここでは衣服)に対応して配置されるかまたは取り外し可能に固定されて結合される。それに対して、第2の部分は第2のオブジェクトに設けられている。両オブジェクトを結合する場合、鉤状突起は剥離することによって取り外し可能であるように、相互に掛合される。このようにして、意図通りに結合される。
【0067】
図6に示されたマジックテープ36では、図5とは異なり、非導通性に形成され機械的に対応して配置するために使用される第2の鉤状突起しか設けられていない。
【図面の簡単な説明】
【図1】
オーディオ信号、とりわけ音声信号を電気音響的に変換するための、第1の実施形態によるフレキシブルエレメントの断面図である。
【図2】
オーディオ信号、とりわけ音声信号を電気音響的に変換するための、第2の実施形態によるフレキシブルエレメントの断面図である。
【図3】
オーディオ信号、とりわけ音声信号を電気音響的に変換するためのフレキシブルエレメントを製造するための織布繊維の断面図である。
【図4】
図1および2によるフレキシブルエレメントのフィルムに導体路が設けられた様子を示す図である。
【図5】
オーディオ信号、とりわけ音声信号を電気音響的に変換するための回路装置の第1の実施形態である。
【図6】
オーディオ信号、とりわけ音声信号を電気音響的に変換するための回路装置の第2の実施形態である。

Claims (30)

  1. オーディオ信号、とりわけ音声信号を電気音響的に変換するための回路装置において、
    (a)機械的な圧力変化を電気的な電圧変化に変換するか(マイクロフォン)または電気的な電圧変化を機械的な圧力変化に変換する(スピーカ)少なくとも1つのフレキシブルエレメント(1,32,33a,33b)が衣服(30,300)の織布に結合されており、
    (b)前記フレキシブルエレメント(1,32,33a,33b)は、オーディオ信号ソース(31)および/またはオーディオ信号シンク(31)に有線接続または無線接続されており、前記オーディオ信号ソース(31)および/またはオーディオ信号シンク(31)は該衣服(30,300)に対応して配置されているか、または該衣服に組み込まれていることを特徴とする回路装置。
  2. 前記フレキシブルエレメント(1,32,33a,33b)は圧電フィルム(10)から成り、
    前記圧電フィルム(10)は、接触接続するためフィルムの上側およびフィルムの下側に、それぞれ少なくとも部分的に金属層(11)を有する、請求項1記載の回路装置。
  3. 前記フレキシブルエレメント(1,32,33a,33b)は絶縁層(12)を有し、
    前記絶縁層(12)は金属層(11)上に設けられている、請求項2記載の回路装置。
  4. 前記フレキシブルエレメント(1,32,33a,33b)は、フィルムの上側およびフィルムの下側で衣服の織布(30,300)に結合されている、請求項2記載の回路装置。
  5. 前記フレキシブルエレメント(1,32,33a,33b)は、フィルムの上側および/またはフィルムの下側で衣服の織布(30,300)に結合されている、請求項3記載の回路装置。
  6. 前記フィルム(10)はEMFIフィルムまたはPVDFフィルムである、請求項2から5までのいずれか1項記載の回路装置。
  7. 衣服の織布(30,300)と前記フレキシブルエレメント(1,32,33a,33b)との結合は、接着結合または溶接結合である、請求項1から6までのいずれか1項記載の回路装置。
  8. フレキシブルエレメント(1,32,33a,33b)は複数の織布繊維(2)を有し、
    各織布繊維(2)の繊維断面は、前記フレキシブルエレメント(1,32,33a,33b)の断面のように構成されており、
    前記織布繊維(2)は、結合された場合に機械的な圧力変化を電気的な電圧変化に変換するか(マイクロフォン)または電気的な電圧変化を機械的な圧力変化に変換する(スピーカ)ように相互に織り込まれ、電気的に接続される、請求項1記載の回路装置。
  9. 前記フレキシブルエレメント(1,32,33a,33b)の数は、音波の指向性効果が受信時に調整されるように選定され、該フレキシブルエレメント(1,32,33a,33b)が駆動される、請求項1から8までのいずれか1項記載の回路装置。
  10. フレキシブルエレメント(1,32,33a,33b)の数は、再生するための音波がステレオ再生音質または3D再生音質で再生されるように選定され、該フレキシブルエレメント(1,32,33a,33b)が駆動される、請求項1から8までのいずれか1項記載の回路装置。
  11. フレキシブルエレメント(1,32,33a,33b)は、オーディオ信号によって変調された超音波信号が再生されるように、オーディオ信号によって変調された超音波信号によって駆動され、
    前記超音波信号は、音響的に非線形の、衣服の別の層によって、または空気中に伝搬することによって復調される、請求項1から8までのいずれか1項記載の回路装置。
  12. 前記フレキシブルエレメント(1,32,33a,33b)は、少なくとも100cmの大きさの面を有する、請求項1から11までのいずれか1項記載の回路装置。
  13. テレコミュニケーション装置がオーディオ信号ソースおよび/またはオーディオ信号シンクとして構成されている、請求項1から12までのいずれか1項記載の回路装置。
  14. テレコミュニケーション装置は移動電話機である、請求項13記載の回路装置。
  15. テレコミュニケーション装置は無線電話機の移動部分である、請求項13記載の回路装置。
  16. 音楽または音声のための再生装置がオーディオ信号ソースとして構成されている、請求項1から12までのいずれか1項記載の回路装置。
  17. 再生装置はCDプレーヤである、請求項16記載の回路装置。
  18. 再生装置は留守番電話機である、請求項16記載の回路装置。
  19. 音楽または音声のための記録装置がオーディオ信号シンクとして構成されている、請求項1から12までのいずれか1項記載の回路装置。
  20. 前記記録装置はディクテーションマシンである、請求項19記載の回路装置。
  21. 前記再生装置および/または前記記録装置はパーソナルコンピュータである、請求項16または19記載の回路装置。
  22. 衣服の織布(30,300)に電気的な線路(34)が含まれており、
    前記電気的線路(34)は、前記フレキシブルエレメント(1,32,33a,33b)とオーディオ信号ソース(31)および/またはオーディオ信号シンク(31)とを接続する、請求項1から21までのいずれか1項記載の回路装置。
  23. 制御モジュール(37a,37b)がフレキシブルエレメント(1,32,33a,33b)に対応して配置されており、
    前記制御モジュールは、前記フレキシブルエレメント(1,32,33a,33b)とオーディオ信号ソース(31)および/またはオーディオ信号シンク(31)とを無線接続することにより、前記フレキシブルエレメント(1,32,33a,33b)とオーディオ信号ソース(31)および/またはオーディオ信号シンク(31)とを線路接続せずに前記フレキシブルエレメント(1,32,33a,33b)の機能を保証する、請求項1から22までのいずれか1項記載の回路装置。
  24. 前記フレキシブルエレメント(1,32,33a,33b)はオーディオ信号ソースおよび/またはオーディオ信号シンクとは別個に衣服(30,300)に配置されているか、または制御モジュール(37a,37b)および前記フレキシブルエレメント(1,32,33a,33b)はオーディオ信号ソースおよび/またはオーディオ信号シンクとは別個に衣服(30,300)に配置されている、請求項1から23までのいずれか1項記載の回路装置。
  25. 前記フレキシブルエレメント(1,32,33a,33b)は、衣服(30,300)着用時に頭部付近にある該衣服(30,300)の領域に配置されているか、または前記制御モジュール(37a,37b)および前記フレキシブルエレメント(1,32,33a,33b)は、衣服(30,300)着用時に頭部付近にある該衣服(30,300)の領域に配置されている、請求項1から24までのいずれか1項記載の回路装置。
  26. 襟、スカーフ、ショール、肩掛け、マフラー、フード、帽子等、ネクタイ、蝶ネクタイ、胸部、背部および/または肩部が衣服の前記領域である、請求項25記載の回路装置。
  27. 前記フレキシブルエレメント(1,32,33a,33b)、前記制御モジュール(37a,37b)および該フレキシブルエレメント(1,32,33a,33b)ならびにオーディオ信号ソースおよび/またはオーディオ信号シンクは、取り外し可能であるように衣服(30,300)に配置されている、請求項1から26までのいずれか1項記載の回路装置。
  28. マジックテープ類(35,36)が設けられており、
    前記マジックテープ類(35,36)によって、前記フレキシブルエレメント(1,32,33a,33b)、前記制御モジュール(37a,37b)および該フレキシブルエレメント(1,32,33a,33b)ならびにオーディオ信号ソースおよび/またはオーディオ信号シンクは、取り外し可能であるように衣服(30,300)に配置されている、請求項27記載の回路装置。
  29. 前記マジックテープ類(35,36)は、該マジックテープ類(35,36)を介して電気的に接触接続されるように構成されている(350,351)、請求項28記載の回路装置。
  30. オーディオ信号、とりわけ音声信号を電気音響的に変換するための方法において、
    (a)機械的な圧力変化を電気的な電圧変化に変換するか(マイクロフォン)または電気的な電圧変化を機械的な圧力変化に変換する(スピーカ)少なくとも1つのフレキシブルエレメント(1,32,33a,33b)が衣服(30,300)の織布に結合されており、
    (b)前記フレキシブルエレメント(1,32,33a,33b)は、オーディオ信号ソース(31)および/またはオーディオ信号シンク(31)に有線接続または無線接続されており、前記オーディオ信号ソース(31)および/またはオーディオ信号シンク(31)は該衣服(30,300)に対応して配置されているか、または該衣服に組み込まれていることを特徴とする方法。
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