JP2005041602A - Excitation current control device and excitation current control method for lifting magnet - Google Patents
Excitation current control device and excitation current control method for lifting magnet Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005041602A JP2005041602A JP2003200635A JP2003200635A JP2005041602A JP 2005041602 A JP2005041602 A JP 2005041602A JP 2003200635 A JP2003200635 A JP 2003200635A JP 2003200635 A JP2003200635 A JP 2003200635A JP 2005041602 A JP2005041602 A JP 2005041602A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- processing unit
- mode
- strong magnetic
- operation amount
- amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Abstract
【課題】リフティングマグネットを大型化することなくかつコイル焼損を防止でき、巾の広い物品であっても、安全に搬送することができ吊荷作業を効率的に行うことができるリフティングマグネットの励磁電流制御装置および励磁電流制御方法を提供する。
【解決手段】リフティングマグネットＭに供給する励磁電流Ｉ（ｔ）を制御する制御装置であって、励磁電流Ｉ（ｔ）を、モード閾値より低い通常値に設定する通常モード処理部１１と、励磁電流Ｉ（ｔ）を、モード閾値より高い値に設定する強磁力モード処理部１２と、この強磁力モード処理部１２を動作させうる残動作量Ｆを算出する残動作量算出部２２と、この残動作量算出部２２により算出された残動作量Ｆに応じて、強磁力モード処理部１２を動作させる動作量を規制する強磁力モード規制処理部２３とを備えている。
【選択図】 図１An exciting current of a lifting magnet that can prevent coil burnout without increasing the size of the lifting magnet, can safely transport even wide articles, and can efficiently carry a lifting work. A control device and an excitation current control method are provided.
A control device for controlling an excitation current I (t) supplied to a lifting magnet M, a normal mode processing unit 11 for setting the excitation current I (t) to a normal value lower than a mode threshold, and an excitation A strong magnetic force mode processing unit 12 for setting the current I (t) to a value higher than the mode threshold; a residual operation amount calculating unit 22 for calculating a residual operation amount F that can operate the strong magnetic force mode processing unit 12; There is provided a strong magnetic force mode restriction processing unit 23 for restricting the amount of movement for operating the strong magnetic mode processing unit 12 according to the remaining movement amount F calculated by the remaining movement amount calculating unit 22.
[Selection] Figure 1
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リフティングマグネットの励磁電流制御装置および励磁電流制御方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
リフティングマグネットは、物品の吊荷作業を行うものであり、電磁石に通電することによって物品を吸着した状態で吊り上げることができ、電磁石への通電を切ることによって物品を離脱させる装置である。
【０００３】
吊荷作業中のリフティングマグネットの作動要領は、つぎのとおりである。
図９に示すように、まず、無通電状態でリフティングマグネットＭを鋼板などの物品の上方に移動させる（Ｉの状態）。つぎに、物品の上にリフティングマグネットＭを下ろし着床させる（ＩＩの状態）。着床後、リフティングマグネットＭに励磁電流を供給すると磁力が発生して、鋼板等の物品を吸着する（ＩＩＩ の状態）。
そして、リフティングマグネットＭを上方に移動させると（ＩＶの状態）、磁力の及ぶ範囲の鋼板等を吸着して吊り上げ、その物品を所望の運搬先まで移動させることができる。
運搬場所に到着すると、リフティングマグネットＭを下降させて、物品を離脱させるべき位置に置く。その後、リフティングマグネットＭへの電流供給を停止することで、リフティングマグネットＭから物品を離脱させることができる（Ｖの状態）。
このようにして、リフティングマグネットＭにより、搬送作業を行うことができる。
【０００４】
ところが、リフティングマグネットＭに励磁電流を、所定の使用率を超えて長時間通電すると、電磁石の温度が上昇し、コイル焼損の恐れがある。
しかし、作業者が使用率を認識して使用することは困難であり、それを監視する機能が必要となる。
そこで、従来の励磁電流制御装置には、リフティングマグネットに供給される励磁電流を監視し、この励磁電流が閾値に到達した時点で、励磁電流を自動的に低減するスイッチング機能を備えたものがある（例えば特許文献１参照）。この励磁電流制御装置は、スイッチング機能によって閾値を超えないように励磁電流を制御し、コイル焼損を防止することが狙いである。
【０００５】
【特許文献１】
特開平６−３３３７３４号
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
近年、通常の鋼板に比べて板巾が長い鋼板、例えば板巾が５ｍを超える鋼板を、リフティングマグネットで吊荷作業する頻度が増えている。通常の鋼板に比べて板巾が長い鋼板を搬送するには、鋼板の端部が撓まないように鋼板の板巾の最大長に合わせて、リフティングマグネットを大型化する対策が考えられる。しかし、この板巾が長い鋼板は絶対量が少ないのが現状であり、リフティングマグネットを、鋼板の板巾の最大長に合わせて大型化した場合には、通常の（短い）鋼板を搬送する際にはオーバースペックとなっており、効率が悪い。また、リフティングマグネットが大きくなり、コストアップになる上に、取扱いが難しくなってしまう。
【０００７】
また、従来の励磁電流制御装置を使用して、マグネット巾（約２ｍ）よりかなり巾の広い物品をリフティングマグネットで吊荷する場合には、励磁電流の閾値を高く設定することにより、励磁電流を高い値で維持できるので、電磁石の磁力を強くでき、巾の広い物品の端部の撓み量を抑えてマグネットと鋼板との隙間を小さくすることはできる。
【０００８】
ところが、リフティングマグネットの操作中に、スイッチング機能により励磁電流が低減すると、電磁石の磁力が弱まり、所望の性能が得られない場合がある。
作業者は、励磁電流が閾値に到達してスイッチング機能がいつ動作するか分からないので、物品の吊荷スケジュールをうまく組むことができず、吊荷作業を効率的に行うことができない。
【０００９】
本発明はかかる事情に鑑み、リフティングマグネットを大型化することなくかつコイル焼損を防止でき、巾の広い物品であっても、安全に搬送することができ吊荷作業を効率的に行うことができるリフティングマグネットの励磁電流制御装置および励磁電流制御方法を提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
本発明のリフティングマグネットの励磁電流制御装置は、リフティングマグネットの励磁電流を制御する制御装置であって、前記励磁電流を、モード閾値より低い通常値に設定する通常モード処理部と、前記励磁電流を、モード閾値より高い値に設定する強磁力モード処理部と、該強磁力モード処理部を動作させうる残動作量を算出する残動作量算出部と、該残動作量算出部により算出された残動作量に応じて、前記強磁力モード処理部を動作させる動作量を規制する強磁力モード規制処理部とを有することを特徴とする。
かかる構成によれば、通常モード処理部によって、励磁電流を通常値に設定できるので、通常の物品であれば、リフティングマグネットによって吸着して吊り上げることができ、連続運転させることができる。また、強磁力モード処理部によって、励磁電流をモード閾値より高い値に設定できるので、通常より重い物品であってもリフティングマグネットによって吸着して安全に吊り上げることができる。しかも、強磁力モード規制処理部によって、残動作量算出部により算出された残動作量に応じて、強磁力モード処理部を動作させる動作量を規制することができる。よって、リフティングマグネットを高い励磁電流で連続運転することを規制することができるから、リフティングマグネットのコイル焼損を防止でき安全である。
【００１１】
本発明のリフティングマグネットの励磁電流制御装置は、リフティングマグネットに供給する励磁電流を制御する制御装置であって、前記励磁電流を、モード閾値より低い通常値に設定する通常モード処理部と、前記励磁電流を、モード閾値より高い値に設定する強磁力モード処理部と、該強磁力モード処理部を動作させうる残動作量を算出する残動作量算出部と、該残動作量算出部により算出された残動作量を表示する残動作量表示部とを有することを特徴とする。
かかる構成によれば、通常モード処理部によって、励磁電流を通常値に設定できるので、通常の物品であれば、リフティングマグネットによって吸着して吊り上げることができ、連続運転させることができる。また、強磁力モード処理部によって、励磁電流をモード閾値より高い値に設定できるので、通常より重い物品であってもリフティングマグネットによって安全に吸着して吊り上げることができる。しかも、残動作量表示部によって、強磁力モード処理部の残動作量を作業者に表示することができるので、作業者が残動作量を確認しながら強磁力モードでリフティングマグネットを使用できる。
【００１２】
本発明において、前記強磁力モード規制処理部が、前記残動作量が動作可能範囲外の場合には、前記強磁力モード処理部を動作させないものであることが好ましい。
かかる構成によれば、残動作量が動作可能範囲外の場合には、強磁力モード規制処理部によって、強磁力モード処理部が動作できなくなる。このため、リフティングマグネットの高い励磁電流での連続運転を規制することができるから、リフティングマグネットのコイル焼損を防止でき安全である。
【００１３】
本発明において、前記強磁力モード規制処理部が、前記残動作量が動作可能範囲外であっても、物品を搬送中の場合には、前記強磁力モード処理部を動作させるものであることが好ましい。
かかる構成によれば、強磁力モード規制処理部によって、残動作量が動作可能範囲外であっても、物品の搬送中の場合には、強磁力モード処理部を動作させる。このため、物品の搬送中に、残動作量が動作可能範囲外となっても、強磁力モード処理部を続行して動作させることができる。よって、物品の搬送中でもリフティングマグネットの磁力を強磁力のまま維持して、物品を目的場所まで搬送することができる。
【００１４】
本発明において、前記残動作量を回復させる残動作量回復部を備え、該残動作量回復部が、前記強磁力モード処理部が休止した休止量をカウントする休止量カウント部と、該休止量カウント部でカウントされた休止量に応じて、前記残動作量を回復させる回復処理部とからなることが好ましい。
かかる構成によれば、回復処理部によって、休止量カウント部によりカウントされた休止量に応じて、残動作量を回復させることができる。このため、リフティングマグネットの休止量に応じて、強磁力モード処理部を繰り返し動作させることができる。
【００１５】
本発明のリフティングマグネットの励磁電流制御方法は、リフティングマグネットに供給する励磁電流を制御する制御方法であって、前記励磁電流を、モード閾値より低い通常値で使用する通常モード運転と、前記励磁電流を、モード閾値より高い値で使用する強磁力モード運転とが可能であり、該強磁力モード運転を動作させうる残動作量を算出する残動作量算出ステップを実行し、該残動作量算出ステップにより算出された残動作量に応じて、前記強磁力モード運転の使用を規制する強磁力モード規制ステップを実行することを特徴とする。
かかる方法によれば、強磁力モード運転により、モード閾値より高い値の励磁電流で運転できるので、通常より重い物品であってもリフティングマグネットによって吸着して安全に吊り上げることができる。しかも、強磁力モード規制ステップによって、残動作量算出ステップにおいて算出された残動作量に応じて、強磁力モード運転の使用を規制することができる。よって、リフティングマグネットを高い励磁電流で連続運転することを規制することができるから、リフティングマグネットのコイル焼損を防止でき安全である。
【００１６】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
図１は本実施形態のリフティングマグネットの励磁電流制御装置１におけるブロック図である。同図に示すように、本実施形態のリフティングマグネットの励磁電流制御装置１（以下、単に励磁電流制御装置１という）は、リフティングマグネットＭに供給する励磁電流Ｉ（ｔ）を制御する制御装置である。ｔは時刻である。
制御対象であるリフティングマグネットＭとしては、励磁電流Ｉ（ｔ）を大きくすることにより磁力が大きくなる電磁石を備えていればよく、特に限定はない。
【００１７】
本実施形態の励磁電流制御装置１は、処理部１０、入力部３０および出力部４０から構成されたものである。入力部３０で入力された作業者の制御要求を、処理部１０で処理し、適宜の電源から供給される励磁電流Ｉ（ｔ）を制御してこれをリフティングマグネットＭに供給するとともに、残動作量Ｆおよびモード別を出力部４０に出力することができる。
【００１８】
入力部３０には、強磁力モードスイッチ３１が設けられている。この強磁力モードスイッチ３１は、作業者に操作されることにより、処理部１０の強磁力モード処理部１２を動作させるスイッチである。
なお、入力部３０は、前記強磁力モードスイッチ３１だけでなく、処理すべき鋼板のデータをメモリに予め入力しておき、強磁力モード処理部１２に自動的に切り換えるようにしてもよい。
【００１９】
処理部１０は、通常モード処理部１１、強磁力モード処理部１２および動作量監視部２０を備えている。
【００２０】
処理部１０は、回路等のハードウェアで実現してもよいし、コンピュータプログラム等のソフトウェアで実現してもよい。ハードウェアで実現する場合、シーケンサや電磁リレー、スイッチ、ダイオードなどを組み合わせて回路を作ればよい。
【００２１】
まず、通常モード処理部１１を説明する。
通常モード処理部１１は、リフティングマグネットＭに供給する励磁電流Ｉ（ｔ）を、モード閾値より低い通常値に設定するものである。モード閾値は、通常モード処理部１１を処理するときの通常値と、強磁力モード処理部１２を処理するときの強磁力値との間の値であり、設計的に決めればよい。通常値はモード閾値より低い値であり、通常の物品を吸着して吊り上げることができればよく、その値は任意である。
通常モード処理部１１によれば、励磁電流Ｉ（ｔ）を通常値に設定できるので、通常の物品であれば、リフティングマグネットＭによって吸着して安全に吊り上げることができ、連続運転させることができる。
【００２２】
つぎに、強磁力モード処理部１２を説明する。
強磁力モード処理部１２は、リフティングマグネットＭに通電すべき励磁電流Ｉ（ｔ）を、モード閾値より高い強磁力値に設定するものである。強磁力値はモード閾値より高い値であり、その値は任意である。
強磁力モード処理部１２によれば、励磁電流Ｉ（ｔ）をモード閾値より高い強磁力値に設定できるので、例えば広巾サイズの鋼板等であっても、同じリフティングマグネットＭによって吸着して吊り上げ、吊荷作業を行うことができる。
【００２３】
つぎに、動作量監視部２０を説明する。
動作量監視部２０は、前記強磁力モード処理部１２を動作させる動作量を監視する処理部である。
動作量監視部２０は、残動作量メモリ２１、残動作量算出部２２、強磁力モード規制処理部２３および残動作量回復部３０から構成されたものである。
【００２４】
まず、残動作量メモリ２１を説明する。
残動作量メモリ２１は、前記強磁力モード処理部１２を動作させることができる残りの動作量、すなわち残動作量Ｆを格納するためのメモリである。
残動作量Ｆとしては、リフティングマグネットを動作させうる残りの時間、リフティングマグネットを吸着場所と着床場所との間を往復させうる残りのサイクル数、リフティングマグネットを移動させうる移動距離などであってもよく、種々のファクターを採択しうる。
【００２５】
残動作量Ｆとして、リフティングマグネットを動作させうる残りの時間を採択した場合には、時間制御を行うことができるので、残りどのくらいの時間まで強磁力モードで吊荷作業できるかどうかわかる。
残動作量Ｆとして、リフティングマグネットを吸着場所と着床場所との間を往復させうる残りの残サイクル数を採択した場合には、サイクル制御を行うことができるので、リフティングマグネットを吸着場所と着床場所との間を残りどれくらい往復して、強磁力モードで吊荷作業できるかどうかわかる。
残動作量Ｆとして、リフティングマグネットを移動させうる移動距離を採択した場合には、移動距離制御を行うことができるので、残りどれくらいの移動距離で、強磁力モードで吊荷作業できるかどうかわかる。
【００２６】
つぎに、残動作量算出部２２を説明する。
残動作量算出部２２は、強磁力モード処理部１２によりリフティングマグネットを強磁力モードで動作させた動作量に応じて、前記残動作量メモリ２１の残動作量Ｆの値を減少させる機能を備えた処理部である。
残動作量算出部２２によれば、強磁力モードでリフティングマグネットを動作させた動作量に応じて、前記残動作量メモリ２１の残動作量Ｆの値を減少させることができる。
【００２７】
図２は強磁力モード規制処理部２３の処理説明図である。同図に示すように、強磁力モード規制処理部２３は、残動作量算出部２２により算出された残動作量Ｆに応じて、強磁力モード処理部１２を動作させる動作量を規制する処理部であり、次に示すステップ１０１ 〜１０４ により処理が進む。
【００２８】
強磁力モード規制処理部２３によれば、ステップ１０２ において強磁力モード処理への切替え指示の有無を判定し、切替え指示がなければ通常モード処理を実行し（ステップ１０１ ）、当該切替え指示があると、次のステップ１０３ に進む。
ステップ１０３ では残動作量算出部２２により算出される残動作量Ｆが動作可能範囲外か否かを判定し、動作可能範囲外の場合にはステップ１０４ に進む。
ステップ１０４ では、物品の搬送中か否かを判定し、搬送中でなければステップ１０２ に戻り、強磁力モード処理を動作させない。
前記動作可能範囲の定義域としては、例えば残動作量Ｆが正値であることに定めればよいが、動作可能範囲の定義域は設計的事項である。
【００２９】
この強磁力モード規制処理部２３によれば、残動作量算出部２２により算出された残動作量Ｆに応じて、強磁力モード処理部１２を動作させる動作量を規制することができる。しかも、強磁力モード規制処理部２３によれば、残動作量Ｆが動作可能範囲外の場合には、強磁力モード処理部１２を動作させないものである。
このため、残動作量Ｆが動作可能範囲外の場合には、強磁力モード規制処理部２３によって、強磁力モード処理部１２が動作できなくなる。よって、リフティングマグネットＭを高い励磁電流Ｉ（ｔ）で所定の範囲を超えて連続運転を規制することを規制することができるから、リフティングマグネットＭのコイル焼損を防止でき安全である。
【００３０】
さらに、強磁力モード規制処理部２３によれば、ステップ１０３ において残動作量Ｆが動作可能範囲外と判定しても、ステップ１０４ において物品の搬送中と判定した場合には、ステップ１０５ の強磁力モード処理を動作させる。
つまり、強磁力モード規制処理部２３は、残動作量Ｆが動作可能範囲外であっても、物品を搬送中の場合には、強磁力モード処理部１２を動作させるものである。このため、強磁力モード規制処理部２３によって、残動作量Ｆが動作可能範囲外であっても、物品の搬送中の場合には、強磁力モード処理部を動作させる。よって、物品の搬送中に、残動作量Ｆが動作可能範囲外となっても、強磁力モード処理部１２を続行して動作させることによって、物品の搬送中でもリフティングマグネットＭの磁力を強磁力のまま維持して、物品を目的場所まで搬送することができる。
【００３１】
前記処理部１０によれば、通常モード処理部１１によってモード閾値より低い値で励磁電流を使用して、通常モード運転できる。また、強磁力モード処理部１２によってモード閾値より高い値で励磁電流を使用して、強磁力モード運転できる。このため、通常より重い物品であってもリフティングマグネットによって吸着して安全に吊り上げることができる。
しかも、動作量監視部２０において、残動作量算出部２２によって残動作量Ｆを算出し、この残動作量Ｆに応じて、強磁力モード規制処理部２３により強磁力モード運転の使用を規制することができる。よって、リフティングマグネットを高い励磁電流で所定の範囲を超えて連続運転することを規制することができるから、リフティングマグネットのコイル焼損を防止でき安全である。
【００３２】
つぎに、残動作量回復部３０を説明する。
残動作量回復部３０は、休止量カウント部３１、休止量メモリ３２および回復処理部３３を備えている。
【００３３】
まず、休止量カウント部３１を説明する。
休止量カウント部３１は、強磁力モード処理部１２が動作していない期間、すなわち強磁力モード処理部１２が休止した休止量Ｓをカウントする処理部である。
【００３４】
つぎに、休止量メモリ３２を説明する。
休止量メモリ３２は、休止量カウント部３１でカウントした休止量Ｓを格納するメモリである。
【００３５】
つぎに、回復処理部３３を説明する。
図３は回復処理部３３のフローチャートである。同図に示すように、回復処理部３３は、前記休止量Ｓに応じて、前記残動作量を回復させる処理部であり、次に示すステップにより処理が進む。
ステップ２０１ において休止量カウント部３１でカウントされた休止量Ｓが所定休止量を超えているか否かを判定し、休止量Ｓが所定休止量を超えない場合には、ステップ２０１ を繰返すことになる。ステップ２０１ において、所定休止量を超えている場合にはステップ２０２ へ進む。ステップ２０２ は前記残動作量Ｆを最大限まで回復させるステップである。
【００３６】
図４（Ａ）は回復処理部３３による残動作量Ｆの時系列グラフであって、横軸は時刻ｔ、縦軸は残動作量Ｆである。符号Ｈは強磁力モードによる動作時間を示している。同図に示すように、リフティングマグネットＭを強磁力モードで動作させると、残動作量Ｆは減少していく。リフティングマグネットＭを強磁力モードで動作させるのを止めると、休止量カウント部３１で休止量Ｓがカウントされる。休止量Ｓが所定休止量を超えると、回復処理部３３によって、残動作量Ｆを最大限まで回復させることができる。
図４（Ｂ）に示すように、リフティングマグネットＭを強磁力モードと通常モードとの組合わせにより動作させてもよい。符号Ｎは通常モードによる動作時間であり、長く水平に延びている部分（２カ所）が、通常モードでリフティングマグネットＭを動作させたことを示している。
図４（Ｂ）における強磁力モードの動作時間の合計は、図４（Ａ）における強磁力モードの動作時間と同じである。
この回復処理部３３によれば、リフティングマグネットＭを通常モードで動作させている動作時間の長短には関係なく、強磁力モードの休止量Ｓが所定休止量を超えると、残動作量Ｆを最大限まで回復させることができる。
【００３７】
図４（Ａ）、（Ｂ）に示すように、通常モードの有無に関わらず、いずれも強磁力モードの残動作量Ｆを使い切った後に、所定休止量を超えたら残動作量Ｆを回復させるようにしている。
なお、図５（Ａ）、（Ｂ）に示すように、通常モードの有無に関わらず、強磁力モードの残動作量を一定量残した状態で（符号Ｚで示す）、所定休止量を超えたら回復させるようにしてもよい。この場合、強磁力モードの休止途中であって残動作量Ｆが回復する前であっても、強磁力モードでリフティングマグネットＭを操作できるように備えることができる。
【００３８】
残動作量回復部３０によれば、リフティングマグネットＭを強磁力モードで動作していない休止量Ｓに応じて、残動作量Ｆを回復させることができるから、強磁力モード処理部１２を繰り返し動作させることができる。
しかも、休止量Ｓが所定休止量を超えると、残動作量Ｆを一度に回復させることができるから、強磁力モードを短時間内に連続して使用し、残動作量Ｆを使いきってしまう作業に有効である。
【００３９】
なお、残動作量回復部３０は任意の構成要件であり、必ずしも処理部１０に設けなくてもよいが、残動作量回復部３０を設けることにより、強磁力モード処理部１２を繰り返し動作させることができるので好適である。
【００４０】
回復処理部は、前記回復処理部３３だけでなく、つぎに示す回復処理部３３Ｂ であってもよい。
図６は他の回復処理部３３Ｂ のフローチャートである。同図に示すように、回復処理部３３Ｂ は、次に示すステップにより処理が進む処理部である。
ステップ３０１ において休止量カウント部３１でカウントされた休止量Ｓが所定休止量を超えたか否かを判定し、所定休止量を超えない場合には、ステップ３０１ を繰返すことになる。
ステップ３０１ において、所定休止量を超えている場合には、ステップ３０２ へ進む。ステップ３０２ は前記残動作量Ｆを小刻みに回復させるステップである。この回復処理部３３Ｂ は、残動作量Ｆを小刻みに回復させる点が、前記回復処理部３３と異なる。
【００４１】
図７（Ａ）は他の回復処理部３３Ｂ による残動作量Ｆの時系列グラフであって、横軸は時刻ｔ、縦軸は残動作量Ｆである。符号Ｈは強磁力モードによる動作時間を示している。同図に示すように、リフティングマグネットＭを強磁力モードで動作させると、残動作量Ｆは減少していく。リフティングマグネットＭを強磁力モードで動作させるのを止めると、休止量カウント部３１で休止量Ｓがカウントされる。休止量Ｓが所定休止量を超えると、回復処理部３３Ｂ によって、残動作量Ｆを小刻みに回復させることができる。
図７（Ｂ）に示すように、リフティングマグネットＭを強磁力モードと通常モードとの組合わせにより動作させてもよい。符号Ｎは通常モードによる動作時間であり、長く水平に延びている部分（３カ所）が、通常モードで動作させたことを示している。
【００４２】
図７（Ａ）、（Ｂ）に示すように、通常モードの有無に関わらず、いずれも強磁力モードの残動作量Ｆを使い切った後に、所定休止量を超えたら残動作量Ｆを回復させるようにしている。
なお、図８（Ａ）、（Ｂ）に示すように、通常モードの有無に関わらず、強磁力モードの残動作量を一定量残した状態で（符号Ｚで示す）、所定休止量を超えたら回復させるようにしてもよい。この場合、強磁力モードの休止途中であって残動作量Ｆが回復する前であっても、強磁力モードでリフティングマグネットＭを操作できるように備えることができる。
【００４３】
回復処理部３３Ｂの場合には、休止量Ｓが所定休止量を超えると、残動作量Ｆを小刻みに回復させることができるから、強磁力モードを単発的に使用する作業に有効である。
【００４４】
つぎに、出力部４０を説明する。
再び図１に示すように、処理部１０で処理された処理データ、すなわち残動作量Ｆおよびモード別は出力部４０に出力されるようになっている。出力部４０は、例えばモニタやパネルであり、残動作量表示部４１およびモード表示灯４２を備えている。
【００４５】
残動作量表示部４１は、前記残動作量メモリ２１に格納されている残動作量Ｆを表示するためのものであり、デジタル数字や折れ線グラフ等で表示するようにしておけばよい。
残動作量表示部４１によれば、残動作量Ｆを表示することができるので、作業者が残動作量を確認しながら強磁力モードでリフティングマグネットを使用できる。
【００４６】
モード表示灯４２は、リフティングマグネットＭの処理モードが強磁力モードか否かを示すための灯であり、強磁力モードのときには点灯し、通常モードのときには消灯している。また、強磁力モードで励磁中は、モード表示灯を点滅させる。
モード表示灯４２によれば、点灯しているか消灯しているかにより、リフティングマグネットＭの処理モードが強磁力モードか否かを、作業者が簡単に認識すことができる。
【００４７】
上記のごとき本実施形態のリフティングマグネットの励磁電流制御装置１によれば、以下の（１）〜（６）の効果を奏する。
（１）通常モード処理部１１によって、励磁電流Ｉ（ｔ）を通常値に設定できるので、通常の物品であれば、リフティングマグネットＭによって吸着して安全に吊り上げることができ、連続運転させることができる。また、強磁力モード処理部１２によって、励磁電流Ｉ（ｔ）をモード閾値より高い値に設定できるので、通常より巾の広い物品であってもリフティングマグネットＭの巾を変更することなく吸着して安全に吊り上げることができる。
（２）強磁力モード規制処理部２３によって、残動作量算出部２２により算出された残動作量Ｆに応じて、強磁力モード処理部１２を動作させる動作量を規制することができる。よって、リフティングマグネットＭを高い励磁電流Ｉ（ｔ）で所定の範囲を超えて連続運転することを規制することができるから、リフティングマグネットＭのコイル焼損を防止でき安全である。
【００４８】
（３）強磁力モード規制処理部２３によって、残動作量Ｆが動作可能範囲外の場合には、物品の搬送中を除いて、強磁力モード処理部１２を動作させない。このため、リフティングマグネットＭを高い励磁電流で所定の範囲を超えて連続運転することを規制することができるから、リフティングマグネットＭのコイル焼損を防止でき安全である。
【００４９】
（４）強磁力モード規制処理部２３によって、残動作量Ｆが動作可能範囲外であっても、物品の搬送中の場合には、強磁力モード処理部１２を動作させる。このため、物品の搬送中に、残動作量Ｆが動作可能範囲外となっても、強磁力モード処理部１２を続行して動作させることができる。よって、物品の搬送中でもリフティングマグネットＭの磁力を強磁力のまま維持することができ、物品を所望の位置まで安全に搬送することができる。
【００５０】
（５）回復処理部３３によって、休止量カウント部３１によりカウントされた休止量Ｓに応じて、残動作量Ｆを回復させることができる。このため、リフティングマグネットＭの休止量に応じて、強磁力モード処理部を繰り返し動作させることができる。
【００５１】
（６）残動作量表示部４１によって、強磁力モード処理部１２の残動作量Ｆを表示することができるので、作業者がその表示を見ることにより、リフティングマグネットＭを安全にかつ効率的に使用することができる。
【００５２】
つぎに、他の実施形態を説明する。
前述の励磁電流制御装置１の構成要素である処理部１０、入力部３０および出力部４０のうち、出力部４０に残動作量表示部４１を備えていれば、処理部１０の強磁力モード規制処理部２３は、必ずしも設けなくてもよい。
この場合、強磁力モード規制処理部２３で強磁力モード処理部１２を動作させる動作量を規制することはできないが、残動作量表示部４１によって、残動作量算出部２２により算出された残動作量Ｆを表示することができるので、作業者が残動作量を確認しながら強磁力モードでリフティングマグネットＭを使用できる。
【００５３】
さらに、他の実施形態を説明する。
前述の励磁電流制御装置１の構成要素である処理部１０、入力部３０および出力部４０のうち、処理部１０に強磁力モード規制処理部２３を備えていれば、出力部４０の残動作量表示部４１は、必ずしも設けなくてもよい。
この場合、残動作量表示部４１で残動作量Ｆを表示させることはできないが、強磁力モード規制処理部２３によって、残動作量算出部２２により算出された残動作量Ｆに応じて、強磁力モード処理部１２を動作させる動作量を規制処理することができる。よって、リフティングマグネットＭを高い励磁電流で連続運転することを自動的に規制することができるから、リフティングマグネットのコイル焼損を防止でき安全である。
【００５４】
【発明の効果】
本発明によれば、リフティングマグネットを大型化することなくかつコイル焼損を防止でき、巾の広い物品であっても、安全に搬送することができ吊荷作業を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本実施形態のリフティングマグネットの励磁電流制御装置１におけるブロック図である。
【図２】強磁力モード規制処理部２３の処理説明図である。
【図３】回復処理部３３のフローチャートである。
【図４】回復処理部３３による残動作量Ｆの時系列グラフであって、横軸は時刻ｔ、縦軸は残動作量Ｆである。
【図５】回復処理部３３による残動作量Ｆの他の時系列グラフであって、横軸は時刻ｔ、縦軸は残動作量Ｆである。
【図６】他の回復処理部３３Ｂ のフローチャートである。
【図７】他の回復処理部３３Ｂ による残動作量Ｆの時系列グラフであって、横軸は時刻ｔ、縦軸は残動作量Ｆである。
【図８】他の回復処理部３３Ｂ による残動作量Ｆの他の時系列グラフであって、横軸は時刻ｔ、縦軸は残動作量Ｆである。
【図９】リフティングマグネットＭによる物品の荷役作業説明図である。
【符号の説明】
１ 励磁電流制御装置
Ｍ リフティングマグネット
１１ 通常モード処理部
１２ 強磁力モード処理部
１３ 残動作量算出部
２１ 残動作量メモリ
２２ 残動作量算出部
２３ 強磁力モード規制処理部
３０ 残動作量回復部
３１ 休止量カウント部
３２ 休止量メモリ
３３ 回復処理部
４１ 残動作量表示部
Ｉ（ｔ） 励磁電流
Ｆ 残動作量
Ｓ 休止量[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an exciting current control device and an exciting current control method for a lifting magnet.
[0002]
[Prior art]
The lifting magnet is a device that performs the work of hanging an article, and is an apparatus that can lift an article while energizing the electromagnet while adsorbing the article, and remove the article by turning off the electromagnet.
[0003]
The operating procedure of the lifting magnet during the lifting work is as follows.
As shown in FIG. 9, first, the lifting magnet M is moved above an article such as a steel plate in a non-energized state (state I). Next, the lifting magnet M is lowered onto the article to be landed (state II). When an exciting current is supplied to the lifting magnet M after landing, a magnetic force is generated to adsorb an article such as a steel plate (state III).
When the lifting magnet M is moved upward (state IV), a steel plate or the like in a range where the magnetic force can be attracted and lifted, and the article can be moved to a desired transport destination.
When arriving at the transportation place, the lifting magnet M is lowered and placed at a position where the article should be removed. After that, by stopping the current supply to the lifting magnet M, the article can be detached from the lifting magnet M (state V).
In this way, the transfer work can be performed by the lifting magnet M.
[0004]
However, if the exciting magnet M is energized for a long time exceeding a predetermined usage rate, the temperature of the electromagnet rises and there is a risk of coil burning.
However, it is difficult for an operator to recognize and use the usage rate, and a function for monitoring it is necessary.
Thus, some conventional excitation current control devices have a switching function that monitors the excitation current supplied to the lifting magnet and automatically reduces the excitation current when the excitation current reaches a threshold value. (For example, refer to Patent Document 1). This exciting current control device aims to prevent the coil from burning by controlling the exciting current so that the threshold value is not exceeded by the switching function.
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-6-333734
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
In recent years, the frequency of hanging a lifting plate with a lifting magnet on a steel plate having a plate width longer than that of a normal steel plate, for example, a steel plate with a plate width exceeding 5 m, has increased. In order to transport a steel plate having a longer width than that of a normal steel plate, it is conceivable to increase the size of the lifting magnet in accordance with the maximum length of the steel plate so that the end of the steel plate does not bend. However, the present situation is that the steel plate with a long plate width has a small absolute amount, and when the lifting magnet is enlarged in accordance with the maximum length of the plate width of the steel plate, a normal (short) steel plate is transported. The over-spec is inefficient. Further, the lifting magnet becomes large, which increases the cost and makes handling difficult.
[0007]
In addition, when an article that is considerably wider than the magnet width (about 2 m) is suspended by a lifting magnet using a conventional excitation current control device, the excitation current is set by setting the excitation current threshold high. Since it can be maintained at a high value, the magnetic force of the electromagnet can be increased, the amount of deflection at the end of a wide article can be suppressed, and the gap between the magnet and the steel plate can be reduced.
[0008]
However, if the exciting current is reduced by the switching function during operation of the lifting magnet, the magnetic force of the electromagnet is weakened, and desired performance may not be obtained.
Since the operator does not know when the switching function is activated when the exciting current reaches the threshold value, the worker cannot properly hang the article load schedule and cannot perform the load work efficiently.
[0009]
In view of such circumstances, the present invention can prevent coil burnout without increasing the size of a lifting magnet, can safely transport even wide articles, and can efficiently perform a lifting work. An object of the present invention is to provide an exciting current control device and an exciting current control method for a lifting magnet.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
An exciting current control device for a lifting magnet according to the present invention is a control device for controlling an exciting current of a lifting magnet, wherein the exciting current is set to a normal value lower than a mode threshold, and the exciting current is A strong magnetic force mode processing unit that is set to a value higher than the mode threshold, a residual motion amount calculating unit that calculates a residual motion amount that can operate the strong magnetic force mode processing unit, and a residual motion calculated by the residual motion amount calculating unit. And a strong magnetic force mode restriction processing unit for restricting the amount of movement for operating the strong magnetic force mode processing unit according to the amount of movement.
According to such a configuration, since the excitation current can be set to a normal value by the normal mode processing unit, a normal article can be attracted and lifted by the lifting magnet and can be continuously operated. In addition, since the exciting current can be set to a value higher than the mode threshold value by the strong magnetic mode processing unit, even an article heavier than usual can be attracted by the lifting magnet and safely lifted. In addition, the amount of operation of operating the strong magnetic mode processing unit can be restricted by the strong magnetic mode restriction processing unit according to the remaining operation amount calculated by the remaining operation amount calculating unit. Therefore, since it is possible to regulate the continuous operation of the lifting magnet with a high excitation current, coil burning of the lifting magnet can be prevented and it is safe.
[0011]
An exciting current control device for a lifting magnet according to the present invention is a control device for controlling an exciting current supplied to a lifting magnet, wherein the exciting current is set to a normal value lower than a mode threshold value; It is calculated by a strong magnetic force mode processing unit that sets the current to a value higher than the mode threshold, a residual motion amount calculation unit that calculates a residual motion amount that can operate the strong magnetic force mode processing unit, and the residual motion amount calculation unit. And a remaining motion amount display unit for displaying the remaining motion amount.
According to such a configuration, since the excitation current can be set to a normal value by the normal mode processing unit, a normal article can be attracted and lifted by the lifting magnet and can be continuously operated. Further, since the exciting current can be set to a value higher than the mode threshold value by the strong magnetic force mode processing unit, even an article heavier than usual can be safely attracted and lifted by the lifting magnet. In addition, since the remaining operation amount of the strong magnetic mode processing unit can be displayed to the operator by the remaining operation amount display unit, the lifting magnet can be used in the strong magnetic mode while the operator confirms the remaining operation amount.
[0012]
In the present invention, it is preferable that the strong magnetic force mode restriction processing unit does not operate the strong magnetic force mode processing unit when the remaining operation amount is outside the operable range.
According to this configuration, when the remaining operation amount is out of the operable range, the strong magnetic mode processing unit cannot be operated by the strong magnetic mode regulation processing unit. For this reason, since continuous operation with a high exciting current of the lifting magnet can be restricted, coil burning of the lifting magnet can be prevented and it is safe.
[0013]
In the present invention, the high magnetic force mode restriction processing unit may operate the high magnetic force mode processing unit when an article is being conveyed even if the remaining operation amount is outside the operable range. preferable.
According to such a configuration, even when the remaining operation amount is out of the operable range, the strong magnetic mode regulation processing unit operates the strong magnetic mode processing unit when the article is being conveyed. For this reason, even if the remaining movement amount is outside the operable range during the conveyance of the article, the strong magnetic force mode processing unit can be operated continuously. Therefore, the article can be conveyed to the destination while maintaining the magnetic force of the lifting magnet while the article is being conveyed.
[0014]
In the present invention, a remaining operation amount recovery unit that recovers the remaining operation amount is provided, the remaining operation amount recovery unit counting a pause amount that the strong magnetic mode processing unit pauses, and the pause amount It is preferable that the recovery processing unit recovers the remaining operation amount in accordance with the pause amount counted by the counting unit.
According to this configuration, the remaining operation amount can be recovered by the recovery processing unit in accordance with the pause amount counted by the pause amount counting unit. For this reason, according to the resting amount of the lifting magnet, the strong magnetic force mode processing unit can be operated repeatedly.
[0015]
An exciting current control method for a lifting magnet according to the present invention is a control method for controlling an exciting current supplied to a lifting magnet, wherein the exciting current is used at a normal value lower than a mode threshold, and the exciting current is used. The remaining operation amount calculating step is performed to calculate the remaining operation amount that can be operated in the strong magnetic mode operation, and the remaining operation amount calculating step is performed. In accordance with the remaining operation amount calculated by the above, a strong magnetic mode control step for restricting use of the strong magnetic mode operation is executed.
According to this method, since the operation can be performed with the exciting current having a value higher than the mode threshold value by the strong magnetic mode operation, even an article heavier than usual can be attracted and lifted safely by the lifting magnet. In addition, the use of the strong magnetic mode operation can be restricted according to the remaining operation amount calculated in the remaining operation amount calculating step by the strong magnetic force mode restriction step. Therefore, since it is possible to regulate the continuous operation of the lifting magnet with a high excitation current, coil burning of the lifting magnet can be prevented and it is safe.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a block diagram of an exciting current control device 1 for a lifting magnet according to this embodiment. As shown in the figure, a lifting magnet excitation current control device 1 (hereinafter simply referred to as excitation current control device 1) of the present embodiment is a control device that controls the excitation current I (t) supplied to the lifting magnet M. is there. t is the time.
The lifting magnet M to be controlled is not particularly limited as long as it includes an electromagnet whose magnetic force increases by increasing the excitation current I (t).
[0017]
The exciting current control device 1 according to the present embodiment includes a processing unit 10, an input unit 30, and an output unit 40. An operator's control request input by the input unit 30 is processed by the processing unit 10, and an excitation current I (t) supplied from an appropriate power source is controlled and supplied to the lifting magnet M. The amount F and the mode can be output to the output unit 40.
[0018]
The input unit 30 is provided with a strong magnetic
Note that the input unit 30 may input not only the strong
[0019]
The processing unit 10 includes a normal mode processing unit 11, a strong magnetic force mode processing unit 12, and an operation amount monitoring unit 20.
[0020]
The processing unit 10 may be realized by hardware such as a circuit, or may be realized by software such as a computer program. When implemented in hardware, a circuit may be created by combining a sequencer, electromagnetic relay, switch, diode, and the like.
[0021]
First, the normal mode processing unit 11 will be described.
The normal mode processing unit 11 sets the excitation current I (t) supplied to the lifting magnet M to a normal value lower than the mode threshold value. The mode threshold value is a value between a normal value when processing the normal mode processing unit 11 and a strong magnetic force value when processing the strong magnetic mode processing unit 12, and may be determined by design. The normal value is a value lower than the mode threshold, and it is sufficient that the normal article can be adsorbed and lifted, and the value is arbitrary.
According to the normal mode processing unit 11, the exciting current I (t) can be set to a normal value, so that if it is a normal article, it can be attracted and lifted safely by the lifting magnet M and can be continuously operated. .
[0022]
Next, the strong magnetic force mode processing unit 12 will be described.
The strong magnetic force mode processing unit 12 sets the exciting current I (t) to be passed through the lifting magnet M to a strong magnetic force value higher than the mode threshold value. The strong magnetic force value is higher than the mode threshold value, and the value is arbitrary.
According to the strong magnetic force mode processing unit 12, since the exciting current I (t) can be set to a strong magnetic force value higher than the mode threshold value, for example, even a wide steel plate or the like is attracted and lifted by the same lifting magnet M, It is possible to perform a suspended work.
[0023]
Next, the operation amount monitoring unit 20 will be described.
The operation amount monitoring unit 20 is a processing unit that monitors an operation amount for operating the strong magnetic mode processing unit 12.
The operation amount monitoring unit 20 includes a remaining operation amount memory 21, a remaining operation amount calculation unit 22, a strong magnetic force mode regulation processing unit 23, and a remaining operation amount recovery unit 30.
[0024]
First, the remaining operation amount memory 21 will be described.
The remaining operation amount memory 21 is a memory for storing the remaining operation amount that can operate the strong magnetic force mode processing unit 12, that is, the remaining operation amount F.
The remaining operation amount F includes the remaining time during which the lifting magnet can be operated, the number of remaining cycles in which the lifting magnet can be reciprocated between the suction place and the landing place, the moving distance through which the lifting magnet can be moved, and the like. Well, various factors can be adopted.
[0025]
When the remaining time during which the lifting magnet can be operated is selected as the remaining operation amount F, time control can be performed, so that it can be understood how much time can be left in the strong magnetic force mode to carry out the load work.
As the remaining operation amount F, when the remaining number of remaining cycles in which the lifting magnet can be reciprocated between the suction place and the landing place is adopted, cycle control can be performed, so that the lifting magnet is attached to the suction place. You can see how much you can go back and forth with the floor to see if you can work in the strong magnetic force mode.
When the movement distance that can move the lifting magnet is adopted as the remaining movement amount F, the movement distance can be controlled, so that it can be seen how much the remaining movement distance can be loaded in the strong magnetic force mode.
[0026]
Next, the remaining motion amount calculation unit 22 will be described.
The remaining operation amount calculation unit 22 has a function of reducing the value of the remaining operation amount F in the remaining operation amount memory 21 in accordance with the operation amount obtained by operating the lifting magnet in the strong magnetic force mode by the strong magnetic mode processing unit 12. Processing unit.
According to the remaining operation amount calculation unit 22, the value of the remaining operation amount F in the remaining operation amount memory 21 can be decreased according to the operation amount in which the lifting magnet is operated in the strong magnetic force mode.
[0027]
FIG. 2 is a process explanatory diagram of the strong magnetic mode regulation processing unit 23. As shown in the figure, the strong magnetic mode restriction processing unit 23 restricts the amount of operation for operating the strong magnetic mode processing unit 12 according to the remaining operation amount F calculated by the remaining operation amount calculation unit 22. The process proceeds in
[0028]
According to the strong magnetic force mode regulation processing unit 23, it is determined in
In
In
The definition range of the operable range may be determined, for example, that the remaining motion amount F is a positive value, but the definition range of the operable range is a design matter.
[0029]
According to the strong magnetic force mode restriction processing unit 23, the operation amount for operating the strong magnetic mode processing unit 12 can be restricted according to the remaining operation amount F calculated by the remaining operation amount calculation unit 22. Moreover, according to the strong magnetic force mode regulation processing unit 23, when the remaining operation amount F is outside the operable range, the strong magnetic force mode processing unit 12 is not operated.
For this reason, when the remaining operation amount F is outside the operable range, the strong magnetic force mode regulation processing unit 23 cannot operate the strong magnetic force mode processing unit 12. Therefore, since it is possible to regulate the continuous operation of the lifting magnet M beyond a predetermined range with a high excitation current I (t), coil burning of the lifting magnet M can be prevented and it is safe.
[0030]
Further, according to the strong magnetic force mode restriction processing unit 23, if it is determined in
That is, even when the remaining operation amount F is outside the operable range, the strong magnetic mode regulation processing unit 23 operates the strong magnetic mode processing unit 12 when an article is being conveyed. For this reason, even if the remaining operation amount F is outside the operable range, the strong magnetic mode regulation processing unit 23 operates the strong magnetic mode processing unit while the article is being conveyed. Therefore, even if the remaining operation amount F is out of the operable range during the conveyance of the article, the magnetic force of the lifting magnet M is increased to a strong magnetic force even during the conveyance of the article by continuing the operation of the strong magnetic mode processing unit 12. The article can be transported to the destination place while maintaining it.
[0031]
According to the processing unit 10, the normal mode operation unit 11 can perform normal mode operation using the excitation current at a value lower than the mode threshold. Also, the strong magnetic mode operation unit 12 can perform the strong magnetic mode operation using the excitation current at a value higher than the mode threshold. For this reason, even an article heavier than usual can be attracted and lifted safely by the lifting magnet.
In addition, in the operation amount monitoring unit 20, the remaining operation amount calculation unit 22 calculates the remaining operation amount F, and in accordance with the remaining operation amount F, the use of the strong magnetic mode operation is restricted by the strong magnetic mode regulation processing unit 23. be able to. Therefore, since it is possible to restrict the lifting magnet from being continuously operated with a high excitation current exceeding a predetermined range, coil burning of the lifting magnet can be prevented and it is safe.
[0032]
Next, the remaining motion amount recovery unit 30 will be described.
The remaining operation amount recovery unit 30 includes a suspension
[0033]
First, the pause
The pause
[0034]
Next, the pause amount memory 32 will be described.
The pause amount memory 32 is a memory that stores the pause amount S counted by the pause
[0035]
Next, the recovery processing unit 33 will be described.
FIG. 3 is a flowchart of the recovery processing unit 33. As shown in the figure, the recovery processing unit 33 is a processing unit that recovers the remaining operation amount in accordance with the pause amount S, and the process proceeds in the following steps.
In
[0036]
4A is a time-series graph of the remaining motion amount F by the recovery processing unit 33, where the horizontal axis represents time t and the vertical axis represents the remaining motion amount F. FIG. A symbol H indicates an operation time in the strong magnetic force mode. As shown in the figure, when the lifting magnet M is operated in the strong magnetic force mode, the remaining operation amount F decreases. When the operation of the lifting magnet M in the strong magnetic force mode is stopped, the pause amount S is counted by the pause
As shown in FIG. 4B, the lifting magnet M may be operated by a combination of the strong magnetic mode and the normal mode. Reference numeral N denotes an operation time in the normal mode, and the long and horizontally extending portions (two places) indicate that the lifting magnet M is operated in the normal mode.
The total operation time of the strong magnetic mode in FIG. 4B is the same as the operation time of the strong magnetic mode in FIG.
According to the recovery processing unit 33, when the suspension amount S in the strong magnetic mode exceeds the predetermined suspension amount, the remaining operation amount F is maximized regardless of the length of the operation time in which the lifting magnet M is operated in the normal mode. It can be recovered to the limit.
[0037]
As shown in FIGS. 4A and 4B, regardless of whether or not the normal mode is present, after the remaining operation amount F in the strong magnetic mode is used up, the remaining operation amount F is recovered when a predetermined pause amount is exceeded. I am doing so.
As shown in FIGS. 5 (A) and 5 (B), a predetermined amount of rest is exceeded in a state in which a certain amount of remaining operation in the strong magnetic mode remains (indicated by symbol Z) regardless of whether or not the normal mode is present. You may make it recover. In this case, it is possible to provide the lifting magnet M so that it can be operated in the strong magnetic force mode even during the pause of the strong magnetic force mode and before the remaining operation amount F is recovered.
[0038]
According to the remaining operation amount recovery unit 30, the remaining operation amount F can be recovered according to the pause amount S in which the lifting magnet M is not operated in the strong magnetic force mode. Can be made.
In addition, when the pause amount S exceeds the predetermined pause amount, the remaining motion amount F can be recovered at a time, so the strong magnetic force mode is continuously used within a short time, and the remaining motion amount F is used up. It is effective for work.
[0039]
The remaining operation amount recovery unit 30 is an optional component and may not necessarily be provided in the processing unit 10. However, by providing the remaining operation amount recovery unit 30, the strong magnetic force mode processing unit 12 can be operated repeatedly. This is preferable.
[0040]
The recovery processing unit is not limited to the recovery processing unit 33, but may be the following recovery processing unit 33B.
FIG. 6 is a flowchart of another recovery processing unit 33B. As shown in the figure, the recovery processing unit 33B is a processing unit that proceeds with the following steps.
In
If the predetermined pause amount is exceeded in
[0041]
FIG. 7A is a time-series graph of the remaining motion amount F by the other recovery processing unit 33B. The horizontal axis represents time t, and the vertical axis represents the remaining motion amount F. A symbol H indicates an operation time in the strong magnetic force mode. As shown in the figure, when the lifting magnet M is operated in the strong magnetic force mode, the remaining operation amount F decreases. When the operation of the lifting magnet M in the strong magnetic force mode is stopped, the pause amount S is counted by the pause
As shown in FIG. 7B, the lifting magnet M may be operated by a combination of the strong magnetic mode and the normal mode. Reference numeral N denotes an operation time in the normal mode, and indicates that the long and horizontally extending portions (three places) are operated in the normal mode.
[0042]
As shown in FIGS. 7A and 7B, regardless of whether or not the normal mode is present, after the remaining operation amount F in the strong magnetic mode is used up, the remaining operation amount F is recovered when a predetermined pause amount is exceeded. I am doing so.
Note that, as shown in FIGS. 8A and 8B, a predetermined amount of rest is exceeded in a state in which a certain amount of remaining operation in the strong magnetic mode remains (indicated by reference sign Z) regardless of whether or not the normal mode is present. You may make it recover. In this case, it is possible to provide the lifting magnet M so that it can be operated in the strong magnetic force mode even during the pause of the strong magnetic force mode and before the remaining operation amount F is recovered.
[0043]
In the case of the recovery processing unit 33B, when the pause amount S exceeds the predetermined pause amount, the remaining operation amount F can be recovered in small increments, which is effective for work that uses the strong magnetic force mode only once.
[0044]
Next, the output unit 40 will be described.
As shown in FIG. 1 again, the processing data processed by the processing unit 10, that is, the remaining operation amount F and the mode-specific output are output to the output unit 40. The output unit 40 is a monitor or a panel, for example, and includes a remaining operation amount display unit 41 and a
[0045]
The remaining operation amount display section 41 is for displaying the remaining operation amount F stored in the remaining operation amount memory 21, and may be displayed as a digital number or a line graph.
According to the remaining operation amount display unit 41, the remaining operation amount F can be displayed, so that the operator can use the lifting magnet in the strong magnetic mode while checking the remaining operation amount.
[0046]
The
According to the
[0047]
According to the lifting magnet exciting current control apparatus 1 of the present embodiment as described above, the following effects (1) to (6) are obtained.
(1) Since the normal mode processing unit 11 can set the excitation current I (t) to a normal value, if it is a normal article, it can be attracted and lifted safely by the lifting magnet M, and can be operated continuously. it can. Moreover, since the exciting current I (t) can be set to a value higher than the mode threshold by the strong magnetic mode processing unit 12, even an article wider than usual can be attracted without changing the width of the lifting magnet M. Can be lifted safely.
(2) The amount of operation for operating the strong magnetic mode processing unit 12 can be restricted by the strong magnetic mode restriction processing unit 23 according to the remaining operation amount F calculated by the remaining operation amount calculating unit 22. Therefore, since it is possible to restrict the lifting magnet M from being continuously operated with a high excitation current I (t) beyond a predetermined range, coil burning of the lifting magnet M can be prevented and it is safe.
[0048]
(3) When the remaining operation amount F is out of the operable range, the strong magnetic mode regulation processing unit 23 does not operate the strong magnetic mode processing unit 12 except during the conveyance of the article. For this reason, since it is possible to restrict the lifting magnet M from being continuously operated at a high excitation current beyond a predetermined range, coil burning of the lifting magnet M can be prevented and it is safe.
[0049]
(4) Even if the remaining operation amount F is out of the operable range, the strong magnetic mode regulation processing unit 23 operates the strong magnetic mode processing unit 12 when the article is being conveyed. For this reason, even if the remaining operation amount F is outside the operable range during the conveyance of the article, the strong magnetic force mode processing unit 12 can be operated continuously. Therefore, the magnetic force of the lifting magnet M can be maintained as a strong magnetic force even during the conveyance of the article, and the article can be safely conveyed to a desired position.
[0050]
(5) The remaining motion amount F can be recovered by the recovery processing unit 33 according to the pause amount S counted by the pause
[0051]
(6) Since the remaining operation amount F of the strong magnetic force mode processing unit 12 can be displayed by the remaining operation amount display unit 41, the operator can safely and efficiently lift the lifting magnet M by viewing the display. Can be used.
[0052]
Next, another embodiment will be described.
Of the processing unit 10, the input unit 30, and the output unit 40 that are constituent elements of the excitation current control device 1 described above, if the output unit 40 includes the remaining operation amount display unit 41, the strong magnetic mode control of the processing unit 10 is performed. The processing unit 23 is not necessarily provided.
In this case, the amount of operation for operating the strong magnetic mode processing unit 12 cannot be restricted by the strong magnetic mode restriction processing unit 23, but the remaining operation calculated by the remaining operation amount calculating unit 22 by the remaining operation amount display unit 41. Since the amount F can be displayed, the lifting magnet M can be used in the strong magnetic force mode while the operator confirms the remaining operation amount.
[0053]
Furthermore, other embodiments will be described.
Of the processing unit 10, the input unit 30, and the output unit 40, which are constituent elements of the excitation current control device 1 described above, if the processing unit 10 includes the strong magnetic force mode regulation processing unit 23, the remaining operation amount of the output unit 40 The display unit 41 is not necessarily provided.
In this case, the remaining motion amount F cannot be displayed on the remaining motion amount display unit 41, but the strong motion mode regulation processing unit 23 determines a strong motion according to the remaining motion amount F calculated by the remaining motion amount calculation unit 22. The amount of operation for operating the magnetic mode processing unit 12 can be regulated. Therefore, since it is possible to automatically restrict the lifting magnet M from being continuously operated with a high excitation current, coil burning of the lifting magnet can be prevented and it is safe.
[0054]
【The invention's effect】
According to the present invention, it is possible to prevent coil burnout without increasing the size of the lifting magnet, and even a wide article can be safely transported and the lifting work can be performed efficiently.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram of an exciting current control device 1 for a lifting magnet according to an embodiment.
FIG. 2 is a process explanatory diagram of a strong magnetic mode regulation processing unit 23;
3 is a flowchart of a recovery processing unit 33. FIG.
4 is a time-series graph of the remaining motion amount F by the recovery processing unit 33, where the horizontal axis represents time t and the vertical axis represents the remaining motion amount F. FIG.
5 is another time-series graph of the remaining motion amount F by the recovery processing unit 33, where the horizontal axis represents time t and the vertical axis represents the remaining motion amount F. FIG.
FIG. 6 is a flowchart of another recovery processing unit 33B.
FIG. 7 is a time-series graph of the remaining motion amount F by the other recovery processing unit 33B, where the horizontal axis represents time t and the vertical axis represents the remaining motion amount F.
FIG. 8 is another time-series graph of the remaining motion amount F obtained by another recovery processing unit 33B. The horizontal axis represents time t, and the vertical axis represents the remaining motion amount F.
FIG. 9 is an explanatory diagram of an article handling operation by the lifting magnet M;
[Explanation of symbols]
1 Excitation current controller
M Lifting magnet
11 Normal mode processing section
12 Ferromagnetic mode processing section
13 Remaining motion amount calculation unit
21 Remaining operation amount memory
22 Remaining motion amount calculation unit
23 Ferromagnetic mode regulation processing section
30 Remaining motion recovery part
31 Pause count section
32 Pause memory
33 Recovery processing section
41 Remaining operation amount display section
I (t) Excitation current
F Remaining operation amount
S pause amount
Claims (7)
前記励磁電流を、モード閾値より低い通常値に設定する通常モード処理部と、
前記励磁電流を、モード閾値より高い値に設定する強磁力モード処理部と、
該強磁力モード処理部を動作させうる残動作量を算出する残動作量算出部と、
該残動作量算出部により算出された残動作量に応じて、前記強磁力モード処理部を動作させる動作量を規制する強磁力モード規制処理部とを有する
ことを特徴とするリフティングマグネットの励磁電流制御装置。A control device for controlling the excitation current supplied to the lifting magnet,
A normal mode processing unit for setting the excitation current to a normal value lower than a mode threshold;
A magnetic force mode processing unit for setting the exciting current to a value higher than a mode threshold;
A remaining operation amount calculating unit that calculates a remaining operation amount capable of operating the ferromagnetic force mode processing unit;
An exciting current of a lifting magnet, comprising: a strong-magnetism mode regulation processing unit that regulates an amount of operation for operating the strong-magnetism mode processing unit according to the remaining movement amount calculated by the remaining movement amount calculation unit Control device.
前記励磁電流を、モード閾値より低い通常値に設定する通常モード処理部と、
前記励磁電流を、モード閾値より高い値に設定する強磁力モード処理部と、
該強磁力モード処理部を動作させうる残動作量を算出する残動作量算出部と、
該残動作量算出部により算出された残動作量を表示する残動作量表示部とを有する
ことを特徴とするリフティングマグネットの励磁電流制御装置。A control device for controlling the excitation current supplied to the lifting magnet,
A normal mode processing unit for setting the excitation current to a normal value lower than a mode threshold;
A magnetic force mode processing unit for setting the exciting current to a value higher than a mode threshold;
A remaining operation amount calculating unit that calculates a remaining operation amount capable of operating the ferromagnetic force mode processing unit;
An exciting current control device for a lifting magnet, comprising: a remaining operation amount display unit that displays the remaining operation amount calculated by the remaining operation amount calculation unit.
前記残動作量が動作可能範囲外の場合には、前記強磁力モード処理部を動作させないものである
ことを特徴とする請求項１記載のリフティングマグネットの励磁電流制御装置。The strong magnetic mode regulation processing unit is
2. The lifting magnet excitation current control device according to claim 1, wherein when the remaining operation amount is outside the operable range, the strong magnetic force mode processing unit is not operated.
前記残動作量が動作可能範囲外であっても、物品を搬送中の場合には、前記強磁力モード処理部を動作させるものである
ことを特徴とする請求項１記載のリフティングマグネットの励磁電流制御装置。The strong magnetic mode regulation processing unit is
2. The exciting current of a lifting magnet according to claim 1, wherein, even if the remaining operation amount is outside the operable range, the strong magnetic mode processing unit is operated when an article is being conveyed. Control device.
該残動作量回復部が、
前記強磁力モード処理部が休止した休止量をカウントする休止量カウント部と、該休止量カウント部でカウントされた休止量に応じて、前記残動作量を回復させる回復処理部とからなる
ことを特徴とする請求項１または２記載のリフティングマグネットの励磁電流制御装置。A remaining operation amount recovery unit for recovering the remaining operation amount;
The remaining operation amount recovery unit
The ferromagnetic force mode processing unit includes a pause amount counting unit that counts a pause amount that is paused, and a recovery processing unit that recovers the remaining operation amount according to the pause amount counted by the pause amount counting unit. 3. The exciting current control device for a lifting magnet according to claim 1,
ことを特徴とする請求項１記載のリフティングマグネットの励磁電流制御装置。The exciting current control device for a lifting magnet according to claim 1, further comprising a remaining operation amount display unit that displays the remaining operation amount.
前記励磁電流を、モード閾値より低い通常値で使用する通常モード運転と、前記励磁電流を、モード閾値より高い値で使用する強磁力モード運転とが可能であり、
該強磁力モード運転を動作させうる残動作量を算出する残動作量算出ステップを実行し、
該残動作量算出ステップにより算出された残動作量に応じて、前記強磁力モード運転の使用を規制する強磁力モード規制ステップを実行する
ことを特徴とするリフティングマグネットの励磁電流制御方法。A control method for controlling the excitation current supplied to the lifting magnet,
A normal mode operation using the excitation current at a normal value lower than the mode threshold and a strong magnetic mode operation using the excitation current at a value higher than the mode threshold are possible.
Executing a remaining operation amount calculating step for calculating a remaining operation amount capable of operating the strong magnetic force mode operation;
An exciting current control method for a lifting magnet, wherein a strong magnetic mode restriction step for restricting use of the strong magnetic mode operation is executed according to the residual movement amount calculated in the residual movement amount calculation step.
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003200635A JP4341742B2 (en) | 2003-07-23 | 2003-07-23 | Excitation current control device and excitation current control method for lifting magnet |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003200635A JP4341742B2 (en) | 2003-07-23 | 2003-07-23 | Excitation current control device and excitation current control method for lifting magnet |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005041602A true JP2005041602A (en) | 2005-02-17 |
| JP4341742B2 JP4341742B2 (en) | 2009-10-07 |
Family
ID=34260974
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003200635A Expired - Fee Related JP4341742B2 (en) | 2003-07-23 | 2003-07-23 | Excitation current control device and excitation current control method for lifting magnet |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4341742B2 (en) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012012153A (en) * | 2010-06-30 | 2012-01-19 | Caterpillar Japan Ltd | Method and device for controlling magnet working machine |
| JP2017088273A (en) * | 2015-11-04 | 2017-05-25 | 大電株式会社 | Electromagnetic magnet control device |
-
2003
- 2003-07-23 JP JP2003200635A patent/JP4341742B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012012153A (en) * | 2010-06-30 | 2012-01-19 | Caterpillar Japan Ltd | Method and device for controlling magnet working machine |
| JP2017088273A (en) * | 2015-11-04 | 2017-05-25 | 大電株式会社 | Electromagnetic magnet control device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4341742B2 (en) | 2009-10-07 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP1958914B1 (en) | Magnet controller for controlling a lifting magnet | |
| CN101274727B (en) | Operation control method for hoisting electromagnet | |
| JP5558845B2 (en) | Elevator power saving control system | |
| JP4341742B2 (en) | Excitation current control device and excitation current control method for lifting magnet | |
| CN104416566B (en) | Magnet conveying and positioning device | |
| JP5311025B2 (en) | Control device and method for transfer robot | |
| CN104512798A (en) | Intelligent electromagnetic hoisting device | |
| JPWO2011052015A1 (en) | Elevator control device and control method | |
| JP4982797B2 (en) | Vibration control method for stacker crane | |
| JP2003104682A (en) | Load moving auxiliary tool | |
| CN207581248U (en) | The control device and elevator device of elevator brake | |
| KR20120014276A (en) | Industrial robot that separates cargo according to the weight of cargo on the conveyor system and its control method | |
| US8068325B2 (en) | Method and apparatus for moving material | |
| JP2009161341A (en) | Workpiece alignment device | |
| JP2004345774A (en) | Lifting magnet crane equipment | |
| JP2018046091A (en) | Surface mounting machine | |
| KR200248250Y1 (en) | A magnetic force controling apparatus of lift magnet | |
| JP5000394B2 (en) | Lifting magnet control system and lifting magnet control method | |
| CN120681641A (en) | Magnetic attraction conveying device and method for pin shafts | |
| JP2004202341A (en) | Magnetic substance sorting method by lifting magnet and magnetic substance sorting device used for it | |
| JPH02295890A (en) | Lifting magnet crane device | |
| JPH06100284A (en) | Power supply for lifting magnet | |
| JP2008103649A (en) | Demagnetization control method, demagnetization control system and magnetic sensor in electromagnet | |
| JP2015129045A (en) | Control method for cargo conveyor | |
| JPS6022043Y2 (en) | Overcurrent prevention device for lifting electromagnets |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050228 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070815 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070828 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071025 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080401 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080626 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090528 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090630 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120717 Year of fee payment: 3 |
|
| R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120717 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130717 Year of fee payment: 4 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |