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JP2005081526A - ステープラー用のクリンチャ装置 - Google Patents

ステープラー用のクリンチャ装置 Download PDF

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JP2005081526A JP2003319341A JP2003319341A JP2005081526A JP 2005081526 A JP2005081526 A JP 2005081526A JP 2003319341 A JP2003319341 A JP 2003319341A JP 2003319341 A JP2003319341 A JP 2003319341A JP 2005081526 A JP2005081526 A JP 2005081526A
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Abstract

【課題】ステープル綴じ形状をフラット状に形成することができるとともに、駆動源を有しない手動タイプのステープラーで使用できるクリンチャ装置を提供する。
【解決手段】クリンチャ装置3を、ステープル脚Lを内側へ向けて屈曲誘導させる誘導ガイド面11が上端面に形成されたクリンチャ部材10と、クリンチャ部材10の誘導ガイド面11の上方を覆うように配置した金属性の薄板状片12とにより構成し、誘導ガイド面11と薄板状片12の間にステープル脚Lを綴じ用紙Pの裏面とほぼ並行に誘導させる誘導隙間18を形成して、綴じ用紙Pを貫通したステープル脚Lを前記誘導隙間18に沿って屈曲させるようにした。
【選択図】図3

Description

本発明はステープル駆動部によって綴じ用紙に向けてステープルを打ち出しして、綴じ用紙を貫通したステープル脚を綴じ用紙の裏面に沿って屈曲させるようにしたステープラー用のクリンチャ装置に関する。
従来から知られている一般的なステープラーのクリンチ装置は、図12に示すように、クリンチャ30の上端面にステープル脚を内側へ向けて屈曲誘導させるための湾曲状の誘導溝31が形成されており、綴じ用紙を貫通して綴じ用紙の下面側へ突出されたステープル脚Lが上記誘導溝31と係合することによってステープル脚Lが内側へ向けて屈曲誘導される用にされている。このクリンチャ30を綴じ用紙の裏面側に配置させて、綴じ用紙の上面側からステープルSをドライバプレートDによって打ち込みして、綴じ用紙Pを貫通して綴じ用紙の裏面側に突き出されたステープル脚Lを前記誘導溝30によって内側へ向けて屈曲誘導させて、ステープル脚Lの先端部が綴じ用紙Pの裏面と当接されるようにステープルSの両脚の基部に湾曲状のループ形状を形成することによってステープル綴じが行われている。このようなステープル綴じでは、ステープル綴じ部分の厚さがステープル脚の基部に形成される湾曲形状のために厚くなるため、綴じ合わせた用紙を積み重ねた際に傾いてしまうという問題があった。
また、従来より多くの電動ステープラーにおいては、綴じ用紙を貫通して綴じ用紙の下面側に突出されたステープル脚と係合することにより、ステープル脚を基部側から折り曲げるように屈曲させる可動のクリンチャ部材を綴じ用紙の下面側に配置して、ステープルの脚部のほぼ全部が綴じ用紙を貫通した後に、前記可動クリンチャ部材を駆動させてステープル脚を綴じ用紙の裏面に沿わせて折り曲げるようにした可動クリンチャ機構が採用されている。このように可動クリンチャ機構を採用することによって、ステープルの両端に形成されていたループ形状をなくしたり又はこのループ形状を小さくさせてステープル綴じ形状をフラットに形成することができ、従来のクリンチャのようにステープル綴じした用紙を積み上げても傾斜してしまうことが防止できる。また、綴じ用紙を貫通したステープル脚がクリンチャ上面に着地して折り曲げられたとき、その折り曲げられた脚の先端が綴じ用紙の裏面から表面に向かい再貫通を生ずることがあるが、クリンチャ中央部にくぼんだ区域を設けることでステープル脚の折り曲げを制御し脚先端の綴じ用紙への再貫通を防止している。
特開平10−128682号公報 特開昭56−56392号公報
しかしながら、上記従来の可動クリンチャ機構では、可動クリンチャ部材を駆動させるための駆動機構が必要となり、電動モータ等の駆動源を搭載していない手動タイプのステープラー等では採用することができない。また、ステープルの打込み作動を電動モータによって行うようにした電動ステープラーにおいては、電動モータで駆動されるドライバによってステープルが綴じ用紙を貫通し終えた後の適切なタイミングでクリンチャ機構を作動させるようにするため、前記ドライバを駆動させている電動モータによってクリンチャ機構を駆動させるためのカムやリンク等の関連機構部品が必要となり、更に、ステープル打出部とクリンチャ装置とを綴じ用紙の搬送路を挟んで分離して配置させた電動ステープラーにおいては、クリンチャ装置を駆動させるための別の電動モータが必要となったり又は、打出部のモータでクリンチャ機構を駆動させるための動力伝達系の部品が必要となり、電動ステープラーのコストを上昇させてしまう要因となっていた。
本発明は上記従来技術における問題点を解消し、ステープル綴じ形状をフラットに形成することができるとともに、簡単な構成で低コストで生産することができ、駆動源を有しない手動タイプのステープラーでも採用することが可能なクリンチャ装置を提供することをその課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係るステープラー用のクリンチャ装置は、ステープル駆動部によってコ字形に成形されたステープルを綴じ用紙に向けて打ち出しするとともに、綴じ用紙を貫通したステープルの脚部をクリンチャ装置によって綴じ用紙の裏面に沿って屈曲させることにより綴じ用紙を綴るようにしたステープラーにおいて、前記クリンチャ装置を、綴じ用紙を貫通したステープルの脚部と係合することによってステープルの脚部を内側へ向けて屈曲誘導させる誘導ガイド面が上端面に形成されたクリンチャ部材と、前記クリンチャ部材の誘導ガイド面の上方を覆うように配置した金属性の薄板状片とにより構成し、前記誘導ガイド面と薄板状片の間にステープルの脚部を綴じ用紙の裏面とほぼ並行に誘導させる誘導隙間を形成して、綴じ用紙を貫通したステープルの脚を前記誘導隙間に沿って屈曲させるようにしたことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、前記誘導ガイド面の上方を覆っている薄板状片の中央部に切欠き部が形成され、誘導隙間に沿って屈曲されたステープル脚の先端部を前記切欠き部から突出させて綴じ用紙の裏面に直接当接させるようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、綴じ用紙を貫通したステープルの脚部と係合することによってステープルの脚部を内側へ向けて屈曲誘導させる誘導ガイド面が上端面に形成されたクリンチャ部材と、前記クリンチャ部材の上面に前記誘導ガイド面の上方を覆うように配置した金属性の薄板状片とによりクリンチャ装置を構成し、前記誘導ガイド面と薄板状片の間にステープルの脚部を綴じ用紙の裏面とほぼ並行に誘導させる誘導隙間を形成して、綴じ用紙を貫通したステープルの脚を前記誘導隙間に沿って屈曲させるようにしているので、綴じ用紙を貫通した屈曲部の曲率半径が小さく屈曲誘導させて綴じ用紙の裏面に沿って誘導させることができ、従って、ステープル脚の基部に大きなループが形成されることのないフラットな綴じ形状が得られるクリンチャ装置を、全く可動部分を形成することなく低コストで提供できる。また、クリンチャ部材の誘導ガイド面の上面を金属製の薄板状片が覆っているため、綴じ用紙裏面を再貫通する方向に折り曲げられたステープル脚先端は、薄板状片に当接して用紙裏面に平行に移動し、再貫通することがない。
また、請求項2の発明によれば、前記誘導ガイド面の上方を覆っている薄板状片の中央部に切欠き部が形成され、誘導隙間に沿って屈曲されたステープル脚の先端部が前記切欠き部から突出して綴じ用紙の裏面に直接当接されるようにしているので、これによって綴じ合わせ枚数が少ない綴じ用紙であっても、ステープル脚の先端部を綴じ用紙に裏面に密着させるように屈曲でき、薄板状片を抜き出した後でも綴じ用紙をしっかりと綴じ合わせすることができる。更に、このように薄板状片に切欠き部を形成してステープル脚をこの切欠き部部から直接綴じ用紙に密着させるようにすることによって、ステープルの脚と綴じ用紙との間からの薄板状片の抜き出しを容易に行うことができる。
駆動源を有しない手動タイプのステープラーにも採用することが可能であり、フラットなステープル綴じ形状に形成するという目的を、クリンチャ部材の上面に薄板状片を配置して、クリンチャ部材の上端面に形成した誘導ガイド面と薄板状片の下面との間にステープルの脚部を綴じ用紙の裏面とほぼ並行に誘導させる誘導隙間を形成して、綴じ用紙を貫通したステープルの脚をこの誘導隙間に沿って誘導屈曲させるようにして実現した。
図1は本発明のクリンチャ機構を実施した電動ステープラーを示す斜視図であり、電動ステープラー1は複写機や印刷機等の内部に形成されている用紙の搬送路に沿って配置されて、複写や印刷処理された複数の綴じ用紙を綴るようにされている。前記用紙の搬送路の一方側に配置されてステープルを綴じ用紙に向けて打ち出すようにしたステープル駆動部2は、一対の支持フレーム4の間に支持されているマガジン5と、前記マガジン5の内部に装着されるカートリッジ6により構成されており、カートリッジ6の前方部分に形成されている打出部7へ供給されたステープルを、前記マガジン5内に形成されているステープル駆動機構によって打出部7の下方に配置された綴じ用紙に向けて打ち出すようにされている。支持フレーム4の外側面には駆動回転部材8が支持されており、支持フレーム4と隣接して配置されている駆動モータ9により駆動回転部材8を回転させて前記ステープル駆動機構を駆動させるようにしている。
前記ステープル駆動部2から打ち出されて綴じ用紙を貫通したステープルのステープル脚を綴じ用紙の裏面に沿って折り曲げるためのクリンチャ装置3が、前記搬送路を挟んでステープル駆動部2の反対側にステープル駆動部2の打出部7と対向して配置されている。図2乃至図4に示すようにクリンチャ装置3は、綴じ用紙を貫通したステープル脚と係合して、両方のステープル脚を互いに内側へ向けて誘導させる誘導ガイド面11が上面に向けて形成されたクリンチャ部材10と、前記クリンチャ部材10の誘導ガイド面11の上方を覆うように前記クリンチャ部材10の上面に配置された薄板状片12及び、これらのクリンチャ部材10と薄板状片12とを保持させているクリンチャホルダ13により構成されている。
図4に示すように、クリンチャ部材10は所定厚さの金属板によって形成されており、上端面に綴じ用紙を貫通して綴じ用紙の裏面側へ突出されてくるステープル脚と係合して、両方のステープル脚を内側へ向けて誘導させるようにした誘導ガイド面11が形成されている。誘導ガイド面11は、綴じ用紙を貫通して綴じ用紙の下面側へ突出されたステープル脚と係合してステープル脚を内側へ向けて誘導させるように形成された傾斜面14と、ステープル脚を湾曲状に屈曲させて内側へ向けて誘導させる湾曲面15が両端部に形成されており、中央部は両方の湾曲面15の端縁を接続するように直線状の平坦面16が形成されている。上記のような誘導ガイド面11を上端面に形成したクリンチャ部材10が、クリンチャホルダ13に形成された収容凹部17内に誘導ガイド面11が上方に向くように収容されて配置されている。
前記クリンチャホルダ13の上端面には金属製の薄い板材によって形成された薄板状片12が前記クリンチャホルダ13の上面中央部を覆うように取り付けられており、図3に示すようにクリンチャ部材10の誘導ガイド面11の平坦面16と湾曲面15の上面を覆うように配置され、前記薄板状片12の下面との間にステープルの脚部を誘導する誘導隙間18が形成されている。図5に示すように上記薄板状片12は後部に一体に形成されている折曲げ部12aによってクリンチャ部材10とともにクリンチャホルダ13に固定されており、前端縁が前記誘導ガイド面11より少し前方に突出させて配置されている。なお、図7に示すように、前記薄板状片12の幅寸法は誘導ガイド面11の幅寸法より狭く形成されており、誘導ガイド面11の両端部の傾斜面14の上方は薄板状片12によって上面が覆われておらず、従ってクリンチャホルダ13の上面に綴じ用紙が載置されてこの綴じ用紙に向けてステープル駆動部2からステープルが打ち出されると、綴じ用紙を貫通したステープル脚が誘導ガイド面11の両端部の傾斜面14部に着地できるようにされている。また、図3で示すようにクリンチャ部材10の傾斜面14と湾曲面15に対向する薄板状片12には、誘導湾曲部12b、12bが設けられている。この誘導湾曲部12b、12bは打ち出されたステープル脚Lがクリンチャ部材10の傾斜面14によって折り曲げられる際、脚先端を誘導隙間18に誘導する役目を果たすものである。
また、図4及び図5に示すように、板状のクリンチャ部材10を縦方向にして収容しているクリンチャホルダ13に形成された収容凹部17は、凹部を形成している前方側の壁17aがクリンチャ部材10の誘導ガイド面11の位置より低く形成されており、これによって誘導ガイド面11に沿って屈曲されたステープルの脚部をクリンチャ部材10の誘導ガイド面11から前方へ向けて抜き出すことができるようにしている。クリンチャ部材10と薄板状片12がネジ19によって取り付けられたクリンチャホルダ13は、前記ステープル駆動部2の打出部7と対向させて用紙の搬送路を挟んだ反対側へクリンチャホルダ13に形成された取付穴13aを介してネジ等によって取り付けられる。
以下図7乃至図9により上記実施例にかかるクリンチャ装置3の作動状態を説明する。図7に示すように、ステープル駆動部2とクリンチャ装置3との間に綴じ用紙Pが配置された後、ステープル駆動部2がクリンチャ装置3の方向に移動されて綴じ用紙Pをステープル駆動部2とクリンチャ装置3とによって挟持させる。クリンチャホルダ13の上面に取り付けられている薄板状片12はこの上面に載置された綴じ用紙を介して打出部7を形成しているマガジンやフェースプレート等の部品によって上面から押圧されている。この状態からステープル駆動部2のドライバプレートDによって打出部7からステープルSが綴じ用紙Pに向けて打ち出されてステープル脚Lの先端が綴じ用紙Pを貫通する。
図8(a)に示すように、綴じ用紙を貫通して綴じ用紙の裏面側に突出されたステープルSの両脚Lは、クリンチャ部材10に形成されている誘導ガイド面11の両端部の傾斜面14と係合して内側へ向けて誘導され、傾斜面14に続いて形成されている湾曲面15及び薄板状片12の誘導湾曲部12bにより内側へ向けて誘導される。更にドライバプレートDの駆動によりステープルSの打込みの進行に伴い、誘導ガイド面11の湾曲面15に沿って誘導されるステープル脚Lの先端はやや上方に向けて誘導されて図8(b)に示すように、ステープル脚Lの先端が薄板状片12の裏面側と係合されて薄板状片12の裏面に沿って誘導されるように矯正され、更にステープルSの打込みが進行すると、図8(c)に示すようにステープル脚Lが薄板状片12の裏面に沿って誘導されて、ステープルSがドライバプレートDによって最終位置まで打ち出されたときには、図8(d)に示すようにステープルSは綴じ用紙Pの裏面側で薄板状片12をステープル脚Lによって抱きかかえるように綴じ合わせしている。
そして、この後ステープル綴じが完了した綴じ用紙Pを前方へ引き出すことにより、ステープル脚Lと綴じ用紙Pとの間から薄板状片12が抜き出され、図9に示すようにステープルの脚部Lが綴じ用紙Pの裏面沿ってほぼフラット状に屈曲された形状にステープル綴じが完了する。尚、上記薄板状片12は例えば厚さが0.2mm程度の薄い金属板によって形成されているので、ステープル脚Lと綴じ用紙Pとの間に一緒に綴じられていた薄板状片12を抜き取ったとしても綴じ用紙Pのとじ合わせ状態が変化することはない。
上記のように、本発明によればクリンチャ部材10の上端面に形成されている誘導ガイド面11の上方に薄板状片12を配置して、誘導ガイド面11と薄板状片12の裏面との間にステープル脚Lを誘導する誘導隙間18を形成し、 綴じ用紙Pを貫通したステープル脚Lをこの誘導隙間18内に沿って誘導させて屈曲させるようにしているので、ステープルSの脚Lを綴じ用紙Pの裏面に沿ってフラット状に屈曲させることが可能となる。また、クリンチャ部材10を収容している収容凹部17の前方側の壁17aを誘導ガイド面11より低くなるように形成するとともに、薄板状片12をクリンチャホルダ13の後方側から前方へ向けて誘導ガイド面11の上方を覆うように形成しているので、ステープル綴じが完了した綴じ用紙Pを前方へ移動させることによって、薄板状片12をステープル脚Lと綴じ用紙Pの間から抜き出すことができ、特に、用紙の搬送路に沿ってステープル駆動部2とクリンチャ装置3とを配置させるようにしたコピー機等に内蔵タイプのステープラーに実施して好適なものである。
図10及び図11は別の実施例にかかるクリンチャ装置を示すもので、前述の実施例と同様に誘導ガイド面11を上端面に形成したクリンチャ部材10の上方に薄板状片20が誘導ガイド面11を覆うように配置されており、誘導ガイド面11の上面と前記薄板状片20の下面との間にステープルSの脚部Lを誘導する誘導隙間21が形成されている。更に、この実施例においては前記薄板状片20の前端縁の中央部に切欠き部22が形成されており、図11に示すようにステープル綴じが完了した状態でステープル脚Lの先端部が薄板状片20の上記切欠き部22から上方へ突出して綴じ用紙Pの裏面に直接密着されるように誘導される。これによって例えば綴じ合わせ枚数が少ない綴じ用紙であっても、ステープル脚Lの先端部を綴じ用紙Pに裏面に密着させるように屈曲でき、綴じ用紙Pをしっかりと綴じ合わせすることができる。更にこのように薄板状片20に切欠き部22を形成してステープル脚Lをこの切欠き部22から直接綴じ用紙に密着させるようにすることによって、ステープル脚Lと綴じ用紙Pとの間からの薄板状片20の抜き出しが容易に行うことができる。
前述の何れの実施例でも、綴じ用紙Pと一緒にとじ合わせした薄板状片12、20を綴じ用紙Pを前方へ移動させることによって綴じ用紙Pとステープル脚Lとの間から抜き出すようにしているが、上記薄板状片12、20を弾力性を保有した薄金属板によって構成し、ステープル綴じした後の綴じ用紙Pを上方へ持ち上げることによって薄板状片12、20の前端部分を上方へ弾力変形させ、これによってステープル脚Lと綴じ用紙Pの間から薄板状片12、20を抜き出させるようにしても良い。また。薄板状片12、20をクリンチャホルダ等へ後端縁の部分で回動可能に支持させて構成し、ステープル綴じが終了した綴じ用紙Pを上方へ移動させることによって薄板状片12、20を回動させてステープル脚Lと綴じ用紙Pの間から抜き出させるようにしてもよい。このように、薄板状片12、20を弾力的又は回動可能に保持させて、ステープル綴じが終了した後の綴じ用紙を上方へ移動させることによって、薄板状片を綴じ用紙とステープル脚との間から抜き出させるようにすることにより、 机上で使用する手動タイプのステープラーに使用することができる。
本発明のステープラー用のクリンチャ装置は、上記実施例のように複写機や印刷機等の内部に収容されて、電動モータによってステープルを綴じ用紙に向けて打ち出すようにした電動ステープルの他に、複写機や印刷機等内に収容されずに机上において単独で使用される電動ステープラーや、又は、電動モータ等の動力駆動源を全く備えていない手動タイプのステープラーにおいても実施することが可能である。
本発明の実施例にかかる電動ステープラーを示す斜視図 図1の電動ステープラーのクリンチャ装置の平面図 図2におけるA−A線上の断面図 図2と同じクリンチャ装置の正面図 図4におけるB−B線上の断面図 クリンチャ装置の部品構成を示す斜視図 ステープルが綴じ用紙に打ち込まれる直前の状態を示す図3と同様の断面図 ステープル脚が誘導溝に屈曲される作動状態を示すもので、(a)は綴じ用紙を貫通したステープル脚の先端が傾斜面によって内側へ向けて誘導されている状態、(b)はステープル脚が円弧状面に沿って誘導されている状態、(c)はステープル脚の先端部が薄板状片の裏面に沿って誘導されている状態、(d)はステープル綴じが完了した状態を示す。 ステープル綴じが完了してクリンチャ装置から抜き出した綴じ用紙を示す断面図 本発明の別の実施例にかかる薄板状片を示す斜視図 図10の実施例によるステープル綴じが完了した状態を示す断面図 従来のクリンチャ装置によるステープル綴じが完了した状態を示す断面図
符号の説明
1 電動ステープラー
3 クリンチャ装置
10 クリンチャ部材
11 誘導ガイド面
12、20 薄板状片
18、21 誘導隙間
22 切欠き部

Claims (2)

  1. ステープル駆動部によってステープルを綴じ用紙に向けて打ち出しするとともに、綴じ用紙を貫通したステープルの脚部をクリンチャ装置によって綴じ用紙の裏面に沿って屈曲させることにより綴じ用紙を綴るようにしたステープラーにおいて、前記クリンチャ装置を、綴じ用紙を貫通したステープルの脚部と係合することによってステープルの脚部を内側へ向けて屈曲誘導させる誘導ガイド面が上端面に形成されたクリンチャ部材と、前記クリンチャ部材の誘導ガイド面の上方を覆うように配置した金属性の薄板状片とにより構成し、前記誘導ガイド面と薄板状片の間にステープルの脚部を綴じ用紙の裏面とほぼ並行に誘導させる誘導隙間を形成して、綴じ用紙を貫通したステープルの脚を前記誘導隙間に沿って屈曲させるようにしたことを特徴とするステープラー用のクリンチャ装置。
  2. 前記誘導ガイド面の上方を覆っている薄板状片の中央部に切欠き部が形成され、誘導隙間に沿って屈曲されたステープル脚の先端部を前記切欠き部から突出させて綴じ用紙の裏面に直接当接させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のステープラー用のクリンチャ装置。
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