[go: up one dir, main page]

JP2005196456A - バーコード - Google Patents

バーコード Download PDF

Info

Publication number
JP2005196456A
JP2005196456A JP2004001852A JP2004001852A JP2005196456A JP 2005196456 A JP2005196456 A JP 2005196456A JP 2004001852 A JP2004001852 A JP 2004001852A JP 2004001852 A JP2004001852 A JP 2004001852A JP 2005196456 A JP2005196456 A JP 2005196456A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
barcode
bar code
reading
handy scanner
bar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004001852A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunari Watanabe
一成 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2004001852A priority Critical patent/JP2005196456A/ja
Publication of JP2005196456A publication Critical patent/JP2005196456A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】ラインイメージセンサを装備したハンディスキャナを使用して読取る場合に最適となるバーコードを提供すること。
【解決手段】半径の長さと線の太さの異なる複数の円を重ねて同心円となるように構成し、中心角θの劣弧の集合として切り出して表現されるバーコードにおいて、該同心円の中心と最小半径の該劣弧との間に指標となるマークを配置することを特徴とする。

ここで、劣弧を近似的に台形又は近似的に長方形として表現する。又、バーコードを互いに上下が反転して隣接するように配列する。
【選択図】図2

Description

本発明は、バーコードの構造(配列)に関し、特にラインイメージセンサにて主走査を行い、手動で原稿上を移動させることによって副走査を行うようなハンディスキャナを使用した場合に最適となるバーコードの構造(配列)に関する。
様々な情報をコンピュータ等の電子機器へ簡単に入力する手段としてバーコードが登場し、現在では流通、製造、物流、サービス等の幅広い業界に使用されている。そして、より多くの情報を収納すること、もっと多くの文字種を表現すること、もっと小さなスペースに印字すること、情報を暗号化すること等々の更なる要望からバーコードを2次元的に配置する2次元バーコードが使用されるようになってきた。
このような2次元バーコードは、大きく分けてスタック式とマトリックス式の2種類に大別される。スタック式のバーコードは、1次元のバーコードを縦に細かく積み重ねた構成であり、例えばスーパーコード、PDF417、CODE−49、CODE−16K等がある。
特徴としては、1次元バーコードと同様な構成で、細線で示したバーと太線で示したバーとの組み合わせで表現され、積み重ねられた各データ列を識別するためのスタートコード、ストップコードが付加されている。
これに対しマトリックス式のバーコードは、情報を黒と白のセルで縦横のモザイク状に表現したもので、例えばデータマトリックスコード(データコード)、マキシコード、QRコード等がある。
特徴としては、情報をバイナリー(“1”と“0”)に変換して黒と白のセルによって表現しており、走査装置側に特別なデータ変換テーブルや参照テーブルは不要で解読がシンプルである。例えば、黒のセルがあればバイナリーデータの“1”を表し、白のセル(空白)があればバイナリーデータの“0”と判定することである。更に、該セルのパターンを画像処理で認識するために必要な基準となるマーク等を設けて、全方向読取や高速読取等に対応している。
又、上記に示したような2次元バーコードとは別に1次元バーコードにおいても様々な工夫が提案されている。例えば、特許文献1〜3に記載されているようなバーコードがある。これらの発明は、概してバーコードを同心円構造にすることによって、読取方向がどこからでも正確な読取を行うことができるようなバーコードを提案したものとなっている。
次に、印刷された文字や絵柄、又はバーコード等を読取る走査装置の1つにラインイメージセンサ搭載のハンディスキャナがある。このようなハンディスキャナは、OCR(optical character reader)を行うために原稿上の文字を読取ったり、印刷されている絵柄や写真を画像データとして取得するために画像を読取ったり、上述のように様々な情報を取得するためにバーコードを読取ったりと、各種の2次元画像の読取に使用される走査装置である。
そして、このようなハンディスキャナが所望の2次元画像を読取る仕組みは、1次元の画像を1画素単位で順次主走査するラインイメージセンサを装備して、該ラインイメージセンサが副走査方向に1画素単位移動する毎に該主走査を行い、これを繰返しながら2次元画像上を該ラインイメージセンサが通過することで2次元画像を読取る仕組みになっている。
特開平5−250501号公報 特開平6−36063号公報 特開平6−195526号公報
様々な画像を読取ることが可能な上記のハンディスキャナは、オペレータの手動操作によって原稿上を移動させながら読取を行うものである。手動操作によって読取移動をするため、読取移動時に正確に直進させることは困難であり、程度の違いはあっても直進せずに斜めに曲がってしまったり、左右に揺らぎながら進んだりしてしまうことが容易に想像できる。
例えば、一般的な1次元バーコード(JANコード等)を読取ることを仮定する。ここで示す該バーコードとは、該バーコードのバーの長さは該ラインイメージセンサの長さより短く、端のバーから反対側の端のバーまでの距離(バーコードの長さ)が該ハンディスキャナの該ラインイメージセンサより長いバーコードである。
すると、該バーコードに対して横方向(各バーに垂直な方向)に該ハンディスキャナの該ラインイメージセンサを合わせても該バーコードの方が長いため、該バーコード全体を読取ることはできない。そのため、該バーコードの読取りは、該バーコードの端のバーから順に反対側のバーに向かって該ハンディスキャナの読取移動を行って該バーコード全体を読取る方法となる。
しかしながら、このような読取を行うにはオペレータの目視確認のみで該ハンディスキャナの読取開始位置を合わせ、その後、該バーコード全体の読取が終了するまで読取移動させることになる。この時、該バーコードのバーに対して該ラインイメージセンサが正確に平行になるように位置合わせすることは困難となる。又、仮にバーに対して平行になるように位置合わができても、その角度を維持したまま読取移動を続けることは更に困難になると考えられる。
そして、読取移動が直線的に行われた場合でも、取得した該バーコードの画像データがどの程度傾斜して読取られた画像データなのか解析する必要がある。この処理が行われないとバーコードをデコードして情報を取り出すことができない。つまり、何らかの方法によって読取時に生じた傾斜角度の補正を行わないと該バーコードをデコードすることができないという問題がある。
次に、同心円で構成されたバーコードを該ハンディスキャナで読取ることを仮定してみる。ここで示す該バーコードとは、該バーコードの構成において最小半径で示されたバーと最大半径で示されたバーとの最短直線距離が該ラインイメージセンサの長さよりも短いバーコードである。
該バーコードを該ハンディスキャナで読取る場合は、該バーコードの中心と最大半径で示されたバーとを結ぶ直線上に該ラインイメージセンサがある時に主走査することで読取ることができる。この時、読取移動の距離や移動方向には関係なく上記の条件を満たせば該バーコードの読取は可能である。
しかしながら、該バーコードは1次元で表現され、更にスペースも広く必要となるため多くの情報をバーコード化するには広いスペースが必要となってしまう。そのため、小さなスペースに多くの情報をバーコード化して表現できないという問題がある。
又、上述したように該バーコードの中心を通る線上にラインイメージセンサがあることを判定する手段を設ける必要がある。逆に言えば何らかの方法によって該手段を使用しないと該バーコードを読取ることができないという問題がある。
次に、スタック型の2次元バーコードを該ハンディスキャナで読取ることを仮定してみる。ここで示す該バーコードとは、該バーコードの縦方向の長さは該ラインイメージセンサの長さより短く、横方向の長さ(バーコードの長さ)が該ハンディスキャナの該ラインイメージセンサより長いバーコードである。
バーコードをハンディスキャナで読取る場合は、上述したようにオペレータの目視確認のみで該ハンディスキャナの読取開始位置を合わせ、その後、バーコード全体の読取が終了するまで読取移動させて行う。この時、バーコードの各バーに対して平行になるようにラインイメージセンサの位置合わせが行われ、そのまま読取が開始されれば、1回の主走査によって得られる画像データは、積み重ねられたバーを同時に読取って得られた画像データということなる。
従って、1回の主走査によって取得した画像データのパターンと該バーコードを読取った場合に現れる特別なパターンとを比較する仕組みがあれば該バーコードの読取を開始したことの検出が可能となる。
しかしながら、バーコードの各バーに対して平行ではなく斜めになるようにラインイメージセンサの位置合わせが行われ、そのまま読取が開始されれば、1回の主走査によって得られる画像データは、積み重ねられたバーを同時に読取って得られた画像データとは異なる。
従って、1回の主走査によって取得した画像データのパターンと該バーコードを読取った場合に現れる特別なパターンとを比較する仕組みがあっても該バーコードの読取を開始したことを検出することができないという問題がある。
次に、マトリックス型の2次元バーコードを該ハンディスキャナで読取ることを仮定してみる。ここで示す該バーコードとは、該バーコードの縦方向の長さは該ラインイメージセンサの長さより短く、横方向の長さ(バーコードの長さ)が該ハンディスキャナの該ラインイメージセンサより長いバーコードである。
バーコードをハンディスキャナで読取る場合は、上述したようにオペレータの目視確認のみで該ハンディスキャナの読取開始位置を合わせ、その後、バーコード全体の読取が終了するまで読取移動させて行う。この時、バーコードに対して直進して読取移動が行われれば、取得した画像データの画像処理を行うことでバーコードをデコードして情報を取り出すことができる。
例えば、読取りによって得られた画像データを画像として考えて、バーコード内にある指標となるマークからどの角度でどの程度はなれた場所のセルが黒なのか白なのかという判定を行う。そして、黒であればバイナリーデータ“1”と白であれば同じく“0”と認識する画像処理を繰り返すことでバイナリーのデータとして情報を取り出すこと等がある。
しかしながら、バーコードに対して直進して読取移動が行われず、蛇行しながら読取が行われた場合は、取得した画像データの画像処理を行っても該バーコードをデコードして情報を取り出すことが可成り困難になるという問題がある。
例えば、上述のように読取りによって得られた画像データを画像として考えて、該バーコード内にある指標となるマークからどの角度でどの程度離れた場所のセルが黒なのか白なのかという判定を行う。ところが、読取った画像が不確定に歪んでいると予想されるため、指標となるマークを検出しても任意のセルを特定することが可成り困難になることが考えられるからである。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、ラインイメージセンサを装備したハンディスキャナを使用して読取る場合に最適となるバーコードを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、半径の長さと線の太さの異なる複数の円を重ねて同心円となるように構成し、中心角θの劣弧の集合として切り出して表現されるバーコードにおいて、該同心円の中心と最小半径の該劣弧との間に指標となるマークを配置することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載のバーコードにおいて、該劣弧を近似的に台形として表現したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1に記載のバーコードにおいて、該劣弧を近似的に長方形として表現したことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1に記載のバーコードを互いに上下が反転して隣接するように配列したことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4に記載のバーコードにおいて、該劣弧を近似的に台形として表現したことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項4に記載の2次元バーコードにおいて、該劣弧を近似的に長方形として表現したことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1に記載のバーコードを互いに上下を反転させて結合し、該マークを共有するように配置したことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項7に記載のバーコードにおいて、該劣弧を近似的に台形として表現したことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項7に記載の2次元バーコードにおいて、該劣弧を近似的に長方形として表現したことを特徴とする。
本発明によれば、ラインイメージセンサ搭載のハンディスキャナにて本発明のバーコードを読取った場合は、該バーコード対して該ラインイメージセンサが正確に平行移動できるように位置合わせをしなくても該バーコードをデコードして情報を取り出すことができる効果がある。
又、同心円状で構成したバーコードに比べ該バーコードは、隣接するモジュール同士が上下反転して配列する構成になっているため、より少ないスペースに表現することができる効果がある。
更に、バーコードは指標となるマークを配置しているため、同心円の中心を通る線上に該ラインイメージセンサがあることを認識でき、確実に読取ができる効果もある。
又、モジュール単位毎に読取角度の傾斜に対する補正機能を備えているため、蛇行しながら読取移動を行ってもバーコードをデコードして情報を取り出せる効果もある。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明を行う。
図1に示したシステム構成例は、ハンディスキャナを使用したシステムの一例を示した図である。
101はハンディスキャナであり、原稿(102)に描かれた2次元画像(103)を読取る機能と、該読取によって取得した画像データをデータベース装置(104)に送信する機能も有している。又、少なくとも1つ以上のキー入力手段を有し、読取り開始のタイミングを前記キー入力で行う。更に、可聴若しくは可視にて表示を行う表示手段を有し、読取時にエラーが発生した時等、オペレータに通知が必要な場合に前記表示手段にて各種表示を行うようになっている。
102は2次元画像(103)が描かれた原稿を示している。該ハンディスキャナで読取り可能な2次元画像が印刷されている雑誌や書籍、その他の印刷物等を示している。
103は実際に該ハンディスキャナで読取りを行う2次元画像である。該原稿の一部分に、該ハンディスキャナにて読取り可能なサイズや形状、或は解像度にて描かれている。主に任意の情報をコード化したバーコードや、雑誌や書籍に記載されている記事や画像等となっている。
104はハンディスキャナとの通信機能を有したデータベース装置であり、例えばPCであっても良い。読取られた2次元画像を該ハンディスキャナから画像データとして受信し、各種のアプリケーションに応じて付属のモニター装置(105)に表示を行う。例えば、該ハンディスキャナで読取った2次元画像がコード化された情報であって、該情報がデータベース装置内部に保存しているファイルやデータのロケーション情報であった場合は、所望のファイルやデータを検索して付属のモニターに表示する等がある。
105はモニター装置であり、例えばテレビであっても良い。該データベース装置の画面表示装置としての機能を有し、該データベース装置のアプリケーションに応じた表示を行うものとなっている。
図2に示したブロック図は、図1に示したハンディスキャナ(101)の簡単な機能ブロックを示した図である。
図中の太線の矢印は該ハンディスキャナで取り扱う画像情報(データ)の流れを、細線の矢印(210〜215)は制御信号(検出信号等)の流れを示し、各ブロック(201〜208)は各機能ブロックとして表している。
201は制御部であり、該ハンディスキャナの動作をコントロールしている。図中の全ブロック(202〜208)を監視し、必要に応じて制御するものである。内部には時計機能を内蔵しており、各ブロックに対して時間を通知したり、タイマーを構成して各処理の制御に使用したりしている。
202は画像読取部であり、2次元画像の読取を行う機能を有している。内部は、画像を1画素単位で画像走査を行うセンサが1次元的に複数並べたラインイメージセンサで構成され、該制御部からのタイミング(該ハンディスキャナが副走査方向に1画素単位移動したことを示す)に応じて該ラインイメージセンサが該主走査を繰り返すことによって2次元画像の読取を行う仕組みになっている。該制御部の指示に従って、該主走査を行って得られた画像データは、1画素単位毎に順次バーコード検出部(205)に送られる。
203は移動検出部であり、該ハンディスキャナが副走査方向への移動に対して一定量移動する毎に通知を行う機能を有している。内部は、回転部材によって形成されたエンコーダで構成される。該エンコーダは、該ハンディスキャナが原稿上を移動するのに伴って、原稿との摩擦によって回転するローラと機械的に接続されている。オペレータの手動操作によって該ハンディスキャナが原稿上を移動すると、該ローラが回転し、その回転量を該エンコーダに伝達する。そして、該エンコーダが一定量回転したとき、該ハンディスキャナが副走査方向へ1画素単位移動したと判定し、そのタイミングを該制御部に通知する仕組みとなっている。
204は、キーI/F部であり、該ハンディスキャナに装備している操作キーに入力(押下)があるかどうかを検出する機能を有している。操作キーには、該ハンディスキャナで2次元画像の読取開始のタイミングを示すキーや読取終了のタイミングを示すキー等がある。該操作キーの入力(押下)を検出するとその旨を該制御部に通知する仕組みとなっている。
205はバーコード検出部であり、該ラインイメージセンサ部から順次送信されてくる画像データをそのままメモリ部(207)に順次送信しながら、受信した該画像データにバーコードが含まれるのかどうかを検出する機能を有している。検出方法は、内部に予め記憶している複数のデータパターンを使用して、該ラインイメージセンサ部から順次送信されてくる画像データと該データパターンを随時比較しパターンが合致した場合にバーコードを検出したと判定する方法となっている。そして、バーコードを検出する毎に該制御部にその旨を通知する仕組みとなっている。
206はデコード処理部であり、該バーコードをデコード処理して情報を解読する機能を有している。該制御部の指示によって該メモリ部に一時的に記憶してある画像データを受信し、解読して情報を取り出した後、その内容を該制御部に送信する(216)仕組みとなっている。
207はメモリ部であり、該ハンディスキャナにて読取られた画像データを一時的に記憶する機能を有している。1回の読取りによって得られる画像データ毎に記憶され、該制御部からの指示により必要に応じてデコード処理部(206)やデータ送信部(208)に送信する仕組みとなっている。又、該制御部からの指示によって記憶している画像データの一部分を削除することも可能となっている。
208はデータ送信部であり、図1に示したデータベース装置(104)へデータを送信する機能を有している。該ハンディスキャナにて文字や絵柄として2次元画像を読取ったときはその画像データを、バーコードを読取ったときはそのバーコードを解読して得られた情報をそれぞれ送信する仕組みとなっている。
図3は図1に示すようなシステム構成においてハンディスキャナが文字、絵柄、バーコードを読取る場合の動作を表す図となっている。一般的な文字や絵柄が描かれた原稿を該ハンディスキャナが読取る場合を示している。
又、図3は図1に示した原稿(102)の一例であり、文字と絵柄が描かれている部分を上から見た様子を表している。これらの文字や絵柄は該ハンディスキャナにて読取りを行う対象物であり、実際に図3の左側から右側に向かって該ハンディスキャナを移動させ、画像の読取を行っている様子を示している。
301はハンディスキャナの画像読取部(202)に内蔵しているラインイメージセンサであり、2次元画像の読取を行う部位である。内部構成は、2次元画像の空白(画像が描かれていない場所)部分を読取った場合に“0”ないし“L”と判定し、画像の部分を読取った場合に“1”ないし“H”と判定するセンサ(302)の集合体で構成されている。該センサは原稿に描かれた画像を読取るため原稿と接する面に配列されているが、便宜上該センサを透過して該ラインイメージセンサ上に示している。
センサは1次元的に0番目からn番目まで順に並べて該ラインイメージセンサに配列され、通常は0番目のセンサから読取を開始し、n番目のセンサまで読取りが終了することが1回の主走査となる。図では、図下側の該センサが0番目で図上側のセンサがn番目となる。又、該センサの1つ1つが1画素単位を表し、該ハンディスキャナの主走査の解像度となる。図中に表記した該センサは、実際のサイズでは余りにも微小であるため、便宜上大きな円として描いて分かり易く表現したものである。
ラインイメージセンサを図3の左から右へ原稿上を移動させることで文字や絵柄の読取が行われる。副走査とは、該主走査が1回行われる毎に図中の副走査の矢印方向へ1画素単位ずつ移動しながら主走査を繰り返すことで副走査となる。
図4〜図6は本発明によるバーコードの基本概念を説明するための図で、本発明を簡易的に表現するためにバーコードの一部分を示している。
図4は本発明によるバーコードの基本構成を表した図となっている。図4に示した該バーコードは、直交するy軸(401)とx軸(402)で表される平面に、y軸とx軸との交点を基準点(403)として表現したものとなっている。そして、該バーコードは、指標となるマーク(409)とコード部分(408)とによって構成される。
コード部分(408)は、細線で示したバーと太線で示したバーとの組み合わせによって様々な情報を表現した部分である。そして、それぞれのバーは基準点を中心とした半径の長さと線の太さの異なる同心円の構造となっており、該同心円を中心角2θの扇形で切り出して表現したものとなっている。言い換えると、中心角2θの劣弧の集合となっている。
ここで、直線(405)は基準点を通り、y軸に対して角度θ(404)傾いた直線となっている。同様に、直線(407)は基準点を通り、y軸に対して角度−θ(406)傾いた直線となっている。
そして、y軸に対して角度θ傾いた該直線(405)と、y軸に対して角度−θ傾いた該直線(407)との間に挟まれる範囲を中心角2θの扇形の範囲として図に示している。
マーク(409)は、中心がy軸上にあり、コード部分の最小の半径で描かれるバーよりも基準点に近い場所に位置している。そして、該マークの大きさは該扇形の内部に収まる程度の大きさとなっている。ここで、図に示した該マークは円形となっているが、上記の条件を満たせばその他の図形であっても良い。
図5は本発明によるバーコードの第1応用例を示した図となっている。ここで示すバーコードの構成は、図4に示したバーコードのコード部分(408)を変更して作成したバーコードである。
図4のコード部分(408)は、中心角2θの劣弧の集合として描かれているのに対して、図5のコード部分(501)は、各底辺(上底、下底)の長さと高さが異なる台形の集合として描いたものである。
例えば、図4において、バーの基準点に一番近い部分でy軸(401)と接するx軸(402)に平行な直線と、同様にバーの基準点から一番遠い部分でy軸(401)と接するx軸(402)に平行な直線と、直線(405)と、直線(407)とで囲まれる台形を示している。
又は、図4において直線(405)と接するバーの基準点に一番近い点と、基準点から一番遠い点と、同様に直線(407)と接するバーの基準点に一番近い点と、基準点から一番遠い点との4点を直線で結んでできる台形であっても良い。
図6は本発明によるバーコードの第2応用例を示した図となっている。ここで示すバーコードの構成は、図4に示したバーコードのコード部分(408)を変更して作成したバーコードである。
図4のコード部分(408)は、中心角2θの劣弧の集合として描かれているのに対して、図6のコード部分(601)は、各辺(長辺、短辺)の長さが異なる長方形の集合として描いたものである。
例えば、図4において、バーの基準点から一番遠い部分でy軸(401)と接する点を通って、直線(405)と直線(407)とに接するx軸(402)に平行な直線を長辺とし、該バーの太さを短辺の長さとした長方形を示している。この時、図に示すように該長方形の頂点のうち基準点から遠い頂点が、直線(405)と直線(407)とに接するように配置する。
図7は本発明の実施例であり、バーコードの構造全体を示した図となっている。図に示したバーコードは2次元バーコードであり、図4にて示したバーコードの基本構成を横に複数並べて2次元化したものである。
図中の点線は、図4で示したy軸とx軸に相当し、x軸に関してはマークの中心を通るように引き直したものである。又、図4に示したマーク(409)とコード部分(408)を1つのモジュールと考えて、モジュール単位で複数並べて2次元バーコードを構成している。
2次元バーコードは、モジュールをx軸方向に等間隔で配置し、隣接する該モジュール同士は互いに上下が反転して隣接するように配置し、1つ離れた該モジュール同士はマークの中心がx軸と平行な直線上に並ぶように配置して構成される。
その他の例として、図5に示したマーク(409)とコード部分(501)を1つのモジュールと考えて、該モジュールを前述の条件で配置して2次元バーコードを構成しても良い。同様に図6に示したマーク(409)とコード部分(601)を1つのモジュールと考えて、該モジュールを前述の条件で配置して2次元バーコードを構成しても良い。
図8は図1に示すようなシステム構成においてハンディスキャナが本発明の2次元バーコードを読取る場合の動作を表す図となっている。又、図8は図1に示した原稿(102)の一例であり、図7に示した2次元バーコードが描かれている部分を上から見た様子を表している。該2次元バーコードは該ハンディスキャナにて読取りを行う対象物であり、実際に図8の左側から右側に向かって該ハンディスキャナを移動させ、画像の読取を行っている様子を示している。
図中の点線(801〜805)は、該ハンディスキャナが該2次元バーコード上を読取移動している際に、各マークの中心を通過するときの該ラインイメージセンサ(301)の位置と傾きを表現したものである。この時、最初の2つのモジュールを通過するまでは該ラインイメージセンサは該モジュールのy軸方向と平行して進んでいたが、残り3つのモジュールを通過するときには蛇行して進んでいたことを示している。つまり、該ハンディスキャナは手動によって読取操作を行うため場合によっては、読取移動が蛇行してしまうことを表現している。
図のような該2次元バーコードを読取る場合には、該ラインイメージセンサが点線の位置(それぞれのマークの中心)を通過するときに主走査を行って得られた画像データを使用する。言い換えると、マークの中心以外を通過中に主走査を行って得られた画像データは使用しない。なぜなら、該ラインイメージセンサが点線の位置を通過するときに主走査を行って得られた画像データに該モジュールの情報が全て含まれるからである。
そして、図中の点線(801,802,803,805)のように該ラインイメージセンサが図4に示した角度±θよりも小さい傾きでマークの中心を通過した場合には、該ラインイメージセンサがモジュールの内部に位置しているため、モジュール全体の走査が可能であることを示し、点線(804)のように該ラインイメージセンサの傾きが図4に示した角度±θよりも大きく傾いた場合は、モジュール全体の走査が不可能であることを示している。
本発明は、ラインイメージセンサにて主走査を行い、手動で原稿上を移動させることによって副走査を行うようなハンディスキャナを使用した場合に最適となるバーコードに対して適用可能である。
ハンディスキャナを使用したシステム構成の例を示す図である。 ハンディスキャナの内部構成を示す図である。 ハンディスキャナにおける読取動作の概念を示す図である。 本発明によるバーコードの基本構成を示す図である。 本発明によるバーコードの基本構成の応用例1を示す図である。 本発明によるバーコードの基本構成の応用例2を示す図である。 本発明による2次元バーコードの例を示す図である。 本発明による2次元バーコードの読取方法を示す図である。
符号の説明
101 ハンディスキャナ装置
102 原稿
103 2次元画像(バーコード)
104 データベース装置
105 モニター装置
201 制御部
202 画像読取部
203 移動検出部
204 キーI/F 部
205 バーコード検出部
206 デコード処理部
207 メモリ部
208 データ送信部
301 ラインイメージセンサ
302 センサ
401 y軸
402 x軸
403 基準点(同心円の中心)
408,501,601 コード部分
409 指標(マーク)

Claims (9)

  1. 半径の長さと線の太さの異なる複数の円を重ねて同心円となるように構成し、中心角θの劣弧の集合として切り出して表現されるバーコードにおいて、
    前記同心円の中心と最小半径の該劣弧との間に指標となるマークを配置することを特徴とするバーコード。
  2. 前記劣弧を近似的に台形として表現したことを特徴とする請求項1記載のバーコード。
  3. 前記劣弧を近似的に長方形として表現したことを特徴とする請求項1記載のバーコード。
  4. 互いに上下が反転して隣接するように配列したことを特徴とする請求項1記載のバーコード。
  5. 前記劣弧を近似的に台形として表現したことを特徴とする請求項4記載のバーコード。
  6. 前記劣弧を近似的に長方形として表現したことを特徴とする請求項4記載のバーコード。
  7. 互いに上下を反転させて結合し、該マークを共有するように配置したことを特徴とする請求項1記載のバーコード。
  8. 前記劣弧を近似的に台形として表現したことを特徴とする請求項7記載のバーコード。
  9. 前記劣弧を近似的に長方形として表現したことを特徴とする請求項7記載のバーコード。
JP2004001852A 2004-01-07 2004-01-07 バーコード Withdrawn JP2005196456A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004001852A JP2005196456A (ja) 2004-01-07 2004-01-07 バーコード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004001852A JP2005196456A (ja) 2004-01-07 2004-01-07 バーコード

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005196456A true JP2005196456A (ja) 2005-07-21

Family

ID=34817245

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004001852A Withdrawn JP2005196456A (ja) 2004-01-07 2004-01-07 バーコード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005196456A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009543169A (ja) * 2006-07-05 2009-12-03 アイティーアイ スコットランド リミテッド バーコード認証
CN108701241A (zh) * 2016-02-23 2018-10-23 雀巢产品技术援助有限公司 用于制备饮料或食品的系统的代码和容器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009543169A (ja) * 2006-07-05 2009-12-03 アイティーアイ スコットランド リミテッド バーコード認証
CN108701241A (zh) * 2016-02-23 2018-10-23 雀巢产品技术援助有限公司 用于制备饮料或食品的系统的代码和容器
CN108701241B (zh) * 2016-02-23 2022-04-15 雀巢产品有限公司 用于制备饮料或食品的系统的代码和容器
US12290200B2 (en) 2016-02-23 2025-05-06 Societe Des Produits Nestle S.A. Code and container of system for preparing a beverage or foodstuff

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8553284B2 (en) Information input/output method using dot pattern
CN100587798C (zh) 具有用于显示已存储的符号图像的屏幕的信息读取装置
WO2011007783A1 (ja) ストリームドットパターン、ストリームドットパターンの形成方法、ストリームドットパターンを用いた情報入出力方法およびドットパターン
US5414251A (en) Reader for decoding two-dimensional optical information
KR101152724B1 (ko) 도트 패턴 판독 기능을 구비한 마우스
WO1994010652A1 (en) Apparatus and method for a text input system and universal computer input device
TWI518599B (zh) A printed matter showing a two-dimensional code
KR20020033111A (ko) 정보기록
US7950588B2 (en) Coding and decoding of data
CN101849243B (zh) 代码图形
JP2005196456A (ja) バーコード
JP2004164532A (ja) 2次元コード作成装置及び2次元コード作成装置を制御する方法
JP2005193578A (ja) 印刷方式
JP2009519554A5 (ja)
JP6288487B2 (ja) 画像処理装置及びプログラム
JP2004213061A (ja) 光学的文字読取装置および2次元コードの読取方法
JP3690281B2 (ja) 情報コード
JPH11316795A (ja) 二次元コードデコード装置、及び記憶媒体
JP4383961B2 (ja) デジタル情報記録担体
JP3853331B2 (ja) デジタル情報記録方法
KR200261830Y1 (ko) 바코드가 인쇄된 지로용지의 대량 접수장치
CN221406479U (zh) 条形码识读装置
US20070131773A1 (en) Bar code reader with multiple bar code reading stations
JP2000242751A (ja) コードシート
JP3144146U (ja) バーコード読取対応携帯電話

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060201

A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070403