JP2005198466A - モータステータ構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、モールド樹脂中に窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化ケイ素、フェライト及び窒化アルミニウム超微粒子(ナノパウダー)の1種又は複数種又は全種を混入することにより、耐絶縁性及び放熱性を向上させることを目的とする。
【解決手段】本発明によるモータステータ構造は、輪状固定子鉄心(1)に設けた固定子巻線(2)を、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化ケイ素、フェライト及び窒化アルミニウム超微粒子(ナノパウダー)の1種又は複数種又は全種を混合した樹脂でモールド樹脂(5)を形成することにより、耐絶縁性及び放熱性を向上させるようにした構成である。
【選択図】図1
【解決手段】本発明によるモータステータ構造は、輪状固定子鉄心(1)に設けた固定子巻線(2)を、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化ケイ素、フェライト及び窒化アルミニウム超微粒子(ナノパウダー)の1種又は複数種又は全種を混合した樹脂でモールド樹脂(5)を形成することにより、耐絶縁性及び放熱性を向上させるようにした構成である。
【選択図】図1
Description
本発明は、モータステータ構造に関し、特に、ステータ巻線をモールドするためのモールド樹脂内に窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化ケイ素、フェライト及び窒化アルミニウム超微粒子(ナノパウダー)の1種又は複数種又は全種を混合することにより、耐絶縁性及び放熱性を向上されるための新規な改良に関する。
従来、用いられていたこの種のモータ鉄心構造としては、図2及び図3で示される構成(非特許文献1参照)がある。
すなわち、図2及び図3において符号1で示されるものは、固定子巻線2を有する輪状固定子鉄心であり、この輪状固定子鉄心1の各磁極1aの内側には、永久磁石3を有する回転子鉄心4が回転自在に配設されている。
すなわち、図2及び図3において符号1で示されるものは、固定子巻線2を有する輪状固定子鉄心であり、この輪状固定子鉄心1の各磁極1aの内側には、永久磁石3を有する回転子鉄心4が回転自在に配設されている。
前記固定子巻線2を覆うために設けられたモールド樹脂5は、前記固定子巻線2全体を覆うと共に、その外周5aは輪状固定子鉄心1の外周1bとほぼ一致している。
前記固定子巻線2は、U相、V相、W相の三相構成よりなり、各相に駆動信号を印加することにより、三相駆動によって回転子鉄心4を回転駆動することができる。
前記固定子巻線2は、U相、V相、W相の三相構成よりなり、各相に駆動信号を印加することにより、三相駆動によって回転子鉄心4を回転駆動することができる。
安川電機技報、1992年2月 114〜119頁、「高性能ACサーボモータΣシリーズ」
従来のモータ鉄心構造は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、輪状固定子鉄心及び固定子巻線をモールド樹脂によって形成しているが、このモールド樹脂の熱伝導性すなわち放熱性が悪く(銅の1/100以下)、モータとしてのパワーアップには限度があった。
また、このモールド樹脂の中に金属粉やカーボン類の熱伝導性物質を混合することも考えられるが、この熱伝導性物質は同時に良電導性でもあるため、逆に、固定子巻線の電気絶縁性を十分に保つことは困難であった。
すなわち、輪状固定子鉄心及び固定子巻線をモールド樹脂によって形成しているが、このモールド樹脂の熱伝導性すなわち放熱性が悪く(銅の1/100以下)、モータとしてのパワーアップには限度があった。
また、このモールド樹脂の中に金属粉やカーボン類の熱伝導性物質を混合することも考えられるが、この熱伝導性物質は同時に良電導性でもあるため、逆に、固定子巻線の電気絶縁性を十分に保つことは困難であった。
本発明によるモータステータ構造は、スロットを有するか又は有しない輪状固定子鉄心に固定子巻線を有し、前記輪状固定子鉄心に設けられた前記固定子巻線をモールド樹脂で覆うようにしたモータステータ構造において、前記モールド樹脂中には、少なくとも窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化ケイ素、フェライトの1種又は複数種又は全種が混合されている構成であり、また、前記モールド樹脂中には、窒化アルミニウム超微粒子が混合されている構成である。
本発明によるモータステータ構造は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、モールド樹脂の中に、優れた熱伝導性をもち、かつ、良好な電気絶縁性を有する窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化ケイ素、フェライト及び窒化アルミニウム超微粒子(ナノパウダー)の1種又は複数種又は全種を混合させているため、モータの損失による熱を外部に十分に放熱することができ、発熱を抑えて高出力を発生させることができる。
すなわち、モールド樹脂の中に、優れた熱伝導性をもち、かつ、良好な電気絶縁性を有する窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化ケイ素、フェライト及び窒化アルミニウム超微粒子(ナノパウダー)の1種又は複数種又は全種を混合させているため、モータの損失による熱を外部に十分に放熱することができ、発熱を抑えて高出力を発生させることができる。
本発明は、モールド樹脂の中に、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化ケイ素、フェライト及び窒化アルミニウム超微粒子(ナノパウダー)の1種又は複数種又は全種を混入しているため、放熱性にすぐれた、かつ、電気絶縁性の高いモータステータ構造を得ることを目的とする。
以下、図面と共に本発明によるモータステータ構造の好適な実施の形態について説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付して説明する。
図1において符号1で示されるものは、固定子巻線2をスロット1aに有する輪状固定子鉄心であり、この輪状固定子鉄心1と固定子巻線2によって固定子10が構成されている。
尚、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付して説明する。
図1において符号1で示されるものは、固定子巻線2をスロット1aに有する輪状固定子鉄心であり、この輪状固定子鉄心1と固定子巻線2によって固定子10が構成されている。
前記固定子10は、前蓋11を一体に有するモータケース12の内面に固定され、この固定子10の固定子巻線2と輪状固定子鉄心1とはモールド樹脂5で一体に固定されている。
前記モールド樹脂5内には、優れた熱伝導性を有し、かつ、良好な電気絶縁性を有する工業用の窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化ケイ素、フェライト及び窒化アルミニウム超微粒子(ナノパウダー)の1種又は複数種又は全種が混合されているため、固定子巻線2の発熱を極めて効率的に放熱し、モータ自体の温度上昇を抑えることができる。
前記モータケース12には、後蓋13が取付けられ、この前蓋11と後蓋13に設けられた各軸受14、15には、回転子鉄心4を有する回転軸16が回転自在に設けられている。
尚、前述の形態においては、スロット1aを有する輪状固定子鉄心1について述べたが、スロット1aを有しないスロットレスの輪状固定子鉄心1についても同様の作用効果を得ることができる。
尚、前述の形態においては、スロット1aを有する輪状固定子鉄心1について述べたが、スロット1aを有しないスロットレスの輪状固定子鉄心1についても同様の作用効果を得ることができる。
本発明は、モータ用としてだけではなく、発熱性回路等のヒートシンクとしても適用可である。
1 輪状固定子鉄心
2 固定子巻線
5 モールド樹脂
10 固定子
12 モータケース
16 回転軸
2 固定子巻線
5 モールド樹脂
10 固定子
12 モータケース
16 回転軸
Claims (2)
- スロットを有するか又は有しない輪状固定子鉄心(1)に固定子巻線を有し、前記輪状固定子鉄心(1)に設けられた前記固定子巻線(2)をモールド樹脂(5)で覆うようにしたモータステータ構造において、
前記モールド樹脂(5)中には、少なくとも窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化ケイ素、フェライトの1種又は複数種又は全種が混合されていることを特徴とするモータステータ構造。 - 前記モールド樹脂(5)中には、窒化アルミニウム超微粒子が混合されていることを特徴とする請求項1記載のモータステータ構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004004521A JP2005198466A (ja) | 2004-01-09 | 2004-01-09 | モータステータ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004004521A JP2005198466A (ja) | 2004-01-09 | 2004-01-09 | モータステータ構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005198466A true JP2005198466A (ja) | 2005-07-21 |
Family
ID=34819118
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004004521A Withdrawn JP2005198466A (ja) | 2004-01-09 | 2004-01-09 | モータステータ構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2005198466A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007060834A (ja) * | 2005-08-25 | 2007-03-08 | Fuji Heavy Ind Ltd | 電動モータ |
| JP2007185020A (ja) * | 2006-01-05 | 2007-07-19 | Hitachi Ltd | 回転電機、インバータ駆動回転電機システム及び検査方法 |
| WO2007121367A3 (en) * | 2006-04-13 | 2008-02-21 | Ciiis Llc | Generator for a portable device having a reciprocating coil system |
| JPWO2008020511A1 (ja) * | 2006-08-18 | 2010-01-07 | 株式会社Ihi | 電動過給機 |
| JP2014023290A (ja) * | 2012-07-19 | 2014-02-03 | Tamagawa Seiki Co Ltd | 回転機構造 |
-
2004
- 2004-01-09 JP JP2004004521A patent/JP2005198466A/ja not_active Withdrawn
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