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JP2005509712A - 耐衝撃性組成物 - Google Patents

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JP2005509712A JP2003545720A JP2003545720A JP2005509712A JP 2005509712 A JP2005509712 A JP 2005509712A JP 2003545720 A JP2003545720 A JP 2003545720A JP 2003545720 A JP2003545720 A JP 2003545720A JP 2005509712 A JP2005509712 A JP 2005509712A
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メカ、プラサダラオ
バレンテージ、ジェフリー
バーク、ポール・ジェイ
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エクソンモービル・ケミカル・パテンツ・インク
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Abstract

本発明の態様には、(a)組成物の総重量に対して50重量%乃至85重量%の少なくとも1つの耐衝撃性コポリマーであり、25重量%以下のエチレン−プロピレンゴムを含有し、そのゴムは、そのゴムに対して40重量%乃至60重量%の、エチレンから誘導される単位の含量を有する、耐衝撃性コポリマー及び
(b)組成物の総重量に対して50重量%乃至15重量%の少なくとも1つのプラストマーであり、エチレンから誘導される単位と、プラストマーの5重量%乃至30重量%の、少なくとも1つのC乃至Cα−オレフィンから誘導される単位のコポリマーであるプラストマーから生成される組成物が含まれる。本組成物は、自動車部材、特に、エアバッグカバーのような自動車内部部材に有用であり、その組成物は、少なくとも50kpsi(345MPa)の大きな割線曲げ弾性率及び−40℃以上で100%延性を有する。

Description

発明の詳細な説明
発明の分野
本発明は、プラストマー及び耐衝撃性コポリマーを含有する組成物に関し、より特定すると自動車部材、特に、エアバッグカバー等、に有用な組成物に関する。
発明の背景
エアバッグは、ほとんどの自動車において標準安全特徴になっている。それらの装置をと取り巻く技術に含まれるものは、自動車の乗客用区画内の種々のフェーシアの後ろで静止している状態である間、エアバッグを保護するのに用いられるカバーである。エアバッグが例えば、ハンドル又はダッシュボード等の内部部分内でその静止状態から展開しなくてはならないので、エアバッグのデザイン及び物理的性質は重要である。
初期のエアバッグカバーの組成物は、例えば、米国特許第5,747,592号、第6,060,551号、第5,110,647号及び特開平10−265628、10−97912及び11−181174に開示されている。それらの開示は、エアバッグ及びエアバッグカバーの初期のデザインに固有の問題に向けられている。しかし、エアバッグが開発されるにつれ、エアバッグカバーの性能を維持し又は改良しながら、エアバッグカバーの製造の容易さ及び美的面の両方を改良することが重要になってきた。
例えば、エアバッグカバーを製造する古い方法は、油をスチレン系含有及び/又はタルク含有ポリマー物質中にブレンドし、カバーとしての使用のために十分に軟質のプラスチックを製造する。これに関する問題は、その後に、単一式フェーシア部材(例えば、ダッシュボード、ピラートリム等)として広範に用いられるにはあまりに軟質になりすぎ、典型的には、最後に、他の自動車内部部材とは別の部材になってしまい、従って、別の性質を有する少なくとも2つの部分を製造し、内部又は外部部材の一部として組み立てなくてはならないので、自動車製造のコストを増加させてしまうことである。
望ましいものは、ハンドル、ピラートリム、ダッシュボード等のような自動車の他の内部部材の前面と連続的に製造されるエアバッグカバーである。それは、より高い剛性(例えば、曲げ弾性率により測定されるような)及び改良された耐衝撃性(例えば、−18℃乃至−40℃における衝撃により測定されるような)を有する部材を製造するために用いられ得る組成物を必要とする。本発明は、それらのそして他の問題を解決する。
発明の概要
本発明の態様には、(a)組成物の総重量に対して50重量%乃至85重量%の少なくとも1つの耐衝撃性コポリマーであり、25重量%以下のエチレン−プロピレンゴムを含有し、そのゴムは、そのゴムに対して40重量%乃至60重量%の、エチレンから誘導される単位の含量を有する、耐衝撃性コポリマー及び
(b)組成物の総重量に対して50重量%乃至15重量%の少なくとも1つのプラストマーであり、エチレンから誘導される単位と、プラストマーの5重量%乃至30重量%の、少なくとも1つのC乃至Cα−オレフィンから誘導される単位のコポリマーであるプラストマー
から生成される組成物が含まれる。
本発明の他の態様には、(a)組成物の総重量に対して50重量%乃至85重量%の少なくとも1つの耐衝撃性コポリマーであり、
(i)耐衝撃性コポリマーの総重量に基づいて50重量%乃至95重量%の成分Aであり、プロピレンホモポリマー又はコポリマーを含み、前記プロピレンコポリマーは、10重量%以下のエチレン、ブテン、ヘキセン又はオクテンから誘導される単位を含有し、成分Aにおける非晶質ポリプロピレンの量が2重量%未満である、成分A及び
(ii)耐衝撃性コポリマーの総重量に基づいて50重量%以下の成分Bであり、ポリプロピレンコポリマーを含み、前記ポリプロピレンコポリマーは、20重量%乃至70重量%の、エチレン、ブテン、ヘキセン及び/又はオクテンから誘導される単位及び80重量%乃至30重量%の、プロビレンから誘導される単位
を含有する、成分B
から生成されている耐衝撃性コポリマー並びに
(b)組成物の総重量に対して50重量%乃至15重量%の少なくとも1つのプラストマーであり、エチレンから誘導される単位と、プラストマーの5重量%乃至30重量%の、少なくとも1つのC乃至Cα−オレフィンから誘導される単位のコポリマーであるプラストマー
から生成される組成物が含まれる。
さらに他の態様において、本発明は、耐衝撃性コポリマーとプラストマーの組成物を含有する自動車単一式内部部材であり、プラストマーが、エチレンから誘導される単位と、プラストマーの5重量%乃至35重量%の、少なくとも1つのC乃至Cα−オレフィンから誘導される単位とのコポリマーである、自動車単一式内部部材が含まれる。
プラストマーは、好ましくはメタロセンにより製造される。耐衝撃性コポリマーは、1つの態様において、チーグラー・ナッタ触媒製造法において製造され、他の態様において、メタロセン触媒製造法において製造される。それらの組成物は、1つの態様において、50kpsi(345MPa)より大きな、他の態様において、90kpsi(620MPa)より大きな割線曲げ弾性率を有する単一式エアバッグカバーのような自動車部材に有用である。
発明の詳細な説明
本発明は、自動車部品、特にエアバッグカバーのような内部単一式部材における使用のための改良された剛性及び衝撃強さを有する組成物を包含する。本組成物には、ポリプロピレン系耐衝撃性コポリマー及びプラストマーのブレンドが含まれる。本組成物は、望ましい用途において用いられるために架橋剤又はプロセス油の添加を必要とせず、望ましい製品に熱成形又は射出成形され得る。下記は、本発明の組成物を生成する成分の態様のより詳細な記載である。
本明細書で用いられているように、「組成物」という用語には、少なくとも一つの耐衝撃性ポリマーと少なくとも一つのプラストマーのブレンドが含まれる。本組成物は、自動車の内部部材又は外部部材に共通の他の成分及び添加剤も含有し得る。
本明細書に記載されているように、オレフィン系モノマーのポリマー及びコポリマーは、オレフィン系化合物から「誘導される単位」を含む又はそれから構成されるポリマー又はコポリマーと称される。従って、例えば、ヘキセン及びエチレンの重合により生成されるコポリマーは、エチレンから誘導される単位及びヘキセンから誘導される単位のコポリマーと称される。
耐衝撃性コポリマー
本明細書で用いられているように、「耐衝撃性コポリマー」“ICP”は、実質的に熱可塑性であり、40,000−250,000psi(276−1724MPa)の範囲の曲げ弾性率を有する、ポリプロピレンとゴムのブレンドを意味する。本ICP類は、「ポリプロピレン成分」と「ゴム成分」を有する。最も典型的には、有用なICP類は、一つの態様において、50重量%乃至95重量%の範囲の、他の態様では、50重量%乃至85重量%の、ポリプロピレン含量、及び一つの態様では、50重量%以下の範囲のゴム含量又は他の態様では25重量%以下のゴム含量を有する。ゴムは、ゴムの重量%に対して70重量%以下のエチレンから誘導される単位もしくは他のC乃至C10α−オレフィンから誘導される単位、又は他の態様では、ゴムの重量%に対して、20重量%乃至70重量%のエチレンから誘導される単位もしくは他のC乃至C10α−オレフィンから誘導される単位、又はさらに他の態様では、40重量%乃至60重量%のエチレンから誘導される単位もしくは他のC乃至C10α−オレフィンから誘導される単位を含有し得る。
ポリプロピレンは、ホモポリプロピレン、プロピレン系コポリマー又はそれら2つの組み合わせであることができる。本明細書及び特許請求の範囲において用いられている、「ポリプロピレン」という用語は、少なくとも80重量%のプロピレン含量を有するプロピレン系ポリマーを意味すると定義される。ほとんどの用途において、ポリプロピレン相は連続性又はほとんど連続性であることが望ましい。
ゴム相は、ポリプロピレン相中に分散された別の領域に存在する。最も通常には、ゴムは、エチレン−プロピレンゴム又はエチレン−プロピレンターポリマーであるが、他のゴム組成物も用いられ得る。本明細書及び特許請求の範囲において用いられている、「ゴム」という用語は、低ガラス転移温度(典型的には、≦−35℃)を有する本質的に非結晶質のポリマー成分、典型的には、プロピレンから誘導される単位と、エチレン及びC乃至C10α−オレフィンから選択される少なくとも一つの他のモノマーから誘導される単位のコポリマーを意味する。その基本ICPは又、付加的な充填剤、顔料、安定剤及び改質剤を含有し得る。
ICP類が製造される様式は、本発明にとって重要ではない。個々の成分の従来の溶融ブレンド化により、「反応器ブレンド化」(「反応器製造された」)により、それらの2つの方法の組み合わせにより、又は、実質的に連続性のポリプロピレンマトリックス内に区別されるエラストマー領域の分散を達成する他の手段により、それらは製造され得る。「反応器ブレンド化」は、ポリプロピレンとゴム成分が単一の又は複数の段階重合プロセスの間に現場で製造されることを意味する。
衝撃コポリマーを製造する一つの態様において、ランダムエチレン−プロピレン(“EP”)コポリマーが、反応器中で行われる初期凝集液体重合工程において製造される。いくつかの方法では、この工程のために複数の反応器が用いられ得る。本コポリマーは、25重量%以下のエチレンから誘導される単位であり、500,000M(粘度平均分子量)より高い分子量を有する。次に、凝集液体重合工程の生成物を、気相反応器に供給し、その中でEPゴムが製造される。ICPのEPゴム生成が、ICPの重量に基づいて、一つの態様では、30重量%以下の、他の態様では、25重量%以下の、他の態様では、15重量%以下の、さらに他の態様では、15重量%乃至22重量%のゴムの範囲であるように、そのプロセスは制御される。
押出機において行われる次の押出工程においてビスブレーキングをさせるために、この粒状反応器生成物に、安定剤及び過酸化物が添加され得る。過酸化物の量及び押出機操作条件は、押し出された反応器ICPが望ましい溶融流量を有するように制御される。チーグラー・ナッタ触媒系を用いてICPが製造される場合に、過酸化物の添加は特に望ましい。重合工程において生じる非常に高い分子量を維持し、次に押し出し工程においてそのコポリマーをビスブレーキングし、より低い分子量生成物を生成することにより、液体重合工程における潜在的な汚れ付着物を回避しながら、望ましい溶融流量の反応器ICPが効率よく生成される。押出機の供給ポイントにおいて、望ましい量のプラストマー(後により完全に記載される)が添加され得る。
本発明において有用なICPは、いずれかの適する重合法を用いて製造され得る。一つの態様において、その方法は、メタロセン触媒系の使用を含む。メタロセン触媒系は、本技術分野でよく知られており、特定の望ましい特徴を有するICP類を製造することができる。本ICP類は、一つの態様において、4.0未満の、他の態様において3.5未満の、さらに他の態様において3.0未満の、さらに他の態様において2.5未満の、狭い分子量分布Mw/Mn(“MWD”)を有し得る。それらの分子量分布は、過酸化物、分子量を低減させることを意図する他の後反応器処理を用いてビスブレーキングの不存在下で得られる。本ICPは、少なくとも100,000、他の態様において少なくとも200,000の重量平均分子量(GPCにより測定されるMw) 、少なくとも145℃、他の態様では、少なくとも150℃、さらに他の態様では少なくとも152℃、さらに他の態様では少なくとも155℃の融点(Mp)を有する。
一つの望ましい態様において、メタロセンにより製造された耐衝撃性コポリマーは、反応器製造され、そのコポリマーの「ポリプロピレン成分」は、一段階で製造され、「ゴム成分」は、ポリプロピレン成分の存在下で他の段階において製造される。
メタロセンにより製造されたICP類の他の重要な特徴は、ヘキサンで抽出可能な含量により決定される、それらが含有する非晶質ポリプロピレンの量である。本発明のICP類は、一つの態様では、3重量%未満の、他の態様では2重量%未満の、さらに他の態様では1重量%未満の、ポリプロピレン成分(非ゴム成分)における低い非晶質ポリプロピレンを有すると特徴付けられ得る。さらに他の態様において、測定可能な非晶質ポリプロピレンは存在しない。
下記のラセミ体のメタロセンは、本発明の一つの態様において、ICP組成物を製造するために最も適している:rac−ジメチルシラジイル(2−iPr,4−フェニルインデニル)ジルコニウムジクロリド、rac−ジメチルシラジイル(2−iPr,4−[1−ナフチル]インデニル)ジルコニウムジクロリド、rac−ジメチルシラジイル(2−iPr,4−[3,5−ジメチルフェニル]インデニル)ジルコニウムジクロリド、rac−ジメチルシラジイル(2−iPr,4−[オルト−メチル−フェニル]インデニル]ジルコニウムジクロリド及びrac−ジフェニルシラジイル(2−メチル−4−[1−ナフチル]インデニル)ジルコニウムジクロリド。当業者には、それらのメタロセンについての特定の改変体は、活性又は合成の容易さに影響を与えないが、非常に改質されたICP組成物を生成するようでないことが明白であろう。そのように、本発明は他のメタロセンの使用を企図する。
メタロセン類は、活性触媒系を生じるためにある形態の活性剤と組み合わせて一般的に用いられる。「活性剤」という用語は、本明細書では、一つ以上のメタロセンの、オレフィンを重合するための能力を増大することができる、いずれかの化合物もしくは成分、又は化合物もしくは成分の組み合わせであると定義される。メチルアルモキサン(MAO)のようなアルキルアルモキサンが、メタロセン活性剤として通常用いられる。一般的に、アルキルアルモキサンは、5乃至40の反復単位(“x”)を有し、
線状種ではR(AlRO)AlRであり、環式種では(AlRO)(式中、Rは、混合されたアルキル類を含むC−Cアルキルである)である。Rがメチルである化合物が特に好ましい。アルモキサン溶液、特にメチルアルモキサン溶液、は商業的販売会社から種々の濃度を有する溶液として得られる。アルモキサンを製造する種々の方法があり、それらの非限定的な例は、米国特許第4,665,208号、第4,952,540号、第5,091,352号、第5,206,199号、第5,204,419号、第4,874,734号、第4,924,018号、第4,908,463号、第4,968,827号、第5,308,815号、第5,329,032号、第5,248,801号、第5235,081号、第5,103,031号及び欧州特許出願公開第0 561 476号、欧州特許第0 279 586号、欧州特許出願公開第0 594 218号及びPCT出願公開WO94/10180に記載されている。
メタロセン類を活性化するために、イオン化活性剤も用いられ得る。それらの活性剤は、中性か又はイオン性であり、又は中性のメタロセン化合物をイオン化する、トリ(n−ブチル)アンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボーレートのような化合物である。そのようなイオン化化合物は、活性のプロトン、又はイオン化化合物の残りのイオンと会合した、しかし配位していないかもしくはゆるく配位しているだけの他のカチオンを有し得る。活性剤の組み合わせ、例えばアルモキサンとイオン化活性剤の組み合わせ、も用いられ得て、例えばPCT出願公開WO94/07928を参照。本発明のICPを製造するのに有用なメタロセン及び活性剤系の態様はさらに、2000年3月24日に出願された米国特許出願09/535,357号(本発明の譲渡人に譲渡された)及び2001年5月21日に出願された米国特許出願09/862,667号(本発明の譲渡人に譲渡された)に開示されている。
本発明の組成物の一つの態様において、低非晶質相を有するICPが望ましい。この態様において、ICPは、その組成物に対して50重量%乃至85重量%存在し、その耐衝撃性コポリマーは、少なくとも一つの成分A(「ポリプロピレン成分)と少なくとも一つの成分B(「ゴム成分」)から生成される。本態様におけるICPは、耐衝撃性コポリマーの総重量に基づいて40重量%乃至95重量%の成分Aであり、成分Aはプロピレンホモポリマー又はコポリマーを含み、前記コポリマーは、10重量%以下の、エチレン、ブテン、ヘキセン又はオクテンから誘導される単位を含有し、成分Aにおける非晶質ポリプロピレンの量は、2重量%未満である。さらに、本態様におけるICPは、耐衝撃性コポリマーの総重量に基づいて5重量%乃至60重量%の成分Bであり、成分Bはポリプロピレンコポリマーを含み、前記ポリプロピレンコポリマーは、20重量%乃至70重量%の、エチレン、ブテン、ヘキセン及び/又はオクテンから誘導される単位及び80重量%乃至30重量%のプロピレンから誘導される単位を含有する。
他の態様において、成分Aはプロピレンホモポリマーである。さらに他の態様において、成分Bは、プロピレンと20重量%乃至70重量%のエチレンから本質的に成る。さらに他の態様において、成分Bは、プロピレンと30重量%乃至65重量%のエチレンから本質的に成る。さらに、成分Bは、さらに他の態様において、3.0未満の分子量分布を有する。
他の態様において、重合法には、チーグラー・ナッタ触媒の使用が含まれる。適する触媒系及び製造法の例は、米国特許第6,087,459号、第5,948,839号、第4,245,062号及び4,087,485号に見出される。耐衝撃性コポリマーの生成において有用な触媒系の例は、米国特許第4,990,479号及び第5,159,021号に記載されたチーグラー・ナッタ触媒系である。要約すると、チーグラー・ナッタ触媒は、(1)ジアルコキシマグネシウム化合物を、周囲温度で液体である芳香族炭化水素中に懸濁し、(2)そのジアルコキシマグネシウム−炭化水素組成物をハロゲン化チタンと及び芳香族ジカルボン酸のジエステルと接触させ、そして(3)工程(2)の得られた官能化ジアルコキシマグネシウム−炭化水素組成物を付加的なハロゲン化チタンと接触させることにより得られ得る。
チーグラー・ナッタ助触媒はハロゲンを含有しない有機アルミニウム化合物であることができる。適するハロゲン非含有有機アルミニウム化合物は、特に、例えば、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム及びトリジイソブチルアルミニウムのような、AlR(式中、Rは、1乃至10の炭素原子を有するアルキル基である)分岐した非置換のアルキルアルミニウム化合物である。助触媒として使用のために適する他の化合物は、容易に入手でき、米国特許第4,990,477号を含む先行技術に十分に開示されている。最初の及びその次の重合工程の両方において、同じ又は異なるチーグラー・ナッタ触媒が用いられ得る。
典型的に、チーグラー・ナッタ触媒及びチーグラー・ナッタ触媒系の生成における2つの方法で電子供与体が用いられる。遷移金属ハロゲン化物が水素化金属又はアルキル金属と反応するときに触媒の生成反応において内部電子供与体が用いられ得る。内部電子供与体の例には、アミン類、アミド類、エーテル類、エステル類、芳香族エステル類、ケトン類、ニトリル類、ホスフィン類、スチルベン類、アルシン類、ホスホルアミド類、チオエーテル類、チオエステル類、アルデヒド類、アルコラート類及び有機酸の塩類が含まれる。内部供与体と共に外部電子供与体も、触媒と組み合わせて用いられ得る。外部電子供与体は、重合反応における立体規則性の程度およびMFRに影響を与え得る。外部電子供与体物質には、有機珪素化合物、例えば、テトラエトキシシラン(“TEOS”)、ジシクロペンチルジメトキシシラン(“DCPMS”)及びプロピルトリエトキシシラン(“PTES”)が含まれる。内部及び外部タイプの電子供与体は、例えば、米国特許第4,535,068号に記載されている。外部電子供与体としての有機珪素化合物は、例えば、米国特許第4,218,339号、第4,395,360号、第4,328,122号及び第4,473,660号に記載されている。
米国特許第6,111,039号に記載されているように、2つの異なる供与体、例えば、最初の液体凝集反応器においてTEOSそして二番目の凝集液体反応器においてTEOS及びDCPMS、が用いられ得る。最初の凝集液体反応器において、供与体TEOSは、高いMFRポリプロピレンを製造し、二番目の凝集液体反応器において、TEOS及びDCPMSの組み合わせにより、TEOSの存在下でのDCPMS供与体の優位性に帰する低いMFRポリプロピレンを生成する。
ICPを製造する方法にかかわらず、本発明において有用なICPは、一つの態様において、10g/10分より大きく、他の態様において、100g/10分未満の、一つの態様において、1乃至100g/10分の、他の態様において2g/10分乃至75g/10分の、他の態様において3g/10分乃至50g/10分の、溶融流量を有する。さらに他の望ましい態様において、MFRは、5g/10分乃至40g/10分、さらに他の態様では、15g/10分乃至40g/10分であり、望ましい態様には、本明細書に記載されたいずれかのMFRの上限及びMFRの下限のいずれかの組み合わせが含まれ得る。
本発明のポリプロピレンの態様は、そのような添加剤の不存在下での同じポリマーと比較して、溶融体から冷却するときにポリマーの結晶の速度を増大させるために特に用いられる添加剤である核剤を含有し得る。本発明のポリプロピレン配合物に含有させるのに適する、ポリプロピレンのための多くの種類の核剤が存在する。適する核剤は、例えば、H.N.BeckによるHeterogeneous Nucleating Agents for Polypropylene Crystallization、11巻、J. APPLIED POLY. SCI.673−685頁(1967年)及びHeterogeneous Nucleation Studies on Polypropylene、21 J. POLY. SCI.:POLY. LETTERS 347−351頁(1983年)に開示されている。適する核剤の例は、安息香酸ナトリウム、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)燐酸ナトリウム、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)燐酸アルミニウム、ジベンジリデンソルビトール、ジ(p−トリリデン)ソルビトール、ジ(p−エチルベンジリデン)ソルビトール、ビス(3,4−ジメチルベンジリデン)ソルビトール及びN’, N’−ジシクロヘキシル−2,6−ナフタレンジカルボキサミド及び不均化ロジンエステルの塩である。前記のリストは、目的のポリプロピレン配合物中での含有のための核剤の適する選択の例示であることが意図され、用いられ得る核剤をいずれにも限定することを意図しない。
物質の意図される用途並びに配合者の知識及び経験により、目的のポリプロピレン配合物中に他の添加剤が含まれ得る。一つの態様において、ポリプロピレン配合物に含有されるのは、ポリマーの酸化的劣化を防ぐための一次酸化防止剤、及びポリマー中に多少なりとも存在し得る中和された酸触媒残渣に対する酸掃去剤である。前者の種類の添加剤は、ヒンダードフェノール系酸化防止剤及びヒンダードアミン光安定剤であり、その例及び用途は、本技術分野において文献に記載されている。後者の種類の添加剤の例は、ステアリン酸ナトリウム、カルシウム又は亜鉛のような弱脂肪酸の金属塩、ハイドロタルサイトのような天然に生じる鉱物、又はDHT−4A[Mg4.5Al(OH)13CO・3.5HO、協和化学工業(株)]のような合成の同等物である。本明細書の他の箇所のように、それらのリストは例示としてであり、用いられ得る選択を限定することを意味しない。
他の態様において、ポリプロピレン樹脂ペレットが付され得る高温プロセス中又はいくらか高温での非常に長い貯蔵期間中の酸化的劣化を安定させるために、二次酸化防止剤を、得られたポリプロピレン樹脂ペレットに添加する。前者、高温安定剤の代表例は、トリノニルフェノール亜燐酸エステル及びトリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)亜燐酸エステルのような有機亜燐酸エステル(ホスファイト)、並びにジステアリル、ヒドロキシルアミン及び5,7−ジ−t−ブチル−3−(3,4−ジメチルフェニル)−3H−ベンゾフラノンのような、より最近に見出された作用剤である。高温安定剤には、ジステアリルチオジプロピオネート及びチオジプロピオン酸の他の脂肪酸エステルが含まれる。多すぎてここに列挙できない、それらのタイプの他の作用剤も同様に用いられ得るが、先の記載は代表的なものであり、通常用いられる例の非限定リストである。
潤滑剤、帯電防止剤、スリップ剤、粘着防止剤、着色剤、金属奪活剤、離型剤、充填剤及び補強剤、蛍光増白剤、バイオスタビライザー等のような多くの他の添加剤が、本発明の樹脂配合物に任意に含有され得る。
本発明の自動車内部トリム部材を製造するのに、ICPは、プラストマーといずれかの適する手段によりブレンドされ得る。
プラストマー
本発明の組成物には、一つ態様では、少なくとも一つのプラストマーが組成物の15重量%乃至50重量%の範囲で含有される。他の態様では、プラストマーは、組成物の50重量%以下、他の態様では、47重量%以下、さらに他の態様では、45重量%、含有され、一つの態様では、少なくとも15重量%、他の態様では、少なくとも20重量%、他の態様では、少なくとも25重量%、他の態様では、少なくとも30重量%、さらに他の態様では、少なくとも35重量%含まれ、好ましい態様は、いずれかの下限といずれかの上限の組み合わせであることができる。
本発明の一つの態様では、プラストマーは、0.860乃至0.915g/cmの範囲の密度を有するコポリマーであり、プラストマーには、エチレンから誘導される単位と、一つの態様では、プラストマーの1重量%乃至40重量%の、他の態様では、プラストマーの5乃至35重量%の、さらに他の態様では、プラストマーの5乃至30重量%の、少なくとも一つのC乃至Cα−オレフィンから誘導される単位を含有し、望ましい態様は、ここに記載されたいずれかの上限の重量%といずれかの下限の重量%のいずれかの組み合わせであることができる。
多くの態様において、プラストマー樹脂の良好な処理を維持することに矛盾を有しない最も低い密度のプラストマーを用いることが望ましい。暖かい気候においては、望ましいメルトインデックスを有する、より低い密度の樹脂の常温流れのゆえに、樹脂の冷蔵の必要性を回避するために、0.890g/cmより高い密度を使用することがしばしば望ましい。プラストマーのメルトインデックス(“MI”)範囲は、一つの態様では、0.1g/10分乃至40g/10分、他の態様では、2.0g/10分乃至6g/10分、さらに他の態様では、3g/10分乃至5g/10分の範囲である。いくつかの用途では、組成物中に用いられるICPのメルトインデックス付近のメルトインデックスを有するプラストマーを選択することが望ましい。
一つの態様において、プラストマーは、0.865乃至0.92g/cmの範囲の、他の態様では、0.87乃至0.91g/cmの範囲の、さらに他の態様では、0.88乃至0.905g/cmの範囲の、さらに他の態様では、0.880乃至0.900g/cmの範囲の密度を有する。有用なプラストマーは、少なくともエチレンから誘導される単位と少なくとも一つの、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン及び4−メチル−1−ペンテンのような、一つの態様では1−ヘキセンが望ましい、非環式モノオレフィンのコポリマーである。しかし、環式モノオレフィン並びに線状及び環式ジエン類も、プラストマーを生成するためにエチレンとともに用いられ得る。いくつかの用途では、エチレン、α−オレフィン、ジエンのターポリマーを用いるのが望ましい。それは、プラストマーに、残存する不飽和を与え、最終生成物のゴム相において官能化反応又は架橋をさせるということにおいて有利である。
本発明の一つの更なる態様では、プラストマーは、エチレンから誘導される単位と1−ヘキセンから誘導される単位のコポリマーであり、1−ヘキセンから誘導される単位は、一つの態様ではプラストマーの5重量%乃至35重量%、他の態様では、プラストマーの5重量%乃至30重量%、他の態様では、10重量%乃至28重量%、さらに他の態様では、15重量%乃至27重量%存在し、望ましい態様は、ここに記載されたいずれかの最多重量%といずれかの最少重量%のいずれかの組み合わせであることができる。
本発明における使用のための望ましいプラストマーは、メタロセン触媒を用いて製造されたプラストマーである。例えば、有用なプラストマーは、商標EXACTTM(ExxonMobil Chemical Company、テキサス州、ヒューストン)で販売されているそれらのエチレン系コポリマープラストマーである。それらのプラストマーは、ポリプロピレン中の良好な分散のために、プラスチック様分子量を有する。それらは又、ICP及び全体としての組成物の性質に悪影響を及ぼし得る外部粉付け剤及び内部プロセス助剤を含有しない。本発明は又、他のタイプの、メタロセン触媒により製造されたプラストマーであるENGAGETMポリマー(Dow Chemical Company、ミシガン州、ミッドランド)を用いて実施されることができる。メタロセン触媒により製造されたプラストマーは、狭い分子量分布、典型的には1.8乃至3.5の範囲の分子量分布、低灰分及び狭い組成分布により特徴付けられる。
ICP及びプラストマーの組成物
ICP及びプラストマーの組成物は、典型的には、一つの態様では、前記組成物に対して50重量%乃至85重量%の、他の態様では、55重量%乃至75重量%の、ICPを含有する。他の仕方で記載すると、ICPは、一つの態様では、組成物中85重量%以下、他の態様では、80重量%以下、さらに他の態様では、75重量%以下、さらに他の態様では、70重量%以下、存在し得る。プラストマーは、組成物中、先に定義したように存在する。
プラストマー及びICPがブレンドされる又は組み込まれて組成物を生成する仕方は重要ではなく、本発明は、例えば、副含有物(sub-inclusions)を用いて又は副含有物なしで分散された、連続性、相互連続性のような、組成の特定の形態に限定されない。ブラベンダー混合機もしくはバンバリー混合機又はスクリュー押出機又は他の適するブレンダーの使用のような、本技術分野において通常の混合技術は有用である。反応器ICP類について、プラストマーは、ペレット化押出機のすぐ上流でのプラストマーペレットの添加により、組成物中に組み込まれ得る。代替としては、ICP製造機、もしくはICPの製造の後の配合工程における配合機により、又は最終生成物を仕上げる前のブレンド工程における変換機により、プラストマーは、添加され得る。配合されたブレンドのために、プラストマーは、溶融ブレンド化のときに添加され得る。代替としては、プラストマーは、ゴム成分と予備ブレンドされ得て、ゴム−プラストマーブレンドは後に、配合されたICP/プラストマー組成物を製造することにおいてポリプロピレンと配合される。
一つの態様では、本組成物は、又、タルクのような充填剤を組成物の5重量%以下、含有し得る。一つの態様では、充填剤は、組成物に存在しない。さらに、本組成物は、染料もしくは顔料、滑り防止剤、酸化防止剤、及び自動車部品工業において通常の他の成分を有利に含有し得る。
パラフィン系油のようなプロセス油は、本発明の組成物には実質的に存在しない。「実質的に存在しない」とは、存在しているとしても、組成物の1重量%以上の程度しか存在しない。他の態様では、プロセス油は、存在しているとしても0.1重量%以下の程度しか存在しない。さらに、ジビニルベンゼン、有機過酸化物又は例えば特開平11−181174号に記載されている他の作用剤のような架橋剤及びラジカル開始剤は実質的に存在せず、すなわち、存在したとしても、組成物の0.01重量%以下の程度しか存在しない。例えば、米国特許第6,060,551号に開示されているスチレン−ブタジエン−スチレンブロックコポリマーのようなスチレン系ポリマーは、本発明の組成物に実質的に存在せず、すなわち、存在したとしても組成物の1重量%以下の程度しか存在しない。
組成物の一つの態様では、エアバッグのような物品は、耐衝撃性コポリマー及びプラストマーとから本質的に成る組成物から形成され、プラストマーは、エチレンから誘導される単位と、一つの態様では、プラストマーの10重量%乃至40重量%の、他の態様では、プラストマーの15重量%乃至35重量%の、さらに他の態様では、プラストマーの15重量%乃至28重量%の、1−ヘキセンから誘導される単位のコポリマーである。顔料、滑り防止剤及び酸化防止剤のような少量成分も、本組成物の1重量%以下、存在し得る。
本組成物のMFRは、望ましい態様で100g/10分未満で変わり得る。他の仕方で記載すると、本組成物のMFRは、一つの態様では、5g/10分乃至40g/10分、他の態様では、6g/10分乃至30g/10分、さらに他の態様では、5g/10分乃至25g/10分、さらに他の態様では、10g/10分乃至15g/10分であり、本組成物の望ましい態様は、ここに記載されたいずれかのMFR上限といずれかのMFR下限により画定され得る。
曲げ弾性率により測定される剛性は、先行技術に対して改良される。割線曲げ弾性率は、本発明の組成物の一つの態様では、50kpsi(345MPa)より大きく、他の態様では、80kpsi(552MPa)より大きく、さらに他の態様では、90kpsi(621MPa)より大きく、さらに他の態様では、100kpsi(690MPa)より大きい。さらに、本組成物の−29℃におけるガードナー衝撃は、一つの態様では、295インチ−ポンド(33ジュール)より大きく、他の態様では、300インチ−ポンド(34ジュール)より大きく、さらに他の態様では、310インチ−ポンド(35ジュール)より大きい。又、本組成物は、計装衝撃(15mph)値当り、−40℃以上で100%延性である。本発明の組成物の改良された性質は又、本組成物から製造されたエアバッグカバーのような部材によっても所有される。
本発明の組成物は、耐破砕性を維持しながら、低温(−20乃至−40℃)における延性及び中程度の耐衝撃性を必要とする物品に有用である。そのような性質は、自動車部材、特に、インストルメントパネルカバー、ダッシュボード表皮、内部フェーシア及びエアバッグカバー、ピラートリム、インストルメントパネルトリム、ヘッドライナー用カートリッジ、下枠プレート、ドアトリムパネル、リアクォーターパネル、シートバックカバーのような自動車内部部材、並びにエアダム、外部フェーシア、バンパー及びリフトゲートパネルのような自動車外部部材に必要である。本発明の組成物は、エアバッグのカバー並びにサイドエアバッグ及びカーテンエアバッグのためのピラートリムのような自動車内部部材に特に有用である。エアバッグ及びつなぎ鎖(自動車本体にエアバッグを保持するストラップ)は、ヘッドライナー及びピラートリムの後ろに納められている。典型的には、−30℃において150mphで、エアバッグが展開すると、ピラートリムは、その衝撃に耐え及び/又は展開するバッグから離れて撓曲することができなくてはならない。前部の助手席のエアバッグのために、ピラートリムは、その乗客の方向において上方に膨らむエアバッグを一方にそらせるために用いられる。エアバッグカバーを製造するために用いられる組成物もエアバッグの衝撃に耐えなくてはならない。
本発明の組成物は、特に、美的面及び構造的耐久性を備えながらエアバッグの展開をさせるために適する自動車の単一式内部部材における使用のために適している。「単一式」とは、部材又は製品が一片として製造することができ、又は実際に一片であり、打ち抜き孔、切れ込み、種々の厚さ又は湾曲を含んでいても連続性であることができることを意味する。一つの態様では、単一式部材は、一つの射出成形工程のような一つの工程で製造される。それは、例えば、エアバッグ装置をその部材の後ろに置かせ、次に始動したエアバッグの展開をさせる二次断片で開口部を塞ぐ成形された開口部またはそのなかの切れ目を有するハンドルカバー、ダッシュボード又はダッシュボード表皮とは対照的である(従って、非単一式である)。
例えば、自動車の単一式内部部材は、ダッシュボード表皮、インストルメントパネルカバー、トリムパネル、下枠プレート、又はエアバッグ及び本発明の組成物により形成されるその次の部材をカバーする役割を部分的にし得る一つの構成単位を形成する先に記載した他の物品である。自動車の単一式内部部材は、大量生産が可能であり経済的であるように、熱成形又は射出成形のような標準的な商業的技術により生産することができることが理想である。複数相ポリマーの射出成形、熱成形及び他の適する方法は、例えば、POLYPROPYLENE HANDBOOK、154−176頁、333−348頁(Edward P. Moore編、Hanser Publishing 1996)に記載されており、本技術分野で一般的である。
熱成形は、少なくとも一つの曲げやすいプラスチックシートを望ましい形状に成形する方法である。本発明の一つの態様では、本発明の組成物は、望ましい形状に、典型的には、最終使用物品の形状に、熱成形される。熱成形順序の一つの態様を記載する。最初に、望ましい組成物をシャトルラックに置き、加熱中にそれを保持する。成形前に、シャトルラックは、組成物のフィルム又はシートを予備加熱するオーブンに割り出しする。フィルムが加熱されたら、シャトルラックは、熱成形用具に割り出し戻す。次にフィルムを成形用具上に真空にして、同じ場所で保持し、成形用具を閉める。成形用具は、「雄」又は「雌」型の型であることができる。その成形用具を閉めたままフィルムを冷却し、次にその成形用具を開ける。次に、形作られた積層品をその用具から取り出す。
材料のシートが、170℃乃至185℃の熱成形温度に達したら、熱成形は、真空、空気正圧、プラグアシスト真空成形、それらの組み合わせ及び変形により達成される。予備延伸されたバブル工程が用いられ、特に、大きな部品においては用いられ、材料分布を改良する。一般的には、小さな深絞り部品にはプラグアシスト成形が用いられる。プラグ材料、デザイン及びタイミングはこの方法を最適にするために重要である。断熱発泡体から製造されたプラグは、プラスチック物質の時期尚早の冷却を回避する。プラグ形状は、通常、金型キャビティーに類似であるが、より小さく、パーツディテールがない。プラグの丸底は、通常、なお、材料分布及び均一な側壁厚さを促進する。ポリプロピレンのような半結晶質ポリマーでは、プラグの迅速な速度は一般的に部品において最も良好な材料分布を与える。
形成された部品は型中で冷却される。30℃乃至65℃の型温度を維持するための十分な冷却が必要である。その部品は、取り出しの前に90℃乃至100℃より低くしなくてはならない。熱成形における良好な挙動のために、最も低い溶融流量ポリマーが望ましい。
従って、本発明の一つの態様は、耐衝撃性コポリマーとプラストマーとの組成物を含有する自動車単一式内部部材であり、プラストマーは、エチレンから誘導される単位と、プラストマーの5重量%乃至35重量%の、少なくとも一つのC乃至Cα−オレフィンから誘導される単位のコポリマーである。その部材は、一つの態様では、射出成形され、他の態様では、熱成形される。用いられる耐衝撃性コポリマーは、メタロセン触媒を用いて反応器製造されたコポリマーであり得て、耐衝撃性コポリマーのポリプロピレン成分は、一つの態様では、3重量%未満の、他の態様では、2重量%未満の、非晶質成分を有する。本組成物は、一つの態様では、5乃至40g/10分の、他の態様では、10乃至15g/10分のMFRを有し得る。さらに、耐衝撃性コポリマーは、耐衝撃性コポリマーの重量に対して30重量%以下のゴムを含有する。
本発明の組成物は又、バンパーフェーシス、サイドクラッディング、ベッドライナー、ホイールフレア、フェンダーエクステンション、スカッフモルディング、ステップバッド、バンパーエンドキャップ、ロッカーカバー、グリル、ヴァランスカバー、カウルスクリーン及びエネルギー吸収バンパービーム構造体、ベリーパン、サイドシールド、フェンダーライナーのような他の自動車外部部品に有用であることができる。本発明の組成物の他の用途には、チャイルドカーシート、小児用食事椅子、哺乳瓶、カップ、トラクター式芝刈機部品、ATVフェンダー、オートバイフェンダー、スノーモービル車体、サーフボードカバー、スーツケース及び工具箱が含まれる。
試験法
溶融流量。MFRは、230℃で2.16kgの荷重におけるASTM D1238試験法により測定し、dg/分又はg/10分で表わした。MFRは、ICP及び本組成物の測定に用いる。
メルトインデックス。MIはASTM D1238(190℃、2.1kg)により測定した。MIは、プラストマーの測定に用いる。
降伏点引張及び伸び率。降伏点引張強さは、Instron機械を用いて、50.8mm/分のクロスヘッド速度及び50.8mm/分のゲージ長さで、ASTM D638により測定した。
曲げ弾性率。曲げ弾性率は、Instron機械を用いて、1.27mm/分(0.05インチ/分)のクロスヘッド速度及び50.8mmの支持スパンで、ASTM D790により得た。
ガードナー衝撃。ガードナー衝撃強さは、−29℃で、90mm直径及び3.175mm厚さディスクにおいて、ASTM D5420、Method G、Procedure GCにより測定した。破壊モードを、衝撃を受けたディスクの外観及び状態に基づいて、破砕、脆性、及び/又は延性として分類する。例えば「破砕」の分類は、落錘による衝撃において、試験ディスクが複数断片(断片の数は、10乃至15の範囲であり得る)に破砕した場合に適する。
「脆性」の分類は、衝撃を受けたディスクが、衝撃点の領域から伸びた多くの激しい亀裂を示す場合に適する。それらの激しい亀裂は、ディスクの外辺までずっと広がっておらず、激しい亀裂により画定されたディスクの部分が別れていない。「延性」という分類は、衝撃後に、重りにより接触されたディスクの領域がディスク表面から突き出ているか押し出されているようである場合に適する。突き出ている領域は、一般的に非対称であり、一つの側に亀裂を示す。伸びた領域を画定するディスク表面の部分は、ざらざらし、小繊維が現存するように見える。
破砕乃至延性、脆性乃至延性の破砕モードは、2つの異なる種類の破砕モードの組み合わせである。破砕と延性の間である、破砕乃至延性は、突き出した領域からの激しい亀裂により特徴付けられる。しかし、激しい亀裂により画定されたディスクの部分は分かれていない。先に記載した破砕モードは、器具を用いる評価による量的数でなく、人による判断に基づいているが、それらの破砕モードは、再現性があり、ポリマー生産業者及び部材加工業者の両方に、種々の用途のためのポリマーの適合性に関する信頼できる情報を与える。この試験操作において訓練され経験を有する個人は、ガードナー衝撃試験操作を用いて正確に異なるポリマー物質を分類分けできる。
ノッチ付きアイゾッド。室温ノッチ付きアイゾッド衝撃強さ(“RTNI”)は、ASTM D256試験法により測定される。衝撃強さ装置は、Testing Machines Inc.により製造されている。
加熱撓み温度。加熱たわみ温度(“HDT” )は、温度の関数としての物質剛性の測定であり、℃で表わされる。127mm×12.7mm×3.2mmの寸法の末端にゲートを付けた方形を用い、0.25mm撓みについて、455kPaの3ポイント曲げ荷重下で試験する(ASTM D648−97)。
計装衝撃強さ。計装衝撃強さは、Dynatup model 8250を用いてASTM D3763−99により測定される。示された温度において25ポンドの重り及び時間当り15マイルの速度を用いて、破壊モード及び総エネルギーを測定する。重りは、減速が20重量%未満であるように調整される。
図1は、荷重が所定の時間で落ちた場合に破壊が生じる、表4で示された種々の分類分けを略図で示す。荷重対置換曲線が対称的及び/又は連続的(ベル形又は細長いベル形)である場合、その破壊モードは、延性(D)と定義され、試料中に激しい亀裂がなく、試料に先端が突き刺さっている。延性−脆性(DB)破壊モードは、荷重−置換曲線において、荷重が最大限に達し、急激に0に落ち、試料に激しい亀裂があるモードと定義される。脆性−延性(BD)破壊モードは、荷重−置換曲線において荷重が、最大に達するずっと前に落ち、試料が複数断片に破断する状態と定義される。望ましい破壊モードは、特定の温度において完全に延性である。典型的には、各々の組成物から5つの実施試料がとられ、次に各試料は評価され、それが、Dであるか、DBであるか又はBDであるか決定する。それは、表4に表わされ、“D”等の前の数字は、その延性カテゴリーに合致する試料の数を意味する。図2乃至4は、試料5、6及び11についての衝撃試験プロットを示し、各々のトレースは、示された組成物から製造された新しい試料の別の「実施」を表わす。
試験法の概要及び各測定の誤差を表1に示す。
実施例
本発明は、それにより限定されることを意味しない下記の実施例及び表により、より良好に理解され得るであろう。
表2に載っているブレンド成分及び表3に載っている配合物をペレット形態にドライブレンドし、続いて、60mmのスクリュー直径及び24:1の長さ/直径(L/D)を有するReifenhauser一軸スクリュー押出機を用いる融解混合及びペレット化をした。成分のより良好な混合を与えるために、ダイに接近した一軸スクリュー押出機において、320メッシュスクリーンパックを用いた。融解温度を420乃至440゜Fの範囲に維持し、スクリュー速度を65rpmにした。生成速度は30ポンド/時間であった。
表3に載せたペレット化生成物を、75トンのVan Dorn射出成形機を用いてASTM試料に射出成形した。試料試験片をASTMプロトコールにより表1に載せた異なる性質について試験した。
特定のエチレン−プロピレンゴムの含量及び組成を有する、表2に載せた耐衝撃性コポリマー[ExxonMobil Chemical Company(テキサス州、ヒューストン)により市販されているPP 7715E4、PP 7414、PP 7032E2及びPP 7033N]を直列反応器において製造した。それらの生成物は、酸化防止剤、触媒中和剤及び/又は核剤を含有した。より特定すると、添加剤を、プラストマー組成物へのそれらの組み込みの前に、表2におけるICP類と配合した。PP 7715E4は、1,500ppmのIrganox 1010[ペンタエリトリトールテトラキス(3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート)、Ciba Specialty Chemicals]、1,000ppmの安息香酸ナトリウム、300ppmのDHT4A及び500ppmのUltranox 626A(GE Specialty Chemicals)と押し出しブレンドされた。PP7414は、1,500ppmのIrganox 1010、500ppmのUltranox 626A及び800ppmのステアリン酸カルシウムと押し出しブレンドされた。PP 7032E2は、1,500ppmのIrganox 1010、800ppmのステアリン酸カルシウム、250ppmのIrganox 1076及び2,350ppmのDSTDP(ジステアリルチオジホスフェート)と押し出しブレンドされた。PP 7033Nは、1500ppmのIrganox 1010、1,000ppmの安息香酸ナトリウム、300ppmのDHT4A、250ppmのIrganox 1076及び2350ppmのDSTDPと押し出しブレンドされた。“ppm”の表示は、ICP全体に対する添加剤の量である。
試料組成物3乃至11、特に7乃至11は、プラストマーが組成物の15重量%以下で存在する比較試料1及び2に比べ改良を示す。試料組成物7乃至11におけるような望ましい態様において、計装された耐衝撃性は最も望ましい。例えば、図4は、試料組成物11についての5つの実施からの破壊を示していない。本発明の組成物の望ましい態様は、18乃至20重量%のゴム含量、及び1つの態様において15乃至40g/10分の、他の態様において10g/10分より大きいMFRを有するICPを含有する。さらに、試料7乃至11に例示されるような望ましい態様は、15重量%より多いプラストマー含量を有する。又、他の望ましい態様において、ICPは、ポリプロピレン相が2重量%未満の非晶質含量を有する、メタロセンにより製造されたポリマーである。望ましくは、本組成物は、先に記載した、そして例えば、図4に示されている、計装衝撃により試験された、−40℃以上で100%延性である。
本発明は、特定の態様について記載され示されているが、当業者は、本発明は、本明細書に示されていない多くの異なるバリエーションに向いていることを認識するであろう。それらの理由のために、本発明の真の範囲を決定する目的のために言及は特許請求の範囲にのみになされなくてはならない。
すべての優先権証明書を、そのような組み込みが可能なすべての管轄区域のために、引用により本明細書に完全に組み込む。さらに、本明細書に引用された、試験操作を含むすべての文献を、そのような組み込みが可能なすべての管轄区域のために、引用により本明細書に完全に組み込む。
Figure 2005509712
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図1は、時間の関数として荷重における急な降下により意味されるように破壊が生じる、荷重対時間曲線に沿ったおよその点を画定する、計装衝撃試験の概略図である。 図2は、試料5の計装衝撃試験(5つの実施)を表わすデーターについての、時間の関数としての荷重のプロットである。 図3は、試料6の計装衝撃試験(5つの実施)を表わすデーターについての、時間の関数としての荷重のプロットである。 図4は、試料11の計装衝撃試験(5つの実施)を表わすデーターについての、時間の関数としての荷重のプロットである。

Claims (76)

  1. (a)組成物の総重量に対して50重量%乃至85重量%の少なくとも1つの耐衝撃性コポリマーであり、25重量%以下のエチレン−プロピレンゴムを含有し、そのゴムは、そのゴムに対して40重量%乃至60重量%のエチレンから誘導される単位の含量を有する、耐衝撃性コポリマー及び
    (b)組成物の総重量に対して50重量%乃至15重量%の少なくとも1つのプラストマーであり、エチレンから誘導される単位と、プラストマーの5重量%乃至30重量%の、少なくとも1つのC乃至Cα−オレフィンから誘導される単位のコポリマーであるプラストマー
    を含有する組成物。
  2. 5乃至40g/10分のMFRを有する、請求項1に記載の組成物。
  3. 10乃至15g/10分のMFRを有する、請求項2に記載の組成物。
  4. 耐衝撃性コポリマーが、耐衝撃性コポリマーに対して15重量%乃至22重量%のゴムを含有する、請求項1に記載の組成物。
  5. 耐衝撃性コポリマーが、耐衝撃性コポリマーに対して18重量%乃至20重量%のゴムを含有する、請求項4に記載の組成物。
  6. 耐衝撃性コポリマーが、1g/10分乃至100g/10分のMFRを有する、請求項1に記載の組成物。
  7. 耐衝撃性コポリマーが、10g/10分より大きなMFRを有する、請求項6に記載の組成物。
  8. 耐衝撃性コポリマーが、15g乃至40g/10分のMFRを有する、請求項7に記載の組成物。
  9. プラストマーが、0.5g/10分乃至10g/10分のMIを有する、請求項1に記載の組成物。
  10. プラストマーが、2g/10分乃至6g/10分のMIを有する、請求項9に記載の組成物。
  11. プラストマーが、組成物の25重量%乃至45重量%存在する、請求項1に記載の組成物。
  12. プラストマーの分子量分布が1.8乃至3.5である、請求項1に記載の組成物。
  13. プロセス油が組成物の0重量%乃至1重量%存在する、請求項1に記載の組成物。
  14. 架橋剤が組成物の0重量%乃至0.01重量%存在する、請求項1に記載の組成物。
  15. 50kpsi(345MPa)より大きな割線曲げ弾性率を有する、請求項1に記載の組成物。
  16. 90kpsi(620MPa)より大きな割線曲げ弾性率を有する、請求項15に記載の組成物。
  17. 295インチ−ポンド(33ジュール)より大きな、−29℃におけるガードナー衝撃を有する、請求項1に記載の組成物。
  18. α−オレフィンから誘導される単位が1−ヘキセンである、請求項1に記載の組成物。
  19. 1−ヘキセンが、プラストマー中15重量%乃至27重量%存在する、請求項18に記載の組成物。
  20. −40℃以上で100%延性である、請求項1に記載の組成物。
  21. 請求項1に記載の組成物から形成される自動車部材。
  22. 自動車内部部材、インストルメントパネルカバー、ダッシュボード表皮、内部フェーシア、エアバッグカバー、ピラートリム、インストルメントパネルトリム、ヘッドライナー用カートリッジ、下枠プレート、ドアトリムパネル、リアクォーターパネル、シートバックカバー、自動車外部部材、エアダム、外部フェーシア、バンパー及びリフトゲートパネルから選ばれる、請求項21に記載の自動車部材。
  23. (a)組成物の総重量に対して50重量%乃至85重量%の少なくとも1つの耐衝撃性コポリマーであり、
    (i)耐衝撃性コポリマーの総重量に基づいて50重量%乃至95重量%の成分Aであり、プロピレンホモポリマー又はコポリマーを含み、前記プロピレンコポリマーは、10重量%以下のエチレン、ブテン、ヘキセン又はオクテンから誘導される単位を含有し、成分Aにおける非晶質ポリプロピレンの量が2重量%未満である、成分A及び
    (ii)耐衝撃性コポリマーの総重量に基づいて50重量%以下の成分Bであり、ポリプロピレンコポリマーを含み、前記ポリプロピレンコポリマーは、20重量%乃至70重量%の、エチレン、ブテン、ヘキセン及び/又はオクテンから誘導される単位及び80重量%乃至30重量%の、プロビレンから誘導される単位
    を含有する、成分B
    から生成される耐衝撃性コポリマー並びに
    (b)組成物の総重量に基づいて50重量%乃至15重量%の少なくとも1つのプラストマーであり、エチレンから誘導される単位と、プラストマーの5重量%乃至30重量%の、少なくとも1つのC乃至Cα−オレフィンから誘導される単位のコポリマーであるプラストマー
    を含有する組成物。
  24. 成分Aがポリプロピレンホモポリマーである、請求項23に記載の組成物。
  25. 成分Aがエチレンから誘導される単位とプロピレンから誘導される単位のコポリマーである、請求項23に記載の組成物。
  26. 耐衝撃性コポリマーは、耐衝撃性コポリマーの重量に対して15重量%乃至22重量%の成分Bを含有する、請求項23に記載の組成物。
  27. 耐衝撃性コポリマーは、耐衝撃性コポリマーの重量に対して18重量%乃至20重量%の成分Bを含有する、請求項26に記載の組成物。
  28. 成分Bが、プロピレンから誘導される単位と、20重量%乃至70重量%の、エチレンから誘導される単位から本質的に成る、請求項23に記載の組成物。
  29. 成分Bが、プロピレンから誘導される単位と、30重量%乃至65重量%の、エチレンから誘導される単位から本質的に成る、請求項28に記載の組成物。
  30. 成分Bが、3.0未満の分子量分布を有する、請求項23に記載の組成物。
  31. 5乃至40g/10分のMFRを有する、請求項23に記載の組成物。
  32. 10乃至15g/10分のMFRを有する、請求項31に記載の組成物。
  33. 耐衝撃性コポリマーが、1g/10分乃至100g/10分のMFRを有する、請求項23に記載の組成物。
  34. 耐衝撃性コポリマーが、10g/10分より大きなMFRを有する、請求項33に記載の組成物。
  35. 耐衝撃性コポリマーが、15g乃至40g/10分のMFRを有する、請求項34に記載の組成物。
  36. プラストマーが、0.5g/10分乃至10g/10分のMIを有する、請求項23に記載の組成物。
  37. プラストマーが、2g/10分乃至6g/10分のMIを有する、請求項36に記載の組成物。
  38. プラストマーが、組成物の25重量%乃至45重量%存在する、請求項23に記載の組成物。
  39. プラストマーの分子量分布が1.8乃至3.5である、請求項23に記載の組成物。
  40. プロセス油が組成物の0重量%乃至1重量%存在する、請求項23に記載の組成物。
  41. 架橋剤が組成物の0重量%乃至0.01重量%存在する、請求項23に記載の組成物。
  42. 50kpsi(345MPa)より大きな割線曲げ弾性率を有する、請求項23に記載の組成物。
  43. 90kpsi(620MPa)より大きな割線曲げ弾性率を有する、請求項42に記載の組成物。
  44. 295インチ−ポンド(33ジュール)より大きな、−29℃におけるガードナー衝撃を有する、請求項23に記載の組成物。
  45. α−オレフィンから誘導される単位が1−ヘキセンである、請求項23に記載の組成物。
  46. 1−ヘキセンが、プラストマー中15重量%乃至27重量%存在する、請求項45に記載の組成物。
  47. −40℃以上で100%延性である、請求項23に記載の組成物。
  48. 請求項23に記載の組成物を含有する自動車部材。
  49. 自動車内部部材、インストルメントパネルカバー、ダッシュボード表皮、内部フェーシア、エアバッグカバー、ピラートリム、インストルメントパネルトリム、ヘッドライナー用カートリッジ、下枠プレート、ドアトリムパネル、リアクォーターパネル、シートバックカバー、自動車外部部材、エアダム、外部フェーシア、バンパー及びリフトゲートパネルから選ばれる、請求項48に記載の自動車部材。
  50. 耐衝撃性コポリマーとプラストマーの組成物を含有する自動車単一式内部部材であり、プラストマーが、エチレンから誘導される単位と、プラストマーの5重量%乃至35重量%の、少なくとも1つのC乃至Cα−オレフィンとのコポリマーである、自動車単一式内部部材。
  51. 耐衝撃性コポリマーが、メタロセンの触媒を用いて反応器で製造されるコポリマーである、請求項50に記載の自動車単一式内部部材。
  52. 耐衝撃性コポリマーが、2重量%未満の非晶質成分を有するポリプロピレン成分を含有する、請求項51に記載の自動車単一式内部部材。
  53. 5乃至40g/10分のMFRを有する、請求項50に記載の自動車単一式内部部材。
  54. 10乃至15g/10分のMFRを有する、請求項53に記載の自動車単一式内部部材。
  55. 耐衝撃性コポリマーが、耐衝撃性コポリマーの重量に対して30重量%以下のゴムを含有する、請求項50に記載の自動車単一式内部部材。
  56. 耐衝撃性コポリマーが、耐衝撃性コポリマーの重量に対して15重量%乃至22重量%のゴムを含有する、請求項55に記載の自動車単一式内部部材。
  57. 耐衝撃性コポリマーが、耐衝撃性コポリマーの重量に対して18重量%乃至20重量%のゴムを含有する、請求項56に記載の自動車単一式内部部材。
  58. 耐衝撃性コポリマーが、1g/10分乃至100g/10分のMFRを有する、請求項50に記載の自動車単一式内部部材。
  59. 耐衝撃性コポリマーが、10g/10分より大きいMFRを有する、請求項58に記載の自動車単一式内部部材。
  60. 耐衝撃性コポリマーが、15乃至40g/10分のMFRを有する、請求項59に記載の自動車単一式内部部材。
  61. プラストマーが、0.5g/10分乃至10g/10分のMIを有する、請求項50に記載の自動車単一式内部部材。
  62. プラストマーが、2g/10分乃至6g/10分のMIを有する、請求項61に記載の自動車単一式内部部材。
  63. プラストマーが、組成物の10重量%乃至50重量%存在する、請求項50に記載の自動車単一式内部部材。
  64. プラストマーが、組成物の25重量%乃至45重量%存在する、請求項63に記載の自動車単一式内部部材。
  65. プラストマーの分子量分布が1.8乃至3.5である、請求項50に記載の自動車単一式内部部材。
  66. プロセス油が組成物の0重量%乃至1重量%存在する、請求項50に記載の自動車単一式内部部材。
  67. 架橋剤が組成物の0重量%乃至0.01重量%存在する、請求項50に記載の自動車単一式内部部材。
  68. 50kpsi(345MPa)より大きな割線曲げ弾性率を有する、請求項50に記載の自動車単一式内部部材。
  69. 90kpsi(620MPa)より大きな割線曲げ弾性率を有する、請求項68に記載の自動車単一式内部部材。
  70. 295インチ−ポンド(33ジュール)より大きな、−29℃におけるガードナー衝撃を有する、請求項50に記載の自動車単一式内部部材。
  71. α−オレフィンから誘導される単位が1−ヘキセンである、請求項50に記載の自動車単一式内部部材。
  72. 1−ヘキセンが、プラストマー中15重量%乃至27重量%存在する、請求項50に記載の自動車単一式内部部材。
  73. −40℃以上で100%延性である、請求項50に記載の自動車単一式内部部材。
  74. 射出成形されている、請求項50に記載の自動車単一式内部部材。
  75. 熱成形されている、請求項50に記載の自動車単一式内部部材。
  76. インストルメントパネルカバー、ダッシュボード表皮、内部フェーシア、エアダム、外部フェーシア、バンパー、エアバッグカバー、ピラートリム、インストルメントパネルトリム、ヘッドライナー用カートリッジ、下枠プレート、ドアトリムパネル、リアクォーターパネル、リフトゲートパネル、シートバックカバー等から選ばれる物品に成形される、請求項74又は請求項75に記載の自動車単一式内部部材。
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