JP2006082610A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 コストの高騰を招くことなく、組立作業性を著しく向上すること。
【解決手段】 電動パワーステアリング装置の組立時、ウォームホイール11を未装着状態の出力軸4(ピニオン軸)を、下側ギヤボックス1内に挿入する。次いで、上側軸受6の外輪を、下側ギヤボックス1に形成したネジ孔40に、リングナット41を螺合することにより、固定する。この上側軸受6をリングナット41により固定した後、ウォームホイール11を、スリップリング42を介して、出力軸4に嵌合する。
【選択図】 図1
【解決手段】 電動パワーステアリング装置の組立時、ウォームホイール11を未装着状態の出力軸4(ピニオン軸)を、下側ギヤボックス1内に挿入する。次いで、上側軸受6の外輪を、下側ギヤボックス1に形成したネジ孔40に、リングナット41を螺合することにより、固定する。この上側軸受6をリングナット41により固定した後、ウォームホイール11を、スリップリング42を介して、出力軸4に嵌合する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、その支持構造の改良及び組立性の向上を図った電動パワーステアリング装置に関する。
電動パワーステアリング装置の従来例として、特許文献1に示すように、ウォームホイールは、出力軸(ピニオン軸)に予め圧入してある。
また、ピニオン軸をラジアル方向とスラスト方向に軸支する軸受は、ウォームホイールの略直下に配置してある。これにより、温度変化によるウォームホイールとウォームとの噛み合い位置のピニオン軸方向の相対的なずれを小さくしている。
すなわち、図4は、従来例に係るピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置の縦断面図である。
電動パワーステアリング装置51は、ピニオン・アシストタイプの電動パワーステアリング装置である。出力軸52の上端部には、ウォーム減速機76のウォーム79と噛み合うウォームホイール77の芯金78が圧入されている。芯金78の上端面は、出力軸52の段部55に当接して、出力軸52に対して芯金78が上方に移動しないように規制している。ウォーム79は、図示しない操舵補助用の電動モータの出力軸に連結されている。
出力軸52は、ウォームホイール77の略直下で、4点接触式の軸受65により下ギヤボックス69に軸支されている。出力軸52の溝57に装着してカシメられたカシメリング56は、軸受65の内輪を、芯金78のボス部80の下端面との間で挟み込んでいる。また、軸受65の外輪は、下ギヤボックス69に直接形成された軸受孔73に圧入され、この軸受穴45の雌ネジ74に螺合されたリングナット67によって軸方向に押圧されて、下ギヤボックス69に固定されている。
出力軸52の下端部は、二ードル軸受66により下ギヤボックス69にラジアル方向にのみ軸支されている。このようにして、出力軸52は、軸受65によって、スラスト方向及びラジアル方向に支持されているため、下ギヤボックス69に対する出力軸52の支持基準は、出力軸52の上端部を支持する軸受65となっている。
下ギヤボックス69の上端面には、図示しないボルトによって上ギヤボックス72が固定されている。上ギヤボックス72には、入力軸82が軸受83によって回転可能に軸支されでいる。入力軸82は、図示しないステアリングシャフトを介してステアリングホイールに連結されている。入力軸82にその上端がピン84によって連結されたトーションバー85は、その下端がブッシュ86によって外周を軸支され、ブッシュ86より下方で、出力軸52の上端部に圧入により連結されている。
トーションバー85に作用するトルクを検出するトルクセンサー87は、センサーシャフト部88、検出コイル90及び91、円筒部材92から構成されている。センサーシャフト部88は、入力軸82の下端に形成され、上ギヤボックス72の内側に圧入されたヨーク89に、検出コイル90及び91が配置されている。円筒部材92は、センサーシャフト部88と検出コイル90及び91の間に配置されている。
円筒部材92は出力軸52の上端に固定され、センサーシャフト部88に軸方向に延びた複数の凸条が円周方向に等間隔に形成されている。円筒部材92には、検出コイル90及び91に対向する位置に、円周方向に等間隔に複数の長方形の窓が形成されている。
ステアリングホイールを操作して入力軸82が回転すると、その回転力がトーションバー85を介して出力軸52に伝達される。この時、舵輪側の抵抗によって、入力軸82と出力軸52を連結するトーションバー6 3に捩れが生じ、センサーシャフト部88の表面の凸条と円筒部材92の窓との間に相対回転が生じる。この相対回転で、センサーシャフト部88に発生する磁束が増減し、この磁束の増減を検出コイル90及び91がインダククンスの変化として検出する。この検出結果から、ト−ションバー85に作用するトルクを検出し、電動モータを駆動してウォーム79を所要の操舵補助力で回転させる。ウォーム79の回転は、ウォームホイール77、出力軸52、ピニオン53を介してラック54に伝達され、ラック54に連結された図示しないタイロッドを介して舵輪の向きを変更する。
ラックガイド93は、ラック54の背面にローラ96をアジャストカバー97によって常時押し付けている。ローラ96は、軸94にニードル軸受95によって回転可能に軸支されている。アジャストカバー97は、皿バネを介してラック54の背面にローラ96を押し付けている。これによって、ピニオン53とラック54との噛み合い部のバックラッシュを無くし、ラック54が円滑に移動するようにしている。
電動式パワーステアリング装置51は、ウォームホイール77の略直下に、出力軸52の支持基準となる軸受65がある。
そのため、電動式パワーステアリング装置周辺の温度変化があっても、ウォームホイール77とウォーム79との噛み合い位置が出力軸52の軸方向にずれる量がわずかで済む。従って、常時正常な噛み合い状態が維持され、噛み合い部の騒音の発生や、歯面の摩耗が発生しない。
また、下側のニードル軸受66の外輪が圧入される軸受孔75と、上側の軸受65の外輪が圧入される軸受孔73は、同じ下ギヤボックス69に形成され、しかも、軸受孔73側からのボーリング工具による通し加工が可能なため、加工時間か短く、軸受孔同士の同芯度が向上する。従って、ウォームホイール77の振れが小さく、噛み合い部の騒音や、歯面の摩耗を抑制することができる。
さらに、上側の軸受65の外輪が圧入される軸受孔73は、下ギヤボックス69に直接形成されているため、軸受孔の加工誤差が累積せず、軸受孔同士の同芯度が向上するため、ウォームホイールの振れを小さく押さえることができる。
リングナット67の締付けは以下の方法で行われる。リングナット67の上端面には、係合凹部(溝または穴)68が同一円周上に複数形成され、ウォームホイール77の芯金78には、係合凹部68と同一円周上に、係合凹部68と同じ角度位置に、複数の工具挿通孔81が形成されている。
二股形状の締付け工具を工具挿通孔81を通して、係合凹部68に差し込み、締付け工具を回せば、リングナット67が回転して軸受65の外輪を締付けることができる。このリングナット67の締付け動作と同期して、工具挿通孔81を有する芯金78、ウォームホイール77が締付け工具によって回される。そのため、ウォームホイール77が固定された出力軸52、ピニオン53が回転し、結果としてピニオン53に噛み合うラック54が移動する。
特願2004−073398号
しかしながら、ウォームホイール77の略直下の軸受65の固定は、リングナット67を用いており、ウォームホイール77の上方側から二股形状の締付け工具を挿入するため、ウォームホイール77の芯金78には、工具挿通孔81を設ける必要がある。
しかしながら、ウォームホイール77強度確保の条件によっては、この工具挿通孔81が設けられない場合があり、このようなことからも、ウォームホイール77は、後組みする必要があり、出力軸52(ピニオン軸)を下ギヤボックス69内に挿入した後に、出力軸52(ピニオン軸)に、ウォームホイール77を装着する方が好ましい。
また、リングナット67の締付の際に、出力軸52(ピニオン軸)が回転してもラック54が移動しないように、ラック54のギヤ歯のストローク端の外側に、逃がし部を形成する必要がある。その結果、これらの加工のため、コスト高になってしまうといったことがある。
更には、ウォーム減速機のウォームホイールの芯金が、出力軸(ピニオン軸)に予め圧入してある操舵装置の場合には、その圧入時、出力軸(ピニオン軸)を支持する軸受65に、高負荷がかかり、破損の虞れがある。
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであって、コストの高騰を招くことなく、組立作業性を著しく向上することができる電動パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の請求項1に係る電動パワーステアリング装置は、ステアリングホイールに印加された操舵トルクに応じて、電動モータから補助操舵トルクを発生し、ウォーム減速機により減速して操舵機構の出力軸に伝達する電動パワーステアリング装置に於いて、
前記ウォーム減速機のウォームホイールは、スリップリングを介して、前記出力軸に嵌合してあることを特徴とする。
前記ウォーム減速機のウォームホイールは、スリップリングを介して、前記出力軸に嵌合してあることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る電動パワーステアリング装置は、前記出力軸を支持する車両上方側の軸受は、軸方向に圧入する固定部材により、ギヤボックスに固定してあることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る電動パワーステアリング装置は、前記固定部材は、止め輪、スナップリング、又は、プッシュナットであることを特徴とする。
本発明によれば、ウォーム減速機のウォームホイールは、スリップリングを介して、出力軸に嵌合してあることから、出力軸(ピニオン軸)をギヤボックスに取付けた後に、この出力軸(ピニオン軸)に、ウォームホイールを取付けることが可能となる。そのため、ウォームホイールの圧入を不要にしてウォームホイールの破損の虞れをなくすことができると共に、ウォームホイールの芯金の工具挿通孔、又は、ラックのギヤ歯のストローク端外側の逃がし部を設ける必要が無くなり、また、リングナット締付時にも、出力軸(ピニオン軸)の共廻りをなくすことができる。従って、コストの高騰を招くことなく、電動パワーステアリング装置の組立作業性を著しく向上ことができる。
また、出力軸を支持する車両上方側の軸受は、軸方向に圧入する固定部材により、ギヤボックスに固定してあり、固定部材は、例えば、止め輪、スナップリング、又は、プッシュナットであることから、大幅に取付作業性の容易化を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態に係る電動パワーステアリング装置を図面を参照しつつ説明する。
(第1実施の形態)
図1は、本発明の第1実施の形態に係るピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置の縦断面図である。
図1は、本発明の第1実施の形態に係るピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置の縦断面図である。
本実施の形態では、ギヤボックスは、車両下方側の下側ギヤボックス1と、車両上方側の上側ギヤボックス2とからなる。
下側ギヤボックス1内では、出力軸4(ピニオン軸)は、その下部が下側軸受5(ニードル軸受)により回転自在に支持してあり、その上部が上側軸受6(4点接触式の軸受)により回転自在に支持してある。
下側ギヤボックス1内には、ウォーム減速機10が収納してあり、出力軸4には、ウォームホイール11の芯金11aは、後に詳述するように、スリップリング42を介して、出力軸4に嵌合してある。
ウォームホイール11は、樹脂製のギヤ歯11bを有している。このウォームホイール11には、ウォーム12が噛合してあり、このウォーム12は、図示しない電動モータにより駆動されるようになっている。
出力軸4のピニオン20には、ラック21が噛合してある。ラックガイド22は、ラック21の背面にローラ23をアジャストカバー24によって常時押し付けてある。ローラ23は、軸25にニードル軸受26によって回転可能に軸支してある。
アジャストカバー24は、皿バネを介してラック21の背面にローラ23を押し付けてある。これによって、ピニオン20とラック21との噛み合い部のバックラッシュを無くし、ラック21が円滑に移動するようにしている。
上側ギヤボックス2内には、軸受31を介して、入力軸30が回転自在に支持してある。
入力軸30は、図示しないステアリングシャフトを介してステアリングホイールに連結されている。入力軸30にその上端がピン32によって連結されたトーションバー33は、出力軸4の上端部に圧入により連結されている。
トーションバー33に作用するトルクを検出するトルクセンサー34は、センサーシャフト部35、検出コイル36及び37、円筒部材38から構成されている。センサーシャフト部35は、入力軸30の下端に形成され、上側ギヤボックス2の内側に圧入されたヨーク39に、検出コイル36及び37が配置されている。円筒部材38は、センサーシャフト部35と検出コイル36及び37の間に配置されている。
円筒部材38は、出力軸4に固定され、センサーシャフト部35に軸方向に延びた複数の凸条が円周方向に等間隔に形成されている。円筒部材38には、検出コイル36及び37に対向する位置に、円周方向に等間隔に複数の長方形の窓が形成されている。
ステアリングホイールを操作して入力軸30が回転すると、その回転力がトーションバー33を介して出力軸4に伝達される。この時、舵輪側の抵抗によって、入力軸30と出力軸4を連結するトーションバー33に捩れが生じ、センサーシャフト部35の表面の凸条と円筒部材38の窓との間に相対回転が生じる。この相対回転で、センサーシャフト部35に発生する磁束が増減し、この磁束の増減を検出コイル36及び37がインダククンスの変化として検出する。この検出結果から、ト−ションバー33に作用するトルクを検出し、電動モータを駆動してウォーム12を所要の操舵補助力で回転させる。ウォーム12の回転は、ウォームホイール11、出力軸4、ピニオン20を介してラック21に伝達され、ラック21に連結された図示しないタイロッドを介して舵輪の向きを変更する。
さて、本実施の形態では、電動パワーステアリング装置の組立時、ウォームホイール11を未装着状態の出力軸4(ピニオン軸)を、下側ギヤボックス1内に挿入する。
次いで、上側軸受6の外輪を、下側ギヤボックス1に形成したネジ孔40に、リングナット41を螺合することにより、固定する。
この上側軸受6をリングナット41により固定した後、ウォームホイール11を、スリップリング42を介して、出力軸4に嵌合する。
このように、本実施の形態では、出力軸4(ピニオン軸)を下側ギヤボックス1に取付けた後に、この出力軸4(ピニオン軸)に、ウォームホイール11を取付けることができる。
従って、ウォームホイール11の圧入を不要にして上側軸受6の破損の虞れをなくすことができると共に、ウォームホイール11の芯金の工具挿通孔、又は、ラック21のギヤ歯のストローク端外側の逃がし部を設ける必要が無くなり、また、リングナット41の締付時にも、出力軸4(ピニオン軸)の共廻りをなくすことができる。
以上から、コストの高騰を招くことなく、電動パワーステアリング装置の組立作業性を著しく向上ことができる。
(第2実施の形態)
図2は、本発明の第2実施の形態に係るピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置の縦断面図である。
図2は、本発明の第2実施の形態に係るピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置の縦断面図である。
本実施の形態は、図面から明らかなように、その基本的構造が上述した第1実施の形態と同様であり、相違する点についてのみ説明する。
本実施の形態では、上述したリングナット41に代えて、スナップリング(止め輪)44を用いている。
すなわち、上側軸受6の外輪は、下側ギヤボックス1に形成した凹部43に、スナップリング(止め輪)44を嵌め込むことにより、固定する。
以上から、本実施の形態では、電動パワーステアリング装置の組立時には、ウォームホイール11を未装着状態の出力軸4(ピニオン軸)を、下側ギヤボックス1内に挿入する。
次いで、上側軸受6の外輪を、下側ギヤボックス1に形成した凹部43に、スナップリング(止め輪)44を嵌め込むことにより、固定する。
この上側軸受6をスナップリング(止め輪)44により固定した後、ウォームホイール11を、スリップリング42を介して、出力軸4に嵌合する。
このように、本実施の形態では、出力軸4(ピニオン軸)を下側ギヤボックス1に取付けた後に、この出力軸4(ピニオン軸)に、ウォームホイール11を取付けることができる。
従って、ウォームホイール11の圧入を不要にしてウォームホイール11の破損の虞れをなくすことができると共に、ウォームホイール11の芯金の工具挿通孔、又は、ラック21のギヤ歯のストローク端外側の逃がし部を設ける必要が無くなり、また、リングナット41の締付時にも、出力軸4(ピニオン軸)の共廻りをなくすことができる。
以上から、本実施の形態に於いても、コストの高騰を招くことなく、電動パワーステアリング装置の組立作業性を著しく向上ことができる。
また、上側軸受6は、スナップリング(止め輪)44により、固定していることから、リングナット41に比べて、大幅に取付作業性の容易化を図ることができる。
尚、スナップリング(止め輪)44は、好適には、テーパ付きが望ましい。これにより、ガタ付きを防止することもできる。
(第3実施の形態)
図3は、本発明の第3実施の形態に係るピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置の縦断面図である。
図3は、本発明の第3実施の形態に係るピニオン・アシスト式電動パワーステアリング装置の縦断面図である。
本実施の形態は、図面から明らかなように、その基本的構造が上述した第1実施の形態と同様であり、相違する点についてのみ説明する。
本実施の形態では、上述したリングナット41、又は、スナップリング(止め輪)44に代えて、プッシュナット46を用いている。
すなわち、上側軸受6の外輪は、下側ギヤボックス1に形成した凹部45に、プッシュナット46を嵌め込むことにより、固定する。
以上から、本実施の形態では、電動パワーステアリング装置の組立時には、ウォームホイール11を未装着状態の出力軸4(ピニオン軸)を、下側ギヤボックス1内に挿入する。
次いで、上側軸受6の外輪を、下側ギヤボックス1に形成した凹部45に、プッシュナット46を嵌め込むことにより、固定する。
この上側軸受6をプッシュナット46により固定した後、ウォームホイール11を、スリップリング42を介して、出力軸4に嵌合する。
このように、本実施の形態では、出力軸4(ピニオン軸)を下側ギヤボックス1に取付けた後に、この出力軸4(ピニオン軸)に、ウォームホイール11を取付けることができる。
従って、ウォームホイール11の圧入を不要にして上側軸受6の破損の虞れをなくすことができると共に、ウォームホイール11の芯金の工具挿通孔、又は、ラック21のギヤ歯のストローク端外側の逃がし部を設ける必要が無くなり、また、上側軸受6の固定にリングナットを用いないので、出力軸4(ピニオン軸)の共廻りをなくすことができる。
以上から、本実施の形態に於いても、コストの高騰を招くことなく、電動パワーステアリング装置の組立作業性を著しく向上ことができる。
また、上側軸受6は、プッシュナット46により、固定していることから、リングナット41に比べて、大幅に取付作業性の容易化を図ることができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されず、種々変形可能である。
1 下側ギヤボックス
2 上側ギヤボックス
4 出力軸
5 下側軸受
6 上側軸受
10 ウォーム減速機
11 ウォームホイール
11a 芯金
11b ギヤ歯
12 ウォーム
20 ピニオン
21 ラック
22 ラックガイド
23 ローラ
24 アジャストカバー
25 軸
26 ニードル軸受
27 上側軸受
30 入力軸
31 軸受
32 ピン
33 トーションバー
34 トルクセンサー
35 センサーシャフト部
36、37 検出コイル
38 円筒部材
39 ヨーク
40 ネジ孔
41 リングナット
42 スリップリング
43 凹部
44 スナップリング(止め輪)
45 凹部
46 プッシュナット
51 電動パワーステアリング装置
52 出力軸
53 ピニオン
54 ラック
55 段部
56 カシメリング
57 溝
65 軸受
66 ニードル軸受
67 リングナット
68 係合凹部
69 下ギヤボックス
72 上ギヤボックス
73 軸受孔
74 雌ネジ
75 軸受孔
76 ウォーム減速機
77 ウォームホイール
78 芯金
79 ウォーム
80 ボス部
81 工具挿通孔
82 入力軸
83 軸受
84 ピン
85 トーションバー
86 ブッシュ
87 トルクセンサー
88 センサーシャフト部
89 ヨーク
90、91 検出コイル
92 円筒部材
93 ラックガイド
94 軸
95 ニードル軸受
96 ローラ
97 アジャストカバー
2 上側ギヤボックス
4 出力軸
5 下側軸受
6 上側軸受
10 ウォーム減速機
11 ウォームホイール
11a 芯金
11b ギヤ歯
12 ウォーム
20 ピニオン
21 ラック
22 ラックガイド
23 ローラ
24 アジャストカバー
25 軸
26 ニードル軸受
27 上側軸受
30 入力軸
31 軸受
32 ピン
33 トーションバー
34 トルクセンサー
35 センサーシャフト部
36、37 検出コイル
38 円筒部材
39 ヨーク
40 ネジ孔
41 リングナット
42 スリップリング
43 凹部
44 スナップリング(止め輪)
45 凹部
46 プッシュナット
51 電動パワーステアリング装置
52 出力軸
53 ピニオン
54 ラック
55 段部
56 カシメリング
57 溝
65 軸受
66 ニードル軸受
67 リングナット
68 係合凹部
69 下ギヤボックス
72 上ギヤボックス
73 軸受孔
74 雌ネジ
75 軸受孔
76 ウォーム減速機
77 ウォームホイール
78 芯金
79 ウォーム
80 ボス部
81 工具挿通孔
82 入力軸
83 軸受
84 ピン
85 トーションバー
86 ブッシュ
87 トルクセンサー
88 センサーシャフト部
89 ヨーク
90、91 検出コイル
92 円筒部材
93 ラックガイド
94 軸
95 ニードル軸受
96 ローラ
97 アジャストカバー
Claims (3)
- ステアリングホイールに印加された操舵トルクに応じて、電動モータから補助操舵トルクを発生し、ウォーム減速機により減速して操舵機構の出力軸に伝達する電動パワーステアリング装置に於いて、
前記ウォーム減速機のウォームホイールは、スリップリングを介して、前記出力軸に嵌合してあることを特徴とする電動パワーステアリング装置。 - 前記出力軸を支持する車両上方側の軸受は、軸方向に圧入する固定部材により、ギヤボックスに固定してあることを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
- 前記固定部材は、止め輪、スナップリング、又は、プッシュナットであることを特徴とする請求項2に記載の電動パワーステアリング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004267123A JP2006082610A (ja) | 2004-09-14 | 2004-09-14 | 電動パワーステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004267123A JP2006082610A (ja) | 2004-09-14 | 2004-09-14 | 電動パワーステアリング装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2006082610A true JP2006082610A (ja) | 2006-03-30 |
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ID=36161467
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004267123A Withdrawn JP2006082610A (ja) | 2004-09-14 | 2004-09-14 | 電動パワーステアリング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2006082610A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010208588A (ja) * | 2009-03-12 | 2010-09-24 | Jtekt Corp | ステアリングコラムのガタ防止構造 |
| CN102574541A (zh) * | 2009-12-08 | 2012-07-11 | 本田技研工业株式会社 | 电动动力转向装置的制造方法 |
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-
2004
- 2004-09-14 JP JP2004267123A patent/JP2006082610A/ja not_active Withdrawn
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