JP2006184676A - プロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】 滑らかで良質な動画表示が得られるようにした場合であっても光利用効率
が大幅に低下しないプロジェクタを提供する。
【解決手段】 第1レンズアレイ120の各第1小レンズ122は、y軸方向に圧縮
された断面形状を有し、照明装置100と液晶装置400R,400G,400Bとの間
に、液晶装置の画面書込み周波数に同期して画像形成領域上でy軸方向に沿って照明光束
を走査する回転プリズム770をさらに備え、平行化レンズ118の光射出面118OS
は平面からなり、平行化レンズ118の光射出面118OSにおけるy軸方向に沿った両
端部には反射層119が形成されており、第1レンズアレイ120は、y軸方向に圧縮さ
れた平面形状を有していることを特徴とするプロジェクタ。
【選択図】 図1
が大幅に低下しないプロジェクタを提供する。
【解決手段】 第1レンズアレイ120の各第1小レンズ122は、y軸方向に圧縮
された断面形状を有し、照明装置100と液晶装置400R,400G,400Bとの間
に、液晶装置の画面書込み周波数に同期して画像形成領域上でy軸方向に沿って照明光束
を走査する回転プリズム770をさらに備え、平行化レンズ118の光射出面118OS
は平面からなり、平行化レンズ118の光射出面118OSにおけるy軸方向に沿った両
端部には反射層119が形成されており、第1レンズアレイ120は、y軸方向に圧縮さ
れた平面形状を有していることを特徴とするプロジェクタ。
【選択図】 図1
Description
本発明はプロジェクタに関する。
図19は、従来のプロジェクタ900Aを説明するために示す図である。図19(a)
は従来のプロジェクタ900Aの光学系を示す図であり、図19(b)及び図19(c)
はこのような従来のプロジェクタ900Aの問題点を説明するための図である。
このプロジェクタ900Aにおいては、電気光学変調装置として用いる液晶装置400
R,400G,400Bが、図19(b)に示すような輝度特性を有するホールド型の表
示装置であるため、図19(c)に示すような輝度特性を有するインパルス型の表示装置
であるCRTの場合とは異なり、いわゆる尾引き現象のために滑らかな動画表示が得られ
ないという問題点がある(この尾引き現象については、例えば、非特許文献1参照。)。
は従来のプロジェクタ900Aの光学系を示す図であり、図19(b)及び図19(c)
はこのような従来のプロジェクタ900Aの問題点を説明するための図である。
このプロジェクタ900Aにおいては、電気光学変調装置として用いる液晶装置400
R,400G,400Bが、図19(b)に示すような輝度特性を有するホールド型の表
示装置であるため、図19(c)に示すような輝度特性を有するインパルス型の表示装置
であるCRTの場合とは異なり、いわゆる尾引き現象のために滑らかな動画表示が得られ
ないという問題点がある(この尾引き現象については、例えば、非特許文献1参照。)。
図20は、従来の他のプロジェクタ900Bを説明するために示す図である。図20(
a)は従来の他のプロジェクタの光学系900Bを示す図であり、図20(b)及び図2
0(c)はこのような従来の他のプロジェクタ900Bに用いられる光シャッタを示すた
めの図である。
このプロジェクタ900Bにおいては、図20(a)に示すように、液晶装置400R
,400G,400Bの光入射側に光シャッタ420R,420G,420Bを配置し、
これらの光シャッタにより間欠的に光を遮断するようにして、上記した問題を解決してい
る。すなわち、いわゆる尾引き現象を緩和して滑らかで良質な動画表示が得られるように
している(例えば、特許文献1参照。)。
a)は従来の他のプロジェクタの光学系900Bを示す図であり、図20(b)及び図2
0(c)はこのような従来の他のプロジェクタ900Bに用いられる光シャッタを示すた
めの図である。
このプロジェクタ900Bにおいては、図20(a)に示すように、液晶装置400R
,400G,400Bの光入射側に光シャッタ420R,420G,420Bを配置し、
これらの光シャッタにより間欠的に光を遮断するようにして、上記した問題を解決してい
る。すなわち、いわゆる尾引き現象を緩和して滑らかで良質な動画表示が得られるように
している(例えば、特許文献1参照。)。
「ホールド型ディスプレイにおける動画表示の画質」(電子情報通信学会技報、EID99−10、第55〜60頁(1999−06))
特開2002−148712号公報(図1〜図7)
しかしながら、このような従来の他のプロジェクタにおいては、光シャッタにより間欠
的に光を遮断するようにしているため、光利用効率が大幅に低下するという問題があった
。
的に光を遮断するようにしているため、光利用効率が大幅に低下するという問題があった
。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、滑らかで良質な動画表示
が得られるようにした場合であっても光利用効率が大幅に低下しないプロジェクタを提供
することを目的とする。
が得られるようにした場合であっても光利用効率が大幅に低下しないプロジェクタを提供
することを目的とする。
本発明のプロジェクタは、発光管、前記発光管からの光を反射する楕円面リフレクタ、
前記楕円面リフレクタで反射される光を略平行光にする平行化レンズ、前記平行化レンズ
からの照明光束を複数の部分光束に分割するための複数の第1小レンズを有する第1レン
ズアレイ、前記第1レンズアレイの前記複数の第1小レンズに対応する複数の第2小レン
ズを有する第2レンズアレイ及び前記第2レンズアレイから射出される各部分光束を被照
明領域で重畳させるための重畳レンズを有する照明装置と、前記照明装置から射出される
照明光束を画像情報に応じて変調する電気光学変調装置と、前記電気光学変調装置によっ
て変調された照明光束を投写する投写光学系とを備え、前記第1レンズアレイにおける各
第1小レンズは、前記照明装置から射出される照明光束を、前記電気光学変調装置の画像
形成領域における縦横方向のうちいずれか一方方向については画像形成領域の全体を、他
方方向についてはその画像形成領域の一部を照明するような断面形状を有する照明光束と
するように、前記他方方向に圧縮された平面形状を有し、前記照明装置と前記電気光学変
調装置との間に、前記電気光学変調装置の画面書込み周波数に同期して前記画像形成領域
上で前記他方方向に沿って前記照明光束を走査する走査手段をさらに備えたプロジェクタ
であって、前記平行化レンズの光射出面は平面からなり、前記平行化レンズの光射出面に
おける前記他方方向に沿った両端部には反射層が形成されており、前記第1レンズアレイ
は、前記他方方向に圧縮された平面形状を有していることを特徴とする。
前記楕円面リフレクタで反射される光を略平行光にする平行化レンズ、前記平行化レンズ
からの照明光束を複数の部分光束に分割するための複数の第1小レンズを有する第1レン
ズアレイ、前記第1レンズアレイの前記複数の第1小レンズに対応する複数の第2小レン
ズを有する第2レンズアレイ及び前記第2レンズアレイから射出される各部分光束を被照
明領域で重畳させるための重畳レンズを有する照明装置と、前記照明装置から射出される
照明光束を画像情報に応じて変調する電気光学変調装置と、前記電気光学変調装置によっ
て変調された照明光束を投写する投写光学系とを備え、前記第1レンズアレイにおける各
第1小レンズは、前記照明装置から射出される照明光束を、前記電気光学変調装置の画像
形成領域における縦横方向のうちいずれか一方方向については画像形成領域の全体を、他
方方向についてはその画像形成領域の一部を照明するような断面形状を有する照明光束と
するように、前記他方方向に圧縮された平面形状を有し、前記照明装置と前記電気光学変
調装置との間に、前記電気光学変調装置の画面書込み周波数に同期して前記画像形成領域
上で前記他方方向に沿って前記照明光束を走査する走査手段をさらに備えたプロジェクタ
であって、前記平行化レンズの光射出面は平面からなり、前記平行化レンズの光射出面に
おける前記他方方向に沿った両端部には反射層が形成されており、前記第1レンズアレイ
は、前記他方方向に圧縮された平面形状を有していることを特徴とする。
このため、本発明のプロジェクタによれば、電気光学変調装置の画像形成領域における
縦横方向のうちいずれか一方については画像形成領域の全体を、他方方向についてはその
画像形成領域の一部を照明するような断面形状(すなわち他方方向に圧縮された断面形状
)を有する照明光束を、電気光学変調装置の画面書込み周波数に同期して画像形成領域上
で他方方向に沿って走査することができるようになるため、電気光学変調装置の画像形成
領域においては光照射領域と光非照射領域とが順次交互にスクロールされるようになる。
その結果、尾引き現象が緩和され、滑らかで良質な動画表示が得られるプロジェクタとな
る。
縦横方向のうちいずれか一方については画像形成領域の全体を、他方方向についてはその
画像形成領域の一部を照明するような断面形状(すなわち他方方向に圧縮された断面形状
)を有する照明光束を、電気光学変調装置の画面書込み周波数に同期して画像形成領域上
で他方方向に沿って走査することができるようになるため、電気光学変調装置の画像形成
領域においては光照射領域と光非照射領域とが順次交互にスクロールされるようになる。
その結果、尾引き現象が緩和され、滑らかで良質な動画表示が得られるプロジェクタとな
る。
また、本発明のプロジェクタによれば、上記したように他方方向に圧縮された断面形状
を有する照明光束を、第1レンズアレイとして各第1小レンズの平面形状を他方方向に圧
縮したレンズアレイを用いることによって実現しているため、光シャッタを用いる場合と
は異なり、光源装置から射出される照明光束を無駄無く電気光学変調装置の画像形成領域
に導くことができるようになり、光利用効率が大幅に低下することがなくなる。
を有する照明光束を、第1レンズアレイとして各第1小レンズの平面形状を他方方向に圧
縮したレンズアレイを用いることによって実現しているため、光シャッタを用いる場合と
は異なり、光源装置から射出される照明光束を無駄無く電気光学変調装置の画像形成領域
に導くことができるようになり、光利用効率が大幅に低下することがなくなる。
このため、本発明のプロジェクタは、滑らかで良質な動画表示が得られるようにした場
合であっても光利用効率が大幅に低下しないプロジェクタとなり、本発明の目的が達成さ
れる。
合であっても光利用効率が大幅に低下しないプロジェクタとなり、本発明の目的が達成さ
れる。
また、本発明のプロジェクタによれば、平行化レンズの光射出面は平面からなり、平行
化レンズの光射出面における他方方向に沿った両端部には反射層が形成されているため、
楕円面リフレクタからの照明光束の一部は反射層で反射されて一旦発光管に戻され、その
後、楕円面リフレクタで反射されて、平行化レンズの光射出面における反射層以外の部分
から被照明領域側に射出されることになる。このため、光源装置から射出される照明光束
の断面形状は、他方方向に沿って圧縮された形状になる。その結果、第1レンズアレイ、
第2レンズアレイ、重畳レンズ、その他後段の各光学要素の他方方向に沿った寸法を小さ
くすることができ、装置全体の小型化を図ることができる。また、平行化レンズから射出
される照明光束の断面形状は、他方方向に圧縮された平面形状を有する第1小レンズや第
1レンズアレイと適合性のよいものとなる。
化レンズの光射出面における他方方向に沿った両端部には反射層が形成されているため、
楕円面リフレクタからの照明光束の一部は反射層で反射されて一旦発光管に戻され、その
後、楕円面リフレクタで反射されて、平行化レンズの光射出面における反射層以外の部分
から被照明領域側に射出されることになる。このため、光源装置から射出される照明光束
の断面形状は、他方方向に沿って圧縮された形状になる。その結果、第1レンズアレイ、
第2レンズアレイ、重畳レンズ、その他後段の各光学要素の他方方向に沿った寸法を小さ
くすることができ、装置全体の小型化を図ることができる。また、平行化レンズから射出
される照明光束の断面形状は、他方方向に圧縮された平面形状を有する第1小レンズや第
1レンズアレイと適合性のよいものとなる。
なお、電気光学変調装置としては、その画像形成領域の平面形状が「縦寸法:横寸法=
3:4の長方形のもの」及び「縦寸法:横寸法=9:16の長方形のもの」が広く用いら
れているため、本発明のプロジェクタにおける第1レンズアレイの各第1小レンズの平面
形状としては、例えば、「縦寸法:横寸法=3:8の長方形のもの」、「縦寸法:横寸法
=9:32の長方形のもの」、「縦寸法:横寸法=1:4の長方形のもの」などを好まし
く用いることができる。
3:4の長方形のもの」及び「縦寸法:横寸法=9:16の長方形のもの」が広く用いら
れているため、本発明のプロジェクタにおける第1レンズアレイの各第1小レンズの平面
形状としては、例えば、「縦寸法:横寸法=3:8の長方形のもの」、「縦寸法:横寸法
=9:32の長方形のもの」、「縦寸法:横寸法=1:4の長方形のもの」などを好まし
く用いることができる。
本発明のプロジェクタにおいては、前記第2レンズアレイは、前記他方方向に圧縮され
た平面形状を有していることが好ましい。
た平面形状を有していることが好ましい。
このように構成することにより、重畳レンズ、その他後段の光学要素における他方方向
に沿った寸法を小さくすることができ、装置全体の小型化を図ることができる。
に沿った寸法を小さくすることができ、装置全体の小型化を図ることができる。
本発明のプロジェクタにおいては、前記第2レンズアレイにおける前記他方方向に沿っ
た長さは、前記第1レンズアレイにおける前記他方方向に沿った長さよりも長いことが好
ましい。
た長さは、前記第1レンズアレイにおける前記他方方向に沿った長さよりも長いことが好
ましい。
このように構成することにより、第1レンズアレイにおける第1小レンズの像が、第2
レンズアレイにおける対応する第2小レンズに良好にのみ込まれるようになり、良好な光
利用効率が得られる。
この場合、第1レンズアレイの第1小レンズは、第1小レンズを通過する部分光束が、
対応する第2小レンズに向かうように偏心したレンズ形状を有している。
レンズアレイにおける対応する第2小レンズに良好にのみ込まれるようになり、良好な光
利用効率が得られる。
この場合、第1レンズアレイの第1小レンズは、第1小レンズを通過する部分光束が、
対応する第2小レンズに向かうように偏心したレンズ形状を有している。
本発明のプロジェクタにおいては、前記平行化レンズの光入射面は、回転双曲面からな
ることが好ましい。
ることが好ましい。
このように構成することにより、楕円面リフレクタからの照明光束を略平行な光にして
第1レンズアレイに射出することができるようになる。
第1レンズアレイに射出することができるようになる。
本発明のプロジェクタにおいては、前記反射層は、可視光を反射し、赤外光を透過する
ことが好ましい。
ことが好ましい。
このように構成することにより、照明光束に含まれる可視光は反射層で効率良く反射さ
れるようになるため、光利用効率が向上する。また、照明光束に含まれる赤外光は反射層
を通過するため、発光管や楕円面リフレクタが過熱されるのを抑制することができる。
れるようになるため、光利用効率が向上する。また、照明光束に含まれる赤外光は反射層
を通過するため、発光管や楕円面リフレクタが過熱されるのを抑制することができる。
本発明のプロジェクタにおいては、前記平行化レンズの光射出面における前記反射層が
形成されていない部分には、減反射膜が形成されていることが好ましい。
形成されていない部分には、減反射膜が形成されていることが好ましい。
このように構成することにより、平行化レンズの光通過部における不要な反射が抑制さ
れるため、光利用効率が向上するとともに迷光レベルが低減し、コントラストが向上する
。
れるため、光利用効率が向上するとともに迷光レベルが低減し、コントラストが向上する
。
本発明のプロジェクタにおいては、前記平行化レンズと前記第1レンズアレイとは一体
化されていることが好ましい。
化されていることが好ましい。
このように構成することにより、平行化レンズの光射出面及び第1レンズアレイの光入
射面における、空気との界面が存在しなくなるため、光利用効率が向上するとともに迷光
レベルが低減し、コントラストが向上する。
射面における、空気との界面が存在しなくなるため、光利用効率が向上するとともに迷光
レベルが低減し、コントラストが向上する。
本発明のプロジェクタにおいては、前記第1レンズアレイの光入射面上の照明光束の断
面における、前記一方方向に沿った長さに対する前記他方方向に沿った長さの比率は、3
0%〜80%であることが好ましい。
面における、前記一方方向に沿った長さに対する前記他方方向に沿った長さの比率は、3
0%〜80%であることが好ましい。
この比率が30%未満である場合には、楕円面リフレクタから射出される照明光束の光
利用効率を維持するのが容易ではなくなるとともに、第1レンズアレイにおける第1小レ
ンズの行数を確保することができなくなり、電気光学変調装置上での光強度分布を均一に
することが容易ではなくなる。一方、この比率が80%を超える場合には、装置を小型化
することができるという効果が小さくなる。これらの観点からいえば、上記比率が40%
〜70%であることがさらに好ましい。
利用効率を維持するのが容易ではなくなるとともに、第1レンズアレイにおける第1小レ
ンズの行数を確保することができなくなり、電気光学変調装置上での光強度分布を均一に
することが容易ではなくなる。一方、この比率が80%を超える場合には、装置を小型化
することができるという効果が小さくなる。これらの観点からいえば、上記比率が40%
〜70%であることがさらに好ましい。
本発明のプロジェクタにおいては、前記第1レンズアレイにおける前記複数の第1小レ
ンズは、前記一方方向に沿って4列に配列されていることが好ましい。
ンズは、前記一方方向に沿って4列に配列されていることが好ましい。
このように構成することにより、第1レンズアレイにおける第1小レンズが一方方向に
沿って4列に配列されているため、電気光学変調装置の被照明領域における光強度分布を
ある程度均一化することができる。また、第1レンズアレイにおける第1小レンズが一方
方向に沿って4列に配列されているため、第1小レンズの大きさをある程度以上の大きさ
にすることができる。このため、第1レンズアレイにおける第1小レンズの他方方向に沿
った辺の長さが極端に短くなることがなくなる。その結果、第1レンズアレイにおける各
第1小レンズの像が、第2レンズアレイにおける対応する各第2小レンズに良好にのみ込
まれるようになり、良好な光利用効率が得られる。
沿って4列に配列されているため、電気光学変調装置の被照明領域における光強度分布を
ある程度均一化することができる。また、第1レンズアレイにおける第1小レンズが一方
方向に沿って4列に配列されているため、第1小レンズの大きさをある程度以上の大きさ
にすることができる。このため、第1レンズアレイにおける第1小レンズの他方方向に沿
った辺の長さが極端に短くなることがなくなる。その結果、第1レンズアレイにおける各
第1小レンズの像が、第2レンズアレイにおける対応する各第2小レンズに良好にのみ込
まれるようになり、良好な光利用効率が得られる。
本発明のプロジェクタにおいては、前記第1レンズアレイにおける前記複数の第1小レ
ンズは、前記他方方向に沿って8行〜10行に配列されていることが好ましい。
ンズは、前記他方方向に沿って8行〜10行に配列されていることが好ましい。
このように構成することにより、第1レンズアレイにおける第1小レンズの他方方向に
沿った辺の長さが極端に短くなることがなくなるため、第1レンズアレイの各第1小レン
ズの像が、第2レンズアレイにおける対応する各第2小レンズに良好にのみ込まれるよう
になり、良好な光利用効率が得られる。
沿った辺の長さが極端に短くなることがなくなるため、第1レンズアレイの各第1小レン
ズの像が、第2レンズアレイにおける対応する各第2小レンズに良好にのみ込まれるよう
になり、良好な光利用効率が得られる。
本発明のプロジェクタにおいては、前記第1レンズアレイは、前記楕円面リフレクタの
第2焦点より楕円面リフレクタ側に光入射面を有し、前記第1レンズアレイの光入射面上
で前記光源装置から射出される照明光束の光量が全体にわたって分布するような位置に配
置されていることが好ましい。
第2焦点より楕円面リフレクタ側に光入射面を有し、前記第1レンズアレイの光入射面上
で前記光源装置から射出される照明光束の光量が全体にわたって分布するような位置に配
置されていることが好ましい。
このように構成することにより、第1レンズアレイの光入射面に光源装置から射出され
る照明光束の光量が全体にわたって分布する。したがって、第1小レンズを4列に配列す
ることによりレンズ密度の低い第1レンズアレイとしたとしても、電気光学変調装置の被
照明領域上での面内光強度分布特性を低下させることがなく、第1レンズアレイにおける
製造加工の簡素化及びコストの低廉化を図ることができる。
る照明光束の光量が全体にわたって分布する。したがって、第1小レンズを4列に配列す
ることによりレンズ密度の低い第1レンズアレイとしたとしても、電気光学変調装置の被
照明領域上での面内光強度分布特性を低下させることがなく、第1レンズアレイにおける
製造加工の簡素化及びコストの低廉化を図ることができる。
この場合、第1レンズアレイの光入射面中央部において入射光強度の極端に小さい領域
(影の領域)が存在しないような位置に第1レンズアレイを配置することが好ましい。こ
のように構成することにより、第1レンズアレイの光入射面上で光源装置から射出される
照明光束の光量が全体にわたって分布するようになる。
(影の領域)が存在しないような位置に第1レンズアレイを配置することが好ましい。こ
のように構成することにより、第1レンズアレイの光入射面上で光源装置から射出される
照明光束の光量が全体にわたって分布するようになる。
本発明のプロジェクタにおいては、前記発光管には、前記発光管から被照明領域側に射
出される光を前記楕円面リフレクタに向けて反射する反射手段が設けられていることが好
ましい。
出される光を前記楕円面リフレクタに向けて反射する反射手段が設けられていることが好
ましい。
このように構成することにより、発光管から被照明領域側に放射される光が楕円面リフ
レクタに反射されるため、発光管の被照明領域側端部まで覆うような大きさに楕円面リフ
レクタの大きさを設定することを必要とせず、楕円面リフレクタの小型化を図ることがで
き、結果として照明装置の小型化を図ることができる。
また、楕円面リフレクタの小型化を図ることができることにより、楕円面リフレクタか
ら楕円面リフレクタの第2焦点に向けて集束するビームの集束角やビームスポットの径を
小さくすることができるため、平行化レンズをはじめとして後段の各光学要素をさらに小
さくすることができ、照明装置のさらなる小型化を図ることができる。
レクタに反射されるため、発光管の被照明領域側端部まで覆うような大きさに楕円面リフ
レクタの大きさを設定することを必要とせず、楕円面リフレクタの小型化を図ることがで
き、結果として照明装置の小型化を図ることができる。
また、楕円面リフレクタの小型化を図ることができることにより、楕円面リフレクタか
ら楕円面リフレクタの第2焦点に向けて集束するビームの集束角やビームスポットの径を
小さくすることができるため、平行化レンズをはじめとして後段の各光学要素をさらに小
さくすることができ、照明装置のさらなる小型化を図ることができる。
本発明のプロジェクタにおいては、前記走査手段は、前記照明装置と前記電気光学変調
装置との間の、前記電気光学変調装置と略共役の位置に配置され、照明光軸に垂直な回転
軸を有する回転プリズムを含み、前記回転プリズムは、その回転によって、前記電気光学
変調装置上で光照射領域と光非照射領域とが前記電気光学変調装置の画面書込み周波数に
同期して順次スクロールされるように構成されていることが好ましい。
装置との間の、前記電気光学変調装置と略共役の位置に配置され、照明光軸に垂直な回転
軸を有する回転プリズムを含み、前記回転プリズムは、その回転によって、前記電気光学
変調装置上で光照射領域と光非照射領域とが前記電気光学変調装置の画面書込み周波数に
同期して順次スクロールされるように構成されていることが好ましい。
このように構成することにより、電気光学変調装置の画像形成領域において、光照射領
域及び光非照射領域の円滑なスクロール動作が実現できるようになる。
域及び光非照射領域の円滑なスクロール動作が実現できるようになる。
本発明のプロジェクタにおいては、前記照明装置と前記電気光学変調装置との間に、前
記照明装置から射出される照明光束を複数の色光に分離して被照明領域に導びくための色
分離導光光学系をさらに備え、前記電気光学変調装置として、前記色分離導光光学系から
射出される複数の色光を画像情報に応じて変調する複数の電気光学変調装置が設けられて
いることが好ましい。
記照明装置から射出される照明光束を複数の色光に分離して被照明領域に導びくための色
分離導光光学系をさらに備え、前記電気光学変調装置として、前記色分離導光光学系から
射出される複数の色光を画像情報に応じて変調する複数の電気光学変調装置が設けられて
いることが好ましい。
このように構成することにより、滑らかで良質な動画表示が得られるようにした場合で
あっても光利用効率が大幅に低下しないプロジェクタを、画像品質の優れた(例えば3板
式の)フルカラープロジェクタとすることができるようになる。
あっても光利用効率が大幅に低下しないプロジェクタを、画像品質の優れた(例えば3板
式の)フルカラープロジェクタとすることができるようになる。
以下、本発明のプロジェクタについて、図に示す実施の形態に基づいて説明する。
〔実施形態1〕
まず、実施形態1に係るプロジェクタ1000について、図1を用いて説明する。
図1は、実施形態1に係るプロジェクタ1000を説明するために示す図である。図1
(a)はプロジェクタ1000の光学系を上面から見た図であり、図1(b)はプロジェ
クタ1000の光学系を側面から見た図であり、図1(c)はプロジェクタ1000の要
部を上面から見た図であり、図1(d)はプロジェクタ1000の要部を側面から見た図
である。
なお、以下の説明においては、互いに直交する3つの方向をそれぞれz軸方向(図1(
a)における照明光軸100ax方向)、x軸方向(図1(a)における紙面に平行かつ
z軸に直交する方向)及びy軸方向(図1(a)における紙面に垂直かつz軸に直交する
方向)とする。
まず、実施形態1に係るプロジェクタ1000について、図1を用いて説明する。
図1は、実施形態1に係るプロジェクタ1000を説明するために示す図である。図1
(a)はプロジェクタ1000の光学系を上面から見た図であり、図1(b)はプロジェ
クタ1000の光学系を側面から見た図であり、図1(c)はプロジェクタ1000の要
部を上面から見た図であり、図1(d)はプロジェクタ1000の要部を側面から見た図
である。
なお、以下の説明においては、互いに直交する3つの方向をそれぞれz軸方向(図1(
a)における照明光軸100ax方向)、x軸方向(図1(a)における紙面に平行かつ
z軸に直交する方向)及びy軸方向(図1(a)における紙面に垂直かつz軸に直交する
方向)とする。
実施形態1に係るプロジェクタ1000は、図1(a)及び図1(b)に示すように、
照明装置100と、照明装置100からの照明光束を赤、緑及び青の3つの色光に分離す
る色分離導光光学系200と、色分離導光光学系200で分離された3つの色光のそれぞ
れを画像情報に応じて変調する電気光学変調装置としての3つの液晶装置400R,40
0G,400Bと、これら3つの液晶装置400R,400G,400Bによって変調さ
れた色光を合成するクロスダイクロイックプリズム500と、クロスダイクロイックプリ
ズム500によって合成された光をスクリーンSCR等の投写面に投写する投写光学系6
00とを備えたプロジェクタである。
照明装置100と、照明装置100からの照明光束を赤、緑及び青の3つの色光に分離す
る色分離導光光学系200と、色分離導光光学系200で分離された3つの色光のそれぞ
れを画像情報に応じて変調する電気光学変調装置としての3つの液晶装置400R,40
0G,400Bと、これら3つの液晶装置400R,400G,400Bによって変調さ
れた色光を合成するクロスダイクロイックプリズム500と、クロスダイクロイックプリ
ズム500によって合成された光をスクリーンSCR等の投写面に投写する投写光学系6
00とを備えたプロジェクタである。
照明装置100は、図1(a)〜図1(d)に示すように、被照明領域側に略平行な照
明光束を射出する光源装置110、光源装置110から射出される照明光束を複数の部分
光束に分割するための複数の第1小レンズ122(図3参照。)を有する第1レンズアレ
イ120、第1レンズアレイ120の複数の第1小レンズ122に対応する複数の第2小
レンズ132(図4参照。)を有する第2レンズアレイ130、照明光束を略1種類の直
線偏光に変換するための偏光変換素子140及び偏光変換素子140から射出される各部
分光束を被照明領域で重畳させるための重畳レンズ150を有している。
明光束を射出する光源装置110、光源装置110から射出される照明光束を複数の部分
光束に分割するための複数の第1小レンズ122(図3参照。)を有する第1レンズアレ
イ120、第1レンズアレイ120の複数の第1小レンズ122に対応する複数の第2小
レンズ132(図4参照。)を有する第2レンズアレイ130、照明光束を略1種類の直
線偏光に変換するための偏光変換素子140及び偏光変換素子140から射出される各部
分光束を被照明領域で重畳させるための重畳レンズ150を有している。
光源装置110は、図1(a)〜図1(d)に示すように、楕円面リフレクタ114と
、楕円面リフレクタ114の第1焦点近傍に発光中心を有する発光管112と、楕円面リ
フレクタ114で反射される集束光を略平行な光に変換する平行化レンズ118(図2参
照。)とを有している。発光管112には、発光管112から被照明領域側に射出される
光を楕円面リフレクタ114に向けて反射する反射手段としての補助ミラー116が設け
られている。
、楕円面リフレクタ114の第1焦点近傍に発光中心を有する発光管112と、楕円面リ
フレクタ114で反射される集束光を略平行な光に変換する平行化レンズ118(図2参
照。)とを有している。発光管112には、発光管112から被照明領域側に射出される
光を楕円面リフレクタ114に向けて反射する反射手段としての補助ミラー116が設け
られている。
発光管112は、管球と、この管球の両側に延びる封止部とを有している。管球は、球
状に形成された石英ガラス製であって、この管球内に配置された一対の電極と、管球内に
封入された水銀、希ガス及び少量のハロゲンとを有する。
状に形成された石英ガラス製であって、この管球内に配置された一対の電極と、管球内に
封入された水銀、希ガス及び少量のハロゲンとを有する。
ここで、発光管としては、高輝度発光する種々の発光管を採用でき、例えば、メタルハ
ライドランプ、高圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプ等を採用できる。
ライドランプ、高圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプ等を採用できる。
楕円面リフレクタ114は、発光管112の一方の封止部が挿通・固着される筒状の首
状部と、発光管112から放射された光を一定方向に揃えて射出する凹面とを有している
。
状部と、発光管112から放射された光を一定方向に揃えて射出する凹面とを有している
。
補助ミラー116は、発光管112の管球の略半分を覆い、楕円面リフレクタ114の
凹面と対向して配置される反射部材である。補助ミラー116は、発光管112の他方の
封止部が挿通・固着されている。補助ミラー116の反射面は、発光管112の管球の球
面に倣う凹曲面状に形成されている。
凹面と対向して配置される反射部材である。補助ミラー116は、発光管112の他方の
封止部が挿通・固着されている。補助ミラー116の反射面は、発光管112の管球の球
面に倣う凹曲面状に形成されている。
平行化レンズ118は、凹レンズからなり、楕円面リフレクタ114の被照明領域側に
配置されている。そして、楕円面リフレクタ114からの光を略平行化するように構成さ
れている。
配置されている。そして、楕円面リフレクタ114からの光を略平行化するように構成さ
れている。
第1レンズアレイ120は、平行化レンズ118からの光を複数の部分光束に分割する
光束分割光学素子としての機能を有し、照明光軸100axと直交する面内にマトリクス
状に配列される複数の第1小レンズ122を備えた構成を有している。
光束分割光学素子としての機能を有し、照明光軸100axと直交する面内にマトリクス
状に配列される複数の第1小レンズ122を備えた構成を有している。
第2レンズアレイ130は、上述した第1レンズアレイ120により分割された複数の
部分光束を集光する光学素子であり、第1レンズアレイ120と同様に照明光軸100a
xに直交する面内にマトリクス状に配列される複数の第2小レンズ132を備えた構成を
有している。
部分光束を集光する光学素子であり、第1レンズアレイ120と同様に照明光軸100a
xに直交する面内にマトリクス状に配列される複数の第2小レンズ132を備えた構成を
有している。
偏光変換素子140は、第1レンズアレイ120により分割された各部分光束の偏光方
向を、偏光方向の揃った略1種類の直線偏光光として射出する偏光変換素子である。
向を、偏光方向の揃った略1種類の直線偏光光として射出する偏光変換素子である。
重畳レンズ150は、第1レンズアレイ120、第2レンズアレイ130及び偏光変換
素子140を経た複数の部分光束を集光して液晶装置400R,400G,400Bの画
像形成領域上に重畳させる光学素子である。
素子140を経た複数の部分光束を集光して液晶装置400R,400G,400Bの画
像形成領域上に重畳させる光学素子である。
重畳レンズ150から射出された照明光束は、回転プリズム770に入射する。回転プ
リズム770は、照明装置100と液晶装置400R,400G,400Bとの間に配置
され、液晶装置400R,400G,400Bの画面書込み周波数に同期して画像形成領
域上で縦方向(y軸方向)に沿って照明光束を走査する機能を有している。回転プリズム
770の前後に配置されたフィールドレンズ750,752は、後述するリレーレンズ2
40,242に対して有効に光を入射させるために設けられている。
リズム770は、照明装置100と液晶装置400R,400G,400Bとの間に配置
され、液晶装置400R,400G,400Bの画面書込み周波数に同期して画像形成領
域上で縦方向(y軸方向)に沿って照明光束を走査する機能を有している。回転プリズム
770の前後に配置されたフィールドレンズ750,752は、後述するリレーレンズ2
40,242に対して有効に光を入射させるために設けられている。
なお、平行化レンズ118、第1レンズアレイ120及び回転プリズム770について
の詳細は後述する。
の詳細は後述する。
色分離導光光学系200は、図1(a)に示すように、ダイクロイックミラー210,
214と、反射ミラー212,216,218,220,222と、リレーレンズ240
,242とを有している。色分離導光光学系200は、回転プリズム770から射出され
る照明光束を赤色光、緑色光及び青色光の3つの色光に分離して、それぞれの色光を照明
対象となる液晶装置400R,400G,400Bに導く機能を有している。色分離導光
光学系200としては、照明装置100から液晶装置400R,400G,400Bまで
の光路長が等しい等光路長光学系を用いている。
214と、反射ミラー212,216,218,220,222と、リレーレンズ240
,242とを有している。色分離導光光学系200は、回転プリズム770から射出され
る照明光束を赤色光、緑色光及び青色光の3つの色光に分離して、それぞれの色光を照明
対象となる液晶装置400R,400G,400Bに導く機能を有している。色分離導光
光学系200としては、照明装置100から液晶装置400R,400G,400Bまで
の光路長が等しい等光路長光学系を用いている。
ダイクロイックミラー210は、回転プリズム770から射出される光のうち赤色光成
分と緑色光成分とを透過させるとともに、青色光成分を反射する。ダイクロイックミラー
210で反射された青色光成分は、反射ミラー218で反射され、リレーレンズ242を
経て、反射ミラー220,222で反射された後、フィールドレンズ248を通過して青
色光用の液晶装置400Bに達する。一方、ダイクロイックミラー210を透過した赤色
光成分及び緑色光成分は、反射ミラー212で反射され、リレーレンズ240を通過する
。ここで、リレーレンズ240から射出された赤色光成分及び緑色光成分のうち赤色光成
分は、ダイクロイックミラー214を透過して、さらに反射ミラー216で反射されて、
フィールドレンズ244を通過して赤色光用の液晶装置400Rに達する。また、ダイク
ロイックミラー214で反射された緑色光成分は、さらに反射ミラー218で反射されて
、フィールドレンズ246を通過して緑色光用の液晶装置400Gに達する。なお、液晶
装置400R,400G,400Bの各色光の光路前段に設けられるフィールドレンズ2
44,246,248は、第2レンズアレイ130から射出された各部分光束を、各主光
線に対して略平行な光束に変換するために設けられている。
分と緑色光成分とを透過させるとともに、青色光成分を反射する。ダイクロイックミラー
210で反射された青色光成分は、反射ミラー218で反射され、リレーレンズ242を
経て、反射ミラー220,222で反射された後、フィールドレンズ248を通過して青
色光用の液晶装置400Bに達する。一方、ダイクロイックミラー210を透過した赤色
光成分及び緑色光成分は、反射ミラー212で反射され、リレーレンズ240を通過する
。ここで、リレーレンズ240から射出された赤色光成分及び緑色光成分のうち赤色光成
分は、ダイクロイックミラー214を透過して、さらに反射ミラー216で反射されて、
フィールドレンズ244を通過して赤色光用の液晶装置400Rに達する。また、ダイク
ロイックミラー214で反射された緑色光成分は、さらに反射ミラー218で反射されて
、フィールドレンズ246を通過して緑色光用の液晶装置400Gに達する。なお、液晶
装置400R,400G,400Bの各色光の光路前段に設けられるフィールドレンズ2
44,246,248は、第2レンズアレイ130から射出された各部分光束を、各主光
線に対して略平行な光束に変換するために設けられている。
液晶装置400R,400G,400Bは、入射した照明光束を画像情報に応じて変調
してカラー画像を形成するものであり、照明装置100の照明対照となる。なお、図示を
省略したが、色分離導光光学系200と各液晶装置400R,400G,400Bとの間
には、それぞれ入射側偏光板が介在配置され、各液晶装置400R,400G,400B
とクロスダイクロイックプリズム500との間には、それぞれ射出側偏光板が介在配置さ
れている。これら入射側偏光板、液晶装置400R,400G,400B及び射出側偏光
板によって、入射する各色光の光変調が行われる。
液晶装置400R,400G,400Bは、一対の透明なガラス基板に電気光学物質で
ある液晶を密閉封入したものであり、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング素子と
して、与えられた画像信号にしたがって、入射側偏光板から射出された1種類の直線偏光
の偏光方向を変調する。
液晶装置400R,400G,400Bとしては、「y軸方向に沿った縦寸法:x軸方向
に沿った横寸法=9:16の長方形」の平面形状を有するワイドビジョン用の液晶装置を
用いている。
してカラー画像を形成するものであり、照明装置100の照明対照となる。なお、図示を
省略したが、色分離導光光学系200と各液晶装置400R,400G,400Bとの間
には、それぞれ入射側偏光板が介在配置され、各液晶装置400R,400G,400B
とクロスダイクロイックプリズム500との間には、それぞれ射出側偏光板が介在配置さ
れている。これら入射側偏光板、液晶装置400R,400G,400B及び射出側偏光
板によって、入射する各色光の光変調が行われる。
液晶装置400R,400G,400Bは、一対の透明なガラス基板に電気光学物質で
ある液晶を密閉封入したものであり、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング素子と
して、与えられた画像信号にしたがって、入射側偏光板から射出された1種類の直線偏光
の偏光方向を変調する。
液晶装置400R,400G,400Bとしては、「y軸方向に沿った縦寸法:x軸方向
に沿った横寸法=9:16の長方形」の平面形状を有するワイドビジョン用の液晶装置を
用いている。
クロスダイクロイックプリズム500は、射出側偏光板から射出された色光毎に変調さ
れた光学像を合成してカラー画像を形成する光学素子である。このクロスダイクロイック
プリズム500は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プ
リズム同士を貼り合わせた略X字状の界面には、誘電体多層膜が形成されている。略X字
状の一方の界面に形成された誘電体多層膜は、赤色光を反射するものであり、他方の界面
に形成された誘電体多層膜は、青色光を反射するものである。これらの誘電体多層膜によ
って赤色光及び青色光は曲折され、緑色光の進行方向と揃えられることにより、3つの色
光が合成される。
れた光学像を合成してカラー画像を形成する光学素子である。このクロスダイクロイック
プリズム500は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プ
リズム同士を貼り合わせた略X字状の界面には、誘電体多層膜が形成されている。略X字
状の一方の界面に形成された誘電体多層膜は、赤色光を反射するものであり、他方の界面
に形成された誘電体多層膜は、青色光を反射するものである。これらの誘電体多層膜によ
って赤色光及び青色光は曲折され、緑色光の進行方向と揃えられることにより、3つの色
光が合成される。
クロスダイクロイックプリズム500から射出されたカラー画像は、投写光学系600
によって拡大投写され、スクリーンSCR上で大画面画像を形成する。
によって拡大投写され、スクリーンSCR上で大画面画像を形成する。
以下、実施形態1に係るプロジェクタ1000における平行化レンズ118、第1レン
ズアレイ120及び回転プリズム770について詳細に説明する。
ズアレイ120及び回転プリズム770について詳細に説明する。
1.平行化レンズ
図2は、実施形態1における平行化レンズ118の構造を説明するために示す図である
。図2(a)は平行化レンズ118をz軸方向に沿った方向から見た図であり、図2(b
)は図2(a)のA1−A1断面図であり、図2(c)は図2(a)のA2−A2断面図
であり、図2(d)は図2(a)のA3−A3断面図であり、図2(e)は平行化レンズ
118の斜視図である。
図2は、実施形態1における平行化レンズ118の構造を説明するために示す図である
。図2(a)は平行化レンズ118をz軸方向に沿った方向から見た図であり、図2(b
)は図2(a)のA1−A1断面図であり、図2(c)は図2(a)のA2−A2断面図
であり、図2(d)は図2(a)のA3−A3断面図であり、図2(e)は平行化レンズ
118の斜視図である。
平行化レンズ118は、図2に示すように、回転双曲線からなる光入射面118IS及
び平面からなる光射出面118OSを有し、楕円面リフレクタ114からの照明光束を略
平行光にする機能を有している。
平行化レンズ118の光射出面118OSにおけるy軸方向に沿った両端部には反射層
119が形成されており、第1レンズアレイ120の光入射面上の照明光束の断面におけ
るy軸方向に沿った長さがx軸方向に沿った長さよりも短くなるように構成されている。
なお、反射層119の形状としては、第1レンズアレイ120に対して有効に入射しない
光を反射できる形状であればよい。
び平面からなる光射出面118OSを有し、楕円面リフレクタ114からの照明光束を略
平行光にする機能を有している。
平行化レンズ118の光射出面118OSにおけるy軸方向に沿った両端部には反射層
119が形成されており、第1レンズアレイ120の光入射面上の照明光束の断面におけ
るy軸方向に沿った長さがx軸方向に沿った長さよりも短くなるように構成されている。
なお、反射層119の形状としては、第1レンズアレイ120に対して有効に入射しない
光を反射できる形状であればよい。
反射層119は、可視光を反射し赤外光を透過する誘電体多層膜からなる。このため、
照明光束に含まれる可視光は反射層119で効率良く反射されるようになるため、光利用
効率が向上する。また、照明光束に含まれる赤外光は反射層119を通過するため、発光
管112や楕円面リフレクタ114が過熱されるのを抑制することができる。
照明光束に含まれる可視光は反射層119で効率良く反射されるようになるため、光利用
効率が向上する。また、照明光束に含まれる赤外光は反射層119を通過するため、発光
管112や楕円面リフレクタ114が過熱されるのを抑制することができる。
平行化レンズ118の光射出面における反射層119が形成されていない部分には、減
反射膜(図示せず。)が形成されている。このため、平行化レンズ118の光射出面11
8OSにおいて不要な反射が抑制されるため、光利用効率が向上するとともに迷光レベル
が低減し、コントラストが向上する。
反射膜(図示せず。)が形成されている。このため、平行化レンズ118の光射出面11
8OSにおいて不要な反射が抑制されるため、光利用効率が向上するとともに迷光レベル
が低減し、コントラストが向上する。
2.第1レンズアレイ
図3は、実施形態1における第1レンズアレイ120の構造を説明するために示す図で
ある。図3(a)は第1レンズアレイ120をz軸方向に沿った方向から見た図であり、
図3(b)は図3(a)のA4−A4断面図であり、図3(c)は図3(a)のA5−A
5断面図である。
図4は、実施形態1における第2レンズアレイ130の構造を説明するために示す図で
ある。図4(a)は第2レンズアレイ130をz軸方向に沿った方向から見た図であり、
図4(b)は図4(a)のA6−A6断面図であり、図4(c)は図4(a)のA7−A
7断面図である。
図3は、実施形態1における第1レンズアレイ120の構造を説明するために示す図で
ある。図3(a)は第1レンズアレイ120をz軸方向に沿った方向から見た図であり、
図3(b)は図3(a)のA4−A4断面図であり、図3(c)は図3(a)のA5−A
5断面図である。
図4は、実施形態1における第2レンズアレイ130の構造を説明するために示す図で
ある。図4(a)は第2レンズアレイ130をz軸方向に沿った方向から見た図であり、
図4(b)は図4(a)のA6−A6断面図であり、図4(c)は図4(a)のA7−A
7断面図である。
図5は、照明光束の断面における光強度分布を等高線で示す図である。図5(a)は第
1レンズアレイ120の光入射面における照明光束の光強度分布を示す図であり、図5(
b)は第2レンズアレイ130の光入射面における照明光束の光強度分布を示す図であり
、図5(c)は液晶装置の画像形成領域上における照明光束の光強度分布を示す図である
。
図6は、照明装置100の要部における光束の軌跡を模式的に示す図である。光束の部
分を灰色で示している。
1レンズアレイ120の光入射面における照明光束の光強度分布を示す図であり、図5(
b)は第2レンズアレイ130の光入射面における照明光束の光強度分布を示す図であり
、図5(c)は液晶装置の画像形成領域上における照明光束の光強度分布を示す図である
。
図6は、照明装置100の要部における光束の軌跡を模式的に示す図である。光束の部
分を灰色で示している。
第1レンズアレイ120は、図3に示すように、光源装置110(図1参照。)から射
出される照明光束を複数の部分光束に分割するための複数の第1小レンズ122を有して
いる。第1小レンズ122は、図3(a)に示すように、「y軸方向に沿った縦寸法:x
軸方向に沿った横寸法=1:4の長方形」の平面形状を有している。このため、第1レン
ズアレイ120は、照明装置100から射出される照明光束を、各液晶装置400R,4
00G,400Bの画像形成領域におけるx軸方向に沿った横方向については画像形成領
域の全体を、y軸方向に沿った縦方向についてはその画像形成領域の一部(約半分)を照
明するような断面形状を有する照明光束とすることができる。
出される照明光束を複数の部分光束に分割するための複数の第1小レンズ122を有して
いる。第1小レンズ122は、図3(a)に示すように、「y軸方向に沿った縦寸法:x
軸方向に沿った横寸法=1:4の長方形」の平面形状を有している。このため、第1レン
ズアレイ120は、照明装置100から射出される照明光束を、各液晶装置400R,4
00G,400Bの画像形成領域におけるx軸方向に沿った横方向については画像形成領
域の全体を、y軸方向に沿った縦方向についてはその画像形成領域の一部(約半分)を照
明するような断面形状を有する照明光束とすることができる。
また、第1レンズアレイ120は、上述したように、y軸方向に圧縮された平面形状を
有している。このため、平行化レンズ118から射出される照明光束の断面形状は、y軸
方向に圧縮された平面形状を有する第1小レンズ122や第1レンズアレイ120と適合
性のよいものとなる。
有している。このため、平行化レンズ118から射出される照明光束の断面形状は、y軸
方向に圧縮された平面形状を有する第1小レンズ122や第1レンズアレイ120と適合
性のよいものとなる。
また、第2レンズアレイ130は、図5に示すように、y軸方向に圧縮された平面形状
を有している。このため、偏光変換素子140、重畳レンズ150その他の光学要素にお
けるy軸方向に沿った寸法を短くすることができ、装置全体の小型化を図ることができる
。
を有している。このため、偏光変換素子140、重畳レンズ150その他の光学要素にお
けるy軸方向に沿った寸法を短くすることができ、装置全体の小型化を図ることができる
。
実施形態1に係るプロジェクタ1000においては、第1レンズアレイ120の光入射
面上の照明光束の断面における、x軸方向に沿った横方向の長さに対するy軸方向に沿っ
た縦方向の長さの比率は、図5(a)に示すように、約63%である。
このため、この比率が30%以上であることより、楕円面リフレクタ114から射出さ
れる照明光束の光利用効率を維持できるとともに、第1レンズアレイ120における小レ
ンズ122の行数を確保することができるので、液晶装置400R,400G,400B
上での光強度分布を均一にすることが可能となる。また、この比率が80%以下であるこ
とより、装置を小型化することができるという効果が小さくなることもない。
面上の照明光束の断面における、x軸方向に沿った横方向の長さに対するy軸方向に沿っ
た縦方向の長さの比率は、図5(a)に示すように、約63%である。
このため、この比率が30%以上であることより、楕円面リフレクタ114から射出さ
れる照明光束の光利用効率を維持できるとともに、第1レンズアレイ120における小レ
ンズ122の行数を確保することができるので、液晶装置400R,400G,400B
上での光強度分布を均一にすることが可能となる。また、この比率が80%以下であるこ
とより、装置を小型化することができるという効果が小さくなることもない。
実施形態1に係るプロジェクタ1000においては、第1レンズアレイ120における
複数の第1小レンズ122は、図3(a)に示すように、x軸方向に沿って4列に配列さ
れている。このため、液晶装置400R,400G,400Bの被照明領域における光強
度分布をある程度均一化することができる。また、第1レンズアレイ120における複数
の第1小レンズ122がx軸方向に沿って4列に配列されているため、第1小レンズ12
2の大きさをある程度以上の大きさにすることができる。このため、第1レンズアレイ1
20における第1小レンズ122のy軸方向に沿った辺の長さが極端に短くなることがな
くなる。その結果、第1レンズアレイ120の各第1小レンズ122の像が、第2レンズ
アレイ130における対応する第2小レンズ132に良好にのみ込まれるようになり、良
好な光利用効率が得られる。
複数の第1小レンズ122は、図3(a)に示すように、x軸方向に沿って4列に配列さ
れている。このため、液晶装置400R,400G,400Bの被照明領域における光強
度分布をある程度均一化することができる。また、第1レンズアレイ120における複数
の第1小レンズ122がx軸方向に沿って4列に配列されているため、第1小レンズ12
2の大きさをある程度以上の大きさにすることができる。このため、第1レンズアレイ1
20における第1小レンズ122のy軸方向に沿った辺の長さが極端に短くなることがな
くなる。その結果、第1レンズアレイ120の各第1小レンズ122の像が、第2レンズ
アレイ130における対応する第2小レンズ132に良好にのみ込まれるようになり、良
好な光利用効率が得られる。
実施形態1に係るプロジェクタ1000においては、第1レンズアレイ120における
複数の第1小レンズ122は、図3(a)に示すように、y軸方向に沿って8行に配列さ
れている。このため、第1レンズアレイ120における第1小レンズ122のy軸方向に
沿った辺の長さが極端に短くなることがなくなるため、第1レンズアレイ120の各第1
小レンズ122の像が、第2レンズアレイ130における対応する第2小レンズ132に
良好にのみ込まれるようになり、良好な光利用効率が得られる。
複数の第1小レンズ122は、図3(a)に示すように、y軸方向に沿って8行に配列さ
れている。このため、第1レンズアレイ120における第1小レンズ122のy軸方向に
沿った辺の長さが極端に短くなることがなくなるため、第1レンズアレイ120の各第1
小レンズ122の像が、第2レンズアレイ130における対応する第2小レンズ132に
良好にのみ込まれるようになり、良好な光利用効率が得られる。
実施形態1に係るプロジェクタ1000においては、図6に示すように、第1レンズア
レイ120は、楕円面リフレクタ114の第2焦点より楕円面リフレクタ114側に光入
射面を有し、第1レンズアレイ120の光入射面上で光源装置110から射出される照明
光束の光量が全体にわたって分布するような位置に配置されている。このため、第1レン
ズアレイ120の光入射面に光源装置110から射出される照明光束の光量が全体にわた
って分布する。したがって、第1小レンズ122を4列に配列することによりレンズ密度
の低い第1レンズアレイ120としたとしても、液晶装置400R,400G,400B
の被照明領域上での面内光強度分布特性を低下させることがなく、第1レンズアレイ12
0における製造加工の簡素化及びコストの低廉化を図ることができる。
レイ120は、楕円面リフレクタ114の第2焦点より楕円面リフレクタ114側に光入
射面を有し、第1レンズアレイ120の光入射面上で光源装置110から射出される照明
光束の光量が全体にわたって分布するような位置に配置されている。このため、第1レン
ズアレイ120の光入射面に光源装置110から射出される照明光束の光量が全体にわた
って分布する。したがって、第1小レンズ122を4列に配列することによりレンズ密度
の低い第1レンズアレイ120としたとしても、液晶装置400R,400G,400B
の被照明領域上での面内光強度分布特性を低下させることがなく、第1レンズアレイ12
0における製造加工の簡素化及びコストの低廉化を図ることができる。
なお、実施形態1に係るプロジェクタ1000においては、平行化レンズ118は、図
6に示すように、その光入射面中央部において入射光強度の小さい領域が存在するような
照明光軸100ax上の位置Aに配置されているが、第1レンズアレイ120は、その光
入射面中央部において入射光強度の極端に小さい領域(影の領域)が存在しないような照
明光軸100ax上の位置Bに配置されている。これにより、第1レンズアレイ120の
光入射面上で光源装置110から射出される照明光束の光量が全体にわたって分布するよ
うになる。
6に示すように、その光入射面中央部において入射光強度の小さい領域が存在するような
照明光軸100ax上の位置Aに配置されているが、第1レンズアレイ120は、その光
入射面中央部において入射光強度の極端に小さい領域(影の領域)が存在しないような照
明光軸100ax上の位置Bに配置されている。これにより、第1レンズアレイ120の
光入射面上で光源装置110から射出される照明光束の光量が全体にわたって分布するよ
うになる。
3.回転プリズム
図7は、回転プリズムの回転と液晶装置上の照明状態との関係を示す図である。図7(
a)は回転プリズムを回転軸に沿って見たときの断面図である。図7(b)は回転プリズ
ムを照明光軸に沿って見たときの図である。図7(c)は液晶装置の画像形成領域上にお
ける照明光束の照射状態を示す図である。
図7は、回転プリズムの回転と液晶装置上の照明状態との関係を示す図である。図7(
a)は回転プリズムを回転軸に沿って見たときの断面図である。図7(b)は回転プリズ
ムを照明光軸に沿って見たときの図である。図7(c)は液晶装置の画像形成領域上にお
ける照明光束の照射状態を示す図である。
図7(a)及び図7(b)に示すように、照明光軸100ax上における第1レンズア
レイ120の仮想中心点の像Pは、回転プリズム770が回転するのに従って、回転プリ
ズム770の回転軸772を中心にして上下方向にスクロールされる。その結果、図7(
c)に示すように、回転プリズム770が回転すると、液晶装置400R,400G,4
00Bの画像形成領域においては光照射領域と光非照射領域とが順次交互にスクロールさ
れるようになる。
レイ120の仮想中心点の像Pは、回転プリズム770が回転するのに従って、回転プリ
ズム770の回転軸772を中心にして上下方向にスクロールされる。その結果、図7(
c)に示すように、回転プリズム770が回転すると、液晶装置400R,400G,4
00Bの画像形成領域においては光照射領域と光非照射領域とが順次交互にスクロールさ
れるようになる。
なお、実施形態1に係るプロジェクタ1000においては、回転プリズム770の光透
過面には、減反射膜が形成されている。このため、回転プリズム770における光透過率
が向上するため、光利用効率の低下を最小限のものにすることができるとともに、迷光レ
ベルが低減しコントラストが向上する。
過面には、減反射膜が形成されている。このため、回転プリズム770における光透過率
が向上するため、光利用効率の低下を最小限のものにすることができるとともに、迷光レ
ベルが低減しコントラストが向上する。
以上述べたように、実施形態1に係るプロジェクタ1000は、平行化レンズ118の
構成、第1レンズアレイ120の構成及び回転プリズム770からなる走査手段を用いた
ことを特徴としている。
すなわち、平行化レンズ118の光射出面118OSは平面からなり、平行化レンズ1
18の光射出面118OSにおけるy軸方向に沿った両端部には反射層119が形成され
ている。
また、第1レンズアレイ120における各第1小レンズ122は、照明装置100から
射出される照明光束を、液晶装置400R,400G,400Bの画像形成領域における
縦横方向のうち、x軸方向に沿った横方向については画像形成領域の全体を、y軸方向に
沿った縦方向についてはその画像形成領域の一部を照明するような断面形状を有する照明
光束とするように、縦方向に圧縮された平面形状を有している。また、第1レンズアレイ
120は、y軸方向に圧縮された平面形状を有している。
さらにまた、回転プリズム770は、照明装置100と液晶装置400R,400G,
400Bとの間に、液晶装置400R,400G,400Bの画面書込み周波数に同期し
て画像形成領域上でy軸方向に沿って照明光束を走査する機能を有している。
構成、第1レンズアレイ120の構成及び回転プリズム770からなる走査手段を用いた
ことを特徴としている。
すなわち、平行化レンズ118の光射出面118OSは平面からなり、平行化レンズ1
18の光射出面118OSにおけるy軸方向に沿った両端部には反射層119が形成され
ている。
また、第1レンズアレイ120における各第1小レンズ122は、照明装置100から
射出される照明光束を、液晶装置400R,400G,400Bの画像形成領域における
縦横方向のうち、x軸方向に沿った横方向については画像形成領域の全体を、y軸方向に
沿った縦方向についてはその画像形成領域の一部を照明するような断面形状を有する照明
光束とするように、縦方向に圧縮された平面形状を有している。また、第1レンズアレイ
120は、y軸方向に圧縮された平面形状を有している。
さらにまた、回転プリズム770は、照明装置100と液晶装置400R,400G,
400Bとの間に、液晶装置400R,400G,400Bの画面書込み周波数に同期し
て画像形成領域上でy軸方向に沿って照明光束を走査する機能を有している。
このため、実施形態1に係るプロジェクタ1000によれば、液晶装置400R,40
0G,400Bの画像形成領域における縦横方向のうち、x軸方向に沿った横方向につい
ては画像形成領域の全体を、y軸方向に沿った縦方向についてはその画像形成領域の一部
を照明するような断面形状(すなわち縦方向に圧縮された断面形状)を有する照明光束を
、液晶装置400R,400G,400Bの画面書込み周波数に同期して画像形成領域上
でy軸方向に沿って走査することができるようになるため、液晶装置400R,400G
,400Bの画像形成領域においては光照射領域と光非照射領域とが順次交互にスクロー
ルされるようになる。その結果、尾引き現象が緩和され、滑らかで良質な動画表示が得ら
れるプロジェクタとなる。
0G,400Bの画像形成領域における縦横方向のうち、x軸方向に沿った横方向につい
ては画像形成領域の全体を、y軸方向に沿った縦方向についてはその画像形成領域の一部
を照明するような断面形状(すなわち縦方向に圧縮された断面形状)を有する照明光束を
、液晶装置400R,400G,400Bの画面書込み周波数に同期して画像形成領域上
でy軸方向に沿って走査することができるようになるため、液晶装置400R,400G
,400Bの画像形成領域においては光照射領域と光非照射領域とが順次交互にスクロー
ルされるようになる。その結果、尾引き現象が緩和され、滑らかで良質な動画表示が得ら
れるプロジェクタとなる。
また、実施形態1に係るプロジェクタ1000によれば、上記したように縦方向に圧縮
された断面形状を有する照明光束を、第1レンズアレイ120として各第1小レンズ12
2の平面形状を縦方向に圧縮したレンズアレイを用いることによって実現しているため、
光シャッタを用いる場合と異なり、光源装置110から射出される照明光束を無駄無く液
晶装置400R,400G,400Bの画像形成領域に導くことができるようになり、光
利用効率が大幅に低下することがなくなる。
された断面形状を有する照明光束を、第1レンズアレイ120として各第1小レンズ12
2の平面形状を縦方向に圧縮したレンズアレイを用いることによって実現しているため、
光シャッタを用いる場合と異なり、光源装置110から射出される照明光束を無駄無く液
晶装置400R,400G,400Bの画像形成領域に導くことができるようになり、光
利用効率が大幅に低下することがなくなる。
このため、実施形態1に係るプロジェクタ1000は、滑らかで良質な動画表示が得ら
れるようにした場合であっても光利用効率が大幅に低下しないプロジェクタとなる。
れるようにした場合であっても光利用効率が大幅に低下しないプロジェクタとなる。
また、実施形態1に係るプロジェクタ1000によれば、上記したように、平行化レン
ズ118の光射出面118OSにおけるy軸方向に沿った両端部には反射層119が形成
されているため、楕円面リフレクタ114からの照明光束の一部は反射層119で反射さ
れて一端発光管112に戻され、その後、楕円面リフレクタ114で反射されて、平行化
レンズ118の光射出面における反射層119以外の部分から被照明領域側に射出される
ことになる。
ズ118の光射出面118OSにおけるy軸方向に沿った両端部には反射層119が形成
されているため、楕円面リフレクタ114からの照明光束の一部は反射層119で反射さ
れて一端発光管112に戻され、その後、楕円面リフレクタ114で反射されて、平行化
レンズ118の光射出面における反射層119以外の部分から被照明領域側に射出される
ことになる。
このため、光源装置110から射出される照明光束の断面形状は、y軸方向に沿って圧
縮された形状になる。その結果、第1レンズアレイ120、第2レンズアレイ130、偏
光変換素子140、重畳レンズ150、その他後段の各光学要素の他方方向に沿った寸法
を小さくすることができ装置全体の小型化を図ることができる。また、平行化レンズ11
8から射出される照明光束の断面形状は、y軸方向に圧縮された平面形状を有する第1小
レンズ122や第1レンズアレイ120と適合性のよいものとなる。このため、実施形態
1に係るプロジェクタ1000によれば、光源装置110から射出される照明光束を効率
良く第1レンズアレイ120に入射することができる。
縮された形状になる。その結果、第1レンズアレイ120、第2レンズアレイ130、偏
光変換素子140、重畳レンズ150、その他後段の各光学要素の他方方向に沿った寸法
を小さくすることができ装置全体の小型化を図ることができる。また、平行化レンズ11
8から射出される照明光束の断面形状は、y軸方向に圧縮された平面形状を有する第1小
レンズ122や第1レンズアレイ120と適合性のよいものとなる。このため、実施形態
1に係るプロジェクタ1000によれば、光源装置110から射出される照明光束を効率
良く第1レンズアレイ120に入射することができる。
実施形態1に係るプロジェクタ1000においては以下のような特徴も有している。
すなわち、実施形態1に係るプロジェクタ1000においては、照明光束に含まれる2
つの偏光成分のうち一方の偏光成分に係る照明光束をそのまま透過し他方の偏光成分に係
る照明光束を照明光軸100axに垂直な方向に反射する偏光分離面と、他方の偏光成分
に係る照明光束を照明光軸100axに平行な方向に反射する反射面と、偏光分離面を透
過した一方の偏光成分に係る照明光束及び反射面で反射された他方の偏光成分に係る照明
光束のうちいずれかの照明光束を偏光変換する位相差板とを有する偏光変換素子140を
備えている。このため、この偏光変換素子140の作用により光源装置110からの照明
光束を一方の偏光光軸を有する1種類の直線偏光に変換することができるようになるので
、実施形態1に係るプロジェクタ1000のように、電気光学変調装置として液晶装置等
のように1種類の直線偏光を利用するタイプの電気光学変調装置を用いる場合に適したも
のとなる。
つの偏光成分のうち一方の偏光成分に係る照明光束をそのまま透過し他方の偏光成分に係
る照明光束を照明光軸100axに垂直な方向に反射する偏光分離面と、他方の偏光成分
に係る照明光束を照明光軸100axに平行な方向に反射する反射面と、偏光分離面を透
過した一方の偏光成分に係る照明光束及び反射面で反射された他方の偏光成分に係る照明
光束のうちいずれかの照明光束を偏光変換する位相差板とを有する偏光変換素子140を
備えている。このため、この偏光変換素子140の作用により光源装置110からの照明
光束を一方の偏光光軸を有する1種類の直線偏光に変換することができるようになるので
、実施形態1に係るプロジェクタ1000のように、電気光学変調装置として液晶装置等
のように1種類の直線偏光を利用するタイプの電気光学変調装置を用いる場合に適したも
のとなる。
実施形態1に係るプロジェクタ1000においては、照明装置100と液晶装置400
R,400G,400Bとの間に、照明装置100から射出される照明光束を複数の色光
に分離するための色分離導光光学系200をさらに備え、液晶装置として、色分離導光光
学系200から射出される3つの色光をそれぞれの色光に対応する画像情報に応じて変調
する3つの液晶装置400R,400G,400Bが設けられている。このため、滑らか
で良質な動画表示が得られるようにした場合であっても光利用効率が大幅に低下しないプ
ロジェクタを、画像品質の優れた3板式のフルカラープロジェクタとすることができるよ
うになる。
R,400G,400Bとの間に、照明装置100から射出される照明光束を複数の色光
に分離するための色分離導光光学系200をさらに備え、液晶装置として、色分離導光光
学系200から射出される3つの色光をそれぞれの色光に対応する画像情報に応じて変調
する3つの液晶装置400R,400G,400Bが設けられている。このため、滑らか
で良質な動画表示が得られるようにした場合であっても光利用効率が大幅に低下しないプ
ロジェクタを、画像品質の優れた3板式のフルカラープロジェクタとすることができるよ
うになる。
実施形態1に係るプロジェクタ1000においては、発光管112には、発光管112
から被照明領域側に射出される光を楕円面リフレクタ114に向けて反射する反射手段と
しての補助ミラー116が設けられている。このため、発光管112から被照明領域側に
放射される光が楕円面リフレクタ114に反射されるため、発光管112の被照明領域側
端部まで覆うような大きさに楕円面リフレクタ114の大きさを設定することを必要とせ
ず、楕円面リフレクタ114の小型化を図ることができ、結果として照明装置100の小
型化を図ることができる。また、楕円面リフレクタ114の小型化を図ることができるこ
とにより、楕円面リフレクタ114から楕円面リフレクタ114の第2焦点に向けて集束
するビームの集束角やビームスポットの径を小さくすることができるため、平行化レンズ
118をはじめとして後段の各光学要素をさらに小さくすることができ、照明装置100
のさらなる小型化を図ることができる。
から被照明領域側に射出される光を楕円面リフレクタ114に向けて反射する反射手段と
しての補助ミラー116が設けられている。このため、発光管112から被照明領域側に
放射される光が楕円面リフレクタ114に反射されるため、発光管112の被照明領域側
端部まで覆うような大きさに楕円面リフレクタ114の大きさを設定することを必要とせ
ず、楕円面リフレクタ114の小型化を図ることができ、結果として照明装置100の小
型化を図ることができる。また、楕円面リフレクタ114の小型化を図ることができるこ
とにより、楕円面リフレクタ114から楕円面リフレクタ114の第2焦点に向けて集束
するビームの集束角やビームスポットの径を小さくすることができるため、平行化レンズ
118をはじめとして後段の各光学要素をさらに小さくすることができ、照明装置100
のさらなる小型化を図ることができる。
〔実施形態2〕
図8は、実施形態2に係るプロジェクタ1000aを説明するために示す図である。図
8(a)はプロジェクタ1000aの光学系を上面から見た図であり、図8(b)はプロ
ジェクタ1000aの光学系を側面から見た図であり、図8(c)はプロジェクタ100
0aの要部を上面から見た図であり、図8(d)はプロジェクタ1000aの要部を側面
から見た図である。
図8は、実施形態2に係るプロジェクタ1000aを説明するために示す図である。図
8(a)はプロジェクタ1000aの光学系を上面から見た図であり、図8(b)はプロ
ジェクタ1000aの光学系を側面から見た図であり、図8(c)はプロジェクタ100
0aの要部を上面から見た図であり、図8(d)はプロジェクタ1000aの要部を側面
から見た図である。
図9は、実施形態2における第1レンズアレイ120aの構造を説明するために示す図
である。図9(a)は第1レンズアレイ120aをz軸方向に沿った方向から見た図であ
り、図9(b)は図9(a)のA8−A8断面図であり、図9(c)は図9(a)のA9
−A9断面図である。
図10は、実施形態2における第2レンズアレイ130aの構造を説明するために示す
図である。図10(a)は第2レンズアレイ130aをz軸方向に沿った方向から見た図
であり、図10(b)は図10(a)のA10−A10断面図であり、図10(c)は図
10(a)のA11−A11断面図である。
である。図9(a)は第1レンズアレイ120aをz軸方向に沿った方向から見た図であ
り、図9(b)は図9(a)のA8−A8断面図であり、図9(c)は図9(a)のA9
−A9断面図である。
図10は、実施形態2における第2レンズアレイ130aの構造を説明するために示す
図である。図10(a)は第2レンズアレイ130aをz軸方向に沿った方向から見た図
であり、図10(b)は図10(a)のA10−A10断面図であり、図10(c)は図
10(a)のA11−A11断面図である。
図11は、照明光束の断面における光強度分布を等高線で示す図である。図11(a)
は第1レンズアレイ120aの光入射面における照明光束の光強度分布を示す図であり、
図11(b)は第2レンズアレイ130aの光入射面における照明光束の光強度分布を示
す図であり、図11(c)は液晶装置の画像形成領域上における照明光束の光強度分布を
示す図である。
は第1レンズアレイ120aの光入射面における照明光束の光強度分布を示す図であり、
図11(b)は第2レンズアレイ130aの光入射面における照明光束の光強度分布を示
す図であり、図11(c)は液晶装置の画像形成領域上における照明光束の光強度分布を
示す図である。
実施形態2に係るプロジェクタ1000aは、図8〜図11に示すように、実施形態1
に係るプロジェクタ1000とは、第2レンズアレイの構成(及びそれに対応して第1レ
ンズアレイ、偏光変換素子及び重畳レンズの構成)が異なっている。
すなわち、実施形態2に係るプロジェクタ1000aにおいては、第2レンズアレイ1
30aは、図10(a)に示すように、正方形の平面形状を有している。すなわち、実施
形態2に係るプロジェクタ1000aにおいては、第2レンズアレイ130aにおけるy
軸方向に沿った長さは、第1レンズアレイ120aにおけるy軸方向に沿った長さよりも
長い。
に係るプロジェクタ1000とは、第2レンズアレイの構成(及びそれに対応して第1レ
ンズアレイ、偏光変換素子及び重畳レンズの構成)が異なっている。
すなわち、実施形態2に係るプロジェクタ1000aにおいては、第2レンズアレイ1
30aは、図10(a)に示すように、正方形の平面形状を有している。すなわち、実施
形態2に係るプロジェクタ1000aにおいては、第2レンズアレイ130aにおけるy
軸方向に沿った長さは、第1レンズアレイ120aにおけるy軸方向に沿った長さよりも
長い。
このため、実施形態2に係るプロジェクタ1000aによれば、図11(b)に示すよ
うに、第1レンズアレイ120aにおける各第1小レンズ122aの像が、第2レンズア
レイ130aにおける対応する各第2小レンズ132aに良好にのみ込まれるようになり
、実施形態1に係るプロジェクタ1000の場合に比べて、さらに良好な光利用効率が得
られる。
うに、第1レンズアレイ120aにおける各第1小レンズ122aの像が、第2レンズア
レイ130aにおける対応する各第2小レンズ132aに良好にのみ込まれるようになり
、実施形態1に係るプロジェクタ1000の場合に比べて、さらに良好な光利用効率が得
られる。
なお、実施形態2に係るプロジェクタ1000aにおいては、第1レンズアレイ120
aの第1小レンズ122aは、図9(b)に示すように、第1小レンズ122aを通過す
る部分光束が対応する第2小レンズ132aに向かうように偏心したレンズ形状を有して
いる。また、偏光変換素子140a及び重畳レンズ150aは、第2レンズアレイ130
aの形状に対応した形状を有している。
aの第1小レンズ122aは、図9(b)に示すように、第1小レンズ122aを通過す
る部分光束が対応する第2小レンズ132aに向かうように偏心したレンズ形状を有して
いる。また、偏光変換素子140a及び重畳レンズ150aは、第2レンズアレイ130
aの形状に対応した形状を有している。
実施形態2に係るプロジェクタ1000aは、これ以外の構成については、実施形態1
に係るプロジェクタ1000の場合と同様の構成を有するため、実施形態1に係るプロジ
ェクタ1000が有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。
に係るプロジェクタ1000の場合と同様の構成を有するため、実施形態1に係るプロジ
ェクタ1000が有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。
〔実施形態3〕
図12は、実施形態3における第1レンズアレイ120bの構造を説明するために示す
図である。図12(a)は第1レンズアレイ120bをz軸方向に沿った方向から見た図
であり、図12(b)は図12(a)のA12−A12断面図であり、図12(c)は図
12(a)のA13−A13断面図である。
図13は、照明光束の断面における光強度分布を等高線で示す図である。図13(a)
は第1レンズアレイ120bの光入射面における照明光束の光強度分布を示す図である。
図13(b)は液晶装置の画像形成領域上における照明光束の光強度分布を示す図である
。
図12は、実施形態3における第1レンズアレイ120bの構造を説明するために示す
図である。図12(a)は第1レンズアレイ120bをz軸方向に沿った方向から見た図
であり、図12(b)は図12(a)のA12−A12断面図であり、図12(c)は図
12(a)のA13−A13断面図である。
図13は、照明光束の断面における光強度分布を等高線で示す図である。図13(a)
は第1レンズアレイ120bの光入射面における照明光束の光強度分布を示す図である。
図13(b)は液晶装置の画像形成領域上における照明光束の光強度分布を示す図である
。
実施形態3に係るプロジェクタ1000b(図示せず。)は、第1レンズアレイの構成
(及びそれに伴って第2レンズアレイの構成)が実施形態2に係るプロジェクタ1000
aの場合とは異なっている。すなわち、実施形態2に係るプロジェクタ1000aにおい
ては、第1レンズアレイ120aが4列・8行に配列された第1小レンズ122aを有し
ているのに対して、実施形態3に係るプロジェクタ1000bにおいては、第1レンズア
レイ120bは、図12(a)及び図13(a)に示すように、4列・10行に配列され
た第1小レンズ122bを有している。
(及びそれに伴って第2レンズアレイの構成)が実施形態2に係るプロジェクタ1000
aの場合とは異なっている。すなわち、実施形態2に係るプロジェクタ1000aにおい
ては、第1レンズアレイ120aが4列・8行に配列された第1小レンズ122aを有し
ているのに対して、実施形態3に係るプロジェクタ1000bにおいては、第1レンズア
レイ120bは、図12(a)及び図13(a)に示すように、4列・10行に配列され
た第1小レンズ122bを有している。
なお、第1レンズアレイ120bにおける各第1小レンズ122bは、図12(a)に
示すように、「y軸方向に沿った縦寸法:x軸方向に沿った横寸法=9:32の長方形」
の平面形状を有している。このため、第1レンズアレイ120bは、照明装置100b(
図示せず。)から射出される照明光束を、各液晶装置400R,400G,400B(図
示せず。)の画像形成領域におけるx軸方向に沿った横方向については画像形成領域の全
体を、y軸方向に沿った縦方向についてはその画像形成領域の一部(約半分)を照明する
ような断面形状を有する照明光束とすることができる(図12(b)参照。)。
また、実施形態3に係るプロジェクタ1000bにおいては、第1レンズアレイ120
bの光入射面上の照明光束の断面における、x軸方向に沿った横方向の長さに対するy軸
方向に沿った縦方向の長さの比率は、図13(a)に示すように、約56%である。
示すように、「y軸方向に沿った縦寸法:x軸方向に沿った横寸法=9:32の長方形」
の平面形状を有している。このため、第1レンズアレイ120bは、照明装置100b(
図示せず。)から射出される照明光束を、各液晶装置400R,400G,400B(図
示せず。)の画像形成領域におけるx軸方向に沿った横方向については画像形成領域の全
体を、y軸方向に沿った縦方向についてはその画像形成領域の一部(約半分)を照明する
ような断面形状を有する照明光束とすることができる(図12(b)参照。)。
また、実施形態3に係るプロジェクタ1000bにおいては、第1レンズアレイ120
bの光入射面上の照明光束の断面における、x軸方向に沿った横方向の長さに対するy軸
方向に沿った縦方向の長さの比率は、図13(a)に示すように、約56%である。
実施形態3に係るプロジェクタ1000bは、これ以外の構成については、実施形態2
に係るプロジェクタ1000aの場合と同様の構成を有するため、実施形態2に係るプロ
ジェクタ1000aが有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。
に係るプロジェクタ1000aの場合と同様の構成を有するため、実施形態2に係るプロ
ジェクタ1000aが有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。
〔実施形態4〕
図14は、実施形態4に係るプロジェクタ1000cを説明するために示す図である。
図14(a)はプロジェクタ1000cの光学系を上面から見た図であり、図14(b)
はプロジェクタ1000cの光学系を側面から見た図であり、図14(c)はプロジェク
タ1000cの要部を上面から見た図であり、図14(d)はプロジェクタ1000cの
要部を側面から見た図である。
図14は、実施形態4に係るプロジェクタ1000cを説明するために示す図である。
図14(a)はプロジェクタ1000cの光学系を上面から見た図であり、図14(b)
はプロジェクタ1000cの光学系を側面から見た図であり、図14(c)はプロジェク
タ1000cの要部を上面から見た図であり、図14(d)はプロジェクタ1000cの
要部を側面から見た図である。
図15は、実施形態4における第1レンズアレイ120cの構造を説明するために示す
図である。図15(a)は第1レンズアレイ120cをz軸方向に沿った方向から見た図
であり、図15(b)は図15(a)のA14−A14断面図であり、図15(c)は図
15(a)のA15−A15断面図である。
図16は、実施形態4における第2レンズアレイ130cの構造を説明するために示す
図である。図16(a)は第2レンズアレイ130cをz軸方向に沿った方向から見た図
であり、図16(b)は図16(a)のA16−A16断面図であり、図16(c)は図
16(a)のA17−A17断面図である。
図である。図15(a)は第1レンズアレイ120cをz軸方向に沿った方向から見た図
であり、図15(b)は図15(a)のA14−A14断面図であり、図15(c)は図
15(a)のA15−A15断面図である。
図16は、実施形態4における第2レンズアレイ130cの構造を説明するために示す
図である。図16(a)は第2レンズアレイ130cをz軸方向に沿った方向から見た図
であり、図16(b)は図16(a)のA16−A16断面図であり、図16(c)は図
16(a)のA17−A17断面図である。
実施形態4に係るプロジェクタ1000cは、図14〜図16に示すように、実施形態
2に係るプロジェクタ1000aとは、第1レンズアレイ及び第2レンズアレイの構成(
及びそれに対応して偏光変換素子及び重畳レンズの構成)が異なっている。
すなわち、実施形態4に係るプロジェクタ1000cにおいては、第2レンズアレイ1
30cはx軸方向及びy軸方向の両方向において、第1レンズアレイ120cよりも大き
く構成されている。
2に係るプロジェクタ1000aとは、第1レンズアレイ及び第2レンズアレイの構成(
及びそれに対応して偏光変換素子及び重畳レンズの構成)が異なっている。
すなわち、実施形態4に係るプロジェクタ1000cにおいては、第2レンズアレイ1
30cはx軸方向及びy軸方向の両方向において、第1レンズアレイ120cよりも大き
く構成されている。
このため、実施形態4に係るプロジェクタ1000cによれば、第1レンズアレイ12
0cにおける各第1小レンズ122cの像が、第2レンズアレイ130cにおける対応す
る各第2小レンズ132cにさらに良好にのみ込まれるようになり、実施形態2に係るプ
ロジェクタ1000aの場合よりも、さらに良好な光利用効率が得られる。
0cにおける各第1小レンズ122cの像が、第2レンズアレイ130cにおける対応す
る各第2小レンズ132cにさらに良好にのみ込まれるようになり、実施形態2に係るプ
ロジェクタ1000aの場合よりも、さらに良好な光利用効率が得られる。
なお、実施形態4に係るプロジェクタ1000cにおいては、図15及び図16に示す
ように、第1レンズアレイ120cの第1小レンズ122c及び第2レンズアレイ130
cの第2小レンズ122cは、第1小レンズ122cを通過する部分光束が対応する第2
小レンズ132cに向かうようにするとともに、第2レンズアレイ130cを射出する部
分光束の光軸が照明光軸100caxに平行になるように、ともに偏心したレンズ形状を
有している。また、偏光変換素子140c及び重畳レンズ150cは、第2レンズアレイ
130cの形状に対応して、x軸方向及びy軸方向の両方が短縮された形状を有している
。
ように、第1レンズアレイ120cの第1小レンズ122c及び第2レンズアレイ130
cの第2小レンズ122cは、第1小レンズ122cを通過する部分光束が対応する第2
小レンズ132cに向かうようにするとともに、第2レンズアレイ130cを射出する部
分光束の光軸が照明光軸100caxに平行になるように、ともに偏心したレンズ形状を
有している。また、偏光変換素子140c及び重畳レンズ150cは、第2レンズアレイ
130cの形状に対応して、x軸方向及びy軸方向の両方が短縮された形状を有している
。
実施形態4に係るプロジェクタ1000cは、これ以外の構成については、実施形態2
に係るプロジェクタ1000aの場合と同様の構成を有するため、実施形態2に係るプロ
ジェクタ1000aが有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。
に係るプロジェクタ1000aの場合と同様の構成を有するため、実施形態2に係るプロ
ジェクタ1000aが有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。
〔実施形態5〕
図17は、実施形態5における平行化レンズ118aを説明するために示す図である。
図17(a)は平行化レンズ118aをz軸に沿って見た図であり、図17(b)は図1
7(a)のA18−A18断面図であり、図17(c)は図17(a)のA19−A19
断面図であり、図17(d)は平行化レンズ118aの斜視図である。
図17は、実施形態5における平行化レンズ118aを説明するために示す図である。
図17(a)は平行化レンズ118aをz軸に沿って見た図であり、図17(b)は図1
7(a)のA18−A18断面図であり、図17(c)は図17(a)のA19−A19
断面図であり、図17(d)は平行化レンズ118aの斜視図である。
実施形態5に係るプロジェクタ1000d(図示せず。)は、平行化レンズ及び第1レ
ンズアレイの構成が、実施形態2に係るプロジェクタ1000aとは異なっている。すな
わち、実施形態5に係るプロジェクタ1000dは、図17(a)〜図17(d)に示す
ように、平行化レンズの機能と第1レンズアレイの機能とが一体化された平行化レンズ1
18aを有している。このため、従来存在していた、平行化レンズの光射出面及び第1レ
ンズアレイの光入射面における、空気との界面が存在しなくなるため、光利用効率の低下
を最小限のものにすることができるとともに、迷光レベルが低減しコントラストが向上す
る。
ンズアレイの構成が、実施形態2に係るプロジェクタ1000aとは異なっている。すな
わち、実施形態5に係るプロジェクタ1000dは、図17(a)〜図17(d)に示す
ように、平行化レンズの機能と第1レンズアレイの機能とが一体化された平行化レンズ1
18aを有している。このため、従来存在していた、平行化レンズの光射出面及び第1レ
ンズアレイの光入射面における、空気との界面が存在しなくなるため、光利用効率の低下
を最小限のものにすることができるとともに、迷光レベルが低減しコントラストが向上す
る。
実施形態5に係るプロジェクタ1000dは、これ以外の構成については、実施形態2
に係るプロジェクタ1000aの場合と同様の構成を有するため、実施形態2に係るプロ
ジェクタ1000aが有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。
に係るプロジェクタ1000aの場合と同様の構成を有するため、実施形態2に係るプロ
ジェクタ1000aが有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。
〔実施形態6〕
図18は、実施形態6に係るプロジェクタ1000eを説明するために示す図である。
図18(a)はプロジェクタ1000eの光学を上面から見た図であり、図18(b)は
プロジェクタ1000aの光学系を側面から見た図である。
図18は、実施形態6に係るプロジェクタ1000eを説明するために示す図である。
図18(a)はプロジェクタ1000eの光学を上面から見た図であり、図18(b)は
プロジェクタ1000aの光学系を側面から見た図である。
実施形態6に係るプロジェクタ1000eは、図18(a)に示すように、実施形態2
に係るプロジェクタ1000aとは、色分離導光光学系の構成が異なっている。
すなわち、実施形態6に係るプロジェクタ1000eにおいては、色分離導光光学系2
02として、各液晶装置400R,400G,400B上で光照射領域と光非照射領域と
がスクロールされる方向をすべて同一の方向とするために、ダブルリレー光学系190を
用いている。
に係るプロジェクタ1000aとは、色分離導光光学系の構成が異なっている。
すなわち、実施形態6に係るプロジェクタ1000eにおいては、色分離導光光学系2
02として、各液晶装置400R,400G,400B上で光照射領域と光非照射領域と
がスクロールされる方向をすべて同一の方向とするために、ダブルリレー光学系190を
用いている。
色分離導光光学系202は、図18(a)に示すように、ダイクロイックミラー260
,262と、反射ミラー264と、ダブルリレー光学系190とを有している。ダブルリ
レー光学系190は、リレーレンズ191,192,194,195,197と、反射ミ
ラー193,196と、フィールドレンズ198とを有している。また、色分離導光光学
系202の光路前段には、リレーレンズ754が配置されている。
,262と、反射ミラー264と、ダブルリレー光学系190とを有している。ダブルリ
レー光学系190は、リレーレンズ191,192,194,195,197と、反射ミ
ラー193,196と、フィールドレンズ198とを有している。また、色分離導光光学
系202の光路前段には、リレーレンズ754が配置されている。
ダイクロイックミラー260は、回転プリズム770から射出される光のうち赤色光成
分を反射するとともに、緑色光成分及び青色光成分を透過させる。ダイクロイックミラー
260で反射された赤色光成分は、反射ミラー264で反射されて、フィールドレンズ1
76Rを通過して赤色光用の液晶装置400Rに達する。
ダイクロイックミラー260を透過した緑色光成分及び青色光成分のうち緑色光成分は
、第2のダイクロイックミラー262によって反射され、フィールドレンズ176Gを通
過して緑色光用の液晶装置400Gに達する。一方、ダイクロイックミラー260を透過
した青色光成分は、ダイクロイックミラー262を透過し、ダブルリレー光学系190を
通過して青色光用の液晶装置400Bに達する。液晶装置400R,400G,400B
の各色光の光路前段に設けられるフィールドレンズ176R,176G,198は、第2
レンズアレイ130aから射出された各部分光束を、各主光線に対して略平行な光束に変
換するために設けられている。
分を反射するとともに、緑色光成分及び青色光成分を透過させる。ダイクロイックミラー
260で反射された赤色光成分は、反射ミラー264で反射されて、フィールドレンズ1
76Rを通過して赤色光用の液晶装置400Rに達する。
ダイクロイックミラー260を透過した緑色光成分及び青色光成分のうち緑色光成分は
、第2のダイクロイックミラー262によって反射され、フィールドレンズ176Gを通
過して緑色光用の液晶装置400Gに達する。一方、ダイクロイックミラー260を透過
した青色光成分は、ダイクロイックミラー262を透過し、ダブルリレー光学系190を
通過して青色光用の液晶装置400Bに達する。液晶装置400R,400G,400B
の各色光の光路前段に設けられるフィールドレンズ176R,176G,198は、第2
レンズアレイ130aから射出された各部分光束を、各主光線に対して略平行な光束に変
換するために設けられている。
ここで、青色光の光路にダブルリレー光学系190が設けられているのは、青色光の光
路の長さが、他の色光の光路の長さよりも長いため、光の発散等による光の利用効率低下
を防止するとともに、各液晶装置400R,400G,400B上で光照射領域と光非照
射領域とがスクロールされる方向をすべて同一の方向とするために設けられている。なお
、実施形態6に係るプロジェクタ1000eにおいては、3つの色光のうち青色光の光路
にダブルリレー光学系190を用いた構成としたが、赤色光等のその他の色光の光路にこ
のようなダブルリレー光学系を用いた構成としてもよい。
路の長さが、他の色光の光路の長さよりも長いため、光の発散等による光の利用効率低下
を防止するとともに、各液晶装置400R,400G,400B上で光照射領域と光非照
射領域とがスクロールされる方向をすべて同一の方向とするために設けられている。なお
、実施形態6に係るプロジェクタ1000eにおいては、3つの色光のうち青色光の光路
にダブルリレー光学系190を用いた構成としたが、赤色光等のその他の色光の光路にこ
のようなダブルリレー光学系を用いた構成としてもよい。
実施形態6に係るプロジェクタ1000eは、これ以外の構成については実施形態2に
係るプロジェクタ1000aの場合と同様の構成を有するため、実施形態2に係るプロジ
ェクタ1000aが有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。
係るプロジェクタ1000aの場合と同様の構成を有するため、実施形態2に係るプロジ
ェクタ1000aが有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。
以上、本発明のプロジェクタを上記の各実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記
の各実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様に
おいて実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
の各実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様に
おいて実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)上記各実施形態のプロジェクタ1000〜1000eは透過型のプロジェクタであ
るが、本発明は反射型のプロジェクタにも適用することが可能である。ここで、「透過型
」とは、透過型の液晶表示装置等のように光変調手段としての電気光学変調装置が光を透
過するタイプであることを意味しており、「反射型」とは、反射型液晶表示装置のように
光変調手段としての電気光学変調装置が光を反射するタイプであることを意味している。
反射型のプロジェクタにこの発明を適用した場合にも、透過型のプロジェクタと同様の効
果を得ることができる。
るが、本発明は反射型のプロジェクタにも適用することが可能である。ここで、「透過型
」とは、透過型の液晶表示装置等のように光変調手段としての電気光学変調装置が光を透
過するタイプであることを意味しており、「反射型」とは、反射型液晶表示装置のように
光変調手段としての電気光学変調装置が光を反射するタイプであることを意味している。
反射型のプロジェクタにこの発明を適用した場合にも、透過型のプロジェクタと同様の効
果を得ることができる。
(2)上記各実施形態のプロジェクタ1000〜1000eは、電気光学変調装置として
液晶装置を用いているが、本発明はこれに限られない。電気光学変調装置としては、一般
に、入射光を画像情報に応じて変調するものであればよく、マイクロミラー型光変調装置
などを利用してもよい。マイクロミラー型光変調装置としては、例えば、DMD(デジタ
ルマイクロミラーデバイス)(TI社の商標)を用いることができる。
液晶装置を用いているが、本発明はこれに限られない。電気光学変調装置としては、一般
に、入射光を画像情報に応じて変調するものであればよく、マイクロミラー型光変調装置
などを利用してもよい。マイクロミラー型光変調装置としては、例えば、DMD(デジタ
ルマイクロミラーデバイス)(TI社の商標)を用いることができる。
(3)上記各実施形態のプロジェクタ1000〜1000eは、第1レンズアレイ120
,120a,120b,120cの各第1小レンズ122,122a,122b,122
cの平面形状としては、「縦寸法:横寸法=1:4の長方形」のものや「縦寸法:横寸法
=9:32の長方形」のものを用いたが、本発明はこれに限られず、例えば、「縦寸法:
横寸法=3:8の長方形」のものなどをも好ましく用いることができる。
,120a,120b,120cの各第1小レンズ122,122a,122b,122
cの平面形状としては、「縦寸法:横寸法=1:4の長方形」のものや「縦寸法:横寸法
=9:32の長方形」のものを用いたが、本発明はこれに限られず、例えば、「縦寸法:
横寸法=3:8の長方形」のものなどをも好ましく用いることができる。
(4)上記各実施形態のプロジェクタ1000〜1000eは、走査手段として、回転プ
リズム770を用いたが、本発明はこれに限られず、例えば、ガルバノミラー、ポリゴン
ミラーなどをも好ましく用いることができる。
リズム770を用いたが、本発明はこれに限られず、例えば、ガルバノミラー、ポリゴン
ミラーなどをも好ましく用いることができる。
100,100a,100c…照明装置、100ax,100aax,100bax,1
00cax…照明光軸、110…光源装置、112…発光管、114…楕円面リフレクタ
、116…補助ミラー、118,118a…平行化レンズ、118is…光入射面、11
8os…光射出面、119,119a…反射層、120,120a,120b,120c
…第1レンズアレイ、122,122a,122b,122c…第1小レンズ、130,
130a,130c…第2レンズアレイ、132,132a,132c…第2小レンズ、
140,140a,140c…偏光変換素子、150,150a,150c…重畳レンズ
、176R,176G,244,246,248,750,752…フィールドレンズ、
190…ダブルリレー光学系、191,192,194,195,197,240,24
2,754…リレーレンズ、193,196,212,216,218,220,222
,264…反射ミラー、200,202…色分離導光光学系、210,214,260,
262…ダイクロイックミラー、400R,400G,400B…液晶装置、500…ク
ロスダイクロイックプリズム、600…投写光学系、770…回転プリズム、772…回
転軸、900A,900B,1000,1000a,1000c,1000e…プロジェ
クタ、P…照明光軸上における第1レンズアレイの仮想中心点の像、SCR…スクリーン
00cax…照明光軸、110…光源装置、112…発光管、114…楕円面リフレクタ
、116…補助ミラー、118,118a…平行化レンズ、118is…光入射面、11
8os…光射出面、119,119a…反射層、120,120a,120b,120c
…第1レンズアレイ、122,122a,122b,122c…第1小レンズ、130,
130a,130c…第2レンズアレイ、132,132a,132c…第2小レンズ、
140,140a,140c…偏光変換素子、150,150a,150c…重畳レンズ
、176R,176G,244,246,248,750,752…フィールドレンズ、
190…ダブルリレー光学系、191,192,194,195,197,240,24
2,754…リレーレンズ、193,196,212,216,218,220,222
,264…反射ミラー、200,202…色分離導光光学系、210,214,260,
262…ダイクロイックミラー、400R,400G,400B…液晶装置、500…ク
ロスダイクロイックプリズム、600…投写光学系、770…回転プリズム、772…回
転軸、900A,900B,1000,1000a,1000c,1000e…プロジェ
クタ、P…照明光軸上における第1レンズアレイの仮想中心点の像、SCR…スクリーン
Claims (14)
- 発光管、前記発光管からの光を反射する楕円面リフレクタ、前記楕円面リフレクタで反
射される光を略平行光にする平行化レンズ、前記平行化レンズからの照明光束を複数の部
分光束に分割するための複数の第1小レンズを有する第1レンズアレイ、前記第1レンズ
アレイの前記複数の第1小レンズに対応する複数の第2小レンズを有する第2レンズアレ
イ及び前記第2レンズアレイから射出される各部分光束を被照明領域で重畳させるための
重畳レンズを有する照明装置と、
前記照明装置から射出される照明光束を画像情報に応じて変調する電気光学変調装置と
、
前記電気光学変調装置によって変調された照明光束を投写する投写光学系とを備え、
前記第1レンズアレイにおける各第1小レンズは、前記照明装置から射出される照明光
束を、前記電気光学変調装置の画像形成領域における縦横方向のうちいずれか一方方向に
ついては画像形成領域の全体を、他方方向についてはその画像形成領域の一部を照明する
ような断面形状を有する照明光束とするように、前記他方方向に圧縮された平面形状を有
し、
前記照明装置と前記電気光学変調装置との間に、前記電気光学変調装置の画面書込み周
波数に同期して前記画像形成領域上で前記他方方向に沿って前記照明光束を走査する走査
手段をさらに備えたプロジェクタであって、
前記平行化レンズの光射出面は平面からなり、前記平行化レンズの光射出面における前
記他方方向に沿った両端部には反射層が形成されており、
前記第1レンズアレイは、前記他方方向に圧縮された平面形状を有していることを特徴
とするプロジェクタ。 - 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
前記第2レンズアレイは、前記他方方向に圧縮された平面形状を有していることを特徴
とするプロジェクタ。 - 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
前記第2レンズアレイにおける前記他方方向に沿った長さは、前記第1レンズアレイに
おける前記他方方向に沿った長さよりも長いことを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1〜3に記載のプロジェクタにおいて、
前記平行化レンズの光入射面は、回転双曲面からなることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1〜4のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
前記反射層は、可視光を反射し、赤外光を透過することを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1〜5のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
前記平行化レンズの光射出面における前記反射層が形成されていない部分には、減反射
膜が形成されていることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1〜6のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
前記平行化レンズと前記第1レンズアレイとは一体化されていることを特徴とするプロ
ジェクタ。 - 請求項1〜7のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
前記第1レンズアレイの光入射面上の照明光束の断面における、前記一方方向に沿った
長さに対する前記他方方向に沿った長さの比率は、30%〜80%であることを特徴とす
るプロジェクタ。 - 請求項1〜8のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
前記第1レンズアレイにおける前記複数の第1小レンズは、前記一方方向に沿って4列
に配列されていることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1〜9のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
前記第1レンズアレイにおける前記複数の第1小レンズは、前記他方方向に沿って8行
〜10行に配列されていることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1〜10のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
前記第1レンズアレイは、前記楕円面リフレクタの第2焦点より楕円面リフレクタ側に
光入射面を有し、前記第1レンズアレイの光入射面上で前記光源装置から射出される照明
光束の光量が全体にわたって分布するような位置に配置されていることを特徴とするプロ
ジェクタ。 - 請求項1〜11のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
前記発光管には、前記発光管から被照明領域側に射出される光を前記楕円面リフレクタ
に向けて反射する反射手段が設けられていることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1〜12のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
前記走査手段は、前記照明装置と前記電気光学変調装置との間の、前記電気光学変調装
置と略共役の位置に配置され、照明光軸に垂直な回転軸を有する回転プリズムを含み、
前記回転プリズムは、その回転によって、前記電気光学変調装置上で光照射領域と光非
照射領域とが前記電気光学変調装置の画面書込み周波数に同期して順次スクロールされる
ように構成されていることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1〜13のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
前記照明装置と前記電気光学変調装置との間に、前記照明装置から射出される照明光束
を複数の色光に分離して被照明領域に導びくための色分離導光光学系をさらに備え、
前記電気光学変調装置として、前記色分離導光光学系から射出される複数の色光を画像
情報に応じて変調する複数の電気光学変調装置が設けられていることを特徴とするプロジ
ェクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004379211A JP2006184676A (ja) | 2004-12-28 | 2004-12-28 | プロジェクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004379211A JP2006184676A (ja) | 2004-12-28 | 2004-12-28 | プロジェクタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2006184676A true JP2006184676A (ja) | 2006-07-13 |
Family
ID=36737826
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004379211A Withdrawn JP2006184676A (ja) | 2004-12-28 | 2004-12-28 | プロジェクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2006184676A (ja) |
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-
2004
- 2004-12-28 JP JP2004379211A patent/JP2006184676A/ja not_active Withdrawn
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