JP2006291905A - 発電システムにおける異常検出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】発電システムにおける異常検出装置は、取込ステップにおいては、圧力データP(i)及び発電出力データW(i)を取り込む。次いで、想定値算出ステップにおいては、過去時点における圧力データP(i−1)に対する判定時点(現時点)における圧力データP(i)の圧力変化割合と、過去時点における発電出力想定値Ws(i−1)との関係から、判定時点における発電出力想定値Ws(i)を算出する。次いで、異常判定ステップにおいては、判定時点における発電出力データW(i)と判定時点における発電出力想定値Ws(i)との比率もしくは差分に基づいて算出した判定データX(i)が、所定の基準範囲A内を外れたとき、定置式エンジンに異常が発生したことを検出する。
【選択図】図3
Description
そして、上記定置式エンジンのいずれかの気筒において、例えば、ピストン又はコンロッド等に焼付等の異常が発生すると、定置式エンジンが故障(破損)するおそれがあるため、このときには、定置式エンジンを故障発生前に停止させることが必要になる。
さらに、エンジンを用いて発電システムを構成した場合に有効な異常検出装置についての技術は何ら開示されていない。
該異常検出装置は、上記定置式エンジンへ供給する燃料混合気の圧力及び上記発電機の発電出力を逐次測定し、該測定を行った圧力及び発電出力を、圧力データ及び発電出力データとして逐次保存するよう構成してあり、
上記測定を行った時点を判定時点とすると共に該判定時点の1つ前に測定を行った時点を過去時点とし、該過去時点における上記圧力データに対する上記判定時点における上記圧力データの圧力変化割合と、上記過去時点における発電出力想定値との関係から、上記判定時点における発電出力想定値を算出する想定値算出ステップと、
上記判定時点における上記発電出力データと上記判定時点における発電出力想定値との比率もしくは差分に基づいて算出した判定データが、所定の基準範囲内を外れたとき、上記定置式エンジンに異常が発生したことを検出する異常判定ステップとを、上記測定を行う毎に繰り返し行うよう構成してあることを特徴とする発電システムにおける異常検出装置にある(請求項1)。
ところで、発電機の発電出力は、定置式エンジンにおける燃料混合気の圧力と密接に関連しており、燃料混合気の圧力が増加すれば、発電機の発電出力も増加する傾向にあり、燃料混合気の圧力が減少すれば、発電機の発電出力も減少する傾向にある。
なお、本発明において、燃料混合気とは、燃料と空気との混合気のことをいう。
具体的には、異常検出装置は、定置式エンジンにおける異常の有無を監視する際には、燃料混合気の圧力及び発電出力を逐次測定し、この測定を行った圧力及び発電出力を、圧力データ及び発電出力データとして逐次保存する。
すなわち、異常検出装置は、想定値算出ステップにおいて、過去時点における圧力データに対する判定時点における圧力データの圧力変化割合を算出し、この圧力変化割合と、過去時点における発電出力想定値との関係から、判定時点における発電出力想定値を算出する。
そのため、例えば、エンジン特性の経時変化等により、燃料混合気の圧力の値に対する発電出力の値としての絶対値に違いが生じた場合でも、精度よく迅速に異常の検出を行うことができる。
それ故、本発明の異常検出装置によれば、簡単な装置の構成により、定置式エンジンに発生した異常を高い検出精度で迅速に検出することができる。
該異常検出装置は、上記定置式エンジンへ供給する燃料の流量及び上記発電機の発電出力を逐次測定し、該測定を行った流量及び発電出力を、流量データ及び発電出力データとして逐次保存するよう構成してあり、
上記測定を行った時点を判定時点とすると共に該判定時点の1つ前に測定を行った時点を過去時点とし、該過去時点における上記流量データに対する上記判定時点における上記流量データの流量変化割合と、上記過去時点における発電出力想定値との関係から、上記判定時点における発電出力想定値を算出する想定値算出ステップと、
上記判定時点における上記発電出力データと上記判定時点における上記発電出力想定値との比率もしくは差分に基づいて算出した判定データが、所定の基準範囲内を外れたとき、上記定置式エンジンに異常が発生したことを検出する異常判定ステップとを、上記測定を行う毎に繰り返し行うよう構成してあることを特徴とする発電システムにおける異常検出装置にある(請求項3)。
本発明の異常検出装置においても、その他の構成は、第1の発明と同様であり、簡単な装置の構成により、定置式エンジンに発生した異常を高い検出精度で迅速に検出することができる。
上記第1の発明において、上記定置式エンジンは、都市ガス、天然ガス等のガス燃料を用いて運転を行うガスエンジンとすることができる。また、第1の発明は、ガスエンジンにおいて、ガス燃料と空気との混合比(空気比)をほとんど変化させずに運転を行う場合に適用することが好ましい。
また、上記定置式エンジンとは、工場、建物又は家屋等に設置して用いるエンジンのことをいう。
また、上記圧力変化割合は、過去時点における圧力データに対する判定時点における圧力データの比率もしくは差分等に基づいて算出することができる。
また、上記温度変化割合は、過去時点における温度データに対する判定時点における温度データの比率もしくは差分等に基づいて算出することができる。
ところで、上記定置式エンジンにおける異常の発生を敏感に検出するためには、上記所定の基準範囲をできるだけ狭い範囲に絞ることが考えられる。一方、この所定の基準範囲を狭い範囲に絞ると、異常が発生していないのに誤って異常を検出してしまうおそれが生ずる。そのため、異常検出装置が上記想定値算出ステップ及び異常判定ステップを繰り返し行う際に、所定回数継続して上記判定データが所定の基準範囲内を外れたとき、はじめて上記異常を検出することにより、異常検出装置の検出精度を一層高めると共に異常の発生を一層迅速に検出することができる。
なお、上記所定回数は、例えば、2〜10回とすることができる。
すなわち、上記異常検出装置を用いて定置式エンジンにおける異常の有無を監視する際に、上記各ステップを所定回数行った間に、上記異常判定ステップにおいて、上記判定データが上記所定の基準範囲内を所定の基準回数外れなかったときには、定置式エンジンに異常が発生する可能性が低いものと推測される。そのため、このときには、当該所定回数目に当たる判定時点における発電出力データを当該判定時点における発電出力想定値とする置換を行う(発電出力データを発電出力想定値に代入する)。
よって、上記置換を利用した構成により、異常検出装置の検出精度を一層高めることができる。なお、上記所定の基準回数は、例えば、1〜3回とすることができる。
本例の異常検出装置7は、図1に示すごとく、定置式エンジン2の出力により、発電機3を作動させる発電システム1に用いるものであり、上記定置式エンジン2における異常を検出するためのものである。
この異常検出装置7は、定置式エンジン2へ供給する燃料混合気G3の圧力及び発電機3の発電出力を逐次測定し、この測定を行った圧力及び発電出力を、圧力データP(i)及び発電出力データW(i)として逐次保存するよう構成してある。
すなわち、図3に示すごとく、異常検出装置7は、上記取込ステップにおいては、圧力データP(i)及び発電出力データW(i)を取り込む。
次いで、異常検出装置7は、上記想定値算出ステップにおいては、上記測定を行った現時点を判定時点とすると共にこの判定時点の1つ前に測定を行った時点を過去時点とする。そして、異常検出装置7は、過去時点における圧力データP(i−1)に対する判定時点における圧力データP(i)の圧力変化割合P(i)/P(i−1)と、過去時点における発電出力想定値Ws(i−1)との関係から、判定時点における発電出力想定値Ws(i)を算出する。
そして、異常検出装置7は、上記各ステップを繰り返し行い、異常判定ステップにおいて上記判定データX(i)が所定の基準範囲A内を外れたときには、定置式エンジン2に異常が発生したことを検出する。
図1に示すごとく、本例の定置式エンジン2は、都市ガス(13A)等のガス燃料G1を用いて運転を行うガスエンジンであり、このガスエンジンにおいては、ガス燃料G1と空気G2との混合比(空気比)をほとんど変化させずに運転を行う。
また、上記発電機3には、この発電機3によって発電した発電出力を測定する発電出力測定手段53(電力計)が配設されている。
また、上記発電出力データW(i)は、上記発電出力測定手段53によって測定した発電機3の発電出力を表す。
また、吸気系40においては、各気筒21から排気される排ガスG4のエネルギーを利用して動作する過給機42と、この過給機42を通過して高温になった燃料混合気G3を冷却するための吸気冷却器44が配設されている。
また、吸気マニホールド4は、複数の気筒21と吸気冷却器44とを接続している。
また、本例の異常検出装置7が上記各ステップを実行する時間間隔は、各測定手段が測定を行うサンプリング間隔と同じ間隔である。
また、異常検出装置7は、上記各ステップを繰り返し行うに当たり、想定値算出ステップにおいては、上記過去時点を、上記判定時点の1つ前(前回)に各ステップ(異常判定)を行った判定時点とするよう逐次更新するよう構成してある。
より具体的には、PV=GRT(理想気体の状態方程式、P:燃料混合気G3の圧力、V:吸気マニホールド4の容積、G:燃料混合気G3のモル量、R:ガス定数、T:燃料混合気G3の温度)に基づき、発電出力想定値Ws(i)を算出する。すなわち、V及びRは一定なので、V={G(i)×T(i)}/P(i)={G(i−1)×T(i−1)}/P(i−1)となり、G(i)/G(i−1)={P(i)/P(i−1)}×{T(i−1)/T(i)}の関係式が得られる。
また、上記判定データX(i)は、X={Ws(i)−W(i)}/W(i)の判定関係式から算出する。なお、(i)は、判定時点を示し、(i−1)は、過去時点(前回の判定時点)を示す。
また、異常検出装置7は、上記各ステップを所定回数行う毎に、判定時点における発電出力データW(i)を当該判定時点における発電出力想定値Ws(i)とする置換を行うか否か(発電出力データW(i)を発電出力想定値Ws(i)に代入するか否か)の判定を行うよう構成してある。
上記異常の検出を行う際には、まず、定置式エンジン2を運転させ、この出力によって発電機3を作動させる。このとき、上記制御装置6は、発電機3の発電出力が所定の目標発電出力になるよう上記ガバナー43の開度を制御する。
そして、発電出力が異常診断開始発電出力Wrになったときには、異常検出装置7による異常診断を開始し、上記圧力測定手段51によって、吸気マニホールド4における燃料混合気G3の圧力を測定すると共に、上記温度測定手段52によって、吸気マニホールド4における燃料混合気G3の温度を測定する(S103)。また、この測定を行った圧力及び温度をそれぞれ初期圧力データP0及び初期温度データT0として異常検出装置7に取り込む。
そして、燃料混合気G3の圧力及び温度が上記大まかな正常範囲内を外れたときには、定置式エンジン2に何らかの異常が発生していると考えられ、定置式エンジン2の運転を異常停止させる(S105)。
なお、S101〜S106は、上記異常の検出を行う際のエンジン始動時(異常診断開始時)にのみ行う。
また、異常検出ループにおける1回目の判定時点においては、上記初期発電出力データW0が、過去時点における発電出力想定値Ws(i−1)である。また、上記初期圧力データP0及び初期温度データT0が、過去時点における圧力データP(i−1)及び温度データT(i−1)である。
そして、上記各データを上記想定値算出関係式に代入して、判定時点における発電出力想定値Ws(i)を算出する。
すなわち、上記現時点における発電出力データW(i)を判定時点における発電出力データW(i)とし、この判定時点における発電出力データW(i)と上記判定時点における発電出力想定値Ws(i)を上記判定関係式に代入して、判定時点における判定データX(i)を算出する。
そして、判定時点における判定データX(i)が所定の基準範囲A内を外れたときには、異常検出装置7において、異常を検出する前兆があると考え、この前兆を示す異常フラグを立てる。(S111)。その後、異常フラグが前回の判定時点から所定回数(本例では5回)継続して立ったか否かを判定する(S112)。そして、異常フラグが所定回数継続して立ったときには、定置式エンジン2に何らかの異常が発生したとして、定置式エンジン2を異常停止させる(S113)。
その後、置換用回数Cを1に初期化すると共に(S118)、上記S119を行い、次の判定時点としてS107を実行する。
上記置換を行わない場合は、定置式エンジン2に異常が発生する可能性が高いと推測される場合である。そして、この場合には、発電出力想定値Ws(i)と発電出力データW(i)との間に生じた差を維持して、異常判定ステップにおいて再び判定データX(i)が所定の基準範囲A内を外れやすい状態にする。これにより、異常が発生する可能性が高いと推測されるときには、異常を検出する感度を向上させることができる。
そのため、例えば、エンジン特性の経時変化等により、燃料混合気G3の圧力の値に対する発電出力の値としての絶対値に違いが生じた場合でも、精度よく迅速に異常の検出を行うことができる。
それ故、本例の異常検出装置7によれば、簡単な装置の構成により、定置式エンジン2に発生した異常を高い検出精度で迅速に検出することができ、汎用性の高い異常検出の手段を提供することができる。
図4に、上記異常検出装置7によって定置式エンジン2における異常の検出を行った結果を示す。同図は、横軸に時間をとり、縦軸に、燃料混合気圧力(圧力データ)P(i)、燃料混合気温度(温度データ)T(i)、発電出力想定値Ws(i)、発電出力(発電出力データ)W(i)及び異常フラグの有無をとって、異常の検出の状態を示すグラフである。
同図において、時間の経過が75〜80(s)付近から、燃料混合気G3の圧力が上昇を開始し、発電出力想定値Ws(i)の上昇に対して実際の発電出力があまり上昇しておらず、異常が発生していることが推定できる。そして、時間の経過が100(s)付近から、異常フラグが継続して立っており、この100(s)付近において、異常検出装置7は定置式エンジン2の異常停止を行うことができた。
なお、同図においては、100(s)付近以降も異常停止を行わなかった場合の燃料混合気圧力P(i)、燃料混合気温度T(i)、発電出力想定値Ws(i)、発電出力W(i)及び異常フラグの有無の推移状態も示す。
同表において、発電出力(発電出力データ)W(i)及び発電出力想定値Ws(i)は、定格出力に対する値としてパーセントで示す。また、上記判定データX(i)はパーセントで示し、所定の基準範囲Aは3%以下とする。
同表において、時間86〜90(s)においては、1回も異常フラグが立っていないため、時間90(s)においては、このときの発電出力を発電出力想定値Ws(i)とする置換を行った。そして、時間91(s)においては、時間90(s)における発電出力データW(i−1)に、時間91(s)における圧力変化割合P(i)/P(i−1)及び温度変化割合T(i−1)/T(i)を掛けて、発電出力想定値Ws(i)を算出した。
この場合においても、その他の構成は、上述した実施例と同様にすることができ、上述した実施例と同様の作用効果を得ることができる。
2 定置式エンジン
3 発電機
4 吸気マニホールド
51 圧力測定手段
52 温度測定手段
53 発電出力測定手段
6 制御装置
7 異常検出装置
G3 燃料混合気
P(i) 圧力データ
T(i) 温度データ
W(i) 発電出力データ
Ws(i) 発電出力想定値
X(i) 判定データ
A 基準範囲
Claims (5)
- 定置式エンジンの出力により、発電機を作動させる発電システムに用い、上記定置式エンジンにおける異常を検出する異常検出装置であって、
該異常検出装置は、上記定置式エンジンへ供給する燃料混合気の圧力及び上記発電機の発電出力を逐次測定し、該測定を行った圧力及び発電出力を、圧力データ及び発電出力データとして逐次保存するよう構成してあり、
上記測定を行った時点を判定時点とすると共に該判定時点の1つ前に測定を行った時点を過去時点とし、該過去時点における上記圧力データに対する上記判定時点における上記圧力データの圧力変化割合と、上記過去時点における発電出力想定値との関係から、上記判定時点における発電出力想定値を算出する想定値算出ステップと、
上記判定時点における上記発電出力データと上記判定時点における上記発電出力想定値との比率もしくは差分に基づいて算出した判定データが、所定の基準範囲内を外れたとき、上記定置式エンジンに異常が発生したことを検出する異常判定ステップとを、上記測定を行う毎に繰り返し行うよう構成してあることを特徴とする発電システムにおける異常検出装置。 - 請求項1において、上記異常検出装置は、上記燃料混合気の温度も逐次測定し、該測定を行った温度を、温度データとして逐次保存するよう構成してあり、
上記想定値算出ステップにおいては、上記圧力変化割合を、上記過去時点における上記温度データに対する上記判定時点における上記温度データの温度変化割合により補正するよう構成してあることを特徴とする発電システムにおける異常検出装置。 - 定置式エンジンの出力により、発電機を作動させる発電システムに用い、上記定置式エンジンにおける異常を検出する異常検出装置であって、
該異常検出装置は、上記定置式エンジンへ供給する燃料の流量及び上記発電機の発電出力を逐次測定し、該測定を行った流量及び発電出力を、流量データ及び発電出力データとして逐次保存するよう構成してあり、
上記測定を行った時点を判定時点とすると共に該判定時点の1つ前に測定を行った時点を過去時点とし、該過去時点における上記流量データに対する上記判定時点における上記流量データの流量変化割合と、上記過去時点における発電出力想定値との関係から、上記判定時点における発電出力想定値を算出する想定値算出ステップと、
上記判定時点における上記発電出力データと上記判定時点における上記発電出力想定値との比率もしくは差分に基づいて算出した判定データが、所定の基準範囲内を外れたとき、上記定置式エンジンに異常が発生したことを検出する異常判定ステップとを、上記測定を行う毎に繰り返し行うよう構成してあることを特徴とする発電システムにおける異常検出装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項において、上記異常検出装置は、上記異常判定ステップにおいて、所定回数継続して上記判定データが上記所定の基準範囲内を外れたとき、上記定置式エンジンに異常が発生したことを検出するよう構成してあることを特徴とする発電システムにおける異常検出装置。
- 請求項4において、上記異常検出装置は、上記想定値算出ステップ及び上記異常判定ステップを所定回数繰り返し行った際に、
該所定回数の間において、上記判定データが上記所定の基準範囲内を所定の基準回数外れなかったときには、当該所定回数目に当たる判定時点における上記発電出力データを当該判定時点における上記発電出力想定値とする置換を行い、
一方、上記所定回数の間において、上記判定データが上記所定の基準範囲内を上記基準回数以上外れたときには、上記置換を行わないよう構成してあることを特徴とする発電システムにおける異常検出装置。
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