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JP2006298796A - 小じわ改善用皮膚外用剤 - Google Patents

小じわ改善用皮膚外用剤 Download PDF

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Inventor
Yukiko Matsunaga
由紀子 松永
Arinori Ogura
有紀 小倉
Satoshi Amano
聡 天野
Shinji Inomata
慎二 猪股
Makoto Tsunenaga
誠 常長
Haruhi Iwaki
はるひ 岩城
Maki Kaneko
摩紀 金子
Naomi Kunisawa
直美 國澤
Toyonobu Yamashita
豊信 山下
Motoki Oguri
基樹 大栗
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Shiseido Co Ltd
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Abstract

【課題】 本発明は、小じわ形成メカニズムに合致し、保湿作用以上の優れた効果を有する薬剤を活性成分として含有する小じわ改善のための皮膚外用剤の提供を目的とする。
【解決手段】 本発明は、グリシルグリシンを活性成分として含有する、小じわの改善のための皮膚外用剤を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、グリシルグリシンを小じわ改善薬のための活性成分として皮膚外用剤に配合することにより、乾燥等によりバリア機能が低下する際に惹起される皮膚の肥厚を抑制し、これらバリア機能低下に起因する小じわを改善する皮膚外用剤を提供する。
小じわは、Kligmanらにより外観上の特徴によって分けられたしわの3分類(「図形しわ」、「縮緬しわ」、「線状しわ」:Kligman LH, et al., J. Am. Acad. Dermatol.21:623-631 (1989))のうちの「線状しわ」に属し、目尻にみられるいわゆる「カラスの足跡」や下瞼、口周囲など絶えず動かしているところに発生するしわで、一般的には乾燥状態が続くと小じわ形成が促進されるといわれている。通常、皮膚の最外層に位置する角層は生体内の水分の蒸散を制御し、異物の生体内への侵入を防ぐ役割(これを角層のバリア機能という)を果たしているが、皮膚が乾燥や紫外線の影響を受けると角層水分蒸散量(trans epidermal water loss: TEWL)が増加し、相対的に角層水分量が低下する。この水分量の低下により皮溝、皮丘から成る皮紋(きめ)が不規則化すると、肌荒れ様の外観を示す(曽根 俊郎ら、香粧会誌 Vol. 15 No.2 (1991))。小じわはこの肌荒れが続くことにより、不規則になった皮紋が一定方向に流れてできると考えられており、実際に角層水分量の少ない肌状態の人では小じわの面積率が高いことが報告されている(芋川玄爾ら、Fragrance Journal 1992-11, 29-42)。乾燥により、角層水分量が減少する冬場以外にも、現代の女性はエアコンの影響で夏でも肌が乾燥する環境に置かれており、20代後半あたりから小じわに対する悩みが増大する。しかしながら小じわにはこれまで保湿剤で対応するケースが多く、小じわ形成メカニズムに合致し、保湿作用以上の優れた効果を有する小じわ改善薬剤はほとんど開発されていないのが現状であった。
本発明者はこれまでにヘアレスマウス背部にテープストリッピングを継続的に行ってバリア機能を低下させることによって小じわ様のしわを有する動物モデル(バリア破壊しわモデル)を確立した。詳しくは、皮膚バリア機能を低下させてしわを誘導する手段についての検討を行ったところ、セロファンテープなどの粘着テープを用いるテープストリッピング処理を動物の皮膚に継続的に適用するとしわが誘導され、しかもそのようにして誘導されたしわが比較的自然治癒し難いという事実を見出し、このモデルを確立した。このモデル動物では角層水分量がコントロールと比較して6割程度に低下しており、また組織では表皮および真皮肥厚が顕著で、しわが回復すると肥厚も収まることから、しわ形成と表皮および真皮肥厚には相関性があると考えられた(第29回日本研究皮膚科学会にて発表)。そこで、この小じわモデルを用いて小じわの改善に有効な新規の薬剤のスクリーニングを試みた。
第29回日本研究皮膚科学会抄録(2004年)第205頁
本発明は、小じわ形成メカニズムに合致し、保湿作用以上の優れた効果を有する薬剤を活性成分として含有する小じわ改善のための皮膚外用剤の提供を目的とする。
本発明者は、上記小じわモデルを用いて小じわの改善に有効な新規の薬剤のスクリーニングを試みたところ、バリア回復促進作用を有するグリシンが小じわ抑制作用を示しことを見出したが(第29回日本研究皮膚科学会にて発表)、グリシンは有効濃度では皮膚に対し刺激性を有するため小じわ改善剤として化粧品に配合することはできないものである。そこでグリシンの各種N−置換誘導体について検討したところ、グリシルグリシンが非常に良好な小じわ改善効果を有することを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本願は以下の発明を包含する。
(1)グリシルグリシンを活性成分として含有する、小じわの改善のための皮膚外用剤。
(2)前記小じわが皮膚のバリア機能の低下に起因する、(1)の皮膚外用剤。
(3)皮膚の小じわを改善するために、グリシルグリシンを活性成分として含有する皮膚外用剤を皮膚に適用することを特徴とする、美容方法。
(4)前記小じわが皮膚のバリア機能の低下に起因する、(3)の美容方法。
本発明はまた、小じわの改善のための皮膚外用剤の製造のための、グリシルグリシンの利用を提供する。
本発明に従い、小じわの改善、例えば、小じわの形成の予防及び/又は形成された小じわを軽減もしくは消失させるのに有効な皮膚外用剤の提供が可能となる。
本発明に係る小じわの改善に有効な活性成分は式(I)で表されるグリシルグリシンである。
Figure 2006298796
上記皮膚外用剤におけるグリシルグリシンの配合量は特に限定されるものではないが、皮膚外用剤全量中、約0.001〜10質量%、好ましくは約0.1〜2質量%であろう。
本発明の皮膚外用剤には、上記必須成分の他に、通常化粧品や医薬品に配合可能な成分、例えば、液体油脂、固体油脂、ロウ、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル類、シリコーン類、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、保湿剤、水溶性高分子化合物、増粘剤、被膜剤、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、低級アルコール、多価アルコール、糖類、アミノ酸類、有機アミン類、pH調整剤、皮膚栄養剤、ビタミン類、酸化防止剤、香料、粉末、色材、水等を必要に応じて適宜配合することができる。また、L−アスコルビン酸及びその塩、L−アスコルビン酸リン酸エステル、L−アスコルビン酸硫酸エステル等のL−アスコルビン酸のエステル誘導体及びその塩、L−アスコルビン酸グルコシド等のL−アスコルビン酸の配糖体及びその塩、4−メトキシサリチル酸等のアルコキシサリチル酸及びその塩、ハイドロキノンβ−D−グルコ−ス、ハイドロキノンα−D−グルコ−ス等のハイドロキノンの配糖体及びその塩、トラネキサム酸、トラネキサム酸メチルアミド塩酸塩等のトラネキサム酸誘導体、4−n−ブチルレゾルシン等のレゾルシン誘導体、コウジ酸、エラグ酸、リノール酸、カミツレエキス、レチノイン酸、レチノール、レチノール酢酸、レチノールパルミチン酸、グリチルリチン酸及びその誘導体等も適宜配合することができる。
本発明の皮膚外用剤の剤型は特に限定されるものではなく、例えば、溶液系、可溶化系、乳化系、粉末分散系、水−油二層系、水−油−粉末三層系、軟膏、ゲル、エアゾール等の任意の剤型をとることができる。また、使用形態も特に限定されるものではなく、例えば、化粧水、乳液、クリーム、エッセンス、ゼリー、ジェル、軟膏、パック、マスク、ファンデーション等の任意の形態をとることができる。
本発明の皮膚外用剤を肌に適用し、小じわの形成の予防及び/又は形成された小じわの軽減・消失を図るための美容方法における用法、用量も特に限定されるものではなく、剤型や処置する肌の小じわの形成状態により適宜決定されるが、典型的には、1日当たり数回、例えば1回〜5回、適量、例えば1平方cm2当たり0.1mlから1ml、肌に直接すり込むか、又その適量をガーゼなどに染み込ませてから肌に貼付することができる。
(1)バリア破壊しわモデルを用いたグリシルグリシンの効果
実験1
まず、バリア破壊しわモデルを用いたグリシルグリシン塗布効果について検討した。ヘアレスマウス(HR-1系、雄6週齢;星野実験動物、東京)の左側背部に角層水分蒸散量が約4〜8mg/cm2/h程度になるよう水分蒸散測定器(Meeco社, USA)の装置を用いて測定しながら、テープストリッピングを週3回、4週間継続して行い、毎回テープストリッピング処置直後に1%グリシルグリシン(シグマ、ドイツ)/50%エタノール水溶液を100μlずつ塗布した。テープストリッピングは、24mm幅のセロファンテープ(セロテープ(登録商標);ニチバン株式会社、東京)を、背部全面にまんべんなく貼付したのち、剥離することで行った。n数は6から7とした。濃度はw/vで示す。ポジティブコントロールとして1mMグリシンを用い、ネガティブコントロールとして50%エタノール(「ビヒクル」)を用いた。4週間後のしわの発生状況を肉眼観察によりスコア化した。しわの発生状況は「しわなし;0」、「うすいしわ;1」、「明らかなしわ;2」、「深いしわ;3」とし、0.5刻みで点数化した。評点が大きいほどしわが深いことを示す。各群の平均値および標準偏差を算出して薬剤の効果を図1に示した。
図1より明らかなように、ビヒクルのスコアは平均1.5で、「明らかなしわ」に近いしわが誘導された。一方グリシンは0.66、グリシルグリシンは0.6と微小なしわの発生がわずかに認められる程度にとどまり、ビヒクルと比較して明らかなしわ抑制効果を示した。
実験2
次にマウス背部の皮膚厚を測定した。デジタルシックネスゲージ(ピーコック、東京)を用い、各部位につき3箇所ずつ測定した。右側コントロール部位の平均値を1としたときの左側塗布部位の平均値の割合を算出し、各群での平均値を求めた。数値が低いほど肥厚の程度が低いことを表す。
結果を図2に示す。図2より明らかなように、ビヒクルでは皮膚厚が約1.4倍に増加したのに対し、グリシルグリシンは1.32倍と有意に皮膚の肥厚を抑制した。
実験3
同時に角層水分量をcorneometer CM825 PC (Courage+Khazaka electric, ドイツ)を用いて測定した。数値が高いほど、角層の水分量が多いことを示す。各部位につき7箇所ずつ測定し、中間の5つの値を用いて平均値を算出した。
結果を図3に示す。この図から明らかなように、ビヒクルの角層水分量が平均で29.1μSであるのに対してグリシルグリシンは平均で33.6μSと有意に角層水分量の低下を抑制していた。
以上の結果からグリシルグリシンはバリア機能回復を促進することにより角層水分量の低下および皮膚の肥厚を抑えることによって小じわ形成を防止することが示された。
(2)他のグリシン誘導体との比較
グリシルグリシンと他のグリシン誘導体のしわ抑制効果について前述と同じしわモデルを用いて比較検討した。ヘアレスマウス(HR-1, 雄6週齢、星野実験動物、東京)の左側背部にテープストリッピングを施し、直後に1%サルコシン、1%トリメチルグリシン(保湿剤として汎用)、1%n-エチルグリシン、50%エタノール水溶液(vehicle)を100μlずつ塗布した。n数は6から7とし、この処置を週3回、4週間継続して行った。ポジティブコントロールとして1%グリシルグリシンを用いた。構造式を以下に示す。
Figure 2006298796
これらのグリシン誘導体について、(1)と同様の方法で視感判定の各群における平均値を算出した。その結果を図4に示す。この図に示す通り、グリシルグリシンは他のグリシン誘導体よりもしわスコアの平均値が低く、優れた抗しわ効果を有することが明らかとなった。
(3)ヒトくり返し洗顔モデルにおけるグリシルグリシンの効果
実験1
グリシルグリシンの小じわ抑制効果を検討した。37歳から53歳の健常人男性18名(平均年齢44歳)に1日5回の石鹸による2度洗い洗顔を眼の周囲に7日間実施する繰り返し洗顔により、小じわを誘導した。洗顔直後に1.6%グリシルグリシン/15%エタノール水溶液を右目尻および右下瞼にそれぞれ80μlずつ塗布した。対照として左目尻および左下瞼に15%エタノール水溶液を同量ずつ塗布し、試験開始後4日目と7日目の肌状態を測定した。次に両目尻における試験開始前と開始後4、7日目の角層水分量をCorneometer CM825 PC (Courage+Khazaka electric, ドイツ)を用いて各部位につき5箇所ずつ測定した。平均値を算出し試験開始前の値を100とした時の比率を求めた。数値が低いほど角層の水分が失われていることを示す。
その結果を図5に示す。この図に示す通り、グリシルグリシンはくり返し洗顔に伴う角層水分量の低下を有意に抑制した。
実験2
次に両目尻における試験開始前と開始後4、7日目の経表皮水分蒸散量(TEWL)をVapometer(Delfin Technologies Ltd, フィンランド)で2回ずつ測定した。平均値を算出し試験開始前の値を100とした時の比率を求めた。TEWLの値が高いほど肌荒れが亢進していることを示す。
その結果を図6に示す。この図に示す通り、グリシルグリシンはくり返し洗顔によるTEWLの上昇を有意に抑制した。
実験3
次に、パネル10名における試験開始前と開始後7日目の表皮厚を光干渉トモグラフィー(OCT;optical coherence tomography, ISIS optronics社、ドイツ)を用いて測定した。
その結果を図7に示す。グリシルグリシンは図に示すように、肌荒れによって惹起される表皮肥厚を有意に抑制した。
以下、本発明に係る皮膚外用剤を製剤例として示す。
製剤例1 化粧水
成分 配合量(質量%)
(1)1,3-ブチレングリコール 6.0
(2)グリセリン 4.0
(3)オレイルアルコール 0.1
(4)POE(20)ソルビタンモノラウリン酸エステル 0.5
(5)POE(15)ラウリルアルコールエステル 0.5
(6)エタノール 10.0
(7)グリシルグリシン 1.6
(8)精製水 残余
(製法)
(8)精製水に(1)および(2)を室温にて溶解し水相とした。(6)エタノールに他の成分を溶解し、先の水相に混合可溶化した。次いで(7)グリシルグリシンを添加した。その後濾過、充填し化粧水を得た。
製剤例2 クリーム
成分 配合量(質量%)
(1)ステアリルアルコール 6.0
(2)ステアリン酸 2.0
(3)水添ラノリン 4.0
(4)スクワラン 9.0
(5)オクチルドデカノール 10.0
(6)1,3-ブチレングリコール 6.0
(7)PEG1500 4.0
(8)POE(25)セチルアルコールエステル 3.0
(9)モノステアリン酸グリセリン 2.0
(10)グリシルグリシン 1.6
(11)トコフェロール 0.1
(12)精製水 残余
(製法)
(12)精製水に(6)、(7)を加え70℃に加熱調整した。(1)〜(5)を加熱溶解後、(8)〜(9)、(11)を加え70℃に調整した。ここに(10)を添加した。これを先の水相に加えてホモミキサーにて乳化粒子を均一にし、脱気・濾過・冷却してクリームを得た。
製剤例3 美容液
成分 配合量(質量%)
(A相)
(1)エチルアルコール 10.0
(2)POE(20)オクチルドデカノール 1.0
(3)パントテニールエチルエーテル 0.1
(4)ASDA・4Na 1.5
(5)メチルパラベン 0.15
(6)エタノール 10.0
(B相)
(7)水酸化カリウム 0.1
(C相)
(8)グリセリン 5.0
(9)ジプロピレングリコール 10.0
(10)グリシルグリシン 1.6
(11)カルボキシビニルポリマー 0.2
(12)精製水 残余
(製法)
(6)エタノールに(5)メチルパラベンと香料を加え、溶解した(アルコール相)。(12)精製水にこのアルコール相およびその他の成分を加え可溶化し、充填した。
製剤例4 乳液
成分 配合量(質量%)
(1)ステアリン酸 2.5
(2)セチルアルコール 1.5
(3)ワセリン 5.0
(4)流動パラフィン 10.0
(5)POE(10)モノオレイン酸エステル 2.0
(6)PEG1500 3.0
(7)トリエタノールアミン 1.0
(8)グリシルグリシン 1.6
(9)亜硫酸水素ナトリウム 0.01
(10)エチルパラベン 0.3
(11)カルボキシビニルポリマー 0.05
(12)香料 適量
(13)イオン交換水 残余
(製法)
少量のイオン交換水にカルボキシビニルポリマーを溶解した(A相)。イオン交換水の残部にPEG1500、グリシルグリシン及びトリエタノールアミンを加え、加熱溶解して70℃に保った(水相)。他の成分を混合し、加熱融解して70℃に保った(油相)。水相に油相を加えて予備乳化を行い、A相を加えてホモミキサーで均一に乳化した後、よくかきまぜながら30℃まで冷却して乳液を得た。
以上詳述したように、本発明によりバリア機能低下に伴う角層水分量の低下、皮膚の肥厚を抑制することによって肌状態を良好な状態に維持し、また改善し、これらに起因する小じわの形成を防止することができる。
バリア破壊しわモデルを用いたグリシルグリシンの塗布効果を示す。 マウス背部の皮膚厚に対するグリシルグリシンの塗布効果を示す。 マウス背部の角層水分量に対するグリシルグリシンの塗布効果を示す。 グリシルグリシンと他のグリシン誘導体とのしわ抑制効果の比較を示す。 角層水分量を指標とした、ヒト繰り返し洗顔モデルにおけるグリシルグリシンの効果を示す。 経表皮水分蒸散量を指標とした、ヒト繰り返し洗顔モデルにおけるグリシルグリシンの効果を示す。 グリシルグリシンによる、肌荒れによって惹起される表皮肥厚の抑制効果を示す。

Claims (4)

  1. グリシルグリシンを活性成分として含有する、小じわの改善のための皮膚外用剤。
  2. 前記小じわが皮膚のバリア機能の低下に起因する、請求項1記載の皮膚外用剤。
  3. 皮膚の小じわを改善するために、グリシルグリシンを活性成分として含有する皮膚外用剤を皮膚に適用することを特徴とする、美容方法。
  4. 前記小じわが皮膚のバリア機能の低下に起因する、請求項3記載の美容方法。
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