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JP2006312584A - ガラスファイバー形成組成物 - Google Patents

ガラスファイバー形成組成物 Download PDF

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JP2006312584A
JP2006312584A JP2006217430A JP2006217430A JP2006312584A JP 2006312584 A JP2006312584 A JP 2006312584A JP 2006217430 A JP2006217430 A JP 2006217430A JP 2006217430 A JP2006217430 A JP 2006217430A JP 2006312584 A JP2006312584 A JP 2006312584A
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JP
Japan
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glass
weight
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sio
composition
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Application number
JP2006217430A
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English (en)
Inventor
Frederick T Wallenberger
ティー. ウォレンバーガー フレデリック
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PPG Industries Ohio Inc
Original Assignee
PPG Industries Ohio Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by PPG Industries Ohio Inc filed Critical PPG Industries Ohio Inc
Publication of JP2006312584A publication Critical patent/JP2006312584A/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C13/00Fibre or filament compositions
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C13/00Fibre or filament compositions
    • C03C13/06Mineral fibres, e.g. slag wool, mineral wool, rock wool

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)

Abstract

【課題】低ホウ素含有量のガラスファイバー形成組成物を提供すること。
【解決手段】ガラスファイバー組成物は、52〜62重量%のSiO2、0〜2重量%のNa2O、16〜25重量%のCaO、8〜16重量%のAl23、0.05〜0.80重量%のFe23、0〜2重量%のK2O、1〜5重量%のMgO、0〜5重量%のB23、0〜2重量%のTiO2、および0〜1重量%のFを含有し、そしてさらにNIST 714参照標準に基づいて、1240℃以下のlog3形成温度、少なくとも50℃のΔT、および2.35以下のSiO2/RO比を有する。
【選択図】なし

Description

(関連特許出願の引用)
本出願は、2000年9月6日出願の米国仮特許出願第60/230474号
および2000年5月23日出願のPCT出願US00/14155の優先権を
主張する。
本発明は、ガラスファイバーを作製するためのガラス組成物、およびより詳細
には、低下した液相線温度および形成温度を有するガラス組成物に関する。
最も一般的な、テキスタイルおよびガラスファイバー強化のための連続ガラス
ファイバーのより糸を作製するためのガラス組成物は、「E」ガラスである。ど
の型の組成物がEガラス組成物を構成するかに関する要件は、ASTMD578
−98に含まれる。Eガラスを用いる利点は、その液相線温度が、その形成温度
より十分に低いことである。すなわち、56℃(100F°)より高く、そして
一般には、83〜111℃(150〜200F°)の間である。本明細書中で用
いられる場合、用語「形成温度」、「TFORM」および「log3形成温度」は、
ガラスの粘性が、log3、すなわち1000ポアズであるガラスの温度を意味
し、そして用語「液相線温度」および「TLIQ」は、固相(結晶)および液相(
溶融)が平衡状態にある温度を意味する。TFORMとTLIQとの間の差異(本明細
書中、デルタTまたはΔTといわれる)は、所定の溶融組成物の一般的な結晶化
能の尺度である。ガラスファイバー形成工業において、ΔTは、代表的には、ガ
ラスファイバー形成操作の間に、および特にブッシング領域において溶融ガラス
が不透明になることを防止するために、少なくとも50℃(90F°)の温度に
維持される。
ホウ素およびフッ素を含有するガラスは、これらの操作条件を満たすために開
発された。より具体的には、ホウ素およびフッ素は、ガラス溶融操作の間に溶剤
として作用するように、ガラスバッチ材料の中に含められた。特に、Eガラスは
、10重量%までのB23、および1.0までのフッ素を含有し得る(ASTM
D 578−00の第4.2節を参照のこと)。しかし、これらの物質は、溶
融の間に揮発し、そしてホウ素およびフッ素の放出物は、大気中に放出される。
ホウ素およびフッ素は汚染物質であるとみなされるので、これらの放出物は、環
境規制により厳密に制御されている。続いて、この環境規制は、溶鉱炉操作の慎
重な制御および高価な汚染制御装置の使用を求めている。このことに対応して、
低ホウ素および/または低フッ素のEガラスが開発された。本明細書中で用いら
れる場合、「低ホウ素」は、ガラス組成物が5重量%以下のホウ素であり、そし
てホウ素を含有しないガラスを含むことを意味し、そして「低フッ素」は、ガラ
ス組成物が0.30重量%以下のフッ素であり、そしてフッ素を含まないガラス
を含むことを意味する。
ガラス組成物およびガラス組成物をファイバーにする方法に関するさらなる情
報については、非特許文献1、および非特許文献2(これらは、本明細書中に
参考として援用される)を参照のこと。
実際のガラスファイバー形成操作は高温で行われるので、その生成と関連して
、高エネルギー使用とともに、関連した高エネルギー費用が存在する。さらに、
高温により、ガラスを溶融する溶鉱炉で用いられる耐火性物質(refract
ory)ならびにファイバーを形成するため用いられるブッシングの劣化が促進
される。このブッシングは、貴金属を含有し、この貴金属は、ブッシングが腐食
した場合にガラスから回収することはできない。このことは、確実に連続したガ
ラスファイバー形成操作に必要なΔTを同時に提供しつつ、エネルギー使用およ
び費用、ならびに溶鉱炉の耐火性物質およびブッシングに対する熱負荷を低下さ
せるように、最も低い可能な形成温度および液相線温度でガラスファイバーを生
成するために有利である。ガラス組成物の形成温度および液相線温度を低下させ
ることはまた、環境的な利益(例えば、ファイバー形成操作に必要なエネルギー
を発生させるために必要な燃料量の減少および燃料気体温度の低下が挙げられる
が、これらに限定されない)を生じ得る。さらに、このことは、ガラス組成物が
、フッ素およびホウ素に関連した環境汚染物質を減少または排除するように、低
フッ素および/または低ホウ素の組成物である場合に有利である。
K.Loewenstein,「The Manufacturing Technology of Continuous Glass Fibers」(第3版、1993年)30〜40頁、47〜60頁、115〜122頁および126〜135頁 F.T.Wallenberger(編者),「Advanced Inorganic Fibers:Processes,Structure,Properties,Applications」,(2000年)81〜102頁および129〜168頁
本発明により、以下が提供される。
(項目1) ガラスファイバー組成物であって、該組成物が以下:
SiO2 52〜62重量%;
Na2O 0〜2重量%;
CaO 16〜25重量%;
Al23 8〜16重量%;
Fe23 0.05〜0.80重量%;
2O 0〜2重量%;
MgO 1〜5重量%;
23 0〜5重量%;
TiO2 0〜2重量%;および
F 0〜1重量%、
を含有し、
ここで、該ガラス組成物が、NIST 714参照標準に基づいて、1240℃以下のlog3形成温度、少なくとも50℃のΔT、および2.35以下のSiO2/RO比を有する、ガラスファイバー組成物。
(項目2) 項目1に記載のガラスファイバー組成物であって、前記SiO2含有量が、59重量%以下であり、前記ΔTは、50〜83℃の範囲にあり、そして前記SiO2/RO比は、1.9〜2.3の範囲にある、ガラスファイバー組成物。
(項目3) 項目2に記載のガラスファイバー組成物であって、前記SiO2含有量が、58重量%以下である、ガラスファイバー組成物。
(項目4) 項目2に記載のガラスファイバー組成物であって、前記log3形成温度が、NIST 714参照標準に基づいて、1230℃以下である、ガラスファイバー組成物。
(項目5) 項目4に記載のガラスファイバー組成物であって、前記log3形成温度が、NIST 714参照標準に基づいて、1210℃以下である、ガラスファイバー組成物。
(項目6) 項目2に記載のガラスファイバー組成物であって、前記B23含有量が、3重量%以下である、ガラスファイバー組成物。
(項目7) 項目6に記載のガラスファイバー組成物であって、前記B23含有量が、2重量%以下である、ガラスファイバー組成物。
(項目8) 項目2に記載のガラスファイバー組成物であって、該ガラス組成物が、ホウ素を含有しない、ガラスファイバー組成物。
(項目9) 項目2に記載のガラスファイバー組成物であって、前記SiO2/RO比が、2.25以下である、ガラスファイバー組成物。
(項目10) 項目9に記載のガラスファイバー組成物であって、前記SiO2/RO比が、2.20以下である、ガラスファイバー組成物。
(項目11) 項目2に記載のガラスファイバー組成物であって、前記MgO含有量が1.7〜2.9重量%であり、前記B23含有量が3重量%以下であり、そして前記TiO2含有量が1.5重量%以下である、ガラスファイバー組成物。
(項目12) 項目11に記載の組成物であって、該ガラス組成物が、ホウ素を含有しない、ガラスファイバー組成物。
(項目13) 項目2に記載のガラスファイバー組成物であって、該ガラス組成物が、以下:
Li2O 0.05〜1.5重量%;
ZnO 0.05〜1.5重量%;
MnO 0.05〜3重量%;および
MnO2 0.05〜3重量%、
から選択される少なくとも1つの物質をさらに含有する、ガラスファイバー組成物。
(項目14) 項目1に記載のガラスファイバー組成物であって、前記MgO含有量が1〜4重量%であり、前記B23含有量が4重量%以下であり、そしてTiO2含有量が2重量%以下である、組成物。
(項目15) 項目14に記載のガラスファイバー組成物であって、前記形成温度が、NIST 714参照標準に基づいて、1230℃以下である、ガラスファイバー組成物。
(項目16) 項目14に記載のガラスファイバー組成物であって、前記SiO2/RO比が2.30以下である、ガラスファイバー組成物。
(項目17) 項目14に記載のガラスファイバー組成物であって、前記ΔTが50〜83℃の範囲にある、ガラスファイバー組成物。
(項目18) 項目1に記載のガラスファイバー組成物であって、前記形成温度が、NIST 714参照標準に基づいて、1230℃以下である、ガラスファイバー組成物。
(項目19) 項目18に記載のガラスファイバー組成物であって、前記形成温度が、NIST 714参照標準に基づいて、1220℃以下である、ガラスファイバー組成物。
(項目20) 項目19に記載のガラスファイバー組成物であって、前記形成温度が、NIST 714参照標準に基づいて、1210℃以下である、ガラスファイバー組成物。
(項目21) 項目1に記載のガラスファイバー組成物であって、前記SiO2含有量が59重量%以下である、ガラスファイバー組成物。
(項目22) 項目21に記載のガラスファイバー組成物であって、前記SiO2含有量が58重量%以下である、ガラスファイバー組成物。
(項目23) 項目1に記載のガラスファイバー組成物であって、前記TiO2含有量が1.5重量%以下である、ガラスファイバー組成物。
(項目24) 項目1に記載のガラスファイバー組成物であって、前記MgO含有量が1〜4重量%である。ガラスファイバー組成物。
(項目25) 項目24に記載のガラスファイバー組成物であって、前記MgO含有量が1.9〜2.65重量%である、ガラスファイバー組成物。
(項目26) 項目1に記載のガラスファイバー組成物であって、前記B23含有量が4重量%以下である、ガラスファイバー組成物。
(項目27) 項目26に記載のガラスファイバー組成物であって、前記B23含有量が2重量%以下である、ガラスファイバー組成物。
(項目28) 項目1に記載のガラスファイバー組成物であって、該ガラス組成物が、ホウ素を含まない、ガラスファイバー組成物。
(項目29) 項目1に記載のガラスファイバー組成物であって、該ガラス組成物が、フッ素を含まない、ガラスファイバー組成物。
(項目30) 項目1に記載のガラスファイバー組成物であって、前記SiO2/RO比が2.30以下である、ガラスファイバー組成物。
(項目31) 項目30に記載のガラスファイバー組成物であって、前記SiO2/RO比が2.25以下である、ガラスファイバー組成物。
(項目32) 項目31に記載の、ガラスファイバー組成物であって、前記SiO2/RO比が2.20以下である、ガラスファイバー組成物。
(項目33) 項目1に記載のガラスファイバー組成物であって、前記SiO2/RO比が1.9〜2.30の範囲にある、ガラスファイバー組成物。
(項目34) 項目33に記載のガラスファイバー組成物であって、前記SiO2/RO比が2.05〜2.29の範囲にある、ガラスファイバー組成物。
(項目35) 項目1に記載のガラスファイバー組成物であって、前記ΔTが少なくとも55℃である、ガラスファイバー組成物。
(項目36) 項目1に記載のガラスファイバー組成物であって、前記ΔTが50〜100℃の範囲にある、ガラスファイバー組成物。
(項目37) 項目36に記載のガラスファイバー組成物であって、前記ΔTが50〜83℃の範囲にある、ガラスファイバー組成物。
(項目38) 項目1に記載のガラスファイバー組成物組成物であって、該ガラス組成物が、以下:
Li2O 0.05〜1.5重量%;
ZnO 0.05〜1.5重量%;
MnO 0.05〜3重量%;および
MnO2 0.05〜3重量%、
から選択される少なくとも1つの物質をさらに含有する、ガラスファイバー組成物。
(項目39) ガラスファイバー組成物であって、以下:
SiO2 53〜59重量%;
Na2O 0〜2重量%;
CaO 16〜25重量%;
Al23 8〜16重量%;
Fe23 0.05〜0.80重量%;
2O 0〜2重量%;
MgO 1〜4重量%;
23 0〜5重量%;
TiO2 0〜2重量%;および
F 0〜1重量%、
Li2O 0〜1.5重量%;
ZnO 0〜1.5重量%;
MnO 0〜3重量%;および
MnO2 0〜3重量%、
を含有し、
ここで、該ガラス組成物が、NIST 714参照標準に基づいて、1240℃以下のlog3形成温度、50〜100℃の範囲にあるΔTを有し、そしてSiO2/RO比が1.9〜2.30の範囲にある、ガラスファイバー組成物。
(項目40) 項目39に記載のガラスファイバー組成物であって、該ガラス組成物が、50〜83℃の範囲にあるΔTを有する、ガラスファイバー組成物。
(項目41) 項目39に記載のガラスファイバー組成物であって、前記SiO2/RO比が2.25以下である、ガラスファイバー組成物。
(項目42) 項目39に記載のガラスファイバー組成物であって、前記log3形成温度が、NIST 714参照標準に基づいて、1230℃以下である、ガラスファイバー組成物。
本発明は、低ホウ素含有量のガラスファイバー形成組成物を提供し、この組成
物は、1240℃(2262F°)以下の形成温度、少なくとも50℃(90F
°)のΔT、および2.35以下のSiO2 対 RO(すなわち、CaO+M
gO)の比を有する。本発明の1つの非限定的実施形態において、このガラス組
成物は、59重量%以下のシリカ含有量を有する。別の非限定的実施形態におい
て、このガラス組成物は、ホウ素を含まない。
前述の要旨、ならびに以下の本発明の実施形態の詳細な説明は、添付の図面と
ともに読めば、よりよく理解される。
テキスタイルおよびガラスファイバー強化のために適切な本発明の低ホウ素ガ
ラスファイバーのためのベース組成物は、最終ガラス組成物の総重量に基づいて
、以下の主成分を重量%で含有する。
広い範囲 別の範囲
SiO2(重量%) 52〜62 53〜59
Na2O(重量%) 0〜2 1.5まで
CaO(重量%) 16〜25 20〜25
Al23(重量%) 8〜16 11〜14
Fe23(重量%) 0.05〜0.80 0.5まで
2O(重量%) 0〜2 1まで。
他に示されなければ、本明細書中で議論される全ての数値(例えば、物質の重
量%または温度が挙げられるが、これらに限定されない)は、近似値であり、そ
して当業者に周知の種々の因子(例えば、測定標準、装置および技術が挙げられ
るが、これらに限定されない)に起因して、変化が仮定されることを理解すべき
である。結果として、このような値は、用語「約」により全ての例において変更
されると理解すべきである。従って、反対の指示がなければ、本明細書中以下お
よび添付の特許請求の範囲に示される数値パラメーターは、本発明により得られ
ることが想定される所望の特性に依存して変化し得る近似値である。少なくとも
、各数値パラメーターは、報告された有効ディジットの数字を鑑み、そして通常
の四捨五入の手法を適用することにより少なくとも解釈されるべきである。例え
ば、本出願でSiO2の範囲が52〜62重量%であると述べる場合、この範囲
は、約52〜約62重量%であり、そしてガラス組成物の形成温度が1249℃
(2280F°)以下であるべきであると述べる場合、この温度は約1249℃
である。
本発明の広い範囲で記載された数値範囲およびパラメーターが近似値であるに
もかかわらず、特定の例において記載された数値は、可能な限り正確に報告され
る。しかし、任意の数値は、本質的に、それらそれぞれの試験測定値において見
出される標準偏差から必然的に生じる一定の誤差を含んでいる。
さらに、本明細書中で議論される特定の物質の量または物質の組み合わせが「
パーセント」または「%」によって表される場合、これは「重量%」または「w
t%」を意味することが理解されるべきである。
さらなる物質がガラス組成物に添加されて、ガラスの溶融特性を改変し得る。
例えば(そして本明細書中で議論されるガラス組成物を限定しない)Li2O、
ZnO、MnOおよび/またはMnO2は、TFORMおよび/またはTLIQを低下さ
せるために、このガラスファイバー組成物に添加され得る。本発明の1つの非限
定的実施形態において、このガラス組成物は、0〜1.5重量%のLi2Oおよ
び/または0〜1.5重量%のZnOおよび/または0〜3重量%のMnOおよ
び/または0〜3重量%のMnO2を含有し得る。0.05重量%より少ないこ
れらの物質のレベルは、不定量(tramp amount)または非常に少量
のいずれかとみなされるので、ガラス溶融特性に著しく影響を与えないと考えら
れる。結果として、別の非限定的実施形態において、0.05〜1.5重量%の
Li2Oおよび/または0.05〜1.5重量%のZnOおよび/または0.0
5〜3重量%のMnOおよび/または0.05〜3重量%のMnO2がガラス組
成物中に含有される。本発明のなお別の非限定的実施形態において、ガラス組成
物は、0.2〜1重量%のLi2Oおよび/または0.2〜1重量%のZnOお
よび/または1重量%までのMnOおよび/または1重量%までのMnO2を含
有する。
MgOは、ガラスファイバー形成組成物に代表的に含有さる別の物質である。
ガラスファイバー組成物の加熱プロフィールおよび溶融プロフィール、および特
に液相温度が制御され得、そして特に、MgOの量を制御することにより最適化
され得ることが見出される。さらに、共融点(eutectic)(最低液相線
温度)は、一般的な4要素からなるSiO2−Al23−CaO−MgOにおい
て、約2.5重量%のMgOにおいて存在し得ることが決定された(本明細書中
に参考として援用されるPCT出願番号US00/14155を参照のこと)。
本発明を限定することなく、1つの実施形態において、このガラスファイバー組
成物は、1〜5重量%のMgO(例えば、1〜4重量%、または1.7〜2.9
重量%、または1.9〜2.65重量%のMgO)を含有し得る。
ホウ素は、TFORMまたはTLIQを低下させるためにガラスファイバー組成物に
添加され得る別の物質である。しかし、先に議論されたように、ホウ素を含める
ことは、粒子状放出物の生成を生じ、このことは、粒子レベルに依存して、環境
中に放出される前に、溶融溶鉱炉の排気蒸気から除去されていなければならない
かもしれない。ガラスファイバー組成物中のB23の量は、本発明において10
重量%程度の多さであり得るが、このガラス組成物は、低ホウ素含有量を有し、
すなわち、5重量%以下のB23含有量を有する。本発明の他の非限定的実施形
態において、このガラスファイバー組成物は、4重量%以下、または3重量%以
下、または2重量%以下のB23を有する。ガラスファイバー形成組成物の別の
非限定的実施形態において、この低ホウ素含有量ガラス組成物は、本質的にはホ
ウ素を含有しない、すなわち、微量のB23を含有するに過ぎない。なお別の非
限定的実施形態において、この低ホウ素含有量ガラス組成物は、B23を全く含
まない。
ガラスファイバー組成物は、他の成分を含有し得、そして本発明は、このガラ
スファイバー組成物中に他の物質(例えば、各0〜2重量%のTiO2、BaO
、ZrO2およびSrOが挙げられるが、これらに限定されない)を含める(例
えば、これらの物質の各々が、1.5重量%までまたは1重量%まで)ことを意
図することが理解されるべきである。
さらに、先に議論された環境に関する懸念のために、本発明の1つの非限定的
実施形態において、このガラス組成物は、低フッ素含有量を有する。別の非限定
的実施形態において、このガラス組成物は、フッ素を含まない、すなわち、微量
のフッ素(本明細書中では0.05重量%までのフッ素であるとみなされる)を
含有するに過ぎない。なお別の非限定的実施形態において、このガラス組成物は
、フッ素をまったく含まない。他に示される場合を除いて、本明細書中で開示さ
れ、かつ議論されるガラスファイバー形成組成物は、フッ素を含まない。
本明細書中で開示されるガラス組成物はまた、少量の他の物質(例えば、溶融
補助物質(aid)または精錬補助物質)、不定物質または不純物質を含有し得
ることが理解されるべきである。例えば(そして本発明を限定しない)、溶融補
助物質および清澄補助物質(例えば、SO3)は、ガラスの生成の間に有用であ
るが、ガラス中のそれらの残留量は変化し得、そしてあるとすれば、ガラス生成
物の特性に対して最小の物質的効果を有し得る。さらに、上記で議論された少量
の添加物が、主成分の原料中に含まれる不定物質または不純物質としてガラス組
成物に入り得る。
本発明の商業用ガラスファイバーは、当該分野で周知の従来の様式で、ファイ
バーの組成物を形成する特定の酸化物を供給するために用いられる原料をブレン
ドすることにより調製され得る。例えば、代表的には、SiO2については砂が
、Al23については粘土が、CaOについては石灰または石灰岩が、そしてM
gOおよびある種のCaOについては苦灰石が用いられる。先に議論されたよう
に、このガラスは、ガラス特性を改変するために添加され得る他の添加物、なら
びに少量の溶融補助物質および精錬補助物質、不定物質または不純物質を含有し
得る。
所望のガラスのために、所望の重量の各成分を提供する適切な割合で全ての成
分が混合された後、このバッチは、当業者に周知のように、従来のガラスファイ
バー溶融溶鉱炉中で溶融され、そして得られた溶融ガラスを、従来の前炉に沿っ
て、そして前炉の底部に沿って位置したガラスファイバー形成ブッシングへと通
過させる。ガラス溶融段階の間に、このガラスバッチ材料は、代表的には、少な
くとも1400℃(2550F°)の温度に加熱される。次いで、この溶融ガラ
スは、ブッシングの底部にある複数の孔を通して引き出されるか、または引っ張
り出される。溶融ガラスの流れは、複数の繊維を一箇所に集めて、より糸を形成
し、そして巻上げ機(winding machine)の回転コレット(ro
tatable collet)に取り付けられた形成管上により糸を巻き上げ
ることにより、繊維を形成するように弱められる。あるいは、このファイバー形
成装置は、例えば、合成テキスタイルのファイバーまたはより糸のための形成デ
バイスであり得る。この装置において、ファイバーは、ノズル(例えば、紡糸口
金)から引き出され、ここで、ファイバーは、当業者に公知のように、プレート
におけるの孔を通して引き出される。代表的な前炉およびガラスファイバー形成
配置(arrangement)は、K.Loewenstein,The M
anufacturing Technology of Continuou
s Glass Fibers(第3版、1993)の85〜107頁および1
15〜135頁(本明細書中に参考として援用される)に示される。
異なる型の低ホウ素ガラスファイバー組成物のいくつかのシリーズを作製して
、低下した形成温度および所望のΔTを有するガラス組成物を同定するために、
選択されたガラス成分の量と、対応する形成温度および液相線温度との間の特定
の関係を調べた。試験の間、異なるシリーズの実験サンプルのためのガラス組成
物を、以下の主要組成分類および下位分類に分けた:
I型−高TFORM(TFORM>1240℃)、低ホウ素含有量
I−1型 ホウ素非含有
I−2型 2.5重量%までのB23
II型−低TFORM(TFORM≦1240℃)、低ホウ素含有量、2.5重量%
のMgO
II−1型 ホウ素非含有
II−2型 5重量%までのB23
III型−低TFORM(TFORM≦1240℃)、低ホウ素含有量、2.5重量
%のMgO、リチウムおよび/または亜鉛
III−1型 ホウ素非含有、リチウム含有
III−2型 ホウ素非含有、リチウムおよび亜鉛含有
III−3型 ホウ素非含有、亜鉛含有
III−4型 5重量%までのB23、リチウム含有。
I−1型ガラスは、French特許2,768,144号(本明細書中以降、
’144特許)の実施例1、米国特許出願第4,542,106号および同第5
,789,329号(本明細書中以降、それぞれ、’106特許および’329
特許)に開示されたガラス、ならびにADVANTEX(登録商標)ガラス(O
wens Coming Fiberglassから市販される)のような先行
技術のガラスを含み、そしてこれらのガラスは、代表的には、約60重量%のS
iO2、25重量%のCaO+MgO(本明細書中以降「RO」)、および12
〜14重量%のAl23を含有し、かつホウ素を含まない。I−2型ガラスは、
’144特許の実施例2に開示されるガラスのような先行技術のガラスを含み、
これは、1.8重量%のB23および60.82重量%のSiO2を含有する。
表A〜Fは、各シリーズのガラスファイバー組成物の例を含み、そして以下で
より詳細に議論するように、それぞれ、対応する図1〜6を作成するために用い
た。表Aにおいて、実施例1〜8はII−1型ガラスであり、一方、実施例9〜
34はI−1型ガラスである。表Bにおいて、実施例35〜77はII−2型ガ
ラスであり、一方、実施例78〜83はI−2型ガラスである。表Cにおいて、
実施例84〜143および152〜156はIII−1型ガラスであり、一方、
実施例144〜151は、類似のガラスであるが、1240℃を超えるlog3
形成温度を有する。表Dにおいて、実施例157〜171はIII−2型ガラス
であり、一方、実施例172〜183は、類似のガラスであるが、1240℃を
超えるlog3形成温度を有する。表Eにおいて、実施例194〜197はII
I−3型ガラスであり、一方、実施例184〜193は、類似のガラスであるが
、1240℃を超えるlog3形成温度を有する。表Fにおいて、実施例198
〜296はIII−4型ガラスであり、一方、実施例297および298は、類
似のガラスであるが、1240℃を超えるlog3形成温度を有する。
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サンプルは、実験室で生成した実験サンプルであった。この実験サンプルを、
試薬等級の酸化物(例えば、純粋シリカまたは酸化カルシウム(calcia)
)から調製した。各サンプルのバッチサイズは1000gであった。個々のバッ
チ成分を秤量し、調合し、そしてきつく密閉したガラスジャーまたはプラスチッ
ク容器に入れた。次いで、この密閉したジャーまたは容器を、塗料撹拌機(pa
int shaker)に15分間入れるか、または管状のミキサーに25分間
入れて、これらの成分を効率的に混合した。次いで、このバッチの一部を、白金
るつぼにいれ、その容積の3/4以下になるように満たした。次いで、このるつ
ぼを溶鉱炉に入れ、そして1427℃(2600F°)に15分間加熱した。次
いで、残りのバッチを、熱いるつぼに添加し、そして1427℃(2600F°
)に15〜30分間加熱した。次いで、この溶鉱炉温度を1482℃に上昇させ
、そしてその温度で2時間保持した。次いで、この溶融ガラスを水中でフリット
にし、そして乾燥させた。このフリットにしたサンプルを、1482℃(270
0F°)で再び溶融し、そしてその温度で2時間保持した。次いで、この溶融ガ
ラスを、水中で再びフリットにし、そして乾燥させた。形成温度(すなわち、1
000ポアズの粘性でのガラス温度)を、ASTM法C965−81により測定
し、そして液相線温度を、ASTM法C829−81により測定した。
表A〜Fに示される組成物の成分の重量%は、バッチ中の各成分の重量%に基
づく。このバッチ重量%は、溶融の間に揮発するガラスバッチ物質(例えば、ホ
ウ素およびフッ素)を除いて、概して溶融サンプルの重量%とほぼ同じであると
考えられる。ホウ素に関しては、実験室サンプル中のB23の重量%が、バッチ
組成物中のB23の重量%未満の5〜15%である(組成および溶融状態に依存
した正確な喪失)と考えられる。フッ素に関しては、実験室試験サンプル中のフ
ッ素の重量%が、バッチ組成物中のフッ素の重量%未満の約50%である(組成
および溶融状態に依存した正確な喪失)と考えられる。商業用グレードの物質で
作製し、そして従来の操作条件で溶融したガラスファイバー組成物は、上記で議
論したように同様のバッチおよび溶融重量%を有する(溶鉱炉操作温度、スルー
プットおよび商業用バッチ物質の品質に一部依存した正確な喪失)と考えられる
。表において報告したホウ素およびフッ素の量は、これらの物質の予測した喪失
を考慮に入れ、そしてガラス組成物中の物質の予測した量をあらわす。
log3形成温度の測定は、National Institute of
Standard and Testing(NIST)により与えられた物理
標準に対して比較されているガラスサンプルに基づいた。表A〜Fにおいて報告
されたlog3形成温度は、NIST 710AまたはNIST 714(これ
らの両方とも、ソーダ石灰シリカガラス標準である)のいずれかに対する比較に
基づいている。両方の標準は、この両方がソーダ石灰シリカ標準に基づいている
ので、匹敵する結果を提供すると予測される。TLIQは、NIST標準とは関連
しなかった。他に示されなければ、本明細書中で報告されるlog3形成温度は
、NIST 714標準に基づく。
本発明において、目的の組成変数は、SiO2の重量%およびROの重量%で
あり、そして目的の関係は、SiO2 対 ROの比(すなわち、SiO2/RO
)である。目的の溶融特性は、形成温度および液相線温度である。なぜなら、本
発明における1つの目的は、ガラスファイバー形成操作の間にブッシング領域に
おいて溶融ガラスを不透明にする可能性を低下させると同時に、低下した温度で
組成物が加工され得るように、低下した形成温度および所望のΔTを有する低ホ
ウ素含有量ガラス組成物を提供することであるからである。本発明を限定するの
ではなく、1つの非限定的実施形態において、このガラス組成物は、少なくとも
50℃(90F°)のΔT(例えば、少なくとも55℃(100F°))を有す
る。他の非限定的実施形態において、このガラス組成物は、50〜100℃(9
0〜180F°)、50〜83℃(90〜150F°)、または50〜72℃(
90〜130F°)のΔTを有する。
図1〜6を参照すると、SiO2/RO比の間の関係は、サンプルの形成温度
および液相線温度の両方に対してプロットされる。この温度について最も適切な
傾向線(trendline)は、二次回帰分析プロトコルに基づいており、そ
して特に、Microsoft(登録商標)Exel97 SR−2(f)を用
いて作製した二次多項式曲線に基づいている。推論によって、両方の傾向線はま
た、液相線温度と形成温度との間で得られたΔTの変化を示す。
図1〜6を見ると、SiO2/RO比が減少するにつれて、形成温度は概して
低下するが、液相線温度の傾向はガラスの型に依存して異なることが理解され得
る。さらに、SiO2/RO比が減少するにつれて、ΔTもまた減少することが
理解され得る。結果として、SiO2/RO比は、所望のΔTを提供しつつ、ガ
ラスファイバー形成組成物の形成温度を低下させるために用いられ得る。より具
体的には、ΔTが少なくとも50℃である本発明において、50℃のΔTを有す
る組成物は、最小の許容可能形成温度(すなわち、形成温度と液相線温度との間
の所望の範囲をなお維持する、成分の特定の組み合わせについての最も低い形成
温度)を提供する材料の組み合わせおよび量を有する組成物の指標である。この
ことから、ΔTの範囲が狭くなるほど、ガラス形成温度が、成分の特定の組み合
わせについての最小の許容可能形成温度により近くなることが推論され得る。ガ
ラス組成物のΔTが最小の許容可能ΔTから離れるほど、最小の許容可能ΔTと
同様のΔTを維持しつつ、TFORMを減少させる様式でガラス組成物を改変する機
会がより増大することもまた推論され得る。この目的のために、SiO2/RO
比は、SiO2および/またはROの量を変化させて、最小の所望されるΔTに
可能な限り近いΔTを有するガラス組成物を作製することにより維持され得る。
SiO2/RO比が低くなりすぎると、ΔTは受容可能でないレベルにまで低下
し得ることが理解されるべきである。必要ではないが、本発明の1つの非限定的
実施形態において、SiO2/ROは、2.35以下である。他の非限定的な実
施形態において、SiO2/ROは、2.30以下、または2.25以下、また
は2.20以下である。本発明のなお別の非限定的実施形態において、SiO2
/ROは、1.9〜2.3(例えば、2.05〜2.29)の範囲である。
表A〜Fおよび対応する図1〜6は、どの程度のSiO2 対 ROの重量%
の比がこのガラスの溶融特性、特に液相線温度、形成温度およびΔTをもたらす
かを示すが、さらなるガラスサンプル組成、ならびにガラス成分間のさらなる関
係(例えば、SiO2およびROの量の差異(すなわち、SiO2の重量%−RO
の重量%)、Al23の重量%、およびSiO2 対 Al23の比およびRO
対 Al23の比)は、それらが液相線温度および形成温度およびΔTに関す
るので、米国仮特許出願第60/230474号(本明細書中に参考として援用
される)に開示される。
純粋シリカは、以前から最高の溶融ガラスであることが公知である。純粋シリ
カは、十分に規定された融点を有さないが、ガラスが室温に冷却され、そしてそ
の粘性が、2500℃(1371F°)でのlog4(10,000)を超える
ポアズから低下にするにつれて、徐々に凝固し、そしてガラスを形成する。純粋
酸化カルシウム、酸化マグネシウムおよびアルミナは、これらそれぞれの融点で
0.5〜2ポアズという非常に低い粘性を有することが公知である。これらの物
質はガラスに凝固するのではなく、むしろそれらのはっきりと規定された融点で
すぐに結晶化する。代表的な4成分からなるSiO2−Al23−CaO−Mg
Oガラス組成物(60%のSiO2および21%のCaOを含有する)において
、各酸化物は、溶融特性のその平衡に対して、その独特の特性に寄与する。
これらの物質の特性に基づくと、重量%に関して、このガラス組成物の最多の
酸化物成分であるSiO2が、この型の所定の組成物において減少されるにつれ
て、溶融粘性および得られたlog3形成温度が低下することが推論され得る。
重量%に関して、このガラス組成物の2番目に多い成分であるCaOは、このよ
うな組成物において増加される場合、このガラス特性に対するRO(CaO+M
gO)の効果は二倍になる。より具体的には、得られた溶融物の流動性が増加す
る(すなわち、その粘性が低下する)だけでなく、得られた溶融物の結晶化能も
また増加し(すなわち、その液相線温度が上昇する)、そのためにΔTを低下さ
せる。
結果として、必要ではないが、本発明の1つの非限定的実施形態において、こ
のガラス組成物は、(1)最も低いlog3形成温度を生じる最も低いSiO2
含有量とともに、(2)加工に必要なΔT(本発明においては、少なくとも50
℃である)を生じるSiO2 対 RO(RO=CaO+MgO)の比を有する
上記に基づくと、必要ではないが、本発明の1つの非限定的実施形態において
、より低いlog3形成温度を促進するために、シリカレベルが低く保たれる(
すなわち、59重量%以下のSiO2)。本発明の他の非限定的実施形態におい
て、このガラス組成物は、58重量%以下のSiO2、または57重量%以下の
SiO2を有する。
表Gは、(i)1240℃(2264F°)以下のTFORM、(ii)50〜8
3℃(90〜150F°)の範囲にあるΔT、および(iii)59重量%以下
のSiO2を有する、表A〜Fに開示された、選択された低ホウ素ガラス組成物
の特徴をまとめる。1240℃以下の形成温度は、ガラスファイバーブッシング
における貴金属喪失を促進し得ることが見出された。本発明の他の非限定的実施
形態において、形成温度は1230℃以下、または1220℃以下、または12
10℃以下、または1200℃以下である。
比較目的で、表Gはまた、選択されたI−1型およびI−2型ガラス、2つの
商業用ホウ素含有Eガラス組成物、および2つの商業用ADVANTEXガラス
組成物の類似の特徴を含む。これらの特定の例のいずれも、表Gに示された本発
明のガラスに関する選択基準を満たさないことに注意すべきである。
Figure 2006312584

表Gを参照すると、選択されたホウ素非含有II−1型、III−1型、II
I−2型およびIII−3型のガラスは、概して、I−1型ガラスより、より少
ないSiO2、より低いSiO2/RO比、より低い形成温度、およびより狭いΔ
T範囲を有する。同様に、選択されたホウ素含有II−2型およびIII−4型
のガラスは、概して、サンプルのホウ素含有I−2型ガラスより、より少ないS
iO2、より低いSiO2/RO比、より低い形成温度、およびより狭いΔT範囲
を有する。さらに、選択されたII型およびIII型のガラスは、概して、2つ
の商業用高ホウ素含有量サンプルより、より高いSiO2含有量、より低いSi
2/RO比、およびより狭いΔT範囲を有する。
表H、I、JおよびKは、本発明に従うさらなるガラス組成物を示す。
Figure 2006312584

Figure 2006312584

より具体的には、表Hにおける組成物は、II−2型ガラス組成物(すなわち
、1.2〜1.4重量%のB23を有する低ホウ素含有量ガラス)である。この
組成物は、55.4〜57.75重量%の範囲の低SiO2含有量、2.02〜
2.20の範囲のSiO2/RO比、1210〜1221℃の範囲の形成温度お
よび54〜72℃の範囲のΔTを有する。表Iの組成物はまた、低ホウ素II−
2型組成物であり、この組成物は、3重量%のB23を含有する。これらの組成
物は、54.12〜55.75重量%の範囲の低SiO2含有量、1.96〜2
.13の範囲のSiO2/RO比、1193〜1201℃の範囲の形成温度およ
び64〜82℃の範囲のΔTを有する。表Jは、約5重量%のB23を有する、
さらなるII−2型組成物を含む。具体的には、表Jにおける組成物は、低Si
2含有量(53.00〜53.50重量%)、SiO2/RO比(1.97〜2
.10)、形成温度(1167〜1177℃)およびΔTの範囲(57〜69℃
)である。表Kは、III−4型組成物であり、この組成物は、54.60〜5
7.85重量%の範囲の低SiO2含有量、2.19〜2.35の範囲のSiO2
/RO比、1187〜1208℃の範囲の形成温度および54℃のΔTを有する
上記に基づくと、本発明の非限定的実施形態において、このガラスファイバー
組成物は、52〜62重量%のSiO2、0〜2重量%のNa2O、16〜25重
量%のCaO、8〜16重量%のAl23、0.05〜0.08重量%のFe2
3、0〜2重量%のK2O、1〜5重量%のMgO、0〜5重量%のB23、0
〜2重量%のTiO2、および0〜1重量%のFを含有し、ここで、このガラス
組成物は、NIST 714参照標準(reference standard
)に基づいて1240℃以下のlog3形成温度、少なくとも50℃のΔT、お
よび2.35以下のSiO2/RO比を有する。別の非限定的実施形態において
、このガラス組成物のSiO2含有量は、59重量%以下であり、ΔTは50〜
83℃の範囲にあり、そしてSiO2/RO比は1.9〜2.3の範囲にあり、
そしてさらに、log3形成温度はNIST 714参照標準に基づいて123
0℃以下である。なお別の非限定的実施形態において、このガラス組成物は、ホ
ウ素を含まない。
本発明の別の非限定的実施形態において、このガラスファイバー組成物は、5
3〜59重量%のSiO2、0〜2重量%のNa2O、16〜25重量%のCaO
、8〜16重量%のAl23、0.05〜0.80重量%のFe23、0〜2重
量%のK2O、1〜4重量%のMgO、0〜5重量%のB23、0〜2重量%の
TiO2、および0〜1重量%のFを含有し、ここで、このガラス組成物は、N
IST 714参照標準に基づいて1240℃以下のlog3形成温度、50〜
100℃の範囲にあるΔT、および1.9〜2.3の範囲にあるSiO2/RO
比を有する。
表および図面を見ると、このサンプル組成物の多くは、特定の加工のために必
要な最小のΔTより大きなΔTを有するが、これらの組成物はまた、一部はそれ
らの高シリカレベルおよび/またはSiO2/RO比に起因して、本発明の組成
物の形成温度より高い形成温度を有する。結果として、このような組成物は、少
なくともエネルギー費用に関して、工業的に生成するためにはより高価である。
このような組成物は、本明細書中で議論されたI型組成物を含む。さらに表およ
び図面は、50℃(90F°)という最小の所望のΔTより低いΔTを含む多く
のサンプル組成物を含む。これらの型の組成物は、各図面において構成されたス
ペクトルにわたって見出され得るが、特に低シリカおよびSiO2/ROレベル
で見出され得る。より狭いΔT範囲のために、ガラスファイバー形成操作の間に
ブッシング領域で溶融ガラスが凝固する危険性は、受容可能でないレベルまで増
加する。
本発明の明白な進歩的概念から逸脱することなく、上記の実施形態に対して変
更が行われ得ることが当業者により理解される。従って、本発明は開示された特
定の実施形態に限定されるのではなく、添付の特許請求の範囲により規定される
本発明の趣旨および範囲内にある改変を含むことを意図することが理解される。
図1は、それぞれ、対応する表A〜Fに示されるデータに基づいて、種々のガラスファイバー形成組成物と、SiO2 対 ROの比組成物の形成温度および液相線温度との間の関係を示す曲線である。 図2は、それぞれ、対応する表A〜Fに示されるデータに基づいて、種々のガラスファイバー形成組成物と、SiO2 対 ROの比組成物の形成温度および液相線温度との間の関係を示す曲線である。 図3は、それぞれ、対応する表A〜Fに示されるデータに基づいて、種々のガラスファイバー形成組成物と、SiO2 対 ROの比組成物の形成温度および液相線温度との間の関係を示す曲線である。 図4は、それぞれ、対応する表A〜Fに示されるデータに基づいて、種々のガラスファイバー形成組成物と、SiO2 対 ROの比組成物の形成温度および液相線温度との間の関係を示す曲線である。 図5は、それぞれ、対応する表A〜Fに示されるデータに基づいて、種々のガラスファイバー形成組成物と、SiO2 対 ROの比組成物の形成温度および液相線温度との間の関係を示す曲線である。 図6は、それぞれ、対応する表A〜Fに示されるデータに基づいて、種々のガラスファイバー形成組成物と、SiO2 対 ROの比組成物の形成温度および液相線温度との間の関係を示す曲線である。

Claims (1)

  1. ガラスファイバー組成物であって、該組成物が以下:
    SiO2 52〜62重量%;
    Na2O 0〜2重量%;
    CaO 16〜25重量%;
    Al23 8〜16重量%;
    Fe23 0.05〜0.80重量%;
    2O 0〜2重量%;
    MgO 1〜5重量%;
    23 0〜5重量%;
    TiO2 0〜2重量%;および
    F 0〜1重量%、
    を含有し、
    ここで、該ガラス組成物が、NIST 714参照標準に基づいて、1240℃
    以下のlog3形成温度、少なくとも50℃のΔT、および2.35以下のSi
    2/RO比を有する、
    ガラスファイバー組成物。
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