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JP2007234453A - 2次電池およびその車両搭載構造 - Google Patents

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JP2007234453A JP2006055999A JP2006055999A JP2007234453A JP 2007234453 A JP2007234453 A JP 2007234453A JP 2006055999 A JP2006055999 A JP 2006055999A JP 2006055999 A JP2006055999 A JP 2006055999A JP 2007234453 A JP2007234453 A JP 2007234453A
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康浩 遠藤
Ryoji Mizutani
良治 水谷
Eiji Yamada
英治 山田
Kazutaka Tatematsu
和高 立松
Yutaka Komatsu
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Abstract

【課題】電池構成体を構成する各層間のずれを抑制する2次電池およびその車両搭載構造を提供する。
【解決手段】バイポーラ2次電池10は、電極シートを有し、互いに重ね合わされた複数の電極シートが、中心軸101を中心に巻回されることによって形成された電池構成体20を備える。電極シートは、積層された正極および負極と、正極と負極との間に配置された電解質とを含む。電池構成体20には、中心軸101に沿って延びる中空部12が形成されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、一般的には、2次電池およびその車両搭載構造に関し、より特定的には、バイポーラ型の2次電池およびその車両搭載構造に関する。
従来の2次電池に関して、たとえば、特開2000−30746号公報には、容量が大きくかつコンパクト化が可能であり、絶縁性を向上させることを目的としたバイポーラ型リチウムイオン2次電池が開示されている(特許文献1)。特許文献1では、電池構成体が巻回されている。その電池構成体の外側に、絶縁容器を介してさらに同じ電池構成体が所定個数、巻回されている。内側の電池構成体から外側の電池構成体に向かって電気的に直列に接続することによって、バイポーラ型リチウムイオン2次電池が作製されている。
また、特開平2−111205号公報には、走行性の改善や自動車の軽量化等を図ることを目的とした四輪駆動電気自動車が開示されている(特許文献2)。特許文献2に開示された電気自動車は、モータ駆動源へのエネルギ供給源として、シート状のリチウム2次電池を搭載している。
特開2000−30746号公報 特開平2−111205号公報
上述の特許文献1では、正極集電箔上に正極活物質を塗布して構成された正極と、負極集電箔上に負極活物質を塗布して構成された負極との間に、リチウムイオン導電性を有するセパレータを挟んで電池構成体が形成されている。しかしながら、このような積層体からなる電池構成体を巻回すると、積層体の内側の層と外側の層との間で収縮差が発生する。この場合、曲率が大きくなる中心部ではその収縮差を十分に吸収することができず、正極と負極とが大きくずれるおそれが生じる。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、電池構成体を構成する各層間のずれを抑制する2次電池およびその車両搭載構造を提供することである。
この発明に従った2次電池は、電極シートを有し、互いに重ね合わされた複数の電極シートが、所定の軸を中心に巻回されることによって形成された電池構成体を備える。電極シートは、積層された正極および負極と、正極と負極との間に配置された電解質とを含む。電池構成体には、所定の軸に沿って延びる中空部が形成されている。
このように構成された2次電池によれば、複数の電極シートを巻回することによって、電池構成体を構成する各層間でずれが発生し易くなる。これに対して、本発明では、曲率が大きくなる電池構成体の中心部で電極シートが巻回されない。このため、電池構成体を構成する各層間でずれが発生することを抑制できる。
また好ましくは、中空部には、電池構成体に電気的に接続される機器が配置されている。このように構成された2次電池によれば、電池構成体によって機器で生じる電磁波の四散を遮断することができる。
また好ましくは、2次電池は、中空部に配置された別の電池構成体をさらに備える。別の電池構成体は、互いに重ね合わされた、電池構成体よりも少ない数の電極シートが巻回されることによって形成されている。このように構成された2次電池によれば、別の電池構成体が、電極シートの曲率が大きくなる中空部に配置される。これに対して、別の電池構成体をより少ない数の電極シートから形成することにより、別の電池構成体を構成する各層間でずれが発生することを抑制できる。
また好ましくは、電池構成体は、バイポーラ2次電池から構成されている。バイポーラ2次電池とは、1つの電極板に正極および負極の双方が設けられた電池を指す。このように構成された2次電池によれば、特に多数の電極シートから形成されるバイポーラ2次電池において、電池構成体を構成する各層間でずれが発生することを効果的に抑制できる。
また好ましくは、電池構成体は、互いに重ね合わされた複数の電極シートの両側にさらに重ね合わされ、複数の電極シートが巻回された場合に内周側に配置される第1の集電体と、外周側に配置される第2の集電体とをさらに有する。第1の集電体は、相対的に小さい線膨張率を有する金属から形成され、第2の集電体は、相対的に大きい線膨張率を有する金属から形成されている。このように構成された2次電池によれば、互いに重ね合わされた複数の電極シートが巻回されることによって、外周側に配置される第2の集電体には引っ張り応力が作用し、内周側に配置される第1の集電体には圧縮応力が作用する。また、2次電池の使用に際して電池構成体が発熱した場合に、相対的に大きい線膨張率を有する金属から形成された第2の集電体は、より大きく伸び、相対的に小さい線膨張率を有する金属から形成された第1の集電体は、より小さく伸びる。このため、電池構成体の発熱時、第2の集電体に作用していた引っ張り応力をより効果的に緩和するとともに、第1の集電体に作用していた圧縮応力の増大をより効果的に抑制することができる。
この発明に従った2次電池の車両搭載構造は、上述のいずれかに記載の2次電池を車両に搭載する2次電池の車両搭載構造である。車両は、スペアタイヤを収容するスペアタイヤ収容部を有する。2次電池は、スペアタイヤとともにスペアタイヤ収容部に収容されている。スペアタイヤは、中空部に配置されている。
このように構成された2次電池の車両搭載構造によれば、スペアタイヤ収容部のスペースを有効に利用して2次電池を配置することができる。また、車両衝突時に2次電池の内側に配置されたスペアタイヤが緩衝材となり、電池構成体の変形を抑えることができる。
以上説明したように、この発明に従えば、電池構成体を構成する各層間のずれを抑制する2次電池およびその車両搭載構造を提供することができる。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
図1は、この発明の実施の形態におけるバイポーラ2次電池を示す斜視図である。図1を参照して、バイポーラ2次電池10は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関と、充放電可能な電源とを動力源とするハイブリッド車両に電源として搭載されている。バイポーラ2次電池10は、リチウムイオン電池から形成されている。
バイポーラ2次電池10は、電池構成体20と、電池構成体20から延出する正極端子16および負極端子17とを備える。電池構成体20は、中心軸101に沿って延びる筒形状を有する。電池構成体20には、中心軸101に沿って延びる中空部12が形成されている。電池構成体20は、中空部12を規定する内周面20bと、内周面20bの反対側に面する外周面20aとを有する。電池構成体20は、中心軸101に直交する平面で切断した場合の外周面20aおよび内周面20bの断面形状が円形となるように形成されている。なお、電池構成体20は、その断面形状が長円や楕円形等となるように形成されても良い。
図2は、図1中の電池構成体の製造工程を示す斜視図である。図3は、図2中の2点鎖線IIIで囲まれた範囲を拡大して示す断面図である。図2および図3を参照して、電池構成体20は、積層シート120が複数回、巻回されることによって形成されている。積層シート120は、略矩形の薄膜形状を有する。積層シート120は、積層された複数の電極シート25を含む。
電極シート25は、正極をなす正極活物質層28と、負極をなす負極活物質層26と、正極活物質層28と負極活物質層26との間に介在する電解質層27とから構成されている。電解質層27は、イオン伝導性を示す材料から形成される層である。電解質層27は、固体電解質である。電解質層27を介在させることによって、正極活物質層28および負極活物質層26間のイオン伝導がスムーズになり、バイポーラ2次電池10の出力を向上させることができる。
複数の電極シート25は、積層方向に隣り合う位置で正極活物質層28と負極活物質層26とが対向するように積層されている。複数の電極シート25間には、それぞれシート状の集電箔29が設けられている。集電箔29の一方の面29bに正極活物質層28が形成され、集電箔29の他方の面29aに負極活物質層26が形成されている。正極活物質層28および負極活物質層26は、たとえばスパッタリングにより集電箔29の表面上に形成されている。
電極シート25の積層方向に隣り合う電解質層27間に配置された、正極活物質層28、集電箔29および負極活物質層26の組が、バイポーラ電極30を構成している。バイポーラ2次電池10では、1つのバイポーラ電極30に、正極をなす正極活物質層28と負極をなす負極活物質層26との双方が形成されている。
複数の電極シート25は、積層シート120が巻回された場合に、最も内周側に配置される電極シート25mと、最も外周側に配置される電極シート25nとを含む。電極シート25mは、その内周側の端に負極活物質層26が配置されるように設けられている。電極シート25nは、その外周側の端に正極活物質層28が配置されるように設けられている。電極シート25mの負極活物質層26に接触するように負極集電板21が積層されている。電極シート25nの正極活物質層28に接触するように正極集電板23が積層され、さらにその正極集電板23に接触するように絶縁フィルム24が積層されている。このような構成により、負極集電板21は、中心軸101を中心に内周側に配置され、正極集電板23は、外周側に配置されている。絶縁フィルム24は、積層シート120を巻回した際に、正極集電板23と負極集電板21とが短絡することを防止するために設けられている。
図1中の正極端子16は正極集電板23に接続され、負極端子17は負極集電板21に接続されている。図1中では、正極端子16が電池構成体20の外周側で正極集電板23に接続され、負極端子17が電池構成体20の内周側で負極集電板21に接続されている。正極端子16および負極端子17が接続される位置は、これに限定されず、中心軸101を中心に周回する正極集電板23および負極集電板21のいずれの位置であっても良い。
なお、正極集電板23および負極集電板21は必ずしも設けられる必要はない。絶縁フィルム24は、電極シート25mの負極集電板21に積層されても良い。
好ましくは、正極集電板23と負極集電板21とは、互いに異なる線膨張率を有する金属から形成されている。中心軸101を中心に内周側に配置される負極集電板21は、相対的に小さい線膨張率を有する金属から形成され、外周側に配置される正極集電板23は、相対的に大きい線膨張率を有する金属から形成されている。たとえば、負極集電板21は銅から形成され、正極集電板23はアルミニウムから形成されている。正極集電板23および負極集電板21は、これら以外の金属から形成されても良い。
積層シート120を巻回することによって、積層シート120の積層方向の中心を境に内周側では積層シート120を構成する各層に圧縮応力が作用し、外周側では各層に引っ張り応力が作用する。すなわち、内周側に配置された負極集電板21には、圧縮応力が作用し、外周側に配置された正極集電板23には、引っ張り応力が作用する。
一方、正極集電板23および負極集電板21を形成する金属の線膨張率を上記のように設定することによって、電池構成体20が発熱した場合に、正極集電板23の伸び量は、相対的に大きくなり、負極集電板21の伸び量は、相対的に小さくなる。このため、電池構成体20の発熱時、正極集電板23に作用していた引っ張り応力をより効果的に緩和するとともに、負極集電板21に作用していた圧縮応力の増大をより効果的に抑制することができる。
続いて、図1中のバイポーラ2次電池10を構成する各部材について詳細な説明を行なう。集電箔29は、たとえばアルミニウムから形成されている。この場合、集電箔29の表面に設けられる活物質層が固体高分子電解質を含んでも、集電箔29の機械的強度を十分に確保することができる。集電箔29は、銅、チタン、ニッケル、ステンレス鋼(SUS)もしくはこれらの合金等、アルミニウム以外の金属の表面にアルミニウムを被膜することによって形成されても良い。
正極活物質層28は、正極活物質および固体高分子電解質を含む。正極活物質層28は、イオン伝導性を高めるための支持塩(リチウム塩)、電子伝導性を高めるための導電助剤、スラリー粘度の調整溶媒としてのNMP(N−メチル−2−ピロリドン)、重合開始剤としてのAIBN(アゾビスイソブチロニトリル)等を含んでも良い。
正極活物質としては、リチウムイオン2次電池で一般的に用いられる、リチウムと遷移金属との複合酸化物を使用することができる。正極活物質として、たとえば、LiCoO等のLi・Co系複合酸化物、LiNiO等のLi・Ni系複合酸化物、スピネルLiMn等のLi・Mn系複合酸化物、LiFeO等のLi・Fe系複合酸化物などが挙げられる。その他、LiFePO等の遷移金属とリチウムとのリン酸化合物や硫酸化合物;V、MnO、TiS、MoS、MoO等の遷移金属酸化物や硫化物;PbO、AgO、NiOOH等が挙げられる。
固体高分子電解質は、イオン伝導性を示す高分子であれば、特に限定されず、たとえば、ポリエチレンオキシド(PEO)、ポリプロピレンオキシド(PPO)、これらの共重合体などが挙げられる。このようなポリアルキレンオキシド系高分子は、LiBF、LiPF、LiN(SOCF、LiN(SO等のリチウム塩を容易に溶解する。固体高分子電解質は、正極活物質層28および負極活物質層26の少なくとも一方に含まれる。より好ましくは、固体高分子電解質は、正極活物質層28および負極活物質層26の双方に含まれる。
支持塩としては、Li(CSON、LiBF、LiPF、LiN(SO、もしくはこれらの混合物等を使用することができる。導電助剤としては、アセチレンブラック、カーボンブラック、グラファイト等を使用することができる。
負極活物質層26は、負極活物質および固体高分子電解質を含む。負極活物質層は、イオン伝導性を高めるための支持塩(リチウム塩)、電子伝導性を高めるための導電助剤、スラリー粘度の調整溶媒としてのNMP(N−メチル−2−ピロリドン)、重合開始剤としてのAIBN(アゾビスイソブチロニトリル)等を含んでも良い。
負極活物質としては、リチウムイオン2次電池で一般的に用いられる材料を使用することができる。但し、固体電解質を使用する場合、負極活物質として、カーボンもしくはリチウムと金属酸化物もしくは金属との複合酸化物を用いることが好ましい。より好ましくは、負極活物質は、カーボンもしくはリチウムと遷移金属との複合酸化物である。さらに好ましくは、遷移金属はチタンである。つまり、負極活物質は、チタン酸化物もしくはチタンとリチウムとの複合酸化物であることがさらに好ましい。
電解質層27を形成する固体電解質としては、たとえば、ポリエチレンオキシド(PEO)、ポリプロピレンオキシド(PPO)、これらの共重合体等、固体高分子電解質を使用することができる。固体電解質は、イオン伝導性を確保するための支持塩(リチウム塩)を含む。支持塩としては、LiBF、LiPF、LiN(SOCF、LiN(SO、もしくはこれらの混合物等を使用することができる。
さらに、正極活物質層28、負極活物質層26および電解質層27を形成する材料の具体例を表1および表2に示す。表1は、電解質層27が有機系固体電解質である場合の具体例であり、表2は、電解質層27が無機系固体電解質である場合の具体例である。
Figure 2007234453
Figure 2007234453
この発明の実施の形態における2次電池としてのバイポーラ2次電池10は、電極シート25を有し、互いに重ね合わされた複数の電極シート25が、所定の軸としての中心軸101を中心に巻回されることによって形成された電池構成体20を備える。電極シート25は、積層された正極としての正極活物質層28および負極としての負極活物質層26と、正極活物質層28と負極活物質層26との間に配置された電解質としての電解質層27とを含む。電池構成体20には、中心軸101に沿って延びる中空部12が形成されている。
このように構成された、この発明の実施の形態におけるバイポーラ2次電池10によれば、電池構成体20に中空部12が形成されているため、曲率が大きくなる中心軸101周りの中心付近で積層シート120を巻回する必要がない。このため、積層シート120を巻回した場合に、電池構成体20を構成する各層間にずれが発生することを抑制できる。これにより、たとえば、正極活物質層28および負極活物質層26が集電箔29から剥離することを防止し、電池性能の維持を図ることができる。また、積層シート120の周縁で電極シート25間のずれを小さく抑えることで、バイポーラ2次電池10の電池容量が損なわれることを抑制できる。
なお、本実施の形態では、バイポーラ2次電池10がリチウムイオン電池から形成されている場合について説明したが、これに限定されず、リチウムイオン電池以外の2次電池から形成されても良い。本発明は、代表的には、多数の電極が積層されるバイポーラ2次電池に適用されるが、モノポーラ2次電池にも適用することができる。
また、バイポーラ2次電池10を、燃料電池と2次電池とを駆動源とする燃料電池ハイブリッド車両(FCHV:Fuel Cell Hybrid Vehicle)または電気自動車(EV:Electric Vehicle)に搭載することもできる。本実施の形態におけるハイブリッド車両では、燃費最適動作点で内燃機関を駆動するのに対して、燃料電池ハイブリッド車両では、発電効率最適動作点で燃料電池を駆動する。また、2次電池の使用に関しては、両方のハイブリッド車両で基本的に変わらない。
図4は、図1中のバイポーラ2次電池の第1の変形例を示す斜視図である。図4を参照して、本変形例では、バイポーラ2次電池10に電気的に接続された周辺機器31が、中空部12に配設されている。周辺機器31は、内周面20bに取り囲まれた位置に配置されている。周辺機器31は、たとえば、バッテリコンピュータ、2次電池の高電圧回路を制御するリレー、2次電池の総電圧と充放電電流とを検知する各種センサ、2次電池の点検・整備時に高電圧回路を遮断するサービスプラグ等の複数の機器を含む。このような構成により、周辺機器31で発生する電磁波が周囲も漏洩することを電池構成体20によって防止できる。また、中空部12に周辺機器31を配置することにより、ハイブリッド車両上のスペースを有効に利用することができる。
図5は、図1中のバイポーラ2次電池の第2の変形例を示す斜視図である。図5を参照して、本変形例では、中空部12に電池構成体20とは別の電池構成体40が配置されている。電池構成体40は、電池構成体20と同様に、複数の電極シート25を含む積層シート120が巻回されることによって形成されている。
電池構成体40を構成する電極シート25の数は、電池構成体20を構成する電極シート25の数よりも少ない。すなわち、電池構成体40を形成する積層シート120の厚みは、電池構成体20を形成する積層シート120の厚みよりも小さい。このような構成により、電池構成体40を形成する積層シート120の曲率が大きくなるにもかかわらず、電池構成体40を構成する各層間にずれが発生することを抑制できる。
電池構成体40は、電池構成体20を備えるバイポーラ2次電池10とは別のバイポーラ2次電池を構成する。たとえば、電池構成体20を備えるバイポーラ2次電池10が、高電圧が必要となるハイブリッド車両の動力源として設けられ、電池構成体40を備えるバイポーラ2次電池が、低電圧の補助用電源として設けられても良い。補助用電源は、ハイブリッド車両のランプ、オーディオなどの補機類や、車両に搭載される各ECU(electronic control unit)に電流供給するために用いられる。
図6は、図1中のバイポーラ2次電池の第3の変形例を示す斜視図である。図6を参照して、本変形例では、バイポーラ2次電池が、正極端子16と、負極端子17pおよび17qとを備える。負極端子17pは、図3中の負極集電板21に接続されている。負極端子17qは、図3中の電極シート25mと電極シート25nとの間に配置されたいずれかの電極シート25の負極活物質層26に接続されている。このような構成により、1つのバイポーラ2次電池から、複数種類の電圧を取り出すことが可能となる。図5中に示す変形例と同様に、取り出された電圧のうち高い方の電圧をハイブリッド車両の動力源用として用い、低い方の電圧を補助用電源として用いても良い。
図7は、図1中のバイポーラ2次電池を搭載するハイブリッド車両の断面図である。図中には、ハイブリッド車両の車両後方に設けられたラゲージルームが示されている。
図7を参照して、ラゲージルーム51の床面51c下には、スペアタイヤ収容部52が形成されている。スペアタイヤ収容部52は、床面51cに開口している。その開口を塞ぐようにデッキボード53が載置されている。スペアタイヤ収容部52には、スペアタイヤ61とともにバイポーラ2次電池10が収容されている。スペアタイヤ61は、電池構成体20の中空部12に配置されている。
このような構成により、スペアタイヤ収容部52内の空間を有効に利用できるため、バイポーラ2次電池10の搭載性を向上させることができる。また、スペアタイヤ61の取り出し時と同程度の作業性で、バイポーラ2次電池10の交換が可能となる。これにより、バイポーラ2次電池10のメンテナンス性を向上させることができる。また、車両衝突時等において、スペアタイヤ61がクッションの役割を果たすことでバイポーラ2次電池10の変形を抑制できる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態におけるバイポーラ2次電池を示す斜視図である。 図1中の電池構成体の製造工程を示す斜視図である。 図2中の2点鎖線IIIで囲まれた範囲を拡大して示す断面図である。 図1中のバイポーラ2次電池の第1の変形例を示す斜視図である。 図1中のバイポーラ2次電池の第2の変形例を示す斜視図である。 図1中のバイポーラ2次電池の第3の変形例を示す斜視図である。 図1中のバイポーラ2次電池を搭載するハイブリッド車両の断面図である。
符号の説明
10 バイポーラ2次電池、12 中空部、20,40 電池構成体、21 負極集電板、23 正極集電板、25 電極シート、26 負極活物質層、27 電解質層、28 正極活物質層、31 周辺機器、52 スペアタイヤ収容部、61 スペアタイヤ、101 中心軸。

Claims (6)

  1. 積層された正極および負極と、前記正極と前記負極との間に配置された電解質とを含む電極シートを有し、互いに重ね合わされた複数の前記電極シートが、所定の軸を中心に巻回されることによって形成された電池構成体を備え、
    前記電池構成体には、前記所定の軸に沿って延びる中空部が形成されている、2次電池。
  2. 前記中空部には、前記電池構成体に電気的に接続される機器が配置されている、請求項1に記載の2次電池。
  3. 前記中空部に配置された別の電池構成体をさらに備え、
    前記別の電池構成体は、互いに重ね合わされた、前記電池構成体よりも少ない数の前記電極シートが巻回されることによって形成されている、請求項1または2に記載の2次電池。
  4. 前記電池構成体は、バイポーラ2次電池から構成されている、請求項1から3のいずれか1項に記載の2次電池。
  5. 前記電池構成体は、互いに重ね合わされた複数の前記電極シートの両側にさらに重ね合わされ、複数の前記電極シートが巻回された場合に内周側に配置される第1の集電体と、外周側に配置される第2の集電体とをさらに有し、
    前記第1の集電体は、相対的に小さい線膨張率を有する金属から形成され、前記第2の集電体は、相対的に大きい線膨張率を有する金属から形成されている、請求項1から4のいずれか1項に記載の2次電池。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の2次電池を車両に搭載する2次電池の車両搭載構造であって、
    前記車両は、スペアタイヤを収容するスペアタイヤ収容部を有し、
    前記2次電池は、前記スペアタイヤとともに前記スペアタイヤ収容部に収容され、
    前記スペアタイヤは、前記中空部に配置されている、2次電池の車両搭載構造。
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