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JP2009082463A - 画像分析装置、画像処理装置、画像分析プログラム、画像処理プログラム、画像分析方法、および画像処理方法 - Google Patents

画像分析装置、画像処理装置、画像分析プログラム、画像処理プログラム、画像分析方法、および画像処理方法 Download PDF

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JP2009082463A JP2007256290A JP2007256290A JP2009082463A JP 2009082463 A JP2009082463 A JP 2009082463A JP 2007256290 A JP2007256290 A JP 2007256290A JP 2007256290 A JP2007256290 A JP 2007256290A JP 2009082463 A JP2009082463 A JP 2009082463A
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聡志 井原
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Abstract

【課題】医用画像中の被検体領域を精度良く抽出することができる画像分析装置、画像処理装置、画像分析プログラム、画像処理プログラム、画像分析方法、および画像処理方法を提供する。
【解決手段】検体内で所定方向に並んだ複数の切断位置それぞれにおける複数の断面画像を取得する画像取得部と、画像取得部で取得された複数の断面画像それぞれを所定の画像濃度を基準として2値化する2値化部と、2値化部によって2値化された断面画像に写っている各像を、断面画像内での他の像との位置関係、および他の断面画像に写っている他の像との位置関係に基づいて、被検体内の像からなる第1の像群と被検体外の像からなる第2の像群とに分類する分類部とを備えた。
【選択図】 図5

Description

本発明は、医用画像中に写っている像を分類する画像分析装置、画像分析プログラム、および画像分析方法、および医用画像中に写っている被検体の像を抽出する画像処理装置、画像処理プログラム、画像処理方法に関する。
医療の分野においては、従来から、X線撮影装置、超音波装置、および内視鏡装置などを使って被検体の体内を撮影した医用画像を、被検体の病状の診断等に利用することが広く行われている。医用画像を診断に利用することにより、被検体に外的なダメージを与えることなく、被検体の病状の進行状態などを把握することができ、治療方針の決定などに必要な情報を手軽に得ることができる。
また、X線撮影装置や内視鏡装置などに加えて、被検体を複数の切断位置それぞれで切断したときの複数の断面画像を撮影するCT装置(Computerized Tomography)やMRI装置(Magnetic Resonance Imaging)を備えた病院も増えてきている。これらCT装置やMRI装置は、光プローブを体内に挿入する内視鏡装置などと比較して、検査時に被検体に与える苦痛を軽減することができるとともに、複数の断面画像を使って病巣の正確な位置や大きさを3次元的に確認することができるため、近年では、人間ドックなどでも採用されてきている。
ここで、CT装置やMRI装置などでは、被検体が診察台上に寝かされた状態で撮影されるため、医用画像には、診察台や、被検体が着用していた検査着や、被検体の近くにあった医療器具なども写り込んでしまっていることが一般的である。近年では、医用画像中の各画素を分析することによって、病巣と予測される病変部分を自動的に抽出したり、断面画像の断面積から肥満度合いを確認することなども行われており、これらの処理を実現するためには、医用画像中の、被検体に属する被検体領域のみを高精度に抽出しておく必要がある。
医用画像中の被検体領域を抽出する方法としては、医用画像中の、被検体に属する被検体領域が、その他の領域よりも高い画像濃度を有していることを利用して、医用画像から基準濃度以上の画像濃度を有する高濃度領域を被検体領域として抽出する方法が広く知られている。しかし、この方法によると、被検体領域と同様に高い画像濃度を有する診察台等の領域も一緒に抽出されてしまうため、結局は、ユーザが被検体領域以外の不要な領域を手動で除去しなければならず、手間が掛かってしまうという問題がある。
この問題に関し、特許文献1には、医用画像中の、基準濃度以上の画像濃度を有する高濃度領域を抽出し、メディアンフィルタを用いた平滑化処理を施した後で、各高濃度領域の面積に基づいて被検体領域を抽出する方法について記載されている。平滑化処理が施された後の医用画像では、被検体領域では変化が小さいものの、診察台等に属する不要領域では輪郭線が途切れ、その結果、不要領域の面積が小さくなる。この特許文献1に記載された方法では、このような特徴が利用されることによって、医用画像中の不要領域が精度良く除去されるため、ユーザが手動で不要な領域を除去する手間を省いて、容易に医用画像中の被検体領域を抽出することができる。
特開平9−187444号公報
しかし、特許文献1に記載された方法を適用すると、医用画像中の不要領域は精度良く除去されるものの、喉、耳、鼻などといった体表外に繋がった部位が写っている領域が被検体領域外と誤認されてしまう。また、肺には空気が入っており、医用画像中で肺に属する肺野領域は画像濃度が低くなるため、特許文献1に記載された方法では、肺野領域を被検体領域として抽出することができない。このため、特許文献1に記載された技術を利用しても、結局は、ユーザが肺野領域などを手動で抽出しなおさなければならないという問題がある。
また、特許文献1に記載された方法では、例えば、被検体の2本の足が写っている医用画像中の片足が欠けてしまうなどというように、本体から離れて写った小さな部位は除去されてしまうという問題もある。
本発明は、上記事情に鑑み、医用画像中の被検体領域を精度良く抽出することができる画像分析装置、画像処理装置、画像分析プログラム、画像処理プログラム、画像分析方法、および画像処理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の画像分析装置は、被検体内で所定方向に並んだ複数の切断位置それぞれにおける複数の断面画像を取得する画像取得部と、
画像取得部で取得された複数の断面画像それぞれを所定の画像濃度を基準として2値化する2値化部と、
2値化部によって2値化された断面画像に写っている各像を、断面画像内での他の像との位置関係、および他の断面画像に写っている他の像との位置関係に基づいて、被検体内の像からなる第1の像群と被検体外の像からなる第2の像群とに分類する分類部とを備えたことを特徴とする。
本発明の画像分析装置によると、複数の断面画像それぞれが所定の画像濃度を基準として2値化されるとともに、2値化された断面画像に写っている各像が、断面画像内や他の断面画像中の他の像との位置関係に基づいて、被検体内の像からなる第1の像群と被検体外の像からなる第2の像群とに分類される。このように、平面のみならず立体も考慮されて断面画像中の各像が分類されるため、画像濃度が低い肺の像なども、他の像との位置関係に基づいて精度良く被検体内の像に分類することができる。
また、本発明の画像分析装置において、上記分類部が、複数の断面画像に亘って連続している一連の像については同一の像群に分類するものであることが好ましい。
ある断面では分離していても、立体的に繋がっていれば同一の像群に分類されるため、ある断面画像上に写っている被検体の一部が消去されてしまう不具合を軽減することができる。
また、本発明の画像分析装置において、上記分類部が、1つの断面画像内である像が他の像を囲んでいる場合には、それらの像を同一の群像に分類するものであることが好適である。
この好適な画像分析装置によると、被検体内にありながら画像濃度が低い肺野領域なども精度良く被検体内の像として分類することができる。
また、本発明の画像分析装置において、上記分類部が、第2の像群に分類された像のうち、その像が写っている断面画像中で、第1の像群に分類された像の間に割り込んだ像であって、かつ所定方向について、第1の像群に分類された像によって挟まれた像については第1の像群に分類し直すものであることが好ましい。
この好ましい画像分析装置によると、鼻、喉の奥、耳などといった体外に繋がった穴部分も精度良く被検体内の像として分類することができる。
また、上記目的を達成する本発明の画像処理装置は、被検体内で所定方向に並んだ複数の切断位置それぞれにおける複数の断面画像を取得する画像取得部と、
画像取得部で取得された複数の断面画像それぞれを所定の画像濃度を基準として2値化する2値化部と、
2値化部によって2値化された断面画像に写っている各像を、断面画像内での他の像との位置関係、および他の断面画像に写っている他の像との位置関係に基づいて、被検体内の像からなる第1の像群と被検体外の像からなる第2の像群とに分類する分類部と、
複数の断面画像それぞれに写っている第2の像群を除去する画像処理部とを備えたことを特徴とする。
本発明の画像処理装置によると、断面画像中の、被検体内の像のみを抽出した、診断に有用な医用画像を容易に生成することができる。
尚、画像処理装置については、ここではそれらの基本形態のみを示すのにとどめるが、これは単に重複を避けるためであり、本発明にいう画像処理装置には、上記の基本形態のみではなく、前述した画像分析装置の各形態に対応する各種の形態が含まれる。
また、上記目的を達成する本発明の画像分析プログラムは、コンピュータ内で実行され、コンピュータ上に、
被検体内で所定方向に並んだ複数の切断位置それぞれにおける複数の断面画像を取得する画像取得部と、
画像取得部で取得された複数の断面画像それぞれを所定の画像濃度を基準として2値化する2値化部と、
2値化部によって2値化された断面画像に写っている各像を、断面画像内での他の像との位置関係、および他の断面画像に写っている他の像との位置関係に基づいて、被検体内の像からなる第1の像群と被検体外の像からなる第2の像群とに分類する分類部とを構築することを特徴とする。
本発明の画像分析プログラムによると、断面画像中の各像を他の像との基づいて精度良く分類する画像分析装置を構築することができる。
尚、画像分析プログラムについても、ここではそれらの基本形態のみを示すのにとどめるが、これは単に重複を避けるためであり、本発明にいう画像分析プログラムには、上記の基本形態のみではなく、前述した画像分析装置の各形態に対応する各種の形態が含まれる。
さらに、本発明の画像分析プログラムがコンピュータシステム上に構築する2値化部などといった要素は、1つの要素が1つのプログラム部品によって構築されるものであってもよく、複数の要素が1つのプログラム部品によって構築されるものであってもよい。また、これらの要素は、そのような作用を自分自身で実行するものとして構築されてもよく、あるいはコンピュータシステムに組み込まれている他のプログラムやプログラム部品に指示を与えて実行するものとして構築されてもよい。
また、上記目的を達成する本発明の画像処理プログラムは、コンピュータ内で実行され、コンピュータ上に、
被検体内で所定方向に並んだ複数の切断位置それぞれにおける複数の断面画像を取得する画像取得部と、
画像取得部で取得された複数の断面画像それぞれを所定の画像濃度を基準として2値化する2値化部と、
2値化部によって2値化された断面画像に写っている各像を、断面画像内での他の像との位置関係、および他の断面画像に写っている他の像との位置関係に基づいて、被検体内の像からなる第1の像群と被検体外の像からなる第2の像群とに分類する分類部と、
複数の断面画像それぞれに写っている第2の像群を除去する画像処理部とを構築することを特徴とする。
尚、画像処理プログラムについても、ここではそれらの基本形態のみを示すのにとどめるが、これは単に重複を避けるためであり、本発明にいう画像処理プログラムには、上記の基本形態のみではなく、前述した画像分析装置の各形態に対応する各種の形態が含まれる。
さらに、本発明の画像処理プログラムがコンピュータシステム上に構築する2値化部などといった要素は、1つの要素が1つのプログラム部品によって構築されるものであってもよく、複数の要素が1つのプログラム部品によって構築されるものであってもよい。また、これらの要素は、そのような作用を自分自身で実行するものとして構築されてもよく、あるいはコンピュータシステムに組み込まれている他のプログラムやプログラム部品に指示を与えて実行するものとして構築されてもよい。
また、上記目的を達成する本発明の画像分析方法は、被検体内で所定方向に並んだ複数の切断位置それぞれにおける複数の断面画像を取得する画像取得過程と、
画像取得過程で取得された複数の断面画像それぞれを所定の画像濃度を基準として2値化する2値化過程と、
2値化過程によって2値化された断面画像に写っている各像を、断面画像内での他の像との位置関係、および他の断面画像に写っている他の像との位置関係に基づいて、被検体内の像からなる第1の像群と被検体外の像からなる第2の像群とに分類する分類過程とを有することを特徴とする。
尚、画像分析方法についても、ここではそれらの基本形態のみを示すのにとどめるが、これは単に重複を避けるためであり、本発明にいう画像分析方法には、上記の基本形態のみではなく、前述した画像分析装置の各形態に対応する各種の形態が含まれる。
また、上記目的を達成する本発明の画像処理方法は、被検体内で所定方向に並んだ複数の切断位置それぞれにおける複数の断面画像を取得する画像取得過程と、
画像取得過程で取得された複数の断面画像それぞれを所定の画像濃度を基準として2値化する2値化過程と、
2値化過程によって2値化された断面画像に写っている各像を、断面画像内での他の像との位置関係、および他の断面画像に写っている他の像との位置関係に基づいて、被検体内の像からなる第1の像群と被検体外の像からなる第2の像群とに分類する分類過程と、
複数の断面画像それぞれに写っている第2の像群を除去する画像処理過程を有することを特徴とする。
尚、画像処理方法についても、ここではそれらの基本形態のみを示すのにとどめるが、これは単に重複を避けるためであり、本発明にいう画像処理方法には、上記の基本形態のみではなく、前述した画像分析装置の各形態に対応する各種の形態が含まれる。
本発明によれば、医用画像中の被検体領域を精度良く抽出することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態が適用された医療診断システムの概略構成図である。
図1に示す医療診断システムは、被検体の体内を撮影して医用画像を生成する画像生成装置10と、医用画像やカルテなどを保存する管理サーバ20と、医用画像を表示する診断装置30とで構成されており、画像生成装置10と管理サーバ20、および管理サーバ20と診断装置30は、ネットワーク回線を介して接続されている。
この医療診断システムでは、初診の被検体に対して、各被検体を識別するための識別番号が割り当てられ、その識別番号と、被検体の氏名や年齢や病歴などが示されたカルテとが対応付けられて管理サーバ20に登録される。
画像生成装置10には、被検体に放射線を照射し、被検体を透過してきた放射線を読み取ってデジタルの医用画像を生成するCR装置11や、強磁場と電波とを使って被検体の断層画像を生成するMRI装置12や、放射線を使って被検体の断層画像を生成するCT装置(図示しない)や、超音波のエコーを読み取って医用画像を生成する超音波装置(図示しない)などが含まれる。画像生成装置10で生成された医用画像は、その医用画像の被検体である被検体を識別する識別番号とともに管理サーバ20に送られる。
管理サーバ20は、画像生成装置10から医用画像と識別番号とが送られてくると、その医用画像を識別番号と対応付けて記憶する。すなわち、管理サーバ20には、識別番号と、その識別番号が割り当てられた被検体のカルテと、被検体の医用画像とが対応付けられて登録される。
診断装置30は、外観構成上、本体装置31、その本体装置31からの指示に応じて表示画面32a上に画像を表示する画像表示装置32、本体装置31に、キー操作に応じた各種の情報を入力するキーボード33、および、表示画面32a上の任意の位置を指定することにより、その位置に表示された、例えばアイコン等に応じた指示を入力するマウス34を備えている。
ユーザが診断装置30のマウス34等を使って被検体の氏名や識別番号などを入力すると、その入力内容が管理サーバ20に伝えられる。管理サーバ20は、診断装置30から伝えられた被検体の氏名や識別番号と対応付けられた医用画像とカルテを診断装置30に向けて送る。診断装置30では、管理サーバ20から送られてきた医用画像中に写っている診察台などの領域を除去して、被検体が写っている被検体領域のみが抽出された医用画像が生成されるとともに、表示画面32a上に生成された医用画像が表示される。表示画面32a上に表示された医用画像や病変領域のサイズを確認することにより、ユーザは、被検体に外的なダメージを与えることなく、被検体の病状を診断することができる。
ユーザは、診断装置30の表示画面32aに表示された医用画像を見て被検体の病状を診断し、マウス34やキーボード33を使ってカルテを編集する。編集後のカルテは、管理サーバ20に送られ、管理サーバ20に記憶されているカルテが診断装置30から送られてきた新たなカルテに更新される。
図1に示す医療診断システムは、基本的には以上のように構成されている。
ここで、医療診断システムにおける本発明の一実施形態としての特徴は、診断装置30で実行される処理内容にある。以下、診断装置30について詳しく説明する。
図2は、診断装置30のハードウェア構成図である。
診断装置30の本体装置31の内部には、図2に示すように、各種プログラムを実行するCPU301、ハードディスク装置303に格納されたプログラムが読み出されCPU301での実行のために展開される主メモリ302、各種プログラムやデータ等が保存されたハードディスク装置303、FD41が装填され、そのFD41をアクセスするFDドライブ304、CD−ROM42をアクセスするCD−ROMドライブ305、管理サーバ20から画像データ等を受け取り、管理サーバ20に各種指示データを送るI/Oインタフェース306が内蔵されており、これらの各種要素と、さらに図1にも示す画像表示装置32、キーボード33、マウス34は、バス307を介して相互に接続されている。
ここで、CD−ROM42には、診断装置30内に、本発明の画像分析プログラムおよび画像処理プログラムそれぞれの一実施形態である体表抽出プログラム100(図3参照)が記憶されている。
図3は、CD−ROM42を示す概念図である。
図3に示すように、CD−ROM42に記憶された体表抽出プログラム100は、画像取得部110、濃度分類部120、2次元ラベリング部130、3次元ラベリング部140、体表推定部150、穴検出部160、および体表決定部170で構成されている。
CD−ROM42は、診断装置30のCD−ROMドライブ305に装填され、CD−ROM42に記憶された体表抽出プログラム100が診断装置30にアップロードされてハードディスク装置303に記憶される。そして、この体表抽出プログラム100が起動されて実行されることにより、診断装置30内に本発明の画像分析装置および画像処理装置それぞれの一実施形態である体表抽出装置200(図4参照)が構築される。
尚、上記では、体表抽出プログラム100を記憶する記憶媒体としてCD−ROM42が例示されているが、体表抽出プログラム100を記憶する記憶媒体はCD−ROMに限られるものではなく、それ以外の光ディスク、MO、FD、磁気テープなどの記憶媒体であってもよい。また、体表抽出プログラム100は、記憶媒体を介さずに、I/Oインタフェース306を介して直接に診断装置30に供給されるものであってもよい。
体表抽出プログラム100の各部の詳細については、体表抽出装置200の各部の作用と一緒に説明する。
図4は、体表抽出装置200の機能ブロック図である。
体表抽出装置200は、画像取得部210と、濃度分類部220と、2次元ラベリング部230と、3次元ラベリング部240と、体表推定部250と、穴検出部260と、体表決定部270とを有している。
体表抽出装置200を構成する、画像取得部210と、濃度分類部220と、2次元ラベリング部230と、3次元ラベリング部240と、体表推定部250と、穴検出部260と、体表決定部270は、図3の体表抽出プログラム100を構成する、画像取得部110、濃度分類部120、2次元ラベリング部130、3次元ラベリング部140、体表推定部150、穴検出部160、および体表決定部170にそれぞれ対応する。
図4の各要素は、コンピュータのハードウェアとそのコンピュータで実行されるOSやアプリケーションプログラムとの組合せで構成されているのに対し、図3に示す体表抽出プログラム100の各要素はそれらのうちのアプリケーションプログラムのみにより構成されている点が異なる。
図5は、図4に示す体表抽出装置200において、管理サーバ20から医用画像を取得し、医用画像中の、被検体の体表を抽出するまでの一連の処理の流れを示すフローチャート図である。
以下、図5のフローチャートに従って、図4に示す体表抽出装置200の各要素の動作について説明することによって、図3に示す体表抽出プログラム100の各要素も併せて説明する。
ユーザが図1に示すマウス34やキーボード33を使って、診断を行う被検体の氏名や識別番号を入力すると、その入力内容が図2のI/Oインタフェース306を介して管理サーバ20に伝えられる。管理サーバ20では、診断装置30から伝えられた氏名や識別番号と対応付けられた医用画像とカルテが診断装置30に向けて送られる。
管理サーバ20から送られてきた医用画像は、図4に示す画像取得部210で取得される。
図6は、管理サーバ20から送られてくる医用画像のイメージを示す図である。
図1に示すMRI装置12では、被検体Qを頭の上から足の先まで複数のスライス位置X0〜Xnで切断したときの各断面が撮影され、それら複数のスライス位置X0〜Xnそれぞれにおける複数の断面画像400_X0〜400_Xnで構成される断面画像群400が生成される。尚、図6に示す例では、撮影開始位置(スライス位置X0)および撮影終了位置(スライス位置Xn)は、被検体Qが寝かされている領域から食み出しており、スライス位置X0,Xnにおける断面画像400_X0,400_Xnには被検体Qが写っていない。断面画像群400は、画像取得部210に伝えられて、さらに濃度分類部220に伝えられる。
濃度分類部220では、断面画像群400を構成する各断面画像400_X0〜400_Xn中の各画素が、所定の基準濃度以上の画像濃度を有する高濃度画素と、基準濃度よりも低い画像濃度を有する低濃度画素とに分類される(図5のステップS1)。この基準濃度は、医用画像中の、被検体が写っている被検体像を確実に抽出することができる経験的な値(例えば、CT値で200程度)が適用される。
本実施形態においては、各断面画像400_X0〜400_Xnを構成している複数の画素が4つずつ結合されて1つの分類結果を示す値が割り当てられることによって、各断面画像400_X0〜400_Xnよりも画素数が少ない、縮小されたラベル画像400_X0´〜400_Xn´が生成され、各ラベル画像400_X0´〜400_Xn´を使って被検体の体表の抽出が行われる。以下では、断面画像400_X0〜400_Xnおよびラベル画像400_X0´〜400_Xn´を代表して、切断位置Xmにおける断面画像400_Xmおよびラベル画像400_Xm´を用いて説明する。
体表抽出装置200には、予め、X方向が断面画像400_XmのX方向の画素数の半分+4画素分で、Y方向が断面画像400_XmのY方向の画素数の半分+4画素分の2次元的な配列に対応した多数の記憶領域で構成されたラベル画像用メモリが用意されている。また、ラベル画像400_Xm´は、縁に相当する周辺画素(幅2画素)を除いた内部画素それぞれが、断面画像400_Xm中の複数の画素がX方向に2つ、Y方向に2つ、計4つずつ結合されてなる各セットと対応している。
濃度分類部220では、まず、ラベル画像400_Xm´のうちの最外周を構成する2画素分の画素値が「0」に設定される。また、ラベル画像400_Xm´の各内部画素の画素値が、対応するセットを構成する4つの画素のうち、基準濃度以上の画像濃度を有している高濃度画素の総数(0〜4)に設定される。
この時点で、ラベル画像400_Xm´は、断面画像400_Xm中の、高濃度画素を1つ以上含むセットと対応する画素の値が「1」以上であり、断面画像400_Xm中の、低濃度画素のみで構成されたセットと対応する画素の値が「0」であり、この結果、断面画像400_Xm中の各画素が高濃度画素と低濃度画素とに分類されていることとなる。濃度分類部220は、本発明にいう2値化部の一例に相当する。
続いて、ラベル画像400_Xm´を構成する各画素が分析され、画素値が「1〜3」であり、かつ周囲の上下左右4方向に画素値が「0」の低濃度な画素が1つでも存在する画素について、それら4つの画素に取り囲まれた中心の画素の画素値が「−1」に設定される。
尚、従来から、医用画像中から、撮影時に被検体に掛けられていた毛布などの画像部分を除去する方法として、医用画像中から抽出された高濃度像の周囲を所定画素分(通常は、1画素程度)削り、さらに所定画素分塗りつぶすモルフォロジ処理が知られている。上述した画素値を「−1」に設定する処理は、このモルフォロジ処理の前半の処理に相当する。
以上のようにして画素が分類されると、分類結果が図4の2次元ラベリング部230に伝えられる。2次元ラベリング部230では、ラベル画像400_Xm´中の、各高濃度像の境界線が抽出されるとともに(図5のステップS2)、各高濃度像に、その高濃度像を識別するためのラベル番号が付与される(図5のステップS3)。
まず、ラベル画像400_Xm´を構成する複数の画素において、画素値が「1」以上である高濃度画素が集合して構成された高濃度像に対して、その高濃度像を識別するラベル番号(例えば、5以上の値)が決定され、高濃度像を取り囲む低濃度な隣接画素の1つ外側の画素の画素値が「ラベル番号の負の値」に設定される。このとき、ラベル画像400_Xm´の内部画素に対し、隣接画素1つ+境界線用の画素1つの計2画素分まで周辺画素を参照することがあるため、予め、周辺画素として、最外周を構成する画素値「0」の2画素と、境界線用の2画素とを合わせた計4画素が用意されている。
続いて、「ラベル番号の負の値」が設定された画素によって形成される境界線に取り囲まれた各画素の画素値が、ラベル番号に設定されることにより、画素が塗りつぶされる。境界線内の各画素を塗りつぶすアルゴリズムとしては、一般的に知られているシードフィルやスキャンコンバージョンなどを利用することができる。本実施形態で利用される塗りつぶしアルゴリズムについては、後で詳しく説明する。このように、はじめに境界線を抽出しておくことによって、肺野領域などのように、高濃度像に低濃度像が包含されていても、その低濃度像内の画素も同時に塗りつぶすことができ、高速かつ精度良く被検体像内の画素を塗りつぶすことができる。
また、ステップS3の処理を実行する過程で、高濃度像を取り囲む境界線を表わす画素が、高濃度な画素と隣接する隣接画素よりも1つ外側の画素に決定されることにより、高濃度な画素とともに隣接画素も一緒に塗りつぶされている。この処理は、上述したモルフォロジ処理における後半の処理に相当する。本実施形態においては、モルフォロジ処理と塗りつぶし処理とが同時に実行されることによって、処理の高速化が図られている。
また、2次元ラベリング処理と並行して、塗りつぶされた高濃度像の面積と周囲長が算出される。高濃度像の面積は、塗りつぶされた画素数で表わされ、高濃度像の周囲長は、画素値「−1」が設定された境界線の画素の総数で表わされる。尚、境界線の画素の総数を算出するのにあたり、上下左右方向に隣接する画素は重みが「1」、斜め方向に隣接する画素は重みが「1.5」として、それら隣接する画素に重みを付けた総数が算出される。高濃度像のラベル番号、面積、周囲長、X座標およびY座標それぞれの最大・最小値、スライス番号(Z座標)がラベルデータとして断面画像400_Xmと対応付けて保存される。断面画像400_Xm上に複数の高濃度像が存在する場合には、各高濃度像に1つずつラベルデータが生成され、複数のラベルデータが断面画像400_Xmと対応付けられる。
以上のような濃度分類処理(ステップS1)、境界抽出処理(ステップS2)、および2次元ラベリング処理(ステップS3)が各断面画像400_X0〜400_Xnに対して実行される。
2次元ラベリング処理が終了すると、図4に示す3次元ラベリング部240において、断面画像400_X0〜400_Xnそれぞれについて抽出された2次元の高濃度像をZ軸方向に見たときの相互の繋がりが分析され、Z軸方向に繋がった一連の高濃度像群が抽出される(図5のステップS4)。
まず、各断面画像400_X0〜400_Xnと対応付けられたラベルデータ中に含まれているX座標およびY座標それぞれの最大・最小値に基づいて、そのラベルデータが表わす高濃度像を内包する最小長方形が算出される。
続いて、切断位置X0〜Xnが隣接する複数の断面画像400_X0〜400_Xn間で、算出された最小長方形同士をZ軸方向に見たときに重なる画像部分があるか否かが判定され、この時点で重なりがない場合には、それら複数の断面画像中の高濃度像同士が繋がっていないと判定される。最小長方形同士をZ軸方向に見たときに重なりがある場合には、相互に重なった重なり部分に含まれる各画素ごとに、相互に重なる画素が存在するか否かが分析される。この場合、重なり部分内に含まれる全ての画素に対して分析を行う必要はなく、所定数以上の画素に対して相互に重なり合う画素が存在することが確認された時点で、それらの重なり部分を含む高濃度像同士が繋がっていると判定される。このように、最小長方形内の画素についてのみ分析が行われることによって、無駄な処理を省いて処理を高速化することができる。
さらに、繋がっていると判定された複数の高濃度像それぞれのラベルデータが線形リストで連結される。尚、1つの断面画像上に複数の高濃度像が存在し、それら複数の高濃度像それぞれが他の断面画像上の高濃度像と重なっていると判定された場合には、複数のラベルデータそれぞれが、重なっている相手側の高濃度像のラベルデータと連結される。
図7は、高濃度像同士を連結する処理を示す概念図である。
1番上の断面画像400_X0上の高濃度像S0は、上から2番目の高濃度像S1とZ軸方向に見ると重なり合っており、それら高濃度像S0,S1それぞれのラベルデータが連結される。
また、上から2番目の高濃度像S1は、面積が大きく、上から3番目の断面画像400_X2上の3つの高濃度像S2_1,S2_2,S2_3それぞれと重なり合っており、高濃度像S1のラベルデータは、3つの高濃度像S2_1,S2_2,S2_3それぞれのラベルデータとも連結されている。
上から3番目の断面画像400_X2上の3つの高濃度像S2_1,S2_2,S2_3は、1番下の断面画像400_X3上の3つの高濃度像S3_1,S3_2,S3_3それぞれと重なり合っており、相互のラベルデータが連結されている。
ラベルデータ同士が連結された複数の高濃度像は、スライス方向に繋がった一連の高濃度像群を形成するものであり、複数のラベルデータを連結する処理は、高濃度像群を抽出する処理に相当する。このように、2次元の高濃度領域におけるラベルデータのみを保存し、3次元の高濃度像群については、ラベルデータを生成せずに、2次元の高濃度像同士の連結を示す線形リストのみを保存することによって、3次元ラベリングの処理時間を大幅に短縮することができる。
3次元ラベリング処理が終了すると、図4に示す体表推定部250において、各断面画像400_X0〜400_Xn上の体表が推定される(図5のステップS5)。
体表推定部250では、線形リストが辿られて、連結された複数のラベルデータそれぞれに含まれる高濃度像の面積の合計と、周囲長の合計とが算出される。また、それら面積の合計値および周囲長の合計値に基づいて、一連の高濃度像群の輪郭が繋がって形成される3次元像の体積が算出される。
さらに、高濃度像群が複数抽出された場合には、それら複数の高濃度像群のうち、算出された3次元像の体積が最も大きい最大高濃度像群と、算出された3次元像の体積が最大高濃度像群によって形成される3次元像の体積の半分以上である第2高濃度像群とが体表の候補として決定される。
体表の候補が決定されると、図4の穴検出部260において、高濃度像群内から高濃度像群外に繋がった穴が検出され(図5のステップS6)、検出された穴が埋められる。2次元ラベリング部230、3次元ラベリング部240、体表推定部250、および穴検出部260を合わせたものは、本発明にいう分類部の一例に相当する。
この時点で、被検体内にありながら画像濃度が低い肺野などは、図5のステップS3において高濃度像を取り囲む境界線内の画素が塗りつぶされることによって、被検体像として抽出されている。しかし、被検体内から被検体外に繋がる鼻の穴などは、被検体像外から被検体像内に割り込んだ穴になってしまっている。穴検出部260では、高濃度像中に開いた穴と考えられる領域が検出され、その穴を埋める処理が実行される。
図8は、穴を検出する方法を説明するための図である。
図8のパート(A)に示すように、通常は、領域の面積が減少する場合、その領域の周囲長も減少する。しかし、図8のパート(B)に示すように、領域に穴が開いた場合には、その穴の分だけ領域の面積は減少するが、領域の周囲長は増加する。本実施形態では、この考えを用いて、高濃度像に穴が開いている断面画像が検出される。
穴検出部260では、体表推定部250で体表の候補として決定された高濃度像群を構成する複数の高濃度像それぞれのラベルデータがスライス番号の小さいものから順に解析される。まず、スライス番号が隣接する複数のラベルデータ間で、高濃度像の面積が急激に減るとともに(−250画素以上)、高濃度像の周囲長が急激に増加する(+100画素以上)第1変化点が探索される。
続いて、第1変化点とは逆に、高濃度像の面積が急激に増えるとともに(+250画素以上)、高濃度像の周囲長が急激に減少する(−100画素以上)第2変化点が探索される。
第1変化点と第2変化点との間に存在するスライス番号と対応する高濃度像に穴が開いていると推定される。
さらに、穴が開いていると推定される高濃度像に対し、その高濃度像のスライス番号を挟む2つのスライス番号それぞれの高濃度像に基づいて穴埋め処理が施される。
図9は、穴埋め処理を示す概念図である。
図9のパート(A)に示すように、切断位置X1の断面画像400_X1上の高濃度像に低濃度な画素で構成された穴Pがあいている場合、穴Pを構成している低濃度な画素のうち、その切断位置X1を挟む2つの切断位置X0,X2それぞれの断面画像400_X0,400_X2上で対応する2つの画素が両方とも高濃度である画素については、画素値が高濃度値(例えば、「1」など)に設定される。その結果、図9のパート(B)に示すように、断面画像400_X1上の高濃度像に開いていた穴Pが埋められる。
また、複数のスライス番号それぞれにおける複数の断面画像に亘って高濃度像上に穴が開いている場合、まずは、複数のスライス番号のうち中間のスライス番号が算出され、その中間のスライス番号の断面画像に対して、穴が開いていない上下の断面画像を使って穴埋め処理が実行される。以下、同様にして、全ての断面画像について高濃度像中の穴が埋められるまで、中間のスライス番号の算出と、そのスライス番号の断面画像に対する穴埋め処理が繰り返される。
穴埋め処理が終了すると、図4の体表決定部270では、最終的な体表位置が決定されて(図5のステップS7)、断面画像400_X0〜400_Xn中から体表に取り囲まれた被検体像のみを抽出した新たな断面画像400_X0´〜400_Xn´が生成される。体表決定部270は、本発明にいう画像処理部の一例に相当する。
体表決定部270では、上述した一連の処理によって、各断面画像400_X0〜400_Xnそれぞれに対応する各ラベル画像上の、マイナスの画素値を有する画素によって取り囲まれた高濃度像が被検体像と決定され、それらの画素によって形成される境界線が体表を示す体表線と決定される。
また、体表抽出装置200には、断面画像400_X0〜400_Xnそれぞれの被検体像を抽出した新たな断面画像400_X0´〜400_Xn´を格納するための、各断面画像400_X0〜400_Xnと同じ画素数の記憶領域で構成された抽出画像用メモリが用意されている。
まず、抽出画像を構成する全ての画素の画素値がマイナスの値に初期化される。
続いて、ラベルデータの線形リストを辿りながら、各高濃度像における最小長方形内の各画素に対してのみ画素値の分析が行われる。画素値としてラベル番号が設定された画素については、その画素と対応する元の断面画像400Xm中のX方向2つ、Y方向2つの計4画素が取得され、取得された4画素それぞれの画素値が抽出画像上の対応する4画素にコピーされる。また、画素値がマイナスである画素については、その画素と対応する元の断面画像400Xm中のX方向2つ、Y方向2つの計4画素のうち、被検体領域と接する画素のみが取得され、取得された画素それぞれの画素値が抽出画像上の対応する画素にコピーされる。
以上のようにして、抽出画像中の画素値が更新されることにより、断面画像400_X0〜400_Xn中から被検体像を抽出した新たな断面画像400_X0´〜400_Xn´が生成される。生成された新たな断面画像400_X0´〜400_Xn´は、そのまま表示画面上に表示されたり、断面画像400_X0´〜400_Xn´中の、病巣と推定される病変部分が自動的に抽出されて、病変部分が拡大表示される。
本実施形態においては、各断面画像400_X0〜400_Xn上の高濃度像が抽出されて被検体像が2次元的に推定されるとともに、複数の高濃度像がZ軸方向に繋がった一連の高濃度像群が抽出されて、3次元的な高濃度像群に基づいて被検体像が補正される。画像濃度が低い肺野領域などでは、断面画像上では被検体像に穴が開いてしまうことがあるが、その被検体像を3次元的に分析することによって、その穴の領域を確実に被検体像群に分類することができ、医用画像中の被検体像群を精度良く抽出することができる。
以上で、本実施形態の体表抽出装置200で実行される体表抽出処理の基本的な一連の流れについての説明を終了する。
続いて、2次元ラベリング部230において、境界線内の各画素をラベル番号で塗りつぶす際に適用される塗りつぶしアルゴリズムについて詳しく説明する。
図10は、塗りつぶしアルゴリズムの基本的な処理の流れを示すフローチャート図であり、図11〜図33は、塗りつぶしアルゴリズムを適用して領域が塗りつぶされる過程を示す図である。
この図10に示すアルゴリズムは、輪郭線に取り囲まれた領域を塗りつぶすためのものであり、図11〜図33では、Y軸方向(図の縦方向)に7個ずつ、X軸方向(図の横方向)に16個ずつ並べられた計112個の各領域が、複数の塗りつぶし状態(輪郭線を形成している状態、これから塗りつぶす状態、既に塗りつぶされている状態、新たに塗りつぶす状態、領域の位置情報がスタックに積まれた状態、スタックから位置情報が取得された状態)それぞれに応じたハッチで示されている。以下では、輪郭線を形成している領域を領域B、これから塗りつぶす領域を領域W、既に塗りつぶされた領域を領域Old、新たに塗りつぶす領域を領域New、領域の位置情報がスタックに積まれた領域を領域Stack、スタックから位置情報が取得された領域を領域Getと称して説明する。
図11には、初期段階における処理状態が示されている。まず、これから塗りつぶす領域Wの中から、新たに塗りつぶす領域Newが決定され、その領域Newが塗りつぶされる。
図12には、第1段階における処理状態が示されている。図12では、図11に示す新たな領域Newが塗りつぶされて、既に塗りつぶされた領域Oldに変化している。この領域Oldから、X軸方向に沿って両側に塗りつぶし領域が広げられる(図10のステップS11)。尚、塗りつぶし領域が広げられる途中で輪郭線を形成している領域Bに達すると、その領域Bの1つ前の領域で塗りつぶしが中止される。
図13には、第2段階における処理状態が示されている。図12に示す第1段階で塗りつぶされたX軸方向に沿った7つの領域OldとY軸方向に接する7×2=14個の領域Newが塗りつぶされ、さらに、その塗りつぶされた領域Newの両端それぞれの領域Stackの位置情報がスタックされる(図10のステップS12)。尚、本実施形態においては、スタックが2つ用意されており、領域OldのY座標を「y」としたときに、Y座標が「y+1」となる上方の領域Newの両端に相当する領域Stackの位置情報はスタック1に積まれ、Y座標が「y−1」となる下方の領域Newの両端に相当する領域Stackの位置情報はスタック2に積まれる。
図14には、第3段階における処理状態が示されている。スタック1,2に領域の位置情報が積まれると、それらスタック1,2のうちの一方から領域の位置情報が取得される(図10のステップS13)。この例では、スタック1から、図13に示す上方の領域Newの両端に相当する2つの領域Stackの位置情報が取得されて、取得された2つの位置情報それぞれが示す2つの領域それぞれが領域Getとして設定される。さらに、2つの領域Getそれぞれから、X軸方向に沿って両側に塗りつぶし領域が広げられる(図10のステップS14)。図14の例では、右側の領域Getは既に塗りつぶされている領域Oldと輪郭線を形成している領域Bとに挟まれているため、右側の領域Getからは塗りつぶし領域が広げられず、左側の領域Getからは左方向に向けて1つの領域Newが塗りつぶされている。
図15には、第4段階における処理状態が示されている。図14に示す第3段階で塗りつぶし範囲を広げる起点となった2つの領域Getと、それら2つの領域Getによって拡張された領域Newが、図15においてはすでに塗りつぶされた領域Oldとなっており、それらの領域OldとY軸方向に接する領域Newが塗りつぶされ(図10のステップS15)、さらに、その塗りつぶされた領域Newの両端それぞれの領域Stackの位置情報がスタックされる(図10のステップS16)。尚、この例では、図14に示すステップS13において、Y座標が「y+1」の領域Stackの位置情報が格納されるスタック1から位置情報が取得されているため、ステップS15では、領域OldのY座標を「y」としたときにY座標が「y+1」となる上方の領域Newが塗りつぶされ、ステップS16では、スタック1に位置情報が格納される。
図15に示す第4段階が終了した時点において、図14に示すステップS14において、塗りつぶし領域が1つだけ増加しており、2つ以上拡張していないため、ここでは図10のステップS17,S18が省略される。この時点では、スタック1,2に位置情報が積まれているため(図10のステップS19:No)、ステップS13に戻って処理が続けられる。
図16には、第5段階における処理状態が示されている。スタック1から、図15に示す上方の2つの領域Stackの位置情報が取得され(図10のステップS13)、2つの領域Getそれぞれから、X軸方向に沿って両側に塗りつぶし領域が広げられる(図10のステップS14)。図16の例では、左側の領域Getから左方向に向けて4つの領域Newが塗りつぶされている。
図17には、第6段階における処理状態が示されている。図16に示す第5段階における2つの領域Getと4つの領域Newがすでに塗りつぶされた領域Oldとなり、領域OldのY座標を「y」としたときにY座標が「y+1」となる上方の領域Newが塗りつぶされ(図10のステップS15)、領域Newの両端それぞれの領域Stackの位置情報がスタック1に格納される(図10のステップS16)。
今回は、図16に示す第5段階におけるステップS14で、塗りつぶし領域が4つ拡張しているため、その拡張された4つの領域Newに相当する領域OldとY軸方向に接する領域Newが塗りつぶされ(図10のステップS17)、さらに、その塗りつぶされた領域Newの両端それぞれの領域Stackの位置情報がスタックされる(図10のステップS18)。尚、この例では、図14に示すステップS13において、スタック1から位置情報が取得され、ステップS15では、領域OldのY座標を「y」としたときにY座標が「y+1」となる上方の領域Newが塗りつぶされているため、ステップS17では、Y座標が「y−1」となる下方の領域Newが塗りつぶされ、ステップS18では、スタック2に位置情報が格納される。
以上のようなステップS3からステップS18までの一連の処理が、スタック1,2内が空になるまで繰り返される。
図18〜図33には、第7段階〜第22段階それぞれにおける処理状態が示されている。
図18に示す第7段階では、図17においてスタック2に格納された位置情報が取得され(図10のステップS13)、2つの領域Getのうちの左側の領域Getから左方向に向けて1つの領域Newが塗りつぶされる(図10のステップS14)。
図19に示す第8段階では、図18における2つの領域Getと1つの領域Newが領域Oldとなり、領域OldのY座標を「y」としたときにY座標が「y−1」となる下方の領域Newが塗りつぶされ(図10のステップS15)、領域Newの両端それぞれの領域Stackの位置情報がスタック2に格納される(図10のステップS16)。
今回は、図18に示す第5段階におけるステップS14で、塗りつぶし領域が1つだけ拡張しているため、ステップS17,S18を省略してステップS13に戻る。
図20に示す第9段階では、図19においてスタック2に格納された位置情報が取得され(図10のステップS13)、2つの領域Getのうちの右側の領域Getから右方向に向けて1つの領域Newが塗りつぶされる(図10のステップS14)。
図21に示す第10段階では、図20における2つの領域Getと1つの領域Newが領域Oldとなり、領域OldのY座標を「y」としたときにY座標が「y−1」となる下方の領域Newが塗りつぶされ(図10のステップS15)、領域Newの両端それぞれの領域Stackの位置情報がスタック2に格納される(図10のステップS16)。
今回も、図20に示す第9段階におけるステップS14で、塗りつぶし領域の拡張が1つだけであるため、ステップS17,S18を省略してステップS13に戻る。
図22に示す第11段階では、図21においてスタック2に格納された位置情報が取得される(図10のステップS13)。しかし、図23に示す第12段階では、塗りつぶし対象となる領域が輪郭線を形成している領域Bであるため、領域の拡張が中止され(図10のステップS15)、位置情報のスタックも行われない(図10のステップS16)。
図24に示す第13段階では、図13においてスタック1に格納された位置情報が取得され(図10のステップS13)、2つの領域Getのうちの右側の領域Getから右方向に向けて1つの領域Newが塗りつぶされる(図10のステップS14)。
図25に示す第14段階では、図24における2つの領域Getと1つの領域Newが領域Oldとなり、領域OldのY座標を「y」としたときにY座標が「y+1」となる上方の領域Newが塗りつぶされ(図10のステップS15)、領域Newの両端それぞれの領域Stackの位置情報がスタック1に格納される(図10のステップS16)。
図26に示す第15段階では、図25においてスタック1に格納された位置情報が取得される(図10のステップS13)。しかし、図27に示す第16段階では、塗りつぶし対象となる領域が輪郭線を形成している領域Bであるため、領域の拡張が中止され(図10のステップS15)、位置情報のスタックも行われない(図10のステップS16)。
図28に示す第17段階では、図13においてスタック2に格納された位置情報が取得される(図10のステップS13)。しかし、2つの領域Getは輪郭線を形成している領域Bとすでに塗りつぶされた領域Oldとに挟まれているため、領域の拡張は行われない(図10のステップS14)。
図29に示す第18段階では、図28における2つの領域Getが領域Oldとなり、領域OldのY座標を「y」としたときにY座標が「y−1」となる下方の5つの領域Newが塗りつぶされ(図10のステップS15)、領域Newの両端それぞれの領域Stackの位置情報がスタック2に格納される(図10のステップS16)。
図30に示す第19段階では、図29においてスタック2に格納された位置情報が取得され(図10のステップS13)、2つの領域Getのうちの右側の領域Getから右方向に向けて2つの領域Newが塗りつぶされる(図10のステップS14)。
図31に示す第20段階では、図30における2つの領域Getと2つの領域Newが領域Oldとなり、領域OldのY座標を「y」としたときにY座標が「y+1」となる上方の1つの領域Newが塗りつぶされて領域Stackとなり(図10のステップS15)、その領域Stackの位置情報がスタック1に格納される(図10のステップS16)。
図32に示す第21段階では、図31においてスタック1に格納された位置情報が取得される(図10のステップS13)。しかし、図33に示す第22段階では、塗りつぶし対象となる領域が輪郭線を形成している領域Bであるため、領域の拡張が中止され(図10のステップS15)、位置情報のスタックも行われない(図10のステップS16)。
この時点で、スタック1,2には位置情報が全て取り出されて空となっており、輪郭線を形成している領域Bで取り囲まれたすべての領域が塗りつぶされている。
この塗りつぶしアルゴリズムを利用することによって、何度も同じ領域に対して塗りつぶすか否かの判定が行われてしまう無駄な処理を省くことができ、処理時間を高速化することができる。
以下では、本実施形態における具体的な処理結果について説明する。
図34は、被検体の鼻の位置における断面画像上で抽出された被検体像を示す図であり、図35は、被検体の肺の位置における断面画像上で抽出された被検体像を示す図である。
図34および図35のパート(A)は、従来の体表抽出装置を使って被検体像を抽出した図であり、図34および図35のパート(B)は、図4に示す体表抽出装置200を使って被検体像を抽出した図である。
被検体の鼻の位置における断面画像では、体外と繋がっている鼻腔領域の画像濃度が低いため、従来の体表抽出装置を使って、断面画像上の高濃度像を被検体像として抽出してしまうと、図34のパート(A)に示すように、鼻腔領域に穴が開いてしまう。
また、被検体の肺の位置における断面画像においても、肺には空気が含まれているために肺野領域の画像濃度が低くなり、従来の体表抽出装置では、図35のパート(A)に示すように、肺野領域に穴が開いてしまう。
本実施形態においては、複数の断面画像上で抽出された複数の高濃度像におけるZ軸方向の繋がりが分析され、同じ高濃度像群内で、急激に面積が減少し、かつ周囲長が増えている高濃度像が探索され(図35に示す肺野領域では、面積差が250画素以上、周囲長差が100以上)、穴として欠けた低濃度像が隣接する断面画像中で高濃度像である場合には高濃度像に補正される。その結果、図34および図35のパート(B)に示すように、被検体像中の穴が埋まり、精度良く体表を検出することができた。
図36は、被検体の足の位置における断面画像上で抽出された被検体像を示す図である。
図36のパート(A)は、従来の体表抽出装置を使って被検体像を抽出した図であり、図36のパート(B)は、図4に示す体表抽出装置200を使って被検体像を抽出した図である。
従来の体表抽出装置では、断面画像上から複数の高濃度像が抽出されると、それら複数の高濃度像のうち面積が最大の高濃度像が被検体像として決定されていたため、片足が欠けてしまうことがあった。
本実施形態においては、2本の足それぞれが写っている2つの高濃度像がZ軸方向に沿った一連の高濃度像群の中では繋がっていることが分析されるため、2つの高濃度像の双方を被検体像として抽出することができた。また、例えば、ひざ下から足先までの断面画像を撮影した場合であっても、2つの高濃度像それぞれが含まれる2つの高濃度像群が抽出され、各高濃度像群によって形成される2つの3次元像の体積が算出される。一方の3次元像が他方の3次元像の体積の半分以上の体積を有している場合、両方の高濃度像群が被検像群の一部であると判定されるため、2つの高濃度像の双方を被検体像群として抽出することができる。
図37は、毛布を掛けた状態で被検体を撮影した断面画像上で抽出された被検体像を示す図である。
図37のパート(A)は、従来の体表抽出装置を使って被検体像を抽出した図であり、図37のパート(B)は、図4に示す体表抽出装置200を使って被検体像を抽出した図である。
毛布の厚さは1〜2画素程度であるため、周囲1画素を削って、再び周囲に1画素を加えるモルフォロジ処理を利用することによって、毛布の画像部分を精度良く除去することができた。
以上の結果から、本実施形態によって被検体像が高精度に抽出されることが確認できた。
続いて、処理速度について説明する。
従来の体表抽出装置では、400枚の断面画像それぞれにおける被検体像を抽出するのに15秒程度かかるが、300枚の断面画像に対して3秒以下で被検体像を抽出することが求められている。
図4に示す体表抽出装置200を利用し、断面画像上の被検体像を抽出する処理時間を計測した。尚、テスト環境は、Pentium(登録商標)43GHz、RAM1GByteである。
表1は、本実施形態における処理速度の計測結果を示す表である。
Figure 2009082463
表1に示すように、最も処理時間がかかった場合であっても、約400枚の断面画像に対して1秒以下で被検体像を抽出することができており、300枚の断面画像に対して3秒以内という目標を十分に達成できている。
本実施形態によって、処理時間を大幅に短縮することができた理由として、以下のようなことが考えられる。
(1)最初に境界線を抽出して、その境界線内を塗りつぶす2次元ラベリング法を利用したことによって、高濃度像に低濃度像が包含されていても、その低濃度像を後で穴埋めする必要がなくなるため、処理を高速化することができる。
(2)3次元ラベリングについては、実際には3次元像の輪郭抽出などを行わず、2次元の高濃度像同士の連結のみを行うため、大幅に処理時間を高速化することができる。
(3)高濃度像におけるX座標とY座標の最大・最小値を保存しておき、内包最小長方形領域内のみで処理を行うことによって、不要な処理を省くことができる。
(4)上述した高速な塗りつぶしアルゴリズムを利用する。
(5)縮小画像(ラベル画像)を利用することによって、画素の探索時間などを高速化することができる。
以上のように、本実施形態の有用性が確認できた。
また、上記では、本発明の画像表示装置を診断装置に適用する例について説明したが、本発明の画像表示装置は、管理サーバなどに適用してもよい。
本発明の一実施形態が適用された医療診断システムの概略構成図である。 診断装置のハードウェア構成図である。 CD−ROMを示す概念図である。 体表抽出装置の機能ブロック図である。 管理サーバから医用画像を取得し、医用画像中の、被検体の体表を抽出するまでの一連の処理の流れを示すフローチャート図である。 管理サーバから送られてくる医用画像のイメージを示す図である。 高濃度像同士を連結する処理を示す概念図である。 輪郭が抽出された病変領域の一例を示す図である。 穴埋め処理を示す概念図である 塗りつぶしアルゴリズムの基本的な処理の流れを示すフローチャート図である。 塗りつぶしアルゴリズムを適用して領域が塗りつぶされる過程における初期段階を示す図である。 塗りつぶしアルゴリズムを適用して領域が塗りつぶされる過程における第1段階を示す図である。 塗りつぶしアルゴリズムを適用して領域が塗りつぶされる過程における第2段階を示す図である。 塗りつぶしアルゴリズムを適用して領域が塗りつぶされる過程における第3段階を示す図である。 塗りつぶしアルゴリズムを適用して領域が塗りつぶされる過程における第4段階を示す図である。 塗りつぶしアルゴリズムを適用して領域が塗りつぶされる過程における第5段階を示す図である。 塗りつぶしアルゴリズムを適用して領域が塗りつぶされる過程における第6段階を示す図である。 塗りつぶしアルゴリズムを適用して領域が塗りつぶされる過程における第7段階を示す図である。 塗りつぶしアルゴリズムを適用して領域が塗りつぶされる過程における第8段階を示す図である。 塗りつぶしアルゴリズムを適用して領域が塗りつぶされる過程における第9段階を示す図である。 塗りつぶしアルゴリズムを適用して領域が塗りつぶされる過程における第10段階を示す図である。 塗りつぶしアルゴリズムを適用して領域が塗りつぶされる過程における第11段階を示す図である。 塗りつぶしアルゴリズムを適用して領域が塗りつぶされる過程における第12段階を示す図である。 塗りつぶしアルゴリズムを適用して領域が塗りつぶされる過程における第13段階を示す図である。 塗りつぶしアルゴリズムを適用して領域が塗りつぶされる過程における第14段階を示す図である。 塗りつぶしアルゴリズムを適用して領域が塗りつぶされる過程における第15段階を示す図である。 塗りつぶしアルゴリズムを適用して領域が塗りつぶされる過程における第16段階を示す図である。 塗りつぶしアルゴリズムを適用して領域が塗りつぶされる過程における第17段階を示す図である。 塗りつぶしアルゴリズムを適用して領域が塗りつぶされる過程における第18段階を示す図である。 塗りつぶしアルゴリズムを適用して領域が塗りつぶされる過程における第19段階を示す図である。 塗りつぶしアルゴリズムを適用して領域が塗りつぶされる過程における第20段階を示す図である。 塗りつぶしアルゴリズムを適用して領域が塗りつぶされる過程における第21段階を示す図である。 塗りつぶしアルゴリズムを適用して領域が塗りつぶされる過程における第22段階を示す図である。 被検体の鼻の位置における断面画像上で抽出された被検体像を示す図である。 被検体の肺の位置における断面画像上で抽出された被検体像を示す図である。 被検体の足の位置における断面画像上で抽出された被検体像を示す図である。 毛布を掛けた被検体を撮影した断面画像上で抽出された被検体像を示す図である。
符号の説明
10 画像生成装置
11 CR装置
12 MRI装置
20 管理サーバ
30 診断装置
31 本体装置
32 画像表示装置
33 キーボード
34 マウス
301 CPU
302 主メモリ
303 ハードディスク装置
304 FDドライブ
305 CD−ROMドライブ
306 I/Oインタフェース
100 体表抽出プログラム
110 画像取得部
120 濃度分類部
130 2次元ラベリング部
140 3次元ラベリング部
150 体表推定部
160 穴検出部
170 体表決定部
180 画像表示部
190 位置ずれ補正部
200 医用画像表示装置
210 画像取得部
220 濃度分類部
230 2次元ラベリング部
240 3次元ラベリング部
250 体表推定部
260 穴検出部
270 体表決定部
280 画像表示部
290 位置ずれ補正部

Claims (9)

  1. 被検体内で所定方向に並んだ複数の切断位置それぞれにおける複数の断面画像を取得する画像取得部と、
    前記画像取得部で取得された複数の断面画像それぞれを所定の画像濃度を基準として2値化する2値化部と、
    前記2値化部によって2値化された断面画像に写っている各像を、該断面画像内での他の像との位置関係、および他の断面画像に写っている他の像との位置関係に基づいて、前記被検体内の像からなる第1の像群と該被検体外の像からなる第2の像群とに分類する分類部とを備えたことを特徴とする画像分析装置。
  2. 前記分類部が、複数の断面画像に亘って連続している一連の像については同一の像群に分類するものであることを特徴とする請求項1記載の画像分析装置。
  3. 前記分類部が、1つの断面画像内である像が他の像を囲んでいる場合には、それらの像を同一の群像に分類するものであることを特徴とする請求項1または2記載の画像分析装置。
  4. 前記分類部が、前記第2の像群に分類された像のうち、その像が写っている断面画像中で、前記第1の像群に分類された像の間に割り込んだ像であって、かつ前記所定方向について、該第1の像群に分類された像によって挟まれた像については該第1の像群に分類し直すものであることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項記載の画像分析装置。
  5. 被検体内で所定方向に並んだ複数の切断位置それぞれにおける複数の断面画像を取得する画像取得部と、
    前記画像取得部で取得された複数の断面画像それぞれを所定の画像濃度を基準として2値化する2値化部と、
    前記2値化部によって2値化された断面画像に写っている各像を、該断面画像内での他の像との位置関係、および他の断面画像に写っている他の像との位置関係に基づいて、前記被検体内の像からなる第1の像群と該被検体外の像からなる第2の像群とに分類する分類部と、
    前記複数の断面画像それぞれに写っている前記第2の像群を除去する画像処理部とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  6. コンピュータ内で実行され、該コンピュータ上に、
    被検体内で所定方向に並んだ複数の切断位置それぞれにおける複数の断面画像を取得する画像取得部と、
    前記画像取得部で取得された複数の断面画像それぞれを所定の画像濃度を基準として2値化する2値化部と、
    前記2値化部によって2値化された断面画像に写っている各像を、該断面画像内での他の像との位置関係、および他の断面画像に写っている他の像との位置関係に基づいて、前記被検体内の像からなる第1の像群と該被検体外の像からなる第2の像群とに分類する分類部とを構築することを特徴とする画像分析プログラム。
  7. コンピュータ内で実行され、該コンピュータ上に、
    被検体内で所定方向に並んだ複数の切断位置それぞれにおける複数の断面画像を取得する画像取得部と、
    前記画像取得部で取得された複数の断面画像それぞれを所定の画像濃度を基準として2値化する2値化部と、
    前記2値化部によって2値化された断面画像に写っている各像を、該断面画像内での他の像との位置関係、および他の断面画像に写っている他の像との位置関係に基づいて、前記被検体内の像からなる第1の像群と該被検体外の像からなる第2の像群とに分類する分類部と、
    前記複数の断面画像それぞれに写っている前記第2の像群を除去する画像処理部とを構築することを特徴とする画像処理プログラム。
  8. 被検体内で所定方向に並んだ複数の切断位置それぞれにおける複数の断面画像を取得する画像取得過程と、
    前記画像取得過程で取得された複数の断面画像それぞれを所定の画像濃度を基準として2値化する2値化過程と、
    前記2値化過程によって2値化された断面画像に写っている各像を、該断面画像内での他の像との位置関係、および他の断面画像に写っている他の像との位置関係に基づいて、前記被検体内の像からなる第1の像群と該被検体外の像からなる第2の像群とに分類する分類過程とを有することを特徴とする画像分析方法。
  9. 被検体内で所定方向に並んだ複数の切断位置それぞれにおける複数の断面画像を取得する画像取得過程と、
    前記画像取得過程で取得された複数の断面画像それぞれを所定の画像濃度を基準として2値化する2値化過程と、
    前記2値化過程によって2値化された断面画像に写っている各像を、該断面画像内での他の像との位置関係、および他の断面画像に写っている他の像との位置関係に基づいて、前記被検体内の像からなる第1の像群と該被検体外の像からなる第2の像群とに分類する分類過程と、
    前記複数の断面画像それぞれに写っている前記第2の像群を除去する画像処理過程を有することを特徴とする画像処理方法。
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