JP2009141152A - パネル搬送装置およびパネル搬送方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ロボットの動作の無駄を少なくし、生産性の高いパネル搬送装置およびパネル搬送方法を提供する
【解決手段】 2台のロボットR1,R2の各把持部19a,19bに設けられた各光センサ18a,18bは、パネル搬送装置1の待機状態において待機位置W1,W2に位置し、前記待機位置W1,W2からそれぞれ移動経路Q1,Q2に沿って移動する。前記待機位置W1,W2は、X−Y平面上でY軸に平行な一直線上に並んで存在しており、各移動経路Q1,Q2は、各待機位置W1,W2にある各光センサ18a,18bが、それぞれ液晶表示パネル4の長辺側の各一側縁辺のうち一方の一側縁辺JKを通過した後、第1ロボットR1の光センサ18aが液晶表示パネル4の短辺側の各他側縁辺のうち一方の他側縁辺KLに向かい、第2ロボットR2の光センサ18bが液晶表示パネル4の他方の他側縁辺MJに向かうように、すなわち、各光センサ18a,18bが短辺側の各他側縁辺に向かって相互に離反する方向に移動するように設定される。
【選択図】 図4
Description
本発明は、ロボットによってパネルを搬送するパネル搬送装置およびパネル搬送方法に関し、さらに詳しくは、ロボットの把持部によって把持したパネルを目的位置に正確に搬送するために好適に実施することができるパネル搬送装置およびパネル搬送方法に関する。
従来から、液晶表示パネルなどの予め定める寸法の矩形状のパネルを用いた製品を製造する製造設備では、パネルを処理または加工するために、予め定める一方の載置位置から他方の載置位置へ搬送する工程が含まれる。パネルは、一方の載置位置まで、専用のトレイまたはカセットに収容された状態で搬送される。このとき、パネルは搬送中の振動などに起因して載置されるべき基準位置に対して位置ずれを生ずることがある。また、一方の載置位置からパネルを搬送される側の他方の載置位置においては、パネルを載置すべき所定の位置に対して高い位置決め精度でパネルが搬送されることが要求されている。
そこで、第1の従来技術では、パネルの周縁部に位置決め部材を押し当てることによって、パネルが載置されている位置を検出していた。しかし、この従来の技術によると、パネルの周縁部に位置決め部材を押し当てる必要があるため、位置決め部材がパネルの周縁部を損傷するという問題がある。
前記第1の従来技術による問題を解決する手段として、第2の従来技術では、撮影装置を用いて、一方の載置位置に載置されているパネルの全体を撮像し、撮像された画像を画像解析することによって、パネルが載置されている位置を検出している。パネルの位置が検出されると、パネル搬送装置の把持部がパネルを把持すべき把持位置が決定され、その把持位置で一方の載置位置に載置されているパネルを把持して搬送し、他方の載置位置にパネルを載置する。あるいは、基準位置に載置されていると仮定した場合の把持位置で一方の載置位置に載置されているパネルを把持して搬送し、他方の載置位置にパネルを載置する際に、一方の載地位置に載置されているパネルが前記基準位置に対して生じていた位置ずれを補正して載置する。
しかし、第2の従来技術の方法によると、検出されるパネルの位置決め精度は、撮影装置の解像度に依存する。このため、寸法の大きなパネルの位置を検出する場合には、高解像度の撮影装置を用いてパネル全体を撮像するか、または複数の撮影装置を用いてパネルの複数個所を撮像することが必要となってくるが、いずれの場合においても撮影装置が高価なものになるという問題がある。また、パネルの寸法が変更される場合には、撮影装置の取付け位置の変更および撮影装置のキャリブレーションなどの準備を事前に行う必要があるため、製造装置の停止による生産性が低下してしまうという問題がある。
第3の従来技術として、位置センサを用いる方法が特許文献1に開示されている。第3の従来技術では、パネルを搬送するロボットのロボットハンドに2個の位置センサが設けられる。ロボットハンドは、パネルに向かって前進移動し、前記2個の位置センサがそれぞれパネルの前端縁の位置を検出した後、さらに前進して方向転換する。このとき、ロボットハンドは、予め定められたパネルの一方の側端縁に向かって移動し、前記2個の位置センサの一方の位置センサが前記パネルの一方の側端縁の位置を検出する。
しかし、この方法によると、ロボットハンドは、パネルが基準位置に対してずれている方向によらず、すなわちロボットハンドが方向転換する位置から各側端縁までの距離の長短によらず、予め定められた方向に向かって移動するため、ロボットハンドの移動に無駄な動作が含まれる場合がある。特に寸法の大きなパネルの位置を検出する場合には、ロボットハンドが方向転換する位置から側端縁までの移動距離が長くなるために、ロボットハンドの無駄な移動動作によって生産性が低下してしまうという問題がある。
特許文献2に記載されている第4の従来技術では、ロボットハンドに設けられた2個の位置センサ以外に、さらにロボットの近傍に位置センサを設ける必要があり、装置の製造コストが高価になってしまうという問題がある。
寸法の大きなパネルを搬送する場合には、パネルを安定して搬送するために、パネルの大きさに対応してパネルを把持する把持部も大きなものを用いる必要がある。また、把持部およびパネルの大型化に伴って、可搬重量の大きなロボットが必要となってくる。このため、全体としてロボットを大型化する必要があるが、装置価格が高価なものとなるおよびロボットの設置面積が増大するなどの問題がある。
本発明の目的は、2台のロボットにそれぞれ取り付けられる検出手段を用いてパネルの位置を検知するときに、ロボットの動作の無駄を少なくし、生産性の高いパネル搬送装置およびパネル搬送方法を提供することである。
本発明は、予め定める第1位置に配置される予め定める寸法の矩形状のパネルを把持する把持部を有し、この把持部によって把持されたパネルを予め定める第2位置に搬送する2台のロボットと、
各ロボットの把持部にそれぞれ設けられ、前記パネルの有無を検出する検出手段と、
各ロボットの把持部を前記パネルの一側縁辺を経てパネル上を通過させた後、各ロボットの各把持部を相互に離反する方向に移動させ、前記一側縁辺に垂直な一方の他側縁辺と他方の他側縁辺とをそれぞれ通過するように移動させて、各検出手段がそれぞれ前記一側縁辺を検出したときの第1および第2検出値と、各検出手段のうちで先に他側縁辺を検出した一方の検出手段によって検出したときの第3検出値とに基づいて、前記パネルの把持位置を決定し、各把持部を前記決定した把持位置へ移動させてパネルを把持し、前記予め定める第2位置へ移動させるように各ロボットを協調制御する制御手段とを含むことを特徴とするパネル搬送装置である。
各ロボットの把持部にそれぞれ設けられ、前記パネルの有無を検出する検出手段と、
各ロボットの把持部を前記パネルの一側縁辺を経てパネル上を通過させた後、各ロボットの各把持部を相互に離反する方向に移動させ、前記一側縁辺に垂直な一方の他側縁辺と他方の他側縁辺とをそれぞれ通過するように移動させて、各検出手段がそれぞれ前記一側縁辺を検出したときの第1および第2検出値と、各検出手段のうちで先に他側縁辺を検出した一方の検出手段によって検出したときの第3検出値とに基づいて、前記パネルの把持位置を決定し、各把持部を前記決定した把持位置へ移動させてパネルを把持し、前記予め定める第2位置へ移動させるように各ロボットを協調制御する制御手段とを含むことを特徴とするパネル搬送装置である。
本発明に従えば、予め定める寸法の矩形状のパネルを搬送するパネル搬送装置には2台のロボットが含まれ、各ロボットの動作は制御手段によって協調制御される。各ロボットは、パネルを把持する把持部を有し、各把持部にはパネルの有無を検出する検出手段が設けられる。前記各把持部は、それぞれパネルの一側縁辺を経てパネル上を通過した後、各把持部が互いに離反する方向に移動し、前記一側縁辺に垂直な一方の他側縁辺と他方の他側縁辺とをそれぞれ通過するように移動する。このとき、各把持部に設けられた各検出手段は、一側縁辺に対する第1および第2検出値を検出した後、一方の検出手段が他側縁辺に対する第3検出値を検出する。この3つの検出値に基づいて、各把持部がパネルを把持する把持位置が決定される。各把持部が一側縁辺を通過した後、いずれか一方の把持部が先に一方の他側縁辺を通過することになり、その把持部に設けられる検出手段によって第3検出値が検出されるので、パネルの載置位置のずれの方向によらず、効率よく第3検出値を検出することができる。
また本発明は、制御手段は、前記一方の検出手段によって第3検出値が検出されたとき、各ロボットの各把持部の移動を停止するように各ロボットを協調制御することを特徴とする。
本発明に従えば、制御手段は、第3検出値が検出されると、各把持部の移動を停止するように各ロボットの動作は協調制御される。第3検出値の検出によって、第3検出値を検出しなかった側の検出手段が設けられる把持部の移動も停止されるので、ロボットに無駄な動作をさせることなく、次の動作を開始することができる。
また本発明は、2台のロボットの各把持部によって、予め定める寸法の矩形状のパネルを把持して予め定める第1位置に配置し、これらの把持部によって把持されたパネルを、予め定める第2位置に搬送するパネル搬送方法であって、
各ロボットを協調制御して、各ロボットの把持部を前記パネルの一側縁辺を経てパネル上を通過させた後、各ロボットの各把持部を相互に離反する方向に移動させ、前記一側縁辺に垂直な一方の他側縁辺と他方の他側縁辺とをそれぞれ通過するように移動させて、各ロボットの把持部にそれぞれ設けられる検出手段によって前記パネルの有無を検出する第1工程と、
各検出手段がそれぞれ前記一側縁辺を検出したときの第1および第2検出値と、各検出手段のうちで先に他側縁辺を検出した一方の検出手段によって検出したときの第3検出値とに基づいて、前記パネルの把持位置を決定する第2工程と、
各ロボットを協調制御して、各把持部を前記決定した把持位置へ移動させてパネルを把持する第3工程と、
各ロボットを協調制御して、前記パネルを前記決定した把持位置で把持した各把持部を、前記予め定める第2位置へ移動させる第4工程とを含むことを特徴とするパネル搬送方法である。
各ロボットを協調制御して、各ロボットの把持部を前記パネルの一側縁辺を経てパネル上を通過させた後、各ロボットの各把持部を相互に離反する方向に移動させ、前記一側縁辺に垂直な一方の他側縁辺と他方の他側縁辺とをそれぞれ通過するように移動させて、各ロボットの把持部にそれぞれ設けられる検出手段によって前記パネルの有無を検出する第1工程と、
各検出手段がそれぞれ前記一側縁辺を検出したときの第1および第2検出値と、各検出手段のうちで先に他側縁辺を検出した一方の検出手段によって検出したときの第3検出値とに基づいて、前記パネルの把持位置を決定する第2工程と、
各ロボットを協調制御して、各把持部を前記決定した把持位置へ移動させてパネルを把持する第3工程と、
各ロボットを協調制御して、前記パネルを前記決定した把持位置で把持した各把持部を、前記予め定める第2位置へ移動させる第4工程とを含むことを特徴とするパネル搬送方法である。
本発明に従えば、2台のロボットの各把持部によって、予め定める寸法の矩形状のパネルを把持して予め定める第1位置に配置し、これらの把持部によって把持されたパネルを、予め定める第2位置に搬送するパネル搬送方法において、各ロボットは協調制御されて、各ロボットの把持部が前記パネルの一側縁辺を経てパネル上を通過した後、各ロボットの各把持部を相互に離反する方向に移動し、前記一側縁辺に垂直な一方の他側縁辺と他方の他側縁辺とをそれぞれ通過するように移動して、各ロボットの把持部にそれぞれ設けられる検出手段によって前記パネルの有無を検出する。各検出手段がそれぞれ前記一側縁辺を検出したときの第1および第2検出値と、各検出手段のうちで先に他側縁辺を検出した一方の検出手段によって検出したときの第3検出値とに基づいて、前記パネルの把持位置が決定される。各把持部が一側縁辺を通過した後、いずれか一方の把持部が先に一方の他側縁辺を通過することになり、その把持部に設けられる検出手段によって第3検出値が検出されるので、パネルの載置位置のずれの方向によらず、効率よく第3検出値を検出することができる。
本発明によれば、パネルの載置位置のずれの方向によらず、効率よく第3検出値を検出することができる。したがって、各ロボットが動作を開始してから第3検出値が検出されるまでに要する時間を、パネルの載置位置のずれの方向によらず常に短くすることができる。特に、寸法の大きなパネルの位置を検出する場合においては、パネルの寸法に応じて検出手段の移動距離も長くなるので、さらに時間を短くすることができ、生産性の高いパネル搬送装置を実現することができる。
また本発明によれば、ロボットに無駄な動作をさせることなく、次の動作を開始することができるので、効率良く目的位置に対しパネルを搬送することができる好適なパネル搬送装置を実現することができる。
図1は、本発明の実施の一形態のパネル搬送装置1を示す斜視図である。本実施の形態では、たとえば液晶表示装置などを製造する製造設備において、バックライトが組み込まれたバックライトモジュール5に、液晶表示パネル4を正確に位置決めして上載するために用いられるパネル搬送装置1について説明する。前記製造設備は、前記液晶表示パネル4を上載して水平に矢符A方向に搬送するパネル搬送コンベア2と、前記バックライトモジュール5を上載して水平に矢符B方向に搬送するモジュール搬送コンベア3と、パネル搬送コンベア2によって第1位置P1に搬送された液晶表示パネル4を、前記モジュール搬送コンベア3の第2位置P2に供給するパネル搬送装置1とを有する。
前記パネル搬送コンベア2上の液晶表示パネル4は、専用トレイ6に収容された状態で、第1位置P1まで搬送され、パネル搬送装置1によってモジュール搬送コンベア3に搭載される前記バックライトモジュール5上に移動されて載置される。モジュール搬送コンベア3は、パネル搬送コンベア2と並設されており、バックライトモジュール5が専用パレット7に収容された状態で、第2位置P2まで搬送されて停止し、前記液晶表示パネル4が上載されると、次のバックライトモジュール5が第2位置P2に配置されるまで矢符B方向に駆動し、このような間欠的な搬送動作を前記パネル搬送コンベア2と連動して動作するように構成されている。
前記パネル搬送装置1は、2台のロボットR1,R2と、その2台のロボットR1,R2を協調制御する図3に関連して後述する制御装置31とによって構成される。2台のロボットR1,R2は、パネル搬送コンベア2とモジュール搬送コンベア3との間に各搬送方向A,Bに隣接して配置される。本実施の形態では、第1ロボットR1が第1および第2位置P1,P2よりも搬送方向A,B上流側に配置され、第2ロボットR2が第1および第2位置P1,P2よりも搬送方向A,B下流側に配置され、相互に干渉しないように適度の間隔をあけて離間している。
図2は、図1に示すパネル搬送装置1に用いられる第1ロボットR1を示す斜視図である。なお、第2ロボットR2は、第1ロボットR1と同様に構成されるため、対応する部分には同一の数字に添字bを付し、重複を避けて説明は省略する。第1ロボットR1は、基台12aと、ロボットアーム13aと、ロボットアーム13aの先端部に設けられる昇降部16aと、昇降部16aによって昇降され、前記液晶表示パネル4を把持する把持部19aとを有する。
前記基台12aは、支持台11aに設けられ、この支持台11aは床に設置される。基台12aの上端部には、ロボットアーム13aの基端部が鉛直な第1軸線J1まわりに旋回可能に連結され、ロボットアーム13aの先端部には、昇降部16aが設けられる。前記昇降部16aは、前記第1軸線J1に平行な昇降軸線J3に沿って昇降駆動される昇降軸17aを有し、この昇降軸17aの下端部に、把持部19aが取り付けられる。この昇降部16aは、たとえばボールねじとサーボモータを組み合わせた1軸機構によって実現されてもよい。
前記ロボットアーム13aは、第1アーム14aと第2アーム15aとを有する。第1アーム14aの基端部は、基台12aの上端部に、鉛直な第1軸線J1まわりに旋回可能に連結される。第2アーム15aの基端部は、第1アーム14aの先端部上側に、前記第1軸線J1に平行な第2軸線J2まわりに旋回可能に連結される。昇降軸17aの上端部は、第2アーム15aの先端部下側に、前記第1および第2軸線J1,J2に平行な第3軸線J3まわりに回転可能に連結される。
前記把持部19aは、複数(本実施の形態では8)の吸着パッド20aと、各吸着パッド20aを保持するためのフレームとを有している。前記各吸着パッド20aは、平面視で2列に平行に整列して配置され、各列を成す複数(本実施の形態では4)の各吸着パッド20aは相互に等間隔をあけて離間した状態で、接続軸を介して前記フレームにそれぞれ連結される。これらの各吸着パッド20aは、それぞれ図示しない吸着用エア回路に接続されて各吸着パッド20aに個別に吸引力が導かれ、適度な吸引力によって前記液晶表示パネル4を吸着することができるように構成される。
前記把持部19aには、検出手段として反射型光センサ(以下「光センサ」という場合がある)18aが設けられる。この光センサ18aは、2列に並ぶ吸着パッド20aの列の間であってフレームの長手方向一端部に設けられ、下方に向かってレーザ光を出射する発光部と、発光部から出射されたレーザ光の反射光を受光する受光部とを有する。このような光センサ18aは、たとえばフォトインタラプタによって実現されてもよい。
前記光センサ18aの受光部は、発光部に隣接して設けられており、発光部から液晶表示パネル4に向けて出射され、その液晶表示パネル4によって反射された前記レーザ光の反射光を受光することによって、その受光した受光量に応じた検出信号を出力する。光センサ18aから出力される検出信号は、図3に関連して後述する補正量算出部43に入力され、液晶表示パネル4の有無が検出される。
本実施の形態では、液晶表示パネル4の有無を検出する検出手段として反射型光センサが用いられるが、本発明の他の実施形態では、前記光センサ18aに代えてたとえばCCD(charge coupled device)カメラまたは超音波センサなどが用いられてもよい。CCDカメラを用いた場合には、そのCCDカメラによって液晶表示パネルを撮像し、撮像によって得られた画像情報が補正量算出部に入力することによって、液晶表示パネルの有無を検出することができる。
また、前記超音波センサを用いた場合には、液晶表示パネルを専用トレイからリフトアップした状態にして、超音波センサの送波器から超音波を出射し、その出射した時点から前記超音波の反射波を受波器によって受波した時点までの時間を計測することによって、超音波センサから液晶表示パネルまでと超音波センサから専用トレイまでとの距離の差によって生ずる前記計測時間の変化に基づいて液晶表示パネルの有無を検出することができる。
図3は、図1に示すパネル搬送装置1に用いられる制御装置31の電気的構成を示すブロック図である。制御装置31は、制御部41と、各ロボットR1,R2を協調制御するロボットコントローラ42と、補正量算出部43とを含む。前記制御部41と補正量算出部43とは、ソフトウェア資源によって実現される。
前記制御部41、ロボットコントローラ42および補正量算出部43は、相互に接続されており、通信を行うことができる。制御部41は、パネル搬送コンベア2の動作を制御する制御装置32およびモジュール搬送コンベア3の動作を制御する制御装置33にそれぞれ接続されており、互いに通信を行うことができる。ロボットコントローラ42は、2台のロボットR1,R2にそれぞれ接続されており、制御部41から出力される信号が入力されて、各ロボットR1,R2を協調制御する。補正量算出部43は、各ロボットR1,R2の各把持部19a,19bに備えられた各光センサ18a,18bにそれぞれ接続されており、各光センサ18a,18bから出力される検出信号が入力される。
図4は、各光センサ18a,18bによる液晶表示パネル4の各周縁辺の検出位置を説明するための平面図である。前記パネル搬送方向Aと平行にY軸が設定され、Y軸に垂直にX軸が設定され、X−Y平面に垂直(図4の紙面に垂直)にZ軸が設定されるものとする。各光センサ18a,18bは、図5に関連して後述するパネル搬送装置1の待機状態において、X−Y平面上でY軸に平行な一直線上に並んで待機位置W1,W2に存在しており、X−Y平面内を各移動経路Q1,Q2に沿って移動する。各光センサ18a,18bが移動経路Q1,Q2に沿って移動するとき、各吸着パッド20a、20bと液晶表示パネル4との間が適度に離間しているものとする。
第1位置P1まで搬送されてきた液晶表示パネル4は、基準位置から±50mm程度の範囲内で位置ずれを生じて載置されている。図4では、Y軸に対して傾きθで傾いており、基準位置からY軸方向に沿って第1ロボットR1側に位置ずれを生じて載置されている。この状態で液晶表示パネル4が第1位置P1に載置されているものとして、後述する図5〜図12の説明がなされるものとする。ここで、液晶表示パネル4の各頂点をJ,K,L,Mで表し、対角線JLの中点をOと表す。液晶表示パネルの長辺はJK,LMであり、短辺はKL,MJであり、各ロボットに近接する一側縁辺が長辺JKであるものとする。
各移動経路Q1,Q2は、各待機位置W1,W2にある各光センサ18a,18bが、それぞれ液晶表示パネル4の長辺側の各一側縁辺のうち一方の一側縁辺JKを通過した後、第1ロボットR1の光センサ18aが液晶表示パネル4の短辺側の各他側縁辺のうち一方の他側縁辺KLに向かい、第2ロボットR2の光センサ18bが液晶表示パネル4の他方の他側縁辺MJに向かうように、すなわち、各光センサ18a,18bが短辺側の各他側縁辺に向かって相互に離反する方向に移動するように設定される。
各移動経路Q1,Q2は、前記位置ずれを考慮して、各光センサ18a,18bが所望の各周縁辺と交差するように、液晶表示パネル4の寸法に応じて予め設定されており、制御部41に記憶されている。図5に関連して後述するように、液晶表示パネル4の寸法に応じて、移動経路Q1,Q2が制御部41によって選択される。したがって、寸法の異なる液晶表示パネル4を搬送する場合であっても、制御部によって自動的に移動経路Q1,Q2が選択されるので、第2の従来技術のように撮影装置を用いた場合に要していた事前準備をする必要がなく、生産性の低下を避けることができる。
図4に示す場合では、各光センサ18a,18bが各移動経路Q1,Q2に沿ってそれぞれ移動するとき、先ず第2ロボットR2の光センサ18bが先に液晶表示パネル4の一側縁辺JKを通過する。ここで、移動経路Q2と一側縁辺JKとの交点を検出位置I1と表し、絶対座標を(X1,Y1)と与える。次に第1ロボットR1の光センサ18aが液晶表示パネル4の一側縁辺JKを通過する。ここで、移動経路Q1と一側縁辺JKとの交点を検出位置I2と表し、絶対座標を(X2,Y2)と与える。さらに、第2ロボットR2の光センサ18bが先に液晶表示パネル4の他側縁辺MJを通過する。ここで、移動経路Q2と他側縁辺MJとの交点を検出位置I3と表し、絶対座標を(X3,Y3)と与える。
図5はパネル搬送装置1の動作を説明するためのフローチャートである。図6は各光センサ18a,18bの検出信号を示す図であり、図6(1)は光センサ18aの検出信号を示し、図6(2)は光センサ18bの検出信号を示す。図7〜図12はパネル搬送装置1による液晶表示パネル4の搬送手順を示す平面図であり、図7はパネル搬送装置1の待機状態を示し、図8は第2ロボットR2の光センサ18bが液晶表示パネル4の一側縁辺JKを通過するときの状態を示し、図9は第1ロボットR1の光センサ18aが液晶表示パネル4の一側縁辺JKを通過するときの状態を示し、図10は第2ロボットR2の光センサ18bが液晶表示パネル4の他側縁辺MJを通過するときの状態を示し、図11は各ロボットR1,R2の各把持部18a,18bが把持位置で液晶表示パネル4を把持している状態を示し、図12は把持した液晶表示パネル4をバックライトモジュール5上に載置している状態を示す。
まず、ステップs0で、第1および第2ロボットR1,R2は、図7に示すように、各ロボットアーム13a,13bおよび各把持部19a,19bをパネル搬送コンベア2とモジュール搬送コンベア3との間で近接させた待機位置において待機状態にある。このとき、各把持部19a,19bは、各把持部19a,19bの各フレームの長手方向が互いに平行になるように配置されており、前記各フレームのパネル搬送コンベア2側の長手方向一端部に各光センサ18a,18bが配置されている。このときの各光センサ18a,18bの待機位置は図4に示すW1,W2に対応する。
ステップs1で、制御部41は、パネル搬送コンベア2の制御装置32から、液晶表示パネル4が第1位置P1に搬送されたことを示す信号およびその液晶表示パネル4に関するデータが入力される。このデータには、液晶表示パネル4の機種名またはパネル番号が含まれる。
ステップs2で、制御部41は、前記データに基づいて、予め設定される液晶表示パネル4の機種名とその機種名に対応する液晶表示パネル4の寸法との関係から、搬送された液晶表示パネル4の寸法を識別し、予め設定される移動経路のうちからその寸法に対応する各移動経路Q1,Q2を選択する。
ステップs3で、制御部41は、ロボットコントローラ42に対して、各ロボットR1,R2の動作を指示する動作命令を出力する。ロボットコントローラ42は、各光センサ18a,18bが各移動経路Q1,Q2に沿って移動するように、各ロボットR1,R2の各ロボットアーム13a,13bおよび各昇降軸17a,17bを動作命令に従って協調制御する。これによって、各待機位置W1,W2に存在している各光センサ18a,18bは、それぞれ移動を開始する。
ステップs4で、補正量算出部43は、図6に示すように、時刻t1において、第2ロボットR2の光センサ18bから入力される検出信号の検出値の変化を検出する。この検出値の変化は、図8に示すように、第2ロボットR2の光センサ18bが液晶表示パネル4の一側縁辺JKを通過するときに検出される。このときの検出値を第1検出値とする。
ステップs5で、補正量算出部43は、前記第1検出値が得られると、ロボットコントローラ42から、時刻t1における第2ロボットR2の第1および第2アーム14b,15bの旋回角度ならびに昇降軸17bの回転角度を示すデータを取得する。
ステップs6で、補正量算出部43は、前記取得したデータに基づいて、液晶表示パネル4の一側縁辺JKと第2ロボットR2の移動経路Q2との交点である検出位置I1の絶対座標(X1,Y1)を算出する。
ステップs7で、検出位置が1つ(I1)しか得られていない場合には、各ロボットR1,R2の動作は継続される。ステップs4で、補正量算出部43は、図6に示すように、時刻t2において、第1ロボットR1の光センサ18aから入力される検出信号の検出値の変化を検出する。この検出値の変化は、図9に示すように、第2ロボットR2の光センサ18bが液晶表示パネル4の一側縁辺JKを通過するときに検出される。このときの検出値を第2検出値とする。
ステップs5で、補正量算出部43は、この第2検出値が得られると、ロボットコントローラ42から、時刻t2における第1ロボットR1の第1および第2アーム14a,15aの旋回角度ならびに昇降軸17aの回転角度を示すデータを取得する。ステップs6で、補正量算出部43は、前記取得したデータに基づいて、液晶表示パネル4の一側縁辺JKと第1ロボットR1の移動経路Q1との交点である検出位置I2の絶対座標(X2,Y2)が算出する。
ステップs7で、検出位置が2つ(I1およびI2)しか得られていない場合には、各ロボットR1,R2の動作は継続される。ステップs4で、図6に示すように、時刻t3において、第2ロボットR2の光センサ18bから入力される検出信号の検出値の変化を検出する。この検出値の変化は、図10に示すように、第2ロボットR2の光センサ18bが液晶表示パネル4の他側縁辺MJを通過するときに検出される。このときの検出値を第3検出値とする。
ステップs5で、補正量算出部43は、この第3検出値が得られると、ロボットコントローラ42から、時刻t3における第2ロボットR2の第1および第2アーム14b,15bの旋回角度ならびに昇降軸17bの回転角度を示すデータを取得する。ステップs6で、補正量算出部43は、前記取得したデータに基づいて、液晶表示パネル4の他側縁辺MJと第2ロボットR2の移動経路Q2との交点である検出位置I3の絶対座標(X3,Y3)が算出する。
各光センサ18a,18bは、各移動経路Q1,Q2に沿って移動するので、基準位置からY軸方向に沿って第1ロボットR1側に位置ずれを生じて液晶表示パネル4が載置されている図4のような場合には、第2ロボットR2の光センサ18bが先に他側縁辺MJを通過する。逆に、基準位置からY軸方向に沿って第2ロボットR2側に位置ずれを生じて液晶表示パネル4が載置されている場合であれば、第1ロボットR1の光センサ18aが先に他側縁辺KLを通過することになる。このように、液晶表示パネル4の第1位置P1における載置位置が、基準位置からY軸方向に沿っていずれの方向にずれているかによらず、各光センサ18a,18bのうちのいずれか一方が先に一方の他側縁辺を通過することになるので、効率良く第3検出値を検出することができる。
ステップs7で、検出位置が3つ(I1,I2およびI3)得られた場合には、補正量算出部43は、制御部41に対し、各ロボットR1,R2の各光センサ18a,18bの移動を停止することを求める信号を出力する。
ステップs8で、制御部41は、ロボットコントローラ42に対し、各ロボットR1,R2の動作を停止する停止命令を出力する。ロボットコントローラ42は、各ロボットR1,R2を停止命令に従って協調制御する。これによって、移動中の各光センサ18a,18bは、それぞれ移動を停止する。
このように、第3検出値が得られると、第3検出値を検出しなかった光センサ(本実施の形態では光センサ18a)、すなわち他側縁辺を通過しなかった光センサが備えられているロボットの動作も停止されるので、ロボットに無駄な動作をさせることなく、次の動作を開始することができる。
ステップs9で、補正量算出部43は、3つの検出位置の絶対座標(X1,Y1),(X2,Y2)および(X3,Y3)ならびに液晶表示パネル4の長辺および短辺の寸法から、液晶表示パネル4の第1位置P1における載置位置の絶対座標を算出する。液晶表示パネル4の長辺および短辺の寸法は、前記液晶表示パネル4の機種名に対応して予め登録されている。この液晶表示パネル4の載置位置の絶対座標に基づいて、各把持部19a,19bが液晶表示パネル4を把持すべき把持位置の絶対座標が決定される。補正量算出部43は、前記把持位置の絶対座標のデータを制御部41に対し出力する。
ステップs10で、制御部41は、ロボットコントローラ42に対し、各ロボットR1,R2の各把持部19a,19bを前記把持位置へ移動させ、液晶表示パネル4を把持して第2位置P2の上方まで移動させる動作命令を出力する。ロボットコントローラ42は、各ロボットR1,R2を動作命令に従って協調制御する。
図11に示すように、各把持部19a,19bは、前記把持位置の上方まで移動し、各昇降軸17a,17bの動作によって、各把持部19a,19bに設けられている各吸着パッド20a,20bが液晶表示パネル4の表面に接触するまで下降する。各吸着パッド20a,20bは、各吸着パッド20a,20bに個別に導かれる吸引力によって、液晶表示パネル4を吸着する。各把持部19a,19bは、液晶表示パネル4を吸着把持した後、各昇降軸17a,17bの動作によって上昇し、さらにモジュール搬送コンベア3の第2位置P2上方まで移動して待機する。
制御部41は、液晶表示パネル4を第1位置P1から取り出した時点で、パネル搬送コンベア2の制御装置32に対し、取出しが完了したことを示す信号を出力する。制御装置32は、次の液晶表示パネル4が第1位置P1に配置されるまで、矢符A方向にパネル搬送コンベア2を駆動する。
一方、モジュール搬送コンベア3の制御装置33は、専用パレット7上に位置決めをされて載置されているバックライトモジュール5が第2位置P2まで搬送されて停止すると、制御部41に対して、バックライトモジュール5が第2位置P2に搬送されたことを示す信号を出力する。制御部41は、ロボットコントローラ42に対し、待機中の各把持部19a,19bを動作させる動作命令を出力する。ロボットコントローラ42は、各ロボットR1,R2を動作命令に従って協調制御する。
図12に示すように、モジュール搬送コンベア3の第2位置P2上方で待機している各把持部19a,19bは、各昇降軸17a,17bの動作によって下降し、バックライトモジュール5に液晶表示パネル4を上載する。液晶表示パネル4は、前記各吸着パッド20a,20bに個別に導かれている吸引力を解放することによって、各吸着パッド20a,20bから離脱する。
ステップs11で、各把持部19a,19bは、各昇降軸17a,17bの動作によって上昇する。各把持部19a,19bが上昇した時点で、制御部41は、モジュール搬送コンベア3の制御装置33に対し、上載が完了したことを示す信号を出力する。ロボットコントローラ42は、各ロボットR1,R2を協調制御して、図7に示すように、各ロボットアーム13a,13bおよび各把持部19a,19bをパネル搬送コンベア2とモジュール搬送コンベア3との間で近接させた待機位置まで移動させる。これによって、一連の搬送動作が完了する。
図13は本発明の実施の他の形態のパネル搬送装置1の各光センサ18a,18bによる液晶表示パネル4の周縁辺の検出位置を説明するための平面図である。なお、図4と重複する部分については、重複した説明を避ける。各光センサ18a,18bは、パネル搬送装置2の待機状態において待機位置W1,W2に位置し、前記待機位置W1,W2からそれぞれ移動経路Q1,Q2に沿って移動する。前記待機位置W1,W2は、液晶表示パネル4を挟んで存在する。各移動経路Q1,Q2は、液晶表示パネル4の長辺側の各一側縁辺のうち各待機位置W1,W2のそれぞれに近い方の一側縁辺JK,LMをそれぞれ通過した後、第1ロボットR1の光センサ18aが液晶表示パネル4の短辺側の各他側縁辺のうち一方の他側縁辺KLに向かい、第2ロボットR2の光センサ18bが液晶表示パネル4の他方の他側縁辺MJに向かうように、すなわち、各光センサ18a,18bが短辺側の各他側縁辺に向かって相互に離反する方向に移動するように設定される。
このように各移動経路Q1,Q2を設定した場合であっても、液晶表示パネル4の載置位置が基準位置からY軸に沿っていずれの方向にずれているかによらず、各光センサ18a,18bのうちのいずれか一方が先に一方の他側縁辺を通過することになるので、効率良く第3検出値を検出することができる。
1 パネル搬送装置
4 液晶表示パネル
5 バックライトモジュール
18a,18b 光センサ
19a,19b 把持部
20a,20b 吸着パッド
31 パネル搬送装置1の制御装置
41 制御部
42 ロボットコントローラ
43 補正量算出部
I1,I2,I3 検出位置
Q1,Q2 移動経路
R1,R2 ロボット
4 液晶表示パネル
5 バックライトモジュール
18a,18b 光センサ
19a,19b 把持部
20a,20b 吸着パッド
31 パネル搬送装置1の制御装置
41 制御部
42 ロボットコントローラ
43 補正量算出部
I1,I2,I3 検出位置
Q1,Q2 移動経路
R1,R2 ロボット
Claims (3)
- 予め定める第1位置に配置される予め定める寸法の矩形状のパネルを把持する把持部を有し、この把持部によって把持されたパネルを予め定める第2位置に搬送する2台のロボットと、
各ロボットの把持部にそれぞれ設けられ、前記パネルの有無を検出する検出手段と、
各ロボットの把持部を前記パネルの一側縁辺を経てパネル上を通過させた後、各ロボットの各把持部を相互に離反する方向に移動させ、前記一側縁辺に垂直な一方の他側縁辺と他方の他側縁辺とをそれぞれ通過するように移動させて、各検出手段がそれぞれ前記一側縁辺を検出したときの第1および第2検出値と、各検出手段のうちで先に他側縁辺を検出した一方の検出手段によって検出したときの第3検出値とに基づいて、前記パネルの把持位置を決定し、各把持部を前記決定した把持位置へ移動させてパネルを把持し、前記予め定める第2位置へ移動させるように各ロボットを協調制御する制御手段とを含むことを特徴とするパネル搬送装置。 - 制御手段は、前記一方の検出手段によって第3検出値が検出されたとき、各ロボットの各把持部の移動を停止するように各ロボットを協調制御することを特徴とする請求項1に記載のパネル搬送装置。
- 2台のロボットの各把持部によって、予め定める寸法の矩形状のパネルを把持して予め定める第1位置に配置し、これらの把持部によって把持されたパネルを、予め定める第2位置に搬送するパネル搬送方法であって、
各ロボットを協調制御して、各ロボットの把持部を前記パネルの一側縁辺を経てパネル上を通過させた後、各ロボットの各把持部を相互に離反する方向に移動させ、前記一側縁辺に垂直な一方の他側縁辺と他方の他側縁辺とをそれぞれ通過するように移動させて、各ロボットの把持部にそれぞれ設けられる検出手段によって前記パネルの有無を検出する第1工程と、
各検出手段がそれぞれ前記一側縁辺を検出したときの第1および第2検出値と、各検出手段のうちで先に他側縁辺を検出した一方の検出手段によって検出したときの第3検出値とに基づいて、前記パネルの把持位置を決定する第2工程と、
各ロボットを協調制御して、各把持部を前記決定した把持位置へ移動させてパネルを把持する第3工程と、
各ロボットを協調制御して、前記パネルを前記決定した把持位置で把持した各把持部を、前記予め定める第2位置へ移動させる第4工程とを含むことを特徴とするパネル搬送方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007316341A JP2009141152A (ja) | 2007-12-06 | 2007-12-06 | パネル搬送装置およびパネル搬送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2007316341A JP2009141152A (ja) | 2007-12-06 | 2007-12-06 | パネル搬送装置およびパネル搬送方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2009141152A true JP2009141152A (ja) | 2009-06-25 |
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ID=40871484
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2007316341A Pending JP2009141152A (ja) | 2007-12-06 | 2007-12-06 | パネル搬送装置およびパネル搬送方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2009141152A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012159489A (ja) * | 2011-02-01 | 2012-08-23 | Jokon Kaku | 光学検査装置 |
| JP2013193153A (ja) * | 2012-03-19 | 2013-09-30 | Yaskawa Electric Corp | 作業システム及び作業方法 |
| JP2018118357A (ja) * | 2017-01-27 | 2018-08-02 | 日本電産サンキョー株式会社 | パネル搬送ロボット |
-
2007
- 2007-12-06 JP JP2007316341A patent/JP2009141152A/ja active Pending
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| WO2018139243A1 (ja) * | 2017-01-27 | 2018-08-02 | 日本電産サンキョー株式会社 | パネル搬送ロボット |
| CN110198902A (zh) * | 2017-01-27 | 2019-09-03 | 日本电产三协株式会社 | 面板搬运机器人 |
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