[go: up one dir, main page]

JP2009535030A - Aavの規模適応性の製造方法 - Google Patents

Aavの規模適応性の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009535030A
JP2009535030A JP2009507783A JP2009507783A JP2009535030A JP 2009535030 A JP2009535030 A JP 2009535030A JP 2009507783 A JP2009507783 A JP 2009507783A JP 2009507783 A JP2009507783 A JP 2009507783A JP 2009535030 A JP2009535030 A JP 2009535030A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aav
cell
supernatant
binding site
heparin binding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009507783A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5268890B2 (ja
Inventor
バンデンバーグ,リユク・エイチ
ウイルソン,ジエイムズ・エム
ロツク,マーテイン
Original Assignee
ザ・トラステイーズ・オブ・ザ・ユニバーシテイ・オブ・ペンシルベニア
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ザ・トラステイーズ・オブ・ザ・ユニバーシテイ・オブ・ペンシルベニア filed Critical ザ・トラステイーズ・オブ・ザ・ユニバーシテイ・オブ・ペンシルベニア
Publication of JP2009535030A publication Critical patent/JP2009535030A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5268890B2 publication Critical patent/JP5268890B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N7/00Viruses; Bacteriophages; Compositions thereof; Preparation or purification thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K48/00Medicinal preparations containing genetic material which is inserted into cells of the living body to treat genetic diseases; Gene therapy
    • A61K48/0091Purification or manufacturing processes for gene therapy compositions
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/005Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from viruses
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N2750/00MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA ssDNA viruses
    • C12N2750/00011Details
    • C12N2750/14011Parvoviridae
    • C12N2750/14111Dependovirus, e.g. adenoassociated viruses
    • C12N2750/14151Methods of production or purification of viral material

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Virology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

細胞溶解を必要とすることのないAAVの製造方法が記述される。該方法は上清からAAVを収集することを必要とする。ヘパリン結合部位をもつキャプシドを有するAAVについて、該方法は、AAVのヘパリン結合部位と細胞の間の結合を除去するためにAAVキャプシドおよび/若しくは培養条件を改変してそれによりAAVが上清すなわち培地にわたることを可能にすることを必要とする。従って、本発明の方法は、細胞溶解段階を使用する方法を使用して製造されるAAVに比較して、細胞膜および細胞内物質からのより高程度の純度を有するAAVの高収量を含有する上清を提供する。

Description

連邦に支援される研究若しくは開発に関する声明
本出願は、米国国立保健研究所からの助成金NHLBI助成金番号第P01−HL−059407号により少なくとも部分的に支援された研究を記述する。米国政府は本発明にある一定の権利を有する。
本発明は新規のAAV収集かつ製造方法を記述する。
パルボウイルス科の1メンバー、アデノ随伴ウイルス(AAV)は、4.7キロベース(kb)ないし6kbの一本鎖直鎖状DNAゲノムをもつ、小型のエンベロープを持たない(nonenveloped)正二十面体ウイルスである。AAVは精製されたアデノウイルスストック中の汚染物質として発見されたため、該ウイルスはデペンドウイルス属(Dependovirus)に帰属されている。AAVの生活環は、AAVゲノムが感染後に宿主ゲノムに組込まれている潜伏期、およびアデノウイルス若しくは単純疱疹ウイルスいずれかの感染後に該組込まれたAAVゲノムがその後レスキューされ、複製されそして感染性ウイルスにパッケージングされる感染期を包含する。非病原性の特性、非分裂細胞を包含する広範な宿主感染性の範囲、および組込みは、AAVを魅力的な送達ベヒクルにする。
多様な異なるAAV配列およびそれの組織からの単離方法は記述されている。サル若しくはヒト組織供給源から得られる他のAAV配列のなかでもAAV1−6、AAV7、AAV9およびAAV9が記述されている。例えば特許文献1、特許文献2(AAV8)および特許文献3を参照されたい。これを用いて、厳密に血清学的交差反応性(血清型)によりAAVを定義することから離れる動きが起こった。最近の文献は、「クレード」と命名される群を提案する、系統的関係性に関するこれらAAV間の関係を定義する。例えば非特許文献1;特許文献3を参照されたい。
AAVの製造のための最近の方法論は、AAV2が細胞に会合しかつ従って生産細胞中に主として存すると考えられるという観察結果を主に鑑みて設立された。従って、最新の従来技術のAAV製造戦略は、生産細胞株の細胞ペレットからベクター粒子を得る。これらの戦略のそれぞれは、超音波処理、酵素的、化学的若しくは物理的溶解により細胞ペレットからベクターを放出するといういくつかの方法論を使用する。これは、不幸なことに、全部の細胞内タンパク質および破片をウイルス収集物中に放出する。従って、その後の精製処置はより過大の労力を要する。製造および精製双方の比較的低い効率のため、大量の生産細胞で開始することが必要である。
必要とされるものは、AAVの効率的な製造および精製方法である。
国際特許公開第WO 02/33269号 国際特許公開第WO 02/386122号 国際特許公開第WO 2005/033321号 Gaoら、J Virol、78(12):6381−6388(2004年6月)
[発明の要約]
本発明は、ウイルスを生産する細胞の培養の終了を必要とすることのないAAVの製造方法を提供する。該方法は、細胞ペレットの収集若しくは細胞破壊を必要とすることなく、上清中に放出されたAAVを収集することを必要とする。一態様において、該方法は、AAVヘパリン結合部位と生産体細胞の間の結合を実質的に低下若しくは排除するようにAAVキャプシド、細胞および/若しくは培養条件を改変して、それによりAAVが上清すなわち培地にわたることを可能にすることを必要とする。従って、本発明の方法は、細胞収集および/若しくは細胞溶解段階を使用する方法を使用して製造されるAAVに比較して、細胞膜および細胞内物質からより高程度の純度を有するAAVの高収量を含有する上清を提供する。
本技術は、財政的および時間的費用の有意の改良を伴う効率的かつ規模適応性(scalable)のAAV製造に応用し得る。本技術は、研究目的上の小スケールAAV製造および包括的キットへのその商業的応用を可能にする。AAVは上清から複数回収集し得るため、連続的系すなわちバイオリアクターは、細胞支持体が製造の制限となることなく臨床使用若しくは広範な製薬学的応用に必要な粒子の量の製造を可能にする。場合によっては、血清若しくはタンパク質が非存在であるか若しくは少ない増殖培地の使用と組合せで、精製が有意に単純化される。本技術は、従来技術の製造方法でかつ/若しくは有意の量の細胞内物質の存在下で使用し得るより効率的な精製および濃縮方法とともに適用し得る。
本発明のなお他の利点は、本発明の詳細な記述から明らかであろう。
[発明の詳細な記述]
本発明は、細胞破壊を必要とすることのないAAVの製造方法を提供する。該方法は、ウイルス生産培養物の上清からAAVを収集することを必要とする。
大多数のAAV種を含んでなる、へパラン硫酸プロテオグリカン若しくはヘパリンとの親和性を示さないAAVについて、DNアーゼ抵抗性の感染性粒子の大きな画分が培養物上清中に位置するか、若しくはゆるくのみ細胞と会合している。これは誘導されるウイルス、浸透圧溶解若しくはいずれかの他の型の溶解なしで観察される。
本発明は、多様な遺伝子移入および/若しくはワクチンの応用での使用のためのAAVの製造のための規模適応性技術を可能にする。それはまた、収集のためのタンパク質汚染の低い若しくはない培地とともに使用される場合に、精製の緊縮性を劇的に低下もする。本製造方法は、精製および濃縮のための例えばクロマトグラフィー、濾過若しくは沈殿を包含する適する精製および濃縮方法とともに適用し得る。
大部分の現在のAAV製造戦略は粒子を単離するための支持体として細胞ペレットを使用するため、こうした方法は、定義上、連続収集戦略を排除する繰り返しの多い工程である。
現在の方法論と対照的に、一態様において、本発明は、上清が多くのAAVの主供給源となる方法を提供する。これは、臨床若しくは前臨床の研究若しくは治療のためのより多量のAAVの製造のための同一の生産体細胞の反復若しくは連続収集を可能にする。現在の細胞ペレット収集およびその後の精製方法では、使用可能なウイルス力価を効率的に提供するために大量の粒子が必要とされる。従って、それより下で使用可能な量の粒子の回収が技術上実現可能でない閾値が存在する。一態様において、AAVベクターは、それが生産される細胞から最低約10%のDNアーゼ抵抗性ベクター粒子若しくはゲノム(drp vg)を分泌する。こうしたdrp vgはAAVキャプシドにパッケージングされるゲノム配列(例えばミニ遺伝子、カセットおよび/若しくはAAV核酸配列)を表す。
他の態様において、AAVベクターは最低約20%のdrp vgを分泌する。なお他の態様において、AAVベクターは最低約40%のdrp vgを分泌する。本明細書に提供されるより効率的な製造戦略により、規模適応性は小規模および大規模双方の粒子の要求に対し可能である。従って、ウイルス製造は、細胞溶解若しくは細胞培養を中断することの要件を伴わずに、必要とされる期待される量に依存してニーズに合わせて変更し得る。
例えば、AAV8ベクターは、293細胞に基づく三重トランスフェクション製造法で、それらのウイルス粒子の平均40%以上を上清中に分泌することが見出された。AAV7およびrh8Rに基づく他のベクターはこの同一範囲で分泌することが見出された。なお他のベクターは、この系、例えばAAV1[配列番号2に提供されるキャプシドタンパク質]、AAV6[配列番号3に提供されるAAV6キャプシドタンパク質]、AAV6.1[配列番号3、キャプシドタンパク質中にK531E変化を伴う]、AAV6.1.2[配列番号3、K531E、F129Lを伴う]、rh.32.33[配列番号4に提供されるキャプシドタンパク質]、rh.10[配列番号5に提供されるキャプシドタンパク質]、およびrh64R1[配列番号6に提供されるrh64キャプシドタンパク質、R697Wを伴う]ならびにrh8R[配列番号7に提供されるrh8キャプシドタンパク質、D531Eを伴う]で、ウイルス粒子の平均30%以上を上清中に分泌することが見出された。なお別の例で、他のAAVベクターが、この系での三重トランスフェクション後の製造の間にそれらのウイルス粒子の平均20%以上を上清中に分泌することが見出された。なお他のAAVベクター、例えばAAV9に基づくもの[配列番号8に提供されるキャプシドタンパク質]は、この系でそれらのウイルス粒子の10%以上を上清中に放出することが見出された。なお他の例は、それらのウイルス粒子の10%より多くを上清中に分泌するAAVを包含し、本発明の方法で使用される。一態様において、本状況で製造されるこれらのベクターは、それらが製造される細胞から天然に分泌するAAVからである。
別の態様において、AAVはそれらの分泌を可能にするよう改変される。一態様において、発明者は、ヘパリン結合ドメインを有しかつヘパリンにより遮断される形質導入(感染)能力を有することを特徴とするAAVが、検出可能な量で分泌しないことを見出した。こうしたAAVの例は、製造の間に大部分が細胞と会合しているAAV2[配列番号9に提供されるキャプシドタンパク質]、およびAAV3[配列番号10に提供されるキャプシドタンパク質]である。従って、一態様において、該方法は、AAVヘパリン結合部位と生産体細胞の間の結合を実質的に低下若しくは排除するようにAAVキャプシド、細胞および/若しくは培養条件を改変して、それによりAAVが上清すなわち培地にわたることを可能にすることを必要とする。
本発明の方法は、細胞溶解後に回収されるAAVに比較して、細胞膜、タンパク質および細胞内物質からのより高程度の純度を有するAABの高収量を含有する上清を提供する。一態様において、本発明は、対照的に溶解を伴わない上清から開始し、そしてそれによりいかなるその後の精製も単純化する。正常な培養物の上清中では制限された量の細胞破片が、そしてタンパク質汚染の劇的な低下の量が見出される。一態様において、無血清培地を利用して、増殖培地により導入される血清若しくは他のタンパク質の汚染の影響を回避する。
一局面において、本発明はウイルス生産培養物中でのAAVの製造方法を提供する。多様なAAVの配列が以前に記述されている。例えば、AAV 1(米国特許第6,759,237号)、AAV2、AAV3、AAV4、AAV5、AAV6、AAV7、AAV8、AAV9、rh32.33、rh.10、hu.11、ヒトおよびヒト以外の供給源からの他のAAV(例えば、国際特許公開第WO 02/33269号、同第WO 02
/381622号(AAV8)およびGenBankを参照されたい)、ならびにシングルトンエラーを是正するように変えられたような配列、例えばAAV6.2、AAV6.1、AAV6.1.2、rh64R1およびrh8R[例えば2006年10月19日公開の第WO 2006/110689号を参照されたい]を参照されたい。あるいは、既知技術[例えば国際特許公開第WO 2005/033321号およびGenBankを参照されたい]を使用して若しくは他の手段により当業者により同定されるものを包含する他のAAV配列を、本明細書に記述されるとおり改変しうる。
ある種のAAV配列はこうしたヘパリン結合部位を天然に欠く。ヘパリン結合部位を欠くAAV、例えばAAV8[配列番号11に提供されるキャプシドタンパク質]について、AAV配列、細胞若しくは培地の改変は必要とされない。ヘパリンを結合するAAVキャプシドの能力は、多様なアッセイ形式、およびAAVを結合するためのヘパリン若しくはその部分を使用して容易に同定し得る。さらに、AAVの感染/形質導入能力を遮断するヘパリンの能力は当業者により容易に決定し得る。AAVのいかなる感染/形質導入も遮断するヘパリンの能力を測定するための適するアッセイが、例えばC.Halbertら、J Virol、75(14):6615−6624(2001年7月)およびC.E.WalshとH.Chao、Haemophilia、8(Suppl.2)、p.60−67(2002)に記述されている。
他のAAV配列、例えばAAV6はヘパリン結合部位を有するが、しかし感染させるAAV6の能力はヘパリンの存在により部分的に阻害される(遮断されない)。AAV6のvp1キャプシドの配列は、ヘパリン結合を媒介する単一のアミノ酸残基すなわち位置531[配列番号3]の天然のリシン残基を有するとして記述されている。[AAV6の配列は国際特許出願第PCT/US06/13375号に提供され、そして残基番号はその国際出願に提供される番号付けスキーム(例えば表を参照されたい)に基づく]。こうした場合には、それがゆるくのみ細胞に会合していることが見出されているため、本AAV配列の改変は必要とされない。
一態様において、ヘパリン結合部位を有しかつヘパリンにより遮断される細胞を感染/トランスフェクトするその能力を有するAAVについて、本発明は、上清中に分泌されるウイルス粒子の量を増大させるために、ヘパリン結合を低下若しくは排除するようなAAVの改変を提供する。一態様において、ヘパリン結合ドメインは、AAV2で記述されたところのArg−Xaa−Xaa−Arg(RxxR)[配列番号12]モチーフである(すなわちAAV2 vp1キャプシドタンパク質、配列番号9のほぼアミノ酸585ないし588、Kernら、J Virol 77:11072−81;Opieら、J Virol 77:6995−7006(第WO 02/33269号に具体的に説明される番号付けに基づく))。Xaaはいずれかのアミノ酸を表す。発明者はRxxRモチーフを有する他のAAVキャプシドを同定し、それらのいくつかはクレードBのAAVである。RxxRモチーフを有するこうしたAAVキャプシドの例は、hu.51[配列番号13]、hu.34[配列番号14]、hu.35[配列番号15]、hu.45[配列番号16]およびhu.47[配列番号17]を包含する。RxxRドメインを有する他のAAVは、記述されたAAV配列のなかから当業者により容易に同定され得る。加えて、他のヘパリン結合部位は、当業者に既知の技術を使用してAAV中で容易に同定し得る。別の例において、AAV3はヘパリンを結合するが;しかしながらそれはRxxRドメインを含有しない。
発明者は、非保存的アミノ酸変化を含有するようにヘパリン結合配列のアミノ酸残基(1個若しくは複数)を変えることにより、ヘパリン結合が除去されるのみならずしかしまたT細胞活性化が有意に低下されることを見出した。これは、2006年4月28日出願の米国仮出願第60/795,965号の優先権を主張する共通に所有される(co−o
wned)出願、”Modified AAV Vectors Having Reduced Capsid Immunogenicity and Use Thereof(低下されたキャプシド免疫原性を有する改変AAVベクターおよびそれらの使用)”(引用することによりここに組込まれる)の主題である。
一態様において、本発明はウイルス培養物中でのAAVの製造方法を提供し、該AAVはヘパリン結合ドメインを除去するよう改変されている。
一態様において、AAVキャプシドのヘパリン結合部位をコードする核酸配列は部位特異的突然変異誘発技術を使用して改変され、ヘパリン結合を媒介する原因であるアミノ酸残基(1個若しくは複数)のコドンは、コードされるアミノ酸の非保存的変化をなすように変えられている。非保存的アミノ酸変化の例は、タンパク質の機能に影響を及ぼすもの、例えば異なる化学構造(特性)の別のアミノ酸での一アミノ酸の置換を包含する。以下の表は最も一般的なアミノ酸およびそれらの特性を具体的に説明する。
Figure 2009535030
例えば、ヘパリン結合部位をコードする核酸配列を、部位特異的突然変異誘発技術を使用して改変する。例えば、RxxRモチーフ[配列番号3]中で、該モチーフの最初のアルギニンおよび/若しくは最後のアルギニンのコドンを、該アミノ酸の一方(若しくは双
方)を非保存的アミノ酸に変更するように変える。このモチーフ中のアルギニンのいずれか1個を変えることがヘパリン結合を予防することが見出された。本明細書に具体的に説明されるとおり、ヘパリン結合モチーフがRxxRである場合、該改変されたヘパリン硫酸糖タンパク質結合部位の第一のアミノ酸をArgからSer若しくはGluに変更し得る。別の態様において、該改変されたヘパリン硫酸糖タンパク質結合部位の最後のアミノ酸をArgからThrに変更する。別の態様において、AAV6 vp1キャプシドタンパク質[配列番号3]の位置531のリシンを非保存的アミノ酸に変更する。本明細書に具体的に説明されるもの以外の非保存的アミノ酸変化が、当業者により選択されうる。
同様に、他のヘパリン結合ドメインを当業者に既知の技術を使用して同定し、そして部位特異的突然変異誘発若しくはアルギニンのコーディング配列を変えるための別の適する技術を使用して改変しうる。例えば、Sambrookら、Molecular Cloning:A Laboratory Manual、Cold Spring Harbor Press(ニューヨーク州コールドスプリングハーバー)を参照されたい。
加えて、ヘパリン結合ドメインの配列の他の変更方法を利用してヘパリン結合を予防しうる。別の態様において、ヘパリン結合部位を含有するAAVへのヘパリンの結合が、ヘパリン結合部位の配列を変えること以外の方法により除去される。例えば、生産体細胞中でヘパリン結合部位を効果的に遮蔽する分子をもつAAVキャプシドを提供しうる。
なお別の態様において、例えばヘパリン生合成に重要な遺伝子を標的とするRNAを使用するか若しくはそれを変異させて、ヘパリン生産を一過性に若しくは永続的にのいずれかで排除若しくは実質的に低下させるように生産体細胞を改変しうる。別の態様において、ヘパリン生合成に天然に欠ける生産体細胞株を使用しうる。
ウイルス細胞培養は、AAV粒子を生成するのに必要とされる少なくとも最小限の成分を安定に若しくは一過性にのいずれかで含有する細胞を利用し、ここで、AAV DNアーゼ抵抗性ゲノムを含有する粒子の生産は、発現カセットをAAVキャプシドにパッケージングすることを必要とする。最小限の必要とされる成分は、AAVキャプシドにパッケージングされるべき発現カセット、AAV cap、AAV rep若しくはそれらの機能的フラグメント、およびヘルパー機能を包含する。
多様な適する細胞および細胞株がAAVの生産での使用について記述されている。該細胞それ自身は、原核生物(例えば細菌)細胞、ならびに昆虫細胞、酵母細胞および哺乳動物細胞を包含する真核生物細胞を包含するいかなる生物学的生物体から選択してもよい。とりわけ望ましい宿主細胞は、A549、WEHI、3T3、10T1/2、BHK、MDCK、COS 1、COS 7、BSC 1、BSC 40、BMT 10、VERO、WI38、HeLa、HEK 293細胞(機能的アデノウイルスE1を発現する)、Saos、C2C12、L細胞、HT1080、HepG2、ならびにヒト、サル、マウス、ラット、ウサギおよびハムスターを包含する哺乳動物由来の初代線維芽細胞、肝細胞および筋芽細胞のような細胞を制限なしに包含するいずれかの哺乳動物種のなかから選択される。該細胞を提供する哺乳動物種の選択は本発明の制限でなく;哺乳動物細胞の型、すなわち線維芽細胞、肝細胞、腫瘍細胞などもそうでない。
AAV配列は多様な供給源から得ることができる。例えば、適するAAV配列は、第WO 2005/033321号に記述されるとおりに、または既知の供給源、例えばAmerican Type Culture Collection、若しくは多様な学術的ベクター中核施設から得ることができる。あるいは、適する配列は、公開された配列を参照して既知の技術を使用して合成で生成する。適するAAV配列の例が本明細書に提供される。
一般に、発現カセットは、少なくとも、5’AAV末端逆位配列(ITR)、その発現を司る制御配列に作動可能に連結された所望の治療薬、免疫原若しくは抗原をコードする核酸配列、および3’AAV ITRより構成される。一態様においてAAV血清型2の5’および/若しくは3’ITRを使用する。しかしながら他の適する供給源からの5’および3’ITRを選択してもよい。AAVビリオン(粒子)を形成するようにキャプシドタンパク質にパッケージングされるのは、この発現カセットである。
発現カセットに加え、該細胞は、細胞中でのAAVキャプシドの発現を駆動する配列(cap配列)および該発現カセット中に見出されるAAV ITRの供給源と同一供給源、若しくは交差相補供給源のrep配列を含有する。AAVのcapおよびrep配列は異なるAAV親配列から独立に選択してよく、そして当業者に既知の適する様式で宿主細胞に導入しうる。完全長のrep遺伝子を利用しうる一方、そのより小さいフラグメント、すなわちrep78/68およびrep52/40がAAVの複製およびパッケージングを可能にするのに十分であることが見出されている。
該細胞は、本発明のAAVをパッケージングするためのヘルパー機能もまた必要とする。場合によっては、こうしたヘルパー機能はヘルペスウイルスにより供給しうる。別の態様において、必要なヘルパー機能は、それぞれ、American Type Culture Collection(ATCC)、バージニア州マナサス(米国)を包含する多様な供給源から入手可能であるようなヒト若しくはヒト以外の霊長類のアデノウイルス供給源から提供される。多様な適するアデノウイルスの配列が記述されている。例えば、チンパンジーのアデノウイルスC1およびC68[米国特許第6,083,716号];Pan 5、Pan6およびPan7、[第WO 02/33645号]、記述されるもののようなハイブリッドアデノウイルス[例えば第WO 05/001103号]ならびにGenBankを参照されたい。
一態様において、宿主細胞は、少なくとも、E1a遺伝子産物、E1b遺伝子産物、E2a遺伝子産物および/若しくはE4 ORF6遺伝子産物を発現するのに必要な最小限のアデノウイルスDNA配列を含有する。宿主細胞はVAI RNAのような他のアデノウイルス遺伝子を含有しうるが、しかしこれらの遺伝子は必要とされない。一態様において、使用される細胞はE1、E2aおよび/若しくはE4 ORF6以外のいかなるアデノウイルス遺伝子も保有せず;rAAVの製造の間の汚染するウイルスの相同的組換えをもたらし得るいかなる他のウイルス遺伝子も含有せず;そしてそれはDNAによる感染若しくはトランスフェクションが可能でありかつ該トランスフェクトされた遺伝子(1種若しくは複数)を発現する。
本発明で有用な1種の細胞は、repおよびcapをコードする配列で安定に形質転換され、かつ、アデノウイルスE1、E2aおよびE4ORF6 DNAならびに上述されたところの発現カセットを保有する構築物でトランスフェクトされている宿主細胞である。B−50(国際特許出願公開第WO 99/15685号)、または米国特許第5,658,785号に記述されるもののような安定なrepおよび/若しくはcap発現細胞株もまた同様に使用しうる。別の望ましい宿主細胞は、E4 ORF6を発現するのに十分である最小限のアデノウイルスDNAを含有する。なお他の細胞株を、本発明の新規の改変cap配列を使用して構築し得る。
本発明の宿主細胞の製造は、選択したDNA配列の集成のような技術を必要とする。この集成は慣習的技術を利用して達成しうる。こうした技術は、ポリメラーゼ連鎖反応、合成法、および所望のヌクレオチド配列を提供するいかなる他の適する方法も包含する、公知でありかつSambrookら、Molecular Cloning:A Labo
ratory Manual、Cold Spring Harbor Press、ニューヨーク州コールドスプリングハーバーに記述されるcDNAおよびゲノムクローニングを包含する。
AAV製造のための必要とされる成分(例えばアデノウイルスE1a、E1b、E2aおよび/若しくはE4ORF6遺伝子産物、repまたはそのフラグメント(1種若しくは複数)、cap、発現カセット、ならびにいずれかの他の所望のヘルパー機能)は、それに保有される配列を移入するいずれかの遺伝因子の形態で、別個に若しくは組合せでパッケージング宿主細胞に送達しうる。
本明細書で使用されるところの遺伝因子(ベクター)は、それに保有される配列を移入する、例えば、裸のDNA、プラスミド、ファージ、トランスポゾン、コスミド、エピソーム、ウイルス以外の送達ベヒクル(例えば脂質に基づく担体)中のタンパク質、ウイルスなどを包含する。選択されるベクターは、トランスフェクション、電気穿孔法、リポソーム送達、膜融合技術、高速DNA被覆ペレット、ウイルス感染およびプロトプラスト融合を包含するいかなる適する方法によっても送達しうる。本発明のいずれかの態様を構築するのに使用される方法は核酸操作の当業者に既知であり、そして遺伝子工学、組換え工学および合成技術を包含する。例えば、Sambrookら、Molecular Cloning:A Laboratory Manual、Cold Spring Harbor Press、ニューヨーク州コールドスプリングハーバーを参照されたい。例えば、K.Fisherら、J.Virol.、70:520−532(1993)および米国特許第5,478,745号を参照されたい。
一態様において、アデノウイルス遺伝子の1種若しくはそれ以上は、宿主細胞のゲノムに安定に組込まれるか、若しくはエピソームとして安定に発現される。アデノウイルス遺伝子のそれぞれのプロモーターは、構成的プロモーター、誘導可能なプロモーター若しくは天然のアデノウイルスプロモーターから独立に選択しうる。プロモーターは、例えば、生物体若しくは細胞の特定の生理学的状態により(すなわち分化状態によりまたは複製している若しくは静止状態の細胞で)あるいは外因性に付加された因子により調節されうる。
一態様において、安定な宿主細胞は、調節可能なプロモーターの制御下に、必要とされる成分(1種若しくは複数)を含有することができる。しかしながら、該必要とされる成分(1種若しくは複数)は構成的プロモーターの制御下にあることができる。
調節可能なプロモーターは、外因性に供給される化合物、温度のような環境因子、または特定の生理学的状態の存在(例えば急性期、細胞の特定の分化状態、若しくは複製する細胞でのみ)による遺伝子発現の制御を可能にする。調節可能なプロモーターおよび系は、Invitrogen、ClontechおよびAriadを制限なしに包含する多様な商業的供給源から入手可能である。多くの他の系が記述されており、そして当業者により容易に選択され得る。外因性に供給されるプロモーターにより調節されるプロモーターの例は、亜鉛で誘導可能なヒツジメタロチオニン(MT)プロモーター、デキサメサゾン(Dex)で誘導可能なマウス乳癌ウイルス(MMTV)プロモーター、T7ポリメラーゼプロモーター系[第WO 98/10088号];エクダイソン昆虫プロモーター[Noら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA、93:3346−3351(1996)]、テトラサイクリンで抑制可能な系[Gossenら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA、89:5547−5551(1992)]、テトラサイクリンで誘導可能な系[Gossenら、Science、268:1766−1769(1995)、Harveyら、Curr.Opin.Chem.Biol.、2:512−518(1998)もまた参照されたい]、RU486で誘導可能な系[Wangら、
at.Biotech.、15:239−243(1997)およびWangら、Gene Ther.、4:432−441(1997)]ならびにラパマイシンで誘導可能な系[Magariら、J.Clin.Invest.、100:2865−2872(1997)]を包含する。本情況で有用でありうるなお他の型の誘導可能なプロモーターは、特定の生理学的状態、例えば温度、急性期、細胞の特定の分化状態により、若しくは複製する細胞のみで調節されるものである。
別の態様において天然のプロモーターを使用する。天然のプロモーターは、遺伝子産物の発現が天然の発現を模倣すべきであることが望ましい場合に使用しうる。天然のプロモーターは、導入遺伝子の発現を一時的に若しくは発達的に、または組織特異的様式で、あるいは特定の転写刺激に応答して調節しなければならない場合に使用しうる。さらなる一態様において、エンハンサー要素、ポリアデニル化部位若しくはコザックコンセンサス配列のような他の天然の発現調節領域もまた、天然の発現を模倣するのに使用しうる。
導入遺伝子の別の態様は、組織特異的プロモーターに作動可能に連結された導入遺伝子を包含する。例えば、骨格筋中での発現が望ましい場合は、筋中で活性のプロモーターを使用すべきである。これらは、骨格βアクチン、ミオシン軽鎖2A、ジストロフィン、筋クレアチンキナーゼをコードする遺伝子からのプロモーター、ならびに天然に存在するプロモーターより高い活性をもつ合成の筋プロモーターを包含する(Liら、Nat.Biotech.、17:241−245(1999)を参照されたい)。組織特異的であるプロモーターの例は、とりわけ、肝(アルブミン、Miyatakeら、J.Virol.、71:5124−32(1997);B型肝炎ウイルスコアプロモーター、Sandigら、Gene Ther.、3:1002−9(1996);α−フェトプロテイン(AFP)、Arbuthnotら、Hum.Gene Ther.、7:1503−14(1996))、骨オステオカルシン(Steinら、Mol.Biol.Rep.、24:185−96(1997));骨シアロタンパク質(Chenら、J.Bone Miner.Res.、11:654−64(1996))、リンパ球(CD2、Hansalら、J.Immunol.、161:1063−8(1998);免疫グロブリンH鎖;T細胞受容体α鎖)、ニューロン特異的エノラーゼ(NSE)プロモーター(Andersenら、Cell.Mol.Neurobiol.、13:503−15(1993))、神経細線維軽鎖遺伝子(Piccioliら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA、88:5611−5(1991))およびニューロン特異的vgf遺伝子(Piccioliら、Neuron、15:373−84(1995))のような神経型について既知である。
適する活性化可能および構成的プロモーターの例は当業者に既知である。なお別の代替において、選択された安定な宿主細胞は、構成的プロモーターの制御下の選択された成分(1種若しくは複数)、および1種若しくはそれ以上の誘導可能なプロモーターの制御下の他の選択された成分(1種若しくは複数)を含有しうる。例えば、293細胞由来である(構成的プロモーターの制御下にE1ヘルパー機能を含有する)がしかし誘導可能なプロモーターの制御下にrepおよび/若しくはcapタンパク質を含有する安定な宿主細胞を生成しうる。なお他の安定な宿主細胞が当業者により生成されうる。
あるいは、発現カセットをAAVキャプシドにパッケージングするために宿主細胞中で培養されることが必要とされる成分の1種若しくはそれ以上を、適する遺伝因子を使用してトランスで宿主細胞に提供しうる。
適する細胞培養系を一旦選択したら、該細胞を、AAVのパッケージングを可能にする条件下で適する培地中で培養し、上清を培養物から収集し、そしてAAVをそれから単離する。一態様において、本発明は、連続製造工程を通じて細胞培養物が維持されることを
可能にする、すなわち収集のために細胞破壊および/若しくは細胞溶解を必要としない、規模適応性である系を提供する。一態様において、こうした系は生存可能細胞の培養物を維持する。別の態様において、該細胞培養物は生存可能および生存可能でない細胞の混合集団を含有する。培養工程の間、培地は、培養工程の間にかつ/若しくは連続製造工程を提供するための上清の収集とともに添加し得る。培地、新鮮細胞、および/または必要とされる栄養素若しくは調節剤のような他の要素のこの添加は、細胞培養物の寿命に依存して最低2回、2から100回まで、若しくは100回以上反復しうる。
本発明の方法はウイルスの連続製造を可能にする一方、製造稼働の完了に際して、生産細胞から残存するいかなるAAVもそれの破壊の前に抽出することが望ましいかもしれない。この抽出はそれに一般に使用される方法を使用して実施し得る。こうした方法は、典型的には、上清を除去すること、凍結/融解若しくは超音波処理技術により細胞を溶解すること、次いで洗剤処理(例えばベンゾナーゼ(benzonase))を包含する。精製は、3回のCsCl勾配遠心分離、透析および濃縮により伝統的に実施する。
一態様において、本発明は適する培地中で増殖させた細胞を含有する細胞培養物を提供する。場合によっては、所望の遺伝子産物の発現を活性化若しくは誘導するのに必要な、またはビリオン製造に必要とされるいかなる成分も、製造前若しくはその間の適切な時点で供給される。こうした成分は、培地とともに添加しうるか、若しくは別個に供給しうる。例えば、必要とされる成分(1種若しくは複数)を保有する1種若しくはそれ以上の適する遺伝因子(例えばプラスミド)を所望の細胞株にトランスフェクトしうる。
一態様において、培地は、CaCl(無水)、Fe(NO)9HO、KCl、MgSO(無水)、NaClおよびNaHPOOのような無機塩、L−アルギニンHCl、L−シスチン2HCl、グルタミン、グリシン、ヒスチジンHCl HO、イソロイシン、リシンHCl、メチオニン、フェニルアラニン、セリン、トレオニン、トリプトファン、チロシン2Na 2HOおよびバリンのようなアミノ酸、D−Caパントテン酸、塩化コリン、葉酸、i−イノシトール、ナイアシンアミド、リボフラビンおよびチアミンHClのようなビタミン、ならびにD−グルコース、フェノールレッドおよびピルビン酸ナトリウムのような他成分を含有する、ダルベッコ変法イーグル培地(DMEM)のような無血清培地である。他の適する無血清培地を選択してもよい。
本発明の血清の非存在下で(すなわち無血清培地中で)製造される細胞は、好ましくは、それを血清若しくは血清成分の非存在下で培養し得るという付加的な利点を有する。従って、単離は容易かつ費用効率がよく、安全性が高められ、そして該系は良好な信頼性を有する(合成培地は再現性に最良である)。本発明の細胞、およびとりわけ初代細胞に基づくものは、正常な(ヒトにとって)翻訳後およびペリ翻訳(peri−translational)修飾および集成が可能である。これは、それらが治療およびワクチン組成物での使用のためのウイルスタンパク質およびウイルスを製造するのに非常に適することを意味している。
別の態様において、血清を含有する培地を選択しうる。加えて、若しくはあるいは、培地は、培養工程の前若しくは間に所望の栄養素、活性化(誘導)剤若しくは血清と混合しうる(例えばDMEM+10%ウシ胎児血清)。なお別の態様において、無タンパク質培地を利用しうる。
新鮮培地およびいかなる必要な誘導若しくは活性化剤も(例えば蠕動ポンプ若しくは他の適する手段により)供給し、そして使用済み培地(spent medium)を同一流速で培養容器から除去する。培養物容量を維持し、またた、希釈速度はポンプ運転速度を変更することにより変えることができる。開始後、培養物は選択した細胞培養物に適す
る温度範囲(例えばほぼ室温ないし37℃)で攪拌しながら維持する。培養物は選択した細胞型に依存して好気性若しくは嫌気性でありうる。
培地は、トランスフェクション、若しくは安定に発現する細胞株を培養することの開始のおよそ24時間後に添加されることを必要とすることができることが予期される。しかしながら、培養物は、上清の収集および培地の添加のタイミングをより正確に評価するために、定期的にサンプリングして上清中の宿主細胞およびAAVの濃度を測定し得る。
従って、一態様において、本発明はAAVウイルス製造のための連続的系を提供する。一態様においてバッチ培養物を使用する。例えば、バッチ培養物は、懸濁液および/若しくは接着細胞、流加培養法、充填および抜き出し(fill and draw)を利用しうる。多様なバッチ培養系が当業者に既知であり、そして例えばバイオリアクター、醗酵槽、微小担体系、静置フラスコ、セルファクトリー(cell factory)、ローラーボトル、使い捨て袋(例えばWaveTM系)、ステンレス鋼およびガラス容器を利用する。他の系、例えば中空繊維バイオリアクター、微小担体系、セルキューブ系(Corning)、スピンフィルター、充填層(packed bed)バイオリアクター(例えばFibreセル)、細胞被包化のような灌流系をAAVウイルス製造に使用し得る。
連続系において、多様な段階でサンプルを得かつ感染性、ゲノム滴定若しくは他の適する方法によりウイルスの濃度を測定することが当業者に公知である。適切な濃度が一旦得られれば、上清を所望の精製系に抜き出し得る。同時に、適切な量の補充培地およびいずれかの他の必要な成分を細胞培養物に供給する。
上清中のAAVは当業者に既知である適する技術を使用して収集し得る。例えば、モノリスカラム(例えばイオン交換、アフィニティー若しくはIMAC様式の)、クロマトグラフィー(例えば捕捉クロマトグラフィー、固定法クロマトグラフィーおよび膨張層クロマトグラフィー)、濾過ならびに沈殿を、精製および濃縮に使用し得る。これらの方法は単独で若しくは組合せで使用しうる。一態様において、カラムに基づく若しくは膜に基づく系を包含する捕捉クロマトグラフィー法を、濾過および沈殿と組合せで利用する。例えばポリエチレングリコール(PEG)8000およびNHSOを利用する適する沈殿法が当業者により容易に選択され得る。その後、沈殿物をベンゾナーゼ(benzonaze)で処理しかつ適する技術を使用して精製し得る。
一態様において、有利には、本発明の方法を使用して製造される場合、細胞培養物上清は、細胞内に留まるAAVに比較して有意により高レベルのAAVを含有する。ある態様において、上清は最低60%の収率でAAVを含んでなる。
現在、発明者は、30以上の組換えAAV種について、細胞ペレットに対し上清の収集によりAAV製造効率が増大されたことを見出した。
従って、本発明は、本発明の方法若しくは使用により得ることができる治療若しくはワクチン組成物での使用のためのウイルスもまた提供し、該ウイルス若しくはウイルスタンパク質はいかなるヒト以外の哺乳動物のタンパク質性物質も含まず、また、製薬学的製剤はこうしたウイルスおよび/若しくはウイルスタンパク質を含んでなる。こうしたウイルスの例は、それと同一日に申請されかつ2006年4月28日出願の米国仮出願第60/795,965号の利益を主張する、”Modified AAV Vectors Having Reduced Capsid Immunogenicity And Use Thereof(低下されたキャプシド免疫原性を有する改変AAVベクターおよびそれらの使用)”と題された共通に所有される特許出願に記述されるものを包含する
従って、一態様において、本発明は本明細書に記述されるところのAAVを製造するためのキットを提供する。こうしたキットは以下の成分の1種若しくはそれ以上を含有しうる。AAVウイルス粒子のパッケージングを司ることが可能な適する生産細胞を供給しうる。こうした生産細胞は、AAVの製造に必要とされる要素の全部を含有するよう工作されていることができる。あるいは、こうした生産細胞は、それがヘパリン結合部位に結合することが可能なヘパリンを発現する能力を欠くように変えられていてもよい。他の適する成分は、トランスフェクション試薬、ベクターの構築のためのプラスミド成分、集成されたAAV粒子の収集(collection)、精製、濃縮若しくは収集(harvesting)に必要な成分、精製するためのウイルス粒子の陰性若しくは陽性選択のための試薬、ウイルス調製物の濃縮のための試薬、および/またはウイルス調製物中の汚染物質の酵素消化のための試薬を包含しうる。
以下の実施例は、本発明の細胞培養物の上清中でのAAV粒子の製造方法を具体的に説明する。
実験:
293細胞を、AAVの製造に必要とされるプラスミド、すなわちAAV2 rep、アデノウイルスヘルパー構築物およびITRに隣接される導入遺伝子カセットで、CaPOを用いてトランスフェクトした。AAV2 repプラスミドは、研究されている特定のウイルスのcap配列もまた含有する。該cap配列は全実験で唯一変動可能である。これらの実験を数種の導入遺伝子カセットについて反復した。血清含有DMEM中で起こったトランスフェクション24時間後に、血清を含む若しくは含まない新鮮培地で培地を置き換えた。トランスフェクション3日後に、サンプル(I)を293接着細胞の培地から採取した。その後、細胞を掻き取りかつ受器に移した。細胞ペレットを除去するための遠心分離後に、掻き取った後の上清からサンプル(II)を採取した。次に、細胞溶解を3回の連続する凍結−融解周期(−80℃ないし37℃)により達成した。細胞破片を除去し、そしてサンプル(III)を培地から採取した。サンプルは、TaqmanTM
PCRによるDNアーゼ抵抗性ゲノム滴定によりAAVについて定量した。こうしたトランスフェクションからの全生産収量はサンプルIIIからの粒子濃度に等しい。3画分すなわち培養上清画分、細胞ペレット画分、ならびに細胞の掻き取りおよびその後の遠心により放出される画分がこれに含有される。これらの画分の絶対数を以下の方法で得る。上清の粒子数=サンプルIの粒子数
掻き取ることおよび回転することにより除去される画分の粒子数(ゆるく細胞に会合される)=サンプルII−サンプルIの粒子数
細胞ペレット中の画分の粒子数=サンプルIII−サンプルIIの粒子数。
結果:
RxxR[配列番号12]モチーフ(ドメイン)の存在は、AAV粒子の局在化を細胞ペレットに主に限定するのみならず、しかしまたおそらく飽和により細胞支持体からのその生産も制限する。この制限は、ヘパリンに結合しないAAV2ホモログすなわちAAV8について観察されない(図1および2)。血清の存在(S)若しくは非存在(SF)(図2)は、ヘパリンに結合しないAAVについてAAV粒子の生産に対し劇的に影響しないようである。ヘパリンに結合するAAV2の飽和効果は、他方、血清の存在下でいくらか軽減されるようである。
別の例において、実験室スケールで従来技術の方法を使用して、約40枚の15cm皿が、AAV2/7について全体で平均約4×1013粒子を生じることが予期されるとみ
られる。本発明は、上清の含有物についてプレートあたり4.7×1012粒子まで採集されることを可能にする。
また、無血清培地の使用と組合せで、本技術はその後の精製の努力を劇的に減少させる。より具体的には、本発明の上清収集方法を使用して製造されるAAV2/1およびAAV2/8を、以前に記述された方法を使用して製造しかつCsCl勾配を介して精製したAAV2/1およびAAV2/8と比較した。双方のウイルスについて、ある濃度範囲にわたり、本発明の上清収集方法により得られたAAV2/1およびAAV2/8粒子について、有意により高い感染性が観察された。
再現可能に、多数のAAV単離物について、単一の15cm皿トランスフェクションからのDNアーゼ抵抗性粒子を、アデノ−ヘルパープラスミドデルタF6、パッケージングのためのAAV rep−cap発現トランスプラスミド、およびベクターゲノムのためのAAV2.CMV.eGFPシスプラスミドを用いて製造した。ヘパリンに結合しない単離物についてのこれらの小スケール精製の力価は、プレートあたり合計1012ないし1013ゲノムコピーを含有する粒子となった(図3)。これらの量は、in vitro若しくはin vivo実験のための大部分の実験室の応用に十分である。
上清中へのベクター放出を、血清型1、2、3、5、6、7、8および9、ならびに新規ベクターrh32.33、rh.10、hu.11、AAV6.2、AAV6.1、AAV6.1.2、rh64R1およびrh8Rについて検討した。AAV2、AAV2/3およびAAV2/5が最小限(全DNアーゼ抵抗性ベクターゲノム若しくは粒子(drp vg)の10%未満)分泌することが見出された。AAAV2/9は、ウイルスベクター生産の間、上清中に適度に放出される(全drp vgの10%以上、20%未満)。試験した全部の他のベクターは、三重トランスフェクション後の293細胞での生産の間、それらのウイルス粒子の20%以上を上清中に分泌する。
該上清から収集したベクターの感染性を、精製した(ヘパリン精製したAAV2を除きCsCl純粋)調製物、ならびに細胞ペレットライセートから収集したベクターのものと比較した。上清から収集したAAVは、単離物1、2、6、8若しくは9に基づくAAVベクターならびにAAV2HSPG−についての293形質導入アッセイで、2種の後者の画分に比較した場合に等しい若しくはより高い感染性のものであることが見出された。
上清中へのベクター放出はそのヘパリン親和性と相関するようである。天然のAAV2(配列番号9)のRGNR[配列番号18]ヘパリン結合モチーフを遺伝子的に変異すること(SGNT、配列番号19へ)によるこの親和性の除去は、上清中に放出されるベクターの画分を40%以上増大する。AAV8キャプシド(ヘパリンに結合しない、配列番号11)の相同な位置でのヘパリンに結合するアルギニンの導入は、ウイルスベクター生産の収集の間に細胞ペレットとほぼ完全に会合しているAAV8RQNRベクターを生じる。これは、その回収可能なベクターゲノム粒子の平均40%以上を上清中に放出するその親ベクターAAV8と対照的である。
異なるキャプシドを有する多様なAAVベクターのT細胞活性化に対する影響を評価するために免疫化試験を実施した。該試験は、位置531のリシン残基にヘパリン結合ドメインを有することが知られている天然のAAV6を、キャプシドに部位特異的改変を導入させた3種の改変AAVと比較した。AAV2/6.2(K531以外の1位置で改変した)、AAV2/6.1(グルタミン酸を含有する(すなわち非保存的アミノ酸変化)ように位置531でAAV6キャプシド[配列番号3]を改変させた)、ならびにAAV6
.2およびAAV6.1キャプシドの改変の双方を伴うAAV6キャプシドを有するAAV2/6.1.2と呼称されるこれらのAAVを利用した。これらのベクターの配列および生成は、国際特許出願第PCT/US06/13375号に記述されている。AAV1は陰性対照としてはたらき、また、AAV2が陽性対照としてはたらいた。
Balb/cマウス(雄性)を、1×1011GCのAAV2/6、AAV2/6.1、AAV2/6.2、AAV2/6.1.2、AAV2/1若しくはAAV2ベクターで筋肉内に免疫した。13日後に群あたり3マウスから脾細胞を収集しかつ合わせた。等量の脾細胞を、ELISPOTアッセイでBalb/c AAVエピトープIPQYGYLTL[配列番号1]でin vitroで刺激した。図4を参照されたい。
これらの結果は、未改変のAAV6キャプシドを含有するウイルスベクターが、AAV2キャプシドにより誘導されるものに匹敵するT細胞のレベルを誘導したことを示す。対照的に、除去されたヘパリン結合ドメインを有する改変AAV6ベクター(AAV2/6.1およびAAV2/6.1.2)は、陰性対照(AAV1)と事実上識別不可能であるT細胞応答を有した。
これは、AAVキャプシドへのヘパリン結合を媒介する原因であるアミノ酸残基を非保存的アミノ酸に変更することが、ヘパリン結合を除去するのみならず、しかしまたT細胞活性化も有意に低下させることを示す。
数種の血清型のAAVを、6.0から9.0までの範囲にわたるpHをもつ緩衝液中での陰イオン交換膜(Mustang Q、Pall Scientific)に結合するそれらの能力について評価し、そして0ないし500mM塩勾配を使用して溶離をモニターした。高pH緩衝液は、試験した血清型のそれぞれの結合および溶離に最適であった(表1)。3血清型(AAV8、AAV7およびRh8Rc)の溶離は100ないし150mM範囲の勾配で起こった一方、2種(AAV9およびRh64R1)は勾配の適用直後に溶離した。負荷した物質の回収は50%(AAV7)から100%(rh64R1)までの範囲にわたった。
Figure 2009535030
該データは、陰イオン交換膜技術が多数のAAV血清型の精製に応用可能であることを示す。膜のマクロ孔質(macroporous)構造により供給される高流速および結合能力により、本技術は細胞培養上清からのAAVの精製にとりわけ適する。該データは、上清希釈若しくは緩衝剤交換が、陰イオン交換膜へのAAV結合のための適切な塩濃度を得るのに必要であろうことを示す。
本明細で引用される全部の刊行物は引用することにより本明細書に組込まれる。本発明
はとりわけ好ましい態様に関して記述された一方、本発明の技術思想から離れることなく改変をなし得ることが認識されるであろう。
陽性対照としてのAAV2/8製造を伴う、血清の存在(S)若しくは非存在(SF)下でのAAV2およびAAV2HSPG−の製造に対するヘパラン硫酸糖タンパク質(HPSG)の影響を具体的に説明する。 AAV2/8陽性対照の上清(I)、ゆるく細胞に会合した(II)および強固に細胞に会合した(III)画分中のDNアーゼ抵抗性AAV粒子(drp)の定量を示す。 血清の存在(血清若しくはS)または非存在(無血清若しくはSF)下でのAAV2およびAAV2HSPG−の類似の画分を示す。 単一の15cm皿トランスフェクションからのAAV単離物の収量を具体的に説明する。全部のヘパリンに結合しない単離物は合計1×1013GCまでの範囲にわたる2×1012GC以上を生じる。AAV2および単離物hu.51はヘパリンを結合することが示されており、そして製造が制限される。 T細胞活性化での多様なAAVでの免疫化の結果を示す棒グラフである。Balb/cマウスを1×1011GCのAAV2/6、AAV2/6.1、AAV2/6.2、AAV2/6.1.2、AAV2/1およびAAV2ベクターで免疫した。13日後に脾細胞を群あたり3マウスから収集しかつ合わせた。等量の脾細胞をELISPOTアッセイでBalb/c AAVエピトープIPQYGYLTL[配列番号1]でin vitroで刺激した。 293細胞培養系での三重の一過性トランスフェクションによる指定されるAAVウイルスベクターの製造後に上清中に放出されるベクターの画分を示す棒グラフである。

Claims (29)

  1. (a)ヘパリン結合部位を欠くAAVを細胞培養物中で培養する段階;
    (b)該培養物から上清を収集する段階;および
    (c)該上清からAAVを単離する段階
    を含んでなるAAVの製造方法。
  2. 生存可能細胞の培養物を維持することをさらに含んでなる、請求項1に記載の方法。
  3. 上清の収集の間若しくは後に培地を添加して連続製造工程を提供する段階をさらに含んでなる、請求項2に記載の方法。
  4. 該方法の段階が最低2回反復される、請求項1ないし3のいずれかに記載の方法。
  5. 該方法の段階が最低2ないし100回反復される、請求項4に記載の方法。
  6. AAVがAAV8である、請求項1に記載の方法。
  7. AAVが、天然のヘパリン結合部位を除去するように改変されている、請求項1に記載の方法。
  8. ヘパリン結合部位がアミノ酸配列RxxR(配列番号12)(式中Xはいずれかのアミノ酸である)を特徴とする、請求項7に記載の方法。
  9. AAVが、AAV2、hu.51、hu.34、hu.35、hu.45およびhu.47よりなる群から選択される、請求項8に記載の方法。
  10. ヘパリン結合部位が、RxxR(配列番号12)配列の第一のアミノ酸で改変される、請求項8に記載の方法。
  11. 改変されたヘパリン結合部位の第一のアミノ酸がArgからSer若しくはGluに変更される、請求項10に記載の方法。
  12. ヘパリン結合部位が、RxxR(配列番号12)配列の最後のアミノ酸で改変される、請求項8に記載の方法。
  13. 改変されたヘパリン結合部位の最後のアミノ酸がArgからThrに変更される、請求項12に記載の方法。
  14. 培養段階が無血清培地中で実施される、請求項1に記載の方法。
  15. AAVがHEK 293細胞中で培養される、請求項1に記載の方法。
  16. 単離段階が、クロマトグラフィー、濾過および沈殿よりなる群から選択される方法によりAAVを濃縮することをさらに含んでなる、請求項1に記載の方法。
  17. クロマトグラフィーがカラムをベースとする、請求項16に記載の方法。
  18. クロマトグラフィーが膜をベースとする、請求項16に記載の方法。
  19. (a)改変された哺乳動物細胞であって、ヘパリンの細胞内発現若しくは結合を妨げるように改変された哺乳動物細胞においてAAVを培養する段階;
    (b)該培養物から上清を収集する段階;および
    (c)該上清からAAVを単離する段階
    を含んでなるAAVの製造方法。
  20. 請求項1ないし19のいずれかに記載の方法により細胞培養物から収集された細胞培養物上清。
  21. 上清が最低60%の収率でAAVを含んでなる、請求項20に記載の細胞培養物上清。
  22. (a)パッケージングに必要なアデノウイルスヘルパー機能、パッケージングに十分なAAV repタンパク質、パッケージングに十分なAAV capタンパク質、およびパッケージングされるべきAAVゲノムを含んでなる細胞を培養すること;
    (b)(a)の細胞培養物から上清を収集すること;
    (c)AAV粒子を単離すること
    を含んでなる、DNアーゼ抵抗性AAV粒子の製造方法。
  23. 細胞が、アデノウイルスヘルパー機能をコードする配列で安定に形質転換されている、請求項22に記載の方法。
  24. アデノウイルスヘルパー機能が、活性化可能若しくは誘導可能なプロモーター下で発現される、請求項22に記載の方法。
  25. 細胞が、AAV repおよび/若しくはAAV capタンパク質をコードする配列で安定に形質転換されている、請求項22に記載の方法。
  26. AAV repタンパク質および/若しくはAAV capタンパク質が、活性化可能若しくは誘導可能なプロモーターの支配下で発現される、請求項25に記載の方法。
  27. 細胞が、パッケージングされるべきAAVゲノムで安定に形質転換されている、請求項22に記載の方法。
  28. 1種若しくはそれ以上の:
    (a)AAVウイルス粒子のパッケージングを司ることが可能な生産細胞;
    (b)トランスフェクション試薬;
    (c)ベクターの構築のためのプラスミド成分;
    (d)集成されたAAV粒子の収集(collection)、精製、濃縮若しくは採取(harvesting)に必要な成分;
    (e)精製するためのウイルス粒子の陰性若しくは陽性選択のための試薬;
    (f)ウイルス調製物の濃縮のための試薬;および
    (g)ウイルス調製物中の汚染物質の酵素消化のための試薬
    を含んでなる、ヘパリン結合部位を欠くAAVの上清からの製造のためのキット。
  29. 生産細胞が、ヘパリン結合部位に結合することが可能なヘパリンを発現する能力を欠く哺乳動物細胞である、請求項28に記載のキット。
JP2009507783A 2006-04-28 2007-04-27 Aavの規模適応性の製造方法 Active JP5268890B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US79622906P 2006-04-28 2006-04-28
US60/796,229 2006-04-28
PCT/US2007/010055 WO2007127264A2 (en) 2006-04-28 2007-04-27 Scalable production method for aav

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009535030A true JP2009535030A (ja) 2009-10-01
JP5268890B2 JP5268890B2 (ja) 2013-08-21

Family

ID=38543764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009507783A Active JP5268890B2 (ja) 2006-04-28 2007-04-27 Aavの規模適応性の製造方法

Country Status (6)

Country Link
US (6) US9198984B2 (ja)
EP (1) EP2018421B1 (ja)
JP (1) JP5268890B2 (ja)
CN (1) CN101528916B (ja)
ES (1) ES2400235T3 (ja)
WO (1) WO2007127264A2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013523175A (ja) * 2010-04-14 2013-06-17 イーエムディー・ミリポア・コーポレーション 高力価、高純度のウイルスストックの作製方法及びその使用方法
JP2018515096A (ja) * 2015-05-12 2018-06-14 アメリカ合衆国 神経成長因子シグナルペプチド及び副甲状腺ホルモンを含むaav分離株及び融合タンパク質
JP2023520149A (ja) * 2020-03-16 2023-05-16 ウルトラジェニックス ファーマシューティカル インコーポレイテッド 組換えアデノ随伴ウイルス収量を増強させるための方法

Families Citing this family (128)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2465868C (en) 2001-11-13 2017-02-28 The Trustees Of The University Of Pennsylvania A method of detecting and/or identifying adeno-associated virus (aav) sequences and isolating novel sequences identified thereby
CN101203613B (zh) 2005-04-07 2012-12-12 宾夕法尼亚大学托管会 增强腺相关病毒载体功能的方法
US9198984B2 (en) 2006-04-28 2015-12-01 The Trustees Of The University Of Pennsylvania Scalable production method for AAV
US9217155B2 (en) 2008-05-28 2015-12-22 University Of Massachusetts Isolation of novel AAV'S and uses thereof
US8734809B2 (en) 2009-05-28 2014-05-27 University Of Massachusetts AAV's and uses thereof
WO2011094198A1 (en) * 2010-01-28 2011-08-04 The Children's Hospital Of Philadelphia Research Institute, Abramson Research Center A scalable manufacturing platform for viral vector purification and viral vectors so purified for use in gene therapy
US9315825B2 (en) 2010-03-29 2016-04-19 The Trustees Of The University Of Pennsylvania Pharmacologically induced transgene ablation system
MX342858B (es) 2010-03-29 2016-10-13 The Trustees Of The Univ Of Pennsylvania * Sistema de ablacion transgenica inducida farmacologicamente.
CA2833905C (en) 2010-04-23 2019-09-10 University Of Massachusetts Multicistronic expression constructs
CA2833908C (en) 2010-04-23 2021-02-09 University Of Massachusetts Cns targeting aav vectors and methods of use thereof
US9309534B2 (en) 2010-07-12 2016-04-12 Universidad Autonoma De Barcelona Gene therapy composition for use in diabetes treatment
EP3318635A1 (en) 2011-04-21 2018-05-09 University of Massachusetts Raav-based compositions and methods for treating alpha-1 anti-trypsin deficiencies
CA2853482C (en) 2011-10-28 2020-05-19 Joshua Grieger Cell line for production of adeno-associated virus
US9434928B2 (en) 2011-11-23 2016-09-06 Nationwide Children's Hospital, Inc. Recombinant adeno-associated virus delivery of alpha-sarcoglycan polynucleotides
PE20150163A1 (es) 2012-04-18 2015-02-23 Philadelphia Children Hospital Composicion y metodos para una transferencia de genes altamente eficiente usando variantes capside aav
EP2682168A1 (en) 2012-07-02 2014-01-08 Millipore Corporation Purification of biological molecules
EP2692868A1 (en) 2012-08-02 2014-02-05 Universitat Autònoma De Barcelona Adeno-associated viral (AAV) vectors useful for transducing adipose tissue
CN116656627A (zh) * 2013-07-11 2023-08-29 宝生物工程株式会社 制备无包膜病毒的方法
GB201403684D0 (en) 2014-03-03 2014-04-16 King S College London Vector
MY186389A (en) 2014-05-13 2021-07-22 Univ Pennsylvania Compositions comprising aav expressing dual antibody constructs and uses thereof
WO2015191508A1 (en) 2014-06-09 2015-12-17 Voyager Therapeutics, Inc. Chimeric capsids
JP6521965B2 (ja) 2014-07-10 2019-05-29 タカラバイオ株式会社 非エンベロープウイルス粒子の製造方法
WO2016041588A1 (en) 2014-09-16 2016-03-24 Universitat Autònoma De Barcelona Adeno-associated viral vectors for the gene therapy of metabolic diseases
WO2016054554A1 (en) 2014-10-03 2016-04-07 University Of Massachusetts Heterologous targeting peptide grafted aavs
EP3200830B1 (en) 2014-10-03 2020-09-09 University of Massachusetts High efficiency library-identified aav vectors
WO2016065001A1 (en) 2014-10-21 2016-04-28 University Of Massachusetts Recombinant aav variants and uses thereof
BR112017009497A2 (pt) 2014-11-05 2018-02-06 Voyager Therapeutics, Inc. polinucleotídeos de aadc para o tratamento da doença de parkinson
CA2975583A1 (en) 2014-11-14 2016-05-19 Voyager Therapeutics, Inc. Modulatory polynucleotides
RU2020108189A (ru) 2014-11-14 2020-03-11 Вояджер Терапьютикс, Инк. Композиции и способы лечения бокового амиотрофического склероза (als)
HK1245326A1 (zh) 2014-12-12 2018-08-24 Voyager Therapeutics, Inc. 用於生产scaav的组合物和方法
KR102493350B1 (ko) 2015-01-09 2023-01-27 다카라 바이오 가부시키가이샤 비엔벨로프 바이러스 입자의 제조방법
US9862936B2 (en) 2015-01-13 2018-01-09 Alfa Wassermann, Inc. Methods of purifying adeno-associated virus (AAV) and/or recombinant adeno-associated virus (rAAV) and gradients and flow-through buffers therefore
US10584321B2 (en) 2015-02-13 2020-03-10 University Of Massachusetts Compositions and methods for transient delivery of nucleases
CN119064246A (zh) 2015-03-23 2024-12-03 赛多利斯生物分析仪器股份有限公司 用于评估生物材料中的流感病毒类型的非缔合的病毒尺寸颗粒的流式细胞术方法
WO2016172008A1 (en) 2015-04-24 2016-10-27 University Of Massachusetts Modified aav constructions and uses thereof
EA201792500A1 (ru) 2015-05-13 2018-04-30 Дзе Трастиз Оф Дзе Юниверсити Оф Пенсильвания Aav-опосредованная экспрессия антител против гриппа и способы их использования
PT3356390T (pt) 2015-09-28 2021-04-21 Univ Florida Métodos e composições para vetores virais que se evadem a anticorpos
US20180230489A1 (en) 2015-10-28 2018-08-16 Voyager Therapeutics, Inc. Regulatable expression using adeno-associated virus (aav)
US11098286B2 (en) 2015-12-11 2021-08-24 The Trustees Of The University Of Pennsylvania Scalable purification method for AAV9
US11015173B2 (en) 2015-12-11 2021-05-25 The Trustees Of The University Of Pennsylvania Scalable purification method for AAV1
ES2918998T3 (es) 2015-12-11 2022-07-21 Univ Pennsylvania Método de purificación escalable para AAVrh10
EP3387117B1 (en) 2015-12-11 2022-11-23 The Trustees Of The University Of Pennsylvania Scalable purification method for aav8
US11208630B2 (en) * 2015-12-24 2021-12-28 University Of Florida Research Foundation, Incorporated AAV production using suspension adapted cells
EP4094780A3 (en) * 2016-02-12 2023-02-08 University of Massachusetts Anti-angiogenic mirna therapeutics for inhibiting corneal neovascularization
WO2017189964A2 (en) 2016-04-29 2017-11-02 Voyager Therapeutics, Inc. Compositions for the treatment of disease
US11326182B2 (en) 2016-04-29 2022-05-10 Voyager Therapeutics, Inc. Compositions for the treatment of disease
KR20220108216A (ko) 2016-05-18 2022-08-02 보이저 테라퓨틱스, 인크. 헌팅톤 질환을 치료하기 위한 조성물 및 방법
CN117904112A (zh) 2016-05-18 2024-04-19 沃雅戈治疗公司 调节性多核苷酸
GB201614050D0 (en) * 2016-08-17 2016-09-28 Glaxosmithkline Ip Dev Ltd Method for purifying viral vectors
US20200340012A1 (en) 2016-08-18 2020-10-29 The Regents Of The University Of California Crispr-cas genome engineering via a modular aav delivery system
AU2017315679B2 (en) 2016-08-23 2023-12-14 Akouos, Inc. Compositions and methods for treating non-age-associated hearing impairment in a human subject
WO2018044933A1 (en) 2016-08-30 2018-03-08 The Regents Of The University Of California Methods for biomedical targeting and delivery and devices and systems for practicing the same
WO2018064624A1 (en) * 2016-09-29 2018-04-05 University Of Florida Research Foundation, Incorporated Aavrh.10 variants with host antibody escape capabilities and altered tissue targeting properties
EP3526333A4 (en) 2016-10-13 2020-07-29 University of Massachusetts AAV CAPSIDE DESIGNS
AU2017345470B2 (en) 2016-10-19 2023-08-03 Adverum Biotechnologies, Inc. Modified AAV capsids and uses thereof
PT3589730T (pt) * 2017-02-28 2024-02-28 Univ Pennsylvania Vetor de vírus adenoassociado (aav) de clado f e suas utilizações
JOP20190200A1 (ar) 2017-02-28 2019-08-27 Univ Pennsylvania تركيبات نافعة في معالجة ضمور العضل النخاعي
JP2020510430A (ja) 2017-02-28 2020-04-09 ザ・トラステイーズ・オブ・ザ・ユニバーシテイ・オブ・ペンシルベニア Aavベクターに基づくインフルエンザワクチン
CN110913866A (zh) 2017-05-05 2020-03-24 沃雅戈治疗公司 治疗肌萎缩性侧索硬化(als)的组合物和方法
EP3619308A4 (en) 2017-05-05 2021-01-27 Voyager Therapeutics, Inc. COMPOSITIONS AND METHODS OF TREATMENT FOR HUNTINGTON'S MORBUS
JOP20190269A1 (ar) 2017-06-15 2019-11-20 Voyager Therapeutics Inc بولي نوكليوتيدات aadc لعلاج مرض باركنسون
EP3654860A1 (en) 2017-07-17 2020-05-27 Voyager Therapeutics, Inc. Trajectory array guide system
MX2020003042A (es) 2017-09-29 2020-11-18 Voyager Therapeutics Inc Rescate del fenotipo neurológico central y periférico de la ataxia de friedreich mediante administración intravenosa.
EP4454654A3 (en) 2017-10-16 2025-02-19 Voyager Therapeutics, Inc. Treatment of amyotrophic lateral sclerosis (als)
AU2018352236B2 (en) 2017-10-16 2025-04-10 The Curators Of The University Of Missouri Treatment of amyotrophic lateral sclerosis (ALS)
GB201800903D0 (en) 2018-01-19 2018-03-07 Oxford Genetics Ltd Vectors
WO2019152474A1 (en) 2018-01-31 2019-08-08 Research Institute At Nationwide Children's Hospital Gene therapy for limb-girdle muscular dystrophy type 2c
EP3773743A1 (en) 2018-04-03 2021-02-17 Stridebio, Inc. Virus vectors for targeting ophthalmic tissues
WO2019195449A1 (en) 2018-04-03 2019-10-10 Stridebio, Inc. Antibody-evading virus vectors
MX2020010466A (es) 2018-04-03 2021-01-08 Vectores de virus que evitan anticuerpos.
MX2020012077A (es) 2018-05-15 2021-03-09 Voyager Therapeutics Inc Composiciones y metodos para el tratamiento de la enfermedad de parkinson.
EP3807404A1 (en) 2018-06-13 2021-04-21 Voyager Therapeutics, Inc. Engineered 5' untranslated regions (5' utr) for aav production
TWI854984B (zh) 2018-06-29 2024-09-11 美國全美兒童醫院之研究學會 用於治療肢帶型肌營養不良症2a之重組腺相關病毒產品與方法
AU2019299861A1 (en) 2018-07-02 2021-01-14 Voyager Therapeutics, Inc. Treatment of amyotrophic lateral sclerosis and disorders associated with the spinal cord
KR20210052443A (ko) 2018-07-17 2021-05-10 뉴로마이언 주식회사 Igf-1 이형체를 발현하는 dna 컨스트럭트를 이용한 신경병증의 치료
AU2019310459A1 (en) 2018-07-24 2021-02-18 Voyager Therapeutics, Inc. Systems and methods for producing gene therapy formulations
WO2020037100A1 (en) 2018-08-16 2020-02-20 Isolere Bio, Inc. Genetically encoded polypeptide for affinity capture and purification of biologics
US12296023B2 (en) 2018-08-16 2025-05-13 The Regents Of The University Of California Chemically and photochemically initiated cell membrane blebbing to induce cell vesicle production, modifications thereof, and uses thereof
KR20210068068A (ko) 2018-09-28 2021-06-08 보이저 테라퓨틱스, 인크. 조작된 프로모터를 갖는 프라탁신 발현 구축물 및 그의 사용 방법
TW202035689A (zh) 2018-10-04 2020-10-01 美商航海家醫療公司 測量病毒載體粒子的效價及強度之方法
SG11202103425YA (en) 2018-10-05 2021-05-28 Voyager Therapeutics Inc Engineered nucleic acid constructs encoding aav production proteins
CN113166781A (zh) 2018-10-15 2021-07-23 沃雅戈治疗公司 在杆状病毒/Sf9系统中大规模生产rAAV的表达载体
SG11202107645RA (en) 2019-01-18 2021-08-30 Voyager Therapeutics Inc Methods and systems for producing aav particles
KR20210130158A (ko) 2019-01-31 2021-10-29 오레곤 헬스 앤드 사이언스 유니버시티 Aav 캡시드의 전사 의존적 유도 진화를 사용하는 방법
GB201901571D0 (en) 2019-02-05 2019-03-27 Oxford Genetics Ltd Inducible AAV sysyem
MX2021010356A (es) 2019-02-26 2022-03-04 Res Inst Nationwide Childrens Hospital SUMINISTRO DE ß-SARCOGLICANO MEDIANTE VECTORES DE VIRUS ADENOASOCIADO Y EL TRATAMIENTO DE LA DISTROFIA MUSCULAR.
WO2020172720A1 (en) 2019-02-28 2020-09-03 Benitec Biopharma Limited Compositions and methods for treating oculopharyngeal muscular dystrophy (opmd)
MX2021011468A (es) 2019-03-21 2021-12-15 Vectores de virus adenoasociados recombinantes.
US20220243225A1 (en) 2019-04-29 2022-08-04 Voyager Therapeutics, Inc. SYSTEMS AND METHODS FOR PRODUCING BACULOVIRAL INFECTED INSECT CELLS (BIICs) IN BIOREACTORS
WO2021003374A2 (en) * 2019-07-03 2021-01-07 Asklepios Biopharmaceutical, Inc. Host systems comprising inhibitors of a gene-editing protein for production of viral vectors
WO2021007473A1 (en) 2019-07-10 2021-01-14 Masonic Medical Research Institute Vgll4 with ucp-1 cis-regulatory element and method of use thereof
US20220290182A1 (en) 2019-08-09 2022-09-15 Voyager Therapeutics, Inc. Cell culture medium for use in producing gene therapy products in bioreactors
PL4017871T3 (pl) 2019-08-21 2024-07-08 Research Institute At Nationwide Children's Hospital Dostarczanie alfa-sarkoglikanu za pomocą wektora wirusa związanego z adenowirusami i leczenie dystrofii mięśniowej
EP4022070A1 (en) 2019-08-26 2022-07-06 Voyager Therapeutics, Inc. Controlled expression of viral proteins
WO2021041953A1 (en) 2019-08-30 2021-03-04 The Regents Of The University Of California Gene fragment overexpression screening methodologies, and uses thereof
WO2021076925A1 (en) 2019-10-17 2021-04-22 Stridebio, Inc. Adeno-associated viral vectors for treatment of niemann-pick disease type c
EP4114958A1 (en) 2020-02-21 2023-01-11 Akouos, Inc. Compositions and methods for treating non-age-associated hearing impairment in a human subject
JP2023522002A (ja) * 2020-04-13 2023-05-26 マサチューセッツ・アイ・アンド・イア・インファーマリー コロナウイルスに対するワクチンの作製方法および使用方法
CN116096377A (zh) * 2020-05-05 2023-05-09 杜克大学 跨物种相容的腺相关病毒组合物及其使用方法
WO2022032153A1 (en) 2020-08-06 2022-02-10 Voyager Therapeutics, Inc. Cell culture medium for use in producing gene therapy products in bioreactors
JP7526360B2 (ja) 2020-08-18 2024-07-31 ザルトリウス ビーアイエー セパレーションズ ディー.オー.オー. マルチモーダル金属アフィニティー処理aavカプシド
SI3957378T1 (sl) 2020-08-18 2023-07-31 Sartorius BIA Separations D.O.O Večmodalna obdelava kapsid aav s kovinsko afiniteto
WO2022038190A1 (en) 2020-08-18 2022-02-24 Bia Separations D.O.O. Metal-affinity extraction of host cell dna
US12104163B2 (en) 2020-08-19 2024-10-01 Sarepta Therapeutics, Inc. Adeno-associated virus vectors for treatment of Rett syndrome
EP4225382A4 (en) 2020-10-07 2025-04-23 AskBio Inc. ADMINISTRATION OF THERAPEUTIC ADENO-ASSOCIATED VIRUS FUKKUTIN-ASSOCIATED PROTEIN (FKRP) FOR THE TREATMENT OF DYSTROGLYCANOPATHY. DISORDERS INCLUDING LIMB GIRDLE 21
EP4228610A1 (en) 2020-10-13 2023-08-23 Kriya Therapeutics, Inc. Viral vector constructs for delivery of nucleic acids encoding cytokines and uses thereof for treating cancer
WO2022164923A1 (en) 2021-01-26 2022-08-04 Kriya Therapeutics, Inc. Vector constructs for delivery of nucleic acids encoding therapeutic anti-tnf antibodies and methods of using the same
JP2024505257A (ja) 2021-02-01 2024-02-05 レジェンクスバイオ インコーポレーテッド 神経セロイドリポフスチン症の遺伝子治療
US20240141378A1 (en) 2021-03-03 2024-05-02 Voyager Therapeutics, Inc. Controlled expression of viral proteins
TW202246516A (zh) 2021-03-03 2022-12-01 美商航海家醫療公司 病毒蛋白之控制表現
US20240141383A1 (en) 2021-03-04 2024-05-02 Kriya Therapeutics, Inc. Viral vector constructs incorporating dna for inhibiting toll like receptors and methods of using the same
EP4219726A1 (en) 2021-10-15 2023-08-02 Research Institute at Nationwide Children's Hospital Self-complementary adeno-associated virus vector and its use in treatment of muscular dystrophy
AU2023205804A1 (en) 2022-01-09 2024-07-25 Kriya Therapeutics, Inc. Vector constructs for delivery of nucleic acids encoding therapeutic anti-igf-1r antibodies and methods of using the same
WO2024054983A1 (en) 2022-09-08 2024-03-14 Voyager Therapeutics, Inc. Controlled expression of viral proteins
WO2024054993A1 (en) 2022-09-09 2024-03-14 Kriya Therapeutics, Inc. Vector constructs for delivery of nucleic acids encoding therapeutic anti-ctla4 antibodies and methods of using the same
WO2024130007A2 (en) 2022-12-16 2024-06-20 Kriya Therapeutics, Inc. Synthetic htert promoters and uses thereof
WO2024199478A1 (en) * 2023-03-31 2024-10-03 Exegenesis Bio Co. Variant aav9 capsid proteins and uses thereof
WO2024227060A1 (en) 2023-04-28 2024-10-31 Kriya Therapeutics, Inc. Chimeric modified ion channels and uses thereof for treatment of trigeminal nerve disorders
WO2024227074A1 (en) 2023-04-28 2024-10-31 Kriya Therapeutics, Inc. Riboswitches for regulating gene expression and therapeutic methods of using the same
WO2024252024A1 (en) 2023-06-09 2024-12-12 Sartorius Bia Separations D.O.O. A method of enhanced separation of full adeno-associated virus (aav) capsids
WO2025014832A1 (en) 2023-07-07 2025-01-16 Kriya Therapeutics, Inc. Periocular delivery of aav vectors for treating ophthalmic pathologies
WO2025015090A1 (en) 2023-07-11 2025-01-16 Kriya Therapeutics, Inc. Vector constructs for delivery of nucleic acids encoding uricase and methods of using the same
WO2025015317A2 (en) 2023-07-13 2025-01-16 Kriya Therapeutics, Inc. Complement pathway inhibitor fusions and methods of using the same
CN118480100B (zh) * 2023-09-20 2025-04-04 广州派真生物技术有限公司 腺相关病毒突变体及其应用
EP4530353A1 (en) 2023-09-28 2025-04-02 Sartorius Xell GmbH Methods, systems, compositions and uses for improved production of viral vectors
WO2025068468A1 (en) 2023-09-28 2025-04-03 Sartorius Xell GmbH Methods, systems, compositions and uses for improved production of viral vectors
WO2025104341A1 (en) 2023-11-16 2025-05-22 Sartorius Bia Separations D.O.O. Enhanced chromatographic separation of components in a mixture by employing decreasing gradient of complexing agent
WO2025188755A1 (en) 2024-03-04 2025-09-12 Kate Therapeutics, Inc. Adeno-associated virus compositions for the treatment of duchenne muscular dystrophy

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1486567A1 (en) * 2003-06-11 2004-12-15 Deutsches Krebsforschungszentrum Stiftung des öffentlichen Rechts Improved adeno-associated virus (AAV) vector for gene therapy

Family Cites Families (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0282177A3 (en) 1987-03-09 1989-01-18 Dionex Corporation Anion exchange resin with an acrylic resin outer layer
US5658785A (en) 1994-06-06 1997-08-19 Children's Hospital, Inc. Adeno-associated virus materials and methods
US7732129B1 (en) 1998-12-01 2010-06-08 Crucell Holland B.V. Method for the production and purification of adenoviral vectors
US6995006B2 (en) * 1997-09-05 2006-02-07 Targeted Genetics Corporation Methods for generating high titer helper-free preparations of released recombinant AAV vectors
US6566118B1 (en) 1997-09-05 2003-05-20 Targeted Genetics Corporation Methods for generating high titer helper-free preparations of released recombinant AAV vectors
EP2325299A3 (en) 1997-09-05 2011-10-05 Targeted Genetics Corporation Methods for generating high titer helper-free preparations of recombinant AAV vectors
CA2304168A1 (en) 1997-09-19 1999-04-01 The Trustees Of The University Of Pennsylvania Methods and cell line useful for production of recombinant adeno-associated viruses
PT1127150E (pt) 1998-11-05 2007-08-22 Univ Pennsylvania ''sequências de ácido nucleico do vírus adeno associado do serotipo 1, vectores e células hospedeiras que as contêm''
US6759237B1 (en) 1998-11-05 2004-07-06 The Trustees Of The University Of Pennsylvania Adeno-associated virus serotype 1 nucleic acid sequences, vectors and host cells containing same
AUPP702198A0 (en) 1998-11-09 1998-12-03 Silverbrook Research Pty Ltd Image creation method and apparatus (ART79)
US6893865B1 (en) 1999-04-28 2005-05-17 Targeted Genetics Corporation Methods, compositions, and cells for encapsidating recombinant vectors in AAV particles
US6593123B1 (en) 2000-08-07 2003-07-15 Avigen, Inc. Large-scale recombinant adeno-associated virus (rAAV) production and purification
US6723551B2 (en) 2001-11-09 2004-04-20 The United States Of America As Represented By The Department Of Health And Human Services Production of adeno-associated virus in insect cells
CA2465868C (en) 2001-11-13 2017-02-28 The Trustees Of The University Of Pennsylvania A method of detecting and/or identifying adeno-associated virus (aav) sequences and isolating novel sequences identified thereby
AU2002360291A1 (en) 2001-12-17 2003-06-30 The Trustees Of The University Of Pennsylvania Adeno-associated virus (aav) serotype 8 sequences
EP3339430A1 (en) 2001-12-17 2018-06-27 The Trustees of The University of Pennsylvania Adeno-associated virus (aav) serotype 9 sequences, vectors containing same, and uses thereof
US7419817B2 (en) 2002-05-17 2008-09-02 The United States Of America As Represented By The Secretary Department Of Health And Human Services, Nih. Scalable purification of AAV2, AAV4 or AAV5 using ion-exchange chromatography
DE602004030327D1 (de) 2003-05-21 2011-01-13 Genzyme Corp Verfahren zur herstellung von präparationen rekombinanter aav-virionen, die weitgehend frei von leeren capsiden sind
US9441244B2 (en) * 2003-06-30 2016-09-13 The Regents Of The University Of California Mutant adeno-associated virus virions and methods of use thereof
CN102174574B (zh) 2003-09-30 2016-08-03 宾夕法尼亚大学托管会 腺伴随病毒(aav)进化支、序列、含有这些序列的载体及它们的应用
CN101203613B (zh) 2005-04-07 2012-12-12 宾夕法尼亚大学托管会 增强腺相关病毒载体功能的方法
KR100743617B1 (ko) 2005-08-25 2007-07-27 주식회사 알에스텍 고광학순도를 갖는 키랄 3-히드록시 피롤리딘 및 그유도체를 제조하는 방법
WO2007120542A2 (en) 2006-03-30 2007-10-25 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Aav capsid library and aav capsid proteins
US9198984B2 (en) 2006-04-28 2015-12-01 The Trustees Of The University Of Pennsylvania Scalable production method for AAV
US20090317417A1 (en) 2006-04-28 2009-12-24 The Trustees Of The University Of Pennsylvania Modified AAV Vectors Having Reduced Capsid Immunogenicity and Use Thereof
KR101010352B1 (ko) 2008-05-30 2011-01-25 삼성중공업 주식회사 전력 제어 장치 및 방법
WO2010148143A1 (en) 2009-06-16 2010-12-23 Genzyme Corporation Improved methods for purification of recombinant aav vectors
CA2833908C (en) 2010-04-23 2021-02-09 University Of Massachusetts Cns targeting aav vectors and methods of use thereof
US8927514B2 (en) 2010-04-30 2015-01-06 City Of Hope Recombinant adeno-associated vectors for targeted treatment
EP3147295B2 (en) 2011-08-24 2023-11-22 The Board of Trustees of the Leland Stanford Junior University New avv capsid proteins for nucleic acid transfer
ES2741502T3 (es) 2013-02-08 2020-02-11 Univ Pennsylvania Cápside de AAV8 modificada para la transferencia génica para terapias de retina
WO2014125647A1 (ja) 2013-02-18 2014-08-21 富士通オプティカルコンポーネンツ株式会社 光受信装置
ES2856090T3 (es) 2014-09-24 2021-09-27 Hope City Variantes de vectores de virus adenoasociados para la edición genómica de alta eficacia y sus métodos
EP3054007A1 (en) 2015-02-09 2016-08-10 Institut National De La Sante Et De La Recherche Medicale (Inserm) Recombinant adeno-associated virus particle purification comprising an immuno-affinity purification step
EA201792500A1 (ru) 2015-05-13 2018-04-30 Дзе Трастиз Оф Дзе Юниверсити Оф Пенсильвания Aav-опосредованная экспрессия антител против гриппа и способы их использования
EP3387117B1 (en) 2015-12-11 2022-11-23 The Trustees Of The University Of Pennsylvania Scalable purification method for aav8
US11015173B2 (en) 2015-12-11 2021-05-25 The Trustees Of The University Of Pennsylvania Scalable purification method for AAV1
ES2918998T3 (es) 2015-12-11 2022-07-21 Univ Pennsylvania Método de purificación escalable para AAVrh10
US11098286B2 (en) 2015-12-11 2021-08-24 The Trustees Of The University Of Pennsylvania Scalable purification method for AAV9

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1486567A1 (en) * 2003-06-11 2004-12-15 Deutsches Krebsforschungszentrum Stiftung des öffentlichen Rechts Improved adeno-associated virus (AAV) vector for gene therapy

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6012029516; Journal of Virological Methods Vol.96, 2001, p.97-105 *
JPN6012029518; J. Virol. Vol.77, No.12, 2003, p.6995-7006 *

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013523175A (ja) * 2010-04-14 2013-06-17 イーエムディー・ミリポア・コーポレーション 高力価、高純度のウイルスストックの作製方法及びその使用方法
JP2015126757A (ja) * 2010-04-14 2015-07-09 イーエムディー・ミリポア・コーポレーションEMD Millipore Corporation 高力価、高純度のウイルスストックの作製方法及びその使用方法
JP2018515096A (ja) * 2015-05-12 2018-06-14 アメリカ合衆国 神経成長因子シグナルペプチド及び副甲状腺ホルモンを含むaav分離株及び融合タンパク質
US11447797B2 (en) 2015-05-12 2022-09-20 The United States Of America,As Represented By The Secretary, Department Of Health And Human Service AAV with unique capsid protein VP1 and methods of using for treatment
JP2023520149A (ja) * 2020-03-16 2023-05-16 ウルトラジェニックス ファーマシューティカル インコーポレイテッド 組換えアデノ随伴ウイルス収量を増強させるための方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN101528916A (zh) 2009-09-09
US20090275107A1 (en) 2009-11-05
US20200385689A1 (en) 2020-12-10
CN101528916B (zh) 2013-09-04
ES2400235T3 (es) 2013-04-08
EP2018421A2 (en) 2009-01-28
US9198984B2 (en) 2015-12-01
WO2007127264A2 (en) 2007-11-08
US20230116968A1 (en) 2023-04-20
JP5268890B2 (ja) 2013-08-21
US20160040137A1 (en) 2016-02-11
WO2007127264A3 (en) 2008-04-17
US10155931B2 (en) 2018-12-18
US20240247237A1 (en) 2024-07-25
US20190055523A1 (en) 2019-02-21
EP2018421B1 (en) 2012-12-19
US11377641B2 (en) 2022-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11377641B2 (en) Scalable production method for AAV
CA2302992C (en) Methods for generating high titer helper-free preparations of recombinant aav vectors
US6566118B1 (en) Methods for generating high titer helper-free preparations of released recombinant AAV vectors
US6989264B2 (en) Methods for generating high titer helper-free preparations of released recombinant AAV vectors
CN104520421A (zh) 用于生产腺伴随病毒的细胞系
CA2342849A1 (en) Methods for generating high titer helper-free preparations of released recombinant aav vectors
AU2003204921B2 (en) Methods for generating high titer helper-free preparations of recombinant AAV vectors
AU6029299A (en) Methods for generating high titer helper-free preparations of released recombinant aav vectors
AU2004203863A1 (en) Methods for generating high titer helper-free preparations of released recombinant AAV vectors
AU2007205720A1 (en) Methods for generating high titer helper-free preparations of recombinant AAV vectors

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120612

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120912

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130307

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20130314

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130409

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130507

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5268890

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250