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JP2010091855A - レーザビーム照射装置 - Google Patents

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JP2010091855A
JP2010091855A JP2008262782A JP2008262782A JP2010091855A JP 2010091855 A JP2010091855 A JP 2010091855A JP 2008262782 A JP2008262782 A JP 2008262782A JP 2008262782 A JP2008262782 A JP 2008262782A JP 2010091855 A JP2010091855 A JP 2010091855A
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laser beam
lens
light emitting
prism
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JP2008262782A
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Hiroyuki Tarumi
浩幸 樽見
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Denso Corp
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Publication date
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Abstract

【課題】光学系を小さく設計しても、レーザビームの大出力化または高分解能化、及び、ビームパターンの歪みの緩和を両立できるレーザビーム照射装置の提供。
【解決手段】発光点22とレンズ10の間にプリズム24を配置する。プリズム24は、自身に対応する発光点22から発光されたレーザビームを、発光点22の配列の内側に向けて屈折させるように構成されている。プリズム24を透過した後にレンズ10に入射したレーザビームは、外側に向けて屈折する。そして、任意の広がり角でレンズ10から出射される。
【選択図】図4

Description

本発明は、レーザビームを対象物に照射する装置に関する。
レーザビームを照射する複数の発光点が一列に配置されて構成されるレーザ・アレイを用いる、走査用レーザビーム照射装置が既に提案されている(特許文献1)。このような光学系によれば、ポリゴンミラーのような駆動系を必要としないので、光学系を小さく設計できるなどの利点がある。
尚、先述した走査用レーザビーム照射装置は、例えば、車両等に搭載されて、前方物体までの距離を測定するために用いられる。
特開2007−214564号公報
先述した技術の課題は、光学系を小さく設計しようとすると、光学系の大出力化もしくは空間についての高分解能化ができないこと、又は球面収差によってビームパターンが歪んでしまうことである。まず、光学系を小さく設計しようとすると、光学系の大出力化または空間についての高分解能化ができないことについて説明する。
ここから図面を用いて説明する。図14は、従来技術によるレーザビーム照射装置300において、焦点距離f、レーザ・アレイ320の各発光点322がなす列の長さの半分Xd、及び、水平方向の検知角度θの関係を表した図および式を示す。焦点距離fは、発光点322から、レーザビームが平行光線として抜ける凸レンズ310の所定位置までの距離である。これらの関係は、図に示すように、
f=Xd/tanθ …〈1〉
という式によって、近似的に表される。
図15は、大出力化や高分解能化をすると、焦点距離fが長くなり、ひいては光学系が大きくなってしまう様子を表した図である。図15(a)は、発光点322が5個、Xd=Xd1、θ=θ1の例である。それに対して、図15(b)は、θ=θ1を維持したまま、発光点322を10個にすることで高分解能化を図った例である。この例では、発光点322の個数を、図15(a)の例に対して二倍にしたため、Xdが図15(a)の場合に対して二倍の2Xd1となっている。従って、図15(b)では、図15(a)に対し、〈1〉式より理解できるように、f値が二倍となり、光学系が大きくなってしまう。
また、図15(c)は、図15(a)の各発光点322の幅を広げることで、大出力化を図った例である。この場合も、図15(b)と同じように、Xdが図15(a)の場合に対して二倍の2Xd1となる。このため、焦点距離fが、図15(a)に対して二倍となり、光学系が大きくなってしまう。
また、図15(d)は、図15(a)に対して、水平方向の検知角度を狭めることで、高分解能化を図った場合である。この場合も、〈1〉式より、図15(a)に対して、焦点距離fが大きくなり、光学系が大きくなってしまう。
ところで、この課題を解決するために、実際のXdに対して見かけ上のXdを小さくする方法が、既に知られている。図16を用いて説明する。この方法は、図16(a)に示すように、レーザ・アレイ320と凸レンズ310との間に、凹レンズ315を配置するものである。こうすることで〈1〉に代入されるXdの値は、実際のXd値よりも短くなると考えられる。なぜなら、図16(b)に示すように、中央に配置された発光点322の位置から、仮想直線と配列直線との交点までの距離が、〈1〉式に代入されるXdの値と見ることができる。そうすれば、〈1〉式が近似的なものであるとしても、凹レンズ315が無いよりは有る方が、Xdの値が小さくなるということは言える。
なお、ここで言う仮想直線とは、凹レンズ315によって屈折したレーザビームの光路を当該レーザビームの進行方向とは逆に延長することで引かれる直線である。また、配列直線とは、各発光点322を近似した直線である。また、仮想直線と配列直線との交点を仮想発光点(特許請求の範囲の仮想発光素子に相当)と呼ぶ。
ところが、先述したように凹レンズを用いると、レンズの近軸から外れた部位を透過したレーザビームは、球面収差によってビームパターンが大きく歪んでしまうという課題が発生する。なお、ビームパターンが凸レンズの透過部位に依存して歪むと、例えば、距離の測定に悪影響を及ぼす。
図17を用いて説明する。図17(a)は、凸レンズ310の透過部位と、ビームパターンの歪みとの関係を示した図である。図に示すように、中央付近の発光点322から発光されたレーザビームは、凸レンズ310の近軸付近を透過するので、球面収差の影響をほとんど受けず、ビームパターンはほとんど歪まない。
なお、レンズの近軸とは、球面収差が小さい領域のことである。
それに対して、端に配置された発光点322から発光されたレーザビームは、凸レンズ310の近軸から外れた部位を透過するので、球面収差の影響を強く受けて、図に示すようにビームパターンが大きく歪んでしまう。
そして、図17(b)は、凹レンズ315を備える構成の場合を示している。図から分かるように、凹レンズ315によってレーザビームが屈折すると、図17(a)で示した場合よりも、さらに端の方を透過することになり、球面収差の影響が大きく現れて、ビームパターンの歪みが更にひどくなってしまう。
つまり、見かけのXdを小さくしようとして凹レンズ315による屈折を大きくすればする程、ビームパターンの歪みがひどくなる、という板挟みに陥ることになる。
本発明は先述した課題を鑑み、光学系を小さく設計しても、レーザビームの大出力化または高分解能化、及び、ビームパターンの歪みの緩和を両立できるレーザビーム照射装置の提供を目的とする。
先述した課題を解決するためになされた請求項1に記載のレーザビーム照射装置は、発光手段と、プリズムと、第一レンズと、第二レンズとを備える。
発光手段は、レーザビームを発光する複数の発光素子が一列に並ぶことで構成されるものである。プリズムは、複数の発光素子から発光されたレーザビームが透過する位置に設けられ、当該レーザビームを屈折させる。
第一レンズは、プリズムを透過したレーザビームが透過する位置に設けられ、当該レーザビームを屈折させる。第二レンズは、第一レンズを透過したレーザビームが透過する位置に設けられ、当該レーザビームを屈折させる。
また、第一レンズは、当該第一レンズによる屈折後のレーザビームの進行方向に基づいて位置が定まる仮想発光素子によってできる列が、発光素子によってできる列よりも短くなるようにレーザビームを屈折させる。
そして、プリズムは、当該プリズムによる屈折が起こらないと仮定した場合に比べて、第二レンズから出て行くときにレーザビームが通る第二レンズの境界面上の位置が第二レンズの近軸に近付くように、レーザビームを屈折させる。
ここで「レーザビームの進行方向」について説明する。レーザビームといえども広がり角を持っているので厳密な直線として捉えることはできず、単純には進行方向を定めることができない。そこで、レーザビームの断面を考える。この断面は、レーザビーム内の任意の点を通るものとする。断面の定め方は、レーザビームの断面積が最小になるようにする。そのときの断面の重心を通り、かつ、断面の法線方向に延びる直線を、レーザビームの進行方向とする。均質な媒質中を進行していれば、どの点を通る断面でも、進行方向は同じになる。
請求項1に記載のレーザビーム照射装置によれば、光学系を小さく設計しても、レーザビームの大出力化または空間についての高分解能化、及び、ビームパターンの歪みの緩和を両立できる。光学系を小さく設計しても、レーザビームの大出力化または空間についての高分解能化できる理由は、仮想発光素子によってできる列の長さ(見かけ上の2Xd)が、実際の発光素子によってできる列の長さ(実際の2Xd)よりも短くなるからである。そして、ビームパターンの歪みが緩和される理由は、第二レンズの近軸近傍をレーザビームが透過するからである。
また、請求項1に記載のレーザビーム照射装置は、請求項2に記載のように構成されてもよい。請求項2に記載のレーザビーム照射装置が備える第一レンズは、仮想直線と配列直線とに接する最小の球の中心が、当該レーザビームを発光した発光素子の発光点の位置と比べて、配列直線上のある点に近くなるように、レーザビームを屈折させる。
そして、配列直線上のある点とは、一列の両端に並んだ発光素子の発光点の位置から配列直線上において等距離の位置にある中点である。
なお、第一レンズ及び第二レンズは、別体に構成されても、一体に構成されても構わない。
また、請求項1に記載のレーザビーム照射装置は、請求項3に記載のように構成されてもよい。請求項3に記載のレーザビーム照射装置が備える第一レンズは、仮想直線と配列直線との交点が、当該レーザビームを発光した発光素子の発光点の位置と比べて、配列直線上のある点に近くなるように、レーザビームを屈折させる。
そして、配列直線上のある点とは、請求項2で説明した中点と同じである。つまり本請求項は、請求項2において仮想直線と配列直線とが交点を持つ場合を記載したものである。
また、請求項4に記載のレーザビーム照射装置が備えるプリズムは、当該プリズムによる屈折が起こらないと仮定した場合に比べて、第一レンズに入射するときにレーザビームが通る第一レンズの境界面上の位置が第一レンズの近軸に近付くように、レーザビームを屈折させる。このレーザビーム照射装置によれば、第一レンズによるビームパターンの歪みを緩和できる。
また、請求項5に記載のレーザビーム照射装置が備える第一レンズ及び第二レンズは、一体のレンズとして構成されている。そして、プリズムを透過したレーザビームは、一体のレンズにおける第一レンズに相当する部位に入射してから、一体のレンズにおける第二レンズに相当する部位から出て行くまで、一体のレンズ内のみを進む。
請求項5に記載のレーザビーム照射装置によれば、一体のレンズにおける第二レンズに相当する部位から出て行くまで一体のレンズ内のみを進むので、第一レンズと第二レンズとの間において、レーザビームの広がり角を小さくすることができる。従って、第二レンズを小さくすることができる。
また、請求項6に記載のレーザビーム照射装置は、第三レンズを備える。この第三レンズは、プリズムを透過したレーザビームが第一レンズに入射する前に透過するように配置される。
そして、第三レンズは、ある平面において、広がり角を小さくするようにレーザビームを屈折させる。ある平面とは、第一レンズによる屈折前後のレーザビームの進行方向を含む平面と直交する平面であって、当該第三レンズによる屈折後のレーザビームの進行方向を含む平面である。
請求項6に記載のレーザビーム照射装置によれば、第二レンズに入射する前において、レーザビームの広がり角を小さくすることができる。なぜなら、第一レンズに入射する前において、レーザビームの広がり角を小さくすることができるからである。従って、第二レンズを小さくすることができる。
また、請求項7に記載のレーザビーム照射装置が備える第一レンズは、ある平面において、広がり角を小さくするようにレーザビームを屈折させる。ある平面とは、第一レンズによる屈折前後のレーザビームの進行方向を含む平面と直交する平面であって、当該第一レンズによる屈折後のレーザビームの進行方向を含む平面である。
請求項7に記載のレーザビーム照射装置によれば、第二レンズに入射する前において、レーザビームの広がり角を小さくすることができる。従って、第二レンズを小さくすることができる。しかも、請求項6とは異なりレンズを増やすわけではないので、各構成要素の配置が簡単にできる。
また、請求項8に記載のレーザビーム照射装置が備える第二レンズは、広がり角を小さくするようにレーザビームを屈折させる。このレーザビーム照射装置によれば、対象物に照射する前において、レーザビームの広がり角を小さくすることができる。
また、請求項9に記載のレーザビーム照射装置が備えるプリズムは、発光素子の列の長さ方向における両端に遮光部を備える。このレーザビーム照射装置によれば、光学系を小さく出来る。
もともとビーム強度は、左右方向にガウス分布している。ガウス分布端部のビーム強度の弱い部分は、システム上の寄与が小さく、また広がり角が大きいため光学系が大きくなるデメリットがある。
そこで本請求項のように遮光部を備えれば、レーザビームの強度分布を理想的なものに近付けることができるため、外乱光の発生を抑えながら光学系を小さくすることができる。
[構成]
以下、図面と共に説明する。図1は、本発明が適用されたレーザビーム照射装置1の構成図である。図1(a)は側面図、図1(b)は上面図である。側面図は、水平方向から見た図であり、紙面における上下方向が鉛直方向に一致する。一方、上面図は、鉛直方向に見下ろした図であり、紙面が水平面に相当する。また、上面図において、紙面における上下方向を左右方向と定義する。
そして、レーザビーム照射装置1は、レンズ10と照射ユニット20とから構成される。このうち、レンズ10は、第一レンズ部11と、連結部15と、第二レンズ部12とから構成される。
照射ユニット20は、図1(b)の下方の拡大図に示されるように、レーザ・アレイ21と、13個のプリズム24とを備える。そして、レーザ・アレイ21は、13個の発光点22を備える。各発光点22は、左右方向に伸びる直線である配列直線上に位置して、等間隔に配列している。また、各発光点22が発光するレーザビームの光路は、互いに平行であり、水平面上を配列直線との直交方向に進む。
また、プリズム24は、各発光点22から発光されるレーザビームが透過する位置に、そして、配列直線に平行に配列されている。また、端に配置されたプリズム24程、プリズム頂角が大きくなっている。また、中心よりも右に配置された発光点に対応するプリズム24は、頂角が右を向くように配置されている。また「右」を「左」に読み替えても同じである。このような頂角が、本実施例の効果を得るための必要条件である。
一方、第一レンズ部11は、図1(a)に示すように側面から見ると凸形状をしている。それに対して、図1(b)示すように上面から見ると凹形状をしている。この様子を斜視図で表したのが、図2である。図2に示すように、第一レンズ部11は、鞍橋の居木(乗馬に使う鞍の一部)のような形状をしている。つまり、第一レンズ部11は、凸面の曲率と凹面の曲率とが直交する、いわゆるトロイダルレンズである。
図1に戻る。第二レンズ部12は、側面から見ても上面から見ても凸レンズである。ただし、第二レンズ部12は、側面から見たときの曲率と上面から見た曲率とが異なる、いわゆるトロイダルレンズである。
また、第一レンズ部11及び第二レンズ部12は、一体のレンズとして作られている。なお、第一レンズ部11と第二レンズ部12との間の部分を連結部15と呼ぶ。そして、第一レンズ部11及び第二レンズ部12の光軸は一致している。
そして、中央に配置された発光点22から発光されたレーザビームが第一レンズ部11及び第二レンズ部12の光軸上に進むように、レンズ10は照射ユニット20に対して配置されている。従って、各発光点22から発光されるレーザビームは、第一レンズ部11及び第二レンズ部12の光軸と平行に進むことになる。
図3は、レーザビーム照射装置1の構成を模式的に表した斜視図である。レンズ10は、簡略化された形状で表されている。また、各発光点22としてのレーザ・アレイと各プリズム24とは、一枚のSi基板26の上に設けられ、照射ユニット20を形成している。そして、図3に示すように、各発光点22から発光されたレーザビームは、プリズム24及びレンズ10の作用によって、それぞれ異なる向きに屈折する。次から、その作用を説明する。
[作用]
図4は、レーザビーム照射装置1から発光するレーザビームの光路を表した図である。図4(a)は側面図、図4(b)は上面図である。ただし、最も端に配置された発光点22のうちの一方から発光されたレーザビームだけが図示されている。また、ここで示されたレーザビームは、先述した進行方向を近似した直線ではなく、レーザビームの広がり範囲が示されている。
まず、左右方向について述べる。図4(b)示すように、プリズム24は、自身に対応する発光点22から発光されたレーザビームを、発光点22の配列の内側に向けて屈折させる。言い換えると、各プリズム24は、仮想直線a(図示なし)と配列直線(破線で図示)との交点Aが、自身に対応する発光点22の位置と比べて、中央に配置された発光点22から遠くなるように、レーザビームを屈折させる。
なお、仮想直線aとは、プリズム24によって屈折したレーザビームの光路を進行方向とは逆に延長することで引かれる直線である。また、配列直線とは、[発明が解決しようとする課題]と同じように、各発光点22を結んだ直線である。
また、別の見方から言うと、各プリズム24は、自身による屈折が起こらないと仮定した場合に比べて、第一レンズ部11に入射する位置が第一レンズ部11の近軸に近付くように、レーザビームを屈折させる。
このように屈折することで、第二レンズ部12から出て行くときにレーザビームが通る第二レンズ部12の境界面上の位置が第二レンズの近軸に近付くことになる。
そして、プリズム24によって屈折したレーザビームは、第一レンズ部11からレンズ10に入射するときに屈折する。屈折する方向は、仮想直線b(点線で図示)と配列直線との交点(仮想発光点)が、このレーザビームを発光した発光点22の位置と比べて、発光点22によってできる列の中央(中央に配置された発光点22)に近付く方向である。つまり、プリズム24による屈折の方向と逆である。
なお、仮想直線bとは、第一レンズ部11によって屈折したレーザビームの光路を進行方向とは逆に延長することで引かれる直線である。
要するに、第一レンズ部11は、[発明が解決しようとする課題]で説明した見かけ上のXdを短くすることを目的として、仮想発光点の位置を内側にずらすためのものである。
そして、レーザビームは、連結部15中を進んだ後、第二レンズ部12の作用によって設定された広がり角になるように屈折し、第二レンズ部12の近軸近傍からレンズ10の外に出て行く。
一方、鉛直方向について述べる。図4(a)の側面図に示すように、プリズム24は、側面から見ると長方形であり、自身に対応する発光点22から発光されたレーザビームをほとんど屈折させることなく透過させる。そして、第一レンズ部11及び第二レンズ部12の作用によって、設定された広がり角になるように屈折し、レンズ10から出て行く。
なお、どの発光点22から発光されたレーザビームについても、以上の説明と同様な屈折が起こるように、プリズム24及び第一レンズ部11は設計されている。
[効果]
作用で説明したように、第一レンズ部11によって見かけのXd小さくする効果を得ながら、第二レンズ部12の近軸近傍を通って、レンズ10から出て行くことになる。
詳述すると、第一レンズ部11によって見かけのXdが小さくなるのは、図16で説明した従来技術と同じである。本実施例では、第一レンズ部11に入射する前にプリズム24で予め屈折させることで、第二レンズ部12の近軸近傍を透過させることができる。つまり、第一レンズ部11による屈折後に起こる問題を、第一レンズ部11による屈折前のプリズム24による屈折によって解決した点に、本実施例の特徴がある。
従って、実際のXd値を大きく、かつ、焦点距離fを小さく設計しても、ビームパターンの歪みを緩和できる。つまり、光学系を小さく設計しても、レーザビームの大出力化または高分解能化、及び、ビームパターンの歪みの緩和を両立できる。
また、図4(a)・(b)で説明したように、第一レンズ部11及び連結部15によって、レーザビームの広がり角が小さくなる。従って、レンズ10のレンズ口径、つまり光軸と直交する方向のレンズの体格を小さくできるので、光学系を小さく設計できる。
[実証]
先述した作用効果を光線追跡ソフトによる数値計算によって実証したので説明する。図5は、数値計算に用いたモデル100を模式的に表した斜視図である。モデル100は、レンズ110と、照射ユニット120とから構成される。モデル100は、先述したレーザビーム照射装置1を想定したものであるので、以下のように境界条件を設定した。
図5(a)に示すように、走査角度が±3°になるように、レンズ110と照射ユニット120が備えるプリズム(図示なし)とから構成される光学系が設定されるものとする。
そして、各発光点122から発光されたレーザビームは、レンズ110を透過してから10000mm進んだ位置において、高さ200mm、幅85mmに収まるように光学系が設定されるものとする。
また、図5(b)に示すように、照射ユニット120が備える各発光点122の幅は0.1mm、各発光点122の間隔は、等間隔の0.15mmに設定する。また、図5(c)に示すように、発光点122は13個とする。そして、各発光点122から発光されたレーザビームがレンズ110を透過した後において、進行角度が0.5°刻みで変化するように、光学系が設定されるものとする。
従って、最も外に配置された発光点122が、3°方向または−3°方向に進むレーザビームを、中央に配置された発光点122が、0°方向に進むレーザビームを発光することになる。なお、図示されていないプリズムは、照射ユニット20と同じように、各発光点122に一つずつ設けられている。
図6は、発光点122から発光されたレーザビームの広がり角を示した図である。図6(a)は上面図、図6(b)は側面図である。図に示すように、鉛直方向は±35°、左右方向は±6°に設定する。
図7(a)はモデル100の側面図、図7(b)はモデル100の上面図を表す。図に示されるように、レンズ110は、主レンズ113とシリンドリカルレンズ116とから構成される。主レンズ113とシリンドリカルレンズ116とによる光学系は、レーザビーム照射装置1のレンズ10による光学系と同じ作用をする。つまり、レンズ10単体による機能を、主レンズ113とシリンドリカルレンズ116とに分担させている。具体的には、第一レンズ部11の機能を分担している。
さらに具体的には、プリズムを透過したレーザビームがシリンドリカルレンズ116を透過するように、シリンドリカルレンズ116は配置されている。そして、シリンドリカルレンズ116は、図に示すように、側面から見ると凸レンズをしているのに対して、上面から見ると長方形をしている。つまり、鉛直方向には広がり角を小さくする作用をするのに対して、左右方向の光路にはほとんど影響しない。
そして、シリンドリカルレンズ116を透過したレーザビームが主レンズ113に入射するように、主レンズ113は配置されている。そして、主レンズ113のレーザビームが入射する面は、図に示すように、側面から見ると直線であるのに対して、上面から見ると凹形状をしている。このような形状によれば、レンズ10と同じ作用をすることができる。なお、主レンズ113及びシリンドリカルレンズ116の屈折率nは、PMMA(polymethylmethacrylate)相当の1.492に設定する。
また、第二レンズ部12に相当する部分は、第二レンズ部12と同じようにトロイダル形状に構成されている。また、主レンズ113の鉛直方向の高さは12mm、左右方向の幅は8mmに設定する。また、レンズ距離を0.19mmに設定する。このレンズ距離とは、シリンドリカルレンズ116のレーザビームが出て行く面から、主レンズ113のレーザビームが入射する面の最も凹んだ位置までの距離である。
以上に述べた境界条件下で、光学系長さX及び主レンズ長さYが最短になるように光学系の各値(各レンズの曲率など)を設定したときの、X及びYの値を求めるのが、この数値計算の目的である。なお、光学系長さXは、シリンドリカルレンズ116のレーザビームが入射面から、主レンズ113のレーザビームが出て行く面までの距離である。また、主レンズ長さYは、主レンズ113の凹面形状が最も凹んだ位置から、レーザビームが出て行く面までの距離である。
先述したモデル100の結果を述べる前に、比較対象として説明する、従来技術に相当するモデル200の説明をする。図8は、モデル200を表した図である。図8(a)は側面図、図8(b)は上面図である。モデル200は、レンズ210と照射ユニット220とから構成される。照射ユニット220は、照射ユニット120に対して、プリズムを備えない構成になっている。
また、レンズ210は、図に示すように、レーザビームが入射する面は、平面になっていると共に、出て行く面は凸の曲率によるトロイダル形状に構成されている。モデル200においては、光学系長さとして、レンズ210の長さZが最短になったときの、その値を求めることを目的とする。なお、他の境界条件は、モデル100と同じとする。
図9(a)はモデル100、図9(b)はモデル200による数値計算の結果を表す図である。図9(b)に示すように、モデル200の場合、Z=25mmである。また、0°方向のビームパターンはほとんど歪んでいないものの、3°方向のビームパターンは大きく歪んでいる。それに比べてモデル100の場合は、図9(a)に示すように、X=18mm、Y=15mmとモデル200に比べて短い。さらに、ビームパターンも0°方向、3°方向共にほとんど歪んでいない。
図10は、光学系長さXと発光点の幅との関係を示したグラフである。先述したモデル100・200それぞれについて、光学系の長さが最短になった条件を用いて、発光点122の発光点の幅およびピッチを変化させたときに、Xがどのように変化するかを調べた結果である。なお、発光点122のピッチも、発光点の幅の広がり幅と同じだけ広げる。
結果は、グラフに示すように、両者とも直線で近似することができる。そして、どのような発光点の幅でも、本発明が適用されたモデル100の方がXを小さく設計できることが、グラフから読み取れる。
図11は、光学系長さXとレンズ距離との関係を示したグラフである。モデル100においては、レンズ距離=0.19mmに設定されていた。それを変数としたときに、Xがどのように変化するのかを調べた結果である。なお、発光点の幅を変化させたときと同じように、光学系の長さが最短になった条件を用いる。
結果は、グラフに示すように、10mmまでは単調に短くなるのに対して、10mmを越えるとほとんど変化が無くなる。そして、レンズ距離=0.19mmのときに比べてレンズ距離=10mmのときは、Xが最大4mmくらい短くなる。
図12は、光学系長さXとレンズ距離との関係が、屈折率nによってどのように変わるかを示したグラフである。モデル100においてはn=1.492に設定されていた。そこで、ガラス相当のn=1.58に設定したものを計算し、両者を比較した。なお、発光点の幅を変化させたときと同じように、光学系の長さが最短になった条件を用いる。結果は、レンズ距離に関わらず、n=1.58の方がn=1.492に比べて、Xが2mmくらい短くなる。
以上に説明した実証によって、従来技術に対する本実施例の優位さが明らかになった。
なお、照射ユニット20の製造方法は、既知の方法(例えば特開2004−271756参照)を用いればよい。特開2004−271756では小さいレンズをSi基板の上に作っている。そのレンズを、モデル100を用いて求めた形状のプリズムに置き換えればよい。その後、Si基板上に発光点22(レーザ・ダイオード)を配列させれば、照射ユニット20が完成する。
[変形例]
図13は、照射ユニット20の変形例としての照射ユニット220を表した図である。図13(a)は全体図、図13(b)は一つのプリズム224周辺の拡大図である。照射ユニット220は、発光点(図示せず)、プリズム224、及びSi基板226から構成される。図13(b)に示すように、プリズム224が、底面に加えて側面でもSi基板に接触するようになっている。この構造は、もともとは、先述した製造方法の過程におけるレンズやプリズムの変形を抑えるために作られるものである。
しかし、照射ユニット220では、ガウス分布端部のビーム強度の弱い部分のレーザビームを遮断する目的で用いるために、この構造を設計する。こうすることで、レーザビームの強度分布を理想的なものに近付けることができるため、外乱光の発生を抑えながら光学系を小さくすることができるという効果が得られる。
他の変形例を述べる。レーザビーム照射装置1においては、レンズ10として、第一レンズ部11と第二レンズ部12とを一体に構成した。しかし、第一レンズ部11と第二レンズ部12とを分けて構成してもよい。但し、レーザビームが、第一レンズ部11を出てから第二レンズ部12に入射するまでに屈折率が低い空気中などを進むと広がり角が大きいままなので、光学系が大きくなりがちである。
また、実施例で説明したレーザビーム照射装置1においては、第一レンズ部11を、凸面の曲率と凹面の曲率とが直交するレンズとして構成した。それを、モデル100のように、シリンドリカルレンズを用いるなどして二つのレンズに分けてもよい。この方が、各レンズの構成が簡単になる。しかし、そのシリンドリカルレンズのアライメント調整が必要になるという欠点もある。逆に言えば、レーザビーム照射装置1のように一体に構成すれば、アライメント調整が要らないので、特に量産に向く。
また、発光点22は、厳密に配列直線上に配置されなくても、概ね直線で近似できるような配置であればよい。この場合、配列直線は、各発光点22を近似した直線で定義される。このように近似直線を用いる場合は、一般的に、仮想直線a・bと配列直線とは交点を持たない。その場合は、両者に接する最小の球を、交点の替わりとする。
また、プリズムは、必ずしも発光点22に対して一つずつ設けなくてもよい。例えば、二個の発光点22に対して一個のプリズムを設けてもよい。
[その他]
以上に述べたレーザビーム照射装置1は、必要なスペックを保ちつつ小型化できる利点を活かして、車両やロボットなどの移動体に搭載されて用いられるとよい。
レーザビーム照射装置の概略構成を示す図。 第一レンズ部の斜視図。 レーザビーム照射装置の斜視図。 レーザビーム照射装置によるレーザビームの光路を模式的に表した図。 本発明が適用された数値計算モデルを模式的に表した斜視図。 レーザビームが広がる角度を示した図。 本発明が適用された光学系の数値計算モデルを表した図。 従来技術による光学系の数値計算モデルを表した図。 数値計算の結果を示す図。 光学系長さと発光点の幅との関係を示したグラフ。 光学系長さとレンズ距離との関係を示したグラフ。 光学系長さとレンズ距離との関係が、屈折率によってどのように変わるかを示したグラフ。 変形例の照射ユニットを表した図。 焦点距離、レーザ・アレイの並び方向の長さ、及び、水平方向の検知角度の関係を示した図および式。 焦点距離、レーザ・アレイの並び方向の長さ、及び、水平方向の検知角度の関係を示した図および式。 凹レンズによる好影響を示した図。 凹レンズによる悪影響を示した図。
符号の説明
1、300…レーザビーム照射装置、10、110、210…レンズ、11…第一レンズ部、12…第二レンズ部、15…連結部、20、120、220…照射ユニット、21、320…レーザ・アレイ、22、122、322…発光点、24、224…プリズム、26、226…Si基板、100、200…モデル、113…主レンズ、116…シリンドリカルレンズ、310…凸レンズ、315…凹レンズ

Claims (9)

  1. レーザビームを発光する複数の発光素子が一列に並んだ発光手段と、
    前記複数の発光素子から発光されたレーザビームが透過する位置に設けられ、当該レーザビームを屈折させるプリズムと、
    前記プリズムを透過したレーザビームが透過する位置に設けられ、当該レーザビームを屈折させる第一レンズと、
    前記第一レンズを透過したレーザビームが透過する位置に設けられ、当該レーザビームを屈折させる第二レンズとを備え、
    前記第一レンズは、当該第一レンズによる屈折後のレーザビームの進行方向に基づいて位置が定まる仮想発光素子によってできる列が、前記発光素子によってできる列よりも短くなるようにレーザビームを屈折させ、
    前記プリズムは、当該プリズムによる屈折が起こらないと仮定した場合に比べて、前記第二レンズから出て行くときにレーザビームが通る前記第二レンズの境界面上の位置が前記第二レンズの近軸に近付くように、レーザビームを屈折させる
    ことを特徴とするレーザビーム照射装置。
  2. 前記第一レンズは、当該第一レンズによって屈折したレーザビームの光路を当該レーザビームの進行方向とは逆に延長することで引かれる仮想直線と前記複数の発光素子の発光点を近似した配列直線とに接する最小の球の中心が、当該レーザビームを発光した前記発光素子の発光点の位置と比べて、前記一列の両端に並んだ前記発光素子の発光点の位置から前記配列直線上において等距離の位置にある中点に近くなるように、レーザビームを屈折させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のレーザビーム照射装置。
  3. 前記第一レンズは、当該第一レンズによって屈折したレーザビームの光路を当該レーザビームの進行方向とは逆に延長することで引かれる仮想直線と前記複数の発光素子の発光点を近似した配列直線との交点が、当該レーザビームを発光した前記発光素子の発光点の位置と比べて、前記一列の両端に並んだ前記発光素子の発光点の位置から前記配列直線上において等距離の位置にある中点に近くなるように、レーザビームを屈折させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のレーザビーム照射装置。
  4. 前記プリズムは、当該プリズムによる屈折が起こらないと仮定した場合に比べて、前記第一レンズに入射するときにレーザビームが通る前記第一レンズの境界面上の位置が前記第一レンズの近軸に近付くように、レーザビームを屈折させる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載のレーザビーム照射装置。
  5. 前記第一レンズ及び前記第二レンズは、一体のレンズとして構成されており、
    前記プリズムを透過したレーザビームは、前記一体のレンズにおける前記第一レンズに相当する部位に入射してから、前記一体のレンズにおける前記第二レンズに相当する部位から出て行くまで、前記一体のレンズ内のみを進む
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載のレーザビーム照射装置。
  6. 前記プリズムを透過したレーザビームが前記第一レンズに入射する前に透過するように配置された第三レンズを備え、
    前記第三レンズは、前記第一レンズによる屈折前後のレーザビームの進行方向を含む平面と直交する平面であって、当該第三レンズによる屈折後のレーザビームの進行方向を含む平面においては、広がり角を小さくするようにレーザビームを屈折させる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載のレーザビーム照射装置。
  7. 前記第一レンズは、当該第一レンズによる屈折前後のレーザビームの進行方向を含む平面と直交する平面であって、当該第一レンズによる屈折後のレーザビームの進行方向を含む平面においては、広がり角を小さくするようにレーザビームを屈折させる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載のレーザビーム照射装置。
  8. 前記第二レンズは、広がり角を小さくするようにレーザビームを屈折させる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7の何れかに記載のレーザビーム照射装置。
  9. 前記プリズムは、前記発光素子の列の長さ方向における両端に遮光部を備える
    ことを特徴とする請求項1〜請求項8の何れかに記載のレーザビーム照射装置。
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