JP2010124770A - サイトケラチン19mRNAの測定方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 サイトケラチン19 mRNA中の一部と相同的な配列を有する第一のプライマー、相補的な配列を有する第二のプライマー(第一または第二のプライマーのいずれか一方はその5’末端にプロモーター配列が付加されている)からなるオリゴヌクレオチドの組み合わせを用い、逆転写酵素により、プロモーター配列を含む2本鎖DNAを生成し、該2本鎖DNAを鋳型としてRNAポリメラーゼによりRNA転写産物を生成し、該RNA転写産物が引き続き前記逆転写酵素によるDNA合成の鋳型となって前記2本鎖DNAを生成する工程からなるRNA増幅工程において、増幅されたRNA産物量を、増幅されたRNAと相補的2本鎖を形成するとシグナル特性が変化するように設計されたオリゴヌクレオチドプローブで経時的に測定することで前記課題を解決する。
【選択図】 図1
Description
(a)抽出したRNAから逆転写酵素によりcDNAを合成する工程、および、
(b)当該cDNAをPCRで増幅し検出する工程、
と二段階の工程(場合によってはさらに検出工程を別個に実施する必要がある)が必要であるため、操作の煩雑性や二次汚染の危険性が示唆される。また、前記二段階の工程を実施するのに通常2時間以上が必要であり、複数の工程の実施による再現性不良、多数検体処理や検査コストの低減の点で問題があった。反応時間短縮のため、前記二段階の工程を同時に行なうOneSTEP RT−PCR法も開発されているが、各工程を別個に行なうRT−PCR法に比べて検出感度の低下や非特異的な増幅産物が産生されやすいことなどが指摘されている。さらに、PCR法による増幅は2本鎖DNAを増幅するため、混入する染色体DNAも増幅する可能性が懸念されるため、厳密にmRNA発現を解析するためにはDNaseなどによる消化を行ない染色体DNAを完全に除く必要があった。このため、操作の更なる煩雑化や再現性不良を招いていた。さらに、PCR法は急激に反応温度を昇降させる必要があり、自動化の際の反応装置の省力化や低コスト化のための障壁となっていた。
(1)当該特定塩基配列の3’末端側に相補的なDNAプライマーとRNA依存性DNAポリメラーゼ(逆転写酵素)を用い、RNAを鋳型として特定配列と相補的なDNAを生成し、
(2)(1)の逆転写反応によって生じるRNA−DNA2本鎖に対して、リボヌクレアーゼH活性を有する酵素を作用させてRNAを分解して、1本鎖DNAを生成させ、
(3)(2)で生成した1本鎖DNAの3’末端に相補的で、かつ、それ自身がその5’末端にRNAポリメラーゼのプロモーター配列を有するDNAプライマーと、DNA依存性DNAポリメラーゼを用い、前記プロモーター配列を含む2本鎖DNAを合成し、
(4)(3)で生成した2本鎖DNAにRNAポリメラーゼを作用させて転写産物(特定塩基配列のRNA)を生成させる方法である。
そして、(4)で生成したRNA転写産物は特定塩基配列に由来するRNAであるため、前記(1)の反応における鋳型となり、前記(1)の反応で用いるDNAプライマーと結合し、(1)から(4)の反応が進行することでRNA増幅の連鎖反応が起きる。
前記測定方法が、CK19 mRNA内の特定塩基配列の一部と相同的な配列を有する第一のプライマー、および特定塩基配列の一部と相補的な配列を有する第二のプライマー(ここで第一または第二のプライマーのいずれか一方はその5’末端にRNAポリメラーゼのプロモーター配列が付加されたプライマーである)を用いた、
(1)RNAを鋳型とする、RNA依存性DNAポリメラーゼ活性を有する酵素による特定塩基配列に相補的なcDNAを合成する工程、
(2)リボヌクレアーゼH(RNase H)活性を有する酵素によるRNA−DNA2本鎖のRNAを分解する工程(1本鎖DNAの生成)、
(3)1本鎖DNAを鋳型とする、DNA依存性DNAポリメラーゼ活性を有する酵素による、特定塩基配列、あるいは特定塩基配列に相補的な配列のRNAを転写可能なプロモーター配列を有する2本鎖DNAを生成する工程、
(4)RNAポリメラーゼ活性を有する酵素による前記2本鎖DNAを鋳型とするRNA転写産物を生成する工程、
(5)該RNA転写産物が、前記(1)の反応におけるcDNA合成の鋳型となることで、連鎖的にRNA転写産物を生成する工程、
(6)前記RNA転写産物量を測定する工程、
からなる測定方法であり、かつ、前記第一および第二のプライマーが、以下のいずれかであることを特徴とする、前記測定方法である:
(i)前記第一のプライマーが配列番号1で示された塩基配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチドであり、前記第二のプライマーが配列番号5で示された塩基配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチド、
(ii)前記第一のプライマーが配列番号2で示された塩基配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチドであり、前記第二のプライマーが配列番号6で示された塩基配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチド、
(iii)前記第一のプライマーが配列番号3で示された塩基配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチドであり、前記第二のプライマーが配列番号7で示された塩基配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチド、
(iv)前記第一のプライマーが配列番号4で示された塩基配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチドであり、前記第二のプライマーが配列番号8で示された塩基配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチド。
(i)前記第一のプライマーが配列番号19から22で示されたいずれかの塩基配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチドであり、前記第二のプライマーが配列番号29から32で示されたいずれかの塩基配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチド、
(ii)前記第一のプライマーが配列番号23あるいは24で示された塩基配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチドであり、前記第二のプライマーが配列番号33あるいは34で示された塩基配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチド、
(iii)前記第一のプライマーが配列番号25あるいは26で示された塩基配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチドであり、前記第二のプライマーが配列番号35あるいは36で示された塩基配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチド、
(iv)前記第一のプライマーが配列番号27あるいは28で示された塩基配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチドであり、前記第二のプライマーが配列番号37あるいは38で示された塩基配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチド。
(i)前記特定塩基配列中の、第一のプライマーとの相同領域の5’末端部位と重複した領域、および当該部位から5’側に隣接する領域に対し相補的な配列を有する、切断用オリゴヌクレオチド、
および、
(ii)リボヌクレアーゼH(RNase H)活性を有する酵素、
を用いて、前記特定塩基配列の5’末端部位で前記RNAを切断する工程を行なうことを特徴とする、測定方法である。
(i)第一のプライマーがCK19 mRNAの一部と相同的な配列番号1に記載の配列に対して相同的な配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチドであり、第二のプライマーがCK19 mRNAの一部と相補的な配列番号5に記載の配列に対して相同的な配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチド、
(ii)第一のプライマーがCK19 mRNAの一部と相同的な配列番号2に記載の配列に対して相同的な配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチドであり、第二のプライマーがCK19 mRNAの一部と相補的な配列番号6に記載の配列に対して相同的な配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチド、
(iii)第一のプライマーがCK19 mRNAの一部と相同的な配列番号3に記載の配列に対して相同的な配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチドであり、第二のプライマーがCK19 mRNAの一部と相補的な配列番号7に記載の配列に対して相同的な配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチド、
または、
(iv)第一のプライマーがCK19 mRNAの一部と相同的な配列番号4に記載の配列に対して相同的な配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチドであり、第二のプライマーがCK19 mRNAの一部と相補的な配列番号8に記載の配列に対して相同的な配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチド、
である。
(i)第一のプライマーがCK19 mRNAの一部に相同的な配列番号19から22に記載のいずれかの配列に対して相同的な配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチドであり、第二のプライマーがCK19 mRNAの一部に相補的な配列番号29から32に記載のいずれかの配列に対して相同的な配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチド、
(ii)第一のプライマーがCK19 mRNAの一部に相同的な配列番号23あるいは24に記載の配列に対して相同的な配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチドであり、第二のプライマーがCK19 mRNAの一部に相補的な配列番号33あるいは34に記載の配列に対して相同的な配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチド、
(iii)第一のプライマーがCK19 mRNAの一部に相同的な配列番号25あるいは26に記載の配列に対して相同的な配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチドであり、第二のプライマーがCK19 mRNAの一部に相補的な配列番号35あるいは36に記載の配列に対して相同的な配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチド、
または、
(iv)第一のプライマーがCK19 mRNAの一部に相同的な配列番号27あるいは28に記載の配列に対して相同的な配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチドであり、第二のプライマーがCK19 mRNAの一部に相補的な配列番号37あるいは38に記載の配列に対して相同的な配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチド、
である。
(i)第一のプライマーが配列番号19から22に記載の配列より選ばれる一種のオリゴヌクレオチドであり、第二のプライマーが配列番号29から32に記載の配列より選ばれる一種のオリゴヌクレオチド、
(ii)第一のプライマーが配列番号23あるいは24に記載の配列より選ばれる一種のオリゴヌクレオチドであり、第二のプライマーが配列番号33あるいは34に記載の配列より選ばれる一種のオリゴヌクレオチド、
(iii)第一のプライマーが配列番号25あるいは26に記載の配列より選ばれる一種のオリゴヌクレオチドであり、第二のプライマーが配列番号35あるいは36に記載の配列より選ばれる一種のオリゴヌクレオチド、
(iv)第一のプライマーが配列番号27あるいは28に記載の配列より選ばれる一種のオリゴヌクレオチドであり、第二のプライマーが配列番号37あるいは38に記載の配列より選ばれる一種のオリゴヌクレオチド、
があげられる。
(i)切断用オリゴヌクレオチドが配列番号9から12に記載のいずれかの配列に対して相同的な配列からなるオリゴヌクレオチド、第一のプライマーが配列番号1に記載の配列に対して相同的な配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチド(なお、第一のプライマーはその5’末端にプロモーター配列を有し、かつ特定核酸配列中の当該プライマーとの相同領域の5’末端部位は配列番号9から12に記載の配列の相補領域と重複する)、第二のプライマーが配列番号5に記載の配列に対して相同的な配列中の少なくとも連続した15塩基のオリゴヌクレオチド、インターカレーター性蛍光色素標識オリゴヌクレオチドプローブが配列番号39から41に記載のいずれかの配列に対して相同的な配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチドを含むプローブ、
(ii)切断用オリゴヌクレオチドが配列番号13あるいは14に記載の配列に対して相同的な配列からなるオリゴヌクレオチド、第一のプライマーが配列番号2に記載の配列に対して相同的な配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチド(なお、第一のプライマーはその5’末端にプロモーター配列を有し、かつ特定核酸配列中の当該プライマーとの相同領域の5’末端部位は配列番号13あるいは14に記載の配列の相補領域と重複する)、第二のプライマーが配列番号6に記載の配列に対して相同的な配列中の少なくとも連続した15塩基のオリゴヌクレオチド、インターカレーター性蛍光色素標識オリゴヌクレオチドプローブが配列番号42あるいは43に記載の配列に対して相同的な配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチドを含むプローブ、
(iii)切断用オリゴヌクレオチドが配列番号15あるいは16に記載の配列に対して相同的な配列からなるオリゴヌクレオチド、第一のプライマーが配列番号3に記載の配列に対して相同的な配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチド(なお、第一のプライマーはその5’末端にプロモーター配列を有し、かつ特定核酸配列中の当該プライマーとの相同領域の5’末端部位は配列番号15あるいは16の配列の相補領域と重複する)、第二のプライマーが配列番号7に記載の配列に対して相同的な配列中の少なくとも連続した15塩基のオリゴヌクレオチド、インターカレーター性蛍光色素標識オリゴヌクレオチドプローブが配列番号44あるいは45に記載の配列に対して相同的な配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチドを含むプローブ、
(iv)切断用オリゴヌクレオチドが配列番号17あるいは18に記載の配列に対して相同的な配列からなるオリゴヌクレオチド、第一のプライマーが配列番号4に記載の配列に対して相同的な配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチド(なお、第一のプライマーはその5’末端にプロモーター配列を有し、かつ特定核酸配列中の当該プライマーとの相同領域の5’末端部位は配列番号17あるいは18の配列の相補領域と重複する)、第二のプライマーが配列番号8に記載の配列に対して相同的な配列中の少なくとも連続した15塩基のオリゴヌクレオチド、インターカレーター性蛍光色素標識オリゴヌクレオチドプローブが配列番号46に記載の配列に対して相同的な配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチドを含むプローブ、
があげられる。なお、(i)において、インターカレーター性蛍光色素標識オリゴヌクレオチドプローブの相補配列と、第一のプライマーの相同配列および第二のプライマーの相補配列とは重複しないように設計する必要がある。
(i)切断用オリゴヌクレオチドが配列番号9に記載の配列からなるオリゴヌクレオチドであり、第一のプライマーが配列番号19に記載の配列からなるオリゴヌクレオチド(なお、第一のプライマーはその5’末端にプロモーター配列を有する)であり、第二のプライマーが配列番号29あるいは30に記載の配列より選ばれる一種のオリゴヌクレオチドであり、インターカレーター性蛍光色素標識オリゴヌクレオチドプローブが配列番号39あるいは40に記載の配列より選ばれる一種のオリゴヌクレオチド、
(ii)切断用オリゴヌクレオチドが配列番号9に記載の配列からなるオリゴヌクレオチドであり、第一のプライマーが配列番号19に記載の配列からなるオリゴヌクレオチド(なお、第一のプライマーはその5’末端にプロモーター配列を有する)であり、第二のプライマーが配列番号31あるいは32に記載の配列より選ばれる一種のオリゴヌクレオチドであり、インターカレーター性蛍光色素標識オリゴヌクレオチドプローブが配列番号39から41に記載の配列より選ばれる一種のオリゴヌクレオチド、
(iii)切断用オリゴヌクレオチドが配列番号10に記載の配列からなるオリゴヌクレオチドであり、第一のプライマーが配列番号20に記載の配列からなるオリゴヌクレオチド(なお、第一のプライマーはその5’末端にプロモーター配列を有する)であり、第二のプライマーが配列番号29あるいは30に記載の配列より選ばれる一種のオリゴヌクレオチドであり、インターカレーター性蛍光色素標識オリゴヌクレオチドプローブが配列番号39あるいは40に記載の配列より選ばれる一種のオリゴヌクレオチド、
(iv)切断用オリゴヌクレオチドが配列番号10に記載の配列からなるオリゴヌクレオチドであり、第一のプライマーが配列番号20に記載の配列からなるオリゴヌクレオチド(なお、第一のプライマーはその5’末端にプロモーター配列を有する)であり、第二のプライマーが配列番号31あるいは32に記載の配列より選ばれる一種のオリゴヌクレオチドであり、インターカレーター性蛍光色素標識オリゴヌクレオチドプローブが配列番号39から41に記載の配列より選ばれる一種のオリゴヌクレオチド、
(v)切断用オリゴヌクレオチドが配列番号11に記載の配列からなるオリゴヌクレオチドであり、第一のプライマーが配列番号21に記載の配列からなるオリゴヌクレオチド(なお、第一のプライマーはその5’末端にプロモーター配列を有する)であり、第二のプライマーが配列番号29あるいは30に記載の配列より選ばれる一種のオリゴヌクレオチドであり、インターカレーター性蛍光色素標識オリゴヌクレオチドプローブが配列番号40に記載の配列からなるオリゴヌクレオチド、
(vi)切断用オリゴヌクレオチドが配列番号11に記載の配列からなるオリゴヌクレオチドであり、第一のプライマーが配列番号21に記載の配列からなるオリゴヌクレオチド(なお、第一のプライマーはその5’末端にプロモーター配列を有する)であり、第二のプライマーが配列番号31あるいは32に記載の配列より選ばれる一種のオリゴヌクレオチドであり、インターカレーター性蛍光色素標識オリゴヌクレオチドプローブが配列番号40あるいは41に記載の配列より選ばれる一種のオリゴヌクレオチド、
(vii)切断用オリゴヌクレオチドが配列番号12に記載の配列からなるオリゴヌクレオチドであり、第一のプライマーが配列番号22に記載の配列からなるオリゴヌクレオチド(なお、第一のプライマーはその5’末端にプロモーター配列を有する)であり、第二のプライマーが配列番号29あるいは30に記載の配列より選ばれる一種のオリゴヌクレオチドであり、インターカレーター性蛍光色素標識オリゴヌクレオチドプローブが配列番号40に記載の配列からなるオリゴヌクレオチド、
(viii)切断用オリゴヌクレオチドが配列番号12に記載の配列からなるオリゴヌクレオチドであり、第一のプライマーが配列番号22に記載の配列からなるオリゴヌクレオチド(なお、第一のプライマーはその5’末端にプロモーター配列を有する)であり、第二のプライマーが配列番号31あるいは32に記載の配列より選ばれる一種のオリゴヌクレオチドであり、インターカレーター性蛍光色素標識オリゴヌクレオチドプローブが配列番号40あるいは41に記載の配列より選ばれる一種のオリゴヌクレオチド、
(ix)切断用オリゴヌクレオチドが配列番号13に記載の配列からなるオリゴヌクレオチドであり、第一のプライマーが配列番号23に記載の配列からなるオリゴヌクレオチド(なお、第一のプライマーはその5’末端にプロモーター配列を有する)であり、第二のプライマーが配列番号33あるいは34に記載の配列より選ばれる一種のオリゴヌクレオチドであり、インターカレーター性蛍光色素標識オリゴヌクレオチドプローブが配列番号42あるいは43に記載の配列より選ばれる一種のオリゴヌクレオチド、
(x)切断用オリゴヌクレオチドが配列番号14に記載の配列からなるオリゴヌクレオチドであり、第一のプライマーが配列番号24に記載の配列からなるオリゴヌクレオチド(なお、第一のプライマーはその5’末端にプロモーター配列を有する)であり、第二のプライマーが配列番号33あるいは34に記載の配列より選ばれる一種のオリゴヌクレオチドであり、インターカレーター性蛍光色素標識オリゴヌクレオチドプローブが配列番号42あるいは43に記載の配列より選ばれる一種のオリゴヌクレオチド、
(xi)切断用オリゴヌクレオチドが配列番号15に記載の配列からなるオリゴヌクレオチドであり、第一のプライマーが配列番号25に記載の配列からなるオリゴヌクレオチド(なお、第一のプライマーはその5’末端にプロモーター配列を有する)であり、第二のプライマーが配列番号35あるいは36に記載の配列より選ばれる一種のオリゴヌクレオチドであり、インターカレーター性蛍光色素標識オリゴヌクレオチドプローブが配列番号44あるいは45に記載の配列より選ばれる一種のオリゴヌクレオチド、
(xii)切断用オリゴヌクレオチドが配列番号16に記載の配列からなるオリゴヌクレオチドであり、第一のプライマーが配列番号26に記載の配列からなるオリゴヌクレオチド(なお、第一のプライマーはその5’末端にプロモーター配列を有する)であり、第二のプライマーが配列番号35あるいは36に記載の配列より選ばれる一種のオリゴヌクレオチドであり、インターカレーター性蛍光色素標識オリゴヌクレオチドプローブが配列番号44あるいは45に記載の配列より選ばれる一種のオリゴヌクレオチド、
(xiii)切断用オリゴヌクレオチドが配列番号17に記載の配列からなるオリゴヌクレオチドであり、第一のプライマーが配列番号27に記載の配列からなるオリゴヌクレオチド(なお、第一のプライマーはその5’末端にプロモーター配列を有する)であり、第二のプライマーが配列番号37あるいは38に記載の配列より選ばれる一種のオリゴヌクレオチドであり、インターカレーター性蛍光色素標識オリゴヌクレオチドプローブが配列番号46に記載の配列からなるオリゴヌクレオチド、
(xiv)切断用オリゴヌクレオチドが配列番号18に記載の配列からなるオリゴヌクレオチドであり、第一のプライマーが配列番号28に記載の配列からなるオリゴヌクレオチド(なお、第一のプライマーはその5’末端にプロモーター配列を有する)であり、第二のプライマーが配列番号37あるいは38に記載の配列より選ばれる一種のオリゴヌクレオチドであり、インターカレーター性蛍光色素標識オリゴヌクレオチドプローブが配列番号46に記載の配列からなるオリゴヌクレオチド、
があげられる。
後述の実施例で使用したCK19 RNA(以降、標準RNAと表記)は(1)から(2)に示す方法で行なった。
(1)GenBankに登録されているCK19の塩基配列(GenBank Accession No.NM_002276、1490塩基)のうち、160から1353番目の塩基(1194塩基)の2本鎖DNAをクローニングした。
(2)(1)で調製した2本鎖DNAを鋳型として、インビトロ転写を実施した。引き続きDNase I処理によりその2本鎖DNAを完全消化した後、RNAを精製して調製した。当該RNAは、260nmにおける吸光度を測定して定量した。
インターカレーター性蛍光色素で標識されたオリゴヌクレオチドプローブを作製した。配列番号39に記載の配列の5’末端から9番目のT、配列番号40に記載の配列の5’末端から12番目のT、配列番号41に記載の配列の5’末端から13番目のA、配列番号42に記載の配列の5’末端から13番目のC、配列番号43に記載の配列の5’末端から7番目のT、配列番号44に記載の配列の5’末端から11番目のG、配列番号45に記載の配列の5’末端から10番目のC、配列番号46に記載の配列の5’末端から9番目のGの位置にLabel−ON Reagents(Clontech社製)を用いてアミノ基を導入し、さらに3’末端をビオチンで修飾した。前記アミノ基にインターカレーター性蛍光色素であるオキサゾールイエローを標識し、オキサゾールイエロー標識オリゴヌクレオチドプローブ(配列番号39から46)を調製した(非特許文献12参照)。
表1に示す組み合わせのうち[1]から[28]に示す、切断用オリゴヌクレオチド、第一のプライマー、第二のプライマー、インターカレーター性蛍光色素標識オリゴヌクレオチドプローブ(以降INAFプローブと表記)を用いて、(1)から(4)に示す方法で、標準RNAの測定を行なった。なお表1のうち、配列番号19から22は配列番号1の部分配列、配列番号23および24は配列番号2の部分配列、配列番号25および26は配列番号3の部分配列、配列番号27および28は配列番号4の部分配列、配列番号29から32は配列番号5の部分配列、配列番号33および34は配列番号6の部分配列、配列番号35および36は配列番号7の部分配列、配列番号37および38は配列番号8の部分配列である。
(2)以下の組成の反応液20.0μLを0.5mL容PCR用チューブ(Individual PCR tube with dome cap、SSI製)に分注し、これに前記RNA試料5μLを添加した。
60.0mM Tris−塩酸緩衝液(pH8.6)
18.0mM 塩化マグネシウム
100mM 塩化カリウム
1.0mM DTT
各0.25mM dATP,dCTP,dGTP,dTTP
各3.0mM ATP、CTP、UTP、GTP
3.6mM ITP
1.0μM 第一のプライマー(当該プライマーには、各配列番号記載の塩基配列の5’末端にT7プロモーター配列(配列番号47)が付加されている。)
1.0μM 第二のプライマー
0.16μM 切断用オリゴヌクレオチド(当該オリゴヌクレオチドの3’末端の
水酸基はアミノ化されている。)
20.0nM INAFプローブ
6.0U リボヌクレアーゼ インヒビター(タカラバイオ社製)
13.0% DMSO
容量調整用蒸留水
(3)上記の反応液を、43℃で5分間保温後、以下の組成で、予め43℃で2分間保温した酵素液5.0μLを添加した。
2.0% ソルビトール
6.4U AMV逆転写酵素(ライフサイエンス社製)
142U T7 RNAポリメラーゼ(インビトロジェン社製)
3.6μg 牛血清アルブミン(タカラバイオ社製)
容量調整用蒸留水
(4)引き続きPCRチューブを直接測定可能な温調機能付き蛍光分光光度計を用い、43℃で反応させると同時に反応溶液の蛍光強度(励起波長470nm、蛍光波長510nm)を経時的に30分間測定した。
(i)第一のプライマーが配列番号1の部分配列からなり、第二のプライマーが配列番号5の部分配列からなる組み合わせ(組み合わせ[1]から[8])、
(ii)第一のプライマーが配列番号2の部分配列からなり、第二のプライマーが配列番号6の部分配列からなる組み合わせ(組み合わせ[9]から[16])、
(iii)第一のプライマーが配列番号3の部分配列からなり、第二のプライマーが配列番号7の部分配列からなる組み合わせ(組み合わせ[17]から[24])、
および、
(iv)第一のプライマーが配列番号4の部分配列からなり、第二のプライマーが配列番号8の部分配列からなる組み合わせ(組み合わせ[25]から[28])、
いずれも103コピー/5μLの標準RNAを20分以内に検出した。なお、コントロール試験区(標準RNAの代わりにRNA希釈液を反応液に添加して測定)では、反応開始から30分後においても蛍光強度比1.2を超えることはなかった。
当該結果より、
(i)第一のプライマーが配列番号1に示された塩基配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチドであり、第二のプライマーが配列番号5に示された塩基配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチドである組み合わせ、
(ii)第一のプライマーが配列番号2に示された塩基配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチドであり、第二のプライマーが配列番号6に示された塩基配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチドである組み合わせ、
(iii)第一のプライマーが配列番号3に示された塩基配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチドであり、第二のプライマーが配列番号7に示された塩基配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチドである組み合わせ、
または、
(iv)第一のプライマーが配列番号4に示された塩基配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチドであり、第二のプライマーが配列番号8に示された塩基配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチドである組み合わせ、
のいずれかを用いてRNA増幅反応を行なうことにより、従来技術で最も汎用されるRT−PCR法によるCK19 mRNAの検出方法(通常2時間以上)と比較してCK19 RNAを迅速に検出することが示された。
本発明のオリゴヌクレオチドの組み合わせを用いて、実施例3よりも低濃度の標準RNAを測定した。
オリゴヌクレオチドの組み合わせ、およびRNA試料を下記内容に変更した他は、実施例3と同様の方法で実施した。
表1に示す組み合わせのうち、組み合わせ[5]から[8]、[10]、
[12]、[14]、[16]、[20]から[22]、[24]、[27]から
[30]を使用。
実施例1で調製した標準RNAを、実施例3(1)で使用のRNA希釈液を用い、
50コピー/5μL、102コピー/5μL、および103コピー/5μLに希釈
したものを使用。
酵素添加時の時刻を0分として、反応液の蛍光強度比(所定時刻の蛍光強度値÷バックグラウンドの蛍光強度値)が1.2を超えた場合を陽性判定とし、そのときの時間を検出時間とした結果を表3に示す。
本発明のオリゴヌクレオチドの組み合わせを用いたCK19 RNAの増幅検出系における、他のサイトケラチンRNAに対する交差反応性について検討した。
(1−1)GenBankに登録されているCK18の塩基配列(GenBank Accession No.NM_000224、1485塩基)のうち110から1434番目の塩基(1325塩基)、およびGenBankに登録されているCK20の塩基配列(GenBank Accession No.NM_019010、1817塩基)のうち、40から1710番目の塩基(1671塩基)の2本鎖DNAをクローニングした。
(1−2)(1−1)で調製した2本鎖DNAを鋳型として、インビトロ転写を実施した。引き続きDNase I処理によりその2本鎖DNAを完全消化した後、RNAを精製して調製した。当該RNAは、260nmにおける吸光度を測定して定量した。
(1−3)(1−2)で調製した標準RNAをRNA希釈液(10mM Tris−HCl緩衝液(pH8.0)、0.1mM EDTA、0.5U/μL リボヌクレアーゼインヒビター、5.0mM DTT)を用い、1010コピー/5μLになるように希釈した。
オリゴヌクレオチドの組み合わせ、およびRNA試料を下記内容に変更した他は、実施例3と同様の方法で実施した。
表1に示す組み合わせのうち、組み合わせ[8]、[10]、[21]、[28]
を使用。
組み合わせ[8]は、第一のプライマーが配列番号1の部分配列からなり、第二の
プライマーが配列番号5の部分配列からなる組み合わせ、
組み合わせ[10]は、第一のプライマーが配列番号2の部分配列からなり、第二
のプライマーが配列番号6の部分配列からなる組み合わせ、
組み合わせ[21]は、第一のプライマーが配列番号3の部分配列からなり、第二
のプライマーが配列番号7の部分配列からなる組み合わせ、
組み合わせ[28]は、第一のプライマーが配列番号4の部分配列からなり、第二
のプライマーが配列番号8の部分配列からなる組み合わせ、
にそれぞれ相当。
RNA試料のうち、CK19は実施例3で使用した試料、CK18およびCK20
は本実施例の(1)で調製した試料を使用。
酵素添加時の時刻を0分として、反応液の蛍光強度比(所定時刻の蛍光強度値÷バックグラウンドの蛍光強度値)が1.2を超えた場合を陽性判定とし、そのときの時間を検出時間とした結果を表4に示す。なお、表4においてN.D.とは酵素を添加して30分後の蛍光強度比が1.2未満(陰性判定)であった試料を意味する。
本発明のオリゴヌクレオチドの組み合わせを用いて、様々な濃度の標準RNAを測定し、検出時間と初期標準RNAとの関係を確認した。
オリゴヌクレオチドの組み合わせ、RNA試料を下記内容に変更した他は、実施例3と同様の方法で測定した。
表1に示す組み合わせのうち、[8]、[10]、および[30]を使用。
実施例1で調製した標準RNAを、実施例3(1)で使用のRNA希釈液を用い、
102コピー/5μL、103コピー/5μL、104コピー/5μL、および
105コピー/5μLに希釈したものを使用。
酵素添加時の時刻を0分として、反応液の蛍光強度比(所定時刻の蛍光強度値÷バックグランドの蛍光強度値)が1.2を超えた場合を陽性判定とし、そのときの時間を検出時間とした結果を表5に、表5の結果を基に検量線を作成した結果を図1に示す。また、102コピー/5μLのRNA試料を測定したときの反応開始後20分後における蛍光強度比も合わせて表5に記載した。
本発明のオリゴヌクレオチドの組み合わせを用いて、ヒトの肺腺癌由来の培養細胞抽出物中のCK19 mRNAの定量を行なった。
ヒト肺腺癌由来培養細胞(PC−3)は、Health Science Research Resources Bank(HSRRB)より入手した(HSRRB No.JCRB0077)。
PC−3細胞の培養は、HSRRBのホームページ(http://cellbank.nibio.go.jp/celldata/jcrb0077.htm)に記載の培地、培養条件に従い培養した。
健常人の血液(全血)を採取し、Ficoll−Paque PLUS(GEヘルスケアバイオサイエンス社製)を用いて、付属のマニュアルに従いリンパ球の単離を行なった。
培養したPC−3細胞は、細胞数を計測し、5cells、50cells、5×102cells、5×103cellsになるように調製し、前記細胞のみ、あるいは前記細胞を5×106Cellsのリンパ球と混合した試料を作製し、RNeasy Mini Kit(QIAGEN社製)にて、キット付属のマニュアルに従い、RNAの抽出を行なった。なお、RNA抽出試料の量は50μLである。
オリゴヌクレオチドの組み合わせ、RNA試料を下記内容に変更した他は、実施例3を同様の方法で測定した。
表1に示す組み合わせのうち、組み合わせ[10]を使用。
本実施例の(4)に記載のRNA抽出試料を、実施例3(1)記載のRNA希釈液
を用いて10倍希釈後、そのうちの5μLを使用。
酵素添加時の時刻を0分として、反応液の蛍光強度比(所定時刻の蛍光強度値÷バックグランドの蛍光強度値)が1.2を超えた場合を陽性判定とし、そのときの時間を検出時間とした結果を表6(PC−3細胞からのRNA抽出試料)および7(PC−3細胞とリンパ球との混合物からのRNA抽出試料)に、また表6および7の検出時間と、実施例6で得られた検量線(図1(b))を基に各RNA試料中に含まれるCK19 RNA量を計算した結果を表8(PC−3細胞からのRNA抽出試料)および9(PC−3細胞とリンパ球との混合物からのRNA抽出試料)に示す。
実施例7で得られた核酸増幅反応後の試料に含まれる2本鎖DNAの塩基配列解析を実施した。塩基配列解析の結果、全ての試料において、使用したオリゴヌクレオチドの組み合わせによってCK19 mRNAの増幅が起きたときに相当する塩基配列を確認した。
Claims (9)
- 試料中のサイトケラチン19(以降CK19と表記)mRNAの測定方法において、
前記測定方法が、CK19 mRNA内の特定塩基配列の一部と相同的な配列を有する第一のプライマー、および特定塩基配列の一部と相補的な配列を有する第二のプライマー(ここで第一または第二のプライマーのいずれか一方はその5’末端にRNAポリメラーゼのプロモーター配列が付加されたプライマーである)を用いた、
(1)RNAを鋳型とする、RNA依存性DNAポリメラーゼ活性を有する酵素による特定塩基配列に相補的なcDNAを合成する工程、
(2)リボヌクレアーゼH(RNase H)活性を有する酵素によるRNA−DNA2本鎖のRNAを分解する工程(1本鎖DNAの生成)、
(3)1本鎖DNAを鋳型とする、DNA依存性DNAポリメラーゼ活性を有する酵素による、特定塩基配列、あるいは特定塩基配列に相補的な配列のRNAを転写可能なプロモーター配列を有する2本鎖DNAを生成する工程、
(4)RNAポリメラーゼ活性を有する酵素による前記2本鎖DNAを鋳型とするRNA転写産物を生成する工程、
(5)該RNA転写産物が、前記(1)の反応におけるcDNA合成の鋳型となることで、連鎖的にRNA転写産物を生成する工程、
(6)前記RNA転写産物量を測定する工程、
からなる測定方法であり、かつ、前記第一および第二のプライマーが、以下のいずれかであることを特徴とする、前記測定方法:
(i)前記第一のプライマーが配列番号1で示された塩基配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチドであり、前記第二のプライマーが配列番号5で示された塩基配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチド、
(ii)前記第一のプライマーが配列番号2で示された塩基配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチドであり、前記第二のプライマーが配列番号6で示された塩基配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチド、
(iii)前記第一のプライマーが配列番号3で示された塩基配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチドであり、前記第二のプライマーが配列番号7で示された塩基配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチド、
(iv)前記第一のプライマーが配列番号4で示された塩基配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチドであり、前記第二のプライマーが配列番号8で示された塩基配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチド。 - 請求項1に記載のCK19 mRNAの測定方法において、前記第一および第二のプライマーが、以下のいずれかであることを特徴とする、前記測定方法:
(i)前記第一のプライマーが配列番号19から22で示されたいずれかの塩基配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチドであり、前記第二のプライマーが配列番号29から32で示されたいずれかの塩基配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチド、
(ii)前記第一のプライマーが配列番号23あるいは24で示された塩基配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチドであり、前記第二のプライマーが配列番号33あるいは34で示された塩基配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチド、
(iii)前記第一のプライマーが配列番号25あるいは26で示された塩基配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチドであり、前記第二のプライマーが配列番号35あるいは36で示された塩基配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチド、
(iv)前記第一のプライマーが配列番号27あるいは28で示された塩基配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチドであり、前記第二のプライマーが配列番号37あるいは38で示された塩基配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチド。 - 請求項1あるいは2に記載のCK19 mRNAの測定方法において、前記(6)の工程(RNA転写産物量を測定する工程)が、標的RNAと相補的な2本鎖を形成すると蛍光特性が変化するように設計された蛍光色素標識オリゴヌクレオチドプローブ共存下で前記蛍光特性の変化を測定することによってなされることを特徴とする、測定方法。
- 前記蛍光色素標識オリゴヌクレオチドプローブが、インターカレーター性蛍光色素をリンカーを介して結合させたインターカレーター性蛍光色素標識オリゴヌクレオチドプローブであることを特徴とする、請求項3に記載の測定方法。
- 前記インターカレーター性蛍光色素標識オリゴヌクレオチドプローブが配列番号39から46に示されるいずれかの塩基配列中、あるいは当該相補配列中の少なくとも連続した15塩基からなるオリゴヌクレオチドを含むことを特徴とする、請求項4に記載の測定方法。
- 請求項1から5に記載のCK19 mRNAの測定方法において、前記(1)の工程(RNAを鋳型とする、RNA依存性DNAポリメラーゼ活性を有する酵素によって特定塩基配列に相補的なcDNAを合成する工程)の前に、CK19 mRNA中の特定塩基配列を鋳型とし、
(i)前記特定塩基配列中の、第一のプライマーとの相同領域の5’末端部位と重複した領域、および当該部位から5’側に隣接する領域に対し相補的な配列を有する、切断用オリゴヌクレオチド、
および、
(ii)リボヌクレアーゼH(RNase H)活性を有する酵素、
を用いて、前記特定塩基配列の5’末端部位で前記RNAを切断する工程を行なうことを特徴とする、測定方法。 - 前記切断用オリゴヌクレオチドが配列番号9から18で示されたいずれかの塩基配列からなるオリゴヌクレオチドであることを特徴とする、請求項6に記載の測定方法。
- CK19 mRNAを特異的に増幅または検出するためのオリゴヌクレオチドであって、配列番号1から8、または配列番号39から46に示されたいずれかの塩基配列中または当該相補配列中の、少なくとも連続する15塩基からなるオリゴヌクレオチドを含むことを特徴とする、前記オリゴヌクレオチド。
- 請求項8に記載のオリゴヌクレオチドを少なくとも一つ含むことを特徴とする、CK19 mRNAの測定試薬。
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